◆−スレイヤーズサイドストーリー外伝 第1章第1話−水島飛鳥 (2003/2/8 09:25:02) No.24682 ┗Re:スレイヤーズサイドストーリー外伝 第1章第1話−おや (2003/3/4 16:58:10) NEW No.25004
24682 | スレイヤーズサイドストーリー外伝 第1章第1話 | 水島飛鳥 E-mail | 2003/2/8 09:25:02 |
飛:えと・・・これを目にした方に、まずはご忠告を。 リ:この話は、スレイヤーズサイドストーリー外伝 プロローグの続きです。 ティ:まあ、プロローグを読んでなくとも、大丈夫なように 書いてはいるけど・・・ 月:こいつの事なので、本当に大丈夫かは分からないので、 読んでないのなら、プロローグにも、目を通した方がいいかと思われます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ スレイヤーズサイドストーリー外伝 第1章第1話 ゼフィールシティ魔道士協会は、はっきり言って、とても大きい。 かつてあったというサイラーグの魔道士協会本部・・・ それに匹敵するんじゃないかと思う。 ちなみに私は、魔道士教会の中に入った事は無い(と思う)。 さすがに気後れして、入り口の前で立ち尽くしていると・・・ いきなり、後ろから背中をたたかれた。 「よっ!トゥイーリアじゃねえか!何立ち尽くしてんだ?」 いっておくが、私はトゥイーリアなどという名前ではない。 「おい、何黙ってんだよ・・・・・・って・・・え!?」 どうも彼は、私をトゥイーリアとかいう人だと、人間違いをしていたらしい。 私の目の前にいる、彼・・・22,3歳ぐらいの、長身の男。 短く切った茶色に髪に、髪より少し深い色の目・・・ ハンサム・・・といっても良い部類に入るのではないかと思う。 彼は、頭をぽりぽり掻きながら、私に対し、なおも言葉を連ねてきた。 「す、すみません・・・そ、その・・・俺の知り合いと似て・・・ というか・・・その、白い髪なんて、滅多にいないもんで、 てっきり、トゥイーリアだとばかり・・・」 なるほど。確かに白い髪など、そうはいないだろう。 つまりトゥイーリアとやらも白子で、後姿を見て、私を その人間だと、思い込みをしたらしい。 「いいですよ、別に。アルビノなんて、怱々いませんから・・・ あなたが私をその、トゥイーリアさんだと思い込んでしまったのも、 しょうがない事だと思います。」 「え、いや〜そうですか?そういってもらえると、こちらとしても・・・・・・ あ、俺は、ウェイルスっていいます。ウェイでいいですよ。」 こちらがイライラしている事など気にせず、彼・・・ウェイルスとやらは、 なおも言葉を連ねる。 いや、これは、私が迷惑だと感じている事に、気が付いていないのかもしれない。 「あ、よろしかったら、あなたのお名前も聞かせてもらえませんか? あなたは魔道士には見えないし、今日此処にいるって事は、やっぱ、 集中講座の受講希望者なんでしょ?」 「・・・・・・・・・名前はリーシェ。 確かに私も集中講座を・・・」 「いや〜、リーシェちゃんか、やっぱかわいい名前だね〜。 ちなみに年は?14,5歳ってとこかな? 何で魔法を覚えたいって思ったの?彼氏とかいる?」 矢継ぎ早に繰り出される質問。私が口を挟む隙を見出せないでいると、 彼は、更に質問を繰り出す。因みにこいつはいつの間にか、 私の手を握っていたりなんぞする。力が強くって痛い。 「親御さんとかはどうしたの?お姉さんとかいる?どこの出身? 俺、閃光のウェイルスっていって、結構名前売れてんだけど、知らない?」 うっとうしい(怒)。私が、手を振り払って抗議しようと思ったそのとき。 ガッコ〜〜〜ン!! ものすごい音がした。ウェイルスが私のほうに、倒れてくる。 私には、受け止める事など到底できず・・・ ずっしゃあぁぁ!!! 力いっぱい、後ろにひっくり返ってしまった。 しかも上には、ウェイルスが乗っている。重いし痛い。 声が出ないんで、抗議も出来ない。 「ちょっと!ウェイ!何その子の上に倒れてんのよ!」 その声と同時に、私の上にいたウェイルスがどく。 「けほけほ」 ・・・って・・・あぁ・・・此処の所、あまりにも信じられない事が多すぎる・・・ 私が見たのは1人の女性。20歳前後だろう。 目の上に髪こそかかっていないが、私と同じような髪型。 白髪赤目の白子。おそらくは彼女がトゥイーリアだろう。 見た目華奢な、彼女が、右手1本でウェイルスの首根っこをつかみ、 ぐぃと持ち上げていたのだ。 因みにさっきの音は、彼女がウェイルスに投げた、大剣(鞘付き)の音だったらしい。 横に転がって落ちている。 「大丈夫?ウェイに何か、妙な事されなかった? あ!大変!こぶが出来てるわ!」 さっき倒れたときのものである。だが・・・頭を割って、血を流している ウェイルスのほうが重症だと思うのだけど・・・ 「いえ、大丈夫です。あの・・・あなたがトゥイーリアさんですか?」 「え?そうだけど・・・なんで私の名前を知ってるの? ウェイがわざわざ話すとは、思えないんだけど・・・?」 「いえ、その・・・ウェイさんが、後姿を見て、私をあなたと勘違いしたらしくって・・・」 こうまで哀れだと、少しは同情もしようというものである。 「え?あら・・・そうなの?私はてっきり、この馬鹿が、 あなたにちょっかい出してるとばかり・・・」 この際、事実はいわないでおいてやろう。 トゥイーリアさんが、かなりの美女なので、すっかり機嫌のよくなっている私。 「あなたも、講座の受講希望者?」 「はい。あ、私はリーシェといいます。」 「そう、じゃあそろそろ急がないと、書類受付が終わるわよ?」 「私は推薦者枠ですので・・・時間は大丈夫なんです。」 「そう、でも、一応急いだ方がいいわよ。後でまた会いましょうね。」 そういってトゥイーリアさんは、ずるずるウェイさんを引きずりながら、 試験会場のほうへと消えていく。 さて、私も書類の提出にいきますか。 † † † 「え?魔法教室ですか・・・?書類受付なら、既に終了していますよ・・・」 面倒くさそうなのを、隠しもせずに、聞くからにかったるい声で 応対してくる女職員。因みに回りも、うざったいという表情を隠そうともしない。 ぶつぶつと、声に出している奴までいる。聞こえてないと思っているようだが。 「はい、そうです♪まあ、見るだけでも♪」 そんなものは無視して、書類入りの封筒を差し出す。 「たく・・・只でさえまだ、特別推薦枠も来て・・・・・・」 ぶつぶついいながら封筒をあけ、書類を見たところで硬直する。 私がその、特別推薦枠だなどということは、考えもしなかったらしい。 「あ、は、はい!リーシェ=M=インバース様ですね! リナ=インバース様が、お待ちです!」 リーシェ=M=インバースというのは・・・早い話が偽名である。 申し込みの際、ルナさんが、自分の所の遠縁の子という事にしたらしい。 リナ=インバースというのは、話に出た、ルナさんの妹のことだろう。 しかし・・・インバースは分かるけど・・・Mっていったい・・・? 〉 それは、あなたの本名からとったものです(はあと) しかし・・・当分あきそうには無いわね・・・ 「何をみておる?小娘。」 む、この悪意に満ちた単語は・・・ 「何しにきたわけ?くそガキ。」 「・・・仕事。この間の件の、催促に来た。」 「あ、あれならさっき一純に渡したから・・・入れ違いだったみたいね。」 「・・・・・・そうか・・・ならばよい・・・ だが、くれぐれも今度からは遅れぬ様にして欲しいのだが・・・」 「そんなことより♪月夜、これ、一緒に見ない? 一人で見ても、つまんないし。本当はリフィと一緒に見れれば、 それが1番なんだけど・・・」 「?それに何が映っておるというのだ?」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 飛:という訳で(?)ようやく出ました。サイドの本編! リ:本編・・・・・・ 月:「サイドストーリー」の、「外伝」の、本編? ティ:サイドストーリー本編や、番外編や、サイドじゃない話は? 飛:あははははははは。 誰かにたくさんリクエストされたりしたら書くという方向で・・・ (まるでかお様のL様漫遊記本編・・・) ティ:で、今回はじめて、謎の誰かの正体が、 私だって分かった訳なんだけど・・・ リ:あれ・・・・・・ティア様だったんですか・・・・・・ 月:我も出ておるが・・・出ない筈だったのではなかったのか? 我にしろ、そこの小娘にしろ。 飛:予定は未定。書こうとは思ってなかった部分も書くことにしたんです。 本編に繋げ易くするため(でも本編書くかは謎) 出番増えて、怒らないでください(強気) 今私にちょっかい出すと、かお様へのレスが、かけません。 ティ:あ、そっか・・・しょうがない・・・少し我慢するか・・・ 月:少しという事は、結局行なうつもりなのか・・・ |
25004 | Re:スレイヤーズサイドストーリー外伝 第1章第1話 | おや | 2003/3/4 16:58:10 |
記事番号24682へのコメント むうっ、こんなとこにも生息していたかっ! あたしが言えた義理じゃないんですけどねー。 つかHNいっぱい持ってるあたしのほうがなんかアレだし。 たまに覗くんで頑張れ〜! |