-こんな日もある-小野瀬 ちー(4/26-15:17)No.2470
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 ┣Re:こんな日もある-松原ぼたん(4/26-17:09)No.2477
 ┃┗ありがとうです☆-小野瀬 ちー(4/29-03:09)No.2526
 ┗新婚生活二日めの朝〜神官さまは何をみたのか〜-小野瀬 ちー(4/28-23:34)No.2520
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2470こんな日もある小野瀬 ちー E-mail 4/26-15:17

私のめざすゼラスさまは白でも黒でもない。灰色ゼラスさま。
 ゼラスとゼロスの関係はー・・手のかかる親と手のかかる子供(爆笑)
 口から砂ところか、砂糖を吐き出してしまうような、甘い話です
 こってりあまあまの、砂糖漬けの二人が・・・わたしの理想なのです・・・



「おっかえりなっさーい♪」
 今回の仕事も無事に済んで良かったと、胸を撫で下ろして
戻ってきたゼロスは、突然として現れた上司を見て、撫で下ろしたばかりの胸

再び張り詰めさせた。
「疲れたでしょー?」
 きゃぴきゃぴきゃぴした雰囲気でゼロスの元に駆け寄ったゼラスの姿は、
どうひいき目にみても、若奥様の出で立ちをしていた。
 レースのたくさんついたふりふりの少女趣味の白いエプロンをつけて、
長い艶やかな髪を一つにまとめあげているのだ。
 若奥様姿の上司を瞳に映して、ゼロスは血の気が一気に引くのを感じた。
 (魔族だから血なんてないんですけど・・・)
 ゼラスはそんなゼロスの反応を気にもとめずに、きゃぴるん♪ と言葉を続
ける。
「ゼロス、御飯にする? それともお風呂する? それとも・・・」
 硬直して身動きの取れなくなったゼロスの顔面に自分の顔を近付けて、
ゼラスはにっこりと魅力的に笑った。
 そして、一言。
「わ・た・し?」
 語尾に凶悪はーとマークが二十個ほどくっついた声で囁かれ、
「な・・なななななななんですか!?!?!?」
 美女といっても過言では無い、それは綺麗な上司の訳の判らない
行動と言動を目のあたりにして、ゼロスは10mほど勢い良く後方へとびずさっ
たのである。
 困惑と、動揺の隠せない顔から、冷や汗がだらだらと流れてだした。
 長年仕えてきた経験から察するに、これは・・なにか企んでいるに違いな
い。
 ほぼ、直感である。
 こんなににこやかに可愛らしい格好をしていても、この人は獣王様なのだ。
 ついつい不信気な瞳を向けて、一挙一動を伺ってしまう。
 すっかり脅えてしまい、10m程跳んだゼロスを見て、ゼラスはけらけらと笑
う。
「あら、元気なのね。ね♪ それより、かわいいでしょ?」
 くるりと回ってエプロンのレースをひらひらさせる。
 このたいそうな少女趣味のエプロンをゼラスは気に入っているようだ。
『かわいいでしょ?』 が、エプロンをさしているのか、
エプロンを身につけたゼラスのことを言っているのか。
 ゼロスは恐ろしくて答えを返せないでいた。
「・・・・・・」
「こういうのもたまにはいいわねー♪」
「・・・・・・」
「・・・どうして黙ってんの?」
 強い意志と力を秘めた鋭く光り輝くゼラスの瞳が、ゼロスに向けらた。
 『はやく答えろ』と目が、語っていたが
 その瞳を向けられて、ゼロスははっとする。
 砕けていた顔をシリアスモードに変換し、真面目な顔つきでゼラスを見つめ
る。
「獣王さま・・・ボクのいない間にそのエプロンを買ったというんです
ね・・。
判ってます? 今獣王府は、金融ビックバンを起こしたい並みに
赤字なんですよ〜、財政難ですよ〜・・・?」
「そんなの、知らないわよ。ゼロスの仕事でしょ。なんとかなさい」
 ゼラスの無駄遣いと、財政難という現実に、
とりあえず落ち着きを無理矢理取り戻したらしいゼロスは、
留守にしていた間に、きっとゼラスが溜め込んだであろう仕事に取り掛かるこ
とにした。
 若奥様になっているゼラスを見なかったことにしてしまいたい。
 いや、見なかったことにしよう。
 一刻も早くこの場を離れよう。
 見なかったことにして、離れよう・・としたかったのだが。
 しまいたかったのだが・・・・。
 足早に歩いていくゼロスをゼラスが引き止めた。
「他に、言うこと。ない?」
「・・・・・ああ。ただいまもどりました」
「違う」
「おみやげはないです」
「それも違う」
「・・・? ああ!! これが今回の戦利品です」
「そうじゃなくて! あたしは、ゼロスが帰ってきた時に
飯か風呂かあたしか! って聞いたのよ。その返事」
 戦利品(ソフトクリーム無料プレゼント券50枚・・・どこにいってたんだ。
ゼロス・・)
をしっかり奪い取って、ゼロスに返事を詰め寄っていた。
 見なかったことにして、話を上手いことそらしたつもりだったのだが、
我が麗しの上司様はそれを許してはくれなかった。
 はっしと掴まれたマントの裾。
 ゼロスは身動きがとれなくなってしまう。
「ね♪ ね♪ どうする?」
「どうするって・・いわれましてもねぇ」
 これ以上ない程楽しんでいるのだろう。
 ゼラスは機嫌が最高に良かった。(かもしれない)
「獣王様・・だいたい何故そんな格好なんですか」
「これ? 異世界のてれびというもので「若奥様昼の劇場」と
いうのがやっていたから。真似してみた♪
 同じ場所、一つ屋根の下に住んでいる相手には、こういう挨拶をするって。
 常識なんですって」(少し、違う・・・)
「はぁ」
 やはり馬鹿らしい事を企んでいたのかと思い、ゼロスは顔を引き攣らせた。
 真似てみた、といわれても・・。
 突然に飯か風呂か、それともわたし?
 なんていわれるのは、正直心臓に悪い・・・いや、精神的に悪い。
 生命の賛歌を聞いているよりも、精神的ダメージが大きいかもしれな
い・・・。
「・・・・・くらくらしてきました・・」
「じゃあ、寝た方がいいわね♪」
「添い寝なんて、ばかなことしないで下さいね」
「・・・うふふ」
「考えてましたね・・その笑いは・・・・」
 力無くがっくりと落とした肩と、哀愁漂う背中。
 ふらふらとした足取りで歩みを進めるゼロスの後ろ姿を瞳で追って
ゼラスはほくそ笑んだ。
「・・・見事に面白い反応をしてくれるわー♪ やっぱりゼロスを虐めるのが
一番ね。
当分これで遊びましょ・・・・」
 
 その日、仕事を無事終わらせて帰宅した神官さまは、背中に悪寒を走らせな
がら
朝顔の観察日記を記し、現実逃避をしていたという・・・。




なんか・・場違いのような気もしますが・・・・書いちゃう☆

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2475Re:こんな日もあるさぼてん 4/26-16:50
記事番号2470へのコメント
小野瀬 ちーさん初めましてさぼてんというものです。

>私のめざすゼラスさまは白でも黒でもない。灰色ゼラスさま。
> ゼラスとゼロスの関係はー・・手のかかる親と手のかかる子供(爆笑)
なるほどぉ・・・・

>「おっかえりなっさーい♪」
> 今回の仕事も無事に済んで良かったと、胸を撫で下ろして
>戻ってきたゼロスは、突然として現れた上司を見て、撫で下ろしたばかりの胸
>を
>再び張り詰めさせた。
なにかあるなぁ?

> レースのたくさんついたふりふりの少女趣味の白いエプロンをつけて、
>長い艶やかな髪を一つにまとめあげているのだ。
えっとぉ・・・(想像中)・・・若奥様ですねぇ・・・

> 若奥様姿の上司を瞳に映して、ゼロスは血の気が一気に引くのを感じた。
> (魔族だから血なんてないんですけど・・・)
確かに(笑)

> 長年仕えてきた経験から察するに、これは・・なにか企んでいるに違いな
>い。
> ほぼ、直感である。
いつもこんなんだったら恐いですよ。

>判ってます? 今獣王府は、金融ビックバンを起こしたい並みに
>赤字なんですよ〜、財政難ですよ〜・・・?」
金融ビックバン・・・・魔族にもあるの?

>「違う」
>「おみやげはないです」
おみやげ?そんな物もって帰るの?

> 戦利品(ソフトクリーム無料プレゼント券50枚・・・どこにいってたんだ。
>ゼロス・・)
はははっ(爆笑)

>「・・・見事に面白い反応をしてくれるわー♪ やっぱりゼロスを虐めるのが
>一番ね。
>当分これで遊びましょ・・・・」
そんなに暇人なんでしょうか? 

> その日、仕事を無事終わらせて帰宅した神官さまは、背中に悪寒を走らせな
>がら
>朝顔の観察日記を記し、現実逃避をしていたという・・・。
そのための朝顔なんですかぁ(笑)

なんかおもしろかったですっ
かわいいですねっゼラスさまとゼロスさまの組み合わせだと
魔族がやってる滅びのための活動なんてあんまし考えないですもんね。
本当に面白かったです。
それではまた

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2477Re:こんな日もある松原ぼたん E-mail 4/26-17:09
記事番号2470へのコメント
 面白かったです。

>私のめざすゼラスさまは白でも黒でもない。灰色ゼラスさま。
 前から思ってたけど色の定義ってなに?
> きゃぴきゃぴきゃぴした雰囲気でゼロスの元に駆け寄ったゼラスの姿は、
>どうひいき目にみても、若奥様の出で立ちをしていた。
 ・・・・何の影響?
>「な・・なななななななんですか!?!?!?」
 ・・・・大変だねー。
> こんなににこやかに可愛らしい格好をしていても、この人は獣王様なのだ。
 な、なんか説得力が・・・・・。
>「獣王さま・・・ボクのいない間にそのエプロンを買ったというんです
>ね・・。
 魔族なのにわざわざ買ったのか。
>判ってます? 今獣王府は、金融ビックバンを起こしたい並みに
>赤字なんですよ〜、財政難ですよ〜・・・?」
 魔族なのに・・・・(以下略)。
> 戦利品(ソフトクリーム無料プレゼント券50枚・・・どこにいってたんだ。
>ゼロス・・)
 ホントにどこに・・・・。
>「これ? 異世界のてれびというもので「若奥様昼の劇場」と
>いうのがやっていたから。真似してみた♪
> 同じ場所、一つ屋根の下に住んでいる相手には、こういう挨拶をするって。
> 常識なんですって」(少し、違う・・・)
 ・・・・どういう番組だよ。
>「・・・見事に面白い反応をしてくれるわー♪ やっぱりゼロスを虐めるのが
>一番ね。
>当分これで遊びましょ・・・・」
 そりゃ楽しい(笑)。
>朝顔の観察日記を記し、現実逃避をしていたという・・・。
 まあ、がんばってね。

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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2526ありがとうです☆小野瀬 ちー E-mail 4/29-03:09
記事番号2477へのコメント
さぼてんさま
 松原ぼたんさま

 こんにちは☆ 小野瀬ちーです。
 読んでいただいてありがとうございました☆
 面白い・と、言っていただけると、うれしいです☆☆


 若奥様ゼラスさまが、ちょっとかきたくて(笑)
 かなり自己満足的なんですけれどねぇ・・・

 でもでも、眼を通していただけて、嬉しかったです
 ありがとうございました☆

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2520新婚生活二日めの朝〜神官さまは何をみたのか〜小野瀬 ちー E-mail 4/28-23:34
記事番号2470へのコメント
〜新婚二日めの朝(爆笑)〜神官さまは何をみたのか?

 風に揺れ、優雅に線を描いて揺れ動く、白と薄いピンク色の
レース生地のカーテン。
 風に吹かれ、ほのかに薫る色鮮やかな花々の匂い。
 敷き詰められた花たちは、自分の存在を強調するように、
部屋全体に香りを広げる。
 乾いた空気が暖かみを含んで、部屋の中を流れていた。
 レースのカーテンは風孕んで、おおきくはためている。
「・・・・・・・」
 自分の部屋の扉を開けた神官さまは、その光景を滅多に開くことの無い瞳で、
しっかりと見て、無反応に、ぱたむ・と扉を閉めた。
 扉の前で唸り、自分のいる場所を確認する。
 ・・・自分の部屋だ。
 見覚えある部屋の造り。窓から見えるのは、いつもと同じ風景。
 自分の部屋なのだが、扉をあけたら別世界。
 はて・・・・?
 自慢ではないがこの獣王さまのお家(笑)は、生活感のひとかけらも
存在せず、殺風景きまわりないところなのだ。
 それがどうであろう。
 眠りから醒めてみれば、この部屋の扉一つ向こうは・・・・・。
 そぉ・・っとゼロスは扉を恐る恐る僅かに開け、ほんの隙間から向こう側を覗
き見た。
 白いカーテンとピンク色のカーテンが二重に下げられ、
いろとりどりの花と柔らかな春の薫りがするではないか。
 生活感溢れ零れ落ちそうな程の、人の暖かみが、そこにはあった。
「・・・・・・獣王さま・・・・・・・・・・・・・・・・」
 暖かみある室内と化したそこに、花を愛でているゼラスを見つけて
ゼロスはへなへなと床に座り込む。
 悪夢だ・・・。
 ゼラスは相変わらず昨日と同じに、若奥様の姿をしていた。
 大きな赤いリボンで髪をまとめていることを除けば、まったくの同じ姿であ
る。
 冷たく感じる床の感触だけが、かろうじてゼロスの意識を正常に保たせてい
た。
「華やかになったでしょ♪」
「どうして・・どうしてこんなことに・・・・・」
「花もいいわよねー、いつもはうざったいんだけど。今日に限っては綺麗に見え
るわ♪」
「獣王さまが花・・・獣王さまが、はな・・・・・」
 遠退いていく意識を必死につなぎ止めて、ゼラスに視線を合わせる。
「どこからこんなに・・・花を・・・?」
「もちろん花屋さんよ。あ、はいこれ。あんたの財布」
「さいふ!?」
 差し出されたがまぐちのさいふを見て、ゼロスは胸元を確かめた。
「ない・・・・ない・・ないいぃ!!!!」
 胸元だけで無く、ポケットと言うポケット。小袋の中身を全部ぶちまけて財布
をさがすが、影も形も、さいふのさの字も見当たらない。
 しっかりと首から下げて(リナかい)管理していた筈なのに、財布は何処をさ
がしてもてでこない。
 獣王府の財政を預かる大切な愛用の、がまぐち財布。
 ゼラスの長く細い指に握られているのがそれなのか。
「返すわね〜♪」
「・・・・軽いんですけど・・・??」
 返された財布を受け取って、その軽さに驚く。
 もう少し重みがあった筈だ。
 さらに追い討ちをかけるように、さいふは上下に振ってもなんの音も返してこ
ない。
「まさ・・まさまさ・・・まさか・・・」
「ゼロスが寝ている間にかりたんだけど、あんた良く眠ってて、あたしが部屋に
入ったのにも全然気付かないし。
 隙だらけの無防備で寝てるから
 財布とるの、簡単でらくちんだったわー♪ 
 鼻をつまんでも微動だしないからしばらく遊んでたんだけど、あんた全然起き
る気配がないから、途中で飽きちゃったわよ。
 寝ている間にゴミと一緒にだしても、あんた朝まできづかないでしょうねぇ♪
 そうそう、それから寝顔もかわいかったわー。でも顔を緩めて眠るのは少しい
ただけないかしら。それからねぇ・・・・・・」
 えんえんと続くゼラスの言葉を耳から耳へと素通りさせて、
財布の中を確かめたゼロスは呆然と乾いた笑いを立てていた。
 瞳はどこに焦点を合わせているのか、宙を泳いでいる。
「赤眼の魔王さま・・・ボクがなにかしたのでしょうか・・・・
こんなに真面目に仕えているのに、なにが不満だと言うのでしょうか・・・・・
魔王さま・・・こんな試練はいらないんです・・・。ただボクは
静かに獣王府の財政を管理していたいだけなんです・・・・・・・・・
ボクは・ボクは・・・・・・・・・・・・・・・・」


 その日、獣王府を訪れた魔族の方々は、様変わりした獣王ゼラスのお家を見て
驚き、ひたすら熱心に魔王さまに祈りを捧げている神官さまをみて、
二度驚いたと言う・・・・・。

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2530Re:新婚生活二日めの朝〜神官さまは何をみたのか〜松原ぼたん E-mail 4/29-12:55
記事番号2520へのコメント
 面白かったです。

> 自分の部屋の扉を開けた神官さまは、その光景を滅多に開くことの無い瞳で、
>しっかりと見て、無反応に、ぱたむ・と扉を閉めた。
 どういう反応していいか分からなかったな(笑)。
> 悪夢だ・・・。
 あははははは。
> しっかりと首から下げて(リナかい)管理していた筈なのに、財布は何処をさ
>がしてもてでこない。
 会計もたいへんだねー。
>財布の中を確かめたゼロスは呆然と乾いた笑いを立てていた。
 お気の毒・・・・・。
> その日、獣王府を訪れた魔族の方々は、様変わりした獣王ゼラスのお家を見て
>驚き、ひたすら熱心に魔王さまに祈りを捧げている神官さまをみて、
>二度驚いたと言う・・・・・。
 そりゃあ、驚くわなぁ(笑)。

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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2595Re:ありがとうです☆小野瀬 ちー E-mail 5/7-00:14
記事番号2530へのコメント
こんにちは、小野瀬ちーです

お読み頂いてありがとうございました
目を通されていただけだだけでも、嬉しいです

実は、この新婚シリーズは、もうちょっと続くんです(笑)

ではでは、またの機会がありましたなら。

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2646Re:新婚生活二日めの朝〜神官さまは何をみたのか〜さぼてん 5/10-16:32
記事番号2520へのコメント
Re:新婚生活二日めの朝〜神官さまは何をみたのか〜

小野瀬 ちーさんこんにちはさぼてんでーす。
おもしろいですぅっ

> ゼラスは相変わらず昨日と同じに、若奥様の姿をしていた。
> 大きな赤いリボンで髪をまとめていることを除けば、まったくの同じ姿であ
>る。
でもかわいいっ

>「花もいいわよねー、いつもはうざったいんだけど。今日に限っては綺麗に見え
>るわ♪」
>「獣王さまが花・・・獣王さまが、はな・・・・・」
滅びを望む魔族がねぇ・・・
花ですかぁ?ちょっちショックですよねぇゼロスさま・・・

>「さいふ!?」
> 差し出されたがまぐちのさいふを見て、ゼロスは胸元を確かめた。
>「ない・・・・ない・・ないいぃ!!!!」
> 胸元だけで無く、ポケットと言うポケット。小袋の中身を全部ぶちまけて財布
>をさがすが、影も形も、さいふのさの字も見当たらない。
がま口財布・・・リナと一緒だ。

> しっかりと首から下げて(リナかい)管理していた筈なのに、財布は何処をさ
>がしてもてでこない。
ここもリナと一緒

> 獣王府の財政を預かる大切な愛用の、がまぐち財布。
そんなおおげさな・・・

>「返すわね〜♪」
>「・・・・軽いんですけど・・・??」
> 返された財布を受け取って、その軽さに驚く。
> もう少し重みがあった筈だ。
> さらに追い討ちをかけるように、さいふは上下に振ってもなんの音も返してこ
>ない。
とゆー事は全部使っちゃったのぉ・・・

>「ゼロスが寝ている間にかりたんだけど、あんた良く眠ってて、あたしが部屋に
>入ったのにも全然気付かないし。
> 隙だらけの無防備で寝てるから
> 財布とるの、簡単でらくちんだったわー♪ 
気付よ・・・

>「赤眼の魔王さま・・・ボクがなにかしたのでしょうか・・・・
>こんなに真面目に仕えているのに、なにが不満だと言うのでしょうか・・・・・
>魔王さま・・・こんな試練はいらないんです・・・。ただボクは
>静かに獣王府の財政を管理していたいだけなんです・・・・・・・・・
>ボクは・ボクは・・・・・・・・・・・・・・・・」
かわいそーに・・・・

> その日、獣王府を訪れた魔族の方々は、様変わりした獣王ゼラスのお家を見て
>驚き、ひたすら熱心に魔王さまに祈りを捧げている神官さまをみて、
>二度驚いたと言う・・・・・。
おそろしーわ・・・・
ゼラスさまが変わるだけで周りにこんなに影響が・・・(笑)

なんかすっごいよかったですよぉっ
引用したい部分がいっぱいあって、選ぶのに苦労した・・・
やっぱギャグはいいっすねぇ(はあと)
これからの頑張って下さいね。
出来れば魔族話がいいなぁ・・・

ではではっ