◆−スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!―前書き―−RIN (2003/2/14 23:18:49) No.24776 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―1−RIN (2003/2/15 01:40:35) No.24784 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―2−RIN (2003/2/15 23:18:33) No.24798 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―3−RIN (2003/2/17 00:22:18) No.24815 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―4−RIN (2003/2/21 03:17:18) No.24875 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―5−RIN (2003/2/24 00:42:09) No.24928 ┗スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―6−RIN (2003/3/3 18:07:22) No.24999
24776 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!―前書き― | RIN E-mail URL | 2003/2/14 23:18:49 |
スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!―前書き― 皆様こんばんは、Happy Valentine!RINです。 …と言うわけで(オイ!どんなわけだ!)… いきなり投稿させて頂いている連載物とは別に企画小説投稿させて頂きますv バレンタイン小説ですv駄文ですけど読んでやって、ついでにレスも頂けたら嬉しいですv 贅沢言ってんじゃないの! まったく…あんたはとっとと続きを書きなさいよ! (スコップ持って何処からともなくRINの背後へと現れるL様!) (その直後…ドゴ!ドガ!ドザァ!という謎の効果音発生) (共にバッタリと倒れるRIN…) まったく…あんたはとっとと続きを書きなさいよ! (…そしてバッタリと倒れるRIN…) それじゃあみんなvこんなしょうがない奴の書いた話だけどどうか読んでやってねv (にこにこ笑顔で手を振るL様…ゆっくりと降りてくる幕…) ―幕― |
24784 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―1 | RIN E-mail URL | 2003/2/15 01:40:35 |
記事番号24776へのコメント ゼフィーリアには様々な伝説があった… 何故かゼフィーリアは伝説クラスの聖人・賢人・英雄・勇者…エトセトラ・エトセトラが生まれる…そういう土地だった… …まあだから…そんな土地柄ゆえ…一般人には信じられない様な伝説がごろごろと転がっている… …そういう土地だった… …そしてゼフィーリアにはその伝説にちなんだイベントが結構あった… スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 …それはあるとても寒い…朝から雪がちらほらと降り…風に舞う… …そんな日の事だった… お昼ご飯を食べる為みんなで食堂に集まったその時だった… 「ガウリイvゼルvアメリアvシルフィールvミルガズィアさんvメフィーvそれにゼロスv」 リナがにっこりと満面の笑みを浮かべ、その場にいる6人?とそしてついさっきまでそこにはいなかった…お役所仕事の謎の神官の名を呼んだ… 『なっ!ななななななっ!何だ(ですか)(何の用ですの)(何の用だ)!?リナ(さん)(人間の娘よ!?)』 見事に全員の声が揃う… 《な!何事!これから何が!?》 勿論心の声も見事に一致していた… 「これ食べてねv」 そう言ってリナは一つの小さなバスケットをテーブルの真ん中に置いた… 笑顔否極上の微笑みを浮かべて… その様子は普段の彼女を知らない者から見れば…正しく無垢な天使の如く… …しかし…現在その微笑みを向けられている彼等の中で…その天上の美を堪能出来る余裕の有る存在はいなかった… …そして…勿論…いつの間にか(彼等にとっては…)現れたゼロスの存在に言及出来る存在も… …ゼロス自身も「相手にしてくれない…」といじける事も出来ず… 全員…リナが置いたバスケットの中身を凝視しつつ… (…ちなみにバスケットの中身はチロルサイズの手作りチョコが7つ…) 「…なあ…リナ…これ…何だ?」 全員が思ったその言葉を口に出す事が出来た勇者は…ガウリイだった… 流石は勇者の末裔である…(あんまり関係ないかもしれないけど…) …まあ…普段から…クラゲガウリイの異名を欲しいままにし、いつも思わぬ発言をする彼ならでは…といった所であろうか… 「ヤァダvガウリイたらっvそんなの見れば解るでしょvチョコレートよv」 やたら嬉しそうに…ガウリイを殴る事さえせず…にこにこと微笑みながらそう告げるリナ… 「…いや…それは…わかるんだが…なんで…お前さんが…俺達に…食いモンくれるって…何かあるんじゃあ…」 困惑しながら言うガウリイ… 混乱しながらも…目をつぶり!歯を食いしばる! (さあ来い!いつも通りに俺を殴れ!いや!呪文で吹っ飛ばせ!頼むから!) ―こんな感じにガウリイの心は混乱している… 「ヤァネェーvなんにも心配いらないわよvこれはあんた達の為に作ったんだからv」 ガウリイの期待!?に反しやはりリナは微笑みながら言う… …そしてその言葉は… 『え!エエー!!!リ!リリナ!(さん)!!!い!一体!どうしてっ!?』 驚天動地の大混乱を全員にもたらせた!! 「どうしてって?…ああそうか!あんた達知らなかったのね!そう言えば、あのイベントってゼフィーリア以外ではあんまり聞かないモンね!ヤーごめんねv当然知ってると思ってたわv」 そう言ってアハハと笑うリナの様子は今日初めて見る…いつものリナ… 『…イベント?』 「…アア!そう言えば…そう言えばリナさんはゼフィーリアのご出身でしたね…それならそうと早く言って下されば良かったのに…それで僕も頂いても宜しいのですか?」 全員が首を傾げる中ゼロス一人が納得し…バスケットに視線を向ける。 「勿論vあんた達全員に一人1個ずつ作ってるわよv」 (…な…何せ…姉ちゃんの命令だもん…ハハ…) ―「リナvあんたちゃんといつもお世話になってるあの人達には全員きっちり手作りのチョコレートを贈りなさいねv…もし一人でも渡さなかったら…解るわねv」 (クッ!どんな形でも関係持った奴には!兎に角今日中に!なんとしてでも!全員に渡して、それで食べさせないと!それも出来るだけ丁寧にしないと!…ね…姉ちゃんが…ウゥ…) (………イヤー!!それだけは!それだけは!絶対ィィ!!!) 「それではv僕は遠慮なく頂きますv」 そう言ってゼロスはチョコを一つ取りぱくりと食べる… 「ウ〜ンv流石リナさん噂通り、とっても美味しいですv」 (…イエ…それにしても…事情が解って余裕が出来ると…結構皆さん美味しい感情出しておられますねェ…リナさんも含め…有り難うございますリナさんv) 「ど…どういう事だゼロス…」 急に一人立ち直ったゼロスに不審を抱きつつ…呆気に取られた様にミルガズィアは言う… 「ああ…それはですね…ミルガズィアさん…」 そう言いながら人差し指を口元にあてようとしたその時… 「秘密なのか?」 ガウリイの言葉に… 「ガウリイさぁ〜ん…どうしてそんな意地悪するンですかァー?」 ゼロスは世にも情けない声と表情でそうガウリイに詰め寄り… 「なあ?リナ?」 「何?」 「俺…何か悪い事言ったか?」 いつも通りの何も考えてない顔でそう聞くガウリイに… 「いいえ…別に何にも言ってないわよv」 にっこり笑顔で返すリナ… (ゼロスの奴はもう食べた事だし…どうせあいつの事だからあたし達の負の感情も食べてるだろうし…ここらで一度意趣返ししとかないとねv) 「ウゥ〜リナさんとガウリイさんの意地悪!」 そうしてまたもゼロスは子供の様な捨てぜりふを残して去って行った… ―続く― ―あとがき― 済みません皆様バレンタインと銘打っておきながら14日中にUP出来ませんでした… そして…書いてる内に何故か予定より長くなってしまったので不完全ながらこれをUPします… 続きは必ず書きます! …それにしても…最後の部分…最終巻のあのネタをパクッてしまいました…読んでない方…ネタバレ御免なさい<(_ _)> …イエ…あの部分好きなんですv …それで今回…あそこでゼロスが消えないと…何か延々続きそうだったので…丁度いいからと使ってしまいましたv それと虚無の欠片お待ち下さっていた方おられましたら申し訳ありません<(_ _)> 近日中に必ずUPします… ―それではまたの機会に―RIN― |
24798 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―2 | RIN URL | 2003/2/15 23:18:33 |
記事番号24776へのコメント ゼフィーリアには伝説に彩られた特有のイベントがある… それらのイベントは…ゼフィーリアでは広く知られているにも関わらず、周辺諸国等外部にはまるで知られていない… ゼフィーリアの関係者以外で例外として知っているのは… 長い時を生きる種族・竜族やエルフ等や、寿命を持たぬ魔族の中でも一部の存在のみ… ―そして…彼等に恐怖をもたらした…伝説の聖者・バレン=ティンに纏わるというそのイベントを一般では…バレンタインデーと呼ぶ… その日は…『奇蹟のパテェシィエ』の異名を持つ聖者・バレヌゥス=ティン(バレン=ティンの本名…長い時の果てに変化して一般には伝わっている…)が千年前に文字通り奇蹟を起こしたと言われる…その記念日であると言う… そしてその日…ゼフィーリアでは…様々な者が願いを込めてお菓子を作る(特に作られるのが多いいのはその奇蹟の伝説にあるチョコレート…)バレン=ティンの奇蹟にあやかろうと… スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 「…それでどう言う事なのだ?人間の娘よ」 ゼロスが姿を消した後、最初に立ち直って、そう聞いたのはミルガズィアさんだった… ゼロスが消えた以上、件のイベント云々について、追求出来る相手は、当のリナ本人のみだったからであった… 「う〜ん…ゼロスはすぐに気が付いたみたいだけど…ミルガズィアさんは知らない?一部では結構有名なんだけど…降魔戦争の時の聖者・バレヌゥス=ティンの奇蹟記念日って?」 「…降魔戦争の聖者・バレヌゥス…あの『赤の竜神の騎士』の従者で『奇蹟のパテェシィエ』と呼ばれたあの神官の事か!?」 驚愕を露わにするミルガズィア… 「…なんと…あの者はゼフィーリアの出身であったか…しかも記念日にイベントとは人間とはなんとも…うん?…そう言えば、リナと言う娘よ、ゼロスの奴がおぬしの事もゼフィーリアの出身だと言っておったが…そうであったのか?」 「そうだけど…言ってませんでした?」 「…ちょっと待て…リナ…その『奇蹟のパテェシィエ』というのは…もしかして聖者・バレン=ティンの事か?」 ミルガズィアとリナの会話に、ゼルガディスはふと何かに気が付いた様に、しかし怪訝そうな様子で、そう問いかけた… ―続く― ―あとがき― RIN:皆様こんばんはRINです!前回の続きを書きました! …でもまだ続きますが… L様:RIN…あんた…『バレヌゥス=ティン』って何考えてんの? RIN:…え?だってあの世界キリスト教ないですし… …どうせ脚色しなきゃいけないんなら… もういっその事話一つ作っちゃおうと思いまして… L様:それで名前も聖バレンティヌスをもじって、 聖者・バレヌゥス=ティンってわけ? RIN:そうです… L様:…ねえ…RIN…所でこの話にはあたしが出る予定はあるのかしら? RIN:あ!それはあります! 実は…この話…とある話と一部設定を共有してますから… L様:そうvそれは良かったわv …でも…設定を共有って…あんたはそれ殆どどの話でもやってるじゃないの… RIN:ウッ!まあ…そうなんですけど… L様:それで?具体的には? RIN:…あんまり…追求しないで下さいよ〜(T_T) ネタバレしちゃいますぅ〜(T_T) L様:しょうがないわね〜 それじゃあそろそろこのあたりで終わりにする? RIN:はい!では次回予告します! 次回はゼルガディスが語る一般に知られている、 聖者・バレン=ティンの伝承から奇蹟の内容についてです! L様:でもゼルガディスはあんまり知らない筈よね? RIN:そうです!…まあ…ゼルガディスの場合は又聞きの知識ですから…ハハ… えー…それではこんな駄文ここまでお読み頂き有り難うございました<(_ _)> ―それではまたの機会に―RIN― |
24815 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―3 | RIN URL | 2003/2/17 00:22:18 |
記事番号24776へのコメント ―『奇蹟のパテェシィエ』バレヌゥス=ティン… 世間一般では…バレン=ティンと呼ばれるゼフィーリア出身の聖者の一人… その持てる能力は確かなものであったが…ゼフィーリア以外ではあまりその名は知られていない… …それは…あまり彼がゼフィーリアから出なかった為と… そしてもう一つ… 彼がゼフィーリアを出る時…その殆どが…『赤の竜神の騎士』の旅の共としてだったからであった… …その為彼は…一部の存在からは『赤の竜神の騎士の従者』とも呼ばれる… スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 「ゼルガディスさん?何か知ってるんですか!?それなら早く教えて下さい!隠してるなんて正義じゃないです!」 …ふと何かに気が付いた様に、しかし怪訝そうな様子でリナに問い掛けるゼルガディスの言葉にアメリアが身を乗り出す…尤も…まだ混乱しているらしく言動に怪しい部分があるが…(…尤も彼女はこれが素だという説もあるが…) 「落ち着けアメリア!隠していた訳じゃない…ただ俺もあまり詳しい事は知らなくてな…実際そういうイベントがあるというのも知らなかったんだ…」 アメリアに詰め寄られ、慌てた様子でそう言って、そしてちらりとリナに視線を向ける… 「…そうよ…『奇蹟のパテェシィエ』バレンの本名がバレヌゥス=ティン…バレンは愛称だったらしくて、普段一緒にいた当時のスーフィード・ナイトが、よくそう呼んでいたから世間ではそっちの名前の方が知られてるの」 「うむ、そう言えばスーフィード・ナイトはそのように呼んでおったな…しかしリナという娘よおぬしは何故そこまで知っておるのだ?千年前の事だぞ…」 リナの言葉にそう言えばといった感じでミルガズィアは頷き、そして問いかける… 「あーまあ…あたしは職業柄結構伝説とか好きだし…バレヌゥスってあんまりゼフィーリア以外では…降魔戦争の時とかに直接関わり合ったような連中ぐらいにしか知られてないんだけど…あたしはゼフィーリアの出身だし…それに……」 何かあまり気が進まないというような様子で話していたリナだったが、話しの途中で不意に口ごもる…気のせいか、心なしか、震えているようである… 「…それに?」 リナのその様子が気になったのか、ゼルガディスが続きを促す。 「…それに……郷里の姉ちゃんから叩き込まれて…る…か…ら…ね……」 凄まじいまでに恐怖しつつリナはそれだけ言うのがやっとだった… 「……なあ…リナ…お前の姉ちゃんって一体…」 滅多に見る事のない…しかし姉の事を語る時必ずと言って良い程に見られる恐怖に震えるリナの様子に呆然とした様にガウリイが問い掛ける。 『ええっ!ガウリイ(さん)(人間の男よ)大丈夫(なのか)(ですか)!?』 ガウリイが珍しく起きて話しを聞いていた事に対し全員が驚愕の声を上げる! 「…お前ら…一体俺をどう…いや…いい…」 ガウリイは疲れた様にそれだけ言う… 「そう…それじゃあそろそろ説明始めるけど…その前に…ゼルはどこまで知ってるの?イベントに関するだけだったら、世間一般に知られているバレン=ティンに関する話しだけでいいんだけど」 そう言ってリナはゼルガディスを見て、話しを促す。 「…ああ…そうだな…お前さんにだけ頼むと話しが長くなりそうだしな…」 …不意に…初めてあったばかりの頃の事を思い出しゼルガディスはそう言う… 「余計なお世話よっ!!」 ゼルガディスの言葉に即座に反応しリナがテーブルを両手で叩き一時立ち上がる… 「…まあ…さっきも言ったが俺はあまり詳しくないんだ…」 そう言ってゼルガディスは話し始める… …そんなゼルガディスとその話しを聞いている仲間達の様子を見ながら、リナは内心でホッと息を吐く…どうやら上手く話しをそらす事が出来た様だと… ―続く― ―あとがき― RIN:皆様こんばんは!RINです! えーと今回は…ゼルガディスの説明までいきませんでしたね… 前回予告したのに…ウゥ… エーでもその代わりと言うか… バレヌゥスに関しては冒頭と、 リナとミルガズィアさんの会話に少し出てきてますね… L様:…ところでRIN? あんたホントに何時になったら長編の方の続きを書くの? RIN:…L様…アウアウ…ああ!近日中には必ず書きます! L様:とっとと書かないと見捨てられても知らないわよ! RIN:ウゥー(T_T) イヤデスゥー!見捨てないで下さいィー(T_T) L様:言える立場じゃないでしょうが! RIN:…ウウ…でもこの話も一応関係ありますし… L様:それで!だからってこの話で伏線出してもまああたしはいいけど… でもあんた!それで連載の方をおろそかにしてどうすんのよ! RIN:…ア…アノ?L様?そ…その御手にお持ちの剣は… あの…気のせいか見覚えがあるような気がするんですけど… L様:うー?最近おしおきも何だかマンネリ化してる様な気がしてね… ちょっと螺旋のトコから借りてきたのよv RIN:げっ!と言うことは…やっぱり…それは… 『戦獣神の剣』(ウォー・ソード)… エ…L様…あの…それはちょっとシャレにならないんで…あの止めて下さい! L様:ダァメv ―鞘に収めたままで剣を振りかざすL様… ―そしてRINは床に倒れ伏し… …それを隠すようにするすると幕が降りてくる… ―幕― |
24875 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―4 | RIN URL | 2003/2/21 03:17:18 |
記事番号24776へのコメント ―『奇蹟のパテェシィエ』バレヌゥス=ティン… …その伝説が伝えるその能力とは… …彼の作る菓子(料理)には奇蹟が宿ると云う… …尤も何も考えずに作る時と、それを意図して作る時とでは… …宿る奇蹟の力…はまるで違う…らしいが… …兎に角彼の奇蹟の力が宿った菓子を食べた存在の身には奇蹟が起き… …その身を癒す効果を持つと云う… ―己が持ちし奇蹟の力を料理に付加する事によって更なるものへと増幅する… それが…当代の『赤の竜神の騎士』テミス=ルーン=インバース=ゼフィールの幼馴染みであり従兄弟でもあった神官・バレヌゥス=ティン=イズバース=ゼフィールの能力だった… スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 「俺はあまり詳しく無いんだが…」 そう前置いてゼルは話し始めた… …そしてその内容は…あたしにとっては予想通りのものだった… 「…何しろ…聖者・バレン=ティンについてはレゾから昔ほんの少し聞かされた程度だからな…」 ゼルガディスは僅かに俯き、複雑そうな様子でそう言った。 「…レゾって、あの赤法師レゾの事ですか?でもどうして…」 アメリアが不思議そうな表情でそう言い掛けた時だった… 「なあリナ、聞いていいか?」 ガウリイが、リナの袖を引き、神妙な表情でそう問い掛ける。 「なっ!?何よ?言っとくけど話しの途中に変な事言ったらしばき倒すわよ!」 妙に神妙なガウリイの様子にリナは奇妙に思いつつそう返す… 「…イヤな…何か…さっきゼルが言った赤ナントカって奴…もしかして、前にお前が倒したシャブナントカって魔王に乗っ取られて…それからサイラーグで俺達に賞金懸けて街をメチャメチャにした奴が…確かそんな名前じゃなかったか?」 首をひねり、一生懸命に思い出そうとしながら言うガウリイ… …その言葉にリナは震える手を懐に入れ… 「…こっ!…こぉの!ドアホォー!そう言う事をサラッと言うんじゃないと何遍言ったら解るのよ!」 そう言うや否や懐から取り出したスリッパでガウリイの頭をしばき倒し… …アメリア・メフィ・ミルガズィアの三人?は… 『ナッ!リナ!(さん!)(という娘よ!)それは本当ですか!?(なんですの!?)(なのか!?)』 驚いて、リナに詰め寄った… …但し…一人は瞳を輝かせ… …残りの二人?の内一人?は…冷や汗を流し…片方は真顔で… …そして残りの二人…両方の事件の当事者であったゼルガディスと… …サイラーグの事件の当事者であり…件の事件についてもゼルガディスより多少なりと話しを聞いていたシルフィールは… 『なっ!ガウリイ(様)が!三年以上も前の事を憶えている(なんて!)だと!』 …二人は驚愕してそう言い… 「くそっ!今日はなんて不吉な日だ!やはり天変地異の前触れなのか!?」 …ゼルガディスは絶望し、机を叩いて、そう嘆いた… ―続く― ―あとがき― RIN:皆様どうもお久しぶりです、 お待たせして申し訳ありませんでした、RINです<(_ _)> L様:ホントに!あんたって毎回懲りないわよね〜 本来の長編連載の方を書いたのは…まあいいとして… でもだからって間があいてるわよね〜 一体何してたのよ! RIN:アウ〜(T_T) 体調が…ちょっと優れなくて寝込んでました… 皆様申し訳ありません〜(T_T) L様:まったく!あんたホントに仕方ない奴よね! 根性無いったらっ! 部下Sと言い!あんたと言い!どうしてこう体の弱い奴ばっかりなのかしら? ちょっとスコップで撫でた位で、倒れてピクピクするし? RIN:エ…L様?撫でったって…あれは…… (…ア…アノ〜…普通…もうあれはドツキとばすと言うのでは? …それに…貴女様にあんな目に遭わされて平気な存在って… …あんまりいない様な…まあ… …螺旋あたりなら余裕で対応しそうだけど…でもまあ… …それを言ったら…あいつも普通じゃないし…ハハ…ハ…) L様:ナ〜ニ?何か文句あるの? RIN:イイイイイエ!ありません! L様:あら?そう?でも何か言いかけて無かった? RIN:え!?アノ!?それは…何時の事かちょっと考えてただけですよ!! …ハハハ…(…嘘は言ってません〜(T_T)) L様:…そう…ところで…RIN… 何だか最近あんた本文の内容がよく脱線してるわよね? RIN:ウウ…そうです…(…ああ…何かイヤな予感が…) L様:…それとよく予告を破ってるわよね? RIN:ああ…確かに…そんな事になっちゃってますね… と言うわけで…皆様いつもいつも申し訳ありませんです<(_ _)> それと今回もまたも駄文をお読み下さりどうも有り難うございましたm(_ _)m それではRINは逃げますので! ―それだけ言って一礼逃げようとするRIN… ―が!そのRINの襟を掴んでL様が逃亡を阻止! L様:んっんっんっ!RINあんた何処に逃げようって言うの? まだ話しは終わってないでしょうv ―サアーと顔色が変わるRIN… L様:…でもまあ…あんたがどうしても! 此処にいたくないって言うんなら…考えなくても無いんだけど? (この上なく美しく不吉な笑みを浮かべるL様…ウウコワイです…) RIN:え゛!?あの!?L様!?それって!? L様:そうよ!それがいいわvそれじゃあ早速場所を変えましょv RIN:イ…イヤー!!!(大泣き!!) L様:泣いたってダメよ!準備は出来てるんだから! 螺旋も待ってるから早く行くわよ♪ RIN:い!そんな不吉なトコ行きたくナーイ!! L様:ダァメv今日は逃がさないv それでは皆様本当に有り難うございましたm(_ _)m ―そうしてL様は泣き喚くRINの首根っこを引き掴んで何処かへと消えた… ―幕― ―それではまたの機会に―RIN― |
24928 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―5 | RIN URL | 2003/2/24 00:42:09 |
記事番号24776へのコメント ―ガウリイの爆弾発言を受けて一気に騒がしくなった物質世界面の様子を、精神世界面から見つめるゼロス… 「…ふう…リナさんも大変ですね〜」 …これからリナが質問責めにされるだろう事を想像して、そう呟き… …不意に…ある事に気付き沈黙する… 質問責めされ、その中に迂闊に答える訳にはいかない内容があった場合… …そして実際既にこれまでの会話の中にも充分それがあったのだという事に思い出し… …結果この後リナがどうするのかという事に気付いて… …大きく嘆息を吐いた… スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 「リナ!それ本当なの!?それにその様子じゃゼルガディスさんやシルフィールは知ってたの!?内緒にするなんて!正義じゃ無いわ!」 ゼルガディスやシルフィールの言葉に、アメリアは更に身を乗り出す! 「……魔王に関しては…以前少しは聞いてはいたが……それにしても……サイラーグのあの事件にも関わっていたとは…人間の娘よ…お前は本当に人間なのか?」 真顔で…ミルガズィアはリナを真っ直ぐに見てそう言った… 「どういう意味よ?」 ミルガズィアの言葉にリナは憮然とした様子でそう返す… 「そのままの意味だと思いますわよ、あなたあまりにも人間離れしていますもの」 そんなリナに…呆れたようにメフィが言う。 …しかしミルガズィアには、何か他に思う所があった様で… 「……どうやら…お前には色々と聞いておいた方が良い事がある様だな…」 …そう言った、その言葉は何処か重く… 「……小父様?どういう事ですの?」 メフィは訝しげにそう問い掛ける… 「……………」 …暫しの沈黙…… 「…悪いけど…今日はあんまりゆっくり話しとかしてる暇は無いのよ…長くなりそうだし…」 (…何しろ姉ちゃんが…ウゥ〜…殆どはもう渡したとはいえ…まだ幾つか残ってるのよ〜なんとしても今日中に渡さないといけないやつが〜!!) 「…だから…話しならいつでも出来るし…それに何より…まああたしじゃ無いとどうしてもダメって訳でも無いでしょうし…また今度にして欲しいんだけど」 リナは何か言い難そうに…まるで何かに対する恐怖を必死で振り払おうとしているかのように…(事実その通りなのだが…)そう言った… 「…まあ良かろう…しかしバレヌゥスのイベントとやらに関しては…」 「…そうね〜でも実際あたしももう時間が無いし…ウーン…そうだ!取り敢えずゼルとミルガズィアさんでバレヌゥスの事はみんなに話しといてよ!じゃあお願い!納得したらそれ食べてね!絶対!イベントに関してはゼロスの奴がまだそのあたりにいるから!あいつから聞いてね!それじゃ!あたしは急ぐからっ!」 頷いたミルガズィアの言葉に…しかしもう本当にのんびりイベントの説明をしている時間は無いと考え…またこれ以上余計な事を聞かれては困ると思い…リナは一気にそう言うと物凄い勢いで席を立ち、食堂から出て行った… ―続く― ―あとがき― 皆様RINです、いつもこの様な駄文をお読み頂き嬉しく思っておりますv エート…今回リナが大急ぎで出ていきました… これにはいくらか意味があって…実はこの後の展開に結構関わってきます… …と言っても…ドキドキ!バレンタイン!=その1のエピソードが終わってからですが… …そしてその2以降については投稿するかどうかも怪しいです…(…だってバレンタインもうとっくに終わってるし…ホントはこんなに長く続く予定じゃ無かったし…) …でも…確実に書きますけど… えー…それでは次回は…リナがゼロスに何故チョコを渡したのか?それがちょっとだけ出て…そして謎が深まります…(ダメじゃん!) …真相についてはドキドキ!バレンタイン!の最終エピソード以降になります…多分…イエ…実は他の連載がちょっと関係あるので…その部分は… …と言うわけでこの話し…何気に他の連載とも設定共有してる部分があり(これまでにも何度か書いてますけど…)…結構伏線とか張ってますので… …取り敢えず一応はこの話だけでも大丈夫な様にするつもりはありますが… …それでも…もし謎が残ったらその伏線の部分だと思って下さい… …一応シリーズとしてまとめるつもりはありますが… では此処までお読み下さり有り難うございましたm(_ _)m それとL様は今回急なご用でお留守な様だったので、あとがき一人でやりました… …理由は…北の魔王があまりに哀れなので…ちょっと…(…何だか云ったも同然ですけど…) ―それではまたの機会に―RIN― |
24999 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―6 | RIN URL | 2003/3/3 18:07:22 |
記事番号24776へのコメント 「…それじゃあゼロス、後宜しくね♪」 それだけ言って彼女は其処から去って行った… 「…やれやれ…面倒な事はいつも僕ですか…」 嘆息混じりにゼロスは言う… 「…でもまあ…彼等にあの事を知られる訳にはいきませんから…仕方在りませんが…」 精神世界面から物質世界にいる彼等を見ながら… 「…所詮僕はしがない中間管理職…」 そして何処かへと向かったリナを思いながら… 「…そしてリナさん…貴女は……まったく…よく考えればもっと早く気付けたんでしょうに…道理で魔王様が気になさる筈ですよ…」 「…さて…僕は彼等に説明をしてきましょうか…」 最後にそれだけ言うと彼等の元へと向かうべく、空間を渡った… スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 「…それじゃ!あたしは急ぐからっ!」 最後にそう言って、リナは物凄い勢いで出て行った。 有無を云わせぬ勢いだった… …あまりの事に皆が一瞬呆気に取られていた… …だが…直ぐに気が付きリナを呼び止めようと後を追った… …しかし… …其処にリナはいなかった… …僅かな時間であったと云うのに… 「い…一体リナは何処に行ったんだ!?」 「あいつが出て行ってからまだそんなに時間は経って無いだろう!?」 「飛翔術で飛んでいったのか!?」 「でもそれにしても影も形も無いって言うのはおかしいですわ!」 「あっ!そう言えばガウリイさんは人より視力いいですよね!それに気配にも敏感だし!何処かにリナはいませんかっ!?」 「そうですわ!ガウリイ様!」 リナを追って食堂を出て、辺りを見回しながら彼等は口々にそう言った。 そしてアメリアが名案だとばかりに言った言葉に、皆の視線がガウリイに集中する。 「…いや…それが…」 皆の視線を受けて、ガウリイが口を開いた、その時だった… 「リナさんを捜しているんなら、無駄ですよ、もうこの辺りにはいない筈ですから」 不意に背後から聞こえたその声に振り向けば、其処には、疾うに此処から何処かへと姿を消した筈のゼロスが立っていた… …そう…先程リナが言った…その通りに… ―続く― ―あとがき― 皆様RINです、遅くなってしまい申し訳ありませんでした<(_ _)> 3月に入ったというのに、なかなか終わる気配が見られない『ドキドキ!バレンタイン!』です。 …でも…まあ…=その1は後もうちょっとしたら終わるでしょう… ―それではまた―RIN― |