◆−眠りし者(第五話)−猫楽者 (2003/2/15 17:47:42) No.24788
 ┣Re:眠りし者(第五話)−エモーション (2003/2/15 23:03:46) No.24797
 ┃┗ありがとうございます−猫楽者 (2003/2/16 04:00:17) No.24803
 ┣眠りし者(第六話)−猫楽者 (2003/2/23 22:59:30) No.24927
 ┃┣Re:眠りし者(第六話)−エモーション (2003/2/24 21:43:32) No.24934
 ┃┃┗ありがとうございました。−猫楽者 (2003/2/24 23:51:58) No.24936
 ┃┗Re:眠りし者(第六話)−棒太郎 (2003/2/24 21:57:58) No.24935
 ┃ ┗ありがとうございました。−猫楽者 (2003/2/25 01:13:08) No.24937
 ┣眠りし者(第七話)−猫楽者 (2003/2/28 12:08:50) No.24959
 ┗眠りし者(第八話)−猫楽者 (2003/2/28 12:15:27) No.24960
  ┗2話分まとめてレスします−エモーション (2003/3/1 23:38:01) No.24986
   ┗ありがとうございます、すいません遅くなりました。−猫楽者 (2003/3/4 00:47:29) No.25003


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24788眠りし者(第五話)猫楽者 E-mail 2003/2/15 17:47:42


こんにちは、猫楽者と申します。
読んでみようと思ってくださった、心優しい方。
ありがとうございます。

いつの間にかバレンタインデーが過ぎていましたね。この頃、縁が無いなあ(遠い目)

プロローグ〜第四話までは、著者別リストの方へと登録させて頂いております。
拙い駄文ですが、よろしくお願い致します。

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

眠りし者   第五話。

 「問題は、ゼロスがこの話を聞いて、どう動くかだな」
ゼルが、うんざりしたような口調で呟く。
 「あいつのことだから、『その件は別に僕には関係ありません』、とか言う可能性もあるけどね」
 「ゼロスさん、何考えてるのかよく分からないですからね」
あたしの言葉に、考え込みながら答えるアメリア。

 「本人に聞いてみたらいいんじゃないのか」
 「あのねえ、『あの』ゼロスが、そう聞かれて素直に答えると思う」
 「いや、正直なのが一番だし」
ガウリイに、まともな答えを期待した、あたしが間違っていたかも・・・・・。

 「なあゼロス。どうするんだい」
 「ガウリイさん・・・・・・僕がいるの・・・・・・・どうして分かったんですか」
声と共にゼロスが、現れた。
 「だって、ゼロスの匂いしたし。
   おまえさん、『なんか面白くなって来ましたね』、って笑ってたし」
 「あの・・・・・ガウリイさん(汗)、僕、アストラル・サイドに居たんですけど・・・・・。
   僕の声・・・・まさか本当に聞こえたんですか・・・・」
 「聞こえちゃ、いけなかったのか?」
 「い・・・いえ・・別にいけない、って訳ではないんですけど」
ガウリイとの会話で汗だになっているゼロス。

 「ガウリイ。あんた本当に人間離れした感覚持ってるわね」
 「そうか?俺ん家じゃあ、皆こんなもんだけどな」
ガウリイの家族って・・・・いったい何者・・・・。
 「そうだ、リナ。
   ご馳走を山ほど用意させるから、今度、俺の実家に遊びに来ないか。
   俺の家族にリナを紹介したいし」
 「ご馳走!山ほど!!行く行く。ぜ〜〜〜ったいガウリイの実家に行っちゃう」
ラッキ〜。ガウリイの実家に行って美味しいものを、た〜〜っぷり食べさせてもらえる♪
 「おっし♪決まりな。約束だぞ。
   その後で今度はリナの実家に一緒に行こうな」
 「?変なガウリイ?何であんたはあたしの実家に行きたいの?
   言っとくけど、あたしん家に行っても別に面白くも無いと思うわよ?」
 「旦那も・・・・・苦労するな・・・・・・」
 「リナさん・・・お互いの実家に行く・・・・って、どういうことだか・・・
   分かってない・・・・みたいですね・・・」
 「ガウリイ殿がリナさんのことを、どう思っているのか・・・
   初対面の俺でも・・・・すぐにわかったが・・・・」
 「僕としては、このままの方が、ガウリイさんから美味しい食事が貰えて嬉しいですけど」
小声でささやき合っているゼルにアメリア、アースさんとゼロス。 

 「ねえ、みんな。そろそろ始めるわよ」
あたしの言葉にうなづき、部屋を出てゆくゼルとアメリア、アースさん。
 「じゃあ、ガウリイ。後はよろしく」
そういって、あたしも部屋を出ようとしたら
 「皆さん、どちらに行かれるのですか」
ゼロスが問い掛けて来たが、無視して扉へ向かう、あたし。
 「あの・・・・リナさん、無視しないでください。
  ガ・・・ガウリイさん、その手に持ってるメモリー・オーブ・・・どうするつもりですか・・・
  ちょ・・・ちょっと・・・・・・待ってくだ・・・」
バタン。
あたしが扉を閉めたので、部屋の中の音は、聞こえなくなったけど
何やらゼロスの悲鳴が聞こえたような気もするけど・・・・・まあ、気のせいでしょう。
流石に竜族のギャグの入ったメモリー・オーブに耐えられるのは、ガウリイしかいないし。
ガチャリ。
暫く時間が経ってから扉が開いて、上機嫌のガウリイが顔を出し
 「おう、みんな、もういいぞ」
あたし達に声を掛けた。

あたし達が部屋へと入っていくと、何故か真っ白い燃えカスのようになったゼロスが倒れていた。
 「ゼロスさ〜ん。生きてますか〜」
メガホンでツンツンと、ゼロスを突付いているアメリア。
 「ここはひとつ、ゼロスさんに元気を出してもらうために、生の讃歌を歌わせて・・・・・」
 「や・・・・やめてください・・・僕を・・滅ぼす気ですか・・・」
アメリアに抗議しながら、フラフラと身を起こすゼロス。
 「皆さん〜、酷いです〜。僕が何をしたっていうんですか」
ダクダク涙しながら、呟くゼロス。
 「おまけに、この前セイルーンに遊びに行ったときには
   フィリオネル殿下とアメリアさん、ゼルガディスさんの3人で生の讃歌を歌ったりして
   僕に何か怨みでもあるんですか」
へ〜え。しょれは初耳。
あたしが、ちらりとゼルの方を見ると、慌ててあたしの視線から顔を背けるゼル。
「ど・・、どうやら本物のゼロスのようだな。
  あのギャグへの反応は、誰でもあんなもんだろうが
  セイルーンでの状況は、あの場に居た者しか分からんハズだからな」
 「ゼ〜〜ル〜」
ゼルの言葉をさえぎった、あたしの声に
 「ゼ・・ゼロス。お前の情報を知りたい。早く話してくれ」
動揺したのを隠そうとしているゼル。
 「ね〜え。アメリア。
   ゼルと一緒に生の讃歌、歌ったの」
 「もちろん、一緒に歌いましたよ。
   ゼルガディスさん、最初は嫌がっていたんですけど、いざ歌いだしたら
   物凄く上手いんですよ!、しかも凄い美声ですし!!
   いつの間にか歌詞も完全に覚えていました。素晴らしかったですよ〜〜」
すっごく嬉しそうに報告するアメリアと、隣で無言のまま頭を抱えているゼル。
今度ゼルを女装させて、飲み屋で歌わせたら、けっこう受けるかも・・・・・。

 「ところで、ガリアンさんが居ないようですが」
 「ゼロス。ノマの村の奴が、あんたそっくりに化けてやって来たのよ。
   そいつは魔族みたいに空間を渡ることが出来てね。
   ガリアンさんを連れ去って行ったわ。
   後ろからガリアンさんの胸を貫いてね」
 「僕に化けた方がいるのですか。
   それはそれは、その方と一度ゆっくりとお話してみたいものですねえ〜。
   それにしても、空間を渡れるほど適応された方がいるとは、これはあまり時間が無いかも知れませんね」
あたしの言葉に、小声で呟き返すゼロス。

 「ゼロス。あんた詳しい話を聞かせてくれる、って言ってたわよね」
 「いや〜あ、そのことなんですけど・・・・・・」
 「“秘密”なんて言ったら、明日の朝まで、さっきのメモリー・オーブを聞かせてあげるわよ」
 「話します。いえ、ぜひ話させてください。
   い・・・いやですよ〜、リナさん。誰も話さないなんて言って無いですよ〜」
顔面蒼白の汗だく状態で、慌てて話し出すゼロス。

 「ノマの村に居る存在のことを、仮に『彼ら』と呼ばせて頂きますが
   最初に『彼ら』に気付いたのは、今から約5000年と少し前のことでした」
 「5000年前というと、神魔戦争の頃か」
ゼルが、どうやら立ち直ったようでゼロスの話を聞いて呟いている。
 「我々が『彼ら』に気付いたとき、既にひとつの大陸の半分が『彼ら』の影響下にありました。
   その時点で魔王様とスィーフィードは互角の戦いを繰り広げていまして
   それ以外の場所では、戦局は我々魔族側に有利だったんですが
   『彼ら』のことを、このまま放置しておいたりしたら、まず間違い無く、あのお方からのお仕置きは確定するとの。
   魔王様とスィーフィードの御言葉に従い、即座に停戦、魔族と神族が協力して対処することになりました」   
 「お仕置き、ねえ。
   そんなに怖いの、お仕置きって」
 「リナさん。僕もまだ滅びたくは無いので、具体的な感想は言えないんです。
   お仕置き慣れしている魔王様やスィーフィードは、良いですけど
   僕たちまで巻きぞいにされちゃ、堪りませんからね」
ゼロス、魔王はアンタの上司なんじゃないの・・・・まあゼロスらしいけど・・・。

 「それで、どういう訳か。
   僕が調査することになりましてね。
   出掛けていったんですけど、『彼ら』の支配地域に人間や竜族、エルフも調査に来ていまして
   まあ、中には気の短い方もいましたから、『彼ら』に攻撃仕掛けて
   逆にやられちゃって、『彼ら』の仲間を増やす結果になっちゃったりもしていましたが」
 「ゼロス。その『彼ら』、ってのは、そもそも何者なの」
 「そうですね、リナさん。
   僕も、あまり上手く説明できないのですが・・・・・・・・・。
   この世界にも、カラクリや機械と呼ばれるものがありますよね。
   『彼ら』は、一種の機械。
   目に見えないほど小さな機械が、生き物の体内に侵入して活動しているんです。
   無数の小さな機械が体内で活動していますので
   体の一部が損傷しても、すぐに修復出来るようになります。
   『彼ら』の世界では、その機械のことを“ナノマシン”と呼んでいたようです。
   ところでリナさん、人は何の為に働く、と思いますか」
ゼロスが、いきなりあたしに問いかけて来た。
 「えっ。まあ仕事が趣味なんて人もいるけど、生きて行く為には、食べるなきゃなんないし。
   生活するのに必要なお金を稼ぐためには、働かなきゃなんないでしょ」
 「その通りです。
  食べ物、住む家、着るもの。そして暖を取るための燃料。
  人間の社会では、全て、お金がないと手に入りません。
  でも、もしも、何も食べないでも生きていられたら。
  それでも働こう、という方は、殆どいないでしょうね。

  そして、人は何故、子供を作り、育てるのでしょうか。

  種族保存の本能も無論あるでしょう。
  それだけではなく、人の命には限りがあります。
  たとえ自分自身が、死んでしまっても、子供の体に自分の『血』が流れています。
  その流れは、歴史の中で、絶える事無く続いて行きます。

  でも、いつまでも自分が死なないとしたら。

  彼らの支配地域は、急速に荒廃して行きました。
  もっとも、犯罪の発生率は、限りなくゼロに近くなりましたが
  誰も働かないので、町も畑も何もかも荒れ放題。
  子供も生まれなくなりましたし、誰も死なないので人口の増減も無くなりましたが
  何の変化も進歩も、そして争いも無い世界。
  それが、『彼ら』の支配していた地域でした」
何も食べないでも生きて行ける体。
怪我をしても病気になっても、すぐに回復する体。
一種の不老不死を手に入れたのだろうか。
人は永遠を求めて、無限の時間を手にしたら・・・・・・その先に何を見て何をするのだろう。
新しい命を生み出すことの無い世界。
永遠に何の変化も無い世界・・・・・そんなの・・・・生きている、と言えるのかしら。

 「まあ、それでも『彼ら』の勢力圏が、これ以上広がらないのなら
   別に放っておいても良い様な気もしたんですが
   『彼ら』は、何らかの方法で相手の体の中に入り込むという方法で
   仲間を増やして行くのですが
   今は、相手を傷付けて、その傷口から侵入しています。
   これを仮に、第一段階としますと
   『彼ら』は、この世界への適用の度合いが高まって行くと
   生き物の体内以外でも、活動が可能になるんです。
   例えば、食べ物や飲み物の中に混じって、相手の体内へと入れるようになる訳ですね。
   これが第二段階。
   そして第三段階になると
   空気中を自由に動けるようになるんです」
 「つまり、息をすると奴らが体内へと侵入してくるようになる、と言うのか」
ゼルの呟きに、ゼロスはいつもの笑みを浮かべたまま
 「その通りです。いや〜なかなか厄介な方々ですね〜」
のん気に答えている。

 「それにしてもゼロスさん。よくそんなに詳しく調べることが出来ましたね」
 「たまたま、『彼ら』のお偉いさんと知り合いになりましてね。
   ゼノさんて仰る方なんですけど、いろいろと教えてくれたんですよ。
   なかなか話の分かる、親切な方でしたよ。
   迷惑なんで、この世界から出て行ってくれませんか、と、お願いしてみたんですけど。
   いや〜あ、言ってみるもんですね。
   ゼノさんと一緒に1/3位の方々は、素直に別の世界へ移動してくれましたから」
 「別の世界。奴らの故郷へ帰ったのか」
 「さあ、どうなんでしょうね。
   まあ、この世界から居なくなってくれれば、後は何処で何をしていようと
   僕たちには関係ありませんから」
ゼルの問いかけに、身もふたも無い答えを返すゼロス。

 「で、ゼロス。残った2/3は、あんた達が滅ぼして一件落着、って訳なのかしら」
 「はい、魔王様が、眠れる竜と呼ばれていた大陸の『彼ら』の支配地域を結界で封じ込めまして
   そこにスィーフィードが攻撃して、大陸ごと蒸発させました。
   まあ、魔王様もスィーフィードも今までの戦いでかなり力を失っていましたから
   『彼ら』の反撃で、魔王様は体を七つに分かたれ、人間の魂の中で眠りながら力の回復をするハメに
   なっちゃいましたけど。
   スィーフィードも力を使いすぎたのか、地竜王・天竜王・火竜王・水竜王の四つの分身を残し
   混沌の海へと沈んでいきました。
 「ゼロス。魔王は人間の魂に封印されているんじゃなかったの」
あたしの問いかけに、ゼロスは困ったように少し間を空け
 「それがですね〜。あるお方が、こんな程度でやられるなんて情けない、と仰いまして
   お仕置きしてから、魔王様を封印なさったんですよ。
   いやはや、それにしても魔王様も大変ですね〜」
はっはっはっ・・・・・。笑うゼロス。
いや、そこで魔族のあんたが笑って、どうする。

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

ここまで読んでくださった、心優しい方、ありがとうございます。

あああああああああ、話が・・・全然・・・・・進んでいない〜〜〜。
説明文ばっかりになってしまいました〜。
ごめんなさい(泣)

読んでくださいまして、本当にありがとうございました。

では、失礼します。

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24797Re:眠りし者(第五話)エモーション E-mail 2003/2/15 23:03:46
記事番号24788へのコメント

こんばんは。

5話、お待ちしていました〜♪

>いつの間にかバレンタインデーが過ぎていましたね。この頃、縁が無いなあ(遠い目)
買う買わないはともかく、デパートの売り場は見て歩くだけでも楽しいです。
この時期は妙なチョコレートが多くて(笑)オイルサーディンの缶詰を
模したもの、何ていうのもありましたよ。親しい友人と一緒に大ウケするため、
のものなのでしょうね、こういうのは。

意外な事実発覚!な5話ですね。ああ……そういう理由で七つと四つに……。
嘘ではないけれど事実とは違う話が伝わったんですね。
しかもお仕置きされて封印……部下Sさん、不幸……(汗)

> 「なあゼロス。どうするんだい」
> 「ガウリイさん・・・・・・僕がいるの・・・・・・・どうして分かったんですか」
>声と共にゼロスが、現れた。
……ガウリイって……(滝汗)ゼロスもショックでしょうね(汗)

> 「だって、ゼロスの匂いしたし。
>   おまえさん、『なんか面白くなって来ましたね』、って笑ってたし」
> 「あの・・・・・ガウリイさん(汗)、僕、アストラル・サイドに居たんですけど・・・・・。
>   僕の声・・・・まさか本当に聞こえたんですか・・・・」
> 「聞こえちゃ、いけなかったのか?」
ガウリイ……霊能者みたい(笑)

> 「ガウリイ。あんた本当に人間離れした感覚持ってるわね」
> 「そうか?俺ん家じゃあ、皆こんなもんだけどな」
>ガウリイの家族って・・・・いったい何者・・・・。
ゼフィーリアとは違った意味で、凄い人が揃っていそうですね……。

> 「旦那も・・・・・苦労するな・・・・・・」
> 「リナさん・・・お互いの実家に行く・・・・って、どういうことだか・・・
>   分かってない・・・・みたいですね・・・」
> 「ガウリイ殿がリナさんのことを、どう思っているのか・・・
>   初対面の俺でも・・・・すぐにわかったが・・・・」
> 「僕としては、このままの方が、ガウリイさんから美味しい食事が貰えて嬉しいですけど」
>小声でささやき合っているゼルにアメリア、アースさんとゼロス。 
リナちゃん、鈍感すぎ……。そこがリナの良いところなのかもしれないですが。
でも、ガウリイちょっと不幸です。

> 「ど・・、どうやら本物のゼロスのようだな。
>  あのギャグへの反応は、誰でもあんなもんだろうが
>  セイルーンでの状況は、あの場に居た者しか分からんハズだからな」
……何て恐ろしい確認方法……(ガクガクブルブル)
ゼロス、よく無事でしたね。でも、回復に手間取りそうです。
確実だけれど、本物の場合はダメージの大きすぎる確認方法……。
早いうちに改良型(?)を開発するのが緊急課題ですね。
でも、ゼロスにはこのままでもいいのかも……(←鬼)

> 「ね〜え。アメリア。
>   ゼルと一緒に生の讃歌、歌ったの」
> 「もちろん、一緒に歌いましたよ。
>   ゼルガディスさん、最初は嫌がっていたんですけど、いざ歌いだしたら
>   物凄く上手いんですよ!、しかも凄い美声ですし!!
>   いつの間にか歌詞も完全に覚えていました。素晴らしかったですよ〜〜」
ゼル……適応力がありますね……。何だか想像して笑ってしまいました。

> 「僕に化けた方がいるのですか。
>   それはそれは、その方と一度ゆっくりとお話してみたいものですねえ〜。
>   それにしても、空間を渡れるほど適応された方がいるとは、これはあまり時間が無いかも知れませんね」
>あたしの言葉に、小声で呟き返すゼロス。
何だか、ゼロスが少々怒ってそうな……。やっぱり不愉快なんでしょうね。
それにしても適応して渡れるようになるものなのでしょうか、空間って……。

> 「“秘密”なんて言ったら、明日の朝まで、さっきのメモリー・オーブを聞かせてあげるわよ」
> 「話します。いえ、ぜひ話させてください。
>   い・・・いやですよ〜、リナさん。誰も話さないなんて言って無いですよ〜」
>顔面蒼白の汗だく状態で、慌てて話し出すゼロス。
もう、最強のアイテムですね♪ ゼロスとしては、いつか隙を見て壊したい
ところでしょうけれど、持ち主がガウリイでは無理でしょうし。
まあ、ひとつくらい弱点があっても良いですよね(笑)強いんだから。

> 「ノマの村に居る存在のことを、仮に『彼ら』と呼ばせて頂きますが
>   最初に『彼ら』に気付いたのは、今から約5000年と少し前のことでした」
> 「5000年前というと、神魔戦争の頃か」
随分昔からいたんですね、『彼ら』は。

>   『彼ら』のことを、このまま放置しておいたりしたら、まず間違い無く、あのお方からのお仕置きは確定するとの。
>   魔王様とスィーフィードの御言葉に従い、即座に停戦、魔族と神族が協力して対処することになりました」   
あの……お仕置きがなかったら、放って置いたのでしょうか……?

> 「お仕置き、ねえ。
>   そんなに怖いの、お仕置きって」
> 「リナさん。僕もまだ滅びたくは無いので、具体的な感想は言えないんです。
>   お仕置き慣れしている魔王様やスィーフィードは、良いですけど
>   僕たちまで巻きぞいにされちゃ、堪りませんからね」
>ゼロス、魔王はアンタの上司なんじゃないの・・・・まあゼロスらしいけど・・・。
お仕置き慣れ……。神も魔もL様が相手では……(汗)
たとえずっと上の上司でも、こう言いきってしまうのがゼロスですね。
お仕置きの凄さ……リナは「ねーちゃんのお仕置き」をイメージすれば、
すぐに理解できるのでは(笑)

> 「そうですね、リナさん。
>   僕も、あまり上手く説明できないのですが・・・・・・・・・。
>   この世界にも、カラクリや機械と呼ばれるものがありますよね。
>   『彼ら』は、一種の機械。
>   目に見えないほど小さな機械が、生き物の体内に侵入して活動しているんです。
>   無数の小さな機械が体内で活動していますので
>   体の一部が損傷しても、すぐに修復出来るようになります。
>   『彼ら』の世界では、その機械のことを“ナノマシン”と呼んでいたようです。
ナノマシン……『彼ら』は、私たちの世界と似たような技術を持つ世界の出身、
ということですね。……自分たちの住む世界を行きすぎた科学で壊しちゃって、
その生き残りが別の次元の世界を放浪して、5000年前、リナたちの世界に
勝手に住み着いていたのでしょうか。

>  何の変化も進歩も、そして争いも無い世界。
>  それが、『彼ら』の支配していた地域でした」
究極に「何もない」世界ですね。

>何も食べないでも生きて行ける体。
>怪我をしても病気になっても、すぐに回復する体。
>一種の不老不死を手に入れたのだろうか。
>人は永遠を求めて、無限の時間を手にしたら・・・・・・その先に何を見て何をするのだろう。
>新しい命を生み出すことの無い世界。
>永遠に何の変化も無い世界・・・・・そんなの・・・・生きている、と言えるのかしら。
不老不死……中国の神話によく出てくる仙人は、無限の時間を有意義に使って
いますが、「欲」を持たない、それこそ「仙人になりたい」とすら思わない
ような者でなければ、仙人にはなれないと言われてます。
逆に言えば、無限にある時間に耐えられるような者でなければ、仙人には
なれないのかもしれないと、この部分を読んでいて思いました。
「受け取る側にも相応の能力が要る」……「分相応」が一番なんですね、きっと。

> 「まあ、それでも『彼ら』の勢力圏が、これ以上広がらないのなら
>   別に放っておいても良い様な気もしたんですが
>   『彼ら』は、何らかの方法で相手の体の中に入り込むという方法で
>   仲間を増やして行くのですが
>   今は、相手を傷付けて、その傷口から侵入しています。
>   これを仮に、第一段階としますと
>   『彼ら』は、この世界への適用の度合いが高まって行くと
>   生き物の体内以外でも、活動が可能になるんです。
>   例えば、食べ物や飲み物の中に混じって、相手の体内へと入れるようになる訳ですね。
>   これが第二段階。
>   そして第三段階になると
>   空気中を自由に動けるようになるんです」
> 「つまり、息をすると奴らが体内へと侵入してくるようになる、と言うのか」
>ゼルの呟きに、ゼロスはいつもの笑みを浮かべたまま
> 「その通りです。いや〜なかなか厄介な方々ですね〜」
>のん気に答えている。
思いっきり空気感染の伝染病みたいな……(汗)『彼ら』の世界では当然の
ように行われていた技術なのでしょうか。

> 「それにしてもゼロスさん。よくそんなに詳しく調べることが出来ましたね」
> 「たまたま、『彼ら』のお偉いさんと知り合いになりましてね。
>   ゼノさんて仰る方なんですけど、いろいろと教えてくれたんですよ。
>   なかなか話の分かる、親切な方でしたよ。
>   迷惑なんで、この世界から出て行ってくれませんか、と、お願いしてみたんですけど。
>   いや〜あ、言ってみるもんですね。
>   ゼノさんと一緒に1/3位の方々は、素直に別の世界へ移動してくれましたから」
一枚岩、というわけでもなかったのですね。でも、そうなると残っている方々は
受け入れなかった分、厄介ですね。

> 「別の世界。奴らの故郷へ帰ったのか」
> 「さあ、どうなんでしょうね。
>   まあ、この世界から居なくなってくれれば、後は何処で何をしていようと
>   僕たちには関係ありませんから」
>ゼルの問いかけに、身もふたも無い答えを返すゼロス。
あの〜、それって、「TRY」の最長老様が言ってたのと、あまり変わらない
のでは……ゼロス……(汗)

> 「はい、魔王様が、眠れる竜と呼ばれていた大陸の『彼ら』の支配地域を結界で封じ込めまして
>   そこにスィーフィードが攻撃して、大陸ごと蒸発させました。
>   まあ、魔王様もスィーフィードも今までの戦いでかなり力を失っていましたから
>   『彼ら』の反撃で、魔王様は体を七つに分かたれ、人間の魂の中で眠りながら力の回復をするハメに
>   なっちゃいましたけど。
>   スィーフィードも力を使いすぎたのか、地竜王・天竜王・火竜王・水竜王の四つの分身を残し
>   混沌の海へと沈んでいきました。
衝撃の真実!……ですね。本当に。でも、魔王に反撃するレベル……強いですね……。

> 「ゼロス。魔王は人間の魂に封印されているんじゃなかったの」
>あたしの問いかけに、ゼロスは困ったように少し間を空け
> 「それがですね〜。あるお方が、こんな程度でやられるなんて情けない、と仰いまして
>   お仕置きしてから、魔王様を封印なさったんですよ。
>   いやはや、それにしても魔王様も大変ですね〜」
>はっはっはっ・・・・・。笑うゼロス。
>いや、そこで魔族のあんたが笑って、どうする。
スィーフィードがお仕置きされなかったのは、さっくり混沌に沈んだから、
なんですね……(汗)
ゼロスとしては笑うしかない出来事なのかも。


>あああああああああ、話が・・・全然・・・・・進んでいない〜〜〜。
>説明文ばっかりになってしまいました〜。
>ごめんなさい(泣)
面白かったです。色々と衝撃の事実もありましたし。
まだそうなってはいないものの、下手すれば空気感染な状況。
これは……本当に戦うのは大変です。その心配が無いのはゼロスをはじめと
する魔族ぐらい……。
これからどうなるのか、楽しみです。

何だか寒さがぶり返しているようですが、お体にお気をつけてくださいね。
では、拙いコメントばかりでしたが、これで失礼します。

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24803ありがとうございます猫楽者 E-mail 2003/2/16 04:00:17
記事番号24797へのコメント

>こんばんは。

こんばんは、エモーションさん。
お元気ですか、猫楽者です。

読んでくださって、ありがとうございます。
毎回、とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。
すいません、お返事が大変遅くなってしまいました。申し訳ありませんでした。
A:  こんにちは、エモーションさん。
    もう2月の半ばなんですね。お元気ですか。Aです。
    読んでくださいまして、ありがとうございます。
N:  こんにちは、エモーションさん。
    読んでくださいまして、ありがとうございます。Nです。
    毎回、とても丁寧に、本当にありがとうございます。

>5話、お待ちしていました〜♪

ああああああああ、勿体無いお言葉をありがとうございます。
『ヘヴン』、大きな本屋さんで買えました。
あの台詞の意味がわかって、嬉しいのです。
A:  『ヘヴン』、とても面白かったです。
    マットさんとルークさんを中心としたお話と、製作者の『彼』のお話。
N:  何度も何度も、読み直しました。
    素晴らしい作品を読ませて頂きました。

>>いつの間にかバレンタインデーが過ぎていましたね。この頃、縁が無いなあ(遠い目)
>買う買わないはともかく、デパートの売り場は見て歩くだけでも楽しいです。
>この時期は妙なチョコレートが多くて(笑)オイルサーディンの缶詰を
>模したもの、何ていうのもありましたよ。親しい友人と一緒に大ウケするため、
>のものなのでしょうね、こういうのは。

街はバレンタイン一色でしたね。
人の顔の大きさ程もあろうかというカリメロ型のチョコ、という凄いものもありました。

>意外な事実発覚!な5話ですね。ああ……そういう理由で七つと四つに……。
>嘘ではないけれど事実とは違う話が伝わったんですね。
>しかもお仕置きされて封印……部下Sさん、不幸……(汗)

良かった〜。そう言って頂けて、ホッとしております。
A:  かなり無茶な設定だったからね。
N:  Sさん、本当に不幸ですね〜(笑)

>> 「ガウリイさん・・・・・・僕がいるの・・・・・・・どうして分かったんですか」
>>声と共にゼロスが、現れた。
>……ガウリイって……(滝汗)ゼロスもショックでしょうね(汗)

ガウリイさん、どんどん感覚が凄くなっていってしまっています(汗)
A:  ガウリイさんの感覚・・・・・ど〜なっているのでしょうか(汗)
N:  ま・・・・まあ。ガウリイさんですから(笑)

>> 「あの・・・・・ガウリイさん(汗)、僕、アストラル・サイドに居たんですけど・・・・・。
>>   僕の声・・・・まさか本当に聞こえたんですか・・・・」
>> 「聞こえちゃ、いけなかったのか?」
>ガウリイ……霊能者みたい(笑)

確かに、声が聞こえる、とか言うガウリイさんに、リナさんから突っ込みが入りそうですね〜(笑)
A:  ガウリイさん。そのうちに『霊』と話したり、しちゃいそうですね(笑)
N:  そのうち、ナーガさんのような、『人望』も会得するかもですわ(笑)

>> 「そうか?俺ん家じゃあ、皆こんなもんだけどな」
>>ガウリイの家族って・・・・いったい何者・・・・。
>ゼフィーリアとは違った意味で、凄い人が揃っていそうですね……。

ガウリイさんのご家族・・・・・凄い方々ばかりなのでは(汗)
A:  確か、猫楽者の考えているガウリイさんの一族には・・・・・あの役割が・・・・
N:  ええ。その為に感覚が鋭くなっている・・・・・のでしょうか。

>リナちゃん、鈍感すぎ……。そこがリナの良いところなのかもしれないですが。
>でも、ガウリイちょっと不幸です。

はい、ガウリイさん、道のりはまだまだ遠く険しいのではないでしょうか(笑)
A:  リナさん。またルナさんが、『リ〜ナ〜、どうして、あんたはそう鈍いの〜』と、頭を抱えていそうですが(汗)
N:  見ていて、ガウリイさんが気の毒になりますわね(笑いつつ溜息)

>> 「ど・・、どうやら本物のゼロスのようだな。
>>  あのギャグへの反応は、誰でもあんなもんだろうが
>>  セイルーンでの状況は、あの場に居た者しか分からんハズだからな」
>……何て恐ろしい確認方法……(ガクガクブルブル)
>ゼロス、よく無事でしたね。でも、回復に手間取りそうです。
>確実だけれど、本物の場合はダメージの大きすぎる確認方法……。
>早いうちに改良型(?)を開発するのが緊急課題ですね。
>でも、ゼロスにはこのままでもいいのかも……(←鬼)

ゼロスさん、またも不幸です(まて)
A:  ガウリイさんの御持ちのメモリー・オーブ。
    もしかして、新作♪でしょうか。あああああああ、ぜひ手に入れなければ〜♪
N:  じゃあ。今度買いに行きましょうね♪

ゼロスさんですから、多少のことは・・・・その・・・平気かな〜とか思ってしまったものでして(笑)

>> 「もちろん、一緒に歌いましたよ。
>>   ゼルガディスさん、最初は嫌がっていたんですけど、いざ歌いだしたら
>>   物凄く上手いんですよ!、しかも凄い美声ですし!!
>>   いつの間にか歌詞も完全に覚えていました。素晴らしかったですよ〜〜」
>ゼル……適応力がありますね……。何だか想像して笑ってしまいました。

ゼルガディスさん、かなりお茶目で適応力があるのでは無いでしょうか(笑)
A:  原作ですと、食堂で意外な演出をしようとするゼロスさんとの再会シーン。
N:  そしてアニメの方での数々のお茶目な台詞と行動♪

セイルーン王家の方々と違和感無く生活していそうですね〜。

>> 「僕に化けた方がいるのですか。
>>   それはそれは、その方と一度ゆっくりとお話してみたいものですねえ〜。
>>   それにしても、空間を渡れるほど適応された方がいるとは、これはあまり時間が無いかも知れませんね」
>>あたしの言葉に、小声で呟き返すゼロス。
>何だか、ゼロスが少々怒ってそうな……。やっぱり不愉快なんでしょうね。

はい、ゼロスさん怒ってます。
A:  ダロスさん。迷わず成仏してくださいね(汗)
N:  よりによって・・・・・ゼロスさんに化けちゃいましたからね・・・・・(薄笑)

>それにしても適応して渡れるようになるものなのでしょうか、空間って……。

実は『彼ら』は、入り込んだ対象者の潜在能力の活性化が出来るようになりまして。
A:  空間移動。と言いますか、超能力の瞬間移動が出来るようになるのです。
N:  他にも様々なことが出来るようになります・・・・・そして・・・・・

>> 「“秘密”なんて言ったら、明日の朝まで、さっきのメモリー・オーブを聞かせてあげるわよ」
>> 「話します。いえ、ぜひ話させてください。
>>   い・・・いやですよ〜、リナさん。誰も話さないなんて言って無いですよ〜」
>>顔面蒼白の汗だく状態で、慌てて話し出すゼロス。
>もう、最強のアイテムですね♪ ゼロスとしては、いつか隙を見て壊したい
>ところでしょうけれど、持ち主がガウリイでは無理でしょうし。
>まあ、ひとつくらい弱点があっても良いですよね(笑)強いんだから。

ガウリイさんの宝物ですから、ゼロスさんが壊したくても難しいのでは無いでしょうか(笑)
A:  不思議ですね〜。ゼロスさん私たちの家に遊びに来ていただいたときも何故か固まっていましたが
    どうしてなのでしょうか?
N:  さあ?きっと働きすぎて疲れが溜まっていたんですわ。

いや、あの・・・・Aさん達の家・・・・BGM代わりに竜族のギャグ・・・ず〜っと流れていたような(滝汗)

>> 「ノマの村に居る存在のことを、仮に『彼ら』と呼ばせて頂きますが
>>   最初に『彼ら』に気付いたのは、今から約5000年と少し前のことでした」
>随分昔からいたんですね、『彼ら』は。

はい、この世界へたどり着いたのが、その頃だったと御考え頂ければと思っております(汗)
A:  この世界を目指して来た、という訳では無く。
N:  永遠の時を手にした『彼ら』の旅の途中で、たまたまこの世界を通りかかったのですわね。

>>   『彼ら』のことを、このまま放置しておいたりしたら、まず間違い無く、あのお方からのお仕置きは確定するとの。
>>   魔王様とスィーフィードの御言葉に従い、即座に停戦、魔族と神族が協力して対処することになりました」   
>あの……お仕置きがなかったら、放って置いたのでしょうか……?

う〜ん。どうなんでしょうか?
A:  聞いてみれば良いんじゃないですか。
N:  じゃあ。呼び出してみましょうか♪
エル様: いでよ。部下S(1/7)!

北の魔王様: はっ。こ・・・ここに(汗)
エル様: S。あんた“あいつら”のこと、放っとこうかな〜とか思ったりしたの?
北の魔王様: そうですね〜、神魔戦争の情勢はあのとき我々魔族の方が優勢でしたから
         出来れば・・・・いっ、いえその(滝汗)・・・・もちろん放っておこうかな〜なんて欠片も思わな(ごじゃ゛)
エル様: あたしはSをお仕置きしとくから♪。じゃあまたね♪

どうやら・・・・・お仕置きがなかったら・・・・・放って置いたかもしれませんね(^^;

>> 「リナさん。僕もまだ滅びたくは無いので、具体的な感想は言えないんです。
>>   お仕置き慣れしている魔王様やスィーフィードは、良いですけど
>>   僕たちまで巻きぞいにされちゃ、堪りませんからね」
>>ゼロス、魔王はアンタの上司なんじゃないの・・・・まあゼロスらしいけど・・・。
>お仕置き慣れ……。神も魔もL様が相手では……(汗)
>たとえずっと上の上司でも、こう言いきってしまうのがゼロスですね。

Sさん達も大変ですね(汗)
A:  エルが相手ではな(溜息)
N:  確かに、魔王さんも竜王さんも、エル様の前では(遠い目)

>お仕置きの凄さ……リナは「ねーちゃんのお仕置き」をイメージすれば、
>すぐに理解できるのでは(笑)

リナさんにとっての、一番恐れている『ねーちゃんのお仕置き』ですね(汗)
A:  確か、TRYではルナさんからの手紙で・・・・(笑)
N:  ええ、あっと言う間にピラミッド作ってましたものね(笑)

>ナノマシン……『彼ら』は、私たちの世界と似たような技術を持つ世界の出身、
>ということですね。……自分たちの住む世界を行きすぎた科学で壊しちゃって、
>その生き残りが別の次元の世界を放浪して、5000年前、リナたちの世界に
>勝手に住み着いていたのでしょうか。

流石です。その通りなのです。
『彼ら』の世界は環境破壊と様々な争いが原因で、死滅してしまいました。
A:  『彼ら』は、どんな世界でも適応出来るような『力』を手にしています。
N:  それだけでも厄介なのですが・・・・・そのうえ・・・・・

>>  何の変化も進歩も、そして争いも無い世界。
>>  それが、『彼ら』の支配していた地域でした」
>究極に「何もない」世界ですね。

永遠を手にした代わりに、まるで時が止まったかのような世界ですね。
A:  限りが無い。終わりが無い、というのも・・・・。
N:  永遠の時を、ただ過ごすだけ・・・・・それで幸せなのでしょうか。

>>人は永遠を求めて、無限の時間を手にしたら・・・・・・その先に何を見て何をするのだろう。
>>新しい命を生み出すことの無い世界。
>>永遠に何の変化も無い世界・・・・・そんなの・・・・生きている、と言えるのかしら。
>不老不死……中国の神話によく出てくる仙人は、無限の時間を有意義に使って
>いますが、「欲」を持たない、それこそ「仙人になりたい」とすら思わない
>ような者でなければ、仙人にはなれないと言われてます。
>逆に言えば、無限にある時間に耐えられるような者でなければ、仙人には
>なれないのかもしれないと、この部分を読んでいて思いました。
>「受け取る側にも相応の能力が要る」……「分相応」が一番なんですね、きっと。

器というものがありますから、無茶ならばまだしも、無理なことを求めても幸せにはなれないのかも知れませんね。
A:  限りがあると嘆くのではなく。
N:  ええ。限りがあるからこそ、精一杯光り輝くのではないでしょうか。

>> 「つまり、息をすると奴らが体内へと侵入してくるようになる、と言うのか」
>>ゼルの呟きに、ゼロスはいつもの笑みを浮かべたまま
>> 「その通りです。いや〜なかなか厄介な方々ですね〜」
>>のん気に答えている。
>思いっきり空気感染の伝染病みたいな……(汗)『彼ら』の世界では当然の
>ように行われていた技術なのでしょうか。

はい、『彼ら』の世界では、元々医療用などに使用されていた技術なのでした。
A:  残念ながら、どのような技術でも(溜息)
N:  軍事利用。戦いへと利用しようとするようなもの達がいましたので・・・・大変なことになってしまったのです。

>> 「たまたま、『彼ら』のお偉いさんと知り合いになりましてね。
>>   ゼノさんて仰る方なんですけど、いろいろと教えてくれたんですよ。
>>   なかなか話の分かる、親切な方でしたよ。
>>   迷惑なんで、この世界から出て行ってくれませんか、と、お願いしてみたんですけど。
>>   いや〜あ、言ってみるもんですね。
>>   ゼノさんと一緒に1/3位の方々は、素直に別の世界へ移動してくれましたから」
>一枚岩、というわけでもなかったのですね。でも、そうなると残っている方々は
>受け入れなかった分、厄介ですね。

ゼノさんと一緒に移動してくれた方々を穏健派としますと。
A:  残った方々は、最早何にも興味も関心も無い方々と。
N:  強硬派。自分達の邪魔をするものは全て排除する、という考えの方ですから
    本当に厄介ですわね(溜息)

>> 「さあ、どうなんでしょうね。
>>   まあ、この世界から居なくなってくれれば、後は何処で何をしていようと
>>   僕たちには関係ありませんから」
>>ゼルの問いかけに、身もふたも無い答えを返すゼロス。
>あの〜、それって、「TRY」の最長老様が言ってたのと、あまり変わらない
>のでは……ゼロス……(汗)

ああああああああ、し・・しまったあ〜〜(汗)
そう言えば・・・・そうですよね(滝汗)
A:  また、我が身が一番可愛い、という気持ちは分からなくも無いですが(苦笑)
N:  ゼロスさん個人がこういう考えなのか。
    それとも魔族の方々に、こういう考え方が共通するのでしょうか(笑)

>> 「はい、魔王様が、眠れる竜と呼ばれていた大陸の『彼ら』の支配地域を結界で封じ込めまして
>>   そこにスィーフィードが攻撃して、大陸ごと蒸発させました。
>>   まあ、魔王様もスィーフィードも今までの戦いでかなり力を失っていましたから
>>   『彼ら』の反撃で、魔王様は体を七つに分かたれ、人間の魂の中で眠りながら力の回復をするハメに
>>   なっちゃいましたけど。
>>   スィーフィードも力を使いすぎたのか、地竜王・天竜王・火竜王・水竜王の四つの分身を残し
>>   混沌の海へと沈んでいきました。
>衝撃の真実!……ですね。本当に。でも、魔王に反撃するレベル……強いですね……。

ありがとうございます〜。
自分でも・・・・・かな〜〜り無理があるような設定かも・・・・と思っておりました(滝汗)
A:  『彼ら』は、ある『力』を使って反撃しました。
N:  なかなか厄介な『力』でして、多分、次回あたりから少しづつ出で来ると思います。

>> 「それがですね〜。あるお方が、こんな程度でやられるなんて情けない、と仰いまして
>>   お仕置きしてから、魔王様を封印なさったんですよ。
>>   いやはや、それにしても魔王様も大変ですね〜」
>>はっはっはっ・・・・・。笑うゼロス。
>>いや、そこで魔族のあんたが笑って、どうする。
>スィーフィードがお仕置きされなかったのは、さっくり混沌に沈んだから、
>なんですね……(汗)
>ゼロスとしては笑うしかない出来事なのかも。

Sさん。あの当時から不幸でした(まて)
A:  魔族方々も大変ですね(笑)
N:  それを言うのなら神族もなかなか大変そうですわよ♪
ゼロスさんたち魔族としては、あのお方がらみでは、もう笑うしかないのでしょうね。

>面白かったです。色々と衝撃の事実もありましたし。
>まだそうなってはいないものの、下手すれば空気感染な状況。
>これは……本当に戦うのは大変です。その心配が無いのはゼロスをはじめと
>する魔族ぐらい……。
>これからどうなるのか、楽しみです。

ありがとうございます。
次回に、少し出てまいりますが、魔族神族でその事態に対応する為に
ある手段を講じようとしたりします。

>何だか寒さがぶり返しているようですが、お体にお気をつけてくださいね。

ありがとうございます。毎日寒いですね。

>では、拙いコメントばかりでしたが、これで失礼します。

拙いなんて、そんなこと無いです。
読んでくださって、ありがとうございます。
毎回、とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。

まだまだ寒さが厳しくなるようですね。
インフルエンザが流行っているようですので、お体にお気を付けて、お元気で。
では、本当にありがとうございました。失礼します。

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24927眠りし者(第六話)猫楽者 E-mail 2003/2/23 22:59:30
記事番号24788へのコメント

こんにちは、猫楽者と申します。
読んでみようと思ってくださった、心優しい方。
ありがとうございます。

仕事先の無料で飲めるコーヒーを飲もうとして
紙コップに砂糖を入れて、コーヒーミルクとプラスチックスプーン片手に
押したボタンが・・・・・・ホットの麦茶・・・・でした・・・
呆然としていたら、先輩から『きちんと責任持って飲むように』、と、ありがたい御言葉を頂きまして
コーヒーミルクを入れて飲みました・・・・しくしく(T_T)

プロローグ〜第四話までは、著者別リストの方へと登録させて頂いております。
拙い駄文ですが、よろしくお願い致します。

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

眠りし者   第六話。


 「ところで、アースさん。
   貴方は、この後どうなさるのですか」
ゼロスの問いかけに、アースさんは、レテディウス公国の金貨と
オリハルコンの入った袋、そして丸めた地図らしき物をテーブルの上に置いた。
 「俺はノマの村へ行く。
   ギオ達を止めないといけないしな。
   それと頼みがあるんだ。
   依頼料は、ここにある品物、微々たるもんで悪いが
   俺には、もうこれしか残っていないんでな。
   そこの地図には、先ほど話した遺跡の場所と
   遺跡の内部、隠し扉の場所とかが書いてあるから
   この件が解決したら、遺跡の中に残っている物は全部持っていってくれ」
ほとんど手付かずの遺跡、かなりのお宝が眠っているかも・・・・・・・・じゃなくて・・・・。
 「アースさん。頼み、って、なんですか」
 「俺もノマの村の奴らに傷を負わされたんだ。
   幸いまだ、奴らの操り人形にはなってはいないが
   ノマの村で、俺が奴らの仲間になったり、操られたりしたら
   あんた達に迷惑掛けないように、すみやかに処分してくれ」
なっ!!
処分。つまりは・・・・殺してくれ・・・と・・。
あたし達が絶句していると
 「わかりました。間違いなく処分して差し上げますから」
ゼロスが、あっさりと返事をしている。
 「あのねえ。ゼロス・・・」
 「リナさん。まだアースさんが奴らに、どうこうされると決まった訳ではないでしょう。
   まあ、万が一、そうなってしまったら、という仮定の話なんですから
   それに、もしそうなってしまったら、何か他に方法がありますか」
う゛っ・・・・そう言われると・・・・。

明日、ノマの村へと出かける事になった。


皆が眠っている夜中。
あたしはひとり、こっそりと部屋を抜け出した。
いや、別に盗賊虐めをしに行くわけじゃあないんだけど。
待っているのだ。
 「リナさん、何をしているのですか」
声と共に待っていた相手、ゼロスが現れた。
 「待ってたのよ、ゼロス、あんたをね。
   ゼロス。あんたまだ話してないことがあるんじゃないの」
 「どうして、そう思うのですか」
 「魔王とスィーフィードに、あれだけのダメージを与えたにしては
   番人達の攻撃力が弱すぎる、と思ってね」
ゼロスが微笑む、嬉しそうに。
 「流石ですね、まあ、その件は後でお話するとしまして
   ガウリイさんとゼルガディスさんも、良かったら扉の陰から出て来られて
   一緒にお話しませんか」
扉が開いて、ガウリイとゼルが出て来た。

 「おまえさん、さっき覗き見してるときに
   『保険』がどうとか、言ってたよな」
 「やれやれ、ガウリイさん。
   本当に貴方は不思議な方ですね。
   仰るとおり、我々が失敗したときのことを考えて、保険が掛けられています」
 「保険、って、どんな?」
ゼロスのことだから、マトモに聞いても駄目だろうなあ、と思いながら問い掛けてみた。
 「発案は覇王様なんですけど・・・。
   覇王様は、まだリナさん達から受けたダメージから回復していらっしゃらないので
   実行は海王様に任せられました。
   僕は、覇王様と海王様から保険の内容を聞かされていないんですよ」
 「聞いてないんじゃあ、しょうがないな」
あっさりと納得しているガウリイ。

 「ゼロス。あんたガ−ヴに、『冥王の計画を教えろ』、って言われたときにも
   同じようなこと言ってたわよね。
   んで、ガーヴに、『獣王から計画の詳細を聞いていないか』、と言われたり
   してたわよね」
 「鋭いですね〜。
   まあ、リナさんかゼルガディスさんには、その辺りのことを
   突っ込まれるだろう、とは思っていましたから」
苦笑しつつ、話を続けるゼロス。
 「確かに、獣王様から保険の詳細を教えて頂きました。
   5000年前、『彼ら』が反撃に使った手段なんですが、それを
   今回は、我々が使わせて貰うんです」
 「あんたたち魔族が、他の力を借りるなんて珍しいわね」
 「まあ、借りるのではなく、利用するんですけどね。
   リナさん。あなたたちの生活する地面の下に、マグマと呼ばれている物質が
   あることをご存知ですか?
   そしてそのマグマの層のなかに生き物がいる、と言ったら信じますか?」
 「信じるわよ。前に火山の底に眠っていた魔獣と戦ったことがあるから」
セイルーンで魔族に呼び出された、その魔獣のお陰で、あたしは偉い目に遭ったのだ。

 「まあ、生き物と言うよりは一種のエネルギーが集まった生命体。という方が
   良いのかも知れませんけど。
   普段は、眠っているようで、地上に出て来るなんてことは無いんですが」
 「エネルギー生命体、って・・・・・んな物騒な代物、ちゃんと思い通りに動かせるの」
いくら力を使い果たしていたとはいえ、この世界の魔王と神王に痛手を与えた程の奴。
そんなもんが、暴れだしたら・・・・・・洒落になんない。

 「大丈夫なんじゃないですか。
   まあ、その生き物は、破壊をもたらす蛇・・・・・“破蛇”、とか
   “狂える蛇”、とか、物騒な呼び名で呼ばれていて
   桁違いの魔力を持っていたりしますけれど
   制御技術はあるようですから」
 「なんか・・・・・頼りないわね」
 「制御の方法を作ったのは、我々ではありませんからね。
   それに失敗しても、怒られるのは僕じゃありませんし・・・・・・。
   実行するのが、マーフィンさんだというのが・・・・・少〜し・・・・いえ・・・
   かなり不安ですけど・・・・・」
おいおい、お役所仕事のあんたに・・・・そこまで言われる同僚?って・・・・
任せといて・・・・・・本当に・・・大丈夫なんかい・・・・・。

 「なあゼロス。その保険を使う、ってのは
   ゼロスを含む俺達が失敗したとき、なんだろう」
 「ええ、そのとおりです。
   いくらマーフィンさんでも、勝手に動かしたり・・・・・しない・・・・かと・・・」
ガウリイの台詞に、ボケた返事をするゼロスの頬に流れる一筋の汗。
なんか、ゼロスの反応を見るとマーフィンにそんな大事な役をまかせるのが、とことん不安なんですけど。
 「いや、そうじゃなくてね。
   結局、失敗したらゼロスは怒られるんじゃないの」
 「はっ、そう言えばそうですね。
   いや〜、いっつもマーフィンさんが失敗したときのトバッチリ
   僕が受けていたんで、その事しか考えていませんでしたよ。
   僕としたことがウカツでしたね〜」
 「ゼロス、制御の方法を開発したのは誰なの」
 「この世界は過去に様々な種族が、文明を築き上げては滅びる。
   その繰り返しでした。
   そんな滅び去った種族の遺産が、この世界のあちこちに眠っています。
   “破蛇”を制御する技術も、そんな過去からの遺産のひとつなんですよ」
 「古代遺跡か。そんな凄い技術を持った奴らが何で滅んだんだ」
ゼルの言う通り、技術は今のあたし達とは比べ物にならないくらい凄いけど。
 「原因は、いろいろですね。
   環境破壊、様々な争い、戦争、自らの作り上げた技術の暴走。
   我々が手を出すまでも無く、殆どの種族は勝手に自滅して逝きましたから」
まあ、ゼロスから聞きたいことは大体聞いたので、話はここまでにして眠ることにした。


次の日の朝、ノマの村を目指して出発したあたしたちは、途中『彼ら』の襲撃を受けることも無く
ゼロス達が張った結界の中へと入っていった。
そこで待っていたのは、あの番人みたいに見えるけど・・・・・。

 「よっ。また会ったな。
   しっかし金髪の兄ちゃん、すげえ腕してるなあ」
やたらとフレンドリーに話しかけてきた男に、とりあえずあたしが返事をしてみることにした。
 「あんた・・・・・昨日の番人なの?」
 「ああ、昨日も会ったよな」
 「何で生きてんの」
 「俺の使ってた剣も俺の一部でな、そっから体を再生したんだ」
 「なかなか・・・・便利な体してんのね」
確かに番人の剣は残ったままにしておいたけど、まさかあの剣までが体の一部だとは思わなかった。
 「まあな。もし良かったら、あんたも同じことが出来るようにしてやろうか」
エンリョしとく。と、あたしが答えようとしたときに
 「それだけは、止めろ(止めてください)」
と、言う、ガウリイ、ゼル、アメリア、それにゼロスと、アースさんの悲鳴に近い声。
 「貴方達は、この世界を滅ぼす気ですか」
 「今回ばかりは、ゼロスの意見が正しい。悪いことは言わん、止めとけ」
真顔で叫ぶゼロスと、どこか疲れたような声のゼル。
他のメンバーも、何かうんうん頷いてるし・・・・・。
あんたら・・・・このあたしの事を・・・・ど〜思ってるのかしら(怒)


$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

ここまで読んでくださった、心優しい方、ありがとうございます。

やっと、ノマの村へと入るところまで、話がたどりつきました。


読んでくださいまして、本当にありがとうございました。

では、失礼します。

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24934Re:眠りし者(第六話)エモーション E-mail 2003/2/24 21:43:32
記事番号24927へのコメント

猫楽者さん、A様、N様、こんばんは。

こちらはまた雪が降っています。ただ、溶けやすいタイプの雪なので、
暖かくなっている……のでしょうね。でも寒いです(笑)
「ヘヴン」楽しんでいただけて良かったです。小説にしろマンガにしろ、
どうしても好みはありますし、マンガの場合「絵」がネックになることが多いので。
あの台詞はほんとに……ゼロスと関わった人って、関係を問われたらああしか
言えないだろうな、というノリで選んだんです。リナ達もそうでしょうね(笑)

お待ちしていました、6話!
キャリアの可能性有りなアースさんと、マグマにいるエネルギー生命体。
これがどう絡んでくるのでしょうか。……マーフィンさん、失敗する前に
勝手に動かさないといいですけど……。

> 仕事先の無料で飲めるコーヒーを飲もうとして
> 紙コップに砂糖を入れて、コーヒーミルクとプラスチックスプーン片手に
> 押したボタンが・・・・・・ホットの麦茶・・・・でした・・・
> 呆然としていたら、先輩から『きちんと責任持って飲むように』、と、ありがたい御言葉を頂きまして
> コーヒーミルクを入れて飲みました・・・・しくしく(T_T)
それは……(汗)ああ、今某CDドラマの「烏龍茶ミルクティー」なる奇怪な
飲み物(実際にあっても絶対に飲みたくない)を、思わず思い出してしまいました(滝汗)


>  「アースさん。頼み、って、なんですか」
>  「俺もノマの村の奴らに傷を負わされたんだ。
>    幸いまだ、奴らの操り人形にはなってはいないが
>    ノマの村で、俺が奴らの仲間になったり、操られたりしたら
>    あんた達に迷惑掛けないように、すみやかに処分してくれ」
さすがに、無傷ではなかったんですね。どの程度かは分からないけれど
「ナノマシン」キャリアの可能性大……。
あえて「処分」と言っているあたり、かなり割り切った上のことなのでしょう
けれど……頼むのも頼まれるのも辛いです。

>  「わかりました。間違いなく処分して差し上げますから」
> ゼロスが、あっさりと返事をしている。
>  「あのねえ。ゼロス・・・」
>  「リナさん。まだアースさんが奴らに、どうこうされると決まった訳ではないでしょう。
>    まあ、万が一、そうなってしまったら、という仮定の話なんですから
>    それに、もしそうなってしまったら、何か他に方法がありますか」
即答するのは、やっぱりゼロスですね。他の人にはキツイでしょう。

> 扉が開いて、ガウリイとゼルが出て来た。
ふと、リナが部屋を剥け出したのに気づいて陰でみていたのかなと思いました。

>  「おまえさん、さっき覗き見してるときに
>    『保険』がどうとか、言ってたよな」
>  「やれやれ、ガウリイさん。
>    本当に貴方は不思議な方ですね。
>    仰るとおり、我々が失敗したときのことを考えて、保険が掛けられています」
ガウリイ……凄い……。「相手」をキャッチした途端、付随する情報全部
ダウンロ−ド(笑)しているとか……(汗)

> 「ゼロス。あんたガ−ヴに、『冥王の計画を教えろ』、って言われたときにも
>    同じようなこと言ってたわよね。
>    んで、ガーヴに、『獣王から計画の詳細を聞いていないか』、と言われたり
>    してたわよね」
>  「鋭いですね〜。
>    まあ、リナさんかゼルガディスさんには、その辺りのことを
>    突っ込まれるだろう、とは思っていましたから」
> 苦笑しつつ、話を続けるゼロス。
さすがにリナやゼルは二度も同じ手に引っかかりませんよね。ガウリイは
素直すぎですが。

>  「まあ、生き物と言うよりは一種のエネルギーが集まった生命体。という方が
>    良いのかも知れませんけど。
>    普段は、眠っているようで、地上に出て来るなんてことは無いんですが」
これ、最初はフォッサ・マグナみたいなものの事かと思ってました。

>  「エネルギー生命体、って・・・・・んな物騒な代物、ちゃんと思い通りに動かせるの」
> いくら力を使い果たしていたとはいえ、この世界の魔王と神王に痛手を与えた程の奴。
> そんなもんが、暴れだしたら・・・・・・洒落になんない。
ほんとに世界が滅ぶような……(汗)

>  「なあゼロス。その保険を使う、ってのは
>    ゼロスを含む俺達が失敗したとき、なんだろう」
>  「ええ、そのとおりです。
>    いくらマーフィンさんでも、勝手に動かしたり・・・・・しない・・・・かと・・・」
> ガウリイの台詞に、ボケた返事をするゼロスの頬に流れる一筋の汗。
> なんか、ゼロスの反応を見るとマーフィンにそんな大事な役をまかせるのが、とことん不安なんですけど。
本当に大丈夫なのでしょうか……(滝汗)
「現場の判断」とか言って、周りの状況考えずに動かしたりしたら
激しく嫌ですね……(滝汗)

>  「はっ、そう言えばそうですね。
>    いや〜、いっつもマーフィンさんが失敗したときのトバッチリ
>    僕が受けていたんで、その事しか考えていませんでしたよ。
>    僕としたことがウカツでしたね〜」
……マーフィンさんって一体……。中間管理職は同僚にも恵まれないのですね……。

>  「ゼロス、制御の方法を開発したのは誰なの」
>  「この世界は過去に様々な種族が、文明を築き上げては滅びる。
>    その繰り返しでした。
>    そんな滅び去った種族の遺産が、この世界のあちこちに眠っています。
>    “破蛇”を制御する技術も、そんな過去からの遺産のひとつなんですよ」
>  「古代遺跡か。そんな凄い技術を持った奴らが何で滅んだんだ」
すみません、今一瞬「モ○イとか東○タワーとか自○の女神が遺跡として
発掘されたら楽しそう」とか思いました……。
でも、実は制御の失敗で滅んでいたら嫌ですね。

>  「原因は、いろいろですね。
>    環境破壊、様々な争い、戦争、自らの作り上げた技術の暴走。
>    我々が手を出すまでも無く、殆どの種族は勝手に自滅して逝きましたから」
神や魔族はそれを見ながら、ため息ついてたのかもしれませんね。

>  「よっ。また会ったな。
>    しっかし金髪の兄ちゃん、すげえ腕してるなあ」
> やたらとフレンドリーに話しかけてきた男に、とりあえずあたしが返事をしてみることにした。
本当にフレンドリーですね……。

>  「貴方達は、この世界を滅ぼす気ですか」
>  「今回ばかりは、ゼロスの意見が正しい。悪いことは言わん、止めとけ」
> 真顔で叫ぶゼロスと、どこか疲れたような声のゼル。
ゼロスにそう言われるのって、とことん悲しいような……。ゼルもだめ押し
しているし……。

> 他のメンバーも、何かうんうん頷いてるし・・・・・。
> あんたら・・・・このあたしの事を・・・・ど〜思ってるのかしら(怒)
言わぬが花……触らぬ神に祟りなし……(苦笑)
リナさん、報復は戦力が減らない程度にしてくださいね(汗)

楽しませていただきました〜。
とうとうやって来たノマの村。既に彼らの「縄張り」なので、油断は禁物だと
思うのですが、こうなるのがリナ達なんでしょうね。
逆に言えばこれがリナ達の強さなのだと思います。

やたらとフレンドリーな番人とどう話が展開するのか、ノマの村で何が
起きるのか、楽しみです。

では、この辺で失礼します。

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24936ありがとうございました。猫楽者 E-mail 2003/2/24 23:51:58
記事番号24934へのコメント

>猫楽者さん、A様、N様、こんばんは。

こんばんは、エモーションさん。
お元気ですか、猫楽者です。

読んでくださって、ありがとうございます。
いつも、とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。
A:  こんばんは、エモーションさん。
    2月も、もう今週で終わりですね。お元気ですか。Aです。
    読んでくださいまして、ありがとうございます。
N:  こんばんは、エモーションさん。
    読んでくださいまして、ありがとうございます。Nです。
    いつも、とても丁寧に、本当にありがとうございます。

>こちらはまた雪が降っています。ただ、溶けやすいタイプの雪なので、
>暖かくなっている……のでしょうね。でも寒いです(笑)

こちらでも今日、雪が舞っておりました。
A:  猫楽者、滑って転びそうになっていたね(笑)
N:  しかも駅前で、あそこで転んでいたら、周りの皆さんに大笑いしてもらえたでしょうに(笑)
いや、別にそこまでして笑いを取りたくは・・・・無いんですけど(汗)

>「ヘヴン」楽しんでいただけて良かったです。小説にしろマンガにしろ、
>どうしても好みはありますし、マンガの場合「絵」がネックになることが多いので。

『ヘヴン』、本当に面白かったです。
久しぶりに、じっくりと読み応えのあるマンガを何回も何回も読ませて頂きました。
エモーションさん、素晴らしい作品を教えて頂きました。
ありがとうございました。
自分は、アメ・コミや劇画調の『絵』は苦手なのですが、パタリ●のようなアッサリ系の絵柄が好きです。
A:  『ヘヴン』は、2巻で完結なのでしょうか。
N:  残念ですわ、ぜひ続編を読んでみたいですわ。

>あの台詞はほんとに……ゼロスと関わった人って、関係を問われたらああしか
>言えないだろうな、というノリで選んだんです。リナ達もそうでしょうね(笑)

リナさん達ならば、そう言うでしょうね(笑)
A:  それでゼロスさんが、どういう意味ですか〜、とか突っ込んで(笑)
N:  そう突っ込んだが為に、リナさん達に好き勝手なこと言われて、ゼロスさんイジケタリするんでしょうね♪

>お待ちしていました、6話!
>キャリアの可能性有りなアースさんと、マグマにいるエネルギー生命体。
>これがどう絡んでくるのでしょうか。……マーフィンさん、失敗する前に
>勝手に動かさないといいですけど……。

優しい御言葉をありがとうございます。
第八話くらいまでと、エピローグは、ほぼ出来ているのですが
A:  猫楽者。君ねえ、確か10話とエピローグで完結と言ってなかったかい(溜息)
N:  第九話と十話のお話は、まとまっていない・・・・・という訳なのね(呆れ)

>> 仕事先の無料で飲めるコーヒーを飲もうとして
>> 紙コップに砂糖を入れて、コーヒーミルクとプラスチックスプーン片手に
>> 押したボタンが・・・・・・ホットの麦茶・・・・でした・・・
>> 呆然としていたら、先輩から『きちんと責任持って飲むように』、と、ありがたい御言葉を頂きまして
>> コーヒーミルクを入れて飲みました・・・・しくしく(T_T)
>それは……(汗)ああ、今某CDドラマの「烏龍茶ミルクティー」なる奇怪な
>飲み物(実際にあっても絶対に飲みたくない)を、思わず思い出してしまいました(滝汗)

あのコーヒーの味・・・・自分は早く忘れたいのですが・・・・と〜ぶん忘れられそうにありません(泣)
A:  まあ、テニス部の合宿の闇鍋みたいな、ミックスカクテルよりは、『まし』でしょう。
N:  あれは・・・・飲み物じゃ・・・ありません・・・焼きそばまで入っ(以下、自主規制(笑))

>さすがに、無傷ではなかったんですね。どの程度かは分からないけれど
>「ナノマシン」キャリアの可能性大……。
>あえて「処分」と言っているあたり、かなり割り切った上のことなのでしょう
>けれど……頼むのも頼まれるのも辛いです。

アースさんまで、『彼ら』の仲間になっちゃったら大変です。
A:  アースさんも天涯孤独の身の上でして。
N:  ギオさんとギオさんのご家族、ダロスさんガタラットさんのことを、本当の家族のように思っていましたから
     自分自身のことよりも、ギオさん達のことが心配なのでしょうね。

>>  「わかりました。間違いなく処分して差し上げますから」
>> ゼロスが、あっさりと返事をしている。
>即答するのは、やっぱりゼロスですね。他の人にはキツイでしょう。

ゼロスさんの判断は、非情なようですが、ある意味・・・・・正しいのかもしれませんね。
A:  戦いでは、時には残酷な選択を迫られるときもありますから。
N:  冷たいようですが、ゼロスさんのような考え方をすることも必要なのかも
     しれませんわね。

>> 扉が開いて、ガウリイとゼルが出て来た。
>ふと、リナが部屋を剥け出したのに気づいて陰でみていたのかなと思いました。

流石です。そのとおりなのです。
A:  ガウリイさんは、リナさんが何処に行くのか気になって。
N:  そしてゼルガディスさんは、微かに聞こえたゼロスさんの声に反応したのですわ。

>ガウリイ……凄い……。「相手」をキャッチした途端、付随する情報全部
>ダウンロ−ド(笑)しているとか……(汗)

ガウリイさんの感覚。どんどん人間離れしていってしまっています(汗)
A:  ガウリイさん・・・・本当に人間なのでしょうか(汗)
N:  アストラル・サイドの会話を聞き取れる、って・・・・・何故なんですかね(汗)

>さすがにリナやゼルは二度も同じ手に引っかかりませんよね。ガウリイは
>素直すぎですが。

リナさんとゼルガディスさんは誤魔化されませんでしたが・・・ガウリイさんは(汗)
A:  ガウリイさんの素直さと、リナさんの鋭い突っ込み(笑)
N:  ぴったりのお二人ですわね(笑)
そうすると、アメリアさんとゼルガディスさんは、どうなるんでしょうか。
A:  アメリアさんとゼルガディスさんは、時と場合により。
N:  突っ込み役を交代できそうですわね。

>これ、最初はフォッサ・マグナみたいなものの事かと思ってました。

すいません、“破蛇”は元ネタがあります(汗)
A:  今から10年くらい前の『スプリガン』というマンガに出てきました。
N:  富士山麓文明という古代文明の遺跡で操る『炎蛇』というエネルギー生命体ですわね(笑)

>>  「エネルギー生命体、って・・・・・んな物騒な代物、ちゃんと思い通りに動かせるの」
>> いくら力を使い果たしていたとはいえ、この世界の魔王と神王に痛手を与えた程の奴。
>> そんなもんが、暴れだしたら・・・・・・洒落になんない。
>ほんとに世界が滅ぶような……(汗)

はい、“破蛇”の体は超高温の魔力の炎だったりしますので(汗)
A:  全世界規模で暴れられたりしたら・・・・・。
N:  大変なことになってしまうますわ。

>>  「ええ、そのとおりです。
>>    いくらマーフィンさんでも、勝手に動かしたり・・・・・しない・・・・かと・・・」
>> ガウリイの台詞に、ボケた返事をするゼロスの頬に流れる一筋の汗。
>> なんか、ゼロスの反応を見るとマーフィンにそんな大事な役をまかせるのが、とことん不安なんですけど。
>本当に大丈夫なのでしょうか……(滝汗)
>「現場の判断」とか言って、周りの状況考えずに動かしたりしたら
>激しく嫌ですね……(滝汗)

(汗)・・・・・マーフィンさんにまかせたこと・・・・海王さまの人選ミスかも・・・です(滝汗)
A:  マーフィンさん。かな〜り良い性格・・・・していたような(汗)
    ま・・・・まあ、生真面目なマームさんがついていれば・・・・きっと大丈夫なのでは(弱気)
N:  A。マームさんは確かに真面目な方だけど・・・・。
    今までマーフィンさんが無茶するの止めたことは一度も無いわよ(滝汗)
すいません・・・・・大丈夫じゃあ・・・・無いかもしれません(泣)

>>  「はっ、そう言えばそうですね。
>>    いや〜、いっつもマーフィンさんが失敗したときのトバッチリ
>>    僕が受けていたんで、その事しか考えていませんでしたよ。
>>    僕としたことがウカツでしたね〜」
>……マーフィンさんって一体……。中間管理職は同僚にも恵まれないのですね……。

ゼロスさんとマーフィンさんは、ある意味、とてもよい関係なのではないでしょうか(笑)
A:  “やんちゃ”で“お転婆”な妹と、ブツブツ言いながらもフォローしているお兄さんですか(笑)
N:  まあ・・・・・今までマーフィンさんの起こした騒動が、“やんちゃ”とか“お転婆”の範囲かどうかは
    考えなければ・・・・そう言えなくもないですわね(溜息)

>>  「この世界は過去に様々な種族が、文明を築き上げては滅びる。
>>    その繰り返しでした。
>>    そんな滅び去った種族の遺産が、この世界のあちこちに眠っています。
>>    “破蛇”を制御する技術も、そんな過去からの遺産のひとつなんですよ」
>>  「古代遺跡か。そんな凄い技術を持った奴らが何で滅んだんだ」
>すみません、今一瞬「モ○イとか東○タワーとか自○の女神が遺跡として
>発掘されたら楽しそう」とか思いました……。
>でも、実は制御の失敗で滅んでいたら嫌ですね。

確かに制御の失敗で滅んでいて、遺跡として調査されたり。
A:  オーパーツとして、物騒な軍事兵器が調査されて(笑)
N:  地下の秘密基地が、機能を維持していて、いきなりICB●撃ったりしたり(笑)
いや・・・・それ笑い事じゃないです(滝汗)

>>  「原因は、いろいろですね。
>>    環境破壊、様々な争い、戦争、自らの作り上げた技術の暴走。
>>    我々が手を出すまでも無く、殆どの種族は勝手に自滅して逝きましたから」
>神や魔族はそれを見ながら、ため息ついてたのかもしれませんね。

ため息をついて、そして滅んで逝った方々の為に祈っていて欲しいです。
A:  『神』が滅ぼした文明もあったんじゃあなかったかな(溜息)
N:  『魔』は堕落を喜び、『神』は堕落を許さないですからね(・・・)

>>  「よっ。また会ったな。
>>    しっかし金髪の兄ちゃん、すげえ腕してるなあ」
>> やたらとフレンドリーに話しかけてきた男に、とりあえずあたしが返事をしてみることにした。
>本当にフレンドリーですね……。

番人さんは、まだ出番があったりします。
A:  『番人』さんは、フレンドリーなんだけど・・・・。
N:  A。猫楽者が泣きそうな顔してるから、止めてあげたら(笑)

>>  「貴方達は、この世界を滅ぼす気ですか」
>>  「今回ばかりは、ゼロスの意見が正しい。悪いことは言わん、止めとけ」
>> 真顔で叫ぶゼロスと、どこか疲れたような声のゼル。
>ゼロスにそう言われるのって、とことん悲しいような……。ゼルもだめ押し
>しているし……。

ゼロスさんとゼルガディスさん。いい度胸してます(汗)
A:  魔族のゼロスさんに・・・・ここまで言われるリナさんって(汗)
N:  まあ、リナさんでしたら、世界を滅ぼしたりはしないと思いますわ(冷汗)

>> 他のメンバーも、何かうんうん頷いてるし・・・・・。
>> あんたら・・・・このあたしの事を・・・・ど〜思ってるのかしら(怒)
>言わぬが花……触らぬ神に祟りなし……(苦笑)
>リナさん、報復は戦力が減らない程度にしてくださいね(汗)

リナさんが、どう思われているかは・・・・・怖くて言えません(汗)
A:  リナさんでしたら、報復はノマの村の事件が終わるまで待ってくれるでしょう(汗)
N:  どんな報復になるか・・・・・・考えないようにしますわ(合掌)

>楽しませていただきました〜。
>とうとうやって来たノマの村。既に彼らの「縄張り」なので、油断は禁物だと
>思うのですが、こうなるのがリナ達なんでしょうね。
>逆に言えばこれがリナ達の強さなのだと思います。

ありがとうございます。
そう言って頂けまして、とても嬉しいのです。
リナさん達には、自分達のペースを守って戦い抜いて頂きたいと思っております。

>やたらとフレンドリーな番人とどう話が展開するのか、ノマの村で何が
>起きるのか、楽しみです。

ノマの村では、ひと騒動(2〜3騒動かも)するかと思います。
今、最後の山場の展開を、書いています。

>では、この辺で失礼します。

読んでくださってありがとうございます。
毎回、とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。
エモーションさんの新作を読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。

まだまだ寒いようですね。
悪質な風邪も流行っているようですので、お体にお気を付けて、お元気で。
では、失礼します。

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24935Re:眠りし者(第六話)棒太郎 2003/2/24 21:57:58
記事番号24927へのコメント


> こんにちは、猫楽者と申します。
> 読んでみようと思ってくださった、心優しい方。
> ありがとうございます。

こんばんわ、猫楽者さん。
続きお待ちしておりました。

> 仕事先の無料で飲めるコーヒーを飲もうとして
> 紙コップに砂糖を入れて、コーヒーミルクとプラスチックスプーン片手に
> 押したボタンが・・・・・・ホットの麦茶・・・・でした・・・
> 呆然としていたら、先輩から『きちんと責任持って飲むように』、と、ありがたい御言葉を頂きまして
> コーヒーミルクを入れて飲みました・・・・しくしく(T_T)

ご愁傷様です・・・・・・しかしそんな責任を取らすなんて・・・・・
大目にみてあげればいいのに・・・・・
わたしの友人ならそんなんなったらソッコーけんか売るかも・・・・


>  「俺もノマの村の奴らに傷を負わされたんだ。
>    幸いまだ、奴らの操り人形にはなってはいないが
>    ノマの村で、俺が奴らの仲間になったり、操られたりしたら
>    あんた達に迷惑掛けないように、すみやかに処分してくれ」
> なっ!!
> 処分。つまりは・・・・殺してくれ・・・と・・。

ううむ、時限爆弾背負ってるようなもんですね。
しかももしもの時の為に自らの始末を依頼・・・・・・
不謹慎ながら男気を感じました。

>  「わかりました。間違いなく処分して差し上げますから」
> ゼロスが、あっさりと返事をしている。

本当にあっさりすぎだよ、あんた。
でもなんかさっぱり感も感じてしまう。

> ゼロスが微笑む、嬉しそうに。
>  「流石ですね、まあ、その件は後でお話するとしまして
>    ガウリイさんとゼルガディスさんも、良かったら扉の陰から出て来られて
>    一緒にお話しませんか」

なんか二人(特にゼルガディス)がゼロスのことを信用していないのがよく現れてますね。

>  「聞いてないんじゃあ、しょうがないな」
> あっさりと納得しているガウリイ。

あんたもあっさりしすぎや・・・・・
そんなんだといつか変な商法に引っかかりまっせ。

>  「ゼロス。あんたガ−ヴに、『冥王の計画を教えろ』、って言われたときにも
>    同じようなこと言ってたわよね。
>    んで、ガーヴに、『獣王から計画の詳細を聞いていないか』、と言われたり
>    してたわよね」
>  「鋭いですね〜。
>    まあ、リナさんかゼルガディスさんには、その辺りのことを
>    突っ込まれるだろう、とは思っていましたから」

ゼロス・・・・・相変わらず策士ですね〜〜〜〜〜。
揚げ足と詭弁が良く似合う。

>  「まあ、生き物と言うよりは一種のエネルギーが集まった生命体。という方が
>    良いのかも知れませんけど。
>    普段は、眠っているようで、地上に出て来るなんてことは無いんですが」
>  「エネルギー生命体、って・・・・・んな物騒な代物、ちゃんと思い通りに動かせるの」
> いくら力を使い果たしていたとはいえ、この世界の魔王と神王に痛手を与えた程の奴。
> そんなもんが、暴れだしたら・・・・・・洒落になんない。
>
>  「大丈夫なんじゃないですか。
>    まあ、その生き物は、破壊をもたらす蛇・・・・・“破蛇”、とか
>    “狂える蛇”、とか、物騒な呼び名で呼ばれていて
>    桁違いの魔力を持っていたりしますけれど
>    制御技術はあるようですから」

「スプリガン」で出てきたオロチを思い出しました。
わかる人いるかな?

> ガウリイの台詞に、ボケた返事をするゼロスの頬に流れる一筋の汗。
> なんか、ゼロスの反応を見るとマーフィンにそんな大事な役をまかせるのが、とことん不安なんですけど。
>  「いや、そうじゃなくてね。
>    結局、失敗したらゼロスは怒られるんじゃないの」
>  「はっ、そう言えばそうですね。
>    いや〜、いっつもマーフィンさんが失敗したときのトバッチリ
>    僕が受けていたんで、その事しか考えていませんでしたよ。
>    僕としたことがウカツでしたね〜」

策士策に溺れる・・・・・って違うか?
ゼロス、そこんとこは学習しようね。

>  「ゼロス、制御の方法を開発したのは誰なの」
>  「この世界は過去に様々な種族が、文明を築き上げては滅びる。
>    その繰り返しでした。
>    そんな滅び去った種族の遺産が、この世界のあちこちに眠っています。
>    “破蛇”を制御する技術も、そんな過去からの遺産のひとつなんですよ」
>  「古代遺跡か。そんな凄い技術を持った奴らが何で滅んだんだ」
> ゼルの言う通り、技術は今のあたし達とは比べ物にならないくらい凄いけど。
>  「原因は、いろいろですね。
>    環境破壊、様々な争い、戦争、自らの作り上げた技術の暴走。
>    我々が手を出すまでも無く、殆どの種族は勝手に自滅して逝きましたから」

ますます「スプリガン」思い出しちゃいまた。

>  「よっ。また会ったな。
>    しっかし金髪の兄ちゃん、すげえ腕してるなあ」
> やたらとフレンドリーに話しかけてきた男に、とりあえずあたしが返事をしてみることにした。

陽気なお方ですね。なんか憎めない人だ。

>  「まあな。もし良かったら、あんたも同じことが出来るようにしてやろうか」

だからそれが小さな親切大きなお世話だっちゅーの。

> エンリョしとく。と、あたしが答えようとしたときに
>  「それだけは、止めろ(止めてください)」
> と、言う、ガウリイ、ゼル、アメリア、それにゼロスと、アースさんの悲鳴に近い声。
>  「貴方達は、この世界を滅ぼす気ですか」
>  「今回ばかりは、ゼロスの意見が正しい。悪いことは言わん、止めとけ」

ううむ、そうなってしまったら最強(最凶?)ですね。
例えるなら脳みそをもった核兵器、と言ったところでしょうか?(どんな例えや・・・)


>
> ここまで読んでくださった、心優しい方、ありがとうございます。
>
> やっと、ノマの村へと入るところまで、話がたどりつきました。
>
>
> 読んでくださいまして、本当にありがとうございました。
>
> では、失礼します。

次回も楽しみにお待ちしております。
まだまだ春は遠いですが、お体にお気をつけ下さい。わたしもいろんな意味で春は遠いですが・・・・・・
それと拙作『黒邪の王』、いつも読んで下さりありがとうございます。
それでは失礼します。


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24937ありがとうございました。猫楽者 E-mail 2003/2/25 01:13:08
記事番号24935へのコメント

>こんばんわ、猫楽者さん。

こんばんは、棒太郎さん。
お元気ですか、猫楽者です。

読んでくださって、ありがとうございます。
毎回、とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。
A:  こんばんは、棒太郎さん。
    寒いと思っていましたら、今日は雪が降りました。お元気ですか。Aです。
    読んでくださいまして、ありがとうございます。
N:  こんばんは、棒太郎さん。
    『黒邪の王』、ル・ランさんが倒れて、残りの方々が、どんな戦いを展開するのか。
    そして大ピンチのゼロスさんが、どうなるのか。
    続きを読ませて頂けるのをとても楽しみにお待ちしております。
    とても丁寧に、本当にありがとうございます。

>続きお待ちしておりました。

優しい御言葉を、ありがとうございます。
A:  読んでくださるだけても、ありがたいことですのに。
N:  丁寧な感想まで頂きまして、本当にありがとうございます。

>> 仕事先の無料で飲めるコーヒーを飲もうとして
>> 紙コップに砂糖を入れて、コーヒーミルクとプラスチックスプーン片手に
>> 押したボタンが・・・・・・ホットの麦茶・・・・でした・・・
>> 呆然としていたら、先輩から『きちんと責任持って飲むように』、と、ありがたい御言葉を頂きまして
>> コーヒーミルクを入れて飲みました・・・・しくしく(T_T)
>
>ご愁傷様です・・・・・・しかしそんな責任を取らすなんて・・・・・
>大目にみてあげればいいのに・・・・・
>わたしの友人ならそんなんなったらソッコーけんか売るかも・・・・

うちの職場は、軍隊みたいな階級社会なものでして(泣)
それにテニス部の合宿のスペシャル・ドリンクに比べれば・・・・・(汗)
A:  酔っていたとはいえ・・・・よくあんな恐ろしい物が飲めたね(呆れ)
N:  焼肉のタレやドレッシングまで入っ(以下、規制です(笑))

>ううむ、時限爆弾背負ってるようなもんですね。
>しかももしもの時の為に自らの始末を依頼・・・・・・
>不謹慎ながら男気を感じました。

アースさんは、良いリーダーだったのでしょうね。
A:  アースさんに、とっては自分のことよりも仲間のことの方が大切なのですね。
N:  時限爆弾が爆発しないことを祈りますわ。

>>  「わかりました。間違いなく処分して差し上げますから」
>> ゼロスが、あっさりと返事をしている。
>
>本当にあっさりすぎだよ、あんた。
>でもなんかさっぱり感も感じてしまう。

ある意味、流石は魔族ですね。
A:  ゼロスさんは、気付いているのかな。
N:  さあ、でも気付いていたとしても同じ返事をするでしょうね。

>> ゼロスが微笑む、嬉しそうに。
>>  「流石ですね、まあ、その件は後でお話するとしまして
>>    ガウリイさんとゼルガディスさんも、良かったら扉の陰から出て来られて
>>    一緒にお話しませんか」
>
>なんか二人(特にゼルガディス)がゼロスのことを信用していないのがよく現れてますね。

ガウリイさんは、リナさんのことが心配なのでしょうね。
A:  ゼルガディスさんは、信用してはいないのでしょうね。
N:  まあ、ゼロスさんの今までの行動を考えれば・・・・・信用するのは難しいかもしれませんわね。

>>  「聞いてないんじゃあ、しょうがないな」
>> あっさりと納得しているガウリイ。
>
>あんたもあっさりしすぎや・・・・・
>そんなんだといつか変な商法に引っかかりまっせ。

ガウリイさんでしたら、ありえますね〜(笑)
A:  そしてリナさんに、何してんのよ!、とか突っ込まれるのでしょうね(笑)
N:  まあ、ガウリイさんが野生の勘を働かせば、大丈夫・・・・・かもしれませんわね(笑)
A:  あの・・・・それよりも・・・棒太郎さん・・・(汗)
N:  ええ・・・何故に関西の御言葉を・・・・もしかしまして関西の方なのですか?

>>  「鋭いですね〜。
>>    まあ、リナさんかゼルガディスさんには、その辺りのことを
>>    突っ込まれるだろう、とは思っていましたから」
>
>ゼロス・・・・・相変わらず策士ですね〜〜〜〜〜。
>揚げ足と詭弁が良く似合う。

え〜。ゼロスさんからコメントが入っています。
『いや〜。そんなに誉めないでください、照れちゃうますよ〜、はっはっはっ』、とのことでした(汗)
A:  いや・・・・ゼロスさん。『策士』は誉め言葉だと思いますが(汗)
N:  “揚げ足と詭弁”は、誉め言葉とは・・・微妙〜に違うような気がフツフツとしますけど(汗)

>>  「大丈夫なんじゃないですか。
>>    まあ、その生き物は、破壊をもたらす蛇・・・・・“破蛇”、とか
>>    “狂える蛇”、とか、物騒な呼び名で呼ばれていて
>>    桁違いの魔力を持っていたりしますけれど
>>    制御技術はあるようですから」
>
>「スプリガン」で出てきたオロチを思い出しました。
>わかる人いるかな?

はい(シュタと手を上げました(笑))、わかる人です。
棒太郎さんが『スプリガン』のことをご存知で、とても嬉しいのです。
元ネタは、ご指摘のとおり『スプリガン』第一シリーズの“炎蛇”だったりします。
A:  良かったね、猫楽者。
N:  今から10年くらい前のマンガだから、ご存知の方が居ないかも、とか思っていたもんね。

>> ガウリイの台詞に、ボケた返事をするゼロスの頬に流れる一筋の汗。
>> なんか、ゼロスの反応を見るとマーフィンにそんな大事な役をまかせるのが、とことん不安なんですけど。
>>  「いや、そうじゃなくてね。
>>    結局、失敗したらゼロスは怒られるんじゃないの」
>>  「はっ、そう言えばそうですね。
>>    いや〜、いっつもマーフィンさんが失敗したときのトバッチリ
>>    僕が受けていたんで、その事しか考えていませんでしたよ。
>>    僕としたことがウカツでしたね〜」
>
>策士策に溺れる・・・・・って違うか?
>ゼロス、そこんとこは学習しようね。

上司やリナさん達にだけではなく、同僚(?)にも振り回されるゼロスさん♪
A:  流石は、不幸な姿が良く似合う方ですね♪
N:  その苦労が、いつか報われる日が・・・・来ると良いですわね♪

>>  「この世界は過去に様々な種族が、文明を築き上げては滅びる。
>>    その繰り返しでした。
>>    そんな滅び去った種族の遺産が、この世界のあちこちに眠っています。
>>    “破蛇”を制御する技術も、そんな過去からの遺産のひとつなんですよ」
>>  「古代遺跡か。そんな凄い技術を持った奴らが何で滅んだんだ」
>> ゼルの言う通り、技術は今のあたし達とは比べ物にならないくらい凄いけど。
>>  「原因は、いろいろですね。
>>    環境破壊、様々な争い、戦争、自らの作り上げた技術の暴走。
>>    我々が手を出すまでも無く、殆どの種族は勝手に自滅して逝きましたから」
>
>ますます「スプリガン」思い出しちゃいまた。

『スプリガン』、大好きでした。
連載、もっと続いて欲しかったです。
自分は、ジャン・ジャックモンドさんが好きでした。
ジャンさんのご家族のお話・・・・・泣きました。
A:  ・・・・・・・・・。
N:  ・・・・・・・・・・・・・・。
Aさん、Nさん。なに不思議そうな顔で黙り込んでるんですか?
A:  いや・・・・だって・・・・・ねえ。
N:  ええ・・・ジャンさんのご家族の話は・・・・悲しい話でしたけど・・・・・。
A:  猫楽者が・・・・泣く・・・・なんて・・・・・ねえ。
貴方達は・・・・・人のことを何だと思っていたんですか・・・・。
A:  だって、この後、あんなことやこんなことを考えてる猫楽者が・・・・・。
    何を言っても・・・・・説得力無いよ(溜息)
N:  誰も死なないお話を目指す。とか言って書き始めた別のお話も
    書き出して10数行で、あっさりと死んで・・・・ましたからねえ(呆れ)

>>  「よっ。また会ったな。
>>    しっかし金髪の兄ちゃん、すげえ腕してるなあ」
>> やたらとフレンドリーに話しかけてきた男に、とりあえずあたしが返事をしてみることにした。
>
>陽気なお方ですね。なんか憎めない人だ。

棒太郎さん・・・・すいません・・・ごめんなさい・・・・今のうちに謝罪しておきます(滝汗)
A:  この『番人さん』・・・・実は・・・・・(汗)
N:  あと2話ほど後で・・・・とんでもないことが・・・・・(滝汗)・・・・・。

>>  「まあな。もし良かったら、あんたも同じことが出来るようにしてやろうか」
>
>だからそれが小さな親切大きなお世話だっちゅーの。

善意の押し売りというのも、困りますよね。
A:  元々は、環境破壊による悪影響から逃れるための手段だったのですが。
N:  『彼ら』は、なにか間違ってしまったようですわね。

>> エンリョしとく。と、あたしが答えようとしたときに
>>  「それだけは、止めろ(止めてください)」
>> と、言う、ガウリイ、ゼル、アメリア、それにゼロスと、アースさんの悲鳴に近い声。
>>  「貴方達は、この世界を滅ぼす気ですか」
>>  「今回ばかりは、ゼロスの意見が正しい。悪いことは言わん、止めとけ」
>
>ううむ、そうなってしまったら最強(最凶?)ですね。
>例えるなら脳みそをもった核兵器、と言ったところでしょうか?(どんな例えや・・・)

の・・・脳みそをもった核兵器・・・・・お・・恐ろしいですね(滝汗)
A:  リナさんが、『彼ら』と同じ体になってしまったら(冷汗)
N:  ええ、『彼ら』は、体の一部から仲間の数を増やせますから・・・・・。
    数万人、リナさんと同じ能力、性格の方が出てきてしまうかも(滝汗)

>次回も楽しみにお待ちしております。

ありがとうございます。
読んでくださって、ありがとうございます。
丁寧な感想を頂きました。本当にありがとうございます。

>まだまだ春は遠いですが、お体にお気をつけ下さい。わたしもいろんな意味で春は遠いですが・・・・・・

ありがとうございます。
遠くても、いつか必ず春は来ると思います。
自分の場合、春は・・・自分を置いてきぼりにして・・・・過ぎ去って行ってしまいましたから(遠い目)

>それと拙作『黒邪の王』、いつも読んで下さりありがとうございます。

ゼロスさんが、大ピンチでしたので、どうなってしまうのか。
続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにしております。

>それでは失礼します。

毎日寒いですね。
早く暖かくなって欲しいです。
悪質な風邪も流行っているようですので、お体にお気を付けて、お元気で。
では、失礼します。

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24959眠りし者(第七話)猫楽者 E-mail 2003/2/28 12:08:50
記事番号24788へのコメント


こんにちは、猫楽者と申します。
読んでみようと思ってくださった、心優しい方。
ありがとうございます。

もうすぐ3月なんですね。
早く暖かくなって欲しいです。

プロローグ〜第四話までは、著者別リストの方へと登録させて頂いております。
拙い駄文ですが、よろしくお願い致します。

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

眠りし者   第七話。


 「よ〜くわかったわ。あんた達が、このあたしの事を、どう思っているか」
 「リ・・・リナ。落ち着け」
 「今は、仲間割れしている場合じゃないだろう」
静かに呟いたあたしの声に、ガウリイとゼルがすぐに反応した。
アメリアとアースさん、そしてゼロスは固まっているようだけど。
 「そうね。確かに今は、そんなことしてる場合じゃないわよね。
   わかったわ、あんた達への制裁は後でゆ〜っくりとしましょうねぇ」
微笑むあたしに、何故が強張った顔をして身を引くみんな。
なんで番人まで一緒に後ずさりしてるのかしら。

 「で、番人。あたし今すっごく機嫌悪いんだけど。
   素直にあたし達を通さないと、手加減なしで吹き飛ばすわよ」
 「あんた達を村まで案内するように言われている。
   ついて来てくれ」
番人の後を歩いて、あたし達はノマの村へと到着した。
村について、まず目に入って来たのが、大きな神殿のような建物。
そして村のあちこちにある
 『ようこそノマの村へ』、とか
 『歓迎。リナ・インバース御一行様』とか書かれている垂れ幕。
この村の奴ら、いったい何を考えているんだろう。

 「ようこそ。ノマの村へ」
村人達と共に、あたし達を出迎えた、この男の声は・・・・・確か。
 「ギオ。お前は」
悲しげにアークさんが呟くのが聞こえた。
この人がギオか。
温和な笑みを浮かべた、ごく普通の村人みたいに見える。
ただ、鋭く深い眼光だけは、ただのおじさんではないと物語っているようだ。

出迎えの人たちの中には、のんびりと手を振るガリアンさんがいた。
 「ガリアン、無事だったか」
 「ええ、あのくらいじゃ、私の根性は挫けませんから」
ゼルの声に、笑いながらアメリアみたいなことを言うガリアンさん。
 「ガリアン、忘れ物だ」
そう言いながらゼルが差し出したのは、ガリアンさんの剣。
差し出された剣に伸ばしかけた手を止めて、首を振るガリアンさん。
 「ゼルガディスさん。お気持ちは嬉しいんですけど・・・・・・
   やはり、その剣を受け取るわけにはいきません。
   私が奴らに操られていたら、どうするんですか。
   良かったら、その剣はゼルガディスさんが使ってください」
ゼルは無言のまま、剣の柄で
ゴンッ!
ガリアンさんの頭を叩いた。
 「痛いですよ。何するんですか」
かなり痛かったのか、涙目で苦情を言うガリアンさん。
 「お前が、そう簡単に支配されるわけないだろう。
   仲間に妙な気遣いをするな。
   それに、お前に剣を返すことは、アメリアも了解済みだ」
 「その剣は父さんが、ガリアンさんに使って欲しいと渡したものです。
   勝手に使ったりしたら、私たちが怒られちゃいますよ」
 「でも・・・・・」
まだ何か言いたそうなガリアンさんに、アメリアは笑いながら話を続けた。
 「ガリアンさん。私は巫女です。
   ガリアンさんが変わってないことぐらい、わかりますよ」
ガリアンさんは、剣を受け取り左腰の鞘に収め、ひざまずいた。
 「ありがとうございます。
   私の命を懸けて忠誠を誓わせて頂きます」
 「ダメです」
 「は?」
アメリアのダメ発言に、間抜けな返事をするガリアンさん。
 「命を懸けるなんてダメだと言ったんです。
   命懸けで、とか、尊い犠牲、なんて言葉、私は大嫌いなんです。
   みんなで幸せになる為に、死なない程度に頑張る。
   それで良いんじゃあないですか」
 「はい」
嬉しそうに笑うアメリアに、ガリアンさんも笑顔で答えている。

 「まあ、ゼルガディスさん達がそう言うのなら、別に良いですけど
   人間のああいう行動は、良くわからないですね」
 「ゼロス。あんたもガリアンさんが奴らに支配されてないことは
   わかってたんじゃないの」
 「ええ、リナさんの仰るとおり、ガリアンさんから感じる波動は
   前に会った時のままでしたから
   リナさんこそ、なんでガリアンさんが変わってないとわかったのですか」
 「ふっ。あんた、このあたしが誰だと思ってるのよ。
   そのくらいのこと、わかって当然でしょ」
人間の生死を司る、何処かの誰かさん。
嘘つきのあたしが死んでも、地獄には落とさないでね。
 「いや〜。流石リナさんですね。
   僕は、ガウリイさんが警戒していなかったから
   それで、ガリアンさんは支配されていないと確信したのかと思っていましたよ」
う゛っ・・・・。妙なところで鋭い奴。

 「ガリアンさん、あの・・・・・どうなってるんですか」
 「リナさん達のことを聞かれましてね。
   素直に教えて差し上げたら、何故か歓迎の準備を始めたんですよ」
いったい何を話したんだ、あんたは、と突っ込みたいところだが
今は、そんなことをしている場合ではない。

あたし達が案内された広場には、テーブルと椅子が沢山置かれ
テーブルの上には、美味しそうな料理と飲み物が大量に用意されている。
 「我々の事について、どうやら誤解しているようですので
   ゆっくりと食事でもしながら、話し合いませんか」
 「ギオさん。貴方の声には聞き覚えがあるんだけど
   たしか番人に話し掛けてたわよね」
警戒しつつも、あたし達はギオと同じテーブルに座った。
無論、いつでも動けるように神経を研ぎ澄まして。
同じテーブルには、ダロスも座っている。
 「ガタラット、無事か」
 「ああ、まあなアース」
アースさんの問い掛けに答えたのは、中年のおじさん。
ノマの村を脱出するときに奴らに捕まった仲間の人らしい。
 「俺はギオを止めに来た。
   お前たちとは戦いたくないんだが・・・」
 「悪いな、ギオの気持ちを考えると止められないんだ」
 「出来ればアースにも、こちら側について欲しいのだがな」
アースさんとダロス、ガタラットの話は平行線、やはり戦うしかないのかしら。

 「アーク、とりあえず一杯やらないか。
   別に毒なんか入ってないぞ」
あたし達の態度に苦笑しつつ話し掛けるギオ。
 「その言葉に安心して、あんた達の操り人形になるつもりは無いんだけど」
 「おや、知っていたのですか」
 「まあね。あんた達が食べ物や飲み物に混じって
   他の生き物の体内へと侵入する芸を身につけていること程度はね」
 「やれやれ。せっかく穏やかな解決方法を用意したのに
   余計な知識は、身を滅ぼしますよ」
あたしの言葉に、本気で残念そうに呟くギオ。
その言葉を合図に、あたし達のテーブルはノマの村の奴らに取り囲まれていた。
 「穏やかな解決方法は、どうしたのよ」
 「我々も出来ればデモン・スレイヤーズの皆さん、そして
   高位魔族と戦いたくは無いですね。今暫くのあいだは」
ごごご・・・・・。
音と共に地面が揺れた。
ギオたちが何か仕掛けて来たのかと思ったが
ギオも怪訝そうな表情をしている。

 「ギオ。もう止めにしないか。
   リムルもギジェも、きっと、こんなことは望んではいないのではないか」
 「駄目なんだよ。
   このごろ俺の夢にリムルもギジェが出てくるんだけどな。
   ふたりとも何か言いたそうな・・・・・悲しそうな顔してるんだ。
   ふたりの笑顔を取り戻す。
   そして、平和に暮らせるような世の中を作る。
   ただそれだけのこと。
   それは、そんなに悪い事なのか」
 「ギオ。お前も本当は、わかっているのだろう。
   何をどうしたところで、ふたりは・・・・・もう戻って来ないことが・・・」
 「そんなことは無い!
   俺たちの体の技術を使えば、リムルもギジェも生き返る!!
   そして、今度こそ幸せに暮らすんだ。
   アース、たとえお前でも邪魔はさせないぞ」
あたし達も席を立ち身構える。
やはり、戦うしかないらしいけど・・・・・なんか戦い辛い。
もし、あたしがギオと同じような目に遭ったら・・・・・どうするだろう。
いや、仮定は無意味だった。
かって、サイラーグでガウリイが、あの脳みそクラゲのあたしの保護者が殺されそうになったとき
あたしは迷うことなく世界よりも、ガウリイを選んだのだから・・・・・。

 「ゼロス様」
声と共に現れたのは、確か海王神官マーフィン直属の高位魔族マーム。
ゼロス『さま?』、あの〜、ゼロスが『さま』って呼ばれるの・・・・・・・。
なんか・・・・・無茶苦茶・・・違和感があるんですけど・・・・・。
 「おや、マームさん。何か御用ですか」
 「はい、これをマーフィン様からゼロス様へ届けるようにと申しつかって参りました」
マームの右手のひらにはメモリー・オーブ。
 「う゛・・・っ」
メモリー・オーブを見て、嫌な顔して少し身を引くゼロス。
 「内容はマーフィン様からゼロス様への御伝言だそうです」
嫌な顔しているゼロスに、さっさとメモリー・オーブを渡し。
 「では、失礼します」
ゼロスの返事も待たずにマームの姿が消えていった。
ギオたちも気勢を削がれたようで、黙って立ち尽くしている。

ゼロスは暫し、途方にくれたかのように自分の手のひらのメモリー・オーブを眺めている。
 「なんだか・・・・・とても嫌な予感が・・・・しますねえ・・・・。
   まあ、内容を見ない訳にも・・・・・いか無いですからねえ〜」
溜息と共に呟き、メモリー・オーブを再生した。

 『やっほう〜。ゼロス♪元気かなあ♪』
マーフィンの姿と声が再生された。
ど〜でも良いが、何で美味そうにお茶飲んでるんだ、この魔族は。
 『ゼロス。世の中って、なかなか奥が深いというか。
   予想もしなかったような事が起きちゃうというか。
   いつも苦労するのは、現場で働く私たちなのよね。
   私たち魔族も、広い心で仲間同士、許し合い助け合うことが必要だと。
   私は思うのよね。ゼロス。貴方もそう思うわよね』
遠い眼をして、意味不明のことを呟くマーフィン。
 『それでねえゼロス、ひとつお願いがあるの。
   私は海王様の所へ報告に行くから、後はお願いね♪
   じゃあ、そおいうことで・・・・・』
 『マーフィン様。まだ用件をお伝えしていないのではないですか。
   よろしいのですか。“破蛇”の制御に失敗して、もうすぐ“破蛇”が暴走する、と
   お伝えしておかなくて』
 『あああああああ、こら!マーム!!余計なこと言わないの
   良いのよ、ゼロスなら、なんとかするから・・・きっと・・・大丈夫でしょ。
   ま・・・・まあ・・・そ〜いう訳なのよ・・・。
   てへっ♪ゼロス〜。ごめんだけど・・・・後はよろしくね』
頬に一筋汗を流しながら、それでも無意味にニコニコしながらヒラヒラと手を振り
マーフィンの映像が消えていった。
し〜〜〜〜〜〜ん。
暫くの間・・・・・誰も状況を理解出来なくて・・・・辺りは静まり返っていた・・・・・。
いや・・・・・あの・・・・・てへっ・・・とか言われても・・・・。
あたしはぼんやりと、そんなことを考えてから・・・・・ふと、我に返り。
 『な・・・・なにいいいいぃぃぃぃぃいいいぃぃぃぃぃぃ!』
その場に居た全員の叫び声が、辺りに響いた。


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ここまで読んでくださった、心優しい方、ありがとうございます。

なんか、ノマの村で大変なことが起ようとしているようです。

読んでくださいまして、本当にありがとうございました。

では、失礼します。

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24960眠りし者(第八話)猫楽者 E-mail 2003/2/28 12:15:27
記事番号24788へのコメント


こんにちは、猫楽者と申します。
読んでみようと思ってくださった、心優しい方。
ありがとうございます。

続きを投稿させて頂きました。
拙い駄文ですが、よろしくお願い致します。

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眠りし者   第八話。


 「ちょっと待て、お前たち“破蛇”に、なにをしたんだ」
 「ギオ。おまえも“破蛇”のことを知っていたのか」
顔色変えて叫ぶギオに、問い掛けるアースさん。
 「ああ、俺達は“破蛇”の力を切り札にしようとしていたんだ」

 「あああああああああああ、マーフィンさああああぁぁぁああああぁぁん。
   なにしたんですかああああぁぁぁぁああぁぁあぁ」
頭を抱えて叫ぶゼロス。
 「そうだ、僕はこの事態を獣王様にご報告しなくては・・・・」
そう言ったゼロスの右肩を掴んだのは、あたし。
そして左肩はアメリアが、しっかりと掴んでいたりする。
 「ゼ・ロ・ス。今更あんた1人だけ逃げ出そうとする、そんなことが
   許されるとでも思っているのかしら」   
 「そうです。マーフィンさんはゼロスさんのお仲間でしょう。
   後を任されたのに、放り出す、なんて正義じゃあありませんよ」
アメリアは笑顔で呟いているけど、すわった目付きの笑顔・・・・怖いんですけど。
まあ、多分あたしも似たような表情してるんだろうけど・・・・。
ゼロスは、がっくりとうなだれて
 「アメリアさん。段々とリナさんに似てきましたね」
諦めきったように力なく呟いた。
 「ゼロスさん。いくらなんでも、それは酷いです!」
 「ゼロス。世の中には言って良いことと悪いことがあるんだ!」
さらっと、無茶なことを言ったアメリアとゼル。
あんたたち、後で覚えときなさいよ。

 「ギオ。一時休戦しないか。
   “破蛇”をどうにかしないとならんだろう」
 「いいだろう、“破蛇”をどうにかするのが、先だな。
   俺達の“破蛇”の制御装置は、神殿の地下にある」
そして、あたしたちは急ぎ神殿へと向った。
神殿の入り口にたどり着いたとき
後ろから飛び来た光にギオが胸を貫かれて、崩れ落ちた。
 「勝手なことをしないで、もらいたいのう」
後ろからの声に振り向けば、番人の姿が揺らぎ、杖を突いたひとりの老人が現れた。
 「わしはベーブと言う。
   あの遺跡で眠っていた者じゃよ。
   お主達の行動は、わし等の計画と基本的には同じじゃったのでな。
   好きなようにさせておいたが、せっかく“破蛇”がこの世界の奴らを滅ぼして
   わし等の手間を省いてくれるんじゃ。
   余計な事はせんで、もらいたいのう」
村の人たちのが、ベーブの後から、此方へと近づいてきている。

 「くっ。何故これしきの傷が回復しない」
ギオの胸の傷は回復どころか、徐々に大きくなっているようだ。
 「お主は、もう間も無く機能停止。つまりは死ぬんじゃよ。
   なに寂しくは無いぞ。
   すぐにこの世界の者どもがお主の後につづくのじゃからのう」

 「リムルとギジェの眠る世界を好き勝手にはさせんぞ」
どうにか身を起こし、ベーブを睨み付けたまま言うギオ。
 「止めておくんじゃな、不完全な力しか使えんお主達に何が出来るのかのう。
   この世界の人間たちも、開発と称してエルフや動物達を殺し
   森を焼き、好き放題にしておるじゃろうに、それともなにか
   人間は常に支配する側。何をしても良いというのかな?」

 「アース。これを頼む」
ギオがアースさんに渡した物は、小さな革のお守り袋。
 「アース。思い出せ。お前なら制御装置を使えるハズだ。
   悪いな、最後まで迷惑かけちまって。後は頼んだぞ」
そう言ったギオの姿が消えた、と思ったらベーブの後ろに現れて
後ろからベーブの体を抱きかかえるようにして動きを止めている。
 「無駄なことを。その傷付いた体で何をするつもりかの」
余裕の態度のベーブは、自分の背中から光を打ち出したようでギオの体は光に貫かれてゆく。
 「なに、冥土への道連れにすることくらいは出来るさ。
   ダロス、ガタラット、巻き込んで悪かった」
カッ!
ギオの体が目も眩むように光輝き
 「ば・・・ばかな・・・」
ベーブの一声を残し、光が消えたその後にはギオとベーブの姿が消えていた。

 「自爆しちゃいましたね」
ゼロスが、のんびりと呟いた。
 「自爆?」
 「はい、リナさん。自爆です。
   ギオは体中のナノマシンの全エネルギーを開放するようにしたのでしょう。
   その為にギオは高エネルギーの塊となって、ベーブを巻き込んで蒸発してしまったようですね」

 「親玉が消えたのに、あの人たちはヤル気満々のようですね」
ガリアンさんの言うとおり、残りの奴らはゆっくりと此方に近づいてきていた。
 「アース。あんた達は制御装置の所へ行ってくれ」
 「ここは俺達が、なんとかしよう」
以外にも、そう言ったのはダロスとガタラットだった。
 「それが最良の方法でしょうな。
   私も、ここに残りますから、“破蛇”の方はお願いしますね」
 「ガリアンさん、でも・・・・」
 「ご心配なく、私にはゼルガディスさんとアメリアさんのお子さんに
   皆さんの噂話を有ること無いこと教えてあげる、という楽しみがあります。
   その計画を実行するまでは、生きているつもりですから」
 「ガリアン(さん)!」
照れて顔を赤くして叫ぶゼルとアメリア。
ごごごごごごご・・・・・・。
また地面が揺れた。

 「ガリアンさん。約束ですよ。無茶しないでくださいね」
 「わかりました。約束します」
アメリアの言葉に、笑いながら答えるガリアンさん。
ガリアンさんは、表情を引き締め、話を続けた。
 「神殿の中にもさっきの爺さんの仲間が待構えているかもしれません。
   どうかお気を付けて」
あたし達は、神殿の中に入り、地下の制御装置を目指して進みだした。



 「少々派手な術を使う。すまんが時間を稼いでくれ」
そう言って呪文を唱えだすガタラット。
 「了解」
言葉と共にダロスが空間を渡り、迫り来る奴らを次々と素手で倒してゆく。
 「行け!」
ズ・・ドン!
ガリアンの剣から数条の雷が放たれ、奴らに直撃。
直撃された奴らは、消し炭のようになり崩れ落ちてゆく。
押し寄せる奴らを数度、撃退した時にガタラットの呪文が完成した。
 「ヴレイヴ・ハウル!」
ゴウ・・ン。
ガタラットの力ある言葉と共に正面の大地が溶岩流の吹きだまりと化し
残りの奴らを一掃する。
 「どうにか終わりかな」
ガタラットの隣に戻ったダロスが言ったとき
 「そう、終わりじゃよ。お主達がな」
声と共に光が飛び来て、ダロスとガタラットが頭を貫かれて崩れ落ちた。
 「ぐっ」
辛うじて身をかわしたガリアンも、続けて飛び来た光は避けきれず右肩と胸を貫かれていた。
倒れたガリアンは、剣を取り落としてしまった。

ガリアン達から少し離れた所に現れたのは、ベーブ。
 「ふむ。まとめて倒すつもりじゃったのに、お主を潰しそこなってしまったわい」
ダロスとガタラットの姿が崩れ、消えて行った。
 「この村の奴らは、役に立たんクズばかりじゃったが
   お主は少しは楽しませてくれそうじゃのう」
 「貴方は、人の命をなんだと思ってるんですか。
   村の人たちは、貴方の命令で戦い、死んでいったのですよ」
 「偉そうなことを言っとるが、村の奴らを殺したのは
   お主達ではないか。
   あやつらは弱いから死んだ。
   ただ、それだけのこと」
ベーブの言葉に苦笑して、ガリアンは話だした。
 「昔、貴方と似たような考え方をする奴が居ましてね。
   いろんな意味で、自分よりも遥かに強い人に出会うまで
   随分と酷いことをしていたんです。
   貴方にも、そんな人が居れば・・・・・。
   もう少しマシな生き方が出来たでしょうね」
 「くだらんな。弱き者が何を言ったところで虚しいだけじゃ。
   覚えておくがよい、『力』こそが正義だということをの。
   待っておれ、お主の仲間たちが死に、無様な亡骸をさらすさまを・・・」
 「・・・・・させません」
 「なんじゃ。なにか言い残したいことでも・・・・・」
ゴウ・・・ッ。
ガリアンの体から、魔力と瘴気が噴き出した。
 「あの人たちはね、私のことを信じてくれたんです。仲間だと言ってくれました。
   貴方などに手出しさせません」
噴き出した魔力と瘴気は混ざり合い、ベーブの周りに集まってゆく。
 「ほう。この魔力と瘴気。
   どうやらお主は普通の人間ではないようだのう。
   何かやろうとしとるようじゃが、いったいどんな芸を見せてくれるのじゃ」
余裕の表情のベーブにガリアンは何も答えず、ただ、悲しげに笑い。
ゴウッ!
ベーブの足元から、黒い炎が噴き出した。

 「私は空間を少々操れましてね。
   この星の中心核と貴方の周りの空間を繋がせてもらいました。
   超高温の炎の味は如何ですか」
 「お・・・おのれ・・・」
黒い炎の中から、自らも炎の塊となったベーブが飛び出し
ガリアンへ掴みかかろうとしたが
 「あなたは、眠ったままでいてくれれば良かったんです。
   私に残された全ての魔力と共に、今度こそ永遠に眠りなさい」
ズ・・・ドン!
ガリアンの突き出した両手のひらから、ベーブに向けて
人間には、とても放つことが出来ないほどの膨大な魔力が叩きつけられた。
 「・・・・・・・」
魔力を叩きつけられベーブは、声もあげずに消えて行った。

力を使い果たし、神殿の壁に背を預けて座り込むガリアン。
 「約束・・・・守れなかった・・・・ですね・・・・・
   どうか・・・・ごぶ・・・・・・じ・・・・・・・・・で・・・・・」
そう呟いてガリアンは動かなくなった。

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ここまで読んでくださった、心優しい方、ありがとうございます。

神殿の外の戦いは終了(?)しました。
神殿の中は・・・・・どうしましょうか(まて)

読んでくださいまして、本当にありがとうございました。

3月1日(土)〜3月2日(日)に1泊ですが、旅行へ行くことになりました。
家族で久々に、静岡県へ行ってきます。

では、失礼します。

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249862話分まとめてレスしますエモーション E-mail 2003/3/1 23:38:01
記事番号24960へのコメント

猫楽者さん、A様、N様、こんばんは。

続きを楽しみにしていたところ、一気に2話ですね♪ 嬉しいです♪

案外あっさりと入り込めたノマの村。
歓迎の垂れ幕と食べ物が用意されているのが何とも。
……ガリアンさん、一体リナに関して、どんなご説明をしたのでしょう(汗)
そして、マーフィンさん……一体、何やらかしたんでしょう……?(滝汗)
「終了」せずにコンセント抜いたとか、思い通りに動かないから頭に来て
制御装置にお茶でもかけたとか、空手チョップかましたとか……。
何にしてもゼロスが後始末するんですね……(笑)


>まだ何か言いたそうなガリアンさんに、アメリアは笑いながら話を続けた。
> 「ガリアンさん。私は巫女です。
>   ガリアンさんが変わってないことぐらい、わかりますよ」
>ガリアンさんは、剣を受け取り左腰の鞘に収め、ひざまずいた。
> 「ありがとうございます。
>   私の命を懸けて忠誠を誓わせて頂きます」
> 「ダメです」
> 「は?」
>アメリアのダメ発言に、間抜けな返事をするガリアンさん。
> 「命を懸けるなんてダメだと言ったんです。
>   命懸けで、とか、尊い犠牲、なんて言葉、私は大嫌いなんです。
>   みんなで幸せになる為に、死なない程度に頑張る。
>   それで良いんじゃあないですか」
> 「はい」
ガリアンさん、無事で良かった……。彼がナノマシンの影響を受けていないのは、
やっぱりレゾの実験が原因なのでしょうね。皮肉と言えば皮肉ですね。
ゼルとアメリアの言葉も凄く良いです。フィルさんも「命を懸ける」と言ったら
「駄目」と言うタイプでしょうし、とりあえずこんな風に思う人が王位を
継ぐのなら、セイルーンの未来は明るいと思います。

> 「いや〜。流石リナさんですね。
>   僕は、ガウリイさんが警戒していなかったから
>   それで、ガリアンさんは支配されていないと確信したのかと思っていましたよ」
>う゛っ・・・・。妙なところで鋭い奴。
それだけガウリイを信頼していると言うことに……(笑)

> 「リナさん達のことを聞かれましてね。
>   素直に教えて差し上げたら、何故か歓迎の準備を始めたんですよ」
>いったい何を話したんだ、あんたは、と突っ込みたいところだが
本当に、一体何を……(笑)そして、素直です、ノマの村の方々(汗)

> 「ギオ。もう止めにしないか。
>   リムルもギジェも、きっと、こんなことは望んではいないのではないか」
> 「駄目なんだよ。
>   このごろ俺の夢にリムルもギジェが出てくるんだけどな。
>   ふたりとも何か言いたそうな・・・・・悲しそうな顔してるんだ。
>   ふたりの笑顔を取り戻す。
>   そして、平和に暮らせるような世の中を作る。
>   ただそれだけのこと。
>   それは、そんなに悪い事なのか」
ギオさん、悲しいです……。言っていることは、けして悪いことではないでしょう。
でも、ギオさんがこのまま「計画」を進めても、リムルさんもギジェちゃんも
笑ってはくれないとも思います。
ギオさんが、2人の笑顔を忘れてしまっているのですから。

>やはり、戦うしかないらしいけど・・・・・なんか戦い辛い。
>もし、あたしがギオと同じような目に遭ったら・・・・・どうするだろう。
>いや、仮定は無意味だった。
>かって、サイラーグでガウリイが、あの脳みそクラゲのあたしの保護者が殺されそうになったとき
>あたしは迷うことなく世界よりも、ガウリイを選んだのだから・・・・・。
それがどんな事を引き起こすか、どんな影響を周りに与えるのか、分かっていても
そうなってしまうんですよね。かといって、選ばない人を冷たいとも私には
言えないです。
結局、どちらを選んでも苦しい。しなくてすむなら、したくない選択で、
そして悲しいですね。

>マームの右手のひらにはメモリー・オーブ。
> 「う゛・・・っ」
>メモリー・オーブを見て、嫌な顔して少し身を引くゼロス。
ゼロス……メモリー・オーブ恐怖症?(笑)ガウリイの愛用品で酷い目に
あっていますしね(笑)

>ゼロスは暫し、途方にくれたかのように自分の手のひらのメモリー・オーブを眺めている。
> 「なんだか・・・・・とても嫌な予感が・・・・しますねえ・・・・。
>   まあ、内容を見ない訳にも・・・・・いか無いですからねえ〜」
……それとも、マーフィンさんからだから、嫌な予感がしたのでしょうか?

> 『マーフィン様。まだ用件をお伝えしていないのではないですか。
>   よろしいのですか。“破蛇”の制御に失敗して、もうすぐ“破蛇”が暴走する、と
>   お伝えしておかなくて』
> 『あああああああ、こら!マーム!!余計なこと言わないの
>   良いのよ、ゼロスなら、なんとかするから・・・きっと・・・大丈夫でしょ。
>   ま・・・・まあ・・・そ〜いう訳なのよ・・・。
>   てへっ♪ゼロス〜。ごめんだけど・・・・後はよろしくね』
……マーフィンさんって……(滝汗)……逃げましたね(笑)
そして、体よく後始末を押しつけられてるし……ゼロス……。


> 「ちょっと待て、お前たち“破蛇”に、なにをしたんだ」
> 「ギオ。おまえも“破蛇”のことを知っていたのか」
>顔色変えて叫ぶギオに、問い掛けるアースさん。
> 「ああ、俺達は“破蛇”の力を切り札にしようとしていたんだ」
……当然と言えば当然でしょうけれど……考えることは一緒ですね……。

> 「そうだ、僕はこの事態を獣王様にご報告しなくては・・・・」
>そう言ったゼロスの右肩を掴んだのは、あたし。
>そして左肩はアメリアが、しっかりと掴んでいたりする。
リナたちが相手では要領よく逃げることも出来ませんね、ゼロス(笑)

>ゼロスは、がっくりとうなだれて
> 「アメリアさん。段々とリナさんに似てきましたね」
>諦めきったように力なく呟いた。
> 「ゼロスさん。いくらなんでも、それは酷いです!」
> 「ゼロス。世の中には言って良いことと悪いことがあるんだ!」
>さらっと、無茶なことを言ったアメリアとゼル。
>あんたたち、後で覚えときなさいよ。
ああ、さらに報復の材料が増えました……ゼル、アメリア、ゼロス……成仏してね(汗)

>後ろから飛び来た光にギオが胸を貫かれて、崩れ落ちた。
> 「勝手なことをしないで、もらいたいのう」
>後ろからの声に振り向けば、番人の姿が揺らぎ、杖を突いたひとりの老人が現れた。
> 「わしはベーブと言う。
>   あの遺跡で眠っていた者じゃよ。
>   お主達の行動は、わし等の計画と基本的には同じじゃったのでな。
>   好きなようにさせておいたが、せっかく“破蛇”がこの世界の奴らを滅ぼして
>   わし等の手間を省いてくれるんじゃ。
>   余計な事はせんで、もらいたいのう」
番人さんの正体……黒幕だったんですね……。5000年前を再現しようと
しているわけですか。
そして、基本的にナノマシンのことにも詳しいから、再生不能にするような
破壊の仕方も分かる……ということですね。

> 「止めておくんじゃな、不完全な力しか使えんお主達に何が出来るのかのう。
>   この世界の人間たちも、開発と称してエルフや動物達を殺し
>   森を焼き、好き放題にしておるじゃろうに、それともなにか
>   人間は常に支配する側。何をしても良いというのかな?」
自分の世界を壊したあげく、別の世界を自分の好きに造りかえようとしている人が
そう言っても、全然説得力ないです。さらにこの人の行動を正当化する理由には
ならないです。……って言ってもベーブさんには通じないのでしょうね(苦笑)

> 「ご心配なく、私にはゼルガディスさんとアメリアさんのお子さんに
>   皆さんの噂話を有ること無いこと教えてあげる、という楽しみがあります。
>   その計画を実行するまでは、生きているつもりですから」
> 「ガリアン(さん)!」
>照れて顔を赤くして叫ぶゼルとアメリア。
ガリアンさん……最高の楽しみですね、それ……。本当に、実行してほしいです……。

> 「そう、終わりじゃよ。お主達がな」
>声と共に光が飛び来て、ダロスとガタラットが頭を貫かれて崩れ落ちた。
> 「ぐっ」
>辛うじて身をかわしたガリアンも、続けて飛び来た光は避けきれず右肩と胸を貫かれていた。
>倒れたガリアンは、剣を取り落としてしまった。
>
>ガリアン達から少し離れた所に現れたのは、ベーブ。
しぶといですね。ギオさんの捨て身の攻撃も通じなかったのでしょうか。
それとも、一応効いていたけれどなんとか復帰したのでしょうか。

> 「この村の奴らは、役に立たんクズばかりじゃったが
>   お主は少しは楽しませてくれそうじゃのう」
> 「貴方は、人の命をなんだと思ってるんですか。
>   村の人たちは、貴方の命令で戦い、死んでいったのですよ」
> 「偉そうなことを言っとるが、村の奴らを殺したのは
>   お主達ではないか。
>   あやつらは弱いから死んだ。
>   ただ、それだけのこと」
>ベーブの言葉に苦笑して、ガリアンは話だした。
> 「昔、貴方と似たような考え方をする奴が居ましてね。
>   いろんな意味で、自分よりも遥かに強い人に出会うまで
>   随分と酷いことをしていたんです。
>   貴方にも、そんな人が居れば・・・・・。
>   もう少しマシな生き方が出来たでしょうね」
> 「くだらんな。弱き者が何を言ったところで虚しいだけじゃ。
>   覚えておくがよい、『力』こそが正義だということをの。
>   待っておれ、お主の仲間たちが死に、無様な亡骸をさらすさまを・・・」
嫌な考え方で、でも哀れな考え方です。それに気づくこともなければ正しいと
思う生き方しか知らないのですから、ベーブさんはもの凄く哀れな人ですね。
ガリアンさんの言葉は昔の自分のことでしょうか。フィルさんと会えたことは、
本当に救いで、幸せなことだったんですね。

> 「私は空間を少々操れましてね。
>   この星の中心核と貴方の周りの空間を繋がせてもらいました。
>   超高温の炎の味は如何ですか」
> 「お・・・おのれ・・・」
>黒い炎の中から、自らも炎の塊となったベーブが飛び出し
>ガリアンへ掴みかかろうとしたが
> 「あなたは、眠ったままでいてくれれば良かったんです。
>   私に残された全ての魔力と共に、今度こそ永遠に眠りなさい」
>ズ・・・ドン!
>ガリアンの突き出した両手のひらから、ベーブに向けて
>人間には、とても放つことが出来ないほどの膨大な魔力が叩きつけられた。
> 「・・・・・・・」
>魔力を叩きつけられベーブは、声もあげずに消えて行った。
>
>力を使い果たし、神殿の壁に背を預けて座り込むガリアン。
> 「約束・・・・守れなかった・・・・ですね・・・・・
>   どうか・・・・ごぶ・・・・・・じ・・・・・・・・・で・・・・・」
>そう呟いてガリアンは動かなくなった。
ガリアンさんが与えられた特殊な力……魔族の持つ特徴の変形版みたいなものですね。
中心核の炎と膨大な魔力……さすがに、これには抵抗できないですよね。
動かなくなったガリアンさん……しくしく。アメリア、大泣きしそうです。
せめてお墓を作って埋葬してあげたいです。

どうなるどうなる? と思いながら読ませていただきました。
ギオさん、ダロスさん、ガタラットさん、ガリアンさんは悲しいことに……。
ご冥福を祈るばかりです。

>神殿の外の戦いは終了(?)しました。
>神殿の中は・・・・・どうしましょうか(まて)
ここからは「破蛇」がメインになるのでしょうか。ほとんど力を使い果たしていた
とは言っても、神と魔王をずたぼろにした代物……大変そうです。
続きを楽しみにしていますね。

>3月1日(土)〜3月2日(日)に1泊ですが、旅行へ行くことになりました。
>家族で久々に、静岡県へ行ってきます。
旅行ですか。いいですね♪
私は今日……ついうっかり山○直行の特別快速に間違えて乗ってしまい、
家に帰るのが二時間かかったという「小旅行」をしてしまいました(笑)
あちらは雪が凄かったです。さらに降ってましたし。

風邪やインフルエンザに注意している間に、なんだか花粉症の季節にも
なっているんですね。
幸い、杉花粉は持ってませんが、そろそろ花粉関係の嫌な季節です。
新たに発症したくないですよね。
では、これで失礼します。

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25003ありがとうございます、すいません遅くなりました。猫楽者 E-mail 2003/3/4 00:47:29
記事番号24986へのコメント

>猫楽者さん、A様、N様、こんばんは。

こんばんは、エモーションさん。
お元気ですか、猫楽者です。
読んでくださって、ありがとうございます。
いつも、とても丁寧な感想を、本当にありがとうございます。
すいません。お返事が大変遅くなってしまいました。
A: こんばんは、エモーションさん。
   3月になりましたね。Aです。
   読んでくださいまして、ありがとうございます。
N: こんばんは、エモーションさん。
   少しずつ暖かくなってきましたね。Nです。
   本当に丁寧に、ありがとうございます。

>続きを楽しみにしていたところ、一気に2話ですね♪ 嬉しいです♪

勿体無い御言葉を、ありがとうございます。
A: 猫楽者は今、この後の展開で苦しんでいるようですよ(笑)
N: ああああ、まとまんない〜、とか言ってましたから(笑)

>案外あっさりと入り込めたノマの村。
>歓迎の垂れ幕と食べ物が用意されているのが何とも。
>……ガリアンさん、一体リナに関して、どんなご説明をしたのでしょう(汗)
>そして、マーフィンさん……一体、何やらかしたんでしょう……?(滝汗)
>「終了」せずにコンセント抜いたとか、思い通りに動かないから頭に来て
>制御装置にお茶でもかけたとか、空手チョップかましたとか……。
>何にしてもゼロスが後始末するんですね……(笑)

ギオさんは、リナさん達を穏やかな方法で仲間にしようとしたのですが・・・・・。
A: ゼロスさんは、また不幸な目に遭っていますね〜♪
N: 頑張ってマーフィンさんのフォローをしてくださいね♪

>> 「命を懸けるなんてダメだと言ったんです。
>>   命懸けで、とか、尊い犠牲、なんて言葉、私は大嫌いなんです。
>>   みんなで幸せになる為に、死なない程度に頑張る。
>>   それで良いんじゃあないですか」
>> 「はい」
>ガリアンさん、無事で良かった……。彼がナノマシンの影響を受けていないのは、
>やっぱりレゾの実験が原因なのでしょうね。皮肉と言えば皮肉ですね。

そうです。ガリアンさんがナノマシンに支配されなかったのは
レゾの実験で魔族と合成された為です。
A: ガリアンさんが、『彼ら』の仲間にならなくて良かったです。
N: レゾさんの実験で、人間ではなくなってしまいましたが・・・・・
   その為に、ギオさんたちの仲間にはならなかったのですわ。

>ゼルとアメリアの言葉も凄く良いです。フィルさんも「命を懸ける」と言ったら
>「駄目」と言うタイプでしょうし、とりあえずこんな風に思う人が王位を
>継ぐのなら、セイルーンの未来は明るいと思います。

ありがとうございます。とても嬉しいです。
ゼルガディスさんとアメリアさんなら・・・・・どんな反応をするだろう、と
自分なりに考えてみました。
A: ガリアンさんは、大切な仲間ですからね。
N: 王族や貴族たちが、フィリオネル殿下とアメリアさんのような方々ばかりでしたら
   安心して暮らしてゆけるでしょうね。

>> 「いや〜。流石リナさんですね。
>>   僕は、ガウリイさんが警戒していなかったから
>>   それで、ガリアンさんは支配されていないと確信したのかと思っていましたよ」
>>う゛っ・・・・。妙なところで鋭い奴。
>それだけガウリイを信頼していると言うことに……(笑)

リナさんは、なんだかんだと言いながらガウリイさんのことを
とても信頼しているのでしょうね(笑)
A: ゼロスさんも、なかなかやりますね。
N: まあ、ガウリイさんの感覚が凄いことは、今まで充分経験していますからね。

>> 「リナさん達のことを聞かれましてね。
>>   素直に教えて差し上げたら、何故か歓迎の準備を始めたんですよ」
>>いったい何を話したんだ、あんたは、と突っ込みたいところだが
>本当に、一体何を……(笑)そして、素直です、ノマの村の方々(汗)

何を話したかは・・・・・怖くて・・・・言えないような気がします(汗)
A: ガリアンさんのことですから、今までに知ったリナさんたちの様々な情報を
   あることないこと、尾ひれに背びれ、ついでにシッポまで付けて・・・・。
N: アメリアさんと同じように、身振り手振りまでして、お話したのではないでしょうか。
   リナさんたちの今までの武勇伝を聞かされて、ノマの村の方々は・・・・・。
   出来れば・・・・いや・・・絶対に係わりあいたくない、とか思ったのかもですわ(笑)

>> 「駄目なんだよ。
>>   このごろ俺の夢にリムルもギジェが出てくるんだけどな。
>>   ふたりとも何か言いたそうな・・・・・悲しそうな顔してるんだ。
>>   ふたりの笑顔を取り戻す。
>>   そして、平和に暮らせるような世の中を作る。
>>   ただそれだけのこと。
>>   それは、そんなに悪い事なのか」
>ギオさん、悲しいです……。言っていることは、けして悪いことではないでしょう。
>でも、ギオさんがこのまま「計画」を進めても、リムルさんもギジェちゃんも
>笑ってはくれないとも思います。
>ギオさんが、2人の笑顔を忘れてしまっているのですから。

そうです。その通りだと思います。
ギオさんには、何か大切なことを忘れている、今の自分のことが・・・わからないのでしょうね。
A: たとえリムルさんとギジェくんが戻って来た、としても・・・・・・・。
N: その為に、世界がどうなってしまったか、お二人が知ってしまったら・・・・。
   幸せには・・・・暮らせないでしょうね。

>>かって、サイラーグでガウリイが、あの脳みそクラゲのあたしの保護者が殺されそうになったとき
>>あたしは迷うことなく世界よりも、ガウリイを選んだのだから・・・・・。
>それがどんな事を引き起こすか、どんな影響を周りに与えるのか、分かっていても
>そうなってしまうんですよね。かといって、選ばない人を冷たいとも私には
>言えないです。
>結局、どちらを選んでも苦しい。しなくてすむなら、したくない選択で、
>そして悲しいですね。

甘いのかも知れませんが、自分の大切な人たちを救うことの出来ない人が
他の大勢の人たちを救える、とは、自分には・・・・・思えません。
A: キツイ言い方をさせてもらえば、甘いね。
   “大の虫を生かす為に小の虫を殺す”、というのは、ある意味
   集団が生き延びる為には、仕方の無いことなのですよ。
N: 指導者の方は、数万の命を救うために・・・・・時には数千人を見殺しにする・・・・という
   選択をしなければ、ならない場合も有ります。
A: たとえば、何処かの島で、まだワクチンの無い伝染病が発生した場合・・・。
   その島の方々が全滅してしまっても、感染者を(これから発病する可能性がある方も)
   島から1歩でも外に出す訳にはいかないので、軍隊を使って隔離しなくてはならない。
   島を無理やり脱出しようとする方々は・・・・射殺してでもね。
N: 今のお偉方に、冷静で的確で公平な判断力があることを・・・・祈りますわ・・・・。
そんな悲しい選択を、するような事態にはならないで、平和に暮らしてゆきたいですね。

>>マームの右手のひらにはメモリー・オーブ。
>> 「う゛・・・っ」
>>メモリー・オーブを見て、嫌な顔して少し身を引くゼロス。
>ゼロス……メモリー・オーブ恐怖症?(笑)ガウリイの愛用品で酷い目に
>あっていますしね(笑)

ゼロスさんは、エモーションさんの仰るとおり“メモリー・オーブ恐怖症”に、なっているのかも
しれませんね(笑)
A: ガウリイさんの素晴らしいコレクションを聞くことが出来て、ゼロスが羨ましいですね。
N: ねえA。こんどゼロスさんに、私たちのコレクションも聞かせてあげましょうね♪
A: そうですねNさん。ではSさんと獣王さんの許可を頂きましょうね。
   Sさんと腹心の方々も、御一緒にどうですか。とお誘いしてみましょうね♪
Sさんと腹心の方々は・・・・絶対に断ると思いますが・・・・・(滝汗)
ゼロスさん・・・・頑張ってくださいね(遠い目)

>>ゼロスは暫し、途方にくれたかのように自分の手のひらのメモリー・オーブを眺めている。
>> 「なんだか・・・・・とても嫌な予感が・・・・しますねえ・・・・。
>>   まあ、内容を見ない訳にも・・・・・いか無いですからねえ〜」
>……それとも、マーフィンさんからだから、嫌な予感がしたのでしょうか?

ゼロスさんは、マーフィンさんから今まで、このパターンで
いろいろと大変な目に遭わされていますので(笑)
A: ゼロスさん、マーフィンさんと同じ現場で働いてしまったのが悪い、と
   諦めるしかないですよ(笑)
N: そうそう。今回はゼロスさんおひとりではなく、リナさんたち心強い味方がいるのですからね。

>> 『マーフィン様。まだ用件をお伝えしていないのではないですか。
>>   よろしいのですか。“破蛇”の制御に失敗して、もうすぐ“破蛇”が暴走する、と
>>   お伝えしておかなくて』
>> 『あああああああ、こら!マーム!!余計なこと言わないの
>>   良いのよ、ゼロスなら、なんとかするから・・・きっと・・・大丈夫でしょ。
>>   ま・・・・まあ・・・そ〜いう訳なのよ・・・。
>>   てへっ♪ゼロス〜。ごめんだけど・・・・後はよろしくね』
>……マーフィンさんって……(滝汗)……逃げましたね(笑)
>そして、体よく後始末を押しつけられてるし……ゼロス……。

はい、さっさと逃げてしまいました(まて)
A: マームさんにゼロスさんへの伝言を頼んで、マーフィンさんは既に海王さんの所へ
   移動済みだったりします(笑)
N: マーフィンさん、厄介ごとをゼロスさんに押し付け慣れしているのですね(笑)
A: ゼロスさんも、もう少し要領よくなった方が良いようですね。

>> 「ちょっと待て、お前たち“破蛇”に、なにをしたんだ」
>> 「ギオ。おまえも“破蛇”のことを知っていたのか」
>>顔色変えて叫ぶギオに、問い掛けるアースさん。
>> 「ああ、俺達は“破蛇”の力を切り札にしようとしていたんだ」
>……当然と言えば当然でしょうけれど……考えることは一緒ですね……。

ギオさんたちも、ナノマシンの持っていた記憶から“破蛇”のことを知りましたから
A: 高位魔族や竜王との戦いの切り札として、“破蛇”を使おうとしていました。
N: ねえA。でも“破蛇”って、上手く制御・・・・・・できましたっけ?
A: ある程度しか・・・・コントロール出来なかった・・・・ような気がします(汗)

>> 「そうだ、僕はこの事態を獣王様にご報告しなくては・・・・」
>>そう言ったゼロスの右肩を掴んだのは、あたし。
>>そして左肩はアメリアが、しっかりと掴んでいたりする。
>リナたちが相手では要領よく逃げることも出来ませんね、ゼロス(笑)

ゼロスさん、逃げることも出来なくなってしまいました(笑)
A: こうなったら、諦めて魔族の代表とてし頑張ってもらうしかないですね〜(笑)
N: 下手に逃げちゃったりしたら・・・・・・後で、どんな目に遭うことになるか
   わからないですからね(笑)

>>ゼロスは、がっくりとうなだれて
>> 「アメリアさん。段々とリナさんに似てきましたね」
>>諦めきったように力なく呟いた。
>> 「ゼロスさん。いくらなんでも、それは酷いです!」
>> 「ゼロス。世の中には言って良いことと悪いことがあるんだ!」
>>さらっと、無茶なことを言ったアメリアとゼル。
>>あんたたち、後で覚えときなさいよ。
>ああ、さらに報復の材料が増えました……ゼル、アメリア、ゼロス……成仏してね(汗)

後でリナさんの呪文で吹っ飛ばされたりしないと・・・・良いのですが(汗)
A: 大丈夫でしょう、ゼルガディスさんもアメリアさんも丈夫な方ですから。
   アメリアさんは、リザレクションも使えますし。
N: その分ゼロスさんに、キツイ報復を受けて頂けば良いんですし(笑)

>>後ろからの声に振り向けば、番人の姿が揺らぎ、杖を突いたひとりの老人が現れた。
>> 「わしはベーブと言う。
>>   あの遺跡で眠っていた者じゃよ。
>>   お主達の行動は、わし等の計画と基本的には同じじゃったのでな。
>>   好きなようにさせておいたが、せっかく“破蛇”がこの世界の奴らを滅ぼして
>>   わし等の手間を省いてくれるんじゃ。
>>   余計な事はせんで、もらいたいのう」
>番人さんの正体……黒幕だったんですね……。5000年前を再現しようと
>しているわけですか。

はい、番人さん・・・・・悪者でした。
5000年前、戦いの決着がつく前に逃れて眠っていました。
A: ベーブさん達も、無茶なことをしようとしていますね。
N: 5000年前に果たせなかった、目的。
   この世界を自分たちが支配する為に戦おうとしているのですわね。

>そして、基本的にナノマシンのことにも詳しいから、再生不能にするような
>破壊の仕方も分かる……ということですね。

そのとおりです。ベーブさん達は、完全にナノマシンの力を使えますから
A: 相手の体内のナノマシンを、再生不能にするような攻撃が出来るのです。
N: 使いようによっては、素晴らしい『力』ですのに・・・・・・。
   どうして、こんな使い方しか・・・・出来ないのかしら。

>> 「止めておくんじゃな、不完全な力しか使えんお主達に何が出来るのかのう。
>>   この世界の人間たちも、開発と称してエルフや動物達を殺し
>>   森を焼き、好き放題にしておるじゃろうに、それともなにか
>>   人間は常に支配する側。何をしても良いというのかな?」
>自分の世界を壊したあげく、別の世界を自分の好きに造りかえようとしている人が
>そう言っても、全然説得力ないです。さらにこの人の行動を正当化する理由には
>ならないです。……って言ってもベーブさんには通じないのでしょうね(苦笑)

ベーブさん達は、自分達の行動を妨げるものは、全て敵とみなして
排除する、という考え方しか出来ないんです。
A: 自分達の世界で犯してしまった過ちを・・・・どうして他の世界でも
   繰り返してしまうのでしょうね(溜息)
N: 過ちと考えていないから、そこから何も学んでいないのでしょうね(溜息)

>> 「ご心配なく、私にはゼルガディスさんとアメリアさんのお子さんに
>>   皆さんの噂話を有ること無いこと教えてあげる、という楽しみがあります。
>>   その計画を実行するまでは、生きているつもりですから」
>> 「ガリアン(さん)!」
>>照れて顔を赤くして叫ぶゼルとアメリア。
>ガリアンさん……最高の楽しみですね、それ……。本当に、実行してほしいです……。

す・・・・すいません(汗)
ごめんなさい、実行は・・・・・できそうにありません(滝汗)
A: ガリアンさんに・・・・ゼルガディスさんとアメリアさんのお子さんを・・・・・
   抱っこさせてあげたかったね(氷のような視線)
N: な・ん・で、あなたのお話は・・・・こ〜なの・か・し・ら(目の笑っていない笑顔)
しくしく・・・・・私にも・・・・わかりません・・・・・・・・。

>>ガリアン達から少し離れた所に現れたのは、ベーブ。
>しぶといですね。ギオさんの捨て身の攻撃も通じなかったのでしょうか。
>それとも、一応効いていたけれどなんとか復帰したのでしょうか。

攻撃のダメージは受けていたのですが、多少傷を負った程度で
すぐに、ある程度回復してしまった、と思って頂ければ(汗)
A: ギオさんの受けたダメージが大きくて、思ったよりも攻撃力が低かったようですね。
N: ギオさんの攻撃で受けたダメージが、残っていますけど
   “破蛇”をコントロールされないように、ベーブさんは姿を現しました。

>> 「偉そうなことを言っとるが、村の奴らを殺したのは
>>   お主達ではないか。
>>   あやつらは弱いから死んだ。
>>   ただ、それだけのこと」
>>ベーブの言葉に苦笑して、ガリアンは話だした。
>> 「昔、貴方と似たような考え方をする奴が居ましてね。
>>   いろんな意味で、自分よりも遥かに強い人に出会うまで
>>   随分と酷いことをしていたんです。
>>   貴方にも、そんな人が居れば・・・・・。
>>   もう少しマシな生き方が出来たでしょうね」
>> 「くだらんな。弱き者が何を言ったところで虚しいだけじゃ。
>>   覚えておくがよい、『力』こそが正義だということをの。
>>   待っておれ、お主の仲間たちが死に、無様な亡骸をさらすさまを・・・」
>嫌な考え方で、でも哀れな考え方です。それに気づくこともなければ正しいと
>思う生き方しか知らないのですから、ベーブさんはもの凄く哀れな人ですね。

ベーブさん達は、他の生き方がある、とは思ってもいないのでしょうね。
A: 自分達の世界を、自分達自身の手で壊していったベーブさんたちは
   いつのまにか、自分達の心まで、壊してしまったのでしょうか。
N: ベーブさん達も、もう少し、周りを見る余裕があれば・・・・良かったのに・・・。

>ガリアンさんの言葉は昔の自分のことでしょうか。フィルさんと会えたことは、
>本当に救いで、幸せなことだったんですね。

はい、ガリアンさんはベーブさんの言葉を聞いて、昔の自分のことを語っています。
A: 昔のガリアンさんは、目的を果たす為には、かなり無茶なこともしていましたから・・・・・。
N: 本当にフィルさんが、ガリアンさんを“説得”してくださって、良かったですわ。

>> 「約束・・・・守れなかった・・・・ですね・・・・・
>>   どうか・・・・ごぶ・・・・・・じ・・・・・・・・・で・・・・・」
>>そう呟いてガリアンは動かなくなった。
>ガリアンさんが与えられた特殊な力……魔族の持つ特徴の変形版みたいなものですね。
>中心核の炎と膨大な魔力……さすがに、これには抵抗できないですよね。

ガリアンさんは、魔族と合成されて、特殊な力を使えるようになりました。
A: 流石に、ベーブも、この攻撃には耐えられずに眠りについたのでしょう。
N: ガリアンさん、深手を負っていたのに・・・・・無茶をしてしまいましたね。

>動かなくなったガリアンさん……しくしく。アメリア、大泣きしそうです。
>せめてお墓を作って埋葬してあげたいです。

ごめんなさい・・・・・ガリアンさん・・・・・・亡くなってしまいました(汗)
A: ガリアンさん・・・・・幸せに暮らして欲しかったです・・・・。
N: どうか・・・・安らかにお眠り・・・・ください・・・・。

>どうなるどうなる? と思いながら読ませていただきました。

ありがとうございます。
何回か、書き直したのですが・・・・・気がつくと・・・・こういう展開になっておりました。

>ギオさん、ダロスさん、ガタラットさん、ガリアンさんは悲しいことに……。
>ご冥福を祈るばかりです。

当初の予定では・・・・・第八話で一気に亡くなってしまう・・・・ハズではなかったのですが(汗)
ギオさんとダロスさん、ガタラットさん、ガリアンさん・・・・どうか安らかに・・・・・。

>ここからは「破蛇」がメインになるのでしょうか。ほとんど力を使い果たしていた
>とは言っても、神と魔王をずたぼろにした代物……大変そうです。
>続きを楽しみにしていますね。

お優しい御言葉を、ありがとうございます。
“破蛇”の部分で・・・・・今・・・悩んでいたりします(汗)
あまり被害を広げたくはないのですが・・・・どうなってしまうのでしょうか(まて)

>>3月1日(土)〜3月2日(日)に1泊ですが、旅行へ行くことになりました。
>>家族で久々に、静岡県へ行ってきます。
>旅行ですか。いいですね♪

旅行は初日は雨でしたが、水族館に行く予定でしたので、あまり雨も気になりませんでした。
1泊2日ですと、あまりノンビリできませんので
今度は車で、2泊3日くらいで行きたいと思っております。

>私は今日……ついうっかり山○直行の特別快速に間違えて乗ってしまい、
>家に帰るのが二時間かかったという「小旅行」をしてしまいました(笑)
>あちらは雪が凄かったです。さらに降ってましたし。

大変でしたね。
自分も終電に乗って寝てしまって、降りる駅を遥かに通り越してしまったことが何回かあります。
友達に車で迎えに来てもらったり、友達に連絡が取れないときは
降りた駅から、タクシーで家に帰るよりは、ホテルに泊まったほうが安い(爆)ので
外泊したりしてました(笑)

>風邪やインフルエンザに注意している間に、なんだか花粉症の季節にも
>なっているんですね。
>幸い、杉花粉は持ってませんが、そろそろ花粉関係の嫌な季節です。
>新たに発症したくないですよね。
>では、これで失礼します。

自分も幸い、花粉症にはなっていないのですが
家族に何人か花粉症の人がいますので、もう辛そうです。

少しずつ、暖かくなって来たようですね。
風邪など、お体にお気を付けて、お元気で。
では、失礼します。