◆−ショウセツ1では初投稿かな?−空木 架夢雨 (2003/2/22 14:39:22) No.24894


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24894ショウセツ1では初投稿かな?空木 架夢雨 2003/2/22 14:39:22


こっちは、オリジキャラ達ででやって見ようかと・・・リナとかちょこちょこ出るけど・・・(オリジナルって言わないぞ)


<石竜の翼>
(ネーミングはパクりと違いますぞ。フィクションですたい。)


私は流れ者の傭兵。名前は『森羅』もり、らさんと読むんじゃないぞぅ。
しんら、だぞ。もりさんじゃないぞ。そこの人。
 今。私は『羊亭』と言う食堂で軽い昼ごはんを食べています。
 隣にはおじいちゃん。かーなーり、よぽよぽの。
「おじいちゃん、私はここで仕事する気が無いんだって。わかってよ。」
「若いモンはハクジョーだのう・・・」
そんな陰に篭った眼差しで見つめないでくれよぉぉ〜・・・
「年寄りの持って来る話というだけで内容がむじゅかしいとか、変だとか言いおってからに・・・ぷつぷつぷつぷつ・・・」
 うわ。なんか小さく呟き始めた。どうすべ・・・このおじいちゃん。
 私は溜息を一つついた。それから決して。
「話だけなら聞くけど・・・」
小さく呟くように言った。
「そうかそうか。」
 そんな明るい顔しないでよ・・・まだ仕事するなんて言ってないんだからね。
「ワシのだいっじな孫が、石竜の翼を取ってくると言ってから・・・
誰一人として帰って来なかったあの山に登って言ったんじゃ・・・」
 そう言っておじいちゃんは窓の外の雲を突き抜けて聳え立つ、どことなく嫌〜な雰囲気するの山を指で示した。
「・・・・・・石竜?」
 私は運ばれてきた食後の紅茶を、一口飲み、問い返した。
「ストーン・ドラゴンじゃよ。その翼が良い薬になるんじゃ。椎間板ヘルニアのな。」
どしゃ。
 へっ、ヘルニア〜〜〜!?き・・・聞いたことないんですけど・・・
 私は椅子から落ちた身を起こしつつ、おじいちゃんに再び問うた。
 紅茶零さなくてよかった。
「なんでそんな・・・ヘルニアなんて・・・」
「うむ。ワシがヘルニアなんでのう。じじい思いの良い子じゃ。」
 あ。なるほど・・・
「つまり。おじいちゃんのヘルニア治すのに石竜の翼を取ってくるってぇんで登ったのね。」
「そうじゃ。それにワシに似てかっちょいい顔でのう。思わず惚れ惚れするわい。」
 ・・・・・・おじいちゃんに似ていてカッコ良い?
こーゆー場合は全然似てないってのがセオリーなんだろうな。
あ。いや・・・逆を突いてしわしわとか・・・
「なにぶつくさ言ってるんじゃい。成功報酬は金貨20枚でどうじゃ?」
 20・・・か。でも誰一人として還って来ない山にその金額は無いような・・・ううむ・・・ここで断っておじいちゃんにまたぶつくさ言われても・・・果てしなく困るだけ・・・あう・・・
「解った。おじいちゃん。その仕事、請けてあげる。だけど成功したら40」
「う・・・うむ。可愛い孫のためじゃ・・・40出そう」
 おじいちゃんは意を決したように財布からきっちりと10枚、契約金の金貨を取り出して私に渡す。
 けっこう・・・持ち歩ける金額じゃないんだけどなぁ・・・
襲われちゃうぞおじいちゃん・・・
 そんな呟きを飲み込んで、私は食堂から出て行った。


そんなんでこんなんで、おじいちゃんのぶつくさ攻撃が嫌で私はこの仕事を引き受けてしまった。
誰一人として帰って来なかった山に、おじいちゃんの孫生きてるんだろーか。
死んでると思うけどね・・・
あーあ。このに来て仕事の内容がヘルニアの薬取りに行った孫の救出(?)か。





あとがきょ。なんか感想ください・・・できればいいほうで・・・(TT)