◆−ちっちゃい話集合?しょうもない話。−遙 琥珀 (2003/2/23 13:24:23) No.24904 ┣ムカムカL様−遙 琥珀 (2003/2/23 13:25:43) No.24905 ┣ダメダメライアナ−遙 琥珀 (2003/2/23 13:26:35) No.24906 ┣ぴちぴちリノアン−遙 琥珀 (2003/2/23 13:27:21) No.24907 ┣行け行け死神シスターズ−遙 琥珀 (2003/2/23 13:29:08) No.24908 ┣ラブラブノースト−遙 琥珀 (2003/2/23 13:30:07) No.24909 ┣あたふたフィブリゾ−遙 琥珀 (2003/2/23 13:30:51) No.24910 ┣あくせくフィアナ−遙 琥珀 (2003/2/23 13:31:44) No.24911 ┣わくわくダルフィン−遙 琥珀 (2003/2/23 13:33:07) No.24912 ┣おどおどフィアナ−遙 琥珀 (2003/2/23 13:33:58) No.24913 ┣びくびくライアナ−遙 琥珀 (2003/2/23 13:38:24) No.24914 ┣こてこてラーシャート−遙 琥珀 (2003/2/23 13:40:04) No.24915 ┣どきどきゼロス−遙 琥珀 (2003/2/23 16:31:46) No.24917 ┣ボケボケオルエン−遙 琥珀 (2003/2/23 16:39:16) No.24918 ┣駄目駄目グラウシェラー−遙 琥珀 (2003/2/23 16:46:32) No.24919 ┣めろめろレンくん−遙 琥珀 (2003/2/23 18:04:08) No.24923 ┣にゃーにゃーフィアにゃ−遙 琥珀 (2003/3/12 14:34:36) No.25146 ┣くつくつS様−遙 琥珀 (2003/3/12 14:41:44) No.25147 ┗むちむちゼラス様−遙 琥珀 (2003/3/12 14:49:33) No.25148
24904 | ちっちゃい話集合?しょうもない話。 | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:24:23 |
どぉも。 めちゃくちゃちっちゃい話ばかりのツリー立ててみました(汗) ちっちゃい分更新は早いかと想われます。 五大魔族番外、って書いてますが、単に『五大魔族』のキャラ達が中心なだけです。 もしかしたら違うキャラもでてくるかもね(笑) それでは参ります。 |
24905 | ムカムカL様 | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:25:43 |
記事番号24904へのコメント フィアナは、とてもはっきりとした性格である。 YesはYes、NoはNo、間は無い。 そんな訳で、彼女の前に、色んなヒトを集めてみました。 フィブリゾの場合 「強い奴は好きだ」 「ど…どうも」 シャブラニグドゥの場合 「強くてもお前は嫌いだ」 「く…別に貴女なんかに好かれなくたって」 金色の魔王の場合 「外見は好きだが中身は最悪だ」 「…アンタちょっとは歯に衣着せなさい」 合掌。 |
24906 | ダメダメライアナ | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:26:35 |
記事番号24904へのコメント フィアナとライアナ。 この姉妹は不幸で不運、と、有名である。(作者の近辺で) 「私、そう不運でも無いですよぉー」 「…そうか?」 「道歩けば小銭拾うし、買い物をすればお釣りが10リーブ多かったり」 「その程度の事を幸せだと想ってる時点で既に不幸だ」 にゃはvと笑うライアナに、フィアナの冷たい言葉が突き刺さったのだった。 |
24907 | ぴちぴちリノアン | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:27:21 |
記事番号24904へのコメント はぁ。 溜息を付くリノアン。 「どしたの?」 通りがかったスクルドが声を掛ける。 「…最近悩んでて… 気になる男が二人いるのよぉ」 「おぉ! いいわねぇv相談してよvv」 目を輝かせるスクルド。 いつの世も、女の子はこういう話が大好きなのだ。 「一人は覇王軍のノースト様…この間助けてくれたの、困ってた時」 「うんvうんvv」 「もう一人はこの間海で見付けたカジキマグロさん…尾びれのツヤが素敵…vv」 「……………」 人魚(?)の感性。 理解不能である。 |
24908 | 行け行け死神シスターズ | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:29:08 |
記事番号24904へのコメント 「死神死神って言われますけどさぁ」 ぷくぅ、と、頬を膨らませるライアナ。 「別に『死』てのは、私達が運んでくるもんじゃ無いですよねぇー」 「まぁ…『今月死ぬ人間リスト』を渡してくださるのは別の方だから… そう言えばそうかもしれないが、やはり直接魂を奪うのは私達だ」 仏頂面で答えるフィアナ。 「髑髏黒服大鎌のと、私達が混同されてるから、 こんなに私達に対する扱いが酷いのですよ、きっとぉ!」 「…まぁ… アレとはほぼ別物だが… 人間達に取ってみれば、やってる事はほぼ同じだろう」 「違いますもぉん! もうっ!暗いっ!お姉様暗いっ!」 むぅ、と憤って言うライアナ。 「髑髏死神さんは、人に終焉しかもたらしません! けど!」 ぐぐっ、と、手に力を込める。 「けど………… 私達は、死んでからも、終わらずコキ使いますぅっ!」 「…………………………………………………………………………………………」 それは、世間一般に置ける『死神』よりも、更にタチが悪いのではないか。 そう想いながらも、妹の余りの剣幕に、口出しの出来ないフィアナであった。 |
24909 | ラブラブノースト | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:30:07 |
記事番号24904へのコメント 「前から疑問に思ってたんだけどさ、一体いつヴェルを見初めたのさ」 「ああ……運命的な偶然ですよ」 ジト目で問うフィブリゾ。 誇らしげなノースト。 「以前、赤眼の魔王様のお城でお見掛けしたのです」 「……それだけ?」 不満げなフィブリゾ。 「勿論、それだけではありません」 ノーストは、ぽ、と頬を赤らめた。 「あの方が任務を終え、外の空気に一歩踏みだした途端、強い突風が吹いた」 強い風。 翻るスカート。 その中身…………… 「……いちご柄…… ………ですかv」 「逝ってみる?」 明るく笑うフィブリゾの瞳の中には、何故か怒りの炎が燃えていた。 |
24910 | あたふたフィブリゾ | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:30:51 |
記事番号24904へのコメント 自主訓練。 「…………………………………」 まず、精神統一。 「とああっ!」 「はっ!」 次に、武芸の手合わせ。 最後に。 「あえいうえおあお、かけきくけこかこ、させしすせそさそ」 「赤巻紙青巻紙黄巻紙っ」 「カエルぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこっ」 「隣の客は良く柿食う客だっ」 「東京特許許可局っ」 「美術室技術室手術室っ」 発声&早口言葉。 「その程度じゃ言霊紡ぐ時に舌噛むよっ!はい僕に続いて… 竹垣に竹立て掛けたのは竹立て掛けたかったから竹立て掛けたっ」 ぱんぱんっ、と、手を叩きながら言うフィブリゾ。 発声&早口言葉。 以上、冥王軍の訓練風景である。 |
24911 | あくせくフィアナ | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:31:44 |
記事番号24904へのコメント 「あっ、見てっ、フィアナさんだー」 神族の女の子達が、数人寄って話をしている。 女の子達は、フィアナの姿を見付けると、とととっ、と走り寄った。 神族は実力社会。 実力さえ有れば、生まれのハンデくらいは乗り越える事ができるのだった。 まぁ、それでも陰口などは止める事ができないが。 「凄いよねー、死神ってハンデがあるのに、あっという間に第四級だよー」 「いいよねー、持って生まれたものが私達とは違うんだよー」 「……………………」 少し嬉しそうなフィアナ。 内心。 ―――――――――――――――――ふふふ…堪らないわ、この羨望の眼差し… ホントは、バレないように夜中にこっそりガリ勉してるんだけどね… 「だから使い魔が猫やら蝙蝠やら夜行性なんですねぇ」 「やかましっ!」 物的証拠を突き付けるライアナであった。 |
24912 | わくわくダルフィン | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:33:07 |
記事番号24904へのコメント 「きゃあっ!」 「危ないっ!」 「大丈夫ですか!?」 戦闘中。 負傷した海王の周りに、さささっ、と集まる一同。 「カリオン、海王様を安全な所まで」 「はっ」 オルエンの指示に……失礼、と、海王を抱き上げるカリオン。 忠誠度の高い親子である。 「なんだか、結婚式の花嫁さん気分ですわ」 呑気に笑うダルフィン。 顔を見合わせるオルエンとリノアン。 「……………………いや……むしろ、大漁って感じです」 「……………………うん、大漁だわ」 「どぉいう意味ですのぉぉっ!?」 かわるがわる言う海王将軍と海王神官。 怒るダルフィン。 部下にまで『魚』なイメージの定着しているダルフィンだった。 |
24913 | おどおどフィアナ | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:33:58 |
記事番号24904へのコメント 「………」 いきなり赤の竜神に呼び出されたフィアナ。 玉座の前で縮こまっていたりする。 「フィアナ、貴女が提出してくれたレポートの事だけレド」 「は、はいぃっ」 びくぅっ、と、背筋を伸ばし、硬直する彼女。 スィーフィードは無表情のまま。 「………………………… まったりとしてそれでいてしつこくなく甘からず辛からず……」 「は?」 ぽかん、と口を開けるフィアナ。 ―――――――――――――――――良く解らんが、取り敢えず誉められてるのかしら。 首を傾げてしまうフィアナだった。 |
24914 | びくびくライアナ | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:38:24 |
記事番号24904へのコメント 「ライアナ、貴女のレポート、提出期限が過ぎてるのだけレド」 レポートを、提出期限過ぎに出したら、怒られた。 「いつまでも許すと思ったら大間違いヨ」 その次も提出が遅れたので、またまた怒られた。 なんだか腹が立ってきたので、今回は出さないでいたら。 「ら・い・あ♪」 後ろから目隠しをされ。 「うふふふふふふふふふふふふふふふふふっっ、だぁ―――――――――――――――――れだ」 なんとなく、今までで一番怖かった。 |
24915 | こてこてラーシャート | 遙 琥珀 | 2003/2/23 13:40:04 |
記事番号24904へのコメント 「ウソだッ!」 どんっ、と、拳を地に叩き付けて、嘆くヴァルガーヴ。 「ガーヴ様が死んだなんてウソだッ」 「…残念ながら、本当だ…」 ラーシャートが、ヴァルガーヴに声を掛ける。 「ほとんど狂戦士みたいな状態だったからな…」 「…うう…うっ…」 嗚咽を漏らす彼。 ラーシャートは、しゃがんで… ぽそっ、と、呟いた。 「狂戦士だけに…… 『今日 戦死』…………… …………なんちゃって」 ………………………………………………………………………………………………………………… ひううううううううう………………………………………… その後、ヴァルガーヴは魔竜王軍から逐電した。 |
24917 | どきどきゼロス | 遙 琥珀 | 2003/2/23 16:31:46 |
記事番号24904へのコメント 「おい、獣王」 ガーヴ。 「ゼラス、どうしましたの?」 ダルフィン。 「ゼラス、ちょっといい?」 フィブリゾ。 「ゼラス様、お久しぶりですっ」 スクルド。 「獣王様って、いろんな呼ばれ方されてますよねっ」 「まぁ、好きな様で構わないが」 「………………」 少し考えるゼロス。 真顔で。 「…まい すうぃーと はにーv ……とか………………………………」 「ははははははははは、冥王軍逝ってみるか?」 獣王は、笑顔のままで答えたのだった。 |
24918 | ボケボケオルエン | 遙 琥珀 | 2003/2/23 16:39:16 |
記事番号24904へのコメント 「……………」 オルエンは、反逆の恐れのある部下の行動を、チェックしていた。 海王城裏庭。 部下が、誰かと話している。 オルエンは、草陰でその様子を窺っていた。 ―――――――――――――――――どうも、よく聞こえない――――――――――――――――― オルエンが、一歩踏みだした瞬間。 かさっ。 足下の草が、音を立てた。 「誰だ!?」 ―――――――――――――――――しまったっ!――――――――――――――――― オルエンは、自分の迂闊さを呪いつつ、草陰で誤魔化す方法を考え…… 「…にゃ… にゃぁ………」 「……………………………………………………………………」 一瞬、沈黙が満ちた。 次の瞬間。 部下は、呆れた様に、呟いた。 「オルエン様。 ここは、海の中ですよ。海王城。」 「あ゛。」 最近、陸上での行動に慣れてしまっているオルエンであった…… |
24919 | 駄目駄目グラウシェラー | 遙 琥珀 | 2003/2/23 16:46:32 |
記事番号24904へのコメント 「暇〜」 ぷくぅ、と、頬を膨らませるフィブリゾ。 「………… それならば、面白いものを見せてやろう」 「面白いもの?わーいv」 グラウシェラーの言葉に、目を輝かせるフィブリゾ。 「そこにいる海王に一発、火炎系魔法を喰らわせてやれ」 「うん♪」 フィブリゾが、ささっ、と手早く空中に印を結んだ… その瞬間。 づどむ。 「きゃあっ!?」 炎に包まれる海王。 ふわり…と、おいしそうな…香ばしい香りが漂う。 「海王って、やっぱり魚だな」 「魚だね」 なんだか遠い目になってしまう、フィブリゾとグラウシェラーなのだった。 |
24923 | めろめろレンくん | 遙 琥珀 | 2003/2/23 18:04:08 |
記事番号24904へのコメント 「………………」 レン(転生前)は、考えていた。 森の中で出逢った女性の事を。 ―――――――――――――――――あの笑顔が忘れられない…… もう一度逢う事ができるだろうか?――――――――――――――――― 一方その頃。 海王軍コテージ。 「そういえばさぁ、オルエン。 アンタ、不意にいなくなったじゃない。 何処行ってたの?」 「……………………はは」 オルエンは、頬を紅くして…照れ隠しの笑みを浮かべた。 「実はさぁ…料理、失敗しちゃって」 「料理失敗!?アンタが!?」 「ん。 だから、森の中捨てに」 「……アンタでも失敗なんてあるのね〜」 「………………… 誰か、人間の男が森の中にいて、見られたんだけど… 笑ってごまかしといた、あはははははは」 「いい性格してるわアンタ」 あはははははははははははは。 二人揃って馬鹿笑い。 レンが、この勘違いに気付く日は――――――――――――――――― 多分来ない。 |
25146 | にゃーにゃーフィアにゃ | 遙 琥珀 | 2003/3/12 14:34:36 |
記事番号24904へのコメント 「フィアナv何してるんだ?」 んぎゅ、と、背後からフィアナに抱きつくアセルト。 「あっ」 何故か…フィアナの非難がましい声。 ぴょこん、と、フィアナの腕の中から、子猫が走り出し、逃げていく。 「あーあ、逃げられちゃった」 「驚かしちゃったか」 「………………」 ぷぅ、と頬を膨らませるフィアナ。 ぷに、と、膨らんだ頬をつつくアセルト。 「怒ってる?」 「少しだけ」 フィアナは、無類の猫好きなのである。 本人談、何故好きなのかは解らない、とか。 「ウサギとか犬は?」 「んー…好きだけど…やっぱり猫」 アセルトは、ははは、と軽く笑い… ぎゅー、と、力を込めてフィアナを抱き締め…… 彼女の耳元で呟く。 「じゃあ、猫と僕となら?」 「………………………………………………………………………………………… ………………………………………………………………………………………… ………………………………………………………………………………………… ……………………………………(中略)…………………………………………… ………………………………………………………………………………………… ………………………………………………………………………………………… ………………………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………………?」 「そんなに悩むのか。しかも疑問型で。」 なんとなく、とても哀しいアセルトであった。 |
25147 | くつくつS様 | 遙 琥珀 | 2003/3/12 14:41:44 |
記事番号24904へのコメント 「ダルフィン、少し来て貰えますかー」 「あ、はーい」 赤眼の魔王に呼ばれ、とことこ歩いていく海王。 行ってみると…… エプロン姿が妙に板に付いている赤眼の魔王。 「今日のL様の御食事当番は私でしてねー」 「……はぁ…… ……で、私は何をすれば?」 「ちょっとその鍋に指浸して貰えます?」 「こうですの?」 ちゃぷん…と、水の入った鍋に指を入れるダルフィン。 「そうそう、そのまま」 数分後。 「……あの……熱いんですが……」 くつくつくつ。 どんどん熱を帯びる鍋の前で、律儀にそのまま立っている海王。 「あぁ、ごめんなさいね、もう少しでダシが出ますから」 「……ダシ………!?」 余談だが、この日彼が作った味噌汁は大変味が良く、 L様が大変満足なさったとか。 |
25148 | むちむちゼラス様 | 遙 琥珀 | 2003/3/12 14:49:33 |
記事番号24904へのコメント 「……たまには違う姿をしてみるか」 鏡の前に立ったゼラス。 ぽつり…と呟くと同時に…彼女の外見が変化した。 金髪は、緩くウェイヴの掛かった、長い銀髪に。 肌は、褐色に。 露出度高めの服は、どことなく遊女を思わせる。 俗に言う『アニメバージョンゼラス』なのだが、それはともかく。 丁度その時…… とんとん、とドアが叩かれ…… 「獣王様失礼しま……」 「…………?」 ゼロスが部屋に入りかけ……… ドア付近で硬直。 「ゼロス?」 「……………」 そして……ゼラスと目を合わせたまま、数歩、ゆっくり後退る。 十メートル程間合いを取った後…… いきなりくるりと背を向けて走り出す。 「誰か来てくださいッ、知らないひとが獣王様の部屋にぃぃっ!!!」 ………………………………………………………………………………………………………………… ………………………………………………………………………………………………………………… ………………………………………………………………………………………………………………… 一人取り残され。 なんだかミョーに寂しい気分になるゼラスであった。 |