-魔法学園リラその1-魔沙羅  萌(4/28-22:08)No.2518


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2518魔法学園リラその1魔沙羅 萌 4/28-22:08

魔法学園リラ

どうも、魔沙羅です。
今回は『異界黙示録伝』のメンバーで学園モノやってみようと思います。
では、まずはあらすじを。

時は来年の今頃(現在、1998年、春)。
ここは東京、八王子にあるL理事長の私立「富士見混沌学園」。
ここには小学校、中学校、高校、大学があり、中学から普通科がなく、全て専門学科であり、未来をになう良き者たちを育てる場所になっている。(ほんきか?)
で、この学校の生徒会は変わっている。
中央委員会の者たちは各学科のスペシャリストで、一般生徒たちからはこう呼ばれている。『魔族殲滅・相談委員会』と。(笑)
この生徒会は日本各地で起こる魔族や妖怪、妖精たちに関する事件を解決するために世界各国から集まっていて、生徒会寮『リラ』の者たちだ。
そんな中、リナ=インバースたちは生徒会メンバーとして今のところは平和にやっているのだった……。

と、こんなところです。(…ほんきか?)
役柄は……

リナ:兵庫県(神戸)出身、高2(16歳)、魔道科、魔法研究部

ガウリイ:ノルウェー(オスロ)出身、高3(19歳)、剣術科、剣道部

アメリア:バチカン市国出身、高1(15歳)、白魔術科、演劇部

ゼルガディス:アメリカ(ボストン)出身、高3(18歳)、魔法化学科、フェンシング部

ルーク:アイルランド(ロンドデリー)出身、高3(18歳)、物理学科、バスケット部

ミリーナ:イギリス(スライゴー)出身、高3(18歳)、情報処理科、華道部

リナン(エマ):ブータン(ティンプー)出身、高1(15歳)、精神科学科、弓道部

ジーブリール:ブータン(ティンプー)出身、高2(16歳)、天文学科、美術部

アグニ:ロードス島(笑)出身、高2(17歳)、民俗学科、精霊種族研究部

萌:沖縄県(西表島)出身、中1(12歳)、自然科学科、伝説・神話研究部

玻璃:北海道(富良野)出身、中1(13歳)、生物学科、水泳部

玉髄: 北海道(富良野)出身、中2(14歳)、鉱物学科、サッカー部

螢: 北海道(富良野)出身、中3(15歳)、心理学科、柔道部

などというものです。先生達は言わずと知れたS教頭をはじめとして、魔王腹心や、神官、将軍たち。(フィリアも先生だったりする )←なぜ?
ちなみに、中央委員会の先生はゼロス先生とシェーラ先生、ついでにフィリア先生です。


第一話、依頼来る〜地獄からのご招待♪〜


ふぁあ……
リナは大きな欠伸をした。
ここは、富士見混沌学園の校庭にある大きな木の下。
校舎の方からお昼の校外放送がかすかに聞こえてくる。
リナはいつも通り、ガウリイと共にお昼御飯を食べていた。
いつもの通りとは言うべきではないかもしれない。いつもならアメリアやゼルガディスが一緒なのだが、今日はちがった。
「なあリナ、どうして今日はゼルたちがいないんだ?」
ガウリイはいつもの通りのんきに聞いてくる。
もう、リナの弁当箱もガウリイの弁当箱も空っぽだ。
「しらない。そんなのどうだっていいじゃない」
リナものんびりとした声でそうこたえた。
陽射しがとても暖かくて心地よい。
「リナ、ガウリイ君」
不意に名前を呼ばれた2人が振り返ると、見慣れた顔の少女がいた。
「なんだエマか。どうしたんだ?」
ガウリイがその少女、エマに対してのんびりとそう言った。
「そんな『のんびり』している暇なんてないわよ、2人とも。
まったく……『いつもの場所』はなんで校舎からこんなに遠いのかな」
エマはつかれた顔でぶちぶち言いはじめる。まあ、彼女がそう思うのも無理もないのだが。
ここは、校舎から歩いて30分もかかる場所にあるのだ。
人もこないし、のどかなので『のんびり』できるのだが、普通、校庭とはこんなに広いものなのだろうか?そんな小さな疑問は生徒にも先生にも思いつかないものだった。
「で、エマ、何のようなの?『お昼一緒にしましょ』なんてものじゃないわよね?」
エマを見つめる赤い目と、リナを見つめる月色の目はガウリイにとって妙に綺麗に見えた。
リナとエマはこの学園…否、『リラ』の古株で、普段からとても仲が良い。
まあ、この会話を仲が良いからこうなるととらえるものは『リラ』の者だけだが。
「いいえ、違うわ。これから中央委員会をひらくってシェーラ先生が言ってたから知らせにきたの」


「遅かったな、リナ」
それがゼルガディスがリナたちの顔を見て一番最初に言った言葉だった。
「うるさいわね、ゼル。あんたとアメリアこそどうして来なかったのよ、あそこに?」
ここは生徒会室。中央委員会はここでひらかれるのだ。
「そうだぞ、ゼル。俺たち、まってたんだぞ」
ガウリイもゼルガディスに向かってそう言った。
「リナさん、ガウリイさん、その事は後にしましょう。ほら、ミリーナさんと先生が入ってきましたよ」
アメリアにいわれて見てみると、シェーラ先生と生徒会長であるミリーナが入ってくるのが見える。
「起立、礼、着席」
萌が歯切れの良い声でそういう。
「シェーラ先生、今日はなにをするんですか?まさか、予算のたて直しなんて言いませんよね?」
リナが嫌そうな声でそう言い放つ。
「そんなことは言わないわ、リナ=インバース。今日は『依頼』がきたから会議をひらくのよ」
『なっ』
その場にいた者全員がシェーラの言葉に驚きを隠せなかった。
「どうした?嫌か?」
「当たり前だ!俺とミリーナはこの前、魔剣ドゥールゴーファのことでリナさんらといって大変な目にあってきたばっかだぞ!」
「なによルーク。ずいぶんと刺がある言い方ねえ。まあそんなことより今度はなんなの?
レゾ先生とS教頭の暴走事件…どこぞやの魔道士協会の内輪問題…レゾ先生のコピーの暴走事件…アメリアの家の御家騒動…どこぞやの怪しいシューキョーの事件…ガーヴ先生の家出騒動…フィブリゾ先生の親子喧嘩…D社のゴミ問題……。これ以上なにやれって言うのよ?まさか、また何か先生達がやらかしたとか?」
リナの言葉にシェーラは多少こめかみを引きつらせながらこう答えた。
「うるさい!今回は民間の方からよ。埼玉県秩父市にあるT神社の神主さんからと、栃木県にある茶臼岳を管理する人から。ゼロスとフィリアはそこへ向かった。で、出動養成があったのよ」

〔続く〕

なんか妙な話になっちゃいました……。
苦情はちょっとかんべんしてね(はあと)
↑誠意がこもってなひ。