◆−黒邪の王 11−棒太郎 (2003/3/17 01:06:18) No.25220 ┣Re:黒邪の王 11−渚 (2003/3/17 08:28:33) No.25221 ┃┗Re:黒邪の王 11−棒太郎 (2003/3/18 21:52:05) No.25243 ┣ゼロスさんが(汗)−猫楽者 (2003/3/17 23:40:09) No.25233 ┃┗Re:ゼロスさんが(汗)−棒太郎 (2003/3/18 22:13:59) No.25244 ┗黒邪の王 12−棒太郎 (2003/3/25 00:02:28) No.25336 ┗続きをお待ちしておりました。−猫楽者 (2003/3/25 21:49:50) No.25346 ┗ありがとうございます−棒太郎 (2003/3/26 11:29:09) No.25349
25220 | 黒邪の王 11 | 棒太郎 | 2003/3/17 01:06:18 |
こんばんわ、棒太郎です。 それでは山場の第11話、どうぞ。 ************************************* 『黒邪の王』 11 足元にゲルヴァの腕や脚を転がしながら、男は先程現れたときと同じように立っていた。 「お・・・に・・・ちゃん・・・・・・」 ニーヤが掠れた声で、呆然と呟く。 先程のことに、頭の処理が追いついていないようで、呆けたようにかたまった顔をしていた。 「なんて・・・・・・奴よ・・・・・」 リナたちの体にも戦慄が走った。 今まで戦ってきたどの敵よりも不気味で、異質な感じがした。 「リナさん・・・・・・・」 震える声でアメリアがリナの名を呼んだ。 「・・・・・・やばいかもね、こりゃ・・・・・・」 イヤな汗が体に流れ落ちる。 「アレは途方もなく強い妖体ですよ。」 「前はどうやって追っ払ってたのよ?」 珍しくマジなカオのゼロスに、リナが訊ねた。 「どうもこうもないですね。アレが勝手に帰っていったんですよ。」 肩を竦め、そう答える。 「今回も放っておけば、しばらくして帰っていくと思いますけどね。」 「それまでの間にどれだけの人が犠牲になるのよ。」 リナの言葉に、ゼロスは「さあ。」と興味無さげに返事をする。 「でも僕たちとしても、他の世界の者に好き勝手されるのはムカつきますから。」 そう言い、杖を構える。 「ふむ。ここに饗はないようだね。」 怒る風でもなく、ただ淡々とした口調で男が言った。 「では、お前たちを呑んでやる。」 男はリナたちに向かって歩き出した。 「そう簡単にはいかないわよ!!」 リナの叫びと共に、ドラグスレイブが放たれる。 赤い光弾は真っ直ぐ、男の体に直撃した。 ――と思ったとき、ドラグスレイブは男を砕くことはなく、そのまま吸収されるように消えていった。 「な!?」 驚きの声を聞きながら、男が手に持っているステッキをスッと前に掲げた。 「!?みんな、避けろ!!」 ガウリイが叫んで皆を突き飛ばすのと同時に、男がステッキを横一文字に動かした。 その瞬間、リナたちの立っていた後ろの家や木が、横一閃に切れて倒れた。 ちょうど男がステッキを掲げた高さと同じ位置であった。 そのまま男がリナたちの方へ歩き出そうとした時―― ドン 鈍い音をたてて、黒い錐が男の胸を貫いていた。 「今回こそ、”向こう側”へ叩き返してあげますよ。」 いつのまにか男の背後にゼロスがいた。 次々と錐が現れ、男を貫いていく。 だが、男は平然として立っていた。 そして男の首が180度回り、顔がゼロスのほうを向いた。 次の瞬間、ゼロスの体が大きく後ろへ吹き飛んだ。 仰向けに倒れこんだゼロスの喉元には、長細い黒い杭のようなものが突き刺さっていた。 男の顔が後ろを向いた瞬間、大きく開いた口の奥からソレが吐き飛ばされたのを、リナたちは見ることができなかった。 ぐるりと男の体も180度回り、ゼロスの方を向いた。 「お前は前にも見たことがあるな。だが結果はいつも同じだ。」 よろよろと起き上がろうとするゼロスへステッキを向ける。 スッとステッキが動いたと思うと、ゼロスの左腕が大きく宙に跳んだ。 「あのゼロスがまるで子ども扱いだと・・・・・」 ゼルガディスが驚嘆の声で呟いた。 「ゼロス、やばいぞ。」 斬妖剣を構えながら、ガウリイが言う。 「でもゼロスがああなのに、どうしろっていうのよ。」 そうぼやくリナの服を、ニーヤが引っ張った。 「本を・・・・・・・・・」 離れたところに弾けとんだ”闇黒の書”を指差した。 ************************************* 11話でした。 先にできていたんですが、投稿しようとしたときに、YAHOOのネット障害が起きて、全文パーになってしまいました。 かなりヘコみました。 それでは。 |
25221 | Re:黒邪の王 11 | 渚 | 2003/3/17 08:28:33 |
記事番号25220へのコメント >こんばんわ、棒太郎です。 おはようございます。 >リナの言葉に、ゼロスは「さあ。」と興味無さげに返事をする。 >「でも僕たちとしても、他の世界の者に好き勝手されるのはムカつきますから。」 >そう言い、杖を構える。 *おっ!ゼロスも戦うの!? リナ:珍しいわねー。明日は槍でもふるんじゃない? >仰向けに倒れこんだゼロスの喉元には、長細い黒い杭のようなものが突き刺さっていた。 *うにゅ?物理的攻撃に見えるけど、やっぱ精神攻撃なの? リナ:そうなんじゃない? >そうぼやくリナの服を、ニーヤが引っ張った。 >「本を・・・・・・・・・」 >離れたところに弾けとんだ”闇黒の書”を指差した。 *本を使うんですかー。しかし、ゼロス相当なダメージですね。 リナ:これでしばらく姿見せないんじゃない? *それでは、続き楽しみにしてますー。 |
25243 | Re:黒邪の王 11 | 棒太郎 | 2003/3/18 21:52:05 |
記事番号25221へのコメント >>こんばんわ、棒太郎です。 > おはようございます。 こんばんわ、渚さん。朝早くからありがとうございます。 >>リナの言葉に、ゼロスは「さあ。」と興味無さげに返事をする。 >>「でも僕たちとしても、他の世界の者に好き勝手されるのはムカつきますから。」 >>そう言い、杖を構える。 > *おっ!ゼロスも戦うの!? > リナ:珍しいわねー。明日は槍でもふるんじゃない? ゼロスが進んで行動するのは、珍しいですよね。 どっちかというと漁夫の利を狙ってるようなタイプですから。 >>仰向けに倒れこんだゼロスの喉元には、長細い黒い杭のようなものが突き刺さっていた。 > *うにゅ?物理的攻撃に見えるけど、やっぱ精神攻撃なの? > リナ:そうなんじゃない? アストラルサイドまで攻撃しています。 >>そうぼやくリナの服を、ニーヤが引っ張った。 >>「本を・・・・・・・・・」 >>離れたところに弾けとんだ”闇黒の書”を指差した。 > *本を使うんですかー。しかし、ゼロス相当なダメージですね。 > リナ:これでしばらく姿見せないんじゃない? > *それでは、続き楽しみにしてますー。 ゼロス、いきなり大ダメージを負っちゃいましたね。 このなかで一番戦闘力高いのに。 いつもありがとうございます。 それでは。 |
25233 | ゼロスさんが(汗) | 猫楽者 E-mail | 2003/3/17 23:40:09 |
記事番号25220へのコメント >こんばんわ、棒太郎です。 >それでは山場の第11話、どうぞ。 こんばんは、棒太郎さん。 お元気ですか、猫楽者です。 いよいよ激戦なのですね。続き♪お待ちしておりました♪ すいません、遅くなってしまいました。 A: こんばんは、棒太郎さん。 リナさんたちと、”闇の向こう側より来る者”の戦い。 どうなってしまうのか、続きをお待ちしておりました。Aです。 N: こんばんは、棒太郎さん。 ニーナちゃんのことが心配で心配で、続きをお待ちしておりました。Nです。 >足元にゲルヴァの腕や脚を転がしながら、男は先程現れたときと同じように立っていた。 >「お・・・に・・・ちゃん・・・・・・」 >ニーヤが掠れた声で、呆然と呟く。 >先程のことに、頭の処理が追いついていないようで、呆けたようにかたまった顔をしていた。 兄と慕っていたゲルヴァさんの最後を、目の前で見てしまった。 A: ショックですよね。 N: ニーナちゃん・・・・・・生き延びてね。ゲルヴァさんの為にも。 >「アレは途方もなく強い妖体ですよ。」 >「前はどうやって追っ払ってたのよ?」 >珍しくマジなカオのゼロスに、リナが訊ねた。 >「どうもこうもないですね。アレが勝手に帰っていったんですよ。」 >肩を竦め、そう答える。 >「今回も放っておけば、しばらくして帰っていくと思いますけどね。」 >「それまでの間にどれだけの人が犠牲になるのよ。」 >リナの言葉に、ゼロスは「さあ。」と興味無さげに返事をする。 自発的に帰っていくまで、村や町が次々に壊滅させられるかもしれないとしたら この場をやりすごして、放っておくわけにもいかないですね。 A: ”闇の向こう側より来る者”、どれほどの力を秘めているのか。 N: ゼロスさんとしては、生き物の犠牲は、あまり気にならないのかしら。 なんかゼロスさんらしいですわね。 >「でも僕たちとしても、他の世界の者に好き勝手されるのはムカつきますから。」 >そう言い、杖を構える。 ゼロスさん、戦う理由は、ムカつくからなのですね。 獣神官のゼロスさんが、共に戦ってくれる。とても心強いですね。 A: と言うか、君の場合・・・・・大ファンのゼロスさんが活躍なさるのが嬉しい・・・・・と 顔におもいっきり・・・・・・出てるけど(笑) N: こちらはゼロスさんが参戦して、大幅な戦力アップになりましたわね。 >「ふむ。ここに饗はないようだね。」 >怒る風でもなく、ただ淡々とした口調で男が言った。 >「では、お前たちを呑んでやる。」 >男はリナたちに向かって歩き出した。 >「そう簡単にはいかないわよ!!」 >リナの叫びと共に、ドラグスレイブが放たれる。 >赤い光弾は真っ直ぐ、男の体に直撃した。 >――と思ったとき、ドラグスレイブは男を砕くことはなく、そのまま吸収されるように消えていった。 リナさんたちが呑まれて、闇の従者となってしまったら(汗) A: お・・・・恐ろしいことを言わないでください(滝汗) N: ドラグスレイブが吸収されて、『男』の方の力になってしまったのかしら。 >「な!?」 >驚きの声を聞きながら、男が手に持っているステッキをスッと前に掲げた。 >「!?みんな、避けろ!!」 >ガウリイが叫んで皆を突き飛ばすのと同時に、男がステッキを横一文字に動かした。 >その瞬間、リナたちの立っていた後ろの家や木が、横一閃に切れて倒れた。 >ちょうど男がステッキを掲げた高さと同じ位置であった。 流石ガウリイさん、危険に対する感覚は飛びぬけていますね。 A: 凄い切れ味の攻撃ですね。 N: この攻撃をどうにかしないと、接近戦も難しいですわね。 >そのまま男がリナたちの方へ歩き出そうとした時―― > ドン >鈍い音をたてて、黒い錐が男の胸を貫いていた。 >「今回こそ、”向こう側”へ叩き返してあげますよ。」 >いつのまにか男の背後にゼロスがいた。 >次々と錐が現れ、男を貫いていく。 相手の攻撃の隙をついて、ゼロスさんの本気の攻撃。 反撃開始ですね。 A: 流石は獣神官さん。一気に決めるつもりでしょうか。 N: リナさんたちも、皆さんで総攻撃かしら。 >だが、男は平然として立っていた。 >そして男の首が180度回り、顔がゼロスのほうを向いた。 >次の瞬間、ゼロスの体が大きく後ろへ吹き飛んだ。 >仰向けに倒れこんだゼロスの喉元には、長細い黒い杭のようなものが突き刺さっていた。 >男の顔が後ろを向いた瞬間、大きく開いた口の奥からソレが吐き飛ばされたのを、リナたちは見ることができなかった。 ゼロスさんの攻撃で、ほとんどダメージを受けていないのですか(汗) ただ一撃でゼロスさんを吹き飛ばすとは・・・・・・ひょっとして北の魔王さまよりも強いのですか。 A: ドラグスレイブを吸収し、口からは飛び道具まで出るとは・・・・・・。 N: 近づいてはステッキで攻撃されて、離れては杭のようなものが飛んでくる。 リナさんたち、いったいどう戦うのかしら。 >ぐるりと男の体も180度回り、ゼロスの方を向いた。 >「お前は前にも見たことがあるな。だが結果はいつも同じだ。」 >よろよろと起き上がろうとするゼロスへステッキを向ける。 >スッとステッキが動いたと思うと、ゼロスの左腕が大きく宙に跳んだ。 >「あのゼロスがまるで子ども扱いだと・・・・・」 >ゼルガディスが驚嘆の声で呟いた。 >「ゼロス、やばいぞ。」 >斬妖剣を構えながら、ガウリイが言う。 >「でもゼロスがああなのに、どうしろっていうのよ。」 >そうぼやくリナの服を、ニーヤが引っ張った。 あああああああ、ゼロスさん。大丈夫ですか。 お願いですから滅んだりしないでください(泣) A: この世界で、Sさんと腹心の方々を除けば、並ぶものなき力を御持ちのゼロスさんを 圧倒していますね。 N: ゼロスさん、大ピンチですわ。この『男』の方には弱点とか、ないのかしら。 >「本を・・・・・・・・・」 >離れたところに弾けとんだ”闇黒の書”を指差した。 ニーナちゃんは”闇黒の書”を使ってなにをしようとしているのでしょうか。 A: ”闇黒の書”には、なにか不思議な力があるのかも・・・・。 N: ニーナちゃん。お願いだから無理はしないでね。 >先にできていたんですが、投稿しようとしたときに、YAHOOのネット障害が起きて、全文パーになってしまいました。 >かなりヘコみました。 大変でしたね。自分も投稿しようとして全文消えたときには・・・・・・おもいっきりヘコンで・・・・・・・ その日は諦めてしまいました。 >それでは。 激戦になっていますね。 重傷のゼロスさんと大ピンチのリナさんたちが、どう戦いのか。 続きが〜続きが、とても気になります〜。 花粉症の季節になりましたね。 季節の変わり目ですので、お体にお気を付けて、お元気で。 では、失礼します。 |
25244 | Re:ゼロスさんが(汗) | 棒太郎 | 2003/3/18 22:13:59 |
記事番号25233へのコメント >こんばんは、棒太郎さん。 >お元気ですか、猫楽者です。 >いよいよ激戦なのですね。続き♪お待ちしておりました♪ >すいません、遅くなってしまいました。 >A: こんばんは、棒太郎さん。 > リナさんたちと、”闇の向こう側より来る者”の戦い。 > どうなってしまうのか、続きをお待ちしておりました。Aです。 >N: こんばんは、棒太郎さん。 > ニーナちゃんのことが心配で心配で、続きをお待ちしておりました。Nです。 こんばんわ、猫楽者さん。いよいよ戦いも激しくなってきました。 そしてニーヤ。彼女もどうなってしまうのか? >>足元にゲルヴァの腕や脚を転がしながら、男は先程現れたときと同じように立っていた。 >>「お・・・に・・・ちゃん・・・・・・」 >>ニーヤが掠れた声で、呆然と呟く。 >>先程のことに、頭の処理が追いついていないようで、呆けたようにかたまった顔をしていた。 > >兄と慕っていたゲルヴァさんの最後を、目の前で見てしまった。 >A: ショックですよね。 >N: ニーナちゃん・・・・・・生き延びてね。ゲルヴァさんの為にも。 あの惨状を見てしまったら、呆然としてしまいますよね。 >>「アレは途方もなく強い妖体ですよ。」 >>「前はどうやって追っ払ってたのよ?」 >>珍しくマジなカオのゼロスに、リナが訊ねた。 >>「どうもこうもないですね。アレが勝手に帰っていったんですよ。」 >>肩を竦め、そう答える。 >>「今回も放っておけば、しばらくして帰っていくと思いますけどね。」 >>「それまでの間にどれだけの人が犠牲になるのよ。」 >>リナの言葉に、ゼロスは「さあ。」と興味無さげに返事をする。 > >自発的に帰っていくまで、村や町が次々に壊滅させられるかもしれないとしたら >この場をやりすごして、放っておくわけにもいかないですね。 >A: ”闇の向こう側より来る者”、どれほどの力を秘めているのか。 >N: ゼロスさんとしては、生き物の犠牲は、あまり気にならないのかしら。 > なんかゼロスさんらしいですわね。 なんにせよ、この世界にとってははた迷惑な存在ですからね。 ゼロスたちにしてみたら、勝手に蹂躙する”彼”が気に入らないのであって、周りの人間のことはどうでもいいんですね。 >>「でも僕たちとしても、他の世界の者に好き勝手されるのはムカつきますから。」 >>そう言い、杖を構える。 > >ゼロスさん、戦う理由は、ムカつくからなのですね。 >獣神官のゼロスさんが、共に戦ってくれる。とても心強いですね。 >A: と言うか、君の場合・・・・・大ファンのゼロスさんが活躍なさるのが嬉しい・・・・・と > 顔におもいっきり・・・・・・出てるけど(笑) >N: こちらはゼロスさんが参戦して、大幅な戦力アップになりましたわね。 5人の中で一番高い戦闘力の持ち主ですからね。本気になってくれれば、力強いですね。 >>「ふむ。ここに饗はないようだね。」 >>怒る風でもなく、ただ淡々とした口調で男が言った。 >>「では、お前たちを呑んでやる。」 >>男はリナたちに向かって歩き出した。 >>「そう簡単にはいかないわよ!!」 >>リナの叫びと共に、ドラグスレイブが放たれる。 >>赤い光弾は真っ直ぐ、男の体に直撃した。 >>――と思ったとき、ドラグスレイブは男を砕くことはなく、そのまま吸収されるように消えていった。 > >リナさんたちが呑まれて、闇の従者となってしまったら(汗) >A: お・・・・恐ろしいことを言わないでください(滝汗) >N: ドラグスレイブが吸収されて、『男』の方の力になってしまったのかしら。 考えたくも無い結果ですね。どれだけ物凄いことになってしまうのらや。 >>「な!?」 >>驚きの声を聞きながら、男が手に持っているステッキをスッと前に掲げた。 >>「!?みんな、避けろ!!」 >>ガウリイが叫んで皆を突き飛ばすのと同時に、男がステッキを横一文字に動かした。 >>その瞬間、リナたちの立っていた後ろの家や木が、横一閃に切れて倒れた。 >>ちょうど男がステッキを掲げた高さと同じ位置であった。 > >流石ガウリイさん、危険に対する感覚は飛びぬけていますね。 >A: 凄い切れ味の攻撃ですね。 >N: この攻撃をどうにかしないと、接近戦も難しいですわね。 いわゆる次元刀のようなもんですね。 >>そのまま男がリナたちの方へ歩き出そうとした時―― >> ドン >>鈍い音をたてて、黒い錐が男の胸を貫いていた。 >>「今回こそ、”向こう側”へ叩き返してあげますよ。」 >>いつのまにか男の背後にゼロスがいた。 >>次々と錐が現れ、男を貫いていく。 > >相手の攻撃の隙をついて、ゼロスさんの本気の攻撃。 >反撃開始ですね。 >A: 流石は獣神官さん。一気に決めるつもりでしょうか。 >N: リナさんたちも、皆さんで総攻撃かしら。 過去2度の戦いの雪辱戦となりますが、勝負は如何に・・・・・ >>だが、男は平然として立っていた。 >>そして男の首が180度回り、顔がゼロスのほうを向いた。 >>次の瞬間、ゼロスの体が大きく後ろへ吹き飛んだ。 >>仰向けに倒れこんだゼロスの喉元には、長細い黒い杭のようなものが突き刺さっていた。 >>男の顔が後ろを向いた瞬間、大きく開いた口の奥からソレが吐き飛ばされたのを、リナたちは見ることができなかった。 > >ゼロスさんの攻撃で、ほとんどダメージを受けていないのですか(汗) >ただ一撃でゼロスさんを吹き飛ばすとは・・・・・・ひょっとして北の魔王さまよりも強いのですか。 >A: ドラグスレイブを吸収し、口からは飛び道具まで出るとは・・・・・・。 >N: 近づいてはステッキで攻撃されて、離れては杭のようなものが飛んでくる。 > リナさんたち、いったいどう戦うのかしら。 そうですね。北の魔王よりも力は上かも知れません。 >>ぐるりと男の体も180度回り、ゼロスの方を向いた。 >>「お前は前にも見たことがあるな。だが結果はいつも同じだ。」 >>よろよろと起き上がろうとするゼロスへステッキを向ける。 >>スッとステッキが動いたと思うと、ゼロスの左腕が大きく宙に跳んだ。 >>「あのゼロスがまるで子ども扱いだと・・・・・」 >>ゼルガディスが驚嘆の声で呟いた。 >>「ゼロス、やばいぞ。」 >>斬妖剣を構えながら、ガウリイが言う。 >>「でもゼロスがああなのに、どうしろっていうのよ。」 >>そうぼやくリナの服を、ニーヤが引っ張った。 > >あああああああ、ゼロスさん。大丈夫ですか。 >お願いですから滅んだりしないでください(泣) >A: この世界で、Sさんと腹心の方々を除けば、並ぶものなき力を御持ちのゼロスさんを > 圧倒していますね。 >N: ゼロスさん、大ピンチですわ。この『男』の方には弱点とか、ないのかしら。 ゼロス、大ピンチです。このまま混沌へ還ってしまうのか!? こんな作者だから無きにしも非ず。 >>「本を・・・・・・・・・」 >>離れたところに弾けとんだ”闇黒の書”を指差した。 > >ニーナちゃんは”闇黒の書”を使ってなにをしようとしているのでしょうか。 >A: ”闇黒の書”には、なにか不思議な力があるのかも・・・・。 >N: ニーナちゃん。お願いだから無理はしないでね。 次回、ニーヤと”闇黒の書”の謎が明らかに!?(かもね) >>先にできていたんですが、投稿しようとしたときに、YAHOOのネット障害が起きて、全文パーになってしまいました。 >>かなりヘコみました。 > >大変でしたね。自分も投稿しようとして全文消えたときには・・・・・・おもいっきりヘコンで・・・・・・・ >その日は諦めてしまいました。 こういうのってホント辛いですよね。 テンション上げ直すのに、かなりかかってしまいます。 >>それでは。 > >激戦になっていますね。 >重傷のゼロスさんと大ピンチのリナさんたちが、どう戦いのか。 >続きが〜続きが、とても気になります〜。 > >花粉症の季節になりましたね。 >季節の変わり目ですので、お体にお気を付けて、お元気で。 >では、失礼します。 いよいよ物語りも佳境に入りました。 リナたちの反撃ももうすぐか!?ってこんなヤツにどういう戦いをすればいいんだろう? それでは。 |
25336 | 黒邪の王 12 | 棒太郎 | 2003/3/25 00:02:28 |
記事番号25220へのコメント こんばんわ、棒太郎です。 怒涛の12話目、それではどうぞ。 ************************************* 『黒邪の王』 12 「本を・・・・・・・・」 ニーヤが離れた場所に落ちた”闇黒の書”に向かって駆け出した。 「あ、ニーヤ!」 リナが叫ぶと同時に、男が外套を翻した。 ニーヤが本を手にしようとした瞬間、ばさりと黒い影が覆った。 「――――――!!?」 恐怖がニーヤの全身を走り、縛り付けた。 目の前に立つ男が、ニーヤに向かって手を伸ばす。 シュオ そのとき、それを遮るように白刃が空を切り裂いた。 「この子に、手は出させないぜ。」 「俺たちが相手だ。」 男に刃を向けて、ガウリイとゼルガディスがニーヤを庇うように立った。 二人の剣士に剣を向けられても、男は変わらず、何の感情も見せずに立っていた。 「ふむ。ではお前たちから呑んでやろう。」 そう言うや、ステッキを二人に向ける。 「「うおおおおっ!!」」 同時に二人も声をあげ、男に斬りかかった。 「ニーヤ!大丈夫?」 リナとアメリアが駆け寄り、ニーヤをガウリイたちから遠ざける。 「駄目・・・・・・危ない・・・・・・・」 ガウリイとゼルガディスに視線を向けながら、呆然として呟く。 実際、ガウリイもゼルガディスも男に決定打を打ち込めないでいる。 「おねえちゃん・・・・・・お願い・・・・・力を・・・・・」 そう言うや、”闇黒の書”がリナに渡された。 「扉を開いて!」 ニーヤの言葉と共に本が開き、異質な空気が辺りを包み込んだ。 リナはひとり、空気の凍りついたような静寂の荒れ野に立っていた。 夢のような曖昧な感覚が漂っている。 「ここは?」 リナが呟いたとき―― 「ここは”こちら側”と”あちら側”の狭間――境界点です。」 その声に振り向くと、そこにリナと同じぐらいの歳の女の子がいた。 「あんたは?」 「改めまして、リナさん。私はニーヤです。」 その言葉に驚きが走る。 「あ、あんたがニーヤ?」 「はい。」 ニーヤはリナに向かって小さく微笑んだ。 「どうなってるのよ、一体・・・・・・・」 「順を追ってお話しましょう。リナさんは私が帰り人だということは聞いたはず――」 「ええ。」 「私はあの村に住んでいたんです。もう数十年前のことですが。」 ニーヤは目を細め、遠い過去に思いを馳せる。 「私は身寄りの無い孤児でした。そんな私を実の妹のように可愛がってくれたのがゲルヴァでした。」 「そうだったの・・・・・・」 「しかし、この村には15年の周期であの”訪問者”がやって来ました。そして身寄りの無い私がそのときの饗に選ばれました。」 ニーヤの声が暗く沈む。 「けれどそれに反対したのがゲルヴァでした。あの人は元からこの風習に疑問を持っていました。そしてこの風習を終らせようとして・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・」 「・・・・・・結果は知ってのとおりです。ゲルヴァたち、討伐隊は返り討ちにあい闇に呑まれました。そして村も災厄に襲われ壊滅し、私を含め大勢の人が飲まれました。」 「あんたはどうやって戻ってこれたの?」 「よくわかりません。ただ”こちら側”へと通る妖しの路へ偶然入ったからかも知れません。でも一度は闇に呑まれた身。最早私は普通の人間ではありません。」 その瞳に小さく悲しみの色が浮かぶ。 「沸き起こる衝動を押さえるために何度自分の血を啜ったか・・・・・・でも私は闇に捕らわれた魂を解放してあげたかった。そしてようやく巡りあえました。」 ニーヤがリナに顔を向ける。 「”闇黒の書”とリナさんの力があれば、”訪問者”の悲劇を終らせることも出来ます。」 「アレを倒せるの?」 「はい。確かにアレは途方も無く強い存在ですが、”こちら側”に来る以上、”こちら側”の物理法則に従わなくてはならないところがあります。そうでないと”あちら側”の者が”こちら側”で力を現すことは出来ません。”こちら”と”あちら”の境界が必ず存在します。その境界を攻めれば”こちら”に具現することは出来なくなります。」 「そりゃそうだけど、その境界を見極めるのがとんでもない苦労じゃない。」 「それは私が―――――」 いつの間にかあたりは朦朧とボヤケ、蜃気楼のように薄れていった。 ************************************* 12話目でした。 さて次回でいよいよ最後となると思います。 よければお付き合いください。 では。 |
25346 | 続きをお待ちしておりました。 | 猫楽者 E-mail | 2003/3/25 21:49:50 |
記事番号25336へのコメント >こんばんわ、棒太郎です。 >怒涛の12話目、それではどうぞ。 こんばんは、棒太郎さん。 お元気ですか、猫楽者です。 ニーヤちゃんとリナさんたちが、どうなってしまうのか。続きを♪お待ちしておりました♪ >「本を・・・・・・・・」 >ニーヤが離れた場所に落ちた”闇黒の書”に向かって駆け出した。 >「あ、ニーヤ!」 >リナが叫ぶと同時に、男が外套を翻した。 >ニーヤが本を手にしようとした瞬間、ばさりと黒い影が覆った。 >「――――――!!?」 >恐怖がニーヤの全身を走り、縛り付けた。 >目の前に立つ男が、ニーヤに向かって手を伸ばす。 一度あちら側へと送ったニーヤちゃんに、さらに手をかけようとするのでしょうか。 男にとって“闇黒の書”と、その使い方をしっているニーヤちゃんは目障りなのでしょうか。 > シュオ >そのとき、それを遮るように白刃が空を切り裂いた。 >「この子に、手は出させないぜ。」 >「俺たちが相手だ。」 >男に刃を向けて、ガウリイとゼルガディスがニーヤを庇うように立った。 >二人の剣士に剣を向けられても、男は変わらず、何の感情も見せずに立っていた。 >「ふむ。ではお前たちから呑んでやろう。」 >そう言うや、ステッキを二人に向ける。 >「「うおおおおっ!!」」 >同時に二人も声をあげ、男に斬りかかった。 ガウリイさん、ゼルガディスさん。よくぞ間に合ってくださいました。 戦いときにも、何の感情も表さない男。不気味なお相手ですね。 >「ニーヤ!大丈夫?」 >リナとアメリアが駆け寄り、ニーヤをガウリイたちから遠ざける。 >「駄目・・・・・・危ない・・・・・・・」 >ガウリイとゼルガディスに視線を向けながら、呆然として呟く。 >実際、ガウリイもゼルガディスも男に決定打を打ち込めないでいる。 超一流の剣士であるガウリイさんと、凄腕の魔法剣士であるゼルガディスさんの おふたりの攻撃が、ほとんどダメージを与えられないのですか(汗) >「順を追ってお話しましょう。リナさんは私が帰り人だということは聞いたはず――」 >「ええ。」 >「私はあの村に住んでいたんです。もう数十年前のことですが。」 >ニーヤは目を細め、遠い過去に思いを馳せる。 >「私は身寄りの無い孤児でした。そんな私を実の妹のように可愛がってくれたのがゲルヴァでした。」 >「そうだったの・・・・・・」 >「しかし、この村には15年の周期であの”訪問者”がやって来ました。そして身寄りの無い私がそのときの饗に選ばれました。」 >ニーヤの声が暗く沈む。 >「けれどそれに反対したのがゲルヴァでした。あの人は元からこの風習に疑問を持っていました。そしてこの風習を終らせようとして・・・・・・・・・」 >「・・・・・・・・・・」 >「・・・・・・結果は知ってのとおりです。ゲルヴァたち、討伐隊は返り討ちにあい闇に呑まれました。そして村も災厄に襲われ壊滅し、私を含め大勢の人が飲まれました。」 ゲルヴァさん、優しい方だったのですね。 最初の戦いは、ゲルヴァさんたちと”訪問者”の戦いだったのですね。 ニーヤちゃんを守り、悲劇を終わりにしようとしたのに・・・・・・・。 >「あんたはどうやって戻ってこれたの?」 >「よくわかりません。ただ”こちら側”へと通る妖しの路へ偶然入ったからかも知れません。でも一度は闇に呑まれた身。最早私は普通の人間ではありません。」 >その瞳に小さく悲しみの色が浮かぶ。 >「沸き起こる衝動を押さえるために何度自分の血を啜ったか・・・・・・でも私は闇に捕らわれた魂を解放してあげたかった。そしてようやく巡りあえました。」 帰り人となったニーヤちゃんは、昔の自分のことを覚えていたのですね。 もう自分が普通の人間でないこと。 そして親しかった方々が、闇に飲まれて捕らわれたままだということを知っていて なんとか自由にしてあげたいと、願っていたのですね。 衝動・・・・・ニーヤちゃんも誰か他の方を“あちら側”に送りたくなってしまったのでしょうか。 >ニーヤがリナに顔を向ける。 >「”闇黒の書”とリナさんの力があれば、”訪問者”の悲劇を終らせることも出来ます。」 >「アレを倒せるの?」 >「はい。確かにアレは途方も無く強い存在ですが、”こちら側”に来る以上、”こちら側”の物理法則に従わなくてはならないところがあります。そうでないと”あちら側”の者が”こちら側”で力を現すことは出来ません。”こちら”と”あちら”の境界が必ず存在します。その境界を攻めれば”こちら”に具現することは出来なくなります。」 >「そりゃそうだけど、その境界を見極めるのがとんでもない苦労じゃない。」 >「それは私が―――――」 >いつの間にかあたりは朦朧とボヤケ、蜃気楼のように薄れていった。 ”訪問者”を倒せる方法が見つかって良かったです。 ニーヤちゃん、どうか無理をしないでください。 >12話目でした。 >さて次回でいよいよ最後となると思います。 >よければお付き合いください。 いよいよ最後の戦いなのですね。 ニーヤちゃんとリナさんが、”訪問者”を相手にどんなふうに戦うのか。 そして、ボロボロ状態のゼロスさんはご無事なのか。 続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにしております。 >では。 自分の駄文を読んでくださいまして、ありがとうございます。 いつもとても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。 インディジョーンズ・・・・・レンタル中で借りることが出来ませんでした(泣) だいぶ暖かくなってまいりましたね。 花粉症の具合は如何ですか、早く体調が良くなると良いですね。 悪質な風邪も流行っているようですので、お体にお気を付けてお元気で。 では、失礼します。 |
25349 | ありがとうございます | 棒太郎 | 2003/3/26 11:29:09 |
記事番号25346へのコメント >こんばんは、棒太郎さん。 >お元気ですか、猫楽者です。 >ニーヤちゃんとリナさんたちが、どうなってしまうのか。続きを♪お待ちしておりました♪ こんにちわ、猫楽者さん。 いつもありがとございます。 >>「本を・・・・・・・・」 >>ニーヤが離れた場所に落ちた”闇黒の書”に向かって駆け出した。 >>「あ、ニーヤ!」 >>リナが叫ぶと同時に、男が外套を翻した。 >>ニーヤが本を手にしようとした瞬間、ばさりと黒い影が覆った。 >>「――――――!!?」 >>恐怖がニーヤの全身を走り、縛り付けた。 >>目の前に立つ男が、ニーヤに向かって手を伸ばす。 > >一度あちら側へと送ったニーヤちゃんに、さらに手をかけようとするのでしょうか。 >男にとって“闇黒の書”と、その使い方をしっているニーヤちゃんは目障りなのでしょうか。 とりあえず今この場にいる者を呑もうとしてますので。 ”闇黒の書”とか関係なく、いっちゃいます。 >> シュオ >>そのとき、それを遮るように白刃が空を切り裂いた。 >>「この子に、手は出させないぜ。」 >>「俺たちが相手だ。」 >>男に刃を向けて、ガウリイとゼルガディスがニーヤを庇うように立った。 >>二人の剣士に剣を向けられても、男は変わらず、何の感情も見せずに立っていた。 >>「ふむ。ではお前たちから呑んでやろう。」 >>そう言うや、ステッキを二人に向ける。 >>「「うおおおおっ!!」」 >>同時に二人も声をあげ、男に斬りかかった。 > >ガウリイさん、ゼルガディスさん。よくぞ間に合ってくださいました。 >戦いときにも、何の感情も表さない男。不気味なお相手ですね。 こういったときでも淡々としているのって不気味ですよね。 やはり異界の者ですね。 >>「ニーヤ!大丈夫?」 >>リナとアメリアが駆け寄り、ニーヤをガウリイたちから遠ざける。 >>「駄目・・・・・・危ない・・・・・・・」 >>ガウリイとゼルガディスに視線を向けながら、呆然として呟く。 >>実際、ガウリイもゼルガディスも男に決定打を打ち込めないでいる。 > >超一流の剣士であるガウリイさんと、凄腕の魔法剣士であるゼルガディスさんの >おふたりの攻撃が、ほとんどダメージを与えられないのですか(汗) なにせあのゼロスですら、あっさりとやられてしまいましたから。 >>「順を追ってお話しましょう。リナさんは私が帰り人だということは聞いたはず――」 >>「ええ。」 >>「私はあの村に住んでいたんです。もう数十年前のことですが。」 >>ニーヤは目を細め、遠い過去に思いを馳せる。 >>「私は身寄りの無い孤児でした。そんな私を実の妹のように可愛がってくれたのがゲルヴァでした。」 >>「そうだったの・・・・・・」 >>「しかし、この村には15年の周期であの”訪問者”がやって来ました。そして身寄りの無い私がそのときの饗に選ばれました。」 >>ニーヤの声が暗く沈む。 >>「けれどそれに反対したのがゲルヴァでした。あの人は元からこの風習に疑問を持っていました。そしてこの風習を終らせようとして・・・・・・・・・」 >>「・・・・・・・・・・」 >>「・・・・・・結果は知ってのとおりです。ゲルヴァたち、討伐隊は返り討ちにあい闇に呑まれました。そして村も災厄に襲われ壊滅し、私を含め大勢の人が飲まれました。」 > >ゲルヴァさん、優しい方だったのですね。 >最初の戦いは、ゲルヴァさんたちと”訪問者”の戦いだったのですね。 >ニーヤちゃんを守り、悲劇を終わりにしようとしたのに・・・・・・・。 相手が強大すぎました・・・・・・ そして闇に捕らわれてしまいました。 >>「あんたはどうやって戻ってこれたの?」 >>「よくわかりません。ただ”こちら側”へと通る妖しの路へ偶然入ったからかも知れません。でも一度は闇に呑まれた身。最早私は普通の人間ではありません。」 >>その瞳に小さく悲しみの色が浮かぶ。 >>「沸き起こる衝動を押さえるために何度自分の血を啜ったか・・・・・・でも私は闇に捕らわれた魂を解放してあげたかった。そしてようやく巡りあえました。」 > >帰り人となったニーヤちゃんは、昔の自分のことを覚えていたのですね。 >もう自分が普通の人間でないこと。 >そして親しかった方々が、闇に飲まれて捕らわれたままだということを知っていて >なんとか自由にしてあげたいと、願っていたのですね。 >衝動・・・・・ニーヤちゃんも誰か他の方を“あちら側”に送りたくなってしまったのでしょうか。 辛いですよね。自分が普通の人間として生きられないのは。 ニーヤ・・・・・エエ子ですね。 >>ニーヤがリナに顔を向ける。 >>「”闇黒の書”とリナさんの力があれば、”訪問者”の悲劇を終らせることも出来ます。」 >>「アレを倒せるの?」 >>「はい。確かにアレは途方も無く強い存在ですが、”こちら側”に来る以上、”こちら側”の物理法則に従わなくてはならないところがあります。そうでないと”あちら側”の者が”こちら側”で力を現すことは出来ません。”こちら”と”あちら”の境界が必ず存在します。その境界を攻めれば”こちら”に具現することは出来なくなります。」 >>「そりゃそうだけど、その境界を見極めるのがとんでもない苦労じゃない。」 >>「それは私が―――――」 >>いつの間にかあたりは朦朧とボヤケ、蜃気楼のように薄れていった。 > >”訪問者”を倒せる方法が見つかって良かったです。 >ニーヤちゃん、どうか無理をしないでください。 先に謝っておきます。 すいません、無理します。 >>12話目でした。 >>さて次回でいよいよ最後となると思います。 >>よければお付き合いください。 > >いよいよ最後の戦いなのですね。 >ニーヤちゃんとリナさんが、”訪問者”を相手にどんなふうに戦うのか。 >そして、ボロボロ状態のゼロスさんはご無事なのか。 >続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにしております。 そして更に謝っておきます。 次回でニーヤが・・・・・・・・・・・ >>では。 > >自分の駄文を読んでくださいまして、ありがとうございます。 >いつもとても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。 >インディジョーンズ・・・・・レンタル中で借りることが出来ませんでした(泣) > >だいぶ暖かくなってまいりましたね。 >花粉症の具合は如何ですか、早く体調が良くなると良いですね。 >悪質な風邪も流行っているようですので、お体にお気を付けてお元気で。 >では、失礼します。 猫楽者さんのお話、楽しみに読ませていただいております。 こちらこそいつも感想ありがとうございます。 そういえば、インディ・ジョーンズの最新作が制作中って話を聞いたんですけど、どうなってんでしょ? 花粉症はなんとか収まりました。 なかなか辛かったです。 それでは、猫楽者さんもお体に気をつけて。 |