◆−スレイヤーズサイドストーリー外伝 第1章第2話−水島飛鳥 (2003/3/18 17:41:55) No.25238


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25238スレイヤーズサイドストーリー外伝 第1章第2話水島飛鳥 E-mail 2003/3/18 17:41:55


飛:今回ばかりは、私は悪くないですからね!
リ:い、いきなり何!?
ティ:小説のアップが遅れたこと・・・に関してでしょ?
月:まあ、基本的に戒厳令(パソコン禁止)が出てる訳だしね♪
ティ:まあ、そもそもワード打ち込みができないんなら仕方がない・・・
リ:しかもその上に、『ある方に差し上げる(押し付けるとも言う)小説』
  優先でしたもんね・・・・・・・
                          (後書きに続く)

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  スレイヤーズサイドストーリー外伝 第1章第2話

私が通されたのは・・・・・・・・・・・・
書庫だった。

書庫といっても、単なる書庫ではない。
部外者立ち入り厳禁。禁持ち出し。
そんな言葉の掲げられている・・・
要するに、レベルの高い文献の保管されている書庫である。
脚立の上に座って、なにやら書物を読んでいる少女。
たぶん、私と同じぐらいの年である。
(暗い上に逆光なんでよく見えない)
おそらく、というか絶対。彼女が「リナさん」なのであろう。

「あの・・・リナ様?リーシェ様を、お連れいたしましたが・・・。」
「あ、うん。ちょっとそこで待ってて。」

上の空であるようだ。・・・しょうがない。

「あ、あの〜・・・これ、リナさんに会ったら渡すようにって、
 ルナさんから言われてきたんですけど・・・・・・」
と、手紙を差し出す。

ドガッどてっべちっずるべった〜ん  ガガンッ・・・カラカラカラ・・・

 一応解説しておく(誰にだ)。ドガッは、後ろにひっくり返りそうになったのを、
姿勢を立て直そうとして、肘を書架にぶつけた音。
どてっはそのままリナさんが下に落ちた音で、べちっが下に、ついた音。
ずるべった〜んで、そのまま勢いに任せて床をすべり、
ガガンッは、脚立のほうが倒れた音。
滑っていったのは、結果的にはよかったみたいだ。
最後のカラカラカラ・・・は、脚立がまだ動いている(すごい勢いだったから)音だ。

 そ、そこまでオーバーリアクションで出迎えてくれなくとも・・・(汗)
「ちょ、ちょっと、リーシェって言ったわね?
 ね、姉ちゃんの手紙って・・・あなた、いったい!?????」
 何気に錯乱しているようである。
まさか・・・ルナさん、私のこと、リナさんに伝えてなかったのかぃ!!
「い、一体って言われても・・・・・・とりあえず、これを読んでもらうしか・・・。」
リナさんは、私の差し出したルナさんからの手紙を、ひったくるように奪い取ってから、
一気に読んで・・・・・・
あの・・・なんかだんだん顔色悪くなってるんですけど・・・・・・

一通り読み終えたリナさんは、ふうっとため息をついて、

「分かったわ・・・・・・」

なんか・・・妙にやつれているんですけれど?

「リーシェ・・・・・・事情は分かったわ・・・・・・
 色々と聞きたいこともあるんだけれど・・・・・・
 まあ、それは後でにでも聞くとして・・・・・・」

・・・なんか・・・滅茶苦茶嫌そうなんですが・・・?
ひょっとして、姉妹仲、悪かったりするのでしょうか?(心配)

そのまま、硬直の時が続く・・・・・・

「・・・・・・リーシェ、だったわよね・・・・・・・・・・・・。」

先に口を開いたのは、リナさん。
そして、彼女は、この後とんでもない事を言う。

「とりあえず、早く行かないと・・・試験、始まっちゃってるわよ?」

い、一体どのくらいの間固まってたんだろう・・・
とりあえず、試験会場(中庭)へダッシュ!!



「姉ちゃん・・・あの子、一体なんなの・・・・・・
 この手紙、肝心なとこだけ書いてきてないし・・・・・・」

 リナが半泣きになっていたという事は、
とりあえず、リーシェは知らぬこと・・・

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月:で、やっと書きあがった物がこれか・・・・・・
飛:い、いや、だって・・・(ごにょにょ)
ティ:戒厳令・・・は、事実だけれど隙を見て、起動させていたのも
   事実よね・・・で、しょっちゅう某所のチャットに
   出入りしていたのは・・・・・・私の気のせいかしら♪
飛:(ぎくっ)
リ:え〜と・・・・・・(手に紅い光球)

 しゃらっ・・・・・・
 (なんか、月光みたいな光が当たって、砂みたいに崩れ落ちる(塵になる)
 (つまり砂よりよっぽど細かい。因みにその後も、最低で原子単位に分解)

リ:え、えと・・・・・・・(手にした光球のやり場に困る)
ティ:ちょ、ちょっと待った!今のってまさか・・・月夜!!??
月:の他に、誰がおるのだ?
リ:・・・・・・私・・・・・・月夜様が、敵以外に攻撃するの・・・
  はじめて見ました・・・・・・(汗)
ティ:私だって久々よ・・・・・・
月:何をしておる?最早、この場に用はないであろう?(帰り支度(?))
ティ&リ:・・・・・・・・・・・・(汗)
ティ:月夜を怒らせるなんて・・・
   やろうとしても出来ることじゃないって・・・(小声)
リ:つ、月夜様が・・・怖いです・・・・・・(小声)
ティ:う〜ん、あいつは、お前の前とかでは、結構
   猫かぶってるからねえ・・・
   いや、本性見せる相手が少ないほうか?(両方)
月:先に帰るぞ。お前らも、仕事でもしていた方がいいと思うが?
(二人ともサボって溜めてるらしい)
リ:え、えと・・・・・・(困)
ティ:まあ、月夜の言うことももっともだしね・・・
   久々に、かえって仕事でもしますか・・・(疲)

 そして・・・忘れられている飛鳥・・・・・・
 月夜に滅ぼされた場合、誰が生き返らせてくれるんだ?
 という、至上の命題を抱えて・・・・・・(自業自得)