-(再)極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 壱-準一等聖職位・友希(4/29-18:02)No.2533
 ┗(再)極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 弐-準一等聖職位・友希(4/29-18:04)No.2534
  ┗(再)極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 参-準一等聖職位・友希(4/29-18:07)No.2535
   ┗極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 四-準一等聖職位・友希(4/29-18:12)No.2536
    ┣お詫びに対しての告知-準一等聖職位・友希(4/29-18:15)No.2537
    ┣Re:極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 四-松原ぼたん(4/30-14:52)No.2543
    ┃┗感謝の一礼!!!-準一等聖職者 友希(5/10-21:51)No.2658
    ┣Re:極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 四-水竜王巫女 シャーナ(5/4-17:43)No.2577
    ┃┗シャーナちゃん、約束守ったよぉ〜-準一等聖職者 友希(5/10-22:08)No.2661
    ┗極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 伍-準一等聖職者 友希(5/12-22:53)No.2697


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2533(再)極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 壱準一等聖職位・友希 E-mail URL4/29-18:02

「う〜ん。今日も、いい朝を・・・むかえられるかぁ!!」
いきなり、朝から友希は怒りをあらわにしていた。
理由は至極簡単。どういう訳か神殿長室、早い話が友希の部屋、
に実習生の未来(みらい)が貫頭衣のまま寝ていたのである。
しかも、よりによって友希の上に・・・。
「・・・ぼ〜。」
完全にお寝ぼけの未来に対して、友希は・・・

どすっ!!

いきなし、問答無用のシッポアッタクを決める。
「・・・はぅっ!」
意識を取り戻した未来に対して、
「未来ちゃん?ここで寝てるということは、本部から辞令がでたのかなぁ?
ま・さ・か、またよっぱらって部屋間違えたなんていわないわよねぇ。」
そう、この部屋は、未来の部屋の隣なのである。しかも、この神殿には「お酒」に関しての規則はしかれていないのである。
つまり、お酒が自由なのである。
まぁ、お酒といってもワイン程度だけだが・・・
「・・・・・・えへっ!」
「笑ってごまかすなぁ!!・・・そう、そういうことなら少し実習関係の書類まとめてもらおうかしら。」
「・・・へ?」
「余裕なんですものねぇ。まぁ、書類にして、700枚程度かしらねぇ。」
「・・・へ?へ?」
友希の目は、思いっきり本気である。
「・・・すみませんでした。」
未来は観念したようである。
まぁ、いつものことなのだが・・・・
「じゃ、書類楽しみにしてるわねぇ。」
「・・・!」
「締め切りは、一週間後ねぇ。」
「・・・・・・・・・・・・はい。」
未来は、愕然として肩を落としながら友希の部屋をでていった・・・。

友希の部屋は、他の巫女や実習生に比べると物が多く、仕方なしに広めに作られている。
そんな中をゆっくり歩きながら、貫頭衣に着替えた。
友希の神殿・・・というより、地竜王の神殿は一応支給の貫頭衣がある。
しかし、貫頭衣は支給された物だけという訳じゃないのである。
自分の給料からお金を出して購入した物を着るのも可能である。
とはいっても、給料のでない見習いや実習生は支給された物だけになるけれども・・・。

友希もまた、巫女である以前に一匹の女の子である。
(まぁ、200歳ちょっとっていうのが、はたして、女の子という範囲かどうかは別として)
服装で、遊びたいのもまた事実である。
「今日は、ブルーのにしよ(はぁと)。」
こんな事も、一人だからこそ言えるのである。


さて、そのころ食堂では食事当番が集まっていた。
「ねぇ。知ってる?友希お姉さまの部屋に、また未来さんが寝てたんですって。」
「許せませんわぁ。あの人、わざとなんじゃありません?」
「でも、友希お姉さまも怒ったらしく、書類700枚ですってよ。」
「・・・いい気味ですね。友希お姉さまのこころはあたしがもらうわ。」
「い〜え。あたしよ。」
と、巫女の葵(あおい)と千里(ちさと)が話していた。
最後に、ふたりあわせて・・・

「お互い、フェアに行きましょうね」

と意気投合した。
・・・作者、完全に変な妄想持ってるみたいですが、とりあえず友希の立場としては嬉しい反面、恐いと思うぞあたしは・・・・。

友希のほうにもどると、友希はその日友希宛の書簡に目を通していた。
まぁ、ほとんどがこの神殿の巫女、実習生、見習いからのお誘いの書簡だが・・・
(そう、友希って神殿のアイドルみたいなんです。・・・自分で書いてて背中がこそばゆい・・・)
だが、友希は、そんなお誘いの物は封を切らずに捨てていた。
もちろん、差し出し主はそんなことになってるとも知らないが・・・。
書簡の中で、本部からの物ともお誘いとも違う物がまぎれていた。
友希は、それを少し嬉しそうに読んだあと机の鍵がかかる引き出しにいれた。
「真琴、元気そうでよかった」
そんなことを一人なのにも関わらず、小声でつぶやいた。

コンコンッ!

そんなとき友希の部屋のドアがノックされた。
「友希様、お時間です。」
迎えにきたのは、見習いの礼奈(れいな)だった。
「あっ。はい。・・・ってあれ?あなた、礼奈よねぇ。」
「えっ。はい、そうですけど。」
「ちょうどいいわ、ちょっと入ってきてくれる?」
「はい。わかりました。」
礼奈は、自分が何かしたかな?と考えつつ部屋にはいっていった。
「ごめんねぇ。実は、見習い生の交換留学の話が来てるのよ。」
「・・・はい?」
「でね、この神殿が、受け入れ先に指定されてるの・・・。」
「・・・それって、あたしが行くって事ですか?」
礼奈は、力無げにそれでも、声を振り絞って言った。
今、この極東支部に来るには倍率実に250倍!!
こちらで言うところの、宝塚の養成学校みたいである・・・。
「そんななか、受かってきたんだから・・・」
という思いが礼奈の頭の中をよぎった・・・。
「・・・え?あはははは。やだぁ。そうじゃないわよ。すでに、こちらから出す方は決まってるの。
この、交換留学は水竜王様の神殿と地竜王様の神殿とで行われるの。で、水竜王様の神殿から来る方がこの神殿を希望したから、ここへ来るって事。あなたに話したいのは、あなたの部屋を使わせてほしいの。」
「・・・え。そ、そうなんですか?なんだぁ。いえ、そんなことでしたら大丈夫ですよ。はっきり言って、ふたり部屋を一人で使うの気が引けてたんです。」
「そう、じゃ、お願いね。」
そういうと、友希は礼奈が呼びに来た目的、「朝の礼拝」の準備を始めたのであった。

それでわ、今回はここまで。とりあえず以下は次回ということで・・・。

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2534(再)極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 弐準一等聖職位・友希 E-mail URL4/29-18:04
記事番号2533へのコメント
礼拝の準備も終わり、友希は礼奈とともに神殿長室を出た。
友希の部屋は、便利上礼拝場のすぐそばだった。
「おまたせいたしました。」

礼拝が始まった。
(本来ならば、礼拝なんぞあまりにも面白くないんで記録しないつもりだったのですが・・・)

・・・おごそかな空気の下、礼拝が行われているのだが・・・。

「ビシッ!」
「ビシッ!ビシッ!」

友希のシッポアタックは限りなく繰り返されていた。
友希の後ろの実習生が、こそこそっと話しているのでいる。
内容は・・・まぁ、調理場の話のあとのことを考えると想像つくと思うけど。
多分、礼拝で初めて友希の後ろに陣取ったのが嬉しいのだろう。

「友希様。あのぉ。言いにくいのですが・・・。パンツ見えてます・・・。」
ばつが悪そうに報告したのは葵だった。
「えっ。あらっ。私としたことが・・・」
友希は、恥ずかしそうにお尻を押さえていた・・・。

結局、礼拝中友希は集中できなかったのが、悔やまれていた。
当然の事ながらあとで、友希一人でおつとめをしたのは言うまでもない。

さて、この礼拝場。ご神体の脇に、何やら不釣り合いな感じの剣がおさめられている。
なかなかの威力を持った魔法剣で、名前を「レクイエムソード」というらしい・・・。
こんな魔法剣、いつか「自称美少女天才(胸なし)魔道士」が来るかもしれないですけどね。
・・・まぁ、ある物はどうしようもないんだけどね。

脱線しちまった・・・
礼拝後、朝食が始まるです。
もともと、この食堂は席が決まってるわけじゃないものですから・・・。
友希の隣を奪うための争いが絶えないらしい・・・。
もはや、神殿らしくないんですが・・・・・・・。

だが、今日は様子が違っていた。友希は、食堂にはいるとすぐに巫女の鈴音(すずね)と、実習生の澪(みお)を呼び寄せて食事を始めた・・・。
しかも、いつになく友希の顔は真剣だった。
「・・・悪いわね。いきなり呼んだりして・・・。ちょっと、話があるの・・・。」
友希は、いつになくまじめな口調で口を開いた。
「どうしたんですか?」
鈴音は疑問に思いながらも、会話にした。
「実は、また本部で代表者会議があるの。」
「この時期はいつもですものねぇ。」
答えてるのは、鈴音である。
澪はというと、会話に入っていけず聞き手になっている。
「それで、2人には付き添いできてほしいの。」
「・・・!!・・・なぜ、あたしたちなんです?」
「あなた達には、あたしから直接辞令を出すことになると思うの。辞令の内容に関しては、あとで話すからあたしの部屋にきてね。」
「はい。」
2人は、まるで呼吸を合わせたかのように答えた。
で、友希は顔を上げた。
友希のまわり以外は、食事が机の上でひろがっていた。
おそらく、友希が話していたのを気にして口元に運べなかった物だろう。

「・・・・・・・・・!!!!!!!」
友希は、憤慨していた。

「あぁぁんたたちぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!神殿に使える者が、食べ物を粗末にしなぁい!!」

当然のことながら、澪と鈴音以外はこのうえないほど強烈なシッポアタックをされていた。
パンツが見えるのも忘れて・・・

友希は、朝食後自室に入っていった。
本来ならば、見習いに対しての授業があるのだが、進級を目の前にして、試験勉強期間として授業は休みにしてある。
友希は、音響水晶に優しく触れるととても落ちついた感じの音楽が流れた。
気を落ちつけた友希は、自分に来た辞令を読み直した・・・。
「本部かぁ。久しぶりなのはいいんだけど、今は真琴は本部にいないしなぁ・・・。」
そんなことを言うが早いか、部屋をノックする音がした。
「はい。どうぞ。」
友希は、ノックに対して返事をした。

ノックをしたのは一体誰なのか?そもそも、真琴って誰なのか?
変な意味でおもわくを残したまま次回へ続く!!

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2535(再)極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 参準一等聖職位・友希 E-mail URL4/29-18:07
記事番号2534へのコメント
お久しぶりです。今回またまたやってしまいました。
まぁ、楽しんでください。
・・・といいたいのですが、今回はちょっと趣が違うので、戸惑うかもしれません。
まぁ、あたしがこんな感じのものもかけるんだと思ってください。

・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

「どうぞ…。」
友希はドアを叩いた者へと答えを返した。

「失礼します。友希様、お客様がおいでです。」
入ってきたのは礼奈だった。

・・・あれだけ引っ張っておいて、入ってきたのは礼奈だと!
と思った方、すみません。ごめんなさい。
ああっ。石を投げるのはやめて。
でも、内容はものすごいのよ・・・

「お客様が・・・?今日は、約束はありませんが?」
「何でも、真琴と伝えればわかるとの事ですが・・・」
「・・・!!わかりました。この部屋に通してもらって結構です。」
「えっ。この部屋ですか?」
理由がよくわからないのか、伝えに来た礼奈はおうむがえしに聞き返した。
「ええ。その方は多分私の個人的なお客でしょう。ですから、この部屋へ・・・」
「わかりました。少々お待ちください。」
礼奈が出ていったあと、友希は部屋を見回していた。
「大丈夫・・・みたいね。」
おおよそきれいと判断したのか、友希は一人満足した。

コンコン!

「はい、どうぞ」
友希は、嬉しさのあまり巫女らしからぬ声で応対していた。
「よっ!久しぶり!」
入ってきたのは、まぎれもなく真琴本人だった。
「わぁ。ひさしぶりねぇ。」

真琴・・・地竜王の神殿に所属するも、風になりたいなどとわけのわからない
ことをいって、あちこちを回っている巡礼神官。
友希との関係は・・・まぁ、あなたが考えてくださいな。

「どうしたの?いきなり?」
友希は、あまりにも唐突な訪問にうれしいながらも思わず聞いてしまった。
「まぁな。しばらく友希の顔を見てなかったからたまにはいいかなと思ってね。」
「たまにはなの?あたしの立場って・・・」
「そんな訳ないじゃないか。友希は俺の宝だからな。」
「えっ。」
友希は、驚きながらも頬を朱に染めた。
「あっ、そうそう。真琴、たまには本部に顔だしなさい。あなた宛の辞令が出てるわよ。」
そういうと、友希は真琴に辞令を渡した。
「なんで、本部所属の俺の辞令がここに来るんだ?」
「知らないよ、そんなこと。まぁ、あなたにはあたしが一番渡しやすいと思ってるんじゃない?」
「あっ、辞令といえば・・・友希。おまえ、辞令が出てるらしいな。」
「・・・!!なんでそのことを?」
「まぁ、いろいろあるのさ。」
そう、友希には辞令が出ていた。
内容は・・・
「最近、魔族の動きが目立ってきている。そのため、友希にこノ辞令をもって
極東地区の魔族討伐を命ずる。」
というもの・・・。
「でも、大丈夫よ。この辺の魔族ならレクイエムソードを使えば・・・」
「・・・友希。そんなに強がるなよ。いいじゃないか、甘えたって。素直になれよ・・・。」
真琴の一言に友希は驚きながらも、安心したような感じで、そして、恐怖に一杯なような感じで・・・
「・・・・・・・やっぱりばれてたんだ。真琴には完敗ね。…本当は、すごく恐いの。
活動が活発になってきた魔族だもの・・・。負けたらどうしようって・・・。」
友希は、目に涙を浮かべながら、真琴にもたれかかった。
真琴は戸惑いながらも、友希の事をやさしく抱きしめていた。
「友希、大丈夫だ。おまえならやっていけるさ。それに、これもある。」
そういうと、真琴は友希にロケットを渡した。
その、ロケットの中には友希と真琴の肖像画があった。
「これを俺だと思って、頑張ってきな。」
「・・・ありがと。不思議だね。あたし、真琴といると自分が女の子なんだなって思えてくる。」
「おまえは、いつでも女の子らしく生きてるじゃないか。大丈夫。自信をもつ事だぞ。」
そういうと、真琴は席を立った。
「待って、もう少し、もう少しだけこうしていたいの・・・」
友希は、完全に甘えんぼモードに入っていた・・・。
真琴は、仕方ないという感じでまた腰を下ろした。

しばらくそのままでお待ちください

「さてと。おれ、もういくわ。」
真琴は、席を立った。
「気をつけてね。今度会ったときは、決着つけましょ。」
「ああ、絶対だ。今度こそ負けないからな・・・。」


何のことやらわからない人に(というより、皆さんわからないでしょう)説明!
上で、2人の関係は考えてといいましたが、ここで話します。
実は、友希と真琴は前半のような感情を持っている反面、終わりにあるように
ライバルなんです。
えっ?何のかって?
それは、あたしの口からは恥ずかしくてとてもとても・・・。

ごすっ!!

(友希から作者に向けて何やら鈍器が投じられました・・・)

「誤解招くようなことしないでください!」
だって・・・
「あたしと真琴は、しっぽ格闘のライバルです!変なものをやっているようなこといわないでください!」
だって・・・
「しっぽアッタクかましますよ。」
・・・パンツ見えるぞ
「大丈夫です。スパッツ下にはいて来ましたから。」
・・・きったねー。
「覚悟しなさい。地竜王様の名にかけてあなたを成敗します。」
・・・いいのか?読んでくださってる方が多くいるぞ!!
巫女にあるまじき行為、このまま報告することになるぞ・・・
「・・・それはちょっとこまりますぅ。」
じゃ、かえんな。もう、今回は終わりだから。
「・・・はぁい。」
ふぅ。何とか帰ったな・・・
ということで、今回はここまで。
また次回ねぇ。

・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

・・・ごめんなさい〜。たまにはラブストーリーもどきも書きたいのよ。
結局、こんな感じになっちゃうのよねぇ。

ああ、自分で書いてて体がこそばゆい。
しかも、自分には彼女(!)といえる人はいないし・・・。
・・・空しくなってきた。
いいんだ、おいらの顔じゃ無理だもんね。

ということで次回ねぇ。

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2536極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 四準一等聖職位・友希 E-mail URL4/29-18:12
記事番号2535へのコメント
なんか、前回はとんでもない方向に話が行ってしまいましたが・・・
今回は、噂のあの方が登場したりなんかして、また別の意味で話が飛んだりするかもしれないです・・・
まぁ、作者はそれを楽しんでるんですし、その方が面白いでしょ?

+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

真琴が出発してから、そう長くもない時が流れて・・・。

こんこんっ

ふたたび、友希の部屋のドアを叩く音が聞こえた。
「はい、どうぞ。」
入ったきたのは、今日3度目の礼奈だった。
「あの、友希様。水竜王様の神殿の巫女さんがおいでです。なんでも、今度の交換留学の件で少しお話がしたいとの事ですが・・・。」
「わかりました。それでわ、応接室に通してください。すぐに準備をしてそちらに向かいます。」
「はい、失礼します。」
礼奈は、部屋を出ていった。
「・・・礼奈の成績、少し考え直す必要があるようね。」
友希は、一言そういうと書類を捜しはじめた。
「まぁ、成績の事は後でいいわ。とりあえず、交換留学の資料は・・・これね。」
友希は、資料片手に応接室へと向かっていった。

「お待たせいたしました。地竜王神殿・極東支部、支部長の友希です。」
友希は、応接室で待っていた巫女に対して挨拶をした。
「あっ。始めまして、お久しぶりです。」
・ ・・あれ?なんか変なこといったぞ?
「お久しぶり・・・ですか?」
友希は、首をかしげながら言葉に対して考えを巡らせた。
友希は、水竜王の神殿の管轄に行った事はない。
つまり、水竜王の巫女とは面識がないのである。
ただ、友希が知る水竜王の巫女は一人しかいない・・・
「いやですよぉ。あたしです。水竜王様の神殿で巫女をやっている、シャーナですよぉ、友希先輩!」
「あっ。あなたが、シャーナさんだったの?」
そう、この来客、巫女・シャーナだけである。

巫女シャーナ
水竜王の神殿で駆け出しの巫女をやっている。
友希とは、「ちゃっと」という暗号通信連絡で名前だけはしっていたが、顔を合わせるのは今回が始めてである。
参考までにいっておくと、シャーナがいる場所はとてつもなく寒いところらしい。
それから推測するに、カタート付近じゃないかな?などと思うのであるが・・・

「あなたが・・・過去に例がないほどの優秀な成績で巫女に昇進したんですって。」
「・・・・・・・・・・」
シャーナは結局そのままその話題に触れようとしなくなったので、
「・・・ごめんなさいね。それじゃ、本題に入りましょうか?」
ばつが悪そうに友希は話題をすりかえていった。
「で、交換留学のことでって事だけど?」
「ええ、すみません。いきなりで・・・。」
完全に、会話の順序がばらばらである・・・。
本来「いきなりで」などは最初に言うはずなのだが・・・
「まぁ、いいわ。それで、お話って何?巫女のあなたが交換留学って事もないでしょうしね。」
「・・・実は、今度地竜王様の神殿でお世話になるのは、リューンという子なんですが・・・、
リューンは、水竜王様の神殿でも指折りのわがままな子なんですよ。」
「・・・つまり、そのわがままについての助言って事?」
「・・・わたしが、どこか留学にいい場所ないかって、長老に聞かれて思わずここを教えてしまったのですが、まさか本当に留学させるとは思わなかったんですよ。」
友希の事など、無視するかのようにシャーナは話し続けていた。
「・・・なるほどね。なんとなく、長老がここに来るのを許可した理由が分かったわ・・・。」
友希は、半ばあきらめたかのようにいった。

極東支部・・・
地竜王神殿の支部の中で唯一「性格改善講座」が開かれている支部である。
その根底には、友希が赴任する前の状況がある。
そもそも、この神殿はその位置上神殿本部とは一番連絡がとりにくかった。
また、それと同時に本部との行き来がしづらかった。
その、立地を利用してこの神殿には多くの素行が悪い者が勉強先として送られていた。
しかし、素行が悪いと極東支部に送られるというもはや暗黙の了解事項が成り立つと
皆が、生活を改めるようになっていった。
その後、友希が赴任。徐々にではあったが神殿そのものの空気も改善されていった。
もはや、性格改善講座も不要かと思われていたのだが友希はこれを残した、という事である。

「・・・ということなのよ。」
理由が分かったという言葉に対しての疑問に答えた友希は、深くため息を一つついた。
「つまり、偶然がヒットしたという事ですか?」
「・・・まぁ、そうみたいね。でもあなたの進言は、たいした状況判断よ・・・。」
「そうですか・・・。ところで、友希先輩。この神殿は昔、素行が悪い人ばかりだったって事ですが・・・その・・・友希先輩はどうだったんです?」
「えっ。・・・いや、・・・その、・・・まぁ、昔は昔よね・・・。」
友希は、言葉を濁すしかなかった。
実は、友希もまたこの神殿で見習い時代を過ごしている。
とても、シャーナの前で、まだ見習い時代この神殿のトップだった事は言えない友希であった。
「・・・昔の事はおいておいて、なんで、そのリューンって子が留学になったの?」
「それが・・・どうも、長老は地竜王様の神殿で行われている、「性格改善講座」というものに興味を持っているみたいです。いままで、あの結界の中の世界の乱れかたがとてつもなかったことに原因があるのですが、巫女の性格もあまり評価できるものでもないみたいなんです。」
「あんた、自分もそうだって思ってる?」
「まさか、あたしは違いますよぉ。少なくとも、みんなと違って教わることは相手がいやがってても教えてもらう。自分が、正しいと思うことはみんなに実践してもらう。それから・・・」
「もういいわ。」
友希は、明らかにあきれたように言った。
つまるとこ、シャーナもまた、改善講座の対象の一人なのであった。
「でも、性格改善講座って・・・、今やってるの、ここだけよ。」
友希は、シャーナに向かってそういう。
「だからこそ、ここなんじゃないですか。」
シャーナは自分が対象に入っているなど微塵も疑うことなく力いっぱい言い放った。
「いや、そうきっぱりいわれても・・・」
友希は、返す言葉を失いながらも一応は返した。
「まぁ・・・わかったわ。とりあえず、ここにある資料をもう一度確かめてみるわ。」

友希は、シャーナに自分の部屋に入るように言ったが、シャーナは仕事があるといってそそくさと帰っていった。
「・・・嵐が吹いたわ。いえ、これから吹くのかもね・・・」
友希は、突然の来客に対してただただ呆然としながらそう一人つぶやいていた。

+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
ふぅ。何とか4部が完成です。
まさか、本人から「出して」といわれるとは思ってなかったものの出演してもらおうと思っていたシャーナちゃんの登場でした。
でも、実はこの時点でまだ、こちらの世界で言う「午前中」ってやつなんですねぇ・・・。
本当に長い一日になってきてます。
でも、考えてみればそんな中で頑張っている友希もまた騒動の中心人物なんですよね・・・。
ということで、今回はここまでという事で・・・。
でわ、また次回。第5話でお会いしましょう。

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2537お詫びに対しての告知準一等聖職位・友希 E-mail URL4/29-18:15
記事番号2536へのコメント
ども、こんにちわっ!
いきなりですが、復活しました。
実は、何とかツリーで間にあう方法を考えています。
そのため、もう少し、ここでお相手してくださいな。
ということで、この辺で。
5話もお楽しみに・・・。

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2543Re:極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 四松原ぼたん E-mail 4/30-14:52
記事番号2536へのコメント
 面白かったです。

>「あっ。始めまして、お久しぶりです。」
>・ ・・あれ?なんか変なこといったぞ?
 確かに。
>「いやですよぉ。あたしです。水竜王様の神殿で巫女をやっている、シャーナですよぉ、友希先輩!」
 をを。
>友希とは、「ちゃっと」という暗号通信連絡で名前だけはしっていたが、顔を合わせるのは今回が始めてである。
 なるほど(笑)。
>地竜王神殿の支部の中で唯一「性格改善講座」が開かれている支部である。
 怖いなぁ、ある意味。
>とても、シャーナの前で、まだ見習い時代この神殿のトップだった事は言えない友希であった。
 ほぉー、それはそれは(笑)。
>「・・・嵐が吹いたわ。いえ、これから吹くのかもね・・・」
 ま、がんばってね。

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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2658感謝の一礼!!!準一等聖職者 友希 E-mail URL5/10-21:51
記事番号2543へのコメント
毎回の感想。どうも、ありがとうございます。
> 面白かったです。
もう本当にどうもです。(うれしくて涙)
>>「あっ。始めまして、お久しぶりです。」
>>・ ・・あれ?なんか変なこといったぞ?
> 確かに。
この表現が一番難しかったです、ぢつは・・・。
でも、なんとかなったからいいかな。とか思ってます。
>>「いやですよぉ。あたしです。水竜王様の神殿で巫女をやっている、シャーナですよぉ、友希先輩!」
> をを。
なぜか、シャーナちゃんにはこういう風に呼ばれている。
彼女曰く、「だって、本当に先輩じゃないですかぁ」だそうです。
>>地竜王神殿の支部の中で唯一「性格改善講座」が開かれている支部である。
> 怖いなぁ、ある意味。
もともと、ここは島送りみたいなもんなんです。
まわり・・・何もないんです。本当に・・・。
>>とても、シャーナの前で、まだ見習い時代この神殿のトップだった事は言えない友希であった。
> ほぉー、それはそれは(笑)。
・・・忘れてください。このことは・・・。
>>「・・・嵐が吹いたわ。いえ、これから吹くのかもね・・・」
> ま、がんばってね。
はいなですぅ。(^^)
> 本当に面白かったです。
> ではまた、ご縁がありましたなら。
いいえ、こちらこそ、また次回よろしくですぅ。

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2577Re:極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 四水竜王巫女 シャーナ E-mail 5/4-17:43
記事番号2536へのコメント
わーいわーい、私が出てるぅっ!!!!!
友希先輩、ありがとうございますぅぅっっ!!!
・・・・はっ、いえ、その・・・・・・・・・・・
危うく地が出てしまう所でしたわ・・・・・・・・(爆)

今回のお話も、大変興味深く読ませていただきました。
って、他人事のように言っている場合じゃありませんわね・・・・。
私も、当事者でした(笑)リューンの事、宜しくお願いいたします。
え?私も・・・・・・ですか?そんなっ!!!私、そこまで性格悪く
ありませんわっ!!!!(説得力皆無)
性格悪いというより・・・・・・・・悪戯好きなだけで・・・・・・・。

私の配属先は・・・・一応本部ですから。
水竜王様の力の影響が強いので、寒いのは仕方ないんです。
やはり水の力ですと、氷や雪も関係してきますので・・・・・・・。
カタートからも結構近いですし・・・・・・。

私の成績、ですか?・・・・・あはははははは(笑って誤魔化す)

第参話、レス付ける前に沈んでしまったので・・・・・・・・・・
感想は・・・・・・・その・・・・・らぶらぶ、ですね・・・・・(ぽっ)

それでは、これにて失礼いたします。
私を出して下さって本当にありがとうございました。
次回作も楽しみにしております。

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2661シャーナちゃん、約束守ったよぉ〜準一等聖職者 友希 E-mail URL5/10-22:08
記事番号2577へのコメント
>わーいわーい、私が出てるぅっ!!!!!
>友希先輩、ありがとうございますぅぅっっ!!!
>・・・・はっ、いえ、その・・・・・・・・・・・
>危うく地が出てしまう所でしたわ・・・・・・・・(爆)
あなたは巫女でしょ。公私は分けないと。恥ずかしいけどあたしも真琴と一緒の時
と仕事の時は分けてるでしょ。
でも、ここまで喜んでくれるとあたしとしても嬉しいよ。本当に・・・。

>今回のお話も、大変興味深く読ませていただきました。
もはや、うちの神殿は鏡の中です・・・。

>って、他人事のように言っている場合じゃありませんわね・・・・。
>私も、当事者でした(笑)リューンの事、宜しくお願いいたします。
勝手に名前つけちゃったけど、シャーナという名前からつけた名前がリューンだっ
たの。(裏話・byなべっち)

>え?私も・・・・・・ですか?そんなっ!!!私、そこまで性格悪く
>ありませんわっ!!!!(説得力皆無)
>性格悪いというより・・・・・・・・悪戯好きなだけで・・・・・・・。
ふっふっふっ。本当にそうかな?あなたの場合、特別コースまで用意して置くね。
はやいとこいらっしゃい。改善講座に・・・。

>私の配属先は・・・・一応本部ですから。
>水竜王様の力の影響が強いので、寒いのは仕方ないんです。
>やはり水の力ですと、氷や雪も関係してきますので・・・・・・・。
>カタートからも結構近いですし・・・・・・。
本部ね。あたしも、一度だけ本部配属の話があったの。
けど、ここ(極東支部)がいいのよね。次の話にあるけど、なんといても他の方の
の温かみを知ることができるもの。
まぁ、本部勤務頑張ってね。
でも近いうちに出向になっちゃうのかな?(ふっふっふっ)

>私の成績、ですか?・・・・・あはははははは(笑って誤魔化す)
成績・・・いいでしょ。あなたのことだから。
巫女の中では噂だもの。「水竜王様の神殿でシャーナって子がものすごく成績がよ
ろしいらしいよ」って・・・・(おい!!よろしいって・・・)

>第参話、レス付ける前に沈んでしまったので・・・・・・・・・・
>感想は・・・・・・・その・・・・・らぶらぶ、ですね・・・・・(ぽっ)
は、はははっ。いや、その・・・彼は・・・そんな・・・恥ずかしい・・・
でも、彼、またしばらく会えないもの。ちょっと悲しいかな・・・。
(作者には、彼女はいません。そのため、こんな事書いてて、なんか寂しくなって
きます。・・・いいんだ。おいらはおいらの生き方するもん。独身貴族、万
歳!!)

>それでは、これにて失礼いたします。
>私を出して下さって本当にありがとうございました。
>次回作も楽しみにしております。
こちらこそですぅ。また機会があったら出ておくれぇ。
それでわねぇ。
ばいば〜い。 (^^)/~~~~~~~

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2697極東支部のとある恐ろしく長い一日・・・ 伍準一等聖職者 友希 E-mail URL5/12-22:53
記事番号2536へのコメント
なんか、ゲスト登場で今後の展開が混乱になりそうな予感なんですが・・・
お願いだから、あまり「出たい」って言わないでね。
それでわ、いいかげん午後に行かないとやばいような気もするのですが、
話を始めたいと思います。
=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−

「さて、書類の整理をしないとね。」
友希は、来年度新人受入名簿と書かれた書類ケースを取り出した。
一応初めに言っておくが、友希は一人で部屋にいる時(まぁ、基本的にこの部屋では友希は一人で過ごしているのだが・・・)は音響水晶から音楽を流している。
流れる曲も、比較的多岐にわたっている。まぁ、これといってお気に入りもないみたいだが・・・。
「今年はどんな子がくるのかしらねぇ。」
友希は、履歴書を見ながらそう言葉をこぼしていた・・・。
毎年、友希はこの瞬間を楽しみにしている。友希にしてみれば来年自分の元で見習いとして巫女の道へと踏みだすもの達である。それだけに自分の心の中でその見習い希望者はかけがえのない家族のような者である。その家族の履歴である楽しみにしないわけがなかった。
友希は、自分の元には優秀な人より手のかかる子のほうがむいていると思っているので、比較的成績よりも生活で見習い希望者を集めてきた。しかし、それでもこの極東支部卒業生が非常に良い成績をおさめているのだから友希の実力は本物かもしれないが・・・。
まぁ、去年まではそうだったんだけど・・・
「なぁによぉ、このメンバー!!」
友希は、完全にきれていた。答えは簡単である。
今年のメンバーはというと、倍率が高いのは分かるけどいくらなんでも成績が良すぎるのである。どの子も、プレテストで上位を占めているメンバーである。
「長老・・・はかったわね。」
なんでこんなこというのか・・・。
友希は上にも書いたがここ何年か優秀な見習いは受け入れたことがなかった。
しかし、過去に友希が受け持った見習いの中で優秀な見習いでかためられた年があった。
その年は、友希の教育成績がとてつもなく悪く、お世辞にも極東支部の成績をあげるも
のではなかった。そのときは、その見習いが高飛車な態度で学習してたのである。
それがトラウマとなってか、友希はあまり優秀な成績の見習いは取らないようにしてい
るのである。
「別にあたしは成績優秀な生徒が全員高飛車だとは思ってないわ。けど、あたしには成
績が優秀な生徒の力を上げる自信がないんです。」
友希が、長老に掛け合った時の言葉である。友希にしてみればそれが建前で事実がどういうものだか解っているのがどうしても、割り切れない。そんな思いが募っていた。
「・・・本部に、連絡・・・」
と、その時、タイミング良くというか悪くというかドアがノックされた。
「失礼します。」
入ってきたのは、実習生の虹恵(にじえ)だった。
「!!友希様、なんで本部に緊急通信を開いてるんですか!?」
虹恵は思わず自分の目を疑った。
友希は、通常通信ではなく本部長老の元へ緊急通信を開こうとしていた。
友希は完全に本部の意向にキレていた。
「だまってて。もう、頭きた。直訴しちゃる。」
友希の目が全然笑ってないとこ見るとマジである。
「ちょっと待てくださいよぉ。前もおんなじ様な事あったじゃにですかぁ。
あの時友希様は、6ヶ月の減給処置だったんですよ。また繰り返すおつもりですか!」
友希は、そんなこと耳にも入っていないようだった。
過去、友希はやはり本部に対し怒りから緊急通信を開き長老に直接抗議をした事があった。
そのときに、長老は「そんなことで緊急通信を使うな!」と逆に怒ってしまいその後処罰委員会までもが発足。友希に対し6ヶ月の減給処分になったのだった・・・。
もうすぐ、長老の元につながる。そんな時・・・

ぶちっ!!!!

虹恵が切断したのだった。緊急通信用のコードを。
なぜか、緊急通信は魔力による言霊通信ではなくコードを使っていた。
それが、良かったみたいである。結果として、長老の元には通信が開かれる事はなかった。
だが、友希の怒りのはけぐちがなくなっただけで、友希の怒りは根本的におさまってはいない。
友希は、いつもとは全く違った雰囲気を出しながら神殿長室を後にした。
当然、虹恵が何をするために部屋を訪れたのかを聞くようなまもなくである。
ただ、この極東支部ではもはや常識であった。

「・・・友希様が、怒っている時は絶対に何もしないでいる事!」

さて、友希が向かった場所はというと・・・
極東支部で、唯一友希が鍵を持っていて友希のみが入れる部屋・・・。
というより、友希が入る時は怒ってる時だけなので、その中がどうなってるかを見ようにも見れないという方が近いのだが・・・。
通称・お怒り部屋。
友希は怒っている時必ずここに入っていく。
まぁ、ここから出る時には友希の怒りもおさまっているのでそれはそれでよしとしよう。
「絶対、策略だわ。あの長老、何考えてるのよ・・・」
そう、荒れまくっているのである。昼食前にこれでは、午後のおつとめは大変な事になるかもしれないけど・・・。

ばんっ!!!

友希は、ひいきめに見ても怒っているのがわかるくらいに力一杯ドアを閉めた。
友希が入っていった「お怒り部屋」では、何やらすごい音がしはじめていた。

・ ・・友希、相当荒れてるみたいです。

さて、お怒り部屋の中きになるでしょ?
ちょっと潜入してみましょう。

「・・・!」

△▼△▼しばらくお待ちください!!▲▽▲▽

もう、身も心もぼろぼろでし・・・。
結局、潜入したものの友希にボコボコにされたというのが事の真相である。
友希が怒ってる時は近づかないようにしましょう!!

もとい!!!!!

友希は、とりあえずお怒り部屋から出てきた。
いつもの、穏やかな顔をたたえて・・・。
「ふぅ、すっきりした。でも、長老とは一回掛け合わないとね。」
友希が部屋に戻ると虹恵は少しおびえた様子を見せながらも用件を切り出した。
「あのぉ・・・先ほどのお客様、水竜王様の神殿の方ですよね。」
「ええ、そうですよ。」
友希は、さっきまでとは全く違う口調で答えを返した・・・。
「実は、私友希様にお願いがあるんです。」
「お願いって・・・、なに?」
=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=
さて、今回はここまで。
なんか、本当に長くなってきてしまいましたが・・・。
まだまだ続きます。ただ、次回あたり昼食かなぁ、とか思ってます。
でも、長い一日ですから。
最後に友希から一言あるそうです・・・
「あたしを怒らせないでね。」
・ ・・今回を読めばそんなの当たり前じゃん。
あんなんじゃそのうち、誰も近づかなくなるぞ。
「なんですって・・・・・!!」
やば、・・・とりあえず、皆さんさよならっ!!(といって素早く逃げる作者)
「あっ。さようならですぅ。」(といって、顔を本気で高揚させ作者を追いかける友希)