◆−導かれちゃった者たち 冒険をする ディオル Lv25−Dirac (2003/3/28 15:19:32) No.25371
 ┣導かれちゃった者たち 第十四話 想いの牢獄に集いし者たち−Dirac (2003/3/28 15:24:07) No.25372
 ┃┣……増殖してる(滝汗)−エモーション (2003/3/28 22:35:57) No.25377
 ┃┃┗これでも減っています−Dirac (2003/4/5 21:06:32) No.25469
 ┃┗いいのかなぁ・・・この鼻血騎士・・・−リナ&キャナ (2003/3/29 11:18:09) No.25382
 ┃ ┗いいんです! by川○慈英−Dirac (2003/4/5 21:34:31) No.25470
 ┗導かれちゃった者たち 第十五話 怒れる貴公子−Dirac (2003/4/15 23:28:26) No.25601
  ┣・・・いーです。むしろどんどん痛めつけてやってください(汗)−リナ&キャナ (2003/4/16 15:17:28) No.25605
  ┃┗考えておきます−Dirac (2003/4/17 21:38:49) No.25625
  ┗奇行死?−エモーション (2003/4/18 22:18:21) No.25635
   ┗イカれる?−Dirac (2003/4/19 21:57:53) No.25653


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25371導かれちゃった者たち 冒険をする ディオル Lv25Dirac E-mail URL2003/3/28 15:19:32


 神父:それでは、新婦にキスを。

 舞い上がって神父にキスをしようとする新郎。

 神父:ノーノー! アイム・ア・シンプ!
    
今までのあらすじ(真実をありのままに表現するのは意外と難しい)

 山々と樹海に囲まれたとある村で、ディオルは家族や村人の愛情を受け、幼なじみのウィニーとともに幸せな時間を過ごしていた、しかし、ディオルは自分が伝説の勇者の血を引いていることをまだ知らなかった。
 ディオルが十七回目の誕生日を迎えた日、彼をまだ未完成のうちに抹殺しようと図ったガウリイ=ガブリエルら邪悪なる者たちが突如村を襲来した。村人はディオルに彼が勇者の末裔であることを知らせると、彼をかくまい、魔族に全力で抵抗を試みる。しかし、無残にも彼らは息絶え、ウィニーはディオルの身代わりとなってその命を散らした。突然訪れた悲しみに打ちひしがれながらも、ウィニーと結んだ約束『この世界を救う』を守るべく、ディオルは旅立った。
 キングレオ城にてようやく導かれし者たちが集結するも、魔族たちは静かに暗躍を続けていた。そして、太古に封印された何かが覚醒の兆しを見せ始めてきたが、徐々に世界に忍び寄る世界の危機に気づくも者はほとんどいなかった。
 そんな中、最愛のガウリイ=ガブリエルの凶行に苦悩するリ・ナの祈りが、偶然ディオルたちに夢となって届いた。その夢でディオルたちが見たものは、涙が美しい宝石となるリ・ナに苦痛を与えて巨万の富を得ようとする醜悪な人間と、それを激しく憎悪するガウリイの姿であった。
 ガウリイが人間を憎む理由を知り、複雑な気持ちを抱きつつも、ディオルたちはリ・ナに会うために必要なあやかしの笛を取るべく、マリアテーゼ姫がかつて暮らしていたサントハイム城を訪れる。人々が突然失踪したこの城にいたのは、なんとマーティー・ラティーナ姉妹因縁の敵、グラウシェラーであった。進化の秘法により復活したグラウシェラーに苦戦を強いられながらも、なんとかこれを撃破したディオルたちは、あやかしの笛を手にするのであった。

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25372導かれちゃった者たち 第十四話 想いの牢獄に集いし者たちDirac E-mail URL2003/3/28 15:24:07
記事番号25371へのコメント


 ブランカから山脈を挟んで北側には、バトランド王国がある。
 国王ベリーウッズは、政治手腕に欠ける部分があるとも言えるかもしれないが、見方を変えれば、聖職者――語頭に『まっとうな』という修飾語を加えることを怠ると正確な表現にならないのが悲しい現実だが――のごとく清らかな善政を敷くとも言えるかもしれない。
 だが、その聖職者に匹敵するほどの包容力が、人間的に問題のある騎士たちを名誉あるバトランド騎士団に所属させることを許してしまった。そのため、半年ほど前に起こった王女の誘拐事件をきっかけに、ブラックリストに記帳されていてもおかしくない騎士の数名が逮捕された。
 彼ら逮捕者が事態を混乱させたせいもあり、解決できるはずであった誘拐事件はとかげの尻尾を切られ、王女も行方不明のままである。
 その問題児の一人は、今脱獄の最中であった。
「こっちだ! こっちに逃げたぞ!!」
「追え! 追うんだあぁぁっ!!」
 団員に逮捕者が出たことでさえその栄光に泥を塗りたくられた出来事である。その囚人の一人が脱獄を図り、さらにそれを取り逃がしたとあっては、その名高き権威は完全に失墜する。バトランド騎士団は、自分たちの誇りと正義を賭けて脱走を阻止しなければならないのだ。
 しかし、相手は腐っても元バトランド騎士団に選ばれた男である。そう簡単に捕まってはくれない。負傷のせいで足跡ではなく血の跡で残しながらも、機敏な動きで騎士団の猛追を逃れている。
 その割には、必死で脱獄しているはずの本人の顔が、まるでしぼんだ風船のように緊張感のないにやけた表情で、色んな妄想を膨らませているような緩み切った印象を受けるが、あまりうるさいことを言って追及しても何も得しないと思われるので、とりあえず素通りしておこう。
「今向かいます。待っていて下さい。……リュスティーナ様」
 …………………………………………
 脱獄者の流血は止まりそうもないが、いやな予感も止まりそうにない。

 男が目覚めたのは水の中であった。
『…………ここはどこだ?』
 男がきょろきょろ周囲を見渡すが、ガラスらしきものを隔てておぼろげに目に入ってくるのは、かすかな光に照らされた岩肌だけである。
 何故自分がこんな所にいるのか、記憶の糸を手繰り寄せる。
『……俺は死んだのか?』
 最も新しい記憶は自分が虫の息であったということだ。それから意識が途切れて、気がついたらここにいた。こんな所に運び込むような者に心当たりがなければ、そう考えるのも当然かもしれない。
「気がついたようだな」
 不意に何者かが彼に声をかける。
「誰だ?」
 自分にしゃべっているのが目の前のぼやけた影なのかどうかは分からないが、男はその影に顔を向けて言う。
「依頼人について下手に詮索しないのがお前たちの業界の流儀じゃないのか?」
 声の主は親しみを込めた口調でそう言った。
「ほう……。誰だか知らんが、ずいぶんと俺のことを調べ上げたものだな」
 男はかすかに挑戦的な笑みを漏らした。
 そういう人間――裏世界に染まった人間――を助ける者は二種類いる。甘やかしすぎなほど慈愛に満ちな者か裏に何らかの含みを持った者。『依頼人』という言葉から察するに、声の主はおそらく後者であろう。
「で、その俺に何を頼むつもりだ?」
 下心があって自分を助けたのなら、相手が次に切り出す話といえばこれ以外にない。
「ほう、話が早いな」
 声の主は満足げに言った。
「だが、お前は少々勘違いをしている。これは『依頼』ではなく『命令』だ。お前に拒否権はない」
「俺の主はそんなしわがれた声はしていない」
「お前の主はもう死んだ。……いや、『永遠の眠りについた』と言った方が正しいな。その行くあてのないお前を拾ってやったのだ。だから、わたしがお前の新しい主だ」
「俺の主だどうなったかはともかく、そんな契約を貴様と交わした覚えはない以上、命令されるすじあいはないことくらい分かっているだろう?」
 裏世界の辞書に恩義という文字はない。金と実行の交換で全てが回っている。契約が切れるか他人に新しい契約を結ばれれば、今日の友情が切れるのは当たり前である。
 だが、声は動じない。
「今お前が生きているのは何故だと思う?」
「…………なるほど」
 意地の悪さがにじむその言葉で、男は自分が奴の手によって蘇ったことを悟った。
「俺が拒否すればこの場で『死ぬ』わけか」
「理解が早くて助かる。で、返答は?」
 完全な服従の形で従うのは面白くない。だがこのまま死ぬのはもっと面白くない。彼には遣り残したことがある。
「今日からあんたに仕えることにする。だが、俺の希望も――」
「ああ、復讐だろ? 任務を遂行してくれさえすれば好きにして構わん」
 男は一瞬考えて、
「わかった」
 商談は成立した。
 契約に大切な労働内容を聞いてはいなかったが、もはや男にとってそんなものはどうでもよかった。
 ――彼の頭にあるのは、自らと同じ苦しみを与えること――。

 木造建築が主流の名もなき丘の村の中で、轟々と聳【そび】え立つ大理石の巨塔。
 塔の一階は村人に主にミサ用として一般開放されているが、それより上の階へ行く方法を村人は知らない。
 それを秘密にしている理由は、建築者であるガウリイ=ガブリエルが行っている研究を盗まれないためということになっている。しかし本当は、決してその仲を認められない女性と誰にも見つからずに愛を育むためである。
 ディオルたちはその塔を訪れていた。
 あれ以来度々夢で密かに連絡を取り合っているゼロスによると、ガウリイ=ガブリエルが近いうちにまたこの塔を訪れるらしい。そこで、ディオルたちは前もってこの塔に潜入し、油断したガウリイへの不意討ちと、ついでに監禁されているリュスティーナの救出を決断した。
「しかし、本当に、ここに、あるのか?」
 掘れども掘れども人骨以外何も見つからずに愚痴をこぼすも、ディオルはその手を休めるわけにはなかった。
 実は、二階への秘密の通路が塔入り口から見て左側に生えている赤い花の近くにあるのだが、この通路は魔法仕掛けになっていて、ベルリン・フィル・ハーモニーのトランペットで奏でる音色に反応し、入り口が開くのである。
 だが、そのトランペットは世界に一つしかない。そこで、ディオルたちは特製のスコップで通路につながる穴を掘っていた。
 だが、「今夜は駄目だったなぁ。じゃあ明日にでも」というわけにはいかない。日が昇っている時刻に穴を放置してしまっては、潜入がばれてしまう恐れがある。
「この調子だと、世が明けてしまうかもしれん」
 ギザンが白い息と同時に吐き出した苛立ちを嘲笑うかのように、ふくろうが静かな夜に喉を鳴らしていた。

 わざわざスコップで手間暇かけて地道に掘らなくても、地精道【ベフィス・ブリング】で掘れば簡単に済むことに気がついたのは、ディオルの掘った穴が大人二人分の背丈と同じくらいの深さになった時であった。

 塔の二階へ通じる地下道は長方形の石で覆われていて、その隙間から染み出た地下水がぴとぴとと床を叩く音があちらこちらで聞こえていた。
 戦術的な見地から考えれば重要な場所ではないか、リュスティーナをかくまっている場所である。彼女を守る護衛がいるはずだ。
 よって、全員(ガードナーは悲鳴がうるさいので、ランガーシャ、マリアテーゼと馬車で待機)が地下に降りたところで、ここから先は音を立てず、明り【ライティング】で視界を照らすこともせずに進んでいく。慎重に慎重を重ねて進むため、どうしても歩は遅くなるが、不用意に突き進んでとんでもない罠や敵襲に遭うよりはいい。
『……しかし、この水の量は尋常じゃないな』
 口にはしていないが、それは誰もが感じていた。
 丘の近くには大きな河がある。この丘の地質によっては、そこそこの量の水が漏れ出してもおかしくないかもしれない。また、この水音が床をわずかに擦る音や金具がわずかに鳴る音をかき消しているので、こちらとしては助かっている。しかし、あちらこちらに生えたカビやコケが漂わせる陰湿な空気にブレンドされた水音が、何とも言えぬ不気味さをかもしだす。
 そんな通路をしばらく無言で進むと、音の反響が異なる場所に辿り着いた。響き具合から察するに、結構広い部屋のようである。
「……いかにも怪しい」
 不意に後ろをとられないよう背を壁に密着させつつ、罠がないかどうかを注意深く調べるディオルたち。
 感触だけが判断材料ではあるが、仕掛けらしいものは感じられない。
「くっくっく……。この部屋に何かがいます」
 しかし、ラティーナの第六感が暗闇に密かに紛れた存在をとらえた。
「ラティーナ、何が――」
 マイルズが問いかけた瞬間、
 ガコン――
 妙な音がするとともに、彼らの体重を押し返す床の抗力が足の裏から消え去った。
「うおっ!?」
「落とし穴か!?」
 それに気づいた時には、すでに何人かが上下の方向を決める神の見えざる手に引きこまれていた。
 ザパアアァァァァァン
 おそらく下に水が張ってあったのだろう。下の方から水柱が上がった。その落下音からして、落ちたのは三人ほどであろう。
「マスター! 明りを!」
「はいっ」
 この状況で隠密行動に意味はない。ディオルに促されて、ウィニーが明りライティングを詠唱する。
「あれっ?」
 だが、その彼女には唱えたはずの明りライティングが発動する感覚が全くない。
「マスター、どうされた?」
「魔法が使えませぇん」
 やはり発動しないのか、ウィニーが悲鳴に近い声で答える。
「アマタエガホニジャヨエカヤガタ!」
 カッ――
 ラティーナが紡いだ呪文にあわせて、水晶球が淡い輝きを放った。
「なるほどぉ。だから明りが発動しなかったんだぁ」
 その光はカゲロウのように弱く頼りないものではあったが、魔法を封じる五芒星が床に描かれているのを知るには十分であった。
「何者!?」
 そして、青いマントを纏った不気味な男を見つけ出すのにも。
「はひひひひひ……もう少し楽しみたかったんだがな」
 頭部の毛根の枯死が進行しつつあるその男は、耳障りな笑い声を上げる。
「ふはははっ……わたしの名はデイミア! ガウリイ=ガブリエル様よりリュスティーナ様の護衛を任された者!」
 彼の止まることのない流動的な眼球運動が暴走を暗示して危ないが、ガウリイにとって守るべきものを任されているらしい。
「護衛だと! ふざけるな! 貴様らのやっていることは犯罪だ!!」
「何を無礼な! ガウリイ様はリュスティーナ様を想うあまり、勇敢にも親元からリュスティーナ様をさらっていったのだぞ!!」
「それってぇ、誘拐じゃないんですかぁ?」
「何て男女の機微に疎い輩だ! サーガにもよくあるだろ! 一国の姫が恋い慕う敵国の王子に『わたしをさらって!』という場面が!!」
 …………………………………………
「……どうやら舌戦ではラチがあかないようだな」
「ひょほほほほ……それは奇遇だな……わたしも同じ考えだ!」
 ディオルとデイミア。どちらも見つめられたくない瞳で相手を凝視する。
 お互いの視線が少し絡んだところで、二人が同時に床を蹴った。

 ここから先は内容のある中身ではないので、結果だけ伝えておこう。
 ディオルの勝ち。
 魔法を封じたからといってどうなるものでもなかった。

「いやぁ、お待ちしておりましたよ」
 ディオルたちを出迎えたゼロスの頭部にいくつも歯形が刻み込まれ、先端もボッキリと折れ曲がっているのは、窓から射し込む月の光だけでも十分見て取れた。
 育ち盛りの子供を世話するのは大変なのである。
「そっちもご苦労だな」
 わがままを言うと、こちらが潜入しやすいようにゼロスに色々と裏工作をしてほしかったのだが、彼にも事情というものがあるの。あまり多くの注文をするわけにもいかない。主の目を盗んで情報をこっそりこちらに流しただけでもありがたいのである。
「それで、ガウリイの訪問はいつだか分かるか?」
「ああ、はい。先ほど連絡があったのですが、どうやら三日後くらいにまたいらっしゃる予定だそうです」
「――三日か」
 あと三日。
 改めてそれを聞かされると、決戦の日が来るのを分かっていても自然と静かに高まる鼓動を抑えられない。
 だが、落ち着かない心臓をどうこうするより、まず片付けなくてはならない問題が発生したのはこの時だった。
 スッ――
 不意に夜空の彩りが遮られる。
 カツン――
 それとほぼ同時に何かを引っ掛けるような音。
「むっ」
 異変に気づき、皆が一斉に窓に注目する。
「リュスティーナ様を誘拐するこの不埒な輩どもめ!」
 その視線の先には、ピッケルを窓枠に引っ掛けた金髪の騎士。
 登頂してきたのか……。
「そこの者、待たれ――」
 どうやらこの青年は誘拐されたリュスティーナを救出しにきたようである。ならばディオルたちと争う理由は何もない。ディオルは興奮状態のユーリィを落ち着かせようと試みるが……。
「このユーリィとリュスティーナ様の仲を裂こうとする者は、このバトランド騎士団の名にかけて成敗してくれるっ!!」
『……お前もか』
 説得する意欲が急降下するどころか、逆にこちらが成敗してやろうかとさえ思うディオルたち。
 それだけで済めばよかったのだが……。
 ドゴオオオオオオォォォォォォォォォォン
「うおっ!?」
「きゃああぁぁぁぁぁっ!!」
 明らかに物事が悪い方向へ行きそうな予感を奏でる爆音を響かせて、空から降ってきた何かが天井を破壊した。
「ごほっ、ごほっ」
「……これは一体!?」
 立ち込める煙の向こうに謎の飛来物体の影が見える。その輪郭は明らかに人型だ。
「……ほう」
 その影の方向から聞こえてきた声は、ディオルたちの記憶にはっきりと残っていた。
 力の欲望を抑える心の安全装置が破損した男。その名は……。
「……ゾード!?」
「『リュスティーナとかいうガキをさらって来い』って命令だったが、まさかあんたらに再会するとは夢にも思ってなかったぜ」
 そう言ってから、ゾードは相変わらず耳に突き刺さるようなヒステリックな声で笑う。
「命令? ラーヴァスのか?」
「自分で考えな」
 まだ収まらない粉塵の中から、ゾードの敵意が膨れ上がる。
「おいこら! 無視するな!」
 ゾードの殺気に負けじと、ユーリィも剣を構える。
『……どうする? この状況』
 一方、あまりに急激にたたみ込まれる展開に戸惑うディオルたち。
 事態は風雲急を告げていた。










 軽いスランプに陥っていたせいか、随所にイイ加減さが発揮された第十四話です。
 リュスティーナを狙うのはユーリィ一人のはずだったんですが、なんかゾードをまた出しちゃいました。もしかしたら、ギザンなどの、ルヴィナガルドの不愉快な仲間たちも登場するかもしれないです。
 ……まあ、幼児誘拐してたし。(関係ない)

 前回のクイズの正解は『デイミア』でした。何故か分からない方は本編二巻を熟読してみて下さい。彼はちゃんと魔法を封じています。
 それにしてもリナ&キャナさんの『マゼンダ』は惜しい! 実は十一話あたりを書いているころの予定はマゼンダだったんですよ! わたしがデイミアを思い出しさえしなければ!!
 問題はしばらく出しません。現在思案中です。それと、今後一人二役三役の場合もあります(ゼルがそうだけど)ので、十分注意して下さい。

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25377……増殖してる(滝汗)エモーション E-mail 2003/3/28 22:35:57
記事番号25372へのコメント

こんばんは。

続きをお待ちしていました〜♪
一通り読んで思ったのは「忘れてた、厨のさらに厄介な特殊能力は増殖だった!」
……増えてますね……、危ない人が(滝汗)
ついでにリ(略)ナちゃんは集厨効果を発揮しているようで……。
親御さんにとってはご愁傷様な状況ですね。

>「今日からあんたに仕えることにする。だが、俺の希望も――」
>「ああ、復讐だろ? 任務を遂行してくれさえすれば好きにして構わん」
> 男は一瞬考えて、
>「わかった」
> 商談は成立した。
> 契約に大切な労働内容を聞いてはいなかったが、もはや男にとってそんなものはどうでもよかった。
> ――彼の頭にあるのは、自らと同じ苦しみを与えること――。
ここを読んでいて、誰でしょう?と思っていたのですが……ゾードさんで
良いのでしょうか?(それとも別の方?)

>しかし本当は、決してその仲を認められない女性と誰にも見つからずに愛を育むためである。
それはまあ、認められないでしょうね……(滝汗)

> あれ以来度々夢で密かに連絡を取り合っているゼロスによると、ガウリイ=ガブリエルが近いうちにまたこの塔を訪れるらしい。そこで、ディオルたちは前もってこの塔に潜入し、油断したガウリイへの不意討ちと、ついでに監禁されているリュスティーナの救出を決断した。
また悲痛な絶叫(笑)で寝不足になったりしていたのでしょうか。

> わざわざスコップで手間暇かけて地道に掘らなくても、地精道【ベフィス・ブリング】で掘れば簡単に済むことに気がついたのは、ディオルの掘った穴が大人二人分の背丈と同じくらいの深さになった時であった。
……わざわざスコップを取りにいった、あの苦労はいったい……。
まあ、スレイヤーズだし(笑)

>「ふはははっ……わたしの名はデイミア! ガウリイ=ガブリエル様よりリュスティーナ様の護衛を任された者!」
護衛はデイミアさん……。確かに封じてましたよね。だからハルシフォムは
電波(笑)で外部と連絡とろうとしていましたし。

>「護衛だと! ふざけるな! 貴様らのやっていることは犯罪だ!!」
>「何を無礼な! ガウリイ様はリュスティーナ様を想うあまり、勇敢にも親元からリュスティーナ様をさらっていったのだぞ!!」
>「それってぇ、誘拐じゃないんですかぁ?」
>「何て男女の機微に疎い輩だ! サーガにもよくあるだろ! 一国の姫が恋い慕う敵国の王子に『わたしをさらって!』という場面が!!」
リ(略)ナ、恋い慕ってないと思うけど……? 脳内変換ってすごいです。

>「……どうやら舌戦ではラチがあかないようだな」
>「ひょほほほほ……それは奇遇だな……わたしも同じ考えだ!」
問答無用で排除すべきですよね。確かに。

>「いやぁ、お待ちしておりましたよ」
> ディオルたちを出迎えたゼロスの頭部にいくつも歯形が刻み込まれ、先端もボッキリと折れ曲がっているのは、窓から射し込む月の光だけでも十分見て取れた。
> 育ち盛りの子供を世話するのは大変なのである。
彼らは的確に目の前にいる大人の中で、一番若くて体力のある奴を選んで
(遊び相手の)標的にしてきますからねぇ……(遠い目)

>「リュスティーナ様を誘拐するこの不埒な輩どもめ!」
> その視線の先には、ピッケルを窓枠に引っ掛けた金髪の騎士。
> 登頂してきたのか……。
それはそれで凄いです。でも正攻法かも。あれ?レビテーションかレイウィングを
使えば良かったのでは……? もしかして……。

>「このユーリィとリュスティーナ様の仲を裂こうとする者は、このバトランド騎士団の名にかけて成敗してくれるっ!!」
>『……お前もか』
> 説得する意欲が急降下するどころか、逆にこちらが成敗してやろうかとさえ思うディオルたち。
しくしく……これがライアンですか……(号泣)斬っちゃってください。
確かに逮捕されますよね……。

> 力の欲望を抑える心の安全装置が破損した男。その名は……。
>「……ゾード!?」
>「『リュスティーナとかいうガキをさらって来い』って命令だったが、まさかあんたらに再会するとは夢にも思ってなかったぜ」
> そう言ってから、ゾードは相変わらず耳に突き刺さるようなヒステリックな声で笑う。
>「命令? ラーヴァスのか?」
>「自分で考えな」
> まだ収まらない粉塵の中から、ゾードの敵意が膨れ上がる。
>「おいこら! 無視するな!」
> ゾードの殺気に負けじと、ユーリィも剣を構える。
>『……どうする? この状況』
> 一方、あまりに急激にたたみ込まれる展開に戸惑うディオルたち。
> 事態は風雲急を告げていた。
さすがにゾード等が出てくると、一気にシリアスモードになりますね。
でも誰なんでしょう?現在のゾードの主……。

> 軽いスランプに陥っていたせいか、随所にイイ加減さが発揮された第十四話です。
> リュスティーナを狙うのはユーリィ一人のはずだったんですが、なんかゾードをまた出しちゃいました。もしかしたら、ギザンなどの、ルヴィナガルドの不愉快な仲間たちも登場するかもしれないです。
> ……まあ、幼児誘拐してたし。(関係ない)
目的が大分違いますが(苦虫噛んだ笑)でも、嫌さ加減はどっちも同じですね。
それと、あの……ギザンさんは味方……ですよね。

> 問題はしばらく出しません。現在思案中です。それと、今後一人二役三役の場合もあります(ゼルがそうだけど)ので、十分注意して下さい。
また頭の中に合体キングゼロスが……(苦笑)

楽しませていただきました。
DQ4とスレイヤーズのスタンスをとっているこのお話。
毎回毎回予想のつかないキャスティングに、笑いながら(たまにいやああああ
とか思いつつ)続きを楽しみにしています。
HPの方もあるので大変だと思いますが、がんばってください。
では、この辺で失礼します。

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25469これでも減っていますDirac E-mail URL2003/4/5 21:06:32
記事番号25377へのコメント

>一通り読んで思ったのは「忘れてた、厨のさらに厄介な特殊能力は増殖だった!」
>……増えてますね……、危ない人が(滝汗)
>ついでにリ(略)ナちゃんは集厨効果を発揮しているようで……。
>親御さんにとってはご愁傷様な状況ですね。

 そんなの厄介なうちに入りません。
 最大の能力は『書き手のコントロールの限界を超えること』です。もう手におえません。
 ……それって導かれ(ちゃっ)た者たちのことじゃん!

>> 契約に大切な労働内容を聞いてはいなかったが、もはや男にとってそんなものはどうでもよかった。
>> ――彼の頭にあるのは、自らと同じ苦しみを与えること――。
>ここを読んでいて、誰でしょう?と思っていたのですが……ゾードさんで
>良いのでしょうか?(それとも別の方?)

 黒い衣装の人たちの誰かです。特に考えてません。(こらこら)

>> わざわざスコップで手間暇かけて地道に掘らなくても、地精道【ベフィス・ブリング】で掘れば簡単に済むことに気がついたのは、ディオルの掘った穴が大人二人分の背丈と同じくらいの深さになった時であった。
>……わざわざスコップを取りにいった、あの苦労はいったい……。
>まあ、スレイヤーズだし(笑)

 それ以前に、この話全体が徒労です。
 中身のない敵にわざわざ伝説の戦士たちを引っ張り出しているのですから。(笑)

>>「ふはははっ……わたしの名はデイミア! ガウリイ=ガブリエル様よりリュスティーナ様の護衛を任された者!」
>護衛はデイミアさん……。確かに封じてましたよね。だからハルシフォムは
>電波(笑)で外部と連絡とろうとしていましたし。

 彼を見た瞬間、「これだっ!!」って思いました。

>>「何て男女の機微に疎い輩だ! サーガにもよくあるだろ! 一国の姫が恋い慕う敵国の王子に『わたしをさらって!』という場面が!!」
>リ(略)ナ、恋い慕ってないと思うけど……? 脳内変換ってすごいです。

 まるで『しゅと』を変換すると『囚徒』が最初に出てくるパソコンです。

>> 登頂してきたのか……。
>それはそれで凄いです。でも正攻法かも。あれ?レビテーションかレイウィングを
>使えば良かったのでは……? もしかして……。

 彼はライアンなので魔法使えません。

>しくしく……これがライアンですか……(号泣)斬っちゃってください。
>確かに逮捕されますよね……。

 余力があればユーリィが逮捕されてレミーに代役が回る経緯も書きたいです。
 タイトルは『応急の戦士たち(仮)』。

>さすがにゾード等が出てくると、一気にシリアスモードになりますね。
>でも誰なんでしょう?現在のゾードの主……。

 ゾードはロザリーをさらう役なので、それをヒントに考えてみて下さい。

>> リュスティーナを狙うのはユーリィ一人のはずだったんですが、なんかゾードをまた出しちゃいました。もしかしたら、ギザンなどの、ルヴィナガルドの不愉快な仲間たちも登場するかもしれないです。
>> ……まあ、幼児誘拐してたし。(関係ない)
>目的が大分違いますが(苦虫噛んだ笑)でも、嫌さ加減はどっちも同じですね。
>それと、あの……ギザンさんは味方……ですよね。

 ああっ! 間違えたっ!!
 正しくはザインです。この二人、何故かよく混同するんですよ。

>楽しませていただきました。
>DQ4とスレイヤーズのスタンスをとっているこのお話。
>毎回毎回予想のつかないキャスティングに、笑いながら(たまにいやああああ
>とか思いつつ)続きを楽しみにしています。

 キャスティングは執筆している当人も予測不可能です。
 現在、書くかどうかも分からない1〜4章も含めて約8割ほど配役が決まっているのですが、とんでもないキャラが演じると確実にとんでもない事態になる役柄が空欄になっていていますので、まだまだ予断を許しません。

>HPの方もあるので大変だと思いますが、がんばってください。
>では、この辺で失礼します。

 今後、より執筆ペースが細々となりそうなので、気長にお待ちいただけるとうれしいです。
 それでは。

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25382いいのかなぁ・・・この鼻血騎士・・・リナ&キャナ E-mail 2003/3/29 11:18:09
記事番号25372へのコメント

おはようございます。



> 国王ベリーウッズは、政治手腕に欠ける部分があるとも言えるかもしれないが、見方を変えれば、聖職者――語頭に『まっとうな』という修飾語を加えることを怠ると正確な表現にならないのが悲しい現実だが――のごとく清らかな善政を敷くとも言えるかもしれない。
確かに・・・
どんな世界でも、権力者って基本的に腐った生き物ですからねぇ・・・


> その割には、必死で脱獄しているはずの本人の顔が、まるでしぼんだ風船のように緊張感のないにやけた表情で、色んな妄想を膨らませているような緩み切った印象を受けるが、あまりうるさいことを言って追及しても何も得しないと思われるので、とりあえず素通りしておこう。
>「今向かいます。待っていて下さい。……リュスティーナ様」
> …………………………………………
> 脱獄者の流血は止まりそうもないが、いやな予感も止まりそうにない。
流血っつーか、鼻血が止まりそうに無い気がするのはあたしだけでしょうか?(笑)
って言うか・・・まさか・・・ライアンって・・・(汗)



>「気がついたようだな」
> 不意に何者かが彼に声をかける。
>「誰だ?」
> 自分にしゃべっているのが目の前のぼやけた影なのかどうかは分からないが、男はその影に顔を向けて言う。
を?
シリアス風味?(笑)
やっぱりここはガウリイ=ガブリエル氏でしょうか?


> それを秘密にしている理由は、建築者であるガウリイ=ガブリエルが行っている研究を盗まれないためということになっている。しかし本当は、決してその仲を認められない女性と誰にも見つからずに愛を育むためである。
こう書くと、『身分違いの恋』みたいですね・・・
もちろん実情は・・・げほげほ。


> 実は、二階への秘密の通路が塔入り口から見て左側に生えている赤い花の近くにあるのだが、この通路は魔法仕掛けになっていて、ベルリン・フィル・ハーモニーのトランペットで奏でる音色に反応し、入り口が開くのである。
> だが、そのトランペットは世界に一つしかない。そこで、ディオルたちは特製のスコップで通路につながる穴を掘っていた。
ベルリン=フィル=ハーモニーの皆さんか・・・
部下Sに頼んで呼んで貰って下さい(笑)


> わざわざスコップで手間暇かけて地道に掘らなくても、地精道【ベフィス・ブリング】で掘れば簡単に済むことに気がついたのは、ディオルの掘った穴が大人二人分の背丈と同じくらいの深さになった時であった。
そりゃそうだ・・・
でもまあ、せっかくスコップ見つけたんだし・・・
・・・って、これってひょっとして・・・
『L様のスコップを出しにしてSをアゴでこき使い、トランペットを・・・』
ってことだったんじゃぁ(汗)


> よって、全員(ガードナーは悲鳴がうるさいので、ランガーシャ、マリアテーゼと馬車で待機)が地下に降りたところで、ここから先は音を立てず、明り【ライティング】で視界を照らすこともせずに進んでいく。慎重に慎重を重ねて進むため、どうしても歩は遅くなるが、不用意に突き進んでとんでもない罠や敵襲に遭うよりはいい。
ガードナーの悲鳴もですが・・・
ゾンビの腐臭で敵に気付かれる、と言うのは誰も考え付かなかったのか。


> 頭部の毛根の枯死が進行しつつあるその男は、耳障りな笑い声を上げる。
>「ふはははっ……わたしの名はデイミア! ガウリイ=ガブリエル様よりリュスティーナ様の護衛を任された者!」
出なくていいぃぃぃぃぃ!!!
何で出てきた!!このイカレ魔導師!!(爆笑)
ってか・・・ピサロナイトがデイミア・・・アイスコンドルは禿の戦闘用ホムンクルスや狼もどき?


>「いやぁ、お待ちしておりましたよ」
> ディオルたちを出迎えたゼロスの頭部にいくつも歯形が刻み込まれ、先端もボッキリと折れ曲がっているのは、窓から射し込む月の光だけでも十分見て取れた。
> 育ち盛りの子供を世話するのは大変なのである。
苦労してるんだなぁ・・・(ホロリ)
って言うか、生ゴミやゴキブリは子供の情操教育に悪影響を与えますよ〜(笑)


>「そこの者、待たれ――」
> どうやらこの青年は誘拐されたリュスティーナを救出しにきたようである。ならばディオルたちと争う理由は何もない。ディオルは興奮状態のユーリィを落ち着かせようと試みるが……。
>「このユーリィとリュスティーナ様の仲を裂こうとする者は、このバトランド騎士団の名にかけて成敗してくれるっ!!」
>『……お前もか』
ほんとにまぁ・・・
何でこんなに人気なんだ。お子様ランチ。


> 力の欲望を抑える心の安全装置が破損した男。その名は……。
>「……ゾード!?」
うにゃぁぁああぁあああぁぁぁぁあああああ!!!!!????
何であんたまで出てくる!!?
って言うか、原作そのまんまかい!!!(きっちり生きてて復讐に現れる)
と言うことは・・・誰かメンバーが死ぬんじゃ・・・(汗)
・・・勇者、すでに死んでるか。




> 前回のクイズの正解は『デイミア』でした。何故か分からない方は本編二巻を熟読してみて下さい。彼はちゃんと魔法を封じています。
> それにしてもリナ&キャナさんの『マゼンダ』は惜しい! 実は十一話あたりを書いているころの予定はマゼンダだったんですよ! わたしがデイミアを思い出しさえしなければ!!
くっそぅ・・・惜しかったのか・・・
デイミア・・・ですねぇ・・・確かに魔法を封じるのは・・・


ではでは、失礼いたします〜〜

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25470いいんです! by川○慈英Dirac E-mail URL2003/4/5 21:34:31
記事番号25382へのコメント

>> 脱獄者の流血は止まりそうもないが、いやな予感も止まりそうにない。
>流血っつーか、鼻血が止まりそうに無い気がするのはあたしだけでしょうか?(笑)
>って言うか・・・まさか・・・ライアンって・・・(汗)

 多分そうです。
 リ(削除)ナがなにげにライアン役のヒントになっていたのです。第1章で起きていた幼児誘拐事件がこれとリンクしうることに気づけば、ライアン役があの二人のうちの一人だと予想できる仕組みです。

>> 自分にしゃべっているのが目の前のぼやけた影なのかどうかは分からないが、男はその影に顔を向けて言う。
>を?
>シリアス風味?(笑)
>やっぱりここはガウリイ=ガブリエル氏でしょうか?

 違います。

>> それを秘密にしている理由は、建築者であるガウリイ=ガブリエルが行っている研究を盗まれないためということになっている。しかし本当は、決してその仲を認められない女性と誰にも見つからずに愛を育むためである。
>こう書くと、『身分違いの恋』みたいですね・・・
>もちろん実情は・・・げほげほ。

 ガウリイとリ…ナは二人は身分違い以上に種族違いですから、なかなか許してもらえません。

>> だが、そのトランペットは世界に一つしかない。そこで、ディオルたちは特製のスコップで通路につながる穴を掘っていた。
>ベルリン=フィル=ハーモニーの皆さんか・・・
>部下Sに頼んで呼んで貰って下さい(笑)

 個人的にはウィーン=フィル=ハーモニーの方が好きです。
 ……語感が。

>> わざわざスコップで手間暇かけて地道に掘らなくても、地精道【ベフィス・ブリング】で掘れば簡単に済むことに気がついたのは、ディオルの掘った穴が大人二人分の背丈と同じくらいの深さになった時であった。
>そりゃそうだ・・・
>でもまあ、せっかくスコップ見つけたんだし・・・
>・・・って、これってひょっとして・・・
>『L様のスコップを出しにしてSをアゴでこき使い、トランペットを・・・』
>ってことだったんじゃぁ(汗)

 スコップで掘る必要がないということを、スコップを出した直後に気がついたもんだから大笑いです。

>> よって、全員(ガードナーは悲鳴がうるさいので、ランガーシャ、マリアテーゼと馬車で待機)が地下に降りたところで、ここから先は音を立てず、明り【ライティング】で視界を照らすこともせずに進んでいく。慎重に慎重を重ねて進むため、どうしても歩は遅くなるが、不用意に突き進んでとんでもない罠や敵襲に遭うよりはいい。
>ガードナーの悲鳴もですが・・・
>ゾンビの腐臭で敵に気付かれる、と言うのは誰も考え付かなかったのか。

 実は、『ディオルの体臭を嗅ぎつけた獣たちに囲まれたと思ったら、あまりの悪臭に獣たちが倒れた』というエピソードがあったのですが、無意味に長くなってしまったのでカットしました。

>>「ふはははっ……わたしの名はデイミア! ガウリイ=ガブリエル様よりリュスティーナ様の護衛を任された者!」
>出なくていいぃぃぃぃぃ!!!
>何で出てきた!!このイカレ魔導師!!(爆笑)
>ってか・・・ピサロナイトがデイミア・・・アイスコンドルは禿の戦闘用ホムンクルスや狼もどき?

 地下通路が水っぽいところがピサロナイト=デイミアの伏線だったのですが、察することができたでしょうか?
 ちなみに、狼もどきは上記の割愛話で出てきた獣だったりします。

>> ディオルたちを出迎えたゼロスの頭部にいくつも歯形が刻み込まれ、先端もボッキリと折れ曲がっているのは、窓から射し込む月の光だけでも十分見て取れた。
>> 育ち盛りの子供を世話するのは大変なのである。
>苦労してるんだなぁ・・・(ホロリ)
>って言うか、生ゴミやゴキブリは子供の情操教育に悪影響を与えますよ〜(笑)

 いや〜、子供の豊かな創造性を育むには積み木が効果的なので。

>>「……ゾード!?」
>うにゃぁぁああぁあああぁぁぁぁあああああ!!!!!????
>何であんたまで出てくる!!?
>って言うか、原作そのまんまかい!!!(きっちり生きてて復讐に現れる)
>と言うことは・・・誰かメンバーが死ぬんじゃ・・・(汗)
>・・・勇者、すでに死んでるか。

 ここで導かれ(ちゃっ)た者たちの誰かが死ぬなんてありえません。(ミもフタもない)

>> それにしてもリナ&キャナさんの『マゼンダ』は惜しい! 実は十一話あたりを書いているころの予定はマゼンダだったんですよ! わたしがデイミアを思い出しさえしなければ!!
>くっそぅ・・・惜しかったのか・・・
>デイミア・・・ですねぇ・・・確かに魔法を封じるのは・・・

 どちらかを選べと言われたら、やはりデイミアしか考えられないでしょう。

>ではでは、失礼いたします〜〜

 それでは。

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25601導かれちゃった者たち 第十五話 怒れる貴公子Dirac E-mail URL2003/4/15 23:28:26
記事番号25371へのコメント

「いよいよですね」
 リュスティーナの塔を眺めながら、夜の闇と同化した黒い塊が笑みを浮かべながらほくそ笑んだ。
「そうだな」
 時が来るまで密かに辛抱強く待っていた忍耐がようやく実り、状況がこちらに壁を飛び越えるための追い風を与え始めていた。
「だが、浮かれるのはまだ早い」
 配下の言葉に喜悦を覚えながらも、あくまで慎重派の主は自らを戒めるかのように冷静な口調でそう答えた。
「あの魔物どもにこの塔を嗅ぎつけられたのは予定外だ」
「確かに。あの魔物たちは一体何者でしょうか?」 
 誤解のないように注意しておくが、彼らの言っている『魔物』というのは、見るからにおぞましい姿をした邪悪な存在ではなく、世界を救うと言われている伝説の導かれ(ちゃっ)た者たちのことである。
 ……ちょっとそこの方、『大差ねーじゃん』なんて思わないこと!
「それに、予定外のことがもう一つある」
「……と、言いますと?」
 尋ねる黒い塊に、主は『ゾード』と記入されているリュックのようなものを取り出してこう言った。
「落下傘を一個渡し忘れた」
 衛星軌道上から何かが勢いよく墜落した音が闇夜を一撃したのは、それから間もなくのことであった。

 あれからケーレンして果てたゾードはさて置いて、黒に身を包んだ男たちが次々と塔へと降下してきた。
「懲りない奴らだ」
 その中に、混じっている見覚えのある男たちに、ディオルが忌々しげに吐き捨てる。
「くっくっくっ……。ちょっと手を借ります」
 ラティーナがゴミ箱からゾードの手を掴み、その手で不吉なカードを次々とゾードに引かせた。
 ズガズガズガズガァァァァァーーーーーン
 すると、空から雨のように降り注いできたグレ岩ーズ(爆弾岩属のモンスター)が、夜風に身を任せるしかない黒ずくめたちの不幸な何人かを撃墜し、ついでにゼロスとゾード入りゴミ箱を直撃した。
 それでも、三十人近くの黒ずくめたちが塔の屋上へと着地を始める。
「はぁっ!」
 着地直後で体勢の整わない黒ずくめたちに、マイルズが拳の狙いを定める。
「てやぁぁっ!!」
 したたかにも、がら空きになったマイルズの脇腹にユーリィが刃を振りかざす。
「甘いわ」
 しかし、ユーリィの動きに合わせてレミーがマイルズのカバーに入る。
 キイィィン――
 二人の剣の軌跡が鋭い音を立てて交差する。
「むっ」
 予想を超えたレミーの鋭い剣さばきに、ユーリィがかすかに喉を鳴らした。
「なかなかやりますねぇ」
 レミーからやや距離を取って、ユーリィが実力を認めるような笑みを向けた。
 そして、再び二人が刃を振るう。だが、刃を向ける相手は互いに違った。
 レミーとユーリィの視界の外からを彼女らを狙った黒ずくめ二人の攻撃を、二人が同時に弾き飛ばす。
 だが、別の黒ずくめがフォローできる位置に構えていたために、さらなる一撃を食らわせることはできなかった。
 まるで大地をえぐる螺旋が渦を巻くような、敵味方入り乱れる三つ巴の戦い。
 それはある時突如破られた。

「う、う、う……うええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」
 壁に遮られたような幼児の泣き声が一瞬訪れた静寂を埋めると、その場にいた全員がピタリと動きを止める。
「リュスティーナか!?」
 泣き声は床の下から聞こえてくる。おそらくどこかに隠し階段のようなものがあり、そこにリュスティーナがいるのだろう。
 彼女の存在が気になるのか、ユーリィと黒ずくめたちが目線をちらちらと下に移す。しかし、この一触即発の状況でリュスティーナに手を出してしまえば、死が確実にその牙をむいてくる。
 一方、ディオルたちはリュスティーナに執着する必要はないが、物音を立てると彼女に多大な恐怖を与えてしまうため、戦うことに躊躇が見える。
 誰も有効なアクションを起こせぬまま、リュスティーナの泣き声だけが辺りを支配している。
 この膠着状態は体力と気力の勝負になるだろう。ただし、外部からの因子が乱入してこなければ……。
 ……ゴゴゴ
『――!?――』
 何の前触れもなく、部屋の隅の石畳が重い音を立てて動いた。
「うっ!」
「おあっ!」
 唐突の出来事に、思わず近くにいたユーリィと黒ずくめがその場を離れる。
「あっ……」
 すると、石畳が動いてできた隙間から階段が現れ、変わり果てた姿となったデイミアがリュスティーナらしき幼児を抱えてその階段を上ってきた。
 どうやらリュスティーナを連れて逃げるつもりだったらしいが、最上階に誰がいるか考えていなかったらしい。
「ひ……ひ……ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
 自分の置かれた状況に気づいたのか、殴りたくなる笑い声を上げて逃げるデイミア。
『逃すか!』
 一拍遅れて、ユーリィと数人の黒ずくめがデイミアを追う。
「待て!」
 運悪く隠し階段から遠くにいたディオルたちも続くこうとするが、
「追いたければ俺たちを倒してからにするんだな」
 この場に残った黒ずくめたちがディオルたちの行く手を阻む。
「どけっ!」
 ディオルが精一杯威嚇するが、それでどいてくれるわけがない。
 このままではリュスティーナがユーリィか黒ずくめたちの手に渡ってしまう。どちらであろうと、彼女は一巻の終わりである。
「歯を食いしばれ!」
 マイルズが不意に注意をうながす。
『え!?』
 ドガアアアアアァァァァァァン
 その言葉をディオルたちが理解するより先に、彼らの足元が土煙を吹き上げた。

「ぶええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」
 身に迫る危機を本能的に感じ取ったのか、助けを求めるように全力で泣き叫ぶリュスティーナ。
「はびょびょびょびょびょびょびょびょびょびょびょびょびょびょ!」
 その彼女を懐に抱きながら、近寄りたくない耳障りな笑い声を上げて階段を駆け下りるデイミア。
「逃がすか」
「待てぇ!」
 そのデイミアを見逃すまいと、階段を飛び下りるように下る黒ずくめ三人。やや遅れてユーリィ。
 デイミアはディオルに負わされた手傷とリュスティーナがマイナス要素となり、ユーリィは装着している鎧が敏捷性に響いたため、カビやコケで充満している非常通路で繰り広げられている追走劇は黒ずくめ有利の展開になっている。
 だが、デイミアにも手札はある。
「えぇい!」
 ガチャッ
 デイミアが壁にあったスイッチを押す。
 ゴオオォォォォォォン
 すると、大きな音を立てて壁が開き、そこから十数体の無表情な人造人間【ホムンクルス】が黒ずくめに立ち塞がる。
「ちっ」
 デイミアの時間稼ぎに、黒ずくめたちが舌を打つ。
 ――この男を除いて。
「無駄だ」
 フッ――
「びゅよおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 突然真正面に現れた黒ずくめを目の当たりにし、デイミアがぺたりと尻もちをつく。
「鬼ごっこは終わりだ。さあ、観念してリュスティーナを渡してもらおう」
「こ……断る!」
「そうか。ならば死んでもらおう」
 リュスティーナ受け渡しを拒否したデイミアにそう宣告して、黒ずくめが右手をゆっくりと上げた時、
「むっ!?」
 何らかの気配を感じ、黒ずくめがその場を離れる。
 ――刹那、
 ボゴオオオオォォォォォォォン
 プヂュギュッ
 天井をぶち抜いて降ってきたディオルたちが、デイミアの上に勢いよく着地した。
「どうやら、マイルズ殿のおかげで追いついたようだな」
 白目をむいているマイルズを縄で縛りながら、拳で床に穴を開け続けたマイルズにギザンがそう言った。
「リュスティーナも無事だ」
 デイミアの懐から奪い返した彼女をあやしながら、ディオルが安堵の表情を浮かべる。
「びええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーん!」
 度重なる恐怖が解けて安心したのか、リュスティーナが今までで一番激しく泣き声を上げた。ディオルから顔を背けているのは、きっと恥かしがり屋だからに違いない。
 だが、そんな安堵もつかの間、
「はっ! 早くここから――」
 ズオオォォォォォォォォン
『おあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!』
 老朽化していた床が付加に耐え切れず、ディオルたちはラティーナの警告より先に奈落の底に吸い込まれていった。

 バキャアァァーーーン
 ディオルたちの落下の衝撃は、それまで騒ぎとは無縁だったミサ用の部屋の天井を貫通した。
「みんな大丈夫か?」
「何とか……」
「リュスティーナも無事だ」
 木製のイスや机(ついでにデイミア)がクッションになったおかげで、ディオルたちは大きなけがを負うこともなかった。
 それにしてもよく無事だったなリュスティーナ。
「とりあえずぅ、ここは一時退却しましょう」
「そうだな。こんな状況では奇襲どころではない」
 ここの出入り口から塔の外に出られる。この場を撤退しようとディオルたちが扉を向かうと、
「お、お、お、お前たち。い、い……いい加減に、か、か、か……観念しろ」
 その出入り口から、頭から血を湧き出る泉のように吹き上げるユーリィが、よろよろとこちらへ近づいてきた。どうやら、ディオルたちに追いつこうと、丘の人々が小アリに見える塔の最上階の窓から飛び下りたようである。
「バ、バトランドき……騎士だ……んのな、な、名にかけて、お、お、お、お前たちふ、ふ、ふ……不埒も……も……者を…………に、に、逃がし……しはし…………ぐふっ」
 ドサッ……
 意外と根性を見せたが、あと三歩のところで彼は力尽きた。
『これはある意味奇蹟だな……』
 これほど凄まじいバイタリティーを生み出す彼の妄想という精神活動に、思わず感心してしまうディオルたち。
 そんなダイナミックなユーリィに注意が向いた時、
「――!?――」
 ラティーナの背後で殺気が生まれる。
 その主は黒ずくめ。
「くっ」
 頬を軽く傷つけられながらも、ラティーナは死角に回った黒ずくめのダガーを何とか回避する。
 相手が普通の占い師なら、かわしたところで死がほんの少し後になるだけである。
 だが、
「相変わらず鋭いな」
 ラティーナが放ったカウンターの十字架を指で挟みながら、黒ずくめが距離を取る。
「その声は……まさか!」
「ザインか!」
 またしても現れたかつての敵に、ディオルとギザンが嫌悪混じりに言う。
「だったら何だというのだ? ゾードが復活したのだから、俺が復活しても不思議はなかろう」
「確かにな」
 マイルズが会話を打ち切るようにそう言うと、静かにザインに歩み寄る。
「ここはわたしたちで食い止める。ディオル殿は早くリュスティーナを」
「……分かった」
 一人で逃げるのは忍びないが、彼女を背負ったまま戦うわけにはいかない。気が進まないながらもディオルは仲間を背に退避を始めた。
 その時、
 バタン
 不意に扉が音を立てて開く。
 そこに姿を現したのは……。
「年端もいかない女の子を誘拐しおって! 腐れゾンビめ!」
「待――」
 ディオルが絶対に理解してもらえない説明をしようと試みるが、
「言い訳など聞かん! 食らえ! 平和主義者クラアアァァァァァァシュッ!!」
 ブゴオオォォォォォォォッ
 風のように現れた森の妖精フィルの一撃が伝説の勇者ディオルの顔を粉砕した。










 思わぬ伏兵フィルの登場で、ますます混沌とするリ(伏字)ナ争奪合戦の勝者は!? ゾードとデイミアを不幸が襲いかかかり(デイミアの不幸は当初予定になかったのがまた不幸)、さらに過熱する不幸ランキングの行方は!? そして、タイトルの『貴公子』とは一体誰のことを叙述しているのかという疑問は明かされるのか!?
 次回、導かれちゃった者たち第十六話、多分あらすじの後。

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25605・・・いーです。むしろどんどん痛めつけてやってください(汗)リナ&キャナ 2003/4/16 15:17:28
記事番号25601へのコメント

貴公子・・・ですか・・・(汗)




> 誤解のないように注意しておくが、彼らの言っている『魔物』というのは、見るからにおぞましい姿をした邪悪な存在ではなく、世界を救うと言われている伝説の導かれ(ちゃっ)た者たちのことである。
> ……ちょっとそこの方、『大差ねーじゃん』なんて思わないこと!
う・・・
ちょっと思っちゃいました。てへ(をい)


>「それに、予定外のことがもう一つある」
>「……と、言いますと?」
> 尋ねる黒い塊に、主は『ゾード』と記入されているリュックのようなものを取り出してこう言った。
>「落下傘を一個渡し忘れた」
> 衛星軌道上から何かが勢いよく墜落した音が闇夜を一撃したのは、それから間もなくのことであった。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・不幸な・・・
いや、いいです。どんどん痛めつけてやっていいです(タイトル参照)(←ゾード大っ嫌い)


>「くっくっくっ……。ちょっと手を借ります」
> ラティーナがゴミ箱からゾードの手を掴み、その手で不吉なカードを次々とゾードに引かせた。
> ズガズガズガズガァァァァァーーーーーン
> すると、空から雨のように降り注いできたグレ岩ーズ(爆弾岩属のモンスター)が、夜風に身を任せるしかない黒ずくめたちの不幸な何人かを撃墜し、ついでにゼロスとゾード入りゴミ箱を直撃した。
・・・ぷっ・・・
グレ岩ーズって・・・それって・・・
やっぱり・・・彼のことですか・・・ぷぷぷ・・・(笑いをこらえきれない)


>「歯を食いしばれ!」
> マイルズが不意に注意をうながす。
>『え!?』
> ドガアアアアアァァァァァァン
> その言葉をディオルたちが理解するより先に、彼らの足元が土煙を吹き上げた。
何をやったのかと、本気で考え込みましたからねぇ・・・
まさか、力押しに出たとは考えませんって(汗)


> デイミアの時間稼ぎに、黒ずくめたちが舌を打つ。
> ――この男を除いて。
>「無駄だ」
> フッ――
>「びゅよおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
> 突然真正面に現れた黒ずくめを目の当たりにし、デイミアがぺたりと尻もちをつく。
空間を渡ったって・・・
ザ・・・ザイン!!?
何で復活するの!!?原作じゃブラスト・アッシュで滅び去ったはずなのに!!?


>「びええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーん!」
> 度重なる恐怖が解けて安心したのか、リュスティーナが今までで一番激しく泣き声を上げた。ディオルから顔を背けているのは、きっと恥かしがり屋だからに違いない。
もしくは、『伝説の勇者』の顔を正面から見ることを畏れ多く感じるほど、信仰深い人物だったか、ですね。
・・・そう思いたいです。あらすじ見る限り(笑)


>「年端もいかない女の子を誘拐しおって! 腐れゾンビめ!」
>「待――」
> ディオルが絶対に理解してもらえない説明をしようと試みるが、
>「言い訳など聞かん! 食らえ! 平和主義者クラアアァァァァァァシュッ!!」
> ブゴオオォォォォォォォッ
> 風のように現れた森の妖精フィルの一撃が伝説の勇者ディオルの顔を粉砕した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フィ・・・フィルさん・・・
確かに・・・ロザリーヒル編の冒頭に出てたけど・・・
ってか、どこから出てきたんだ・・・



> 次回、導かれちゃった者たち第十六話、多分あらすじの後。
・・・それって、『新しいツリーがたってから』ってことですか・・・
つまり、『このツリー落ちるくらい遅れるから』ということ・・・だったりします?(汗)


ではでは、失礼いたします〜〜

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25625考えておきますDirac E-mail URL2003/4/17 21:38:49
記事番号25605へのコメント

 ちなみに、以降も何名か破滅する予定です。

>貴公子・・・ですか・・・(汗)

 実は当初は『怒れる若き王』の予定でした。

>> ……ちょっとそこの方、『大差ねーじゃん』なんて思わないこと!
>う・・・
>ちょっと思っちゃいました。てへ(をい)

 むしろ超越しています。

>>「落下傘を一個渡し忘れた」
>> 衛星軌道上から何かが勢いよく墜落した音が闇夜を一撃したのは、それから間もなくのことであった。
>・・・
>・・・・・・
>・・・・・・・・・不幸な・・・
>いや、いいです。どんどん痛めつけてやっていいです(タイトル参照)(←ゾード大っ嫌い)

 そのためにはまた復活させなければなりませんが、よろしいでしょうか?

>> すると、空から雨のように降り注いできたグレ岩ーズ(爆弾岩属のモンスター)が、夜風に身を任せるしかない黒ずくめたちの不幸な何人かを撃墜し、ついでにゼロスとゾード入りゴミ箱を直撃した。
>・・・ぷっ・・・
>グレ岩ーズって・・・それって・・・
>やっぱり・・・彼のことですか・・・ぷぷぷ・・・(笑いをこらえきれない)

 そうです。
 彼はミスター・ストーンですから。

>> 突然真正面に現れた黒ずくめを目の当たりにし、デイミアがぺたりと尻もちをつく。
>空間を渡ったって・・・
>ザ・・・ザイン!!?
>何で復活するの!!?原作じゃブラスト・アッシュで滅び去ったはずなのに!!?

 いや〜、ゾードだけ復活するのは不公平ですから。

>> 度重なる恐怖が解けて安心したのか、リュスティーナが今までで一番激しく泣き声を上げた。ディオルから顔を背けているのは、きっと恥かしがり屋だからに違いない。
>もしくは、『伝説の勇者』の顔を正面から見ることを畏れ多く感じるほど、信仰深い人物だったか、ですね。
>・・・そう思いたいです。あらすじ見る限り(笑)

 あらすじは、ただ単に『新規ツリーです』で始めるのは味気ないと思って書いたのですが、気がついたらいつの間にかあんな風になっていました。
 それ以来あの形式を続けてますが、アレって結構書くのに苦労するんです。この話を読んでくださっている方々の中で、一体何人お読みになっているのだろうか?

>> 風のように現れた森の妖精フィルの一撃が伝説の勇者ディオルの顔を粉砕した。
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>フィ・・・フィルさん・・・
>確かに・・・ロザリーヒル編の冒頭に出てたけど・・・
>ってか、どこから出てきたんだ・・・

 正面玄関からです。
 思いつきで登場させちゃいました。

>> 次回、導かれちゃった者たち第十六話、多分あらすじの後。
>・・・それって、『新しいツリーがたってから』ってことですか・・・
>つまり、『このツリー落ちるくらい遅れるから』ということ・・・だったりします?(汗)

 ピンポーン!

>ではでは、失礼いたします〜〜

 それでは、一年以内に。

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25635奇行死?エモーション E-mail 2003/4/18 22:18:21
記事番号25601へのコメント

こんばんは。

凄いです、リ(略)ナの争奪戦……。
争奪戦の景品となっているヒロインは「私のために争わないで!」と
嘆き悲しむのがデフォですが……意味はかなり違っても、基本は押さえてますね(笑)
……トラウマにならなきゃいいですけど……リ(略)ナ……(汗)

いろんな意味で、不幸で悲惨な争いの後、とりあえずリ(略)ナは
ディオルさんたちに保護されたわけですが……。
一番安全な連中に助けられたはずなのに、そう見えないのは何故でしょう……。
ラストのフィルさん!最高です!!
勘違いしても誰も文句言えな……げふんげふん!
しかし森の妖精ですか……。おうぢ様に続き妖精のイメージまで粉砕してくれて、
ありがとう、フィルさん……(滂沱)

作中、グレ岩ーズに爆笑しました。……ああ、ここでも彼は……(笑)
岩系はみんな彼ですか?(笑)
また、ゼロス、どうなったんでしょう?ゴミ箱に入ったままでしょうか?(笑)
何か……ちまちまとした不幸がよく似合う二人ですよね、ほんと(笑)

では、変なコメントになってしまいましたが、この辺で失礼しいたます。
続きを楽しみにしていますね。

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25653イカれる?Dirac E-mail URL2003/4/19 21:57:53
記事番号25635へのコメント

>凄いです、リ(略)ナの争奪戦……。
>争奪戦の景品となっているヒロインは「私のために争わないで!」と
>嘆き悲しむのがデフォですが……意味はかなり違っても、基本は押さえてますね(笑)

 作用点は『争わないで!』ではなくて『私のために』に置かれています。(笑)

>……トラウマにならなきゃいいですけど……リ(略)ナ……(汗)

 逆にたくましくなったりして……。
 まあ、キノコが嫌いになるのは間違いないと思います。(キノコの着ぐるみなんてどーでもよくなってますが)

>いろんな意味で、不幸で悲惨な争いの後、とりあえずリ(略)ナは
>ディオルさんたちに保護されたわけですが……。
>一番安全な連中に助けられたはずなのに、そう見えないのは何故でしょう……。

 錯覚です。異常。……もとい、以上。

>ラストのフィルさん!最高です!!
>勘違いしても誰も文句言えな……げふんげふん!
>しかし森の妖精ですか……。おうぢ様に続き妖精のイメージまで粉砕してくれて、
>ありがとう、フィルさん……(滂沱)

 そう言えば、フィルさんも勘違い『される』側の人間(?)でしたね。同朋に攻撃されては、ディオルも浮かばれません(←死んでない……って死んでる)。
 ちなみに、『森』の妖精じゃなくて『大地』の妖精でした。

>作中、グレ岩ーズに爆笑しました。……ああ、ここでも彼は……(笑)
>岩系はみんな彼ですか?(笑)

 Diracの定理
  Pが岩ならPはゼルガディスである。
  ただし逆は成り立たない。(彼にはあのキャラもやってもらいます)

>また、ゼロス、どうなったんでしょう?ゴミ箱に入ったままでしょうか?(笑)
>何か……ちまちまとした不幸がよく似合う二人ですよね、ほんと(笑)

 書き方をマズりましたが、ゴミ箱の入れられたのはゾードだけです。(『ゼロスと』と『ゾード入りゴミ箱』の間に『、』を入れて下さい)
 まあ、グレ岩ーズ直撃したことに変わりはありませんが。

>では、変なコメントになってしまいましたが、この辺で失礼しいたます。
>続きを楽しみにしていますね。

 次回は日の出が365回繰り返されるまでには仕上げることを目指しています。
 それでは。