◆−―兄と妹−・第四十三章・死神の章・夢か現(うつつ)か(別名・ラブラブなケイディス)(闇竜さんごめんなさい)−ユア・ファンティン (2003/3/28 22:36:28) No.25378
 ┗Re:―兄と妹−・第四十三章・死神の章・夢か現(うつつ)か(別名・ラブラブなケイディス)(ユアさんごめんなさい)−颪月夜ハイドラント (2003/4/1 21:27:42) No.25421
  ┗別に良いですよ。−ユア・ファンティン (2003/4/1 23:04:18) No.25423


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25378―兄と妹−・第四十三章・死神の章・夢か現(うつつ)か(別名・ラブラブなケイディス)(闇竜さんごめんなさい)ユア・ファンティン 2003/3/28 22:36:28




私・ミリルティ―ナが去った後、
ディスティアは、他の3人が起きるのを待っていた。


「ディスティア様。」
最初に起きたのは、妖鳳族のアルトだった。
「何が、あったのです?」
「楽しくて・・・・・でも辛く哀しい夢だった。
 ・・・・アルト、ミルティアを呼んできてくれるかい?」
「はっ、御意に。」
アルトは、ディスティアの弟・ミルティアを探しにテントを出る。



「んっ・・・・んあ?」
「起きた?」
「お、前の風の嬢ちゃんか?」
「・・・・・じ、嬢ちゃんじゃない。
 私には、ディスティアという名がある。」
ディスティアは、少し慌てた感じで縄を解きつつそう言った。
「じゃあ、ディスティア。
 アンタ、この指輪の意味知ってて俺に渡したのか?」
ケイトは、自分の服の合わせから、小さな袋を取り出し、その中から青銀の髪で作られた指輪を彼女に見せる。
そう聞かれたディスティアは、赤くなったり青くなったり―百面相を繰り返して
しまいには、ゆでだこ状態になっていた。
「・・・迷惑か?」
と、ちょっぴり涙を滲ませてそう言った。
「ちょっとおいで。」
ケイトが座り込んでいるテントの支柱の方まで、ディスティアは移動する。
「屈んで、もっと寄って。」
「?」
疑問に思いつつも言われた通りにすると

チュッ

ケイトの唇がディスティアの頬に触れる。
「○×※@^▲^!?!?!?!?!?」
ディスティアは、混乱しているようだ。
「これが、今の俺の気持ちだよ。」
「・・・・・・・・・っ」
ポロポロポロ
ディスティアは、嬉しかったのか、泣き出してしまう。
ケイトは、ディスティアを優しく抱き寄せる。
その耳元で
「悪ィ、初めて会った時も、泣かせてしまっていたな・・・・。」
「・・・・・・・・ありがとう。」
「俺は、姉さんと一緒の結果になっても、お前と居たいぜ。」
「私も、≪Cry For The Moon≫で、叶わないかも知れないけど。
 貴方といたい・・・・・・共に在りたい。
 ・・・・・・この戦争が終わったら、一緒になりたい・・・・・。」
「うん。約束しよう。」
ケイトは、ディスティアを更に抱き寄せ・・・・・
「姉さん。用って?」
しかし、いい所だったのに、ディスティアの弟・ミルティアが来てしまったのだ。
ちなみに彼の外見は、兄たちが、割とこの世界のフォ―マルな格好なのに対して、黒いライダ―ス―ツ(そんなものがこの世界にあるかはおいといて)を所々銀の板で補強した物に、黒い指抜きの手袋、黒革の紐で止めた青銀色の金属のブレスレットで身を包み、白に近い緑銀色の髪は、黒い革紐で結び、赤と青のオッド・アイ、年の頃は、16,7歳ぐらいといった少年である。
「姉さんは、必ず、幸せになってね。
 そしたら、僕も安心して、滅びれるからさ。」
「こいつは?」
「ミルティア・イジ―シス・S・レグナ−ト。 
 私の弟みたいなものだ。」
ミルティアの事を簡単明瞭に、ケイトに説明するディスティア。
「ミル、こいつの診察を頼む。」
アルティアの寝ている寝台を指してそう言う。


「多分、あと数日したら、動ける様になると思うよ。
 ・・・そろそろ夕餉だね。
 4人分貰ってきますね。」
ミルティアは、アルティアを診察し終わりそう言ってテントを出た。
その数分後。
「・・・・・・・。」
「アル、目覚めたか?」
「・・・ここは?」
「私のテントだ。
 そのままで聞いてくれ。」
ディスティアは、自分の腰袋から青く塗られた金属を縁取るように銀の十字を切るペンダントをアルティアの目の前に出す。
「これを知っているか。」
「それはっ。」
飛び起きようとするアルティア。
「・・・・・・っ」
しかし、傷が痛んだのか前に倒れ付してしまう。
「大丈夫か、アル。」
「心配しないで、これは、私のよ。
 貴方のは、枕元の袋の中よ。
 ・・・・・・・これをどこで手に入れたの?」
「物心ついた頃には、すでに持っていた。
 グラディ−ン様が言うには、母の物だそうだ。」
「・・・・・・・」
「ディスティア?」
「アイヴォリ−とヴァイスから聞いた話だと、
 このペンダントを持っているのは私の母の縁・・」
ディスティアの声は、最後にはかすれ聞き取れなくなっていた。
「姉さん。持って来ましたよ。」
右手のお盆に、シチュ―皿とパンがそれぞれ四つ、左手にワインの入ったつぼを持って入ってきたのは、もちろんミルティア。
「あっと、シルヴィアさんだっけ?
 ・・・・・姉さん困らせているなら、斬りましょうか?」
と、言葉の後半は鋭く言ったミルティア。
「ミルッ。」
「はいはい。
 でもね、僕は、償いをして・・・姉さんが幸せにしなくてはいけないですから・・・・。」
寝台の近くの寄せてあった机にお盆の中のものを移しつつそう言った。
ちなみに、ペンダントの事は、結局うやむやになってしまいましたとさ。


夕食後−。
「それじゃ、僕はこれで。」
ミルティアは、テントを出る。
その数分後
「明日か明後日、逃がすから、
 きちっと、寝とく事  以上」









そして、双子が別れ、互いに通じ合えた2人が別れる日が来た。







「次会う時は、敵だ。」
両軍の境目の丘の上。
3人は、向かい合う。
「ああそうだな。」
こうして3人は、別れる。
さまざまな思いを胸に秘めながらも・・・・・・・





+++++++++++++++++++++++++++++++++


ユ:いろいろな意味で、反省したいので
  ダッシュで逃げます。
  それでは・・・・・・・。


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25421Re:―兄と妹−・第四十三章・死神の章・夢か現(うつつ)か(別名・ラブラブなケイディス)(ユアさんごめんなさい)颪月夜ハイドラント 2003/4/1 21:27:42
記事番号25378へのコメント

こんばんは

>最初に起きたのは、妖鳳族のアルトだった。
妖鳳族?
そんなものがあるんですね。
まあ私のやつにも種族いっぱいいますけど・・・。

>チュッ
>
>ケイトの唇がディスティアの頬に触れる。
>「○×※@^▲^!?!?!?!?!?」
>ディスティアは、混乱しているようだ。
むむむっ・・・

>「俺は、姉さんと一緒の結果になっても、お前と居たいぜ。」
>「私も、≪Cry For The Moon≫で、叶わないかも知れないけど。
> 貴方といたい・・・・・・共に在りたい。
> ・・・・・・この戦争が終わったら、一緒になりたい・・・・・。」
報われるのかな・・・。

>「姉さんは、必ず、幸せになってね。
> そしたら、僕も安心して、滅びれるからさ。」
良い子ですな。
姉不孝な弟ばかりの私・・・。

>「次会う時は、敵だ。」
>両軍の境目の丘の上。
>3人は、向かい合う。
>「ああそうだな。」
>こうして3人は、別れる。
>さまざまな思いを胸に秘めながらも・・・・・・・
さてこれからどうなるのでしょう。

私の方でディスティアをああしてしまったことお詫び申し上げます。
それでは・・・。

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25423別に良いですよ。ユア・ファンティン 2003/4/1 23:04:18
記事番号25421へのコメント


>こんばんは

こんばんわ
>
>>最初に起きたのは、妖鳳族のアルトだった。
>妖鳳族?
>そんなものがあるんですね。

あります。
いわゆる翼付き人間

>まあ私のやつにも種族いっぱいいますけど・・・。

みゅみゅ

>
>>チュッ
>>
>>ケイトの唇がディスティアの頬に触れる。
>>「○×※@^▲^!?!?!?!?!?」
>>ディスティアは、混乱しているようだ。
>むむむっ・・・

みゅみゅみゅっ・・・・(張り合ってる)

>
>>「俺は、姉さんと一緒の結果になっても、お前と居たいぜ。」
>>「私も、≪Cry For The Moon≫で、叶わないかも知れないけど。
>> 貴方といたい・・・・・・共に在りたい。
>> ・・・・・・この戦争が終わったら、一緒になりたい・・・・・。」
>報われるのかな・・・。

多分(←まて)

>
>>「姉さんは、必ず、幸せになってね。
>> そしたら、僕も安心して、滅びれるからさ。」
>良い子ですな。
>姉不孝な弟ばかりの私・・・。

ある意味狂ってますが

>
>>「次会う時は、敵だ。」
>>両軍の境目の丘の上。
>>3人は、向かい合う。
>>「ああそうだな。」
>>こうして3人は、別れる。
>>さまざまな思いを胸に秘めながらも・・・・・・・
>さてこれからどうなるのでしょう。

どうなるのでしょう。

>
>私の方でディスティアをああしてしまったことお詫び申し上げます。
>それでは・・・。

それが、貴方の満足にいく結果ならそれで、良いです。
それでは・・・・。

>