◆−THE PHANTOM OF ZELGADISS−碧珠 烏 (2003/4/4 20:50:53) No.25460
25460 | THE PHANTOM OF ZELGADISS | 碧珠 烏 E-mail | 2003/4/4 20:50:53 |
第一話 おりはるこん・かーど 「ちょっと!!ガウリイコレ見なさいよ!」 リナ・インバースと呼ばれる『スレイアーズ』若手の新鋭新聞記者は同期で、パートナー(カメラマンらしい。)のガウリイ・ガブリエフを胸倉を掴みながら叩き起こした。 「ん…むうぅ?リナぁ、今日はほれ、A定食がいいんだって…?」 「ちがああああう!!これよ、これ!!怪盗ゼルガディスの『予告状』が来たの よ!セイルーン家の秘宝、『オリハルコン・カード』を盗みに来るって!!」 と、リナは警察から掠め取ってきた予告状をガウリイの顔面に突きつけた。 内容はこうである。 「親愛なる警察諸君、そして今宵の標的であるセイルーン家の紳士淑女様。 私は今宵、『オリハルコン・カード』をその手にするだろう。 せいぜい、知恵を絞って欲しいと思う。 怪盗ゼルガディス」 なんともふてぶてしい文章である。それもそのはず、いまだかつて、彼の手を逃れた秘宝・家宝etcは無いのだから…。 いまや、彼の名はこの国中に知れ渡っている。 漆黒にたなびく糸のように細い銀色の髪。 その瞳は深い青を湛え― 黒衣に包まれたマントの下には端正な顔が―。 と言うように、噂もひっきりなしに流れてる。ある意味、彼の活躍は、国民の娯楽になっている。 つまり、新聞記者にとってこれ以上『おいしいネタ』は無いわけなのだ。 「ほら、ガウリイ!!さっさと準備よ!」 警察&金持ちにとっては脅威でも、普通の人にとっては彼はヒーローなのだろう。 とある山脈の近くに、『彼』の居城はあった。 「くすくす…ねえ、ゼルガディス様?」 数々の宝石や、装飾品に一つ一つ触れながら、にこやかに笑みを出すのは、 「ゼロス…。」 ゼルガディスに今現在最も近い存在―執事のゼロスは真っ黒なマントを彼に差し出し、うやうやしく頭を垂れ、その手に唇を乗せた。 「……」 かなり嫌な表情をゼルガディスはしたが、ゼロスを一瞥してマントを羽織った。「ああ、これでかなりな数になりますねえ。流石です。」 「俺の目的は…金目当てではない。それは、お前も知っているだろうが。」 ええ、とゼロスは言い、さらに微笑む。 「さあ、ゼルガディス様?コーヒーと紅茶、どちらにします?」 ―夜は長いですからね。 夕闇は、さらに色を増した。 あとがき…。 初めまして。碧珠 烏(へきじゅ からす)と申しますv だ…駄文で申し訳ないです。なんか変だし…。…長い目で見てほしいです…。 そして私はゼル大好きですvvゼルCPならなんでも好きvです。ゼルアメでもゼルリナでもゼロゼルでも。なんでもです。 ではここで。感想いただけるとホント嬉しいので、よろしくです!! |