◆−れーなさんにささぐっ!(爆)−鈴咲時雨(すずさきしぐれ) (2003/4/29 14:19:30) No.25758 ┗感ッ激ですー!!−れーな (2003/5/1 23:33:31) No.25818
25758 | れーなさんにささぐっ!(爆) | 鈴咲時雨(すずさきしぐれ) | 2003/4/29 14:19:30 |
なんか前のに輪をかけ紐をかけ(?)とにかく短い短編……というかショートショートですね。(いや、それでも短い!)なゼロリナです。 死にネタではないのですが、よろしかったらもらってやってください〜。 【散 華】 彼が差し出した真っ赤な花は、瞬間、私の目の前で散った。 彼の技なのだろう。 「……これ、私へのプレゼント?」 花弁を全て散らして、見るも無残なその花は、人に届けるにはあまりにも醜悪だった。 たずねる私に、頷く彼はいつもの笑顔のままで。 「ええ。花は、散るときが一番綺麗ですから」 それを、私へ送る物だと言ってはばからない。 「あなたに、とても似合いますよ。リナさん」 「……何の冗談よ、ゼロス」 彼のあんまりと言えばあんまりな言葉に、私は思わず苦笑する。 目の前で、色を失い枯れおち、散っていく花は醜悪で空虚で。 生きる者の笑顔などは、全く似合わず不自然なだけ。 なのに、笑顔の彼が持つのには不自然ではない。 散りゆく花。 彼に。 とても、似合う。 「その花は、あんたにしか似合わないわよ」 |
25818 | 感ッ激ですー!! | れーな E-mail | 2003/5/1 23:33:31 |
記事番号25758へのコメント うわーんコメント遅くなりましてごめんなさいれーなでっす!! とにもかくにも何を置いてもありがとうございますですー!!(T▽T) あのやうな感想もどきごときに、こんなに素晴らしい物を頂いてしまって昇天しかけです。もう心置きなく逝けます(逝くな しかしまぁ、散る花をリナに贈るとは。 ヤツならやりかねない。否、やるに違いないかと(笑) なんかとっても、「らしい」感じですよね。 それに確かに、ゼロスには咲き誇る花よりも散ってる花の方が似合いそうな。 このお話は何でしょう、切ないというよりは、空疎なイメージです〜。 リナの何とも口元を歪めただけような苦笑が、頭の中に浮かぶのです。 それから、短いのに、印象が鮮烈で。 ありふれた日常のやり取りを、一瞬だけ切り取ったよう、と言いましょうか・・・。やっぱり上手く言えないあたしですが(−−; それとですね、今回の【散華】ってタイトルがとても好きです。 こう・・・字面(?)が。綺麗じゃないですか。 それにしてもありがとうございましたーvv 感謝し倒しです。永久保存しときます。 また投稿なさるのを楽しみにしておりますv んでは、れーなでしたっ |