◆−眠りし者(第十八話)−猫楽者 (2003/6/1 23:01:11) No.26122 ┗眠りし者(エピローグ)−猫楽者 (2003/6/1 23:04:29) No.26123 ┣お疲れ様です−棒太郎 (2003/6/1 23:52:25) No.26125 ┃┗ありがとうございました(あの・・“MKU”・・って(汗))−猫楽者 (2003/6/2 21:12:30) No.26127 ┣お疲れさまでした!−エモーション (2003/6/2 01:52:48) No.26126 ┃┗ありがとうございました(ガリアンさんのこと、ごめんなさい)−猫楽者 (2003/6/2 21:17:05) No.26128 ┣完結おめでとうございます。−キツネノテブクロ (2003/6/3 16:36:07) No.26131 ┃┗ありがとうございました(懐中時計・・・すみませんでした(汗))−猫楽者 (2003/6/7 02:25:58) No.26154 ┗お疲れ様でした〜−惣流まい (2003/6/3 18:30:27) No.26134 ┗ありがとうございました(あの・・・“塩をまく”・・・って(汗))−猫楽者 (2003/6/7 02:30:01) No.26155
26122 | 眠りし者(第十八話) | 猫楽者 E-mail | 2003/6/1 23:01:11 |
こんばんは、猫楽者と申します。 読んでみようと思ってくださった、心優しい方。 ありがとうございます。 もう6月でかね、今年も半分近く過ぎていきましたね。 雨の多い季節となります。みなさま、お体にお気を付けて。 拙い駄文ですが、よろしくお願い致します。 $$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ 眠りし者 第十八話。 「おお〜い。楽しそうにジャレテルとこ、悪いけどよ。 Sさん、『力』を送るの・・・・忘れてないか。 結界・・・・そろそろヤバイみたいだぜ」 のんびりと呟くクトゥヴァ。 へっ?そおいえば・・・・レイさん。 ゼルとアメリアの攻撃受けてたけど・・・・・・。 グォオオオオォォオオォォ・・・・・・ン。 “破蛇”の叫び声と共に パギ・・・・・ン! 村を包んでいた結界が破られ、8体の“破蛇”が外の世界へと解き放たれようとした。 ドオ・・・・ン。 爆音と共に、四方へ飛び出そうとした“破蛇”の目の前に 巨大な炎の柱が生まれ、“破蛇”の動きを止めた。 そして一瞬動きを止めた“破蛇”の外側に、淡く輝く結界が再び張られた。 バチ・・・バチィ。 グォオオオオォォオオォォ・・・・・・ン。 “破蛇”は、結界に己が身を当て、なんとか結界を破ろうとしている。 「キズカ。今の炎の柱、っていうか壁は・・・・」 「クトゥヴァの炎の壁です」 「まあ、元々一度結界を解くのは予定通りなんだけどよ。 あのまま“破蛇”に、好き勝手させるわけにも行かないからな」 あたしとキズカの声に、クトゥヴァは苦笑しつつ答えた。 これで迎撃作戦は、あと一手。最後の仕上げを残すのみ、なのだが・・・・。 「では、リナさん。ガウリイさん、アメリアさん、ゼルガディスさん。 なにか大切に思うことをイメージしてください」 『た・・・大切に思う、って・・・・・』 キズカの言葉に、ゼルとアメリアは顔を見合わせ。 あたしとガウリイも見つめ合い。 あたしたち4人は、赤い顔をして声はハモらせて呟いてしまった。 「あの・・・・別に好きな方のことだけ・・・・ではなく。 ご家族のこと、故郷や花や草。 そんな大切に思っていることを、イメージしてくだされば・・・・良いんですよ」 キズカは、そんなあたしたちに優しい笑みを浮かべ話している。 あたしは・・・・・ガウリイやとうちゃん、かあちゃん、ねえちゃんに 故郷の人たち、旅で出会った人たちのことを 綺麗な花や、美味しい食べ物・・・・いろんなことをイメージした。 「手を胸の前で組んでください」 そう言いながら、胸の前で手を組むキズカ。 胸の前で組んだ手が、なんだか、温かい。 「ゆっくりと、手を広げてください」 そっと広げた両手の間に、淡く輝く、小さな光が生まれていた。 今にも消えそうな頼りなく、どこか懐かしい光。 光はゆっくりと上昇して行き。 あたしの光は、ガウリイとゼルにアメリアの光と混ざり合い、ひとつになった。 その光に、新たな3つの光が合流した。 「我々魔族にも、なにかを大切に思う。 そんな想いがあったんですね」 「この世界を我々の手で滅ばす為に 今この世界を守るのに、我々魔族が共に戦う。 不思議なものですわね」 レイさんの呟きに、どこか寂しげに海王は答えている。 その海王の言葉に、獣王は何も答えず、目を閉じ微かに頷いた。 光は、ゆっくりと上昇して行き。 天井に吸い込まれ消えて行った。 少しの時間をおいて、マグマの海と化したノマの村の地表から 小さな光が空を目指して昇って行く。 その光に、沢山の小さな小さな光が集まり。 徐々に徐々に光は、その大きさを少しずつ増して行く。 「光が集まって来るわ」 「結界が破られたときに、“破蛇”の姿を見た、この世界の存在たちの なにかを大切に思う気持ちが、呼び起こされて集っている」 そっとキズカの肩を抱いたクトゥヴァは、キズカと囁き合っている。 大きさを増した光は、“破蛇”の体をかすめるように上昇して行き。 光を目にした“破蛇”たちは、結界へと突進するのも ゼロスたちを追いかけるのも止めて、光が上昇するのと一緒に 空を目指して上昇しだした。 「ゼロス。ご苦労様でした。 もう戻って来てください」 レイさんの声と同時に、ゼロスたちが部屋へと現れ、へたり込んでいる。 「ううううう・・・・・しっ・・・・死ぬかと・・・・思いました〜」 涙目で呟くゼロスの横で、声も出せずにボ〜ぜんとしている覇王。 何故か、ゼロスと覇王の体はロープでしっかりと結ばれていたりする。 「ただ今、戻りました」 そう言いつつ、丁寧に一礼したマームは 疲れ果ててボロボロのマーフィンを支えている。 「“破蛇”が、光に誘われているわ」 「ええ。“破蛇”は太古の技術で造られたとはいえ この世界、大地の『力』の集合体。魔力の塊という形を、とってはいますが 同じこの世界の思いに共鳴しているようですね」 “破蛇”と光を見ながらレイさんが、あたしに答えてくれた。 “破蛇”の上空の空間が歪みねじれて、大きな穴が現れた。 穴の中は、真っ黒い色をした闇が渦巻いているようだ。 ヨグ・ソトースが、通路を創りあげてくれた。 通路に向かって上昇を続ける“破蛇”。 「認めない。僕は世界の思い、そんなものを認めるわけにはいかない」 結界の外にマステマが現れ、叫びながら右手を振るい。 バギンッ。 結界が、あっさりと砕け散ってしまった。 「世界に思いがあるのなら、なんで僕の一族はあんな目に遭ったんだ。 どうして・・・どうして・・・救われなかったんだ。こんなもの、こうしてやる」 マステマは、黒いエネルギーの塊を生み出し、“破蛇”の上空の光へと向けて放った。 パシュッ。 マステマの放った黒いエネルギーの塊は、“破蛇”の上空の光に当って、あっさりと砕け散っていた。 「認めない。僕は・・・・僕は・・・絶対に認めない」 マステマは、自らを黒い球体と化し、“破蛇”の1体へと接近した。 1体の“破蛇”は、上昇をやめ、黒い球体に誘われるように移動し始めた。 ピシャッ。 音と共に、天から一条の光が黒い球体を撃ちつけたのは、そのときだった。 黒い球体は、光に撃ち砕かれ消えていった。 「天竜王。助かりましたよ」 「北の魔王よ。お前たち魔族の手助けをしたわけではないぞ」 相変わらず愛想の欠片も無いが、どこか照れたような声で天竜王は返事をした。 「覇王さんよ。悪いが、もうひと働きしてもらうぞ。 よそ見している“破蛇”を、穴へ誘導してくれや」 「なっ・・・・ちょっと・・・・まて・・・」 クトゥヴァは叫ぶ覇王を、がしぃっ、と掴み。 そのまま無造作に投げ飛ばした。 「な・・・・なんで僕まで〜」 覇王と、ロープで繋がったままのゼロスの姿が消えていった。 覇王とゼロスは、動きを止めた“破蛇”の前に姿を現し 通路へと誘導しだしたようだ。 全ての“破蛇”が、通路へと入りかけたとき。 ゴッ。 巨大な何かの腕が、“破蛇”をまとめて引っ掴み。 通路へと消えていった。 そして、通路は瞬時に閉じ消えた。 「な・・・・に・・・・いまの・・・・」 「“狭間”の住人のひとりさ。 通路の近くに居るような、小物だけどな」 あたしの声に答えるクトゥヴァに、誰も返事が出来る者は居なかった。 “狭間”の住人の、あまりにも異質な雰囲気に声も無く、みんなは立ちすくんでいた。 これで・・・・・事件は・・・・終わったのだろうか? 「なあ・・・・ゼロスたち・・・・そのなんとか、ってとこに 呑み込まれたまま・・・・なんだけど・・・・ほっといていいのかなあ・・・・」 『あ・・・・っ』 ガウリイの呟きに、思わず声をあげるみんな。 「ああああああグラウ〜ゼロス〜」 「グラウ。ゼロス。貴方達のことは忘れませんわ」 「ダルフィン。縁起でもない・・・ゼロスはあれくらいでヘコたれるような やわな子ではないぞ」 取り乱して叫ぶレイさんと、遠い目をして手を合わせている海王。 その海王に突っ込み入れている獣王。 暫くの間、混乱した状態が続き・・・・結局・・・見るに見かねたヨグ・ソトースが 覇王とゼロスを、この部屋へと戻してくれた。 部屋へと戻った覇王は・・・・・もはや・・・・完全に力尽きたように 座り込んでいる。 「は・・・“破蛇”は・・・・8体・・・全ての“破蛇”たちは・・・・ あの空間に入った途端・・・・なにかに飲まれて・・・消えました」 蒼い顔して振るえつつ報告するゼロス。 クトゥヴァがノマの村のマグマを抑え、まだ地面のあちこちから 煙が噴き出している地上へ。 かってはノマの村だった場所へと、あたしたちは戻って来た。 結界に守られていた神殿だけが、あたしたちを迎えてくれた。 神殿の入り口の脇に、ガリアンさんの着ていた鎧が そして少し離れた場所には、ガリアンさんの剣が落ちていた。 ゼルが鎧を動かすと、中に僅かに残っていた、白い灰のようなものが 風に吹かれて消えていった。 俯き、両手で顔を覆っているアメリアの、震える肩を ゼルが、そっと、後から支えている。 「すまなかった。マステマのやつが、余計な手出しをした為に こんなことになってしまって」 ギオに渡された、小さな革のお守り袋を手に、力なく呟くアースさん。 そういえば、あのお守りはなんだったんだろう。 「アースさん。そのお守りは・・・・」 「中には、髪の毛が沢山入っていた。 ノマの村に住んでいた人たち、そしてダロスとガタラット。 リムルとギジェの髪だろう」 この村の人たちは、全員亡くなってしまったけど あの番人のように、髪の毛から復活できるのかもしれない。 「ギオの髪は、無いんですか」 アースさんは、あたしに優しく微笑んで話を続けた。 「ギオの性格からすると、あいつは、自分の髪の毛は入れていないだろう。 ギオと最後に飲んだ時にな、あいつ・・・・・ベロベロに酔っ払って 言ったんだ・・・・ギジェの前で、つまらない理由でリムルと・・・・ 喧嘩したまま・・・出かけて来てしまった・・・・・謝りたくても・・・・ リムルもギジェも・・・・居なくなっちまった・・・」 誰でも、今日と変わらない明日が来る。 そう、当たり前のように思っているのかもしれないけど 人間は、いつ何処で、どうなってしまうのか・・・・わからない。 笑顔で見送った相手に、また会おうと別れた人に もう二度と会えなくなってしまうかもしれない。 「だから、このお守りを渡された時に、ギオの髪の毛を 1本抜き取らせてもらった。 この世界では無理だが、どこか別の世界で 今度こそ、幸せに暮らして欲しくてな」 寂しげに笑うアースさん。 「リナさん。もうお気づきかもしれんが 俺もナノマシンの一族のもの、穏健派のゼノさんの配下で 5000年前から、この世界に残り、我らの一族のものが この世界に迷惑を掛けないように、監視していたんだ。 何も無ければ、血の中に眠っていて目覚めることも無かったんだが・・・・」 5000年。いくらそのほとんど時間を、眠っていたとはいっても けっして短い時間ではない。 アースさんは、どんな思いで5000年間を過ごして来たのだろうか。 「俺は一度、ゼノさんの世界へ行く。 そこで、ギオたちを復活させたいからな」 「アメリアおねえちゃん、幸せになってね」 アメリアに抱きつき、泣きそうな顔で話しているキウユ。 「キウユちゃん。もし行く当てが無いのなら 私たちと一緒にセイルーンに来て、ずっと一緒に暮らさない」 赤い目をして、それでも精一杯の笑顔で答えるアメリア。 「ありがとう、アメリアおねえちゃん。 すごくうれしいんだけど・・・ごめんなさい。僕はアースさまと一緒に帰るね。 なんだか、お母さんと妹に会いたくなっちゃた」 キウユは、アメリアから離れ、ゼルに向かって近づいていって ポカッ。 ゼルの足を蹴飛ばした。 「ゼルの兄ちゃん。アメリアおねえちゃんを泣かしたら 僕の虫たちが黙って無いからね」 キウユの言葉に苦笑したゼルは、キウユの頭に手を置いて 「任せろ、俺もあいつを泣かせたくは無いからな」 小声でキウユに返事をしている。 「では、もう行きます。 それと、伝えておいた方が良いのか、どうか・・・・・迷ったのだが・・・・ あなた方の体の中にも、我々と同じような存在が眠っている」 はい?! 「アースさん・・・・どういうことですか?」 「いくらナノマシンが爆発的な勢いで数を増やす、とはいえ かすり傷程度で、体を支配するのに、時間が短すぎる。 そう思って、少し調べてみた。 我々の中のナノマシンが、ノマの村の人たちの体内へと入り 村人たちの体の中に、元々存在していたものが、目覚めてしまったようだ。 いつ、どんな理由で、あなた方の中に眠っている者たちが目覚めるかは 我々にも分からないが、この世界が、我々の世界のようにならないことを祈っている」 そう良い残して、アースさんとキウユは、自分たちの世界へと帰って行った。 $$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ ここまで読んでくださいました。心優しい方、ありがとうございます。 後1話、エピローグで完結となるところまで、やってくることができました。 これも読んでくださる方々のおかげです。 本当にありがとうございました。 では、失礼します。 |
26123 | 眠りし者(エピローグ) | 猫楽者 E-mail | 2003/6/1 23:04:29 |
記事番号26122へのコメント こんばんは、猫楽者と申します。 読んでみようと思ってくださった、心優しい方。 ありがとうございます。 6月になりましたね。 梅雨が過ぎれば暑い夏ですね。 では、エピローグです。拙い駄文ですが、よろしくお願い致します。 $$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ 眠りし者 エピローグ。 あたしとガウリイ、ゼルにアメリア、そして何故かゼロスまで セイルーンの王宮へとやって来て、フィルさんに今回の事件の報告をした。 途中の街から、王家専用のヴィジョンを通じて アメリアから簡単に事件のことを、報告してはいたが フィルさんが、あたし達も王宮にきて欲しい、とのことで一緒に来たのだ。 当然といえば当然のことなのだが セイルーン領内のノマの村に現れた、あれはなんだ? という問い合わせが、セイルーンに殺到して来たらしい。 いきなり光の柱のような結界は現れるわ。 光の柱を砕いて、黒い大蛇のようなものが現れ 巨大な炎の柱やら・・・・・。 まさか本当のことを、説明する訳にもいかないだろうし・・・・・セイルーンの行政関係者も 大変だなあ。 あたしたちはフィルさんへの説明を終え、フィルさんの私室へと通された。 「ガリアンから、何かあったら開けてくださいと預かっていたものがある」 そう言ったフィルさんがテーブルの上に置いたのは、古びた小さな木の箱。 箱を開けると、中にはなん通かの手紙と、ふたつのお揃いの懐中時計。 懐中時計は、銀色の鎖で小さな金属プレートと結ばれていた。 手紙には、丁寧に宛名が書いてあった。 フィリオネル殿下さまへ。 ゼルガディスさんへ。 アメリアさんへ。 自分の宛名の手紙を手に取り、読み出す3人。 手紙を読み終え、懐中時計を手に取るフィルさん。 「ガリアンは、給料のほとんどを匿名で孤児院や修道院に寄付していたんだ。 孤児院と修道院への補助金を、できるだけ増やすことにしよう。 ガリアンは、今まで働かせてくれたことを感謝し もう役に立てなくなったことを、わびていたが・・・・・・・。 感謝して、わびねばならないのは、わしの方なのにな」 ゼルも懐中時計へ手を伸ばし。 「その懐中時計は、レゾから貰った物らしい。 もう片方は、ガリアンが職人に作らせた物だそうだ。 レゾは、時々不思議と優しいときがあったようで そんなときは、いつも自分の数々の行いを悔いていたそうだ。 魔族と合成したガリアンを、どうにか元に戻そうともしていたようだ」 アメリアは、優しく微笑みながらゼルの顔を見て、話し出した。 「ゼルガディスさんとアメリアさんが、ずっとご一緒に 同じ時を過ごして行けるように願いを込めて、おふたりに時計を送らせて頂きます。 アメリアさんを残して旅に出たりしたら駄目ですよ。と、お伝えください。 ですって、ゼルガディスさん」 「ガリアンのやつ」 アメリアと一緒に照れているゼル。 フィルさんは懐中時計の蓋を開けたり、裏側を見たりしてるけど、なにしてるのかしら。 「リナ殿、懐中時計に物入れが隠されているらしいのだが、わかるかな」 「調べてみましょう」 あたしはフィルさんから、懐中時計を受け取り調べてみた。 こっちの金属プレートには、アメリアの名前が掘り込まれていた。 裏側を軽く叩いてみると、叩いた時の感触と音が違う部分があった。 そこを少しいじってみると、パカッと小さな蓋が開いた。 中に小さな袋が入っているけど、あたしが取り出すよりも アメリアさんへと宛名が書かれているので、本人が取り出すほうが良いだろう。 「アメリア、宛名があんたになってるわよ」 「わたしですか」 あたしから懐中時計を受け取り、宛名の入った小さな袋を取り出すアメリア。 袋の中には、銀色の指輪と折りたたまれた1枚の小さな紙。 紙を広げて読んでいたアメリアの顔が、真っ赤になっている。 「アメリア、なに赤くなってんの」 「なななな、なんでもありません」 「その紙になにが書いてあったのかなあ・・・・・見せて」 「駄目です」 あたしが紙を見せてもらおうと伸ばした手から、紙を守ろうとするアメリア。 アメリアの手がゼロスの目の前を横切ったとき ゼロスがひょい、とアメリアから紙を奪っていた。 「ゼロスさん。返してくれないと生の讃歌フルコーラス歌いますよ!」 「ゼロス!あたしに渡さないとガウリイのお気に入り聞かせるわよ!!」 「どっちも嫌ですううううぅぅぅ。 フィリオネル殿下、パスです」 あたし達の誠意あふれる説得に、何故か泣き喚いたゼロスは 手にした紙をフィルさんへと渡した。 渡された紙をチラリと見たフィルさんは、嬉しそうな表情で話し出した。 「ゼルガディス殿、そちらの懐中時計の裏にも物入れがあるそうだ。 開けてみてくれるかの」 ゼルは手にした懐中時計の物入れを開けた。 出てきたのは、同じような小さな袋。 袋の中には、銀色の指輪。 「ゼルガディス殿が持っているのは、ガリアンが唯一持っていた思い出の品で 大切な母親の形見の指輪、そしてアメリアが持っているのは、お揃いにと作らせた物らしい。 ゼルガディスさんとアメリアさんに使って貰えたら嬉しいです。 ゼルガディスさんからアメリアさんへ。そしてアメリアさんからゼルガディスさんへ。 指輪を指に、はめてあげてくださいね。 ゼルガディスさんは、冷たく、ぶっきらぼうに見えるけど 実は結構お茶目で、無茶をするから、しっかりと手綱を握っていて下さい。 どうか、お幸せに。と書いてあるのう」 ゼルの顔も赤く染まった。 フィルさんは右手でゼルの右腕をとり、左手でアメリアの右手を優しく掴み ゼルとアメリアの手を繋ぎ合わせて、ふたりの顔を見ながらゆっくりと話だした。 「アメリア。お前の人生だ。 お前の生きたいように生きなさい。 誰に恥じることも無い。 後悔しないように生きてくれれば、それで良い。 ゼルガディス殿。 おてんば娘だが、この子は思い込んだら命懸けでな。 迷惑かもしれんが、傍に居させてやってはくれまいか。 ふたりとも、この手の温もりを信じて、幸せにな」 顔を見合わせたゼルとアメリアは、照れくさそうに、それでも 誇らしげに力強く、フィルさんに頷いた。 「良かったな。ゼル、アメリア」 「おめでとう。でも・・・・ゼルとアメリアに任された・・・・セイルーン・・・・ なんか・・・怖い国になりそうね」 「リナさん。ありがとうございます。 リナさんとガウリイさんの結婚式には、ぜひ呼んでくださいね」 「ああ、そうだな。 アメリアと俺が、いろいろな思い出話を暴露して 一生忘れられないような式にしてやるからな」 「ちょ・・・・あたしとガウリイは・・・・そんな・・・ ガウリイ。なにニヤニヤしてんのよ」 「ん〜。べつに〜」 ガウリイの優しい笑顔を見て、あたしは自分の顔が真っ赤になって行くのを 止めることが出来なかった。 こそこそと部屋から出て行こうとしていたゼロスは、がしぃっ、とフィルさんに捕まっていた。 「ゼロス殿。こそこそと何処へ行くのかな」 「皆さんの正の感情・・・・僕にはキツイんですけど・・・・」 「まあ。そお言わずに、ゼロス殿も、ぜひリナさんたちの結婚式には出席して欲しいな。 ゼフィーリアとセイルーンで協力して、盛大な式を計画しとるから」 「いや・・・・・あの・・・・僕は上司の許可を頂きませんと・・・・・」 『ゼロス・・・・ゼラスにダルフィンやグラウと私も・・・・出席するように・・・との・・・ ご指示を頂きました・・・マーフィンとマーム。それから・・・ゼロス、貴方もです・・・・』 レイさんの、疲れて諦めの混じった声が聞こえて来た。 「ま・・・魔王さま〜。そんなごムタイな・・・・・」 『ゼロス。諦めてください・・・・・あのお方からの最優先命令なんですよ・・・・。 うかつにも・・・“んな式に出るような義理は無い”・・・そお呟いた天竜王さんの・・・・・ ような目には・・・・遭いたくないでしょう・・・」 レイさんの言葉に含まれた、なにかに・・・・びしぃ、っと固まるゼロス。 春から夏へ。 秋から冬へと、季節はめぐり。 時は過ぎてゆく。 あたしたちに、時をもどす手段はないけれど 二度と無い、『今この時』を、大切に精一杯生きてみよう。 出会いと別れを繰り返し 悲しみを痛みを知って、人は優しく強くなっていく。 まだ見ぬ明日を。未来を目指して、また歩き出してみましょうか。 『眠りし者』 完。 $$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ 読んでくださいまして、ありがとうございます。 眠りし者は、完結とあいなりました。 拙い駄文に、お付き合いくださいまして 本当にありがとうございました。 無事に(?)完結することが出来ましたのも、暖かい御言葉をくださいました皆様のお陰です。 本当に、本当にありがとうございました。 そして、今、読んでくださっている心優しい方。 ありがとうございます。 6/03〜04・・・・もしかしたら05まで、出張に行ってまいります。 台風は、どうにか通過したようです。 このごろ地震も多いですね。 お体にお気を付けて、お元気で。 では、失礼します。 |
26125 | お疲れ様です | 棒太郎 | 2003/6/1 23:52:25 |
記事番号26123へのコメント こんばんわ、最近バカ話ばかり書いてる棒太郎です。 『眠りし者』完結おめでとうございます。 そして、マステマ〜〜〜!! 前回の報復(リベンジ)じゃ〜〜〜!! 往生せいや〜〜〜〜!!! ボガス! メキャ! ベグォ! へ・・へへ・・・・・こ・・これくらいで・・・・・勘弁(ガクッ) ナ:やれやれ。学習能力がありませんね。 こんなこともあろうかと用意しておいた”棒太郎MKU”に代わりましょう。 どうもお騒がせしました。 なんとか破蛇の脅威も退けることができて、良かったです。 そして皆のラヴラヴ具合がホップステップジャ〜〜〜〜ンプ、並みに大発展しましたね。 こんちくしょー(←?) それと覇王とゼロス。期待通りの不幸っぷりでした。 ”狭間に飛ばされた時は、「グッドラック!君たちの事は一生忘れないよ・・・・多分(←超テキトー)」と思いました。 でもレイさんはスコップ炸裂しませんでしたね。彼は地雷を踏んでこそ、彼たるのに(←ヒドッ) まあ、ヨグ=ソトースすら呆れさせた彼の親バカぶりに乾杯。 とうとう6月になりましたね。 これからご出産等で大変でしょうが、お体に気をつけて頑張ってください。 わたしはまた新しい長編か、「ある愛の光景〜北の国から〜編」を書くかもしれません。 それでは失礼します。 ナ:はい、ご苦労様。 (そのまま”棒太郎MKU”を回収して去ってゆく。) 「お・・・おてもや〜〜〜〜ん・・・・・・・グフ・・」 (?な言葉を吐き、ビクビクと時折体を痙攣させる棒太郎の屍が静かに晒されていた・・・・・) |
26127 | ありがとうございました(あの・・“MKU”・・って(汗)) | 猫楽者 E-mail | 2003/6/2 21:12:30 |
記事番号26125へのコメント >こんばんわ、最近バカ話ばかり書いてる棒太郎です。 こんばんは、棒太郎さん。 お元気ですか、猫楽者です。 読んでくださって、ありがとうございます。 いつもとても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。 お返事が大変遅くなってしまいまして、申し訳ありませんでした。 お体の具合は如何ですか。早く元気になると良いですね。 海王さまと獣王さまの、ラブラブなお話♪ とても楽しく、読ませて頂きました。 A: こんばんは、棒太郎さん。 6月になりましたね。お元気ですか。Aです。 読んでくださいまして、ありがとうございます。 N: こんばんは、棒太郎さん。 梅雨が駆け抜けれてしまえば、暑い夏が来ますね。Nです。 とても丁寧に、本当にありがとうございます。 >『眠りし者』完結おめでとうございます。 ありがとうございます。 自分でも、どうなるのだろうと思いながら(まて) 手探りで進んでいったお話も、お陰さまで完結することが出来ました。 棒太郎さんの温かいお言葉に、力を頂きました。 本当に、ありがとうございました。 A: 棒太郎さん。ありがとうございました。 N: 読み辛く、意味不明な部分も、沢山あったと思います。 お付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。 >そして、マステマ〜〜〜!! >前回の報復(リベンジ)じゃ〜〜〜!! >往生せいや〜〜〜〜!!! > > ボガス! メキャ! ベグォ! > >へ・・へへ・・・・・こ・・これくらいで・・・・・勘弁(ガクッ) わああああああ(汗) ぼ・・・・棒太郎さん〜〜。大丈夫ですか(滝汗) A: マステマ〜〜。棒太郎さんに、なにしてんですか(汗) N: まだ御仕事の疲れが、抜けていない棒太郎さんに、なんてことを(汗) >ナ:やれやれ。学習能力がありませんね。 こんばんは、ナイアルラトホテップさま。 お元気ですか、猫楽者です。 読んでくださって、ありがとうございます。 あの〜・・・・棒太郎さんを、助けよう。とは・・・思わなかったのでしょうか(汗) A: こんばんは、闇に咆哮する者さん。 読んでくださいまして、ありがとうございます。 マステマを、さくっと蒸発させちゃっても良いですから(汗)。Aです。 N: 棒太郎さんを、守るとか・・・庇うとか・・・しましょうよ(汗)。Nです。 こんばんは、嘲笑う神さん。 お越し頂きまして、ありがとうございます。 > こんなこともあろうかと用意しておいた”棒太郎MKU”に代わりましょう。 あの(汗)・・・・・“MKU”・・・・って(滝汗) A: あのね。“MKU”、と言えばガンダ●に決まっているでしょう。 N: A〜。なに言ってるのかしら、やはり“MKU”は、エルガイ●ですわよ。 Aさんの言う“MKU”は、ゼー●でエ●さんの乗っていたものですか。 それとも、フォ●さんの乗っていた、サイコ・ガンダ●の方・・・・・って!?そうじゃなくてですね。 いやあの・・・・おふたりとも・・・・なんか突っ込む部分が・・・・違ってませんか(汗) ナイアルラトホテップさま・・・・・“MKU”さんを御用意してくださるのも、良いのですが・・・・ そのお気遣いと情熱を・・・棒太郎さんを守る、という方向へ向けましょうよ(滝汗) >どうもお騒がせしました。 えっと・・・・はじめまして・・・で、よろしいのでしょうか? ”棒太郎MKU”さん。お元気ですか、猫楽者です。 読んでくださって、ありがとうございます。 A: はじめまして、”棒太郎MKU”さん。 Aと申します。よろしくお願い致します。 N: はじめまして、”棒太郎MKU”さん。 棒太郎さんは、大丈夫なのでしょうか(汗)。Nです。 >なんとか破蛇の脅威も退けることができて、良かったです。 ありがとうございます。 “破蛇”を、なんとかすることが出来て、ほっとしております(汗) A: “破蛇”の最後の部分・・・ああああああ、まとまんない〜って(笑) N: 叫んでいたみたいですわね(笑) >そして皆のラヴラヴ具合がホップステップジャ〜〜〜〜ンプ、並みに大発展しましたね。 >こんちくしょー(←?) あうあうあう(汗) リナさんとガウリイさん。それにアメリアさんとゼルガディスさん。 みなさんには、マステマとの戦いで辛い思いをさせてしまいましたから。 少しでも、幸せになって頂きたかったものでして(汗) A: アメリアさんとゼルガディスさんの御結婚式♪楽しみですね〜♪ N: ええ。リナさんとガウリイさんの御式も♪ リナさんとアメリアさん御一緒に、御結婚式をなさらないかしら♪ >それと覇王とゼロス。期待通りの不幸っぷりでした。 >”狭間に飛ばされた時は、「グッドラック!君たちの事は一生忘れないよ・・・・多分(←超テキトー)」と思いました。 覇王さまとゼロスさんは、大切な『不幸担当の方(笑)』ですので(まて) まだまだこれからも、更なる茨の道を歩んで頂きましょう(←鬼) A: 覇王さん・・・・・腹心の方々の中で・・・・一番不幸な方ですね〜(笑) N: 仕方ないですわ。あのミルガズィアさまに攻撃したことを まだまだ・・・・これから・・・じ〜〜っくりと・・・後悔してもらいましょうね(目の笑っていない笑顔) 覇王さま・・・・・迷わず成仏してください(滝汗) >でもレイさんはスコップ炸裂しませんでしたね。彼は地雷を踏んでこそ、彼たるのに(←ヒドッ) >まあ、ヨグ=ソトースすら呆れさせた彼の親バカぶりに乾杯。 はい、流石に・・・レイさんの頭に3本目のスコップ・・・・突き刺すのは(笑) すこ〜し・・・・気の毒なような気がしまして(まて、少しなのか?) A: Sさんは、・・・・・お子さんのこと、大好きですからね〜(笑) N: これからもSさんは、地雷を踏み続けるのでしょうね(笑) >とうとう6月になりましたね。 >これからご出産等で大変でしょうが、お体に気をつけて頑張ってください。 ありがとうございます。 出張に出かけて、家に居ない時に・・・・出産・・・そうならないように祈っております(汗) こういう時、男は・・・・ほとんど何の役にもたたないのですが(笑) せめて、傍に居たいものですから。 >わたしはまた新しい長編か、「ある愛の光景〜北の国から〜編」を書くかもしれません。 >それでは失礼します。 棒太郎さんの新作♪ 長編♪、そして、「ある愛の光景〜北の国から〜編」♪ 読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております〜♪ 「ある愛の光景〜北の国から〜編」。海王さまと獣王さまの新婚おふた組の 御旅行のお話でしょうか。 広大な北の大地に、負けないほどのラブラブパワーに周りの方々・・・・ 愛の力の偉大さを、魂に刻み込むのでしょうね(汗&遠い目) >ナ:はい、ご苦労様。 >(そのまま”棒太郎MKU”を回収して去ってゆく。) ありがとうございました。 あの・・・(汗)・・・・回収さなった、”棒太郎MKU”さんは これから、どのような任務につくのでしょうか? 回収した方の・・・・ご性格を考えると・・・・なにやら・・・とても怖いのですが(滝汗) >「お・・・おてもや〜〜〜〜ん・・・・・・・グフ・・」 >(?な言葉を吐き、ビクビクと時折体を痙攣させる棒太郎の屍が静かに晒されていた・・・・・) ああああああああああ(汗)・・・・棒太郎さん。棒太郎さん(滝汗) しっかりしてください〜(泣) 森の眠りし黒やぎさま。全てを生み出した貴方様のお力で 棒太郎さんの復活をお願いします〜。 読んでくださいまして、ありがとうございます。 いつも、とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。 梅雨に入り、雨の多い季節となります。 お体にお気を付けて、お元気で。 では、失礼します。 |
26126 | お疲れさまでした! | エモーション E-mail | 2003/6/2 01:52:48 |
記事番号26123へのコメント 猫楽者さん、A様、N様、こんばんは。 無事完結、おめでとうございます。そして、お疲れさまでした。 リナ、アメリア、ガウリイ、ゼル、そしてS様、ゼラス様、ダルフィン様 と言った、人間、魔族、神、この世界に存在するものすべての者が大切に 思う思い。 そして、腹は立つけれど「認めようとしなかった」故に、ひたすら自らを 悲しい想いで封じ込めてしまったマステマさんが、哀れに思いました。 そしてエピローグのガリアンさんの想い……。凄く良かったです。 >爆音と共に、四方へ飛び出そうとした“破蛇”の目の前に >巨大な炎の柱が生まれ、“破蛇”の動きを止めた。 >そして一瞬動きを止めた“破蛇”の外側に、淡く輝く結界が再び張られた。 >バチ・・・バチィ。 >グォオオオオォォオオォォ・・・・・・ン。 >“破蛇”は、結界に己が身を当て、なんとか結界を破ろうとしている。 > 「キズカ。今の炎の柱、っていうか壁は・・・・」 > 「クトゥヴァの炎の壁です」 > 「まあ、元々一度結界を解くのは予定通りなんだけどよ。 > あのまま“破蛇”に、好き勝手させるわけにも行かないからな」 間一髪でしたね。さすが炎の主神のクトゥヴァさん。凄いです。 > 「では、リナさん。ガウリイさん、アメリアさん、ゼルガディスさん。 > なにか大切に思うことをイメージしてください」 > 『た・・・大切に思う、って・・・・・』 >キズカの言葉に、ゼルとアメリアは顔を見合わせ。 >あたしとガウリイも見つめ合い。 >あたしたち4人は、赤い顔をして声はハモらせて呟いてしまった。 > 「あの・・・・別に好きな方のことだけ・・・・ではなく。 > ご家族のこと、故郷や花や草。 > そんな大切に思っていることを、イメージしてくだされば・・・・良いんですよ」 >キズカは、そんなあたしたちに優しい笑みを浮かべ話している。 まあっ。リナちゃんたち、みんな素直ね♪ それはとてもとても良い傾向です。 大切なもの……それは本当にささやかで、当たり前のように身近にあるものですよね。 それを忘れずにいたいですよね。 > 「我々魔族にも、なにかを大切に思う。 > そんな想いがあったんですね」 > 「この世界を我々の手で滅ばす為に > 今この世界を守るのに、我々魔族が共に戦う。 > 不思議なものですわね」 >レイさんの呟きに、どこか寂しげに海王は答えている。 >その海王の言葉に、獣王は何も答えず、目を閉じ微かに頷いた。 この世界の滅びを目的にしているのに、でも、この世界に大切に思うものがある。 S様たち、魔族にとっては、これはとても不思議で、複雑な気がするのかも しれませんね。 >少しの時間をおいて、マグマの海と化したノマの村の地表から >小さな光が空を目指して昇って行く。 >その光に、沢山の小さな小さな光が集まり。 >徐々に徐々に光は、その大きさを少しずつ増して行く。 > 「光が集まって来るわ」 > 「結界が破られたときに、“破蛇”の姿を見た、この世界の存在たちの > なにかを大切に思う気持ちが、呼び起こされて集っている」 >そっとキズカの肩を抱いたクトゥヴァは、キズカと囁き合っている。 とても、素敵で綺麗な光景ですね。世界の綺麗なものって、本当にこういう感じの ものなんでしょうね。小さくて、頼りない、ささやかで、かき消えそうになる、 でも、けして消すことは出来ない……そういうものなんでしょうね。 ところで、キズカさんとクトゥヴァさん。さりげなくいい雰囲気ですねv > 「ううううう・・・・・しっ・・・・死ぬかと・・・・思いました〜」 >涙目で呟くゼロスの横で、声も出せずにボ〜ぜんとしている覇王。 >何故か、ゼロスと覇王の体はロープでしっかりと結ばれていたりする。 > 「ただ今、戻りました」 >そう言いつつ、丁寧に一礼したマームは >疲れ果ててボロボロのマーフィンを支えている。 生き餌の皆様……(汗)本当にお疲れさまです。 > 「世界に思いがあるのなら、なんで僕の一族はあんな目に遭ったんだ。 > どうして・・・どうして・・・救われなかったんだ。こんなもの、こうしてやる」 >マステマは、黒いエネルギーの塊を生み出し、“破蛇”の上空の光へと向けて放った。 >パシュッ。 >マステマの放った黒いエネルギーの塊は、“破蛇”の上空の光に当って、あっさりと砕け散っていた。 > 「認めない。僕は・・・・僕は・・・絶対に認めない」 >マステマは、自らを黒い球体と化し、“破蛇”の1体へと接近した。 >1体の“破蛇”は、上昇をやめ、黒い球体に誘われるように移動し始めた。 >ピシャッ。 >音と共に、天から一条の光が黒い球体を撃ちつけたのは、そのときだった。 >黒い球体は、光に撃ち砕かれ消えていった。 マステマさんは、倒されたのでしょうか? 本当に腹の立つ方でしたが、 今となっては本当に哀れに感じます。 マステマさんに必要だったのは、力ではなく、「もういいんだよ、充分だよ。 もう、あなたがそんなことをしなくていいんだよ。やめなさい」という たったそれだけの言葉だったのかもしれないと、今思いました。 > 「天竜王。助かりましたよ」 > 「北の魔王よ。お前たち魔族の手助けをしたわけではないぞ」 >相変わらず愛想の欠片も無いが、どこか照れたような声で天竜王は返事をした。 素直じゃないですね、天竜王様も(苦笑) > 「覇王さんよ。悪いが、もうひと働きしてもらうぞ。 > よそ見している“破蛇”を、穴へ誘導してくれや」 > 「なっ・・・・ちょっと・・・・まて・・・」 >クトゥヴァは叫ぶ覇王を、がしぃっ、と掴み。 >そのまま無造作に投げ飛ばした。 > 「な・・・・なんで僕まで〜」 >覇王と、ロープで繋がったままのゼロスの姿が消えていった。 覇王さま、そしてゼロス……。どこまでも不幸な(ほろり) >巨大な何かの腕が、“破蛇”をまとめて引っ掴み。 >通路へと消えていった。 >そして、通路は瞬時に閉じ消えた。 > 「な・・・・に・・・・いまの・・・・」 > 「“狭間”の住人のひとりさ。 > 通路の近くに居るような、小物だけどな」 >あたしの声に答えるクトゥヴァに、誰も返事が出来る者は居なかった。 ……何と言いますか……知らずに、そしてこの先関わらなくてすむのなら、 関わらない方が良い方々……のようですね……(滝汗) こちらが散々苦労した“破蛇”を、あんなにあっさりと……しかも小物……。 > 「ああああああグラウ〜ゼロス〜」 > 「グラウ。ゼロス。貴方達のことは忘れませんわ」 > 「ダルフィン。縁起でもない・・・ゼロスはあれくらいでヘコたれるような > やわな子ではないぞ」 >取り乱して叫ぶレイさんと、遠い目をして手を合わせている海王。 >その海王に突っ込み入れている獣王。 >暫くの間、混乱した状態が続き・・・・結局・・・見るに見かねたヨグ・ソトースが >覇王とゼロスを、この部屋へと戻してくれた。 ……もう、何を言ったらよいのやら(汗)不幸のオートリバースですね。 覇王様とゼロス……。 > 「は・・・“破蛇”は・・・・8体・・・全ての“破蛇”たちは・・・・ > あの空間に入った途端・・・・なにかに飲まれて・・・消えました」 >蒼い顔して振るえつつ報告するゼロス。 真っ白に燃え尽きた(?)覇王様に比べ、それでも報告をきちんと行うゼロス……。 真面目ですね……。そして不幸です、やっぱり(汗) >神殿の入り口の脇に、ガリアンさんの着ていた鎧が >そして少し離れた場所には、ガリアンさんの剣が落ちていた。 >ゼルが鎧を動かすと、中に僅かに残っていた、白い灰のようなものが >風に吹かれて消えていった。 >俯き、両手で顔を覆っているアメリアの、震える肩を >ゼルが、そっと、後から支えている。 ガリアンさん……遺体も残らなかったのですか……。ご冥福をお祈りします。 >誰でも、今日と変わらない明日が来る。 >そう、当たり前のように思っているのかもしれないけど >人間は、いつ何処で、どうなってしまうのか・・・・わからない。 >笑顔で見送った相手に、また会おうと別れた人に >もう二度と会えなくなってしまうかもしれない。 そうですよね。本当はそんな保証はどこにもないんですよね。 逆に言えば、だから、「次」や「また」があると当然のように思うのかもしれません。 そんな風に、思いたくないから。そうなってほしくないから。 > 「リナさん。もうお気づきかもしれんが > 俺もナノマシンの一族のもの、穏健派のゼノさんの配下で > 5000年前から、この世界に残り、我らの一族のものが > この世界に迷惑を掛けないように、監視していたんだ。 > 何も無ければ、血の中に眠っていて目覚めることも無かったんだが・・・・」 >5000年。いくらそのほとんど時間を、眠っていたとはいっても >けっして短い時間ではない。 >アースさんは、どんな思いで5000年間を過ごして来たのだろうか。 > 「俺は一度、ゼノさんの世界へ行く。 > そこで、ギオたちを復活させたいからな」 5000年の間、血の中で眠っていたもの……。ごく自然な形で彼らが 眠っていた土地に関わるようにしていたのでしょうか。 本当に気の遠くなるような、長い長い時間ですね。 そして、ギオさんたち。今度こそ幸せになれるといいですね。 > 「ゼルの兄ちゃん。アメリアおねえちゃんを泣かしたら > 僕の虫たちが黙って無いからね」 >キウユの言葉に苦笑したゼルは、キウユの頭に手を置いて > 「任せろ、俺もあいつを泣かせたくは無いからな」 >小声でキウユに返事をしている。 キウユくんにとって、アメリアは淡い初恋の相手だったのかもしれませんね。 ゼル……言いきりましたね♪偉い! > 「いくらナノマシンが爆発的な勢いで数を増やす、とはいえ > かすり傷程度で、体を支配するのに、時間が短すぎる。 > そう思って、少し調べてみた。 > 我々の中のナノマシンが、ノマの村の人たちの体内へと入り > 村人たちの体の中に、元々存在していたものが、目覚めてしまったようだ。 > いつ、どんな理由で、あなた方の中に眠っている者たちが目覚めるかは > 我々にも分からないが、この世界が、我々の世界のようにならないことを祈っている」 ……な、なんか爆弾発言ですね。今のリナたちの世界の人間の中に眠っているもの……。 リナ達の世界の滅んでしまった過去の文明でも、ナノマシンを使っていたのでしょうか。 もちろん、アースさんたちのものと比べれば初歩的なものだったのかもしれませんが。 そして、文明が滅んだ後も、その過去の遺産は細々と人間の中で眠りながら、 受け継がれてきたのでしょうか。 ……あ、だから、やたらと人間離れした方々がいるんですね。なるほど!(笑) >いきなり光の柱のような結界は現れるわ。 >光の柱を砕いて、黒い大蛇のようなものが現れ >巨大な炎の柱やら・・・・・。 >まさか本当のことを、説明する訳にもいかないだろうし・・・・・セイルーンの行政関係者も >大変だなあ。 ……確かに、辻褄を合わせるのが大変ですよね(汗) > 「ガリアンは、給料のほとんどを匿名で孤児院や修道院に寄付していたんだ。 > 孤児院と修道院への補助金を、できるだけ増やすことにしよう。 > ガリアンは、今まで働かせてくれたことを感謝し > もう役に立てなくなったことを、わびていたが・・・・・・・。 > 感謝して、わびねばならないのは、わしの方なのにな」 >ゼルも懐中時計へ手を伸ばし。 > 「その懐中時計は、レゾから貰った物らしい。 > もう片方は、ガリアンが職人に作らせた物だそうだ。 > レゾは、時々不思議と優しいときがあったようで > そんなときは、いつも自分の数々の行いを悔いていたそうだ。 > 魔族と合成したガリアンを、どうにか元に戻そうともしていたようだ」 >アメリアは、優しく微笑みながらゼルの顔を見て、話し出した。 > 「ゼルガディスさんとアメリアさんが、ずっとご一緒に > 同じ時を過ごして行けるように願いを込めて、おふたりに時計を送らせて頂きます。 > アメリアさんを残して旅に出たりしたら駄目ですよ。と、お伝えください。 > ですって、ゼルガディスさん」 ガリアンさんの遺品と手紙……。彼にとって、フィルさんとゼル、アメリアは 本当に、大切な人達だったのですね。 >アメリアの手がゼロスの目の前を横切ったとき >ゼロスがひょい、とアメリアから紙を奪っていた。 > 「ゼロスさん。返してくれないと生の讃歌フルコーラス歌いますよ!」 > 「ゼロス!あたしに渡さないとガウリイのお気に入り聞かせるわよ!!」 > 「どっちも嫌ですううううぅぅぅ。 > フィリオネル殿下、パスです」 >あたし達の誠意あふれる説得に、何故か泣き喚いたゼロスは >手にした紙をフィルさんへと渡した。 ゼロス……(笑)とりあえず、フィルさんに渡したのは正しい選択ですね。 > 「ゼルガディス殿が持っているのは、ガリアンが唯一持っていた思い出の品で > 大切な母親の形見の指輪、そしてアメリアが持っているのは、お揃いにと作らせた物らしい。 > ゼルガディスさんとアメリアさんに使って貰えたら嬉しいです。 > ゼルガディスさんからアメリアさんへ。そしてアメリアさんからゼルガディスさんへ。 > 指輪を指に、はめてあげてくださいね。 > ゼルガディスさんは、冷たく、ぶっきらぼうに見えるけど > 実は結構お茶目で、無茶をするから、しっかりと手綱を握っていて下さい。 > どうか、お幸せに。と書いてあるのう」 >ゼルの顔も赤く染まった。 ガリアンさん、本当に、最高の贈り物ですね。彼が残念に思うとしたら、 これを直接渡して2人の反応を見ることが出来なかったことでしょうか。 ゼル、アメリア、目一杯幸せになってください。 > 「アメリア。お前の人生だ。 > お前の生きたいように生きなさい。 > 誰に恥じることも無い。 > 後悔しないように生きてくれれば、それで良い。 > ゼルガディス殿。 > おてんば娘だが、この子は思い込んだら命懸けでな。 > 迷惑かもしれんが、傍に居させてやってはくれまいか。 > ふたりとも、この手の温もりを信じて、幸せにな」 >顔を見合わせたゼルとアメリアは、照れくさそうに、それでも >誇らしげに力強く、フィルさんに頷いた。 フィルさん……(うるうる)本当に良いお父様です、フィルさん……。 そしてこの後、2人の仲を認めさせるために周囲を〃説得〃して回るのですね(笑) > 「リナさん。ありがとうございます。 > リナさんとガウリイさんの結婚式には、ぜひ呼んでくださいね」 > 「ああ、そうだな。 > アメリアと俺が、いろいろな思い出話を暴露して > 一生忘れられないような式にしてやるからな」 > 「ちょ・・・・あたしとガウリイは・・・・そんな・・・ > ガウリイ。なにニヤニヤしてんのよ」 > 「ん〜。べつに〜」 >ガウリイの優しい笑顔を見て、あたしは自分の顔が真っ赤になって行くのを >止めることが出来なかった。 ああ、らぶらぶです(感涙)ガウリイもやっと報われましたね(笑) > 「ゼロス殿。こそこそと何処へ行くのかな」 > 「皆さんの正の感情・・・・僕にはキツイんですけど・・・・」 > 「まあ。そお言わずに、ゼロス殿も、ぜひリナさんたちの結婚式には出席して欲しいな。 > ゼフィーリアとセイルーンで協力して、盛大な式を計画しとるから」 い、いつの間にそんな計画を(笑)凄いです、フィルさん。 そしてノリが良すぎです、ゼフィーリアの女王様(笑) ……でも、こういう計画はうちのエヴァでもノリノリで進めますね。 そしてやっぱり最後まで不幸なゼロス(笑) > 『ゼロス。諦めてください・・・・・あのお方からの最優先命令なんですよ・・・・。 > うかつにも・・・“んな式に出るような義理は無い”・・・そお呟いた天竜王さんの・・・・・ > ような目には・・・・遭いたくないでしょう・・・」 >レイさんの言葉に含まれた、なにかに・・・・びしぃ、っと固まるゼロス。 最後の最後で不幸のトップに上り詰めたのは、もしかして天竜王様では……。 S様以上に、地雷踏んだのですね……(汗)天竜王様、成仏して下さいね。 >春から夏へ。 >秋から冬へと、季節はめぐり。 >時は過ぎてゆく。 >あたしたちに、時をもどす手段はないけれど >二度と無い、『今この時』を、大切に精一杯生きてみよう。 > >出会いと別れを繰り返し >悲しみを痛みを知って、人は優しく強くなっていく。 > >まだ見ぬ明日を。未来を目指して、また歩き出してみましょうか。 普段は忘れがちになる「当たり前」のこと。 時々振り返って、思い出しながら、忘れずに生きて行けたらいいですね。 >読んでくださいまして、ありがとうございます。 >眠りし者は、完結とあいなりました。 > >拙い駄文に、お付き合いくださいまして >本当にありがとうございました。 > >無事に(?)完結することが出来ましたのも、暖かい御言葉をくださいました皆様のお陰です。 >本当に、本当にありがとうございました。 お疲れさまでした! 永遠に続くものと、短くても必死で生きていくもの。 それぞれの登場人物にとっての「大切なもの」と、それを無理やりでも 得ようとするもの、失ったことを認めたくなかったもの、失わないために 守ろうとするもの、それぞれの気持ちが良く分かるお話で、そして考え させられました。 ……何分、私は、ばっさりと切ってしまうような面がありますから(汗) 理屈と感情とを、どう釣り合いを取らせたら良いのか、つくづくと。 本当に、毎回楽しみにしていました。 綺麗にまとまりそうな、アメリアとゼル。まだ少しもたつきそうな(笑) ガウリイとリナのお話を、読ませていただけたら良いなと思っています。 そして、不幸のオートリバースばく進中のゼロスも。 二人目のお子さんを迎えての生活に余裕が出来て、また何か書かれる日を お待ちしています。 >6/03〜04・・・・もしかしたら05まで、出張に行ってまいります。 >台風は、どうにか通過したようです。 >このごろ地震も多いですね。 >お体にお気を付けて、お元気で。 >では、失礼します。 出張、大変ですね。がんばって下さい。 また、先週の地震については、ほんとに地域差によって、被害が全然違います。 私の住んでいる地域は地盤がやたらと固いため、揺れこそ凄かったものの、 ほとんどと言って良いほど被害はありませんでした。 さすが。「宮城県沖地震でも物がちょっと倒れたくらい」という伝説を持つ地域(笑) では、お体にお気を付けてお過ごし下さいませ。 この辺で失礼いたします。 |
26128 | ありがとうございました(ガリアンさんのこと、ごめんなさい) | 猫楽者 E-mail | 2003/6/2 21:17:05 |
記事番号26126へのコメント >猫楽者さん、A様、N様、こんばんは。 こんばんは、エモーションさん。 お元気ですか、猫楽者です。 いつも読んでくださって、ありがとうございます。 毎回とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。 6月になりましたね。雨の日が続くようになりました。 お返事が大変遅くなってしまいまして、申し訳ありませんでした。 わかつきめぐみさんの「So What?」、大きな本屋さんにも無かったです(泣) 取り寄せになるらしいです・・・・しくしく・・・・・少し悲しいです。 A: こんばんは、エモーションさん。 いつもありがとうございます。Aです。 読んでくださいまして、ありがとうございます。 N: こんばんは、エモーションさん。 蒸し暑くなってまいりましたね。Nです。 とても丁寧に、本当にありがとうございます。 あの・・・(汗)・・・・感想を頂きました・・・・御時間・・・・ 午前2時近いのですが(滝汗) 次の日の授業(もしくは、御仕事)・・・・大丈夫でしたでしょうか。 すいません。日曜日の夜中に続きの投稿をさせて頂きました。 自分・・・・もう少し曜日と御時間を考えるべきでした・・・・申し訳ありませんでした。 睡眠不足になっていたりしないと、良いのですが どうか、お体をお大事に。 >無事完結、おめでとうございます。そして、お疲れさまでした。 ありがとうございます。 自分で思っていたよりも、6話ほど・・・長くなってしまいました(汗) どうにか、終わることが出来ました。 エモーションさんの優しい御言葉の感想に力づけられ いろいろなアイディアを頂きました。 本当にありがとうございました。 A: エモーションさん。 途中・・・・とんでもなく暗くて重い展開も・・・ありました。 N: 最後まで、お付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。 >リナ、アメリア、ガウリイ、ゼル、そしてS様、ゼラス様、ダルフィン様 >と言った、人間、魔族、神、この世界に存在するものすべての者が大切に >思う思い。 >そして、腹は立つけれど「認めようとしなかった」故に、ひたすら自らを >悲しい想いで封じ込めてしまったマステマさんが、哀れに思いました。 みなさん。大切に思うものが御ありになる。 当たり前のことでは、ありますが、そう思っております。 A: それぞれの方の置かれた立場、そして状況によって・・・・・。 N: 心の中に秘めている大切な思いと、感情の中で揺れ動きながら 少しずつでも、前に進んで行く。 A: そんなお姿を、少しでも感じて頂ければ、そう思っております。 >そしてエピローグのガリアンさんの想い……。凄く良かったです。 ありがとうございます。 ガリアンさんは、フィルさん、そして、ゼルガディスさんとアメリアさんのことを 本当に大切に思っておりました。 A: ガリアンさん・・・・亡くなってしまいましたね(溜息) N: どうして・・・・・この廃棄物(猫楽者)は・・・・そういう展開になるのかしら(溜息) あう・・・・・っ(汗) そうですよね・・・・・ごめんなさい(泣) >>爆音と共に、四方へ飛び出そうとした“破蛇”の目の前に >>巨大な炎の柱が生まれ、“破蛇”の動きを止めた。 >>そして一瞬動きを止めた“破蛇”の外側に、淡く輝く結界が再び張られた。 >>バチ・・・バチィ。 >>グォオオオオォォオオォォ・・・・・・ン。 >>“破蛇”は、結界に己が身を当て、なんとか結界を破ろうとしている。 >> 「キズカ。今の炎の柱、っていうか壁は・・・・」 >> 「クトゥヴァの炎の壁です」 >> 「まあ、元々一度結界を解くのは予定通りなんだけどよ。 >> あのまま“破蛇”に、好き勝手させるわけにも行かないからな」 > >間一髪でしたね。さすが炎の主神のクトゥヴァさん。凄いです。 はい、能力と性格とは・・・・なんの関係も無いんだなあ〜(笑) そう思いながら、書かせて頂きました。 A: クトゥヴァ。頑張ってますね〜。 N: キズカが一緒だと、やる気が全然・・・・・違いますわね〜(笑) >> 「では、リナさん。ガウリイさん、アメリアさん、ゼルガディスさん。 >> なにか大切に思うことをイメージしてください」 >> 『た・・・大切に思う、って・・・・・』 >>キズカの言葉に、ゼルとアメリアは顔を見合わせ。 >>あたしとガウリイも見つめ合い。 >>あたしたち4人は、赤い顔をして声はハモらせて呟いてしまった。 >> 「あの・・・・別に好きな方のことだけ・・・・ではなく。 >> ご家族のこと、故郷や花や草。 >> そんな大切に思っていることを、イメージしてくだされば・・・・良いんですよ」 >>キズカは、そんなあたしたちに優しい笑みを浮かべ話している。 > >まあっ。リナちゃんたち、みんな素直ね♪ それはとてもとても良い傾向です。 激しい戦いが続き、疲れているリナさんたちは、つい本音が出てしまいました(笑) A: みなさんのゴールインも近いのでしょうか(微笑み) N: リナさんたちでしたら、手を取りあって、力を合わせて 素敵な御家庭を作って行くのでしょうね(優しい笑み) >大切なもの……それは本当にささやかで、当たり前のように身近にあるものですよね。 >それを忘れずにいたいですよね。 はい、いつも傍に居てくれる。 そんな大切な方々の存在に、どれほど支えられているか。 そのことを、ずっと忘れずにいたいですね。 A: 大切な方が傍に居てくれる、それが当たり前と思えるのは とても幸せなことですね。 N: そんな大切な方々との、かけがえの無い日々を 無くすことが無いように、精一杯すごして行けると良いですね。 >> 「我々魔族にも、なにかを大切に思う。 >> そんな想いがあったんですね」 >> 「この世界を我々の手で滅ばす為に >> 今この世界を守るのに、我々魔族が共に戦う。 >> 不思議なものですわね」 >>レイさんの呟きに、どこか寂しげに海王は答えている。 >>その海王の言葉に、獣王は何も答えず、目を閉じ微かに頷いた。 > >この世界の滅びを目的にしているのに、でも、この世界に大切に思うものがある。 >S様たち、魔族にとっては、これはとても不思議で、複雑な気がするのかも >しれませんね。 魔族は滅びを望む者。 この世界を滅ぼして、自分自身も滅んで、混沌の海に還る。 魔族の方としては、ごく当たり前のことなのだとは思いますが・・・・・ その為だけに、存在するのでは、悲しいな。自分としては、そう思ったものですから。 A: この世界の『闇』としての魔族。 強大な『力』を持つ、魔族の存在は確かに脅威ですが。 N: その魔族の存在が、他の種族の方々が協力する為の 理由のひとつになっているのかも、しれませんね。 >>少しの時間をおいて、マグマの海と化したノマの村の地表から >>小さな光が空を目指して昇って行く。 >>その光に、沢山の小さな小さな光が集まり。 >>徐々に徐々に光は、その大きさを少しずつ増して行く。 >> 「光が集まって来るわ」 >> 「結界が破られたときに、“破蛇”の姿を見た、この世界の存在たちの >> なにかを大切に思う気持ちが、呼び起こされて集っている」 >>そっとキズカの肩を抱いたクトゥヴァは、キズカと囁き合っている。 > >とても、素敵で綺麗な光景ですね。世界の綺麗なものって、本当にこういう感じの >ものなんでしょうね。小さくて、頼りない、ささやかで、かき消えそうになる、 >でも、けして消すことは出来ない……そういうものなんでしょうね。 小さな光、『力』を合わせることが出来れば 出来ないことは、無いのかもしれませんね。 A: 普段は、気付かなくても、大切な。何よりも大切なものが。 N: 消せない思い、絆として、確かに存在していてくれるのでしょうね。 >ところで、キズカさんとクトゥヴァさん。さりげなくいい雰囲気ですねv クトゥヴァさんも、なかなか抜け目の無い方のようです(笑) A: Nさん。やはりキズカさんとクトゥヴァに一緒に行ってもらって良かったですね(笑) N: 買い物とかも頼みましたし、まだ当分の間は、ふたりで一緒にい居てもらいましょうね〜(笑) あの(汗)・・・・・買い物・・・って、ま・・・まさか(滝汗) A: 限定販売のギャグ集なんですよ♪ N: キズカたちの進展とギャグ集。どちらも楽しみ♪ですわね〜 >> 「ううううう・・・・・しっ・・・・死ぬかと・・・・思いました〜」 >>涙目で呟くゼロスの横で、声も出せずにボ〜ぜんとしている覇王。 >>何故か、ゼロスと覇王の体はロープでしっかりと結ばれていたりする。 >> 「ただ今、戻りました」 >>そう言いつつ、丁寧に一礼したマームは >>疲れ果ててボロボロのマーフィンを支えている。 > >生き餌の皆様……(汗)本当にお疲れさまです。 身も心もボロボロになるまで、働いてくださった方々。 ご苦労様でした(笑) A: ねえ・・・Nさん。私は、時々・・・この廃棄物(猫楽者)が、怖いと思うのですが(汗) N: そうね(汗)、一度・・・頭の中が、ど〜なっているのか。見てみたいですわね。 >> 「世界に思いがあるのなら、なんで僕の一族はあんな目に遭ったんだ。 >> どうして・・・どうして・・・救われなかったんだ。こんなもの、こうしてやる」 >>マステマは、黒いエネルギーの塊を生み出し、“破蛇”の上空の光へと向けて放った。 >>パシュッ。 >>マステマの放った黒いエネルギーの塊は、“破蛇”の上空の光に当って、あっさりと砕け散っていた。 >> 「認めない。僕は・・・・僕は・・・絶対に認めない」 >>マステマは、自らを黒い球体と化し、“破蛇”の1体へと接近した。 >>1体の“破蛇”は、上昇をやめ、黒い球体に誘われるように移動し始めた。 >>ピシャッ。 >>音と共に、天から一条の光が黒い球体を撃ちつけたのは、そのときだった。 >>黒い球体は、光に撃ち砕かれ消えていった。 > >マステマさんは、倒されたのでしょうか? 本当に腹の立つ方でしたが、 >今となっては本当に哀れに感じます。 >マステマさんに必要だったのは、力ではなく、「もういいんだよ、充分だよ。 >もう、あなたがそんなことをしなくていいんだよ。やめなさい」という >たったそれだけの言葉だったのかもしれないと、今思いました。 ありがとうございます。 マステマは、今のエモーションさんの優しい御言葉。 誰かに、そう言ってもらえることを、ずっと待っていたのだと思います。 A: 『力』を手にすることはできましたけれど・・・なにもかも失ってしまったマステマ。 N: 自分の中の様々な思いを、どうすれば良いのか・・・・わからずに・・・ 手にした『力』を振るうだけの毎日。 A: どんなに『力』を使い、好き勝手なことをしても、満たされることのない思い。 N: マステマが、少しでも救われてくれると・・・・・良いのですが・・・・。 >> 「天竜王。助かりましたよ」 >> 「北の魔王よ。お前たち魔族の手助けをしたわけではないぞ」 >>相変わらず愛想の欠片も無いが、どこか照れたような声で天竜王は返事をした。 > >素直じゃないですね、天竜王様も(苦笑) すいません(汗) 所々に、自分の神族に対する。信用していないという思いが、出てしまっていますね。 A: 天竜王さんも、もう少し柔軟な考え方が、出来ると良いのですが(苦笑) N: それでも、天竜王さんの考え方が、少しは改められたようでは、ありますわね(笑) >> 「覇王さんよ。悪いが、もうひと働きしてもらうぞ。 >> よそ見している“破蛇”を、穴へ誘導してくれや」 >> 「なっ・・・・ちょっと・・・・まて・・・」 >>クトゥヴァは叫ぶ覇王を、がしぃっ、と掴み。 >>そのまま無造作に投げ飛ばした。 >> 「な・・・・なんで僕まで〜」 >>覇王と、ロープで繋がったままのゼロスの姿が消えていった。 > >覇王さま、そしてゼロス……。どこまでも不幸な(ほろり) 最後に、もうひと働きして頂きました(笑) A: まあ・・・・ゼロスさんは、ロープでつながった覇王さんを(笑) N: 釣りの餌のように、“破蛇”の目の前ギリギリの所に置いておいたりしたんですから(笑) A: ゼロスさん。ロープを外しておけば・・・・良かったのに(笑) >>巨大な何かの腕が、“破蛇”をまとめて引っ掴み。 >>通路へと消えていった。 >>そして、通路は瞬時に閉じ消えた。 >> 「な・・・・に・・・・いまの・・・・」 >> 「“狭間”の住人のひとりさ。 >> 通路の近くに居るような、小物だけどな」 >>あたしの声に答えるクトゥヴァに、誰も返事が出来る者は居なかった。 > >……何と言いますか……知らずに、そしてこの先関わらなくてすむのなら、 >関わらない方が良い方々……のようですね……(滝汗) >こちらが散々苦労した“破蛇”を、あんなにあっさりと……しかも小物……。 え・・・・っと(汗) A: 猫楽者・・・・まさか・・・・“狭間”の住人・・・・出て来るような(汗) N: お話・・・・考えて・・・ないでしょうね〜(強張った笑) い・・・・いやですよ〜(汗) あははははは・・・・いくらなんでも・・・・・ねえ・・・・そんな・・・(滝汗) >> 「ああああああグラウ〜ゼロス〜」 >> 「グラウ。ゼロス。貴方達のことは忘れませんわ」 >> 「ダルフィン。縁起でもない・・・ゼロスはあれくらいでヘコたれるような >> やわな子ではないぞ」 >>取り乱して叫ぶレイさんと、遠い目をして手を合わせている海王。 >>その海王に突っ込み入れている獣王。 >>暫くの間、混乱した状態が続き・・・・結局・・・見るに見かねたヨグ・ソトースが >>覇王とゼロスを、この部屋へと戻してくれた。 > >……もう、何を言ったらよいのやら(汗)不幸のオートリバースですね。 >覇王様とゼロス……。 覇王さまとゼロスさんの不幸は、エンドレステープのように続いてしまうのかもしれません(←鬼) A: 覇王さんも・・・ゼロスさんも・・・大変ですね〜♪ N: A〜♪、そんなに楽しそうに言ったら・・・・気の毒ですわよ♪ >> 「は・・・“破蛇”は・・・・8体・・・全ての“破蛇”たちは・・・・ >> あの空間に入った途端・・・・なにかに飲まれて・・・消えました」 >>蒼い顔して振るえつつ報告するゼロス。 > >真っ白に燃え尽きた(?)覇王様に比べ、それでも報告をきちんと行うゼロス……。 >真面目ですね……。そして不幸です、やっぱり(汗) 覇王さま・・・・真っ白に燃え尽きながら 『だ・・・・だから・・・リナ・インバースには・・・・係わりあいたく・・・無かったのだ』 とか・・・呟いていそうですね(笑) A: ゼロスさん。あの空間から戻ったばかりだというのに・・・律儀な方ですね(汗) N: 御ふたりとも、無事に戻ってくることが出来て 本当に良かったですわ(珍しく本気で心配していました) >>神殿の入り口の脇に、ガリアンさんの着ていた鎧が >>そして少し離れた場所には、ガリアンさんの剣が落ちていた。 >>ゼルが鎧を動かすと、中に僅かに残っていた、白い灰のようなものが >>風に吹かれて消えていった。 >>俯き、両手で顔を覆っているアメリアの、震える肩を >>ゼルが、そっと、後から支えている。 > >ガリアンさん……遺体も残らなかったのですか……。ご冥福をお祈りします。 ごめんなさい。 ガリアンさんは、魔族と合成されていましたので・・・・遺体も残りませんでした。 これからガリアンさんは、ゼルガディスさんとアメリアさんたちのことを 見守り続けてくださるのでは、ないでしょうか(汗) A: 猫楽者・・・・君は・・・鬼か(怒) N: ガリアンさん・・・・どうか安らかにお眠りください(祈り) >>誰でも、今日と変わらない明日が来る。 >>そう、当たり前のように思っているのかもしれないけど >>人間は、いつ何処で、どうなってしまうのか・・・・わからない。 >>笑顔で見送った相手に、また会おうと別れた人に >>もう二度と会えなくなってしまうかもしれない。 > >そうですよね。本当はそんな保証はどこにもないんですよね。 >逆に言えば、だから、「次」や「また」があると当然のように思うのかもしれません。 >そんな風に、思いたくないから。そうなってほしくないから。 はい、本当に、そんなことにはなって欲しくないですね。 合えない間も、元気でいて欲しい。 そして、またいつか・・・・再会したい。 そう願っているのかも、しれませんね。 A: オートバイに乗っていると、一緒に走りに行って また、一緒に走ろう。そう言って、笑顔で別れた仲間が・・・・。 N: そのまま事故で逝ってしまうような・・・・こともあります。 A: 人との出会いは、かけがえの無いもの・・・・大切にしたいですね。 >> 「リナさん。もうお気づきかもしれんが >> 俺もナノマシンの一族のもの、穏健派のゼノさんの配下で >> 5000年前から、この世界に残り、我らの一族のものが >> この世界に迷惑を掛けないように、監視していたんだ。 >> 何も無ければ、血の中に眠っていて目覚めることも無かったんだが・・・・」 >>5000年。いくらそのほとんど時間を、眠っていたとはいっても >>けっして短い時間ではない。 >>アースさんは、どんな思いで5000年間を過ごして来たのだろうか。 >> 「俺は一度、ゼノさんの世界へ行く。 >> そこで、ギオたちを復活させたいからな」 > >5000年の間、血の中で眠っていたもの……。ごく自然な形で彼らが >眠っていた土地に関わるようにしていたのでしょうか。 >本当に気の遠くなるような、長い長い時間ですね。 穏健派のゼノさんたちは、強硬派が無茶なことをしないように アースさんたちに、監視してもらっておりました。 A: 監視者と強硬派の戦いは、情報戦で暗躍するスパイ同士の戦いのようなものでして。 N: マステマが乱入しなければ、ここまで大事にはならなかったのだと思います。 長い時間の中、アースさんは、なにを思い。過ごして来たのでしょうね。 >そして、ギオさんたち。今度こそ幸せになれるといいですね。 はい、本当に今度こそ、平和に幸せに暮らして頂きたいです。 A: 君が、ゼノさんたちの世界を巻き込まなければ、大丈夫でしょうね(冷笑) Aさん(汗)・・・・そんな・・・人を厄病神や・・・諸悪の根源みたいに・・・言わなくても(泣) N: 自覚が、ま〜〜〜ったく無い。と、いうのも・・・困ったものね(溜息) Nさんまで・・・・・ごめんなさい。全て私が悪いんです(滝涙) >> 「ゼルの兄ちゃん。アメリアおねえちゃんを泣かしたら >> 僕の虫たちが黙って無いからね」 >>キウユの言葉に苦笑したゼルは、キウユの頭に手を置いて >> 「任せろ、俺もあいつを泣かせたくは無いからな」 >>小声でキウユに返事をしている。 > >キウユくんにとって、アメリアは淡い初恋の相手だったのかもしれませんね。 >ゼル……言いきりましたね♪偉い! そうですね。淡い初恋。 キウユちゃんは、優しいアメリアさんのことが大好きだったのでしょうね。 A: キウユちゃん。また遊びにおいで。 アメリアさんも喜びますよ。 ゼルガディスさんも苦笑を浮かべつつ、歓迎してくれると思いますから(笑) N: ゼルガディスさん。言いきりましたわね〜♪ >> 「いくらナノマシンが爆発的な勢いで数を増やす、とはいえ >> かすり傷程度で、体を支配するのに、時間が短すぎる。 >> そう思って、少し調べてみた。 >> 我々の中のナノマシンが、ノマの村の人たちの体内へと入り >> 村人たちの体の中に、元々存在していたものが、目覚めてしまったようだ。 >> いつ、どんな理由で、あなた方の中に眠っている者たちが目覚めるかは >> 我々にも分からないが、この世界が、我々の世界のようにならないことを祈っている」 > >……な、なんか爆弾発言ですね。今のリナたちの世界の人間の中に眠っているもの……。 >リナ達の世界の滅んでしまった過去の文明でも、ナノマシンを使っていたのでしょうか。 >もちろん、アースさんたちのものと比べれば初歩的なものだったのかもしれませんが。 >そして、文明が滅んだ後も、その過去の遺産は細々と人間の中で眠りながら、 >受け継がれてきたのでしょうか。 >……あ、だから、やたらと人間離れした方々がいるんですね。なるほど!(笑) 流石です。 そのとおりなのです。 休眠状態の使われていない『力』。 A: 一種の潜在能力のようなものでして。 N: その『力』の一部分を、無意識に使っているような方は すこ〜し人間離れしていたりしますわ(笑) このイメージの元となったのは、「板橋 しゅうほう先生」の 『凱羅(がいら)』、という近未来が舞台の漫画です。 古代から封じ込められていた虫に、刺されてしまった方々の 体の中にあった因子と恐怖を、もとにして怪物に変身する。 古い漫画で自分も1巻〜3巻までしか持っていないので・・・どう完結なさったのか・・・・ わからなかったり・・・・します(汗) >>いきなり光の柱のような結界は現れるわ。 >>光の柱を砕いて、黒い大蛇のようなものが現れ >>巨大な炎の柱やら・・・・・。 >>まさか本当のことを、説明する訳にもいかないだろうし・・・・・セイルーンの行政関係者も >>大変だなあ。 > >……確かに、辻褄を合わせるのが大変ですよね(汗) 大変ですよね。 セイルーンに友好的な国は、良いのですが(汗) A: あまりセイルーンに対して、友好的でない国々の方は・・・・。 N: 下手したら・・・魔道技術を使用した『新兵器』、なのか。 そう思ってしまうような方も、居るかもしれませんし(汗) >> 「ガリアンは、給料のほとんどを匿名で孤児院や修道院に寄付していたんだ。 >> 孤児院と修道院への補助金を、できるだけ増やすことにしよう。 >> ガリアンは、今まで働かせてくれたことを感謝し >> もう役に立てなくなったことを、わびていたが・・・・・・・。 >> 感謝して、わびねばならないのは、わしの方なのにな」 >>ゼルも懐中時計へ手を伸ばし。 >> 「その懐中時計は、レゾから貰った物らしい。 >> もう片方は、ガリアンが職人に作らせた物だそうだ。 >> レゾは、時々不思議と優しいときがあったようで >> そんなときは、いつも自分の数々の行いを悔いていたそうだ。 >> 魔族と合成したガリアンを、どうにか元に戻そうともしていたようだ」 >>アメリアは、優しく微笑みながらゼルの顔を見て、話し出した。 >> 「ゼルガディスさんとアメリアさんが、ずっとご一緒に >> 同じ時を過ごして行けるように願いを込めて、おふたりに時計を送らせて頂きます。 >> アメリアさんを残して旅に出たりしたら駄目ですよ。と、お伝えください。 >> ですって、ゼルガディスさん」 > >ガリアンさんの遺品と手紙……。彼にとって、フィルさんとゼル、アメリアは >本当に、大切な人達だったのですね。 『家族』という存在を、忘れかけていたガリアンさんに 人との触れ合いの温かさを、他の方のことを思い、思われる。 そんな安らぎを思い出させてくれたのが。 A: フィルさんと、ゼルガディスさんにアメリアさんでした。 N: 本当の御家族と同じように、なによりも大切な方々でしたのでしょうね。 >>アメリアの手がゼロスの目の前を横切ったとき >>ゼロスがひょい、とアメリアから紙を奪っていた。 >> 「ゼロスさん。返してくれないと生の讃歌フルコーラス歌いますよ!」 >> 「ゼロス!あたしに渡さないとガウリイのお気に入り聞かせるわよ!!」 >> 「どっちも嫌ですううううぅぅぅ。 >> フィリオネル殿下、パスです」 >>あたし達の誠意あふれる説得に、何故か泣き喚いたゼロスは >>手にした紙をフィルさんへと渡した。 > >ゼロス……(笑)とりあえず、フィルさんに渡したのは正しい選択ですね。 ゼロスさん(笑)。なにが書いてあるのでしょう? そんな軽い気持ちで、紙に手を伸ばしたのでしょうけど(笑) ゼロス: ガウリイさんは笑いながら・・・殺気・・・・びしばし・・・飛ばしてきますし(汗) ゼルガディスさんは・・・・笑顔でしたけど・・・・目が・・全然・・・笑ってなかったですし(滝汗) 僕は・・・・まだ・・・・滅びたくはないですううううぅぅうううぅぅぅぅ(滝涙) A: まあ・・・・流石に、リナさんたちも(笑) N: フィルさんに、あんまり無茶なことは出来ないですものね(笑) >> 「ゼルガディス殿が持っているのは、ガリアンが唯一持っていた思い出の品で >> 大切な母親の形見の指輪、そしてアメリアが持っているのは、お揃いにと作らせた物らしい。 >> ゼルガディスさんとアメリアさんに使って貰えたら嬉しいです。 >> ゼルガディスさんからアメリアさんへ。そしてアメリアさんからゼルガディスさんへ。 >> 指輪を指に、はめてあげてくださいね。 >> ゼルガディスさんは、冷たく、ぶっきらぼうに見えるけど >> 実は結構お茶目で、無茶をするから、しっかりと手綱を握っていて下さい。 >> どうか、お幸せに。と書いてあるのう」 >>ゼルの顔も赤く染まった。 > >ガリアンさん、本当に、最高の贈り物ですね。彼が残念に思うとしたら、 >これを直接渡して2人の反応を見ることが出来なかったことでしょうか。 >ゼル、アメリア、目一杯幸せになってください。 そうです。出来れば御自分の手で、御ふたりに御渡ししたかった・・・のだと思います(汗) 本当に、ゼルガディスさんとアメリアさんには、お幸せになって頂きたいです。 A: 猫楽者〜。ガリアンさんに直接お会いして・・・・謝りましょうね(目の笑っていない笑顔) N: A〜。こんなの(猫楽者)送ったりしたら、ガリアンさんのご迷惑になりますわよ(氷のような笑) >> 「アメリア。お前の人生だ。 >> お前の生きたいように生きなさい。 >> 誰に恥じることも無い。 >> 後悔しないように生きてくれれば、それで良い。 >> ゼルガディス殿。 >> おてんば娘だが、この子は思い込んだら命懸けでな。 >> 迷惑かもしれんが、傍に居させてやってはくれまいか。 >> ふたりとも、この手の温もりを信じて、幸せにな」 >>顔を見合わせたゼルとアメリアは、照れくさそうに、それでも >>誇らしげに力強く、フィルさんに頷いた。 > >フィルさん……(うるうる)本当に良いお父様です、フィルさん……。 フィルさんは、御自分のご結婚の時に、様々な苦労をなさった。 アメリアさんが、まだ幼い子供の時に、最愛の奥さんと死別してしまった。 前に、そう聞いたことが、ありました。 A: アメリアさんには、立場に縛られて、自分を犠牲にするようなことは して欲しくない、そう願っているのでしょうね。 N: アメリアさん。ゼルガディスさん。 末永く。お幸せに(微笑み) >そしてこの後、2人の仲を認めさせるために周囲を〃説得〃して回るのですね(笑) はい、反対なさる有力貴族とか、重臣の方々・・・・大丈夫でしょうか(汗) A: 本気になったフィルさんの“説得”・・・・・(汗) 反対なさる方々に・・・・すこ〜し・・・同情しますね(遠い目) N: まだまだ・・・いろいろな問題が出てきてしまう、と思います。 アメリアさん。ゼルガディスさん。 御ふたりで力を合わせて、頑張ってください。 >> 「リナさん。ありがとうございます。 >> リナさんとガウリイさんの結婚式には、ぜひ呼んでくださいね」 >> 「ああ、そうだな。 >> アメリアと俺が、いろいろな思い出話を暴露して >> 一生忘れられないような式にしてやるからな」 >> 「ちょ・・・・あたしとガウリイは・・・・そんな・・・ >> ガウリイ。なにニヤニヤしてんのよ」 >> 「ん〜。べつに〜」 >>ガウリイの優しい笑顔を見て、あたしは自分の顔が真っ赤になって行くのを >>止めることが出来なかった。 > >ああ、らぶらぶです(感涙)ガウリイもやっと報われましたね(笑) ガウリイさんも、いろいろと御苦労なさっておりますから(笑) A: ガウリイさん♪、いよいよ春が来ましたか♪ N: このまま、リナさんとお幸せに♪ >> 「ゼロス殿。こそこそと何処へ行くのかな」 >> 「皆さんの正の感情・・・・僕にはキツイんですけど・・・・」 >> 「まあ。そお言わずに、ゼロス殿も、ぜひリナさんたちの結婚式には出席して欲しいな。 >> ゼフィーリアとセイルーンで協力して、盛大な式を計画しとるから」 > >い、いつの間にそんな計画を(笑)凄いです、フィルさん。 >そしてノリが良すぎです、ゼフィーリアの女王様(笑) >……でも、こういう計画はうちのエヴァでもノリノリで進めますね。 >そしてやっぱり最後まで不幸なゼロス(笑) 実は・・・・あるお方が・・・・影でコソコソ(本人はコソコソのつもりでも・・・思いっきり堂々と) 画策した・・・・ものでして(滝汗) A: エル・・・いっ・・いや(汗) あのお方のことだ、『面白そう♪』、とか思ったのだろうなあ(溜息) N: でも♪リナさんとアメリアさんの、ウェディング・ドレス姿♪ ガウリイさんとゼルガディスさんの、タキシード姿♪ とても楽しみ♪ですわね♪ >> 『ゼロス。諦めてください・・・・・あのお方からの最優先命令なんですよ・・・・。 >> うかつにも・・・“んな式に出るような義理は無い”・・・そお呟いた天竜王さんの・・・・・ >> ような目には・・・・遭いたくないでしょう・・・」 >>レイさんの言葉に含まれた、なにかに・・・・びしぃ、っと固まるゼロス。 > >最後の最後で不幸のトップに上り詰めたのは、もしかして天竜王様では……。 >S様以上に、地雷踏んだのですね……(汗)天竜王様、成仏して下さいね。 天竜王さんも・・・・言ってはいけない・・・ことを・・・言ってしまいましたね(汗) A: 口は災いのもと・・・・・もう少し考えて話せば良いのに(汗) N: 流石にこれで・・・・少しは考えるんじゃ・・・・ないの(滝汗) A: さて、我々『邪神』の一族と。 N: 私たち『古き神々』も、結婚式へご出席する準備をしないと、ですわね♪ ドレス新調しようかしら♪ A: Nさん(汗)・・・・お手柔らかに・・・・。 それはそうと、めでたい席ですから、盛り上げる為に ミルガズィアさまに、ギャグライブ♪を、お願いしたかったのですが・・・・・。 N: ミルガズィアさまたちも、ご出席なさり ギヤグライブ♪は、既に実施する予定になっている♪んですって〜。 きゃあああああぁぁああ〜、どうしましょう♪もう最高ですわ♪ え゛・・・・っ(滝汗)・・・・そ・・それは・・・ちょっと(冷汗) A: Nさん、そうすると・・・・我々は・・・・。 N: 当然♪リナさんたちが新婚旅行で、泊まる予定のお部屋とか。 A: 新婚生活を過ごされる、お部屋で、あのBGMが・・・。 N: ず〜〜っと流れるようにして♪ムードを盛り上げてあげましょうね♪ Aさん・・・・Nさん(汗)・・・・竜族のギャグをBGM代わりに・・・流す・(滝汗) ・・・・それは・・・・絶対に止めた方が(滝冷汗) >>春から夏へ。 >>秋から冬へと、季節はめぐり。 >>時は過ぎてゆく。 >>あたしたちに、時をもどす手段はないけれど >>二度と無い、『今この時』を、大切に精一杯生きてみよう。 >> >>出会いと別れを繰り返し >>悲しみを痛みを知って、人は優しく強くなっていく。 >> >>まだ見ぬ明日を。未来を目指して、また歩き出してみましょうか。 > >普段は忘れがちになる「当たり前」のこと。 >時々振り返って、思い出しながら、忘れずに生きて行けたらいいですね。 はい、誰に支えられているのか。 そして、本当に大切な、かけがえの無い存在のことを 忘れないようにして、生きてゆけると良いですね。 >>読んでくださいまして、ありがとうございます。 >>眠りし者は、完結とあいなりました。 >> >>拙い駄文に、お付き合いくださいまして >>本当にありがとうございました。 >> >>無事に(?)完結することが出来ましたのも、暖かい御言葉をくださいました皆様のお陰です。 >>本当に、本当にありがとうございました。 > >お疲れさまでした! ありがとうございます。 暗く重い・・・・そんな・・・展開になってしまいましたが お付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。 >永遠に続くものと、短くても必死で生きていくもの。 >それぞれの登場人物にとっての「大切なもの」と、それを無理やりでも >得ようとするもの、失ったことを認めたくなかったもの、失わないために >守ろうとするもの、それぞれの気持ちが良く分かるお話で、そして考え >させられました。 ありがとうございます。 無くしてしまって、どんなにか大切だったか。 そのことが初めて・・・・わかる・・・・・そんな悲しいこともありますね。 なにを大切に思うか。それは御ひとりずつ、違うのかもしれませんが 大切なものを無くしてしまうようなことは、できることなら起きて欲しくはない。 そう思っております。 >……何分、私は、ばっさりと切ってしまうような面がありますから(汗) >理屈と感情とを、どう釣り合いを取らせたら良いのか、つくづくと。 >本当に、毎回楽しみにしていました。 エモーションさんは、とても優しい方なのだと思います。 優しいからこそ、甘やかすだけでは無く。 相手のことを思い。時には、突き放すことが出来るのだと、そう思います。 >綺麗にまとまりそうな、アメリアとゼル。まだ少しもたつきそうな(笑) >ガウリイとリナのお話を、読ませていただけたら良いなと思っています。 >そして、不幸のオートリバースばく進中のゼロスも。 >二人目のお子さんを迎えての生活に余裕が出来て、また何か書かれる日を >お待ちしています。 ありがとうございます。 アメリアさんとゼルガディスさん。そしてリナさんとガウリイさんの 今後のお話。書かせて頂けたら良いなあ。そう思っております。 エモーションさんの新作♪ 「So What?」の続編でしょうか♪。フィリシアさんの新たな冒険のお話でしょうか♪ 読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております♪ >>6/03〜04・・・・もしかしたら05まで、出張に行ってまいります。 >>台風は、どうにか通過したようです。 >>このごろ地震も多いですね。 >>お体にお気を付けて、お元気で。 >>では、失礼します。 > >出張、大変ですね。がんばって下さい。 お優しいお言葉を、ありがとうございます。 行って来ます・・・・・というよりも・・・・気分的には・・・・逝って来ます(汗) こっそりと・・・・そんな風に思っている・・・・なんてことは・・・内緒です(笑) >また、先週の地震については、ほんとに地域差によって、被害が全然違います。 >私の住んでいる地域は地盤がやたらと固いため、揺れこそ凄かったものの、 >ほとんどと言って良いほど被害はありませんでした。 >さすが。「宮城県沖地震でも物がちょっと倒れたくらい」という伝説を持つ地域(笑) 被害は、ほとんど無かったのですね。 良かったです。道路が陥没したり、火災が起きてしまったりした場所も あったようですので、ご無事で本当に良かったです。 >では、お体にお気を付けてお過ごし下さいませ。 >この辺で失礼いたします。 読んでくださいまして、ありがとうございます。 とても丁寧な感想を、本当にありがとうございました。 6月になって、もうすぐ梅雨の季節となりますね。 風邪など、お体にお気を付けて、お元気で。 では、本当にありがとうございました。 失礼します。 |
26131 | 完結おめでとうございます。 | キツネノテブクロ | 2003/6/3 16:36:07 |
記事番号26123へのコメント こんにちは、キツネノテブクロです。 セト:こんにちは、そしてはじめまして。 ステフこと神にして悪魔、砂漠の神セトです。 どんがらしょ!(何かを蹴散らす音) セト:どこへ行く気だ貴様・・・・ ひいいいいいいいいいいい(ムンクの叫び) なななななななななんでセトがここに居るんじゃああああ(滝汗&涙) てなことより頭鷲掴みするのはやめてくりゃああ!!爪立てるなあああ(滝涙) セト:いきなり逃げ出すからだ。 さて、この怪奇植物はとりあえず無視して、レスいきます。 怪奇植物って・・・・人扱いしろよ(滂沱の涙) >グォオオオオォォオオォォ・・・・・・ン。 >“破蛇”の叫び声と共に >パギ・・・・・ン! >村を包んでいた結界が破られ、8体の“破蛇”が外の世界へと解き放たれようとした。 蛇なのに、怪獣みたいな鳴き声とはこれ如何に?たこに?(所々血が噴出してる) セト:たこ??(汗) 何故たこなんだ??? いや、別に突っ込まなくて良いから(^^; >ドオ・・・・ン。 >爆音と共に、四方へ飛び出そうとした“破蛇”の目の前に >巨大な炎の柱が生まれ、“破蛇”の動きを止めた。 >そして一瞬動きを止めた“破蛇”の外側に、淡く輝く結界が再び張られた。 >バチ・・・バチィ。 >グォオオオオォォオオォォ・・・・・・ン。 >“破蛇”は、結界に己が身を当て、なんとか結界を破ろうとしている。 > 「キズカ。今の炎の柱、っていうか壁は・・・・」 > 「クトゥヴァの炎の壁です」 > 「まあ、元々一度結界を解くのは予定通りなんだけどよ。 > あのまま“破蛇”に、好き勝手させるわけにも行かないからな」 >あたしとキズカの声に、クトゥヴァは苦笑しつつ答えた。 おおお!クトゥヴァさんやりますねえ。 セト:好き勝手させてても良いんじゃねえか? 君の基準で言うんじゃない;; >これで迎撃作戦は、あと一手。最後の仕上げを残すのみ、なのだが・・・・。 > 「では、リナさん。ガウリイさん、アメリアさん、ゼルガディスさん。 > なにか大切に思うことをイメージしてください」 > 『た・・・大切に思う、って・・・・・』 >キズカの言葉に、ゼルとアメリアは顔を見合わせ。 >あたしとガウリイも見つめ合い。 >あたしたち4人は、赤い顔をして声はハモらせて呟いてしまった。 ちゃんと自覚してたんすねえ、皆さん(笑) セト:・・・・・ おや? セト:誰かを大事に思う気持ちも、真実なのか? それも一つの真実だと思うよ。 > 「手を胸の前で組んでください」 >そう言いながら、胸の前で手を組むキズカ。 >胸の前で組んだ手が、なんだか、温かい。 > 「ゆっくりと、手を広げてください」 >そっと広げた両手の間に、淡く輝く、小さな光が生まれていた。 >今にも消えそうな頼りなく、どこか懐かしい光。 >光はゆっくりと上昇して行き。 >あたしの光は、ガウリイとゼルにアメリアの光と混ざり合い、ひとつになった。 >その光に、新たな3つの光が合流した。 想いが、光と言う形になったんですね。 セト:俺は何かを大事に思うと言うことはあっただろうか・・・・・ うーん(−ー; (人の良いセトなんて不気味以外何者でもないよな・・・・やっぱ;;) > 「ゼロス。ご苦労様でした。 > もう戻って来てください」 >レイさんの声と同時に、ゼロスたちが部屋へと現れ、へたり込んでいる。 > 「ううううう・・・・・しっ・・・・死ぬかと・・・・思いました〜」 >涙目で呟くゼロスの横で、声も出せずにボ〜ぜんとしている覇王。 >何故か、ゼロスと覇王の体はロープでしっかりと結ばれていたりする。 誰が結んだんでしょう?なんとなくマームさんあたりな気もしましたが・・・・ しかし、相変わらず不幸街道まっしぐらなゼロスですね(笑) >“破蛇”の上空の空間が歪みねじれて、大きな穴が現れた。 >穴の中は、真っ黒い色をした闇が渦巻いているようだ。 >ヨグ・ソトースが、通路を創りあげてくれた。 >通路に向かって上昇を続ける“破蛇”。 > 「認めない。僕は世界の思い、そんなものを認めるわけにはいかない」 >結界の外にマステマが現れ、叫びながら右手を振るい。 >バギンッ。 >結界が、あっさりと砕け散ってしまった。 > 「世界に思いがあるのなら、なんで僕の一族はあんな目に遭ったんだ。 > どうして・・・どうして・・・救われなかったんだ。こんなもの、こうしてやる」 >マステマは、黒いエネルギーの塊を生み出し、“破蛇”の上空の光へと向けて放った。 >パシュッ。 >マステマの放った黒いエネルギーの塊は、“破蛇”の上空の光に当って、あっさりと砕け散っていた。 > 「認めない。僕は・・・・僕は・・・絶対に認めない」 マステマの悲しみが、暴走してるようにも見えますね。 セト:誰かが手を差し伸べるまで、何もしなかったような奴が、ガキみてーな駄々こねてんじゃねーよ。 そんなに助けてもらいたかったんなら、声を大にして叫べばよかったんだ!「助けてくれ!」ってよ! もしもしセトさーん?(汗) セト:てめーが本気で助けを呼んだなら、お前の願いが純粋で曇りなき真実だったなら・・・・俺がお前たちを助けてやったさ・・・・・ ・・・・・(何かあったんだろーか?;;) >マステマは、自らを黒い球体と化し、“破蛇”の1体へと接近した。 >1体の“破蛇”は、上昇をやめ、黒い球体に誘われるように移動し始めた。 >ピシャッ。 >音と共に、天から一条の光が黒い球体を撃ちつけたのは、そのときだった。 >黒い球体は、光に撃ち砕かれ消えていった。 > 「天竜王。助かりましたよ」 > 「北の魔王よ。お前たち魔族の手助けをしたわけではないぞ」 >相変わらず愛想の欠片も無いが、どこか照れたような声で天竜王は返事をした。 天竜王さんでも照れるんですねえ(笑) > 「覇王さんよ。悪いが、もうひと働きしてもらうぞ。 > よそ見している“破蛇”を、穴へ誘導してくれや」 > 「なっ・・・・ちょっと・・・・まて・・・」 >クトゥヴァは叫ぶ覇王を、がしぃっ、と掴み。 >そのまま無造作に投げ飛ばした。 > 「な・・・・なんで僕まで〜」 >覇王と、ロープで繋がったままのゼロスの姿が消えていった。 不幸街道まっしぐらなお二人さん、あなた方のことは忘れない。 多分、三日ぐらいは(鬼) セト:せめて一週間にしてやれよ。 > 「なあ・・・・ゼロスたち・・・・そのなんとか、ってとこに > 呑み込まれたまま・・・・なんだけど・・・・ほっといていいのかなあ・・・・」 >『あ・・・・っ』 >ガウリイの呟きに、思わず声をあげるみんな。 榊に玉串に蝋燭に扇子、あとは祭壇の用意っと・・・ セト:何故仏式でなく神式なんだ?(汗) 気にしてはいけませんよっと、あとはお墓を用意しなくては(酷) >暫くの間、混乱した状態が続き・・・・結局・・・見るに見かねたヨグ・ソトースが >覇王とゼロスを、この部屋へと戻してくれた。 >部屋へと戻った覇王は・・・・・もはや・・・・完全に力尽きたように >座り込んでいる。 > 「は・・・“破蛇”は・・・・8体・・・全ての“破蛇”たちは・・・・ > あの空間に入った途端・・・・なにかに飲まれて・・・消えました」 >蒼い顔して振るえつつ報告するゼロス。 戻ってきたんですねえ・・・・せっかく地味な葬式を挙げてあげようかと・・・ セト:まずは生きてることを喜んでやれよ;;;(何気にこいつの方がかなり壊れてるからな;;;) >神殿の入り口の脇に、ガリアンさんの着ていた鎧が >そして少し離れた場所には、ガリアンさんの剣が落ちていた。 >ゼルが鎧を動かすと、中に僅かに残っていた、白い灰のようなものが >風に吹かれて消えていった。 ガリアンさん、ご冥福をお祈りします。 セト:(何故ゼロス達と扱いがこんなに違うんだろうーか・・・・) >誰でも、今日と変わらない明日が来る。 >そう、当たり前のように思っているのかもしれないけど >人間は、いつ何処で、どうなってしまうのか・・・・わからない。 >笑顔で見送った相手に、また会おうと別れた人に >もう二度と会えなくなってしまうかもしれない。 何気ない日常は退屈で、それが幸福なのだと気付くのは、失ってからなのかもしれませんね・・・・ セト:今日と同じ明日があるなどと思わぬことだ。 大体俺なんて何べん死んでるんだろーな・・・・・・・ >5000年。いくらそのほとんど時間を、眠っていたとはいっても >けっして短い時間ではない。 >アースさんは、どんな思いで5000年間を過ごして来たのだろうか。 命短い我々には想像がつかないでしょうね。 セト:ま、怪奇植物の脳みそじゃ無理だろーな。 ・・・・(怒)(こいつの嫁さん呼び出しちゃろーかな) >ポカッ。 >ゼルの足を蹴飛ばした。 > 「ゼルの兄ちゃん。アメリアおねえちゃんを泣かしたら > 僕の虫たちが黙って無いからね」 >キウユの言葉に苦笑したゼルは、キウユの頭に手を置いて > 「任せろ、俺もあいつを泣かせたくは無いからな」 >小声でキウユに返事をしている。 どうしてそれを本人に言わないかなあ(笑) > 「では、もう行きます。 > それと、伝えておいた方が良いのか、どうか・・・・・迷ったのだが・・・・ > あなた方の体の中にも、我々と同じような存在が眠っている」 >はい?! > 「アースさん・・・・どういうことですか?」 > 「いくらナノマシンが爆発的な勢いで数を増やす、とはいえ > かすり傷程度で、体を支配するのに、時間が短すぎる。 > そう思って、少し調べてみた。 > 我々の中のナノマシンが、ノマの村の人たちの体内へと入り > 村人たちの体の中に、元々存在していたものが、目覚めてしまったようだ。 > いつ、どんな理由で、あなた方の中に眠っている者たちが目覚めるかは > 我々にも分からないが、この世界が、我々の世界のようにならないことを祈っている」 >そう良い残して、アースさんとキウユは、自分たちの世界へと帰って行った。 最期にさらっと、爆弾かまして行きましたね、アースさん(^^; セト:ま、スレイヤーズの世界だしな。 うーん、それで納得できてしまうのも・・・・・ >セイルーン領内のノマの村に現れた、あれはなんだ? >という問い合わせが、セイルーンに殺到して来たらしい。 >いきなり光の柱のような結界は現れるわ。 >光の柱を砕いて、黒い大蛇のようなものが現れ >巨大な炎の柱やら・・・・・。 >まさか本当のことを、説明する訳にもいかないだろうし・・・・・セイルーンの行政関係者も >大変だなあ。 確かに説明が大変ですよね。 一番苦労するのは行政府の広報課の人かな(笑) >手紙を読み終え、懐中時計を手に取るフィルさん。 > 「ガリアンは、給料のほとんどを匿名で孤児院や修道院に寄付していたんだ。 > 孤児院と修道院への補助金を、できるだけ増やすことにしよう。 > ガリアンは、今まで働かせてくれたことを感謝し > もう役に立てなくなったことを、わびていたが・・・・・・・。 > 感謝して、わびねばならないのは、わしの方なのにな」 フィルさんらしい言葉です。 そう言うフィルさんだからこそ、ガリアンさんは頑張ってきたんだと思いますよ。 > 「その懐中時計は、レゾから貰った物らしい。 > もう片方は、ガリアンが職人に作らせた物だそうだ。 > レゾは、時々不思議と優しいときがあったようで > そんなときは、いつも自分の数々の行いを悔いていたそうだ。 > 魔族と合成したガリアンを、どうにか元に戻そうともしていたようだ」 >アメリアは、優しく微笑みながらゼルの顔を見て、話し出した。 > 「ゼルガディスさんとアメリアさんが、ずっとご一緒に > 同じ時を過ごして行けるように願いを込めて、おふたりに時計を送らせて頂きます。 > アメリアさんを残して旅に出たりしたら駄目ですよ。と、お伝えください。 > ですって、ゼルガディスさん」 > 「ガリアンのやつ」 >アメリアと一緒に照れているゼル。 ガリアンさん、粋なことしますね。 同じ時を刻んでいけるようにと言う、願いがこめられているのでしょう。 >裏側を軽く叩いてみると、叩いた時の感触と音が違う部分があった。 >そこを少しいじってみると、パカッと小さな蓋が開いた。 >中に小さな袋が入っているけど、あたしが取り出すよりも >アメリアさんへと宛名が書かれているので、本人が取り出すほうが良いだろう。 > 「アメリア、宛名があんたになってるわよ」 > 「わたしですか」 >あたしから懐中時計を受け取り、宛名の入った小さな袋を取り出すアメリア。 >袋の中には、銀色の指輪と折りたたまれた1枚の小さな紙。 懐中時計、私も持ってるんですが・・・・指輪が入るほどスペースないです、普通は(汗) 薄い紙はなら、文字盤があるほうでも入りますし、裏蓋の方も入りますが・・・・指輪は、よほど細いシンプルなデザインじゃないと無理ですよ(汗) セト:思いっきり現実的な突込みを入れるな;; 大き目の時計なんでしょう。 きっとそうだ!!(滝汗) >紙を広げて読んでいたアメリアの顔が、真っ赤になっている。 > 「アメリア、なに赤くなってんの」 > 「なななな、なんでもありません」 > 「その紙になにが書いてあったのかなあ・・・・・見せて」 > 「駄目です」 >あたしが紙を見せてもらおうと伸ばした手から、紙を守ろうとするアメリア。 何が書いてあったのか気になりますねえ。 アメリアの顔が真っ赤になるようなことって、どんなことでしょう? > 「ゼルガディス殿が持っているのは、ガリアンが唯一持っていた思い出の品で > 大切な母親の形見の指輪、そしてアメリアが持っているのは、お揃いにと作らせた物らしい。 > ゼルガディスさんとアメリアさんに使って貰えたら嬉しいです。 > ゼルガディスさんからアメリアさんへ。そしてアメリアさんからゼルガディスさんへ。 > 指輪を指に、はめてあげてくださいね。 > ゼルガディスさんは、冷たく、ぶっきらぼうに見えるけど > 実は結構お茶目で、無茶をするから、しっかりと手綱を握っていて下さい。 > どうか、お幸せに。と書いてあるのう」 ガリアンさん、二人のこと良くわかってますね。 出来ることなら、自分の手で渡したかったのでしょうね。 >こそこそと部屋から出て行こうとしていたゼロスは、がしぃっ、とフィルさんに捕まっていた。 > 「ゼロス殿。こそこそと何処へ行くのかな」 > 「皆さんの正の感情・・・・僕にはキツイんですけど・・・・」 > 「まあ。そお言わずに、ゼロス殿も、ぜひリナさんたちの結婚式には出席して欲しいな。 > ゼフィーリアとセイルーンで協力して、盛大な式を計画しとるから」 > 「いや・・・・・あの・・・・僕は上司の許可を頂きませんと・・・・・」 > 『ゼロス・・・・ゼラスにダルフィンやグラウと私も・・・・出席するように・・・との・・・ > ご指示を頂きました・・・マーフィンとマーム。それから・・・ゼロス、貴方もです・・・・』 >レイさんの、疲れて諦めの混じった声が聞こえて来た。 > 「ま・・・魔王さま〜。そんなごムタイな・・・・・」 > 『ゼロス。諦めてください・・・・・あのお方からの最優先命令なんですよ・・・・。 > うかつにも・・・“んな式に出るような義理は無い”・・・そお呟いた天竜王さんの・・・・・ > ような目には・・・・遭いたくないでしょう・・・」 >レイさんの言葉に含まれた、なにかに・・・・びしぃ、っと固まるゼロス。 こそこそ逃げ出すゼロス、気持ちは解るが下手に動かん方が良かったんじゃないか? セト:あの四人組みの結婚式か・・・・エジプト産の何かを祝いに送っとくかな。 あの―何を送る気ですか?(汗) >春から夏へ。 >秋から冬へと、季節はめぐり。 >時は過ぎてゆく。 >あたしたちに、時をもどす手段はないけれど >二度と無い、『今この時』を、大切に精一杯生きてみよう。 > >出会いと別れを繰り返し >悲しみを痛みを知って、人は優しく強くなっていく。 > >まだ見ぬ明日を。未来を目指して、また歩き出してみましょうか。 > >『眠りし者』 完。 完結しましたね、お疲れ様でした。 「眠りし者」の影の主役はマステマのような気がします。 心の奥底では救いを求めてたのに、消せない過去の悲しみがそれさえ拒んでしまっていて、自分の中で消化し切れない感情が、暴走と言う名の狂気になったんじゃないかと思います。 過去は変えられないからこそ、重くのしかかってしまったんでしょうね。 リナ達の方も、何気に納まってますね。 きっと賑やかな式になるんでしょうね、とりあえずセトが何かを送りつけるつもりなので、危険物でしたらコンクリ詰めにして、カタートに送りつけちゃってください(まて) セト:危険物など無粋な真似はせん(怒) はあ、さいで(汗) ではこのへんで、失礼します。 |
26154 | ありがとうございました(懐中時計・・・すみませんでした(汗)) | 猫楽者 E-mail | 2003/6/7 02:25:58 |
記事番号26131へのコメント >こんにちは、キツネノテブクロです。 こんばんは、キツネノテブクロさん。 お元気ですか、猫楽者です。 いつも読んでくださって、ありがとうございます。 とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。 すいません。お返事が遅くなってしまいました。 A: こんばんは、キツネノテブクロさん。 6月になりましたね。今年も半分過ぎて行きましたね。 お元気ですか、Aです。 読んでくださって、ありがとうございます。 N: こんばんは、キツネノテブクロさん。 もうすぐ梅雨になりますね。 台風が来ましたが、大丈夫でしたでしょうか。Nです。 いつも、とても丁寧に、本当にありがとうございます。 >セト:こんにちは、そしてはじめまして。 >ステフこと神にして悪魔、砂漠の神セトです。 ははははははははじめまして、ステフさま(汗) おおおおお元気ですか・・・・・ねっねねねね猫楽者と申しますです(滝汗) おっおお・・お越し頂きまして・・・・あああああありがとうございます(滝冷汗) A: こんばんは、はじめまして、ステフさん。 赤の世界で、あまり無茶なことをしないでくださいね(汗) お元気ですか、Aです。 N: はじめまして、こんばんは、ステフさん。 奥さんとは喧嘩なさるよりも、仲良くした方が楽しいですわよ。 み●さんに相談しても・・・・あまり解決にはならないようですし(笑) とても丁寧に、ありがとうございます。 A: 猫楽者。な〜に怯えてるのかなあ(笑) N: キツネノテブクロさんが御一緒なのですから そんなに怯えなくても(笑) >どんがらしょ!(何かを蹴散らす音) > >セト:どこへ行く気だ貴様・・・・ > >ひいいいいいいいいいいい(ムンクの叫び) >なななななななななんでセトがここに居るんじゃああああ(滝汗&涙) >てなことより頭鷲掴みするのはやめてくりゃああ!!爪立てるなあああ(滝涙) > >セト:いきなり逃げ出すからだ。 >さて、この怪奇植物はとりあえず無視して、レスいきます。 > >怪奇植物って・・・・人扱いしろよ(滂沱の涙) あの〜(汗)・・・・頭・・・鷲掴み(滝汗) しかも・・・・爪立ててる・・・・って(汗だく) キ・・・・キツネノテブクロさん・・・・・ご無事ですか? A: ステフさん。ご家庭の様々な問題で大変なのでしょうけど・・・・。 N: キツネノテブクロさんに、手荒なマネはなさらないでくださいね。 >>グォオオオオォォオオォォ・・・・・・ン。 >>“破蛇”の叫び声と共に >>パギ・・・・・ン! >>村を包んでいた結界が破られ、8体の“破蛇”が外の世界へと解き放たれようとした。 > >蛇なのに、怪獣みたいな鳴き声とはこれ如何に?たこに?(所々血が噴出してる) > >セト:たこ??(汗) >何故たこなんだ??? > >いや、別に突っ込まなくて良いから(^^; 外見は蛇みたいなのですが・・・・・大きさと及ぼす被害は、怪獣さんみたいなものでして(汗) A: まあ、元となったイメージは。『スプリガン』という漫画の第一章に出て来た(笑) N: “炎蛇”という。富士山麓にあった。 超古代文明の遺跡で制御する、地球内部で生まれた超生命体ですから(笑) キツネノテブクロさん・・・・頭から・・・血が噴き出してる・・・って(汗) ステフさん・・・・傷の手当てをしてあげてください(泣) >>ドオ・・・・ン。 >>爆音と共に、四方へ飛び出そうとした“破蛇”の目の前に >>巨大な炎の柱が生まれ、“破蛇”の動きを止めた。 >>そして一瞬動きを止めた“破蛇”の外側に、淡く輝く結界が再び張られた。 >>バチ・・・バチィ。 >>グォオオオオォォオオォォ・・・・・・ン。 >>“破蛇”は、結界に己が身を当て、なんとか結界を破ろうとしている。 >> 「キズカ。今の炎の柱、っていうか壁は・・・・」 >> 「クトゥヴァの炎の壁です」 >> 「まあ、元々一度結界を解くのは予定通りなんだけどよ。 >> あのまま“破蛇”に、好き勝手させるわけにも行かないからな」 >>あたしとキズカの声に、クトゥヴァは苦笑しつつ答えた。 > >おおお!クトゥヴァさんやりますねえ。 > >セト:好き勝手させてても良いんじゃねえか? > >君の基準で言うんじゃない;; ステフさま、ステフさま(汗) 好き勝手に動かれでもしたら・・・・・辺りはマグマの中に沈んでしまうのですが・・・(滝汗) A: クトゥヴァはキズカさんの前で、そんなことをさせる訳には行かないのでしょうね(笑) N: エルさまも、ご様子を見守っていてくださるようですし(汗) うかつなことは・・・・出来ないのですわ(滝汗) >>これで迎撃作戦は、あと一手。最後の仕上げを残すのみ、なのだが・・・・。 >> 「では、リナさん。ガウリイさん、アメリアさん、ゼルガディスさん。 >> なにか大切に思うことをイメージしてください」 >> 『た・・・大切に思う、って・・・・・』 >>キズカの言葉に、ゼルとアメリアは顔を見合わせ。 >>あたしとガウリイも見つめ合い。 >>あたしたち4人は、赤い顔をして声はハモらせて呟いてしまった。 > >ちゃんと自覚してたんすねえ、皆さん(笑) はい、意識して自覚している。 その方が面白そうでしたので(笑) A: あのままでは、ガウリイさんが御気の毒ですから(笑) N: ゼルガディスさんとアメリアさんも、そろそろ進展して頂かなくては(笑) >セト:・・・・・ > >おや? > >セト:誰かを大事に思う気持ちも、真実なのか? > >それも一つの真実だと思うよ。 心の中には様々な思いがある、と思います。 誰かを大切に思う気持ち。仰るとおり、それも真実のひとつですね。 そして・・・・ステフさまの追い求めている『真実』・・・・・。 A: ステフさんは、なにを見ようとしているのでしょうか? N: 『真実』・・・・なにを意味しているのかしら? >> 「手を胸の前で組んでください」 >>そう言いながら、胸の前で手を組むキズカ。 >>胸の前で組んだ手が、なんだか、温かい。 >> 「ゆっくりと、手を広げてください」 >>そっと広げた両手の間に、淡く輝く、小さな光が生まれていた。 >>今にも消えそうな頼りなく、どこか懐かしい光。 >>光はゆっくりと上昇して行き。 >>あたしの光は、ガウリイとゼルにアメリアの光と混ざり合い、ひとつになった。 >>その光に、新たな3つの光が合流した。 > >想いが、光と言う形になったんですね。 はい、思いを目に見えるような形にしたい・・・・そう思いまして 『光』という形になって頂きました。 A: 小さな光ではありますが・・・・・。 N: 多少のことでは消せないほどの『強さ』を持った『光』ですわ。 >セト:俺は何かを大事に思うと言うことはあっただろうか・・・・・ > >うーん(−ー; >(人の良いセトなんて不気味以外何者でもないよな・・・・やっぱ;;) ステフさま。御家族や同じ一族の仲間の方・・・・・そんな大切な方がいらっしゃるのではないでしょうか。 A: キツネクテブクロさん。ステフさんは、そんなに悪い方とは思えないのですが・・・・。 N: ええそうね。火竜王さんの方が、よっぽど『悪』のように思いますわ。 >> 「ゼロス。ご苦労様でした。 >> もう戻って来てください」 >>レイさんの声と同時に、ゼロスたちが部屋へと現れ、へたり込んでいる。 >> 「ううううう・・・・・しっ・・・・死ぬかと・・・・思いました〜」 >>涙目で呟くゼロスの横で、声も出せずにボ〜ぜんとしている覇王。 >>何故か、ゼロスと覇王の体はロープでしっかりと結ばれていたりする。 > >誰が結んだんでしょう?なんとなくマームさんあたりな気もしましたが・・・・ >しかし、相変わらず不幸街道まっしぐらなゼロスですね(笑) ゼロスさん。不幸への急降下中です(笑) ゼロス: そおなんです〜(泣) マーフィンさんが、『これ(ロープ)で覇王さまのエスコート♪よろしくね♪』 そお言いながら結んだんです〜。 ああいう目をしているときの・・・・マーフィンさん(汗) 海王さま・・・・そっくりの雰囲気で・・・・逆らえないんですううううぅぅぅううううぅぅぅ(滝涙) A: まあまあ、ゼロスさん。なにはともあれ、無事に帰って来れたのですから(笑) N: 良かったじゃないですか♪ >>“破蛇”の上空の空間が歪みねじれて、大きな穴が現れた。 >>穴の中は、真っ黒い色をした闇が渦巻いているようだ。 >>ヨグ・ソトースが、通路を創りあげてくれた。 >>通路に向かって上昇を続ける“破蛇”。 >> 「認めない。僕は世界の思い、そんなものを認めるわけにはいかない」 >>結界の外にマステマが現れ、叫びながら右手を振るい。 >>バギンッ。 >>結界が、あっさりと砕け散ってしまった。 >> 「世界に思いがあるのなら、なんで僕の一族はあんな目に遭ったんだ。 >> どうして・・・どうして・・・救われなかったんだ。こんなもの、こうしてやる」 >>マステマは、黒いエネルギーの塊を生み出し、“破蛇”の上空の光へと向けて放った。 >>パシュッ。 >>マステマの放った黒いエネルギーの塊は、“破蛇”の上空の光に当って、あっさりと砕け散っていた。 >> 「認めない。僕は・・・・僕は・・・絶対に認めない」 > >マステマの悲しみが、暴走してるようにも見えますね。 > >セト:誰かが手を差し伸べるまで、何もしなかったような奴が、ガキみてーな駄々こねてんじゃねーよ。 >そんなに助けてもらいたかったんなら、声を大にして叫べばよかったんだ!「助けてくれ!」ってよ! > >もしもしセトさーん?(汗) > >セト:てめーが本気で助けを呼んだなら、お前の願いが純粋で曇りなき真実だったなら・・・・俺がお前たちを助けてやったさ・・・・・ > >・・・・・(何かあったんだろーか?;;) ステフさま。ありがとうございます。 そう言って頂けて、マステマに代わりまして、お礼を言わせて頂きます。 本当に、ありがとうございます。 A: 『砂漠の神』であるステフさんの御言葉・・・・・悲しみに満ちているように感じました・・・・。 N: 助けて欲しい。そう純粋に願うのは・・・・・難しいかもしれませんね。 大切な家族が、仲間が・・・・次々に殺されて行く・・・“悲しみ”・・・・ A: 残虐な『敵』に対する“怒り”・・・・ N: 『国』や『神』の後ろだてがある・・・・自分たちは・・・“『正義』を行っている”・・・・・・(溜息) A: そう思っている方々は・・・・どんな非道な行いも・・・・出来てしまうの・・・・でしょうね(溜息) >>マステマは、自らを黒い球体と化し、“破蛇”の1体へと接近した。 >>1体の“破蛇”は、上昇をやめ、黒い球体に誘われるように移動し始めた。 >>ピシャッ。 >>音と共に、天から一条の光が黒い球体を撃ちつけたのは、そのときだった。 >>黒い球体は、光に撃ち砕かれ消えていった。 >> 「天竜王。助かりましたよ」 >> 「北の魔王よ。お前たち魔族の手助けをしたわけではないぞ」 >>相変わらず愛想の欠片も無いが、どこか照れたような声で天竜王は返事をした。 > >天竜王さんでも照れるんですねえ(笑) はい、レイさんから素直に御礼を言われて・・・・照れていたりします(笑) A: 天竜王さん・・・・・流石に、あのままでは・・・・(汗) N: 火竜王さんのように・・・・なってしまいそうでしたので(汗) >> 「覇王さんよ。悪いが、もうひと働きしてもらうぞ。 >> よそ見している“破蛇”を、穴へ誘導してくれや」 >> 「なっ・・・・ちょっと・・・・まて・・・」 >>クトゥヴァは叫ぶ覇王を、がしぃっ、と掴み。 >>そのまま無造作に投げ飛ばした。 >> 「な・・・・なんで僕まで〜」 >>覇王と、ロープで繋がったままのゼロスの姿が消えていった。 > >不幸街道まっしぐらなお二人さん、あなた方のことは忘れない。 >多分、三日ぐらいは(鬼) > >セト:せめて一週間にしてやれよ。 『や・・・・やっと・・・・・終わった〜(遠い目&泣)』、とか思っていた覇王さまと 『やれやれ、僕はもう。の〜んびり見物させて頂きましょうか』、とか、こっそり呟いていたゼロスさん(笑) 不幸ですね〜♪ A: 覇王さん、ゼロスさん。キツネノテプクロさんとステフさんから。 N: 『覚えていてくださる』。そう優しいお言葉を頂きましたわ。 A&N: 良かったですね(笑) >> 「なあ・・・・ゼロスたち・・・・そのなんとか、ってとこに >> 呑み込まれたまま・・・・なんだけど・・・・ほっといていいのかなあ・・・・」 >>『あ・・・・っ』 >>ガウリイの呟きに、思わず声をあげるみんな。 > >榊に玉串に蝋燭に扇子、あとは祭壇の用意っと・・・ > >セト:何故仏式でなく神式なんだ?(汗) > >気にしてはいけませんよっと、あとはお墓を用意しなくては(酷) 覇王さん: まて。我はまだ滅んではいないぞ(汗) ゼロスさん: あの〜・・・・出来れば・・・・お墓を準備するのは・・・・勘弁して頂けないでしょうか(汗) リナさんたち・・・・『せっかくお墓作ってもらったんだから、ちゃんと使いましょうね』 とか言いながら・・・・・無理やり埋葬されかねませんから(滝汗) これで覇王さまとゼロスさんが、逝ってしまつたりしたら(汗) A: レイさんとゼラスさんが、どんなにか嘆くことに(笑) N: たぶん・・・・大丈夫なんじゃないかしら・・・『赤の世界』の方々は、と〜ってもタフですから(笑) >>暫くの間、混乱した状態が続き・・・・結局・・・見るに見かねたヨグ・ソトースが >>覇王とゼロスを、この部屋へと戻してくれた。 >>部屋へと戻った覇王は・・・・・もはや・・・・完全に力尽きたように >>座り込んでいる。 >> 「は・・・“破蛇”は・・・・8体・・・全ての“破蛇”たちは・・・・ >> あの空間に入った途端・・・・なにかに飲まれて・・・消えました」 >>蒼い顔して振るえつつ報告するゼロス。 > >戻ってきたんですねえ・・・・せっかく地味な葬式を挙げてあげようかと・・・ > >セト:まずは生きてることを喜んでやれよ;;;(何気にこいつの方がかなり壊れてるからな;;;) 覇王さん: (汗)・・・・・本気で・・・葬式を挙げる気でいたのか・・・・(冷汗) ゼロスさん: ステフさん。そう言ってくださるのは貴方だけですう〜(嬉しい) お優しい御言葉をありがとうございます〜(嬉涙) はい。騒いでるだけで・・・だ〜れも『助けよう』、とはしなかったものですから(笑) A: あまりと言えばあまりな状態に、同情したヨグ・ソトースが(笑) N: 救出しましたわ(笑) >>神殿の入り口の脇に、ガリアンさんの着ていた鎧が >>そして少し離れた場所には、ガリアンさんの剣が落ちていた。 >>ゼルが鎧を動かすと、中に僅かに残っていた、白い灰のようなものが >>風に吹かれて消えていった。 > >ガリアンさん、ご冥福をお祈りします。 ありがとうございます。 A: 仲間を守ろうとした。心優しい勇者・・・・・悲しい別れとなってしまいました・・・・・。 N: ガリアンさん。どうか安らかにお眠りください。 >セト:(何故ゼロス達と扱いがこんなに違うんだろうーか・・・・) えっと(汗)・・・・ふ・・・不思議ですよね〜(汗) A: 不思議・・・・ね〜え(ジト目) N: 猫楽者・・・・確か・・・ゼロスさんの大ファン・・・・でしたわよね〜(呆れ) いえ・・・・その(滝汗)・・・・どういう訳か・・・・ 酷い目にあっている御姿の方が・・・・書きやすいんですよ(←鬼) >>誰でも、今日と変わらない明日が来る。 >>そう、当たり前のように思っているのかもしれないけど >>人間は、いつ何処で、どうなってしまうのか・・・・わからない。 >>笑顔で見送った相手に、また会おうと別れた人に >>もう二度と会えなくなってしまうかもしれない。 > >何気ない日常は退屈で、それが幸福なのだと気付くのは、失ってからなのかもしれませんね・・・・ > >セト:今日と同じ明日があるなどと思わぬことだ。 >大体俺なんて何べん死んでるんだろーな・・・・・・・ 幸せな日々が、ずっと続いてくださると良いですね。 A: 御家族の方。お友達、仲間。そんな大切な方々との、幸せで大切な日々・・・・。 N: いつか、また・・・・ああ、あのときには・・・あんなにも光輝いていたんだなあ。 そんな思い出話を、笑いながら出来ると良いですわね。 ステフさまは、欲望や嫉妬といった暗い感情を吸収して蘇ることが出来るのでしたね。 >>5000年。いくらそのほとんど時間を、眠っていたとはいっても >>けっして短い時間ではない。 >>アースさんは、どんな思いで5000年間を過ごして来たのだろうか。 > >命短い我々には想像がつかないでしょうね。 はい、想像がつかないほどの永い々々時間。 世の移り変わりを、どんな思いで見ていたのでしょうね。 A: 5000年・・・・・我々には永いようでもあり、一瞬のようでもありますね。 N: その間には・・・・いろいろなことが、あったのでしょうね。 >セト:ま、怪奇植物の脳みそじゃ無理だろーな。 > >・・・・(怒)(こいつの嫁さん呼び出しちゃろーかな) ステフさまの奥さん・・・・『館の女主人』さまを呼び出すのですか(汗) A: ステフさんと奥様とお兄さんの関係は・・・・・(汗) N: 複雑に絡み合っていますね(汗)・・・・お子さん・・・複雑な環境にもメゲなかったのですね。 >>ポカッ。 >>ゼルの足を蹴飛ばした。 >> 「ゼルの兄ちゃん。アメリアおねえちゃんを泣かしたら >> 僕の虫たちが黙って無いからね」 >>キウユの言葉に苦笑したゼルは、キウユの頭に手を置いて >> 「任せろ、俺もあいつを泣かせたくは無いからな」 >>小声でキウユに返事をしている。 > >どうしてそれを本人に言わないかなあ(笑) そうですよね〜(笑) A: ゼルガディスさんは、照れくさいのですかね(笑) N: でも、そういうことは、おふたりのときに・・・・そっと、お伝えすれば良いんじゃないかしら(笑) >> 「では、もう行きます。 >> それと、伝えておいた方が良いのか、どうか・・・・・迷ったのだが・・・・ >> あなた方の体の中にも、我々と同じような存在が眠っている」 >>はい?! >> 「アースさん・・・・どういうことですか?」 >> 「いくらナノマシンが爆発的な勢いで数を増やす、とはいえ >> かすり傷程度で、体を支配するのに、時間が短すぎる。 >> そう思って、少し調べてみた。 >> 我々の中のナノマシンが、ノマの村の人たちの体内へと入り >> 村人たちの体の中に、元々存在していたものが、目覚めてしまったようだ。 >> いつ、どんな理由で、あなた方の中に眠っている者たちが目覚めるかは >> 我々にも分からないが、この世界が、我々の世界のようにならないことを祈っている」 >>そう良い残して、アースさんとキウユは、自分たちの世界へと帰って行った。 > >最期にさらっと、爆弾かまして行きましたね、アースさん(^^; > >セト:ま、スレイヤーズの世界だしな。 > >うーん、それで納得できてしまうのも・・・・・ はい。最後の置きみあげ(?)ですね。 A: 赤の世界・・・・・ど〜なってしまうのでしょうか(汗) N: A。まさか・・・・・あのお方が・・・・係わったり・・・・してないですわよね(遠い目) >>セイルーン領内のノマの村に現れた、あれはなんだ? >>という問い合わせが、セイルーンに殺到して来たらしい。 >>いきなり光の柱のような結界は現れるわ。 >>光の柱を砕いて、黒い大蛇のようなものが現れ >>巨大な炎の柱やら・・・・・。 >>まさか本当のことを、説明する訳にもいかないだろうし・・・・・セイルーンの行政関係者も >>大変だなあ。 > >確かに説明が大変ですよね。 >一番苦労するのは行政府の広報課の人かな(笑) 広報関係の方々・・・・・心労で倒れていないと良いのですが(汗) A: セイルーンですし。大丈夫なんじゃないですか(笑) N: そうそう。いざとなったら、フィルさんに『説得』して頂きましょうね(笑) >>手紙を読み終え、懐中時計を手に取るフィルさん。 >> 「ガリアンは、給料のほとんどを匿名で孤児院や修道院に寄付していたんだ。 >> 孤児院と修道院への補助金を、できるだけ増やすことにしよう。 >> ガリアンは、今まで働かせてくれたことを感謝し >> もう役に立てなくなったことを、わびていたが・・・・・・・。 >> 感謝して、わびねばならないのは、わしの方なのにな」 > >フィルさんらしい言葉です。 >そう言うフィルさんだからこそ、ガリアンさんは頑張ってきたんだと思いますよ。 ガリアンさんや他の方々が、頑張ってくれることに、感謝して すまないと、心から言える。 フィルさんは、ステキな方ですね。 A: フィルさんのような方が居る限り、セイルーンの未来は明るいですね。 N: ええ。アメリアさんとゼルガディスさんの代も、安心ですわね。 >> 「その懐中時計は、レゾから貰った物らしい。 >> もう片方は、ガリアンが職人に作らせた物だそうだ。 >> レゾは、時々不思議と優しいときがあったようで >> そんなときは、いつも自分の数々の行いを悔いていたそうだ。 >> 魔族と合成したガリアンを、どうにか元に戻そうともしていたようだ」 >>アメリアは、優しく微笑みながらゼルの顔を見て、話し出した。 >> 「ゼルガディスさんとアメリアさんが、ずっとご一緒に >> 同じ時を過ごして行けるように願いを込めて、おふたりに時計を送らせて頂きます。 >> アメリアさんを残して旅に出たりしたら駄目ですよ。と、お伝えください。 >> ですって、ゼルガディスさん」 >> 「ガリアンのやつ」 >>アメリアと一緒に照れているゼル。 > >ガリアンさん、粋なことしますね。 >同じ時を刻んでいけるようにと言う、願いがこめられているのでしょう。 ガリアンさんは、ゼルガディスさんとアメリアさんのことを、本当に大切に思っていたのでしょうね。 A: ゼルガディスさんのことを弟のように、そして。 N: アメリアさんのことを妹のように思って、幸せになってくれるように願っていたのでしょうね。 >>裏側を軽く叩いてみると、叩いた時の感触と音が違う部分があった。 >>そこを少しいじってみると、パカッと小さな蓋が開いた。 >>中に小さな袋が入っているけど、あたしが取り出すよりも >>アメリアさんへと宛名が書かれているので、本人が取り出すほうが良いだろう。 >> 「アメリア、宛名があんたになってるわよ」 >> 「わたしですか」 >>あたしから懐中時計を受け取り、宛名の入った小さな袋を取り出すアメリア。 >>袋の中には、銀色の指輪と折りたたまれた1枚の小さな紙。 > >懐中時計、私も持ってるんですが・・・・指輪が入るほどスペースないです、普通は(汗) >薄い紙はなら、文字盤があるほうでも入りますし、裏蓋の方も入りますが・・・・指輪は、よほど細いシンプルなデザインじゃないと無理ですよ(汗) > >セト:思いっきり現実的な突込みを入れるな;; > >大き目の時計なんでしょう。 >きっとそうだ!!(滝汗) あうあうあう(汗) ごめんなさい〜。そうですよね(汗) A: 懐中時計の大きさはゴリアテ(巨人)と呼ばれる直径6cm以上のアンティーク懐中時計を参考にしました。 N: かなりゴツクて、分厚かったものですから、つい小物入れを隠してしまいました(汗) 指輪もダイヤや宝石のついた豪華な物ではなく、シンプルなものをイメージしました(汗) すいません。説明不足でしたね(汗) >>紙を広げて読んでいたアメリアの顔が、真っ赤になっている。 >> 「アメリア、なに赤くなってんの」 >> 「なななな、なんでもありません」 >> 「その紙になにが書いてあったのかなあ・・・・・見せて」 >> 「駄目です」 >>あたしが紙を見せてもらおうと伸ばした手から、紙を守ろうとするアメリア。 > >何が書いてあったのか気になりますねえ。 >アメリアの顔が真っ赤になるようなことって、どんなことでしょう? そうですよね。何がかいてあるのかなあ〜と、気になってしまいますよね(笑) A: 照れているアメリアさん、可愛いですね〜(笑) N: ええ。本当に♪ >> 「ゼルガディス殿が持っているのは、ガリアンが唯一持っていた思い出の品で >> 大切な母親の形見の指輪、そしてアメリアが持っているのは、お揃いにと作らせた物らしい。 >> ゼルガディスさんとアメリアさんに使って貰えたら嬉しいです。 >> ゼルガディスさんからアメリアさんへ。そしてアメリアさんからゼルガディスさんへ。 >> 指輪を指に、はめてあげてくださいね。 >> ゼルガディスさんは、冷たく、ぶっきらぼうに見えるけど >> 実は結構お茶目で、無茶をするから、しっかりと手綱を握っていて下さい。 >> どうか、お幸せに。と書いてあるのう」 > >ガリアンさん、二人のこと良くわかってますね。 >出来ることなら、自分の手で渡したかったのでしょうね。 はい、実は(汗) 最初の予定では、ガリアンさんが手渡すハズだったのですが・・・・・。 どおして・・・・・こうなってしまったのでしょうか(滝汗) A: それは、私たちの方が、聞きたいねえ(刺すような視線) N: 本当に・・・・・この廃棄物(猫楽者)は(溜息)・・・・鬼ですわね(氷のような視線) >>こそこそと部屋から出て行こうとしていたゼロスは、がしぃっ、とフィルさんに捕まっていた。 >> 「ゼロス殿。こそこそと何処へ行くのかな」 >> 「皆さんの正の感情・・・・僕にはキツイんですけど・・・・」 >> 「まあ。そお言わずに、ゼロス殿も、ぜひリナさんたちの結婚式には出席して欲しいな。 >> ゼフィーリアとセイルーンで協力して、盛大な式を計画しとるから」 >> 「いや・・・・・あの・・・・僕は上司の許可を頂きませんと・・・・・」 >> 『ゼロス・・・・ゼラスにダルフィンやグラウと私も・・・・出席するように・・・との・・・ >> ご指示を頂きました・・・マーフィンとマーム。それから・・・ゼロス、貴方もです・・・・』 >>レイさんの、疲れて諦めの混じった声が聞こえて来た。 >> 「ま・・・魔王さま〜。そんなごムタイな・・・・・」 >> 『ゼロス。諦めてください・・・・・あのお方からの最優先命令なんですよ・・・・。 >> うかつにも・・・“んな式に出るような義理は無い”・・・そお呟いた天竜王さんの・・・・・ >> ような目には・・・・遭いたくないでしょう・・・」 >>レイさんの言葉に含まれた、なにかに・・・・びしぃ、っと固まるゼロス。 > >こそこそ逃げ出すゼロス、気持ちは解るが下手に動かん方が良かったんじゃないか? > >セト:あの四人組みの結婚式か・・・・エジプト産の何かを祝いに送っとくかな。 > >あの―何を送る気ですか?(汗) ゼロスさん、逃げそこなってしまいました(笑) A: ステフさんの贈り物♪ N: ステキな贈り物でしょうね♪ >>春から夏へ。 >>秋から冬へと、季節はめぐり。 >>時は過ぎてゆく。 >>あたしたちに、時をもどす手段はないけれど >>二度と無い、『今この時』を、大切に精一杯生きてみよう。 >> >>出会いと別れを繰り返し >>悲しみを痛みを知って、人は優しく強くなっていく。 >> >>まだ見ぬ明日を。未来を目指して、また歩き出してみましょうか。 >> >>『眠りし者』 完。 > >完結しましたね、お疲れ様でした。 ありがとうございます。 手探りで少しずつ少しずつ、進んでいったお話も、どうにか完結することが出来ました。 キツネノテブクロさんの御言葉に、とても励まされました。 本当にありがとうございました。 >「眠りし者」の影の主役はマステマのような気がします。 >心の奥底では救いを求めてたのに、消せない過去の悲しみがそれさえ拒んでしまっていて、自分の中で消化し切れない感情が、暴走と言う名の狂気になったんじゃないかと思います。 >過去は変えられないからこそ、重くのしかかってしまったんでしょうね。 救いを求めていることにさえも気付かずに、どうして良いのか、わからないまま・・・・・・。 『力』を振るうだけだった・・・・・マステマ。 過去に捕らわれて、暴走してしまった・・・・・マステマは、救われたのでしょうか? >リナ達の方も、何気に納まってますね。 >きっと賑やかな式になるんでしょうね、とりあえずセトが何かを送りつけるつもりなので、危険物でしたらコンクリ詰めにして、カタートに送りつけちゃってください(まて) > >セト:危険物など無粋な真似はせん(怒) > >はあ、さいで(汗) リナさんとガウリイさんの方は、ルナさんから、なんらかの試練が課せられるかもしれませんね(笑) ガウリイさんの御実家の方も・・・・・どういう反応をなさるのでしょうか(笑) アメリアさんとゼルガディスさんは、まだまだ問題が山積みのようです(汗) セイルーンの貴族のなかには、どんな手段を使っても・・・・邪魔しようとする勢力も出てきそうですし(汗) 皆さんが、無事にご結婚して、末永くお幸せだと良いですね。 セトさまからのお祝い♪、皆さん、とても楽しみにしてると思います。 >ではこのへんで、失礼します。 読んでくださいまして、ありがとうございます。 いつも、とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございました。 6月に入り、ますます寒暖の差が激しくなったようですね。 どうかお体にお気を付けて、お元気で。 では、失礼します。 |
26134 | お疲れ様でした〜 | 惣流まい E-mail URL | 2003/6/3 18:30:27 |
記事番号26123へのコメント どうもこんにちは。惣流です。このたびは完結、本当にお疲れ様でした〜 ミレイ:ンフフvお疲れ☆ をやミレイ姐。今日はラグナは? ミレイ:置いてきた☆ 非道・・・コホン。それでは感想行かせて貰いますね(あぶねーあぶねー) ミレイ:ッチ・・・(武器をしまう) 此処の所、こちらになかなか来れなかったのでまとめ読みさせてもらったんですけど、惣流はどうやら空竜王が好きのようです ミレイ:いいキャラしてるわよね☆ そしてシリアスの中に『おやこんな所にギャグが!!』とか思うところもありましたし。 その上部下S・・・もとい、レイさんもかわいそうだけど、いい味出してましたし ミレイ:・・・味噌汁・・・(くすり☆) コラコラ其処!何を考えてる?! と、続きをいいますね。 覇王も可愛そうに、貧乏くじを引いてましたし、ゼロスも覇王と繋がっていたおかげでアレに食べられてましたし(食べられてない食べられてない) ミレイ:ソウソウv美味しそうにバックリv(違うから) その上、ラストにはラブラブvv(死語)がvv ミレイ:ガウリナゼルアメファンのあんたには魂が跳んでいくくらい・・・飛ばしてあげようか? 結構です。のーせんきう。 感想を続けますね。 獣王と海王様(何故様付け)はナイス☆な漫才コンビでしたし ミレイ:その辺の漫才には敵わないわよvv もう、終わってしまうのが悲しいくらいでしたよ。 でも、終わったら又次の作品が読めると言うことで涙をしのんでお疲れ様でしたを言いたいと思います。 (衝撃音) ミレイ:ふうっ☆邪魔な蝸牛(デンデンムシ)も塩をかけて退治したし☆ エルでも誘ってガウリナ、ゼルアメコンビの結婚式にでも乱入しに行きますかvv お疲れ様★猫楽者チャンvv まく。(ンな殺生な) ミレイ:そ〜いえば、蝸牛(デンデンムシ)って塩で消滅したっけ・・? ま、いっか☆ じゃ〜〜ね〜〜〜vvvv ホントにまく。 |
26155 | ありがとうございました(あの・・・“塩をまく”・・・って(汗)) | 猫楽者 E-mail | 2003/6/7 02:30:01 |
記事番号26134へのコメント > どうもこんにちは。惣流です。このたびは完結、本当にお疲れ様でした〜 こんばんは、惣流まいさん。 お元気ですか、猫楽者です。 読んでくださって、ありがとうございます。 とても丁寧な感想を頂きまして、本当にありがとうございます。 すいません。お返事が遅くなってしまいました。 A: こんばんは、惣流まいさん。 6月になりました。もうすぐ夏ですね。 お元気ですか、Aです。 読んでくださって、ありがとうございます。 N: こんばんは、惣流まいさん。 雨の多い季節となりますね。 早く夏休みになると良いですわね。Nです。 いつも、とても丁寧に、本当にありがとうございます。 >ミレイ:ンフフvお疲れ☆ こんばんは、ミレイさま。 お元気ですか、猫楽者です。 お越し頂きまして、ありがとうございます。 A: こんばんは、ミレイさま。 お元気ですか、Aです。 N: こんばんは、ミレイさま。 いつも、とても丁寧に、本当にありがとうございます。 > をやミレイ姐。今日はラグナは? >ミレイ:置いてきた☆ > 非道・・・コホン。それでは感想行かせて貰いますね(あぶねーあぶねー) >ミレイ:ッチ・・・(武器をしまう) ラグナさまもお元気ですか。 A: あの〜ミレイさま(汗) N: 『武器』・・・・って、なにをなさる・・・・・おつもりだったのでしょうか(汗) > 此処の所、こちらになかなか来れなかったのでまとめ読みさせてもらったんですけど、惣流はどうやら空竜王が好きのようです >ミレイ:いいキャラしてるわよね☆ 空竜王さんを気に入って頂けたのですね。 ありがとうございます。なにぶん・・・・ああいう方・・・・ですので(汗) 空竜王さん: 我は、『竜王』としての『正義』を貫こうとしているだけ。 今回は協力したが・・・・なれ合いはせん。 空竜王さん・・・・照れて横向きながら・・・・言わなくても(笑) A: 性格的には・・・・・覇王さんと同じような『武人』のようですね(笑) N: ええ。そして『地雷踏み』・・・・なところは、Sさんに勝るとも劣らないような方・・・・・ですわね(笑) > そしてシリアスの中に『おやこんな所にギャグが!!』とか思うところもありましたし。 > その上部下S・・・もとい、レイさんもかわいそうだけど、いい味出してましたし >ミレイ:・・・味噌汁・・・(くすり☆) > コラコラ其処!何を考えてる?! ありがとうございます。 どうも・・・・・自分の性格では・・・・シリアスな展開を続けるには・・・無理があるようでして(笑) レイさん: しくしく・・・・・惣流まいさん。ありがとうございます(泣)・・・強く生きて行きますね。 明日への希望を失わないで、頑張ってみます(涙をふいてます) あの〜レイさん・・・・それ・・・魔王さまの台詞じゃ・・・無いような気が(汗) A: レイさんも・・・・・不幸でしたね〜(笑) N: 魔王としての・・・・威厳とか、恐怖される魔族の王・・・としての姿は・・・・ どこにも、ありませんでしたわね〜(笑) > と、続きをいいますね。 > 覇王も可愛そうに、貧乏くじを引いてましたし、ゼロスも覇王と繋がっていたおかげでアレに食べられてましたし(食べられてない食べられてない) >ミレイ:ソウソウv美味しそうにバックリv(違うから) 覇王さま: まて、我は“破蛇”に、食べられたりしてはおらんぞ。 ゼロスさん: やめてくださいいいいぃぃいいいぃぃぃいいぃぃ(泣) とおとい犠牲にするのなら・・・・覇王さまだけに、しといてくださいいいぃぃいいいぃぃぃ(滝涙) ゼロスさん。ゼロスさん(汗) さらっと・・・・酷いこと・・・・言ってませんか(冷汗) A: 覇王さん・・・・よく無事に戻ってきましたね(笑) N: たしかに・・・・あのメンバーの方々では・・・・誰も覇王さんを庇おう・・・なんて方は居ないですものね(汗) > その上、ラストにはラブラブvv(死語)がvv >ミレイ:ガウリナゼルアメファンのあんたには魂が跳んでいくくらい・・・飛ばしてあげようか? > 結構です。のーせんきう。 アメリアさんとゼルガディスさん。そしてリナさんとガウリイさんには 後半に、すごく辛い目に遭って頂きましたから せめて最後には、少しでも幸せになって頂きたかったものですから。 A: あの展開・・・・この廃棄物(猫楽者)の、壊れっぷりが、よ〜くわかりますね(目の笑っていない笑顔) N: 本当に・・・・もっと暗くて思い展開も考えていて・・・・流石に、変更した。というんですものねぇ(冷笑) > 感想を続けますね。 > 獣王と海王様(何故様付け)はナイス☆な漫才コンビでしたし >ミレイ:その辺の漫才には敵わないわよvv ありがとうございます。 自分には、恐怖の対象となるような。 “魔族の怖さ”が、書けないものですから(笑) A: 猫楽者は、獣王さんと海王さんは・・・・仲が良い、と思っているようですね(笑) N: 魔族腹心の方々の・・・・楽しい会話を想像するのが、好きなようですわ(笑) > もう、終わってしまうのが悲しいくらいでしたよ。 > でも、終わったら又次の作品が読めると言うことで涙をしのんでお疲れ様でしたを言いたいと思います。 勿体無い御言葉を、ありがとうございます。 次のお話(汗) すいません・・・・しばらくの間、育児と家事のお手伝いをするのが 精一杯となってしまう、と思います。 でも・・・・魔王さまの腹心の方々に登場して頂いて、ギャグを書きたいなあ、などと 思っております。 > > > (衝撃音) > > >ミレイ:ふうっ☆邪魔な蝸牛(デンデンムシ)も塩をかけて退治したし☆ > エルでも誘ってガウリナ、ゼルアメコンビの結婚式にでも乱入しに行きますかvv > お疲れ様★猫楽者チャンvv ミレイさま。ありがとうございます。 結婚式に参加してくださるのは、皆さん、とても喜ぶと思います。 あ・・・あの〜(汗)・・・・・(衝撃音)・・・・って、なにを・・・したのでしょうか(滝汗) 惣流さんは・・・・・まいさんは・・・・ご無事でしょうか(滝冷汗) > > > まく。(ンな殺生な) > > > > >ミレイ:そ〜いえば、蝸牛(デンデンムシ)って塩で消滅したっけ・・? > ま、いっか☆ > > じゃ〜〜ね〜〜〜vvvv > > > ホントにまく。 > ミレイさま。ミレイさま(汗) 塩をまいて・・・・・消滅するか・・・・そんな実験しないでくださいいいぃぃいいいいぃぃぃ(泣) 惣流まいさんの傷の手当てを、してください・・・・お願いします〜(汗) 読んでくださって、ありがとうございます。 とても丁寧な感想を、本当にありがとうございます。 雨の多く、湿度の高い季節となりますね。 早く夏休みになると良いですね。 お体にお気を付けて、お元気で。 では、失礼します。 |