◆−剣狼伝〜魔人輪舞曲〜−棒太郎 (2003/6/9 01:34:08) No.26171 ┣Re:剣狼伝〜魔人輪舞曲〜−エモーション (2003/6/9 21:44:59) No.26177 ┃┗サムライ最強−棒太郎 (2003/6/10 20:24:51) No.26180 ┣ガウリイさん、“剣士”ですね。−猫楽者 (2003/6/9 23:53:52) No.26178 ┃┗“剣士”をうまく書ければいいのですが−棒太郎 (2003/6/10 20:47:36) No.26181 ┣Re:剣狼伝〜魔人輪舞曲〜−オロシ・ハイドラント (2003/6/10 19:26:14) No.26179 ┃┗なかなかタイトルが決まらなかった・・・・・−棒太郎 (2003/6/10 20:52:28) No.26182 ┣剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 序章2−棒太郎 (2003/6/10 22:52:04) No.26184 ┃┣ガウリイ、実力お試しキャンペーン実施中!!−エモーション (2003/6/11 00:13:26) No.26187 ┃┃┗キャンペーン中につき10%増量中−棒太郎 (2003/6/12 17:19:42) No.26198 ┃┗第一関門突破でしょうか(汗)−猫楽者 (2003/6/11 23:11:18) No.26194 ┃ ┗とりあえずは突破でしょう−棒太郎 (2003/6/12 17:35:15) No.26199 ┣剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 序章3−棒太郎 (2003/6/12 21:22:06) No.26208 ┃┗ゼフィーリアって、やっぱり人外魔境かも……。−エモーション (2003/6/13 21:26:50) No.26213 ┃ ┗人外魔境ですね・・・・・・−棒太郎 (2003/6/14 22:09:53) No.26236 ┣剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 序章4−棒太郎 (2003/6/15 01:15:27) No.26241 ┃┣Re:剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 序章4−オロシ・ハイドラント (2003/6/15 20:12:15) No.26251 ┃┃┗どうなっていくやら・・・・・−棒太郎 (2003/6/16 21:46:41) No.26258 ┃┗ピッ! センサーが強い剣士を感知しました。−エモーション (2003/6/15 22:20:42) No.26255 ┃ ┗センサーに多数の反応、確認−棒太郎 (2003/6/16 22:02:51) No.26259 ┗剣狼伝〜魔人輪舞曲〜序章5 そして始まり・・・・・−棒太郎 (2003/6/19 00:46:53) No.26279 ┗皇国からの物体X−エモーション (2003/6/19 23:54:21) No.26284 ┗遅くなりました−棒太郎 (2003/6/22 22:49:58) NEW No.26316
26171 | 剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 | 棒太郎 | 2003/6/9 01:34:08 |
こんばんわ、棒太郎です。 今回また、新たに書かせていただくわけですが、困ったことに前々回同様見切り発車です。 途中でコケる可能性大いにあり。 こんなんですが、よければどうぞ。 ************************************* 『剣狼伝〜魔人輪舞曲〜』 序章1 草木も眠る丑三つ時。 夜の闇の静寂が一帯を支配する深遠の時。 だが、永劫に続くと錯覚しそうなその空気を切り裂かんが如く、盛大な爆音が響き渡った。 ドォォォォンン 次々と響き渡るその音は、すべてを飲み込まんとする夜の帳に反発するかのようだった。 そしてそれに混じって、 「お〜〜い、リナぁ。あんまりやりすぎるなよ〜〜。」 というなんとものんびりした声が聞こえてくるのであった。 「いやあ、大量、大量。」 袋にいっぱいに詰め込まれたお宝を抱えながら、リナはホクホク顔で宿への帰路についていた。 その傍をガウリイがいつものようにやれやれといった表情で歩いている。 「なあ、リナ。盗賊いじめはお前さんの趣味なのは分かるんだが、最近ちょいと多すぎやしないか?」 ここしばらくの乱獲を思い返して、ガウリイはリナに尋ねた。 「なによ、明日にはゼフィーリアに着くのよ。それまでの間に姉ちゃんへの献上品そろえとかなきゃマズイのよ。」 そうでなきゃあたしの身がどうなるか・・・・・とやや顔を青ざめさせて呟く。 (リナがここまでなるなんて・・・・・・リナのねーちゃんってどんな人なんだ?) リナを見ながら、ガウリイはまだ見ぬリナの姉、ルナのことをあれこれ考えた。 ――が、2秒でやめた。 (会ってみりゃ分かるか) そう思ったとき、ガウリイはおもむろに足を止めた。 「っと。ガウリイ、どうしたのよ?」 不意に立ち止まったガウリイに、キョトンと問いかける。 ガウリイは前方の闇を凝視したまま動かない。 リナもそちらに目を向けた。 やがて、闇の向こうから人影がやってくるのが見えた。 人影は真っ直ぐリナたちのほうにやってくる。 そしてはっきりとその姿がわかる距離まで来たとき、リナは体に電流が走ったような感じを受けた。 (な、なに?こいつ。こんなにデキる奴がいるの?) その男は黒の皮の手甲をつけ、すねまで覆うブーツを履き、黒のベストを羽織り、そして円錐を押しつぶしたような形の、黒い笠を目深に被っていた。 男は歩みを止めると、腰に差していた剣を抜いた。それがごく自然のことに思えた。 「おぬし・・・・・」 男はガウリイのほうに目を向けた。 「なかなかの腕前とみた。ここで遭ったが身の不運。我が剣の錆となってもらおう。」 両手をだらりとさげたまま、男が言った。 右手に握られた細身の片刃の剣――”カタナ”が光っている。 「な、なにいってんのよ!あんた!」 リナが声をあげたが、そのリナの前にガウリイは立った。 「リナ・・・・・・危ないぞ。下がってろ。」 男を見据えながら、ガウリイはリナに言った。 「名を聞いておこうか。」 「ガウリイ=ガブリエフ。」 「我が名はリュウゼン。」 相手が名乗るや、ガウリイは腰の斬妖剣を抜いた。 それを見たリュウゼンは小さく息をついた。 「魔力剣か・・・・・・おぬしのような男がそのような者に頼っているとは・・・・・いささか失望したな。」 どうやらそういった力を借りた剣は、リュウゼンのなかでは正道ではないようだ。 「・・・・・・リナ。お前さん、余分に剣は持ってないよな?」 「ちょっと、ガウリイ!?」 ガウリイの言葉にリナが声を上げる。 「あんた、あいつの言うことまともに受ける気?あいつはあいつ、あんたはあんたじゃない?」 「その通りだ。」 リナの言葉に、リュウゼンが同意を示した。 「今のは私個人の考えに過ぎん。おぬしは使い慣れているソレを使えばいい。」 「けど、あんたのような奴にそう言われちゃな。」 「構わんよ。」 そう言うや、両者の間の空気がピンと張り詰めた。 「ゆくぞ。」 リュウゼンはそう告げると、ガウリイに向かって歩き出した。 「勝てるか?」―――ガウリイは思った。 わからない。 だが、「ゆく」と言われて相手を待っていたのでは、すでに気持ちで負けている。 「ハッ!!」 気合を一閃するとガウリイはダンッと踏み出した。 ザンッ 両者の影が交錯し、互いに先ほどとは90度ずれた位置に立ち、向かい合っていた。 「ぐっ」 ガウリイが小さく声を上げた。 彼の右肩付近のアーマーが斬られ、浅く肉を斬っていた。 「ふふ・・・・・・なかなかのお手前で。」 そう笑うリュウゼンの、黒笠の右目部分が縦に斬られ、その切れ目からリュウゼンの瞳が覗いていた。 それを見たリナは、リュウゼンの涼風のような爽やかに澄んだ殺気に、ゾクリと体を震わせた。 リュウゼンは再び両手を下げた無形の位で、ガウリイは正眼に剣を構えて向かい合った。 だがそのとき――― 「おい、そこでなにをしている!!」 街の自警団の声が響いた。 数人の駆けてくる足音が聞こえてくる。 「邪魔が入ったか・・・・・・・」 そう呟くとリュウゼンは静かにカタナを収めた。 「やって来たところでどうということはないが・・・・・・・おぬしとはなんの邪魔もなく戦いたいのでな。」 くるりと踵を返して、リュウゼンは闇の向こうへ歩き去っていった。 「ガウリイ、とっととずらかりましょう。」 「ああ。」 斬妖剣を収め、駆け出した。 (あのままやり合ってたら、斬られていたのは俺だったろうな・・・・・・・) 右肩とは別の、アーマーの心臓部分にある刀傷を見ながら、ガウリイは心の中で呟いた。 ************************************* いやあ、今回の話、かなり長くなりそうな予感が・・・・・・・ どうしよう・・・・・・・・・ こんな行き当たりばったりですが、読んでくれる方、感謝いたします。 ではまた次回。 |
26177 | Re:剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 | エモーション E-mail | 2003/6/9 21:44:59 |
記事番号26171へのコメント こんばんは。 >こんばんわ、棒太郎です。 >今回また、新たに書かせていただくわけですが、困ったことに前々回同様見切り発車です。 >途中でコケる可能性大いにあり。 >こんなんですが、よければどうぞ。 新作ですね♪ そして、今回のメインはガウリイでしょうか。 スレイヤーズ・ワールドとは微妙に違う、日本の武士風のリュウゼンさん。 どこからどうやって現れた方なのか、その辺りの謎も出てくるのでしょうか。 >草木も眠る丑三つ時。 >夜の闇の静寂が一帯を支配する深遠の時。 >だが、永劫に続くと錯覚しそうなその空気を切り裂かんが如く、盛大な爆音が響き渡った。 > > ドォォォォンン > >次々と響き渡るその音は、すべてを飲み込まんとする夜の帳に反発するかのようだった。 >そしてそれに混じって、 >「お〜〜い、リナぁ。あんまりやりすぎるなよ〜〜。」 >というなんとものんびりした声が聞こえてくるのであった。 ……(笑)シリアスな始まり……と思いきや……(笑) ガウリイの、のんきな声でリナの盗賊イジメだと分かった途端、笑いが……。 「そうシリアスさせちゃあ、くれないのさ」というゼルの台詞が脳裏を横切りました。 >(リナがここまでなるなんて・・・・・・リナのねーちゃんってどんな人なんだ?) >リナを見ながら、ガウリイはまだ見ぬリナの姉、ルナのことをあれこれ考えた。 >――が、2秒でやめた。 >(会ってみりゃ分かるか) ……ガウリイ……(笑)さすがです。確かにその通りなんですが(笑) >その男は黒の皮の手甲をつけ、すねまで覆うブーツを履き、黒のベストを羽織り、そして円錐を押しつぶしたような形の、黒い笠を目深に被っていた。 一瞬、黒い手甲を見て、京○堂拝み屋vrかと思いました(汗) あれは羽織に晴明桔梗、鼻緒だけが赤い、と……全然違うのに。(汗) >「なかなかの腕前とみた。ここで遭ったが身の不運。我が剣の錆となってもらおう。」 >両手をだらりとさげたまま、男が言った。 >右手に握られた細身の片刃の剣――”カタナ”が光っている。 台詞だけ見ていると、ただの辻斬りといいますか、通り魔といいますか(汗) 無茶苦茶言ってますね、この方……。 刀って、切れ味は西洋の剣より良かったと思いましたが……。 そしてすんなりと、相手をすることに決めちゃうガウリイ。 話が通用する相手ではない、とすぐに分かったのですね。 >「今のは私個人の考えに過ぎん。おぬしは使い慣れているソレを使えばいい。」 >「けど、あんたのような奴にそう言われちゃな。」 >「構わんよ。」 ガウリイも相手の力量はすぐに分かるだけに、いざ戦う相手が全力出せそうな 強い人間だと、少し嬉しいのかもしれませんね。 それだけに、失望する、と言われてカチンときたのでしょうか。 ただ、自分の考えを相手に押しつけないだけ、リュウゼンさんは、 フェアな人ではありますね。 >彼の右肩付近のアーマーが斬られ、浅く肉を斬っていた。 >「ふふ・・・・・・なかなかのお手前で。」 >そう笑うリュウゼンの、黒笠の右目部分が縦に斬られ、その切れ目からリュウゼンの瞳が覗いていた。 >それを見たリナは、リュウゼンの涼風のような爽やかに澄んだ殺気に、ゾクリと体を震わせた。 ガウリイが傷を負わされたーーーー?!! これだけで、相当脳で前だと分かりますね(汗) そして、リナでさえゾクリとする殺気……。本当に、とんでもない方なんですね。 >「やって来たところでどうということはないが・・・・・・・おぬしとはなんの邪魔もなく戦いたいのでな。」 >くるりと踵を返して、リュウゼンは闇の向こうへ歩き去っていった。 厄介なのに、見込まれちゃいましたね……ガウリイ……。 これからどうなるのでしょう。 ガウリイが自分の負けを感じそうな相手……本気でどーゆー人なのか怖いですね。(汗) ……戦国時代の日本の武士の剣術レベルは、最高レベルだったようですが、 (ヨーロッパから来た宣教師たちが、その強さに驚き、自分たちの味方に 引き入れて、最強の「神のための兵士軍団」にしようと思ったくらいだそうですし) リュウゼンさんも、そのくらいのレベルなのかと思いました。(それ以上かな?) >いやあ、今回の話、かなり長くなりそうな予感が・・・・・・・ >どうしよう・・・・・・・・・ >こんな行き当たりばったりですが、読んでくれる方、感謝いたします。 >ではまた次回。 謎のお侍の正体、そしてガウリイはリュウゼンさんを相手に、どう戦うのでしょうか。 リナはどうでるのか、また、ルナさんが出てくるのかな、といろいろなものが、 頭で渦巻いています。続きを楽しみにしていますね。 それでは、この辺で失礼いたします。 |
26180 | サムライ最強 | 棒太郎 | 2003/6/10 20:24:51 |
記事番号26177へのコメント >こんばんは。 こんばんわ、棒太郎です。 >新作ですね♪ そして、今回のメインはガウリイでしょうか。 >スレイヤーズ・ワールドとは微妙に違う、日本の武士風のリュウゼンさん。 >どこからどうやって現れた方なのか、その辺りの謎も出てくるのでしょうか。 まだまだはじめなので、どうなるか分かりませんが、剣士がでてますからガウリイの出番も多くなってくると思います。 こういった西洋風なファンタジーに、東洋系のキャラ出すのが好きなもので。 >>草木も眠る丑三つ時。 >>夜の闇の静寂が一帯を支配する深遠の時。 >>だが、永劫に続くと錯覚しそうなその空気を切り裂かんが如く、盛大な爆音が響き渡った。 >> >> ドォォォォンン >> >>次々と響き渡るその音は、すべてを飲み込まんとする夜の帳に反発するかのようだった。 >>そしてそれに混じって、 >>「お〜〜い、リナぁ。あんまりやりすぎるなよ〜〜。」 >>というなんとものんびりした声が聞こえてくるのであった。 > >……(笑)シリアスな始まり……と思いきや……(笑) >ガウリイの、のんきな声でリナの盗賊イジメだと分かった途端、笑いが……。 >「そうシリアスさせちゃあ、くれないのさ」というゼルの台詞が脳裏を横切りました。 おおっと期待させといてオチはこれ。 >>(リナがここまでなるなんて・・・・・・リナのねーちゃんってどんな人なんだ?) >>リナを見ながら、ガウリイはまだ見ぬリナの姉、ルナのことをあれこれ考えた。 >>――が、2秒でやめた。 >>(会ってみりゃ分かるか) > >……ガウリイ……(笑)さすがです。確かにその通りなんですが(笑) やはり彼はこうでしょう。 >>その男は黒の皮の手甲をつけ、すねまで覆うブーツを履き、黒のベストを羽織り、そして円錐を押しつぶしたような形の、黒い笠を目深に被っていた。 > >一瞬、黒い手甲を見て、京○堂拝み屋vrかと思いました(汗) >あれは羽織に晴明桔梗、鼻緒だけが赤い、と……全然違うのに。(汗) そういえば、あの人もそういういでたちで出陣しますね。 >>「なかなかの腕前とみた。ここで遭ったが身の不運。我が剣の錆となってもらおう。」 >>両手をだらりとさげたまま、男が言った。 >>右手に握られた細身の片刃の剣――”カタナ”が光っている。 > >台詞だけ見ていると、ただの辻斬りといいますか、通り魔といいますか(汗) >無茶苦茶言ってますね、この方……。 >刀って、切れ味は西洋の剣より良かったと思いましたが……。 >そしてすんなりと、相手をすることに決めちゃうガウリイ。 >話が通用する相手ではない、とすぐに分かったのですね。 男は拳で語る(笑)拳じゃなくてもっと物騒なものだけど。 刀は、「なたの重さとカミソリの鋭さ」を持ったものだと本でありましたね。 剣のなかでも最強の兵器だと思ってますんで。 >>「今のは私個人の考えに過ぎん。おぬしは使い慣れているソレを使えばいい。」 >>「けど、あんたのような奴にそう言われちゃな。」 >>「構わんよ。」 > >ガウリイも相手の力量はすぐに分かるだけに、いざ戦う相手が全力出せそうな >強い人間だと、少し嬉しいのかもしれませんね。 >それだけに、失望する、と言われてカチンときたのでしょうか。 >ただ、自分の考えを相手に押しつけないだけ、リュウゼンさんは、 >フェアな人ではありますね。 お互い最高の具合で戦いたいのでしょう。 道具も使い慣れたものが一番ですしね。 >>彼の右肩付近のアーマーが斬られ、浅く肉を斬っていた。 >>「ふふ・・・・・・なかなかのお手前で。」 >>そう笑うリュウゼンの、黒笠の右目部分が縦に斬られ、その切れ目からリュウゼンの瞳が覗いていた。 >>それを見たリナは、リュウゼンの涼風のような爽やかに澄んだ殺気に、ゾクリと体を震わせた。 > >ガウリイが傷を負わされたーーーー?!! >これだけで、相当脳で前だと分かりますね(汗) >そして、リナでさえゾクリとする殺気……。本当に、とんでもない方なんですね。 かなりのつわものです。 イメージ的には日本の有名な剣豪たちをモデルにしてます。 >>「やって来たところでどうということはないが・・・・・・・おぬしとはなんの邪魔もなく戦いたいのでな。」 >>くるりと踵を返して、リュウゼンは闇の向こうへ歩き去っていった。 > >厄介なのに、見込まれちゃいましたね……ガウリイ……。 >これからどうなるのでしょう。 >ガウリイが自分の負けを感じそうな相手……本気でどーゆー人なのか怖いですね。(汗) >……戦国時代の日本の武士の剣術レベルは、最高レベルだったようですが、 >(ヨーロッパから来た宣教師たちが、その強さに驚き、自分たちの味方に >引き入れて、最強の「神のための兵士軍団」にしようと思ったくらいだそうですし) >リュウゼンさんも、そのくらいのレベルなのかと思いました。(それ以上かな?) 剣においては日本のサムライ、素手では中国拳法が最強!という偏った考えをもっておりますので・・・・・・ やはり西洋の人がみたら、神秘に見えるんでしょうね。 >>いやあ、今回の話、かなり長くなりそうな予感が・・・・・・・ >>どうしよう・・・・・・・・・ >>こんな行き当たりばったりですが、読んでくれる方、感謝いたします。 >>ではまた次回。 > >謎のお侍の正体、そしてガウリイはリュウゼンさんを相手に、どう戦うのでしょうか。 >リナはどうでるのか、また、ルナさんが出てくるのかな、といろいろなものが、 >頭で渦巻いています。続きを楽しみにしていますね。 >それでは、この辺で失礼いたします。 まだまだとっかかりなので、これから先どれほどになるのか、皆目検討がついていない状態です。 またいろいろとキャラが出てくると思いますが、よろしくお願いします。 それでは。 |
26178 | ガウリイさん、“剣士”ですね。 | 猫楽者 E-mail | 2003/6/9 23:53:52 |
記事番号26171へのコメント >こんばんわ、棒太郎です。 こんばんは、棒太郎さん。 お元気ですか、猫楽者です。 新作♪なのですね。 剣士として戦うガウリイさんの御姿。 ドキドキしながら、とても楽しく読ませて頂きました。 どんな戦いになって行くのでしょうか。 >草木も眠る丑三つ時。 >夜の闇の静寂が一帯を支配する深遠の時。 >だが、永劫に続くと錯覚しそうなその空気を切り裂かんが如く、盛大な爆音が響き渡った。 > > ドォォォォンン > >次々と響き渡るその音は、すべてを飲み込まんとする夜の帳に反発するかのようだった。 >そしてそれに混じって、 >「お〜〜い、リナぁ。あんまりやりすぎるなよ〜〜。」 >というなんとものんびりした声が聞こえてくるのであった。 リナさん(汗)・・・・・・お元気なようでなによりです(笑) ガウリイさんも、御自分の目の届く所にリナさんがいらっしゃるので 多少のことは、『まあ・・・いいか』、とか思っているのでしょうか(笑) >「いやあ、大量、大量。」 >袋にいっぱいに詰め込まれたお宝を抱えながら、リナはホクホク顔で宿への帰路についていた。 >その傍をガウリイがいつものようにやれやれといった表情で歩いている。 >「なあ、リナ。盗賊いじめはお前さんの趣味なのは分かるんだが、最近ちょいと多すぎやしないか?」 >ここしばらくの乱獲を思い返して、ガウリイはリナに尋ねた。 >「なによ、明日にはゼフィーリアに着くのよ。それまでの間に姉ちゃんへの献上品そろえとかなきゃマズイのよ。」 >そうでなきゃあたしの身がどうなるか・・・・・とやや顔を青ざめさせて呟く。 ルナさんへの献上品・・・・って(汗) リナさんにとっては・・・・魔王よりも何よりも・・・・ルナさんの方が・・・恐ろし・・・・いっ・・・いえ お世話になっているおねえさまに・・・・おみあげを持って返る・・・・うっ・・・美しい姉妹愛ですね(滝汗) >(リナがここまでなるなんて・・・・・・リナのねーちゃんってどんな人なんだ?) >リナを見ながら、ガウリイはまだ見ぬリナの姉、ルナのことをあれこれ考えた。 >――が、2秒でやめた。 >(会ってみりゃ分かるか) ガウリイさん(笑) 仰るとおりなのですが・・・・・ルナさんといきなり・・・・手合わせ・・・・なんて・・・ しようとしないでくださいね・・・・・リナさんが・・・どんなにか心配することになってしまいますか(汗) >そしてはっきりとその姿がわかる距離まで来たとき、リナは体に電流が走ったような感じを受けた。 >(な、なに?こいつ。こんなにデキる奴がいるの?) いままで数々の修羅場を潜り抜けてきた・・・・・リナさんが・・・・ゾクッとするほどの方(汗) すざましい『気』を漂わせていたのでしょうか。 >その男は黒の皮の手甲をつけ、すねまで覆うブーツを履き、黒のベストを羽織り、そして円錐を押しつぶしたような形の、黒い笠を目深に被っていた。 >男は歩みを止めると、腰に差していた剣を抜いた。それがごく自然のことに思えた。 >「おぬし・・・・・」 >男はガウリイのほうに目を向けた。 >「なかなかの腕前とみた。ここで遭ったが身の不運。我が剣の錆となってもらおう。」 >両手をだらりとさげたまま、男が言った。 >右手に握られた細身の片刃の剣――”カタナ”が光っている。 旅装束の武士の方のような服装なのでしょうか。 ガウリイさんの力量を、一目で見抜いた眼力は流石ですが・・・・ 仰る御言葉は・・・・無茶苦茶危ないですね(汗) 『カタナ』は,上半身への攻撃をするのに、そして“人を斬るのに” 最適な武器だと、なにかの本で読みました。 この方の『カタナ』・・・・普通の『カタナ』なのでしょうか・・・ それとも・・・・『妖刀』のようなもの・・・・なのでしょうか。 >「名を聞いておこうか。」 >「ガウリイ=ガブリエフ。」 >「我が名はリュウゼン。」 >相手が名乗るや、ガウリイは腰の斬妖剣を抜いた。 >それを見たリュウゼンは小さく息をついた。 >「魔力剣か・・・・・・おぬしのような男がそのような者に頼っているとは・・・・・いささか失望したな。」 >どうやらそういった力を借りた剣は、リュウゼンのなかでは正道ではないようだ。 リュウゼンさん・・・・本当に凄い方ですね。 斬妖剣を、一目で魔力剣とわかったのですね。 >「・・・・・・リナ。お前さん、余分に剣は持ってないよな?」 >「ちょっと、ガウリイ!?」 >ガウリイの言葉にリナが声を上げる。 >「あんた、あいつの言うことまともに受ける気?あいつはあいつ、あんたはあんたじゃない?」 ガウリイさんもリュウゼンさんの実力を見抜いて、純粋に剣で戦いたかったのですね。 やはり剣士なのですね。 強い相手との戦うことに、喜びを感じてしまうのでしょうか。 > ザンッ > >両者の影が交錯し、互いに先ほどとは90度ずれた位置に立ち、向かい合っていた。 >「ぐっ」 >ガウリイが小さく声を上げた。 >彼の右肩付近のアーマーが斬られ、浅く肉を斬っていた。 >「ふふ・・・・・・なかなかのお手前で。」 >そう笑うリュウゼンの、黒笠の右目部分が縦に斬られ、その切れ目からリュウゼンの瞳が覗いていた。 >それを見たリナは、リュウゼンの涼風のような爽やかに澄んだ殺気に、ゾクリと体を震わせた。 >リュウゼンは再び両手を下げた無形の位で、ガウリイは正眼に剣を構えて向かい合った。 実力は、ほぼ互角なのでしょうか。 あのガウリイさんと並ぶほどの実力をもったお方・・・・・リュウゼンさんは何者なのでしょうか。 リュウゼンさんは、戦いを楽しんでいますね。 『無形の位』は、確か相手を先に動かし、逆にその裏を突く。 “後の先”(一種のカウンターでしょうか)という考え方の技だと思いました。 リュウゼンさんの『動き』は、ガウリイさんよりも速いのですね(汗) >だがそのとき――― >「おい、そこでなにをしている!!」 >街の自警団の声が響いた。 >数人の駆けてくる足音が聞こえてくる。 >「邪魔が入ったか・・・・・・・」 >そう呟くとリュウゼンは静かにカタナを収めた。 >「やって来たところでどうということはないが・・・・・・・おぬしとはなんの邪魔もなく戦いたいのでな。」 >くるりと踵を返して、リュウゼンは闇の向こうへ歩き去っていった。 今回は、大人しく引いて行きましたね。 一瞬、『せっかくの楽しみを邪魔するな』、とか言いながら リュウゼンさん・・・・自警団の方々を皆殺しにしてしまうのかと・・・・思って・・・(汗) ぞっと・・・してしまいました(冷汗) きっと・・・・リュウゼンさんとは、決着を付けることになるのでしょうね。 リュウゼンさん・・・・ガウリイさんとどちらが強いか・・・・また・・・戦いに来るのでしょうね。 >「ガウリイ、とっととずらかりましょう。」 >「ああ。」 >斬妖剣を収め、駆け出した。 >(あのままやり合ってたら、斬られていたのは俺だったろうな・・・・・・・) >右肩とは別の、アーマーの心臓部分にある刀傷を見ながら、ガウリイは心の中で呟いた。 ガウリイさんに・・・・ここまで言わせるとは(汗) 『無形の位』は、“柳生新陰流”が有名ですが 剣聖と呼ばれた達人の方が使う、奥義。それを使いこなすとは・・・・・。 リュウゼンさん・・・・何者なのでしょうか。 >いやあ、今回の話、かなり長くなりそうな予感が・・・・・・・ >どうしよう・・・・・・・・・ >こんな行き当たりばったりですが、読んでくれる方、感謝いたします。 >ではまた次回。 長編♪なのですね。 お書きになる棒太郎さんは、とても大変だと思います。 読ませて頂ける自分としては、棒太郎さんのお話、大好きですので とても嬉しいのです。 リュウゼンさんとガウリイさんが、どう戦うのか。 リュウゼンさんのお仲間対、ガウリイさんにリナさんとルナさんの 大規模な戦いとなってしまうのか。 ゼロスさん達、魔族の方々の出番はあるのか。 続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。 体調は如何ですか。 風邪が流行っているようですので、どうかお体にお気を付けて。 早くお体の調子が良くなると良いですね。 では、失礼します。 |
26181 | “剣士”をうまく書ければいいのですが | 棒太郎 | 2003/6/10 20:47:36 |
記事番号26178へのコメント >こんばんは、棒太郎さん。 >お元気ですか、猫楽者です。 > >新作♪なのですね。 >剣士として戦うガウリイさんの御姿。 >ドキドキしながら、とても楽しく読ませて頂きました。 >どんな戦いになって行くのでしょうか。 こんばんわ、棒太郎です。 またもや見切り発車で始まってしまいました。 >>次々と響き渡るその音は、すべてを飲み込まんとする夜の帳に反発するかのようだった。 >>そしてそれに混じって、 >>「お〜〜い、リナぁ。あんまりやりすぎるなよ〜〜。」 >>というなんとものんびりした声が聞こえてくるのであった。 > >リナさん(汗)・・・・・・お元気なようでなによりです(笑) >ガウリイさんも、御自分の目の届く所にリナさんがいらっしゃるので >多少のことは、『まあ・・・いいか』、とか思っているのでしょうか(笑) ガウリイも付き合ってます。 なんにせよ無茶なことはしなければいいか、と思ってます。 >>ここしばらくの乱獲を思い返して、ガウリイはリナに尋ねた。 >>「なによ、明日にはゼフィーリアに着くのよ。それまでの間に姉ちゃんへの献上品そろえとかなきゃマズイのよ。」 >>そうでなきゃあたしの身がどうなるか・・・・・とやや顔を青ざめさせて呟く。 > >ルナさんへの献上品・・・・って(汗) >リナさんにとっては・・・・魔王よりも何よりも・・・・ルナさんの方が・・・恐ろし・・・・いっ・・・いえ >お世話になっているおねえさまに・・・・おみあげを持って返る・・・・うっ・・・美しい姉妹愛ですね(滝汗) リナの絶対支配者(笑) デモンスレイヤーといわれようとも、彼女には逆らえません。 >>(リナがここまでなるなんて・・・・・・リナのねーちゃんってどんな人なんだ?) >>リナを見ながら、ガウリイはまだ見ぬリナの姉、ルナのことをあれこれ考えた。 >>――が、2秒でやめた。 >>(会ってみりゃ分かるか) > >ガウリイさん(笑) >仰るとおりなのですが・・・・・ルナさんといきなり・・・・手合わせ・・・・なんて・・・ >しようとしないでくださいね・・・・・リナさんが・・・どんなにか心配することになってしまいますか(汗) ガウリイになくてもルナのほうにやる気満々だったりして。 >>そしてはっきりとその姿がわかる距離まで来たとき、リナは体に電流が走ったような感じを受けた。 >>(な、なに?こいつ。こんなにデキる奴がいるの?) > >いままで数々の修羅場を潜り抜けてきた・・・・・リナさんが・・・・ゾクッとするほどの方(汗) >すざましい『気』を漂わせていたのでしょうか。 強烈に吹き付けてくる殺気に気圧されたのでしょう。 >>その男は黒の皮の手甲をつけ、すねまで覆うブーツを履き、黒のベストを羽織り、そして円錐を押しつぶしたような形の、黒い笠を目深に被っていた。 >>男は歩みを止めると、腰に差していた剣を抜いた。それがごく自然のことに思えた。 >>「おぬし・・・・・」 >>男はガウリイのほうに目を向けた。 >>「なかなかの腕前とみた。ここで遭ったが身の不運。我が剣の錆となってもらおう。」 >>両手をだらりとさげたまま、男が言った。 >>右手に握られた細身の片刃の剣――”カタナ”が光っている。 > >旅装束の武士の方のような服装なのでしょうか。 >ガウリイさんの力量を、一目で見抜いた眼力は流石ですが・・・・ >仰る御言葉は・・・・無茶苦茶危ないですね(汗) >『カタナ』は,上半身への攻撃をするのに、そして“人を斬るのに” >最適な武器だと、なにかの本で読みました。 >この方の『カタナ』・・・・普通の『カタナ』なのでしょうか・・・ >それとも・・・・『妖刀』のようなもの・・・・なのでしょうか。 イメージはサムライですので。 洋風の旅装束に黒笠、というミスマッチを味わってもらえれば。 彼の刀はそういった「力」は持っていません。 >>「名を聞いておこうか。」 >>「ガウリイ=ガブリエフ。」 >>「我が名はリュウゼン。」 >>相手が名乗るや、ガウリイは腰の斬妖剣を抜いた。 >>それを見たリュウゼンは小さく息をついた。 >>「魔力剣か・・・・・・おぬしのような男がそのような者に頼っているとは・・・・・いささか失望したな。」 >>どうやらそういった力を借りた剣は、リュウゼンのなかでは正道ではないようだ。 > >リュウゼンさん・・・・本当に凄い方ですね。 >斬妖剣を、一目で魔力剣とわかったのですね。 実力者ですから、目利きも相当に鍛えられてます。 >>「・・・・・・リナ。お前さん、余分に剣は持ってないよな?」 >>「ちょっと、ガウリイ!?」 >>ガウリイの言葉にリナが声を上げる。 >>「あんた、あいつの言うことまともに受ける気?あいつはあいつ、あんたはあんたじゃない?」 > >ガウリイさんもリュウゼンさんの実力を見抜いて、純粋に剣で戦いたかったのですね。 >やはり剣士なのですね。 >強い相手との戦うことに、喜びを感じてしまうのでしょうか。 戦いに身をおく者は、大なり小なりそういった思いはあると思います。 >> ザンッ >> >>両者の影が交錯し、互いに先ほどとは90度ずれた位置に立ち、向かい合っていた。 >>「ぐっ」 >>ガウリイが小さく声を上げた。 >>彼の右肩付近のアーマーが斬られ、浅く肉を斬っていた。 >>「ふふ・・・・・・なかなかのお手前で。」 >>そう笑うリュウゼンの、黒笠の右目部分が縦に斬られ、その切れ目からリュウゼンの瞳が覗いていた。 >>それを見たリナは、リュウゼンの涼風のような爽やかに澄んだ殺気に、ゾクリと体を震わせた。 >>リュウゼンは再び両手を下げた無形の位で、ガウリイは正眼に剣を構えて向かい合った。 > >実力は、ほぼ互角なのでしょうか。 >あのガウリイさんと並ぶほどの実力をもったお方・・・・・リュウゼンさんは何者なのでしょうか。 >リュウゼンさんは、戦いを楽しんでいますね。 >『無形の位』は、確か相手を先に動かし、逆にその裏を突く。 >“後の先”(一種のカウンターでしょうか)という考え方の技だと思いました。 >リュウゼンさんの『動き』は、ガウリイさんよりも速いのですね(汗) ”後の先”は確かに一種のカウンターですね。 でも相手が動くのを待つのではなく、相手の動きを察知し、それを見越して攻撃するのですから、そこが真似できない凄さです。 >>だがそのとき――― >>「おい、そこでなにをしている!!」 >>街の自警団の声が響いた。 >>数人の駆けてくる足音が聞こえてくる。 >>「邪魔が入ったか・・・・・・・」 >>そう呟くとリュウゼンは静かにカタナを収めた。 >>「やって来たところでどうということはないが・・・・・・・おぬしとはなんの邪魔もなく戦いたいのでな。」 >>くるりと踵を返して、リュウゼンは闇の向こうへ歩き去っていった。 > >今回は、大人しく引いて行きましたね。 >一瞬、『せっかくの楽しみを邪魔するな』、とか言いながら >リュウゼンさん・・・・自警団の方々を皆殺しにしてしまうのかと・・・・思って・・・(汗) >ぞっと・・・してしまいました(冷汗) >きっと・・・・リュウゼンさんとは、決着を付けることになるのでしょうね。 >リュウゼンさん・・・・ガウリイさんとどちらが強いか・・・・また・・・戦いに来るのでしょうね。 まあ、余計な殺しはしませんね。というかガウリイ以外のものは斬る気がしなかったのでしょう。 >>「ガウリイ、とっととずらかりましょう。」 >>「ああ。」 >>斬妖剣を収め、駆け出した。 >>(あのままやり合ってたら、斬られていたのは俺だったろうな・・・・・・・) >>右肩とは別の、アーマーの心臓部分にある刀傷を見ながら、ガウリイは心の中で呟いた。 > >ガウリイさんに・・・・ここまで言わせるとは(汗) >『無形の位』は、“柳生新陰流”が有名ですが >剣聖と呼ばれた達人の方が使う、奥義。それを使いこなすとは・・・・・。 >リュウゼンさん・・・・何者なのでしょうか。 『剣客商売』とか『忍法帳』シリーズにでてくる剣士をモデルに、イメージしてます。 >>いやあ、今回の話、かなり長くなりそうな予感が・・・・・・・ >>どうしよう・・・・・・・・・ >>こんな行き当たりばったりですが、読んでくれる方、感謝いたします。 >>ではまた次回。 > >長編♪なのですね。 >お書きになる棒太郎さんは、とても大変だと思います。 >読ませて頂ける自分としては、棒太郎さんのお話、大好きですので >とても嬉しいのです。 嬉しいお言葉です。 頑張って書いていきたいと思います。 >リュウゼンさんとガウリイさんが、どう戦うのか。 >リュウゼンさんのお仲間対、ガウリイさんにリナさんとルナさんの >大規模な戦いとなってしまうのか。 >ゼロスさん達、魔族の方々の出番はあるのか。 >続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。 > >体調は如何ですか。 >風邪が流行っているようですので、どうかお体にお気を付けて。 >早くお体の調子が良くなると良いですね。 >では、失礼します。 魔族の出番はまだわかりませんね。 まだまだ書き出しですから、今後どのようになってゆくのか・・・・・ 体調・・・お言葉をもらってるそばから先日、崩してしまいました。 熱と吐き気に襲われてました。 それでは。 |
26179 | Re:剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 | オロシ・ハイドラント | 2003/6/10 19:26:14 |
記事番号26171へのコメント こんばんは これまた期待出来る新作ですね。 タイトルもまた良いです。 強敵出現。 ガウリイを越す腕の持ち主……相当なものですね。 人間相手というのは、魔族との戦いとは全く質の違うものでしょうし、ガウリイが勝つことは出来るのでしょうか? それとも、話は違う方向に進む? にしても、 >「なによ、明日にはゼフィーリアに着くのよ。それまでの間に姉ちゃんへの献上品そろえとかなきゃマズイのよ。」 ……献上品って(汗) それでは短いですが、この辺りで失礼致します。 |
26182 | なかなかタイトルが決まらなかった・・・・・ | 棒太郎 | 2003/6/10 20:52:28 |
記事番号26179へのコメント >こんばんは こんばんわ、棒太郎です。 >これまた期待出来る新作ですね。 >タイトルもまた良いです。 いやはや、ありがたいお言葉です。 タイトル・・・・・なかなか決まらず30分ぐらい、パソコンとにらめっこしてました。 >強敵出現。 >ガウリイを越す腕の持ち主……相当なものですね。 >人間相手というのは、魔族との戦いとは全く質の違うものでしょうし、ガウリイが勝つことは出来るのでしょうか? >それとも、話は違う方向に進む? まだまだ書きはじめなので、どういう風に話が展開していくかわかりませんが、確かに魔族との戦いとは質が違いますね。 ガウリイは勝てるか!? >にしても、 >>「なによ、明日にはゼフィーリアに着くのよ。それまでの間に姉ちゃんへの献上品そろえとかなきゃマズイのよ。」 >……献上品って(汗) やっぱりご機嫌をとっておかないとね。 >それでは短いですが、この辺りで失礼致します。 どうもありがとうございます。 またよければ、読んでやってください。 それでは。 |
26184 | 剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 序章2 | 棒太郎 | 2003/6/10 22:52:04 |
記事番号26171へのコメント こんばんわ、棒太郎です。 見切り発車で始まったこのシリーズ。 暗中模索の状態で、2話目いっちゃいます。 なんか見たことある人が出てきますが、気にしないでね。 ************************************* 『剣狼伝〜魔人輪舞曲〜』 序章2 謎の剣士、リュウゼンとの邂逅から一夜が明け、空には清々しい青空が広がっていた。 ゼフィーリアへと入ったリナとガウリイは、そのまま真っ直ぐリナの家である「インバース商会」へ向かっていた。 長い間、いろいろなところを廻ったリナだが、やはり故郷というのは格別なのだろうか、その足取りもどこか軽やかに見えた。 そんなリナを見ながら、ガウリイも小さく笑みを浮かべた。 やがて二人の目の前に、どっしりとした風格を感じさせる佇まいの家が見えた。 入り口の上にはこれまた歴史を感じさせるような看板がかかっていた。 そこには”インバース商会”と力強く書かれていた。 「嗚呼、懐かしきか我が家よ。」 そう言ってリナは入り口の前までやってきた。 「ん?」 リナは首をかしげた。 なにやらどこかで見たようなヤツがせっせと荷を運んでいたからだ。 「あんた・・・・・ディルギア?」 「げ!?リナ=インバース!?」 リナに気づいたディルギアは驚きと、決まりの悪そうな顔を向けた。 「ぷっ、ぷぷぷ。あんた・・・・なによその格好。」 リナはディルギアの格好――すなわち「我が家のワンコ」スタイルに思わず吹きだした。 「わ、笑うな!好きでこんな格好してる―――ぶっ!!」 ムキーッと怒るディルギアだが、突如脳天に振ってきた箒の一撃に撃沈した。 「おい、バカ犬。誰がさぼっていいっつった。」 ディルギアの背後にいつの間にか、見事な赤毛の男が立っていた。 「さっさと荷物を運びやがれ―――って、ん?」 「やっほー、ヴェルさん。」 自分たちに気づいた男に気さくに挨拶するリナ。 「お嬢さん?リナお嬢さんですか!?」 男は驚きと喜びの声を上げる。 「いやお懐かしや。何年ぶりですか。」 「ヴェルさんも元気そうね。」 「はは。おかげさまで。」 和気藹々とした空気が二人の間に流れる。 「リナ――」 ガウリイがリナを呼び止めた。 「あ、ごめんねー、ガウリイ。ヴェルさん。彼、ガウリイ=ガブリエフっていうの。あたしの旅のパートーナーってとこかな。 ガウリイ、こちらヴェルディオスさん。あたしのじいちゃんの剣の弟子で、店の従業員でもある人よ。」 「どうも、ガウリイ=ガブリエフです。」 「いや、挨拶が遅れました。ヴェルディオス=グレンディル=ロクサードといいます。」 そう言い、軽く礼をする。 「はは、しかし喜ばしいことですなぁ。お嬢さんが帰ってきただけでなく、お相手まで連れてくるなんて。」 「ちょ、ちょっとヴェルさん!?お、お相手って何よ、お相手って!?」 「いやだって、年頃の女性が男性を実家に連れてくるなんていうと、ソウとしか思えないでしょう?」 「何言ってるのよ、あたしとガウリイは――」 「世間一般にはそう見えるんですよ。」 微笑ましく笑いながら言ったその一言に、リナは出かけた言葉がつっかえてしまった。 「まあ、なんにせよとりあえず家の中でくつろいでください。せっかく帰ってきたんですから。若先生もしばらくしたら帰ってきますよ。」 若先生――ルナのことである。 ヴェルディオスはリナの祖父を老先生、ルナを若先生と呼んでいる。 「ってことだ。おい、バカ犬。てめえは、あっちの荷物も運んでろよ。いいな。」 地面に倒れていたディルギアを軽く蹴飛ばしながらそう告げた。 「くぉらーーっ!!なんで俺が毎日毎日そんなことせにゃならんのだーーっ!!」 ガバッと起き上がり、ディルギアは魂の叫びを上げる。―――が、 「んだと、ゴラァッ!!?」 バキィッとヴェルディオスの右フックが炸裂。ディルギアは再び地面に倒れ臥した。 「てめぇ、若先生のお情けで飼われてる分際でなにぬかしてやがる。しまいにゃ、奥歯に指突っ込んでガタガタいわすぞ、あ゛あ゛?」 だが、すでに白目を向いて気絶してるディルギアにその声は聞こえなかった。 「ささ、お嬢さん。早くお入りください。」 ヴェルディオスの言葉にリナとガウリイは玄関に入っていった。 ガウリイが玄関に入ろうとしたそのとき――― 「!?」 ガウリイの体を戦慄が貫いた。 背後から凄まじい殺気を纏った”刃”が襲い掛かってくるのを感じたのだ。 その刹那―― ビュオッ リナが振り向いた時には、ガウリイの横すれすれに振り下ろされた”刃”と、相手の首の横に斬妖剣を突きつけているガウリイの姿があった。 「なかなかの腕だ。流石はお嬢さんの選んだ男よ。」 先ほどまでとは打って変わって、鋭い目を向け、研ぎ澄まされた殺気を宿したヴェルディオスが呟いた。 ヴェルディオスの振り下ろした一撃を、身を捻って躱し、その勢いを利用しガウリイは剣を抜き放ったのだった。 「ちょっと、ヴェルさん!なにやってんのよ!!?」 リナの声と共にスパーンという小気味良い音が響いた。 「あたた・・・・・お、お嬢さん、またキレが鋭くなりましたね。」 スリッパを握り締め、般若のような形相を浮かべるリナに、ヴェルディオスは普段の雰囲気に戻った。 「いやその、なんと言いますか・・・・・デキるヤツをみるとつい試してみたくなる、というのが剣士の性(さが)といいましょうか・・・・・・・」 「だからっていきなし玄関先でやるんじゃな〜〜〜〜い!!!」 「も、申し訳ありませ〜〜〜ん。」 パコパコとリナにスリッパでどつかれるヴェルディオスを見ながら、ガウリイはひとつ息をついた。 (ったく、世の中広いもんだよな。たいした腕前だぜ。こんなものを真物の刃と錯覚させるなんてな・・・・・・) そう呟き、ガウリイが拾い上げたのはひとつの箒だった。 ************************************* 2話目でした。 たいして話がすすんでません。困ったもんです。 そしてヴェルディオス。まあパラレルだと思ってください(こればっか) この次はねーちゃんが出てきます。 ではまた次回。 |
26187 | ガウリイ、実力お試しキャンペーン実施中!! | エモーション E-mail | 2003/6/11 00:13:26 |
記事番号26184へのコメント こんばんは。 >こんばんわ、棒太郎です。 >見切り発車で始まったこのシリーズ。 >暗中模索の状態で、2話目いっちゃいます。 >なんか見たことある人が出てきますが、気にしないでね。 凄いです、もう2話がUPですか?! 今回は「さすがゼフィーリア」という感じですね。 そして、リナの実家には……やはりただ者じゃない方々が、いらっしゃるのですね(汗) ガンバレ、ガウリイ。やはりいろんな意味で(笑)今回のお話の主役は君だ!! >長い間、いろいろなところを廻ったリナだが、やはり故郷というのは格別なのだろうか、その足取りもどこか軽やかに見えた。 >そんなリナを見ながら、ガウリイも小さく笑みを浮かべた。 リナが嬉しそうだと自分も嬉しい。ガウリイ、愛ですねぇ……♪ >「あんた・・・・・ディルギア?」 >「げ!?リナ=インバース!?」 >リナに気づいたディルギアは驚きと、決まりの悪そうな顔を向けた。 >「ぷっ、ぷぷぷ。あんた・・・・なによその格好。」 >リナはディルギアの格好――すなわち「我が家のワンコ」スタイルに思わず吹きだした。 ディルギア……やはり彼は、ルナの愛犬、尚かつ、働き手として扱われているのですね。 今回の不幸な人、第一号決定。 >「はは、しかし喜ばしいことですなぁ。お嬢さんが帰ってきただけでなく、お相手まで連れてくるなんて。」 >「ちょ、ちょっとヴェルさん!?お、お相手って何よ、お相手って!?」 >「いやだって、年頃の女性が男性を実家に連れてくるなんていうと、ソウとしか思えないでしょう?」 >「何言ってるのよ、あたしとガウリイは――」 >「世間一般にはそう見えるんですよ。」 >微笑ましく笑いながら言ったその一言に、リナは出かけた言葉がつっかえてしまった。 全くその通りです。この件に関しては、ガウリイの押し切り勝ちですよね♪ リナも諦めて素直になりましょう♪ >「くぉらーーっ!!なんで俺が毎日毎日そんなことせにゃならんのだーーっ!!」 >ガバッと起き上がり、ディルギアは魂の叫びを上げる。―――が、 >「んだと、ゴラァッ!!?」 >バキィッとヴェルディオスの右フックが炸裂。ディルギアは再び地面に倒れ臥した。 >「てめぇ、若先生のお情けで飼われてる分際でなにぬかしてやがる。しまいにゃ、奥歯に指突っ込んでガタガタいわすぞ、あ゛あ゛?」 >だが、すでに白目を向いて気絶してるディルギアにその声は聞こえなかった。 ……ディルギア……哀れな……(涙) それでも、ルナの元から出ていく気になれないのが、彼の最大の不幸でしょうか。 >ガウリイの体を戦慄が貫いた。 >背後から凄まじい殺気を纏った”刃”が襲い掛かってくるのを感じたのだ。 >その刹那―― > ビュオッ >リナが振り向いた時には、ガウリイの横すれすれに振り下ろされた”刃”と、相手の首の横に斬妖剣を突きつけているガウリイの姿があった。 >「なかなかの腕だ。流石はお嬢さんの選んだ男よ。」 >先ほどまでとは打って変わって、鋭い目を向け、研ぎ澄まされた殺気を宿したヴェルディオスが呟いた。 ……さっそくと言いますか……(汗) ルナさんよりも先に、実力拝見、とばかりに力試しの一撃ですか……(滝汗) そして、さすが、です……。ヴェルディオスさんもガウリイも……。 >「いやその、なんと言いますか・・・・・デキるヤツをみるとつい試してみたくなる、というのが剣士の性(さが)といいましょうか・・・・・・・」 >「だからっていきなし玄関先でやるんじゃな〜〜〜〜い!!!」 >「も、申し訳ありませ〜〜〜ん。」 ヴェルディオスさん……(汗)それは分かるのですが……、何と言いますか、 リナの言い分も当然ですよ(汗) リナが怒っているのは、さすがに今この場所で、ガウリイを不意打ちで 試されると思わなかったからでしょうか? ヴェルディオスさんの剣士としての性を、分かっていても、ちょっと怒りたい というところですね。……愛です! これは愛なのですね!!(笑)←勝手にそう決めつけ >(ったく、世の中広いもんだよな。たいした腕前だぜ。こんなものを真物の刃と錯覚させるなんてな・・・・・・) >そう呟き、ガウリイが拾い上げたのはひとつの箒だった。 本当に凄いですね……。箒を本物の刃と思わせる……相当の迫力と気合いと殺気が あったんですね。 ……弟子でこのレベル……じゃあ、師匠は……(滝汗) ああ、凄いや、ゼフィーリア……。 >2話目でした。 >たいして話がすすんでません。困ったもんです。 >そしてヴェルディオス。まあパラレルだと思ってください(こればっか) >この次はねーちゃんが出てきます。 >ではまた次回。 凄かったです……(汗)今回は本当に、剣士が中心になるという感じですね。 ……リュウゼンさん、手合わせしたい人が一杯で、喜びそうですね。 一種のパラレルとはいえ、やはり関わる人は、それなりに立場関係を微妙に 変えつつも、関わるようになっているのかもしれませんね。 次はルナさんですか……。ガウリイ、しばらくは「実力お試しキャンペーン実施中!」 といった感じになるのでしょうね。ルナさんの他にも後二人(父と祖父)、 ガウリイに仕掛けてきそうですし。 どうなるのか、続きを楽しみにしています。 それでは、この辺で失礼いたします。 |
26198 | キャンペーン中につき10%増量中 | 棒太郎 | 2003/6/12 17:19:42 |
記事番号26187へのコメント >こんばんは。 >凄いです、もう2話がUPですか?! >今回は「さすがゼフィーリア」という感じですね。 >そして、リナの実家には……やはりただ者じゃない方々が、いらっしゃるのですね(汗) >ガンバレ、ガウリイ。やはりいろんな意味で(笑)今回のお話の主役は君だ!! こんにちわ、エモーションさん。 序盤だけはあらかた出来てたので・・・・・ええ、序盤だけは・・・・ これから先が大変ですが。 ゼフィーリア・・・・・やはり恐ろしいところですね。 ガウリイ、望もうと望むまいと主役を張らされてしまうでしょうね。 > >>長い間、いろいろなところを廻ったリナだが、やはり故郷というのは格別なのだろうか、その足取りもどこか軽やかに見えた。 >>そんなリナを見ながら、ガウリイも小さく笑みを浮かべた。 > >リナが嬉しそうだと自分も嬉しい。ガウリイ、愛ですねぇ……♪ 確かに♪愛ですねぇ。 >>「あんた・・・・・ディルギア?」 >>「げ!?リナ=インバース!?」 >>リナに気づいたディルギアは驚きと、決まりの悪そうな顔を向けた。 >>「ぷっ、ぷぷぷ。あんた・・・・なによその格好。」 >>リナはディルギアの格好――すなわち「我が家のワンコ」スタイルに思わず吹きだした。 > >ディルギア……やはり彼は、ルナの愛犬、尚かつ、働き手として扱われているのですね。 >今回の不幸な人、第一号決定。 よくよく考えたら、確かに今回の不幸な人第一号ですね。 しかもヒエラルキーは最下層。 >>「はは、しかし喜ばしいことですなぁ。お嬢さんが帰ってきただけでなく、お相手まで連れてくるなんて。」 >>「ちょ、ちょっとヴェルさん!?お、お相手って何よ、お相手って!?」 >>「いやだって、年頃の女性が男性を実家に連れてくるなんていうと、ソウとしか思えないでしょう?」 >>「何言ってるのよ、あたしとガウリイは――」 >>「世間一般にはそう見えるんですよ。」 >>微笑ましく笑いながら言ったその一言に、リナは出かけた言葉がつっかえてしまった。 > >全くその通りです。この件に関しては、ガウリイの押し切り勝ちですよね♪ >リナも諦めて素直になりましょう♪ 世間の目というのはこれでいて侮れませんからね。 周りからどんどん既成事実をつくられていってしまうでしょう(笑) >>「くぉらーーっ!!なんで俺が毎日毎日そんなことせにゃならんのだーーっ!!」 >>ガバッと起き上がり、ディルギアは魂の叫びを上げる。―――が、 >>「んだと、ゴラァッ!!?」 >>バキィッとヴェルディオスの右フックが炸裂。ディルギアは再び地面に倒れ臥した。 >>「てめぇ、若先生のお情けで飼われてる分際でなにぬかしてやがる。しまいにゃ、奥歯に指突っ込んでガタガタいわすぞ、あ゛あ゛?」 >>だが、すでに白目を向いて気絶してるディルギアにその声は聞こえなかった。 > >……ディルギア……哀れな……(涙) >それでも、ルナの元から出ていく気になれないのが、彼の最大の不幸でしょうか。 ある意味、自ら望んで不幸の海に飛び込んでいってますね。 まあ、幸せは人それぞれですから・・・・・ >>ガウリイの体を戦慄が貫いた。 >>背後から凄まじい殺気を纏った”刃”が襲い掛かってくるのを感じたのだ。 >>その刹那―― >> ビュオッ >>リナが振り向いた時には、ガウリイの横すれすれに振り下ろされた”刃”と、相手の首の横に斬妖剣を突きつけているガウリイの姿があった。 >>「なかなかの腕だ。流石はお嬢さんの選んだ男よ。」 >>先ほどまでとは打って変わって、鋭い目を向け、研ぎ澄まされた殺気を宿したヴェルディオスが呟いた。 > >……さっそくと言いますか……(汗) >ルナさんよりも先に、実力拝見、とばかりに力試しの一撃ですか……(滝汗) >そして、さすが、です……。ヴェルディオスさんもガウリイも……。 はい、さっそく来ました。 >>「いやその、なんと言いますか・・・・・デキるヤツをみるとつい試してみたくなる、というのが剣士の性(さが)といいましょうか・・・・・・・」 >>「だからっていきなし玄関先でやるんじゃな〜〜〜〜い!!!」 >>「も、申し訳ありませ〜〜〜ん。」 > >ヴェルディオスさん……(汗)それは分かるのですが……、何と言いますか、 >リナの言い分も当然ですよ(汗) >リナが怒っているのは、さすがに今この場所で、ガウリイを不意打ちで >試されると思わなかったからでしょうか? >ヴェルディオスさんの剣士としての性を、分かっていても、ちょっと怒りたい >というところですね。……愛です! これは愛なのですね!!(笑)←勝手にそう決めつけ 愛です。もちろん愛です! 必要以上に怒っているところがミソですかね。 >>(ったく、世の中広いもんだよな。たいした腕前だぜ。こんなものを真物の刃と錯覚させるなんてな・・・・・・) >>そう呟き、ガウリイが拾い上げたのはひとつの箒だった。 > >本当に凄いですね……。箒を本物の刃と思わせる……相当の迫力と気合いと殺気が >あったんですね。 >……弟子でこのレベル……じゃあ、師匠は……(滝汗) >ああ、凄いや、ゼフィーリア……。 はい。真剣を持ったときと同じ殺気、気合で仕掛けましたから。 本物の刃と思ってしまいます。 ゼフィーリア・・・・・・やはり世界の神秘・・・・ >>2話目でした。 >>たいして話がすすんでません。困ったもんです。 >>そしてヴェルディオス。まあパラレルだと思ってください(こればっか) >>この次はねーちゃんが出てきます。 >>ではまた次回。 > >凄かったです……(汗)今回は本当に、剣士が中心になるという感じですね。 >……リュウゼンさん、手合わせしたい人が一杯で、喜びそうですね。 >一種のパラレルとはいえ、やはり関わる人は、それなりに立場関係を微妙に >変えつつも、関わるようになっているのかもしれませんね。 >次はルナさんですか……。ガウリイ、しばらくは「実力お試しキャンペーン実施中!」 >といった感じになるのでしょうね。ルナさんの他にも後二人(父と祖父)、 >ガウリイに仕掛けてきそうですし。 >どうなるのか、続きを楽しみにしています。 >それでは、この辺で失礼いたします。 やっぱり出てくるキャラ上、そうなりますね。 そしてわたしもチャンバラ好きなものですし。 父と祖父はちょっと出てくるか分かんないんですが・・・・・ 話がまだまとまってないので。 それでは。 |
26194 | 第一関門突破でしょうか(汗) | 猫楽者 E-mail | 2003/6/11 23:11:18 |
記事番号26184へのコメント >こんばんわ、棒太郎です。 こんばんは、棒太郎さん。 お元気ですか、猫楽者です。 続きですね♪とても楽しく読ませて頂きました。 久々の里帰りで嬉しそうなリナさんと、リナさんとは別の意味で(笑) 嬉しそうなガウリイさん。 いきなり挨拶代わりに腕試しとは、流石はゼフィーリア、そして、リナさんのご実家ですね。 ガウリイさん、毎日のように、リナさんのお家の方と剣の修行をするのでしょうか。 >やがて二人の目の前に、どっしりとした風格を感じさせる佇まいの家が見えた。 >入り口の上にはこれまた歴史を感じさせるような看板がかかっていた。 >そこには”インバース商会”と力強く書かれていた。 >「嗚呼、懐かしきか我が家よ。」 >そう言ってリナは入り口の前までやってきた。 数年ぶりのご帰宅、家族の方との感動の再会ですね。 愛娘さんの元気な笑顔、御家族の方、どんなにか待ち望んでいたことでしょう。 >「ん?」 >リナは首をかしげた。 >なにやらどこかで見たようなヤツがせっせと荷を運んでいたからだ。 >「あんた・・・・・ディルギア?」 >「げ!?リナ=インバース!?」 >リナに気づいたディルギアは驚きと、決まりの悪そうな顔を向けた。 >「ぷっ、ぷぷぷ。あんた・・・・なによその格好。」 >リナはディルギアの格好――すなわち「我が家のワンコ」スタイルに思わず吹きだした。 帰宅して、予想外の方の姿・・・・それも・・・・『あの』ディルギアさんが 居るとは、リナさんも予想していなかったのですね(笑) しかも・・・・「我が家のワンコ」スタイル(笑) 赤い可愛い首輪(鈴と名札つき)・・・・とか、しているのでしょうか(笑) >「わ、笑うな!好きでこんな格好してる―――ぶっ!!」 >ムキーッと怒るディルギアだが、突如脳天に振ってきた箒の一撃に撃沈した。 >「おい、バカ犬。誰がさぼっていいっつった。」 >ディルギアの背後にいつの間にか、見事な赤毛の男が立っていた。 >「さっさと荷物を運びやがれ―――って、ん?」 スポックさん・・・・・その格好で怒っても・・・・迫力無いのでは(笑) 荷物運びのお手伝いをしているのですね。 ヴェルディオスさん。ペットを虐待したら、可愛そうですよ。 『しっかり働いたら、ご褒美に“骨”をあげるからね♪』、とか言いながら 頭を撫でてあげましょう(笑) >「リナ――」 >ガウリイがリナを呼び止めた。 >「あ、ごめんねー、ガウリイ。ヴェルさん。彼、ガウリイ=ガブリエフっていうの。あたしの旅のパートーナーってとこかな。 >ガウリイ、こちらヴェルディオスさん。あたしのじいちゃんの剣の弟子で、店の従業員でもある人よ。」 >「どうも、ガウリイ=ガブリエフです。」 >「いや、挨拶が遅れました。ヴェルディオス=グレンディル=ロクサードといいます。」 >そう言い、軽く礼をする。 >「はは、しかし喜ばしいことですなぁ。お嬢さんが帰ってきただけでなく、お相手まで連れてくるなんて。」 >「ちょ、ちょっとヴェルさん!?お、お相手って何よ、お相手って!?」 >「いやだって、年頃の女性が男性を実家に連れてくるなんていうと、ソウとしか思えないでしょう?」 >「何言ってるのよ、あたしとガウリイは――」 >「世間一般にはそう見えるんですよ。」 >微笑ましく笑いながら言ったその一言に、リナは出かけた言葉がつっかえてしまった。 そうです。ガウリイさん、頑張ってください。 リナさんのお家の方たちに、『リナさんのお相手』と認めていただいて まずは、外堀から攻めていきましょう。 リナさんのお父さんは、なかなか認めてはくれないかもしれませんが(笑) お母さんとルナさんが認めてくれれば、ゴールは目の前です。 >「まあ、なんにせよとりあえず家の中でくつろいでください。せっかく帰ってきたんですから。若先生もしばらくしたら帰ってきますよ。」 >若先生――ルナのことである。 >ヴェルディオスはリナの祖父を老先生、ルナを若先生と呼んでいる。 >「ってことだ。おい、バカ犬。てめえは、あっちの荷物も運んでろよ。いいな。」 >地面に倒れていたディルギアを軽く蹴飛ばしながらそう告げた。 >「くぉらーーっ!!なんで俺が毎日毎日そんなことせにゃならんのだーーっ!!」 >ガバッと起き上がり、ディルギアは魂の叫びを上げる。―――が、 >「んだと、ゴラァッ!!?」 >バキィッとヴェルディオスの右フックが炸裂。ディルギアは再び地面に倒れ臥した。 >「てめぇ、若先生のお情けで飼われてる分際でなにぬかしてやがる。しまいにゃ、奥歯に指突っ込んでガタガタいわすぞ、あ゛あ゛?」 >だが、すでに白目を向いて気絶してるディルギアにその声は聞こえなかった。 ディルギアさんの獣人としてのパワーとスピード、そして桁外れな回復力も・・・・・・ ゼフィーリアのインバース商会の方が相手では・・・・・・(汗) ディルギアさん・・・・・ゼロスさんなみに『不幸』な方ですね。 もうスポックさんとして、平和で穏やな暮らしを楽しんだ方が良いのでは(笑) >「ささ、お嬢さん。早くお入りください。」 >ヴェルディオスの言葉にリナとガウリイは玄関に入っていった。 >ガウリイが玄関に入ろうとしたそのとき――― >「!?」 >ガウリイの体を戦慄が貫いた。 >背後から凄まじい殺気を纏った”刃”が襲い掛かってくるのを感じたのだ。 >その刹那―― > ビュオッ >リナが振り向いた時には、ガウリイの横すれすれに振り下ろされた”刃”と、相手の首の横に斬妖剣を突きつけているガウリイの姿があった。 >「なかなかの腕だ。流石はお嬢さんの選んだ男よ。」 >先ほどまでとは打って変わって、鋭い目を向け、研ぎ澄まされた殺気を宿したヴェルディオスが呟いた。 >ヴェルディオスの振り下ろした一撃を、身を捻って躱し、その勢いを利用しガウリイは剣を抜き放ったのだった。 ガウリイさん(汗)・・・・と・・とりあえず・・・・第一関門突破なのでしょうか(滝汗) 流石はインバース商会の方・・・・・ヴェルディオスさんの実力は・・・・・ ズーマさんやギザンさんと戦っても・・・・・・あっさりと勝ってしまいそうですね(汗) そして、瞬時に反応したガウリイさん、流石です。 >「ちょっと、ヴェルさん!なにやってんのよ!!?」 >リナの声と共にスパーンという小気味良い音が響いた。 >「あたた・・・・・お、お嬢さん、またキレが鋭くなりましたね。」 >スリッパを握り締め、般若のような形相を浮かべるリナに、ヴェルディオスは普段の雰囲気に戻った。 ヴェルディオスさんが避ける間もなく、スリッパアタックなさる・・・・・(汗) リナさんも、すごいですね(汗) 昔からスリッパアタック・・・・・していたのですね(笑) >「いやその、なんと言いますか・・・・・デキるヤツをみるとつい試してみたくなる、というのが剣士の性(さが)といいましょうか・・・・・・・」 >「だからっていきなし玄関先でやるんじゃな〜〜〜〜い!!!」 >「も、申し訳ありませ〜〜〜ん。」 リナさん。『あたしのガウリイに、なにすんの〜』、とか(笑) 叫んでくだされば、ガウリイさんが、どんなにか喜んだことでしょうか。 『強い』。そう思ったら、つい戦ってみたくなるのは、剣士の本能なのでしょうか。 >パコパコとリナにスリッパでどつかれるヴェルディオスを見ながら、ガウリイはひとつ息をついた。 >(ったく、世の中広いもんだよな。たいした腕前だぜ。こんなものを真物の刃と錯覚させるなんてな・・・・・・) >そう呟き、ガウリイが拾い上げたのはひとつの箒だった。 箒に、『闘気』をまとわりつかせたのでしょうか(汗) ガウリイさん。なんだか嬉しそうですね。 インバース家の方々と、毎日のように手合わせなさるのでしょうか。 こちらのヴェルディオスさんは、『”影法”の剣』の使い手ではなく 『インバース流剣法』を学んでいるのでしょうか。 >2話目でした。 >たいして話がすすんでません。困ったもんです。 >そしてヴェルディオス。まあパラレルだと思ってください(こればっか) >この次はねーちゃんが出てきます。 >ではまた次回。 いよいよ(汗)・・・・おねえさまが・・・・ご登場になるのですね(滝汗) おねえさま・・・・・そしてリナさんの御家族の方々・・・・次々に ガウリイさんと『剣』で語ることに・・・・・なるのでしょうか。 スポックさんの不幸な姿・・・・・大笑いさせていただきました(笑) 楽しかったです〜♪ スポックさん・・・・次回は、どんな不幸な姿をみせてくれるのでしょうか♪(←鬼) 蒸し暑くなってまいりました。 お体の具合は如何ですか。風邪が早く治って 体調が良くなると良いですね。 では、失礼します。 |
26199 | とりあえずは突破でしょう | 棒太郎 | 2003/6/12 17:35:15 |
記事番号26194へのコメント >こんばんは、棒太郎さん。 >お元気ですか、猫楽者です。 >続きですね♪とても楽しく読ませて頂きました。 >久々の里帰りで嬉しそうなリナさんと、リナさんとは別の意味で(笑) >嬉しそうなガウリイさん。 >いきなり挨拶代わりに腕試しとは、流石はゼフィーリア、そして、リナさんのご実家ですね。 >ガウリイさん、毎日のように、リナさんのお家の方と剣の修行をするのでしょうか。 こんにちわ、猫楽者さん。 やはり、剣士に限らず戦いに携わるものは、出来そうな相手を見ると試したくなると思いますので。 それが彼らなりの挨拶でしょう。 >>やがて二人の目の前に、どっしりとした風格を感じさせる佇まいの家が見えた。 >>入り口の上にはこれまた歴史を感じさせるような看板がかかっていた。 >>そこには”インバース商会”と力強く書かれていた。 >>「嗚呼、懐かしきか我が家よ。」 >>そう言ってリナは入り口の前までやってきた。 > >数年ぶりのご帰宅、家族の方との感動の再会ですね。 >愛娘さんの元気な笑顔、御家族の方、どんなにか待ち望んでいたことでしょう。 やはり、我が家はいいものですからね。 >>「ん?」 >>リナは首をかしげた。 >>なにやらどこかで見たようなヤツがせっせと荷を運んでいたからだ。 >>「あんた・・・・・ディルギア?」 >>「げ!?リナ=インバース!?」 >>リナに気づいたディルギアは驚きと、決まりの悪そうな顔を向けた。 >>「ぷっ、ぷぷぷ。あんた・・・・なによその格好。」 >>リナはディルギアの格好――すなわち「我が家のワンコ」スタイルに思わず吹きだした。 > >帰宅して、予想外の方の姿・・・・それも・・・・『あの』ディルギアさんが >居るとは、リナさんも予想していなかったのですね(笑) >しかも・・・・「我が家のワンコ」スタイル(笑) >赤い可愛い首輪(鈴と名札つき)・・・・とか、しているのでしょうか(笑) 首輪とかさせられてます(笑) 本人の意思は無視で。 >>「わ、笑うな!好きでこんな格好してる―――ぶっ!!」 >>ムキーッと怒るディルギアだが、突如脳天に振ってきた箒の一撃に撃沈した。 >>「おい、バカ犬。誰がさぼっていいっつった。」 >>ディルギアの背後にいつの間にか、見事な赤毛の男が立っていた。 >>「さっさと荷物を運びやがれ―――って、ん?」 > >スポックさん・・・・・その格好で怒っても・・・・迫力無いのでは(笑) >荷物運びのお手伝いをしているのですね。 >ヴェルディオスさん。ペットを虐待したら、可愛そうですよ。 >『しっかり働いたら、ご褒美に“骨”をあげるからね♪』、とか言いながら >頭を撫でてあげましょう(笑) 「働かざる者食うべからず」を掲げていますので。 そして『しっかり働かなかんかったら、ご褒美に”鉄拳”やるからな♪』と言ってます。 >>「リナ――」 >>ガウリイがリナを呼び止めた。 >>「あ、ごめんねー、ガウリイ。ヴェルさん。彼、ガウリイ=ガブリエフっていうの。あたしの旅のパートーナーってとこかな。 >>ガウリイ、こちらヴェルディオスさん。あたしのじいちゃんの剣の弟子で、店の従業員でもある人よ。」 >>「どうも、ガウリイ=ガブリエフです。」 >>「いや、挨拶が遅れました。ヴェルディオス=グレンディル=ロクサードといいます。」 >>そう言い、軽く礼をする。 >>「はは、しかし喜ばしいことですなぁ。お嬢さんが帰ってきただけでなく、お相手まで連れてくるなんて。」 >>「ちょ、ちょっとヴェルさん!?お、お相手って何よ、お相手って!?」 >>「いやだって、年頃の女性が男性を実家に連れてくるなんていうと、ソウとしか思えないでしょう?」 >>「何言ってるのよ、あたしとガウリイは――」 >>「世間一般にはそう見えるんですよ。」 >>微笑ましく笑いながら言ったその一言に、リナは出かけた言葉がつっかえてしまった。 > >そうです。ガウリイさん、頑張ってください。 >リナさんのお家の方たちに、『リナさんのお相手』と認めていただいて >まずは、外堀から攻めていきましょう。 >リナさんのお父さんは、なかなか認めてはくれないかもしれませんが(笑) >お母さんとルナさんが認めてくれれば、ゴールは目の前です。 外堀をしっかり固めれば、攻めるのは楽になりますからね(笑) >>「まあ、なんにせよとりあえず家の中でくつろいでください。せっかく帰ってきたんですから。若先生もしばらくしたら帰ってきますよ。」 >>若先生――ルナのことである。 >>ヴェルディオスはリナの祖父を老先生、ルナを若先生と呼んでいる。 >>「ってことだ。おい、バカ犬。てめえは、あっちの荷物も運んでろよ。いいな。」 >>地面に倒れていたディルギアを軽く蹴飛ばしながらそう告げた。 >>「くぉらーーっ!!なんで俺が毎日毎日そんなことせにゃならんのだーーっ!!」 >>ガバッと起き上がり、ディルギアは魂の叫びを上げる。―――が、 >>「んだと、ゴラァッ!!?」 >>バキィッとヴェルディオスの右フックが炸裂。ディルギアは再び地面に倒れ臥した。 >>「てめぇ、若先生のお情けで飼われてる分際でなにぬかしてやがる。しまいにゃ、奥歯に指突っ込んでガタガタいわすぞ、あ゛あ゛?」 >>だが、すでに白目を向いて気絶してるディルギアにその声は聞こえなかった。 > >ディルギアさんの獣人としてのパワーとスピード、そして桁外れな回復力も・・・・・・ >ゼフィーリアのインバース商会の方が相手では・・・・・・(汗) >ディルギアさん・・・・・ゼロスさんなみに『不幸』な方ですね。 >もうスポックさんとして、平和で穏やな暮らしを楽しんだ方が良いのでは(笑) そうですね。早いところ諦めて、己の境遇を受け入れましょう(笑) >>「ささ、お嬢さん。早くお入りください。」 >>ヴェルディオスの言葉にリナとガウリイは玄関に入っていった。 >>ガウリイが玄関に入ろうとしたそのとき――― >>「!?」 >>ガウリイの体を戦慄が貫いた。 >>背後から凄まじい殺気を纏った”刃”が襲い掛かってくるのを感じたのだ。 >>その刹那―― >> ビュオッ >>リナが振り向いた時には、ガウリイの横すれすれに振り下ろされた”刃”と、相手の首の横に斬妖剣を突きつけているガウリイの姿があった。 >>「なかなかの腕だ。流石はお嬢さんの選んだ男よ。」 >>先ほどまでとは打って変わって、鋭い目を向け、研ぎ澄まされた殺気を宿したヴェルディオスが呟いた。 >>ヴェルディオスの振り下ろした一撃を、身を捻って躱し、その勢いを利用しガウリイは剣を抜き放ったのだった。 > >ガウリイさん(汗)・・・・と・・とりあえず・・・・第一関門突破なのでしょうか(滝汗) >流石はインバース商会の方・・・・・ヴェルディオスさんの実力は・・・・・ >ズーマさんやギザンさんと戦っても・・・・・・あっさりと勝ってしまいそうですね(汗) >そして、瞬時に反応したガウリイさん、流石です。 とりあえず、ヴェルディオスの腕はかなりのものですから。 ズーマやギザンと戦っても勝っちゃうでしょう。 >>「ちょっと、ヴェルさん!なにやってんのよ!!?」 >>リナの声と共にスパーンという小気味良い音が響いた。 >>「あたた・・・・・お、お嬢さん、またキレが鋭くなりましたね。」 >>スリッパを握り締め、般若のような形相を浮かべるリナに、ヴェルディオスは普段の雰囲気に戻った。 > >ヴェルディオスさんが避ける間もなく、スリッパアタックなさる・・・・・(汗) >リナさんも、すごいですね(汗) >昔からスリッパアタック・・・・・していたのですね(笑) 母から受け継いだ伝統の技(笑) インバース家、一子相伝の技です。 >>「いやその、なんと言いますか・・・・・デキるヤツをみるとつい試してみたくなる、というのが剣士の性(さが)といいましょうか・・・・・・・」 >>「だからっていきなし玄関先でやるんじゃな〜〜〜〜い!!!」 >>「も、申し訳ありませ〜〜〜ん。」 > >リナさん。『あたしのガウリイに、なにすんの〜』、とか(笑) >叫んでくだされば、ガウリイさんが、どんなにか喜んだことでしょうか。 >『強い』。そう思ったら、つい戦ってみたくなるのは、剣士の本能なのでしょうか。 やっぱり、剣士の性でしょう。 >>パコパコとリナにスリッパでどつかれるヴェルディオスを見ながら、ガウリイはひとつ息をついた。 >>(ったく、世の中広いもんだよな。たいした腕前だぜ。こんなものを真物の刃と錯覚させるなんてな・・・・・・) >>そう呟き、ガウリイが拾い上げたのはひとつの箒だった。 > >箒に、『闘気』をまとわりつかせたのでしょうか(汗) >ガウリイさん。なんだか嬉しそうですね。 >インバース家の方々と、毎日のように手合わせなさるのでしょうか。 >こちらのヴェルディオスさんは、『”影法”の剣』の使い手ではなく >『インバース流剣法』を学んでいるのでしょうか。 真剣並みの気迫、殺気でしたので。 こちらのヴェルディオスはリナの祖父から拳を学んでいます。 ”影法”の剣は使いませんが・・・・・・・どうしようかな。 >>2話目でした。 >>たいして話がすすんでません。困ったもんです。 >>そしてヴェルディオス。まあパラレルだと思ってください(こればっか) >>この次はねーちゃんが出てきます。 >>ではまた次回。 > >いよいよ(汗)・・・・おねえさまが・・・・ご登場になるのですね(滝汗) >おねえさま・・・・・そしてリナさんの御家族の方々・・・・次々に >ガウリイさんと『剣』で語ることに・・・・・なるのでしょうか。 >スポックさんの不幸な姿・・・・・大笑いさせていただきました(笑) >楽しかったです〜♪ >スポックさん・・・・次回は、どんな不幸な姿をみせてくれるのでしょうか♪(←鬼) 今回の一番の不幸はまさしく彼ですね。 それでもルナの下に居続ける。 報われませんなぁ。 >蒸し暑くなってまいりました。 >お体の具合は如何ですか。風邪が早く治って >体調が良くなると良いですね。 >では、失礼します。 おかげさまで風邪は治りました。 いやあ、久々かかるときついですね。 それでは。 |
26208 | 剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 序章3 | 棒太郎 | 2003/6/12 21:22:06 |
記事番号26171へのコメント こんばんわ、棒太郎です。 3話目です。 ここまではある程度まとまっていたので、いいのですが、ここからさきがどうなることか・・・・・・ ではどうぞ。 ************************************* 『剣狼伝〜魔人輪舞曲〜』 序章3 「ねえ、ヴェルさん。とうちゃんとかあちゃんは?」 ヴェルディオスが運んできたお茶を口にしながら、リナはこの家の家主が見えないことに尋ねた。 「それが、会長と副会長は一昨日から、ゼフィーリア商工会の慰安旅行で、温泉に行ってまして・・・・・・お嬢さんが帰ってくると分かってたら欠席されてたんでしょうが。」 申し訳なさそうにリナに告げる。 「ま、仕方がないか・・・・・・」 残念そうな顔を浮かべるリナに、とりあえず旅行先に連絡はしておきます、とヴェルディオスは言った。 「ありがと、ヴェルさん。・・・・・・・・ところで・・・ねーちゃんはいつ――――」 そう言いかけたとき――― 「私がどうかした?リナ?」 不意に聞こえてきた声に、リナの全身が強張った。 「お帰りなさいませ、若先生。」 そこには、リナの姉でスィーフィード・ナイト、ルナ=インバースが悠然と立っていた。 「もうすぐだよ、ねえちゃん。」 「ええ、わかったわ。」 二人組みの旅人風の男女がゼフィーリアの道を歩いていた。 前を行く少年が、後ろの女性の手を引きながら、ゆっくりと歩いていた。 「ここでみつかるといいよな。ねえちゃん。」 「え、ええ・・・・・・」 少年の言葉に女性はどこか歯切れ悪く応えた。 部屋には異様な緊張が張り詰めていた。 正面のテーブルを挟んで、向かい合うようにリナとガウリイ、そしてルナが座っていた。 リナは就職面接を受けに来た学生のように、ガチガチに緊張している。 ガウリイはわりかし緊張には当てられていないが、目の前のルナの空気に(世の中って広いな)と思っていた。 ルナは、ヴェルディオスの持ってきたカップを手に取ると、ひとくち飲み、ゆっくりとテーブルに置いた。 ここらへんの間の掴み方は、さすがおねーさまである。 「リナ・・・・」 「は、はいぃぃぃ!!」 ルナの声に、リナは背筋をビシィっと伸ばす。 「随分と成長したわね。旅に出る前とは見違えたわ。」 思わぬお褒めの言葉に、リナは一瞬全身の力が抜ける。 「それに色々とあんたの噂は聞いてるわ。」 その言葉にまたビシィッと背筋を伸ばす。 「”盗賊殺し””ドラまた”etc・・・・・・破壊神として祀られそうになったりもしたそうね。」 ルナが紡ぎだす一言一言に、ダラダラと冷や汗を流す。 「あ、あの・・・ね・・ねーちゃん・・・・そ、それは・・・・・・」 なんとか必死に弁解しようとするリナ。 そのリナを見ながら(あのリナがここまでなるなんてな〜。さすがリナのねえちゃんだな。)とガウリイは思っていた。 しかし、これまでのリナの行動は、世間にそう言われても恥じないものばかりだったので、ガウリイも弁護の余地がなかった。 (すまん、リナ。こればっかりはおまえさんの力にはなれそうもない) そう言い、暖かい目で見守ることにした。 「―――――ところでリナ。そちらの人、早いところ紹介して欲しいわね。」 「あ、は、はいぃ!彼はガウリイ=ガブリエフといいまして、た、旅のパートナーです!」 ガウリイも「どうも。」と頭を下げる。 「パートナーね・・・・・・リナ、年頃の女が男を実家に連れてくる、ってことの意味、分かってる?」 「そ、それは―――」 「若先生、私もそれを言いました。」 ヴェルディオスの言葉に、ルナは「そう・・・・」と一言言って、またお茶をひとくち口に含んだ。 「ところでガウリイさん。あなた、相当出来るようだけど、その肩の傷はどうしたのかしら。まだ新しいわね。」 ルナの言葉に、ガウリイは目を見開いた。 アーマーの上からでは見えないはずだが、ルナはそれを看破したのだ。 (やっぱり、リナのねえちゃんだぜ・・・・・) そう呟き、昨夜のことを話し始めた。 「・・・・・・・・・・・」 話し終えたとき、ルナとヴェルディオスの表情が変わっていた。 ルナはなにやら考え込んでいる。 やがて顔をあげ――― 「ガウリイさん・・・・・もしそいつが私の知ってるやつと同一人物だとしたら、よく生きていたわね。」 そう言った。 「ねーちゃん!アイツを知ってるの!?」 「一度、戦ったことがあるわ。」 ズバリとルナは口にした。 「あんたが旅に出た直後だったわ。最初はヴェルディオスが相手をしたんだけどね。」 「そのとき私は肩を割られましてね。それで若先生が出たんですが―――」 「一日近く戦ったけど、結局決着つかずでお互い引いたのよ。まあ、もし続いてたらお互い死ぬしかなかったでしょうね。」 ルナとヴェルディオスの言葉に、リナはサーッと顔を青ざめさせた。 ルナやヴェルディオスの強さは、彼女はよく知っている。 ガウリイもいつのまにか真剣な瞳を向けていた。 「恐らく、今のリュウゼンはあのときを遥かに上回っているでしょうね。」 「ガ、ガウリイ・・・・・あんた、とんでもないのに目をつけられたわね・・・・」 青ざめた顔をガウリイに向ける。 「そうみたいだな。」 さして悲愴感もなく、ガウリイはのほほんと言った。 「ヴェルディオス、ガウリイさんはどうだったの?」 「なかなかの腕前です。もう一歩踏み込めば、私とほぼ互角となるでしょう。」 ヴェルディオスの言葉に、リナはガウリイのほうを見た。 強いことはこれまでの旅で十二分に知っている。 しかし、自分のよく知る強者にそう言われると、改めてガウリイの実力を感じる。 「そう―――」 ルナが何かを言おうとしたとき、 「失礼いたします。ルナ=インバース様はご在宅でしょうか?」 玄関から、美しい鳥のさえずりのような声が聞こえた。 表に出たヴェルディオスは、少年とリナと同じかやや上ぐらいの女性がいた。 女性のほうは杖を持ち、その両の目の瞼は固く閉じられていた。 「はじめまして。私はミヤリと申します。」 「おいら、コタロウっていいます。」 しっとりとした声と、元気な声が部屋に響く。 「私がルナ=インバースです。私にどういった御用でしょう?」 「はい、あなた様にすこしお聞きしたいことがありまして・・・」 そう言い、少し口をつぐんだ後、意を決したように再び口を開いた。 「リュウゼンが・・・・・・こちらに現れませんでしたでしょうか?」 その言葉に一同に衝撃が走った。 「あなた・・・・・リュウゼンの知り合い?」 「ねえちゃんとにいちゃんは許婚同士なんだ。」 コタロウがかわりに応えた。 「許婚・・・・・・・」 「いえ・・・・・それは私たちの親代わりの人たちが勝手に決めたことです。・・・・・リュウゼンは・・・・・そんな気はありません・・・・・」 ミヤリは沈んだ表情で、そう呟いた。 (向こうはその気はなくても、こっちは多少でもあるわけね。) 自分のことは鈍いのに、他人には敏感なリナであった。 「それで・・・・・どうしてリュウゼンを?」 「はい・・・・・・彼を・・・・連れ戻しに・・・・・・・それが叶わねば、彼を倒すようにと・・・・・・・」 ************************************* さて、次の話をどうしよう(爆) とりあえずミヤリたちのキャラをまとめます。 それと話を捻り出して来ます。 こんないい加減ですが、なんとか頑張ります。 それでは。 |
26213 | ゼフィーリアって、やっぱり人外魔境かも……。 | エモーション E-mail | 2003/6/13 21:26:50 |
記事番号26208へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 3話ですね。凄い……。←2話の書き直し・修正で手間取っている人。 ついに登場ルナねーちゃん。ガッチガッチのリナと、のほほんとしつつも、 ルナのさりげなく、そして無駄のない動きに、強さを感じとっているガウリイ。 ……ゼフィーリアって、やっぱり人外魔境なんですね……(汗) そして新たに登場したミヤリさんとコタロウくん。 この2人から、リュウゼンさんについて、どんな事が聞けるのでしょうか。 >「それが、会長と副会長は一昨日から、ゼフィーリア商工会の慰安旅行で、温泉に行ってまして・・・・・・お嬢さんが帰ってくると分かってたら欠席されてたんでしょうが。」 ああ、残念……。リナパパ、好きなんですよ、実は。(外伝を読んで一目惚れした) リナもそれはちょっと残念ですよね。すぐに旅に出る訳じゃないでしょうから、 まだ良いですが。 >「私がどうかした?リナ?」 >不意に聞こえてきた声に、リナの全身が強張った。 >「お帰りなさいませ、若先生。」 >そこには、リナの姉でスィーフィード・ナイト、ルナ=インバースが悠然と立っていた。 そうと気づかせずに現れる……さすがです、ルナねーちゃん……。 >「”盗賊殺し””ドラまた”etc・・・・・・破壊神として祀られそうになったりもしたそうね。」 >ルナが紡ぎだす一言一言に、ダラダラと冷や汗を流す。 >「あ、あの・・・ね・・ねーちゃん・・・・そ、それは・・・・・・」 >なんとか必死に弁解しようとするリナ。 >そのリナを見ながら(あのリナがここまでなるなんてな〜。さすがリナのねえちゃんだな。)とガウリイは思っていた。 >しかし、これまでのリナの行動は、世間にそう言われても恥じないものばかりだったので、ガウリイも弁護の余地がなかった。 >(すまん、リナ。こればっかりはおまえさんの力にはなれそうもない) >そう言い、暖かい目で見守ることにした。 さすがにガウリイでもフォロー不可能な、リナの実績(汗) でも、結局ガウリイのおかげでなんとか話題がずれた感じですね(笑) ……ガウリイを連れてこなかったら、追求されていたんでしょうね……(滝汗) >「パートナーね・・・・・・リナ、年頃の女が男を実家に連れてくる、ってことの意味、分かってる?」 >「そ、それは―――」 >「若先生、私もそれを言いました。」 >ヴェルディオスの言葉に、ルナは「そう・・・・」と一言言って、またお茶をひとくち口に含んだ。 とりあえず、一次審査パスでしょうか?(笑)外堀はどんどん埋まってきていますね♪ ルナさん。リュウゼンさんの話を聞かなかったら、二次審査として剣の手合わせでも していたのかもしれない、と思いました。 >「一度、戦ったことがあるわ。」 >ズバリとルナは口にした。 >「あんたが旅に出た直後だったわ。最初はヴェルディオスが相手をしたんだけどね。」 >「そのとき私は肩を割られましてね。それで若先生が出たんですが―――」 >「一日近く戦ったけど、結局決着つかずでお互い引いたのよ。まあ、もし続いてたらお互い死ぬしかなかったでしょうね。」 >ルナとヴェルディオスの言葉に、リナはサーッと顔を青ざめさせた。 >ルナやヴェルディオスの強さは、彼女はよく知っている。 ……む、無茶苦茶強いですね……リュウゼンさん……(汗) もちろん、今のルナさんやヴェルディオスさんも、当時より強くなっている のでしょうけれど、決着つかないって……(滝汗) >「ヴェルディオス、ガウリイさんはどうだったの?」 >「なかなかの腕前です。もう一歩踏み込めば、私とほぼ互角となるでしょう。」 >ヴェルディオスの言葉に、リナはガウリイのほうを見た。 >強いことはこれまでの旅で十二分に知っている。 >しかし、自分のよく知る強者にそう言われると、改めてガウリイの実力を感じる。 ……もう一歩で、ヴェルディオスさんと互角って……。 ヴェルディオスさん、もしかして覇王様とタメ張って戦えるのかも……。 これは……ガウリイ、対リュウゼンさんのために、ルナさんやヴェルディオスさん相手に 特訓決定かな……。 >「あなた・・・・・リュウゼンの知り合い?」 >「ねえちゃんとにいちゃんは許婚同士なんだ。」 >コタロウがかわりに応えた。 >「許婚・・・・・・・」 >「いえ・・・・・それは私たちの親代わりの人たちが勝手に決めたことです。・・・・・リュウゼンは・・・・・そんな気はありません・・・・・」 >ミヤリは沈んだ表情で、そう呟いた。 >(向こうはその気はなくても、こっちは多少でもあるわけね。) >自分のことは鈍いのに、他人には敏感なリナであった。 >「それで・・・・・どうしてリュウゼンを?」 >「はい・・・・・・彼を・・・・連れ戻しに・・・・・・・それが叶わねば、彼を倒すようにと・・・・・・・」 ミヤリさんは目がお悪いのですね。それでもリュウゼンさんを探して、旅をする……。 多少どころか、かなり必死で、強い想いがあるのではないでしょうか。 でも、連れ戻せなければ、倒す……そこまで言うのには、相当の事情が あると思います。それが何か、気になりますね〜。 >さて、次の話をどうしよう(爆) >とりあえずミヤリたちのキャラをまとめます。 >それと話を捻り出して来ます。 >こんないい加減ですが、なんとか頑張ります。 >それでは。 今回も楽しませていただきました♪ 次回はミヤリさんとリュウゼンさんの関わりがメインになるのでしょうか。 そしてリュウゼンさん。彼はミヤリさんを本当のところでは、どう思っているのでしょう? 続きを楽しみにしています。 それでは、この辺で失礼いたします。 |
26236 | 人外魔境ですね・・・・・・ | 棒太郎 | 2003/6/14 22:09:53 |
記事番号26213へのコメント >棒太郎様、こんばんは。 > >3話ですね。凄い……。←2話の書き直し・修正で手間取っている人。 >ついに登場ルナねーちゃん。ガッチガッチのリナと、のほほんとしつつも、 >ルナのさりげなく、そして無駄のない動きに、強さを感じとっているガウリイ。 >……ゼフィーリアって、やっぱり人外魔境なんですね……(汗) >そして新たに登場したミヤリさんとコタロウくん。 >この2人から、リュウゼンさんについて、どんな事が聞けるのでしょうか。 こんばんわ、エモーションさん。 いや、勢いはここまでですよ。 このあたりまではボヘ〜っと考えていたことなのですが、ここから先が全然ビジョンが見えてません。 点はでたけど、それを繋いで線にしていく作業が大変です。 >>「それが、会長と副会長は一昨日から、ゼフィーリア商工会の慰安旅行で、温泉に行ってまして・・・・・・お嬢さんが帰ってくると分かってたら欠席されてたんでしょうが。」 > >ああ、残念……。リナパパ、好きなんですよ、実は。(外伝を読んで一目惚れした) >リナもそれはちょっと残念ですよね。すぐに旅に出る訳じゃないでしょうから、 >まだ良いですが。 なんか、すぐに旅にだしてしまいそうなのですが・・・・・・ まだわかりません。予定は未定・・・・・・ >>「私がどうかした?リナ?」 >>不意に聞こえてきた声に、リナの全身が強張った。 >>「お帰りなさいませ、若先生。」 >>そこには、リナの姉でスィーフィード・ナイト、ルナ=インバースが悠然と立っていた。 > >そうと気づかせずに現れる……さすがです、ルナねーちゃん……。 最強のスィーフィード・ナイト、御登場。きっちり気配を消してる辺りがなんとも・・・・ >>「”盗賊殺し””ドラまた”etc・・・・・・破壊神として祀られそうになったりもしたそうね。」 >>ルナが紡ぎだす一言一言に、ダラダラと冷や汗を流す。 >>「あ、あの・・・ね・・ねーちゃん・・・・そ、それは・・・・・・」 >>なんとか必死に弁解しようとするリナ。 >>そのリナを見ながら(あのリナがここまでなるなんてな〜。さすがリナのねえちゃんだな。)とガウリイは思っていた。 >>しかし、これまでのリナの行動は、世間にそう言われても恥じないものばかりだったので、ガウリイも弁護の余地がなかった。 >>(すまん、リナ。こればっかりはおまえさんの力にはなれそうもない) >>そう言い、暖かい目で見守ることにした。 > >さすがにガウリイでもフォロー不可能な、リナの実績(汗) >でも、結局ガウリイのおかげでなんとか話題がずれた感じですね(笑) >……ガウリイを連れてこなかったら、追求されていたんでしょうね……(滝汗) ここまでやっちゃったら、弁解の余地なしですね。 ガウリイという緩衝材がいてよかったね。 >>「パートナーね・・・・・・リナ、年頃の女が男を実家に連れてくる、ってことの意味、分かってる?」 >>「そ、それは―――」 >>「若先生、私もそれを言いました。」 >>ヴェルディオスの言葉に、ルナは「そう・・・・」と一言言って、またお茶をひとくち口に含んだ。 > >とりあえず、一次審査パスでしょうか?(笑)外堀はどんどん埋まってきていますね♪ >ルナさん。リュウゼンさんの話を聞かなかったら、二次審査として剣の手合わせでも >していたのかもしれない、と思いました。 やってたでしょうね、多分。 >>「一度、戦ったことがあるわ。」 >>ズバリとルナは口にした。 >>「あんたが旅に出た直後だったわ。最初はヴェルディオスが相手をしたんだけどね。」 >>「そのとき私は肩を割られましてね。それで若先生が出たんですが―――」 >>「一日近く戦ったけど、結局決着つかずでお互い引いたのよ。まあ、もし続いてたらお互い死ぬしかなかったでしょうね。」 >>ルナとヴェルディオスの言葉に、リナはサーッと顔を青ざめさせた。 >>ルナやヴェルディオスの強さは、彼女はよく知っている。 > >……む、無茶苦茶強いですね……リュウゼンさん……(汗) >もちろん、今のルナさんやヴェルディオスさんも、当時より強くなっている >のでしょうけれど、決着つかないって……(滝汗) リュウゼン、凄まじい腕前です。 お互い、実力が伯仲してましたから。 >>「ヴェルディオス、ガウリイさんはどうだったの?」 >>「なかなかの腕前です。もう一歩踏み込めば、私とほぼ互角となるでしょう。」 >>ヴェルディオスの言葉に、リナはガウリイのほうを見た。 >>強いことはこれまでの旅で十二分に知っている。 >>しかし、自分のよく知る強者にそう言われると、改めてガウリイの実力を感じる。 > >……もう一歩で、ヴェルディオスさんと互角って……。 >ヴェルディオスさん、もしかして覇王様とタメ張って戦えるのかも……。 >これは……ガウリイ、対リュウゼンさんのために、ルナさんやヴェルディオスさん相手に >特訓決定かな……。 タメ張って戦えますよ。 こんなのが集まるんだから、ゼフィーリアってこの世の神秘ですね。 >>「あなた・・・・・リュウゼンの知り合い?」 >>「ねえちゃんとにいちゃんは許婚同士なんだ。」 >>コタロウがかわりに応えた。 >>「許婚・・・・・・・」 >>「いえ・・・・・それは私たちの親代わりの人たちが勝手に決めたことです。・・・・・リュウゼンは・・・・・そんな気はありません・・・・・」 >>ミヤリは沈んだ表情で、そう呟いた。 >>(向こうはその気はなくても、こっちは多少でもあるわけね。) >>自分のことは鈍いのに、他人には敏感なリナであった。 >>「それで・・・・・どうしてリュウゼンを?」 >>「はい・・・・・・彼を・・・・連れ戻しに・・・・・・・それが叶わねば、彼を倒すようにと・・・・・・・」 > >ミヤリさんは目がお悪いのですね。それでもリュウゼンさんを探して、旅をする……。 >多少どころか、かなり必死で、強い想いがあるのではないでしょうか。 >でも、連れ戻せなければ、倒す……そこまで言うのには、相当の事情が >あると思います。それが何か、気になりますね〜。 はい、ミヤリは盲目です。 本人としては倒すことはしたくないんでしょう。 何故、ミヤリがリュウゼンを倒すのに選ばれたのかは、今後で。 >>さて、次の話をどうしよう(爆) >>とりあえずミヤリたちのキャラをまとめます。 >>それと話を捻り出して来ます。 >>こんないい加減ですが、なんとか頑張ります。 >>それでは。 > >今回も楽しませていただきました♪ >次回はミヤリさんとリュウゼンさんの関わりがメインになるのでしょうか。 >そしてリュウゼンさん。彼はミヤリさんを本当のところでは、どう思っているのでしょう? >続きを楽しみにしています。 >それでは、この辺で失礼いたします。 とりあえず、次をどうしようか悩んでます。 ミヤリとリュウゼンの関係も考えなきゃね〜。 さてさてどうなっていくやら。 それでは。 |
26241 | 剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 序章4 | 棒太郎 | 2003/6/15 01:15:27 |
記事番号26171へのコメント こんばんわ、棒太郎です。 まだ序章です。全然進みません。 これからストーリーの神を降臨させる儀式でも行います。 ************************************* 『剣狼伝〜魔人輪舞曲〜』 序章4 「あなたが・・・・・あいつを倒す・・・・・・?」 ミヤリの言葉に一同は、大なり小なり驚きの色を浮かべる。 どう見ても、彼女は武術や体術を身につけているとは思えない。 物腰も、素人そのものである。 「それは・・・・・・・・・」 その言葉に、ミヤリは言葉を閉ざした。 「あの、本当ににいちゃんはここにきてないの?」 話題を変えるように、コタロウがルナに尋ねた。 「ええ、ここには姿を見せていないわ。」 「そうかぁ・・・・・ここかも知れないっておもったんだけどなぁ。」 残念そうに溜息をついた。 「どうしてここだって思ったの?」 リナが口を挟んだ。 「・・・・・・ルナ様は、リュウゼンが決着がつかなかったただ一人のお方と聞いておりました。ですから、リュウゼンが姿を消した時、何処へ行ったのかを考えましたとき、こちらに向かったかも知れないと思ったのです。」 「でも、ルナねえちゃんってすごいな。あのにいちゃんと決着つかなかったなんて。」 「やっぱり凄いの?」 「はい・・・・・私の知るだけでもリュウゼンは、真剣勝負十九度、合戦には七度のぞんでいます。そして一度たりとも敗れたことはありません。」 「は・・はは・・・・・」 もはや乾いた笑みしかでなかった。 「リュウゼンは稀代の天才と言われていました。そして自分の才に驕ることなく、修行に励んできました。ですから、リュウゼンがより剣を極めようと思う心はわかるつもりです。でも―――――」 ミヤリはそこで言葉を詰まらせた。 それを見て、コタロウが言葉を続けた。 「にいちゃんは・・・・・・師匠と仕合って、師匠を倒したんだ。でもにいちゃんも師匠も一人の剣士として仕合ったんだ。どちらが倒れようとも恨みなんかない。」 「なら、どうして―――?」 「・・・・・その後、にいちゃんは他のひと――おいらたちが長老連って呼んでる里のエライさんたちかな――を何人か斬って、姿を消したんだ。 おいらたち、長老連から「狂剣を止めろ」って言われたんだ。」 どこか憮然とした表情で、コタロウは自分たちの旅の詳しい訳を話した。 ミヤリは顔を俯け、なにか堪えるように静かに黙っている。 リュウゼンの突然の凶行に、未だ心のどこかに信じられぬという思いがあるのか。 「他に・・・・・手がかりはないんですか?」 部屋の中にのしかかろうとする空気を払いのけようとすように、ヴェルディオスが尋ねた。 「いえ・・・・他には何も・・・・・・・」 「・・・・・そうね。手がかりとなるようなものがここしかないんじゃ、ここでしばらく様子を見るほうがいいかもね。部屋はまだあるし、とりあえず体を休めてください。」 ルナは、ミヤリとコタロウににっこり笑ってそう言った。 「そんな・・・・・・よろしいのですか?」 「気にしないで。それに、そちらの人――ガウリイさんって言うんだけど――彼がゼフィーリアの近くの街で、リュウゼンに遭ってるのよ。」 「沿う・・・なんですか・・・・・?」 「あ、ああ。そうだけど―――」 「だから、もしかしたらあなたたちの思ったとおりここに姿を表すかもしれないわ。」 だからしばらく此処にいるといいわ、ルナはそう告げた。 (ヴェルディオス。) (はい、なんでしょう。若先生。) (表に”お客さん”が来てるみたいね。ちょっと応対お願いね。) (はい、わかりました。) そして、ヴェルディオスにそっとそう告げると、ヴェルディオスはスッとその場を離れた。 辺りはすでに夜の帳が下りたばかりだった。 徐々に徐々に、これから夜の闇が深くなってゆく。 「さてと。これまたちと多そうだな。」 大振りのバスタードソードを手にしながら、辺りを見回す。 「ま、何の用かは知らんが、取り敢えずお引取り願おうかね。」 そう言うや、闇の中を一気に駆け出した。 「いつものアホな挑戦者どもじゃないようだな。」 ビュオッと、空を切り裂いて、銀光が閃いた。 潜んでいた者たちに、動揺が走る。 「お客さん、こちらに何の御用で?」 からかうように、ヴェルディオスは尋ねた。 彼らは、ヴェルディオスの姿を認めるや、問答無用で襲い掛かった。 「阿呆が。」 そう呟きが聞こえるや、ヴェルディオスの剣が閃き、疾風のように駆け抜けた。 そして、前の者の割ると、その横のヤツの胴へ叩き込んだ。 後ろから掛かってきた攻撃を、体を捻って躱し、その勢いを利用して、剣を打ち込む。 あっという間に、次々とヴェルディオスに倒されていった。 「さて、もういっちょ―――」 そう言いかけたとき、残りの者の気配が次々と消えていった。 「なんだ?」 ヴェルディオスが目を向けると、目の前にいた者の胸から白刃が生えていた。 ズッと白刃が胸に引き込まれるや、ドウっと倒れ臥した。 ヴェルディオスは片目を大きく見開いた。 二人、三人と仕留め、刀身をだらりと下げ、そいつは立っていた。 「てめえは―――リュウゼン!」 黒笠の破れ目から覗く目が、ニィと笑った。 「確か・・・・・ヴェルディオスと言ったな。久し振りだな。」 黒笠の青年――リュウゼンは薄く笑みを浮かべる。 「なにやら面白そうな連中のようだったが――」 「知らねえな。勝手に押しかけてくる連中は大勢いるんでな。」 二人の間に、不可視の火花が散っている。 「若先生と決着をつけに来たか?ならまず俺が、どれほどの腕前になったかみてやるぜ。」 ザンっと剣を構える。 「リュウゼンッ!!」 そのとき、二人の空気に、澄んだ声が割って入った。 その声のほうを向いて、リュウゼンは目を細めた。 「リュウゼン・・・・・やめて・・・・・」 「にいちゃん・・・・」 「ミヤリ・・・・コタロウか・・・・・・」 その後ろから、リナとガウリイがやって来た。 「ほう、あの男もここにいるとは。」 「彼は若先生の妹さんの男だ。」 「そうか・・・・・あの少女、ルナ=インバースの身内か。」 そして視線をミヤリとコタロウに戻した。 「なるほど・・・・・長老連はおぬしらを刺客としたか・・・・・まあ、妥当な人選だな。」 「リュウゼン――――」 悲痛な表情で、ミヤリはリュウゼンに顔を向けていた。 「どうした・・・・・?長老連から私を始末するように言われて来たのだろう?今は夜だ。お前の――」 「やめて・・・・!」 ミヤリは首を振った。 「ならば、そこをどいていろ。」 ニィっと笑って、ガウリイとヴェルディオスのほうを向いた。 だが、その間にミヤリが入った。 「リュウゼン・・・・・・・私は・・・・・・」 ミヤリが言いかけたとき――― 「ミヤリさん!」 「ねえちゃん!」 コタロウたちの声がしたと思うと、ヒュッといくつもの銀光が閃いた。 「な、なに?こいつら。」 リナの言葉どおり、周りには先ほど倒された者たちがゆっくりと立ち上がっていた。 その姿は半ば異形の者と化していた。 ************************************* 4話目でした。 どうなっていくんだーっ!!この話はーっ!! ああ、自分でもわからない。 また続き考えなくちゃ・・・・・・・ |
26251 | Re:剣狼伝〜魔人輪舞曲〜 序章4 | オロシ・ハイドラント | 2003/6/15 20:12:15 |
記事番号26241へのコメント こんばんは どことなく「和」を感じさせます。 インバース家って厳しいところなんですね。なるほどこういう手もあった、かと思いました。 リュウゼンさんの強さが知れて、さてどんな感じで結末を迎えるのでしょうか? え? 早いですか? >「・・・・・その後、にいちゃんは他のひと――おいらたちが長老連って呼んでる里のエライさんたちかな――を何人か斬って、姿を消したんだ。 >おいらたち、長老連から「狂剣を止めろ」って言われたんだ。」 つまり、この二人もただものではない、ということになるんでしょうか? >そう呟きが聞こえるや、ヴェルディオスの剣が閃き、疾風のように駆け抜けた。 >そして、前の者の割ると、その横のヤツの胴へ叩き込んだ。 >後ろから掛かってきた攻撃を、体を捻って躱し、その勢いを利用して、剣を打ち込む。 >あっという間に、次々とヴェルディオスに倒されていった。 彼もまた凄いですね。 一体、何人の「魔人」がいるのやら。 >「どうした・・・・・?長老連から私を始末するように言われて来たのだろう?今は夜だ。お前の――」 >「やめて・・・・!」 >ミヤリは首を振った。 と、 >リナの言葉どおり、周りには先ほど倒された者たちがゆっくりと立ち上がっていた。 >その姿は半ば異形の者と化していた。 には関連があるのでしょうか? まあ、これがミヤリさんの力だとしたら、異形の者はただのアンデッドってことはないでしょうね。 >どうなっていくんだーっ!!この話はーっ!! >ああ、自分でもわからない。 >また続き考えなくちゃ・・・・・・・ がんばってください。きっと上手くいきますよ。 ……多分。 それではわけ分からんレスですみませんが、これで失礼致します。 さようなら |
26258 | どうなっていくやら・・・・・ | 棒太郎 | 2003/6/16 21:46:41 |
記事番号26251へのコメント >こんばんは > >どことなく「和」を感じさせます。 >インバース家って厳しいところなんですね。なるほどこういう手もあった、かと思いました。 こんばんわ、ラントさん。 どうもありがとうございます。 そうですね。インバース家、結構厳格なところがあると思います。 >リュウゼンさんの強さが知れて、さてどんな感じで結末を迎えるのでしょうか? >え? 早いですか? なはは・・・・・・結末どうなるんでしょうかねぇ・・・・・・ なんとか、頭捻って考えます。 >>「・・・・・その後、にいちゃんは他のひと――おいらたちが長老連って呼んでる里のエライさんたちかな――を何人か斬って、姿を消したんだ。 >>おいらたち、長老連から「狂剣を止めろ」って言われたんだ。」 >つまり、この二人もただものではない、ということになるんでしょうか? そうですね。この二人も只者じゃないです。 それはまた今後、明らかになります。 >>そう呟きが聞こえるや、ヴェルディオスの剣が閃き、疾風のように駆け抜けた。 >>そして、前の者の割ると、その横のヤツの胴へ叩き込んだ。 >>後ろから掛かってきた攻撃を、体を捻って躱し、その勢いを利用して、剣を打ち込む。 >>あっという間に、次々とヴェルディオスに倒されていった。 >彼もまた凄いですね。 >一体、何人の「魔人」がいるのやら。 いやはや、「魔人輪舞曲」ですからね。 とりあえず、もう一人出てくる予定なんですが。 >>「どうした・・・・・?長老連から私を始末するように言われて来たのだろう?今は夜だ。お前の――」 >>「やめて・・・・!」 >>ミヤリは首を振った。 >と、 >>リナの言葉どおり、周りには先ほど倒された者たちがゆっくりと立ち上がっていた。 >>その姿は半ば異形の者と化していた。 >には関連があるのでしょうか? >まあ、これがミヤリさんの力だとしたら、異形の者はただのアンデッドってことはないでしょうね。 う〜〜〜ん、残念。ミヤリの力はまた別のものになります。 とりあえず、次を待っていてください。 >>どうなっていくんだーっ!!この話はーっ!! >>ああ、自分でもわからない。 >>また続き考えなくちゃ・・・・・・・ >がんばってください。きっと上手くいきますよ。 >……多分。 > >それではわけ分からんレスですみませんが、これで失礼致します。 >さようなら 励ましのお言葉、ありがとうございます。 そうですね、なんとかなりますよね。 確たる自信もないまま、突っ走ります。 それでは。 |
26255 | ピッ! センサーが強い剣士を感知しました。 | エモーション E-mail | 2003/6/15 22:20:42 |
記事番号26241へのコメント こんばんは。 >こんばんわ、棒太郎です。 >まだ序章です。全然進みません。 >これからストーリーの神を降臨させる儀式でも行います。 4話ですね♪ ああ凄い……。 ストーリーの神……私のところにも降臨してほしいです(切実) >「あなたが・・・・・あいつを倒す・・・・・・?」 >ミヤリの言葉に一同は、大なり小なり驚きの色を浮かべる。 >どう見ても、彼女は武術や体術を身につけているとは思えない。 >物腰も、素人そのものである。 どうみても思いっきり一般人な彼女が、リュウゼンさんを倒す……。 何やら凄い力を持っている、ということでしょうか。 それと目が見えない事は、何か関係があるのかな、と勝手に妄想……。 >「にいちゃんは・・・・・・師匠と仕合って、師匠を倒したんだ。でもにいちゃんも師匠も一人の剣士として仕合ったんだ。どちらが倒れようとも恨みなんかない。」 >「なら、どうして―――?」 >「・・・・・その後、にいちゃんは他のひと――おいらたちが長老連って呼んでる里のエライさんたちかな――を何人か斬って、姿を消したんだ。 >おいらたち、長老連から「狂剣を止めろ」って言われたんだ。」 師匠と仕合ったその後、長老の方々を何人か斬った……。 もしかしたら、師匠とは「剣士として」以外にも、戦う理由があったのでしょうか。 その理由に、長老連も関わっているとか……。 ああ、妄想が止まらない〜!! >「気にしないで。それに、そちらの人――ガウリイさんって言うんだけど――彼がゼフィーリアの近くの街で、リュウゼンに遭ってるのよ。」 >「沿う・・・なんですか・・・・・?」 >「あ、ああ。そうだけど―――」 >「だから、もしかしたらあなたたちの思ったとおりここに姿を表すかもしれないわ。」 >だからしばらく此処にいるといいわ、ルナはそう告げた。 ……ガウリイ、ある意味囮の生き餌(笑)ですね。 確かにミヤリさんたちとは関係なく、放って置いても強い剣士センサー(笑)が 内蔵されていそうなリュウゼンさんは、勝手に押し掛けてきそうですから、 そのついで、としては妥当なところでしょうし。 >「ま、何の用かは知らんが、取り敢えずお引取り願おうかね。」 >そう言うや、闇の中を一気に駆け出した。 >「いつものアホな挑戦者どもじゃないようだな。」 >ビュオッと、空を切り裂いて、銀光が閃いた。 ヴェルディオスさんは、ルナさんに挑戦してくる方々を追い払っているんですね。 ある意味、ヴェルディオスさんは資格審査員のような感じなんですね。 彼が感心するような相手じゃないと、そう言う意味では、会うことも出来ないと。 でも、今回の「お客さん」は毛色が違うようですね。 >そう呟きが聞こえるや、ヴェルディオスの剣が閃き、疾風のように駆け抜けた。 >そして、前の者の割ると、その横のヤツの胴へ叩き込んだ。 >後ろから掛かってきた攻撃を、体を捻って躱し、その勢いを利用して、剣を打ち込む。 >あっという間に、次々とヴェルディオスに倒されていった。 ……さすが……ルナさんに「応対」を任されるだけありますね……。強い……。 ところで、この「お客さん」のレベルは、ガウリイも「応対」出来るレベル でしょうか? >そう言いかけたとき、残りの者の気配が次々と消えていった。 >「なんだ?」 >ヴェルディオスが目を向けると、目の前にいた者の胸から白刃が生えていた。 >ズッと白刃が胸に引き込まれるや、ドウっと倒れ臥した。 >ヴェルディオスは片目を大きく見開いた。 >二人、三人と仕留め、刀身をだらりと下げ、そいつは立っていた。 >「てめえは―――リュウゼン!」 他の「お客さん」たちは、リュウゼンさんに気づいて撤退したのでしょうか。 ……それにしても、言っている傍から現れましたね(苦笑)リュウゼンさん……(苦笑) ほんとにセンサーやアンテナ(笑)が付いているのかも……。 >その後ろから、リナとガウリイがやって来た。 >「ほう、あの男もここにいるとは。」 >「彼は若先生の妹さんの男だ。」 ……もう公認(笑)あとは「男」から「婚約者」とか「夫」に変化させる だけですね♪ ガンバレ、ガウリイ。 >「なるほど・・・・・長老連はおぬしらを刺客としたか・・・・・まあ、妥当な人選だな。」 >「リュウゼン――――」 >悲痛な表情で、ミヤリはリュウゼンに顔を向けていた。 >「どうした・・・・・?長老連から私を始末するように言われて来たのだろう?今は夜だ。お前の――」 >「やめて・・・・!」 >ミヤリは首を振った。 妥当な人選……。ミヤリさんの持つ力には、自分でも勝てるかどうか分からない、 という事は知っているんですね。 リュウゼンさんにそう言わせる、ミヤリさんの力は、夜になると使えるもの なんですね。何でしょう……? ド○ゴラムで竜になるとか、パ○プンテを唱えられるようになるとか、 昼と夜では人格と能力が入れ替わるとか、月を見ると巨大なお猿さんにな…… ドカッ!バキッ!←どこからかの攻撃。 ……へんじがない。ただのしかばねのようだ。 >「な、なに?こいつら。」 >リナの言葉どおり、周りには先ほど倒された者たちがゆっくりと立ち上がっていた。 >その姿は半ば異形の者と化していた。 何が起きたのでしょう? 誰かが操っているのでしょうか。 でも異形の者になっている……。人外の者が絡んでいるような感じですね。 >4話目でした。 >どうなっていくんだーっ!!この話はーっ!! >ああ、自分でもわからない。 >また続き考えなくちゃ・・・・・・・ つ、続きが気になります〜!! ミヤリさんの「力」とリュウゼンさんが長老連を斬った理由。そして、異形の者と 化した「お客さん」たち……。 これがどんな風に絡んでいるのか、そしてリナ達は(特にガウリイ)今回の事態に どう動いていくのか、楽しみです。 それでは、この辺で失礼します。 |
26259 | センサーに多数の反応、確認 | 棒太郎 | 2003/6/16 22:02:51 |
記事番号26255へのコメント >こんばんは。 >4話ですね♪ ああ凄い……。 >ストーリーの神……私のところにも降臨してほしいです(切実) こんばんわ、エモーションさん。 なんだかんだの4話目です。 次からはのうみそ搾り出して、話を考えなくては・・・・・ >>「あなたが・・・・・あいつを倒す・・・・・・?」 >>ミヤリの言葉に一同は、大なり小なり驚きの色を浮かべる。 >>どう見ても、彼女は武術や体術を身につけているとは思えない。 >>物腰も、素人そのものである。 > >どうみても思いっきり一般人な彼女が、リュウゼンさんを倒す……。 >何やら凄い力を持っている、ということでしょうか。 >それと目が見えない事は、何か関係があるのかな、と勝手に妄想……。 むお!鋭い・・・・・・・ >>「にいちゃんは・・・・・・師匠と仕合って、師匠を倒したんだ。でもにいちゃんも師匠も一人の剣士として仕合ったんだ。どちらが倒れようとも恨みなんかない。」 >>「なら、どうして―――?」 >>「・・・・・その後、にいちゃんは他のひと――おいらたちが長老連って呼んでる里のエライさんたちかな――を何人か斬って、姿を消したんだ。 >>おいらたち、長老連から「狂剣を止めろ」って言われたんだ。」 > >師匠と仕合ったその後、長老の方々を何人か斬った……。 >もしかしたら、師匠とは「剣士として」以外にも、戦う理由があったのでしょうか。 >その理由に、長老連も関わっているとか……。 >ああ、妄想が止まらない〜!! 正直に申し上げます。 詳しいことはまだ決まっておりません。 長老連がリュウゼンの失踪に関わりあるのは確かですが・・・・・ >>「気にしないで。それに、そちらの人――ガウリイさんって言うんだけど――彼がゼフィーリアの近くの街で、リュウゼンに遭ってるのよ。」 >>「沿う・・・なんですか・・・・・?」 >>「あ、ああ。そうだけど―――」 >>「だから、もしかしたらあなたたちの思ったとおりここに姿を表すかもしれないわ。」 >>だからしばらく此処にいるといいわ、ルナはそう告げた。 > >……ガウリイ、ある意味囮の生き餌(笑)ですね。 >確かにミヤリさんたちとは関係なく、放って置いても強い剣士センサー(笑)が >内蔵されていそうなリュウゼンさんは、勝手に押し掛けてきそうですから、 >そのついで、としては妥当なところでしょうし。 確かに、ガウリイってば格好の囮。 一緒にいれば、エンカウント率も高くなりますね。 >>「ま、何の用かは知らんが、取り敢えずお引取り願おうかね。」 >>そう言うや、闇の中を一気に駆け出した。 >>「いつものアホな挑戦者どもじゃないようだな。」 >>ビュオッと、空を切り裂いて、銀光が閃いた。 > >ヴェルディオスさんは、ルナさんに挑戦してくる方々を追い払っているんですね。 >ある意味、ヴェルディオスさんは資格審査員のような感じなんですね。 >彼が感心するような相手じゃないと、そう言う意味では、会うことも出来ないと。 >でも、今回の「お客さん」は毛色が違うようですね。 ヴェルディオスは、いつも露払いをやっております。 ある程度のレベルじゃないと、おねーさまは相手してくれません。 >>そう呟きが聞こえるや、ヴェルディオスの剣が閃き、疾風のように駆け抜けた。 >>そして、前の者の割ると、その横のヤツの胴へ叩き込んだ。 >>後ろから掛かってきた攻撃を、体を捻って躱し、その勢いを利用して、剣を打ち込む。 >>あっという間に、次々とヴェルディオスに倒されていった。 > >……さすが……ルナさんに「応対」を任されるだけありますね……。強い……。 >ところで、この「お客さん」のレベルは、ガウリイも「応対」出来るレベル >でしょうか? とりあえず、ガウリイも「応対」できるレベルではあります。 >>そう言いかけたとき、残りの者の気配が次々と消えていった。 >>「なんだ?」 >>ヴェルディオスが目を向けると、目の前にいた者の胸から白刃が生えていた。 >>ズッと白刃が胸に引き込まれるや、ドウっと倒れ臥した。 >>ヴェルディオスは片目を大きく見開いた。 >>二人、三人と仕留め、刀身をだらりと下げ、そいつは立っていた。 >>「てめえは―――リュウゼン!」 > >他の「お客さん」たちは、リュウゼンさんに気づいて撤退したのでしょうか。 >……それにしても、言っている傍から現れましたね(苦笑)リュウゼンさん……(苦笑) >ほんとにセンサーやアンテナ(笑)が付いているのかも……。 いえ、リュウゼンにやられました・・・・・ 付いてるとしたら、ほんとに超高性能でしょうね。 >>その後ろから、リナとガウリイがやって来た。 >>「ほう、あの男もここにいるとは。」 >>「彼は若先生の妹さんの男だ。」 > >……もう公認(笑)あとは「男」から「婚約者」とか「夫」に変化させる >だけですね♪ ガンバレ、ガウリイ。 ちゃくちゃくと既成事実はできていってますね。 彼の勝利も近い。 >>「なるほど・・・・・長老連はおぬしらを刺客としたか・・・・・まあ、妥当な人選だな。」 >>「リュウゼン――――」 >>悲痛な表情で、ミヤリはリュウゼンに顔を向けていた。 >>「どうした・・・・・?長老連から私を始末するように言われて来たのだろう?今は夜だ。お前の――」 >>「やめて・・・・!」 >>ミヤリは首を振った。 > >妥当な人選……。ミヤリさんの持つ力には、自分でも勝てるかどうか分からない、 >という事は知っているんですね。 >リュウゼンさんにそう言わせる、ミヤリさんの力は、夜になると使えるもの >なんですね。何でしょう……? >ド○ゴラムで竜になるとか、パ○プンテを唱えられるようになるとか、 >昼と夜では人格と能力が入れ替わるとか、月を見ると巨大なお猿さんにな…… >ドカッ!バキッ!←どこからかの攻撃。 >……へんじがない。ただのしかばねのようだ。 ううむ・・・・・なかなか鋭い・・・・・ 確かに夜に使えるものです。詳細は・・・・・・次をお楽しみに。 とりあえず、ザ○ラルでも・・・・・(なぜザ○リクじゃない) >>「な、なに?こいつら。」 >>リナの言葉どおり、周りには先ほど倒された者たちがゆっくりと立ち上がっていた。 >>その姿は半ば異形の者と化していた。 > >何が起きたのでしょう? 誰かが操っているのでしょうか。 >でも異形の者になっている……。人外の者が絡んでいるような感じですね。 い、今のところの構想では・・・・・わたしの、過去の話の一部が関係している・・・と・・なってますが・・・・・(変更の可能性、大いにアリ) >>4話目でした。 >>どうなっていくんだーっ!!この話はーっ!! >>ああ、自分でもわからない。 >>また続き考えなくちゃ・・・・・・・ > >つ、続きが気になります〜!! >ミヤリさんの「力」とリュウゼンさんが長老連を斬った理由。そして、異形の者と >化した「お客さん」たち……。 >これがどんな風に絡んでいるのか、そしてリナ達は(特にガウリイ)今回の事態に >どう動いていくのか、楽しみです。 > >それでは、この辺で失礼します。 これから頑張って考えまーーーーーす!! のうみそ、雑巾絞りにして。 ああ・・・・ほんとどうしよう・・・・・ それでは。 |
26279 | 剣狼伝〜魔人輪舞曲〜序章5 そして始まり・・・・・ | 棒太郎 | 2003/6/19 00:46:53 |
記事番号26171へのコメント こんばんわ、棒太郎です。 自分でもどうなるか、もう分かりませんがとりあえずいきます。 ************************************* 『剣狼伝〜魔人輪舞曲〜』 序章5 そして始まり・・・・・ 地面に倒れ臥していた者たちが、次々と起き上がってくる。 鋭い鍵爪、甲殻ともいえる皮膚。 その姿は、半ば異形のものと化している。 「ほう・・・・・」 それを見て、リュウゼンは面白そうに笑みを浮かべる。 「な、なんなのよ、こいつら。」 目の前の出来事に、驚きの色を貼り付けながらも、リナは戦闘態勢をとる。 異形と化した者たちは、ゆらりと立つと、リナたちに向かって構えた。 一瞬の静寂の後、彼らは一斉に襲い掛かってきた。 「くっ、バーストロンド!!」 リナの魔法が、彼らに向かって放たれ、クリーンヒットした。 だが――― 「!!リナッ!!」 「え――――」 立ち上がる土煙を切り払って、鋭い爪が襲い掛かった。 ズバッ 鮮血を飛び散らして、地面に落ちたのは向こうの腕だった。 「大丈夫か、リナ!?」 リナの前にガウリイが斬妖剣を構えて、立っていた。 続けて襲い掛かってくる者たちを、ガウリイは迎え撃つ。 「こいつら、魔法が効かないの!?」 信じられないというような声を上げた。 「お嬢さん!お怪我は!?」 ヴェルディオスが駆け寄る。 「ヴェルさん、大丈夫よ。それよりミヤリさんたちを―――」 そう言ったとき――― 「ねえちゃん!こっちだ!」 コタロウがミヤリを安全なところへ移そうとする。 そのコタロウの背に向かって、異形の者が爪を振り下ろした。 「危ない!!」 爪がコタロウを切り裂いた―――かに見えたとき、 ダン 二人の影が交錯したかと思うと、異形の者は頭から地面に叩きつけられていた。 そのまま骨の砕ける音がした。 流れるように、相手の懐に入ったコタロウが、背負い投げのように相手を投げ落としたのだった。 続いてやってきた者の右手首を取ると、獲物に襲い掛かる肉食獣のように、両足で相手の右腕、首を挟みこんで倒した。 相手が地面に倒れる瞬間に、体を捻り、地面につくと同時に肩、首の骨を砕いた。 コタロウの技に、リナは驚きを浮かべ、ヴェルディオスはヒュ〜っと口笛を吹いた。 先ほどのリュウゼンが言った「長老連が刺客に選んだ」という言葉も納得ができるものだった。 「また腕をあげたか。」 コタロウを見て、リュウゼンが呟いた。 彼のカタナの銀光が閃くや、次々と異形の者がその餌食となっていった。 リュウゼンのほうに吸い込まれるように近づくや、頭頂から股間まで唐竹割りにされてしまった者もいる。 やがて、再び「お客さん」たちは地面に倒れ臥した。 今度は起き上がってくる気配はない。 「こいつら、いったいなんなの?」 「わからん。けど、人間ではあると思うんだが・・・・・」 ガウリイが首を捻る。 彼の野生のカンは、下手な推理より信憑性がある。 「こいつは・・・・・・・」 ヴェルディオスが、彼らの体から何かを見つけた。 そのとき――― 「リュウゼン!」 ミヤリの声が響いた。 リュウゼンはカタナを鞘に収め、そのまま立ち去ろうとしていた。 「おい、リュウゼン。尻尾巻いて逃げるのか?」 ヴェルディオスの言葉に、リュウゼンは小さく笑った。 「おぬしらとは何の邪魔もなく戦いたいのでな。それに少し用事ができた。」 ニイッと唇の端を吊り上げる。 「おぬしらもソレに関わるなら、その道中でいずれまた会える。」 そう言い、そのまま闇の向こうに歩いていった。 「待って!リュウゼン!」 だが、ミヤリの声はリュウゼンの消えたあとに、虚しく響くのみだった。 「やれやれ、気の早いご連中だな、まったく。」 遠くの木々の間から、先ほどの光景を見ていた者がいた。 全身黒尽くめで、闇に同化しているように見える。 「余計な連中まで関わらせるかも知れねぇな。ま、苦労するのは向こうだからこちらにゃ関係ないがね。」 なにやら愉快そうな声をあげる。 「いやいや、なかなか愉しいショーになりそうさね。」 いつの間にか、その姿は消え、声だけが虚空のどこかから降ってきた。 「間違いないわ。」 ヴェルディオスが持ってきた、何かの紋章を手にした、初老の女性はフゥッと息をついた。 「おかみさん・・・・・・やはりそれは・・・・」 「ええ・・・・・この紋章はミルトニア皇国のものです。」 女性の顔に暗い影が覆った。 「”神殿”のほうも絡んでいるようです・・・・」 ヴェルディオスも、憮然とした表情で、吐き捨てるように言った。 「イヤな予感がするわ、おばあちゃん。」 ルナは隣の初老の女性――祖母のファルネーゼ=グレス=インバースに呟いた。 「でも、なんで・・・・・、じいちゃんにイタイ目に遭わされてから、二度とちょっかいかけてこないはずなんじゃ・・・・」 「そうよね・・・・・・」 リナの疑問に、ルナもしばし考え込む。 「あの・・・・・・・・」 その空気に、ミヤリがおずおずと入っていった。 「皆様・・・・・ミルトニア皇国となにか関係がおありなのですか?」 「まあ、関係あるといえば関係あるけど・・・・・・」 そう言って、ルナはファルネーゼのほうを見る。 ファルネーゼはルナに静かにうなづいた。 「私たちの祖母は・・・・・・・ミルトニア皇国皇家の血を引いているんです。」 ミヤリたちに衝撃が走った。 ミルトニア皇国は現国主が就くまで、内乱、血みどろの権力争いが続いていた。 ファルネーゼも幼い頃からそうした闘争に巻き込まれ、軟禁生活や人質生活を強いられてきた。 そんな中、武者修行を兼ねて世界を旅していた、若き日のリナたちの祖父、ベルベイン=インバースと出会ったのであった。 その後、紆余曲折を経て、ベルベインはファルネーゼをゼフィーリアに連れ去ったのだった。 亡命という形で、ゼフィーリアに永住したファルネーゼであったが、権力の座を奪われることを恐れた支配者によって、何度も刺客に命を狙われた。 それらは、ゼフィーリアの優秀な諜報機関及び特殊部隊と、何より彼女の夫で、彼女の最強の守護天使といえるベルベインのおかげで未然に防がれた。 そして、ベルベインがミルトニア皇国へ赴き、『話し合い』を行い、以後刺客が彼女の元に送られてくることはなくなった。 「しかし・・・・・・ミルトニア皇国がこのような動き。なにかありますね。」 ヴェルディオスが顎に手を当て、呟いた。 「リナ・・・・・ガウリイさん・・・・・悪いけど、ミルトニア皇国のほうへいってくれる?何を企んでるのか確かめないとね。」 「うん・・・・・・わかったわ。ねーちゃん。」 「俺もいいですよ。」 「ありがとう。私はおじいちゃんや、父さん、母さんが帰ってくるまでおばあちゃんを護衛するわ。なにがくるか分からないからね。」 「お嬢さん、私も師匠や会長たちが戻り次第、そちらへ駆けつけます。私も少し因縁がありますからね。」 そう、言葉がかわされたとき、 「あの・・・・・私もリナ様たちのお供をさせていただいてよろしいですか?」 ミヤリがそう言った。 「リュウゼンは・・・あのとき『ソレに関わるなら、その道中でいずれまた会える』と言ってました。ですから――――」 「・・・・・・・・・・リナ、いいかしら?」 「え、う、うん。ミヤリさん・・・・・・・無茶はしないでね。」 「はい・・・・・・・」 ************************************* ・・・・・・・・・なんか、エライ方向に話が進んできました・・・・・・ 大風呂敷広げると、後でたたむのが大変なのに・・・・・・・・ さてさて、どうなるやら・・・・・・・ それでは。 |
26284 | 皇国からの物体X | エモーション E-mail | 2003/6/19 23:54:21 |
記事番号26279へのコメント 棒太郎さま、こんばんは。 このところこればっかりですが(汗)……ああ、凄い、もう5話……。 >こんばんわ、棒太郎です。 >自分でもどうなるか、もう分かりませんがとりあえずいきます。 ふう……。たとえ突っ走って暴走しても、勝手にお話を構築して。きちんと物語を 終わらせてくれるのなら、いくらでも暴走していいのに……。(虫のいいことを 言ってます。減点65) キャラ達は、時々話を勝手に引っかき回すだけ引っかき回す癖に、そう言うことには、 ならないんですよねぇ……。不思議なことに……。(遠い目) 閑話休題 怪しげな者になりはてている刺客さんたちと、リナのお祖母様の過去。 ……って、ある意味リナ達も王位継承資格だけはあることになるのかな……。 もちろん、お祖母様はそんなの亡命したときに、返上してきたのでしょうけれど、 疑心暗鬼に陥っている王家の人達にとっては、それでも目障りなのでしょうね。 でも、今になって、またちょっかいを出すのも変な話ですよね。 そしてリュウゼンさんは、あの物体X(勝手に命名)と、どう関わっているの でしょうか。……単に鬱陶しいので斬ってたら、目の敵にされるようになったとか。(笑) >リナの前にガウリイが斬妖剣を構えて、立っていた。 >続けて襲い掛かってくる者たちを、ガウリイは迎え撃つ。 >「こいつら、魔法が効かないの!?」 魔法が通じない相手……この世界で、と思うとかなり不思議ですよね。 一体どんな作りになっているのでしょうか。 >二人の影が交錯したかと思うと、異形の者は頭から地面に叩きつけられていた。 >そのまま骨の砕ける音がした。 >流れるように、相手の懐に入ったコタロウが、背負い投げのように相手を投げ落としたのだった。 >続いてやってきた者の右手首を取ると、獲物に襲い掛かる肉食獣のように、両足で相手の右腕、首を挟みこんで倒した。 >相手が地面に倒れる瞬間に、体を捻り、地面につくと同時に肩、首の骨を砕いた。 柔道や合気道の完全戦闘用vrというノリでしょうか。まだ少年と呼ばれるような 年齢でも、コタロウくんは見た目で判断してはいけないくらい、強いのですね。 >リュウゼンのほうに吸い込まれるように近づくや、頭頂から股間まで唐竹割りにされてしまった者もいる。 >やがて、再び「お客さん」たちは地面に倒れ臥した。 >今度は起き上がってくる気配はない。 死ぬとメタモルフォーゼして、物体Xに生まれなおして復活、というところ でしょうか。何度も復活するようなものじゃなくて良かったです。 切り捨てるたびに、プラナリアみたいに増えて復活されたら嫌だなあ、 と思ったので(汗) >「やれやれ、気の早いご連中だな、まったく。」 >遠くの木々の間から、先ほどの光景を見ていた者がいた。 >全身黒尽くめで、闇に同化しているように見える。 >「余計な連中まで関わらせるかも知れねぇな。ま、苦労するのは向こうだからこちらにゃ関係ないがね。」 >なにやら愉快そうな声をあげる。 >「いやいや、なかなか愉しいショーになりそうさね。」 >いつの間にか、その姿は消え、声だけが虚空のどこかから降ってきた。 物体Xの製造者でしょうか? また、黒幕、というよりは、端で見ながら、 ちょっかいだして遊んでいる方々のようにも見えます。 >「ええ・・・・・この紋章はミルトニア皇国のものです。」 >女性の顔に暗い影が覆った。 >「”神殿”のほうも絡んでいるようです・・・・」 >ヴェルディオスも、憮然とした表情で、吐き捨てるように言った。 “神殿”……物体Xの中に神官っぽいものでも混じっていたのでしょうか。 >「私たちの祖母は・・・・・・・ミルトニア皇国皇家の血を引いているんです。」 >ミヤリたちに衝撃が走った。 >ミルトニア皇国は現国主が就くまで、内乱、血みどろの権力争いが続いていた。 >ファルネーゼも幼い頃からそうした闘争に巻き込まれ、軟禁生活や人質生活を強いられてきた。 >そんな中、武者修行を兼ねて世界を旅していた、若き日のリナたちの祖父、ベルベイン=インバースと出会ったのであった。 >その後、紆余曲折を経て、ベルベインはファルネーゼをゼフィーリアに連れ去ったのだった。 >亡命という形で、ゼフィーリアに永住したファルネーゼであったが、権力の座を奪われることを恐れた支配者によって、何度も刺客に命を狙われた。 >それらは、ゼフィーリアの優秀な諜報機関及び特殊部隊と、何より彼女の夫で、彼女の最強の守護天使といえるベルベインのおかげで未然に防がれた。 >そして、ベルベインがミルトニア皇国へ赴き、『話し合い』を行い、以後刺客が彼女の元に送られてくることはなくなった。 何だか凄まじい国ですね。こんな状態でよく国が持ってますね。 ……まあ、雲の上の権力闘争の余波が、下々にまで悪影響を与えていなければ、 何とかなるのかもしれませんが。 辛く、悲しい思いをしながら、必死で生きてきたファルネーゼさん。 ベルベインさんとは、何だかアメリアが聞いたら喜びそうな大活劇の 主人公&ヒロインみたいな人生だったのですね。 それにしても……ベルベインさんの「話し合い」……。 ……今、「言葉はいらない、ただチェーンソーとかがあればいい」という 原作の後書きを思い出しましたが、そんな感じの「話し合い」だったのでしょうか。 >「リナ・・・・・ガウリイさん・・・・・悪いけど、ミルトニア皇国のほうへいってくれる?何を企んでるのか確かめないとね。」 >「うん・・・・・・わかったわ。ねーちゃん。」 >「俺もいいですよ。」 >「ありがとう。私はおじいちゃんや、父さん、母さんが帰ってくるまでおばあちゃんを護衛するわ。なにがくるか分からないからね。」 >「お嬢さん、私も師匠や会長たちが戻り次第、そちらへ駆けつけます。私も少し因縁がありますからね。」 本当に今更、ですよね。ミルトニア皇国は何を思って、刺客などを送って きたのでしょうか。……それ以前に、狙われているのが本当にファルネーゼさん だけなのか、と言う疑問もありますね。 そして、さらっとでたヴェルディオスさんの「少し因縁」って……。 気になる部分、続出ですね。 >・・・・・・・・・なんか、エライ方向に話が進んできました・・・・・・ >大風呂敷広げると、後でたたむのが大変なのに・・・・・・・・ >さてさて、どうなるやら・・・・・・・ >それでは。 次回からミルトニア皇国への旅の道中になるのでしょうか。 ミルトニア皇国と物体Xとリュウゼンさん。そしてヴェルディオスさんの因縁。 書く方が大変なのは重々承知ですが、先の見えないこの物語が、 どう展開していくのか、楽しみです。 それでは、この辺で失礼いたします。 |
26316 | 遅くなりました | 棒太郎 | 2003/6/22 22:49:58 |
記事番号26284へのコメント >棒太郎さま、こんばんは。 > >このところこればっかりですが(汗)……ああ、凄い、もう5話……。 こんばんわ、エモーションさん。 レス、遅くなって申し訳ありません。 >ふう……。たとえ突っ走って暴走しても、勝手にお話を構築して。きちんと物語を >終わらせてくれるのなら、いくらでも暴走していいのに……。(虫のいいことを >言ってます。減点65) >キャラ達は、時々話を勝手に引っかき回すだけ引っかき回す癖に、そう言うことには、 >ならないんですよねぇ……。不思議なことに……。(遠い目) そうですねぇ・・・・・・キャラ達、動いてくれるのはいいんですけど、収拾するこちらがたいへんなんですよねぇ・・・・・ >閑話休題 > >怪しげな者になりはてている刺客さんたちと、リナのお祖母様の過去。 >……って、ある意味リナ達も王位継承資格だけはあることになるのかな……。 >もちろん、お祖母様はそんなの亡命したときに、返上してきたのでしょうけれど、 >疑心暗鬼に陥っている王家の人達にとっては、それでも目障りなのでしょうね。 >でも、今になって、またちょっかいを出すのも変な話ですよね。 >そしてリュウゼンさんは、あの物体X(勝手に命名)と、どう関わっているの >でしょうか。……単に鬱陶しいので斬ってたら、目の敵にされるようになったとか。(笑) ファルネーゼは継承権はとっくに捨てています。 けど、疑心暗鬼になった人間は手に負えませんからね。 リュウゼン・・・・・なんかそれ、あり得そう・・・・・ >>リナの前にガウリイが斬妖剣を構えて、立っていた。 >>続けて襲い掛かってくる者たちを、ガウリイは迎え撃つ。 >>「こいつら、魔法が効かないの!?」 > >魔法が通じない相手……この世界で、と思うとかなり不思議ですよね。 >一体どんな作りになっているのでしょうか。 一応、わたしの過去の話とリンクしてる部分があります・・・・ >>二人の影が交錯したかと思うと、異形の者は頭から地面に叩きつけられていた。 >>そのまま骨の砕ける音がした。 >>流れるように、相手の懐に入ったコタロウが、背負い投げのように相手を投げ落としたのだった。 >>続いてやってきた者の右手首を取ると、獲物に襲い掛かる肉食獣のように、両足で相手の右腕、首を挟みこんで倒した。 >>相手が地面に倒れる瞬間に、体を捻り、地面につくと同時に肩、首の骨を砕いた。 > >柔道や合気道の完全戦闘用vrというノリでしょうか。まだ少年と呼ばれるような >年齢でも、コタロウくんは見た目で判断してはいけないくらい、強いのですね。 コタロウの技は、古流柔術をモデルにしてます。 あとそれに、合気道などのイメージを入れてます。 >>リュウゼンのほうに吸い込まれるように近づくや、頭頂から股間まで唐竹割りにされてしまった者もいる。 >>やがて、再び「お客さん」たちは地面に倒れ臥した。 >>今度は起き上がってくる気配はない。 > >死ぬとメタモルフォーゼして、物体Xに生まれなおして復活、というところ >でしょうか。何度も復活するようなものじゃなくて良かったです。 >切り捨てるたびに、プラナリアみたいに増えて復活されたら嫌だなあ、 >と思ったので(汗) 確かにイヤですね。 そうなったら、ギガスレイブで一掃ってなことに・・・・・ >>「やれやれ、気の早いご連中だな、まったく。」 >>遠くの木々の間から、先ほどの光景を見ていた者がいた。 >>全身黒尽くめで、闇に同化しているように見える。 >>「余計な連中まで関わらせるかも知れねぇな。ま、苦労するのは向こうだからこちらにゃ関係ないがね。」 >>なにやら愉快そうな声をあげる。 >>「いやいや、なかなか愉しいショーになりそうさね。」 >>いつの間にか、その姿は消え、声だけが虚空のどこかから降ってきた。 > >物体Xの製造者でしょうか? また、黒幕、というよりは、端で見ながら、 >ちょっかいだして遊んでいる方々のようにも見えます。 次辺りで、この人物の詳しいことが明らかに。 さて、どうしようか・・・・(←おい) >>「ええ・・・・・この紋章はミルトニア皇国のものです。」 >>女性の顔に暗い影が覆った。 >>「”神殿”のほうも絡んでいるようです・・・・」 >>ヴェルディオスも、憮然とした表情で、吐き捨てるように言った。 > >“神殿”……物体Xの中に神官っぽいものでも混じっていたのでしょうか。 ”神殿”とわかる物をもってたというので。 >>「私たちの祖母は・・・・・・・ミルトニア皇国皇家の血を引いているんです。」 >>ミヤリたちに衝撃が走った。 >>ミルトニア皇国は現国主が就くまで、内乱、血みどろの権力争いが続いていた。 >>ファルネーゼも幼い頃からそうした闘争に巻き込まれ、軟禁生活や人質生活を強いられてきた。 >>そんな中、武者修行を兼ねて世界を旅していた、若き日のリナたちの祖父、ベルベイン=インバースと出会ったのであった。 >>その後、紆余曲折を経て、ベルベインはファルネーゼをゼフィーリアに連れ去ったのだった。 >>亡命という形で、ゼフィーリアに永住したファルネーゼであったが、権力の座を奪われることを恐れた支配者によって、何度も刺客に命を狙われた。 >>それらは、ゼフィーリアの優秀な諜報機関及び特殊部隊と、何より彼女の夫で、彼女の最強の守護天使といえるベルベインのおかげで未然に防がれた。 >>そして、ベルベインがミルトニア皇国へ赴き、『話し合い』を行い、以後刺客が彼女の元に送られてくることはなくなった。 > >何だか凄まじい国ですね。こんな状態でよく国が持ってますね。 >……まあ、雲の上の権力闘争の余波が、下々にまで悪影響を与えていなければ、 >何とかなるのかもしれませんが。 >辛く、悲しい思いをしながら、必死で生きてきたファルネーゼさん。 >ベルベインさんとは、何だかアメリアが聞いたら喜びそうな大活劇の >主人公&ヒロインみたいな人生だったのですね。 >それにしても……ベルベインさんの「話し合い」……。 >……今、「言葉はいらない、ただチェーンソーとかがあればいい」という >原作の後書きを思い出しましたが、そんな感じの「話し合い」だったのでしょうか。 イギリスの王朝とかも結構、権力争いが凄かったと聞きます。(ロンドン塔とかって、いっぱい人が幽閉、軟禁されてたみたいですし) ま、そんな感じです。(どんなだ) 確かに、この二人の話って、アメリア好きそうですね。まさに正統派の恋愛活劇。 そしてベルベインの話し合い・・・・・・はい、そんな感じです・・・・・ >>「リナ・・・・・ガウリイさん・・・・・悪いけど、ミルトニア皇国のほうへいってくれる?何を企んでるのか確かめないとね。」 >>「うん・・・・・・わかったわ。ねーちゃん。」 >>「俺もいいですよ。」 >>「ありがとう。私はおじいちゃんや、父さん、母さんが帰ってくるまでおばあちゃんを護衛するわ。なにがくるか分からないからね。」 >>「お嬢さん、私も師匠や会長たちが戻り次第、そちらへ駆けつけます。私も少し因縁がありますからね。」 > >本当に今更、ですよね。ミルトニア皇国は何を思って、刺客などを送って >きたのでしょうか。……それ以前に、狙われているのが本当にファルネーゼさん >だけなのか、と言う疑問もありますね。 >そして、さらっとでたヴェルディオスさんの「少し因縁」って……。 >気になる部分、続出ですね。 こちらも、一応次回辺りで書いていきます。 それにしてもいいカンしてますね・・・・・・ほんとに。 >>・・・・・・・・・なんか、エライ方向に話が進んできました・・・・・・ >>大風呂敷広げると、後でたたむのが大変なのに・・・・・・・・ >>さてさて、どうなるやら・・・・・・・ >>それでは。 > >次回からミルトニア皇国への旅の道中になるのでしょうか。 >ミルトニア皇国と物体Xとリュウゼンさん。そしてヴェルディオスさんの因縁。 >書く方が大変なのは重々承知ですが、先の見えないこの物語が、 >どう展開していくのか、楽しみです。 > >それでは、この辺で失礼いたします。 まさに先が見えておりません。この物語。(爆) ほんとうにどんな展開になっていくのか・・・・・楽しみやら、怖いやら・・・・ いつもいつもありがとうございます。 それでは。 |