◆-魔法学園リラその４-魔沙羅  萌(5/8-22:11)No.2620
　┗Re:魔法学園リラその４-松原ぼたん(5/9-17:02)No.2631
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2620魔法学園リラその４魔沙羅 萌 5/8-22:11

しかしまあ、このお話書くのに関東地方の地図がかかせなくなったなんて……情けなひ。
てなわけで《水竜王御取り締まりバージョン》にもどらせて頂きます。


第４話、嵐水害出る〜水没しちゃったＴ神社〜


雨はいっこうに止もうとはしない。
嵐は強くなる一方。
ここは秩父にある荒川村のお隣の村、秩父郡で一番広い(？)と噂されている大滝村。
まあ、めちゃめちゃ広いことは本当なのだが。
そんなことはさておき、リナたちはそこにある三峰にあるＭ神社にいる。
理由は簡単。Ｔ神社が床下浸水してしまったからである。
そりゃーもう、秩父市はパニック状態になってしまってしょうがないのが今。
仕方がないからゼロスや萌の空間移動で一同はここにきたのだ。
「で、これからどうするのよ。さすがにあの『水竜王』の居場所なんかわからないわよ」
リナは非常に疲れた声を出す。まあ、無理もないが。
「そうですねえ、何も対策なんてありませんし……」
「……ゼロス先生…それって無責任。
萌ちゃん、何かわからないの？こーゆーのって萌ちゃんの専門でしょう？」
玻璃の言葉に萌は少し考えてから答えた。
「――たぶん……両神山か秩父湖…飛龍山と思う。確信はないけど。
ミリーナ姉ちゃんにデータ送ってもらおうよ。その方が確実だよ」
「同感。ほら、ルーク！ぼさっとしないでミリーナにつなぎなさい！」
「おう」
ぴこ。
かわいらしい音をたててルークのノートパソコンは起動しはじめた。
――しばらくして……。
『なにか用、ルーク？』
画面にミリーナが映り、話しはじめた。
「ミリーナぁ、あいたかったぜ!!元気そうでよかったぜ、俺のミリーナ(はあと)」
『……誰が貴方のですか。ふざけると画面おとしますよ。
そんなことよりなにか用ですか？』
ミリーナはうんざりとした顔でこっちを見てくる。
「ルーク、らぶらぶ攻撃はもういいわ。
そんなことよりミリーナ、今から秩父地方の約３０分前の衛星写真送って。
それから昨日のモノも。ちょっとばっかしここで『水竜王さま』が暴れてるもので」
『水竜王が？』
「そ。説明は萌とゼロス先生から聞いて」
訳のわからなそうな顔をするミリーナにリナはそう一言付け加えた。
「リナ姉ちゃんから説明があったように、今、水竜王さまの彫り物が暴れてるの。
昔もそうゆーことがあったらしいんだけど」
「まあ、居場所が分からなくちゃしょうがありませんからねえ。
よろしくお願いしますよ、ミリーナさん」
「わかりました。十分後にデータを送ります」
ぴこ。
またしてもかわいらしい音を立てて画面が暗転する。
「なあリナ」
ガウリイがリナの服の裾を引っ張りながらリナに何かをたずねてくる。
「なによガウリイ」
「もしその『すいりゅうおうさま』とやらが居場所を前とかえちまってたらどうするんだ？」
……………………………………………………………………。
「そ、そん時はそん時よ！信じてればなんとかなるわ！(……たぶん)」
「そうかあ？」
「そうなの！」

〔続く〕

……基本的に自体はなにも変わってないな、こっちは。
次回は《殺生石調査バージョン》です(笑)。たぶんね(はあと)

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2631Re:魔法学園リラその４松原ぼたん E-mail 5/9-17:02
記事番号2620へのコメント
　面白かったです。

>仕方がないからゼロスや萌の空間移動で一同はここにきたのだ。
　・・・・便利。
>「ミリーナぁ、あいたかったぜ!!元気そうでよかったぜ、俺のミリーナ(はあと)」
　すでに挨拶と化しているな（笑）。
>「もしその『すいりゅうおうさま』とやらが居場所を前とかえちまってたらどうするんだ？」
　あ、言えてる。

　本当に面白かったです。
　てはまた、ご縁がうりましたなら。