◆−アクア・クリスタル1〜夢の呪縛〜−リル (2003/6/23 18:18:43) No.26322 ┣Re:アクア・クリスタル1〜夢の呪縛〜−どら・ゴン (2003/6/24 16:39:49) No.26325 ┃┗ありがとうっ!−リル (2003/6/25 16:07:05) No.26337 ┗アクア・クリスタル2〜魔〜−リル (2003/6/25 16:42:02) No.26338 ┣アクア・クリスタル3〜デジャ・ヴ〜−リル (2003/6/26 17:38:50) No.26350 ┗Re:アクア・クリスタル2〜魔〜−パッチー (2003/6/28 21:57:27) No.26398
26322 | アクア・クリスタル1〜夢の呪縛〜 | リル | 2003/6/23 18:18:43 |
第一章 夢の呪縛 夢の中では、アメリアはいつも三つだった。 暗闇の果てに火の手が上がっており、アメリアのとても大切なものが焼けていた。 不意に、その中に人影を発見した。 ひと目で巫女と分かる純白の衣装を身にまとっている。 だが、どこかで妙な不安がつのり、すぐにそのわけを知った。 巫女には影がなかったのだ。 アメリアは自分が罠に落ちたということにきづいた。 そしてアメリアは直感した。―母は殺されたということを― 「アメリア!」 言われてアメリアは飛び起きた。 「リナさん……」 「どうしたの?ずっとうなされていたわよ。」 「ちょっと夢を見て。」 「そう。どんな夢?ゼルとの恋の夢とか?」 言われてアメリアは真っ赤になった。 「もう!違いますよ!」 お昼をまわった頃だった。 リナがアメリアに話しかける。 「ちょっとアメリア。あれ、あんたのじゃない?」 「え……?」 リナが指した方向では小さな宝石の護符が川にぷかぷか浮いている。 そう。まさしくアメリアのだった。 「あああっ」 アメリアが追いかける間もなくそれは少女の手に拾われる。 「これ……あなたのですか?……」 「ええ。拾ってくれてありがとう。」 言ってアメリアは宝石の護符を少女から受け取る。 「あなたたち。旅の方でしょうか?」 少女はリナたちを見てそう言った。 「ええ。そうだけど?」 「私、ラティナといいます。 実は、頼みたい事があるので、私の家によってくれませんか?」 「それで、なんなの?頼みたい事って。」 「ええ。それじゃあお話します。 この街の中心には神殿があるんですけど、 そこで年に一回お祓いと称して 街から一人、子どもを連れて行って 骨の髄まで焼き上げるって話です。俗にいう―」 「生け贄って奴ね。」 リナが口をはさんだ。 「ええ。それで友達がおもしろ半分で 神殿の中にしのび込んだんですけど、 友達がそこでキメラを作っているのを見たって言うんです。」 『んなっ』 ラティナを除く全員が叫んだ― |
26325 | Re:アクア・クリスタル1〜夢の呪縛〜 | どら・ゴン | 2003/6/24 16:39:49 |
記事番号26322へのコメント 初めまして。どら・ゴンです。 >夢の中では、アメリアはいつも三つだった。 >暗闇の果てに火の手が上がっており、アメリアのとても大切なものが焼けていた。 アメリアが三歳の時ですか・・・火ってのが気になりますね。 >アメリアは自分が罠に落ちたということにきづいた。 >そしてアメリアは直感した。―母は殺されたということを― ・・・お母さんが殺された・・・可哀想ですね・・・・ >「そう。どんな夢?ゼルとの恋の夢とか?」 >言われてアメリアは真っ赤になった。 >「もう!違いますよ!」 あらら、じゃあ、ゼルアメですかね? >「私、ラティナといいます。 > 実は、頼みたい事があるので、私の家によってくれませんか?」 お、このお話の、中心人物ですかね?この方 >「ええ。それじゃあお話します。 > この街の中心には神殿があるんですけど、 > そこで年に一回お祓いと称して > 街から一人、子どもを連れて行って > 骨の髄まで焼き上げるって話です。俗にいう―」 >「生け贄って奴ね。」 うわ、いけにえですか・・・魔王信仰でもやってるんですかねぇ・・・ >「ええ。それで友達がおもしろ半分で > 神殿の中にしのび込んだんですけど、 > 友達がそこでキメラを作っているのを見たって言うんです。」 き、キメラ!?マジで魔族信仰ですかね? 最初の夢といい、神殿のキメラといい・・・・ああ!続きが楽しみです! ってか、駄目レスですみません・・・・ |
26337 | ありがとうっ! | リル | 2003/6/25 16:07:05 |
記事番号26325へのコメント ありがとうございます!どら・ゴンさん! 初投稿のくせに前書きなしではじめてしまったんですが…… どうぞこれからもよろしくっ! |
26338 | アクア・クリスタル2〜魔〜 | リル | 2003/6/25 16:42:02 |
記事番号26322へのコメント 第二章 〜魔〜 一部修正しておくが、このときガウリイは起きていなかった。 すぱあああああんっ!!!!! 「もうっあんたはああああああ」 そしていつもの夫婦漫才が始まる―ここまではよかったのだが― きいいい 部屋のドアが開くと同時に3人の女性が入ってくる。 「捕らえろ」 そのうちの一人が言ったとたん、二人が襲いかかってくる! ガウリイが襲ってきた奴の一人に手刀を入れ、 ゼルガディスがもう一人に当身を食らわす。 その間アメリアはラティナを守る。 そしてリナが最後の一人にエルメキア・ランスを放った! 「どういうことなの?ラティナ。」 「今度の生け贄は、私なんです。」 恐れる様子もなく、ラティナはきっぱりと答えた。 一瞬の沈黙が流れた。 「火事だぞっ!」 「お社からだ!」 外からの声に最初にきづいたのはアメリアだった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 短くてすみませんっ! |
26350 | アクア・クリスタル3〜デジャ・ヴ〜 | リル | 2003/6/26 17:38:50 |
記事番号26338へのコメント 第三章 デジャ・ヴ 「なんですって!」 アメリアはそう叫ぶと部屋の外へと飛びだしていく。 ………… だが、アメリアは部屋を出てすぐに立ち止まってしまった。 デジャ・ヴ 遠くに火の手が上がっている。 アメリアは無意識に、その中に人影を捜していた。 無論逃げ回る人もいるのだが、 彼女の瞳にはそんなもの、映りもしない。 ―見つけた― アメリアに似ている、蒼くて大きな瞳。 黒くて、長い髪。 だがその瞳には、今は闇しか宿っていない。 そして、影がない 「母さん……」 不意に、アメリアが言った。 アメリアの母らしき者は燃え盛る炎をものともせず、 近寄ってくる。 これは、私がつけるべき決着だ。 決着をつける―自分自身との決着を― 浄化炎を唱え―やっぱしやめた。 代わりにオリジナルの呪文を唱える。 「封印」 アメリアの母らしきものの周りを三角錐が囲み、 どんどん小さくなっていき、それに合わせて アメリアの母も小さくなっていく。 手のひらサイズまで小さくなるとアメリアはそれを拾った。 あの夢にでてきた女性はアメリアの母親だったというのか いや―まだまだ裏がありそうだが。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― リルですっ! 本名:リシラス=シェーントウェインなんですけど。 ペンネームに本名も略名もないと思うが。 まあ、そんなわけで4話に続きますっ! 名前が変だけど女の子ですよっ! |
26398 | Re:アクア・クリスタル2〜魔〜 | パッチー | 2003/6/28 21:57:27 |
記事番号26338へのコメント >第二章 >〜魔〜 ども!どらの兄貴の、パッチーというけちな男です(本人に、レスを頼まれました) >一部修正しておくが、このときガウリイは起きていなかった。 >すぱあああああんっ!!!!! >「もうっあんたはああああああ」 クク・・相変わらずやなぁ・・・・この二人は。 >きいいい >部屋のドアが開くと同時に3人の女性が入ってくる。 >「捕らえろ」 >そのうちの一人が言ったとたん、二人が襲いかかってくる! ・・・・・いきなりですか・・・こりは・・・・ >「今度の生け贄は、私なんです。」 ・・・・いけにえ・・・・どんな信仰しとるんだ? >短くてすみませんっ! いえいえ。短くても、伝えたい事をキチンと伝えてるんですから、凄いですよ |