◆-おひさしぶりですっゼルリナ書きました☆-とんとん(瞳々)(5/10-02:40)No.2639 ┗VAGUEーゼルの場合ー-とんとん(瞳々)(5/10-02:43)No.2640 ┗Re:VAGUEーゼルの場合ー-松原ぼたん(5/10-15:11)No.2645
2639 | おひさしぶりですっゼルリナ書きました☆ | とんとん(瞳々) E-mail | 5/10-02:40 |
おひさしぶりでございますっ 発作的にスレイヤーズが描きたくなって、見事初のゼルリナに挑戦(笑) これ、ゼルじゃない。 こんなん、リナちゃう! などの意見、お待ちしてます(泣っ) 難しいのう。 しかもしっかりゼロリナもいれました。これないと瞳々の小説は出来ませぬ。 そういえばちょっとしたつけたし。 前回「CONGRADUATION」→つづり間違いました。 「CONGRATULATION」が正しいです(多分) それから「FALLACIOUS」ってのは「あてにならない」て意味です(多分) 今回の「VAGUE」というのは「はっきりとしない、あいまいな」という意味だそうです。 それでは、コメント頂いてもお返事がおそらく出来ないので、読んで下さった方、ありがとうございます。 |
2640 | VAGUEーゼルの場合ー | とんとん(瞳々) E-mail | 5/10-02:43 |
記事番号2639へのコメント ゼルの場合、なんてあるけど続きの予定なし(^^;;; こんなににぎやかな町でも夜は静けさが訪れる。 宿の裏に回ったら月明かりの中にぼうっと一人たたずんでいた。 「リナ」 呼びかけたら振り向いた。 やっぱりいつもより元気がない。 ガウリイがいないせいだろう。 「ゼルか・・・」 寂しげな表情で呟いた。 「どうした、こんな時間に」 俺の言葉に小さく首を振るリナ。 何でもない。そう言っている。 ガウリイがフィブリゾにさらわれて二日目。 サイラーグへと急いでいる俺達の中、昼間はわざとらしいくらい明るいリナが夜いつも一人で宿を抜け出すのを知っていた。 「盗賊いぢめか?」 漸く微笑った。 「違うわよ・・・何か、寝れなくてさ」 側の木箱に腰掛けるリナ。 「ゼルは?」 俺は・・・・。 「・・・びっくりしたわよ。急に出てくるんだから」 黙っていると話題を変えるリナ。 「悪かったな」 急にじゃない。 話し掛ける言葉にずっと困って立ってたんだ。 「ゼロスかと思ったわよ」 皮肉のつもりだろうか。 俺はゼロスが嫌いなんだ。 「ゼルってゼロスのこと毛嫌いしてるでしょ」 「まあな」 「何で?」 「・・・・」 返事が出来ないでいる俺の顔をリナが覗き込む。 「・・あいつは魔族だ」 「それだけじゃないんじゃない?」 それだけじゃない。 嫉妬か? 苦笑して夜空を見上げた。 「・・・嫌いなんだ、あういうふざけた奴は」 「はははっ」 おかしそうに笑う。 「余計なことはいっぱい言うくせに大切なことは何一つ言わない」 リナは笑いやむと俺の次の言葉を待つ。 「ひとのことに口出しするくせに自分のことは何一つ言いやしない」 判っているのだろう。あいつの想いは報われない。 だからもう戻ってくるな。 リナにはガウリイがいるんだ。 俺は・・・・・? 俺はいつまで側にいられる? 「・・・余計なことはするくせに、大事なときは黙り込む・・そういうやり口は気に食わん」 「・・でもさ、それってみんな同じよ」 リナの声はなだめるかのようだった。 「あたしは、あたしの過去のことなんてガウリイにさえ話してないし、ガウリイも昔については何も言わないわ」 俺が言ってるのは過去のことだけじゃない。 「ゼルのことだって何も知らないわよ?」 「話してないな、そういえば」 「話したくないでしょ?・・必要ないのよ」 月を見るリナ。髪が明るく染まる。 「ゼロスに会うことももう無いかもねー・・・」 いつか俺にもこんな日が来る。 もう二度と会えなくなるような時が来る。 「それでもまだ人間のすがたに戻りたいんですか」 あいつのそんな声が聞こえた気がした。 長い長い(^ー^)よしよし |
2645 | Re:VAGUEーゼルの場合ー | 松原ぼたん E-mail | 5/10-15:11 |
記事番号2640へのコメント 面白かったです。 > やっぱりいつもより元気がない。 > ガウリイがいないせいだろう。 あらら。 > ガウリイがフィブリゾにさらわれて二日目。 その時期なんですね。 > 話し掛ける言葉にずっと困って立ってたんだ。 ゼル、そういうときは不器用ですからね。 > 皮肉のつもりだろうか。 違うと思う。 > 俺はゼロスが嫌いなんだ。 >「・・でもさ、それってみんな同じよ」 あ、言えてる。 >「話したくないでしょ?・・必要ないのよ」 必要ない・・・・そうかもしれませんね。 > あいつのそんな声が聞こえた気がした。 確かに言いそうですが・・・・今のは内心ですね。 本当に面白かったです。 ではまた、ご縁がありましたなら。 |