◆−世界の果てまで]U−夜宵 吹雪 (2003/7/9 16:22:56) No.26489
 ┣Re:世界の果てまで]U−ユア・ファンティン (2003/7/9 21:58:50) No.26492
 ┃┗ライバルがいますよ、アーシェルさん(オイ)−夜宵 吹雪 (2003/7/10 17:50:12) No.26495
 ┣Re:世界の果てまで]U−オロシ・ハイドラント (2003/7/10 16:12:07) No.26494
 ┃┗まだまだ出ます、死んだ人(?)が。−夜宵 吹雪 (2003/7/10 18:04:59) No.26496
 ┣世界の果てまで]V−夜宵 吹雪 (2003/7/10 20:55:07) No.26499
 ┃┗Re:世界の果てまで]V−ユア・ファンティン (2003/7/10 21:55:22) No.26503
 ┃ ┗アルもどき・・・・ステキなあだ名ありがとです!−夜宵 吹雪 (2003/7/11 20:04:12) No.26506
 ┣世界の果てまで]W−夜宵 吹雪 (2003/7/13 19:57:36) No.26516
 ┃┗Re:世界の果てまで]W−ユア・ファンティン (2003/7/13 23:05:03) No.26517
 ┃ ┗苦情が来ませんように!!殺されませんよーに!!(以下略)−夜宵 吹雪 (2003/7/14 18:53:15) No.26520
 ┣世界の果てまで]X−夜宵 吹雪 (2003/7/15 18:55:23) No.26522
 ┣世界の果てまで]X.X−夜宵 吹雪 (2003/7/16 22:36:44) No.26536
 ┣世界の果てまで]Y−夜宵 吹雪 (2003/7/20 13:37:19) No.26553
 ┃┗シェルちゃんの性格は、少し変更かな?−ユア・ファンティン (2003/7/21 21:22:56) No.26557
 ┃ ┗シェルちゃん、がんばって!恋敵は一人だ!−夜宵 吹雪 (2003/7/22 11:07:46) No.26561
 ┣世界の果てまで]Z−夜宵 吹雪 (2003/7/24 14:46:34) No.26566
 ┃┗・・・・・・・・・・・・(硝子の眼の微笑み)(←無表情ということです)−ユア・ファンティン (2003/7/25 22:09:19) No.26576
 ┃ ┗・・・・・・・・・・ニコニコ(無言の笑みで対抗!)−夜宵 吹雪 (2003/7/26 11:10:09) No.26579
 ┣世界の果てまで][−夜宵 吹雪 (2003/7/26 21:43:30) No.26586
 ┃┗Re:世界の果てまで][−ユア・ファンティン (2003/7/27 14:04:53) No.26587
 ┃ ┗Re:世界の果てまで][−夜宵 吹雪 (2003/7/27 19:38:19) No.26588
 ┗世界の果てまで]\−夜宵 吹雪 (2003/7/29 14:07:36) No.26593
  ┗Re:世界の果てまで]\−ユア・ファンティン (2003/7/29 21:16:43) No.26599
   ┗Re:世界の果てまで]\−夜宵 吹雪 (2003/7/30 10:56:56) No.26605


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26489世界の果てまで]U夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/9 16:22:56



 ]U Vanishing Moon

日は傾き、もう夜だった。
あたしは何となく寝付けず、食堂兼宿屋の食堂へと向かった。
・・・・あの後、ガーヴとシルヴァタイトとやらに会った後、あたし達は強制的に元の場所へ戻った。ヴァルとリュシカもあたし達と一緒に。
ヴァルがギャーギャー言うと思いきや、一人きりになりたいらしく、夕食には顔を出さなかった。まあ、彼なりに色々あるのだろう。なんせかつての恩人(恩竜?)と会ったのだから。
今思えば、あの空間、召喚魔術かなんかを使ってみて脱出すればよかった・・・・・。
・・・・・今度、試すか。一応は。
そんな事を思いながら、カウンターに座り、あたしは酒場と化した食堂のマスターに口当たりの良いお酒を注文する。
しばらくして、グラスに蜂蜜色の液体が注がれる。あたしはそれを少し飲む。
「何だ、お前も眠れないのか?」
「ガウリイ」
聞きなれた声を聞き、振り返るとそこには見慣れた金髪の剣士がいた。
ガウリイはお酒を注文すると、あたしの隣に座った。
「・・・で?どうすんだ、これから。」
「どうするって言われてもねぇ・・・・・。」
思わずため息が漏れる。
どーするもこーするもない。とゆーかどうしろとゆーのだ、この情況を。
「私としては、協力をお願いしたいのですがね。」
澄んだ、刃の様に研ぎ澄まされた声。
「・・・・ヴァース。」
「どうも」
いつのまにかあたしの隣の席にちゃっかりと座り、なにかお酒を注文している。
「協力して欲しいってどうゆう意味だ?」
「おや?言ってませんでしたっけ?私は人探しをしていると。」
そう言えば・・・そんな事を言ってた気が・・・・・・。
「そうだっけ?」
ってこいつには関係ないか・・・・、言ってもすぐ忘れるんだから・・・・・。
「ええ、その人・・・いえ、人じゃなくて魔族、しかも同僚なんですけどね。」
・・・・・・もしかして。
「知ってるなら教えてくれますか?リナさん。」
ふわっとこちらを振り向くヴァース。そんな彼の仕種は優美とすら思える。
な、なんかドキッとするなぁ・・・・・同性なのに。
「そ、それより!あんた、あのシルヴァタイトって何者か知ってるの?」
あたしがそう聞くと、ヴァースは端正な顔を歪ませ、苛立ちを隠せない様子で答えた。
「・・・・・知りません、いきなり現れて攻撃されました。」
「いきなり現れて?」
「ええ。」
頷くヴァース。
「大体・・・・かなりの数でしたからね。護りきれるかどうかも怪しい状況でしたし。」
「・・・ふーん、それで?」
「・・・魔王様を護りきれないと思い・・・それから今、異世界にいる同僚を探して、原因を探ってます。まったく収穫なしですけどね。」
心なしか声に覇気がない。しっかし異世界から来た魔族ってやっぱし・・・・・。

「楽しそうな話してるな、俺も混ぜてくれないか?」

その声にあたしは固まった。


「何で・・・・・・。」
振り返った、そこには見知った顔。
「お前・・・・・・。」
ガウリイも驚いている。
知っている。この声も、姿も、今となってはその全てが懐かしく、悲しかった。
ありえなかった、彼と会うことは。
「・・・・これはこれは・・・・・。」
がたりとヴァースがイスから立ち上がり、微笑を浮かべた。
「リナさんは面白い方と知り合いだ。初めまして、私の名はヴァースと言います。以後お見知りおきを・・・・・・。」
ヴァースは丁寧に挨拶をする。あたしとガウリイは何も言わない、いや、言えない。
その彼が放つ、無意識のプレッシャーで。
「・・・・お名前をお聞かせください、赤眼の魔王【ルビー・アイ】殿。」
彼は照れたように頭をかき、言葉を紡いだ。
いつも見ていた姿と変わりなく。
「・・・魔王、ね。まあ、いいさ。名前は聞かせてもらった。返すが礼儀だろ?」
ヴァースは何も言わず微笑だけを浮かべた。
そして、彼は答える。自らの名を。
「俺はルーク、赤眼の魔王【ルビー・アイ】の魂の欠片を封じられた・・・ただの宝探し屋【トレジャー・ハンター】だ。」


―――――気まずい沈黙が食堂を、と言うかあたし達を包んだ。
紛れもない、あたし達の目の間にいるのは、ルーク。
セレンティアの街で見たのを最後に、憎悪を押さえきれず、サイラーグで散った魔王。
あたし達、つまりはガウリイとあたしのかつての戦友――――
「何で・・・・。」
掠れた声で、言葉を吐いた。
彼と、ルークと会えて、嬉しいのか、悲しいのかわからない。
ただ、驚きで言葉が出なかった。
「・・・やっぱ、驚くよな。俺は確かにあんたらの手にかかって、死んだ。良く、覚えてるよ。昨日の事みたいにな。」
そう言って、バツが悪そうに頭をかく。
この言葉から、やはり彼は――――
「・・・・ルーク、なのか?」
ガウリイがそう聞くと、ルークは困ったように答えた。
「ああ、ベゼルトで初めて会って、セレンティアで戦って、サイラーグで死んだ・・・・あの時の大馬鹿野郎だよ。」
ルークは嘲るような笑みを浮かべた。
どこか、悲しげに。
「あんたらとは・・・もう会えないと思ってたのに・・・・、喜んで良いのか、悲しんで良いのか、わからねぇ。ただ・・・・。」
ルークは照れたように頭をかいた。
「あん時は世話になった・・・。悪かったな・・・・・。」
「悪かったじゃないわよ・・・・。」
声が震える。泣きたいわけじゃない。
ただ無性に自分のやった事が否定された、そんな気がした。
「何で!?何でここにいるの!?」
もはや悲鳴に近い声で叫ぶと、ルークは困ったような顔になった。
「・・・悪い、言えねぇ。ただ言えるのは俺はシルヴァタイトの関係者だ。」
「!?」
ルークが・・・シルヴァタイトの関係者!?
じゃあ・・・・・・!?
「・・・・・この件からは、手を引きな。忠告だ、聞きたくなかったら聞かなかった事にしてもいい。ただし・・・・・。」
ルークは悲しげに顔をふせた。
「その時は、敵対する立場になるだろうな。それでも構わねぇなら・・・・、俺は何も言わねぇ。あんたらが決めることだ。」
くるりとあたし達に背を見せ、外に出る。
「・・・・・・じゃあな。」
そう言って、彼は去った。

どこか、悲しげに、淋しげに
去り行くルークの背中が、やけに目に残った―――


あとがき
吹雪:タイトルは和訳すると有明の月。そしてルーク。・・・ふう、やっと出せた・・・・・。
白亜:前回、伏字にしてた人の一人。
吹雪:あと一人・・・・、全部で4文字・・・・・、人気があるからなぁ・・・・。
白亜:また次回でオリキャラだすんだよね・・・。
吹雪:うっ・・・、イヤしかし!皆さんも気に入るはず!だって無茶苦茶濃くて愉快なヤツだし!!
白亜:俺と気が合いそうな予感がしてるんだよね。
吹雪:・・・・うん。ものすごく。絶対友達になれるよ、君なら。
白亜:・・・・そう?あ、あとオリキャラ何人出すの?
吹雪:次回出るやつ含めて二人。男一人、女一人。
白亜:・・・・・ギャグに走りたいんだよね。
吹雪:うん。元々ギャグ人間だし。だから次回は・・・・・・フフッ。
白亜:何か企んでる顔。
吹雪:では!テストも終わり自由の身となったので!ガンガン書きます!!
白亜:じゃあねー。



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26492Re:世界の果てまで]Uユア・ファンティン 2003/7/9 21:58:50
記事番号26489へのコメント


>「ええ、その人・・・いえ、人じゃなくて魔族、しかも同僚なんですけどね。」
>・・・・・・もしかして。
>「知ってるなら教えてくれますか?リナさん。」
>ふわっとこちらを振り向くヴァース。そんな彼の仕種は優美とすら思える。
>な、なんかドキッとするなぁ・・・・・同性なのに。

ユ:・・・魔法使いには、ユリの人が多かったけ・・・・・

>「・・・魔王様を護りきれないと思い・・・それから今、異世界にいる同僚を探して、原因を探ってます。まったく収穫なしですけどね。」
>心なしか声に覇気がない。しっかし異世界から来た魔族ってやっぱし・・・・・。

幻:ケ―さん?

>「リナさんは面白い方と知り合いだ。初めまして、私の名はヴァースと言います。以後お見知りおきを・・・・・・。」
>ヴァースは丁寧に挨拶をする。あたしとガウリイは何も言わない、いや、言えない。
>その彼が放つ、無意識のプレッシャーで。
>「・・・・お名前をお聞かせください、赤眼の魔王【ルビー・アイ】殿。」
>そして、彼は答える。自らの名を。
>「俺はルーク、赤眼の魔王【ルビー・アイ】の魂の欠片を封じられた・・・ただの宝探し屋【トレジャー・ハンター】だ。」
>

ユ:なんか懐かしいな。
?:僕も、この人は嫌いじゃないさ
ユ:??、まだアンタ、出番じゃないでしょ


>「・・・悪い、言えねぇ。ただ言えるのは俺はシルヴァタイトの関係者だ。」
>「!?」
>ルークが・・・シルヴァタイトの関係者!?
>じゃあ・・・・・・!?
>「・・・・・この件からは、手を引きな。忠告だ、聞きたくなかったら聞かなかった事にしてもいい。ただし・・・・・。」
>ルークは悲しげに顔をふせた。
>「その時は、敵対する立場になるだろうな。それでも構わねぇなら・・・・、俺は何も言わねぇ。あんたらが決めることだ。」
>くるりとあたし達に背を見せ、外に出る。
>「・・・・・・じゃあな。」
>そう言って、彼は去った。

ユ:『また』敵にまわるわけね


>
>どこか、悲しげに、淋しげに
>去り行くルークの背中が、やけに目に残った―――

風:人が人を心が望まないのに、何故戦わないといけないのだろう・・・・・

>
>
>吹雪:では!テストも終わり自由の身となったので!ガンガン書きます!!
>白亜:じゃあねー。

ユ:また、次回。
幻:その前に、あの人を乗せるね


名前:ア―シェル・クロウアイス
家族:父(カオティック・ブル−)
外見:17歳ぐらい(実年齢は、聞かないでねvvbyア−シェル)
   藍色の長い直毛、黄緑色の瞳
   普段は、髪よりも淡い足元までのワンピ−ス
   父のお供の時は、黒い巫女服
仇名:氷の巫女姫
性格:冷酷無比。
設定:おおよそ、人間らしくない・・・もとい、魔族らしくない
   それは、父が手を焼くほど。
   人間時間で、2000年ほど前に、父のお供で、『白の世界』に行った時に
   リュシカを見かけて、一目惚れという可愛い面もあり
   権力で、手に入れることも出来たが、それを選ばず、ただ思慕の念を募らせていた

ユ:あ−シェルに一言言って貰いましょう

ア―シェル;はじめまして、リュシカ様
ユア   :リュシカに惚れた理由は?
ア―シェル:・・あの、その・・・・いえると思うか、馬鹿作者ぁ。
      ともかく、この機会にその交際してほしいのですが・・・・。
      もちろん、貴方様が嫌でなければですが・・・・・


ユ:というわけで、シェルちゃんの権利は、夜宵さんの物となります
  貴方のお話に使いたければ、それでも、いいです
  では、また次回 

>
>
>

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26495ライバルがいますよ、アーシェルさん(オイ)夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/10 17:50:12
記事番号26492へのコメント

>>「ええ、その人・・・いえ、人じゃなくて魔族、しかも同僚なんですけどね。」
>>・・・・・・もしかして。
>>「知ってるなら教えてくれますか?リナさん。」
>>ふわっとこちらを振り向くヴァース。そんな彼の仕種は優美とすら思える。
>>な、なんかドキッとするなぁ・・・・・同性なのに。
>
>ユ:・・・魔法使いには、ユリの人が多かったけ・・・・・

吹雪:何っ!初耳だ・・・・・。
白亜:でも同性でもなんか、ドキッとする事ってあるよね。

>>「・・・魔王様を護りきれないと思い・・・それから今、異世界にいる同僚を探して、原因を探ってます。まったく収穫なしですけどね。」
>>心なしか声に覇気がない。しっかし異世界から来た魔族ってやっぱし・・・・・。
>
>幻:ケ―さん?

吹雪:当たりです。
K:いつになったら僕は出るんだ?
吹雪:・・・・・スンマセン、もう少し待ってください。

>>「リナさんは面白い方と知り合いだ。初めまして、私の名はヴァースと言います。以後お見知りおきを・・・・・・。」
>>ヴァースは丁寧に挨拶をする。あたしとガウリイは何も言わない、いや、言えない。
>>その彼が放つ、無意識のプレッシャーで。
>>「・・・・お名前をお聞かせください、赤眼の魔王【ルビー・アイ】殿。」
>>そして、彼は答える。自らの名を。
>>「俺はルーク、赤眼の魔王【ルビー・アイ】の魂の欠片を封じられた・・・ただの宝探し屋【トレジャー・ハンター】だ。」
>>
>
>ユ:なんか懐かしいな。
>?:僕も、この人は嫌いじゃないさ
>ユ:??、まだアンタ、出番じゃないでしょ

白亜:あ、血の滴る心臓がお供えものとして勧めた人だ。
吹雪:いつ出るのか楽しみですv

>>「・・・悪い、言えねぇ。ただ言えるのは俺はシルヴァタイトの関係者だ。」
>>「!?」
>>ルークが・・・シルヴァタイトの関係者!?
>>じゃあ・・・・・・!?
>>「・・・・・この件からは、手を引きな。忠告だ、聞きたくなかったら聞かなかった事にしてもいい。ただし・・・・・。」
>>ルークは悲しげに顔をふせた。
>>「その時は、敵対する立場になるだろうな。それでも構わねぇなら・・・・、俺は何も言わねぇ。あんたらが決めることだ。」
>>くるりとあたし達に背を見せ、外に出る。
>>「・・・・・・じゃあな。」
>>そう言って、彼は去った。
>
>ユ:『また』敵にまわるわけね

吹雪:・・・・迷ってます。彼の行く末をハッピーエンドにしようかバッドエンドにしようか・・・・・・。
R:・・・敵に回るかは見てからのお楽しみですよ

>>どこか、悲しげに、淋しげに
>>去り行くルークの背中が、やけに目に残った―――
>
>風:人が人を心が望まないのに、何故戦わないといけないのだろう・・・・・

吹雪:うう・・・、自分で出しといてなんだかなぁ、と思ってます・・・・。
B:ハッピーエンドをこれで目指してるんですよねぇ。大丈夫なんでしょうか?
吹雪:・・・・・根性だ!気合だ!度胸だああぁっ!!

>>吹雪:では!テストも終わり自由の身となったので!ガンガン書きます!!
>>白亜:じゃあねー。
>
>ユ:また、次回。
>幻:その前に、あの人を乗せるね

吹雪:はい、リュシカの恋人候補でしたね。
R:うっしゃあぁっ!これでやっとあたしも・・・・!
吹雪:(フフッ、それはどうかな・・・・・・。)
R:吹雪、何か言った?
吹雪:いーえ?

>名前:ア―シェル・クロウアイス
>家族:父(カオティック・ブル−)
>外見:17歳ぐらい(実年齢は、聞かないでねvvbyア−シェル)
>   藍色の長い直毛、黄緑色の瞳
>   普段は、髪よりも淡い足元までのワンピ−ス
>   父のお供の時は、黒い巫女服
>仇名:氷の巫女姫
>性格:冷酷無比。
>設定:おおよそ、人間らしくない・・・もとい、魔族らしくない
>   それは、父が手を焼くほど。
>   人間時間で、2000年ほど前に、父のお供で、『白の世界』に行った時に
>   リュシカを見かけて、一目惚れという可愛い面もあり
>   権力で、手に入れることも出来たが、それを選ばず、ただ思慕の念を募らせていた
>
>ユ:あ−シェルに一言言って貰いましょう

R:はいよ!初めましてー、アーシェルさん♪

>ア―シェル;はじめまして、リュシカ様
>ユア   :リュシカに惚れた理由は?
>ア―シェル:・・あの、その・・・・いえると思うか、馬鹿作者ぁ。
>      ともかく、この機会にその交際してほしいのですが・・・・。
>      もちろん、貴方様が嫌でなければですが・・・・・

R:うーん・・・会ったばかりですし・・・とりあえず遊んで仲良くしましょう!
吹雪:R・・・・一応、慎重なんだよな、こう見えても。
R:ほっとけ、あたしの事、もっと知ってもらいたいし。それに言ったでしょ。清く正しく美しく交際するのがあたしのモットーだって。
???:しくしくしく・・・・・。
吹雪:こ、この声は!!
???:邪魔してやる・・・・邪魔してやるぅ!!
吹雪:テメエ!何でこんな所に!?あ、コラ!刃物持って襲い掛かるな!!
???:あ、ちなみに次回で出る予定なんでヨロシクvv
吹雪:さり気に宣伝するな!!

>ユ:というわけで、シェルちゃんの権利は、夜宵さんの物となります
>  貴方のお話に使いたければ、それでも、いいです
>  では、また次回 

吹雪:さっそくネタとして使えそうなので、このシリーズに出してみます。
B:・・・うまくいくんですか?あの子が次回出る予定でしょう?
吹雪:ふっふっふっ・・・・簡単に付き合わせてなるものか!あ、でも最終的にはくっつく予定ですが。
白亜:吹雪・・・性格悪い。
吹雪:青いな、白亜。恋が平穏無事に終わるなんてありえないのさ。
白亜:俺、白い。
吹雪:意味が違う!では次回でお会いしましょう!かなり濃い性格のさっきの???が出ます!
B:それでは、次回作で。

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26494Re:世界の果てまで]Uオロシ・ハイドラント 2003/7/10 16:12:07
記事番号26489へのコメント

はじめまして!
……なんちゅう使い古されたボケは置いといて、と。


こんばんは、ついに追いつきました。
戦闘シーンが豊富で、面白かったです。
構成もなかなか巧みなものだと思います。
さて、そろそろ本題に……


>「そ、それより!あんた、あのシルヴァタイトって何者か知ってるの?」
>あたしがそう聞くと、ヴァースは端正な顔を歪ませ、苛立ちを隠せない様子で答えた。
>「・・・・・知りません、いきなり現れて攻撃されました。」
>「いきなり現れて?」
>「ええ。」
>頷くヴァース。
>「大体・・・・かなりの数でしたからね。護りきれるかどうかも怪しい状況でしたし。」
まだ敵方の情報は不足してる、と。
相当な敵ではあるようですがね。


>―――――気まずい沈黙が食堂を、と言うかあたし達を包んだ。
>紛れもない、あたし達の目の間にいるのは、ルーク。
>セレンティアの街で見たのを最後に、憎悪を押さえきれず、サイラーグで散った魔王。
>あたし達、つまりはガウリイとあたしのかつての戦友――――
魔王ではなく、魔王を封じたルークとして黄泉返ったわけですか。
それは自然なのか、否か?
ううん、あんまり関係ないか。
>「何で・・・・。」
>掠れた声で、言葉を吐いた。
>彼と、ルークと会えて、嬉しいのか、悲しいのかわからない。
そりゃまあ、微妙ですよね。
何となく分かりますわ。


>白亜:・・・・・ギャグに走りたいんだよね。
>吹雪:うん。元々ギャグ人間だし。だから次回は・・・・・・フフッ。
ギャグが入るとなると、読者側としても嬉しいものです。


それでは、これで失礼致します。

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26496まだまだ出ます、死んだ人(?)が。夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/10 18:04:59
記事番号26494へのコメント

>はじめまして!
>……なんちゅう使い古されたボケは置いといて、と。

吹雪:あ、焦ったぁ!!忘れられてるかと一瞬思いましたよぉ・・・・。
白亜:大丈夫、そのボケ俺、使ったことないから。
吹雪:オイ、そーゆー問題じゃねぇだろ。

>こんばんは、ついに追いつきました。
>戦闘シーンが豊富で、面白かったです。
>構成もなかなか巧みなものだと思います。
>さて、そろそろ本題に……

吹雪:はい、ご苦労様です。・・・・でも戦闘シーン、ネタが尽きそうで恐いのです。
R:けど構成って・・・・、吹雪、プロットなんか作らないんじゃ・・・・?
吹雪:い、いや!考えて書いてるぞ!ちゃんとさ!!
B:・・・・・怪しいですね。

>>「そ、それより!あんた、あのシルヴァタイトって何者か知ってるの?」
>>あたしがそう聞くと、ヴァースは端正な顔を歪ませ、苛立ちを隠せない様子で答えた。
>>「・・・・・知りません、いきなり現れて攻撃されました。」
>>「いきなり現れて?」
>>「ええ。」
>>頷くヴァース。
>>「大体・・・・かなりの数でしたからね。護りきれるかどうかも怪しい状況でしたし。」
>まだ敵方の情報は不足してる、と。
>相当な敵ではあるようですがね。

吹雪:そうなんです。目的も今のところ不明ですから。
R:少しずつわかる予定です。

>>―――――気まずい沈黙が食堂を、と言うかあたし達を包んだ。
>>紛れもない、あたし達の目の間にいるのは、ルーク。
>>セレンティアの街で見たのを最後に、憎悪を押さえきれず、サイラーグで散った魔王。
>>あたし達、つまりはガウリイとあたしのかつての戦友――――
>魔王ではなく、魔王を封じたルークとして黄泉返ったわけですか。
>それは自然なのか、否か?
>ううん、あんまり関係ないか。

吹雪:悩んだ末、死ぬ直前の時間、つまりリナ達との戦った時の状況で蘇りました。
R:魔王もちゃんといるそうです。ただ、あまり表立って喋らないですけど。
B:憎悪は消えてません。だからあまり良い状況ではないですね。

>>「何で・・・・。」
>>掠れた声で、言葉を吐いた。
>>彼と、ルークと会えて、嬉しいのか、悲しいのかわからない。
>そりゃまあ、微妙ですよね。
>何となく分かりますわ。

吹雪:ガーヴを出したんだから、ルークも!!と思って。
B:本編で亡くなった方、大集合でも考えてるんですか?
吹雪:ギクリ。

>>白亜:・・・・・ギャグに走りたいんだよね。
>>吹雪:うん。元々ギャグ人間だし。だから次回は・・・・・・フフッ。
>ギャグが入るとなると、読者側としても嬉しいものです。

吹雪:ですよねぇ〜、シリアスとギャグの入り混じった作品が面白いんですよね。
B:まあ、犠牲になってもらうとも言いますが。
吹雪:そーゆーわけで!次回のRの不幸を堪能してください!
R:って待てええぇぇぇぇっ!!

>それでは、これで失礼致します。

吹雪:はい、お忙しい中、ありがとうございました!それでは!!

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26499世界の果てまで]V夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/10 20:55:07
記事番号26489へのコメント



  ]V  Hazy Moon 


雲がない。
星明りや月明かりだけでも、闇夜を歩けそうな明るさだ。
リュシカは宿屋から外に出て、林を歩いていた。月光浴と森林浴を楽しんでいるらしい。
「・・・・どこ行っても、月は綺麗ですねー・・・・・。」
足を止め、月を眺めた。月は青白く輝き、太陽から受ける光で辺りを照らしていた。
「・・・・こーゆー日はゆっくりと月を眺めるのが一番ですよねぇ・・・・・。」
ちらり
リュシカは視線を茂みに向けた。
「で?そぉんなわかりやすい気配の消し方で、あたしの目を誤魔化せると思ってるんですかぁ?」
にやにやと笑みを浮かべるリュシカ。
「出てきなさい、別に締め上げるような野蛮なマネしませんから♪」
そう言うと、茂みが動いた。
「――――っ!?」
リュシカは眉をひそめた。
予想以上に動きが早い。そう、まるで獣のような動き――――
「兄さあぁ―――んっ!!」
「・・・・・・・・・・・・・はい?」
声がした、そして上から何かが降ってきた。
ひゅうぅぅ・・・・・・・・・ぷち
「兄さん兄さん兄さあぁ――んっ!!会いたかった、会いたかったよぉ!!」
「その前に・・・・・・。」
リュシカはぐぐぐっと顔を上げる。
謎の人影に押しつぶされたのだ。首に手を回して抱きつかれ、はっきし言って重い。しかも大きく跳躍して、乗っかられたので痛い。さらに腰を打ったのでかなり痛い。
「そこをどけえぇぇぇっ!!」
「いやぁんっ♪」
そんな明るい声と共に、リュシカは謎の人影を振り払った。
「もー、兄さんったら感動の再会なんですから、もうちょっと・・・・こう・・・ねぇ?感動的にできへん?」
「何が感動の再会・・・・・・って・・・・・・・・」
その人影の姿を見て、リュシカは絶句した。

肩までかかる程度の、青みがかった銀髪。
瞳の見えない一重の狐目。
耳には銀の細い針状のピアスが、燦然と煌めくのが見えた。
夜に映える東洋の装束。
そして、不気味な光を放つ片刃の刀――――
見覚えがあった。嫌と言うほどに。
しかし、今となってその姿を確認するのもままならない。
彼は、この世に存在しないから―――――

「・・・・・アズル?」

彼は、消え去った過去―――
紡がれて、断ち切られた、過去の絃の余韻―――


あとがき

吹雪:さあって!出しましたよ、アズル君!!
白亜:この人?前回言ってた、俺と気が合いそうな人。
吹雪:うん。面倒見もいいし、砕けた人だし。それに・・・・・・・・フフフ。
白亜:・・・怪しい。
吹雪:あ、タイトルは・・・もうお分かりかもしれませんが、月、朧月です。
白亜:・・・・段々、タイトルのネタがなくなっていく今日この頃・・・・・。
吹雪:言うな。月のタイトルシリーズです。月の名前ネタ求む(切実に)次回はアズル君とリュシカの話。
白亜:戦うの?
吹雪:おう、あとまた出るんだよな・・・・、人数増えてくし・・・・・。まとめよっかな・・・・・、全員出たら。
白亜:がんばれー。
吹雪:がんばる。そしてアズル君。かなり濃い・・・てかキッツいキャラです、いろんな意味で。
白亜:好かれるかもしれないけど、嫌われるかもしれないの?
吹雪:んー、まあね。苦手な人と好きな人もいるからなぁ、彼の設定は。
白亜:設定?
吹雪:それは次回明かされる!
白亜:今回、ギャグとか言って、全然ギャグじゃないね。
吹雪:ぐっ・・・・、いや次!次はギャグをいれ、そしてちょっとシリアス風味に・・・・・・・。
白亜:・・・・・・・本当?
吹雪:がんばるから・・・そんな目で私を見るなぁ・・・・・・・・(泣)


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26503Re:世界の果てまで]Vユア・ファンティン 2003/7/10 21:55:22
記事番号26499へのコメント


>星明りや月明かりだけでも、闇夜を歩けそうな明るさだ。

ユ:最近、田舎と呼ばれる所でも、星が少ないっけ

>「兄さあぁ―――んっ!!」
>「・・・・・・・・・・・・・はい?」

ユ:この人が、アルもどきね
火:アルもどきとは?
ユ:兄弟の交際を邪魔するお人

>謎の人影に押しつぶされたのだ。首に手を回して抱きつかれ、はっきし言って重い。しかも大きく跳躍して、乗っかられたので痛い。さらに腰を打ったのでかなり痛い。

天:ご愁傷様

>「そこをどけえぇぇぇっ!!」
>「いやぁんっ♪」
>そんな明るい声と共に、リュシカは謎の人影を振り払った。
>「もー、兄さんったら感動の再会なんですから、もうちょっと・・・・こう・・・ねぇ?感動的にできへん?」

ユ:何故、関西弁が入る?
>
>肩までかかる程度の、青みがかった銀髪。
>瞳の見えない一重の狐目。
>耳には銀の細い針状のピアスが、燦然と煌めくのが見えた。
>夜に映える東洋の装束。
>そして、不気味な光を放つ片刃の刀――――
>見覚えがあった。嫌と言うほどに。
>しかし、今となってその姿を確認するのもままならない。
>彼は、この世に存在しないから―――――
>
>「・・・・・アズル?」
>
>彼は、消え去った過去―――
>紡がれて、断ち切られた、過去の絃の余韻―――
>

ユ:人間風に言えば、幽霊?

>
>吹雪:がんばるから・・・そんな目で私を見るなぁ・・・・・・・・(泣)
>

ユ:はい、次回で。

>

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26506アルもどき・・・・ステキなあだ名ありがとです!夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/11 20:04:12
記事番号26503へのコメント


吹雪:さて!新キャラアズル!以下Aで通してレスをします。
A:どうもーvアズルといいます、長ぁぁいお付き合いになりますけどヨロシクですv

>>星明りや月明かりだけでも、闇夜を歩けそうな明るさだ。
>
>ユ:最近、田舎と呼ばれる所でも、星が少ないっけ

吹雪:田舎に最近、行かないからなぁ・・・・。
A:言ってもお昼やろ、だいたいお盆にしか行かないし。

>>「兄さあぁ―――んっ!!」
>>「・・・・・・・・・・・・・はい?」
>
>ユ:この人が、アルもどきね
>火:アルもどきとは?
>ユ:兄弟の交際を邪魔するお人

A:僕は兄さんと血はつながってません。ホラ、あれですよ。チンピラの親方が呼ばれたりするアレ・・・・。
吹雪:ヤクザの姉さんと似たよーなノリです(笑)

>>謎の人影に押しつぶされたのだ。首に手を回して抱きつかれ、はっきし言って重い。しかも大きく跳躍して、乗っかられたので痛い。さらに腰を打ったのでかなり痛い。
>
>天:ご愁傷様

A:兄さん、反応鈍いなー。いや、僕としては嬉しいんですけど。
吹雪:腰は痛いんだぞ、腰は。

>>「そこをどけえぇぇぇっ!!」
>>「いやぁんっ♪」
>>そんな明るい声と共に、リュシカは謎の人影を振り払った。
>>「もー、兄さんったら感動の再会なんですから、もうちょっと・・・・こう・・・ねぇ?感動的にできへん?」
>
>ユ:何故、関西弁が入る?

A:いやあ、僕のモデルがこんな口調だったから。
吹雪:外見と喋り方はね。性格とかはもちろん違いますよ。
A:ってか同じやったら殺されるんとちゃいます?ファンの人とか。
吹雪:言うな!!

>>肩までかかる程度の、青みがかった銀髪。
>>瞳の見えない一重の狐目。
>>耳には銀の細い針状のピアスが、燦然と煌めくのが見えた。
>>夜に映える東洋の装束。
>>そして、不気味な光を放つ片刃の刀――――
>>見覚えがあった。嫌と言うほどに。
>>しかし、今となってその姿を確認するのもままならない。
>>彼は、この世に存在しないから―――――
>>
>>「・・・・・アズル?」
>>
>>彼は、消え去った過去―――
>>紡がれて、断ち切られた、過去の絃の余韻―――
>>
>
>ユ:人間風に言えば、幽霊?

吹雪:そんな感じです。
A:亡霊でもいけるわな。

>>吹雪:がんばるから・・・そんな目で私を見るなぁ・・・・・・・・(泣)
>>
>
>ユ:はい、次回で。

吹雪:はーい、では次回、アズルのぶっ飛んだ性格を堪能してください(笑)
A:では、ユアさん。また次回で!!

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26516世界の果てまで]W夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/13 19:57:36
記事番号26489へのコメント



  ]W  Bright Moon  


見覚えがあった。
蒼みがかった透けるような銀の髪。細い、一重の狐を思わせる目。黒い東洋の地方の装束。
黒い漆で塗った鞘。その鞘に収められた、短めに作られた脇差。
その全てが懐かしかった。
理由もわからず、その名を呼んだ。
「・・・・アズル・・・・?何で・・・何でここに・・・・・!?」
リュシカがそういうと、アズルはにやりと笑みを浮かべた。妙に身をくねらせ、ふざけた様子でしなを作る。
「イヤやわー、兄さんにラブコールするために地獄の底から蘇ってしもうたの♪」
「やめろおぉぉぉ―――――っ!!」
リュシカは本気で嫌がるように、頭をかきむしった。
「そーゆー冗談はやめろって口が酸っぱくなるくらい言ったでしょうが!!」
「そうやねぇ、口が酸っぱくなるの通り越して、塩辛くなるくらいにねぇ。まあ、僕、塩辛いの好きやから別にいいけど。」
リュシカは射殺すような目で、アズルを睨んだ。
「何で生き返ってるんですか、アンタは!!ゾンビか!?ゾンビなんか!?
 もう一回死んで、くだらん冗談二度と言えん身体にしてもらえ!!」
「酷いわぁ・・・僕は兄さんのこと、本気と書いてマヂというくらい好きやったのに・・・・・・。」
よよよ、と泣き崩れるアズル。リュシカは冷たい目でその様子を眺めていた。
「ああ、初めて会ったのはいつやったかいな・・・・。」
「さあ覚えてない。とにかく最悪だった。いきなり初対面で抱きつかれたし。」
「僕は一目で兄さんが気にいた・・・。」
「あたしは一目で身の危険を感じ取った。」
「戦っとる兄さんの姿は、ものすっごいカッコカワえかったんや・・・・・。」
「かわええってのは余計。ついでに言えば、あたしは血塗れになって恍惚そうに戦うお前が不気味だったのを覚えてる。」
アズルの言葉一言一言に冷淡につっこむリュシカ。さすがのアズルもいささか傷ついたようだ。
「兄さあぁぁん・・・・・・・・・・。」
リュシカはアズルに向き直り、その胸倉を乱暴につかんだ。
「アズル!もう一度聞く!何故、お前がここにいるんだ!?お前は・・・・・・・・!!」
アズルはそのリュシカを見て、くすっと笑みを浮かべた。
「変わらないなぁ・・・兄さん。あの時と全然変わってない。僕の大好きだった兄さんと・・・・・全然・・・・・・・・。」
ぐいっ
アズルはその腕からは想像もできないくらいの力で、リュシカの胸倉をつかんだ手を引っ張った。
とん、とアズルの顔がリュシカの胸に当たり、アズルは顔をリュシカの肩に乗せた。
「・・・・・アズル?」
「・・・・・・・・んー?」
アズルがなんだか一回り小さく見えた。何でこんな事を聞いたのか自分でもわからないが、リュシカはこの体勢を崩さないまま、聞いた。
「―――――泣いてるんですか?アズル。」
そう言うと、アズルの口から失笑が漏れた。
「・・・・ははっ、僕に涙があるのかどうかも怪しいのに・・・・・、面白い事言うんやな、兄さん。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
リュシカはしばし黙り
「って離れい。あたしは野郎に抱きつかれるようなシュミはない。」
ぐいっとアズルの腕を自分の身体から引き離そうとする。
「イヤ―――、僕はもう少し兄さんとの感動の再会を浸りたいんやけど――・・・・・。」
アズルは抵抗した。リュシカは手に力を入れるが離れない。
「離れろ。」
「いひゃいいひゃいいひゃい!!ひゃなれまふ、ひゃなれえまふっれ!!」
あまりにもしつこかったので、頬をつねった。ねじった。アズルはものすごく痛そうな顔になった。
「ひろい・・・・・・。」
アズルは恨めしそうにリュシカを睨んだ。
「知らん、自業自得でしょうが。」
「んもう、兄さんのイケズ。」
「やかましいわ。大体、何でお前が、あたしを。好きだの嫌いだのが煩わしいって言ってたお前が。」
「そりゃ、兄さんが好きだから。好きって感情に性別も年齢も種族も関係ないやん。」
もっともな意見だが、それで納得するリュシカではない。
「・・・・・・ちなみにライクとラブ、どっち?」
おそるおそる、と言った様子で聞いた。アズルは手を頬にやり、身をくねらせた。男がやると気持ち悪いだけのしぐさだが、アズルがやるとサマになっている。恐ろしい事に違和感がない。
「モチロンらぶv」
「――――さよなら。」
間髪入れず、リュシカはその場から離れようとした。
「ちょっとちょっとちょっとぉ!!逃げなくても良いじゃないですか、兄さん。」
「黙れ、来るな、寄るな、触るな。」
「うわっ、ひっど。僕は病原菌ですか?」
「それよりタチが悪いから、あたしはこうしてお前から離れてるんです。」
「まあまあ、そうつれん事言わんと。ねっ、もう少しお話しましょ♪せっかく会えたんやし」
「い・や・だ!!」
「兄さぁ〜ん・・・そりゃないよ。」
がっくりと肩を落とすアズル。その姿は哀愁が漂っている。
「ねーぇ――、兄さんってばぁ。」
「・・・・・・・・・。」
もはやリュシカは話すことすらしない。
「んもう、つれないお・か・たvv」
女のような裏声で、艶っぽく言う。リュシカの背に冷や汗が流れる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
リュシカはつっこみもせず、足を速めた。アズルはつっこみすらを入れられなかったので少しへこんだ。
しかしすぐに復活して、リュシカを追いかけた。
「兄さん!すんません!僕が悪かったです!!ふざけないのでお話しましょう!!」
わずかにリュシカの足が遅くなる。本当か、とでも言いたげな顔で振り返った。

すると―――――

「隙ありぃっ♪」
がしぃっ
アズルはリュシカの腰元目掛けて、抱きついた。いや、その勢いは抱きつくと言うよりタックルをかました、と言った方が良いかもしれない。
「だあああぁぁぁっ!!放れろ!このくっつき虫!!」
「イ・ヤ・やvvあー兄さん、腰、細いなぁ――、羨ましがるよー、世の女性さん達とかが。」
「この変態がっ!!」
ごすっ
鈍い音を立てて、アズルの脳天にリュシカの肘鉄が見事きまる。
「ふっふっふっ、その程度は効かんで、兄さん」
「放せ放せ、このド変態!!」
「安心してや、僕のこの行動は兄さん限定だから」
「なお悪いわああぁぁっ!!!」
絶叫し、リュシカは必死にアズルの魔の手(?)から放れるべく、顔面を力の限り殴った。
「ばぶべっ!」
避けれなかったアズルは見事、それを顔に受け、ふっとんだ。
「・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・・。」
さすがに息が荒い。今のリュシカに刺激を加えれば、間違いなく関節技と殺人ラッシュの嵐がプレゼントされるだろう。
「いったぁ・・・・、今のは効いたわ・・・・・。」
むくりと吹っ飛ばされ、起き上がるアズル。立ち上がり、リュシカを見据える。
「アズル・・・お前、最低だ・・・・・。」
「うーん。楽しい楽しいスキンシップはこれくらいにしてっと。本題に入りましょ。」
今までのがただのスキンシップだと思うと、リュシカは眩暈を覚えた。
「僕がここにおる理由。兄さんならもうわかってるんでしょ?」
挑むような目でリュシカを見据えた。真っ直ぐに、冷たさを帯びた目で。
「・・・・・・・・・・・・・・なるほどね。」
リュシカは深いため息をついた。
「シルヴァタイト、お前も関係者か?」
「ご名答、さすが操り人形道化【マリオネット・クラウン】、さぁっすがって所やな。」
リュシカは顔をしかめた。アズルはそれとは別に「やっぱり兄さんは笑顔が一番ええな」と場違いなことを考えていた。
「その呼び名はやめろ。捨てた名だ。操るのは性に合わない。」
わずかに口調が変わる。アズルはにこにこと笑みを浮かべた。
「そう?僕なら兄さんに操られても全然OKやけど。」
「そりゃ、お前はな・・・・・・。」
リュシカは心底呆れたような顔でアズルを見た。
「ま、ええわ。それはそうとな、兄さん。」
「・・・・・・・・・・・?」
アズルの声色がわずかに変わる。どことなく悲しみと憂いを込めたような―――――
「今回、僕は兄さんの敵になるやろな。」
「!」
ざんっ!
「っ!?」
前髪がはらりと宙に舞う。リュシカは内心、舌打ちしたい気分だった。


闇夜に刃が微かに煌めく。
血を求めるように。

月は彼らを冷ややかに見つめていた―――――



あとがき
吹雪:つうワケで!
白亜:アズル登場。モデルがいる。
吹雪:頼みます。わかっても殺すような勢いで私を睨まないでください。
白亜:わかったら俺が拍手する。
吹雪:拍手だけね。
白亜:ねぇ、タイトルの意味は何?
吹雪:良くぞ聞いた。Bright Moon、名月という意味だ!
白亜:アズルが出てる話は月でまとめるらしい。
吹雪:あ、いや。過去の暗いのは月でまとめようと思ったんだけど。アズルでまとめようかなぁ・・・と(弱気)
白亜:なんかいいタイトル名を募集しよう。
吹雪:・・・はい。なんかカッコイイ、響きがよいタイトルを募集します。何となく思いついた単語でもOK。
白亜:でもアズル。なんで薔薇?
吹雪:わかる人にしかわからない隠語だな・・・・・。
白亜:わかりやすく言うと百合の反対。
吹雪:コラコラ(笑)しかし・・薔薇は最近知りました。百合はガンガン使われてるのに、薔薇は使われない。
白亜:生命の不思議?
吹雪:違う、絶対違う!!
白亜:あ、意味がわからない人は知らないままでいてね。
吹雪:ええ、知らないほうが幸せかもしれません。ちなみに私の場合知ったほうが幸せなヨコシマな人間ですが(笑)
白亜:じゃあ、次回で。


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26517Re:世界の果てまで]Wユア・ファンティン 2003/7/13 23:05:03
記事番号26516へのコメント


>「戦っとる兄さんの姿は、ものすっごいカッコカワえかったんや・・・・・。」
>「かわええってのは余計。ついでに言えば、あたしは血塗れになって恍惚そうに戦うお前が不気味だったのを覚えてる。」

ユ:昔の永蓮みたい・・・・
  恍惚とは、してなかったけど、薄く笑ってた時もあったし(人間だった頃)

>「って離れい。あたしは野郎に抱きつかれるようなシュミはない。」

ア―シェル;女の子なら、いいですか?

>「そりゃ、兄さんが好きだから。好きって感情に性別も年齢も種族も関係ないやん。」
>もっともな意見だが、それで納得するリュシカではない。

ユ:まあ、確かにね、
  ・・それにしても羨ましい。
  大切な者をつくれると言うのは・・・・・・。
  私は、夢幻界での妹を、自分のせいでなくしてしまったからな・
  私に、関わらなかったら・・と思うと・・・・・・
  ・・・アッ、適当に聞き流してください

>「ご名答、さすが操り人形道化【マリオネット・クラウン】、さぁっすがって所やな。」
>リュシカは顔をしかめた。アズルはそれとは別に「やっぱり兄さんは笑顔が一番ええな」と場違いなことを考えていた。

緋:状況、読んだ方がええで、アズルはん

>「今回、僕は兄さんの敵になるやろな。

?:・・・あっ、オレの設定に似てるね。
ユ:そうね、
  でも、君の場合、姉さんに指示されてでしょ。
?;・・・でも、、味方が敵になるのは、きついよ・・・

>
>
>
>
>あとがき
>吹雪:つうワケで!
>白亜:アズル登場。モデルがいる。
>吹雪:頼みます。わかっても殺すような勢いで私を睨まないでください。
>白亜:わかったら俺が拍手する。

?:・・・わからないから、教えて・・・・・
  ・・・炎、使わないから

>白亜:なんかいいタイトル名を募集しよう。
>吹雪:・・・はい。なんかカッコイイ、響きがよいタイトルを募集します。何となく思いついた単語でもOK。

ユ:『擦れ違う信念』

>白亜:でもアズル。なんで薔薇?
>吹雪:わかる人にしかわからない隠語だな・・・・・。
>白亜:わかりやすく言うと百合の反対。
>吹雪:コラコラ(笑)しかし・・薔薇は最近知りました。百合はガンガン使われてるのに、薔薇は使われない。
>白亜:生命の不思議?
>吹雪:違う、絶対違う!!
>白亜:あ、意味がわからない人は知らないままでいてね。
>吹雪:ええ、知らないほうが幸せかもしれません。ちなみに私の場合知ったほうが幸せなヨコシマな人間ですが(笑)
>白亜:じゃあ、次回で。

ユ:きっちり、意味わかります
  では、次回で
氷;・・作者の人・・・・・
ユ:あ、そうそう、あ−シェル関係で質もなったらどんどんどうぞ
  後、木曜に入れた風華、緋雷の言葉使いが変わった理由&桂樹VS緋雷ですので感想欲しいです
  では、また次回
>
>

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26520苦情が来ませんように!!殺されませんよーに!!(以下略)夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/14 18:53:15
記事番号26517へのコメント

>>「戦っとる兄さんの姿は、ものすっごいカッコカワえかったんや・・・・・。」
>>「かわええってのは余計。ついでに言えば、あたしは血塗れになって恍惚そうに戦うお前が不気味だったのを覚えてる。」
>
>ユ:昔の永蓮みたい・・・・
>  恍惚とは、してなかったけど、薄く笑ってた時もあったし(人間だった頃)

R:いやぁ、不気味だった。
  例えるならアレだ、遊園地にあるお化け屋敷とかにある、薄笑い浮かべてる怪しい姉ちゃん。
吹雪:ものすっごい楽しそうに戦ってたんです。

>>「って離れい。あたしは野郎に抱きつかれるようなシュミはない。」
>
>ア―シェル;女の子なら、いいですか?

R:いや・・・、子供は構わないけど、さすがに引くかな。

>>「そりゃ、兄さんが好きだから。好きって感情に性別も年齢も種族も関係ないやん。」
>>もっともな意見だが、それで納得するリュシカではない。
>
>ユ:まあ、確かにね、
>  ・・それにしても羨ましい。
>  大切な者をつくれると言うのは・・・・・・。
>  私は、夢幻界での妹を、自分のせいでなくしてしまったからな・
>  私に、関わらなかったら・・と思うと・・・・・・
>  ・・・アッ、適当に聞き流してください

吹雪:うきゅう?
R:おお、久ぶりにタレた。
B:・・・・・そう言えば最近、銀次君を見てませんね(ちょっと残念そう)

>>「ご名答、さすが操り人形道化【マリオネット・クラウン】、さぁっすがって所やな。」
>>リュシカは顔をしかめた。アズルはそれとは別に「やっぱり兄さんは笑顔が一番ええな」と場違いなことを考えていた。
>
>緋:状況、読んだ方がええで、アズルはん

A:いや、僕はいっつも兄さんの事だけを考えて行動しとる。
吹雪:それがいかんのだ。

>>「今回、僕は兄さんの敵になるやろな。
>
>?:・・・あっ、オレの設定に似てるね。
>ユ:そうね、
>  でも、君の場合、姉さんに指示されてでしょ。
>?;・・・でも、、味方が敵になるのは、きついよ・・・

吹雪:いやあ、アズル。決着を付けるがために敵に回ったようなモンですから。
   基本的には自分の意志だけで行動してるので邪魔はしません。
白亜:逆に手伝ってくれる可能性の方が高いかも。

>>あとがき
>>吹雪:つうワケで!
>>白亜:アズル登場。モデルがいる。
>>吹雪:頼みます。わかっても殺すような勢いで私を睨まないでください。
>>白亜:わかったら俺が拍手する。
>
>?:・・・わからないから、教えて・・・・・
>  ・・・炎、使わないから

吹雪:・・・・・・・・・・・発表します!!
ダダダダダッ!(ドラムの音)
吹雪:じゃじゃん!
   ごめんなさい!イニシャルとマンガの題名でカンベンしてください!!殺される、ぜってーファンに殺される!!
R:ヲイ。
吹雪:現在、連載中のBLEACHのG・I。喋り方と外見がモデルです。
A:あ、ちなみに僕が薔薇な設定が作られた理由はまた後日発表予定や。

>>白亜:なんかいいタイトル名を募集しよう。
>>吹雪:・・・はい。なんかカッコイイ、響きがよいタイトルを募集します。何となく思いついた単語でもOK。
>
>ユ:『擦れ違う信念』

A:をを、中々いいタイトル。
吹雪:使えそうなので、最後の方に出しますねー。

>>白亜:でもアズル。なんで薔薇?
>>吹雪:わかる人にしかわからない隠語だな・・・・・。
>>白亜:わかりやすく言うと百合の反対。
>>吹雪:コラコラ(笑)しかし・・薔薇は最近知りました。百合はガンガン使われてるのに、薔薇は使われない。
>>白亜:生命の不思議?
>>吹雪:違う、絶対違う!!
>>白亜:あ、意味がわからない人は知らないままでいてね。
>>吹雪:ええ、知らないほうが幸せかもしれません。ちなみに私の場合知ったほうが幸せなヨコシマな人間ですが(笑)
>>白亜:じゃあ、次回で。
>
>ユ:きっちり、意味わかります
>  では、次回で

吹雪:をを、お仲間。
B:ちなみに吹雪は薔薇、ノーマル(ユリは絶対ダメ、ただしギャグなら良し)オールオッケーな節操無しです。

>氷;・・作者の人・・・・・
>ユ:あ、そうそう、あ−シェル関係で質もなったらどんどんどうぞ

吹雪:ではライバルの(爆)アズルに対する意気込みと、性格をもう少し詳しくヨロシクです。

>  後、木曜に入れた風華、緋雷の言葉使いが変わった理由&桂樹VS緋雷ですので感想欲しいです
>  では、また次回

吹雪:あ、書きました。すみません。力尽きてて・・・・。
B:それでは。

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26522世界の果てまで]X夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/15 18:55:23
記事番号26489へのコメント



  ]X  Tear Moon


リュシカは挑むような目で、斬りつけた男を睨んだ。
先程の斬撃はアズルの繰り出したものではない。目の前にいる、一人の男が繰り出したものだ。リュシカは前髪をそっと撫でた。
「ありゃ、避けれんかった?兄さん、腕、落ちたんと違います?」
「悪かったなぁ・・・・・」
ムッとしつつ髪をいじりながら、リュシカは言う。
変わっていない。自分もアズルも―――――
相手を挑発し、ペースを崩す戦法。
精神的にかなり痛い戦い方だが、リュシカに通用しない。同類にやっても結果は同じだ。
アズルはリュシカの部下のようなものだった。リュシカの方が位は上で、命令されていもいないのに彼の周りをうろついていた。リュシカ自身、その関係が気に入っていた。
だが、今は敵となった。
だから戦う。理由なんてそれだけで充分だ。容赦は、しない。する必要もない。
「しっかし今の、探りじゃなくて本気やったでしょ?」
アズルはリュシカの目の前にいる男に呆れたような、怒ったような口調で咎めた。
探りとはいわゆる小手調べ。相手の実力を測るためにやった事ではあるのだが、どうやらこのリュシカの目の前に立った黒ずくめの男は、本気でリュシカを斬るつもりだったらしい。
「アズルー?イヤなお友達ですねぇ?」
「あははは、お褒めに頂光栄の至り。」
リュシカのセリフに動じず、笑いながら言い返すアズル。一筋縄ではいかない奴である。
リュシカの目の前に立っていた男は、まるで闇をそのまま映したような男だった。
黒い宵闇の髪に、薄ら寒さを覚える藍の瞳――――
闇に溶け込むような黒いマントで身体を半分ほど隠している。手にはアズルの脇差と似た、片刃の剣が冷たく輝く。
美形ではあるが、その殺気と凍えるような雰囲気が全てを壊している。
「・・・・・避けたのか?今のを」
「・・・・・ですねぇ、避けなかったら、痛いし。」
男は小さく笑みを浮かべると、剣を構えた。
「・・・・名は何て言うんだ?」
男の周りの空気が和らいだ。
リュシカはげんなりした。
「・・・・リュシカ、あんたは。」
「ロッドと言う。」
男、ロッドの声はわずかに喜んでいた。
リュシカは本能に近いそれで、ロッドの空気が和らいだ原因がわかった。
―――――喜んでいるのだ、強い敵と会えて。
たまにいるのだ。長く生きると色々ある。例えば、こんな強敵と戦う事を、悦びとする戦士も珍しくはない。
「・・・・・・・・イヤな敵。」
「誉め言葉だな。」
ロッドが走る。間合いを詰めようとしている。リュシカはため息をつくと、指を動かす。
「――――おいで、ロゼ。」
リュシカの言葉に答えるように、真紅の人形が姿を見せた。
「――――ロゼ、兄さんの人形の中でいっちゃん速い人形・・・・・。」
解説でもしているかのようににアズルが呟く。
もっとも本人は『ように』ではなく、本気で解説をするつもりらしい。その証拠に近くにあった木の太い枝に座り、傍観するかのようにあぐらをかいている。敵意も殺気もない。隙だらけの体勢だ。
この様子から、アズルは戦うつもりはないようだ。
「・・・アズル、手は―――」
「出さん出さん。僕が手を出したら、ロッドさんが僕を斬り殺そうとするでしょ?」
「・・・・・・・・・・・。」
ロッドは答えない。
「・・・・・・・・・図星ですか。まあ、邪魔はしないんで、始めちゃってください。人、来たら困るやろ。」
「・・・あたしとしては別に戦いたくないんですけど。手ぇ、ないし。」
そう言って、消失した左手を見せる。今日にでも、ヴァースに直してもらおうと思ったのだが、しばし月光浴と森林浴を楽しんだ後に直してもらおうと思った。だから、腕はまだ直してもらってない。
「おや、ホント。」
「・・・・・・・・・アズル。」
ロッドが振り向かず名前を呼ぶ。
「はい?」
「直せ、今すぐ。」
「待て」
ロッドの無茶苦茶とも言える要求に、リュシカは思わずつっこんだ。しかしアズルは
「ええよ♪」
明るすぎる声で返す。
「おおいっ!!」
「まーまー、大丈夫ですって、兄さん!僕の腕を信用して・・・・・。」
「断る!」
キッパリと効果音が聞こえるほどに言い返す。
「敵にそんな事されるほど、落ちぶれちゃいないんでね!!」
挑発するような目でアズルとロッドを睨む。
「・・・・・・・・・・・・・。」
アズルの身体が震える。ロッドは動かず、リュシカを見据えた。さすがに隙を見せてくれるわけではないだろう。しかしアズルは隙だらけともいえる体勢だった。
「・・・兄さん、そんな事言うんだ。」
額にかかる前髪をかきむしるように、静かにアズルは言う。
その身体からじわり、と威圧感が放たれる。少しずつではあるが、油断は出来ない。
ざくっと草を踏みしめて、一歩後ろに下がった。
「兄さん・・・・酷いなぁ、ホンマに。」
ざっ、と草を踏みしめ近付く。
また威圧感が放たれる。空気がぴりぴりしている。
きぃん・・・
アズルの腰元から金属の音。
鞘走る音。
アズルは怖いまでの無表情で冷たく言う。
「傷つくなぁ」
目からは涙。月光で、淡く輝いた一粒の雫。それは頬をつたって、滴り落ちる。リュシカはぎょっとした顔になった。さすがに泣かれるとは思わなかった。何を言っていいのかわからず黙った。
「―――――ねぇ、兄さん。」
刃が煌めく。白い光が鈍く―――
刹那―――――
ずるっ
木が倒れた。斜めに斬られたそれは、重力に逆らうことなく地面に倒れ付す。葉がはらり、と落ちる。
近くにあった草も、はらり、と宙に舞う。
リュシカは露骨に嫌な顔をした。戦いは避けられない、反射的にそう思った。
「・・・・・・・・・今日は厄日ですかぁ?」
リュシカの問いに、月は答えず穏やかな光を放った。


あとがき
吹雪:タイトル、「涙の月」。泣きました、アズル。マヂ切れですかね。
白亜:多分。なんかアズル、恐い。
吹雪:しっかし、私がどーゆータイプの人が好きなのか、良くわかる話だなぁ、世界の果てまで。
白亜:吹雪、個性的なのが好きなんだよね。
吹雪:うん。個性的過ぎて濃ゆいのはちょっとヤダけど。
白亜:けどアズル。もしかして二人がかりで戦うの?
吹雪:どうだろ。アズルは一対一が好きなのだよ。
白亜:タイマン?
吹雪:ん、そうなる。
白亜:昔は味方、でも今は敵。どーなる、リュシカ。
吹雪:あっはっはっ、私でもわからん!考えてない!!
白亜:ダメじゃん。
吹雪:うん。でもなー、邪魔したら斬られそうで恐い。アズルなんか特に。怒ったら、私のオリキャラの中で一番恐いんじゃないのかな?
白亜:そうなんだ。
吹雪:次回。もしかしたら決着がつくかも。期待せず待っててください。それでは!!



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26536世界の果てまで]X.X夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/16 22:36:44
記事番号26489へのコメント



  ]X.X   BLEAD  BROTHER AND SISTER


アズルとロッドは宿屋にいた。
アズルは魔族である。だがいかにロッドが化け物染みた剣の腕を持っていようと、悪趣味であろうと、彼は人間だ。
空間を移動したり、詠唱せず呪文を唱えたりはできない。特に困るのが前者。移動手段がないのがちとツライ。
状況説明をせねばなるまい。
今まで、二人は宿屋兼食堂の怪しい人間が出入れするような宿屋に泊まっている。
ちなみにその中で、この二人組みはかなり浮いている。
まあ、黒ずくめ二人、さすがに目立つ。
ロッドが黙々と食事を取り、アズルは軽く酒を飲んでいた。もっとも酔うことは出来ないが。
そして、それは起こった。
ずしゃああっ!!
どさっ
「・・・・・・・・・は?」
アズルは呆然とした。ロッドはもくもくと食事に専念している。ある意味、大物だ。
突如、目の前のテーブルが斬られた。上に置いてあった料理と酒瓶はなんとか死守した。ある意味執念だ。
そして、地獄の底から這うような声が宿屋に響いた。
「ふふっうふふっふふふ・・・・・」
アズルは声のした方へ振り返る。
そこには女がいた。
顔は美人に属するのだが、血走った目と、抜き身の剣が全てをぶち壊している。目は爛々と、獲物を探すケダモノの如く輝き、不気味だった。
「あ、あの・・・・・?」
なんとなく声を掛ける。それがいけなかった。
びゅんっ!
「のわっ!」
いきなり斬りかかれ、それを紙一重で避ける。それなりに強い。アズルは百戦練磨の勘で、彼女の実力を見抜いた。おそらく彼女がテーブルを斬ったのだろう。その証拠に刀身がわずかに木屑が着いていた。
「あら・・・・?避けたの、今の。」
「避けらいでか!危ないでしょうが!何でいきなり斬るの!?僕が一体何したんですか!?」
そう叫ぶと、女は刀を不気味な笑みを浮かべ舐める。
「うふふふふ、決まってるじゃない!人間、物を斬らないと、怒りっぽくなるでしょ?特に人なんか、最近斬ってないし・・・・・。」
残念そうに言うな、残念そうに。
アズルは心の中で突っ込んだ。言葉にすると自体が今よりややこしくなるそうなので、彼なりの配慮である。
「とゆーか、怒りっぽくなるのはただ単にカルシウム不足なだけじゃ・・・・・。」
「とゆーわけで、私のために斬られてね。名前も知らない人vv」
「いやじゃあああぁぁっっ!!!僕をいぢめていいのは兄さんだけなの!!」
さりげに危ないセリフを吐いて、アズルとこの女性はただでさえ目立っているというのに、さらに注目を集めた。
そしてロッドはまだ昼食セットを食べている。ある意味すごい。
ずばずばずばぁっ!
「のわわっ!!」
斬撃から必死に逃げるアズル。戦ってもよいのだが、騒ぎは起こしたくない。
「ふふふっ!逃がすかぁっ!!」
ざくざくざくぅっ!
食堂のイスを斬り裂きながら追いかける。
「来るなあぁぁぁぁっ!!」
「斬ぉ〜らぁ〜せぇ〜ろおぉぉおぉ!!」

どたどたどたどたどたっ
ばたばたばたばたばたばたばたばたっ

さて、そんな事が二時間ほど続いた、その時だった。
「やめろ、レミー。」
低い声が食堂(ずっと食堂で追いかけられたらしい)で沈黙を守っていたロッドが喋る。アズルは眉をひそめる。まるで知り合いのような喋り方だったからだ。
「に・・・・・・・・・・・・・・。」
に?
食堂にいた野次馬どもとアズルの視線が集まる。
「兄さん!!」
「・・・・・・・・・はい?」


アズルを刀を持って追いかけたのはレミー=マーティン。お気付きの方も多いかと思われるが、アズルの現相棒的存在のロッド、ロッド=マーティンの妹だそうだ。
「・・・・・・・・はあ、言われてみればソックリ。」
無論顔立ちも似ているが、趣味もなんか見ている。
兄は人斬りマニア、妹は刃物マニア。
「・・・・・・・・ヤな兄妹やな。」
「よく言われる。」
アズルの心無い一言に冷静に返すロッド。どうやら慣れているらしい。
「でも兄さん、どうして!?私、兄さんが死んだと聞いたわ。なんでもアトラス・シティの仕事の際に、って・・・・・。」
アズルはどう言いわけしようか迷った。彼は死んだ人間だ。だが色々と事情があって蘇った。それをどう説明すればよいのか・・・・・。
「そんな事はどうでもいい。」
良くないだろ、と普通ならアズルはつっこみを入れるのだが、状況をややこしくなるのはゴメンなので黙った。
「レミー、こいつを斬ろうとするとはいい度胸だな。」
「へっ?」
「・・・・その人、兄さんのお気に入り?」
「はっ?」
「ああ、そうだ。今までの中でもかなりの腕前だ。今は味方だが、いつか戦いたい。」
「えっ?あのー、もしもし?ロッドさん?」
「へぇ・・・・・、兄さんがそこまで言うんだ。だったら是非ともお手合わせ願いたいわね。」
「はいっ?何で・・・?」
「・・・・させん。」
「止めれるものなら、止めてみてよ!!」
きんっ!!
二つの刀が鍔迫り合う。
緊迫した雰囲気。そこでアズルのとる行動はただ一つだった。
「どうでもええが、外でやらんか!!」
ごんごんっ!
刃物マニアと人斬りマニアの頭に、鉄拳がめり込んだ・・・・・・・。


あとがき
吹雪:やっちゃいました。番外編。
白亜:だから小数点?
吹雪:おう、15.5。次は・・・・他の話の間に入るんじゃないかな?
白亜:続けて書かないの?
吹雪:書いても良いが・・・15.75とか細かくなりそうだから却下。
白亜:でも、これいつの話?
吹雪:んー、リュシカがアズルと会う前だから・・・・結構最近の。
白亜:ふーん、でギャグ?
吹雪:微妙に。なんか好きなんだよ、ロッドとレミー。兄弟ケンカは命がけ。
白亜:チャンバラー(笑)
吹雪:切り傷は当たり前、そしてアズルの取り合い。
白亜:恋の予感?
吹雪:いや、ノリ的に・・・・・・。
    兄「コレは俺のだ!放せよな!!」
    妹「いやー!私の!お兄ちゃんのじゃないもん!!」
    みたいなノリで。
白亜:オモチャの取り合い。
吹雪:そうそう、兄弟いる人は一度は体験したアレ。
白亜:どっちが勝者になって、アズルを手に入れるの?
吹雪:いや手に入れるんじゃなくて、戦うの。
白亜:おおっ、まともに戦うのかなー?楽しみ。
吹雪:ふふふ、では次回の小数点で!!(笑)



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26553世界の果てまで]Y夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/20 13:37:19
記事番号26489へのコメント



  ]Y  月夜の襲撃者


「だあっ!何でこうなるんですかっ!!」
悲鳴に近い叫びを夜の空に向かって上げるリュシカ。しかし空は何も答えず、星と月はそれを見守るだけだ。
「兄さん!逃っがしまっせんよ〜♪」
「・・・・・・・・・・。」
やけに楽しそうに追いかけてくるアズルと、無言で追いかけてくるロッド。ハッキリ言って不気味だ。
「着いて来んな!」
「イ・ヤvv戦ってくれるんなら、追いかけんよ。」
「うっ・・・・。」
正直言って、リュシカの知っているアズルの実力なら、片手で相手は出来るだろう。しかし今のアズルの実力は未知数。さらにロッドという得体の知れない剣士もいる。こっちの方が明らかに不利だ。
「しょうがないっ!」
走るのを止め、リュシカはアズルとロッドを見据えるように、立ち止まった。
「おっ!やっとその気に・・・・・。」
言って不用意に近付く。
「するか!!」
そう言って地面に何かを打ちつける。
カッ!
閃光が辺りを包む。一瞬、驚いたのを見計らって、リュシカは走る。
「・・・・・・・・・・ったく、兄さん、相も変わらず小細工好きやな。」
呆れたような、どこか懐かしむような口調で言う。
「・・・・追わないのか?」
「追いますよ、もちろん。」
ニッコリと笑顔で答え、視線をロッドから閃光の放たれた場所へ移す。
「ただし・・・・・・・・・・。」
閃光で生まれた爆煙に混じる黒い影。見覚えがあった。
「彼を倒せたらって事らしいけど。」
そこには男がいた。
月光の明かりと、かすかな星光でシルエットが垣間見える。
長身の男だ。黒い、フードのようなものを羽織り、マント代わりにしている。顔を目が見えるように隠し、すこしだけ口元を露出している。
典型的な暗殺者【アサッシン】スタイルだが、身体から放たれる、瘴気にも似た殺気が只者ではない事を表している。
「・・・・・なんやぁ、久ぶりですな。」
アズルはフレンドリーに言った。
「・・・・・・・知り合いか?」
「んー、まあねぇ。」
アズルはニコニコ笑いつつ、剣に手をやる。
「強いのか?」
「前の僕ではとてもじゃないが敵わんかったやろな。」
アズルはここで一旦、言葉を区切る。
「でも・・・・・。今の僕じゃあ、どうなるかはわからんけど。」
きんっ
鞘から剣を―――刀を取り出す。
「先・・・行ってくれへん?ロッドさん。」
しゅぅ・・・・
刀が妖しく煌めく。
「このシュバルツさんと僕は戦いたい。兄さんは今回は譲るわ。」
「いいのか?」
「構わん構わん。はよ行き、追いつかんようになるで?」
ロッドはしばし黙り、何も言わずリュシカを追いかけた。



「さって!久ぶりやな、シュバルツ。」
「・・・・・あずる。」
黒ずくめの男、シュバルツは片言の言葉を紡ぐ。
「あはは、片言やないか!普通に喋れん?無理なら無言でオッケーやで?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
それに気分を悪くしたのか、シュバルツは何も喋らない。
「怒らんとってや、しっかしお前と戦うとはな・・・・・・。」
アズルは肩をすくめた。
・・・・すっ
シュバルツはマントに隠して持っていた両刃の剣、鎌状の曲刀を取り出す。
「なんや。なんだかんだ言ってノリノリかい。」
けたけたと楽しそうに言う。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
シュバルツは答えない。
「・・・・まあ、兄さんが心配何やろ。」
アズルの言葉にシュバルツは耳を傾ける様子も見せず、アズルに向かって一直線に走った。
しゅっ
シュバルツの曲刀が、アズルを捕らえる。
「・・・・っとと、危ない危ない。」
アズルはよろめきながら木の上に上がる。苦笑を浮かべている。
「気ぃ、短いとモテへんよ。まあ、シュバルツは興味ないかな?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ククッ!そないに顔をしかめんでもええやん。」
顔をフードで覆っているのに、アズルはシュバルツの表情がわかるらしい。シュバルツは顔を露骨にしかめた。
「ま、ええわ。始めよ、僕も兄さんがどうなった気になるし。」
刀を振り払い、アズルは構えた。


あとがき

吹雪:ネタが尽きかけなので、とうとう日本語にしました。
白亜:・・・・ギャグ、もうどっかに行っちゃたね。
吹雪:う・・・・、しょうがないだろ。シリアスなんだから。
白亜:シリアスにするとレスが減る。
吹雪:ぐぼっ
白亜:そして俺の小体に感づくような、ヒントが消える、大体、この話でヒントが出る予定だったし。
吹雪:正体だって。いや・・・、だってアレはヒントじゃなくて答えだろ。
白亜:そう?
吹雪:うん、絶対わかる。
白亜:・・・・でも、ヒント無しじゃ誰もわからないよ。
吹雪:・・・・じゃあ、ヒント会話を入れる。
白亜:会話?
吹雪:そうそう、回想シーンみたいなヤツ。
白亜:わーい。
吹雪:あと・・・・いつになったらリュシカVSアズル&ロッドは終わるんだろ?
白亜:それは神でも魔王でもわからない。
吹雪:ううっ、他の奴らを書きたいのに・・・・・。
白亜:出したい奴もいるし?
吹雪:あと二人もいるのにさ・・・、早く終わらせないと。
白亜:じゃあ、またね。



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26557シェルちゃんの性格は、少し変更かな?ユア・ファンティン 2003/7/21 21:22:56
記事番号26553へのコメント


>やけに楽しそうに追いかけてくるアズルと、無言で追いかけてくるロッド。ハッキリ言って不気味だ。

ユ:うわあ、嫌な感じ☆
永:前々そう聞こえんが(肩に手を起き、呆れつつ」

>月光の明かりと、かすかな星光でシルエットが垣間見える。
>長身の男だ。黒い、フードのようなものを羽織り、マント代わりにしている。顔を目が見えるように隠し、すこしだけ口元を露出している。
>典型的な暗殺者【アサッシン】スタイルだが、身体から放たれる、瘴気にも似た殺気が只者ではない事を表している。

P;戦って・・
ユ:やめとけな・・・

>「このシュバルツさんと僕は戦いたい。兄さんは今回は譲るわ。」

ユ:ドイツ語の『黒』か

>シュバルツはマントに隠して持っていた両刃の剣、鎌状の曲刀を取り出す。

ユ:ハルパ−かな、これは、片刃になるから原型かな

>
>
>あとがき
>
>吹雪:ネタが尽きかけなので、とうとう日本語にしました。

ユ:それを英訳するばいいのに

>白亜:・・・・ギャグ、もうどっかに行っちゃたね。
>吹雪:う・・・・、しょうがないだろ。シリアスなんだから。
>白亜:シリアスにするとレスが減る。
>吹雪:ぐぼっ
>白亜:そして俺の小体に感づくような、ヒントが消える、大体、この話でヒントが出る予定だったし。
>吹雪:正体だって。いや・・・、だってアレはヒントじゃなくて答えだろ。
>白亜:そう?
>吹雪:うん、絶対わかる。
>白亜:・・・・でも、ヒント無しじゃ誰もわからないよ。
>吹雪:・・・・じゃあ、ヒント会話を入れる。
>白亜:会話?
>吹雪:そうそう、回想シーンみたいなヤツ。

ゆ:楽しみだね。

>白亜:わーい。
>吹雪:あと・・・・いつになったらリュシカVSアズル&ロッドは終わるんだろ?
>白亜:それは神でも魔王でもわからない。
>吹雪:ううっ、他の奴らを書きたいのに・・・・・。
>白亜:出したい奴もいるし?
>吹雪:あと二人もいるのにさ・・・、早く終わらせないと。
>白亜:じゃあ、またね。

ユ:は−い。
  シェルちゃんの性格+意気込みを載せます



性格:冷酷無比・・・・・・なのは、戦闘児のみ
   普段は、優しく争いを好まず、花を育てるのが趣味。
   うんと、あと血筋を嫌ってるかな・・・
   だから、父にお願いして無理すれば手に入れることが出来たリュ―ちゃんを手に入れるようなことはしなかった
    ・・・・一番近いのは、『兄と妹』の方のディスティアかな


意気込み:絶対に負けたくないです
     『私自身』が、始めて一緒にいたいと望んだ人だからです


伝言:リュシカさんは、どんな花が好きですか?


ユ;いじょうです

   
>
>
>

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26561シェルちゃん、がんばって!恋敵は一人だ!夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/22 11:07:46
記事番号26557へのコメント

>>やけに楽しそうに追いかけてくるアズルと、無言で追いかけてくるロッド。ハッキリ言って不気味だ。
>
>ユ:うわあ、嫌な感じ☆
>永:前々そう聞こえんが(肩に手を起き、呆れつつ」

R:B様、へるぷみぃー・・・・・(泣)
B:そう言われましても・・・、私、お前がどこにいるのか知りませんし。
吹雪:諦めろ(とても爽やかに)
R:いやー!せめてアズルかロッドさんかどっちか片方だけにして!!

>>月光の明かりと、かすかな星光でシルエットが垣間見える。
>>長身の男だ。黒い、フードのようなものを羽織り、マント代わりにしている。顔を目が見えるように隠し、すこしだけ口元を露出している。
>>典型的な暗殺者【アサッシン】スタイルだが、身体から放たれる、瘴気にも似た殺気が只者ではない事を表している。
>
>P;戦って・・
>ユ:やめとけな・・・

吹雪:シュバルツ曰く「・・・・・・・・・・・・・・断る」だそうです。
白亜:無口なんだ。戦うのも命令以外は見たことないし。

>>「このシュバルツさんと僕は戦いたい。兄さんは今回は譲るわ。」
>
>ユ:ドイツ語の『黒』か

吹雪:はい。個人的に気に入ってます。

>>シュバルツはマントに隠して持っていた両刃の剣、鎌状の曲刀を取り出す。
>
>ユ:ハルパ−かな、これは、片刃になるから原型かな

吹雪:武器モデルはドラク○7のもろはの剣のイラストを。
白亜:なんか曲芸士が使うみたいなやつ。斬られたら自分も痛い武器。

>>あとがき
>>
>>吹雪:ネタが尽きかけなので、とうとう日本語にしました。
>
>ユ:それを英訳するばいいのに

吹雪:・・・・・・・フッ
R:吹雪は英語が死ぬほど嫌いなんですよ。
B:必要があればやりますが・・・、精も根も尽きた状況でしたから。
白亜:日本語の方が語呂いいかなって。間違ってたらヤダからって。

>>白亜:・・・・ギャグ、もうどっかに行っちゃたね。
>>吹雪:う・・・・、しょうがないだろ。シリアスなんだから。
>>白亜:シリアスにするとレスが減る。
>>吹雪:ぐぼっ
>>白亜:そして俺の小体に感づくような、ヒントが消える、大体、この話でヒントが出る予定だったし。
>>吹雪:正体だって。いや・・・、だってアレはヒントじゃなくて答えだろ。
>>白亜:そう?
>>吹雪:うん、絶対わかる。
>>白亜:・・・・でも、ヒント無しじゃ誰もわからないよ。
>>吹雪:・・・・じゃあ、ヒント会話を入れる。
>>白亜:会話?
>>吹雪:そうそう、回想シーンみたいなヤツ。
>
>ゆ:楽しみだね。

白亜:うん。楽しんでね。
吹雪:ふぁいとー・・・おー・・・!

>>白亜:わーい。
>>吹雪:あと・・・・いつになったらリュシカVSアズル&ロッドは終わるんだろ?
>>白亜:それは神でも魔王でもわからない。
>>吹雪:ううっ、他の奴らを書きたいのに・・・・・。
>>白亜:出したい奴もいるし?
>>吹雪:あと二人もいるのにさ・・・、早く終わらせないと。
>>白亜:じゃあ、またね。
>
>ユ:は−い。
>  シェルちゃんの性格+意気込みを載せます

R:あいあいvv
吹雪:ふふふ。アズルとどう絡むのか楽しみだ。
白亜:性格悪い。
吹雪:ああ、そうさ。自覚してるんだからいいだろ!

>性格:冷酷無比・・・・・・なのは、戦闘児のみ
>   普段は、優しく争いを好まず、花を育てるのが趣味。
>   うんと、あと血筋を嫌ってるかな・・・
>   だから、父にお願いして無理すれば手に入れることが出来たリュ―ちゃんを手に入れるようなことはしなかった
>    ・・・・一番近いのは、『兄と妹』の方のディスティアかな

吹雪:あー・・・花か。
白亜:へー・・・。

>意気込み:絶対に負けたくないです
>     『私自身』が、始めて一緒にいたいと望んだ人だからです

A:僕は負ける気はせえへんけど。ま、せいぜいがんばりや。
吹雪:い、嫌味だなー。
A:ライバルが仲良ぅなってもあかんでしょーが。

>伝言:リュシカさんは、どんな花が好きですか?

R:んー・・・花か。あんま気にした事ないけど強いて言うなら・・・・。
A:兄さんは食べられる花が好きや!
R:そうそう。あぶらなのお浸しとか、つくしの炒め物とか・・・って違うやろっ!(裏拳つっこみ)
A:んー、腕は落ちとらんな、兄さん♪
R:やかましいっ!え、えーっと、好きな花は強いて言うならアザミかな?
吹雪:なんで?
R:可愛いから。地味な花は好きだな、一生懸命っぽい所が好き。カスミ草とかタンポポとか。あ、それと彼岸花とかも好きかな。

>ユ;いじょうです

吹雪:お疲れ様でした〜。ではあでゅ〜。

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26566世界の果てまで]Z夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/24 14:46:34
記事番号26489へのコメント



月が嗤笑っている
邂逅を、嘲って――――

雲で隠れた、淡い光を頼りに
闇夜に、舞う

まだ、夜は明けない――――


  ]Z  Moonless Night 

きぃんっ!
刃と刃がぶつかり合い火花を散らす。
赤い火花は美しいとすら思えるが、当の本人達はそんな事を気にするような余裕はない。
ざざざっ!
そのぶつかり合いで生まれた風が、辺りの草を散らす。
二人とも、常人なら目で追えないほど、速い――――
「へぇっ!」
感嘆したようなアズルのかけ声。口で紡ぐと同時に下から斬り上げる。
それに対しシュバルツは、剣を地面から水平にして受け止める。
がきんっ
大した衝撃はない。当然だ。衝撃のないよう短時間で計算して、受け止めているのだ。普通ではない。
どうやら、先程のアズルの感嘆の声は、こんな非常識な事を何度も繰り返した事に驚いているらしい。
アズルは一旦距離を置き、シュバルツから離れた。
「・・・なーんか、前よりパワーアップしてなぁい?シュバルツちゃん。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
しかしシュバルツは答えない。アズルも大して期待はしていなかったのだが。シュバルツは戦いにおいては終始無言を守る。この事はよくアズルは知っていたし、ただ自分のペースを保つための会話だ。それほどの意味はない。ただの趣味に近い。
「まあ、ええ。兄さん、大丈夫かなー、ロッドさん、あれで理性的だけど、見境ないからなー。」
それでもシュバルツは無反応だ。
「・・・・・・・・・せめてロゼがえかったな、可愛いし。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・変態。」
シュバルツはここで初めて言葉を喋った。それにアズルは苦笑を浮かべる。
「あ、シュバルツちゃんも充分可愛えよ。」
ほとんど口説いているようなセリフを、何の臆面もなくさらりと吐く。ある意味大物かもしれない。
「けど・・・・・・・。」
しゅっ
シュバルツの黒いフードがアズルの言葉が出ると同時に、わずかにはだける。先程の衝撃でフードの部分に当たったらしい。
「兄さんのほうが百万倍は可愛い。」
シュバルツは無表情でアズルを見据えた。
「・・・・・・・・・・・・・・つっこんでぇな!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
アズルは肩を落とした。いつもならここでリュシカのつっこみが入るのだが、相手がシュバルツでは期待しても無駄だ。アズルは肩に刀を置き、観念したようにため息をつく。
「・・・・・・・はいはい、わかりましたって。真面目にやりましょう、真面目に。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
シュバルツは無言で武器を構える。
アズルも刀を中断で構える。

・・・・ざああぁっ

風が木々を草を揺らし、やがて沈黙する。
月明かりが二人の顔を映す。

そして――――――

「はああああぁぁっ!!」
ぎぎいんっ!!

勝負はついた―――――


「ちっ、シュバルツを足止めは痛かったか・・・・?」
舌打ちしながら、リュシカは走る。
向かうのはヴァースやリナたちがいる宿屋。そこに行けば、少しは状況は楽になる。
リュシカが走った、その時だった。
ぶおしゅっ
「へ?」
ずずっ・・・・・
影が見えた。何か自分より数倍は大きい影。それは自分の方に向かって倒れる。
「どぅわっ!」
それを咄嗟に避ける。
ずぅぅ・・・ん
倒れたのはかなりの大きさの巨木だった。幹は太く、普通は斬ることすら、ままならないだろう。
そんな事が出来るのはやはり―――――

ざっ
一人の黒い影。月明かりで薄っすらとその姿が確認できた。ロッドだ。
「げっ、アンタかい!」
露骨にリュシカは嫌がった。アズルはアズルで嫌だが、一応、その実力はわかっている。初対面の、しかも相手の特技を何も知らない者と戦うことほど、命知らずな事はない。
無知ほど、死に近いものはないのだ。
「・・・・・・・・・・・・。」
ロッドは無言で刀を構えた。
「・・・好戦的な方ですねっ!」
リュシカは覚悟を決めて、ロッドに向き直った。
「・・・・・・・・・・・・・・始めようか。」
ロッドの声が、夜の森を支配する。
そして――――――

「楽しそうだな、俺も混ぜろよ。」
男の声が、聞こえた。


あとがき
吹雪:あと少し・・・・、あと少しで・・・・!!
白亜:・・・ねぇ、最後に出てきたヤツって誰?
吹雪:ああ、すっかり忘れられた人だよ。なんか最近、リュシカが出番多いから。
白亜:ふーん。・・・でいつ終わるの?
吹雪:もう少し。そしたら後は彼女を出せば・・・・・。
白亜:敵キャラが全員出るんだよね。
吹雪:おう、増えてきたからな。まとめなきゃ収容がつかん。
白亜:ふーん。
吹雪:まあ、努力するさ。それとあとがきのネタがなくなってきたから、ちょっと次回予告でもやろうかと。
白亜:次回予告?
吹雪:そうそう。ギャグ風味に。もしくはマトモにやったり。まあ、これはやる話とやらない日があるかもね。あとやるのはもしもシリーズ。
白亜:もしもシリーズとか?
吹雪:うん。たとえば私のオリキャラ軍団が、学生だったら?とか。
白亜:あ、おもしろいかも。
吹雪:こんなもしも?をやって欲しいとかも受け付けます。何でもオッケェ。18禁でなければ(笑)
白亜:俺もやるー。
吹雪:ってなわけで今回のもしもシリーズ。テーマは「学生」

ケレル
高校生。番長やってそう(笑)女にも男にもモテるかも。
ガルーダ
ケレルより年上。しかしパシリ(笑)胃潰瘍を持ってそうだ。
ビルドヴァース
先生かな?できれば保険医。保健室が女子の溜まり場になりそうだ。
リュシカ
成績がずんどこ(笑)でもって保健室にいっつもサボりに行きそう。一番、学校生活を楽しんでる。
アズル
リュシカの追っかけ(笑)彼のためならノートのコピー、カンニング(こら)など何でもござれ。カメラで隠し撮りもしてそうだなー。
白亜
賭けてもいいが。寝るために学校来てそう。補習とか受けて、寝るんじゃねぇ、とチョーク攻撃(笑)とか?

ケレル「ガルーダ〜、お願い、パン買ってきてvv」
ガルーダ「カンベンしてください・・・、次の授業、移動なんですよ・・・・・(泣)」
リュシカ「先生ぇ・・・・、あたし病気かな・・・、誰かにいっつも見られてる気がする・・・・。」
ヴァース「・・・・・・・・気のせいじゃないでしょう、それは。」
アズル「兄さあぁぁん!一緒にご飯食べに行こうや!!(←犯人)」
白亜「・・・・・・・・・・・zzzzz(寝てる)」

吹雪:楽しい。のでテーマ、募集します。会話付です。
白亜:よろしくね。
吹雪:それでは!


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26576・・・・・・・・・・・・(硝子の眼の微笑み)(←無表情ということです)ユア・ファンティン 2003/7/25 22:09:19
記事番号26566へのコメント


>
>
>月が嗤笑っている
>邂逅を、嘲って――――
>
>雲で隠れた、淡い光を頼りに
>闇夜に、舞う
>
>まだ、夜は明けない――――

ユ:・・・・・・・・・・・・
永:どうしたの?
ユ:夜宵さんの前に言った基準だと、かなり重要な回かな・・・と思って


>二人とも、常人なら目で追えないほど、速い――――

ユ:ということは、うちの紅屍さんの本気モ―ド・・・・・・・・
  血脈の力を解放も含めてですがね。

>しかしシュバルツは答えない。アズルも大して期待はしていなかったのだが。シュバルツは戦いにおいては終始無言を守る。この事はよくアズルは知っていたし、ただ自分のペースを保つための会話だ。それほどの意味はない。ただの趣味に近い。


永:そうだな、戦いでは、自分のぺ−スを乱した者が負ける・・・
  それで、ミス・ライブラリィは・・・弟を失った
ユ:今のコメントは、今夜入れる風華の答えでもあります

>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・変態。」

ユ&永:安心しろ、もっと知り合い(人外)に上がいるし・・・・・・

>
>勝負はついた―――――

ユ:どっちが、勝ったのか、
  ・・・個人的に、どっちでもよかったり・・・・

>露骨にリュシカは嫌がった。アズルはアズルで嫌だが、一応、その実力はわかっている。初対面の、しかも相手の特技を何も知らない者と戦うことほど、命知らずな事はない。
>無知ほど、死に近いものはないのだ。

ユ:そうだよね・・・・・・・・


>
>
>あとがき
>吹雪:そうそう。ギャグ風味に。もしくはマトモにやったり。まあ、これはやる話とやらない日があるかもね。あとやるのはもしもシリーズ。
>白亜:もしもシリーズとか?
>吹雪:うん。たとえば私のオリキャラ軍団が、学生だったら?とか。
>白亜:あ、おもしろいかも。
>吹雪:こんなもしも?をやって欲しいとかも受け付けます。何でもオッケェ。18禁でなければ(笑)
>白亜:俺もやるー。
>吹雪:ってなわけで今回のもしもシリーズ。テーマは「学生」
>
>ケレル
>高校生。番長やってそう(笑)女にも男にもモテるかも。
>ガルーダ
>ケレルより年上。しかしパシリ(笑)胃潰瘍を持ってそうだ。

ユ:この2人は、納得

>ビルドヴァース
>先生かな?できれば保険医。保健室が女子の溜まり場になりそうだ。

ユ:某漫画の男の女保険医さん?

>リュシカ
>成績がずんどこ(笑)でもって保健室にいっつもサボりに行きそう。一番、学校生活を楽しんでる。

ユ:楽しんだ物の勝ちですね

>アズル
>リュシカの追っかけ(笑)彼のためならノートのコピー、カンニング(こら)など何でもござれ。カメラで隠し撮りもしてそうだなー。

ア―シェル:スト―カ―街道まっしぐら?

>白亜
>賭けてもいいが。寝るために学校来てそう。補習とか受けて、寝るんじゃねぇ、とチョーク攻撃(笑)とか?

ユ:・・・・・・・・(笑いを堪えている)

>
> ケレル「ガルーダ〜、お願い、パン買ってきてvv」
>ガルーダ「カンベンしてください・・・、次の授業、移動なんですよ・・・・・(泣)」
>リュシカ「先生ぇ・・・・、あたし病気かな・・・、誰かにいっつも見られてる気がする・・・・。」
>ヴァース「・・・・・・・・気のせいじゃないでしょう、それは。」
>アズル「兄さあぁぁん!一緒にご飯食べに行こうや!!(←犯人)」
>白亜「・・・・・・・・・・・zzzzz(寝てる)」

ユ:あははははは、合い過ぎだよぅ

>
>吹雪:楽しい。のでテーマ、募集します。会話付です。
>白亜:よろしくね。
>吹雪:それでは!
>
ユ:テ−マは、『医者(医療関係)』で
  では、また次回

>

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26579・・・・・・・・・・ニコニコ(無言の笑みで対抗!)夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/26 11:10:09
記事番号26576へのコメント

>>月が嗤笑っている
>>邂逅を、嘲って――――
>>
>>雲で隠れた、淡い光を頼りに
>>闇夜に、舞う
>>
>>まだ、夜は明けない――――
>
>ユ:・・・・・・・・・・・・
>永:どうしたの?
>ユ:夜宵さんの前に言った基準だと、かなり重要な回かな・・・と思って

吹雪:いえ、ただ単におもいつきました。深い意味はないのです。
A:いい加減やな。・・・まあ、思いついたらガンガン出してくつもりなんやろ。
吹雪:んむ、そうなるな。

>>二人とも、常人なら目で追えないほど、速い――――
>
>ユ:ということは、うちの紅屍さんの本気モ―ド・・・・・・・・
>  血脈の力を解放も含めてですがね。

A:まあ、速いわな。普通より。

>>しかしシュバルツは答えない。アズルも大して期待はしていなかったのだが。シュバルツは戦いにおいては終始無言を守る。この事はよくアズルは知っていたし、ただ自分のペースを保つための会話だ。それほどの意味はない。ただの趣味に近い。
>
>永:そうだな、戦いでは、自分のぺ−スを乱した者が負ける・・・
>  それで、ミス・ライブラリィは・・・弟を失った
>ユ:今のコメントは、今夜入れる風華の答えでもあります

吹雪:だって。
A:勝負は常に失うものの方が大きいからなぁ。

>>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・変態。」
>
>ユ&永:安心しろ、もっと知り合い(人外)に上がいるし・・・・・・

吹雪:・・・ちょっと見たいかも。

>>勝負はついた―――――
>
>ユ:どっちが、勝ったのか、
>  ・・・個人的に、どっちでもよかったり・・・・

A:よよよ・・・酷いわ、ユアさん。僕ん事、どうでもいいんだ・・・・。
白亜:泣かせた。
吹雪:・・・ウソ泣きなのでほっといて置いてください。

>>露骨にリュシカは嫌がった。アズルはアズルで嫌だが、一応、その実力はわかっている。初対面の、しかも相手の特技を何も知らない者と戦うことほど、命知らずな事はない。
>>無知ほど、死に近いものはないのだ。
>
>ユ:そうだよね・・・・・・・・

吹雪:いやー、バトルシーンを見てると、初対面の敵に何も知らずに突っ込むと大抵苦戦するんですよね。
R:わかりやすいんが某海賊漫画かな。
B:余談ですが吹雪は全巻持っています。

>>あとがき
>>吹雪:そうそう。ギャグ風味に。もしくはマトモにやったり。まあ、これはやる話とやらない日があるかもね。あとやるのはもしもシリーズ。
>>白亜:もしもシリーズとか?
>>吹雪:うん。たとえば私のオリキャラ軍団が、学生だったら?とか。
>>白亜:あ、おもしろいかも。
>>吹雪:こんなもしも?をやって欲しいとかも受け付けます。何でもオッケェ。18禁でなければ(笑)
>>白亜:俺もやるー。
>>吹雪:ってなわけで今回のもしもシリーズ。テーマは「学生」
>>
>>ケレル
>>高校生。番長やってそう(笑)女にも男にもモテるかも。
>>ガルーダ
>>ケレルより年上。しかしパシリ(笑)胃潰瘍を持ってそうだ。
>
>ユ:この2人は、納得

G:・・・喜んでいいやら悲しんでいいやら・・・・。
K:喜べば?いいじゃないか、面白いんだから。

>>ビルドヴァース
>>先生かな?できれば保険医。保健室が女子の溜まり場になりそうだ。
>
>ユ:某漫画の男の女保険医さん?

吹雪:・・・うーみゅ・・・あったけ?そんなの・・・・。
B:吹雪の知ってる保険医といえば・・・、某漫画の同性愛者の男子校の保険医でしょうね。

>>リュシカ
>>成績がずんどこ(笑)でもって保健室にいっつもサボりに行きそう。一番、学校生活を楽しんでる。
>
>ユ:楽しんだ物の勝ちですね

R:ふっふっふ、一回でいいから学ランを着てみたかった!
吹雪:ブレザーよりも君は学ランが良く似会うからなー。
A:僕も学ラン派やな。白亜くんはブレザーかな?
吹雪:結構似合ってるけどね。

>>アズル
>>リュシカの追っかけ(笑)彼のためならノートのコピー、カンニング(こら)など何でもござれ。カメラで隠し撮りもしてそうだなー。
>
>ア―シェル:スト―カ―街道まっしぐら?

A:失敬な。愛のためや!!
吹雪:・・・アーシェルさん、否定はしません。

>>白亜
>>賭けてもいいが。寝るために学校来てそう。補習とか受けて、寝るんじゃねぇ、とチョーク攻撃(笑)とか?
>
>ユ:・・・・・・・・(笑いを堪えている)

吹雪:ついでに昼休みに学校来て、みんなにおはようと。
白亜:んー・・・・、廊下に立たされても寝る俺・・・。
吹雪:ある意味才能だ。

>> ケレル「ガルーダ〜、お願い、パン買ってきてvv」
>>ガルーダ「カンベンしてください・・・、次の授業、移動なんですよ・・・・・(泣)」
>>リュシカ「先生ぇ・・・・、あたし病気かな・・・、誰かにいっつも見られてる気がする・・・・。」
>>ヴァース「・・・・・・・・気のせいじゃないでしょう、それは。」
>>アズル「兄さあぁぁん!一緒にご飯食べに行こうや!!(←犯人)」
>>白亜「・・・・・・・・・・・zzzzz(寝てる)」
>
>ユ:あははははは、合い過ぎだよぅ

吹雪:ですよねvv

>>吹雪:楽しい。のでテーマ、募集します。会話付です。
>>白亜:よろしくね。
>>吹雪:それでは!
>>
>ユ:テ−マは、『医者(医療関係)』で
>  では、また次回

吹雪:医者か・・・・・。B、白衣を着せますか。ありがとです!ではでは!!

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26586世界の果てまで][夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/26 21:43:30
記事番号26489へのコメント



  ][   Moon Irruption


ざああぁっ
風が、吹いて。
どさっ
一つの影が倒れる。
からんっ
仮面が剥がれ落ちる。フードの下につけていたであろう仮面を。
「僕の・・・勝ちや。」
刀についた絃。それはシュバルツを操るリュシカの指輪についた、細い透明な絃だった。
この絃は普通なら非常に丈夫で、剣で斬ろうとすれば、刀身がひび割れるほどの強度を持っている。だがそれはあくまでリュシカが側にいた場合。使い手から離れれば離れるほど、絃の強度は落ちていく。それでもなまくらの刀や剣なら弾くだろうが、さすがにアズルの刀を弾くほどではなかったようだ。
シュバルツは倒れ、無言のままだ。
アズルは近付く。無防備となったリュシカの人形の元に。刀を携えて。


倒されたのだろうか、自分は。
在る筈のない意識の中を漂い、自分は殺される事を覚悟した。
その覚悟に恐怖はない。恐怖以前に、危機感もなければ、殺意も敵意もなかった。
そう、何もなかったのだ。
ざっざっと草を掻き分け近づいてくる。
仰向けになって倒れているので、月が見えた。雲もなく明るい。落ちた仮面が近くにあったがそれに手を伸ばす事も出来ない。
少々惨めだ、と感じたがそれ以外に特に感じたことはなく、ただ待った。それだけしか出来なかったのだから。
「あー、よいしょっと。」
ぐいっ
そんな掛け声とともに身体が浮いた。
違う、浮いたのではなく持ち上げられたのだ。
だらんと手が彼の肩にかけられる。それはまるで、仲の良い友人が倒れた友を助けるために運ぶようだった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
どう反応していいのか、わからずただ沈黙した。
「重っ・・・・、シュバルツ・・・君は体重いくつやの・・・・・・。」
アズルが辛そうに聞いてくる。シュバルツは答えない。代わりに問いかけた。
「何故・・・・・・・・。」
元来、喋るのが苦手なのでどう言って良いかわからなかったが、それでも言葉を選び、考えて問いかける。
「何故・・・・・壊さない・・・・?お前は敵だ・・・・、それに情けをかける様な、お前ではないだろう・・・・・・。」
アズルは途切れ途切れのシュバルツの問いかけに意味深な笑みを浮かべながら答えた。
「あのな、僕は確かにリュシカ兄さんの敵にはなってる。」
さらに続ける。
「でもな、僕は兄さんのことが好きやから。ご機嫌は取っとかなあかんねん。」
シュバルツはそれを聞くと何も喋らず、アズルに身を任せた。信用したわけではない
が、それ以外の行動は取れない。
「・・・・しばらく、休眠する。」
「へっ?シュバルツさん?」
それ以降、シュバルツは何も言わなかった。


・・・・きぃぃんっ・・・どおぉぉん・・・・
うぎゃあ――・・・・!・・・やめんかっ・・・ってオイ・・聞いてんのか・・・・
やーめーろってオイ・・・・!!
刀を抜く音と何かが倒れる音。それに混じってリュシカの声が聞こえる。何が起きているのか容易に想像できた。
「うおー、ロッドさん、派手にやってますなー。」
まるで他人事のように――実際、他人事だが――アズルは呟く。周りは大惨事だった。
木々という木々は倒され、もしくは無残に斬られ無事な木は一つもない。かろうじて無事と言えるのは、倒れずその幹に大きな傷があった。ここまで行くと、さすがの情に浅いアズルでも木やリュシカに同情をせざるを得ない。
兄さん、大丈夫かなー。あのキレーな肌に傷できてないよなー、などと少々不埒な事を考え、アズルはえっちらおっちら獣道を進んだ。シュバルツを抱えたままは少し辛いが、大した事ではない。話し相手がいないのは寂しいが、シュバルツと話してもそれほど楽しいものではないだろう。アズルは足を速めた。ロッドがリュシカに傷を付けないという保証はまったくない。むしろ皆無だ、それほど心配はしていないが、あの美しかった人形遣いの兄が、相棒的存在とはいえ、他人に傷つけられるのを見るのは少し、いやかなり嫌だ。
足を速めて、周りを見回し、耳に意識を集中した。
「・・・・・・近いな。」
きんっと鞘から刀を出し、注意深く辺りを見回した。
そして――――――

ごつんっ

「ああっ!シュバルツさぁん!ごめんねぇっ!!」
アズルはシュバルツを肩から落っことし、謝り倒した。
シュバルツは無表情だった。


一人の男が現れた。月をバックに。どこか楽しそうに。
「あんた、ヴァルさん!?何でここに!?」
声を掛けたのはヴァルだった。こちらより高めに位置する小さな崖から降りると、ヴァルは軽く跳躍しリュシカの目に着地して答えた。
「お前が遅いから、ちょっとな。」
にっと唇を吊り上げる。
「それで・・・変わったお客さんだな。お前の知り合いか?」
ヴァルのからかうようなセリフにリュシカは苦笑を浮かべた。
「いんや、もう一人いたけど。そいつは知り合い。この人とは初対面。」
「・・・・へー。」
さしたる興味を見せず、ヴァルはロッドを見据えた。
「・・・・・・新手か。」
「名はなんて言うんだ?」
ヴァルが聞くとロッドは嬉しそうに答えた。
「ロッド、短い付き合いになりそうだな。お前は?」
挑戦的な言葉を吐く。リュシカはハラハラしながら二人を見守った。
「ヴァルだ、よろしくな、物騒な剣士さんよ!」
「そうだな。」
そして二人は動いた。


「・・・・で、戦うのは良いんですけど、ヴァルさーん。武器は持ってます?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ヴァルはぴたっと止まる。
「・・・・・・・なんとゆーか・・・・わかりやすいお方・・・・・、良いんですけどね、別に。」
リュシカはため息混じりに指をパチンとならす。
宙には一本の剣があった。どこにでもある普通のサーベルだが、リュシカが出したので単なるサーベルではない。
「どーぞ、貸しますよ。」
「サンキュッ!」
ヴァルは手に取ると同時に、ロッドに向かって走った。
リュシカはそれを他人事のように眺めていた。


あとがき
吹雪:ヴァルが乱入しました。リュシカは蚊帳の外。
白亜:シュバルツは?
吹雪:とりあえずアズルと行動中。
白亜:ふーん。
吹雪:・・・・さてでは行きますか。
白亜:もしもシリーズ。今回は医者(医療関係)
吹雪:ってなわけでドウゾ!
ケレル
小児科。子供好きなので。結構腕は良い方。奥様方のアイドル(笑)
ガルーダ
獣医(オイ)いや、なんか動物に囲まれたギャーギャーやってる方が性に合ってるのではないかと。
ビルドヴァース
外科。大病院に勤めるエリート。白衣が似合う。ものすっごい人気が高そうだ。
リュシカ
薬剤師。アズルに付きまとわれる毎日。腕は良いんじゃないだろーか。
アズル
患者。リュシカに一目惚れ(笑)ただし早く退院したいらしい。理由は↓白亜参照。
白亜
見習い看護士。アズルに採血を頼むが失敗ばかりしている。不器用な人。


ケレル「・・・お前さ、一応エリートだよな?」
ガルーダ「いや、結構楽しいですよ。獣医。ケレル様も楽しそうですね」
ケレル「・・・・・・・・・・・まあね、でもヴァースほどじゃないよ。」

アズル「先生・・・、僕はいつ退院できるんですか?」
ヴァース「もう少しですね、様子を見てから結果を出しましょう(ノリノリだ・・・)」
リュシカ「珍しい。ちょっと前まで、退院したくないって言ってたお前が。」
アズル「ううっ・・・、それはやね・・・・・。」
白亜「・・・・・・・・ふふふ、アズル、見つけた。」
アズル「うぎゃああぁぁっ!」
白亜「採血付き合って。」
アズル「またかい!イヤじゃ!これで26回目でしょうが!何回失敗するつもりや、アンタわ!!」
白亜「あー、今回は多分大丈夫だから。さっ、腕出して。27回目の採血始めよ。」
アズル「イヤやあぁっ!!(逃亡)」
白亜「待て。」
ヴァース「・・・ちなみに白亜は計62回採血をやっていますが、全て失敗しています。私も被害者ですよ。」
リュシカ「・・・・あやしもです。腕が麻薬やってる人みたいにぼこぼこ・・・・・(涙)」

吹雪:以上です。いやー、白亜は絶対知り合いに採血頼んで、そのたびに失敗する子です。
白亜:じゃあ、次回のテーマもよろしく。
吹雪:それでは!



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26587Re:世界の果てまで][ユア・ファンティン 2003/7/27 14:04:53
記事番号26586へのコメント


>この絃は普通なら非常に丈夫で、剣で斬ろうとすれば、刀身がひび割れるほどの強度を持っている。だがそれはあくまでリュシカが側にいた場合。使い手から離れれば離れるほど、絃の強度は落ちていく。それでもなまくらの刀や剣なら弾くだろうが、さすがにアズルの刀を弾くほどではなかったようだ。

ユ:H×Hのマチ嬢の絃と同じですね

>
>
>倒されたのだろうか、自分は。
>在る筈のない意識の中を漂い、自分は殺される事を覚悟した。
>その覚悟に恐怖はない。恐怖以前に、危機感もなければ、殺意も敵意もなかった。
>そう、何もなかったのだ。

夢:私も、殺されるとわかっても何もないでしょうね
  一度、死にかけ、弟を殺して生き延びた身ですし・・・
  貴方は、創られた身、私も人手はない身。
  何もなくてもそれでも『生きて』いるんですよね


>違う、浮いたのではなく持ち上げられたのだ。
>だらんと手が彼の肩にかけられる。それはまるで、仲の良い友人が倒れた友を助けるために運ぶようだった。

ユ:何抱っこ?

>「重っ・・・・、シュバルツ・・・君は体重いくつやの・・・・・・。」

ユ:等身大ですし・・・70は軽くあるかと

>「何故・・・・・壊さない・・・・?お前は敵だ・・・・、それに情けをかける様な、お前ではないだろう・・・・・・。」

永:敵に情けを掛けるということは、自殺志願者ということですしね。

>「でもな、僕は兄さんのことが好きやから。ご機嫌は取っとかなあかんねん。」
>シュバルツはそれを聞くと何も喋らず、アズルに身を任せた。信用したわけではない
>が、それ以外の行動は取れない。
>「・・・・しばらく、休眠する。」

ユ:永蓮とリュ−ちゃんと同じ関係ですね
  ・・・・・とりあえず、側で寝られる程度のね

>兄さん、大丈夫かなー。あのキレーな肌に傷できてないよなー、などと少々不埒な事を考え、アズルはえっちらおっちら獣道を進んだ。シュバルツを抱えたままは少し辛いが、大した事ではない。話し相手がいないのは寂しいが、シュバルツと話してもそれほど楽しいものではないだろう。アズルは足を速めた。ロッドがリュシカに傷を付けないという保証はまったくない。むしろ皆無だ、それほど心配はしていないが、あの美しかった人形遣いの兄が、相棒的存在とはいえ、他人に傷つけられるのを見るのは少し、いやかなり嫌だ。

ユ:相棒は選びましょう

>
>
>一人の男が現れた。月をバックに。どこか楽しそうに。
>「あんた、ヴァルさん!?何でここに!?」

ユ:ああ、前回の

>宙には一本の剣があった。どこにでもある普通のサーベルだが、リュシカが出したので単なるサーベルではない。

ユ:シェ−ラちゃんのけんみたいのですか?

>
>あとがき
>白亜:もしもシリーズ。今回は医者(医療関係)
>吹雪:ってなわけでドウゾ!
>ケレル
>小児科。子供好きなので。結構腕は良い方。奥様方のアイドル(笑)

ユ:四宮?

>ガルーダ
>獣医(オイ)いや、なんか動物に囲まれたギャーギャーやってる方が性に合ってるのではないかと。

火:うん、合っている

>ビルドヴァース
>外科。大病院に勤めるエリート。白衣が似合う。ものすっごい人気が高そうだ。

ユ:北見さん?

>リュシカ
>薬剤師。アズルに付きまとわれる毎日。腕は良いんじゃないだろーか。

緋:かっこええやん

>アズル
>患者。リュシカに一目惚れ(笑)ただし早く退院したいらしい。理由は↓白亜参照。
>白亜
>見習い看護士。アズルに採血を頼むが失敗ばかりしている。不器用な人。

ユ:初期のテル?

>
>
>ケレル「・・・お前さ、一応エリートだよな?」
>ガルーダ「いや、結構楽しいですよ。獣医。ケレル様も楽しそうですね」
>ケレル「・・・・・・・・・・・まあね、でもヴァースほどじゃないよ。」

ユ:獣医って、難しいらしいし

>
>アズル「先生・・・、僕はいつ退院できるんですか?」
>ヴァース「もう少しですね、様子を見てから結果を出しましょう(ノリノリだ・・・)」
>リュシカ「珍しい。ちょっと前まで、退院したくないって言ってたお前が。」
>アズル「ううっ・・・、それはやね・・・・・。」
>白亜「・・・・・・・・ふふふ、アズル、見つけた。」
>アズル「うぎゃああぁぁっ!」
>白亜「採血付き合って。」
>アズル「またかい!イヤじゃ!これで26回目でしょうが!何回失敗するつもりや、アンタわ!!」
>白亜「あー、今回は多分大丈夫だから。さっ、腕出して。27回目の採血始めよ。」
>アズル「イヤやあぁっ!!(逃亡)」
>白亜「待て。」
>ヴァース「・・・ちなみに白亜は計62回採血をやっていますが、全て失敗しています。私も被害者ですよ。」
>リュシカ「・・・・あやしもです。腕が麻薬やってる人みたいにぼこぼこ・・・・・(涙)」

ユ:ナ、ナイス、トリオ
たれ銀:Bさん、かっこいいですぅ
ミニ銀:お姉ちゃんとお兄ちゃん、凄−い

>
>吹雪:以上です。いやー、白亜は絶対知り合いに採血頼んで、そのたびに失敗する子です。
>白亜:じゃあ、次回のテーマもよろしく。

ユ:・・・・・ダメ元でいきます
  『風華キャラ』だったらで。

>吹雪:それでは!

ユ:はい、また次回

>
>
>

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26588Re:世界の果てまで][夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/27 19:38:19
記事番号26587へのコメント

>>この絃は普通なら非常に丈夫で、剣で斬ろうとすれば、刀身がひび割れるほどの強度を持っている。だがそれはあくまでリュシカが側にいた場合。使い手から離れれば離れるほど、絃の強度は落ちていく。それでもなまくらの刀や剣なら弾くだろうが、さすがにアズルの刀を弾くほどではなかったようだ。
>
>ユ:H×Hのマチ嬢の絃と同じですね

吹雪:最近、見てないなぁ。H×H・・・・。
B:団長さんは何処へ行ったんでしょうね。

>>倒されたのだろうか、自分は。
>>在る筈のない意識の中を漂い、自分は殺される事を覚悟した。
>>その覚悟に恐怖はない。恐怖以前に、危機感もなければ、殺意も敵意もなかった。
>>そう、何もなかったのだ。
>
>夢:私も、殺されるとわかっても何もないでしょうね
>  一度、死にかけ、弟を殺して生き延びた身ですし・・・
>  貴方は、創られた身、私も人手はない身。
>  何もなくてもそれでも『生きて』いるんですよね

吹雪:シュバルツ曰く「生きる意味がないのは死んでいるのと同じ事だ」だそうです。
白亜:珍しい、シュバルツが喋るなんて。

>>違う、浮いたのではなく持ち上げられたのだ。
>>だらんと手が彼の肩にかけられる。それはまるで、仲の良い友人が倒れた友を助けるために運ぶようだった。
>
>ユ:何抱っこ?

吹雪:んーと肩に手を回して背負っている感じです。
A:お姫様抱っこはちょっとな。両手ふさがるし。

>>「重っ・・・・、シュバルツ・・・君は体重いくつやの・・・・・・。」
>
>ユ:等身大ですし・・・70は軽くあるかと

A:あうー、重いよー重いよー。
吹雪:頑張るしかないだろ。

>>「何故・・・・・壊さない・・・・?お前は敵だ・・・・、それに情けをかける様な、お前ではないだろう・・・・・・。」
>
>永:敵に情けを掛けるということは、自殺志願者ということですしね。

A:あっはっはっ、僕は兄さんに嫌われたくだけ。それ以外に理由なんてないしー。
吹雪:コイツ、結構残酷なんですよ。

>>「でもな、僕は兄さんのことが好きやから。ご機嫌は取っとかなあかんねん。」
>>シュバルツはそれを聞くと何も喋らず、アズルに身を任せた。信用したわけではない
>>が、それ以外の行動は取れない。
>>「・・・・しばらく、休眠する。」
>
>ユ:永蓮とリュ−ちゃんと同じ関係ですね
>  ・・・・・とりあえず、側で寝られる程度のね

A:んー、少なくとも危害は加えん。逆に守るかもな。
吹雪:・・・少なくともですが。

>>兄さん、大丈夫かなー。あのキレーな肌に傷できてないよなー、などと少々不埒な事を考え、アズルはえっちらおっちら獣道を進んだ。シュバルツを抱えたままは少し辛いが、大した事ではない。話し相手がいないのは寂しいが、シュバルツと話してもそれほど楽しいものではないだろう。アズルは足を速めた。ロッドがリュシカに傷を付けないという保証はまったくない。むしろ皆無だ、それほど心配はしていないが、あの美しかった人形遣いの兄が、相棒的存在とはいえ、他人に傷つけられるのを見るのは少し、いやかなり嫌だ。
>
>ユ:相棒は選びましょう

吹雪:いーえ、類は友を呼ぶってヤツです。
A:・・・・どーゆー意味ぃ?
吹雪:そのまんまの意味。いいじゃないか、結構仲は良いんだから。
A:まーね。

>>一人の男が現れた。月をバックに。どこか楽しそうに。
>>「あんた、ヴァルさん!?何でここに!?」
>
>ユ:ああ、前回の

吹雪:私もすっかり忘れてました(オイ)

>>宙には一本の剣があった。どこにでもある普通のサーベルだが、リュシカが出したので単なるサーベルではない。
>
>ユ:シェ−ラちゃんのけんみたいのですか?

吹雪:曲刀ですけど。
白亜:あと微妙に大きいのが特徴。

>>あとがき
>>白亜:もしもシリーズ。今回は医者(医療関係)
>>吹雪:ってなわけでドウゾ!
>>ケレル
>>小児科。子供好きなので。結構腕は良い方。奥様方のアイドル(笑)
>
>ユ:四宮?

吹雪:なんだかんだ言ってノリノリ〜。

>>ガルーダ
>>獣医(オイ)いや、なんか動物に囲まれたギャーギャーやってる方が性に合ってるのではないかと。
>
>火:うん、合っている

吹雪:動物に好かれやすいのではないかと。

>>ビルドヴァース
>>外科。大病院に勤めるエリート。白衣が似合う。ものすっごい人気が高そうだ。
>
>ユ:北見さん?

吹雪:うきゅ、刃物が似合う20代。
B:私を殺人鬼のように語らないでください。

>>リュシカ
>>薬剤師。アズルに付きまとわれる毎日。腕は良いんじゃないだろーか。
>
>緋:かっこええやん

R:惚れ薬とかも作ってみましょうかね。
吹雪:何に使う気だ・・・・・。
R:ふっ、聞くのは野暮ですよん♪

>>アズル
>>患者。リュシカに一目惚れ(笑)ただし早く退院したいらしい。理由は↓白亜参照。
>>白亜
>>見習い看護士。アズルに採血を頼むが失敗ばかりしている。不器用な人。
>
>ユ:初期のテル?

吹雪:いえ、さらに酷いかと。
白亜:吹雪も採血付き合って。
吹雪:イヤじゃあっ!

>>ケレル「・・・お前さ、一応エリートだよな?」
>>ガルーダ「いや、結構楽しいですよ。獣医。ケレル様も楽しそうですね」
>>ケレル「・・・・・・・・・・・まあね、でもヴァースほどじゃないよ。」
>
>ユ:獣医って、難しいらしいし

吹雪:らしいっすね。

>>アズル「先生・・・、僕はいつ退院できるんですか?」
>>ヴァース「もう少しですね、様子を見てから結果を出しましょう(ノリノリだ・・・)」
>>リュシカ「珍しい。ちょっと前まで、退院したくないって言ってたお前が。」
>>アズル「ううっ・・・、それはやね・・・・・。」
>>白亜「・・・・・・・・ふふふ、アズル、見つけた。」
>>アズル「うぎゃああぁぁっ!」
>>白亜「採血付き合って。」
>>アズル「またかい!イヤじゃ!これで26回目でしょうが!何回失敗するつもりや、アンタわ!!」
>>白亜「あー、今回は多分大丈夫だから。さっ、腕出して。27回目の採血始めよ。」
>>アズル「イヤやあぁっ!!(逃亡)」
>>白亜「待て。」
>>ヴァース「・・・ちなみに白亜は計62回採血をやっていますが、全て失敗しています。私も被害者ですよ。」
>>リュシカ「・・・・あたしもです。腕が麻薬やってる人みたいにぼこぼこ・・・・・(涙)」
>
>ユ:ナ、ナイス、トリオ

A:ぷ・・・ぷりーずへるぷみー・・・・。
吹雪:痛いよな・・・・・。

>たれ銀:Bさん、かっこいいですぅ

B:それはどうもv光栄ですよ。

>ミニ銀:お姉ちゃんとお兄ちゃん、凄−い

B:・・・私が女性と見抜かれているようですね。さすがですね。
R:・・・・いや、微妙に感心するところが違います。B様。

>>吹雪:以上です。いやー、白亜は絶対知り合いに採血頼んで、そのたびに失敗する子です。
>>白亜:じゃあ、次回のテーマもよろしく。
>
>ユ:・・・・・ダメ元でいきます
>  『風華キャラ』だったらで。

吹雪:ふっふっふっ!待ってました、是が非でもやらしていただきます!!

>>吹雪:それでは!
>
>ユ:はい、また次回

吹雪:はい、楽しみにしててくださいね〜vv
白亜:じゃ、またね。

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26593世界の果てまで]\夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/29 14:07:36
記事番号26489へのコメント



  ]\  Full Moon  AND  Brack Master


「・・・で僕は一体どうすればいいのでしょうか?」
何故か一人称が変わり、ただリュシカは呆然とたたずむ。
「さあな、好きにしろよ。逃げるなりなんなりしとけ。」
「オイ」
いいのか、それで。
思わず裏手でつっこむリュシカ。しかしもっともな意見だ。ここは彼にオトリになって応援を呼ぶのが上策だろう。
「はいはい、んじゃあたしはお家に・・・・じゃなくて宿屋に帰って寝ます。後は頼みましたよん♪」
わざとらしくひらひらと手を振り、リュシカはヴァルに背を向ける。
軽くウィンクを飛ばし、ヴァルに合図をする。どうやら彼もその事に気付いたらしく、軽く笑みを浮かべる。
「へーへー!」
「んじゃ!」
ぴっと手を上げてこの場から立ち去ろうとする、が。
「逃がさん。」
ざしゅっ
ロッドの剣先が閃く。
そして――――

ずるぅっ

「はいっ?」
そんなリュシカの声と共に、地面は崩れた。いやロッドの刀に斬られたと言った方が正しいだろう。
そしてリュシカは後ろの倒れた。
しかし、底に地面はなかった。
代わりにあったのは高さ、推定約二十メートル。
落ちたら怪我は免れないであろう。
岩石と砂と草で作られた―――――
崖だ。


「・・・・・・・・・オイ。」
もはや叫んだりつっこんだりする気力もなく、リュシカはその世界の定義、重力に逆らわず、ひゅ―――と落ちた。
それを眺めていたロッドとヴァルは、落ちたリュシカの姿を確認すると
「・・・・・・・・・・・・・。」
顔を見合わせ、各々に武器を構え戦闘体勢に入った。
リュシカの事だから自力で何とかするだろう、と世にも他力本願かつ身勝手な想像によって。


ざざっ!どざざざっ
「がっ・・・・・・・ちぃっ!」
どさっ
草のクッションと木の枝で何とか受身は取れた。しかし腕の関節がずれているようだ。それはなんとか直せるが、非常に身動きが取り辛いのは目に見えている。
かなりヤバイ状況だ。人気のいる方へ移動しようとしたつもりだが、逃げたのが裏目に出たようだ。
これでは応援を呼ぶ所かむしろ―――――
「・・・・大ピンチ?」
その問いに答えてくれる気の利いたものなど、ここにはいなかった。


「あうー、重いよう、メンドイよう、捨てたいよう。」
自主的に運ぶとほざきながらアズルは自分勝手な事を吐く。シュバルツは眠っているので、アズルの暴言に気付かない。
「ああ・・・兄さん・・・、僕、兄さんに会いたい。」
しくしくと涙を流しつつポツリと呟く。
ロッドにいじめられてないだろうか?服をズタズタに切り裂かれていないだろうか?
もしや、ロッドにあられもない姿にされているのだろうか?
こういった根拠のない妄想は始めてしまうとキリがない。アズルもその例に漏れず、少々趣味に先走った妄想を頭に思い浮かべていた。あまり思い描きたくもない、あって欲しくない考えが頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えの繰り返しだった。
その中で共通するのはただ一つ、リュシカだ。
「あーあ・・・、シュっバっルっツさぁ―――ん?いつになったら僕のマイスイートハートのリュシカの兄さんに会えるんでしょ?」
甘えるような声色で問いかけるが、当然ながらシュバルツは眠っているので答えない。
「うう・・・、会えへんよね、やっぱ。今頃兄さんは月夜をバックにロッドさんと対決中かぁ・・・・・・。
 あ、でもそれはそれでオイシイかも。見たいわな〜。」
結局の所、自分で想像するしながら歩くほかに術はなく、リュシカの姿を思い浮かべながら、アズルは獣道を歩いた。


「つぅ・・・・、これも全部、あの馬鹿のせいだ・・・・・。」
理不尽な痛みに対し、リュシカは責任を一気にアズルに向けた。
大体、腹が立つ。
自分に惚れているのに敵に回るとは一体どういう事か。理由があるのはわかるが、裏切るのは気に喰わない。散々、言い寄ったくせに最後には勝手に滅んで、勝手に蘇って。
一体何がしたいのか、付き合いがそれなりに長い自分ですらもわからない。
―――いや、付き合いが長いからこそ、わからないのかもしれない。
蘇った事には百歩譲って聞かないとしてもだ、裏切るというのはどうにも解せない。
裏切ると言う言葉は彼の性格上、浮かんでこない。どちらかと言えば裏切るよりを死を選ぶようなやつだったのだ。
「まあ、仕方ないな」と軽く言う。例え、それがどんな大それた事でも受け入れる。
そんなアイツだが、仕方ないの一言で裏切るとはどうしても思えない。
何故だ、と何度も問いかけたが、虚空が答えるわけがない。
それでも理不尽な事には変わらないので、リュシカは毒づきながら歩いた。
アズルに会ったら、一発蹴りいれてやろうと思い描きながら。



しばらく歩いて、リュシカは叫んだ。
見間違うわけがない。
アズルだ、アズルがなぜかシュバルツを背負って森の中を徘徊しているのだ。
「見つけた――――――っっ!!!!」
突然の声に思わずアズルは嬉々として振り向いた。声の主は誰よりも愛しいあの人。
スローモーションでやってくるリュシカの兄さん。
その顔は痛みと怒りで眉間に皺が寄って、目つきが悪くなっているがアズルの目にそんなものは映っていない。
ただ、リュシカが嬉しそうにこちらに手を振って、近付いてくる姿だけが目に映った。
そこは恐るべきビジョンと言うヤツである。傷だらけのその肌は露出し、色っぽい。(あくまでアズルから見て)
かなり頭にきて、怒っているのは一目瞭然なのだが、アズルのビジョンにはそんなものは映らない。
そしてここは森の中。
人気も少ない場所。再会を喜び合うには、どう考えても絶好のコンディションだ。
アズルは大きく手を広げる。そのせいでシュバルツが地面に頭からゴンッと鈍い音を立てて落ちたが、アズルは気付かない。いや気付きたくもないのだろう。リュシカとの再会の喜びで思考回路のいくつかが吹っ飛んでいる。
刀を納めて、アズルは磁石で引き寄せられたように、リュシカに向かって飛びつくように走って行った。
「僕のマイスイートハート、リュシカの兄さぁぁ〜〜んvv」

「どりゃあああぁぁぁぁ―――――っ!!!」

――――どごしぃっ!!

「はぐぅっ!」
強烈な蹴りがアズルのミゾオチに決まった。その痛みにアズルは腹を押さえて屈みこんだ。
「蹴られたようにイタイ・・・・・。」
「当たり前じゃ!渾身の力で蹴ったんだからな!!痛いに決まっているだろうが!」
「くぅ・・・・・・兄さん、芸風変わったな。これが兄さんの愛情表現とは初耳や・・・・・・。」
「アホか貴様は!」
「容赦ないつっこみをアリガトウゴザイマスです、ハイ。」
「本当にそう思ってるのか、お前は。」
「思ってますよん、なんせ兄さん追いかけて地獄の底から蘇ったんやし。」
アズルの言葉にリュシカは呆れたように腕を組んだ。
「お前・・・あたしが何でここにいるのかわかってるんですか?」
「そりゃ、愛しのダーリンである僕に会いに来て・・・・・・・。」
「・・・・もう、それはいい。本当にお前と話すと疲れが溜まるよ・・・・・。」
「うふっ、今ならサービスで癒しちゃいますわよん?」
さっき会った時と似たような感じでしなを作って媚びる。
「あのさ、あたし本気で怒っていい?」
「ははっ、冗談やて。何が聞きたいの?兄さん」
リュシカは眉間に皺を寄せた。
「・・・なんか見返りよこせって言うんでしょ?アズル。」
「あっ!わっかる〜?」
「・・・・・まあ、あたしに出来る事なら、やってやってもいいけど。」
「えっ!?マヂですか!?じゃあ、僕と楽しい夜をご一緒に・・・・・・。」
ごんっ!
「オノレの頭にはそれしかないんですか!?」
リュシカは近くにあった岩でアズルの脳天を殴る。
「あう、脳天がイタイ!」
アズルは頭を押さえてうずくまる。よほど痛かったのだろう、涙目になっている。
「・・・で?お前の頭は不埒な考えでいっぱいなわけ?」
アズルはふんぞりがえって高らかに言った。
「僕の頭はそーゆー考えでいっぱいや!!」
キッパリハッキリ答えて、えっへんと胸を張る。

すたすたすた

リュシカはもう何も言わずそこから去って行った。
「あう!ごめんなさいごめんなさい、もうふざけませんふざけませんから置いて行かないでぇ―――!!」
アズルは今にも泣き出しそうな情けない声色で叫ぶ。
「あー・・・・、カラスが鳴くから家帰ろー・・・っと」
「兄さあぁぁん・・・・・。」
情けない声でリュシカを引きとめようとする。


その時だった。
「・・・・何をしているのですか、貴方達は。」
呆れたような声。


「あんたは・・・・。」
「あんた、とはご挨拶ですね。元私の部下の分際で・・・・・。」
「そう言われても・・・・、僕が敬語苦手なのは知ってるやろ、・・・・・ビルドヴァースさん。」
黒い艶やかな髪をなびかせ、コートを着込んだシルエット。
リュシカの主人のビルドヴァースだ。
「そうですね、しかし貴方が蘇るとは・・・・・、何が起きるかわかりませんよね。世の中は。」
「まったくや、僕も兄さんとあなたに会えるとは全然思ってなかったし。」
「・・・では教えてもらいましょうか。」
ざっ!
高く飛ぶ。見事な跳躍力だ。
「シルヴァタイトの目的を・・・・・。」
ヴァースはゆっくりとアズルの前に歩み寄る。
「別に言ってもええけど・・・・、ヴァースさんには教えれないな。」
「・・・・何?」
「敵に塩を送るのは好きやけど、ヴァースさんみたいな頭の良い人に塩を巻くほど・・・・・。」
アズルは笑みを浮かべた。
余裕の笑みを――――
「僕は打たれ強くないさかい。」
くすっと笑い、ひらひらと手を振る。
「じゃあね、兄さん、ヴァースさん。」
ふわり、とアズルは宙に浮いた。そして優しいとすら思える微笑を浮かべた。
そして、光となって消えた。
「・・・ちっ、逃しましたか。」
「・・・・それで?どうしますか、ヴァース様。」
「・・・・一旦、引き上げましょう。対策を練らなくては・・・・・それにお前の腕も治さないといけませんしね。」
「・・・・・はっ!」
二人は重い足を上げ、ゆっくりと帰路へ向かった。



あとがき
吹雪:ヴァース登場。何かかなり久しぶりだなぁ。
白亜:なんか忘れてない?
吹雪:ん?
白亜:・・・・・ロッドとヴァル。
吹雪:・・・・・ぽんっ!(手を打った音)もちろん覚えてるさ。
白亜:さっきの手を打つ音は一体何?
吹雪:乙女の秘密。さて、思ったよりも好評なもしもシリーズ。今回は「風華」で!!

ケレル
華月。似たもの同士というわけで(笑)
ガルーダ
利度。金翔鳥→鳥→動物→利度、とゆー無理矢理なこじつけによって(オイ)
ヴァース
紅屍。これほどふさわしい人もいないだろう。
リュシカ
緋雷。何となく似てるので。
アズル
悩みに悩んだ結果、瑞也。白亜のお守り係に(笑)
白亜
銀次。似てるといわれたので。トラブルメーカ。

ケレル「ヴァース、お前さ。運び屋やれば?似合いすぎ。ものすごいハマってる。」
ヴァース「・・・イヤですよ。この服、キツイんですから。特に胸が。ウェストは余りまくってますけど。男性用だから仕方ないんですけどね。」
ガルーダ「しっかし・・・なんで私は利度さんなんでしょ?」
リュシカ「作者の無理矢理なこじつけでしょ。しっかしヴァース様も似合ってるけど、あたしも結構似合ってる♪」
アズル「いいなぁ〜、僕なんか白亜くんのお守りのためにこの服着てるようなもんやし。」
白亜「いいじゃん、似合ってるんだから。」
アズル「君もものすごい自然に溶け込んでるわな。電撃出せる?」
白亜「ん、多分。」
ばちばちばちぃ!(電撃を出す)
ガルーダ「わっ!ちょ、ちょっと!!こっちにやらないでください!!」
アズル「・・・人に向けないでね。」
白亜「りょーかい。」
リュシカ「・・・・・・今気付いたんだけど、この設定で行くとケレル様とガルーダさん、前は白亜の下に付いていたって設定に・・・・・。」
ヴァース「深く考えないことですね。」

吹雪:以上!お楽しみいただけたでしょうか。
白亜:それじゃあ、また次回で。




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26599Re:世界の果てまで]\ユア・ファンティン 2003/7/29 21:16:43
記事番号26593へのコメント


>
>思わず裏手でつっこむリュシカ。しかしもっともな意見だ。ここは彼にオトリになって応援を呼ぶのが上策だろう。

永:それで、仲間・・・・知り合いを亡くしてもいいの?

>そんなリュシカの声と共に、地面は崩れた。いやロッドの刀に斬られたと言った方が正しいだろう。
>そしてリュシカは後ろの倒れた。
>しかし、底に地面はなかった。
>代わりにあったのは高さ、推定約二十メートル。
>落ちたら怪我は免れないであろう。
>岩石と砂と草で作られた―――――
>崖だ。

ユ:人間離れしていますね
永:まあ、人でないのなら生きてはいるだろうが・・・・


>リュシカの事だから自力で何とかするだろう、と世にも他力本願かつ身勝手な想像によって。

白羅;生きていて欲しいです


>
>ロッドにいじめられてないだろうか?服をズタズタに切り裂かれていないだろうか?
>もしや、ロッドにあられもない姿にされているのだろうか?
>こういった根拠のない妄想は始めてしまうとキリがない。アズルもその例に漏れず、少々趣味に先走った妄想を頭に思い浮かべていた。あまり思い描きたくもない、あって欲しくない考えが頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えの繰り返しだった。

ユ:メンタル・サド?

>その中で共通するのはただ一つ、リュシカだ。

ア-シェル:負けませんから

>蘇った事には百歩譲って聞かないとしてもだ、裏切るというのはどうにも解せない。
>裏切ると言う言葉は彼の性格上、浮かんでこない。どちらかと言えば裏切るよりを死を選ぶようなやつだったのだ。

永:そうだな、今までの言動を見る限りは
ユ:漫画で言うなら『特攻天女』の矢野アキラですね(10巻辺りの)

>
>――――どごしぃっ!!
>
>「はぐぅっ!」
>強烈な蹴りがアズルのミゾオチに決まった。その痛みにアズルは腹を押さえて屈みこんだ。

ユ:ナイス・ファイト・・・もとい蹴りだな

>
>「そう言われても・・・・、僕が敬語苦手なのは知ってるやろ、・・・・・ビルドヴァースさん。」

ユ:言ってて疲れません?
  ・・・・・ヴァ-スさん久し振りですね


>吹雪:乙女の秘密。さて、思ったよりも好評なもしもシリーズ。今回は「風華」で!!

ユ:まってました!!

>
>ケレル
>華月。似たもの同士というわけで(笑)

ユ:あるいは、アルさん

>ガルーダ
>利度。金翔鳥→鳥→動物→利度、とゆー無理矢理なこじつけによって(オイ)

ユ:間違いなく、あってます
  銀次に忠誠をきっちり誓ってましたし

>ヴァース
>紅屍。これほどふさわしい人もいないだろう。

P:戦ってみたいですね

>リュシカ
>緋雷。何となく似てるので。

緋:せやな−、やけどリュシカはんのほうが男前やで

>アズル
>悩みに悩んだ結果、瑞也。白亜のお守り係に(笑)

ユ;あるいは、3−34見れば納得すると思うけど、デュ−クさん
  ・・・・・・・となると、リュシカが白羅ちゃんになります

>白亜
>銀次。似てるといわれたので。トラブルメーカ。

ユ:納得。
たれ銀:うきゅ?

>
>ケレル「ヴァース、お前さ。運び屋やれば?似合いすぎ。ものすごいハマってる。」
>ヴァース「・・・イヤですよ。この服、キツイんですから。特に胸が。ウェストは余りまくってますけど。男性用だから仕方ないんですけどね。」

ユ:かわいいかも。
ミニ銀:お姉さん綺麗だよ−。

>ガルーダ「しっかし・・・なんで私は利度さんなんでしょ?」
>リュシカ「作者の無理矢理なこじつけでしょ。しっかしヴァース様も似合ってるけど、あたしも結構似合ってる♪」

ユ;確かに、似合いそうですね

>アズル「いいなぁ〜、僕なんか白亜くんのお守りのためにこの服着てるようなもんやし。」
>白亜「いいじゃん、似合ってるんだから。」
>アズル「君もものすごい自然に溶け込んでるわな。電撃出せる?」
>白亜「ん、多分。」
>ばちばちばちぃ!(電撃を出す)

タレ:うきゅ〜(驚いています)

>ガルーダ「わっ!ちょ、ちょっと!!こっちにやらないでください!!」
>アズル「・・・人に向けないでね。」
>白亜「りょーかい。」
>リュシカ「・・・・・・今気付いたんだけど、この設定で行くとケレル様とガルーダさん、前は白亜の下に付いていたって設定に・・・・・。」
>ヴァース「深く考えないことですね。」

ユ:ですね。
  世の中知らないほうがいいことがあります

>
>吹雪:以上!お楽しみいただけたでしょうか。
>白亜:それじゃあ、また次回で。

ユ:楽しかったです
  はい、また次回


>
>
>
>

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26605Re:世界の果てまで]\夜宵 吹雪 E-mail 2003/7/30 10:56:56
記事番号26599へのコメント

>>思わず裏手でつっこむリュシカ。しかしもっともな意見だ。ここは彼にオトリになって応援を呼ぶのが上策だろう。
>
>永:それで、仲間・・・・知り合いを亡くしてもいいの?

R:あはは、手厳しいな〜、永蓮さん。あたしゃ、応援呼ぶためにこの場を離れたんですよ。味方は数は多い方がいいでしょ?

>>そんなリュシカの声と共に、地面は崩れた。いやロッドの刀に斬られたと言った方が正しいだろう。
>>そしてリュシカは後ろの倒れた。
>>しかし、底に地面はなかった。
>>代わりにあったのは高さ、推定約二十メートル。
>>落ちたら怪我は免れないであろう。
>>岩石と砂と草で作られた―――――
>>崖だ。
>
>ユ:人間離れしていますね
>永:まあ、人でないのなら生きてはいるだろうが・・・・

R:化け物・・・・・。
吹雪:蘇った方々は全員パワーアップしております。人間離れしてるんですよねー。

>>リュシカの事だから自力で何とかするだろう、と世にも他力本願かつ身勝手な想像によって。
>
>白羅;生きていて欲しいです

R:生きとるよー!勝手に殺さないでね!!
吹雪:ごき○り並みの生命力・・・・・。

>>ロッドにいじめられてないだろうか?服をズタズタに切り裂かれていないだろうか?
>>もしや、ロッドにあられもない姿にされているのだろうか?
>>こういった根拠のない妄想は始めてしまうとキリがない。アズルもその例に漏れず、少々趣味に先走った妄想を頭に思い浮かべていた。あまり思い描きたくもない、あって欲しくない考えが頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えの繰り返しだった。
>
>ユ:メンタル・サド?

A:んー、兄さんにはいじめられてもいいかな!なーんて思ってみたり。
吹雪:基本はサド、しかしRに対してはマゾです。イヤな設定だよ、我ながら。

>>その中で共通するのはただ一つ、リュシカだ。
>
>ア-シェル:負けませんから

A:威勢のいい子は嫌いじゃないから。ま、せいぜい頑張り〜。

>>蘇った事には百歩譲って聞かないとしてもだ、裏切るというのはどうにも解せない。
>>裏切ると言う言葉は彼の性格上、浮かんでこない。どちらかと言えば裏切るよりを死を選ぶようなやつだったのだ。
>
>永:そうだな、今までの言動を見る限りは
>ユ:漫画で言うなら『特攻天女』の矢野アキラですね(10巻辺りの)

吹雪:理由は後々にわかる予定。
白亜:わからなかったら意味ないよね。
吹雪:はぐぶぇ!

>>――――どごしぃっ!!
>>
>>「はぐぅっ!」
>>強烈な蹴りがアズルのミゾオチに決まった。その痛みにアズルは腹を押さえて屈みこんだ。
>
>ユ:ナイス・ファイト・・・もとい蹴りだな

R:力一杯ヤらせていただきました。
A:スピード、力、角度、タイミング・・・全部が申し分ないほどやった。あまつさえひねりを入れとったからなー・・・、抉るようにイタかった。

>>「そう言われても・・・・、僕が敬語苦手なのは知ってるやろ、・・・・・ビルドヴァースさん。」
>
>ユ:言ってて疲れません?
>  ・・・・・ヴァ-スさん久し振りですね

A:うん、ちぃっと疲れるな。
B:はい、久ぶりですね。やっと出番にこぎつけましたよ。

>>吹雪:乙女の秘密。さて、思ったよりも好評なもしもシリーズ。今回は「風華」で!!
>
>ユ:まってました!!

吹雪:待たしました(オイ)

>>ケレル
>>華月。似たもの同士というわけで(笑)
>
>ユ:あるいは、アルさん

K:兄弟はいないんだけどね。・・・Bは兄弟より、ただの幼馴染って感じだし。他の奴らもね。

>>ガルーダ
>>利度。金翔鳥→鳥→動物→利度、とゆー無理矢理なこじつけによって(オイ)
>
>ユ:間違いなく、あってます
>  銀次に忠誠をきっちり誓ってましたし

吹雪:良かった、合ってて・・・・・。

>>ヴァース
>>紅屍。これほどふさわしい人もいないだろう。
>
>P:戦ってみたいですね

B:この格好ではちょっと・・・、着慣れてないので動きにくいです・・・・。

>>リュシカ
>>緋雷。何となく似てるので。
>
>緋:せやな−、やけどリュシカはんのほうが男前やで

R:あんがとねvv

>>アズル
>>悩みに悩んだ結果、瑞也。白亜のお守り係に(笑)
>
>ユ;あるいは、3−34見れば納得すると思うけど、デュ−クさん
>  ・・・・・・・となると、リュシカが白羅ちゃんになります

R:・・つー事は、あたしは女になるんかい!
A:うふふふ、それはそれでオイシイかも・・・・・。
吹雪:何がオイシイのさ?
A:ひ・み・つvv

>>白亜
>>銀次。似てるといわれたので。トラブルメーカ。
>
>ユ:納得。
>たれ銀:うきゅ?

白亜:吹雪の特製で電気も出せる優れもの。

>>ケレル「ヴァース、お前さ。運び屋やれば?似合いすぎ。ものすごいハマってる。」
>>ヴァース「・・・イヤですよ。この服、キツイんですから。特に胸が。ウェストは余りまくってますけど。男性用だから仕方ないんですけどね。」
>
>ユ:かわいいかも。
>ミニ銀:お姉さん綺麗だよ−。

B:どうも。でも胸がキツイんですよね。これさえなければ結構好きなんですけど。
吹雪:男物だからねぇ・・・。

>>ガルーダ「しっかし・・・なんで私は利度さんなんでしょ?」
>>リュシカ「作者の無理矢理なこじつけでしょ。しっかしヴァース様も似合ってるけど、あたしも結構似合ってる♪」
>
>ユ;確かに、似合いそうですね

吹雪:RとBは一発で決まりましたから。ハマってます。

>>アズル「いいなぁ〜、僕なんか白亜くんのお守りのためにこの服着てるようなもんやし。」
>>白亜「いいじゃん、似合ってるんだから。」
>>アズル「君もものすごい自然に溶け込んでるわな。電撃出せる?」
>>白亜「ん、多分。」
>>ばちばちばちぃ!(電撃を出す)
>
>タレ:うきゅ〜(驚いています)

白亜:でも電気は出せるけど、コンセントに指突っ込んでの回復は無理と判明・・・・、ちょっと残念。
吹雪:試したので焦げ臭いかほりが・・・・。

>>ガルーダ「わっ!ちょ、ちょっと!!こっちにやらないでください!!」
>>アズル「・・・人に向けないでね。」
>>白亜「りょーかい。」
>>リュシカ「・・・・・・今気付いたんだけど、この設定で行くとケレル様とガルーダさん、前は白亜の下に付いていたって設定に・・・・・。」
>>ヴァース「深く考えないことですね。」
>
>ユ:ですね。
>  世の中知らないほうがいいことがあります

吹雪:恐ろしいチームが出来てしまう!(がたがた)

>>吹雪:以上!お楽しみいただけたでしょうか。
>>白亜:それじゃあ、また次回で。
>
>ユ:楽しかったです
>  はい、また次回

吹雪:お楽しみいただけて光栄の至り!では!!