◆−one day−氷月椋佳 (2003/7/22 09:59:48) No.26560


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26560one day氷月椋佳 E-mail URL2003/7/22 09:59:48





『one day』



「暇よねー」
「暇ですねー」
『はぁ〜』
ある日のこと、ただちょうど何もすることもなく暇でどうしようもないこと、
そんなときは誰にだって訪れる。
それが魔族だろうと変わりはしない。
「…ねぇゼロス、どっかにいきたくない?」
ゼロスと呼ばれた神官姿の青年は首をかしげながら聞いてきた女性に答える。
「どっかってどこですかゼラス様…」
うぐっと小声で言いながらゼラスと言われた女性は軽く部下をに睨む。
「睨まないで下さいよ…どっかって言ったのはゼラス様でしょ?」
「どっかはどっかなのよ!」
「胸張って言うことですか…」

―沈黙

「じゃぁどうしろと?」
半分泣き顔のまま自分に聞いてくる上司を見ると困り果ててしまう。別にもう数え切れないほどこんな上司を見てきたがそれでも困るものは困る。
「…じゃぁどっかにいきますか?どこかに」
ぱぁっとそのとたんに明るくなる上司の顔。部下である自分でも先ほどの
“本当の彼女の顔”はめったに見られない。
「もちろんよっvさぁいくわよゼロス!…何?人の顔じーっと見ちゃって、何かついてる?」
「いえ、何でもありません。気にしないで下さい」
そ、といいながら笑いかけてくる上司。

―暇なこと意外でも魔族もなんら変わらないことがある。―

「では行きましょうか、行き先は決まってませんが」
「あら、それがいいのよv」
そーですねと自分も笑ってしまう。

―それはただ、“本当の笑顔”を忘れないこと―


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…つい昨日親にどこかにつれてってといったら何故か
『吉見百穴』…いやまぁ確かにどこかとはいったけど…
でもまぁ楽しかったですな、穴がいっぱいあって(それでかいっ)
なんでも古墳時代後期の代表的な群集墳場だとか…あとヒカリゴケなんてものもあって…
うん。光ってた。
まぁそんなことはおいといて…

『どこかに行きたい!』誰もが絶対いったことがある言葉だと思うんですよね…。
意味もなく『どっか』と…。
どこか確定してないからおもろいんかも知んないけど。