◆−世界の果てまでU]−夜宵 吹雪 (2003/8/1 21:56:59) No.26624
 ┣Re:世界の果てまでU]−ユア・ファンティン (2003/8/1 23:07:55) No.26626
 ┃┗こ、こんなので良いデスカ・・・?(逃げ腰)−夜宵 吹雪 (2003/8/2 17:46:10) No.26628
 ┣世界の果てまでU]T−夜宵 吹雪 (2003/8/6 19:29:13) No.26646
 ┃┗ただいま、夜宵さん?−ユア・ファンティン (2003/8/7 21:06:11) No.26651
 ┃ ┗おかえりなさいっ!−夜宵 吹雪 (2003/8/8 12:53:43) No.26656
 ┣世界の果てまでU]U−夜宵 吹雪 (2003/8/9 23:43:42) No.26664
 ┃┗まともだねえ・・・・ノ―スト君・・・・(涙)−ユア・ファンティン (2003/8/10 11:24:49) No.26666
 ┃ ┗自己陶酔と天然で悩みました。−夜宵 吹雪 (2003/8/10 13:04:16) No.26668
 ┣世界の果てまでU]U.X−夜宵 吹雪 (2003/8/11 18:53:36) No.26681
 ┗世界の果てまでU]V−夜宵 吹雪 (2003/8/12 22:07:51) No.26693
  ┗Re:世界の果てまでU]V−ユア・ファンティン (2003/8/14 14:29:03) No.26707
   ┗ぢつは本編より気合入れてたりするもしもシリーズ・・・・・・。−夜宵 吹雪 (2003/8/14 18:19:17) No.26709


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26624世界の果てまでU]夜宵 吹雪 E-mail 2003/8/1 21:56:59





   U]  Banishing Moon  


しゅばっ!
ヴァルの斬撃が風を切る音と共に空振る。
しかし、それはフェイントだ。
上から斬りかかるのを見切り、ロッドは後方へと避けるが、ヴァルは剣撃をおさめる隙を見せず、さらに斬りかかる。
がきんっ!きぎいんっ!!
幾つもの火花を散らし、ヴァルは一旦リズムを変える。戦いはリズムのようなものが存在し、常に保っていたリズムを変え、新たなリズムを作り攻撃を繰り出す。
いきなり慣れた攻撃の順序がばらばらになり、ロッドはやや焦ったが、すぐに冷静さを取り戻して受ける。
ロッドはその時、何か嫌な予感がし、大きく後ろへ跳んだ。
ヴァルは軽く舌打ちをした。どうやら、焦った彼の隙を狙って飛び込むように斬りつけようとしたらしい。
しばし、二人の間に沈黙が下りる。
双方、動きは素人になら目で追うことすら困難なほど速い。
二人とも、無傷、とはいかないがそれでも頬や腕、ももなどに浅い傷が幾つもあった。致命傷には程遠いものだが、この二人の傷から戦いが肉薄しているのは、火を見るより明らかだ。
二人は睨み合った。
意外にも先に口を開いたのはロッドだった。
「・・・・強いな。」
それは心の底から嬉しそうな優しい声だった。
「・・・・・ああ、お前もな。」
それに対し、戦士の礼儀なのか言葉を返す。
「名前、なんていうんだ?」
フッ、とヴァルは唇を軽く上げる。
笑っているのだ。
「昔はヴァルガーヴって大層な名前だったが・・・・、今はただのヴァルだよ。」
「・・・そうか。」
また、静かになる。
それに耐え切れなくなったのか、ヴァルは言った。
「なあ・・・・・、これで最後にしねえか、ロッドさんよ?」
「いいだろう・・・・、あのリュシカという男と戦えないのは残念だが・・・・・・
仕方ない。」
また、刀を構える。
「・・・・・いくぜ。」
「・・・ああ!」


そして、二つの閃光が走る。


どちらかが倒れ、どちらかが立っていた。
そう、誰もが思ったその時だった。
「はいは〜い?楽しく斬り合うのも良いんですけどね?僕を仲間ハズレとはロッドさん、つれないなぁ〜。」
間の抜けた口調だが、どこか冷たい氷のような声。
声はロッドの後方から聞こえた。
「アズル・・・・、邪魔をするな。」
アズルがロッドのすぐ背後にいた。だが先程までそこにいた気配はまったく感じられなかった。ヴァルはその彼の力量に戦慄を覚えたが、ロッドは違った。冷徹な殺気を込め、背後にいる相棒に睨みを聞かせる。
そんなアズルの対応はあっけらかんとしたものだった。
「イ・ヤ・や!僕だって僕の事情があるんだし?今日は引いときましょうよ、ロッドさん。」
「断る。引くならお前だけ引いていろ。」
「んもう、ロッドさんのイケズー。」
そう言って大きくため息をつく。
「しゃーないなー。僕、兄さんに嘘はつきとうないし。ここはやっぱ・・・・・。」

しゅっ

「力ずくで引いてもらうわ。」
とんっ
「!?」
ぐらっ
ロッドの身体が倒れる。地面に膝を付く。その様子から、身体が思うように動かせないようだ。
「アズル・・・何を・・・・?」
「あ、だいじょびだいじょび。首のツボ付いて、しばらく動けないようにしただけ。ま、僕が運ぶんで文句は言わんでね。」
首のツボを付いた。
それはヴァルにもわかったが、それ以上に驚いたのはアズルが見えなかった。
――――そう、見えなかった。
手の動きも、何をしたのかも。全てが見えなかったのだ。
桁が・・・違う!
ヴァルはそれを見て、動かなかった。いや、動けなかったといった方が正しいのだろう。握り拳と、リュシカから借りたサーベルの柄を握った手のひらはじっとり汗ばみ、喉が乾いた。
ガーヴと初めて会った時のことを何故か思い出した。
本能的に感じた。
このアズルという男は危険だと。
「んじゃま、おいとまさせてもらいますわ。えーと・・・・・ヴァルさんでしたっけ?うちのロッドさんがえらい迷惑かけてスンマセンね。」
アズルはふわっと宙に浮き、ロッドを担いだ。
その顔から笑顔が消える事はない。
ヴァルは何となくその顔を見て無性にムカつくというか、虫唾が走るというか、イラつくような感覚にとらわれた。あの獣神官の笑顔の質が似ている気がしたからかもしれない。
なんとなく、嫌がらせというか挨拶も自己紹介もせず去って行かれるのはムカついたので、近くに落ちていた石を投げた。
しゅっ
「あうっ!」
それは狙いを違わず、見事アズルの顔面に直撃し、めり込んだ。
まさか、本当に当たるとは思わなかったので、ヴァルはぽかんとなった。
「あたた・・・兄さんにも殴られたことのない顔面がイタイ・・・・・。」
アズルは顔を押さえ空中でうずくまった。
「・・・・・うー!とにかく・・・これで傷み分けやね。それじゃ兄さんとヴァースさんによろしゅう!」
しゅたっ、と立ち上がり手を振りながらアズルはロッドを背負って去って行った。
「何だったんだ・・・・・。」
それは、流れる風でもわからないことだった。



ざしゅっ!
「ああ、もう!話し合いの余地無しですかい!」
ばしゅっ!
「もー、しつこいなぁ!ええやん、たまには僕のワガママ聞いたってくれてもさー。」
どしゅっ!
「大体、僕が誘って勝手について来たんわアンタの方でしょーが・・・・って聞いてんのかい!?」
先程から叫んでいるアズルはロッドの八つ当たりに利用されていた。問答無用で斬られまくっているのだが、アズルはそれを全て綺麗に避けている。それがロッドの神経を逆撫でしている原因かもしれない。
いい加減、逃げるのも飽きてきたなぁ。
そう思った瞬間、ロッドの背後に新たな気配が生じた。
「いい加減にしとけ、ロッド。」
「あ、ガーヴさん」
ひらひらと器用にも天井に張り付き、アズルは手を振った。アズルはこのどこか面倒見の良い、赤の世界の魔族になついていた。ガーヴは軽くそれに応じると、ロッドの持っていた刀から手を離す。先程からずっと握られていたのだ。ロッドは半眼でガーヴを睨む。
「・・・・貴方に止められる理由はないはずだが?」
「オレはどうでもいいんだが・・・・・坊主は違うらしいんでな。」
「誰が坊主だ、誰が!!」
ガーヴの言葉に反応し姿を見せる。白皙の肌のサイレスだ。
「まったく・・・、まあ、いい。アズル、ロッド。今回はママのお許しがあったから許すけど、今度は許すかどうかは知らないよ?」
アズルとロッドはほとんど自分のワガママで下界に降りたのだ。アズルの目的は言わずもがな、リュシカ。相棒的存在のロッドもついでに誘い、あのようなことが起こったというわけだ。
「あー、はいはい。わかっとるって。」
「本当か・・・・?」
半眼でアズルを睨むサイレス。しかしアズルはそれを気にした様子を見せず、きょろきょろと周囲を見回した。
「ありー?僕らの万緑叢中紅一点のお二人さんがいらっしゃりませんな?サボりですか?」
「サボリとは心外ね。貴方じゃあるまいし。」
そうアズルは言うと、アズルの背後に気配が二つ、また生まれた。
「あはは、そらまたスンマセン。お気に召しませんでしたか、美しきレディ?ミス、サレスツォーネ。」
「・・・・別に。」
アズルの背後に現れた女――――黒い髪に青の瞳の、極度に露出度の高い服を着た妖艶な美女、サレスツォーネは髪をいじりながら言った。
「あ、それで?サイレスさん、次。兄さんらはどこ行くん?」
「・・・お前の好きなリュシカじゃなくて、正確にはリナ・インバースだがな。おそらく・・・・ここに行くだろう。」
サイレスは手の上に、地図を見せた。ある一点が、せわしなく何度も点滅している。
「・・・・ここは・・・・。」
ぽつりと呟いたのは、サレスツォーネと共に姿を見せたまだあどけなさの残るが、どこかシャンとした芯の強い印象を受ける少女だ。黒い神官の式服が衣擦れ音を出し、驚いたように地図に見入った。
「・・・オレもよぉく知ってる場所だな。」
言ってガーヴは顔をしかめた。当然と言えば当然だろう。彼にとってこの地図が指し示す場所は、ろくでもない思い出しかない。
「それで・・・・?次は誰が行く?」
「あ、僕、もっかい行きたい!」
はいはいと目をキラキラさせ挙手するアズル。サイレスはそれを見て、脱力感を覚えた。
「ダメだ。お前はもう行っただろうが。諦めろ。」
「ンな殺生な!そこをなんとか先生!」
「誰が先生だよ・・・・。」
そんなやりとりをしていると、サレスツォーネと、その後ろにいた少女が口を出した。
「あたしが行く。」
「あたしもよ、面白そうだし。ちょっかい出してみたいわね、そのリュシカという坊やにも。」
「あ!ちょっとちょっとちょっと!!兄さんに手ぇ出したらサレスツォーネさんでも許さんで!!」
アズルが不用意なサレスツォーネの一言に食って掛かる。
「はいはい。わかってるわよ。興味があるだけよ、安心して。」
「なんかそれはそれで不安は拭えんのんですけど。」
「・・・・なんですって?」
そんなアズルとサレスツォーネのやりとりに少女はジッと地図を見ていた。
「・・・・リナ・インバース。」
その女は自分の全てを奪った女の名前。
彼女は一生忘れる事はないだろう、その名前を。
「・・・・・リナ・インバース。」
忘れないよう、また少女はその名前を再度呟いた。
怨みと、呪いに近いそれを込めて――――――



あとがき

吹雪:・・・・さぁて。敵さんサイドのフルメンバー(ルークはいないけど)!!これで全部だ!!
白亜:いっぱいオリキャラ出てるよね。
吹雪:そうだなー・・・・、もう出ない予定なんだが。
白亜:うん。予定。
吹雪:・・・不吉な言葉を繰り返し呟くな。・・・・さて!
白亜:?
吹雪:まだ懲りずにもしもシリーズ!今回は「怪盗」!
白亜:解答?テストでもやったの?
吹雪:ちっがーう!怪盗!
白亜:なんで?
吹雪:今、ルパン三世見てるから(ビデオで)
白亜:・・・ああ。

ケレル
ガルーダを従えた元祖な怪盗!今日も元気に鍵開けに専念してます(笑)モデルは・・・・アルセーヌ・ルパンかな?
ガルーダ
ケレルに仕える真面目な怪盗手伝い(?)痕跡を消すのがお仕事っぽい?
ヴァース
108の顔を持つ女怪盗。変装すると親子でも見分けが付かない!・・・・・はた迷惑な。
モデルは聖剣LOMの怪盗淑女の異名を持つサンドラがそれっぽいかと。
リュシカ
ヴァースのお手伝いやってそう。メイクの腕とか良さそうだな。
アズル
け・・・刑事かな?しつくて、リュシカだけを追いかけてそう。・・・こんなんが刑事でいいのか!?(自分で設定したんだろーが)
白亜
今時いるのか泥棒結び(布をねじって頭を覆って鼻の所で結ぶアレ(笑))をしている泥棒さん。
・・・いっつも失敗しそうだけど結局、結果オーライとか(笑)

ケレル「おい、ガルーダ!!ヴァースにだけは負けたくないんだから!僕は!!」(買い物中)
ガルーダ「わかってますよ、ケレル様。(苦笑)」(荷物持ち)
ヴァース「フフッ・・・・せいぜい頑張ってくださいね・・・、ケレル。」
リュシカ「・・・・・ヴァース様ぁ、八百屋に変装しながらそういわれても、迫力の欠片も無いですよ?」
ヴァース「お黙りなさい。そんなの、私が一番良くわかってますよ。」(←八百屋でバイト中)
アズル「あ、お姉さん!そこのトマト頂戴!」
リュシカ(ゲッ!アズル!ヴァース様、よろしく!!)
ヴァース(はいはい。まったく)「・・・・・はい、どうぞ。」
アズル「はい、どーも!いやー、一人暮らしだと食生活偏るんで。野菜も食わないとあかんよね、お姉さん。」
ヴァース「そ、そうですね・・・・・・。」(早く何処かに行って下さい・・・・)
アズル「ああ、兄さん・・・、僕はあなたの手料理が食いたいのです・・・・。」
リュシカ(食わしたるから帰れ!今は!!)
白亜「あ、俺もトマトちょうだい。」
ヴァース(次から次へと・・・・・)「はい、どうぞ。」
白亜「・・・・生で食べるのがおいしい。アズルは?」
アズル「あー、僕はスープが好きやな。うまいで?食いに来る?」
白亜「・・・あー、どうしよっかなー。」
リュシカ&ヴァース(いいから帰れ!!)


吹雪:以上「怪盗」でした★
白亜:・・・うーん、ヴァースの八百屋は似合ってた、うん。
吹雪:リュシカもね。ルパン・・・・、今度、原作を見ようかな。それからビデオ漁り。見てないのがいくつかあるし。
白亜:では、次回で。




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26626Re:世界の果てまでU]ユア・ファンティン 2003/8/1 23:07:55
記事番号26624へのコメント


>双方、動きは素人になら目で追うことすら困難なほど速い。
>二人とも、無傷、とはいかないがそれでも頬や腕、ももなどに浅い傷が幾つもあった。致命傷には程遠いものだが、この二人の傷から戦いが肉薄しているのは、火を見るより明らかだ。

ユ:・・・僅かでも隙を見せたほうの負け・・・・・・

>「名前、なんていうんだ?」
>「昔はヴァルガーヴって大層な名前だったが・・・・、今はただのヴァルだよ。」

永:名前を聞き、答えるとは,もう互いの強さは認めているのだな

>ヴァルは何となくその顔を見て無性にムカつくというか、虫唾が走るというか、イラつくような感覚にとらわれた。あの獣神官の笑顔の質が似ている気がしたからかもしれない。

永:中身のない笑顔という奴だな
ユ:或いは逆の感情を奥に潜ませた笑顔ですね
永:ああ、−の感情を込めた+の笑顔という奴だな

>その女は自分の全てを奪った女の名前。
>彼女は一生忘れる事はないだろう、その名前を。
>「・・・・・リナ・インバース。」
>忘れないよう、また少女はその名前を再度呟いた。
>怨みと、呪いに近いそれを込めて――――――

ユ:これまでの敵さんの傾向からして、
永:リナに殺されたのかしら?

>吹雪:まだ懲りずにもしもシリーズ!今回は「怪盗」!
>
>ケレル
>ガルーダを従えた元祖な怪盗!今日も元気に鍵開けに専念してます(笑)モデルは・・・・アルセーヌ・ルパンかな?

ユ:うちのデュ−ク(演技版)が、その孫か・・・・・・・・

>ガルーダ
>ケレルに仕える真面目な怪盗手伝い(?)痕跡を消すのがお仕事っぽい?

永:・・・・苦労人だな

>ヴァース
>108の顔を持つ女怪盗。変装すると親子でも見分けが付かない!・・・・・はた迷惑な。

ユ:某漫画の宿無し探偵(ジャンプの増刊に大分前に掲載されていました)

>リュシカ
>ヴァースのお手伝いやってそう。メイクの腕とか良さそうだな。

永:上記の助手か

>アズル
>け・・・刑事かな?しつくて、リュシカだけを追いかけてそう。・・・こんなんが刑事でいいのか!?(自分で設定したんだろーが)

ユ:・・・・銭形のおっちゃん?
  もしくは、「まじっく・怪斗」の白馬

>白亜
>今時いるのか泥棒結び(布をねじって頭を覆って鼻の所で結ぶアレ(笑))をしている泥棒さん。
>・・・いっつも失敗しそうだけど結局、結果オーライとか(笑)

ユ:・・・・・・・・・(笑いを堪えている)

>
>ケレル「おい、ガルーダ!!ヴァースにだけは負けたくないんだから!僕は!!」(買い物中)
>ガルーダ「わかってますよ、ケレル様。(苦笑)」(荷物持ち)
>ヴァース「フフッ・・・・せいぜい頑張ってくださいね・・・、ケレル。」
>リュシカ「・・・・・ヴァース様ぁ、八百屋に変装しながらそういわれても、迫力の欠片も無いですよ?」
>ヴァース「お黙りなさい。そんなの、私が一番良くわかってますよ。」(←八百屋でバイト中)
>アズル「あ、お姉さん!そこのトマト頂戴!」
>リュシカ(ゲッ!アズル!ヴァース様、よろしく!!)
>ヴァース(はいはい。まったく)「・・・・・はい、どうぞ。」
>アズル「はい、どーも!いやー、一人暮らしだと食生活偏るんで。野菜も食わないとあかんよね、お姉さん。」
>ヴァース「そ、そうですね・・・・・・。」(早く何処かに行って下さい・・・・)
>アズル「ああ、兄さん・・・、僕はあなたの手料理が食いたいのです・・・・。」
>リュシカ(食わしたるから帰れ!今は!!)
>白亜「あ、俺もトマトちょうだい。」
>ヴァース(次から次へと・・・・・)「はい、どうぞ。」
>白亜「・・・・生で食べるのがおいしい。アズルは?」
>アズル「あー、僕はスープが好きやな。うまいで?食いに来る?」
>白亜「・・・あー、どうしよっかなー。」
>リュシカ&ヴァース(いいから帰れ!!)

ユ:なんか、ほのぼのしています


>

ユ:私のところの風華キャラで行きます


ディスティア

素顔を決して晒さない変装の名人
ちなみに2代目(モデル:探偵じゃないけどGBのゲ−ムキャラのスカラム−ジュ)

永蓮

引退した稀代の女怪盗(1代目)
自分の娘に後を継がせた
銀次の育ての親


銀次

電気をうまく使えば、結構腕のいい泥棒になるかも

紅屍

なんか盗むより・・・殺していそう
ディスティアの素顔を知る数少ない人物

ルピナス

ディスティアとその仲間しか追ってないのかも・・・・・
その3人がお気に入り

華月

気に入った人にしか情報を売らない情報屋

ほたる

ディスティアのマスコット・・・・・・・



ユ:会話は、断念します
  夜宵様がつけてくださるとうれしいです


>
>吹雪:以上「怪盗」でした★

ユ:面白かった

>白亜:・・・うーん、ヴァースの八百屋は似合ってた、うん。
>吹雪:リュシカもね。ルパン・・・・、今度、原作を見ようかな。それからビデオ漁り。見てないのがいくつかあるし。

ユ:本もいくつか出てます(解説書の類)
  ・・・・・間違っても、1のルパンは見ないほうがいいです
  何でも、アダルト・ハ−ドボイルド系の作品らしですから

>白亜:では、次回で。

ユ:はい。
  来週の月から水までいないです
  帰ってきたら、つけますね


>
>
>
>

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26628こ、こんなので良いデスカ・・・?(逃げ腰)夜宵 吹雪 E-mail 2003/8/2 17:46:10
記事番号26626へのコメント


>>双方、動きは素人になら目で追うことすら困難なほど速い。
>>二人とも、無傷、とはいかないがそれでも頬や腕、ももなどに浅い傷が幾つもあった。致命傷には程遠いものだが、この二人の傷から戦いが肉薄しているのは、火を見るより明らかだ。
>
>ユ:・・・僅かでも隙を見せたほうの負け・・・・・・

吹雪:二人にはライバル的なご関係になっていただこうかと。
A:んで兄さんは僕!コレは決定事項や!
R:・・・・・・・なあ、それ取り消せる?
吹雪:無理っぽい。

>>「名前、なんていうんだ?」
>>「昔はヴァルガーヴって大層な名前だったが・・・・、今はただのヴァルだよ。」
>
>永:名前を聞き、答えるとは,もう互いの強さは認めているのだな

吹雪:ですねー、こーゆーの好きなモノで(照れ)

>>ヴァルは何となくその顔を見て無性にムカつくというか、虫唾が走るというか、イラつくような感覚にとらわれた。あの獣神官の笑顔の質が似ている気がしたからかもしれない。
>
>永:中身のない笑顔という奴だな
>ユ:或いは逆の感情を奥に潜ませた笑顔ですね
>永:ああ、−の感情を込めた+の笑顔という奴だな

吹雪:こーゆー笑い方するヤツって結構好きなんですけど、私(オイ)
A:早い話が腹黒好きなんでしょ?
吹雪:・・・・そーとも言う。

>>その女は自分の全てを奪った女の名前。
>>彼女は一生忘れる事はないだろう、その名前を。
>>「・・・・・リナ・インバース。」
>>忘れないよう、また少女はその名前を再度呟いた。
>>怨みと、呪いに近いそれを込めて――――――
>
>ユ:これまでの敵さんの傾向からして、
>永:リナに殺されたのかしら?

吹雪:正解・・・といいたいですが答えはまた次のお話で。

>>吹雪:まだ懲りずにもしもシリーズ!今回は「怪盗」!
>>
>>ケレル
>>ガルーダを従えた元祖な怪盗!今日も元気に鍵開けに専念してます(笑)モデルは・・・・アルセーヌ・ルパンかな?
>
>ユ:うちのデュ−ク(演技版)が、その孫か・・・・・・・・

K:・・・・・・・あんま嬉しくない。
吹雪:あっはっはっ、君は恋愛よりお仕事を大事にするもんね。

>>ガルーダ
>>ケレルに仕える真面目な怪盗手伝い(?)痕跡を消すのがお仕事っぽい?
>
>永:・・・・苦労人だな

G:まー、それが仕事ですから。コレでも楽しんでるんですよ?

>>ヴァース
>>108の顔を持つ女怪盗。変装すると親子でも見分けが付かない!・・・・・はた迷惑な。
>
>ユ:某漫画の宿無し探偵(ジャンプの増刊に大分前に掲載されていました)

吹雪:赤マル・・・あんま見ないからなぁ。

>>リュシカ
>>ヴァースのお手伝いやってそう。メイクの腕とか良さそうだな。
>
>永:上記の助手か

R:そーです。変装名人にはやっぱこーゆーのが付き物ですからね♪

>>アズル
>>け・・・刑事かな?しつくて、リュシカだけを追いかけてそう。・・・こんなんが刑事でいいのか!?(自分で設定したんだろーが)
>
>ユ:・・・・銭形のおっちゃん?
>  もしくは、「まじっく・怪斗」の白馬

吹雪:執念だけは人一倍・・・・。他の事に費やせばいいのに・・・・。
A:ふっふっふっ!逮捕するで、お姉さん★(楽しんでる)

>>白亜
>>今時いるのか泥棒結び(布をねじって頭を覆って鼻の所で結ぶアレ(笑))をしている泥棒さん。
>>・・・いっつも失敗しそうだけど結局、結果オーライとか(笑)
>
>ユ:・・・・・・・・・(笑いを堪えている)

白亜:ん、ひげを描いたらおかしさ倍増。
吹雪:・・・・やめなさい。

>>ケレル「おい、ガルーダ!!ヴァースにだけは負けたくないんだから!僕は!!」(買い物中)
>>ガルーダ「わかってますよ、ケレル様。(苦笑)」(荷物持ち)
>>ヴァース「フフッ・・・・せいぜい頑張ってくださいね・・・、ケレル。」
>>リュシカ「・・・・・ヴァース様ぁ、八百屋に変装しながらそういわれても、迫力の欠片も無いですよ?」
>>ヴァース「お黙りなさい。そんなの、私が一番良くわかってますよ。」(←八百屋でバイト中)
>>アズル「あ、お姉さん!そこのトマト頂戴!」
>>リュシカ(ゲッ!アズル!ヴァース様、よろしく!!)
>>ヴァース(はいはい。まったく)「・・・・・はい、どうぞ。」
>>アズル「はい、どーも!いやー、一人暮らしだと食生活偏るんで。野菜も食わないとあかんよね、お姉さん。」
>>ヴァース「そ、そうですね・・・・・・。」(早く何処かに行って下さい・・・・)
>>アズル「ああ、兄さん・・・、僕はあなたの手料理が食いたいのです・・・・。」
>>リュシカ(食わしたるから帰れ!今は!!)
>>白亜「あ、俺もトマトちょうだい。」
>>ヴァース(次から次へと・・・・・)「はい、どうぞ。」
>>白亜「・・・・生で食べるのがおいしい。アズルは?」
>>アズル「あー、僕はスープが好きやな。うまいで?食いに来る?」
>>白亜「・・・あー、どうしよっかなー。」
>>リュシカ&ヴァース(いいから帰れ!!)
>
>ユ:なんか、ほのぼのしています

吹雪:ケレルはヴァースをライバル視してます。んでそれにガルーダが付き合ってみたいな。いつもこんな感じでしょうね、きっと。

>ユ:私のところの風華キャラで行きます

吹雪:ををっ!そう来ましたか!楽しませていただきますよ!!

>ディスティア
>
>素顔を決して晒さない変装の名人
>ちなみに2代目(モデル:探偵じゃないけどGBのゲ−ムキャラのスカラム−ジュ)

吹雪:うっ・・・GBAは持ってないのです(泣)
B:まあ、それでもサイと巡りで話だけは知ってるんですけど。

>永蓮
>
>引退した稀代の女怪盗(1代目)
>自分の娘に後を継がせた
>銀次の育ての親

吹雪:ハマッてます。女怪盗。

>銀次
>
>電気をうまく使えば、結構腕のいい泥棒になるかも

吹雪:あー、確かに!
B:監視カメラを壊したり他にも色々用途はありますからね。

>紅屍
>
>なんか盗むより・・・殺していそう
>ディスティアの素顔を知る数少ない人物

吹雪:人の命を盗むタイプ・・・・・。
R:そりはまた物騒な・・・・。

>ルピナス
>
>ディスティアとその仲間しか追ってないのかも・・・・・
>その3人がお気に入り

吹雪:うみゅ・・・、刑事かな?
R:うわ、なんかサボり魔っぽい。

>華月
>
>気に入った人にしか情報を売らない情報屋

吹雪:はっ!もしや糸で盗み聞き!?
K:お前殺されるぞ・・・。
吹雪:いやん、ジョークだって♪

>ほたる
>
>ディスティアのマスコット・・・・・・・

吹雪:・・・・・・・・・・・ますこっと?
白亜:あの緑色の葡萄のこと。
吹雪:それはマスカットじゃあ!

>ユ:会話は、断念します
>  夜宵様がつけてくださるとうれしいです

吹雪:・・・・こんなんでよろしければ。どうぞ。

ディス「お兄ちゃん、今回の獲物はあの銀行にあるんだよ。」
銀次「え、えーっとえーっと・・・・・。」(望遠鏡で覗き見)
ほたる「・・・・・・・・重い。」(銀次を肩車している)
永蓮「・・・・・あのな、バレるぞ、そんな見方じゃ。」
紅屍「・・・・クス、どうなるんですかね、今回の盗みは・・・。」(どっかから三人を見てる。)

ルピ「わーい、姉さんからの予告状だーvvありがとね、華月さんvv」
華月「・・・いえ、あの人達の頼みは断れませんから。」(←頼まれてわざわざ予告状を届けた人)


吹雪:くっ・・・コレが私目の限度でございます・・・・(なにゆえ口調が変わる?)こんなのでよろしければどうぞ・・・・。

>>吹雪:以上「怪盗」でした★
>
>ユ:面白かった

吹雪:はい、どうもです☆

>>白亜:・・・うーん、ヴァースの八百屋は似合ってた、うん。
>>吹雪:リュシカもね。ルパン・・・・、今度、原作を見ようかな。それからビデオ漁り。見てないのがいくつかあるし。
>
>ユ:本もいくつか出てます(解説書の類)
>  ・・・・・間違っても、1のルパンは見ないほうがいいです
>  何でも、アダルト・ハ−ドボイルド系の作品らしですから

吹雪:一回見たことあります。・・・幼き私はもう見ることはないだろうと涙ながらに本棚に戻しました(笑)

>>白亜:では、次回で。
>
>ユ:はい。
>  来週の月から水までいないです
>  帰ってきたら、つけますね

吹雪:はーい、旅行ですか?お気をつけて、それでは。

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26646世界の果てまでU]T夜宵 吹雪 E-mail 2003/8/6 19:29:13
記事番号26624へのコメント


  U]T   神魔の眠る地


風が、闇夜を駆け抜けた。
木々の葉の梢が響いて、物静かな空間。
眼前には神殿があった。
かなりの高さに位置するその神殿は、もはや山脈と同化し、自然の威厳を称えていた。
だが中はそうではない。
もう何百年と放置されているかのように荒れ果てていた。
柱は苔が生え、半ばかろうじて立っているものもあれば、完全に根元の部分から粉砕されているものもあった。床はひび割れ無事な部分はない。壁には茶色い、何かが飛び散ったようなシミがあった。
それは血だ。かつては赤く、見る者によっては美しかったもだろうが月日が流れると血液内の酸素がなくなるせいで、もはや黒ずみ、ただの汚れと化していた。
その血のシミは、壁に幾つもあった。
人の気配はない。
その神殿ないでもっとも大きな広間には、砕かれた水晶が散らばっていた。
神殿、というからには神が称えられた、祭壇のような場所だったのだろうが、そのかつての姿は微塵とない。
だが壁一面は全て滝のように、水が溢れ流れ落ち、外からかすかに届く月明かりは、この空間を幻想的に照らしていた。
月光はこの巨大な祭壇の中央に位置する、人一人の身長よりわずかに高い、水晶があった。
正確に言えば水晶ではなく、氷だった。
その中に、眠るような姿で、氷に閉じ込められた青年がいる。
『いた』のではなく『いる』、青年はそこにいる。生きている、意志もある、ただその身体に似合わぬ、強大な力を行使できないだけで。
流れるような金髪に、宝石の護符【ジュエルズ・アミュレット】がいくつも施されたローブ。
彼は何かに応えるように目を見開いた。
その穏やかとも言える輝きを放つ、真紅の双眸を――――――

「・・・・・赤眼の魔王【ルビー・アイ】様。」
こつっ
靴音を響かせ、頭を垂れるように新たな気配が生まれた。
この存在は先程までいなかった。
空間移転をして姿を見せた。
この単語から想像出来るものは一つ―――――

――――魔族。

赤眼の魔王【ルビー・アイ】と呼ばれた青年はゆっくりと、頭を垂れた金髪の勇ましい印象を受ける美女―――ゼラス・メタリオムに慈愛に近しい表情で出迎えた。
『ゼラス・・・ですか。珍しいですね、お前がわざわざここに来るなど・・・・・・。』
「・・・あなたならお分かりなのでしょう?魔王様、この世界に何かが近づいている事など。」
ふっと魔王は自嘲するような笑みを浮かべた。
『ええ・・・もちろんですよ・・・・。感じました、巨大な何かが現れた・・・・、それも見知ったものの気配と共に。』
どこか嘆くような、蔑むような口調だ。
魔王は続ける。
『私達も・・・主力が大分減っていますね・・・・、・・・・・魔竜王ガーヴ、冥王フィブリゾ。
 相次いで最近は覇王の所の将軍の・・・シェーラでしたか。彼女も滅んでしまいました。
 さらに・・・・ルーク=シャブラニグドゥも倒される始末・・・・・。
 呪われてるんですかね?あっはっは。』
「・・・・・・・・・・・・・。」
暗い考えを払うように乾いた声で笑う魔王。
『・・・・・とにかく、状況は最悪ですからね。どうするのか意見を仰ぎに来たのでしょう?お前は真面目ですから。』
「・・・・はい、その通りです。」
『・・・・・・・ふぅ、本当にどうしたものですか・・・・・・・。』
ため息混じりに言う。その姿は何ともいたたまれない。
『・・・・・まあ、お客人も来る事ですしね・・・・・。』
「お客人・・・ですか?」
その単語にわずかにゼラスは眉をひそめた。
『ええ、そうですよ。』
「・・・・・・・・・招かれざる客人なら、うちのゼロスが片付けますが?」
部下を信用しているのか、ただ面倒くさい事を押し付けたいのか、ゼラスは真顔で言った。
『あはは、そうですね。それもいいかもしれません。』
ゼロスが聞いたら号泣するであろう言葉を淡々と紡ぐ。
「では・・・・・・・。」
『・・・・でもね、ゼラス。彼らは招こうと招かまいとどちらにしろ来るのですよ。』
「・・・・・は?」
魔王のその言葉の意図がわからず、セラスはぽかんとした顔になる。
『・・・・そうですね、ゼロスも来てもらいましょう。他の神官と将軍達にも。ヒマな魔族に限りますが。』
「・・・・・・・・はあ。」
もはや分かり合うことを諦め、ゼラスは適当に相づちを打った。
『・・・・・久ぶりに』
視線を空に向ける。この部屋は、空が見渡せるガラス張りになっているのだ。空が近い。
『人と話せるのでしょうね・・・・・・・。』
魔王は空を仰いで呟いた。


「いぎゃあああああぁぁぁっ!!」
「のわあああああぁぁぁぁっ!!」
男と女の悲鳴の二部合掌が平和に見える空の彼方に響き渡った。
「・・・いい加減、慣れてくれませんかぁ?結構長い時間飛んでるんですよ?」
呆れたような声で言うのはリュシカだ。
状況を説明すると、リナ、ガウリイ、ヴァル、リュシカ、ヴァースの計五人は空を飛んでいた。
いや、無理矢理飛ばされたと言った方が正しいかもしれない。
「・・・無理があると思うんだが。」
かなりの速度で飛んでいるので、慣れていない者には恐い。
現在、その飛ぶために力を行使しているヴァースと、それに仕えもはや諦めの境地に入り慣れ切ったリュシカ。そして飛ぶ事がかつては出来たヴァル。この三人はまだしも、馬車よりも速い速度で空を飛ぶのは少し、いやかなり恐いかもしれない。
リナは魔法で慣れているのだが、術者はヴァース。逃げる事すらも出来ない。強制的に連れてこられたのでしょうがないと言えばしょうがないのだが。いっそ気絶すれば楽になるのだが、それすら出来ない。
そんな拉致された二人に出来る事といえば、先程のように絶叫する事しか他にはなく、叫び続けていた。景色を楽しむ暇すらない。さらにかなりの高さを飛んでいるので寒い。
吐く息が凍ってしまうほどの勢いだ。
リナはなんとか顔をヴァースに向け文句を言おうとした。
「ヴァースゥ・・・・・!!アンタ、あたしたちをどこに連れて行く気ぃ・・・・・?!」
かなりでかい声で言ったのだが、寒さと風でうまく言えない。それでも聞こえたらしくヴァースは淡々とした様子で答えた。
「・・・別に歩いても良かったんですけどね。」
「はぁっ?」
じゃあなぜ歩いていかなかったのか?
その疑問が素直に顔に出たらしく、ヴァースは先程と同じ口調で答えた。
「歩いて行ったら・・・死人が出ますからね。特に・・・・リナさんとガウリイさん。貴方達は確定ですが。」
どーゆー意味よ?
もはや喋る事も出来ず、唇の動きだけでそう伝えた。読唇術でも心得ているのか、ヴァースはまた答えた。
「さあ・・・・・、答えが見えてきましたので、ご自分でどうぞ確認してください。」
そう、ヴァースがいうと、眼下に視線を向けた。
ぶわあっ!
風が一斉に頬を撫でた。
そのせいで一瞬目を瞑ったが、すぐに景色を確認できた。
巨大な天に向かって連なる茶色の山脈。
その上の方にはかすかに広がる雪景色。
所々に木々の緑が見えたが、それはほんの僅かで。
遠くの方に見えたのは竜たちの峰【ドラゴンズ・ピーク】
黒竜【ブラック・ドラゴン】と黄金竜【ゴールデン・ドラゴン】の群れの住む峰――――
カタート山脈だ。
眼下に広がる山脈の頂上付近に青い神殿が存在した。
「あれって・・・・まさか・・・・・。」
「・・・おや?結界が解かれている・・・、入って来い、という意味ですかね・・・・。」
驚くリナとは対照的に冷静に状況を把握するヴァース。思わずリナはヴァースに食って掛かった。
「ちょ、あそこがどこか、わかって行くつもりなの!?」
その言葉にヴァースは笑みを浮かべて答えた。
「・・・もちろん、でなければ来ませんよ。こんな寒くて寂れた所。」
「ヴァース様、それ、論点が微妙に違います。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・とにかく降りましょう。」
ヴァースは速度を落とし、着地場所を探した。


「へぇ・・・、立派なもんねぇ・・・・・・。」
「千年前・・・・、降魔戦争時の・・・・・。」
リナとヴァルが興味新進でたどり着いた遺跡に見回す。
「・・・荒らされてないのは奇跡ですよね。普通は。」
「まー、しょうがないじゃないですか、こんな所まで遺跡荒らしに来るバカはそうはいませんって。」
興味深げに見回すヴァースに、リュシカがつっこむ。
そしてガウリイが来ると思った質問をする。
「・・・で、ここどこだ?」
がくっ
予想通りの質問だったのでリナは肩を落とした。
「あのねー、ガウリイ。降魔戦争は知ってるわよね?」
「・・・・・何だ?それ?」
ぷちっ
リナからそんな音が聞こえた気がした。
「こぉの脳みそクラゲスープゥ!!何度も何度も説明したでしょうがぁぁぁ!!」
「わ―――っ!リナ!よせ!首を絞めるのはやめてくれ!!」
「・・・私が説明しましょう。」
呆れたようにヴァースが口を挟んだ。
「・・・あんた、異界の魔族でしょ?知ってるの?」
「私の長所は探究心の溢れる所です。」
「・・・・・あっそう。」
つまりは文献でもあさって調べたのだろう。
「・・・では説明しましょう。降魔戦争とは―――――」

古の時代、この世界の神、赤の竜神【フレアドラゴン】スィーフィードと赤眼の魔王【ルビー・アイ】シャブラニグドゥの覇権争い―――
その戦いは赤眼の魔王【ルビー・アイ】が身体を七つに断ち切られ封印され、赤の竜神【フレアドラゴン】は滅び、戦いは終結しました。
だが今から千年前に、人間の間で戦争が起こり、そしてその中で魔王を封印された人間の封印が解け、魔王は復活しました。
そして魔竜王【カオスドラゴン】ガーヴを引き連れ、魔王は神の住まう場、カタート山脈の神殿に向かいました。
そして、水竜王【アクアロード】ラグラディアを倒しますが、魔王は氷柱に封印され今も眠っています。
人はこの魔王を北の魔王と呼んでいます。
魔竜王【カオスドラゴン】はおそらく、滅ぼされたのでしょうね。詳しい事はわかりませんが。

ここでリナの顔がぴくりと動く。ヴァースはすぐにそれに気付いたが、あえて見ない事にした。

さて、話を元に戻しましょうか。
ここはですね、つまり。
北の魔王の封印された神殿、水竜王【アクアロード】の神殿なんですよ。


「何いぃぃぃっ!!」
「とゆーワケで私の側を離れないように。下級魔族に狙い撃ちされてなぶり殺しになる可能性が非常に高いですから。」
淡々と恐ろしい事をいう女である。ヴァースはつかつかとリナの肩をポンッ、と叩いた。
「・・・あとで何があったのか、じっくりと聞かせてくださいね・・・・?」
耳元で誰にも聞こえないように言う。リナの背に悪寒が走った。
絶対断れないであろうと何となく思った。
「それと・・・・。」
しゅっ!
リュシカの棒状の髪飾りが宙に向かって投げられる。
ぱしっ
それは空中に現れた手によって受け止められる。
「おやおや・・・、まさかあなたまで来ているとはね・・・・・。」
ゆっくりと。
しかし確実に姿を見せる。
錫杖を持った手から、黒い法衣が見えてくる。
数多の竜を葬った、その姿が――――
「お久しぶりです、リナさん。魔王様の戦い以来・・・・ですかね。」

現れたのは獣神官のゼロス――――



あとがき
吹雪:中途半端ですが切ります。
白亜:正直だね。
吹雪:ふっ!それが私の長所さ!
白亜:・・・・なんかヴァースの性格が徐々にお茶目になってない?
吹雪:・・・・・・・いや、なんとなく。
白亜:・・・・ねぇ、ゼルとアメリアは出るのかな?
吹雪:・・・・・・・・・・・・検討中だ。出したいんだけどね。
白亜:・・・・・ふっ。
吹雪:何だ、そのふってのは。
白亜:別に。じゃ、もしもシリーズ。GOー
吹雪:へいへい、今回は「社会人」で
白亜:学生と似てるよーな気がする。
吹雪:つっこむな。

ケレル
フリーター。んでもって実は金持ちのぼんぼん。ワガママ言って家を飛び出す。
ガルーダ
ケレルの家の執事さん。・・・・わっ。タキシードとか似合うのか?ケレルの監視者。ストーカではありません。
ヴァース
私立探偵。浮気調査をしてると想像すると余計に面白い。金持ってそうだなー。
リュシカ
ヴァースの助手。ガルーダに差し入れ持って行きそうだ。
アズル
宅急便のアルバイトしてそう。んでもって笑顔でリュシカに愛のお届け(爆)
白亜
無職。屋根裏で猫と戯れ、気付けば時間が過ぎていく毎日。・・・・それはそれで良い生活かもしれない。

ケレル「はい、ありがとうございましたー!(顔がヒクヒクしている)」(コンビニでレジ打ち)
ヴァース「・・・・フフッ、嫌そうですね。」
ケレル「はい、どうぞ、お客様ぁ〜〜(目でとっとと行けと威嚇)」
ガルーダ「・・・・ケレル様、愛想悪いです。そんなのでは一日と持ちませんよ!!やっぱり私が代わりに!!」(望遠鏡にて監視中)
リュシカ「ガーさん、過保護ー、そんなんだからケレル様、出てくんですよ。」
ガルーダ「私が悪いんですか〜、リュシカさあぁぁんっ・・・・(だばだばと滝涙)」
リュシカ「あ、いや・・・そーゆわけじゃ・・・・・・・。」
ぴんぽーん♪
リュシカ(ラッキー!助かった!)「あ、あたしが出てくるから〜、ガーさんはお茶どうぞ♪」
がちゃっ(扉を開ける)
アズル「は〜い★兄さ」
ばたんっ!!(扉を光の速さで閉める)
ガルーダ「どうしたんですか?」
リュシカ「いやー、ピンポンダッシュ。気にしないで。」
アズル「ふぎぎ・・・・兄さん・・・・・!!」(片足を部屋の中に突っ込んでる)
リュシカ「ぎゃ―――!入んな!!」
アズル「ふふふふふ・・・・、やっと居場所がつかめたんや・・・。宅急便届けるついでに今日こそは・・・・!!」
リュシカ「いや―――っ!ガーさん助けてへるぷみぃ!!」
ガルーダ「え、えーっと・・・・・(汗)」
アズル「ガルーダさん!人の恋路を邪魔するやつは僕の刀のサビになるんやで!!」
リュシカ「なるかぁ!失せろ!消えろ!この変態!!」
ガルーダ「・・・・・・・・・・えっと(大汗)
そのころ屋根の上では・・・・
白亜「・・・・・・・今日も平和だね。」
猫「にゃー♪」

吹雪:ちゃんちゃん♪オチが弱いか。
白亜:次、初の次回予告〜。
吹雪;ではどうぞ!


世界の果てまでU]U

カタート山脈、水竜王の神殿で待っていたもの。
それは見知った顔、獣神官ゼロスだった。
「・・・本当にあなたとは縁があるようで、嬉しいやら悲しいやらですね。」

北の魔王の意味深な言葉―――
「気付いているはずです、あなた達なら。」

近付くものは―――
「世界の危機・・・・・・。」

そして蠢く影!

「お前だけは許さない!」
憎悪の声。悪夢の復活。

想いが交差する中で、見つけるものは――――

次回、世界の果てまでU]U

・・・・なお、内容は予告なく変更される場合がある事を、あらかじめご了承ください(爆)

吹雪:以上!まじで変更され、セリフも微妙に違う可能性大です。
白亜:まー、こんな感じに出来たらって吹雪の希望がたっぷり詰まった次回予告だよ。
吹雪:はい、努力します。
白亜:・・・・・・・・でも変更されるってことはこの次回予告意味がないんじゃ・・・・・・。
吹雪:気にするな。では次回予告どおりになるか!楽しみに・・・・・・してくれたら嬉しいなぁ。
白亜:・・・自信ないんだね。



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26651ただいま、夜宵さん?ユア・ファンティン 2003/8/7 21:06:11
記事番号26646へのコメント


>それは血だ。かつては赤く、見る者によっては美しかったもだろうが月日が流れると血液内の酸素がなくなるせいで、もはや黒ずみ、ただの汚れと化していた。

ユ:私と
永:私の手は
二:きっと血で赤く紅く染まっているだろ
ユ:私はその宿命で。
永;私は、タロット達を見捨てたことで

> 呪われてるんですかね?あっはっは。』

水:そこは笑うとこではないと思う

>かなりの速度で飛んでいるので、慣れていない者には恐い。
>現在、その飛ぶために力を行使しているヴァースと、それに仕えもはや諦めの境地に入り慣れ切ったリュシカ。そして飛ぶ事がかつては出来たヴァル。この三人はまだしも、馬車よりも速い速度で空を飛ぶのは少し、いやかなり恐いかもしれない。

ユ:初めて、友人・・・・なんで人の意識に降りてくる?
レ;いいじゃないのさ、愛しい人
ユ:自己紹介でもしたら?
レ:そうだね。
  僕は、レネルド、レンで良いよ
ユ:・・・・・どっかで書いたともうけど、私の精神を生き返らせたのはこいつではないです
レ:僕の友人だけどね
ユ:こいつは、『分類』上、神族です
レ:よろしくv
>
>ケレル
>フリーター。んでもって実は金持ちのぼんぼん。ワガママ言って家を飛び出す。
>ガルーダ
>ケレルの家の執事さん。・・・・わっ。タキシードとか似合うのか?ケレルの監視者。ストーカではありません。

ユ:プリンセスゲ−ムの執事さん?

>ヴァース
>私立探偵。浮気調査をしてると想像すると余計に面白い。金持ってそうだなー。
>リュシカ
>ヴァースの助手。ガルーダに差し入れ持って行きそうだ。

ユ:容易に想像できる

>アズル
>宅急便のアルバイトしてそう。んでもって笑顔でリュシカに愛のお届け(爆)

ユ:花屋で、紅い薔薇をお届けとかは(笑)

>白亜
>無職。屋根裏で猫と戯れ、気付けば時間が過ぎていく毎日。・・・・それはそれで良い生活かもしれない。
>

ユ:ほのぼの・・・・

>白亜:まー、こんな感じに出来たらって吹雪の希望がたっぷり詰まった次回予告だよ。
>吹雪:はい、努力します。

ユ:頑張ってね

>白亜:・・・・・・・・でも変更されるってことはこの次回予告意味がないんじゃ・・・・・・。
>吹雪:気にするな。では次回予告どおりになるか!楽しみに・・・・・・してくれたら嬉しいなぁ。
>白亜:・・・自信ないんだね。
>

ユ:前回、ありがとうございました
  また次回でお会い致しましょう
  それでは

>
>

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26656おかえりなさいっ!夜宵 吹雪 E-mail 2003/8/8 12:53:43
記事番号26651へのコメント

>>それは血だ。かつては赤く、見る者によっては美しかったもだろうが月日が流れると血液内の酸素がなくなるせいで、もはや黒ずみ、ただの汚れと化していた。
>
>ユ:私と
>永:私の手は
>二:きっと血で赤く紅く染まっているだろ
>ユ:私はその宿命で。
>永;私は、タロット達を見捨てたことで

吹雪:B曰く「血塗られない強者などいない」だそうです。

>> 呪われてるんですかね?あっはっは。』
>
>水:そこは笑うとこではないと思う

吹雪:私もそう思うのです。
R:リアクションが他にないんだろうなぁ・・・・。

>>かなりの速度で飛んでいるので、慣れていない者には恐い。
>>現在、その飛ぶために力を行使しているヴァースと、それに仕えもはや諦めの境地に入り慣れ切ったリュシカ。そして飛ぶ事がかつては出来たヴァル。この三人はまだしも、馬車よりも速い速度で空を飛ぶのは少し、いやかなり恐いかもしれない。
>
>ユ:初めて、友人・・・・なんで人の意識に降りてくる?
>レ;いいじゃないのさ、愛しい人

吹雪:え、えっと・・・・?
B:ユアさんに惚れてるんですかね?
R:・・・さ、さあ?

>ユ:自己紹介でもしたら?
>レ:そうだね。
>  僕は、レネルド、レンで良いよ
>ユ:・・・・・どっかで書いたともうけど、私の精神を生き返らせたのはこいつではないです
>レ:僕の友人だけどね
>ユ:こいつは、『分類』上、神族です
>レ:よろしくv

吹雪:末永くヨロシクです。

>>ケレル
>>フリーター。んでもって実は金持ちのぼんぼん。ワガママ言って家を飛び出す。
>>ガルーダ
>>ケレルの家の執事さん。・・・・わっ。タキシードとか似合うのか?ケレルの監視者。ストーカではありません。
>
>ユ:プリンセスゲ−ムの執事さん?

吹雪:う、やってないのです。

>>ヴァース
>>私立探偵。浮気調査をしてると想像すると余計に面白い。金持ってそうだなー。
>>リュシカ
>>ヴァースの助手。ガルーダに差し入れ持って行きそうだ。
>
>ユ:容易に想像できる

吹雪:Bってなんか黒服が良く似合うんですよねー。
R:あとホストとか・・・・(笑)
吹雪:女だからホステスだろ。

>>アズル
>>宅急便のアルバイトしてそう。んでもって笑顔でリュシカに愛のお届け(爆)
>
>ユ:花屋で、紅い薔薇をお届けとかは(笑)

A:年がら年中、どこまでも『愛』を配達しちゃいますよん♪
吹雪:ありがた迷惑・・・・・。

>>白亜
>>無職。屋根裏で猫と戯れ、気付けば時間が過ぎていく毎日。・・・・それはそれで良い生活かもしれない。
>>
>
>ユ:ほのぼの・・・・

白亜:平和が一番、健康2番、3、4がなくて5番がお昼寝・・・・。

>>白亜:まー、こんな感じに出来たらって吹雪の希望がたっぷり詰まった次回予告だよ。
>>吹雪:はい、努力します。
>
>ユ:頑張ってね

吹雪:うきゅ!(返事をしているらしい)
白亜:吹雪、なんか段々タレてきているような・・・・?
吹雪:きゅ?

>>白亜:・・・・・・・・でも変更されるってことはこの次回予告意味がないんじゃ・・・・・・。
>>吹雪:気にするな。では次回予告どおりになるか!楽しみに・・・・・・してくれたら嬉しいなぁ。
>>白亜:・・・自信ないんだね。
>>
>
>ユ:前回、ありがとうございました
>  また次回でお会い致しましょう
>  それでは

吹雪:喜んでいただければ光栄です。それでは次回で!

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26664世界の果てまでU]U夜宵 吹雪 E-mail 2003/8/9 23:43:42
記事番号26624へのコメント



  U]U   蠢く魔の邂逅

「ゼロスっ!なんでアンタがここにっ!?」
「いやー、リナさん。お久しぶりです。
 あ、後ろにいるのが異界の魔族のビルドヴァース様とリュシカさんですね、お話には聞いてますよ。
 じゃあどうぞ中へ、案内します。」
「人の話を聞け―――っ!!そして答えんかいっ!!」
づどむっ
リナの放った渾身のとび蹴りがゼロスの頬を見事捕らえた。
後ろでリュシカがアレは痛いよなぁ、とか呟いていた。
「な・ん・で!アンタがここにいるって聞いてんのよ!?質問には答えなさい!このゴキブリ魔族!」
「ご、ゴキブリって・・・・ヒドイぢゃないですかぁ!せめてパシリにしてください!」
そーゆー問題でもない。
「オイ、生ゴミ。」
冷淡な声で言ったのはヴァルだ。それにすぐさま反応し、ゼロスは反論した。
「だから!生ゴミはゴキブリより嫌なんですってば!」
「やかましい!ってか何でお前がここにいるんだ!?」
「そうよ!大体・・・アンタ、あたし達に何をしたのか忘れたとは言わせないわよ!!」
何をしたのか、というのはやはりルークの事であろう。
「や、ヤダなぁ。お二人とも、そんな目くじら立てて・・・・、もっと人生明るく生きなきゃ損ですよ?」
「オノレのせいで明るく生きれないのよぉ!!」
「・・・俺は人じゃない。」
淋しくポツリとつっこむヴァル。
いつになったら本題に入るんだろう、と遠い目をしていたリュシカに救いの手が差し伸べられた。
「・・・ゼロス殿、何をしている?遊んでいる場合ではないぞ?」
ゼロスの背後から詰めたい、よく通る声が響いた。
声の主は年の頃なら20代前半、流れるような銀髪に、冷たいアイスブルーの瞳の整った顔立ちの男だ。
服装は黒と青の神官のような法衣を着ていた。その雰囲気は冷たいが、冷酷さは感じられずどちらかと言えば何も考えていないような、無機質な感じがした。
「・・・遊んでいるように見えます?」
胸倉を引っつかまれたゼロスの言葉に神官はその様子をしばし見て、やはり冷淡な声で返した。
「少なくとも楽しんでいるように見える。」
「オイオイ。」
思わずリナはゼロスをつかんだ手を放し、つっこんだ。
見かけによらずお茶目なのか、天然なのかわからない男だ。
「・・・誰?アンタ。」
「魔族だ。」
リナの問いに至極簡単に即答する。
「いや、そーじゃなくて・・・・、自分は誰々に仕えている魔族でーす、とか、能力はこんなのでーす、とか・・・・
 まあ人間関係を円滑にするような、詳しい説明を・・・・・。」
その言葉に神官は軽く頷き
「承知した。
 我が名はノースト。覇王様に仕える神官だ。
 能力は秘密だ。
 性格は・・・我は真面目のつもりだが、何故か天然といわれた。今もその意味を検索している。」
「・・・・・・・・・・・・うわ。」
リュシカは思わず呟いた。
「敵に回したくないタイプですね、ヴァース様。」
「・・・味方にも回したくありませんが、私は。」
「あたしも今回は同感よ・・・・・・。」
うんうんとしきりに頷く一行。
「とにかく着いて来てくれ。貴殿達に会いたいと言う方がいる。」
そのノーストの言葉に、一向は逆らうことなく奥へと向かった。


「・・・魔王様、ノースト参りました。」
「同じくゼロス、参りました。」
ざざっと音を立てひざまずく二人の神官。
二人がひざまずく動作に合わせて、大気がびりびりと震え、その存在感を誇示するように肌に伝わる。
氷の中で、魔王がその射抜くような、真紅の双眸を見開く。
カッ
ふとそんな音が聞こえた気がした。
さすが、魔王の名を冠するだけあって、その存在感は圧倒的だ。油断すれば、目だけで射殺されてしまうだろう。
『・・・・ようこそ、リナ・インバース・・・ガウリイ・ガブリエフ・・・。』
声が頭に響く。
感情のない冷たい声が。
『そして・・・滅びの種族の・・・・古代竜【エンシェント・ドラゴン】のヴァルガーヴ・・・・』
それにピクリと眉を動かすヴァル。
どうやらヴァルガーヴと呼ばれたのが気に喰わないらしい。
『異界の魔族・・・ビルドヴァース・・・・・リュシカ・・・・・。』
うっすらと身体が震えた。
氷の中で、ゆらりと、蠢く。
何者も逆らいがたい威圧感、悲哀さえも感じられるその声が、空間に響く。
『私が・・・・貴方達、人間に北の魔王と呼ばれるこの世界の魔を司る者、この世界の魔を統べる者、
 我が名は・・・・赤眼の魔王【ルビーアイ】シャブラニグドゥ・・・・』
言いながら、その禍々しくも美しいとすら思える瞳が、闇夜に揺らめいた。


『ようこそ・・・、さて、さっそく本題に入りましょう。聞きたいことがあって来たのでしょう?』
「そうと来ればお話が早いですね。」
ざっと前に歩み出るヴァース。その表情に怯えは感じられない。むしろ嬉々として、喜んでいる。
「単刀直入に申しましょう。私たちの世界は闇に包まれました。」
「闇って・・・あの暗い闇か?」
ガウリイがそう言うとヴァースは深く頷いた。
「ええ、そうです。文字通り闇・・・・・いえ、無ですね。しかも我々を貪欲に飲み込む、そして肥大化していく無・・・・。
 混沌【カオス】と呼ぶにはあまりにも激しく、無と呼ぶにはあまりにも悲しい・・・そんな存在です。」
『・・・なるほど、白の地から何も感じられないのはそのためですか。』
「・・・・はい。」
『私のところも似たようなものです。つい最近までいた、下級の魔族や神族・・・・・、その全てが消えています。』
「何ですって!?」
『・・・文字通り消えていく。それも凄まじい速さで・・・・、貴方達はその原因を探り、解明しようとしているのでしょう?』
「お恥ずかしい事に・・・・・・・!!」
ヴァースはぐっと唇を噛み締めた。
「私だけではとでもではないが太刀打ちできぬ存在、・・・・失礼ながら我が魔王様をも呑み込んだとすれば・・・・!
 貴方の力はかの存在の前では無力と言う事になります。貴方は欠片に過ぎない、しかも幾つかは封印され滅んだ身。
 その程度ではアレには勝てません・・・・・・!!」
「ヴァース・・・・・・。」
いつも冷静でらしくないヴァースにリナは驚きを隠せなかった。
「お願いです!我らに力をお貸しください。その為なら・・・・・・。」
すっとヴァースは歩み出る。どこか覚悟を決め、強い輝きを称えたその瞳で。
「我らは手段を選びません。その為なら、貴方様をも傷つけましょう。」

ぶわっ!!


泥の中にでもいるような沈黙。
二つの圧倒的なプレッシャー。
強い力が互いに睨み合い、隙を探す。
一つは言わずと知れた、魔王。
もう一つは、異界の魔族、ビルドヴァース。
互いの力は圧倒的だ。
それゆえに均衡としている。
どちらも引く様子も見せない。周りに緊張が走る。
「・・・と言いたい所ですが。」
沈黙を振り払うように、ヴァースがゆっくりと言葉を紡いだ。
「貴方を傷つけても・・・・・こちらに利は何もない。むしろ有害です。
 ・・・・どうぞ、答えを。」
ヴァースは氷に閉じ込められた魔王に向かってひざまずいた。
魔王は苦笑を浮かべた。
『恐い子ですね・・・、貴方。』
「良く言われます。」
魔王はまた苦笑を浮かべ――――
『いいでしょう・・・、私達も貴方に出来る限りのことをして差し上げましょう。』
「・・・・有り難き幸せ。」
『ならば顔をお上げなさい。お前は私の子供ではないのですから・・・・・・。』
ヴァースはその言葉に逆らわずゆっくりと顔を上げた。
「では・・・・・・・・。」
魔王はため息をついた。
深い疲労と、呆れを宿したそれを吐いて――――
『・・・獣神官ゼロス、貴方がいいでしょう。』
「はっ!」
『魔王の名において命じます。彼女らの盾となり剣となり、この状況を改善するよう努めなさい。
 また・・・ゼラスには私から言っておきます。』
「はい、承知しました。とゆーことでよろしくお願いしますね。リナさん。」
「何であたしに言うのよ・・・・?」
「いやー、リナさん、さっきから話の蚊帳の外になって寂しそうだったもので・・・・・。」
「ふんっ!」
すぱんっ!
「あだ!」
「余計なお世話よ。」
「微笑ましい限りですね・・・・・。」
ゼロスとリナの漫才(?)を見てぽつりと漏らす。
『あははは』
魔王は魔王でノンキに笑う。
「・・・・・大丈夫なのか?このパーティ。」
「さあ・・・、大丈夫なんじゃないですか?」
リュシカはニコニコと笑みを浮かべていった。
これからの旅路はそれなりに楽しいものになるであろう予想に、わずかに期待して。



あとがき
吹雪:ごめんなさい。次回予告どおりに行きませんでした。
白亜:・・・・多分、ヴァースのせいだと思う。
吹雪:NO!シィット!!ちくしょ、長く書きすぎたぁ!
白亜:あとノーストについては・・・・。
吹雪:弁解はしない。性格は一言で言えば天然だ。しかも真面目。だから余計に面白いの。
白亜:・・・ふーん。
吹雪:本人はボケてるつもりはないんだけどね。
白亜:さて・・・どーでもいいあとがきは終わりにしてもしもシリーズ行ってみよう。
吹雪:オイ、どーでもいいとは何だ。
白亜:今回は「ファンタジー」、人間でどんな職業に就くのかなって。
吹雪:では行ってみましょう!

ケレル
街を歩く普通の男の子。女の子に間違えられたらぶっ飛ばされます。
ガルーダ
アンティークショップの店員さん。ケレルの世話焼き女房(笑)子供とお年寄りに好かれてそう。
ヴァース
吟遊詩人。色々お話しするがどことなく怪しい。ケレルに警戒されてそう。
リュシカ
人形を作る人。女好きで街の名物。ただしヴァースには手を出しません。
アズル
剣士。そこそこに腕は立つけど、リュシカがいるので町からは一歩も出ない。
白亜:
謎。どこそこの金持ちのボンボンとか王子様とか噂されているが、真実は誰も知らない・・・・・。


ケレル「さて・・・家にでも帰るか。」
ヴァース「おや?お帰りですか?」
ケレル「げっ、ヴァース・・・・・いたのか。」
ヴァース「いましたよ、大分前から。最近、若い女性を狙った犯罪が増えて物騒ですから、気をつけてくださいね。」
ケレル(ケンカ売ってるのか?)「あっ、そう。お前も女なんだから気をつけろよ。」
ヴァース「それはどうも。」

ガルーダ「あ、この黒髪の人形いいですね。」
リュシカ「お、お目が高いな。それは東洋の人形なんですよ。結構値が張りますよ〜。」
ガルーダ「はは、じゃあ遠慮しときます。・・・それに何か呪われてそうですから。ホラ、髪が伸びていくような・・・・・。」
リュシカ「ぎゃ―――っ!やめて!恐いじゃないですか、そーゆーのって!!」
ガルーダ「あ、失礼。苦手ですか?」
リュシカ「いんや。アズルと比べれば可愛いもんだ。」

アズル「・・・はっくしょい!・・・・なんや?風邪ひいたか?花粉症か?」
白亜「あ、アズル。おはよう」
アズル「おはよ・・・ってもう夕方じゃ!!」
白亜「あ、ホント。」
アズル「・・・前々から気になっとったんだけど、君、どこで寝泊りしてんの?」
白亜「・・・・知りたい?」
アズル「う、うん。」
白亜「ダメだよ・・・、きっと後悔するから・・・・。」
アズル(・・・・・ホンマどこで寝泊りしてんのや、コイツ)

吹雪:白亜、お前どこで寝てんだ?
白亜:ふふふ、秘密。
吹雪:・・・・・・・・・・・・・。と、とにかく!次回!前回の次回予告に出てた人が出るかも!
白亜:期待しないで待て。期待すると、がっかりする可能性大。
吹雪:ほっとけ!では次回で!!



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26666まともだねえ・・・・ノ―スト君・・・・(涙)ユア・ファンティン 2003/8/10 11:24:49
記事番号26664へのコメント


>声の主は年の頃なら20代前半、流れるような銀髪に、冷たいアイスブルーの瞳の整った顔立ちの男だ。
>服装は黒と青の神官のような法衣を着ていた。その雰囲気は冷たいが、冷酷さは感じられずどちらかと言えば何も考えていないような、無機質な感じがした。

ユ:外見イメ−ジは似たようなもので安心しました

>「少なくとも楽しんでいるように見える。」

永:やはり、【リナ・インバ―ス】のことがお気に入りなのだろうな

>見かけによらずお茶目なのか、天然なのかわからない男だ。

幻:天然なんじゃないの?
  司馬ちゃん(作者注・一応司馬が兄です)と似たような感じだし。
  土の・・・・えっと、採欄ちゃんだっけ、あれに近いしね


>「承知した。
> 我が名はノースト。覇王様に仕える神官だ。
> 能力は秘密だ。
> 性格は・・・我は真面目のつもりだが、何故か天然といわれた。今もその意味を検索している。」

ユ:ほ、本気で、まともねえ
永:というより、お前や他の数人の認識が危ないからじゃないのか?
ユ:ほっとけ。
  私のノ―ストのモデルは、ラントさんのところのだったり

>ざっと前に歩み出るヴァース。その表情に怯えは感じられない。むしろ嬉々として、喜んでいる。

ユ:・・・・・・・紅、むがごっ(永蓮に口をふさがれた)
永:言うな、気持ちはわかるが

> 混沌【カオス】と呼ぶにはあまりにも激しく、無と呼ぶにはあまりにも悲しい・・・そんな存在です。」

永:本来、混沌とは、【静】に属する物だからな・・・・・・


>『私のところも似たようなものです。つい最近までいた、下級の魔族や神族・・・・・、その全てが消えています。』

ユ:・・・・滅び・・・とは違うんですよね?

>これからの旅路はそれなりに楽しいものになるであろう予想に、わずかに期待して。

幻:楽しくなりそうだねvv

>
>
>
>あとがき
>白亜:今回は「ファンタジー」、人間でどんな職業に就くのかなって。
>吹雪:では行ってみましょう!

ユ:イエス!!待ってましたぁ!!

>
>ケレル
>街を歩く普通の男の子。女の子に間違えられたらぶっ飛ばされます。

ユ:うちで言う、TANATOX君?

>ガルーダ
>アンティークショップの店員さん。ケレルの世話焼き女房(笑)子供とお年寄りに好かれてそう。

永:【運命を謳う道化師 】のバイトをしている奴もアンティ−ク屋だな


>ヴァース
>吟遊詩人。色々お話しするがどことなく怪しい。ケレルに警戒されてそう。
>リュシカ
>人形を作る人。女好きで街の名物。ただしヴァースには手を出しません。

ユ:後が怖いんですものねえ

>アズル
>剣士。そこそこに腕は立つけど、リュシカがいるので町からは一歩も出ない。
>白亜:
>謎。どこそこの金持ちのボンボンとか王子様とか噂されているが、真実は誰も知らない・・・・・。

ユ:お忍びの馬鹿殿

>
>
>ケレル「さて・・・家にでも帰るか。」
>ヴァース「おや?お帰りですか?」
>ケレル「げっ、ヴァース・・・・・いたのか。」
>ヴァース「いましたよ、大分前から。最近、若い女性を狙った犯罪が増えて物騒ですから、気をつけてくださいね。」
>ケレル(ケンカ売ってるのか?)「あっ、そう。お前も女なんだから気をつけろよ。」
>ヴァース「それはどうも。」

ユ:朗らかながらも、黒い会話ですね

>
>ガルーダ「あ、この黒髪の人形いいですね。」
>リュシカ「お、お目が高いな。それは東洋の人形なんですよ。結構値が張りますよ〜。」
>ガルーダ「はは、じゃあ遠慮しときます。・・・それに何か呪われてそうですから。ホラ、髪が伸びていくような・・・・・。」
>リュシカ「ぎゃ―――っ!やめて!恐いじゃないですか、そーゆーのって!!」
>ガルーダ「あ、失礼。苦手ですか?」
>リュシカ「いんや。アズルと比べれば可愛いもんだ。」

ユ:なんか、こういうのがほのぼのに聞こえる・・・・・

>
>アズル「・・・はっくしょい!・・・・なんや?風邪ひいたか?花粉症か?」

永:貴様なら、兄さんが、自分のこと言ってるんだ・・・とか言うと思っていたぞ?

>白亜「あ、アズル。おはよう」
>アズル「おはよ・・・ってもう夕方じゃ!!」
>白亜「あ、ホント。」
>アズル「・・・前々から気になっとったんだけど、君、どこで寝泊りしてんの?」
>白亜「・・・・知りたい?」
>アズル「う、うん。」
>白亜「ダメだよ・・・、きっと後悔するから・・・・。」
>アズル(・・・・・ホンマどこで寝泊りしてんのや、コイツ)

ユ:ひとんちに忍び込んでとか?


永:私たちで、ファンタジ―でもしも、行くそうだ
ユ:必然的に、碩と魔法の世界になりますね


ディスティア・ペシュテル【風野ディスティア】

元・神族と魔族ハ―フの現在・人間の女性。
職業は、精霊戦士【エレメンタルファイタ―】
現在・銀次・紅屍・華月・ルピナス・ほたるとパ−ティを組んでいる

ギンジ・ト―ル【天野銀次】

人間の精霊武闘家
人間界に来たばっかりのディスティアを拾って以来、妹のように扱っている

ユリス・クレスヤ−ド【永蓮】

人間とエンシェントエルフのハ−フ
この地域の冒険者がよく拠点にしている宿屋兼レストハウス兼居酒屋の看板娘&女将さん。

セレスティン・デッドクリムゾン【紅屍P怜栖】

魔族と人のハ−フ
職業;刃物の扱いは一流剣士並だが、医者
ディスティア目的で、パ−ティに参加

カヅキ・スノウルファ−ス【雪鳥院華月】

人間で、女性的だけど男
職業:弦法師(表向きは、吟遊詩人兼マッパ−)
ディティアに興味・・・もとい恋をしてパ−ティ参加

ルピナス・イリュ−ジョニス【幻ノ森ルピナス】

エルフ
職業;幻など補助系の魔術士
ディスティアを姉さんと慕ってパ−ティ参加

エルフェゼム・クロウアイス【氷鴉ほたる】

人間と龍人の間のハ−フ
職業:攻撃系の魔導士
ディスティアに拾われる以前の事は覚えていない
ディスティアにべったり


ユ:ライバルパ−ティは・・・・・・・・


スバル・タナトス【TANATOX】

職業:高魔師(すべての魔法を納めた人)
チ−ムリ−ダ−

ヴィヴォレッッタ・クロス【柳紫陽】

職業:賢者
TANATOXの人間性に惚れてこのパ−ティ参加

ミスト・クロス【柳霧月】

職業:修道士+薬師
妹のためにパ−ティ参加

スカイ・リバ−【天河】

職業;鏡を使う幻術師
観察の為にパ−ティ参加



ユ:夜宵様、会話つけてくださいませんか?
  とても、夜宵様のは素敵なので

>
>吹雪:・・・・・・・・・・・・・。と、とにかく!次回!前回の次回予告に出てた人が出るかも!
>白亜:期待しないで待て。期待すると、がっかりする可能性大。
>吹雪:ほっとけ!では次回で!!

ユ:では、また次回


>
>
>

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26668自己陶酔と天然で悩みました。夜宵 吹雪 E-mail 2003/8/10 13:04:16
記事番号26666へのコメント

>>声の主は年の頃なら20代前半、流れるような銀髪に、冷たいアイスブルーの瞳の整った顔立ちの男だ。
>>服装は黒と青の神官のような法衣を着ていた。その雰囲気は冷たいが、冷酷さは感じられずどちらかと言えば何も考えていないような、無機質な感じがした。
>
>ユ:外見イメ−ジは似たようなもので安心しました

吹雪:冷たいイメージなので。
B:ボーッとしてるのか何を考えているのか読めませんね・・・・・。

>>「少なくとも楽しんでいるように見える。」
>
>永:やはり、【リナ・インバ―ス】のことがお気に入りなのだろうな

吹雪:・・・・一応軽めのファザコンです(笑)

>>見かけによらずお茶目なのか、天然なのかわからない男だ。
>
>幻:天然なんじゃないの?
>  司馬ちゃん(作者注・一応司馬が兄です)と似たような感じだし。
>  土の・・・・えっと、採欄ちゃんだっけ、あれに近いしね

吹雪:はい、変なトコで真面目なのです。
K:司馬ねぇ・・・・、似てるのかな?ホント。
R:採欄さんは・・・まあ近いっすねー。

>>「承知した。
>> 我が名はノースト。覇王様に仕える神官だ。
>> 能力は秘密だ。
>> 性格は・・・我は真面目のつもりだが、何故か天然といわれた。今もその意味を検索している。」
>
>ユ:ほ、本気で、まともねえ

吹雪:一応は。濃い人が多いのでマトモにしてみました。
R:マトモか?本当にマトモなのか?
吹雪:のぅこめんと

>永:というより、お前や他の数人の認識が危ないからじゃないのか?
>ユ:ほっとけ。
>  私のノ―ストのモデルは、ラントさんのところのだったり

吹雪:私は外見のイメージをちょっと拝借。
白亜:変態ナルシストにするか、天然ボケにするか迷ったんだって。
吹雪:ついでに言えばBに惚れさせる予定でしたが、天然なのでBには惚れません。

>>ざっと前に歩み出るヴァース。その表情に怯えは感じられない。むしろ嬉々として、喜んでいる。
>
>ユ:・・・・・・・紅、むがごっ(永蓮に口をふさがれた)
>永:言うな、気持ちはわかるが

吹雪:・・・・だって。
B:まあ、やぁっと魔王様にあえたので・・・・つい顔に出てしまい。

>> 混沌【カオス】と呼ぶにはあまりにも激しく、無と呼ぶにはあまりにも悲しい・・・そんな存在です。」
>
>永:本来、混沌とは、【静】に属する物だからな・・・・・・

吹雪:はい、お分かりいただけたでしょうか。

>>『私のところも似たようなものです。つい最近までいた、下級の魔族や神族・・・・・、その全てが消えています。』
>
>ユ:・・・・滅び・・・とは違うんですよね?

吹雪:いいトコ突いてくれますねぇ、お姉さんはうれしいです!
白亜:・・・・お姉さん?
吹雪:じゃかあしい。
   消える=滅びではないのです。私的に。
B:滅べばL様の所へ行くのでしょうが、行ってないんです。
吹雪:だから消える。どこに行ったかわからない。滅んではないかもしれないとゆーのが現在の状況。
B:難しいですね。

>>これからの旅路はそれなりに楽しいものになるであろう予想に、わずかに期待して。
>
>幻:楽しくなりそうだねvv

吹雪:なってくれれば楽なんだけどねぇ・・・・(遠い目)

>>あとがき
>>白亜:今回は「ファンタジー」、人間でどんな職業に就くのかなって。
>>吹雪:では行ってみましょう!
>
>ユ:イエス!!待ってましたぁ!!

吹雪:センクス!待たせちゃいました!

>>ケレル
>>街を歩く普通の男の子。女の子に間違えられたらぶっ飛ばされます。
>
>ユ:うちで言う、TANATOX君?

吹雪:それでも人気者。
G:人当たりはいいですからね。

>>ガルーダ
>>アンティークショップの店員さん。ケレルの世話焼き女房(笑)子供とお年寄りに好かれてそう。
>
>永:【運命を謳う道化師 】のバイトをしている奴もアンティ−ク屋だな

吹雪:・・・・・同じ店で働いてたりして。
G:それはないと思います。

>>ヴァース
>>吟遊詩人。色々お話しするがどことなく怪しい。ケレルに警戒されてそう。
>>リュシカ
>>人形を作る人。女好きで街の名物。ただしヴァースには手を出しません。
>
>ユ:後が怖いんですものねえ

R:良くて全身の関節が外される。悪くて粉砕される。粉微塵になる。
吹雪:嫁の貰い手はあるのかしら?
B:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
吹雪:ぎゃっ!い、いつのまに!待て、落ち着け!話し合お・・・・・!!

>>アズル
>>剣士。そこそこに腕は立つけど、リュシカがいるので町からは一歩も出ない。
>>白亜:
>>謎。どこそこの金持ちのボンボンとか王子様とか噂されているが、真実は誰も知らない・・・・・。
>
>ユ:お忍びの馬鹿殿

吹雪:あ、それいいかも(関節を外された)
白亜:馬鹿殿・・・・、じゃあカツラつけなきゃ。ちょんまげ、ちょんまげ。

>>ケレル「さて・・・家にでも帰るか。」
>>ヴァース「おや?お帰りですか?」
>>ケレル「げっ、ヴァース・・・・・いたのか。」
>>ヴァース「いましたよ、大分前から。最近、若い女性を狙った犯罪が増えて物騒ですから、気をつけてくださいね。」
>>ケレル(ケンカ売ってるのか?)「あっ、そう。お前も女なんだから気をつけろよ。」
>>ヴァース「それはどうも。」
>
>ユ:朗らかながらも、黒い会話ですね

吹雪:本気でヴァース嫌いだからなぁ、ケレル。
B:別に私は構いませんがね。無視されるよりは、まだ認めてもらっているということですし。

>>ガルーダ「あ、この黒髪の人形いいですね。」
>>リュシカ「お、お目が高いな。それは東洋の人形なんですよ。結構値が張りますよ〜。」
>>ガルーダ「はは、じゃあ遠慮しときます。・・・それに何か呪われてそうですから。ホラ、髪が伸びていくような・・・・・。」
>>リュシカ「ぎゃ―――っ!やめて!恐いじゃないですか、そーゆーのって!!」
>>ガルーダ「あ、失礼。苦手ですか?」
>>リュシカ「いんや。アズルと比べれば可愛いもんだ。」
>
>ユ:なんか、こういうのがほのぼのに聞こえる・・・・・

吹雪:この二人はほのぼの系統です。

>>アズル「・・・はっくしょい!・・・・なんや?風邪ひいたか?花粉症か?」
>
>永:貴様なら、兄さんが、自分のこと言ってるんだ・・・とか言うと思っていたぞ?

A:何!?ホントかい、永蓮さん!?
吹雪:戦い以外の第六感は皆無・・・・・。

>>白亜「あ、アズル。おはよう」
>>アズル「おはよ・・・ってもう夕方じゃ!!」
>>白亜「あ、ホント。」
>>アズル「・・・前々から気になっとったんだけど、君、どこで寝泊りしてんの?」
>>白亜「・・・・知りたい?」
>>アズル「う、うん。」
>>白亜「ダメだよ・・・、きっと後悔するから・・・・。」
>>アズル(・・・・・ホンマどこで寝泊りしてんのや、コイツ)
>
>ユ:ひとんちに忍び込んでとか?

吹雪:いえ、違います。もっとヤバイです。
白亜:ユアさんと永連さん、付き合い長いし、特別に教えたげる。
吹雪:おや、太っ腹。
白亜:俺は大半は教会で寝泊り。古いから誰も来ない。ゾンビ出るって噂があるし。
吹雪:墓場で寝泊りしてるといっても過言じゃないからなぁ。
白亜:そう言えばこの前、足のないおじいさんと話してたなぁ。
吹雪:・・・・・・・・・・・ヲイ。

>永:私たちで、ファンタジ―でもしも、行くそうだ
>ユ:必然的に、碩と魔法の世界になりますね

吹雪:をを!!
白亜:わ、楽しそう。
吹雪:では見てきます!

>ディスティア・ペシュテル【風野ディスティア】
>
>元・神族と魔族ハ―フの現在・人間の女性。
>職業は、精霊戦士【エレメンタルファイタ―】
>現在・銀次・紅屍・華月・ルピナス・ほたるとパ−ティを組んでいる

吹雪:すごいパーティ。
B:大丈夫ですかね?
吹雪:一応、調停者(ディスと銀次)がいるから大丈夫だよ。・・・・・多分。

>ギンジ・ト―ル【天野銀次】
>
>人間の精霊武闘家
>人間界に来たばっかりのディスティアを拾って以来、妹のように扱っている

吹雪:この辺は同じですね。

>ユリス・クレスヤ−ド【永蓮】
>
>人間とエンシェントエルフのハ−フ
>この地域の冒険者がよく拠点にしている宿屋兼レストハウス兼居酒屋の看板娘&女将さん。

吹雪:・・・・TOD2のルー○ィ?

>セレスティン・デッドクリムゾン【紅屍P怜栖】
>
>魔族と人のハ−フ
>職業;刃物の扱いは一流剣士並だが、医者
>ディスティア目的で、パ−ティに参加

吹雪:医者・・・・、内科?
B:ファンタジーに専門もクソも無いでしょ。

>カヅキ・スノウルファ−ス【雪鳥院華月】
>
>人間で、女性的だけど男
>職業:弦法師(表向きは、吟遊詩人兼マッパ−)
>ディティアに興味・・・もとい恋をしてパ−ティ参加

吹雪:一番動機がハッキリしてる。
R:なんか清々しいものがあるわな・・・。

>ルピナス・イリュ−ジョニス【幻ノ森ルピナス】
>
>エルフ
>職業;幻など補助系の魔術士
>ディスティアを姉さんと慕ってパ−ティ参加

吹雪:容易に想像できます。
R:悪戯好きっぽい。

>エルフェゼム・クロウアイス【氷鴉ほたる】
>
>人間と龍人の間のハ−フ
>職業:攻撃系の魔導士
>ディスティアに拾われる以前の事は覚えていない
>ディスティアにべったり

吹雪:弟多いなー。てか私弟いないんだよなー。
R:そうなの?
吹雪:従兄弟でも妹一人、姉二人。年の近い野郎がいねぇ。

>ユ:ライバルパ−ティは・・・・・・・・

吹雪:ライバル・・・・・。

>スバル・タナトス【TANATOX】
>
>職業:高魔師(すべての魔法を納めた人)
>チ−ムリ−ダ−

吹雪:あー・・・・・(妙に納得)

>ヴィヴォレッッタ・クロス【柳紫陽】
>
>職業:賢者
>TANATOXの人間性に惚れてこのパ−ティ参加

吹雪:女賢者!カッコイイ!

>ミスト・クロス【柳霧月】
>
>職業:修道士+薬師
>妹のためにパ−ティ参加

吹雪:妹のためにか。タナトスのためじゃないのか。
B:まあまあ。

>スカイ・リバ−【天河】
>
>職業;鏡を使う幻術師
>観察の為にパ−ティ参加

吹雪:をを、あってるなぁ。
白亜:わーい、手品手品。
吹雪:・・・微妙に違うぞ。

>ユ:夜宵様、会話つけてくださいませんか?
>  とても、夜宵様のは素敵なので

吹雪:はい・・・、なんかとてつもなく楽しんでやらせていただきます。

ディス「・・・・お兄ちゃん。」
銀次「んー?」
ディス「・・・お仕事ないね。」
銀次「・・・・・・・うん。」
ディス「・・・・・・・お腹減ったね。」
銀次「・・・・・・・・・・・うきゅ〜〜〜(タレて滝涙)」
ほたる「・・・お金ないし、しょうがない。最後の手段。」
ルピ「なにすんのさ?」
ほたる「はい、これ持って(ぽんっと何かを渡す)」
ディス「ほたる!なにいきなり銃を渡してるの!?」
華月「大体、何に使うんですか!?」
ほたる「最後の手段、銀行強盗・・・・、お尋ね者になるけど俺達ぐらいなら大丈夫!(親指ぐっ☆)」
銀次「は、犯罪だよ!!」
ほたる「あ、大丈夫。紅屍に目撃者を全員始末してもらえば・・・・・。」
紅屍「・・・クス、完全犯罪ですか。ほたる君、よく思いつきましたね。」
ほたる「・・・・・・・・(照れてる)」
永蓮「お前らな・・・・宿屋で、しかも人の多い時間に完全犯罪をする事、相談するな。」
ほたる「・・・・・・あ。(今気付いた)」
永蓮「本当にやったら縁を切るからな。」

吹雪:ライバルの方は・・・・・ネタがないのです。スイマセン。カンベンしてください。

>>吹雪:・・・・・・・・・・・・・。と、とにかく!次回!前回の次回予告に出てた人が出るかも!
>>白亜:期待しないで待て。期待すると、がっかりする可能性大。
>>吹雪:ほっとけ!では次回で!!
>
>ユ:では、また次回

吹雪:はい、会話は楽しんでいただけたでしょうが?そりでは!

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26681世界の果てまでU]U.X夜宵 吹雪 E-mail 2003/8/11 18:53:36
記事番号26624へのコメント



  U]U.X   逃れられない戦い


「・・・・覚悟は・・・・出来てるな?レミー。」
「・・・・もちろんよ、兄さん。」
ひゅぅ・・・・
いつもは気にしない木枯らしの音が良く聞こえる。
二人の間に緊張が走る。
間合いは一歩入れば、斬りつけられる距離だ。
剣士にとって間合いは勝敗を決する、最も重要な要素の一つだ。それを読み間違えれば、必ずと言って良いほど敗北が待ち受けている。
二人は動かない。
「・・・ふわぁ。」
この戦いの賞品、アズルはあくびをした。退屈とメンドクささを隠さないで、あぐらをかき地べたに座っている。
「やあ、兄ちゃん。モテる男は辛いねえ。・・・・で?どっちが本命だい?」
「あが。」
おもしろがるような口調で街の男が声を掛ける。
しゃくっ、と近くを偶然通りかかったオバサンから同情して(?)選別に貰ったリンゴを食べながら、アズルは男の言葉を無視して、試合に集中した。
「・・・ふっ!兄さん!甘い、甘すぎるわよ!!」
「・・・・・・・・!?」
いきなり甘いと妹に言われ、困惑するロッド。
「その刀・・・磨いでないわね!私なんか毎日、宿屋で笑いながら磨いでるのよ!!」
「そこかああああぁっっ!!」
思わずナチュラルにつっこむアズル。
「ふん・・・、だから何だ?大体、刀は血に塗れてこそその真価を発揮する。お前は一度でも血に塗れた刀で人を斬ったことがあるのか?」
刀や剣といった刃物は不便な物で、血糊がつくと切味が格段に下がる。
大体、戦争などで剣は二、三人斬ると役立たずとなる。
大勢を相手に戦った事のアルロッドはその事をよく知っていた。だが、己の剣の腕のために、この男。わざと血糊の付いた刀で戦ったのだ。よっぽどの戦闘狂でしか出来ない芸当だ。
「・・・ふっ、さすがね。兄さん。」
「お前もな、レミー。」
何が流石なんだろうと思いつつ、二人はまだ戦う。
どうでもいいがアズルは「何でこの人達は食堂の前で戦ってんのやろ?」と、ある疑問を思い浮かべた。
そう、彼らは人気のない場所でなく食堂の真ん前で戦っているのである。意味はあるのかないのか聞かれたら、おそらくはないと即答するであろう。
街の人間が死のうと殺されようと、この三人にとっては非情に些細な事であり(オイオイ)アズルは勝手にしてくれという状況になっている。
勝負は、まだつかない。
アズルはなんだか逃げたくなった。
だがしかし(決して駄菓子菓子ではない)このアズルの剣士としての辞書に撤退の二文字はない。近い意味合いを求めるとすれば、それは滅だ。
どうしようか、と考え、アズルは約二秒で結論をはじき出した(早いな、オイ)
アズルはすっく、とおもむろに立ち上がり

――――とんっ

目にも留まらぬ速さでレミーの首元を叩く。力加減をしていないので、あと二時間は目を覚まさないだろう。
「・・・・ふっ、また下らぬ者を叩いてもーた・・・・・。」
どこそこの何でも斬る剣豪さんのようなセリフを吐く。
「・・・アズル、俺とレミーの兄妹のふれあいを邪魔するきか?」
イヤなふれあいだ。
「目的があって僕らは存在してるの?お分かり?」
ロッドは答えない。いや、答えれない。
「じゃ、行きましょか。」
軽い口調で言う。だが身体から放たれるプレッシャー。それは確かに存在する。
「・・・・・・わかった。」
「ん!素直な人は好きや!じゃ・・・・。」
「ふ〜ふ〜ふ〜・・・・逃がさないわ・・・・・・!!」
「いやああああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
思わず叫んでロッドに抱きつくアズル。
無理はない。気絶したはずのレミーは、まるで魚の濁ったような目で、ゾンビのような腐った目で、こちらを見据えている。
一言で言い表すなら不気味。不気味という言葉はこのレミーのために存在するといえるほど、不気味だった。
「う、ウソォ!?結構きつく叩いたんやで!?」
「逃がさないわ・・・・・・。」
ゆらり、と刀を構える。
「・・・・・・・あり?」
そこでアズルは異変に気付く。
「うふ、うふふふふ・・・・・。」
ずしゃずしゃずしゃずしゃずしゃっ!!
ひたすら花壇の花を切りまくるレミー。
「・・・・・何してんやろ、彼女。」
「寝惚けてるな、アレは。」
「・・・・・・・・・・・は?」
「昔から寝惚けて俺に襲い掛かったものだ。その度にまったく動けなくしてやったが。」
実にイヤな兄妹愛である。
「・・・で?止めないの?」
「あいつも自分の行動に責任を取るとしだ。ほおっておけ。」
「・・・・・・そですか。」
自然保護団体に怒られろうだなぁ、と思いつつアズルとロッドはその街を後にした。

・・・余談だが、その後レミーに強襲をされ、34回目の強襲でアズルを諦めたのはまた別の話である・・・・・。

がんばれ、アズル!君の明日は人斬りマニア(ロッド)と共にある!
「・・・・そんなんイヤや。」

ちゃんちゃん♪


あとがき
吹雪:小数点、なんとなくやり、幕閉じる。
A:・・・・で何がしたかったんだ、アンタわ。
吹雪:・・・ギャグに走りたかったけど。無理だったな。あっはっはっ、無理してやるもんじゃないな!ネタがない!
A:ネタがないなら書くな、このドアホ!
吹雪:はい、大悦至極、その通りで!
A:開き直ったか、このアマ。
吹雪:それ以外にどーしろと!?ええ!?あとがきのネタが尽き、もしもシリーズと次回予告くらいしか価値のないあとがきに!
   私がどうしろと!ないもん出せといわれて出せるのは、ないふりしてる手品師だけじゃあああぁぁあっっ!!!
A:やかましい!あとがきくらいちゃんと書け!真面目に!!
吹雪:書いとるわ!力一杯!
A:どこがやねん!コレを真面目というなら何を不真面目と言うんや!?
吹雪:色々!
A:色々でわかるか、こんタコ!
吹雪:わたしゃちゃんとした哺乳類の霊長類じゃぁ!!

白亜:なんかケンカになってるから、俺がやるね。
    えーと・・・・(メモを見て)じゃあ、本編のあとがきでまた会おうね。以上。










吹雪:あ、しまった・・・・・。白亜にとられた・・・・・。


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26693世界の果てまでU]V夜宵 吹雪 E-mail 2003/8/12 22:07:51
記事番号26624へのコメント
  U]V  天空からの死者


「・・・なあ。」
「何ですか?」
ガウリイの言葉にヴァースが反応する。
「・・・・・なんかさ、こっちに飛んで来るんだけど。」
「飛んで来る・・・ですか?」
言われてリナ達は空を見上げた。魔王とゼロスとノーストもそれに連れられて空を見上げる。
しかし夜空にそれらしき物は発見できない。
「・・・何が見えるの?」
そうリナが聞くとガウリイは困ったようにポリポリと頭をかいた。
「いやー、言ってもいいんだが・・・・・・・。」
ちらり、とリナの顔を探るように見やる。
「いいから言いなさいって。言わないことには何もわかんないでしょーが。」
「・・・・怒らないか?」
「はあ?」
「だから何を言っても怒らないかって聞いているんだ。」
ガウリイが神妙な顔で言うのでリナは軽く頷いた。
「じゃあ、言うぞ。怒るなよ。」
「はいはい・・・何が見えたの?」
ガウリイは真剣な顔になり、その口から言葉を紡いだ。

「―――・・・・クジラ。」

「・・・・・・・・・・・は?」
僅かな時間だが、それでも一分以上呆けた。魔王も。
「クジラって海にいる、あのぷしゅーって潮吹く・・・・・・。」
「ああ、そのクジラだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
全員が絶句する。
ガウリイがウソをついている様子はない。だが彼の言葉が本当とすればクジラが空を飛んでいるという事になる。
皆がリアクションに困ったその刹那だった。


ずおおおおおおおおおっ!!


それは凄まじい速さでこちらに向かって突っ込んできた。大きさは遠目でもわかるほどにデカイ。
それにクジラといったガウリイの表現は正しくなかった。
突っ込んできたのは腐ったクジラである。
腐敗臭が辺りを満たすかのように広がり、近付く。
それに驚き声を上げる。
「どぉわっ!な、何だ!?」
「誰かのペットか?」
ガウリイがノンキな声で言う。
「いや、あんなペットを飼うことを許可した覚えは無い。まあ、カタート山脈で魔王竜【ディモス・ドラゴン】を飼っていた魔族がいたが。」
何かが違うノーストの返答に、リナはうっと顔をしかめた。嫌な思い出でもあるのだろうか。
そんな彼らの会話に介入するが如く、それはこちらに突っ込んでくる。それを眺めてヴァースはポツリと呟く。
「・・・・・しつけのなってないペットですね。」
「ってヴァース様!あれ、化け物ですよ!化け物!!
 どこの世界に、あんな大きくて不気味で奇怪な生命体を「可愛いでちゅね〜vvよしよしvv」なんて愛でる変人がいるんですか!?」
「けれどリュシカ、お前なら女性にふられた時とかに、ヤケクソになって頬擦りしそうですね。」
「腐っても化け物と戯れません!そこ!!頷くな!!」
こくこくと頷くヴァルとリナにつっこみを忘れず、リュシカは叫ぶ。
そうこうしている間に、ゾンビと化したクジラはこちらへ向かって一直線にやってくる。
『伏せなさいっ!!』
魔を統べる王者の号令に一斉は従った。ヴァルでさえも。
ごがあああんっ!!!
盛大かつ派手な音を立て、ゾンビクジラは神殿に着地した。
いや、着地という表現はかなりの解釈が入っている。
おそらくこのゾンビクジラはちゃんと地面に着地したかったのだろうが、哀れにもホールともいえるこの部屋の装飾の滝に頭を半分以上埋めている。
ひくひくと痙攣して、肉が僅かにごっそりと削げ落ちた。あまり直視したくない風景だが、どこかコミカルとさえ思える。
「・・・・で何なんだ、アレ?」
ヴァルが至極当然な質問を投げかける。
「クジラでしょう。おそらくは。」
「・・・・でも、クジラって陸に上がると自分の体重で肺が圧迫されて死ぬって聞いたんだけど。」
「でもゾンビでしょ、アレ。」
「やっぱゾンビになると、強くなるのか?」
「さあ?そーゆーのは死霊使い【ネクロマンサー】に聞かないと・・・・・。」

「ふふ・・・・ふふふふっ・・・・!!」

ほのぼのと(?)なごやかな会話を引き裂くような、か細いが不気味な笑い声があたりに響いた。
「ふふふ!や、やるわね、あんた達・・・・・・。」
ゾンビクジラに挟まれ、それを何とか脱出したのか地面に着地した腐肉塗れの美女が憎悪で染まった目で一行を睨んだ。
美人ではある。成熟した大人の色気を隠そうともしない、極端に露出度の高い衣装と高そうな毛皮のマフラーに身を包んだその姿は、妖しい大人の女性の魅力を漂わせているが、現在、腐肉塗れなその姿では魅力など皆無である。腐肉に塗れた魅力があるかどうかも怪しいが。
「どーでもいいんですけど、身体に腐ったもんを乗っけんな。」
「きゃー!イヤーン!取って取ってぇ!!」
バタバタと慌てる。普通にやれば微笑ましい光景だが、今の彼女がやるのでは気色悪い事でしかない。バタバタと慌てているので、その拍子にいくつか取れたが。
「・・・はぁはぁ・・・、やるわね。」
「何が?」
「ふぐー!ふぐー!!」
何かが詰まったような声がした。
「あ、あそこに誰かいる。」
「生きてるとは中々頑丈な・・・・・。」
呆れとも感嘆とも取れる声でヴァースは言う。リュシカはそれに恐る恐る近付いて、近くに落ちていた木の棒で突っついた。
つんつん
・・・ぴくぴくっ
半分虫の息っぽいがかろうじて生きている。
「えーと。抜いてみますけど・・・・OK?」
後ろを振り向いて答えを待つ。いつまで待っても返って来ないので好奇心に従い、それを引っこ抜いた。
「よっこらせっと!」
しゅぽんっ!
まるでシャンパンを開けたような音と共に、それは見えた。
女の子だ。
リュシカの側でぜぇぜぇと息を荒立てている。無理はない。リュシカはなんだかその子が不敏に見え、背中をさすってやった。幾ばくかして、その女の子はすっくと立ち上がり、先程慌てていた女の隣に立つ。
リュシカは役目が終わったので地面に折り、ヴァースの隣に戻った。
「・・・・ふふっ、お初にお目にかかるわね。」
「・・・・誰ですか?」
「サレスツォーネ。それがあたしの名前よ。」
「・・・・・・・・・・・。」
隣の少女は何も言わず、睨んだ。顔が可愛いだけに迫力がある。
『貴方は・・・・・・』
魔王が少女の顔を見て驚愕する。
その顔はゼロスもノーストも知っていた。そしてリナとガウリイも。
「何でアンタが・・・・・・、って今更驚いてもしょうがないわね。」
「・・・・・・・・・えーと・・・・・えーと・・・・・・・・・・・・?」
リナは一発で思い出したが、ガウリイは必死に、そのあるかどうかすらも怪しい記憶を辿る。
黒い片刃の剣を携えた三つ編みの少女。
かつて、戦った魔族の一人。
『・・・覇王将軍シェーラ・・・、何故ここに・・・・?』
「どうやら一度滅んだ方を自分の手足にしてるようですね。黒幕さんは。」
ヴァースの言葉をかき消すように、シェーラは一歩前に躍り出た。
「久ぶりね、リナ・インバース・・・、ガウリイ・ガブリエフ。」
「・・・まっさかあんたまで蘇ってるとはねー。蘇ったついでに、あんた、芸風変わってない?」
「うるさいっ!!」
リナに挑発され、反応するシェーラ。サレスツォーネは睨んでそれを制する。
「・・・フフ、それにしても・・・いい男ね。アンタ。」
リュシカのほうを見てうっとりとした口調で言う。
「へ?あたし?」
少々驚きつつも、嬉しそうに聞くリュシカ。
「違うわよ、アンタの隣にいる黒い服のお兄さんよ。」
リュシカは露骨に動揺した。
そして落ち込んだ。ヴァースに負けるのはしょうがないかもしれない。何と言っても主人だし、見目も良い。しかしそれでも女に負けるのはショックだったらしく、隅っこの方でのの字を書いた。哀愁漂う背中である。
「うふふ・・・ホントいい男ねぇ・・・・、もう・・・・・・。」
ゆっくりと近付き、ヴァースの頬をその細く白い指で撫でる。はたから見たら美男美女のカップルだが、ヴァースの性別を知る身としては気色悪いことでしかない。
ヴァースは無言だった。リナははらはらとそれを見て、ゼロスはノンキに眺めていた。後ろの方で魔王は顔を赤くした。ノーストとガウリイは無反応だが。そしてリュシカはまだ落ち込んでいた。
その刹那――――
がっ!
サレスツォーネの爪が伸び、ヴァースの頬を浅く捕らえた。血は出ない。
「あら、残念。人間じゃないのね、貴方。」
「それはすいませんね。」
すっと斬られた頬をなで、傷をかき消す。
「それで・・・お願いなんだけど。」
「・・・・何か?」
そうヴァースが聞くと、サレスは慌てずに軽い口調で答えた。
「後ろのこの子、どうにかしてくれない?」
後ろのこの子、というのはリュシカのヴァイスの事だ。
ヴァースの頬を撫でた時点ですでに警戒し、人形を操る準備をしていた。
「・・・・美人さん、うちのご主人に手を出さないって約束してくれるのなら。ヴァイスの剣を下げますよ?」
口調こそ温厚だが、圧力がある。
サレスツォーネは答えない。
「じゃあ・・・実力行使なんてどう?」
「な・・・っ!?」
ばばっ
危険を察知し、リュシカはヴァイスを下げる。構えたサーベルを見るとそれはひびが入っていた。
「・・・ふふ、強い男って好きよ?」
不適に微笑み、サレスツォーネは妖しく、その長く伸びた爪を舐めた。



あとがき
吹雪:まず注意。リュシカの腕・・・もとい手は直ってます。
白亜:あれ?直す所見せるんじゃ・・・・・?
吹雪:忘れてました。それはもう。
白亜:ダメじゃん。
吹雪:・・・てか覚えてる人は何人いるんだろ。私でも忘れてたんだぞ。手がないこと。
白亜:・・・・・さあ?
吹雪:えーっと!サレスツォーネとシェーラ!これで全員揃ったな!
白亜:敵の人?
吹雪:人じゃないのがいくつかいるが、そんなカンジ。
白亜:長かったね。
吹雪:そう!やっとだ!サレスツォーネとシェーラ!何時出そうか何時出そうかと、悩んだ結果がこれだ!
白亜:前半ギャグチックなのは?
吹雪:なんとなく。マヌケにしたかったから。
白亜:あ、そう。
吹雪:さてさて!次回はもしもを休んで、敵さんをまとめます。
白亜:だから今回は特別にキャラ別。
吹雪:っつても楽屋裏と撮影の二つなんだが。今回はまたまた「学校」
白亜:前やったのと同じ・・・・?
吹雪:ふっふっふっ、私がそんな事をするとお思いかい?
白亜:・・・ふるふる(首を横に振る)
吹雪:性別を変えてGOだ!わはは、楽しかったぞ!
白亜:まあ、それは。スタート。

ケレル
嫌がりました、もちろん。似合っております。外見に騙されて告白したのが何人か。全て断り、告白したヤツの消息は大半が不明。
ガルーダ
・・・ふっふっふっ・・・・。彼女(彼です!By ガルーダ)は対談でわかります!
ヴァース
生物教師。ええ、大した変化はありません。バレンタインチョコは三桁を。彼氏にしたい先生ランキングはぶっちぎりで一位。完璧な先生だ!
リュシカ
女装がアマリにも似合いません。オカマと言われてもしょうがない。・・・だが微妙に人気が高い。面白がってるんだろうなー、周りの人間わ。
アズル
おお、意外にも似合ってる。コギャルチックな髪飾りのボンボンがお茶目だ。リュシカと付き合ってるとの妖しい噂が流れている。
だが噂を流したのはアズルらしい。意味ねぇ。
白亜
髪の毛長くして学校に出る○○。ま、彼女も本編で。

楽屋裏
※私(吹雪)もいます
ケレルの場合
ケレル「吹雪・・・・、よっぽど死にたいのか?」
吹雪「お、怒るなって!あ、ブレザー嫌だった?セーラーの方が良い?」
ケレル「両方嫌だ!!」
吹雪「ワガママだなぁ、君はここでしか今の所出番がないんだ。諦めろ。」
ケレル「五月蠅い五月蠅い五月蠅いっ!!嫌だったら嫌なんだ!!」

ガルーダの場合
ガルーダ「うう・・・・・・(泣いているようだ)」
がちゃっ
吹雪(ガルーダの楽屋に入る)「あー、もうガルーダまでワガママを・・・・ワガママを・・・・・・?」
ガルーダ「吹雪ぃ・・・やっぱ無理なんですよ〜、こんな背の高くてサイズが中々合わない私が・・・・・・(涙)」
吹雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ガルーダ「・・・・・・?吹雪?」
吹雪「・・・はっ!白昼夢!?・・・ってアンタ本当にガルーダ!?別人じゃん、めっちゃ美人!!」
ガルーダ「ううっ・・・・無理ですよー、私が女装なんて・・・・・・。(はらりと涙)」
吹雪「何をおっしゃる小鳥さん!そんな美人なのに!!さあ!世の男どもを騙しに行こう!!」
ガルーダ「嫌です!放してぇっ!(はらはらと泣き倒れる)」
吹雪「・・・仕草からして既に女っぽい。・・・・・負けた。色々と。」

ヴァースの場合
吹雪「お姉さん、貴方はいろんな意味で完璧で僕は恐いのですが。」
ヴァース「何故一人称が変わるんですか?」
吹雪「何となくなのです、お姉さん。」
ヴァース「・・・それと何で私をお姉さんと?」
吹雪「女というのを忘れそうな自分の頭が恐いから、忘れないようお姉さんと呼ぼうと思ったのです。お姉さん。」
ヴァース「そうですか。あ、煙草吸ってた方がらしいですかね?」
吹雪「僕としては○イルドセブンを吸ってほしいのです、お姉さん。」
ヴァース「はいはい、あ、スーツは黒ですか?やっぱり。」
吹雪「とても自然に男物のスーツを着こなすのですね、お姉さん。」
ヴァース「まあ・・・・結構楽しんでますし。灰色もいいですよね?」
吹雪「灰色の方がカッコイイのです。お姉さん。」
ヴァース「それじゃ決定ですね。」

リュシカの場合
吹雪「ハイ次。リュシカ。」
リュシカ「ふ〜ぶ〜き〜・・・・・。」
吹雪「あきょ―――っ!!!」
リュシカ「何ですか、人をお化けみたいに。」
吹雪「な、なんだリュシカか。(じろじろとリュシカを見て)・・・しかし感想言っていいか?」
リュシカ「・・・・・・・・・・・なに?」
吹雪「オカマみたい。」
リュシカ「やかましいわ!!」
吹雪「だって・・・・男らしいもん。」
リュシカ「しゃーないだろ。男なんだから。」
吹雪「・・・・微妙に違和感がないがな。」
リュシカ「お前はファォローしたいのか、止めを刺したいのかどっちだ?」
吹雪「ふ、私は正直が好きだ!」
リュシカ「あ、そう・・・・・・・・・。」

アズルの場合
吹雪「・・・・・・・・・・・(段々疲れてきた)アズル・・・一番疲れるヤツだな。」
アズル「誰が疲れるって?」
吹雪「・・・・・・・・・・げ。アズル。」
アズル「ねね!どう〜♪コギャル風味〜〜」
吹雪「はあ・・・・・・。」
アズル「んで兄さん知らん?」
吹雪「へ?リュシカ?」
アズル「うん!コギャルになったからには、プリクラ!兄さんと撮りたいな〜なんて♪」
吹雪「テメーらしいなぁ・・・・、楽屋裏にいるよ。・・・・お前がどうなっても知らんぞ。わたしゃ。」
アズル「ええもん!兄さんは兄さんやし。兄さんがどんな姿になっても僕は見つけだす自信はある!」
吹雪「・・・・そですか。いってらっしゃーい・・・・・・・。」
アズル「兄さぁ〜ん、あなたのアズルが行きますよ〜ん♪」
吹雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
しばらくしてリュシカの悲鳴が楽屋に響き渡った。

白亜の場合
吹雪「最後だ〜・・・・・。」
がちゃっ(扉を開ける)
白亜「・・・・吹雪・・・・・・・。(血塗れのブレザーに白い顔にか細い声。それ+血のついた顔)」
吹雪「ぎゃ――――っ!!お化けぇっ!!」
白亜「うん、俺、お化け。」
吹雪「・・・・はぁーはぁー・・・・・・。」
白亜「わーい、吹雪を驚かせた。ぶい。」
吹雪「テ、テメェ・・・・・・(怒)」
白亜「わーいわーい(ぴょんぴょん飛び跳ねる)」
吹雪「・・・・そーいやお前は旧校舎にでる幽霊だったな。」
白亜「うん。」
吹雪「・・・・・足がないな。」
白亜「うん、ないね。」
吹雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・。(どうやって足を消してんだ、コイツ)
白亜「吹雪?」
吹雪「・・・いや、何でもない。知らないほうが幸せなんだな。きっと。」
白亜「・・・・・・・?」

吹雪:以上!楽屋編でした!
白亜:次回は本編。よろしく。長いけど。
吹雪:では次回でまた!


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26707Re:世界の果てまでU]Vユア・ファンティン 2003/8/14 14:29:03
記事番号26693へのコメント


>「いや、あんなペットを飼うことを許可した覚えは無い。まあ、カタート山脈で魔王竜【ディモス・ドラゴン】を飼っていた魔族がいたが。」
>何かが違うノーストの返答に、リナはうっと顔をしかめた。嫌な思い出でもあるのだろうか。

ユ:ラギア-ソンか

>吹雪:っつても楽屋裏と撮影の二つなんだが。今回はまたまた「学校」
>白亜:前やったのと同じ・・・・?
>吹雪:ふっふっふっ、私がそんな事をするとお思いかい?
>白亜:・・・ふるふる(首を横に振る)
ユア:同じのはしないと思う
>吹雪:性別を変えてGOだ!わはは、楽しかったぞ!
>白亜:まあ、それは。スタート。
ルピナス:面白そうじゃん

>
>ケレル
>嫌がりました、もちろん。似合っております。外見に騙されて告白したのが何人か。全て断り、告白したヤツの消息は大半が不明。

ユ:当然のきがします

>ガルーダ
>・・・ふっふっふっ・・・・。彼女(彼です!By ガルーダ)は対談でわかります!

幻:?????

>ヴァース
>生物教師。ええ、大した変化はありません。バレンタインチョコは三桁を。彼氏にしたい先生ランキングはぶっちぎりで一位。完璧な先生だ!

永:たしかになあ

>リュシカ
>女装がアマリにも似合いません。オカマと言われてもしょうがない。・・・だが微妙に人気が高い。面白がってるんだろうなー、周りの人間わ。

ア-シェル:かっこいいですわ、リュシカ様

>アズル
>おお、意外にも似合ってる。コギャルチックな髪飾りのボンボンがお茶目だ。リュシカと付き合ってるとの妖しい噂が流れている。
>だが噂を流したのはアズルらしい。意味ねぇ。

沙羅:きゃははは、アズルに−ちゃおもしろい

>白亜
>髪の毛長くして学校に出る○○。ま、彼女も本編で。

ユ:定番だね


>
>楽屋裏
>※私(吹雪)もいます
>ケレルの場合
>ケレル「吹雪・・・・、よっぽど死にたいのか?」
>吹雪「お、怒るなって!あ、ブレザー嫌だった?セーラーの方が良い?」
>ケレル「両方嫌だ!!」
>吹雪「ワガママだなぁ、君はここでしか今の所出番がないんだ。諦めろ。」
>ケレル「五月蠅い五月蠅い五月蠅いっ!!嫌だったら嫌なんだ!!」

華:私よりはいいと思いますよ?
  Kさんは、外見16歳ですけど、私は20過ぎているんですよ?

>
>ガルーダの場合
>ガルーダ「うう・・・・・・(泣いているようだ)」
>がちゃっ
>吹雪(ガルーダの楽屋に入る)「あー、もうガルーダまでワガママを・・・・ワガママを・・・・・・?」
>ガルーダ「吹雪ぃ・・・やっぱ無理なんですよ〜、こんな背の高くてサイズが中々合わない私が・・・・・・(涙)」
>吹雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
>ガルーダ「・・・・・・?吹雪?」
>吹雪「・・・はっ!白昼夢!?・・・ってアンタ本当にガルーダ!?別人じゃん、めっちゃ美人!!」
>ガルーダ「ううっ・・・・無理ですよー、私が女装なんて・・・・・・。(はらりと涙)」
>吹雪「何をおっしゃる小鳥さん!そんな美人なのに!!さあ!世の男どもを騙しに行こう!!」
>ガルーダ「嫌です!放してぇっ!(はらはらと泣き倒れる)」
>吹雪「・・・仕草からして既に女っぽい。・・・・・負けた。色々と。」

幻:あははははは、嵌ってるねえ

>
>ヴァースの場合
>吹雪「お姉さん、貴方はいろんな意味で完璧で僕は恐いのですが。」
>ヴァース「何故一人称が変わるんですか?」
>吹雪「何となくなのです、お姉さん。」
>ヴァース「・・・それと何で私をお姉さんと?」
>吹雪「女というのを忘れそうな自分の頭が恐いから、忘れないようお姉さんと呼ぼうと思ったのです。お姉さん。」
>ヴァース「そうですか。あ、煙草吸ってた方がらしいですかね?」
>吹雪「僕としては○イルドセブンを吸ってほしいのです、お姉さん。」
>ヴァース「はいはい、あ、スーツは黒ですか?やっぱり。」
>吹雪「とても自然に男物のスーツを着こなすのですね、お姉さん。」

風:だから、P怜栖さんの服も似合うのですね

>ヴァース「まあ・・・・結構楽しんでますし。灰色もいいですよね?」
>吹雪「灰色の方がカッコイイのです。お姉さん。」
>ヴァース「それじゃ決定ですね。」

永:いいもの見せてもらったぞ

>
>リュシカの場合
>吹雪「ハイ次。リュシカ。」
>リュシカ「ふ〜ぶ〜き〜・・・・・。」
>吹雪「あきょ―――っ!!!」
>リュシカ「何ですか、人をお化けみたいに。」
>吹雪「な、なんだリュシカか。(じろじろとリュシカを見て)・・・しかし感想言っていいか?」
>リュシカ「・・・・・・・・・・・なに?」
>吹雪「オカマみたい。」
>リュシカ「やかましいわ!!」
>吹雪「だって・・・・男らしいもん。」
>リュシカ「しゃーないだろ。男なんだから。」
>吹雪「・・・・微妙に違和感がないがな。」
>リュシカ「お前はファォローしたいのか、止めを刺したいのかどっちだ?」
>吹雪「ふ、私は正直が好きだ!」
>リュシカ「あ、そう・・・・・・・・・。」

ア−シェル:お似合いです、リュシカ様

>
>アズルの場合
>吹雪「・・・・・・・・・・・(段々疲れてきた)アズル・・・一番疲れるヤツだな。」
>アズル「誰が疲れるって?」
>吹雪「・・・・・・・・・・げ。アズル。」
>アズル「ねね!どう〜♪コギャル風味〜〜」
>吹雪「はあ・・・・・・。」
>アズル「んで兄さん知らん?」
>吹雪「へ?リュシカ?」
>アズル「うん!コギャルになったからには、プリクラ!兄さんと撮りたいな〜なんて♪」
>吹雪「テメーらしいなぁ・・・・、楽屋裏にいるよ。・・・・お前がどうなっても知らんぞ。わたしゃ。」
>アズル「ええもん!兄さんは兄さんやし。兄さんがどんな姿になっても僕は見つけだす自信はある!」
>吹雪「・・・・そですか。いってらっしゃーい・・・・・・・。」
>アズル「兄さぁ〜ん、あなたのアズルが行きますよ〜ん♪」
>吹雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
>しばらくしてリュシカの悲鳴が楽屋に響き渡った。

ア−シェル:アズルサン、〆ましょうか?

>
>白亜の場合
>吹雪「最後だ〜・・・・・。」
>がちゃっ(扉を開ける)
>白亜「・・・・吹雪・・・・・・・。(血塗れのブレザーに白い顔にか細い声。それ+血のついた顔)」
>吹雪「ぎゃ――――っ!!お化けぇっ!!」
>白亜「うん、俺、お化け。」
>吹雪「・・・・はぁーはぁー・・・・・・。」
>白亜「わーい、吹雪を驚かせた。ぶい。」
>吹雪「テ、テメェ・・・・・・(怒)」
>白亜「わーいわーい(ぴょんぴょん飛び跳ねる)」
>吹雪「・・・・そーいやお前は旧校舎にでる幽霊だったな。」
>白亜「うん。」
>吹雪「・・・・・足がないな。」
>白亜「うん、ないね。」
>吹雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・。(どうやって足を消してんだ、コイツ)
>白亜「吹雪?」
>吹雪「・・・いや、何でもない。知らないほうが幸せなんだな。きっと。」
>白亜「・・・・・・・?」

天河:観察のし甲斐があるね


ユ:いきましょうか
  少しになりますけど


ディスティア

音楽の男教師
ヴァレンタインには、机はチョコの山


銀次

空手部の女の子
ディスとは幼馴染


永蓮

学ランの中学の男の子
結構人気有。

華月

ブレザ−の女の子
近隣の男たちのアイドル 

ルピナス

ブレザ−の今風のコギャル
音楽室に通っている

ほたる

音楽室で殺された女の子の幽霊
ディスとは茶飲み友達


ユ:会話か、楽屋裏つけてみてください


>
>吹雪:以上!楽屋編でした!
>白亜:次回は本編。よろしく。長いけど。
>吹雪:では次回でまた!

ユ:はい、待ってます 
  次回の風華には久し振りに銀次が出ます
  なるべく早く書き終われるように頑張ります


>
>

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26709ぢつは本編より気合入れてたりするもしもシリーズ・・・・・・。夜宵 吹雪 E-mail 2003/8/14 18:19:17
記事番号26707へのコメント

>>「いや、あんなペットを飼うことを許可した覚えは無い。まあ、カタート山脈で魔王竜【ディモス・ドラゴン】を飼っていた魔族がいたが。」
>>何かが違うノーストの返答に、リナはうっと顔をしかめた。嫌な思い出でもあるのだろうか。
>
>ユ:ラギア-ソンか

吹雪:S様の次に好きかもしれない。
R:・・・・・・・・・・あんまり威張れないと思う。それ。

>>吹雪:っつても楽屋裏と撮影の二つなんだが。今回はまたまた「学校」
>>白亜:前やったのと同じ・・・・?
>>吹雪:ふっふっふっ、私がそんな事をするとお思いかい?
>>白亜:・・・ふるふる(首を横に振る)
>ユア:同じのはしないと思う

吹雪:古本屋で思いつきました。
白亜:なにゆえ古本屋?
吹雪:立ち読みしてた本にそーゆーネタがあったから。

>>吹雪:性別を変えてGOだ!わはは、楽しかったぞ!
>>白亜:まあ、それは。スタート。
>ルピナス:面白そうじゃん

吹雪:はい・・・想像して含み笑いを漏らしたのは私です。
白亜:警察に通報。えっと妖しい笑いを浮かべた痴女がいます。
吹雪:・・・・・・・・・沈んでみる?
白亜:・・・・・・・・・・・・・・ゴメン。

>>ケレル
>>嫌がりました、もちろん。似合っております。外見に騙されて告白したのが何人か。全て断り、告白したヤツの消息は大半が不明。
>
>ユ:当然のきがします

吹雪:現場は全て人気のないところで、しかも数的の血痕が発見されました。

>>ガルーダ
>>・・・ふっふっふっ・・・・。彼女(彼です!By ガルーダ)は対談でわかります!
>
>幻:?????

G:・・・・・・ううっ、お婿に行けない。
吹雪:安心しろ。君ならそっちの世界で生きていける。
G:・・・・・・・・・・(しゃきーん!(刃物を構えたらしい音))

>>ヴァース
>>生物教師。ええ、大した変化はありません。バレンタインチョコは三桁を。彼氏にしたい先生ランキングはぶっちぎりで一位。完璧な先生だ!
>
>永:たしかになあ

吹雪:あうう・・・、数学教えてください。
B:・・・あのですね。私は生物なんですよ?もちろんわかりますけどね。
吹雪:君は何でもオールマイティにこなしそうですので。
B:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はいはい。

>>リュシカ
>>女装がアマリにも似合いません。オカマと言われてもしょうがない。・・・だが微妙に人気が高い。面白がってるんだろうなー、周りの人間わ。
>
>ア-シェル:かっこいいですわ、リュシカ様

R:あたし帰る。
白亜:だめ。
R:いやじゃー!放せっ白亜!!
吹雪:ふふふふ、逃さないわよ・・・・・・。

>>アズル
>>おお、意外にも似合ってる。コギャルチックな髪飾りのボンボンがお茶目だ。リュシカと付き合ってるとの妖しい噂が流れている。
>>だが噂を流したのはアズルらしい。意味ねぇ。
>
>沙羅:きゃははは、アズルに−ちゃおもしろい

A:喜んでいいんよね?これ。
吹雪:ああ、喜べ喜べ。

>>白亜
>>髪の毛長くして学校に出る○○。ま、彼女も本編で。
>
>ユ:定番だね

白亜:おお、擦り抜けも出来る。結構楽しい。
吹雪:特注だからな(何かが違う)

>>楽屋裏
>>※私(吹雪)もいます
>>ケレルの場合
>>ケレル「吹雪・・・・、よっぽど死にたいのか?」
>>吹雪「お、怒るなって!あ、ブレザー嫌だった?セーラーの方が良い?」
>>ケレル「両方嫌だ!!」
>>吹雪「ワガママだなぁ、君はここでしか今の所出番がないんだ。諦めろ。」
>>ケレル「五月蠅い五月蠅い五月蠅いっ!!嫌だったら嫌なんだ!!」
>
>華:私よりはいいと思いますよ?
>  Kさんは、外見16歳ですけど、私は20過ぎているんですよ?

K:君は若く見えるからまだ大丈夫だろ。ってか似合うとかの問題じゃないって。
吹雪:本人の気持ちの問題ですよね・・・・・・・・・。
K:てゆーかお前もついでに男装しろ!
吹雪:喜んで差していただきます(←制服は男物の方が好きなヤツ)

>>ガルーダの場合
>>ガルーダ「うう・・・・・・(泣いているようだ)」
>>がちゃっ
>>吹雪(ガルーダの楽屋に入る)「あー、もうガルーダまでワガママを・・・・ワガママを・・・・・・?」
>>ガルーダ「吹雪ぃ・・・やっぱ無理なんですよ〜、こんな背の高くてサイズが中々合わない私が・・・・・・(涙)」
>>吹雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
>>ガルーダ「・・・・・・?吹雪?」
>>吹雪「・・・はっ!白昼夢!?・・・ってアンタ本当にガルーダ!?別人じゃん、めっちゃ美人!!」
>>ガルーダ「ううっ・・・・無理ですよー、私が女装なんて・・・・・・。(はらりと涙)」
>>吹雪「何をおっしゃる小鳥さん!そんな美人なのに!!さあ!世の男どもを騙しに行こう!!」
>>ガルーダ「嫌です!放してぇっ!(はらはらと泣き倒れる)」
>>吹雪「・・・仕草からして既に女っぽい。・・・・・負けた。色々と。」
>
>幻:あははははは、嵌ってるねえ

G:ルピナスさん・・・気を遣わないでください。似合ってないんですよね?(口元に手を当てて)
吹雪:いーや。美人だ。これ以上ないってくらい美人だ。
G:気休めはよしてください!(泣いて立ち去る)
吹雪:・・・・・・・・男の時はキショイのだが女装するとこれほど変わるとは・・・・・・。

>>ヴァースの場合
>>吹雪「お姉さん、貴方はいろんな意味で完璧で僕は恐いのですが。」
>>ヴァース「何故一人称が変わるんですか?」
>>吹雪「何となくなのです、お姉さん。」
>>ヴァース「・・・それと何で私をお姉さんと?」
>>吹雪「女というのを忘れそうな自分の頭が恐いから、忘れないようお姉さんと呼ぼうと思ったのです。お姉さん。」
>>ヴァース「そうですか。あ、煙草吸ってた方がらしいですかね?」
>>吹雪「僕としては○イルドセブンを吸ってほしいのです、お姉さん。」
>>ヴァース「はいはい、あ、スーツは黒ですか?やっぱり。」
>>吹雪「とても自然に男物のスーツを着こなすのですね、お姉さん。」
>
>風:だから、P怜栖さんの服も似合うのですね

B:コート系は好きですし・・・・、良く来てますから。
吹雪:ゴスロリも似合うだろなぁ・・・・。

>>ヴァース「まあ・・・・結構楽しんでますし。灰色もいいですよね?」
>>吹雪「灰色の方がカッコイイのです。お姉さん。」
>>ヴァース「それじゃ決定ですね。」
>
>永:いいもの見せてもらったぞ

B:フフッ、お褒めに頂き光栄です。
吹雪:グラサンかけてみようか。
B:はいはい。眼鏡をかけてみますか。

>>リュシカの場合
>>吹雪「ハイ次。リュシカ。」
>>リュシカ「ふ〜ぶ〜き〜・・・・・。」
>>吹雪「あきょ―――っ!!!」
>>リュシカ「何ですか、人をお化けみたいに。」
>>吹雪「な、なんだリュシカか。(じろじろとリュシカを見て)・・・しかし感想言っていいか?」
>>リュシカ「・・・・・・・・・・・なに?」
>>吹雪「オカマみたい。」
>>リュシカ「やかましいわ!!」
>>吹雪「だって・・・・男らしいもん。」
>>リュシカ「しゃーないだろ。男なんだから。」
>>吹雪「・・・・微妙に違和感がないがな。」
>>リュシカ「お前はファォローしたいのか、止めを刺したいのかどっちだ?」
>>吹雪「ふ、私は正直が好きだ!」
>>リュシカ「あ、そう・・・・・・・・・。」
>
>ア−シェル:お似合いです、リュシカ様

R:;嫌じゃ・・・・・、脱ぐ!脱ぐったら脱ぐ!こんな服!
吹雪:あ、脱いだらアズルに攫われるよ?(笑)
R:・・・・ぐっ!脱げない!!

>>アズルの場合
>>吹雪「・・・・・・・・・・・(段々疲れてきた)アズル・・・一番疲れるヤツだな。」
>>アズル「誰が疲れるって?」
>>吹雪「・・・・・・・・・・げ。アズル。」
>>アズル「ねね!どう〜♪コギャル風味〜〜」
>>吹雪「はあ・・・・・・。」
>>アズル「んで兄さん知らん?」
>>吹雪「へ?リュシカ?」
>>アズル「うん!コギャルになったからには、プリクラ!兄さんと撮りたいな〜なんて♪」
>>吹雪「テメーらしいなぁ・・・・、楽屋裏にいるよ。・・・・お前がどうなっても知らんぞ。わたしゃ。」
>>アズル「ええもん!兄さんは兄さんやし。兄さんがどんな姿になっても僕は見つけだす自信はある!」
>>吹雪「・・・・そですか。いってらっしゃーい・・・・・・・。」
>>アズル「兄さぁ〜ん、あなたのアズルが行きますよ〜ん♪」
>>吹雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
>>しばらくしてリュシカの悲鳴が楽屋に響き渡った。
>
>ア−シェル:アズルサン、〆ましょうか?

A:イヤ。僕は〆られるより、刺す方が好きやの。
吹雪:・・・・・・・・・オイ。
A:窒息よりも刺殺よね、やっぱvv

>>白亜の場合
>>吹雪「最後だ〜・・・・・。」
>>がちゃっ(扉を開ける)
>>白亜「・・・・吹雪・・・・・・・。(血塗れのブレザーに白い顔にか細い声。それ+血のついた顔)」
>>吹雪「ぎゃ――――っ!!お化けぇっ!!」
>>白亜「うん、俺、お化け。」
>>吹雪「・・・・はぁーはぁー・・・・・・。」
>>白亜「わーい、吹雪を驚かせた。ぶい。」
>>吹雪「テ、テメェ・・・・・・(怒)」
>>白亜「わーいわーい(ぴょんぴょん飛び跳ねる)」
>>吹雪「・・・・そーいやお前は旧校舎にでる幽霊だったな。」
>>白亜「うん。」
>>吹雪「・・・・・足がないな。」
>>白亜「うん、ないね。」
>>吹雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・。(どうやって足を消してんだ、コイツ)
>>白亜「吹雪?」
>>吹雪「・・・いや、何でもない。知らないほうが幸せなんだな。きっと。」
>>白亜「・・・・・・・?」
>
>天河:観察のし甲斐があるね

白亜:なんなら憑いてあげよっか?
吹雪:金縛り、冷気を出す、誰にも気付かれず偵察できるなど便利!
白亜:んー、でも冷気を出すのは夏限定ね。

>ユ:いきましょうか
>  少しになりますけど

吹雪:はいはい、今回は楽屋裏風に行きます。

>ディスティア
>
>音楽の男教師
>ヴァレンタインには、机はチョコの山

吹雪:シルフの君(笑)
白亜:元ネタわかるかなぁ・・・・・・。

>銀次
>
>空手部の女の子
>ディスとは幼馴染

吹雪:友人関係広そうですねぇ。
白亜:気付かないうちにファンクラブできてそう。

>永蓮
>
>学ランの中学の男の子
>結構人気有。

吹雪:中学・・・・!?
白亜:精神年齢は高いけど。

>華月
>
>ブレザ−の女の子
>近隣の男たちのアイドル 

吹雪:うみゅ。
白亜:自然体

>ルピナス
>
>ブレザ−の今風のコギャル
>音楽室に通っている

吹雪:・・・・・・・・・アズル?
白亜:ルピに失礼だよ。
A:白亜クゥン?どーゆー意味なのかしら。
白亜:あたたたた、絞め技は痛い。

>ほたる
>
>音楽室で殺された女の子の幽霊
>ディスとは茶飲み友達

吹雪:・・・・・(じっと白亜を見る)
白亜:何?
吹雪:いや、似てるなと思って。

>ユ:会話か、楽屋裏つけてみてください

吹雪:はい、楽屋裏です。今回は。

ディスの場合
吹雪「・・・・うみゅ、似合ってますなぁ。」
ディス「そうですか?」
吹雪「・・・・・・はい。ところでスーツ、誰から借りたんです?」
ディス「P怜栖さんから。サイズの小さいものを頂きました。」
吹雪(ウソだ!この子のサイズのを探したんだきっと!怖い!想像するとおもろいがとてつもなく怖いぜ、紅屍さん!!)
ディス「?」
吹雪「あはあはははは・・・・失礼しました。」
銀次の場合
吹雪「銀ちゃーん・・・ところで君は下着の付け方を知ってい・・・・・」
ばたっ!
吹雪「・・・・・知らないよな、やっぱ。
銀次「・・・・し、下着もつけるんだね・・・・・(鼻を押さえてます)」
吹雪「・・・・・ぽんっ(肩を叩く)」
永蓮の場合
吹雪「中学生・・・・・・・・。」
永蓮「?何だ?」
吹雪「・・・・・小説って怖いなぁ。」
永蓮「は?」
吹雪「いえ、なんでも。」
華月の場合
吹雪「お似合いです。」
華月「・・・くっ!!」
吹雪「諦めてください。あなたのリーダお二人もやってるんです。」
華月「ううっ・・・!」
吹雪「・・・一番かわいそうな人かもしれない。」
ルピナスの場合
吹雪「ノリノリだな。」
ルピ「ノリノリだよ♪」
吹雪「あ、ケータイにプリクラが・・・・・。」
ルピ「うん、姉さんと一緒にとったのさ!」
吹雪「・・・・一番楽しんでる人かもしれない。」
ほたるの場合
吹雪「・・・・ほほぅ、やっぱカツラをつけるのか。」
ほたる「オレ、ハゲてないけど・・・・・。」
吹雪「ぶっ!いや、そーじゃなくて!・・・・まあ、いいや。しかし完璧に着こなしてるなぁ。」
ほたる「姉さんにやってもらった。」
吹雪「へ?やってもらったの?」
ほたる「うん、やってたら姉さんが血相変えてやってくれるって言うから。」
吹雪(・・・良く見ると微妙に荒れてるな、何があったんだ・・・・)

>>吹雪:以上!楽屋編でした!
>>白亜:次回は本編。よろしく。長いけど。
>>吹雪:では次回でまた!
>
>ユ:はい、待ってます 
>  次回の風華には久し振りに銀次が出ます
>  なるべく早く書き終われるように頑張ります

吹雪:なんかもしもの方が気合入ってるような気がする今日この頃・・・。
白亜:じゃ、次回でね。風華、楽しみにしてるから。