◆−挨拶−桂奈(かな) (2003/8/2 22:19:54) No.26630 ┗未定(完成後つける予定)(1)−桂奈 (2003/8/11 11:27:25) No.26679
26630 | 挨拶 | 桂奈(かな) | 2003/8/2 22:19:54 |
はじめまして。初投稿させて頂きます。桂奈ともうします。 前々から投稿したいなとは思っていたんですが、なかなか出来ずにいたんです が、今回思い切って投稿してみようと思いまして。 がんばりますのでよろしくお願いいたします。 今回投稿させて頂くモノは主人公はロボット。でも別に近未来の話というコトではなく、別世界での話。ロボットというよりは元人間という感じです。 これ以上かくとネタバレしちゃいそうなので、これで失礼します。 お楽しみに。(そんな奇特な方はいませんカモですが。) でわ。 |
26679 | 未定(完成後つける予定)(1) | 桂奈 E-mail | 2003/8/11 11:27:25 |
記事番号26630へのコメント すっと立ち上がり、周りの惨状を見渡す。 といっても自らが生み出したモノだが。 血だるまで倒れている2人の男と1人の女。 散らばったガラスの破片とゼラチン状の物質。 そして 大量のコンピュータ。 SF映画の生物実験場のセットを移動してきたような具合だ。 さしずめ、実験体となった生物が怪物化して暴れたという感じだろうか。 しかし、惨状の真ん中に立ち、生気のない瞳でそれらを見つめるのは、 体が醜くひしゃげ、グロテスクに変色した怪物でも、異常に隆起した筋肉をもつ改造人間でもない。 一人の、異様な、だが美しい、女、だった。 むしろ半端な怪物より恐ろしい雰囲気を放つその女。 年のころは18といったところか。 髪は黒く長く、瞳は何もかもを呑み込む漆黒。肌も浅黒く、日に焼けていた。 手足は長く、身長の割に細身のその女は、裸でただ人形のようにそこに在る。 確かにこの女は人形ではある。ただこの人形は人口的につくられた高度な知能と怪物じみた身体能力を持っていた。 しかしそれらを制御するのは自分ではなく、自分を改造した人間であったはずであった。 だが女は与えられた知能で自分の中に、報復を見つけてしまった。 しかし感情とは違うソレ。それはむしろ記憶。 遠い日の復讐の記憶。 女は矛盾していた。 自分を改造した人間を恨んではいたが理由が分からず、 殺してしまったが、その脳にプログラムされた、 ある指令は執行しなければならないような気がしていた。 その指令はある男を殺せというモノ。 女はゆっくりと動きだす。 その動きは体の使い方を忘れてしまったかのようにぎこちない。 やっと目的のモノにたどり着く。 自分を制御しているパソコンだ。 女はデータをコピーし、自分の脳のチップに蓄積してはどんどんパソコンのデータを削除していく。 全てをし終えた時にはもう女は自分の人間だった時の記憶以外は全てを持っていた。 さっきまでぎこちなかった動きは滑らかになり、生気のない瞳にはひとつの目的がともった。 ――――――――― 殺す。 男を殺す。―――――――――― 今現在、女がこの世に存在するただひとつの目的はある男を殺すコト。 もはや何故この男を殺すのか、という疑問はない。ただ殺すのだ。ターゲットとなったこの男を。 そうして女は建物の中から服を探して着る。 建物のセキュリティに自爆システムをセットして、建物をでる。 もう女は一つの指令さえ、終えれば全ての枷をはずし、自由になれる。 しかもその指令は自分の能力でいえば、赤子の手をひねるようなモノである。 そう、ここにおそらく現時点で地上最強であろう生物、が誕生した。 移動しながらデータを再確認する。 ―――――ターゲット名――――――― シノイ・D・バート (23) ―――――― データ ――――――― 世界的に有名な研究者であり発明家。 発明した特許製品は数え切れない。 知られていないが、世界有数の地下組織「ノアル」の影の黒幕。 18の時、「ノアル」を設立。 若くして世界のトップレベルの権力を持つ。 本人も身体能力は高いが、護衛隊のメンバーの能力も侮れない。 その権力を駆使し5年前から何者かを探している。 ――――――――以上。−――――――― fin 挨拶させてもらってから大部時間がたってしまいました。やっと一話めです。 続きどうしよう。(ネタギレはやいなぁ) |