◆−混沌の井戸端会議−アスター (2003/8/26 17:15:49) No.26831
 ┣Re:混沌の井戸端会議−かぼちゃ (2003/8/26 18:57:58) No.26833
 ┃┗Re:ありがとございます!−アスター (2003/8/27 00:07:07) No.26839
 ┣Re:混沌の井戸端会議−どら・ゴン (2003/8/27 18:07:24) No.26849
 ┃┗Re:混沌の井戸端会議−アスター (2003/8/27 20:02:44) No.26851
 ┣Re:混沌の井戸端会議−無限 竜人 (2003/8/27 22:03:21) No.26853
 ┗ツ、ツボにはまりました・・・・(笑)−海藤雄馬 (2003/9/3 17:45:50) No.26881


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26831混沌の井戸端会議アスター 2003/8/26 17:15:49


混沌の井戸端会議 『決着!?D争奪戦!』

世界の地表から遙か地下にそれ・・・混沌の海はある。淀みのない無が支配するその場所に・・・何故か、どこか懐かしい感じの一軒家がポツンと建っている。そこに一人の男がやって来た。その家に似つかわぬ異国の服に整った顔立ちだが、何故かその顔には情けないほどに恐怖の表情が伺えた。
カラカラカラ・・・
やたら遠慮がちに戸を横に開ける。とその時
「遅いわぁぁぁ!!」
怒号と共に男の顔にトゲ付きはんまぁが突き刺さった!コミカルに倒れる男の前には、やたらと美人な女性が立っているが、その顔は怒りに歪んでいる。
「私の徴集があったら5秒以内に来いって言ってるわよねぇ・・・?分かってんのS!!」
その言葉にSと呼ばれた男は怯えつつ涙を流しながら言葉を発する。
「す、すいませぇぇん!でも5秒なんて無理ですよぉぉ!私は他と違ってカタートに凍り漬けされてて抜け出るの大変なんですからぁぁぁ!L様ぁぁぁ!」
その男の顔に今度は強力な弾力の輪ゴムが直撃する!
「言い訳しない!私に意見できる奴なんて存在しないのよ!てかお前がすんな!」
もはやSに言い返す気力もなく、涙を流すだけである・・・
「お前も大変だな・・・」
ちゃぶ台を囲んで座っている男が三人。その内の一人が隣りに座ったSの肩を叩きながら耳打ちする。
「・・・こんな姿・・・部下に見られたら何て言われるか・・・特にディープシーって奴の陰口はこたえるんだよ・・・何であんな性格に創っちゃったかなぁ・・・俺・・・」
Sがため息混じりに弱音を吐く。
「くじけんなよ!仮にも魔王だぞお前は!」
男の激励にじと目をするS。
「お前はいいよなC・・・自分の世界で自由に動けるんだから・・・」
「馬鹿いうな!水竜王みたいな三流と違って俺のとこの敵は手ごわいんだぞ!毎日机の前で頭抱えてるのが俺の日課なんだからな!」
「・・・お互い・・・」
『中間管理職だよな・・・』
最後の一言は二人の言葉が見事にハモる。
「そこ!雑談しない!」
Lの一言で一斉に4人の男達は黙り込む。
「さて・・・今日皆さんを呼んだのは他でもありません。」
Lは辺りを見回す・・・
・・・沈黙・・・
おずおずとCが風呂敷包みを取り出した。
「あの・・・つまらないものですが・・・」
「あら!そう?お土産なんて悪いわねぇ☆『カオティック印のコスメ用品』!嫌だぁ!また綺麗になるわね私♪」
「えっと・・・僕もこれを・・・」
「なになに!?『デス・フォッグゆべし』・・・?あんたのとこそんな商品出てんの・・・?まぁ、ゆべしだし、後でお茶のお菓子にでもしましょっ☆」
「・・・がぅ・・・」
「ダーク・スター!あんたまでどうしたの!?ゲームソフトじゃない!『ダーク・スターの暴れん坊プリン○ス』・・・分かる人にしか分からないタイトル名ね・・・まぁ、後でやらせてもらうわ♪」
ホクホク顔のL・・・もちろん、呼び出された時にお土産持参なのは暗黙の強制である。
「・・・さて」
びくっ!
Lの視線を察知してSの体が大きく震えた。カタートの氷から抜け出るのに必死ですっかり忘れていたのだ。
「・・・え、えっと・・・」
Sは体をごそごそ動かし・・・あるものを取り出した。
「カ・・・カタート山脈のフィギア10000分の1スケール・・・」
「ただの氷の破片だろうがぁぁ!」
Lの放った先の尖った鳥のモモの骨がSの頭に突き刺さった・・・

「さて・・・本題に入りましょうか・・・」
Lが深刻な顔で語りだした。4人は喉を鳴らして言葉を待つ。4人の考えていることは皆同じ・・・『今回は誰がとばっちりを喰うか』だ・・・
「私ね・・・常々思ってたわけよ・・・」
Lは手を頬に添え、溜め息と共に言葉を吐き出す。
「SとCはいいじゃない?シャブラニグドゥにカオティック・ブルーでしょ?頭文字が被らないから・・・でも、デス・フォッグとダーク・スター!あんた達どっちも頭文字がDじゃない!だからいちいち私はあんた達の時はフルネームで呼ばなきゃいけないのよ!そこで・・・!」
Lが四人をビッ!と指さす!
「今回の呼び出しの理由はこれ!題して!『Dは一体どっちなの?血を見るのは誰なのさ!?激闘!頭文字D争奪戦!』を開催しまぁすっ!!」
『『くだらなっ!』』
思わずハモりつつ突っ込んだ四人の頭に巨大カジキマグロが突き刺さった。
                                                               (続く)

初めまして〜!宜しくお願いしまっす!初投稿ッス♪
L様と四人の魔王の話です☆あとがきのノリで書いてみましたw魔王の性格は創作ですw

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26833Re:混沌の井戸端会議かぼちゃ 2003/8/26 18:57:58
記事番号26831へのコメント

初めまして。かぼちゃと申します。
とっても面白かったです。ありそうで怖いですね・・・。
四人の魔王たちが完全に尻に敷かれて逆らえずにいる姿が容易に想像できました。
しかも慰め合ったりしてる辺りが人間くさくて最高です。
読み始めてから笑い続けてしまいました。
流石、L様な感じです。
上からも下からも文句言われる中間管理職たちとのやり取りが何とも言えません。
この先も楽しみにしてます!頑張って下さい。

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26839Re:ありがとございます!アスター 2003/8/27 00:07:07
記事番号26833へのコメント

暖かいコメント有り難うございます!これからも頑張って書くので是非読んで下さい♪

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26849Re:混沌の井戸端会議どら・ゴン 2003/8/27 18:07:24
記事番号26831へのコメント

初めましてぇ!どらです!よろしゅう!
ハ:ハーリーで通ってますんで、それでお呼びください
>混沌の井戸端会議 『決着!?D争奪戦!』
混沌の井戸端・・・・何?混沌が二、三人集まって井戸の前で会話でもすんの?
ハ:・・・あなたのお兄さんが書こうとしてませんでした?ボツにしたらしいけど
う〜ん・・アレは、混沌同士が戦争・・だったと思う
>「遅いわぁぁぁ!!」
>怒号と共に男の顔にトゲ付きはんまぁが突き刺さった!コミカルに倒れる男の前には、やたらと美人な女性が立っているが、その顔は怒りに歪んでいる。
うわ、トゲ付きはんまぁ・・・欲しい・・
ハ:これ以上お兄さんに傷を付ける気ですか?
>「私の徴集があったら5秒以内に来いって言ってるわよねぇ・・・?分かってんのS!!」
無理でしょそれ。絶対
ハ:瞬間移動なら・・無理か。氷漬けらしいし
>「くじけんなよ!仮にも魔王だぞお前は!」
そう!仮にも魔の王と呼ばれるんなら、その程度で泣くなっ!
>『中間管理職だよな・・・』
ハ:雑魚(ゼロス)が中間管理職じゃないんですか?
それだけL様が偉いんでしょ
>「今回の呼び出しの理由はこれ!題して!『Dは一体どっちなの?血を見るのは誰なのさ!?激闘!頭文字D争奪戦!』を開催しまぁすっ!!」
>『『くだらなっ!』』
>思わずハモりつつ突っ込んだ四人の頭に巨大カジキマグロが突き刺さった
くだらなっ!
ハ:本当にくだらない。ただの暇潰しだな。
>
>初めまして〜!宜しくお願いしまっす!初投稿ッス♪
>L様と四人の魔王の話です☆あとがきのノリで書いてみましたw魔王の性格は創作ですw
あ、多分かなり当たってるんで、気にしないほうが良いですよ。はい
ハ:にしても、Lってそんなに偉かったんだな
まぁ、アンタは鳥版L様しか知らないんだよね・・むしろラッキーじゃない?珍しいから
ハ:珍しいって・・・まぁ、良いです。
S様はまんまですけど・・他の魔王、見たことないからなぁ・・・
ハ:年齢層の違い・・ですかね?
ロスト・ユニバース見てないからなぁ・・・あの当時は他のアニメとか漫画に夢中で
ハ:・・・・そうですか・・・
にしても、本当に初投稿ですか?めちゃくちゃ笑えたんですけど
ハ:この辺り、才能ですね。ギャグがうまい人は、全体的にうまいですから
続きを期待しつつ、さようなら!

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26851Re:混沌の井戸端会議アスター 2003/8/27 20:02:44
記事番号26849へのコメント

ありがとございまっす!最初は読み方がわからなくってかなり戸惑ったりw二人の掛け合いって分かってからは楽しく読ませて頂きましたw頑張って続き書きますのでよろしく!

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26853Re:混沌の井戸端会議無限 竜人 2003/8/27 22:03:21
記事番号26831へのコメント

はじめまして。ショウセツ2に出没する駄文書きの無限と申します。

>世界の地表から遙か地下にそれ・・・混沌の海はある。淀みのない無が支配するその場所に・・・何故か、どこか懐かしい感じの一軒家がポツンと建っている。そこに一人の男がやって来た。その家に似つかわぬ異国の服に整った顔立ちだが、何故かその顔には情けないほどに恐怖の表情が伺えた。

懐かしい感じの一軒屋!? って……けっこうL様って古風。

>やたら遠慮がちに戸を横に開ける。とその時
>「遅いわぁぁぁ!!」
>怒号と共に男の顔にトゲ付きはんまぁが突き刺さった!コミカルに倒れる男の前には、やたらと美人な女性が立っているが、その顔は怒りに歪んでいる。
>「私の徴集があったら5秒以内に来いって言ってるわよねぇ・・・?分かってんのS!!」

トゲ付きはんまぁ(笑)

>その男の顔に今度は強力な弾力の輪ゴムが直撃する!

輪ゴム……とってもいたそう。

>ちゃぶ台を囲んで座っている男が三人。その内の一人が隣りに座ったSの肩を叩きながら耳打ちする。
>「・・・こんな姿・・・部下に見られたら何て言われるか・・・特にディープシーって奴の陰口はこたえるんだよ・・・何であんな性格に創っちゃったかなぁ・・・俺・・・」
>Sがため息混じりに弱音を吐く。
>「くじけんなよ!仮にも魔王だぞお前は!」
>男の激励にじと目をするS。
>「お前はいいよなC・・・自分の世界で自由に動けるんだから・・・」
>「馬鹿いうな!水竜王みたいな三流と違って俺のとこの敵は手ごわいんだぞ!毎日机の前で頭抱えてるのが俺の日課なんだからな!」
>「・・・お互い・・・」
>『中間管理職だよな・・・』

スレイヤーズの世界の魔王って皆苦労人(?)

とても面白かったです。
続きとかあったら絶対読ませていただきます!
それでは。

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26881ツ、ツボにはまりました・・・・(笑)海藤雄馬 E-mail 2003/9/3 17:45:50
記事番号26831へのコメント


こんばんは、はじめまして、アスターさん。
遥か昔(一年位前?)に、この辺に出没してた海藤雄馬と申すものです。
なんせ、レス事態がかなりお久しぶりなもので、失礼な言葉があったらすみません!(先に謝っておこう)


>混沌の井戸端会議 『決着!?D争奪戦!』

なんというか、タイトルに惹かれました!!
「混沌?!ってことは、エル様か♪」
と言う感じで、うきうきで読んでみたりしましたv
エル様ファンなんですよ、私。


>「遅いわぁぁぁ!!」
>怒号と共に男の顔にトゲ付きはんまぁが突き刺さった!コミカルに倒れる男の前には、やたらと美人な女性が立っているが、その顔は怒りに歪んでいる。
>「私の徴集があったら5秒以内に来いって言ってるわよねぇ・・・?分かってんのS!!」

をおお!!これこそエル様です!(笑)
各世界で恐れられている魔族たちの王も、エル様にかかればこんなものですよねv(酷)


>「・・・お互い・・・」
>『中間管理職だよな・・・』
>最後の一言は二人の言葉が見事にハモる。

あ〜、なんかすごい実感こもってますね〜(笑)
苦労人です、魔王様(苦笑)
けど、結局は竜神より、魔王の方が被害(?)被るのですよね〜、エル様の。
がんばれ、中間管理職!


>「カ・・・カタート山脈のフィギア10000分の1スケール・・・」
>「ただの氷の破片だろうがぁぁ!」
>Lの放った先の尖った鳥のモモの骨がSの頭に突き刺さった・・・

をぉぉ!苦肉の策!
氷の破片って、Sさんいつの間に・・・・。


>「今回の呼び出しの理由はこれ!題して!『Dは一体どっちなの?血を見るのは誰なのさ!?激闘!頭文字D争奪戦!』を開催しまぁすっ!!」
>『『くだらなっ!』』
>思わずハモりつつ突っ込んだ四人の頭に巨大カジキマグロが突き刺さった。

思っても言葉に出しちゃ駄目ですよね♪
けど、ここが一番ツボにはまりましたv
なんか、パソの前でニヤニヤする怪しい人と成り果てていました(汗)


>初めまして〜!宜しくお願いしまっす!初投稿ッス♪
>L様と四人の魔王の話です☆あとがきのノリで書いてみましたw魔王の性格は創作ですw

面白かったです!
魔王様たちの性格ばっちりだとおもいます☆
あとがきのノリ結構好きです〜v
続きは?続きは・・・?(期待)

久々にツボにはまる話でしたv
楽しかったです!
ではでは


海藤雄馬