-ゼロス君のある日の日記2-時計うさぎ(5/11-23:24)No.2684
 ┣熊野さくら様へ-時計うさぎ(5/11-23:39)No.2685
 ┣Re:ゼロス君のある日の日記2-熊野さくら(5/12-03:00)No.2690
 ┃┗レス遅れてゴメンナサイでスー(;;)-時計うさぎ(5/17-00:14)No.2734
 ┣Re:ゼロス君のある日の日記1、2-松原ぼたん(5/12-18:18)No.2691
 ┃┗レス遅れてすみませんですー(;;)-時計うさぎ(5/17-00:21)No.2735
 ┣ゼロス君のある日の日記3-時計うさぎ(5/17-00:08)No.2733
 ┃┗Re:ゼロス君のある日の日記3-松原ぼたん(5/21-22:10)No.2782
 ┗いきなり通知。-時計うさぎ(5/21-18:41)No.2781


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2684ゼロス君のある日の日記2時計うさぎ E-mail 5/11-23:24

 注:これの前にあった話が過去記事の方に移動してしまったので、そちらの方を
   よんでから、こちらを読んだ方が良いかと存じ上げます。

「いたいいたいですってば・・・・ヴァルガーヴ君・・・髪を引っ張らないでくだ
さい。」
 獣王様に投げつけられた、がらがらを片手に、僕は、僕の紙を引っ張るヴァル君
の小さな手を髪からはずすのでした。
 獣王様が出ていってしまわれてから。かれこれ30分はたち、元々、子育てとか
子供のお世話というものをした事の無い僕にとって、ヴァル君のお守りはとても大
変なものでした。
「獣王様ぁ・・・早く帰ってきてくださいよぉ。」
 最終的には、そんな泣き言まで口から漏れてしまうしだい・・・。
 だいたい、フィリアさんもフィリアさんです、事もあろうに、獣王様がお散歩に
行かれていた時間にヴァル君をカタートに置き去りにするなんてっ!!
 今日が、魔族会議があるし、獣王様が帰ってくるまでのんびりすごす予定でした
のに。
「あ・・・あたたたたた・・・・・ヴァル君っっ、そのよだれのついたてで、僕の
髪の毛を引っ張らないでくださいっ・・・あ・・・・あーあ・・・・べとべとにな
ってしまったじゃないですか・・・。」
 ぱっと、掌から僕は、ハンカチを取り出すと、べとべとになった、髪を丁寧に拭
きました。
 さてはて、こんな苦労が、続くのでしょうか・・・。
 そう思った時でした。
「ゼロスーいないのー???」
 と、元気の良い声が。
 これも、あのお方様のご慈悲かっと思ったぐらいでしたね。
「シェーラさん、こちらですよ、謁見室です。」
 僕は、助けを求むように、言いました。
 シェーラさんは一応女ですから、子守りぐらいできるんじゃないかと思ったんで
す。 ま・・・まぁ・・・のちのち、シェーラさんに頼んだ事を後悔するなんてこ
と、その時の僕は、まだ思いもしませんでしたから・・・。
 こんこんっっ。
 と、軽いノック音とともに、扉が開き、いつもの、将軍服にマントを着けた、覇
王将軍シェーラさんが、扉の向こうに立っておいででした。
「お久しぶりですね。」
 僕は、挨拶をなげますと、彼女は「はろぉ♪」と軽く、答えを返しました。
 ただ・・・その顔はいぶかしげに僕をまじまじと見ていました。
「ねぇ・・・ゼロス聞くけど、あんた、何でひよこさんアップリケ付きのエプロン
なんか着けて。赤ちゃん抱いてるの?」
 ふーむ、誰でも、聞く質問だとおもいましたね。実際僕も獣王様が抱いておられ
た時同じような質問いたしましたし。
「獣王様が拾ってこられたんです・・・・りとる・ヴァル(転生後)ですよ。」
「ヴァル・・・?ヴァルって・・あの、魔竜王ガーヴの元神官のっっヴァルガーヴ
っ!?」
 シェーラさんは、オーバーリアクションで 驚いてくれました。
 ヴァルの報告は、一応、覇王様、海王様にもしておきましたし、その下におられ
る、神官将軍の方に伝わっておられても変ではないですからね。
「そうです・・・火竜王の下の黄金竜の元巫女、フィリア・ウィル・コプトさんが
おそだてになられていた、お方様の手によって転生させていただいたエンシェント
ドラゴンの生き残りのヴァルガーヴさんです。」
 僕は、丁寧に、説明調で言いますと、シェーラさんは、「報告書に書いてあった
から知ってるけど」と、歩み寄り、小さなりとる・ヴァルをまじまじと見詰めまし
た。
「ふーん・・・はぁい、ヴァル?」
 小さな手を掴んで、握手のような事をするシェーラさん。
 女の方って、皆小さな者に弱いのでしょうか・・・・海王様などは、既に、海王
将軍・神官のお二方を見れば、小さな子供好き(専門用語ではしょたこんというら
しいです)なのは分かるんですが。
「シェーラさん・・・悪いんですが、彼のお守り頼んでもよろしいですか?僕、子
守りってした事なくて。」
 僕の言葉が終わるなり、ヴァル君の顔が歪みました。
 無邪気な笑顔が・・・泣きそうな顔になって・・・・とうとう・・・。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっっっ。」

 大絶叫にも等しい泣き声で、泣き始めたのです。
 僕はおろおろおたおたしてしまい、シェーラさんなど、ぽかんとその場で唖然と
しておられました。
「あ・・・ゼロスっ、この子、ホームシックなんじゃ?」
「捨て子がホームシックですか?」
「なら、お乳。」
「僕男です。」
「あたしも無理・・・じゃ・・・おしめは?」
「おしめですか?・・・うーん・・・なんかおしめの変わりになるものありますか
?」
 シェーラさんと僕の、早口が交わされ終わった時、ちょうど、海王様と獣王様が
一つの珠をもって帰ってこられました。
「あんた達、なに泣かせてんのよ?」
 獣王様の言葉に僕は、身を縮めました。
 が、隣におられた海王様が、フォローしてくださいました。
「ゼラスちゃん? あたし達ならともかく、子育て経験の無い、ゼロスちゃん達に
は無理よ。 それに、あの子のほしがってるのって、お乳でしょう?」
 海王様は、慣れた手つきで、僕の手からりとる・ヴァルを取り上げますと、片手
を閃かしました。
 すると、閃かした手に、ほ乳びんが握られており、中には、たっぷりと、甘い匂
いのするミルクが詰められておりました。
「なつかしーものもってるはね、ダルフィン?」
 獣王様は、哺乳ビンをしげしげ眺めていわれました。
 もしかすると、僕もあのようにして、獣王様に最初育てられたのでしょうか?
 ともかく、獣王様にこの赤ちゃんどうするか決めていただかなくてわ!!
「獣王様、いかがなさるのですか?
 りとる・ヴァルをこのまま魔族側として育てるのですか?」
 僕の言葉に、隣でシェーラさんが「おもしろそー。」とか呟いていましたが、あ
えて無視し、僕が先を言おうとしましたら、獣王様はその僕の鼻っ面に、もって帰
ってこられた、珠を突き出しました。
「詳細はこの中よ・・・L様直々の命令。」
 その獣王様の言葉に、シェーラさんと僕は息を呑むのでした。

 次のページへ。

 ここまで読んでくださいましてありがとうございます。
 過去記事になると 読みにくくなってくると思うので、続けて、手早く書いてい
こうと思います。
 これからもよろしくお願いいたします。

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2685熊野さくら様へ時計うさぎ E-mail 5/11-23:39
記事番号2684へのコメント
 過去記事に、飛ばされてしまった、レスがこちらに書く事になってしましまして、すみ
ませんですm(__)m
 
 獣王軍をこよなく愛す、時計うさぎと申します 以後お見知りおきを。

 今回りとる・ヴァルを中心におこる魔族どたばたギャグですが 読んでいただきありが
とうございます。

 難解に分かれ書くかわからないですが、続きもということで、続けて行きます これか
らもよろしくお願いいたします。






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2690Re:ゼロス君のある日の日記2熊野さくら 5/12-03:00
記事番号2684へのコメント
 最初に・・・・
  申し訳ありません・・・あいさつもせずに・・・私の好きな3大キャラ(ゼロス
  ・ゼラス様・ヴァル)が出てきて、興奮のあまりいきなりレスから入ってし
  まいまして・・・改めまして、はじめまして。熊野さくらと申します。
  
> さてはて、こんな苦労が、続くのでしょうか・・・。
   っていうか、ゼロス様の下で働いている限り永遠のような・・・(笑)

>「ねぇ・・・ゼロス聞くけど、あんた、何でひよこさんアップリケ付きのエプロン
>なんか着けて。赤ちゃん抱いてるの?」
   ひよこさん・・・(笑)ゼロスいい味だしてます(^^)

> 女の方って、皆小さな者に弱いのでしょうか・・・・海王様などは、既に、海王
>将軍・神官のお二方を見れば、小さな子供好き(専門用語ではしょたこんというら
>しいです)なのは分かるんですが。
>   (笑)そうかぁ・・・

>「ゼラスちゃん? あたし達ならともかく、子育て経験の無い、ゼロスちゃん達に
>は無理よ。 それに、あの子のほしがってるのって、お乳でしょう?」
   あたし達ならって・・・

> もしかすると、僕もあのようにして、獣王様に最初育てられたのでしょうか?
   そうかぁ・・・ゼロス様って子育て経験者なのかぁ・・・(笑) 


  おもしろかったです。(^^)
  次回も楽しみにしてます。

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2734レス遅れてゴメンナサイでスー(;;)時計うさぎ E-mail 5/17-00:14
記事番号2690へのコメント

> 最初に・・・・
>  申し訳ありません・・・あいさつもせずに・・・私の好きな3大キャラ(ゼロス
>  ・ゼラス様・ヴァル)が出てきて、興奮のあまりいきなりレスから入ってし
>  まいまして・・・改めまして、はじめまして。熊野さくらと申します。
いえいえ・・・感想を書いて頂けるだけで、歓喜感激雨霰ですっっ♪
今後もよろしくお願いいたしますっっ♪
  
>> さてはて、こんな苦労が、続くのでしょうか・・・。
>   っていうか、ゼロス様の下で働いている限り永遠のような・・・(笑)
 ふっ・・それはいわにお約束。

>>「ねぇ・・・ゼロス聞くけど、あんた、何でひよこさんアップリケ付きのエプロン
>>なんか着けて。赤ちゃん抱いてるの?」
>   ひよこさん・・・(笑)ゼロスいい味だしてます(^^)
 一度イラスト描いてみたなーなんて野望を・・。

>> 女の方って、皆小さな者に弱いのでしょうか・・・・海王様などは、既に、海王
>>将軍・神官のお二方を見れば、小さな子供好き(専門用語ではしょたこんというら
>>しいです)なのは分かるんですが。
>>   (笑)そうかぁ・・・
うちのダルフィン様は、ちっちゃいこ好きなんですの。

>>「ゼラスちゃん? あたし達ならともかく、子育て経験の無い、ゼロスちゃん達に
>>は無理よ。 それに、あの子のほしがってるのって、お乳でしょう?」
>   あたし達ならって・・・
育児経験ありの、ゼラス様と、ダルフィン様・・・。
多分ガーヴとか男組は 作ったじてんから、大人と御老人だった事でしょう。

>> もしかすると、僕もあのようにして、獣王様に最初育てられたのでしょうか?
>   そうかぁ・・・ゼラス様って子育て経験者なのかぁ・・・(笑) 
いちおーそーゆー設定で・・・お話は進めます。
>
>  おもしろかったです。(^^)
>  次回も楽しみにしてます。
ありがとうございますっm(__)m

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2691Re:ゼロス君のある日の日記1、2松原ぼたん E-mail 5/12-18:18
記事番号2684へのコメント
 面白かったです。

> いつもの玉座、いつもの部屋・・・なんか違うのは 獣王様が、手にがらがらを持って
>らっしゃるって所とそして・・・なぜか・・・獣王様の腕の中に りとる・ヴァル(転生
>後)がいるというところでした・・・。
 見てみたい・・・・。
> なんかちょっと、むかっってきた事も、暴露しておきましょう。
 それは自然な真理でしょう(笑)。
>「失礼な事をいうわね・・・。カタートに落ちてたのよ。」
 なかなかユニークな表現で(笑)。
> 敵側カタートに捨てにくるなんて・・・にしても、獣王様も拾ってくるなんて・・・。
 捨てたと決めつけなくても・・・・。
> いっとくけど、とって食べちゃぁだめよ?」
 きついぞ、その冗談。
>「いたいいたいですってば・・・・ヴァルガーヴ君・・・髪を引っ張らないでくだ
>さい。」
 ・・・・何か似合うんですけど(笑)。
> ぱっと、掌から僕は、ハンカチを取り出すと、べとべとになった、髪を丁寧に拭
>きました。
 物理的攻撃はきかないから・・・・精神的に辛いのね(笑)。
> これも、あのお方様のご慈悲かっと思ったぐらいでしたね。
 それは絶対ない(きっぱり)。
> 女の方って、皆小さな者に弱いのでしょうか・・・・海王様などは、既に、海王
>将軍・神官のお二方を見れば、小さな子供好き(専門用語ではしょたこんというら
>しいです)なのは分かるんですが。
 何かとんでみないことをさらりと・・・・(笑)。
> もしかすると、僕もあのようにして、獣王様に最初育てられたのでしょうか?
 想像するとものすごいものがあるんですけど。
>「詳細はこの中よ・・・L様直々の命令。」
 じっ、直々って・・・・。

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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2735レス遅れてすみませんですー(;;)時計うさぎ E-mail 5/17-00:21
記事番号2691へのコメント

> 面白かったです。
よかったですっ!
>> いつもの玉座、いつもの部屋・・・なんか違うのは 獣王様が、手にがらがらを持って
>>らっしゃるって所とそして・・・なぜか・・・獣王様の腕の中に りとる・ヴァル(転生
>>後)がいるというところでした・・・。
> 見てみたい・・・・。
いつか描きたいなーなんて思ってはいるのですが・・・

>> なんかちょっと、むかっってきた事も、暴露しておきましょう。
> それは自然な真理でしょう(笑)。
うちのゼロス君は、ちょっと甘えん坊っ!?

>>「失礼な事をいうわね・・・。カタートに落ちてたのよ。」
> なかなかユニークな表現で(笑)。
うーん・・魔族の方ですから(?)

>> 敵側カタートに捨てにくるなんて・・・にしても、獣王様も拾ってくるなんて・・・。
> 捨てたと決めつけなくても・・・・。
言葉をうのみにしちゃぁいけませんね・・・。

>> いっとくけど、とって食べちゃぁだめよ?」
> きついぞ、その冗談。
ははは・・・なんか、この言葉しか出てこなくて・・・

>>「いたいいたいですってば・・・・ヴァルガーヴ君・・・髪を引っ張らないでくだ
>>さい。」
> ・・・・何か似合うんですけど(笑)。
ベビシッターゼロス登場!?

>> ぱっと、掌から僕は、ハンカチを取り出すと、べとべとになった、髪を丁寧に拭
>>きました。
> 物理的攻撃はきかないから・・・・精神的に辛いのね(笑)。
そーゆーことです。


>> 女の方って、皆小さな者に弱いのでしょうか・・・・海王様などは、既に、海王
>>将軍・神官のお二方を見れば、小さな子供好き(専門用語ではしょたこんというら
>>しいです)なのは分かるんですが。
> 何かとんでみないことをさらりと・・・・(笑)。
聞かれたら・・・お二人から愛の鞭がいただける事でしょう。

>> もしかすると、僕もあのようにして、獣王様に最初育てられたのでしょうか?
> 想像するとものすごいものがあるんですけど。
うーん・・・・御幼少みぎりのゼロス君と、お母様ゼラス様・・・(ただいま想像中)

>>「詳細はこの中よ・・・L様直々の命令。」
> じっ、直々って・・・・。
>
> 本当に面白かったです。
> ではまた、ご縁がありましたなら。
ほんとうっっに、毎度読んでくださいましてありがとうございますっっm(__)m

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2733ゼロス君のある日の日記3時計うさぎ E-mail 5/17-00:08
記事番号2684へのコメント

 注:これの前にあった話が過去記事の方に移動してしまったので、そちらの方を
  よんでから、こちらを読んだ方が良いかと存じ上げます。
 過去記事行きの1を読んだ方掲載されております2を読んだ方 遅くなりました。

「お方様から直々・・・ですか。」
 僕は思わず、獣王様の言葉を聞き返すように呟きました。
 獣王様は こくんとうなづかれ、シェーラさんは はふっっとため息を吐いておられ、
海王様は・・・りとる・ヴァルをあやしておいででした。
「ま・・・そんなに堅くなるような事おっしゃってる言珠ぁないからそんなに恐縮しなく
たってよくってよ?」
 獣王様は、さらりとそうおっしゃいました。
「その直々の命令って、誰あてのでしょうか?」
 僕がそう尋ねますと、獣王様はきょとんとされました。
 僕、なんか変なこといったでしょうか?
「なぁぁぁにいってんのよ?」
 獣王様はそう言いますと、つかつか歩み寄るなり、僕のほっぺをむにぃーっと引き伸ば
されました。
「ひゅーおーしゃま、いひゃいっいひゃいれふってばっっ!!!(獣王様、痛い痛いです
ってば!!!)」
 僕は、手足をばたつかせていこういたしました。
 っていうか・・・ほっぺで全身を支えるのはちょっと・・・。
 だって・・・僕より獣王様の方が背が高いんですもん!!多分10センチぐらい宙に浮
いてたのではと・・・その時獣王様はヒールをはいておられましたから。
「あたし宛てだったら、何ももって帰ってなんて来ないわよ、ひかえの方でリロードして
るわよ・・・。
 これ、誰宛てかですって? もちろん、ゼロス宛てに決まってるでしょっっ!!」
「はにゅぅーーひょーれふかぁぁ・・・」
 僕は、目から涙をこぼしつつ、獣王様のお言葉を受け入れているのでした。
 獣王様はしばらく気が済むまで、僕のほっぺでたてたてよこよこまるかいてちょんを数
回に渡っていたしました。
 おかげで、手を放されたあとも、僕の歩っぺには、引き伸ばされている間の感触という
者が残っているのでした。
「さてと・・・ゼロス「お使い」のリストよ。これはね。」
 「お使い」のリストとは、僕と獣王様の間では、お仕事の意味を表すのです。
 ほっぺをさすっている僕に、獣王様は、もって帰ってこられました、言珠を渡されまし
た。
 僕は、その言珠をまじまじと見詰めました。
 金色に輝く宝珠といった所か、とても輝いていました・・・・さすがお方様(金色の魔
王様)の言珠ですね。
「あの・・・お使い物リストとおっしゃいましたけど・・一つだけじゃないんですか?」
 僕の問いに、獣王様は間髪入れず「そうよ。」とおこたえいたしました。
 しくしく・・・・帰って来て、休む間も無くりとる・ヴァルのお守り その次はお使い
ですか・・・。
「あうぅぅぅぅぅ・・・・。」
 僕の嘆きに・獣王様は、肩をたたいて、頭を振られます・・・。
 あのぉ・・・獣王様、その動作は何を意味してらっしゃるのでしょー・・・?
「ともかく行ってきますね・・・。」
 僕は、ふらりと立ち上がると 扉に向かって歩き始めました。
 僕って、なんて不幸なんでしょー・・・。
「あ・・・ちょっと、ゼロスまちなさいって・・・シェーラ!!どうせ、覇王が手につけ
れなかった書類持ってきたんでしょ?悪いけど、ダルフィンに回しておいて。」
 獣王様の言葉に ダルフィン様が抗議の言葉を上げてらっしゃいますが、ちょっと、あ
まりにもひどいお言葉なので削除しときます。
「ダルフィン、それと、りとる・ヴァルをこっちにわたして。今から行く「お使い」にい
るのよ。」
 獣王様は、ダルフィン様の腕の中で、今やすやすやと眠っています、りとる・ヴァルを
抱きかかえました。
 思えば、いつのまにか泣き止んでたんですねー・・・。
「ゼロス、悪いけど、あたしも行く事になってるから。よろしくね?」
 こうして、僕と獣王様は、久々に揃って、群狼の島から、町へと出たのでした。

次のページへ。

あぅっっ・・・なんか、雑っぽい・・・。
早く書くっていったのに遅くなって申し訳ないです・・・すみませんですっっ!!
にしても・・・嫌われてるのでしょーか・・・書き込みするのに時間がかかる・・・・・
(;;)

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2782Re:ゼロス君のある日の日記3松原ぼたん E-mail 5/21-22:10
記事番号2733へのコメント
 面白かったです。感想遅れて申し訳ありません。ちょっと風邪など引いてたもので。

> 獣王様は こくんとうなづかれ、シェーラさんは はふっっとため息を吐いておられ、
>海王様は・・・りとる・ヴァルをあやしておいででした。
 緊迫感が・・・・どこか足りない(笑)。
> っていうか・・・ほっぺで全身を支えるのはちょっと・・・。
 痛そう・・・・。
> 僕って、なんて不幸なんでしょー・・・。
 確かにそうかも・・・・。

 本当におもしろかったです。テストがんばって下さい。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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2781いきなり通知。時計うさぎ E-mail 5/21-18:41
記事番号2684へのコメント
 さぁぁぁぁぁ学生の皆様・・・負を絞る日々ですねっっ
 中間テストの時期ですっっ!!
 お。ゆーわけで、自称御多忙学生時計うさぎも明日より中間テストぉぉっっ!!
 化学は 40点以下で赤点 数学は30点以下で赤点・・・。
 ふっきびしーなぁ・・・・。
 ってなわけで・・・皆々様・・・来週の水曜日まで・・・「ゼロス君のある日の日記・4」まっててくださいね・・・。
 ちゃんと終わったらすぐに・・・書くからっっ(;;)