◆−NXSTすとーりぃ 序章−T&初めましてのごあいさつ−スティック (2003/9/8 19:23:34) No.26909
 ┣S様が可愛く見えた私は末期です(ワケわかんねぇ)−夜宵 吹雪 (2003/9/8 20:03:13) No.26911
 ┣NEXTすとーりぃ 序章−U−スティック (2003/9/9 13:11:06) No.26914
 ┣NEXTすとーりぃ 序章−V−スティック (2003/9/9 22:26:16) No.26918
 ┣NEXTすとーりぃ 1章−1−スティック (2003/9/10 15:44:29) No.26919
 ┣NEXTすとーりぃ 1章−2−スティック (2003/9/11 19:25:27) No.26934
 ┣NXSTすとーりぃ 1章−3−スティック (2003/9/12 17:00:15) No.26940
 ┣NXSTすとーりぃ  1章−4−スティック (2003/9/13 19:43:54) No.26956
 ┣NEXTすとーりぃ 1章−5−スティック (2003/9/13 21:46:54) No.26958
 ┣NXSTすとーりぃ 1章−6−スティック (2003/9/14 11:35:45) No.26960
 ┗NXSTすとーりぃ 1章−終話−スティック (2003/9/15 12:39:33) No.26969
  ┗はじめまして−りぃ (2003/9/15 23:26:51) No.26974
   ┗Re:はじめまして−スティック (2003/9/17 16:43:45) No.26983


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26909NXSTすとーりぃ 序章−T&初めましてのごあいさつスティック 2003/9/8 19:23:34



 ★前書き★

  初めまして、スティックです。
  只今、ホームページめぐりをしていまして、楽しそうだと思ったのでお邪魔させていただきました。
  はっきり言って、下手くそだと思いますが、お目汚しとならぬよう気をつけます。
  ちなみに、「あとがき」は、おそらく出番の無い【L様】がやることになってます。
  ついでに、これは、題の通り、本編15巻その後の話となっています。
  さらについでに、アニメ要素はTRYが含まれています。
  さらに、魔法に関しては、分かりやすくカタカナでいきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   序章−T 「異変そして、覚醒」


  
  

  ズカズカズカ

 「なぁ・・・」

  ズカズカズカ

 「おい・・・」

  ズカズカズカ

 「リナ〜・・・」

  ピタ

 「だぁぁ!!もう、何よ!!黙って歩けないの!?」

 「だってなぁ・・・もう昼過ぎだぜ?腹減ったよぉ〜」

 「情けない声だすなぁぁ!!」

  おっと、お見苦しい所を失礼♪(反省気無し・・・)あたしの名は「リナ」
  知る人ぞ知る、・・・むしろ、知らない人っていうのが珍しい・・かも・・・・。
  
  ゴホン

  かの有名な「天才美少女魔道士リナ=インバース」とはこのあたしのことだ!!
  って、笑うな!そこ!!たしかに、自分で言っててどうかと思う今日この頃だが・・・
  とにかく、あたし達は、ある戦いを終わらせて、今現在、あたしの故郷である「ゼフィーリア」に向ってる所なのだ!!
  ついでに、その戦いのせいで、とある自称「謎の神官です(はぁと)」から買い取った「タリスマン」が無くなったのだが・・・
  まぁ、それはそれ、噛み砕いて飲み込んで、残ったのも飲み込んだからなんだけど・・・
  って、だから笑うな!!・・・ふぅ、
  それで、増幅が出来なくなったかと思いきや!ところがどっこい!!魔力がアップするのなんのって!
  「ラグナ・ブレード」も持続が伸びるは、「ギガスレイブ(不完全版)」撃っても髪白くならないわと
  とことんいいことずくしなのね〜・・・でも、手加減しないと「ファイアーボール」1個で焼け野原にもなるから・・・
  もちろん、本気で「ドラグスレイブ」撃とうモンなら、森どころか、山約4っつ分くらいは吹っ飛ぶ
  言っておくが、人がいないのを見たうえでの実験だからね、まぁ、ガウリィの奴は時たま巻き込まれてお星様になっていたが・・・
  それは、もう、過去の思い出・・・(遠い目)


  てなわけで(どーいうワケじゃい!・・・とか突っ込まないでね)
  あたし達は、とある山道を歩いているのだけれど・・・まぁ、これがまたガウリィのうるさいこと!
  「腹減った」しかいってこないんだから・・・
  あたしだって、お腹すいてるの我慢してるのに・・・・。

 
 「なぁ、リナ〜」

 「だーもう、分かったわよ!!あっちから川の音が聞こえるから・・・」

  そこで食事を・・・っておい・・・人が話し終わらないうちに行くな!!くらげ!!

 
  さーて・・・やりますか!虫をつけたら文句言うので、仕方ないから「入れ喰い」で・・・
  
 「お!また来たぞ!リナ」

  まぁ、これがよくつれる、ぽこぽこと・・・
  早速ガウリィが火をくべて焼いているけど・・・一人で食うなよ・・・

 「ガウリィ!!あんた・・・1人で食べるんじゃないわよぉぉ!!!!」




   ズッゴオオォォォォン!!!!!




 「あ〜れ〜・・・」

  よくある言葉をほざきながら飛んで行く黄色い物体・・・

  
  ドクン

  
  おや・・?

 「おい!リナ!!行き成りファイアーボールは無いだろ!!」


  ドクン

 
 「リナ・・?」

  なに・・これ・・・

 
  ドクン


 「う・・・」

 「リナ!!おぃ、リナ!!」






  ガウリィ・・・






  



 「ガウリィ!!!!・・・・ってあれ?ここは・・・」

  目が覚めたら、広がるは暗い闇・・・空にあるはずの星屑なんかがあるけど・・・
  ここは・・・?

 【ここは、お前等人間が一般に混沌の海と読んでいる場所だ】

  ・・・今の声は・・・

 【デモンブラッドを飲み込むなどと・・・いくらお腹が減ってたとはいえ・・・】
 
  って、まてい!何故知っている!!というか・・・あたしの中から声が・・・

 【・・・我はお前の中にずっといたからな・・・もっとも、お前の心とあのお方の力のせいで出てこれなかったが】

  あのお方・・?って・・・お”い・・・・まさか・・いや、でも・・・

 【・・・まだ分からんか?リナ=インバース】

  やっぱりぃ〜・・・(泣)

 【その通り、我は「赤眼の魔王シャブラ二グドゥ」・・・っておい聞いてるか?】

  聞いてるも何も・・・なんだって今更ぁ〜・・・しかもこんなとこに・・・
  で?ガウリィは?

 【・・・・・】

  ねぇ、

 【・・・・魚食ってる・・・(汗)】


  ブチ!!


  あの・・・くらげ!!あたしが釣ったお魚さんを〜!!おにょれ・・ゆるすまじ!!

 【・・・話・・・続きいいか?というか、いちおう、北にいる魔王と同じ姿で出るぞ?話しにくいからな・・】

  とかなんとか言っているが、今のあたしの頭の中はガウリィへの復讐心で燃えている!
  んっふっふっふ・・・混沌の力を使った魔法・・・実はいくつか開発したのよね・・・
  そのうちの1個がたしかまだ試してなかったはず!・・・んふふ・・・実験してやろ・・・

 「・・・・考えていることは丸分かりだが・・?というか、そういう問題か?」

 「そういう問題よ!・・・って、あんたが・・・」

  今、あたしの目の前にいる人物・・・黒い長い髪にありきたりな魔道服を着た男
  て、ちょっとまて、その姿って・・・

 「・・・レイ=マグナス・・・知っているだろう?そいつが北に封印されている魔王の器だ」

 「・・・やっぱ・・?ん〜・・・まぁいいか、で?あたしの中にいた欠片の一つのあんたがなんのよう?しかもこんな所で」

 「いや・・・その・・・実は・・・お前、デモンブラッド飲み込んだろ?」

 「えぇ、全部ね」

 「その、魔力・・・つまり、四界の王の力を統べるものを飲んだってことは、その魔王達の力を借りた呪も使えるわけだが・・・」

  ・・・ルーク=シャブ(めんどいので略)につかったあの呪・・・ね
 
 「それは既に、お前の魔力の一部となってしまっている・・・さらに、以前フィブリゾを滅ぼした時使ったあの技」

 「ギガスレイブ完全バージョン?」

 「そうだ、それで、お前の身体にあのお方が降臨されたわけだが・・・」

  ん・・・?まざが・・・・

 「・・・あの時、我が滅びなかったのは、あのお方のささやかな遊び心のおかげでだったり・・・」

 「その話はいいから、そのさき言って」

  さらりと放つあたしの言葉に、涙ぐみながら・・・本当に魔王か?
  
 「・・・あの時、あのお方が離れた後、その1部が、お前の中に残ってたりするんだよな・・・これが・・」

  おいおい・・・それって・・・

 「で、それらを察するに、あのお方の考えていることはタダ一つ!!」

  そして、あたしの恐れていた(たぶん)言葉がつむぎだされた・・・
 
 「お前を核とし、我がお前と完全に同化する、さらに、デモンブラッドの魔力であのお方の力の1部も同化・・・即ち」

 「・・・四界+あのお方の力があたしの一部に・・?」

 「いえーす!!・・・とは言っても賞品はでないぞ」

 「いらん!つか、あんたね・・・仮にも魔王がそんなやたらフザケタ口聞いちゃっていいの!?」

 「仕方なかろう・・・我とておちゃめ・・・」

 「はいはい、とにかく、あたしもルークと同様、あんたと同化しろと?」

  何故か宇宙のスミでいじけている魔王
  魔王は、こっくりと頷く・・後ろ向きで・・・だぁ!情けない!!

 「とは言っても、魔に近くなり、我の力や他の魔王の力やあのお方の力を自在に使えること意外は普段のお前と変らん
  ただの魔力アップと思えばいいだろう・・・もっとも、魔族みたいに半永久的に生きることになるが・・」

 「・・・魔力がアップして、寿命が永久的、それ以外は変らないと?」

 「そうだ、お前であることには変わりない・・・我と話が出来るのもこれが最後となろう・・・
  ついでに、北の魔王は我とお前の同化、あのお方の力を受け継いだことは知らない
  しばらくからかうのもいいかもな・・・じゃ、そーいうことで♪力加減は実験しながら覚えてくれ!」

 ・・・とやたらふざけた口調で言った後、景色が歪み、さっきまで話していた相手があたしの中に入り



  あたしは目が覚める・・・この時、あたしの瞳は「赤」と「金」のオッドアイとなっていた・・・。
  





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  はーい!お待ちかねLのあとがき!!

  なんだか急展開を見せたけど・・・何も考えてないわね・・・スティックの奴・・・
  しかも・・・私の出番がないぃ!??ふざけんじゃないわよ!!ったく・・・
  ま、これからさきがおもしろそうだけどね・・・・v

  しっかし、Sの奴・・・どーいった性格してんのかしら・・・・ま、いいか所詮部下だし・・・

  さて、次回は、ついに到着!ゼフィーリア!!リナのねーちゃんも登場よ!!
  さらにそこでもなんかあるけどね・・・うふv
  
  それでは、またお会いしましょう!!(後でなぐっとこ、スティックの奴v)


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26911S様が可愛く見えた私は末期です(ワケわかんねぇ)夜宵 吹雪 E-mail 2003/9/8 20:03:13
記事番号26909へのコメント

> ★前書き★
>
>  初めまして、スティックです。

吹雪:あ、初めまして。夜宵吹雪(やよいふぶき)といいます!
白亜:んでそのオリキャラ白亜(はくあ)だよ。よろしく。
吹雪:えー、今回は白亜を相棒に暴走染みたレスをお送りします。
白亜:危なくなったら、俺が吹雪を鉄パイプで黙らせるからねー。
吹雪:・・・・・せめてハリセンかぴこぴこはんまぁに・・・・・。

>  ちなみに、「あとがき」は、おそらく出番の無い【L様】がやることになってます。

吹雪:王道ですよね。あとがきはL様!
白亜:・・・でも吹雪の書いた小説のあとがきは、ほとんど俺とかが占めてるよ?
吹雪:ぎゃー!なんちゅうことを・・・!!
ちゅどーん!ちゅどーん!ちゅどー(以下省略)
白亜:・・・燃え尽きたね。真っ白に・・・・・。

>  ついでに、これは、題の通り、本編15巻その後の話となっています。
>  さらについでに、アニメ要素はTRYが含まれています。

吹雪:(復活)ヴァルとフィリアが好きなのです。
白亜:あ、香ばしい香りが・・・・。

>  かの有名な「天才美少女魔道士リナ=インバース」とはこのあたしのことだ!!
>  って、笑うな!そこ!!たしかに、自分で言っててどうかと思う今日この頃だが・・・

吹雪:自称と他称は常に相容れぬものなのです・・・・・。
白亜:うんうん。

> 【ここは、お前等人間が一般に混沌の海と読んでいる場所だ】
>
>  ・・・今の声は・・・

吹雪:?Lさま・・・じゃないか。この口調は。
白亜:アンタ誰?
吹雪:オイ、魔王クラスになんて言葉遣いを・・・・(汗)

> 【その通り、我は「赤眼の魔王シャブラ二グドゥ」・・・っておい聞いてるか?】

吹雪:S様だぁ!!(自称S様ファン)

>  聞いてるも何も・・・なんだって今更ぁ〜・・・しかもこんなとこに・・・
>  で?ガウリィは?
>
> 【・・・・・】
>
>  ねぇ、
>
> 【・・・・魚食ってる・・・(汗)】

吹雪:待てや、兄ちゃん。
白亜:魚は岩塩をつけて、焼くのもうまいが、釣れたてを刺身にするといきが良くてうまい・・・・。
吹雪:違うだろ!


>  あの・・・くらげ!!あたしが釣ったお魚さんを〜!!おにょれ・・ゆるすまじ!!

吹雪:そっちかよ!
白亜:何言ってるの。色気より食い気。欲望に忠実に動くのが一番素敵な生き方だよ。

> 「そうだ、それで、お前の身体にあのお方が降臨されたわけだが・・・」
>
>  ん・・・?まざが・・・・
>
> 「・・・あの時、我が滅びなかったのは、あのお方のささやかな遊び心のおかげでだったり・・・」

吹雪:おいたわしや、魔王様。
白亜:白髪が混じってそう・・・・。
吹雪:・・・白髪交じりの苦労人魔王。どないやねん!

>  さらりと放つあたしの言葉に、涙ぐみながら・・・本当に魔王か?

吹雪:魔王です。本当に魔王なんです。
白亜:なにゆえ強調?
  
> 「で、それらを察するに、あのお方の考えていることはタダ一つ!!」
>
>  そして、あたしの恐れていた(たぶん)言葉がつむぎだされた・・・
> 
> 「お前を核とし、我がお前と完全に同化する、さらに、デモンブラッドの魔力であのお方の力の1部も同化・・・即ち」
>
> 「・・・四界+あのお方の力があたしの一部に・・?」
>
> 「いえーす!!・・・とは言っても賞品はでないぞ」

吹雪:テンション高っ!
白亜:・・・いいな、この人。面白い。

> 「いらん!つか、あんたね・・・仮にも魔王がそんなやたらフザケタ口聞いちゃっていいの!?」
>
> 「仕方なかろう・・・我とておちゃめ・・・」

吹雪:素敵です。お茶目な魔王。
白亜:・・・関係ないけど。吹雪は一時期、極悪勇者になって世界を救ってみたいと言ってた人です。

> 「はいはい、とにかく、あたしもルークと同様、あんたと同化しろと?」
>
>  何故か宇宙のスミでいじけている魔王
>  魔王は、こっくりと頷く・・後ろ向きで・・・だぁ!情けない!!

吹雪:なんか可愛い。
白亜:のの字を書いてる魔王・・・・・。

> 「そうだ、お前であることには変わりない・・・我と話が出来るのもこれが最後となろう・・・
>  ついでに、北の魔王は我とお前の同化、あのお方の力を受け継いだことは知らない
>  しばらくからかうのもいいかもな・・・じゃ、そーいうことで♪力加減は実験しながら覚えてくれ!」

白亜:・・・面白い魔王。世界は広いね。
吹雪:そうだ。世の中には勇者のクセに、仲間を裏切った挙句、魔王と同化して世界を三回ぐらい滅ぼそうとした勇者がいるんだ(本当です)

>  あたしは目が覚める・・・この時、あたしの瞳は「赤」と「金」のオッドアイとなっていた・・・。

吹雪:をを・・・、一体どんな答えを出すのかリナ・インバース!


>  はーい!お待ちかねLのあとがき!!
>
>  なんだか急展開を見せたけど・・・何も考えてないわね・・・スティックの奴・・・
>  しかも・・・私の出番がないぃ!??ふざけんじゃないわよ!!ったく・・・
>  ま、これからさきがおもしろそうだけどね・・・・v

吹雪:とても楽しみですvv

>  しっかし、Sの奴・・・どーいった性格してんのかしら・・・・ま、いいか所詮部下だし・・・

吹雪:私はとても気に入りましたが。お茶目な魔王様。

>  さて、次回は、ついに到着!ゼフィーリア!!リナのねーちゃんも登場よ!!
>  さらにそこでもなんかあるけどね・・・うふv
>  
>  それでは、またお会いしましょう!!(後でなぐっとこ、スティックの奴v)

吹雪:面白かったです!では次回!期待して待ってます!!
白亜:じゃあねー。


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26914NEXTすとーりぃ 序章−Uスティック 2003/9/9 13:11:06
記事番号26909へのコメント


 
 まえがき〜♪

 まさか、レスが来るなんて思っても見なかったわ、吹雪さんに白亜君有難うございますv
 さて、読み返したところ、おかしな所が多数・・・宇宙の隅でイジケテル魔王さん・・・宇宙の隅とは、比喩ですね、宇宙は無限大ですから
 ついでに、やはり、アニメ、NEXTねたも入れます、そっちの方が楽しいので♪
 えっと、分からない所などがありましたら、言って下さい。
 それでは、序章−U「いきなり結婚式!?」を御堪能して下さい。(全身包帯グルグル巻き)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   序章−U 「いきなり結婚式!?」







    スッパアアァァァァン!!!



 「うおぅ!!」

 「この馬鹿くらげ!!人が寝てる間(?)に・・・よくも!!」

 「まてまてまて!!ちゃんと取ってあるって!ほら」

  と、ガウリィが指差したのは・・・焚き火に刺さっている串刺し魚・・一本・・・
  そう、一本・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
  実験台決定・・・v





  ・・・・・・しばらくお待ち下さい・・・・・・・・・・・






 「まったく・・・さてと、いきますか・・・」

  仕方ないので、残った魚一匹を食べて、あたしは先へと進んだ
  途中で転がっている黒い物体は無視!!
  にしても・・・なんちゅー威力・・・周りの森がなくなちゃったよ・・・
  
  ついでに、あたしがやたらお茶目な魔王と同化して分かったことはたくさんある
  かな〜り前の神魔戦争のことももちろん、それ以前の魔王や竜神が誕生した時など・・・
  記憶も受け継がれているらしい・・・さらに!L様の力のおかげで、混沌の術が暴走することなく使えるのだ!
  読心術も出来るし、精神世界面の調査や探索、空間移動(テレポートともいう)などなど・・・
  便利なことこの上ないわ!そんでもって、他の3っつの異界の魔王の力を行使した術もいくつか組み立てたし・・・
  んっふっふ・・・おかげで、今、魔族達が何をやっているのかも分かる・・・
  ずばり!残りの魔王の欠片を探し当てて北のロートル魔王を復活させること!!
  だが、そのうち2つはあたしが滅ぼしたし、一つはあたしと同化したため、残りは3っつ
  復活しても、七分の四の力しか出せないと言う・・・あたしが魔王と同化したこと知らないし・・・
  それから、L様の知識で分かったこと・・・それは・・・うちのねーちゃんが、二代目スーフィードとして覚醒すること!
  天竜王、地竜王、火竜王、水竜王の知識(水竜王自信は滅びたため)これらを取り込んで復活するようだ・・・
  ・・・・いっきに説明してしまったが、こうことなのである・・・・
  ん〜・・・とすると、スーフィードが復活した時の力は四分の三・・か・・・
  魔王に分が悪いな・・・せめて、後二つの欠片があればいい感じにタメ張れるけど・・・
  L様に頼んでみようかな・・・(実はL様の所にもいけたりする、これも、L様の力のおかげ)
  
  などと、考えているが、それはまだ先でいいだろう・・・
  さて、気になるあたしの気だが、基本的には気を抑え人間そのもの、しかし、「赤眼の魔王」だけの気と「L様」と同じ気を別々に出せる
  ・・・まぁ、あたし自信の気は、魔王と金色の魔王さらに、3っつの世界の魔王の気もちょびっとが混ざったまったく新しいものなのだが・・・
  ・・・ここまで説明すると、あたし・・・魔に近い存在なのよね、ってか実際「赤眼の魔王」だし・・同化してるし
  しかし・・・この瞳の色はなんとかならないものか・・・あのくらげはきづいてなかったみたいだけど・・・
  魔法で色を変えてみるか・・・ものはためし!Let,Try!!





  成功したし・・・・





 「さーて、見えてきたわね!ゼフィーリア!!」

 「へぇ〜・・・大きいな」

 「当たり前でしょ!まずは、リアランサーに行って、ねーちゃんにあいさつよ!」
 
  いつのまにか復活したガウリィ・・・とゆーか、あたしがふっかつさせたんだけどね
  さて、途中で盗賊共から奪った・・もとい、没収したお宝もあるし・・・
  これなら、たぶん・・・状況報告しても・・・罪は軽くなるだろう・・・・
  今のあたしは、ねーちゃんより力は上だが・・・でも・・・やはりこわひ・・・
  幼い頃のとらうまってやつかな・・・

 「なんだ?りあらんさーって・・」

 「レストランよ、そこでねーちゃんがバイトしてるのよ・・・」

 「リナのねーちゃんね・・・そういえば、お前さん・・・随分恐がってなかった・・・」

 「いわないでえぇぇぇ!!!!!!!(号泣)」

 「・・・・・はひ・・・・」

  うぅ・・・(泣)
  ついにやって来た・・・「リアランサー」・・・・

 「にしても・・・なんで戦士やら魔道士やら神官・・(エトセトラ)が多いんだ?
  しかも、皆そこそこ使えるぜ?」

 「まーね・・・ゼフィーリアってーのは、そーいう所だから・・・まぁ、あたしやガウリィより強いのはいないと思うけど」
 
  ただし、うちのねーちゃんの剣の腕はとてつもない・・・ガウリィなんかものの数秒で倒されること必須である
  まあ、あたしも気配を消している以上、へたなことはできないが・・・

 カランカラン♪

  
  「いらっしゃいませー♪お客様、二名様ですね?」

  よくある音によくある接客・・・

 「あ、いえ・・・ルナ=インバースさんに用があるんですけど・・・」

  はっきり言おう、あたしは昔、よくここに出入りしていたので顔見知りが多いのだ
  が、このねーちゃんは知らない顔である・・・

 「え?ルナ先輩に・・?あぁ!」

  ポン!と、手をうち、やおら、輝いた顔で・・・(ついでに、ここに来る間も見知った顔にであった)

 「試合の申し込みですね!?でも、あなたみたいな子供・・・・」

  これから言おうとしてること・・・分かるってねーちゃん・・・悪かったな
  背の低い子供で!
  と、あたしが心の中で文句を言った後・・・ついに来た・・・

 「リナ!?」

 「・・・ただいま、ねーちゃん・・・」

 「へぇ、この人がリナの・・・でも・・・」

  どこを恐れる必要が?どうみたって優しそうな姉じゃないか・・・

  などと、思っているガウリィ・・・ふ・・・そう言っているのも今のうちよ

  ズカズカズカ・・・ベッチィィン!!

  く・・・こうきたか・・・ねーちゃん必殺「おぼん叩き!」・・・いたいんだからこれぇ!!

 「あんたねー・・・たまには帰って来いって言ったでしょ!?なのに、ここ約2年帰って来るどころか手紙すら寄越さないし・・・」

 「え・・・いや・・それは・・・」
 
  ズキズキ痛む頭を抑え、あたしは言いかけるが・・・ねーちゃんはいっきにまくし立てた!!

 「ほんとおに、おまけにここ二年、デーモンは出るわ、このあいだは何やら巨大な瘴気は感じるわ約二年前にも同じ瘴気が・・・」

  こ一時間ほど続いた・・・店の客・・・でてったぞ・・・
  そういえば、ダークスターのことはふれないな・・・まぁ、いいか
  
 「あんた、二年の間に何があったの?ちゃんと説明しなさいね!!」

  ねーちゃん・・・こわいってその怒気・・・
  ガウリィも後ずさってるよ・・・・
  
  とまぁ、そんなこんなではや引きしたねーちゃんと共に家に帰り、とーちゃんやかーちゃんも・・・って、

 「げ!?あの時のおっさん!」

 「ん?あの時の小僧か!」

  ・・・・ガウリィととーちゃんって、知り合いだったのね・・・・
  世の中って狭い・・・・
  思い出話もかねて、あたしは説明を始めた・・・もちろん、ついこないだの魔王同化事件は話していない
  それ以外は一部始終話した・・・
  でないと・・・ねーちゃんにどういったお仕置きをされるか・・・・(ブルル)
  
  
  し〜ん



  やっぱり、沈黙したか・・・ガウリィといえば、ぐっすり寝ている・・・
  まぁ、たった4時間かそこいら話しただけで・・・・

 「・・・そう・・そうだったのね・・・あのお方の力をね・・・」

  げ!やばひ・・・

 「ふふふ・・・り〜な〜・・・」

  ねーちゃん、目がわらってないよ〜!

 「ラグナ・ブレードはともかく・・・ギガ・スレイブも使ったって?」

  来た・・・

 「なーに考えているのよ!!あんたは、下手したら世界消滅よ!!しかもあのおかたに乗っ取られたですって!?
  何考えて行動してるのよ〜・・・」

 「だって、そうでもしなきゃあたしや仲間の命だって危なかったんだよ?ねーちゃんあんらともかく・・・」

 「ほほおぉぅ・・・私に口答えするまで成長するとはね・・・」

 「う・・・」

  んもー!ガウリィやかーちゃん達は何やって・・・

 「何やってんの?ガウリィ・・・?」

 「とおさんやかあさんも・・・」

  ふときづいてみれば、あっちで話している両親とくらげ
  ねーちゃんもそっちに気を取られている・・・ラッキーv

 「ん?いやね、この人(ガウリィ)が、リナとの結婚を認めて欲しいっていうもんだから・・・」

  かあちゃんが説明って・・・なんだってえぇぇぇ!????

 「ちょちょちょちょっと!!何考えてるのよ!ガウリィ!!」

 「え?何って・・・だって、お前さんの保護者続けるには、仕方ないだろ?」

 「保護者って・・・まぁ、たしかに、砂の神殿で「一生保護者やる」とか言ってたけど・・・でもそれで結婚ってのは・・・」

  きらり〜ん☆と、ねーちゃんの瞳が輝いたような気がした・・・
  とーちゃんもわらって頷いている・・・
  おひおひ・・・

 「まぁ、いいじゃないのリナvあのお方があんた等2人を返したのだってあんた達の愛にきづいたからでしょ〜?」

 「ねーちゃん・・・なにを言って・・・」

 「結婚しろ」

 「はひ・・・」

  っく・・・逆らえ無い・・・ねーちゃんにはやっぱ逆らえ無い・・・
  だが、まぁ、いいか・・・たしかに嫌いじゃないし・・・ガウリィは・・・・

 「よっし、いや〜・・・まさかお前がオレの義理の息子になるとはなぁ〜・・・運命って面白いな」

  それでいいのかい

 「そうときまったら、早速式の準備ね!リナも昨日で18歳になったでしょ?」

  かーちゃんが言う・・・まぁ、たしかにそうだが・・・
  でも、今すぐってのは・・・ちょっと・・・

 「じゃぁ、私は、お城の方に報告に言ってくるわね!永遠の女王(エターナルクイーン)様もきっと喜ぶわ〜♪
  なんたって、小さい頃からリナを可愛がってたしね!」

  その通りである、何故か、赤の竜神の騎士と呼ばれるねーちゃんのせいか、女王様にも何度か面識があるあたし・・・
  でも、いくらなんでもお城総出ってのは・・・
  

  そして、翌日・・・結婚式の準備は急ピッチで進められた

  ほんとにやってるし・・・おまけにセイルーンから、フィルさんも来てるし
  まぁ、色々かかわりがあるからね・・・
  さらに、ゾアナ王国まで・・・マルチナもザングルスも来ているし・・・
  何故か、ナーガこと実はグレイシア姫とマルチナ・・・高笑いして意気投合しちゃってるし・・・
  ナーガは、第一王女として来ている・・・(分かってたけど・・なんか複雑)・・終わったな・・セイルーンも・・・

 「リナさぁん!」

 「あら、アメリア!ゼルまで・・・よく見つかったわね・・・」

 「まぁな、アメリアから貰ったこの宝石のおかげさ・・・」

  といって、目の前に出してくる、それは、アメリアが腕につけていたもの・・・
  まーったく、らぶらぶね〜・・・人のこと言えないけど・・・
 
 「こんにちは、リナさん!」

 「こんにちわ・・・」

  2人同時に挨拶してきたのは、フィリアと・・・

 「ヴァルガーブ!?」

 「きゃー!かわいいですぅ〜!」

  ギュ!アメリアが抱く・・・まあ、たしかに、今のヴァルガーブは5歳くらいの姿だが・・・

 「あ、リナさん、この子はヴァルです、ガーブはいりません」

 「え?そうだったの?」

 「それはそうと、ガウリィはどうした?」

  ゼルが聞いて来る・・・アメリアはまだ、ヴァルを抱いている
  ヴァルは嫌がってるが・・・あの時の記憶はもちろんある
  
 「ガウリィなら、さっきミルガズィアさんとメフィに「でっかいとかげのおっさん」「危ないねーちゃん」って言ったから追いかけられてるわ」
 
  そう、実はあの2人も来ているのだ・・・まったく、広がるのがはやいったら
  補足で、あの2人のことを説明しておく
  ちょうど、ガウリィとミルさんが帰ってきたとき説明は終わったのだが・・・

 「ミルさん・・・メフィは・・?」

 「・・あぁ、グレイシア姫とマルチナ王女と共に高笑いして意気投合している」

  さらりといったな〜・・・あの3人か・・・ある意味最強だわ・・・
  
 「そうだ、リナ、そろそろ準備しろって、ルナさんからでんご・・・」

 
  ダッシュ!


  ガウリィが言い切らないうちにあたしはダッシュをかけた!
  早く行かないと酷い目にあうこと必須!!

 「あ、りなさぁん!待ってください!!さ、いきましょ!皆さん!!」

 「やれやれ・・・あの2人も相変わらずだな」

 「まってくですね、ヴァルいきましょ」

 「あぁ・・」

 「では、いっきにいくぞ」

  ダッ!ミルさんの特技の早く進む術でいっきに行く残りのメンバー
  



  んで、




 「リナさんきれいですぅ〜!」

 「馬子にも衣装とはこのことだな」

  おい、どう意味だ・・ゼル

 「ガウリィさんもお似合いですよ」

 「お2人共、お幸せに」

  と、これはシルフィール、彼女はねーちゃんと準備を手伝っていたのだ
  ついでに、あたしの着替えはねーちゃんガウリィはシルフィールがやってくれた
  途中、ナーガ達三人も到着・・・てゆーか、ナーガ・・・あんたまともなのきれるじゃん・・・
  と、いいたいが、あの悪役コスチュームはナーガのお母さんの形見であることが分かった今、無用なことはいうまい・・・
  
 「いや〜まったくです、僕もびっくりですよ〜v」

 「「ん?・・・あぁぁぁ!!!!!ゼロスうぅぅ!!!!」」

 「よう、久しぶりだな」

 「そうですね〜・・・ガウリィさん」

  どっから振って沸いたのか、そこにいたのは、お役所仕事パシリ魔族獣神官生ゴミゼロス
  ま、あたしにはわかってたけどね・・・アストラルサイドにてずっと聞き耳たててた奴・・・
  出てきたのは、ねーちゃんが睨みを聞かせたおかげでゼロスのほおには一筋の汗が・・・

 「で?なんのよう?」

 「酷いなァ〜リナさんってば、お祝いにきたにきまってるじゃないですかぁ〜」

 「魔族のあんたが?リナに?」

 「えぇ、でも、僕もお仕事があるので、とにかくこれを」

  ゼロスが出したのは、夕日色の薔薇の花束・・・夕日色・・・
  あのルビアが束ねてくれたもので、ゼロスがわざわざたのんだらしい・・・

 「ルビアさんからも、おめでとうございます・・・との言葉を預かってます、それでは、お幸せに」

  ヒュン

 「「なんなんだいったい・・・」」

 「・・・ふ〜ん・・・あのゼロスも気が利くじゃない・・・」

 「・・・まぁいいか、じゃぁ、もうそろそろ式が始まるから、皆さんは会場へ」

  ねーちゃんが誘導する・・・そして、始まった式は何事もなく終わった
 
 



  世の中、めずらしいもんもある・・・

  おっと、いっておくが、あたしはもっとごったごったになることをきたいしたわけじゃぁない
  はっきり言って、あたしはトラブルメーカーなわけだから・・・・

  ・・・・・・・・・・・・・・・

  自分で言ってて悲しいからいいか・・・・





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  あとがき


  はい、Lです、私の誠意ある説得の所、とある場面であたしを出すという話になりました!
  何故か、あいつ包帯グルグルになってたけど・・・気にしない♪
  そういえば・・・またもや急展開ね・・・・
  まったく・・・(ほっとけ)・・・ん?今声がしたけど・・いいか♪(きづいてるくせに・・ひどい)
  さて、次回で序章は終わるようです、あいつのいうことだから信用ないけど・・・
  ま、リナとガウリィは幸せそうだからいいか・・・そうそう、パシリ魔族のゼロスの仕事とは、写本の処分
  いまだおわってないのよね〜・・・情けない・・・
  情けないといったら、部下S!あいつ・・・自力で出なさいよね、あんな氷から・・・
  リナがあたしの所に来るのが楽しみだわ(死ぬわけではなく、本文の通りお願いに来るのです)
  だぁ!スティック!あんた、何言ってるのよ!!おもしろくなくなるじゃない!!
  (ごめんなさぁい!!)・・・本文でもずばずばネタばらしっぽいことするし・・・
  しかも、あとがきはあたし専門!しゃしゃり出てこない!!(・・・はひ)
  
  ではまた次回〜♪

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26918NEXTすとーりぃ 序章−Vスティック 2003/9/9 22:26:16
記事番号26909へのコメント


 まえがき

 いやいやいや・・・目が悪いって不便ですね〜♪
 今回は、結婚してその後・・・の話です、次回から本編入りそうですv
 ついでに、結婚後、続々と、アメリアはゼルとシルフィールはサイラーグ出身の人と結婚しました。
 ゼルの身体はそのままです、フィリアはヴァルの育ての親なので、結婚はしないようで、
 ナーガは、王になったフィルさんのサポートと言った所です。
 さて、こういう設定です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   序章−V 「旅立ち」




  おぎゃぁおぎゃぁ!

  魔法病院にて、元気な赤ん坊が泣き声をあげる さらに、続いてもう1人の声が・・・
  リナがガウリィと結婚して、わずか2年・・・リナは男の子と女の子の双子を出産した
  言っておくが・・・

  どご!ぼこ!ぐっしゃ!!!

  ぐ!!・・・おのれ・・せっかく私がナレーターをやろうと・・・

  (・・・やかまし!)

  どこ!!

  ・・ぐは!

  (・・・・ふぅ、私をさしおいて・・・進めようなんざ100万年はやいっつーの!
   さて、邪魔者はいなくなったとこで、もちろん、このあたし、リナがナレータをやるわよ!)




  元気な赤ん坊2人を出産したあたし、いっておくが、この2人はしょうしんしょーめい人間なので、安心していただきたい
  え?心配してない・・・?
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
  
  えっと・・・とにかく、元気なコドモ達なので・・・いいとしますか・・・

 「で?名前はどうするんだ?リナ」
 
 「え?そうねぇ〜・・・ここはやっぱ、あたしやガウリィと似たような名前がいいわね〜」

  ・・・思考中・・・・

 「・・・なんなら、私がきめましょうか?」

  ビク!!・・・振り返ると、ドアに佇むはねーちゃん!
  名前を決めるのに夢中できづかなかった・・・・(汗)

 「じゃぁ、義理姉さんに決めてもらうか?」

 「ん〜・・・そうねー、ねーちゃんじゃぁ、お願いv」

  双子を抱きながらねーちゃんに言う
  ねーちゃんは、ニッコリ笑ってからさらっと

 「女の子の方がレナ、男の子がレウリィ・・・ってのは?」

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  しばしの沈黙が流れる・・・出産に立ち会った病院の先生や看護婦さんまでも呆然としている
  ちなみに、両親は店で商売中・・・ここにいるのは、あたしとガウリィとねーちゃんと病院関係者のみ
  ・・・・覇王の奴いい勝負になるな・・・そのネーミングセンスは・・・・
  もちろん、こんなこと口が裂けてもいえないが・・・

 「・・・なるほどなぁ〜・・・いいな、それ」

  って、まて!くらげ!!!

 「で?リナはそれでいいかしら〜♪」

  ・・・・・・・・・・・・・。

 「はひ・・・いいれす・・・」

  



  それで、この2人の子供は、あたしとねーちゃんとガウリィによって、立派に育っていったのだった
  ・・・・むろん、混沌に還り掛けたこともあったが、そこは、あたしがなんとかした
  容赦ないもんな〜・・・ねーちゃん・・・

  
 
  さらに、月日が流れる・・・・その子供達もすでに結婚まじか・・・
  2人同時のダブル結婚と来たもんだ・・・

 「ねぇ、お母さんは・・・なんで若いままなのさ?」

 「あ、そうだよね、魔道使ってるから?お父さんも若いままだもんね」

 「ん?そうね、レナの言った通りよ、もっとも、ガウリィの奴は混血だから・・・」

  娘と息子の身支度・・・というか、正装を施している最中・・・
  ふと、そんなことを聞いてきた
  ガウリィは、・・・・・寝ている・・・・・・たく、このくらげは・・・

 「「混血?なんの?」」
 
  声を重ねて尋ねてくるこの二人にあたしは・・・

 「色々」

  と答えた・・・、2人は「ふ〜ん」と言ったきり質問はしてこなかった
  ついでに、この2人の結婚相手が面白い・・・
  なんと、アメリアとゼルの娘と息子だったりするのだ
  そちらのお二人さんは、隣で両親・・・アメリアとゼルに着替えさせてもらってるはず
  
 「リナさぁ〜ん準備はいいですか?」

  と、アメリアがひょこりと顔を出す
  その顔は、大人びているが、大して変っていなかった・・・う〜ん・・さすがは巫女!
  ・・・・そう言う問題か?とかいう突っ込みはなしで・・・

 「えぇ、OKよ!ほら、とっとと起きる!ガウリィ!!」


  スッパァァァン!!!


  懐から出した例のスリッパではたき起こす!
  ついでに、私の力のことは、今だ、誰にも言っていない・・・・
  まぁ、色々ワケがあるのだ・・・。

 「んあ?もう朝か?」

  ずざざざざ!!

  戸口に立っていたアメリアとゼルとその子供が見事にこける・・つーかすべる
  見事なまでに・・・

 「このボケくらげ!結婚式よ!レナとリアとレウリィとディオの!」

 「おお!そうだったな・・・」

  こひつは・・・

 「さて、夫婦漫才は其処までにして、とっとといくぞリアとディオも来い」

 「「はーい」」

  レナはディオとレウリィはリアと、仲良く歩いている・・・
  若いっていいわね〜・・・と、勘違いなさらないように、あたしはまだ40歳にもなってないから
  ・・・・後ひとつで40だけど・・・ま、見た目22か23そこいらだし・・・
  ついでに、あたしは、19歳あたりから、急激に成長し、いまでは見事なスタイルになっている!
  どっかの乳牛(ナーガ)と違って、バランスもいいしね〜♪まさに美女!!
  ・・・・と、これは本当だからね!
  


  ちなみに、今回は知り合いだけで静かにすませることにした
  
  まぁ、シルフィール親子やナーガやフィルさんとその御付もいるが・・・
  永遠の女王までいるわで、その顔ぶれはとってもごーじゃすv
  今回も何事もなく無事終了・・・
  なんかつまらん・・・・・。











  さらに、月日は流れ、あたし達の子供が結婚してから100年の月日が流れている
  アメリアやシルフィール・・・などはこの世にはいなく、混沌へと還っている
  あたしの子供達ももういなく、ひ孫やそのまた孫など・・・・
  むろん、ガウリィはいまだ健在、エルフの血が少しは流れているおかげで・・・
  もっとも、おじいさんになっているが・・・あたしは、変らず・・・
  ねーちゃんは、一年くらい前から出て行った・・・覚醒が始まったのだ
  スーフィードになるための・・・自ら、3匹の竜王を尋ねに・・・気配からして、後は地竜王と天竜王そして、水竜王の知識か・・・
  魔王の方も、残す所後一つ、ま、その一つはあたしと同化しているためいくらさがしてもみつからないけどね〜♪
  あ、そうそう、だから、氷の封印は溶けている・・・
  本当に急ピッチでイベントもどきは進むは・・・・

 「で?いくのか、リナ」

 「えぇ、もう、ここにいても仕方ないしね・・・」

 「たしかにな・・・オレもそろそろ寿命だし・・・」

  ここは、ゼフィーリアの入り口出口・・・あたしは今は、栗色の髪を短く切り(ショートカット)
  瞳の色を戻して、赤と金のオッドアイ、服は、ナーガと旅してた時の肩当をはずしたバージョン
  だが、色は黒、マントからは、朱色でヒラヒラのスカーフが金のリングで止めてあり残りは前にたらしてある
  黒い厚手のタイツをはき、膝上10センチほどある(しかない)紺のローブ
  腕には、これまた黒で金の腕輪にアミュレット(赤)がついたもの、えりやマント、その他の縁取りは金
  首には、黒い宝石のついたチョーカーついでに、光に当るとキラキラ星のように光る(宝石の部分が)・・・
  イヤリングもチョーカーに着いているのと同じ宝石でまんまる
  ・・・まぁ、簡単に受け流してくれればいい・・・こんな長い説明・・・
  
  んっふっふっふ・・・実は、チョーカーと二つの丸いイヤリングはあのお方から頂いたものなのだ!
  そして、さらに、あのお方にお願いした所、Sの欠片を2つ復活させて、それは片方づつ、イヤリングに
  のこりの一つ、あたしと同化した分は無論無い!
  チョーカーは、たんなる飾り、まぁ、多少混沌の力が入っているが・・・
  
  ふたつの欠片は、スーフィードが復活しだいロートル魔王に渡すつもりv
  ま、気が変ったらそれ以前に渡すかもね・・・とにかく、あたしは旅に出る
  名前も「リナ=インバース」から「リルナ=スレイヤー」に変えることにした
  あたしは、「魔を滅ぼせし者(デモンスレイヤー)」として、有名だが・・・
  もちろん、盗賊キラーだのドラマタなどというありがたくないものも今だ健在・・・。
  ふぅ、ま、すがたも一応変えてあるし、よほどわたしのことを知った者でないとあたしの正体「リナ」だと分からないだろう
  魔族は・・・会ったことのアル奴(腹心3人とゼロスくらい、後は混沌)なら気配でわかるが・・・
  別に分かった所で人間達に言うこともないだろう・・・・

 「じゃぁ、言ってくるわね、ガウリィ」

 「あぁ、きおつけてな・・・と言っても魔王のリナに言ってもしかたないか」

 「んふふ・・・まぁね!」

  ガウリィだけには随分前話した・・・さすがにおかしいと思ったから
  うーみゅ・・・野生の感・・・恐るべし・・・

  


  とにかく、あたしは再び、気ままな1人旅へと出かけた・・・
  まずは、盗賊いじめから始めますか♪




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あとがき


 なんじゃこりゃあぁぁぁ!!!!スティックの奴、こんな中途半端に・・・しかみ説明文ばっかり!
 何考えてるやら・・・しかも、あたしがでてないじゃないのよおぉぉぉ!!!!
 なによ、リナが頼みに来る所ぐらい・・・(あぁ、それはそのうち番外編でやろうかと検討ちゅ・・)

 ガシ!(首をつかまれるスティック)

 ほおぉぉう・・・なるほどね・・・それ、ほんとうなんでしょうね〜?

(いや・・・まだけんと・・・)

 ぶらぶらぶら(さらに揺さぶる!)

 てか、書け、絶対書け、じゃなきゃ殺ス

(わ・・わかりました〜・・・はなして〜マジで死ぬ〜〜!)

 ふう、

 ポィ ベシャ!

 さて、向こうで転がっている物体は無視!じゃ、次回は、あたしの番外編!!ってことで・・・
 
 (いえ、とりあえず、一章終わったら・・・その番外編を・・)

 ・・・・・あっそ・・・・

  どぐしゃ!

 ま、あたしが出て来るんだし、いいか♪ さ〜て、本編では一体何時かしらね〜?

 (・・・そのうち・・・)

 そのうちじゃわからんわぁ!!!!

 (ぎゃあぁ!!!)





   えっと、L様がああなので、変わりに私部下Sが・・・・
   次回は、一章突入、のんびり進むそうです。ちなみに、序章見ないと分からないこともあるのでお忘れなく
   では、 


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26919NEXTすとーりぃ 1章−1スティック 2003/9/10 15:44:29
記事番号26909へのコメント


 前書き

 ここでは、人物の説明をします。

 主人公は言わずと知れたリナ=インバース!ただし、今は改名している

 名前・リエル=スレイヤー(本来・リナ=インバース)
  年・139歳(もう少しで140歳)見た目は22か23くらい
 性別・女(つーか、魔王と同化した為実際は無)
 武器・スレイヤーソード(リナが創り出した紅い刀身で金の筋が入っている剣、実はリナ直属の部下で人形にもなれる
             が、剣の姿の時は話してもリナにしか聞こえない)
 容姿・かなりスタイルがいい美女、黒い魔道服に漆黒の金の縁取りがあるマント
    いつものバンダナでイヤリングはシャブラ二グドゥの欠片いリvチョーカーについている宝石はあるお方からもらった物(イヤリングも)
    朱色のスカーフ(マントと繋がっている)を金のリングで止めて前へとたらしている
    髪は、栗色のショートカット、瞳は赤と金のオッドアイ(魔王とL様の力を宿している証拠)
 経緯、生い立ち(つーか設定)
    ・以前までは普通・・・じゃないか・・・魔道士だったが、ルーク戦の後自分の中にいた魔王と同化
     さらに、以前L様に乗っ取られた時、L様の力の一部が残ってたためこの機会?にその力も同化
     さらにさらに、デモン・ブラッドを飲み込んだ(実は腹が減ってたというエピソードあり)
     おかげで、異界の魔王達の呪も使える・・・というL様曰く「あたしに継ぐ力の持ち主」
 技・能力
     一般に人として使える技はすべて習得済み(笑)他、自分のオリジナルで
     異界の魔王の技や神聖魔法、混沌の力(L様)を使った魔法などバラエティに富む
     精霊魔術と白魔術に虚無に力を入れることで効果アップし魔族にもダメージが与えられる
     黒魔術と白魔術を組み合わせたり、精霊魔術とも組み合わせたりと、とにかくバリエーション豊か
     しかし、真実をしっているのは、ガウリィとL様のみ(笑)
     もちろん、空間移動(テレポート)などや精神世界面での干渉なども行える、その他多数・・・(コラコラ)
 種族・魔王(^−^)(普段は、気配を隠して人間してる)

   その他(おい)

 名前・ゼルガディス=グレイワーズ
  年・140以上145未満と思われる(見た目変らず)
 性別・男(女装が似合うのなんのって)
 武器・ブロードソード(だったけ?)魔法をかけて魔法剣にもできる
 容姿・岩肌(をィ)針金のような銀・・・だと思う髪、合成獣(キメラ)で格好いい
 設定・
    以前は人間だったが、レゾによってキメラにされてしまった青年剣士
    今だに人間に戻れていないという・・・・アメリアには先立たれそれから身体を戻すために旅している
    人間に戻ったとたん死ぬ・・・人間としての寿命は終えているから
    しかし、アメリアに元の姿を見せたいと思うゆえに(あの世でも)必死で探していると思われる
    ・・・・お茶目な残酷(じゃないと思うけど)魔剣士
    今まで生きているのは、合成獣だからというかなんというか・・・・文では現せません・・(泣)
 技・能力
    合成獣なためか、普通の人間よりも攻撃力も魔力、スピードや耐久性は上
    精霊魔術最高の「ラ・ティルト」が使え、以前アメリアから白魔術のノウハウを教えてもらっているので
    白魔術も結構使える
 種族・人間(ただし、ロックゴーレムとブロウなんとかのキメラ)


  魔族さん方

 名前・ゼロス 性別・無し(人格は男) 年・・・不明(神魔戦争と降魔戦争の間に誕生?したと思うけど)
 武器・どこにでも売ってそうな杖(と、本体と思われる黒い錐)
 容姿・どこにでもいそうな・・ありそうな黒い神官服、尚、デモン・ブラッドは新たにもらっている♪
 設定・生い立ち
    獣王ゼラス=メタリオムにより創られた獣神官、結構いい性格をしていて魔族らしからぬ魔族
    名前は、ゼラスから由来、覇王と違って、彼女はそれなりに理由があってつけたようだ
    もっとも、基本的な性格は魔族そのもの、中間管理職のお役所仕事パシリ魔族であるが、その実力は
    腹心達に継ぐ力を持っている・・・まぁ、本当に魔族らしくないが・・・
    たぶん、それはフリ、お仕事の邪魔をすれは容赦ない・・・ある意味っていうか、恐い所もある
    ・・・・パシリっぷりにご期待あれ!(え!?)
 技、能力
    魔族であるから自分の能力、力しか使わない 人間のフリしてる時は精霊魔術でドッカ−ンと一発
    体術も並外れている(ま、人じゃないし)
 種族・高位魔族(性格は他の魔族と違うっぽい)

  腹心の方々(簡単にいきます!)

 獣王ゼラス=メタリオム 人格は女で年不明 たぶんゼロスを可愛がっている
 容姿は、普段はウェーブがかった金髪で褐色の肌、白いスリットの入ったドレスっぽいのを着用
 煙管をぷかぷかやっている
 人間のフリのときは、金の短いかみ、動きやすい服に白い肌 ダルフィンやグラウシェラーのストッパー役

 海王ダルフィン 人格は女年不明 複数の部下を持つ名前は海関係に由来してつけている
 ふだんは、深い青いロングストレート、ふくは生地のいいドレス、人間のフリをしているときは
 髪は黒で服装はそのまま、かなりいい性格(いろんな意味で)少々好戦的

 覇王グラウシェラー 人格男 部下はシェーラがかけているのみ安置なネーミングセンス部下をただのコマとしか見ない
 騎士系の格好で銀髪少々長いといった程度、もう一つの姿は爬虫類v好戦的だが、以前リナに一部をやられてから根に持っていたりする
 それも、ようやく回復し始めて、なんとか物質世界に干渉できるようになっている

 赤眼の魔王シャブラニグドゥ 人格は男、一応この世界の魔王だが、今は七分の四まで回復
 レイ=マグナスを媒体としている リナが自分の欠片と同化したことをいまだ知らないし
 リナが実は滅んだはずの2つの欠片をイヤリングにして持っていることも知らない
 そのおかげで無駄な努力をしている真っ最中v

 金色の魔王ロード・オブ・ナイトメア(L様)
 人格女、全てのものの創造主混沌の闇そのもの しかし、一般的には「天空から堕とされた魔王の中の魔王」と言い伝えられている
 リナと意気投合して、Sの滅んだ2つの欠片をイヤリングにして渡したのも彼女
 リナも、様づけで呼んでいるが敬語は使っていない(まぁ、この所はそのうち番外編で)

 ・・・・・長!!! えっと、すぺしゃるに出てきた人達の子孫も出てきたりします!
 アメリアとゼルの子孫は、王宮でお仕事しているので、それ関係の話でも出ない限り出てきません
 言っておきますが、セイルーンまともになっています!・・・たぶん・・・でも昔の影響アリ
 リナは、伝説の大魔道士、魔を滅ぼせし者 と一般的には伝えられています
 ガウリィは光の真の勇者・・・として一般的に・・・関りが深いゼフィーリアとセイルーンの書庫には、リナの旅そのもの(アメリア作)が忠実に書かれています。
 ただし、それは、王や女王、などといった高位の者しか見れません。

 まぁ、他にも色々と設定がありますが、それはそのうち、進みながら・・・で・・・
 前書きのほうが本編よりながくなってしまったっぽい一章・・・どうぞ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   1章−1 「帰って来た盗賊殺し!・・・突然の再会!?」





  チュッドオォォォォン!!!!!

  
  とある森の中・・・攻撃呪文の花が咲く・・・

 「うっぎゃあぁぁ!!!!!」

 「のえぇえぇ!!!!!」  「にょおぉぉぉ!!!!!!」

  様々な悲鳴が響き渡るが・・・そんなものは関係なし!!
  所詮は盗賊!悪人に人権は無いのだ!!
  
  あたしがゼフィーリアを出てからはや三日・・・その間に滅ぼした盗賊共は数知れず・・・
  たかだか三日くらいで、早くも「帰って来た盗賊殺し」の称号がついてしまった
  たく、帰って来たというのには、正確だが、あたしがそれなのだが・・・
  ま、100数十年前の人物が生きているわけ無いということで言っても仕方ないが・・・
  ・・・・え?言ってることが分からない?・・・知らないわよ・・・あたしだって自分で言っててわかんないし・・・
  どっちにしても、リナ=インバースとは今や伝説となっているのであたしはワザと改名したのだ!(前書き参考)
  
 「んっふっふ・・・・」

 「き・・・貴様!まさか、今ウワサの・・・帰って来た盗賊殺しかぁ!!」

 「やかましぃ!」

  ドゲシ!!

 「ぐふぅ!」

  そのままクタリと倒れる盗賊その一 さ〜て、そろそろ・・・

 「スリーピング♪」

  ばったばったとまぁ、面白いように寝てくれるわ!本来この術、精神的に高ぶっている人には効果が無いのだが・・・
  あたしは別v
  うふふ・・・恒例の盗賊いじめ・・・v早速お宝拝見〜♪

  ん・・?こりは!ましゃか・・・

 「ふむふむ・・・やっぱり、異世界目録示(クレアバイブル)の写本か・・・」

  しっかし、なんだってこんな不完全な代物が出たのか・・・はぁ・・・
  
  これには、かつての降魔戦争のことが書いてあるのだが・・・・

 【復活した魔王は実は女だった】

  ・・・・とまぁ、簡単に言えばこんな所・・・たく、誰も信じないって
  ちょうどゼロスも来てるし・・・品定めしながら待つか・・・
  にゅふふ・・・あいつ、あたしのこと分かるかな?

 「ふ〜む、量もたくさん、価値も高いし・・・中々いいじゃないのよ〜v」

  見た目ショボイ盗賊でも溜めている者達は溜めている・・・やっぱ片っ端から潰した方がいいわね♪

 「ふ〜む・・・これは・・・こんな物見せたらどういった反応見せるか・・・」

 「あぁ、降魔戦争の時復活した魔王が実は女だった・・・とかいう奴でしょ?ほんとよね〜・・・さっき見たけど」

 「おや、これを拝見なさったんですか・・・でも、これはいくらなんでも・・・」

 「あ、ちょっと神官のお兄さん、そこにあるユニコーンの角取ってくれる?」

 「えぇいいですよ」

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「・・・・・・」

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「・・・・・って・・・その声、盗賊いじめした後の品定めにその口調・・・
  目は違うし髪の短いけど・・・・まさか、リナさん・・・」

  お、分かったんだ・・・ふむ、感心感心・・・ん?何時からこいつがいたって?
  ちょうど会話が始まる一分前くらいよ

 「の・・・御子孫さん?」

  ずべべべ!!!

  むろん、こけたのはフリvそう言うだろうとは分かってたしね
  ノリは大切よ♪

 「・・・大丈夫ですか?」

 「平気よ・・・でも、あなた・・・」

 「はい」

 「なんか、その人のことよく知ってる口ぶりね」

  ギク!

  あ、困ってる困ってる

 「え?え〜と・・・なんというか、誰でも知ってますよ、リナ=インバース資料館なーんて所もあるんですから」

  あ、そうそう、そうだった、ついでに場所はあたしの故郷ゼフィーリアv
  入場無料、是非来てねv
  ・・・・・・・・・・・・・・ふっ・・やっぱ商売人としての血は顕在ね

 「・・・そういえばそうだったわね、でも、あたしは子孫じゃないわよ」

 「え?」

  もしかしてご本人とか?・・・だとしたら・・・・(汗)

  だとしたらなんじゃい、まったく・・・こいつといい盗賊といい・・・

 「ただの他人の空似って奴よ、実は、リナさんに憧れてて〜♪ね」

  てきとーなウソをついといた・・・さて、こいつは納得するだろうか・・・
  ちなみに、お宝は全部しまったマントの後ろに・・・v
  よく入るんだこれがぁ〜・・・っていうか、そういうふうに空間をいじくってるだけだけど・・・
  荷物を持つより楽だしね
  
  で、あたしの言葉にこいつは・・・

 「え゛!?・・・そ・・そーですかーあははは♪(汗)」

  ・・・なんだよその冷や汗は・・・こいつ、あたしの正体教えてやろうか?
  ん〜・・・・それだと面白くないしぃ〜・・・やっぱいいか、こいつが気づくまで黙ってれば
  とりあえず、あたしは演技を続ける!こーみえてあたし、昔は「名演技のリナちゃん」と呼ばれていたのだ!
  
 「・・・・?どーしたの?」

 「い・・いいえ!なんでもありませんよ!あ、この写本貰っててもいいですか?」

 「いーよ、あたし全部みたし、信じてないけどね」

 「そうですか、ま、まったくのデタラメですしね、では」

  そういって、名乗りもしないで洞窟から出てった
  ったくもー!礼儀っつーもんを知らんのか、あの生ゴミ神官
  ま、いいか・・・あたしもとっとと出よう・・・魔法道具屋でうっぱらわなきゃいけないし・・・
 

  ここは、ゼフィーリアから一番近い町、フィーラタウン・・・むろんゼフィーリアから由来
  ・・・ここに町建てて名前付けた人・・・実は、ディルス王国の元宮廷魔道士だったのだ
  むろん、今からかなり昔だが・・・・
  そんなことはどうでもいい・・・
  に、しても・・・・

 「へい、彼女、一緒に食事でも」

 「彼女1人?オレと遊ばない?」

 「よー!綺麗なお嬢さん、是非わしと・・・」

  などエトセトラエトセトラ・・・もー、ナンパがうざいわうざいわ
  無論、いきなり攻撃呪文って手もあるのだが、それだと他の人に迷惑だし
  仕方ないから丁重(強調)に断っているのだ

  カラン・・・ゴテ!

 「・・・・・・・・・」

  道具屋入ったら、鐘が1回なって落っこちた
  ・・・・ちゃんと付けとけ!危ないぞ、・・・あたしにはダメージないが・・。
  っていうか、魔法も物理攻撃も効かないけどね

 「・・・また取れたか・・・」

 「・・・おっちゃん」

 「お、いらっしゃい、いや〜・・すまないね〜、なんせもう古いからね、この店」

 「ふ〜ん・・・・ま、いいか」

 「・・・・・ちょっとは同情してくれよ」

  ジョーダンやめろ、あたしには関係ない、ここでお金さえ受け取ればそれでいい
  ・・・おっと、石は投げないでよ、本当のことなんだから・・・
  だいたい、そんなんでいちいち直してたらこっちの路銀がなくなるわよ!
  まぁ、城の一つや二つ余裕のよっちゃんで買えるほどの馬鹿になんない金額もってるけど・・・
  元・商売人としての血が許さないのよ!
  
 「ま、いいからいいから」

 「ま、いいか・・・どれどれ・・・ほー・・・かなりいい品ばかりだね、よし、美人におまけってことで・・・」

  ・・・これから、交渉の嵐が起こったのは言うまでもない・・・・・

  ついでに言っておくが、あたしが交渉している最中、精神世界面から写本を処分したゼロス君が

 「・・・やっぱ、リナさんに似てます・・・ふぅ、憧れるのは構いませんが・・・あのお方の術までも覚えないで下さいね」

  などと、一人言を言っているが、そこはそれである
  ・・・・完全にあたしの言っていること信じているようだが・・・・
  仮にも旅したおまけのゴキブリとはいえ、きづけよな・・・まったく
  ふむ、ゼルもこのあたりにきてるし、会ってみるか・・・さりげなくねv
  ゼルは気づくかしらね〜・・・そういえば、彼の身体直してあげようかな
  


 「はっくしょん・・・・」

  町中、1人でくしゃみをするぜルガディス・・・
  
 「誰かがウワサでもいてるのか?・・・いや、そんなハズはないよな、オレのこと知ってる奴は王宮の関係者以外いないはずだし」

  ゼロスなんかは例外だけどな・・・


  などと言っていることはお約束☆



          次回に続く!




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あとがき

  だあぁぁぁ!!!前書き長すぎ!いくら説明とはいえ、限度ってモンがあるでしょうに・・・まったく・・・
  あら? もう始まってたのね・・・・
  
  えーこほん

  はぁ〜い☆皆のLよ〜v今日は、お役所仕事のゼロスとゼルガディスが少しだけ出てきたわね
  しっかし、少しはきづきなさいよね、ゼロスは〜・・・あたしはそんな鈍いこに創った覚えはなくてよ!

 ・・・・ゼロスを創ったのはゼラスでは?・・・・・・

  うっさいわね!部下S達を創ったのがこのあたし、んで腹心は部下Sが創った腹心の1人のゼラスがゼロスを創った
  つまり、すべてを創ったこのあたしにしてみれば、ゼロスもその他の魔族も竜族やエルフ(その他もろもろ)
  は、みーんなあたしの一部から生まれた子供達なのよ!

 ・・・・・どーいったことかよく分からないけど、まぁいいか・・・・・・

  だったら口出しするな!

  グシ!  ・・・ムギュ!・・・・

  さて、静かになったし、次回は、旅の仲間にゼルが加わるらしいわよ、リナはゼルがきづいたらはなすみたいね
  ま、ゼルは誰にも言わないと思うけど・・・

  それじゃ、またね☆


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26934NEXTすとーりぃ 1章−2スティック 2003/9/11 19:25:27
記事番号26909へのコメント


 前書き


 リナちゃんの演技ップリがすさまじいです、言うなれば、シャドウ(影)リナっぽい♪
 ここでゼル君そして、お約束のパシリ魔族ゼロス君が本格的に登場〜♪します。
 それで、前回や序章を見ていないと全然分かりません 見たものとして、続けますので♪
 あしからずv
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    1章−2 「旅は道連れ世は盗賊いぢめ」






  前方約5m!目標発見!只今からナンバー222作戦えお実行する!
  ・・・・・・・・・・・・・・。
  なーんてことをやってみたい気もするのだが・・・さすがに1人で何役というのは馬鹿げてるか・・・
  あたしは今、ゼルの後を備考中♪
  アイテム取引の交渉はあたしが勝ったvこれでしばらく路銀には困らないわ〜☆
  まぁ、なくなったら盗賊からぶんどればいいし、自分で簡単に調達出来るけど・・・そこはそれ
  詳しくは、以前のを見てくだされ
  てなワケで、あたしはとある作戦を実行にうつった!
  いきなり話し掛けてもゼルも困るしね、それにあたしも以前とは容姿違うし
  髪の色はまんまだけど・・・それもショートにしている♪
  あたしは、人間として名が通ってるからね・・・これくらいしないと・・。
  もっとも、分かる人には、分かるが、あいにく、そう言う人たちはお墓の中

 「あのぉ・・・すいません」

  あたしは、ゼルのマントを遠慮がちに引っ張る
  うふふ、我ながら見事な演技vあ、ゼルが生きているのは彼がキメラだから
  ま、この辺も以前のをみればのってるし、長ったらしい説明するのもめんどーだしね
  彼は、あたしの方を振り向き硬直した・・・。

 「(な、こいつ・・・リナに似てる!?)」

  ・・・っていうか、本人だけど・・・仕方ないか・・・なんせ今のあたしの格好は・・・
  黒に金の縁取り、マントについている朱色のスカーフらしきものを金のリングで止めて、前にたらしている
  金のブレスレットには赤い宝石(アミュレット)がついている
  さらに、目の色・・・紅ではなく、純粋な赤と金・・・という・・・。
  以前のあたし・・・とはいっても今から、125年前〜128年くらい前だけど・・・。
  ついでに、あたし見た目は22か23、でスタイルのいい美女v実際年齢は140歳(昨日が誕生日だった)
  
 「・・・・で?」

 「あぁ、よかった、話を聞いてくれるんですね!?私、リエル=スレイヤー(現在名乗ってる名前)といいます。
  みての通り、魔道士なんかをやらせていただいてるんですけど、私、まだ未熟で・・・腕の立つ方を探していたんです!」
  
  無論、こんなものウソの演技である、ゼルは、セイルーンのフィルさんの後を継いだ元・国王(王妃はアメリア)
  セイルーンの印籠は剣にある、以前フィルさんに見せてもらった通り
  ちなみに、アメリアは先に他界している(とうぜんだが)
  ゼルは、本来なら王宮にいるはずなのだが、元の身体に戻ってアメリアの所へ行きたいそうだ
  今は、再び「魔法剣士」として旅しているが、でも、かなり有名でいつもの通り、白いフードで隠している
  ・・・・・こっちの方が目立つとおもうのだけど・・・本人がいいならいいか
  えっと、話が長くなったが、とりあえず・・・
  ここは、か弱い女性を演じるつもりである、もちろん、頃合を見計らって真実をいうけどね
  そして、ゼルが口を開く

 「・・・はぁ、それで、なにか頼みたいこととか?」

 「はい!実は、ある盗賊団からある物を取り戻して欲しいんです」

  あたしは、歩きながらゼルにしか聞こえないように言う
  はたからみればあたし達はかなり目立つ、なんせ・・・

  美女(あたし)と白いフードの怪しい男が歩いているのだから・・・

  もっとも、ナーガをいる時よりはまし・・・だけどね

 「・・・とにかく、ここで話ていると、目立つから場所を変えよう!」

  んふふ・・・耐え切れなくなったわね〜♪

 「えぇ、いいですよ」

  
  あたし達は、町から出てちょっと歩いた所にある川辺にいた
  川のセセラギ、小鳥たちや小動物達の声・・・以外は聞こえない

 「で?続きだが・・・盗賊団から取り返して欲しい物があるから、オレと一緒に取り返すのを手伝って欲しいとか?」

 「よく分かりましたね!その通りです、あなたがまともな人でよかったです」

 「は?」

  ゼル君まぬけな声を出す

 「だって、私、ちょっと前にもいろんな人に助けを求めたんですけど・・・
  なんか、勘違いしちゃってるみたいで・・・まともに話せないんですよね〜・・」

 「(まぁ、そんな容姿なら無理もないが・・・しっかし、口調や性格その他を覗けばリナだな・・・こりゃ)」

  ・・・・・・まぁ、引っかかる所も多数あるが、見逃しておこう
  あたしが考えてることが分かるってまだ、知られたくないし・・・。
  本来なら、彼、断っている所だが、ゼルの奴あたしがリナに似ている(というか本人)から、昔を思い出しているらしい
  まったく、実は寂しがりやだからな〜・・・こひつは・・。

 「えっと、それで、もちろん報酬も渡します、とりあえず、前金で金貨5枚、強力してくれて、取り返すことが出来たらさらに10枚渡します」

 「・・・まぁ、相手の強さや人数によるが・・・いいだろう・・・」

 「ありがとうございます!」

 
  ふふふ・・・あたしの演技力・・・まだまだ捨てたモンじゃないわね
  それに、盗賊団がいるのは本当
  ま、何もとられてないけど、それはあっちへ行ってからつくろえばいいし
  それに、ゼロスもいるハズだし・・・何故か・・・
  というか、あたしが盗賊いぢめをしていることをしっている彼は、そこの盗賊団を見ていればあたしが来るだろうと踏んでいる
  それを知っているからゼルと一緒にいくのだ!・・・ゼロス、あたしのこと、少々気にかかっているからね〜
  予想を確実にするために・・・はっきり言って、どっかのロートル魔王よりゼロスの方が役に立つ!
  ゼルはあたしの便利なアイテム1 ゼロスは2 ガウリィは3 というようにいざとなったら使っていたv
  ・・・・言葉があれだが、これしかいいようが・・・・。

  まぁ、とにかく、あたしはゼルを引き連れて例のアジトへと向う

 「・・・で?」

 「はい?」

 「何故盗賊団が壊滅している?」

 「さぁ・・・何故でしょう?」

  ・・・言葉の通り、ここの盗賊団は壊滅済みvしかもついさっきの出来事だけど
  そうである、あの生ゴミ魔族がやっていたりする・・・ずっと見てるのもつまらなかったらしい・・・
  あたしは、そんなことゼルに言うはずもなく、首をかしげる

 「・・・とにかく入るぞ」

 「あ、はい」

  スタスタと歩いているゼルの後をあたしは後ろから追う
  
 「ほとんど一本道だな・・・こりゃ」

 「そうですね」
 
 「で?取り返したい物とはなんだ?」

 「・・・あぁ、それは・・・」

  あたしが言いかけるのと同時、向かいから強風が吹きつけてくる
  「ディム・ウィン」の強力バージョン「ボム・ディ・ウィン」よりも弱い程度
  
 「うわ!・・・なんだ!?」

 「・・・おや?盗賊団の生き残りだと思ったら・・・ゼルガディスさんじゃないですか〜、いや、お久しぶりです♪」

 「ゼロス!?貴様、何故こんな所に!?」

  そう、術を放ってきたのはこいつ・・・ゼロスである
  あたしは、怯えたふりをしてゼルの後ろへ隠れるが・・・

 「それに・・・そこのお嬢さん、数時間前お会いしましたよね?どうしたんです?ゼルガディスさんの後ろにかくれちゃって」

 「・・・・?知り合いなのか?」

  ゼルがあたしに向って言ってくる
  あたしは、数歩後ろに下がり、普段の口調で言った・・・演技はお終いv

 「知り合いも知り合いよ、まさか、ゼルぅ〜本当に分からなかった?」

  あたしはニヤリと意地の悪い笑みを浮かべる
  
 ・・・・・・・・・・しばらくの沈黙・・・・・・・・・・・

  で、

 「「ええぇぇぇぇ!!!!?????」」

  2人の驚きの声、ゼロスは検討ついてたんじゃぁ?
  とにかく、あたしはニコニコ笑ったまま立っている
  ゼルとゼロスは2人してなにやら話しているが・・・筒抜けだっつーの

 「(って、ゼロス、お前も知らなかったのか?)」

 「(いえ、なんとなく予想はついてましたが・・・)」

 「(じゃぁ、何故驚く?)」

 「(だって、あの時のリナさんとどこか違いますし・・・予想とはいえ、まさかと思っていたので)」

 「(なるほどな)」

 「・・・話は終わったのかしら〜?お二人さんv」

  ビクッ!と2人同時に振り向いてくる
  んでもって

 「「うどわあぁぁぁぁ!!!!!!!」」

  ズザザ!再び驚いて後ろへ下がる
  ・・・ちょっと目の前によって見ただけなんだけど・・・やっぱ驚いたか

 「ちょちょちょっと待て!どういうことだ!?リエルというのは仮名か?やはり」

 「いや、今あたしは、リエル=スレイヤーって名乗ってるけど?だって、リナって名前じゃァね〜・・・
  色々めんどーでしょ・・・色んな意味で・・・だから、名前変えてあるの、ゼルもゼロスもリエルって呼んでね♪」

  あたしはそういってニッコリ微笑む

 「えぇ、それは分かりましたが・・・なんだってリナさんが・・・確かに、魔道を駆使すればなんとかなりますけど・・・
  その髪や目の色は・・?」

  ゼロスが冷や汗をかきながら聞いてくる
  ゼルも頷いている  ・・・・ゼロスにいうのはどうかと思うが・・・上司命令ってことで口止めしときゃあいいか

 「んっふっふ、本当に聞きたいの?後悔しない?」

 「なんだ、その妖しい笑みは!」

 「後悔って・・・・」

 「あ、じゃ、教えてあげるね」

 「「いきなりかい!!」」

  2人同時に突っ込んでくるが無視!念のため、結界を張り、気配と声を遮断する
  
 「えっと、どこからはなしましょうか・・・まぁ、ルークを倒した後からの方がいいわね」

  で、あたしは話し始めた・・・一部始終☆(ただし、イヤリングに欠片が二つあることは話してない)
   
  話終えたときの2人の反応は・・・あ、思ったとおり

 「・・・・・・(汗)よーするに、リナさんは、るびーあいさまで、さらにあのお方の力の一部ももっている・・と?」

 「いえ〜す!」

  実は、これ、あたしと同化しているルビーアイが言った言葉をまねたもの

 「・・・それで、そのおかげでその姿というわけか・・・」

  ゼルが悟りきったように言っている
  ゼロスなんか、冷や汗だらだらだし・・・

 「で、あの〜・・・北の魔王様にはまだ・・?」

 「えぇ、まだ言ってないわ、言ったら・・・どうなるか分かるわよね〜?」

  あたしはにっこりと微笑み(目は笑ってないが)ラグナ・ブレードをゼロスにつきつける
  ゼロスは首をぶんぶん縦にフリながら

 「わかりましたぁぁ!」

  と言う

 「ゼルは・・・言う必要は無いわね?」

 「あぁ、知った所で誰かに知らせようなどと思わんし・・・それに・・・」

 「それに?」

 「いや・・・なんでも・・(言ったらどんなメにあわされるやら)」

  ・・・・・分かってるジャン

 「じゃ、結界解くわよ?あ、ゼロスも誰にもいわないでね、もち、獣王にも♪」

 「もちろんです!では、僕はこれで・・・」

  シュン!と、空間に溶け込み、逃げるように去っていく姿が精神世界面で見られる・・・

 「ゼル」

  あたしはおもむろに話し出す

 「なんだ?」
 
 「あたしなら、あのお方の力を借りてその身体元に戻せるけど?」

 「なに!本当か?」

  あたしはこっくりと頷く 今の技術や魔族や神族にたよってもはっきりいってない
  あのお方の力でもつかわないかぎり・・・んで、あたしは使えるわけだから戻せる
  
 「・・・そうか、なら、セイルーンに来てくれるか?そこで戻して欲しい」

 「わかってるわよ、じゃ、行きましょうか」

  空間移動すれば早いが、あえて歩いて行く
  ゼルもなんだかんだいってもう、見ることの無い景色をみたいんでしょう
  ・・・・冥土の土産に・・・

 「あぁ」

  そして、セイルーンまで、あたしはゼルと一緒に出発する








  一方


 「ただいま帰りました」

 「そうか、ご苦労、写本もあと数枚で終りだ、引き続きたのむぞ」

 「わかりました」

  会話しているのは、ゼロスとゼラス
  ゼラスは金の長いウエーブがかった髪で鋭い目つき白いスリットのはいったゆったり系のドレス
  褐色の肌に手には煙管がプカプカと煙?を上げている
  約束どおり、ゼロスはゼラスにも報告していない、このあたしのことを・・・

 「・・・(言いたいけど、言ったら僕の命が・・・)」

 「・・・?ゼロス?」

 「と、とにかくとっとと終わらせます!!」

 「そうか・・・」

 「(ごめんなさい〜獣王様ぁ〜・・・残りの魔王様の欠片はないんですぅ〜)」

  などと思いながら・・・・・・・。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あとがき

  はい、時間がないので単刀直入に・・・ゼロスはとことん苦労人!
  次回は見てのお楽しみ!じゃ、まったね〜♪Lでしたぁ〜v

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26940NXSTすとーりぃ 1章−3スティック 2003/9/12 17:00:15
記事番号26909へのコメント


 前書き

 今日も残暑が続く中・・・
 くそ暑いのに体育館・・・あぁぁ!!!!あつすぎるー!!
 
 「うるさいわよ!」

  ボク!!

 うぐ・・・・

 「まったく・・・情けないわね〜・・・あ、スティックが倒れてしまったので私Lが前書きを・・」

  今日は、どっちかというと、番外編みたいな感じです!
  例の、L様とリナちゃんのやり取りの、では!

 「・・・・・死ネ・・・」

  ぎょえぇぇぇぇぇ!!!!??????

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



    1章ー3  番外編! 「リナのお願い、L様のお遊び」




   ゼルと一緒にセイルーン目指してはや3週間
   突然ゼルが問い掛けてきた

 「・・・・それはそうと、そのイヤリング滅びた魔王二つの欠片が入っているとか言ってたよな?」

  道すがら、ゼルがそんなことを聞いてくる
  
 「そうだけど?」

 「何故、きづかれないんだ?」

 「あぁ、だって、結果いというか、そういうのに閉じ込めてあるから・・・・
  あのお方の力なもんで、絶対にばれないし、解けるのもあたしかあのお方だけね」

  あのお方とは、知る人ぞ知る「金色の魔王(ロードオブナイトメア)」様のこと
  あたしは、ふだんは「L様」ってよんでるけど・・・・
  ついでだし、冥土の土産に聞かせてやろう・・・ゼルに

 「あれは、数十年前だったわね・・・」

 「いきなり回想モードか、おい」

  


  回想モードv


 「あら、リナじゃないどうしたの?」

  分かってるくせにそんなことを聞いてくるこのお方「金色の魔王」様
  あたしは、今、このお方が住んでいる宮殿にいる
  玉座に座り、ニコニコしているが、いざとなったら神々しい威厳のある態度を取る
  この世のすべての物の母

 「L様に折り入って頼みたいことがあるのですが・・・」

 「あら、やーね、Lでいいわよvあなた、あたしの力の一部入ってるし、部下達よりも格上だしね、無理ならせめて敬語無しで♪」

 「・・・・まぁ、そーいうことなら・・・」

  で、あたしは話し出した

 「へぇ〜・・・スーフィードと互角くらいにするには、確かにあなたが滅ぼした欠片は必要ね」

 「・・・・そうなんだけど・・・」

 「いいわよ♪面白そうだし〜、ただし、」

 「ただし?」

  で、L様はニッコリと笑って
  ちょっとこわひ・・・

 「あなたが持ってなさい、あなたの判断で部下Sに渡すか否かを決めればいいわ
  じゃぁ、復活させるついでに、そのイヤリングの中に封じるわね」

  ・・・以外に話は早くついた
  L様はそうとう退屈していたらしい・・・あたし時々L様の茶のみ相手をしているのだが・・・
  まぁ、気が合うのなんのって、それと、そのうち、あたしが四界を統率する存在にするとかなんとか言ってるし
  つまりは、L様の補佐役&茶飲み相手を勤めることになる
  とすると、あたしが部下S達の上司になって、部下Sは、L様の部下(あたし)の部下・・・ということになるな
  まぁ、それについてはまだ正式に発表してないから関係ないけど・・・・

 「あ、そうそう、おそろいでチョーカーもあげるわ、こっちにはSの奴はいないから」

 「うっわー・・・綺麗な宝石ね〜♪」

 「でしょ〜?あたしのお手製よv大事にしてねv」

 「もちろん♪」

  つーか、なくそうもんならその場でただじゃすまない・・・のは目に見えている
  ・・・・・ふぅ、後は、頃合を見て、この欠片をあいつに渡して、スーフィード姉ちゃんにもあたしの正体を
  
 「うふふ・・・ま〜だ、二代目スーフィードを姉ちゃんって呼んでるのね?」

 「え?まぁ、姉ちゃんに代わりないし・・・じゃ、ありがとね☆」

 「楽しませてね〜、この頃暇だから」

  


  回想終了




 「と、こんな感じよ」

 「こんな感じって・・・お前・・・まるで友達同士みたいじゃないか」

 「まぁ、ある意味そうだけど・・・・」

 「・・・・・・・」

  何故か黙り込むゼル、ま、いいけど
  
 「お、ゼル!セイルーンが見えて来たわよ!」

  あたしの指差す方向約数キロメートル先、セイルーンの一部分が見えて来た
  
 「そうだな・・・じゃ、リナ、王宮についたら頼む」

 「まかせときなさいって!」

 「(ちょっと不安だな)」

  



  さて、セイルーンではまた大変なことが起きてるみたいね
  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あとがき

 ふぅ、やっとあたしが出てきたわね〜♪

(やっとて・・・まだ1章の3話め・・・)

 これからももちろん、出てくるんでしょうね〜?

(さぁ・・・たぶん)

 ・・・まぁ、いいわ・・・どうせ出すでしょうし・・・あんたのことだから

(・・・・・)

 さてと、次回は、セイルーンに到着!またまた魔族がらみ、竜族がらみ(言うなよ)の人騒動♪
 魔族だけじゃなく、竜族、つまりは赤の竜神・スーフィードにつかえる神族ね

(だから、言わないでよ)

 いいじゃないの、次回予告ではお約束でしょ?それとも・・・文句あるの?

(いいえ・・・)

 よろしい、それじゃぁ、次回また会いましょうね〜♪


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26956NXSTすとーりぃ  1章−4スティック 2003/9/13 19:43:54
記事番号26909へのコメント


 前書き

 いきあたりばったりだと、何話目か一瞬忘れてしまう
 とまぁ、そんなことはどーでもいいとしまして、ついに(まだ4話目だけど)セイルーン到着!
 ・・・・正直ってどういった話にするか決めてないんですよ・・・
 竜族をどこで出すかとか・・・まあ、成り行きでやります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


     1章−4 「バトル・オブ・セイルーン!2」






  「ついたわね」

  「ついたな」

  「じゃぁ・・・」

  「いくか?」

  「セイルーン名物ソフトクリームを目指して行こう!!」

  「そっちかよ!」

   あたし達は、セイルーンの門をくぐり、街の中心部に来ていた
   そこから王宮までは・・・まぁ、距離はあるが・・・目と鼻の先
   しかーし!あたしは、ソフトクリームを食べるというのも目的だったりする
   
  「・・・変ってないな・・本当に・・・ここに来る少しの間に盗賊いぢめをして10件ほど壊滅させてたしな」

   ゼルは、ふぅ・・・とため息を一つつくと

  「まぁ、いいだろう・・・食べながら行くぞ・・・俺は喰わんが・・・」

   ボソリと言った最後の言葉、もちろん聞き逃してはいない
   あたしは、チョコバニラ(ミックス)のソフトクリームを食べながら王宮に向った
   しっかし・・・・

  「あら、ゼルがディス元国王様、お帰りになっていたんですか?」

  「あー!ぜるがでぃす様だよ!ママ!!」

  「おー、収穫はあったんですか?」

  「そこの魔道士はお知り合いですか?」

   ・・・・さすがに人望が厚いわね〜・・・大人気だわ
   どうやら、街の人々、あたしを「護衛の魔道士」とでも思っているのだろう
   ま、あたしは既に伝説化(たいして年月たってないのに)してるし・・・
   ・・人間で今のあたしがリナ本人だと知っている人、リナを知っている人(言い伝えとかじゃなくあたしと関りのある人)
   は、今やゼルと郷里にいるガウリィくらい・・・魔族や竜族なんかは例外・・・ちょっぴし寂しいかも・・・

  「お帰りなさい、ゼルガディス御爺様!」

  「ん?ゲインか、わざわざお出迎えか?」

   あたし達(ゼルの付き添いということで入れてもらえた)が王宮に入るなり
   とことこと走ってきた13前後の子供
   ゲイン、現在の国王センダムの子供

  「まぁね、すぐに【ゼルガディス様がお帰りに・・・】っていうような情報は行ってきたから」

  「そうか・・・・」

  「で?そこの綺麗なお姉ちゃんは誰?御爺様の護衛?」

   綺麗とは、まぁ、正直なお子様
   正直もなにも、それが世間一般様のご意見というものだ
   まぁ、王族に一般というのはともかく・・・・

  「あぁ、リエル=スレイヤー魔道士だ、で、リエル、こいつが今の国王の息子のゲインだ
   ・・・お前はたぶん知っていると思うがな・・・」

  「あら、わかってるじゃないの♪」

   ・・・・最近、あたしの性格、微妙にL様入ってるような・・・・
   でも、元々似たような性格だし、あたしとL様・・・。

  「・・・?まぁ、いいや、お父様が待ってるよ、魔道士のお姉ちゃんも来るよね?」

  「えぇ」

   どうやら、まじでまともな国になっている・・・・分かってたけど、改めて見るとホッとするわ
   ・・・魔族(並以下の中級程度)が紛れ込んでいるみたいだけど
   ゼル・・・はまだきづいてないみたいね
   彼が出かけた後に入ってきたし・・・・。

  
   で、謁見の間
   堅苦しくも兵がずらりとならび、王の横には王妃が座って、横の方に宮廷魔道士が佇んでいる
   実を言うと、こいつがその魔族だったり、カンヅェルの時といい・・・まったく単純ね

  「ほぅ、そなたが護衛の魔道士殿か、御爺様なら1人でいいと思ったが、やはり、1人より2人の方がいいのか」

  「ついでに言うと、リエルがオレの身体を元に戻す方法を知っているから連れてきた」

   ついでって・・・おいおい

  「な!?何を馬鹿なことを言っておられるのです!?人間ごとき・・・もとい今の技術力では100%不可能
   それをそのような女魔道士なんぞに・・・」

   なにやら宮廷魔道士・・・並以下の中級魔族がほざくが無視
   名前をいう気すら起こらん・・・
   ・・・・ルダ・・というのだが、この魔族、ついでに覇王の奴の部下
   セイルーンは以前あぁいいった所だから、魔王の欠片を宿した人物がいるとでも踏んでいるが・・・
   いるはずないって、御愁傷様・・・・くぅ〜・・こんな下っ端(あたしにすれば)魔族に同情(実際馬鹿にしてるだけ)するなんて

  「黙れ、それは、やってみれば分かることだろう?それよりも・・・ますは・・」

   ゼルは、あたしに視線を投げかけてくる・・・
   あたしはこっくりと頷く
   もっとも、あたしはあくまで人間の魔道士として戦うが・・・

  「「まずは?」」

   皆の声がハモル
   ゲインは、父親の横にいるが、「?」を浮かべているのは見て取れる
   ゼルが不敵な笑み・・・目は笑っていないが・・・を浮かべて

  「他のやつ等は誤魔化せても、オレは騙されんぞ・・・オレがいない間に・・・まったく」

  「どういうことですか?」

   と、これは王妃、下っ端魔族のルダは微かに震え(なさけねぇー)
   
  「あぁ、やはり気づかなかったか・・・人間にやっと変身できる程度の並以下の中級魔族にもきづかないとは・・・」
  
   あ、なんか落ち込んでるし
   今、さらりと爆弾発言したの分かったかしら?

  「「・・・・・・・・・・・・・・・」」

   沈黙

  「「なにいいぃぃぃぃ!!!!???????」」

  「ちょ〜と待ってくださいな、御爺様」

   っていうか、御爺様発言するたびにゼルの奴傷ついてるけど?

  「妻の言う通り、ルダが魔族と?」

  「・・・まぁ、おかしいとは思ったけど・・・発言とかに・・・」

   なかなかいい大人に育つぞゲイン君
   兵達もざわざわしだして、ルダの方を見る
   ルダはというと・・・

  「・・・何を言い出すのですか?」

   冷静に、精神世界の本体はびくびくしてるけど・・・言葉をつむぐ」

  「そのままよ・・・まったく、瘴気くらい隠しなさいよね」

  「な!?・・・・く、人間ごときか・・・わたしの正体にきづくとは・・・」

  「「ということは!?」」

   ・・・・綺麗にはもるな

  「ふ・・・こうなったら魔王様の欠片を探すついでに、この国を滅ぼす!」

   おい、ばらしていいのか?魔族の誇りは?

  「な・・そう言うわけだったか・・・」

   王がくやしそうに呟く

  「そう言うわけだ、というわけで、ここはオレとリエルだけで構わん他のやつ等は足手まといだ」

   それだけ言うと、ゼルは剣を抜き「アストラルヴァイン」をかけて魔法剣にする
   他の皆さんは、ゼルの行ったとおり非難中・・・

  「まって、ここでやると城にも被害が出るわ、結界を張るからそこでやりましょ」

  「ふん、人間がなにをほざく・・・・・!?」

   あたしは、カオスワーズ無しで結界、気配(瘴気なんか)や声を遮断しもちろん敵を閉じ込める
   を瞬時に張った
   ・・・んふふ、驚いてるな

  「・・・気配を消しているとは言え・・・リナなに喧嘩売るとは・・・知っていなくてもやらんぞ」

   なにを言ってるのかな?ゼルガディス君?

  「リナ・・・まさか、あの魔を滅ぼせし者、リナ=インバースか!?だが、何故生きている!!」

  「あんたに教えてやるほど、優しくないわ」

  「・・・・(かりにも、お前の部下でもあるんだぞ?)」

   などと思っているが、笑止!こんな阿呆な覇王の部下なんざいらん
   というか、こんな弱っちい奴、魔族にいても役立たずv

  「く・・・」

   こんな奴でも空間は渡れる・・・逃げるなよな・・・

  「無駄よv空間干渉はいっさい受け付けないからvで、ゼル・・・あたしがやりたいんだけど・・・」

  「ん・・?・・・・まぁ、いいが・・・ほどほどにな、いくら結果内とはいえ」

  「分かってるわよ、じゃぁ、いくわよ」

   あたしは腰にさしてある、スレイヤーソード・・・スレイを抜く
   ちなみにこのスレイ、あたしが創りだしたあたしの部下
   ダークスターが創りだした5つの武器形の魔族とにたようなものだ

  「まて、その剣・・・我等と同じ・・・!!」

  「そ、精神生命体vあたしの部下vというわけで」


   
 


    ザシュ!






   ルダは、声もあげぬまま滅びた



  【・・・あっけなかったですね、ご主人様】

  「本当よね」

   剣の状態のスレイと話が出来るのはあたしだけ
   精神を通してならだれとでもはなせるけど・・・・・

  「・・・一瞬か・・・さすがはリナだな」

  「まぁねv」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  あとがき

  続きます、次回でセイルーン編は終わります
  今日終わるとかいってたのね〜・・・・(ぎく!)
  な〜に考えてるんだか・・・(う・・・)
  
  スティックには後でお灸をすわせて・・・短いけどこのへんで☆

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26958NEXTすとーりぃ 1章−5スティック 2003/9/13 21:46:54
記事番号26909へのコメント



  前書き

  今日で、セイルーン編終わらせます。
  ・・・・でも、全然バトルになってませんでしたね・・・(汗)








  1章−5 「さよならゼル!君の事は忘れない」






   フ・・

  ルダとかいう雑魚魔族を滅ぼした後、結界を解くあたし
  解いた後には、?を浮かべまくる城の者達がいたが、無視!!

 「・・・・ふぅ、じゃ、り・・じゃなくてリエル・・・」

  ゼルがあたしの方を見て、真剣な顔で言って来る
  ゼルの言いたいことはわかる、身体を戻して欲しいのだ
  そして、アメリアのいる所に・・・・。健気ね〜・・・

 


  準備は・・・と言っても、近くにゼルの入る棺とか、ようするにお葬式の準備名ワケだが
  ゼルは、人間としての寿命はすぎている
  今まで行き永らえていたのは、キメラであるというせい
  だから、元に戻ったとたんポックリ逝ってしまう可能性は大
  それを承知で・・・・というより、まじでゼルはアメリアの所に行きたいらしいし・・・
  会えるかどうかわかんないけど・・・L様は純粋なる願いは好きだしね
  

 「じゃ、始めるわよ」

 「あぁ、たのむ」

  そして、あたしは両手を掲げる、全身から、金色の光が出現しループを描きながら   
  ゼルにまとわりつき、身体に吸い込まれるように消える

  ・・・・・・これだけである、ただし、この光は、L様の力故に、あたしかL様しか出来ない
  
  その後すぐ、ゼルに異変が起こる
  岩の肌は消えていき、針金のような髪は普通のやわらかい?髪質へと変る
 
 「「おぉ・・・」」

  その様子を見守っていた城の人々は思わず簡単の息をもらす
  それもそのはず、ゼルは美形なのだ
  もっとも、それも一瞬で、すぐに年老いていきそのばに崩れるように倒れる

 「結局、あんたには最後まで世話になったな・・・」

  ゆっくりと近づくあたしにのみ、聞こえる程度の声(っていうか、これくらいの声しか出せない)
  で喋る

 「・・・L様に頼んどいたわ、そうしなくても元よりあなたとアメリアを合わせる気だったようだし
  アメリアに会ったらよろしく伝えといてね、その時点で、2人は新たに転生するまでの道を行くし」

  あたしもゼルにしか聞こえない声で言う・・・。誰しも、しんだら転生して生まれ変わる
  人であれエルフなどであれ・・・・・。

 「もちろんだ」

  この言葉が最後の言葉となったことだけ述べよう・・・・。


















  「さ〜て、一旦ゼフィーリアに戻りますか・・・」
  
   ガウリィも後半月ほどの寿命だし・・・
   あたしは、セイルーンを出て、ゼフィーリアに向う、空間移動でもしようかと思ったその矢先
   
  「おい、そこの人間の魔道士」

   声をかけてくる・・・・黄金竜・・・・
   つーか、変身しろ、目立つし迷惑だろ・・・。

  「なにか?」

  「・・・いや、冷静に聞かれても・・・即答だし」

  「我等を見ても驚かないのか?」

   仮に、先にしゃべった方を竜1、次に竜2と区別しよう
   あたしは、こっくりと頷く
   二匹の竜は、セイルーンにいる魔族をつかまえて今現在の魔族の動きをつかもうとしたみたいだけど・・・
   
  「・・・まぁいい、お前、ゼルガディス元国王の護衛の魔道士だな?
   お前が王宮に行ってから、そこにいた魔族の気配が消えたのだが・・・・」

   ・・・知らない奴がいたら・・・「何言ってんだ?このとかげ?」
   とでも言うだろう

  「あぁ、ラダだかダラだか、そんな名前の並以下の中級雑魚魔族なら、あたしが引導を渡して滅ぼしたけど?」

  「「な゛!?」」

   あたしがあっさり言うと、何故か絶句する二匹
   そのうち、竜1が

  「いくら並の中級魔族とはいえ・・・人間ごときにやられるとは・・・」

   をいをい・・・
   ・・・・続いて竜2

  「こいつ・・・何者だ?まぁ、人間では美人の部類に入るが・・・」

   ・・・・・だから?

  「ふーむ・・・おい、貴様、何かその魔族から聞いてないか?」

   ・・・失礼な連中である
   こういう奴等には、一発ガツーン!と御見舞いして、その減らず口・・・もとい、礼儀の無さを思い知らさなければ
   と、いうことで、あたしのとる行動はただ一つv

  「いくわよ、スレイ☆」

  【はい、ご主人様】

  「って、何をそんな物騒な物を!」

  「おい、しかもそれ、かなりの力を感じるぞ!」

   あたしの剣「スレイヤーソード」は抜いた時その気配を漂わせると言う物
   ちょっと力のある魔族や竜族、エルフ族には分かるが
   人間にはわからない
   この剣は、あたしが創りだした精神生命体の武器、無論、人形にも出来る
   一応生きてるし、力は、神にも魔にも属さない、混沌の力だけど・・・v
  
  「うふふふ・・じゃ、その礼儀知らずな無礼な態度を改めなさいv」

  
  




   ザク!ブス!グサグサ!!!!!






  「・・・・・滅んじゃったわね」

  【そうですね〜・・・にしても、さすがわご主人様、またもや結界を張っているなんて
   これで、まだ他の魔族や北の魔王様にはばれないですね☆】

  「だって、まだ姉ちゃん全部の竜王と融合してないし・・・」

  【えっと、残りは・・・あ、でも、地竜王だけですよ残ってるの】

  「みたいね・・・おまけに・・・」

  【いますね、ゼロスさん♪】


   ポテ

  
   虚空から振って来る黒い物体
   
  「って、しゃべるんですかー!?その剣」

   いきなり振って沸いて出てきた台詞がそれかい
   そーいえば・・・あたしがこの剣実際に使うのって・・・さっきの魔族を滅ぼしたした時と
   さっきの竜族を滅ぼした時だったわね・・・知らないのも仕方ないか
   スレイは、鞘に収めてあるので、会話を聞く以外よけいな力は放ってない
   精神生命体であるスレイと魔族・・・わざわざ意思疎通しなくても会話・・・聞こえるんだったわね
   とりあえず、あたしは・・・

  「そうよ、名前はスレイ、剣の名前はスレイヤーソードだけどね」

  【始めましてvゼロスさん、あなたのことは、ご主人様から聞いてます】

  「は・・はぁ・・・」

  「で?」

  「はい?」

  「なんのよう?まさか、あんな生ゴミ以下の雑魚魔族滅ぼしたことをとやかく言いに来たわけじゃないわよね〜?」

   ゼロス君、顔を真っ青にしながら・・・・
  
  「そんな分けないじゃないですかぁ〜!リエルさん・・・でいいですよね?」

   あたしは頷く、本来、あたしの正体を知った時点で「様」づけをするが、今はまだ他の奴等には気づかせるワケにはいかないし
   それに、いきなり「様」まどと呼ばれてはどうにもこうにも・・・

  「リエルさんは、他のかたがたや上司の方々に知られてないとは言え僕等の上司様
   力から言えば、ルビーアイ様よりも上・・・なわけですから・・・」

  「文句は言えないと?」

  「というか、元よりそんなこという気はありませんでしたし・・・それに
   僕がきた理由だって、貴方には分かるでしょう?」

  【ま、ご主人様に分からないことは無いしね(たぶん)】

  「まぁね、でも、それでも一応言うのがその場の雰囲気でしょ?」

   あたしは2人・・・二匹・・?に言った
 
  「あぁ・・・それもそうですね、では、単刀直入に・・・・僕もお供させていただきますv」

  【写本の処分終わった後に?ゼラスさんの命令で?】

  「・・・鋭いですね、スレイさん、さすがはリエルさんの直属の部下です☆
   もっとも、命令を受けた相手はルビーアイ様も・・・ですけど」

  「上司2人の命令ね・・・あたしの正体知ったのならそんなこと命令しないけど・・・
   でも、あんたもとことんお役所仕事ね〜・・・さすがはパシリ魔族」

  「そーいう言い方はやめてくださいよぉ〜・・(泣)」

   後ろ向きでのの字を書いているゼロス君
   こいつも変ってないし

  【あ、私のことも内緒にして下さいね】

   スレイが言う
   
  「もちろんですよ」

   



   で、お約束・・・というより、当たり前のようにゼロスが加わり3人(のうち一つは武器)
   でゼフィーリアに一旦戻ることにしたのだ
   ・・・・空間移動で一瞬で♪




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


L様のあとがき

やーっぱりだしたわね、お役所仕事のゼロス
スレイも今回出番多かったし、あたしの出番は無かったけど・・・名前が出てきただけで・・・
でも、ゼルもとうとう死んじゃったわね〜・・・ま、アメリアと一緒に転生させるけどね
さてさて、スーフィード二代目であるルナは、天竜王と火竜王を吸収したみたいね、後は、地竜王と水竜王の知識を取り込めば、一応復活するわけね
その時、リナの持ってる部下Sの欠片を部下Sにとどければ・・・うふふv

ようやく、本来の自分達の役目をまっとうできるわね♪

――― ながかったな ―――

――― そうね〜・・・ ―――

部下S2人vなにをのんびりと話してるのかしら?

――― うっ・・・すいません ―――

・・・・ダメv

――― そんなぁ〜!   ぎゃあぁぁぁぁあああ!!!! ―――





              ふぅ、いい汗かいたわ(後ろにはなにやら転がる物体二つ)
              じゃ、次回ね♪

 

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26960NXSTすとーりぃ 1章−6スティック 2003/9/14 11:35:45
記事番号26909へのコメント



 前書き

 ガウリィ君、寿命で死にます。
 私は、ギャグ専門なので、死に場面やシリアスな場面はどうも苦手なので
 たぶん、すぐに終わります、これから先が本番になりますので

 後、リナの部下「スレイ」のステータスというか設定を・・・

 なまえ スレイ  武器時・スレイヤーソード
  性別 無(ただし、人格は女)
  容姿 武器時・紅い刀身で金の筋が入っている、薄っすらと淡く輝いている
     人形時・金の肩くらいまでのストレートヘアー、紅い瞳、軽戦士の格好
  種族 精神生命体・・・魔族に近いが魔族じゃない・・・微妙・・・
性格その他 主のリナにはかなり忠実、竜族、エルフ族よりも、自分と近い魔族の方がやはり友好関係にある
     一応、シャブラニグドゥは「ルビーアイ様」「魔王様」と様づけで呼ぶ
     んで、リナの愛刀 少々力のある魔族や竜族、エルフなんかは抜き身の剣を見たときにその力が分かる


              こんなもんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



           1章−6 「さよならガウリィ!君のことは忘れない」(またこのパターンかい)






  「あぁ、懐かしのゼフィーリア♪」

  「・・・・懐かしいんですか?あなたが旅だってからまだ一年も立ってないような」
 
  「のりよ」

  「そうですか・・・・」

   ガウリィの寿命、後約半月程度・・・らしい
   とにかく、あたしはゼロスを引っ張り、実家へと向う
   あちこちで、魔道士やら剣士やらなんやらいるが、こんなものは日常的なことなので気にしない

  「やっほー!帰って来ちゃったよ〜♪」

  「「はや!!」」

   あたしが入るや否や家族全員の声がはもる
  
  「・・・あれ?なぁ、リナ・・・」

  「なに?」

   おじいさんガウリィ・・・えーい、若いすがたにしちゃえ!

   ボン♪

   あたしが魔法で姿のみを若くしてもたいして驚かないのがこの家族
   構わずガウリィは続ける

  「そこにいる奴・・・だれだ?」



   チュッドオオォォォォォン!!!



   自爆するゼロス、相当ショックだったみたいね・・・
   
  「何言ってるんですか!ゼロスですよ!・・・・まぁ、期待はしてませんでしたが・・・」

   などと言って隅でいじけている・・・その姿はまさにゴキブリ・・・(ファンの方々ごめんなさい)
   なんか、「どーせ僕なんか・・」とかぶつぶつ言っているが・・・

  「ゼロ・・?・・・・・・あぁ、思い出した」

   やおらガウリィはポンと手を打つ
  
  「さんざんリナをダシにしてた奴だろ?」

  「そんな昔のこと・・・って・・・」


  「「なにいぃぃぃぃ!!!!!!」」

 
  「ガウリィじいちゃん覚えてるの?」

  「へぇ〜・・・ガウリィじいさんが・・・」

  「あのガウリィさんが・・・驚きですね〜」

  「お前らな・・・」

   とまぁ、こんな和やかな会話が続く
   
   あたしが帰ってきてからというもの、ゼロスは遊ばれるわガウリィはボケまくるわ(年だしね)で
   随分賑やかになった
   
   



   で、月日はちゃくちゃくとその日数を刻んで行く

  「明日ね、ガウリィが生涯終えるのは」

  「そっか、約半年って言ってたけど・・・本当に約半年だったわね」

  「おほほほ、あたしに分からないことなんてないのよ♪」

  「確かに・・・で?ゼルとアメリアなんだけど・・・」

  「えぇ、来たわよ、ついでに、ある時の日に2人共転生させることにしたわ
   これから来るガウリィもね」

  「そう、有難うL様」

   それだけ確認すると、あたしはこの場所から世界に戻った
   あいまをぬって、L様に会いに来たのだ
   ・・・・・・でも、ある時の日・・・って、L様、また何か考えてるな・・・。





  「・・・・う〜ん・・・皆さんの悲しみの負の感情はいいんですが・・・
   どうもこういう行事は苦手ですね〜・・・僕は・・・」

  「ハイ、黙りなさい、だったら慣れるのも大事よ」

  「・・・はい・・・」

  「でも、リエルさん、何故こんな生ごみまで?」

   あたしの後ろに座っているフィリアが言う、ここには、ガウリィと関りのあった者、仲間だった者達が来ている
   今日は、ガウリィのお葬式・・・。

  「な・・生ゴミって・・・また言いましたね!?」

  「あ〜ら、生ゴミを生ゴミと言ってなにがいけないのかしら?」

  「フィリア母さんもゼロスも、こういう場所で言い争いは・・・」

   フィリアの隣にすわっているヴァルが止める
   彼は、純粋なエンシェントドラゴンに転生したので、角や顔の模様はなく
   髪も長い(他は変っていない)
   ついでに、姉ちゃんとミルさんやメフィまでもいる、姉ちゃんから、本来のスーフィードに近い力を感じるが
   本人は隠しているので他の人には分からない・・・ただし、フィリアやミルさん達は知ってるが・・・
  
  「しかし、ガウリィも長生きしたわね、リナ・・・じゃなくてリエル」

  「そーねー、ま、一応エルフの血流れてるし・・・当然ちゃ当然だけど・・・」

   あたしは、皆にはここの長女ということになっている
   姉ちゃんや家族にはあたしがリナだと知っているが、タダ単に魔法を駆使して長生きして若いままの姿をたもっていると思っているみたい
   っていうか、そう思っている

  「で?姉ちゃんの方はどうなの?」

  「来週くらいには地竜王を尋ねるわ、後は水竜王の知識」

   別に知識なんぞなくてもいいが、それなりに水竜王の力も入ってるからね
   それはそうと、葬式の時にこんな会話はちょっと・・・と思っている君!かなーりの小声だからいいんだよ
  (注・本当はいけません、マナーを守りましょう)
   それに、その場の雰囲気はそのままだし
   
  




  「じゃぁ、私はエルフの里に帰りますわ」

  「私も長としての役割もあるし、竜の峰に戻る、魔族の動きも監視しなくちゃいけないしな
   魔王が復活したせいで、あたりの瘴気も濃くなってるし・・・結界を強めなきゃならん」

   ちらりと、ゼロスの方を見たが、彼はいつものニコニコ顔
   2人が去っていった後、フィリアもヴァルと観光しながら帰るという
   姉ちゃんも、ついでに一緒に途中までいくらしい
   
  「じゃぁね、リエルさん、リナさんみたいな性格の魔道士になっちゃダメですよ」
  
  「あー、それは言えてるな」

   コラコラ・・・どういう意味じゃィ
   
  「じゃぁ、行きましょうか?」

  「「はい」」

   姉ちゃんと共に、2人も行ってしまう
   ・・・葬式は何事もなく終わった・・・まぁ、ヴァルがこけたり、フィリアとゼロスの口げんかがエスカレートしたり
   と、いう些細なことはあったけど・・・・。

  

  「で?次は何処行くんです?」

   ゼロスが聞いてくるが、あたしはもう決めている  
   そろそろ潮時だし・・・

  「・・・あんた等の本拠地、カタート山脈よ、北のロートル魔王に会いにね♪」

  「・・・・そうですか、その欠片も?」

  「えぇ、姉ちゃんも来週あたりには復活するだろうし・・・」

  「なるほど・・・で。リエルさん、その、魔王様をロートル魔王と呼ぶのやめてくれませんか?」

   何故か知らんが、恐る恐る聞いてくるぜロス君

  「なんでビクついてるのかは分かんないけど・・・じゃぁ、人間の名前を取って【レイ】とでも呼びますか」
 
  「えぇ、それでいいです・・・。」

   口調に元気がないが、まあいいでしょう、それくらいであたしは怒らないし
   
  「あ、それと、あたしもうここには戻らないつもりだし・・・リナで呼んでもいいわよ
   改めて神魔戦争が怒るまで、そこにいるつもりだし・・・それからは高みの見物を決め込むわ」

  「そ・・・そうですか・・・カタートに・・・・」

   顔面蒼白・・・L様相手なら分かるけど、あたしに対してそんなに恐れなくても・・・
   ・・・・・・一瞬で移動出来るけど、歩いていきますか
   そんなに遠くないし・・・。
 
  「スレイもそれでいいかしら?」

   あたしは、腰にあるスレイヤーソードに問い掛ける
   返事はすぐに返って来た
 
  【もちろんです♪腹心の方々や魔王様にも直で会ってみたいですしv】

  「じゃ、決まりね」

  「・・・・(魔王様、頑張ってください)」

   どこか遠い所を眺めつつ、そんなことを祈っているぜロス
   対称的に、かなり楽しんでいるスレイ
   さて、レイがどんな反応するか、楽しみね〜・・・





   淡い期待を胸に、あたし達は歩き続ける・・・








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  L様のあとがき

  はい、次で1章終了です。
  ついに復活する魔王と竜神!その戦いの果てには何が!?そして、リナは本当に見物するだけなのか!?
  こう、ご期待!!

  ・・・・・・しなくてもいいけどね、こんな奴の話なんて・・・
  でも、あたしのあとがきを見たい人はじゃんじゃん来てね〜♪
  出番も多くなるように、スティックに交渉するから〜☆分からない所や意味不明な所はスティックを問い詰めてねv
  


             ふぅ、暇だし、部下Dの所にでも行こうかしら
             以前リナがあたえたダメージから完全復活してないし
             そのお仕置きもかねて、Vの奴にもお灸据えますか


     

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26969NXSTすとーりぃ 1章−終話スティック 2003/9/15 12:39:33
記事番号26909へのコメント




 前書き

 今回で、一章は終り、2章に次から突入します
 2章は・・・5話前後くらいでしょうか・・?それくらいをめやすにしています。
 さて、前回までは、リナ(ここから名前戻る)とゼロスは魔族の本拠、カタート山脈に向って出発しました。
 レイさん、とりあえず、七分の六まで復活します、残りの一つはリナと同化済み
 6つのうち二つは、L様が滅んだ欠片を復活してあげたものですが、詳しくは・・・前前前回・・・?あたりを見て下さい
 では、どうぞ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



    1章−終話



 「さて、竜の峰でミルさんにあいさつしてから行きましょうか」

 「やっぱりですか」

 「当然!と言うわけで・・・・ミルさあぁぁん!!」

 「いきなりですか!?」

  あたしがドラゴンがたくさんいるとこに向って声を張り上げる
  ゼロスが突っ込んでくるが気にしない
  あたしの呼びかけに答えてくれたのか・・・こなかったらこっちから出向くけど
  一匹の黄金竜が降りてきた・・・うん、間違いなくミルさん
  
 「なんだ、人間よ・・・って、リエル殿か・・・何故ここに?獣神官ゼロスまで・・・」

 「・・・リエル・・じゃなくてリナよ、インバース家の長女じゃなくて、リナ本人v
  ゼロスと一緒に、北のロートル魔王にちょっとあいさつをね・・・」

 「な!?なんだってえぇぇぇぇ!!!!???????」

  驚いてる驚いてる・・・
  
 「どいうことだ!?」

 「どーもこーも・・・全部説明すると長くなるからかいつまんで話すね
  色々あって、この姿のまま生きてて、で、一応復活した北の魔王さんにあいさつでもしようかと・・・」

 「・・・むちゃくちゃかいつまんで話しましたね」

  ゼロスが言ってくるが、無論無視!ミルさん、しばらく口をぱくぱく開けていたが
  やがて人間バージョンになって・・・

 「・・・まぁ、リナ殿なら何があってもおかしくないが・・・」

  ・・・・今のは褒め言葉かしら〜?

 「いくらなんでも説明が不十分・・・」

  続きを言おうとしたミルさんを遮り、ゼロスが
  
 「知らない方がいいですよ・・・それに、すぐに分かりますよ・・・きっと」

  と、何かを悟るように言った
  
 「その通り、結界を通しても、あたしの魔力の波動、感じ取れるはずだから・・・」

 「え、いや・・・しかし・・・」

  なにか、まだごちゃごちゃ言っているミルさん
  あたし達はそれを無視して、とっととカタート山脈・・・目的の場所へ向う
  すると、ミルさん、慌ててついて来て

 「まてまて、分かった・・・だが、今の魔族共は、魔王が復活した影響で荒くなっているからきおつけろ」

 「お気遣いどうも、でも心配しなくても、雑魚達はゼロスに追っ払ってもらえばいいし・・・ね?」

  あたしは、隣を歩く神官に頷きかける
  すると、ゼロス君こくこく大ぶりに頷いた

 「じゃぁね、ミルさん♪」

 「・・・・あ、あぁ・・・(ゼロスが恐れている・・?)」

  ミルさん、随分と気にかかるようだけど・・・
  本当にそのうち分かるしね・・・どこかにいる姉ちゃん(探ろうと思えば分かるがめんどい)
  も、あたしの魔力波動感じ取れるはずだし・・・
  
  そうこうしているうちに、あたし達はついた・・・。

 「ここの広間に、上司様達とルビーアイ様がいます・・・僕もやっぱ行くんですか?」

 「当たり前・・・嫌・・・とは言わせないわよ?」

  ニヤリといったあたしの言葉に、ゼロス君
  慌ててあたしを案内する・・・案内されなくても分かるけど・・・気遣い無駄にするわけにはね・・・
  そして、あたしが見た所・・・レイとゼラス、ダルフィンにようやく復活したグラウシェラー
  四人が座って、ちゃぶ台囲んでトランプ(ばばぬき)をやっていた
  ・・・・ここはノリというか、その場の雰囲気で突っ込んでみるか・・・

 「はい、あがり!」

 「ぐお・・・またオレが最後か・・・」

 「相変わらず弱いですわね、グラウは」

 「うるさい!ダルフィンこそブービーじゃないか!!」

  ・・・・かな〜り、和やか、ゼロスなんか立ち入る隙ないし・・・よし、今のうちに

 「って、なにやってじゃあ!あんたらあぁぁぁ!!!!!!」


  スパスパスッパアァアァァァン!!!

  
 「「ぴぎょえぇ!!!」」

  やたら愉快な叫び声を上げて、ちゃぶ台につっぷす四人・・・
  いまだに持っている愛用スリッパ、ちょびっと魔力入りv

 「あぁ!!大丈夫ですかぁ!!」

  ゼロスが慌てて駆け寄る
  四人は一緒におきて・・・

 「なにするんですか!!」

 「いたいじゃないの!」

 「というか、どっからスリッパ!??」

 「ゼロスか・・・お帰り」

  とか言っている、ゼラスは・・・気にしてないみたいだけど・・・

 「ただいま戻りました、それで、リエルさん・・・もとい、リナ様を連れてきたんですが・・・」

 「リナ・・・・?リナ=インバースか!?そこにいる黒い魔道服来た髪の短い両目の色が違う!?」

 「えぇ・・・細かいですね・・獣王様・・・」

  ほんとうに細かい・・・ただの魔道士でいいよーなきも・・・
  しかし、こいつ等・・・ゼロスがあたしのこと様づけしたこと・・・気づいてるか?
  そんなふうに思っていたとき

 「って、待てゼロス!今お前、こいつに様づけしなかったか!?」

  グラウ(めんどいので略)は、ハ!ときづいたように問い掛ける
  ゼロスは少々苦笑いなんぞをしながら

 「はい、しましたよ・・・それが何か?」

 「何がって、あなた・・・人間相手に・・・いくらリナちゃんが力のある魔族滅ぼしたからって」

 「ダルフィン・・・なんでリナ=イインバースをちゃんづけ?」

  グラウが聞く
  ま、もっともだね

 「あら、いいじゃないのよ、ねぇ?ルビーアイ様?」

 「え!?・・・まぁ、なんと呼ぼうが私は気にしませんが・・・で、ゼロス何故この者を?」

  いきなりふられてビックリ魔王!だが、手っ取り早くあたしに聞けばいいものを・・・なんでゼロス?
  
 「えっと、ご本人から直接・・あぁ、獣王様、海王様、覇王様、ショック死なんてしないで下さいね」

 「「は?」」

  意味不明なゼロスの発言に3人は、間の抜けた声をあげる
  レイも「?」を浮かべているが・・・やはり、この魔族達随分お茶目ね〜・・・
  L様も面白がるはずだわ・・・その分、頼りない所もあるみたいだけど・・・

 「だから、あたしの魔力解放するから、それで悟ってね、詳しい説明はその後ってことで・・・
  まぁ、極力抑えるから、あたりの下っ端魔族が滅びることはないけど・・・いくわよ」

  あたしは、抑えていた魔力の一部・・・じゃないと下っ端というか、腹心も危ないし・・・を解放した
  通常状態に戻したんだけどね・・・、L様の力とルビーアイの力が混ざった魔力
  紅い魔力に金色の光が渦巻いている・・・見た感じはそう言う感じ
  で、あたしは、周りにまとっている紅と金色の光を制御する
  見た目は今までどおりだが、あたしから出る魔力はまるっきし違っている
  驚きに目を張る一同

 「・・・・話は聞きましたが・・・恐れ入りました♪」

  などと言って、その場にひざまついてるし・・・
  腹心+レイはいまだ目を点にしている





  あたしの放った・・・解放した魔力は、はるか遠くで復活するために竜王と融合しているスーフィード
  姉ちゃんにも届き、高位の巫女さんや神官さん力のある竜族や魔族までに、世界中に届いた
  もちろん、L様も感じ取り、すっごく面白そうに笑っているのはあたしだけの秘密
 
 「・・・・僕が、様づけした分け・・・わかりましたでしょ?」

  ゼロスが目を開けていまだに固まっている腹心と魔王に話し掛ける
  その言葉に、我に帰り・・・・その後の反応が面白いのなんのって、見事に取り乱しちゃって♪
  
 「で・・・・一体ここに来た理由は?」

 「簡単♪これ、あげる」

  聞いてきたレイに、あたしは二つイヤリングをはずして中身・・・二つの魔王の欠片を取り出す
  
 「これは、私の・・・・」

 「L様に感謝することね、今の状態で完全復活するスーフィードと渡り合えることなんて出来ないから
  あたしが、L様に頼んで、人間の時のあたしが滅ぼしたこの二つを復活してくれたのよ」

  ・・・L様に、といっているが、もちろん、あたしにも礼を言え
  
 「有難うございます、ようするにリナ殿・・・様?が取り繕ってくれた御蔭でもあるんでしょう?」
 
 「正解♪じゃ、それとっとと取り込んで、ほろびちゃった冥王と魔竜王の代わり創ちゃったら?」

 「・・・・そうさせていただきます」

  今までどおり、冥王フィブリゾ、魔竜王ガーブを新に創りだし、やはり、冥王が一番の力を持つようにいといたみたいね
  あの2人とこの2人は姿形、力も一緒だけど違うことを覚えといてね
  魔竜王は純粋な魔族だし・・・

 「ようやく、5人の腹心復活ですわね!これで、カードゲームも盛り上がりますわ」

 「「そっちかい!!」」

  ビシィッ!と一同の突っ込みがダルフィンに入る(あたし含む) 
 
 「・・・魔族の役割はどうしたの?」

 
  ピッシイィィィィィン!


  上空から流れる声・・・あたしはしっていた・・・レイも知っている
  この人に直接あったことがあるのは、あたしとレイとゼロス(ゼロスは、あたしにのりうつったバージョンだけど)
  そう!天下無敵、これまでにないほど絶世の美女!闇よりもなお暗き者、夜よりもなお深き者
  在りし日を夢見る存在、全ての闇の母・・・・

 「はぁ〜い!L様♪」

 「やっほー!リナ♪面白そうだし、暇だったから来ちゃったわ♪」

 「「・・・・金色の魔王様あぁぁぁぁ!!?????」」

  腹心+レイの声は見事にはもり、カタートに響き渡る・・・・
  それで消滅した下っ端魔族もいるけど・・・・それはそれ




 「は!この気配は・・・もしかして・・・・(汗)」

  一方で、二代目スーフィード、姉ちゃんもL様の気配を感じ取ったらしい




 「なななな・・・何故L様がここに!?」

  レイ以外の皆は見事に固まっている
  ゼロスなんかヒビ入ってるし・・・・。

 「あら、私がきちゃいけなかったのかしら?」

  すると、レイは、顔面蒼白にして顔を横にブンブンふった

 「ま、いいじゃない、まさかL様が来るなんて予想してなかったんだし」

 「リナがそういうならいいけどね、で?これからの方針とかは決まってるのかしら?」

 「ははははい!!!もちろんです!!!」

  面白いうろたえよう・・・v

 「ふ〜ん、じゃ、私は戻って見てるから・・・楽しませてねvサボらないようにリナを残すから」

  って、そのいい方・・・すでにあたしがL様の側近にして、魔王の上司L様の部下ってことじゃないの!

 「あら、その通り、そのうち、部下達集めてリナのこと紹介うるからね、依存は?」

 「「ありません」」

  あたしとレイがはもる・・・っていうか、逆らえるはずもない!!
  L様は最後に、レイをスコップで刺して帰っていった・・・。

 「・・・大丈夫?ルビーアイ様」

 「フィブリゾか・・・大丈夫だ、いつものことですし・・・」

  突き刺さったまま立ち上がり、抜く
  カランと乾いた音がして、スコップは消えた

 「じゃぁ、リナちゃん・・・じゃなくて、リナ様はしばらくここに?」

 「そいうことになるんじゃないのか?」

 「・・・・やっぱりか・・・・」

 「元気出せグラウ・・・」

  ゼラスに聞くダルフィンそれに答えるぜラス
  何故かかぼそい声でいうグラウに慰めているガープ
  フィブリゾはどこか遠い目をしていた
  おや・・・?そういえば・・・ゼロスは・・・・あ、

 「・・・・・・・・」

  まだヒビ入って固まってるし・・・・。

 「ゼロス、もうL様はいないわよ」

 「・・・・・・・・・・・」

 「・・・・・いいかげんにせんかぁい!!!!!」

 
  すっぱぁん!!


 「みぎゅ!!」

  あたしのスリッパ攻撃がクリティカルヒット!ゼロスはなにやら可愛い悲鳴をあげて倒れ付す!
  
 「・・・目覚めた?」

 「はい・・・」

  涙をだくだく流しながら答えてくる
  ゼラスが肩をたたきながら

 「・・・・リナ様のそばにいるように、お前が付き合い長いからな・・・」

  と言っている
  
 「まぁ、ゼロスちゃんなら大丈夫だと思いますけど・・・」

 「やっぱり心配だよね」

 「だったら、連帯で・・・か?」

 「いや、俺達は色々やることがあるから・・・やはりゼロスに任せよう」

 「たのみましたよ、ゼロス」

  なんちゅー白状な・・・
  もちろん、こいつ等とも十分遊ぶつもりだからいいけど、逃げようなんて問屋が下ろさない〜♪

 「・・・・リナ様は、皆様で遊ばれるつもりですよ・・・きっと・・・まぁ、僕が代表ってことになりますけど・・・(涙)」

 「「うっ・・・」」

 「さすが、ゼロス♪あたし達と旅をしたのも伊達じゃないわね」

 「・・・・ありがとうございますぅ〜・・」








  で、姉ちゃんサイドは・・・


 「ようやくこれで全部ね」

  地竜王と融合を果たしたスーフィード・・・は、L様の気配を感じ取りながらも
  クレアバイブルの元へと足を運んでいた

 「・・・ルビーアイ・シャブラニグドゥも、たぶん・・・リナだと思うけど・・・
  それであたしと同じくらいに復活したし・・・ふぅ・・・まずは、竜族を収集ね」

  順調みたいね、神魔戦争第二段そろそろ始まるか・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

L様のあとがき

あたしの出番がないぃぃ!!!まったく・・・・
これで1章終り、2章の1は、魔対神の戦いらしいけど・・・ちゃんとできるのかしら・・・スティックは・・・
期待しないで待っててね♪


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26974はじめましてりぃ E-mail 2003/9/15 23:26:51
記事番号26969へのコメント

はじめまして、こんにちわ。りぃ っています。楽しく拝見させていただきました。 部下S以下の方々、めっちゃらぶり〜♪ 第二章も楽しみにしてますね。頑張って下さい。

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26983Re:はじめましてスティック 2003/9/17 16:43:45
記事番号26974へのコメント

はじめまして、あんなものでも楽しんでいただけて嬉しいです。
・・・上手く完結するようにがんばります。