◆−予告:初投稿します−白昼幻夢 (2003/9/19 16:50:08) No.27002
 ┗Traveler -序詞-−白昼幻夢 (2003/9/23 11:20:26) No.27058


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27002予告:初投稿します白昼幻夢 2003/9/19 16:50:08


こんにちは。小説書くのは私の極意(?)なので今書いている小説いつか投稿する予定です。
...といってもオリジナルじゃなくてパロディです。
好きなゲームと今まで読んだ本とかのストーリーちょっと拝借...(ぱくりかよっ)
いえいえ、パクリ...じゃなくパロディ...(ひとりっつこみ)
.....ファンタジーあふれる冒険モノです。どうぞ読んで下さい。
主人公は「人間では考えられない能力を持った少女」です。
あとは本編で。
お楽しみにっ!!



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27058Traveler -序詞-白昼幻夢 2003/9/23 11:20:26
記事番号27002へのコメント
Traveler -序詞-

幼少時代を、この村で過ごした。
正確に言えば「拾われて、育てられた」ということになる。
私は本当の母と父を知らない。

それでも寂しくはなかった。

人々の笑い、優しさ、元気な声、どれも暖かく迎え入れてくれる。


あの忌まわしい事件が、起こるまでは。

私には他の人には見えぬものが見えた。それと会話することもできた。
皆から、霊視の力があるのでは、と言われた。


あの事件が起こるまでは.........じゃなかったけど。


帝国主義の国が現れたのはいつだっただろう。
あの日は...とても暑い夏の日だったかな.....。

強大な軍事力で隣接の国を占領し、そして独占的政治で併合地を支配する。
それが帝国のやり方。

勿論、反対する者だっている。
反対する者は反乱軍となり、各地で蜂起した。
しかし、良い成果はまだ得られず。

この村(私達が住んでいた村)も武器をとり反乱軍と協力して戦おうとした。
このまま指をくわえて見ているだけでは、何も変わらない。
それならいっそのこと...

だが、ここはもともと帝国領地内の村。

反抗すれば罪を問われる。

そんなもの、くれてしまえ。

大人達は、罪をかぶるのは自分達だけだと言い、私達子供を逃れさせた。

その後すぐ、村は「帝国の炎」に呑み込まれてしまった...

燃え落ちる...
燃え落ちる...
燃え落ちる.....。

赤く燃え上がる、炎の音.....。


いくら泣いても、叫んでも、悔やんでも、何も帰ってこない.......。

残ったものは絶望、怒涛、そして憎悪..........。



私は生まれ持った「霊視の力」を使用して反乱軍へと出向いた。
そこで知ることとなる。


-自分が、精霊使いだということを-


その能力を使い、戦争...ではなく、反乱軍とともに戦うことができた。
ついに帝国は倒れ、徐々に平和が戻ってきた。


...そして一ヶ月余り...ある日のこと。
疑問が生じた。

何故私は生まれつきの精霊使いなのだろう?
魔術関係はすべて学ばないと使えない。
私はあの村にいたかぎり、そういうものを教えてもらった事は無い。

その様子を見ていた子供たちが、ひとつの丸い透明な石をくれた。
これは、捨て子だった私が持っていたもので、逃れるときに預かったという。

...中には小さな赤い点があった。
じっと見ていると、真っ赤に燃えながら大きくなっているような.....
同時に、私の「何か」が熱を持って、「何か」を高ぶらせた感触があった。


点が小さな結晶となったとき、私は精霊使いではなくなった.....。
精霊が、私を怖がっている感じがした...。

衝撃が走った。
衝撃が走り抜く。
衝撃が走り去る。


ここにあるのは、氷のような石と、その中に閉じ込められた、燃えゆく色合いの赤い石.....。

見ると、今度は心を震撼させるものを感じた。
砕くような強い刺激を感じる。

はたして、これは一体.....




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プロローグですね。一応。これ前に言ったようにパロディですので、気づいた方いるかもしれませんがこれPCゲームのパロです。次回お楽しみに!!白昼幻夢より。