◆−あの日の原っぱ−星村さゆる (2003/10/12 20:53:40) No.27354 ┣Re:あの日の原っぱ−RAI (2003/10/13 19:55:07) No.27377 ┃┗こんばんはv−星村さゆる (2003/10/16 00:02:28) No.27420 ┣お久しぶりですv−祭 蛍詩 (2003/10/14 21:38:21) No.27401 ┃┗お久しぶりですネ♪−星村さゆる (2003/10/16 00:29:41) No.27421 ┗あの日の原っぱ 2−星村さゆる (2003/10/16 14:38:16) No.27423 ┣Re:あの日の原っぱ 2 ちょっと付け足しv−星村さゆる (2003/10/16 14:44:24) No.27424 ┣こんにちは♪−RAI (2003/10/16 18:03:10) No.27427 ┃┗こんばんはv−星村さゆる (2003/10/21 00:35:03) No.27498 ┣どうもです♪−蒼 爽耶 (2003/10/17 00:03:21) No.27442 ┃┗いや〜どうもどうもvv−星村さゆる (2003/10/21 13:54:35) No.27510 ┗おもしろかったです〜v−祭 蛍詩 (2003/10/19 17:59:24) No.27470 ┗Re:おもしろかったです〜v−星村さゆる (2003/10/21 14:25:19) No.27511
27354 | あの日の原っぱ | 星村さゆる | 2003/10/12 20:53:40 |
まぁた性懲りもなく前後編です。珍しく回想作品です。 では、どうぞ♪ ■あの日の原っぱ■ 大丈夫だよ。 だから、泣かないで。 ぜったい、大丈夫だから・・・ よく晴れている気持ちのいい日。 私は、薄緑の草原の中に立っていた。 こっそり王宮から抜け出してきたの。 帰ったら怒られちゃうと思ったら、ちょっと心配になったけど。 こんな日に外に行かないなんて、もったいなもの。 私のほかには誰もいない。 広い、ひろい原っぱ。 だって、ここは母さんが教えてくれた、ヒミツの場所なんだもん。 横になってみた。 大地はあたたかで、やわらかで。 いつも寝ているベッドみたいに、心地よく感じた。 眩しい空。 眩しい雲。 雲の上って、どんなのだろう? あの上にのれるのかな? そしたら、きっといろんな世界を見られるんだろうな・・・ ガサッ。 不意に音がした。 「だれ!?」 起き上がって、息をひそめた。 だれ・・・? 目を上げると、そこには。 ひとりの少年が困ったように立っていた。 その子は、見たことのない子だった。 背は私よりずっと高くて、 でも髪の色は私とおんなじ。 目の色も。 その子は、キレイな顔立ちをしていて。 困ったような顔で、私を見下ろしていた。 |
27377 | Re:あの日の原っぱ | RAI E-mail | 2003/10/13 19:55:07 |
記事番号27354へのコメント はじめまして〜いままでさゆるさんの作品を読み逃げしていたRAIです(おい 今回はじめてコメントつけさせていただきました(今までの作品もすっごくおもしろかったです) これはアメリアちゃんの回想作品ですね(はあと) TVのちっちゃいころのアメリアちゃんを思い出しました(可愛かったなぁ) ってアメリアちゃん!こんなちっちゃいときから王宮を抜け出していたんですか! 今も昔も変わっていませんね・・・・・・・(でもそこが可愛い) ラストに出てきた少年ってもしかしてあの人ですか! 後半が楽しみです(はあと) これからも頑張ってくださいね。 |
27420 | こんばんはv | 星村さゆる | 2003/10/16 00:02:28 |
記事番号27377へのコメント >はじめまして〜いままでさゆるさんの作品を読み逃げしていたRAIです(おい >今回はじめてコメントつけさせていただきました(今までの作品もすっごくおもしろかったです) RAIさんコンバンハv以前「寝言」でコメント頂いたような気がするんですが・・・アレ? 今までの作品も読んでくださったんですか!キャー嬉しいvv(ブリッ子←死語?)お・・・おもしろかったですか?ありがとうございます!これからも精進します! >これはアメリアちゃんの回想作品ですね(はあと) >TVのちっちゃいころのアメリアちゃんを思い出しました(可愛かったなぁ) はいvNEXTのですね!うんうん、ホントに可愛かったですvv特にフィルさんに見守られて眠るシーンなんか、メチャクチャ可愛くて吐血しそうでしたv(危) >ってアメリアちゃん!こんなちっちゃいときから王宮を抜け出していたんですか! >今も昔も変わっていませんね・・・・・・・(でもそこが可愛い) この子はちっちゃいときからあんまり変わってないと思います・・・(笑)これは私の考えですが、勝手に抜け出しては帰ってくるけどしっかりバレてて怒られてもやめられない・・・という。父親がああだしなぁ・・・。 >ラストに出てきた少年ってもしかしてあの人ですか! ハイ・・・多分予想通りだと思います。名前の最初がゼで中にルとかィとか入ってます(うわあバレバレ♪) >後半が楽しみです(はあと) >これからも頑張ってくださいね。 後編なるべく早く書きたいのですが、ちょっと新潟行くんで多分来週頃になるかと・・・別に仕事とかじゃナイんですがね。(まだ仕事できる年じゃナイし) レスえお下さるのは本当に嬉しいです!それを励みに頑張りたいと思います。 RAIさんのゼルアメも見てみたいですv それでは♪ |
27401 | お久しぶりですv | 祭 蛍詩 | 2003/10/14 21:38:21 |
記事番号27354へのコメント お久しぶりです〜v 祭です! いやぁ、実はパソコン禁止令がでちゃいまして(でも結局五日でやぶった人)、おまけにちょびっとばかし風邪をこじらせちゃいまして、レスさせて頂くのが遅くなってしまいました; 髪のほうも読ませていただきました! 髪に口付けているゼルさん、まじでかっこよすぎでした〜vv アメリアちゃんの髪は触りごこちが良さそうですよねv ゼルさんの髪もとっても綺麗ですしvv 甲斐性有りのゼルさんも甲斐性無しのゼルさんも、両方大好きですvv さゆるさん(と、お呼びしても良いですか?)の描かれる照れたゼルガディスさん、見て叫ばせて頂きましたvv めちゃくちゃ可愛すぎですよぅvv セピア調(でしたっけ?)のほうも、すごくかっこ良かったですvv 絵、すごくお上手なんですね!! 文も絵もお上手だなんて、うらやましいかぎりです! ―というわけで、レスさせていただきます! >まぁた性懲りもなく前後編です。珍しく回想作品です。 >では、どうぞ♪ 楽しみです〜vv 回想ってことはもしや……vv >■あの日の原っぱ■ > >大丈夫だよ。 >だから、泣かないで。 >ぜったい、大丈夫だから・・・ ゼルさん?? >よく晴れている気持ちのいい日。 >私は、薄緑の草原の中に立っていた。 >こっそり王宮から抜け出してきたの。 >帰ったら怒られちゃうと思ったら、ちょっと心配になったけど。 >こんな日に外に行かないなんて、もったいなもの。 そうですね。 天気のいい日に教室で勉強なんて、する気になりませんよね?(おい;) >私のほかには誰もいない。 >広い、ひろい原っぱ。 >だって、ここは母さんが教えてくれた、ヒミツの場所なんだもん。 >横になってみた。 >大地はあたたかで、やわらかで。 >いつも寝ているベッドみたいに、心地よく感じた。 良いなぁvv そんなところで寝てみたいですv >眩しい空。 >眩しい雲。 >雲の上って、どんなのだろう? >あの上にのれるのかな? >そしたら、きっといろんな世界を見られるんだろうな・・・ 雲の上…私も昔のりたかったんですよ、雲にv >ガサッ。 > >不意に音がした。 >「だれ!?」 >起き上がって、息をひそめた。 >だれ・・・? >目を上げると、そこには。 >ひとりの少年が困ったように立っていた。 をををををっ?! もしかして?! >その子は、見たことのない子だった。 >背は私よりずっと高くて、 >でも髪の色は私とおんなじ。 >目の色も。 >その子は、キレイな顔立ちをしていて。 >困ったような顔で、私を見下ろしていた。 ゼルさんだぁぁぁっっvvv さぞかし可愛いでしょうねっvv ゼルさんが登場されましたねーvv 続きを楽しみにさせて頂きますvv では、今日はこの辺で! |
27421 | お久しぶりですネ♪ | 星村さゆる | 2003/10/16 00:29:41 |
記事番号27401へのコメント 祭蛍詞サンこんばんは!&お久しぶりです!星村でっす♪ > いやぁ、実はパソコン禁止令がでちゃいまして(でも結局五日でやぶった人)、おまけにちょびっとばかし風邪をこじらせちゃいまして、レスさせて頂くのが遅くなってしまいました; 風邪大丈夫ですか?急に寒くなりましたよね。なんか今年は温度差が非常に激しくて、なんなんだよぉと文句の一つもいいたくなるような年でした。風邪はこじらせると長くなりますから、ちゃんと休んでくださいね!自分の身体を大事に!すなわちそれは正義です! 「パソコン禁止令」・・・私も似たような経験が・・・「漫画禁止令」という。メチャクチャつらかった・・・ そんな中レスくださってありがとうございましたーーvv > 髪のほうも読ませていただきました! 髪に口付けているゼルさん、まじでかっこよすぎでした〜vv アメリアちゃんの髪は触りごこちが良さそうですよねv ゼルさんの髪もとっても綺麗ですしvv うああ、読んでくださったんですか!え、ゼルかっこ良かったですか・・・?ありがとうございます♪私の書くゼルってなんかしょうもナイなぁ・・・と思っていたので嬉しいです!あ、でもゼルがアメリアの髪にキスするのって、アニメで見たいなぁ・・・と思っていたのです。ゼルは何をしてもサマになるのでv アメリアの髪は触り心地よさそうです!NEXTの温泉シーンで、リナがアメリアの髪褒めてましたもんね。ゼルの髪は針金ですよね。売ったら儲かる!?(え)でも銀髪ってキレイですv > 甲斐性有りのゼルさんも甲斐性無しのゼルさんも、両方大好きですvv 私もですv > さゆるさん(と、お呼びしても良いですか?)の描かれる照れたゼルガディスさん、見て叫ばせて頂きましたvv めちゃくちゃ可愛すぎですよぅvv はい、なんなりと!うあ、P−BBSの方も見てくださったんですか?あのゼルは私の願望でして、照れた顔が見たいなぁと。ゼルって照れるとカワイイですよねvアレはもお悩殺モンです!(←私の絵のことではナイですヨ)そんなめちゃくちゃ可愛いなんて言われるとテレちゃいます/// > セピア調(でしたっけ?)のほうも、すごくかっこ良かったですvv 絵、すごくお上手なんですね!! 文も絵もお上手だなんて、うらやましいかぎりです! うぎゃあああ、なんてこと言ってくれちゃうんですかっ!思わずニヤけちゃいましたよぅ。でも嬉しいですvありがとうございます!!! 絵も作文ももともと好きだったんですが、ゼルアメにハマってものすごく絵とか描くようになったんです。だから少しは上達したのかな?と思います。ネットで色んな方のお作を見て、刺激を受けた影響もあると思います。 これからも精進します! P−BBSのほうにまた描いてきたので、よろしかったらそちらの方にも感想下さると嬉しいですv > ―というわけで、レスさせていただきます! > 楽しみです〜vv 回想ってことはもしや……vv > >>■あの日の原っぱ■ >> >>大丈夫だよ。 >>だから、泣かないで。 >>ぜったい、大丈夫だから・・・ > ゼルさん?? ・・・コレが回想作品だって書かなかったら、誰もコレがゼルのセリフなんて分からないだろうなぁ・・・今の彼じゃ想像できないセリフ」ですもん(爆笑) > そうですね。 天気のいい日に教室で勉強なんて、する気になりませんよね?(おい;) そのとーりですっ!雨の日は読書とかしたくなりますけどv > 良いなぁvv そんなところで寝てみたいですv これも私の願望です・・・パーーッと広い所で身体伸ばしてそよ風に吹かれながら流れ行く雲を(満天の星空でもv)見つめるのが私の夢!・・・なんです。 > 雲の上…私も昔のりたかったんですよ、雲にv 私もです。――小さいころは乗れるって信じてたのに・・・いざ雲の中に入ってみると(入ったんかい)・・・うわーんグレてやるぅ〜〜〜!! > をををををっ?! もしかして?! 多分その通りです・・・ > ゼルさんだぁぁぁっっvvv さぞかし可愛いでしょうねっvv そりゃあもぉかっ攫ってつれて帰りたいよーな美少年だったんでしょうねんv > ゼルさんが登場されましたねーvv 続きを楽しみにさせて頂きますvv > では、今日はこの辺で! なるべく早く書きます!(ぐっ)後編できたらよろしくですvでは! |
27423 | あの日の原っぱ 2 | 星村さゆる | 2003/10/16 14:38:16 |
記事番号27354へのコメント ゼル別人説有りvだれだおマエは・・・ ■あの日の原っぱ・2■ 私とその子はしばらく見つめあっていた。 キレイな目だと思った。 前見に行った海のような、 ねーさんが着ていたドレスのような、青。 そして あの空のような―― その子は目をそらした。 私は思い切って声をかける。 「おにいちゃん、だぁれ?わたしアメリアっていうの」 私はその子を見上げてあいさつした。 その子は戸惑ったような顔をして、口を開いた。 「俺の名前?」 初めて聴いた声。 「はい!」 ワクワクしている私とは反対に、なぜか嫌そうな顔。 そっぽを向いてぼそぼそと答えた。 「・・・いつも初対面の人に名前言うと、絶対間違われるから」 そんなにむずかしい名前なのかなぁ? 「そうですか?でもだったらなんて呼べばいいんですか?」 「好きにしろ」 『好きにしろ』って・・・うーー・・・ ま、いいや!それより・・・ 「ねぇおにいちゃん!一緒に遊びましょう!」 「は?」 ビックリした目で私を見る。 「ね、いいでしょ?」 私はおにいちゃんの手をとると、走り出した。 「おっおいっ!」 「早く!」 私はなんだか、とても楽しかった。 着いた場所は、白い花がたくさん咲いているところ。 私はそこに座っておにいちゃんをてまねきした。 おにいちゃんは仕方なさそうに座った。 「ねぇ、花冠作れる?」 「そんなの作れるか!」 顔を赤らめて言うおにいちゃん。 「そうですか・・・ じゃあ教えてあげるから一緒につくりましょう♪」 「いいよ・・・別に・・・」 「いいからいいから。楽しいですよv」 おにいちゃんは溜息をついて、私と花を摘み始めた。 一本一本を丁寧に編みこんでいく。 おにいちゃんは関心したようにわたしの手元を見ていた。 「上手だな、お前」 「そうですか?ありがとうございますv」 褒められて頬が緩む。 今まで素っ気ない言葉ばかりだったから、余計に嬉しかった。 私は自慢げに言った。 「かーさんに教えてもらったんです!」 おにいちゃんも花を編みながら私に訊いた。 「へぇ・・・今日は母さんと来たのか?」 ―――――・・・・・・ 迷った。 思考とともに手も止まる。 なんて・・・言えばいいの? かーさんは・・・今は・・・ おにいちゃんが心配そうに私を見た。 その目と視線がぶつかる。 キレイな目。 あの空みたいに・・・ ああ。 なんだ。 そっか・・・ 「はい!かーさんはね、あそこにいるんです」 にこり、と笑って。 私は空を指差した。 お兄ちゃんの目が指の指す方を追う。 「・・・・・・そうか」 それきり黙ってしまった。 二人とももくもくと手を動かす。 肩が震えた。 だめ。 泣いちゃだめ。 どうして? 今までずっと泣かなかったのに。 親戚の人からかーさんの話をされたときも、 お墓参りに行った日も。 泣いたことなんか、なかったのに―― ぽろっ 涙がこぼれた。 おにいちゃんに見られないようにと思ったのに。 おにいちゃんはすぐに気が付いてしまった。 「・・・おい?」 「うっ・・・ごっ・・・ごめん・・・なさい・・・」 おにいちゃんの手が私の肩に触れた。 私はその胸元の服をつかんで顔をうずめた。 おにいちゃんが私の背中を抱いて軽くたたいた。 ぽん、ぽんっと。 あやすように、優しく。 「・・・こわい・・・」 自分の声なのに、そうじゃないみたい。 「・・・っ・・・こわいんです・・・」 「大丈夫だよ・・・」 すぐ傍で声がした。 「大丈夫だよ。 だから、泣かないで。 ぜったい、大丈夫だから・・・」 おにいちゃんは私の頭に何かをのせた。 「やるから」 あたたかい胸を声に。 私はなぜかひどく安心して。 いつの間にか、眠ってしまった。 目が覚めた。 あれ・・・? 見上げたのは茶色い天井。 身体の下は硬いシーツ。 ――夢―― (なんだ・・・) 頭がぼーっとする。 そっか・・・私・・・風邪ひいちゃって・・・ 熱、出して寝てたんだ・・・ なんだか無性にせつなくて。 さみしくて。 思わず涙が出た。 キィ・・・ 軽い音がして、誰かが入ってきた。 「なんだ。起きてたのか」 「ゼルガディスさん!」 あわてて目をぬぐった。 「まだ寝てろ。病人がうろつくんじゃない」 フードとマスクを外す。 どこか行ってたのかな・・・? 「みやげだ」 え?と顔を上げると、 頭の上になにかがフワリと落ちた。 そろそろと手を伸ばした。 指先にやわらかくて薄いものが触れる。 息が止まった。 「あの・・・ゼルガディスさん・・・これ・・・」 頭から外して、目で確かめた。 それは真っ白い花で作られた花冠だった。 ゼルガディスさんは顔を赤くしてうつむいた。 「いや、その・・・お前が喜ぶかと思って・・・」 「ゼルガディスさんが作ってくださったんですか?」 もしかして・・・ 花冠を見つめる。 ――だって・・・この編み方は・・・ 「昔・・・な。作り方を教えてもらったんだ・・・」 ――かーさんと私とおにいちゃんしか知らない・・・ そう・・・だったんですね・・・ あの日原っぱで出会ったのは。 ゼルガディスさん・・・あなただったんですね・・・ 両目に涙があふれた。 嬉しいのに涙が出る。 でもとてもあたたかい涙・・・ あの日の原っぱは、 昔のまま―― Fin ここまで読んでくださってありがとうございましたv |
27424 | Re:あの日の原っぱ 2 ちょっと付け足しv | 星村さゆる | 2003/10/16 14:44:24 |
記事番号27423へのコメント 途中のアメリアの「こわい」というセリフですが、どういう意味で「こわい」と言ったかはご想像にお任せします。・・・と言っても私が至らないばっかりに、メチャクチャわかりづらいッスね・・・すみません><; |
27427 | こんにちは♪ | RAI E-mail | 2003/10/16 18:03:10 |
記事番号27423へのコメント そういえば「寝言」でレスしたような・・・・あれえ? っと言う感じにだんだんくらげ化が進んでるRAIです! とうとう完結されましたねさゆるさん!もう最高です!! ゼル・・・・もう、名前を間違えられるって悟っていらっしゃいましたね。 でもそこがゼルらしいです♪ アメリアちゃん・・・かわいそうだったですぅお母様お亡くなりになったあと だったんですねもらい泣きさせていただきました(うっうっ) でも慰めるちびゼルもGOOD! ラスト・・アメリアとアメリアのお母さんとおにいちゃんしか作り方を知らない 花の冠をゼルが作ってくるとゆうシーンでアメリアがあのおにいちゃんはゼル だったんだ、とわかるシーンで激、つぼをつかれました。 これからもさゆるさんが書かれる作品楽しみに待ってます (ちなみにわたしはネタがあるのにうまく文章がまとまらないので友達と修行中 です。ああまたネタが増えていくぅ) |
27498 | こんばんはv | 星村さゆる | 2003/10/21 00:35:03 |
記事番号27427へのコメント RAIさんこんばんは!さゆるです。レスありがとうございますvv >とうとう完結されましたねさゆるさん!もう最高です!! はい・・・完結しました・・・一応・・・(え)最高だなんてそんな!いやぁ〜そうッスかぁ?(馬鹿丸出し)し・・・失礼しました >ゼル・・・・もう、名前を間違えられるって悟っていらっしゃいましたね。 >でもそこがゼルらしいです♪ リナにもガウリイにもアメリアにも間違われてましたもん。名前間違われるのって結構気にするんですよね。(経験者は語る・・・)幼いながらもはや諦め悟っているあたりが、ゼルなんです・・・。 >アメリアちゃん・・・かわいそうだったですぅお母様お亡くなりになったあと >だったんですねもらい泣きさせていただきました(うっうっ) 私も泣くわ!おろろ〜ん!! ・・・幼いころに母親を亡くすって、本当につらいことだと思うんです。しかも亡くなり方が・・・アメリアの背負ってる闇は相当なものでしょうね。RAIさんもわかって下さるのですね・・・。 >でも慰めるちびゼルもGOOD! そうだ!目の前で泣く女の子を放っておくのは悪です!ゼルってチビの頃は割りに素直だったんじゃないかしら・・・と思っております。ゼルは優しいですしね♪ >ラスト・・アメリアとアメリアのお母さんとおにいちゃんしか作り方を知らない >花の冠をゼルが作ってくるとゆうシーンでアメリアがあのおにいちゃんはゼル >だったんだ、とわかるシーンで激、つぼをつかれました。 ツボ突き!マッサージ!(違)嬉しいお言葉ありがとうです!つぼをつけて良かったですvゼルが花冠作る光景って微笑ましいなぁ〜という思いから作ったシーンだったり(趣味爆走中)ゼルって花が似合わないヤツですから・・・ 本当は分からないで終わる、というのを考えてたんですが、いろいろとトチ狂った結果こうなりました;でもこれもよかったかも。 >これからもさゆるさんが書かれる作品楽しみに待ってます きゃ〜〜ありがとうございます>▼<見捨てナイでネv >(ちなみにわたしはネタがあるのにうまく文章がまとまらないので友達と修行中 >です。ああまたネタが増えていくぅ) ネタあるのですね・・・なんてうらやましい。最近スランプだわ・・・ネタプリーズカムヒアー!!(オイ) いつか投稿される日を待ってますvv御学友とがんばってください! それではv |
27442 | どうもです♪ | 蒼 爽耶 E-mail URL | 2003/10/17 00:03:21 |
記事番号27423へのコメント 星村さんこんにちは♪爽耶でっす♪ 恐れながらレスさせていただきます〜。 >ゼル別人説有りvだれだおマエは・・・ 何をおっしゃるんですかっ。別人だなんてっ! > > > >■あの日の原っぱ・2■ > > 私とその子はしばらく見つめあっていた。 > キレイな目だと思った。 > 前見に行った海のような、 > ねーさんが着ていたドレスのような、青。 > そして > あの空のような―― ゼルの瞳って綺麗な深蒼ですよねーv あの眼差しに見つめられたら……(はあと) > その子は目をそらした。 みゅ〜。なんとなくゼルやんの心境が伝わってきます… > 私は思い切って声をかける。 >「おにいちゃん、だぁれ?わたしアメリアっていうの」 > 私はその子を見上げてあいさつした。 > その子は戸惑ったような顔をして、口を開いた。 >「俺の名前?」 > 初めて聴いた声。 あぁぁっっ!ゼルの小さい頃の声ってどんなんでしょう?! >「はい!」 > ワクワクしている私とは反対に、なぜか嫌そうな顔。 > そっぽを向いてぼそぼそと答えた。 >「・・・いつも初対面の人に名前言うと、絶対間違われるから」 > そんなにむずかしい名前なのかなぁ? うっ…確かに間違われなかったことのほうが少ないような…(汗) >「そうですか?でもだったらなんて呼べばいいんですか?」 >「好きにしろ」 まぁ、ゼルやんらしい。 子供の頃からこうだったんですねー。 >『好きにしろ』って・・・うーー・・・ > ま、いいや!それより・・・ >「ねぇおにいちゃん!一緒に遊びましょう!」 >「は?」 >ビックリした目で私を見る。 >「ね、いいでしょ?」 > 私はおにいちゃんの手をとると、走り出した。 >「おっおいっ!」 >「早く!」 > 私はなんだか、とても楽しかった。 いいですねっいいですねっっ!ゼルアメなかんじですよぅ♪ > > 着いた場所は、白い花がたくさん咲いているところ。 > 私はそこに座っておにいちゃんをてまねきした。 > おにいちゃんは仕方なさそうに座った。 >「ねぇ、花冠作れる?」 >「そんなの作れるか!」 > 顔を赤らめて言うおにいちゃん。 幼い頃はごく普通の男の子だったんですねぇ…(しみじみ) 今だったら何でも知ってそうなんですが… >「そうですか・・・ > じゃあ教えてあげるから一緒につくりましょう♪」 >「いいよ・・・別に・・・」 >「いいからいいから。楽しいですよv」 > おにいちゃんは溜息をついて、私と花を摘み始めた。 > 一本一本を丁寧に編みこんでいく。 > おにいちゃんは関心したようにわたしの手元を見ていた。 >「上手だな、お前」 >「そうですか?ありがとうございますv」 > 褒められて頬が緩む。 > 今まで素っ気ない言葉ばかりだったから、余計に嬉しかった。 素っ気なくても、ちゃぁんと見るところは見てるんですよねぇv > 私は自慢げに言った。 >「かーさんに教えてもらったんです!」 > おにいちゃんも花を編みながら私に訊いた。 花冠編んでるゼルやん…あぁぁなんか新鮮ん〜!! >「へぇ・・・今日は母さんと来たのか?」 > > ―――――・・・・・・ > 迷った。 > 思考とともに手も止まる。 > なんて・・・言えばいいの? > かーさんは・・・今は・・・ > おにいちゃんが心配そうに私を見た。 ……(妄想中)心配して覗き込むゼルやんJr… かっ…可愛いっっ!!(ぶばっ) > その目と視線がぶつかる。 > キレイな目。 > あの空みたいに・・・ > ああ。 > なんだ。 > そっか・・・ > >「はい!かーさんはね、あそこにいるんです」 > > にこり、と笑って。 > 私は空を指差した。 > > お兄ちゃんの目が指の指す方を追う。 >「・・・・・・そうか」 > それきり黙ってしまった。 > 二人とももくもくと手を動かす。 > 肩が震えた。 > > だめ。 > 泣いちゃだめ。 > どうして? > 今までずっと泣かなかったのに。 > 親戚の人からかーさんの話をされたときも、 > お墓参りに行った日も。 > 泣いたことなんか、なかったのに―― > > ぽろっ > > 涙がこぼれた。 > おにいちゃんに見られないようにと思ったのに。 > おにいちゃんはすぐに気が付いてしまった。 >「・・・おい?」 >「うっ・・・ごっ・・・ごめん・・・なさい・・・」 > おにいちゃんの手が私の肩に触れた。 > 私はその胸元の服をつかんで顔をうずめた。 > おにいちゃんが私の背中を抱いて軽くたたいた。 > ぽん、ぽんっと。 > あやすように、優しく。 同じだ〜v今も昔も変わらないですね♪二人は♪ アメりんはちょっぴり泣き虫さんだし、 ゼルやんはさりげなく優しい〜vv > > > >「・・・こわい・・・」 > 自分の声なのに、そうじゃないみたい。 >「・・・っ・・・こわいんです・・・」 あぁぁっっ!!私の読解力じゃあ読み取れないぃぃぃぃぃ > > > > > > > > >「大丈夫だよ・・・」 > > すぐ傍で声がした。 > >「大丈夫だよ。 > > だから、泣かないで。 > > ぜったい、大丈夫だから・・・」 > おにいちゃんは私の頭に何かをのせた。 >「やるから」 > あたたかい胸を声に。 > 私はなぜかひどく安心して。 > いつの間にか、眠ってしまった。 うにゅ〜っっ。ゼルやん優しい!っか――良いですわーっっ!! > > > > > 目が覚めた。 > あれ・・・? > 見上げたのは茶色い天井。 > 身体の下は硬いシーツ。 > > ――夢―― > >(なんだ・・・) > 頭がぼーっとする。 > そっか・・・私・・・風邪ひいちゃって・・・ > 熱、出して寝てたんだ・・・ > > なんだか無性にせつなくて。 > さみしくて。 > 思わず涙が出た。 昔の思い出―――なかんじでしょうか? > > キィ・・・ > 軽い音がして、誰かが入ってきた。 >「なんだ。起きてたのか」 >「ゼルガディスさん!」 > あわてて目をぬぐった。 >「まだ寝てろ。病人がうろつくんじゃない」 > フードとマスクを外す。 > どこか行ってたのかな・・・? > >「みやげだ」 > > え?と顔を上げると、 > 頭の上になにかがフワリと落ちた。 > > そろそろと手を伸ばした。 > 指先にやわらかくて薄いものが触れる。 > 息が止まった。 >「あの・・・ゼルガディスさん・・・これ・・・」 > 頭から外して、目で確かめた。 > それは真っ白い花で作られた花冠だった。 んふふふふふふ♪ > > ゼルガディスさんは顔を赤くしてうつむいた。 >「いや、その・・・お前が喜ぶかと思って・・・」 まぁまぁまぁまぁまぁvv >「ゼルガディスさんが作ってくださったんですか?」 > もしかして・・・ > 花冠を見つめる。 > > ――だって・・・この編み方は・・・ > >「昔・・・な。作り方を教えてもらったんだ・・・」 > > ――かーさんと私とおにいちゃんしか知らない・・・ > > そう・・・だったんですね・・・ > あの日原っぱで出会ったのは。 > ゼルガディスさん・・・あなただったんですね・・・ あの日の大切な思い出と、今の大切な人が重なった… > > 両目に涙があふれた。 > 嬉しいのに涙が出る。 > でもとてもあたたかい涙・・・ > > あの日の原っぱは、 > 昔のまま―― > > Fin > >ここまで読んでくださってありがとうございましたv もう最高でしたvv ゼルやんとアメりんが小さい頃に出会っているエピソードって 良いです!! 運命の糸――みたいな。(くさい…) どちらかと言えば、赤い糸が良いです〜vv 運命として、つながっていた二人… きゃ――――っっ!!(暴走) お目汚しいたしました。 次回作も楽しみにしております〜vv では、こんなレスですみません。爽耶でした。 |
27510 | いや〜どうもどうもvv | 星村さゆる | 2003/10/21 13:54:35 |
記事番号27442へのコメント 爽耶さんこんにちはvまたお会いできて嬉しいです^^遅くなってすみません・・・ >恐れながらレスさせていただきます〜。 いやいやそんな。ばんばん書いてやってくださいv >何をおっしゃるんですかっ。別人だなんてっ! え・・・そぉですか・・・?(びくびく) >ゼルの瞳って綺麗な深蒼ですよねーv >あの眼差しに見つめられたら……(はあと) 蒼い目って好きなんですv確かにゼルに見つめらたら・・・失神しますよ私は(マジ) >みゅ〜。なんとなくゼルやんの心境が伝わってきます… あはは・・・じ〜〜っと見つめられてもそうしたらいいかわかりませんよね。 >あぁぁっっ!ゼルの小さい頃の声ってどんなんでしょう?! 気になりますよね!(ワクワク)私は今の声にもメロメロですけどv緑川さんラヴvvちなみに、海外版のアニメのゼルの声がめちゃかっこいいらしいです。聴いてみたい・・・ >うっ…確かに間違われなかったことのほうが少ないような…(汗) リナにもガウリイにもアメリアにも間違われましたもんね・・・名前間違われるのって結構気になるもんなのです(経験者は語る) >>「好きにしろ」 >まぁ、ゼルやんらしい。 >子供の頃からこうだったんですねー。 私の予想では、こんなんだったのかなぁ、と。そして今より素直だったはず! 爽耶さんもゼルのことはゼルやんって呼ばれるのですね。「ゼルやん」って可愛いですvv >いいですねっいいですねっっ!ゼルアメなかんじですよぅ♪ >幼い頃はごく普通の男の子だったんですねぇ…(しみじみ) >今だったら何でも知ってそうなんですが… ギター使うわ彫刻彫るわ鍵開けるわ銃撃つわ・・・TRYで知識を余すことなく披露してくれました。昔は普通の子だったハズなのに(遠い目)照れもあったんでしょうね。 >素っ気なくても、ちゃぁんと見るところは見てるんですよねぇv はいvさり気なく優しいのは今も昔も変わりなく・・・ゼルはもともと優しくて面倒見がいいんだと思います。今だってアメリアの保護者だし(笑) >……(妄想中)心配して覗き込むゼルやんJr… >かっ…可愛いっっ!!(ぶばっ) 可愛いですよね!(きっぱり)私↑でも書きましたけど、ゼルの目に弱いんです!しかも子供だったらまだ幼さが残っているワケで・・・そんな目で覗き込まれたらおネエさん困っちゃうv(殴蹴) し・・・失礼しました; >同じだ〜v今も昔も変わらないですね♪二人は♪ >アメりんはちょっぴり泣き虫さんだし、 >ゼルやんはさりげなく優しい〜vv 人の性格って、結構早い段階で決まるそうですから。ゼルは今やクールで冷たくて頑固で意地悪で根暗ですが(ひでえ)優しいところは変わってないのですv アメリアの元気で明るく可愛い性格は、今でも同じです。真っすぐに育ってよかったです・・・。 >あぁぁっっ!!私の読解力じゃあ読み取れないぃぃぃぃぃ ごめんなさい・・・私が至らないばっかりに・・・(ぶるぶる)って私自身も分かってなかったりv(バキッ)私だったらこう言っちゃうんじゃないかなぁ、と思って。 多分、お母さんが突然いなくなったときのことを思い出して、そのときの恐怖心とか、寂しさとかなんかそういう色々な感情が混ざり合った結果の言葉だと思います。うまく言えなくてゴメンなさい・・・−−; >うにゅ〜っっ。ゼルやん優しい!っか――良いですわーっっ!! ちびゼルなりに言った慰めの言葉です。一生懸命だったんです、きっと。不器用なトコも変わらないんですねv「良い」ですかっ?嬉しいですvvv>▼< >昔の思い出―――なかんじでしょうか? おっしゃる通り、アメリアの昔の思い出です。夢の中で昔のこと思い出すことってありませんか? >>「みやげだ」 >> >> え?と顔を上げると、 >> 頭の上になにかがフワリと落ちた。 >> それは真っ白い花で作られた花冠だった。 >んふふふふふふ♪ >> ゼルガディスさんは顔を赤くしてうつむいた。 >>「いや、その・・・お前が喜ぶかと思って・・・」 >まぁまぁまぁまぁまぁvv この辺りは完全に私の願望ッス(恥)ゼルが花を摘むのって、微笑ましくてよくないですかっ!?(同志求ム!)でもいざ渡すとなると、どーしてもクールになりきれない(アメリアの可愛い笑顔があるからv)そんな彼が大好きですvv >もう最高でしたvv えええ、きゃあああそんなうあああありがとうございますっ!!(壊) ゼルサイドから書けばよかった・・・と後悔してた作品なので、そう言っていただけると嬉しいのですw >ゼルやんとアメりんが小さい頃に出会っているエピソードって >良いです!! いいですよね〜vちなみに本編で出てきませんが、ゼルがセイルーンにいたのはレゾの用事でくっついてきたからです。 >運命の糸――みたいな。(くさい…) >どちらかと言えば、赤い糸が良いです〜vv >運命として、つながっていた二人… >きゃ――――っっ!!(暴走) くさいなんてことありませんよvロマンなのです!大きくなってからの再会ってステキですよねvv >お目汚しいたしました。 滅相もございませんわっ!どんどん暴走してください!私は止めませんわっ! ・・・私も結構暴走してますし(汗) >次回作も楽しみにしております〜vv 楽しみにしててくださりますかっ?!あああありがとうございますvvでは次回予告。ゼル、ギターを弾くの巻!(え) 爽耶さん、ありがとうございましたv |
27470 | おもしろかったです〜v | 祭 蛍詩 | 2003/10/19 17:59:24 |
記事番号27423へのコメント こんにちは〜!祭です! ゼルさんが可愛いですvv やっさしいぃvv ―というわけでレスさせて頂きます! >■あの日の原っぱ・2■ > > 私とその子はしばらく見つめあっていた。 > キレイな目だと思った。 > 前見に行った海のような、 > ねーさんが着ていたドレスのような、青。 > そして > あの空のような―― > その子は目をそらした。 じーっと見つめられても困りますよね; > 私は思い切って声をかける。 >「おにいちゃん、だぁれ?わたしアメリアっていうの」 > 私はその子を見上げてあいさつした。 小さい時からフレンドリーだったんですねv > その子は戸惑ったような顔をして、口を開いた。 >「俺の名前?」 > 初めて聴いた声。 >「はい!」 > ワクワクしている私とは反対に、なぜか嫌そうな顔。 > そっぽを向いてぼそぼそと答えた。 >「・・・いつも初対面の人に名前言うと、絶対間違われるから」 > そんなにむずかしい名前なのかなぁ? こっちもそんな小さい時から…(笑) >「そうですか?でもだったらなんて呼べばいいんですか?」 >「好きにしろ」 >『好きにしろ』って・・・うーー・・・ > ま、いいや!それより・・・ いいんですかっ?! >「ねぇおにいちゃん!一緒に遊びましょう!」 >「は?」 >ビックリした目で私を見る。 >「ね、いいでしょ?」 > 私はおにいちゃんの手をとると、走り出した。 >「おっおいっ!」 >「早く!」 > 私はなんだか、とても楽しかった。 あぁ、強引なところもこの頃から…v > 着いた場所は、白い花がたくさん咲いているところ。 > 私はそこに座っておにいちゃんをてまねきした。 > おにいちゃんは仕方なさそうに座った。 >「ねぇ、花冠作れる?」 >「そんなの作れるか!」 > 顔を赤らめて言うおにいちゃん。 かっ、可愛いvv > ―――――・・・・・・ > 迷った。 > 思考とともに手も止まる。 > なんて・・・言えばいいの? > かーさんは・・・今は・・・ > おにいちゃんが心配そうに私を見た。 > その目と視線がぶつかる。 > キレイな目。 > あの空みたいに・・・ > ああ。 > なんだ。 > そっか・・・ > >「はい!かーさんはね、あそこにいるんです」 > > にこり、と笑って。 > 私は空を指差した。 やっぱり亡くなってたんですか。 可哀想に…。 > だめ。 > 泣いちゃだめ。 > どうして? > 今までずっと泣かなかったのに。 > 親戚の人からかーさんの話をされたときも、 > お墓参りに行った日も。 > 泣いたことなんか、なかったのに―― > > ぽろっ > > 涙がこぼれた。 うにゅぅ〜。可哀想です。 > おにいちゃんに見られないようにと思ったのに。 > おにいちゃんはすぐに気が付いてしまった。 >「・・・おい?」 >「うっ・・・ごっ・・・ごめん・・・なさい・・・」 > おにいちゃんの手が私の肩に触れた。 > 私はその胸元の服をつかんで顔をうずめた。 > おにいちゃんが私の背中を抱いて軽くたたいた。 > ぽん、ぽんっと。 > あやすように、優しく。 ゼルさんが素直でやさしいーvv >「・・・こわい・・・」 > 自分の声なのに、そうじゃないみたい。 >「・・・っ・・・こわいんです・・・」 泣くとなんにもなくなってしまいそうで? それとも他の人もいなくなってしまいそうで? >「大丈夫だよ・・・」 > > すぐ傍で声がした。 > >「大丈夫だよ。 > > だから、泣かないで。 > > ぜったい、大丈夫だから・・・」 > おにいちゃんは私の頭に何かをのせた。 >「やるから」 > あたたかい胸を声に。 > 私はなぜかひどく安心して。 > いつの間にか、眠ってしまった。 本当にやさしいなぁvゼルさんvv どうしてあんなにひねくれちゃったんでしょうね? > 目が覚めた。 > あれ・・・? > 見上げたのは茶色い天井。 > 身体の下は硬いシーツ。 え?どこなんですか? > キィ・・・ > 軽い音がして、誰かが入ってきた。 >「なんだ。起きてたのか」 >「ゼルガディスさん!」 > あわてて目をぬぐった。 >「まだ寝てろ。病人がうろつくんじゃない」 > フードとマスクを外す。 > どこか行ってたのかな・・・? どこいってたんですか? >「みやげだ」 > > え?と顔を上げると、 > 頭の上になにかがフワリと落ちた。 > > そろそろと手を伸ばした。 > 指先にやわらかくて薄いものが触れる。 > 息が止まった。 >「あの・・・ゼルガディスさん・・・これ・・・」 > 頭から外して、目で確かめた。 > それは真っ白い花で作られた花冠だった。 にょぇっ?! ぜ、ぜ、ぜ、ゼルさんっ?! まさか貴方がつくったんですかーーっっ?! > ゼルガディスさんは顔を赤くしてうつむいた。 >「いや、その・・・お前が喜ぶかと思って・・・」 >「ゼルガディスさんが作ってくださったんですか?」 > もしかして・・・ > 花冠を見つめる。 > > ――だって・・・この編み方は・・・ > >「昔・・・な。作り方を教えてもらったんだ・・・」 > > ――かーさんと私とおにいちゃんしか知らない・・・ 覚えてたんですねーvゼルさんv > そう・・・だったんですね・・・ > あの日原っぱで出会ったのは。 > ゼルガディスさん・・・あなただったんですね・・・ > > 両目に涙があふれた。 > 嬉しいのに涙が出る。 > でもとてもあたたかい涙・・・ > > あの日の原っぱは、 > 昔のまま―― > > Fin いいお話でしたーvv ゼルさんがやさしくて可愛かったですvv では、今回はこの辺で! |
27511 | Re:おもしろかったです〜v | 星村さゆる | 2003/10/21 14:25:19 |
記事番号27470へのコメント > こんにちは〜!祭です! > ゼルさんが可愛いですvv やっさしいぃvv 蛍詩さんコンニチハv遅レスすみません・・・;ゼル可愛いですか!よかった〜v ゼルが可愛いって、今じゃ絶対聞けない貴重な言葉・・・(笑) > じーっと見つめられても困りますよね; アメリアって目逸らすまでいつまでも見てそうですもんね・・・。 > 小さい時からフレンドリーだったんですねv そしてゼルは小さい時から人見知り・・・? > こっちもそんな小さい時から…(笑) 名前間違われたと思いますよ。頭のいいリナでさえ間違えましたから、小さい子なんて余計に(笑) > あぁ、強引なところもこの頃から…v アメリアは昔のまま変わらずに育ったと思います。すでに人格が出来上がってしまった(笑) >> 顔を赤らめて言うおにいちゃん。 > かっ、可愛いvv 花冠なんて作ったことなかったでしょうね。「男がそんなこと・・・」とか思ってたのかも。でも結局つきあっている、アメリアには弱いゼルさんでした(笑) > やっぱり亡くなってたんですか。 可哀想に…。 >> 涙がこぼれた。 > うにゅぅ〜。可哀想です。 かなり小さいころ――でも記憶には残っている――頃に亡くなったと聞きます。 アメリア寂しかっただろうな・・・一番母親が必要な時期ですし。 蛍詩さんは感情移入のできる方なんですね。 >> おにいちゃんが私の背中を抱いて軽くたたいた。 >> ぽん、ぽんっと。 >> あやすように、優しく。 > ゼルさんが素直でやさしいーvv 目の前で泣くアメリアが痛々しくて、やるせなくて、の行動でしょう。なんかエライ素直なんで別人・・・?とか考えちゃったんですが(汗) >>「・・・っ・・・こわいんです・・・」 > 泣くとなんにもなくなってしまいそうで? それとも他の人もいなくなってしまいそうで? 考えてくださってありがとうございます。アメリアの「こわい」の意味、実は私もよくわかってなかったりv(ドカバキィッ) アメリアがお母さんと過ごした時は、穏やかで優しかったんだと思います。今、ゼルと花冠を作っているように。でもいつかこの楽しいときが、そして優しい人がいなくなって、また独りぼっちになることが怖いのでは・・・。単純なものではなく、他の色々な思いが交錯してこう言ったんだと思います。 この子は、あんまり泣けなかったんじゃないかと思うんです。いきなりのことで、信じたくなくて。泣くときって、その時のこと思い出さなくちゃいけませんよね。だから触れないようにしてたんじゃないかと。 でもゼルを見て、安心して、誰にも言えなかった気持ちを吐き出してしまったんです。 わかりづらくてスミマセン; > 本当にやさしいなぁvゼルさんvv > どうしてあんなにひねくれちゃったんでしょうね? この一連の行動見て、誰がゼルだと想像するでしょーか・・・(汗)子供のときはあんまりひねくれてなかったと思うんです。シャイだけど優しくて、小鳥にエサとかやってたのでは(え)少なくとも今みたいじゃ絶対なかった! 合成されてからひねくれたんでしょうか・・・。 >> それは真っ白い花で作られた花冠だった。 > にょぇっ?! ぜ、ぜ、ぜ、ゼルさんっ?! まさか貴方がつくったんですかーーっっ?! ザッツライト!!朝早くから誰にも見られないようにコソコソ出掛けていったんです!(←不審者?) >> ――かーさんと私とおにいちゃんしか知らない・・・ > 覚えてたんですねーvゼルさんv 記憶に残ってたんですね。 あっ!今考えたんですが、ゼルはアメリアの看病してたから当然アメリアの寝顔も見てたわけで、それで記憶がフラッシュバックしたのかも! > いいお話でしたーvv > ゼルさんがやさしくて可愛かったですvv そ・・・そうですか?私としてはゼルサイドから書けばよかった、と後悔しまくった作品だったので、そう言っていただけると助かります♪ 蛍詩さん、ご感想ありがとうございましたv |