◆−12人の高位魔族が物申す! ― 覇王軍&冥王軍編 1 ―−雪月 (2003/10/27 20:31:55) No.27743
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2774312人の高位魔族が物申す! ― 覇王軍&冥王軍編 1 ―雪月 URL2003/10/27 20:31:55


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 コメントくださった皆さん有難うございます!ほんと嬉しいです!
 長くなってこっちが見にくくなりましたので新規しました・・・。(汗
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12人の高位魔族が物申す! ― 覇王軍&冥王軍編 1 ―







海王将軍、神官を加えたリナたち七人は復興し始めた死霊都市サイラーグに来ていた。
「ここも・・本当に災難の町よね・・。」
ポツリとつぶやいたりなの視線の先には、都市の真ん中の大きく窪んだ個所。
「冥王が・・・冥王宮があったところ・・ですよね・・?」
「そう。そして・・・・・・」
金色の魔王が降臨した場所・・・。
事情を知る4人はしんみりと・・痛々しげな心持ちでいるのだが・・
「ゼロス!ダルス!見てくださいなvv変わった生き物がいますわよー!?」
そのしんみりした哀愁漂う雰囲気を壊したのは甲高い声。
「フィンさん。変な生き物じゃなくてそれは猫ですよ。」
「お前人間界に来た事なかったもんなぁ??」
「こっちにも変な生き物が!!」
「あれは生き物ではありません。落ちて腐った林檎ですよ。動きませんし。」
「術かけたら動くんじゃねェの!?」
わいわい騒ぐ場違いな3人・・・・。
っていうか林檎と生き物の区別がつかない魔族ってどうよ・・・

「フィンさん!ゼロスさん!ダルスさん!場の状況が読めないんですか!!??」
無駄と知りつつも叫ばずに入られない。そんなアメリアの気持ちを他所に、
「ええー?この町負の感情と、死んだ人間の怨霊っぽいものがいっぱいあって嬉しいんですのよ」
フィンの意見に賛成と隣りで首を縦に振る魔族2人。

「――――黄昏よりも暗きもの 血の流れより紅きもの 時の流れに埋もれし 偉大なる汝の名において・・・」

「いきなり竜滅斬はだめですよぉーー!!!」
「ええーい!!かまうかぁー!ほんとにむかつく!!」
慌てて止めには言うアメリアだったがもう遅い、

「―――我と汝が力持て 等しく滅びを与えん事を!!」

呪文が完成しあたりに逃げる3人。
空間移動の準備はばっちりといった3人。(ぉぃ

「竜滅斬(ドラグ・スレイブ)!!!」

赤い閃光が目標物に収束し今まさに大爆発!!!となるはずのこの技。

「あれ・・・?発動・・・しない・・・??」

発動しない。おかしい。赤眼の魔王シャブラニグドゥが滅ばない限りこの術は使えるはず・・。
「魔王が滅んだんでしょうか。」
「魔王が滅ぶ・・?馬鹿な・・。」
「馬応って何だ??」
字が違うよ。ガウリイ・・・
「魔王様に何か異変が!!???」
「魔王様が!?」


「私が封じさせてもらってるのよvv」(byL様)




慌てふためく3人、その頭上に見知らぬ影が・・・6つ!!??


「ゼロス兄ちゃん!ダルス兄ちゃん!フィン姉ちゃん!お久しぶりだね!!」
そのうちの1つ、一番小さな影がゼロスに飛びつく。
「おやおや・・vグロウさん。久しぶりですね、元気でしたか?」
グロウと呼ばれた少年は髪は銀色でショートカット。
白と金を基調とした立派な服を着ている可愛らしい年のころ7.8歳の美少年である。

・・・・・グロウ・・?

はて・・・・どこかで聞いた気が・・・。

「また会ったわね!!リナ=インバース!!」
この声は!!!!
「「「シェ―ラ!!??」」」
黒い髪を三つ編みにした年のころなら14.15歳の可愛らしい少女。
「何で!?あたしが滅ぼしたはずじゃ!!!??」
「あんたに教える事なんて何もないわよ!!」
まだ名前の事を根に持っているのか、完璧に喧嘩腰で話すシェ―ラ&影に飛びつくフィン。
フィーネと呼ばれた影は女の魔族。青紫の髪の毛を立てロールにした可愛らしい女の子。
「シェ―ラちゃん!フィーネちゃん!よかったぁーー!会いたかったよぉー!!」
フィンはシェーラ&フィーネに抱きつき声を上げて泣いている。
「フィン!!私も会いたかったわぁー!!」
「フィーネもね!!二人に会いたかったぁー―!」
それにシンクロしてまたもや声を上げてなくシェ―ラ&フィーネ。


盛り上がる女性魔族2人を他所に、、、

「お前が・・リナ=インバースか・・。」
黒色のショートカットの髪、年のころなら16歳ぐらいの黒をベースにした将軍服を着たなんとも偉そうな男の子が片手に剣を持ってその場に降り立った。
「だ・・誰よ!!あんたは!!」
初対面の人に喧嘩売られるようなことはした事がない!(いまいち説得力のない)
「お前に重症を負わされた我が王!覇王様の敵を取りに来た覇王将軍グロウだ!」
金の瞳でしっかりとリナを見据える彼。
「覇王って何だー?」
その一言に頭の血管が切れそうなリナ、それを察してアメリアとゼルが動く。
「ガウリイさんは黙ってましょうねー。」
「話がこじれるからな・・。」

リナがグロウに喧嘩吹っかけられている事をよそに他の場所では大いに混乱していた

「ダールースー―&ゼーロース――vv会いたかったよv」
銀色の髪を肩まで伸ばした年のころなら20前後、やはり白と金の基調の神官服をまとい天然さんを思わせる彼はダルスの後ろから抱き付いていた。
「やめろー―!ラウシェ!!男に抱き疲れても俺は嬉しくない―!」
「またまたぁvv照れなくって良いんだよ??」
「相変わらずですねぇ・・ラウシェさん・・。」

道行く人々が怪しい視線で見ていることにも気付かない13人。
まぁ・・・13人なんて大勢でドンパチやってたら嫌でも目に付くよね・・。

「ゼルガディスさん・・・言わなくてももう解かると思いますが・・」
「ああ。あいつらも高位魔族・・将軍・神官クラスだな。」
少し離れた木の下で、ゼルガディスとアメリアは溜息をつく。(ガウリイはおやすみ)
「リナさんって本当に魔族と関わりますよねェ・・」
「類は友を呼ぶというだろうが・・。」
「なるほど・・・。」
そして和む二人の側でまたも気配が生まれる・・・・
「そこの若者よ。このような場所で眠っていては風邪を引く。起きられよ。」
2人が振り向くとそこにはガウリイとタメが張れる様なほどの超絶美形の男の人。
青紫の髪の毛はかかとまで伸ばしている。
そしてなぜかその人はガウリイの体を心配して起こそうとさっきから体を揺さぶっているのだが・・
「あの・・・あなたは・・?」
おどおどとしたアメリアの質問に、その男は振り向き、
「まだ・・挨拶していなかったのだな。非礼をわびる。我が名は冥将軍リゾアと申す者だ。」
アメリアのほうにそういい、
「そして・・・敵意はない。そちらの若者よ。剣を収められよ。」
堅苦しい・・しかし丁寧な口調でそう言われゼルガディスも思わず剣を鞘に戻す。

「ああーーー!!もうーうっとしいぃ!!!!」

鶴の一声とはまさにそのこと。
リナの叫びであたりがいったん静かになる。
「一人一人まともに自己紹介も出来ないの!?将軍も神官もしつけがなってないのね!」
「あのー・・・リナさん??もう知っておられると思うのですが・・。」
そうおどおどというゼロスを張り倒す。それを見たほかの魔族は次々と自己紹介(立場弱いなぁ)
「私たちは覇王様に仕える者でして・・私は覇王神官ラウシェと申す者です。そして隣りにいる小さい男の子の姿をした者は、私と同じ覇王神官のグラウ。その隣りのむくれてる黒髪の男は覇王将軍グロウ、そしてその隣りの子は知ってのとおり覇王将軍シェ―ラです。」

「私は冥王様に使えるものでぇー。冥王神官フィーネって言いますぅー―。あっちで金髪のお兄さん起こしてるのは冥王将軍リゾアですぅーー。」

「ちょっとまって!!何で滅んだはずの冥王将軍と神官がいるのよ!!ついでにシェ―ラも!!」

そのリナの声を聞いて魔族衆9人はしばらく止まり・・・・

「「「「「「「「それは―――・・・秘密ですvv」」」」」」」」」

口元に手を当ててゼロス君の得意の決め台詞。








なんなのよーーー!!あんたたちはぁーーー!!!!





















―――あとがき―――
意味がわからなくなりました・・。次回で話の詳細は明らかになります。
時間がないので終わりますね!!すみません!!期待してくださってた方!(いないよ)
もうしわけありません!!

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27773Re:12人の高位魔族が物申す! ― 覇王軍&冥王軍編 1 ―春日れう 2003/10/28 16:40:00
記事番号27743へのコメント

相も変わらずハチャメチャで大混乱って感じですねv(意味不明
キレまくる、リナさんが結構好きだったり。
個人的にフィンとリゾアが好きだったり。後者の二人は雰囲気で。
そして。
>「私が封じさせてもらってるのよvv」(byL様)
何気なL様、いい味出してます(笑

こんなドタバタコメディもいいですねvvでは。