◆−Curtain Call−かぼちゃ (2003/11/9 10:51:42) No.27982
 ┣Re:タイムマシンでみてきました。(笑)−はるか (2003/11/10 21:48:24) No.28020
 ┃┗Re:タイムマシンでみてきました。(笑)−かぼちゃ (2003/11/11 18:21:06) No.28039
 ┣待っておりました〜♪−アオイツキ (2003/11/11 14:13:46) No.28033
 ┃┗Re:待っておりました〜♪−かぼちゃ (2003/11/11 18:23:48) No.28040
 ┣Curtain Call−かぼちゃ (2003/11/11 18:35:26) No.28042
 ┗第六章 Got helpe the outcast 1−かぼちゃ (2003/11/11 20:43:34) No.28052


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27982Curtain Callかぼちゃ 2003/11/9 10:51:42



 お久しぶりです!私のこと憶えてます?
 一ヶ月ぶりの投稿です。
 Curtain Callもすっかり間が開いてしまったので、あらすじとか整理しておきたいと思います。お手数ですが詳しい内容は過去ログで探してください。

 ―Curtain Call―

 闇を撒く者との戦いから数十年もの時が過ぎた。魔を滅する者と呼ばれていたリナ=インバースも老衰により他界した。また、カタート山脈の頂では赤眼の魔王を封じていた氷が長き時の末、徐々に力を弱めていた。
 これを好機と見た魔族達は獣王、海王を中心に行動を起こそうとしていた。
 そんな中、かつてリナ達と行動を共にしていた事のある魔族、獣神官ゼロスは彼女達の死に激しく動揺していた。ゼロスは己の中にある感情を理解せぬままに今もまだ旅をした中で唯一生きているフィリアの元を訪れる。フィリアは告げられたリナの死を悼みながらもゼロスにかつてと同じように接してくれる。
 しかし、転生をとげ、彼女の息子として育てられたヴァルは魔族であるゼロスに嫌悪感を抱く。その上ヴァルは人間達の間でも異種として虐げられたが為に心を堅く閉ざしていた。フィリアの元を訪れたゼロスの事が気に入らないヴァルは二人の会話に加わらずに町をうろつく事にした。そこでラザリと言う盗みを働く事で生計を立てている少女に出会がその時は何も無く別れていく。
 ある日、ヴァルは先立ったジラスとグラボスの墓参りに出かけるがそこでレザンと名乗る喪服の男に攻撃される。レザンは今でこそ残虐な行いだったとされている古代竜討伐を正しい行いであると信じている黄金竜の一人であった。
 事情が飲み込めずに戦う事が憚られるヴァル。しかし、戦いの中での爆音を耳にした二人の人間が訪れた事により、レザンは騒ぎが広まる事を恐れて退いた。
 戦いのことを問い詰める二人にヴァルは嫌悪感を抱くがヴァルの怪我を気遣う二人に次第に心を開いていった。二人はダンテとオーガスタと名乗った。
 翌日、ヴァルはオーガスタ達の案内で彼らの仲間の元を訪ねる。ここに集まっているのは主に国同士の諍いや下級魔族の襲撃で住処をなくした人々だった。そんな中に町で出会ったラザリの姿もあった。
 その頃、ゼロスはカタートにて獣王から計画の内容を明かされていた。それは各地で町を滅ぼし、高まった負の感情で魔王に施された封印を破ろうと言うものだった。
 ゼロスはそれからもフィリアの元を幾度か訪れていた。その度に、ヴァルの不満は高まった。しかし、ゼロスの意図はフィリア、即ち神に属するものに魔族の計画を明かすべきか悩み訪ねて来ていたのだ。この時には既に、ゼロスにとって魔族の願いもフィリアやヴァルと言う存在も掛買いの無い大切なものとなっていたのだ。
 ゼロスやフィリアの態度になんとなく孤立感を憶えたヴァルは仲間達の元を訪れる。しかし、そこではオーガスタと仲間の一人グランテールが争っていた。原因はグランテールが不注意でレザンにヴァルが頻繁にここを訪れていることをもらしてしまった事だった。ヴァルのみを案じたラザリは危険だからもうここにはあまり来ない方が良いと提案する。しかしそれによってヴァルは精神的に行き場を失った。
 時を同じくして、ゼロスは獣王に自分の抱える悩みを伝える。獣王は慈愛に満ちた母の感情を待ってゼロスに魔族であることに捕らわれず、自由に生きろと諭す。その言葉に励まされたゼロスはフィリアのもとへ。
 計画の全てを語られたフィリアはゼロスを疑うがゼロスの素直に自分達を守ろうとしている気持ちを信じ、事を伝えるべく、巫女の正装を纏い竜の峰へと飛び立っていった。

 ・・・っと、こんな感じです。
 解りずらくてすいません。

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28020Re:タイムマシンでみてきました。(笑)はるか 2003/11/10 21:48:24
記事番号27982へのコメント

見てきました!
読みました!
泣きました!

いや。マジで。ゼロスの独白のとこなんか。
最初っからみょ〜に人間くさいだろ。と後で思ったりもしたんですが、
かんどぉです。もぉまじで。ここまでで。
続き、ティッシュじうまい用意しながら待ってます。

ぐずぐずぐずんっ

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28039Re:タイムマシンでみてきました。(笑)かぼちゃ 2003/11/11 18:21:06
記事番号28020へのコメント


 うひゃ〜。ありがとうございます。
 わざわざ読んできてくださる方がいるなんて、正直、吃驚です。
 嬉しき事限りなしです!

 まだまだ未熟者故、変な事とか書いてしまうやもしれませぬが長い目で見てやってください。
 こんな私ですがこれからもよろしくお願いします。

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28033待っておりました〜♪アオイツキ URL2003/11/11 14:13:46
記事番号27982へのコメント

憶えてますよぉ!

続きが気になって気になって・・・(泪)
続編、楽しみにしておりまっす!

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28040Re:待っておりました〜♪かぼちゃ 2003/11/11 18:23:48
記事番号28033へのコメント

 はい!お待たせしました!
 気合入れて書きますよ〜っ。
 と言いましても、これからも何やら学校の方、忙しいみたいなんでどの程度進められるか謎なんですが・・・。
 まぁ、努力しますんでお付き合いください。

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28042Curtain Callかぼちゃ 2003/11/11 18:35:26
記事番号27982へのコメント


 ―裏方にて―

煌びやかに

全ては進んでいく

誰もが重ねてきたそれぞれの苦労と努力の末



主役を演じるアノヒトに光が当たった

その光を操るのは



たとえ客の目に付かずとも

人生とはまた別の

自分とは違う人の人生を演じ続ける彼らを

私はより栄えある舞台にするために

光を


*************************************
 うわ・・・。意味不明。
 すいません。裏方さんが何やってるのか研究不足でした・・・。

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28052第六章 Got helpe the outcast 1かぼちゃ 2003/11/11 20:43:34
記事番号27982へのコメント


 Got helpe the outcast 虐げられし者に救いを

 喪服を纏った青年は黄金色に輝く翼を背負っていた。その目には殺意が漲る。
 レザンはゆっくりとその崩れかかった家屋を見た。おそらくはここにあの者がいる。

「なぁ、オーガスタ・・・。」
申し訳なさそうにグランテールは言う。いつもの軽口はどこにいったものやら、彼に似合わず上目遣い。対するオーガスタはそんな彼を見ようともせず、手にした本に視線を落としていた。
「やっぱり怒ってるのか?」
「レザンのことか?」
帰ってきた返事はぶっきらぼうで冷たい。いつもの事なのだがそれが今回に限ってはそれだけとは思えなかった。
「知らずにしてしまった事なんだろ?なら気にするな。」
口調は変わらない。だがその言葉にグランテールは底知れぬ安心を得た。自分の不注意が仲間を危険な目に合わせるかもしれないと言うのに許しあえたこと。それは今のような非常事態だからこそ必要な事だと痛感する。
 だがグランテールが案じているのはそれだけではなかった。
 ヴァルの事である。この事により、ヴァルはこの地下室を訪れなくなるだろう。それでヴァルは安全になれるのかもしれない。しかし仲間として同じときをすごした者がこれから先、全く一緒にいるときが無いのは寂しいのだ。他に誰がいても、一人でも欠ければその孤独は襲ってくる。
「どうした?」
見ればオーガスタは心配そうにグランテールを見ていた。
 彼はこういう人なのだ。オーガスタはリーダー的存在ですぐに人の心配をする。
「やっぱりヴァルが心配だ。」
グランテールは正直に言う。
 オーガスタは何か答えようとしたが別の音がし始め言葉は発されなかった。
 ズウゥゥンと重く響く音がしてその度に周りにあるものがカタカタと揺れた。地震とは違う。音だけが断続的に聞こえ、僅かな振動が遅れてやってくる。

ガッ

 何かが砕ける音。
「オーガスタ!!」
その音の直後にラザリが血相変えてやってきた。ラザリは短剣を手にし頬に一筋の傷を作りそこから血が流れていた。
「どうしたんだ!?」
グランテールが食いつくように問うがラザリは肩で息をしながら二人に武器を渡した。
「さっさとここを出るんだ!!」
オーガスタは言われたままに外へ向かう。ラザリは動揺しているグランテールの腕を掴んで引っ張り出した。
 重い音は徐々に爆音へと変わってきていた。その音によってグランテールは今、起こっていることを悟った。ここが襲撃されている。そして襲ってきている奴は・・・
 レザン。
 そしてその人物は崩れた壁の傍に悠然と立っていた。黄金色の翼を背負い、辺りに青白い光を漂わせ、レザンはラザリ達を見た。
「あんた、どうどうつもりなんだ?」
グランテールは何故か妙に落ち着いた口調で訊いた。レザンは答えない。
「ヴァルは・・・・・・あんたが狙っている奴なら、今はいないぜ?」
しばし彼らは動きを止めた。その間、オーガスタは次にレザンが取るであろう行動を必死で予測する。思い当たったのは最悪なものだった。
「逃げるぞ。」
静かに言うオーガスタ。その言葉にラザリは頷き、グランテールを見た。
 レザンは彼らの意を察したか口の端を笑みの形にゆがめた。狂気じみた笑みである。それを見てラザリはぎょっとした。これが神に使える黄金竜の笑顔なのだろうか?神とはこの世に生きる命に限りなき慈愛を持って接するのではなかったのか?
 レザンの笑みはそんなイメージを完全に打ち砕いた。
 同時に彼の周りの光球が降り注いだ。それは直撃はしなかったが確実に行く手を塞いだ。
「こっちだ!!!」
不意にダンテの声が聞こえた。オーガスタは迷わずその方向へ向かう。ラザリもそれに続いた。しかし、グランテールは動かない。
「何してる!!早く来い!!」
ダンテは叫んだ。
「悪ィ。先、行っててくれ。」
呟く声には覇気が無い。しかし強い響き。視線は真っ直ぐにレザンを見ていた。
 再びレザンは光球を放つ。爆音と煙。グランテールは動じることなくそこに立っていた。ダンテの来た道も完全に塞がれた。残されたグランテールは静かにレザンと対峙した。
「じゃぁな。みんな。」
ふと、微笑む。
「責任は果たすから。」
ゆっくりとグランテールはレザンに歩み寄った。先ほどラザリに渡されたナイフを携えて一歩一歩、近づいてゆく。レザンは無言でそれを見た。この程度の人間を殺すなど造作の無い事だ。
「昔、黄金竜は神に仕え、正義を行っていた・・・。俺はそう聞いてる。でも、あんたのしてる事、どう考えたって正義とは思えねぇよ。」
とてもそんな状況ではないはずなのに、自然に笑顔になった。
「神はそんなにも病んでしまったのか?何が正しい?魔族に家族を奪われ、今度は神に仲間を奪われ・・・・・・俺は何を信じれば良い?」
レザンの無感情な瞳がグランテールを映した。
「何が・・・・・・本当の・・・・・」
そして光が彼を貫いた。

 そして神は・・・

*************************************
 あ。私にしては長いかも。
 でも、今回、オリキャラだけで進めてて物足りない・・・。