◆−memory of soul (1)−蒼 爽耶 (2003/11/18 02:51:29) No.28183
 ┣色々気になる展開です♪−青月 彼方 (2003/11/21 23:08:28) No.28262
 ┃┗お久しぶりです♪−蒼 爽耶 (2003/11/22 15:47:46) No.28265
 ┣お前を泣かせるくらいなら、俺がすべての痛みを背負ってやる。温もりをくれたお前にできること。−星村さゆる (2003/11/23 22:53:25) No.28290
 ┃┗貴方のためなら、どんなことでも。−蒼 爽耶 (2003/11/27 21:59:58) NEW No.28354
 ┗memory of soul (2)−蒼 爽耶 (2003/11/30 02:36:28) NEW No.28399


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28183memory of soul (1)蒼 爽耶 E-mail URL2003/11/18 02:51:29



お久しぶりの投稿です。
間空きすぎました。自分でもどこまでいったかあやふや…(汗)
なんとか思い出しつつ頑張ります。

では。どうぞ。

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

  memory of soul



「…今…なんて言った…?」
ゼルがゆっくりと顔を上げた。
「アメリア生き返らせるって言ってんのよ」
アミュレットを片手に古文書を広げる。
ゼルが目を剥いて問う。
「っそんなことが…!」
「あたしに不可能はないわ」
きっぱり言い放ち、アミュレットに魔力を込め始めた。

汝 主の魂までの道標とならん

心をしめる処へと

アミュレットがふわりと白く柔らかい光を纏う。
リナはそれをゼルに手渡した。
「それ、あんたしかつかえないみたいだから」
ほのかな温かい光。
アメリアによく似ていた。
「……俺はどうしたら良い?」
「探すのよ。アメリアの魂」
にっと口端を吊り上げる。
ゼルの瞳に少しだけ生気が戻った気がしたから。


『翔封界!』

「で、具体的に何をする」
二人して窓から飛び出した直後に、ゼルが問いかけてきた。
「話せば長くなるんだけどね。要点だけまとめると、
アメリアの魂はどっかに封じられてるってとこかしら」
「そのどっかってのはどこだ」
「んなもん知らん。ただ古文書に書いてあったのは、魂に強く残っている
場所ってこと。とにかくしらみつぶしに探しゃあなんとかなるわよ!」
術の制御に集中して、スピードを最大限まで上げた。
「(ゼルには言わないほうが良いと思ったけど…期限は明日の南中まで。
間に合うか…?」
きゅっと顔を引き締める。
「とにかく!あんたが関わったトコしか考えられないんだから、全部回ってくわよ!はい、まずは一番近いトコ!どこ?ゼル?」
「どこもここからじゃ同じだ」
「あ〜もうじゃあサイラーグから!」
ゼルの様子に少しほっとした。
いつもの見慣れた無愛想な彼に戻っていたから。



日が暮れてきたのに、いまだHITはなし。
サイラーグ・アトラス・えとせとらえとせとら。
これだけ回ったっていうのに、情報の一つもありゃしない。
月明かりだけじゃあどうにもならない。
ってなわけで、近くの街の宿にチェックインして今日は終わりにした。

二人とも、相方がいないためか、食も会話もはずまない。
リナは二人前だけの料理をたいらげて、部屋に入った。

「(……なんか眠れない…)」
疲れているはずなのに、変に目が冴えている。
「(下でなんか飲もうかな)」
確か下の食堂の奥にバーがあったはず。
アルコールでも摂れば眠れるかもしれない。
マントは羽織らずに、備え付けてあったショールを取って会談を降りた。

カラン

氷がぶつかる音。
「(先客…か)」
カウンターには思ったとおり、ゼルがいた。
ゼルの右隣の席についた。
「あんたも眠れないの?」
「……まぁな」
またグラスを煽る。
「あ、あたし甘めの軽いやつお願い。
こんなときに言うのもなんだけどさ、あんた変わったよね」
ゼルがちらりとこちらに目を向ける。
「あたしと会ったときなんて敵同士だったじゃない?今思うと考えられないわよねー。敵だったなんて。いっつも一緒に行動してたのに」
「お前が人をひきつけるんだろ」
苦笑するかのように唇でゆるく弧を描く。
「そりゃ否定しないけどさ。あんたが影響受けたのはあの子のほうが強いでしょ?」
「…そうだな」
初対面で正義を語られ、外見と全く違う内面に、驚くどころか呆れた。
後で一国の姫君と聞かされて、自分の耳を疑った。
「あいつのおかげで過去に縛られていた自分と別れたようなもんだ」
俺はあいつの天敵、悪だったはず。
あいつは俺の過去を聞いても何もしなかった。
同じような、屈託のない笑顔を向けてくれただけ。
その笑顔は俺には眩しすぎて。
血に濡れた俺の身体には不似合いすぎて。
「…あいつもホントに物好きだ。俺みたいなやつに…」
俺みたいなやつのために、傷ついたり。
ばかじゃないのか、なんて思ったりした。
でも、それがアメリアだってことに気付いた。
なら、傷つかないように俺が守ってやればすむことだ。
自分の身は自分で守れ、なんて言ったが、それは自分自身に言った言葉。
それ以来、アメリアは大切な存在になった。
恋愛感情とか、そんな大それたものじゃない。
ただ、あの日の光を全身に浴びて輝く姿を汚したくなかった。
「物好きなんかじゃないわよ。あたしだって…いや、アメリアみたいに
飛び出していくなんてしないけど。相手がガウリィだろうがゼルだろうが、
身体が勝手に動いちゃうでしょ。仲間だもん」
乾杯、とグラスを鳴らせて一口含んだ。
「そうか…」
「仲間ってそんなもんでしょ?もっとも――」
あの子があんたに対する気持ちは違うものだけどね、と言って席を立った。
「なんでもかんでも一人でしょいこまなしでよ?一応あたしにだって
話し相手ぐらいは出来るんだから」
ぴしっとゼルの額にでこぴんして部屋に戻っていった。

「気持ち……か」
俺はあいつのことどう思っているんだろう。
大切ってことは身にしみて分かってる。
その『大切』ってどんな気持ちなんだ?
恋愛感情…ってやつ…か?
わからない。
少なくとも、あいつの『好き』と俺の『好き』は違うんだろうな。
俺は昔から独占欲が強い。
あいつを本気で欲しいと思っているなら、
自分だけのものにして、隠してしまうかもしれない。
そんなの…太陽のようなあいつには似合わない。

たとえ欲しいと思ったとしても
あいつの未来を変えてしまうくらいなら
閉じ込めてしまおう
感情のコントロールなんて慣れたものだ
俺一人が抑えてしまえば


To Be Continue

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

ふぅ。まだまだ続きます(どーん)
ここまできたらオチ想像できるでしょう。
たぶんその通りになります(断言)
月並みなネタしか浮かばない頭の固さが憎いですな。

そーいえば、リナとゼルの二人っきりなんて書くの初でした。
ちこっと悪戯心が芽生えて、打ってみた――けど、その部分消しました。
ゼルリナはやだい!(ゼルリナ派の方すみません)

なんだか続きにしては矛盾してない?なんて訊かないでください!!
なんとかつじつまあわせてはいるんですがね……ふっ。
ゼルはどんどんヘタレになってる気がするし…
ホントにそうなることやら。(実はネタから結構離れた道いっちゃってます)


では。このへんで。あとがきが短い〜♪
もう一個も投稿しなきゃ…捧げモノなのにぃ〜すいません〜!(逃)



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28262色々気になる展開です♪青月 彼方 2003/11/21 23:08:28
記事番号28183へのコメント


>
>お久しぶりの投稿です。
>間空きすぎました。自分でもどこまでいったかあやふや…(汗)
>なんとか思い出しつつ頑張ります。
お久しぶりの青月です。
本当はもっと早くレスしたかったのですが・・テスト勉強がっ・・!!!!

>「あたしに不可能はないわ」
自信たっぷりですね。嬉しいです。
>きっぱり言い放ち、アミュレットに魔力を込め始めた。
>
>汝 主の魂までの道標とならん
>
>心をしめる処へと
道標・・・どこかにアメリアさんがかされてるんですか。

>「……俺はどうしたら良い?」
>「探すのよ。アメリアの魂」
>にっと口端を吊り上げる。
>ゼルの瞳に少しだけ生気が戻った気がしたから。
ゼルさん復活?友情っていいですね・・・。
>
>『翔封界!』
>
>「で、具体的に何をする」
>二人して窓から飛び出した直後に、ゼルが問いかけてきた。
うにゃ!?ガウさん置いてけぼりですか。

>「(ゼルには言わないほうが良いと思ったけど…期限は明日の南中まで。
>間に合うか…?」
>きゅっと顔を引き締める。
おおっ・・・・タイムリミットがあるんですね・・・
>「とにかく!あんたが関わったトコしか考えられないんだから、全部回ってくわよ!はい、まずは一番近いトコ!どこ?ゼル?」
リナさん公認、お二人の仲♪
>「どこもここからじゃ同じだ」
>「あ〜もうじゃあサイラーグから!」
>ゼルの様子に少しほっとした。
>いつもの見慣れた無愛想な彼に戻っていたから。
完全復活ですね。
>

>日が暮れてきたのに、いまだHITはなし。
>サイラーグ・アトラス・えとせとらえとせとら。
>これだけ回ったっていうのに、情報の一つもありゃしない。
うーん・・・どこでしょう。

>二人とも、相方がいないためか、食も会話もはずまない。
>リナは二人前だけの料理をたいらげて、部屋に入った。
リナさんにしては、少食ですね。
>「(……なんか眠れない…)」
>疲れているはずなのに、変に目が冴えている。
アメリアさんのことが心配なんでしょうか・・。

>「あんたも眠れないの?」
>「……まぁな」
>またグラスを煽る。
>「あ、あたし甘めの軽いやつお願い。
>こんなときに言うのもなんだけどさ、あんた変わったよね」
>ゼルがちらりとこちらに目を向ける。
>「あたしと会ったときなんて敵同士だったじゃない?今思うと考えられないわよねー。敵だったなんて。いっつも一緒に行動してたのに」
敵役でしたもんねーわたしのゼルさんの第一印象は「なんてややこしい名前」
まじめにこれでした・・・・・
>「お前が人をひきつけるんだろ」
>苦笑するかのように唇でゆるく弧を描く。
えらく素直ですね・・
>「そりゃ否定しないけどさ。あんたが影響受けたのはあの子のほうが強いでしょ?」
>「…そうだな」
>初対面で正義を語られ、外見と全く違う内面に、驚くどころか呆れた。
>後で一国の姫君と聞かされて、自分の耳を疑った。
見えないですよね・・・そこが魅力だと思いません?

>あいつは俺の過去を聞いても何もしなかった。
それは・・きっとあなたが一生懸命生きていたから・・・
>同じような、屈託のない笑顔を向けてくれただけ。
>その笑顔は俺には眩しすぎて。
>血に濡れた俺の身体には不似合いすぎて。
不似合いでもいいじゃないですか。今から似合う人となれば。
>「…あいつもホントに物好きだ。俺みたいなやつに…」
>俺みたいなやつのために、傷ついたり。
>ばかじゃないのか、なんて思ったりした。
バカなんじゃないですか
>でも、それがアメリアだってことに気付いた。
>なら、傷つかないように俺が守ってやればすむことだ。
おお、それは愛ですね。
>自分の身は自分で守れ、なんて言ったが、それは自分自身に言った言葉。
>それ以来、アメリアは大切な存在になった。
>恋愛感情とか、そんな大それたものじゃない。
>ただ、あの日の光を全身に浴びて輝く姿を汚したくなかった。
汚すって・・・何で汚れるというのですか
>「物好きなんかじゃないわよ。あたしだって…いや、アメリアみたいに
>飛び出していくなんてしないけど。相手がガウリィだろうがゼルだろうが、
>身体が勝手に動いちゃうでしょ。仲間だもん」
仲間っていいですね。

>
>大切ってことは身にしみて分かってる。
>その『大切』ってどんな気持ちなんだ?
>恋愛感情…ってやつ…か?
>わからない。
えーつまらない。けど恋愛感情だけが愛だけとはかぎりませんしね。
>少なくとも、あいつの『好き』と俺の『好き』は違うんだろうな。
そうでしょーか・・・少し違うでしょうけど・・
>俺は昔から独占欲が強い。
>あいつを本気で欲しいと思っているなら、
>自分だけのものにして、隠してしまうかもしれない。
>そんなの…太陽のようなあいつには似合わない。
かっこいい・・・
>たとえ欲しいと思ったとしても
>あいつの未来を変えてしまうくらいなら
>閉じ込めてしまおう
>感情のコントロールなんて慣れたものだ
>俺一人が抑えてしまえば
無理して抑えなくたって・・・

>ふぅ。まだまだ続きます(どーん)
>ここまできたらオチ想像できるでしょう。
>たぶんその通りになります(断言)
やっぱり出た時と同じ方法で?(キャーーvv)
>月並みなネタしか浮かばない頭の固さが憎いですな。
>
>そーいえば、リナとゼルの二人っきりなんて書くの初でした。
>ちこっと悪戯心が芽生えて、打ってみた――けど、その部分消しました。
>ゼルリナはやだい!(ゼルリナ派の方すみません)
どんなのを打ったのでしょう・・ゼルリナも・・否定はしません。
>なんだか続きにしては矛盾してない?なんて訊かないでください!!
>なんとかつじつまあわせてはいるんですがね……ふっ。
がんばってください。
>ゼルはどんどんヘタレになってる気がするし…
>ホントにそうなることやら。(実はネタから結構離れた道いっちゃってます)
考えてたことから・・はなれていくことってありますよねー(遠い目)
>
>では。このへんで。あとがきが短い〜♪
>もう一個も投稿しなきゃ…捧げモノなのにぃ〜すいません〜!(逃)
全然気にしてません。ゆっくりしていいですよ。
体は大事ですし。
それではっ!!
(わたしも書かないと・・・)

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28265お久しぶりです♪蒼 爽耶 E-mail URL2003/11/22 15:47:46
記事番号28262へのコメント


>お久しぶりの青月です。
>本当はもっと早くレスしたかったのですが・・テスト勉強がっ・・!!!!
あぁっ!テスト勉強なんて耳が痛いぃっ!!
青月さんも頑張ってください!私もそろそろ勉強しなければ…
>>「あたしに不可能はないわ」
>自信たっぷりですね。嬉しいです。
リナの辞書に不可能という文字はないんですよ。
>>きっぱり言い放ち、アミュレットに魔力を込め始めた。
>>
>>汝 主の魂までの道標とならん
>>
>>心をしめる処へと
>道標・・・どこかにアメリアさんがかされてるんですか。
道標というか、発見器になるってことですね。
>
>>「……俺はどうしたら良い?」
>>「探すのよ。アメリアの魂」
>>にっと口端を吊り上げる。
>>ゼルの瞳に少しだけ生気が戻った気がしたから。
>ゼルさん復活?友情っていいですね・・・。
この時点ではちみっとだけ。まだ放心状態続いてます。
>>
>>『翔封界!』
>>
>>「で、具体的に何をする」
>>二人して窓から飛び出した直後に、ゼルが問いかけてきた。
>うにゃ!?ガウさん置いてけぼりですか。
そーゆーことですっ(きっぱり)
いや、ホントはアメリアの護衛+看病ということに。
これ書くの忘れてました…
>
>>「(ゼルには言わないほうが良いと思ったけど…期限は明日の南中まで。
>>間に合うか…?」
>>きゅっと顔を引き締める。
>おおっ・・・・タイムリミットがあるんですね・・・
もちですv
実は原作(?)のほうでは一週間だったんですけど、流石に長すぎるかな
と思いまして。(ネタばれっ!)
>>「とにかく!あんたが関わったトコしか考えられないんだから、全部回ってくわよ!はい、まずは一番近いトコ!どこ?ゼル?」
>リナさん公認、お二人の仲♪
そりゃあ、ゼルアメメインですから!私!!
>>「どこもここからじゃ同じだ」
>>「あ〜もうじゃあサイラーグから!」
>>ゼルの様子に少しほっとした。
>>いつもの見慣れた無愛想な彼に戻っていたから。
>完全復活ですね。
魔剣士さん復活です。やっぱりいつもの彼でないと!!
>>
>
>>日が暮れてきたのに、いまだHITはなし。
>>サイラーグ・アトラス・えとせとらえとせとら。
>>これだけ回ったっていうのに、情報の一つもありゃしない。
>うーん・・・どこでしょう。
見落としてます。かなり簡単なトコです。
>
>>二人とも、相方がいないためか、食も会話もはずまない。
>>リナは二人前だけの料理をたいらげて、部屋に入った。
>リナさんにしては、少食ですね。
やっぱり気が張ってるんですよ。
本当に見付けられるのか、というプレッシャーがあるわけですから。
>>「(……なんか眠れない…)」
>>疲れているはずなのに、変に目が冴えている。
>アメリアさんのことが心配なんでしょうか・・。
一応ガウリィに頼んだわけですが、結局のところは
魂を見付けなければ意味がないんですから。
かなり心配でしょう。
>
>>「あんたも眠れないの?」
>>「……まぁな」
>>またグラスを煽る。
>>「あ、あたし甘めの軽いやつお願い。
>>こんなときに言うのもなんだけどさ、あんた変わったよね」
>>ゼルがちらりとこちらに目を向ける。
>>「あたしと会ったときなんて敵同士だったじゃない?今思うと考えられないわよねー。敵だったなんて。いっつも一緒に行動してたのに」
>敵役でしたもんねーわたしのゼルさんの第一印象は「なんてややこしい名前」
>まじめにこれでした・・・・・
私は『あれ?この声なんか聞いたことあるよなー』と
『うっわ、怪しさ大爆発。悪人の典型的例だね』
でした。結構ひどひ…(汗)
>>「お前が人をひきつけるんだろ」
>>苦笑するかのように唇でゆるく弧を描く。
>えらく素直ですね・・
お酒入ってますから。口が少し軽くなってます。
>>「そりゃ否定しないけどさ。あんたが影響受けたのはあの子のほうが強いでしょ?」
>>「…そうだな」
>>初対面で正義を語られ、外見と全く違う内面に、驚くどころか呆れた。
>>後で一国の姫君と聞かされて、自分の耳を疑った。
>見えないですよね・・・そこが魅力だと思いません?
下手に気取らないところにも惹かれたんでしょうね。
>
>>あいつは俺の過去を聞いても何もしなかった。
>それは・・きっとあなたが一生懸命生きていたから・・・
少し抵抗があったかもしれませんが、最初に会ったときから
何か心が動いたんです。(私的設定)
>>同じような、屈託のない笑顔を向けてくれただけ。
>>その笑顔は俺には眩しすぎて。
>>血に濡れた俺の身体には不似合いすぎて。
>不似合いでもいいじゃないですか。今から似合う人となれば。
魔剣士さん、マイナス思考ですからしょーがないです。
だから一歩引いてしまうんですよー。
>>「…あいつもホントに物好きだ。俺みたいなやつに…」
>>俺みたいなやつのために、傷ついたり。
>>ばかじゃないのか、なんて思ったりした。
>バカなんじゃないですか
はぁ。ネジは何本かやっちゃってますよね。確実に。
>>でも、それがアメリアだってことに気付いた。
>>なら、傷つかないように俺が守ってやればすむことだ。
>おお、それは愛ですね。
自然とそう思っちゃったわけですから、気付いてません。
>>自分の身は自分で守れ、なんて言ったが、それは自分自身に言った言葉。
>>それ以来、アメリアは大切な存在になった。
>>恋愛感情とか、そんな大それたものじゃない。
>>ただ、あの日の光を全身に浴びて輝く姿を汚したくなかった。
>汚すって・・・何で汚れるというのですか
汚すというか…傷つけたくなかった。その光を曇らせたくなかった。
てなものです。
>>「物好きなんかじゃないわよ。あたしだって…いや、アメリアみたいに
>>飛び出していくなんてしないけど。相手がガウリィだろうがゼルだろうが、
>>身体が勝手に動いちゃうでしょ。仲間だもん」
>仲間っていいですね。
良いものですv
>
>>
>>大切ってことは身にしみて分かってる。
>>その『大切』ってどんな気持ちなんだ?
>>恋愛感情…ってやつ…か?
>>わからない。
>えーつまらない。けど恋愛感情だけが愛だけとはかぎりませんしね。
自分のことには鈍感な魔剣士さんです。
気持ちはあるはずなのに、それを理解しきれない、といったところでしょうか。
>>少なくとも、あいつの『好き』と俺の『好き』は違うんだろうな。
>そうでしょーか・・・少し違うでしょうけど・・
表現の仕方です!姫は愛を振りまく、ってなかんじでしょう?
>>俺は昔から独占欲が強い。
>>あいつを本気で欲しいと思っているなら、
>>自分だけのものにして、隠してしまうかもしれない。
>>そんなの…太陽のようなあいつには似合わない。
>かっこいい・・・
え…
>>たとえ欲しいと思ったとしても
>>あいつの未来を変えてしまうくらいなら
>>閉じ込めてしまおう
>>感情のコントロールなんて慣れたものだ
>>俺一人が抑えてしまえば
>無理して抑えなくたって・・・
他人をどうこうするくらいなら、自分が犠牲に。
そういう考えの持ち主です。
>
>>ふぅ。まだまだ続きます(どーん)
>>ここまできたらオチ想像できるでしょう。
>>たぶんその通りになります(断言)
>やっぱり出た時と同じ方法で?(キャーーvv)
ふっ。そ・れ・は秘密です♪
>>月並みなネタしか浮かばない頭の固さが憎いですな。
>>
>>そーいえば、リナとゼルの二人っきりなんて書くの初でした。
>>ちこっと悪戯心が芽生えて、打ってみた――けど、その部分消しました。
>>ゼルリナはやだい!(ゼルリナ派の方すみません)
>どんなのを打ったのでしょう・・ゼルリナも・・否定はしません。
私は少し…その…苦手です…
>>なんだか続きにしては矛盾してない?なんて訊かないでください!!
>>なんとかつじつまあわせてはいるんですがね……ふっ。
>がんばってください。
頑張ってます!
>>ゼルはどんどんヘタレになってる気がするし…
>>ホントにそうなることやら。(実はネタから結構離れた道いっちゃってます)
>考えてたことから・・はなれていくことってありますよねー(遠い目)
もうここからどーしよー(泣)状態でパソコンの前に張り付いてます…
>>
>>では。このへんで。あとがきが短い〜♪
>>もう一個も投稿しなきゃ…捧げモノなのにぃ〜すいません〜!(逃)
>全然気にしてません。ゆっくりしていいですよ。
>体は大事ですし。
>それではっ!!
>(わたしも書かないと・・・)
すいません…元は出来てるんですが…
あっ、『捧げます』なんて言ってるんですけど、
私のHPのほうに掲載してもよろしいでしょうか…?
許可もらってからなんとかしたいと。
青月さんはいらっしゃってますかね?私のHP『RIZE』に?
こっちに掲載したいなーなんて企んでますが…
では。お返事待ってます&レスありがとですvv

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28290お前を泣かせるくらいなら、俺がすべての痛みを背負ってやる。温もりをくれたお前にできること。星村さゆる 2003/11/23 22:53:25
記事番号28183へのコメント

 爽耶さん今晩は!ようやっとレス書けて嬉しいですvv
 シビアな展開ですが、同時に希望も見えてきたように感じます。
>「(ゼルには言わないほうが良いと思ったけど…期限は明日の南中まで。
>間に合うか…?」
>きゅっと顔を引き締める。
・・・え。ってぇ時間ナイじゃないですかあああっっ!!あああああ・・・
 でも大丈夫!あのリナ=インバースがそんなこと許すはずがありませんっ!
 それにゼルだって・・・クレアバイブルの時とは比べ物にならないほど一生懸命探すでしょう。だって・・・アメリアは大切な人だから・・・
 
 
>ゼルの様子に少しほっとした。
>いつもの見慣れた無愛想な彼に戻っていたから。
やっぱり、「仲間」の存在ってありがたいですね。ゼル1人じゃ立ち直れていたかどうか・・・
 
  
>初対面で正義を語られ、外見と全く違う内面に、驚くどころか呆れた。
>後で一国の姫君と聞かされて、自分の耳を疑った。
>「あいつのおかげで過去に縛られていた自分と別れたようなもんだ」
>俺はあいつの天敵、悪だったはず。
>あいつは俺の過去を聞いても何もしなかった。
>同じような、屈託のない笑顔を向けてくれただけ。
>その笑顔は俺には眩しすぎて。
>血に濡れた俺の身体には不似合いすぎて。
>「…あいつもホントに物好きだ。俺みたいなやつに…」
>俺みたいなやつのために、傷ついたり。
>ばかじゃないのか、なんて思ったりした。
>でも、それがアメリアだってことに気付いた。
>なら、傷つかないように俺が守ってやればすむことだ。
>自分の身は自分で守れ、なんて言ったが、それは自分自身に言った言葉。
>それ以来、アメリアは大切な存在になった。
>恋愛感情とか、そんな大それたものじゃない。
>ただ、あの日の光を全身に浴びて輝く姿を汚したくなかった。
このくだりが好きです。
本当、そうですね。アメリアは何よりも「悪」が許せない。人を害し、踏みにじり、平和を侵す「悪」は。
 そしてゼルは、そんな裏の世界にいました。ゼルは人を殺しました。それも「狂戦士」「白のゼルガディス」などと異名をとるほど。かなりあくどいこともし、冷たい瞳で剣を振り、法衣と剣は血を吸って真っ赤に染まった・・・。
 アメリアに成敗されてもおかしくありません。けれど、アメリアはそんなことしなかった。
 ゼルガディスが過去にいかに酷いことをしていても、そのことで彼を咎めたり中傷したりはしませんでした。それは、彼のしたことに目をつぶる、という意味ではないと思います。どう考えても、ゼルガディスが罪を犯したことは事実であり、許される行為ではありません。ではなぜ彼を嫌わなかったのか。
 それは、ゼルガディスという人間を真っすぐに見たからだと思います。
 もし本当にゼルが悪い人間なら、アメリアはすぐにでも正義の鉄槌を下したでしょう。でもアメリアは、「ゼルガディス=グレイワーズ」を何の偏見もなく見ました。最初は「この人怪しいですよっ!」とか言ってましたが(笑)、リナが説明した途端「仲間」だと思っていました。そして、彼の冷たい氷で覆われた心の中の温かさに触れ、「ゼルガディスさんって、優しい人なんだ・・・」と思った。
 過去に罪を犯しても、今はまっとうな道を進んでいる。アメリアはそこを見たんでしょうね。彼は前向きに生きようとしています。それにアメリアにしてみれば、「また1人の人が、悪から更生したわ!よかった♪」と、それで単純に嬉しかったんでしょうね。
 アメリアはいつも「未来」を見ています。過去に縛られて、未来も駄目にしたくないんですね、きっと。アメリアが抱えている闇も、半端なモノではありません。
 でも、アメリアは前を見ています。
 そんなアメリアに。ゼルは惹かれたんでしょうね。
 しかし同時に戸惑いもした。
 自分の、血にまみれた過去は消せない。闇のような自分。
 闇から出たときって、光に目がくらみますよね。そのことと同じなのかも知れません。爽耶さんの書かれたとおり、自分にアメリアは眩し過ぎて、動揺しました。
 本当に、この笑顔の傍にいていいのだろうか。
 俺には不釣合いなのではないだろうか。
アメリアが聞いたら「何を言ってるんですか!」と笑って言われそうなことでも、ゼルは気にするんですよね。だって、自分とは余りに違い過ぎる。
 俺なんかといたら、アメリアを汚すのではないか。
 アメリアは他人のために、己の危険も省みず飛び出してくるような子です。
 そんなこと、初めてだったのでしょうね。
 彼には忠実な部下がいましたが、彼らは何年もゼルガディスと一緒にいたことでしょう。
 でもアメリアは出逢って数日しか経っていません。
 よく知りもしない、しかも冷たく振舞った自分を守ろうとするなんて・・・衝撃だったでしょう。そして、自分の為に危険な目に合わせたくない、と思い始めましたね。
 でも、無茶で無鉄砲な性格、それがアメリアだ、と理解しました。
 これは絶対直らない・・・と(笑)
 だからどんなに「ムチャするな」と言ってもアメリアは無茶をするでしょう。
 ゼルもまた、アメリアを解かったんです。

 ゼルは気づいたんですね。
 傷つけたくないなら、守ればいい、と。
 なんという変化でしょう。
 自分勝手で一匹狼のゼルが、他人を守りたいと願うなんて。
 アメリアの、「人を信じる心」が。
 ゼルの心を変えました。

>「物好きなんかじゃないわよ。あたしだって…いや、アメリアみたいに
>飛び出していくなんてしないけど。相手がガウリィだろうがゼルだろうが、
>身体が勝手に動いちゃうでしょ。仲間だもん」
>乾杯、とグラスを鳴らせて一口含んだ。
>「そうか…」
>「仲間ってそんなもんでしょ?もっとも――」
>あの子があんたに対する気持ちは違うものだけどね、と言って席を立った。
>「なんでもかんでも一人でしょいこまなしでよ?一応あたしにだって
>話し相手ぐらいは出来るんだから」
>ぴしっとゼルの額にでこぴんして部屋に戻っていった。
ああ、なんかいいなぁ、こういうの。
>「気持ち……か」
>俺はあいつのことどう思っているんだろう。
>大切ってことは身にしみて分かってる。
>その『大切』ってどんな気持ちなんだ?
>恋愛感情…ってやつ…か?
>わからない。
・・・この鈍感。
>少なくとも、あいつの『好き』と俺の『好き』は違うんだろうな。
>俺は昔から独占欲が強い。
>あいつを本気で欲しいと思っているなら、
>自分だけのものにして、隠してしまうかもしれない。
>そんなの…太陽のようなあいつには似合わない。
・・・ゼル・・・独占欲強・・・OK!(え)
ゼルって独占欲強いと思います。男の嫉妬は女の5万倍っていうじゃないですかv(ホントかよ)でも、ゼルは↓
>たとえ欲しいと思ったとしても
>あいつの未来を変えてしまうくらいなら
>閉じ込めてしまおう
>感情のコントロールなんて慣れたものだ
>俺一人が抑えてしまえば
 ・・・って思ってるんですね。
これが「愛」なんだと思います。自分の欲のままに行動する人は、相手の気持ちなど考えていません。それはストーカーと同じです。
 ストーカーっていうのは、結局は自分が一番大事なんです。
 でも、本当に相手が大切なら、何より相手を思いやるはずです。
 相手を不幸にするくらいなら、自分はいくらでも犠牲になる。
 相手を傷つけ、泣かせ、苦しめたくなんかない。
 それは好きだから。本当に、相手の幸せを願うから。
ゼルは本当にアメリアのことが大事なんですね。でもね、ゼル。アメリアはそれは望んでいないよ。それに、私は貴方が苦しむ姿も見たくない。
>そーいえば、リナとゼルの二人っきりなんて書くの初でした。
>ちこっと悪戯心が芽生えて、打ってみた――けど、その部分消しました。
>ゼルリナはやだい!(ゼルリナ派の方すみません)
 その通おおおおりいいいいい!!!
 ゼルリナだけは勘弁して欲しいです。私はゼルの相手はアメリアしか許さねぇっ!ってヤツなんです;
 ゼルとリナは「親友」だと思います。そういうのは好きですv
 男女間の友情っていいですよね♪励ましあえる友人ですよね。

・・・長々とすみませんでした。おまけにところどころ意味不明ですね;
 自分でも書いててなんじゃコリャと思ってたので・・・ダメじゃん・・・
「わかったような口きくんじゃねェ」と思われたかも知れませんが、飽くまで個人的解釈ですので;こんなこと考えたよぉという感想です。

 毎度ですが爽耶さんのお話は、深く考えさせてくれます。
 脳のシワも増えるサ(笑)本当にゼルアメが好きなんですねv

 爽耶さん、ここまで読んでくださってありがとうございました。
 次回も待って、あすv

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28354貴方のためなら、どんなことでも。蒼 爽耶 E-mail URL2003/11/27 21:59:58
記事番号28290へのコメント


> 爽耶さん今晩は!ようやっとレス書けて嬉しいですvv
少し経ってもレス全くなしで、ちょっとロンリーでした…レスありがとですぅ!!
タイトル返してみました。姫ver.のつもりです。
> シビアな展開ですが、同時に希望も見えてきたように感じます。
一応ハッピーエンドのつもりですから!
>>「(ゼルには言わないほうが良いと思ったけど…期限は明日の南中まで。
>>間に合うか…?」
>>きゅっと顔を引き締める。
>・・・え。ってぇ時間ナイじゃないですかあああっっ!!あああああ・・・
> でも大丈夫!あのリナ=インバースがそんなこと許すはずがありませんっ!
> それにゼルだって・・・クレアバイブルの時とは比べ物にならないほど一生懸命探すでしょう。だって・・・アメリアは大切な人だから・・・
時間ホントは一週間のはずだったんですけど、長すぎると反省して、
とんでもなく短くしてみました。いや、そうでもないかな。
期限があるのは当然なんです。(私の中で)
身体的には死んでいるんですから、長くはもちません。
それに、魂を下界に繋ぎとめておくなんて、本来は無理なことですし。
リナはそれを理解しているからこそ、ゼルに告げない。
焦っても何も上手くいかない。冷静になれ。
と、自分に言い聞かせています。
ゼルは、純粋にアメリアの笑顔をもう一度……笑いかけてもらいかいから。
> 
> 
>>ゼルの様子に少しほっとした。
>>いつもの見慣れた無愛想な彼に戻っていたから。
>やっぱり、「仲間」の存在ってありがたいですね。ゼル1人じゃ立ち直れていたかどうか・・・
あのままアメリアの後を追っていたかもしれません。
人間に戻ったとしても、こいつがいない世界なんて、生きていても意味がない。
俺もお前と一緒に。
天界で幸せに、なんて悲し過ぎます!
> 
>  
>>初対面で正義を語られ、外見と全く違う内面に、驚くどころか呆れた。
>>後で一国の姫君と聞かされて、自分の耳を疑った。
>>「あいつのおかげで過去に縛られていた自分と別れたようなもんだ」
>>俺はあいつの天敵、悪だったはず。
>>あいつは俺の過去を聞いても何もしなかった。
>>同じような、屈託のない笑顔を向けてくれただけ。
>>その笑顔は俺には眩しすぎて。
>>血に濡れた俺の身体には不似合いすぎて。
>>「…あいつもホントに物好きだ。俺みたいなやつに…」
>>俺みたいなやつのために、傷ついたり。
>>ばかじゃないのか、なんて思ったりした。
>>でも、それがアメリアだってことに気付いた。
>>なら、傷つかないように俺が守ってやればすむことだ。
>>自分の身は自分で守れ、なんて言ったが、それは自分自身に言った言葉。
>>それ以来、アメリアは大切な存在になった。
>>恋愛感情とか、そんな大それたものじゃない。
>>ただ、あの日の光を全身に浴びて輝く姿を汚したくなかった。
>このくだりが好きです。
>本当、そうですね。
>アメリアは何よりも「悪」が許せない。
>人を害し、踏みにじり、平和を侵す「悪」は。
> そしてゼルは、そんな裏の世界にいました。ゼルは人を殺しました。
> それも「狂戦士」「白のゼルガディス」などと異名をとるほど。
> かなりあくどいこともし、冷たい瞳で剣を振り、法衣と剣は血を吸って真っ赤に染まった・・・。
血に染まった姿は『狂戦士』の名に相応しく。
たとえ、それが自分の意思による行為でなくとも。
> アメリアに成敗されてもおかしくありません。けれど、アメリアはそんなことしなかった。
> ゼルガディスが過去にいかに酷いことをしていても、そのことで彼を咎めたり中傷したりはしませんでした。
> それは、彼のしたことに目をつぶる、という意味ではないと思います。
> どう考えても、ゼルガディスが罪を犯したことは事実であり、許される行為ではありません。
> ではなぜ彼を嫌わなかったのか。
> それは、ゼルガディスという人間を真っすぐに見たからだと思います。
> もし本当にゼルが悪い人間なら、アメリアはすぐにでも正義の鉄槌を下したでしょう。
> でもアメリアは、「ゼルガディス=グレイワーズ」を何の偏見もなく見ました。
> 最初は「この人怪しいですよっ!」とか言ってましたが(笑)、リナが説明した途端「仲間」だと思っていました。
それが姫の長所でもあり、短所でもあります。
人を信用しすぎることは、時には危険な事態に、
でも、その心で相手を包んでやることも出来ます。
> そして、彼の冷たい氷で覆われた心の中の温かさに触れ、「ゼルガディスさんって、優しい人なんだ・・・」と思った。
氷で覆われた心は彼女の温もりで溶かされる。
初めての温もりに戸惑いを覚えたが、その温もりの心地よさに
彼の閉ざされていた感情の扉が、僅かに開かれていった。
> 過去に罪を犯しても、今はまっとうな道を進んでいる。アメリアはそこを見たんでしょうね。
> 彼は前向きに生きようとしています。
> それにアメリアにしてみれば、「また1人の人が、悪から更生したわ!よかった♪」と、それで単純に嬉しかったんでしょうね。
その時から、自分でも気付かないような心の奥底で、彼に対する特別な、
不思議な想いが根付いていた。
一輪の花が開花するまで、時間はかかりませんでした。
> アメリアはいつも「未来」を見ています。
> 過去に縛られて、未来も駄目にしたくないんですね、きっと。アメリアが抱えている闇も、半端なモノではありません。
過去に大きな闇を持つ者だからこそ、強くあれ。
アメリアは自分自身にそう誓いました。
> でも、アメリアは前を見ています。
> そんなアメリアに。ゼルは惹かれたんでしょうね。
> しかし同時に戸惑いもした。
> 自分の、血にまみれた過去は消せない。闇のような自分。
> 闇から出たときって、光に目がくらみますよね。そのことと同じなのかも知れません。爽耶さんの書かれたとおり、自分にアメリアは眩し過ぎて、動揺しました。
> 本当に、この笑顔の傍にいていいのだろうか。
> 俺には不釣合いなのではないだろうか。
>アメリアが聞いたら「何を言ってるんですか!」と笑って言われそうなことでも、ゼルは気にするんですよね。だって、自分とは余りに違い過ぎる。
> 俺なんかといたら、アメリアを汚すのではないか。
光は闇を割くことも出来ますが、逆に闇に呑まれてしまいます。
あいつが光なら、俺は闇そのもの。
あいつは俺に光をくれるが、俺には何も与えられるものはない。
光を濁してしまうだけだ。
ゼルはどう考えても、この結論にしか行き着かず、自問自答が繰り返される。
> アメリアは他人のために、己の危険も省みず飛び出してくるような子です。
> そんなこと、初めてだったのでしょうね。
> 彼には忠実な部下がいましたが、彼らは何年もゼルガディスと一緒にいたことでしょう。
> でもアメリアは出逢って数日しか経っていません。
> よく知りもしない、しかも冷たく振舞った自分を守ろうとするなんて・・・衝撃だったでしょう。そして、自分の為に危険な目に合わせたくない、と思い始めましたね。
こんなやつがいたのか。
なんて驚き、同時に自分に関わらせて傷つける、そんなことはごめんだ。
と思いました。
自分で傷つけることはあっても、自分のせいで他人が。
おっしゃる通りです。
> でも、無茶で無鉄砲な性格、それがアメリアだ、と理解しました。
> これは絶対直らない・・・と(笑)
> だからどんなに「ムチャするな」と言ってもアメリアは無茶をするでしょう。
> ゼルもまた、アメリアを解かったんです。
ゼルが人を理解するなんて、初めてのことです。
アメリアに会ってから、今まで感じたことのないこと尽くめで、
混乱したことでしょう。
>
> ゼルは気づいたんですね。
> 傷つけたくないなら、守ればいい、と。
> なんという変化でしょう。
> 自分勝手で一匹狼のゼルが、他人を守りたいと願うなんて。
> アメリアの、「人を信じる心」が。
> ゼルの心を変えました。
この結論に辿り着くまで、どれだけの時間を要したか。
答は酷く簡単で、俺は何を悩んでいたんだ、と苦笑しました。
その答は、仲間を持って、仲間を想って初めて気がつくものだ、と
本人は一向に気付きませんでした。
この想いが膨らんで、心の中を少女が占めるのは、時間はそういらなかった。
>
>>「物好きなんかじゃないわよ。あたしだって…いや、アメリアみたいに
>>飛び出していくなんてしないけど。相手がガウリィだろうがゼルだろうが、
>>身体が勝手に動いちゃうでしょ。仲間だもん」
>>乾杯、とグラスを鳴らせて一口含んだ。
>>「そうか…」
>>「仲間ってそんなもんでしょ?もっとも――」
>>あの子があんたに対する気持ちは違うものだけどね、と言って席を立った。
>>「なんでもかんでも一人でしょいこまなしでよ?一応あたしにだって
>>話し相手ぐらいは出来るんだから」
>>ぴしっとゼルの額にでこぴんして部屋に戻っていった。
>ああ、なんかいいなぁ、こういうの。
ゼルとリナは『仲間』でもあり、『親友』でもあります。
男女間でなくては話せないような話題とか、酒を飲みつつ語り合っているんでしょうね。
>>「気持ち……か」
>>俺はあいつのことどう思っているんだろう。
>>大切ってことは身にしみて分かってる。
>>その『大切』ってどんな気持ちなんだ?
>>恋愛感情…ってやつ…か?
>>わからない。
>・・・この鈍感。
うちの魔剣士は自分の気持ちだけには鈍感です。
他人の気持ちなら、いくらでも読み取れることが出来ますが・・・
>>少なくとも、あいつの『好き』と俺の『好き』は違うんだろうな。
>>俺は昔から独占欲が強い。
>>あいつを本気で欲しいと思っているなら、
>>自分だけのものにして、隠してしまうかもしれない。
>>そんなの…太陽のようなあいつには似合わない。
>・・・ゼル・・・独占欲強・・・OK!(え)
>ゼルって独占欲強いと思います。男の嫉妬は女の5万倍っていうじゃないですかv(ホントかよ)
ゼルって意外と熱いとことかあるじゃないですか?
そんなとこから、ゼルって
『自分だけのものにしたい。こいつの笑顔は俺だけのものだ』
タイプだと想うんですよ!
>でも、ゼルは↓
>>たとえ欲しいと思ったとしても
>>あいつの未来を変えてしまうくらいなら
>>閉じ込めてしまおう
>>感情のコントロールなんて慣れたものだ
>>俺一人が抑えてしまえば
> ・・・って思ってるんですね。
そーなんです。
独占欲強いくせに、相手を想う気持ちのほうが強いものですから…
>これが「愛」なんだと思います。
でもゼルはわかっていません。鈍感…
>自分の欲のままに行動する人は、相手の気持ちなど考えていません。それはストーカーと同じです。
> ストーカーっていうのは、結局は自分が一番大事なんです。
> でも、本当に相手が大切なら、何より相手を思いやるはずです。
> 相手を不幸にするくらいなら、自分はいくらでも犠牲になる。
> 相手を傷つけ、泣かせ、苦しめたくなんかない。
> それは好きだから。本当に、相手の幸せを願うから。
>ゼルは本当にアメリアのことが大事なんですね。でもね、ゼル。アメリアはそれは望んでいないよ。それに、私は貴方が苦しむ姿も見たくない。
相手を想う気持ちでいうなら、ゼルとアメリアは同じです。
どちらも相手が苦しむ姿なんて見たくない、と思い、
それなら自分のほうが。と。
お互いを思いやり過ぎて、上手くいかないこともあり、ぶつかり合って。

>>そーいえば、リナとゼルの二人っきりなんて書くの初でした。
>>ちこっと悪戯心が芽生えて、打ってみた――けど、その部分消しました。
>>ゼルリナはやだい!(ゼルリナ派の方すみません)
> その通おおおおりいいいいい!!!
> ゼルリナだけは勘弁して欲しいです。私はゼルの相手はアメリアしか許さねぇっ!ってヤツなんです;
やっぱゼルアメですよね!私はゼルアメ←ゼロスなんてのも好きですがv
> ゼルとリナは「親友」だと思います。そういうのは好きですv
> 男女間の友情っていいですよね♪励ましあえる友人ですよね。
お互いパートナーのこと愚痴り合ったりv
あぁ良いですぅvvリナとゼルはこーでないと!!
>
>・・・長々とすみませんでした。おまけにところどころ意味不明ですね;
> 自分でも書いててなんじゃコリャと思ってたので・・・ダメじゃん・・・
>「わかったような口きくんじゃねェ」と思われたかも知れませんが、飽くまで個人的解釈ですので;こんなこと考えたよぉという感想です。
>
> 毎度ですが爽耶さんのお話は、深く考えさせてくれます。
> 脳のシワも増えるサ(笑)本当にゼルアメが好きなんですねv
さゆるさんのレスはいつもいつも、深いところまで読み込んでくれたんだ、
と感じるもので、とても嬉しく思いますv
自分の中のイメージがそのまま伝わったようで…
私もさゆるさんみたいなレスが出来るようになりたいですぅ。
>
> 爽耶さん、ここまで読んでくださってありがとうございました。
> 次回も待って、あすv
なるべく早くに――ツリー落ちないように頑張るです!
では。次回も楽しみ(うー楽しめるかどうか・・・)にしていてください!

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28399memory of soul (2)蒼 爽耶 E-mail URL2003/11/30 02:36:28
記事番号28183へのコメント


このままじゃツリー落ちちまう!
ってなわけで、急いで続き書きます。

では、本編へ。

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-



  ◇ memory of soul ◇



翌日。

「よぉし!今日こそは見付けてやっかんね!アメリア!!
――っとその前にあっさごはーん♪」
窓から身を乗り出し、近所迷惑と言われんばかりの声量で叫ぶ。
自分に『あと数時間しかないのだ』と釘を刺すために。
タイムリミットが近付いていると言っても、いつもと同じように
振舞わなければならない。
時間制限のことをゼルに感付かれてはならないから。
リナは階段をゆっくり下りて、相方の姿を探した。
「あっ、ゼルおっはよー」
手をひらひらさせて、自分の席についた。
「あぁ。今日は早いな」
にっとからかうような笑み。
「そりゃそーよ。のんびりしてるわけにもいかないからねー。
 あっ!おばちゃん、あたしモーニングセット三人前〜」
「俺もそれを――一人分」

ポーカーフェイスは得意なほう。
相手に簡単に心を読まれるようじゃ、まだまだ半人前だって
姉ちゃんに耳にタコ出来るほど言われたし。
あっ、でも…その…ガウリィにだけはどーもね…
ってあたし誰に何言ってんだか。

「おい。何一人で百面相やってんだ」
「へ?」
リナは言われて初めて気付いた。
ぼそぼそ呟きながら――ゼルの言う通り百面相していたことに。
「あ、いっな何でもないわよ!」
顔を赤らめてそっぽを向く。
「くっ…やっぱり旦那がいないと調子が出ない――か?」
「っに!……」
返す言葉がなく、黙り込むリナ。
対するゼルは、日頃の仕返しだと言わんばかりに肩を震わせている。
そうこうしてる内に、料理が届いた。


「さて、どーするか」
「やはり外の世界のどこか…か…」
外の世界、と言われているのは、結界の外の世界のことだ。
『ダークスター』との決戦の後に、内と外の世界の代表者による
会談が開かれ、結界の中にあった国々のことを『内の国』又は『中の世界』
結界の外にあった国を『外の世界』『外の国』と呼ばれるようになったのだ。
昨日、外の世界まで来たものの、既に日暮れに差し掛かっていたので、中断し、
近くの街で宿をとったのである。
「アメリアと何かあった場所、あらいざらい吐いてもらいましょーか。
別行動多かったし」
「何かあったって…お前なぁ」
「はぁい!ちゃっちゃとするー!」
ゼルは複雑な面持ちで頬を掻き、地図を指差しながらあった出来事を説明していった。

「大体目星はついたわね。じゃあしゅっぱーつ!」
「…はぁ」
ゼルはとんでもないことを知られてしまった、と内心頭を抱えていたのだが、
当のリナは、そんなこと微塵も気にしちゃいなかった。


アメリアの性格を考えて、リナなりに場所は絞ってあたっていた。
だが、相変わらずHITはなし。
ここは古代竜の神殿。
四人が別れたここなら、と最後の希望だったのだが。
ひょっとしたら、乙女心をこれっぽっちも理解してなさそーな
ゼルが覚えてないようなトコかもしれない。
「ねぇ、ゼル。他にないわけ?」
早くしないと、間に合わない。
魂を見付けられたとしても、セイルーンに着くまで、アメリアの肉体に
戻すまでの時間もいるのだ。
「……もしかして、あそこ…か?」
ゼルはふらりと歩き出した。
「えっちょっとゼル!」
リナもその後に続いた。


見渡す限りの緑。
別れたときと変わらない風景。
あの時は気付かなかったが、草原の中の一箇所。
一箇所にだけ白い小さな花たちが咲いていた。
ゼルは花の前で膝をつき、触ると壊れてしまいそうな花を手で包んだ。
「ここで俺達は別れた…ここでこいつに渡されたんだ……」
アミュレットを取り出す。
「………アメリア…」

  パァァ

「っ!!」
アミュレットがアメリアの名に呼応して、輝く。
そして、花々の内の一輪が無数の光となり、人型を造り始めた。
真っ白のワンピースを着て、今にも消えてしまいそうに透けた身体だったが、
紛れもないアメリアだった。
「……っ…」
ゼルがアメリアの身体を支えた。
魂のアメリアには求めていた温もりはなかった。
「えーと、ゼル?」
リナが居心地悪そうに言う。
「帰らないと…ちょっとヤバイ」
「…?」
アメリアを抱いたまま振り返る。
「とにかく帰るのよ!」
「わ、わかった」
ゼルはアメリアを抱えて呪文を唱えた。
一方リナは焦っていた。

ちょっちヤバイわ…
この様子だと、南中まで後数十分てところかしら…
間に合わないとアメリアは…

ぎり、と唇を噛む。
あたしに不可能はない。諦めるなんて許さない。
「ゼル落ち着いて聞いてね」
「何だ」
「あんたに話すとどうなるかわからなかったから。
この太陽がてっぺんに来るまでに魂を戻さないと、アメリアは生き返らない」
「なっ?!」
背中からゼルの動揺が伝わってくる。
「苦情なら後で聞くわ。セイルーンに戻ったら、今からあたしが言うことに
従って。いい?まず――」

「――わかった」
「頼んだわよ」

刻一刻と太陽は移動していく。
それと共にアメリアの魂も透けていっていた。

肉体から離れた魂の瞳は閉じられたまま。



                           To Be Continue


-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-++-+-+-+-

もう最後らへんヤケになって書きました。
おかげで意味不明な文に…(汗
すいません。許して下さい。

ア:私ちゃんと生き返るんですかぁ?
爽:ををっ!久々のトークだ!
  うーん。ネタばれになるからあまり言いたくない――ってもうばれてるか
ア:答えて下さいよぅ!
爽:よしよし。ちゃぁんと生き返らせてあげるって。(なでなで)
ア:よかったぁ。(ほぅ)
ゼ:…おい
爽:げっ(こききーん)
ア:あっゼルガディスさんv
ゼ:……(抱き寄せあーんど睨みっ)
ア:うにゃっ
爽:……えーと
ア:ゼルガディスさん!私ちゃんと生き返るんですよ!
  よかったですvもう離れたくないですぅっ(ぎぅv)
ゼ:…そうだな
爽:(二人の世界に入っちゃったよもう…)
ア:にゅー。ゼルガディスさんもぎゅーってやって下さいよぉ。
  ぎゅーって!(上目遣い)
ゼ:(うっ)
爽:(おぉっとぉ!魔剣士の弱点を上手くついたなアメりん!!)
ゼ:……………(ちょっとだけぎゅっ)
ア:えーへへーvv
爽:ぐはぁっ(オーラにあてられた)


二人はほっといて終わっちゃいます。
頭ん中『とうもろこしだボンバー☆』なのでトークも危うかった…
あぁ、ほのぼの書きたいな〜。

では。また。