◆−夜宵さん、例のものです(その1)(司は偽者っぽいです(笑))−煌天由亜 (2003/11/28 23:48:14) No.28380 ┣お、男前だ!!−夜宵 吹雪 (2003/11/29 18:43:56) No.28388 ┃┗Re:・・・・嬉しくない−煌天由亜 (2003/11/29 20:28:07) No.28393 ┣夜宵さん、例のものです(その2)(ディスはかなり心許しています)−煌天由亜 (2003/11/30 23:02:50) No.28414 ┃┗どーなるんだろ、この2人。−夜宵 吹雪 (2003/12/1 21:11:42) No.28434 ┃ ┗私と同じ理由か・・・・・・(by・永蓮)−煌天由亜 (2003/12/1 22:33:45) No.28437 ┗夜宵さん、例のものです(おまけ)(ギャグ150%+ドシリアス85%(?))−煌天由亜 (2003/12/3 23:49:04) No.28464 ┗成分表示が235%!100%を越えている!!−夜宵 吹雪 (2003/12/4 19:52:50) No.28471 ┗Re:成分表示, 間違えてる!!(正確には、15%と85%です)−煌天由亜 (2003/12/4 21:12:16) No.28477
28380 | 夜宵さん、例のものです(その1)(司は偽者っぽいです(笑)) | 煌天由亜 | 2003/11/28 23:48:14 |
≪さあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。 今回語る・・もといお見せするのは、上條司と煌天由亜の邂逅のお話。 えっ?本業の骨董品屋と喫茶店はどうしたかって? 最近、不景気でね―、 バイトでもしないとやってけないんわ・・・・・・・・・って何喋らせてんだい、お客さん。 今回の2人は、不良と不良じゃないが不良の元締めである。 だから、出会ったのもそれがらみである ≫ 喧嘩の華―二人の邂逅―(司+由亜) 私は 小さい頃から古武術をやっていた 男相手でも 一対一なら負けた事がない 『さすが、師範の娘さんですね』 私も、一人娘だし後を継ぐのが当然だと思ってた だけど、12の時師範に・・・・父にこういわれた 『当家は、第一分家の嫡子に継がせる』 ・・・ふざけるな 小さい頃から武術に打ち込んだのは何の為? 道場を・・・・・父の後を継ぐためだ。 ・・・・・・私は、その後やさぐれた 中二になる頃には、≪流錐星の煌(コウ)≫と呼ばれるようになっていた。 スレイヤ―ズ学園に入った時、不良どもに潰されかけたが それを撃退したら、撃退したらで番長に奉り上げられてしまった ・・人に関わるのが面倒だったから、ちょうど良かった気もしたが それでも、付きまとわれるのは鬱陶しかったが ・・・あいつに出会ったのが、私が、高二になる前の春休みの事だったから ・・・・私が、高二 あいつも春から高一になるときのことだった・・・・・・ あれは、近くの中高一貫高だったと思う。 中学生の手引きなら、油断するだろうと思ったのだろうが、その程度で私に勝てると思っていたのだろうか? いや、そう思っていたのだろう。 女と見て、甘く見られているな。 その日は日曜だった。 喧嘩になるだろうとおもって、黒のスラックスにハイネックその上にべ―ジュのトレンチコ−トだった 男の子みたいだったが、武器の類いを隠せたから良かったのだと思う 「やっちまえ〜。」 3流以下のリ−ダ−格の号令によって、雑魚数十人が由亜に押し寄せてくる。 「美味いゴマ団子を食わせてくれた礼だ。 抵抗しなければ、楽に気絶させてやる。」 好物のゴマ団子・・しかもハス餡だったので、私は機嫌が良かった。 だから、そう叫んだ。 リ−ダ−格とその側近数人が、10分後に立っていた敵の全てだった。 「助太刀してやる。」 そう言って、向こう方についたのは、今よりやや幼い上條司だった。 展開が一方的だったから、仕方ないといえば、仕方ない。 「お前、こいつらの仲間か?」 「そんなんじゃねえよ。 俺は、弱い物イジメが嫌いなだけだ。」 こっちが、仕掛けられたんだけどね。 まあ、こいつのほうが、強そうだったので、速攻で眠らせて、こいつのと打ち合いに興じた。 初めてだった。 私と同等に打ち合えるやつであったのは。 「ねえ、外に出ない? 広いほうが楽しそうよ?」 「そうか。」 私とあいつは外にでた。 死屍累々と重なった男たちを置いて。 コ−トは,もう脱ぎ捨てている。 今、手元にあるのは、折畳式の棒と流錐星だけだった 2人とも満身創痍。 途中で、小刀一束と短剣を奪われたのは痛かったかな。 「おニィさん、決着付けん?」 「・・・いいぜ。」 両者は構えた しばしの沈黙。 その中で、葉が一枚木を離れる。 タンッ ザッ ほぼ同時に駆け出した。 あいつの拳を私が避け、その反動を利用して流錐星を腰に当てる。 「チェックメイト・・・・・かな?」 「まだ・・・・・・お前、女か?」 「えっ?」 その時の交差で、脇下の部分の服とその下のサラシが裂けて胸の形がハッキリしていた。 「・・あ、うん、そうだな。」 「でぇぇぇ〜、女に拳向けちまったぁ〜。」 「もう終わり?」 「終わりに決まってんだろ。」 「なら、家に来い。 傷の手当てぐらいはしてやる。」 「いい、遠慮・・。」 「夕飯も食ってくか? 今日は 父達がいないから母も喜ぶ。」 「・・・行く・・・・。」 帰って、応急処置をして、ご飯食べて、ちゃんとした手当てしていたときの事。 「知り合いに、ディスティアっている?」 「私の文通相手で、一月前から来ている交換留学生。」 私の部屋の写真立ての青い銀髪の少女と私の写真を見てこいつはそう言った。 「へえ、お前が煌天由亜か?」 ベットと本棚、勉強机と低いガラステ−ブルとチェストそれが、私の部屋にある家具のほとんどだ。 あとは備え付けのクロ―ゼットがあるくらいだ。 「そうだ。 ・・・・何故?」 「しばらく前に、不良に絡まれてる先輩を助けて。 んで、そん時にスレ学の高等部だって聞い・・・ってぇ!!。」 「すまん、力入れすぎた。」 私は、そこにいタって、名前も聞いてない事に気がついた。 「名前は?」 「上條司だ。」 「では、司。 夕飯や昼飯なら、奢ってやる。 せっぱづまったら、2年の私のところに来い。」 「ゴタゴタとかでも、相談にくるといい。 どうせ、不良がよく来るからな。」 こうして、彼らの微妙な友情が始まった。 「さて、ディスとどうやって、結ばせるか・・。 ・・・永蓮にでも、相談するか。」 +――+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ ユア:さて、終わりました。 由亜:・・・・そんなに男っぽいか? 司 :うん、マジで、男かと思ったし。 由亜:・・・・・・・(怒りのオ−ラ) ユア;気持ちはわかる。 まあ、彼よりも身長高いしね。 司 :どのくらいだ? ユア:君+8センチかな。 由亜:ちょっと来い。 (由亜は、ユアを連れて楽屋裏に) 由亜:まあ、夜宵さん、この中の設定は自由に使っても良いそうだ 司 :(闇に葬られたかな・」・・・・) 由亜:では、また何処かで。 司 :うんじゃ。 ユア:司の偽者度が高くすみません |
28388 | お、男前だ!! | 夜宵 吹雪 E-mail | 2003/11/29 18:43:56 |
記事番号28380へのコメント >≪さあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。 > 今回語る・・もといお見せするのは、上條司と煌天由亜の邂逅のお話。 > えっ?本業の骨董品屋と喫茶店はどうしたかって? > 最近、不景気でね―、 白亜:まあ大変。 吹雪:お前が言うと全然大変そうじゃないな。 白亜:そう? > バイトでもしないとやってけないんわ・・・・・・・・・って何喋らせてんだい、お客さん。 白亜:・・・・俺は何も言ってないけど。俺が悪いの? 吹雪:あ、あはははは・・・(乾いた笑い) > 今回の2人は、不良と不良じゃないが不良の元締めである。 > だから、出会ったのもそれがらみである ≫ 吹雪:うし!行くぜ司! 司:へーへー・・・・。 >私は 小さい頃から古武術をやっていた > >男相手でも 一対一なら負けた事がない > >『さすが、師範の娘さんですね』 > >私も、一人娘だし後を継ぐのが当然だと思ってた 司:だからあんなに強いのか。 白亜:さすがばんちょー。 >小さい頃から武術に打ち込んだのは何の為? 白亜:でもやってて損はないと思う。 吹雪:うんうん。 司:でも何かあっさり見捨てたみたいだな、このオヤジ。 >スレイヤ―ズ学園に入った時、不良どもに潰されかけたが > >それを撃退したら、撃退したらで番長に奉り上げられてしまった 吹雪;ちなみに。つかちゃんは高校から編入しました。 司:ま、近いからって理由で・・・・。 >「助太刀してやる。」 >そう言って、向こう方についたのは、今よりやや幼い上條司だった。 >展開が一方的だったから、仕方ないといえば、仕方ない。 映斗:をを、弟よ。やるではないか。 司:って何でテメーがここにいるんだ!? 吹雪:あっはっは、気にするな。 >「お前、こいつらの仲間か?」 >「そんなんじゃねえよ。 > 俺は、弱い物イジメが嫌いなだけだ。」 >こっちが、仕掛けられたんだけどね。 >まあ、こいつのほうが、強そうだったので、速攻で眠らせて、こいつのと打ち合いに興じた。 >初めてだった。 >私と同等に打ち合えるやつであったのは。 吹雪:映斗とケンカばっかしてましたからねぇ・・・。 白亜:おかずの取り合い、テレビの主導権が主らしい。 >「チェックメイト・・・・・かな?」 >「まだ・・・・・・お前、女か?」 >「えっ?」 >その時の交差で、脇下の部分の服とその下のサラシが裂けて胸の形がハッキリしていた。 >「・・あ、うん、そうだな。」 >「でぇぇぇ〜、女に拳向けちまったぁ〜。」 映斗:司、責任とって婿に行け。 司:誰がだ!!(顔真っ赤) >「もう終わり?」 >「終わりに決まってんだろ。」 >「なら、家に来い。 > 傷の手当てぐらいはしてやる。」 >「いい、遠慮・・。」 >「夕飯も食ってくか? > 今日は 父達がいないから母も喜ぶ。」 >「・・・行く・・・・。」 吹雪:飯で釣られるところが彼らしいですね(笑) >こうして、彼らの微妙な友情が始まった。 吹雪:素適な出会いですね!! >「さて、ディスとどうやって、結ばせるか・・。 > ・・・永蓮にでも、相談するか。」 白亜:俺も協力するー。司は好きだからねー。 吹雪:ふふふ、素適な展開だ・・・! >ユア:さて、終わりました。 >由亜:・・・・そんなに男っぽいか? >司 :うん、マジで、男かと思ったし。 >由亜:・・・・・・・(怒りのオ−ラ) 司:って武器を構えるなよ? 吹雪:男前と言いなさい。 >ユア;気持ちはわかる。 > まあ、彼よりも身長高いしね。 >司 :どのくらいだ? >ユア:君+8センチかな。 >由亜:ちょっと来い。 > >(由亜は、ユアを連れて楽屋裏に) 吹雪:ユアさーん? 白亜:返事がないただの屍のようだ。 吹雪:ってドラ○エか!?縁起でもないことを言うなよな! >由亜:まあ、夜宵さん、この中の設定は自由に使っても良いそうだ >司 :(闇に葬られたかな・」・・・・) >由亜:では、また何処かで。 >司 :うんじゃ。 > > > >ユア:司の偽者度が高くすみません 吹雪:いーえ!ばっちりですよ!! 司:さんきゅ。じゃ・・・後は本編でな! |
28393 | Re:・・・・嬉しくない | 煌天由亜 | 2003/11/29 20:28:07 |
記事番号28388へのコメント >>≪さあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。 >> 今回語る・・もといお見せするのは、上條司と煌天由亜の邂逅のお話。 >> えっ?本業の骨董品屋と喫茶店はどうしたかって? >> 最近、不景気でね―、 > >白亜:まあ大変。 >吹雪:お前が言うと全然大変そうじゃないな。 >白亜:そう? 延:実際客いないしなぁ > >> バイトでもしないとやってけないんわ・・・・・・・・・って何喋らせてんだい、お客さん。 > >白亜:・・・・俺は何も言ってないけど。俺が悪いの? >吹雪:あ、あはははは・・・(乾いた笑い) ユア:ちなみに、延は人間じゃないので変な所で感が良かったり > >> 今回の2人は、不良と不良じゃないが不良の元締めである。 >> だから、出会ったのもそれがらみである ≫ > >吹雪:うし!行くぜ司! >司:へーへー・・・・。 ディス:がんばってくださいね > > >>私は 小さい頃から古武術をやっていた >> >>男相手でも 一対一なら負けた事がない >> >>『さすが、師範の娘さんですね』 >> >>私も、一人娘だし後を継ぐのが当然だと思ってた > >司:だからあんなに強いのか。 >白亜:さすがばんちょー。 ユア:多人数でも結構やりますしね > >>小さい頃から武術に打ち込んだのは何の為? > >白亜:でもやってて損はないと思う。 >吹雪:うんうん。 >司:でも何かあっさり見捨てたみたいだな、このオヤジ。 ユア:古臭い大和男児なので。 > >>スレイヤ―ズ学園に入った時、不良どもに潰されかけたが >> >>それを撃退したら、撃退したらで番長に奉り上げられてしまった > >吹雪;ちなみに。つかちゃんは高校から編入しました。 >司:ま、近いからって理由で・・・・。 ユア:由亜も転入になりまス > >>「助太刀してやる。」 >>そう言って、向こう方についたのは、今よりやや幼い上條司だった。 >>展開が一方的だったから、仕方ないといえば、仕方ない。 > >映斗:をを、弟よ。やるではないか。 >司:って何でテメーがここにいるんだ!? >吹雪:あっはっは、気にするな。 由亜:・・・気にしたら、負けよ > >>「お前、こいつらの仲間か?」 >>「そんなんじゃねえよ。 >> 俺は、弱い物イジメが嫌いなだけだ。」 >>こっちが、仕掛けられたんだけどね。 >>まあ、こいつのほうが、強そうだったので、速攻で眠らせて、こいつのと打ち合いに興じた。 >>初めてだった。 >>私と同等に打ち合えるやつであったのは。 > >吹雪:映斗とケンカばっかしてましたからねぇ・・・。 >白亜:おかずの取り合い、テレビの主導権が主らしい。 由亜:でも、楽しかったな 父以外で打ち合って楽しかったのはこいつが始めて > >>「チェックメイト・・・・・かな?」 >>「まだ・・・・・・お前、女か?」 >>「えっ?」 >>その時の交差で、脇下の部分の服とその下のサラシが裂けて胸の形がハッキリしていた。 >>「・・あ、うん、そうだな。」 >>「でぇぇぇ〜、女に拳向けちまったぁ〜。」 > >映斗:司、責任とって婿に行け。 >司:誰がだ!!(顔真っ赤) 由亜:気にしてない。 ・・・そういえば、嘘になるが、怒ってはいない > >>「もう終わり?」 >>「終わりに決まってんだろ。」 >>「なら、家に来い。 >> 傷の手当てぐらいはしてやる。」 >>「いい、遠慮・・。」 >>「夕飯も食ってくか? >> 今日は 父達がいないから母も喜ぶ。」 >>「・・・行く・・・・。」 > >吹雪:飯で釣られるところが彼らしいですね(笑) ユア:なんとなく、やって見ました > > >>こうして、彼らの微妙な友情が始まった。 > >吹雪:素適な出会いですね!! ユア:一応、友情ですので。 まあ、いい喧嘩友達? > >>「さて、ディスとどうやって、結ばせるか・・。 >> ・・・永蓮にでも、相談するか。」 > >白亜:俺も協力するー。司は好きだからねー。 >吹雪:ふふふ、素適な展開だ・・・! 由亜:じゃあ、つなぎになってくれるか? ・・えっと、授業中は昼寝の白亜君 > >>ユア:さて、終わりました。 >>由亜:・・・・そんなに男っぽいか? >>司 :うん、マジで、男かと思ったし。 >>由亜:・・・・・・・(怒りのオ−ラ) > >司:って武器を構えるなよ? >吹雪:男前と言いなさい。 由亜:・・・・女だ、私は。 > >>ユア;気持ちはわかる。 >> まあ、彼よりも身長高いしね。 >>司 :どのくらいだ? >>ユア:君+8センチかな。 >>由亜:ちょっと来い。 >> >>(由亜は、ユアを連れて楽屋裏に) > >吹雪:ユアさーん? >白亜:返事がないただの屍のようだ。 >吹雪:ってドラ○エか!?縁起でもないことを言うなよな! 由亜;半殺しで止めておいた > >>由亜:まあ、夜宵さん、この中の設定は自由に使っても良いそうだ >>司 :(闇に葬られたかな・」・・・・) >>由亜:では、また何処かで。 >>司 :うんじゃ。 >> >> >> >>ユア:司の偽者度が高くすみません > >吹雪:いーえ!ばっちりですよ!! >司:さんきゅ。じゃ・・・後は本編でな! ユア:あとは、ディスちゃんとのです。 明日入れれると思います それでは > |
28414 | 夜宵さん、例のものです(その2)(ディスはかなり心許しています) | 煌天由亜 | 2003/11/30 23:02:50 |
記事番号28380へのコメント ユア:語り部は、今回 道化師がします ―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+― ≪さあさあ、今回は、ディスティア・ペシュテルと上條司の邂逅のお話だ。 2人が結ばれれば、馴れ初め話となるお話だねぇい。 時は、本編より一年前の春休みも間近のある放課後。 場所はある橋の下であった。 それでは、開演と相成ります〜るぅ。≫ +恋は、一目見た時からは始まった+ それは、前回話したお話よりも2週間前のこと。 高校も春休み間近という放課後の事だった。 いつでも何処でも、女の子にいけないことしようとする輩入るもので。 そんな下衆に、ヒロイン・ディスティアは橋の下へだまされ連れて行かれてしまった。 当然ながら、抵抗はする。 ディ−ムやラヴェも手伝うが、ディスティアから『人は傷付けないで』と厳命されているので力もロクに仕えない。 『ディスティア様!!』 『マスタ―。 こいつら、風で切り刻んでもいい?』 「だめっ!!」 「大人しくしていれば、悪いようにはしないぜぇ、くっくく・・・・」 げひたた笑い声とともに、10数人の男は、一気にディスティアに迫る。 『マスタ-!!』 『ディスティア様!!!!』 ズシャ そんな音とともに後方にいた何人かは、蹴り飛ばされ、地面と抱擁する。 「女の子相手に何やってんだよ?」 黒髪、黒目の典型的な日本人の少年だった。 『マスタ―、俺たちは隠形してるぜ。』 ディ−ムの声が消え、下衆が逃げ、助けてくれた少年が血を流し倒れもディスティアは動けなかった。 「よう。大丈夫か?」 息を荒くしながらも、少女を気遣う少年。 「・・・・血・・・・」 「・・刺されちまったんだな。 くそ、こんな事ならくそ兄貴、もっと張った押しておくんだった。」 「・・・哀しんでくれる家族がいるんだ。」 「・・えっ?」 少女の一言を少年が理解する前に、少女はこう呟く。 「ディ−ム、ラヴェ、この人を死なせないで。」 それは、大きくなかったが真剣な響きを帯びていた。 『イエッサ―、マスタ―。』 『承知いたしました。』 濃淡様々な緑のインドの鬼神風の衣装の青年と白い肌と服の黒縁以外はラベンダ―色の喪服の女性が姿を現し、司の腹の傷を塞いだ。 「ありがとう、助けてくれて。」 頬の腫れた部分に濡らしたハンカチをあてがいながら、ディスティアは少年にお礼を言った。 「大丈夫っすか、先輩こそ?」 「えっ。」 「俺も、4月からスレ学に入学するんです。」 「そうなの? そう言えば、名前は? 私は、ディスティア・ペシュテル。 2月に、交換留学でこっちに来たの。」 ディスティアの顔にやっと笑顔を浮かべる。 「俺は、上條司。 さっきも言ったけど、今度のスレ学に入学すんだ。」 そして、笑顔を交えた歓談をする2人 しかし、それも司の一言で崩れた。 「俺、どうしようもねえ兄貴が家族なんすけど、先輩の家族ってどんな人らなんすか?」 司がそう言った瞬間、ディスティアの顔から笑顔が消える。 「どうしたんすか?」 「いいわね。 笑い合えて、哀しんでくれる家族がいて。」 寂しげにそう言った。 『すっごい、先輩可愛い』と思いつつ司はこう聞いた。 「どうしたんすか?」 「私にはね、母が違う兄とその母と祖母がいるの。 きっと、3人とも私と母を恨んでいるわ。 17年前にね、私の母と父は、母の母国のロシアにまで駆け落ちしてるもの。 5歳の時に奥さんが怒鳴り込んできてね、結局離婚したらしいの。 その父さんも、8歳の時に・・・・・。 母も3ヶ月前にね・・・・・。」 「すんません、聞いちゃいけないことだった見たいっすね。」 「いいのよ。 10年ぐらい前から、『足長おじさん』がお金を出してくれたから、生活には困らなかったし、 三ヶ月前に、交換留学生に決まったって、手紙に書いたら喜んでくれたから、『足長おじさん』も家族みたいな物かな。」 ディスティアは、知るよしもないが、『足長おじさん』とは、スレ学・高等部・現国教師であり、異母兄の志崎涼一である。 彼は、匿名で10年前からお金を送りつづけているのである。 麗しき兄妹愛である。 ぐぅぅぅ〜〜 しんみりとしてしまった雰囲気の中に司のお腹の音が鳴り響く。 「・・・・っあははっははは。」 思わず、ディスティアは吹き出してしまった。 「・・・ねぇ、お腹の傷は終わっているけど他の場所まだだし、手当てついでにご飯食べてってくれませんか? ・・・1人だと寂しいですから。」 最後の呟きにほだされたか、それとも夕食に釣られてか司は付いて行った 後日談――――。 「由亜さん。 一つ聞きたい事あるんですけど?」 「なに?」 「一週間前に、助けてもらった司くんにちゃんとお礼したいんだけど、名前しか知らなくて・・・・・・。」 「それって、上條司?」 「何で知ってるんですか?」 由亜の半ば呆れたような言葉にディスティアは驚きの声を上げた。 「一昨日の定期連絡の資料の中に、今度の一年の要注意リストの中にそんなのがあったからね。 ・・まぁ、なんとなくリストからは抜いておいたけど。」 「・・・・・・よかった。」 ディスティアはほっと胸を撫で下ろす。 「・・好きなの?」 「えっ・・あの・・・・その。」 ディスティアは、赤くなりしどろもどろになりながらこう答えた。 「・・うん、そうみたい。」 「じゃ、応援するわね。」 この10日後の日曜日に、 由亜と司は出会い そして、その一年後 スク―ル・オブ・ミステリ−ワ―ルドが始まる。 ―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ ユア:コメントの仕様がないと言うか、 ディスティアの傾向に自己分析して眩暈がしたので、にげたいです ディスの傾向は、自分がピンチになったときに助けてくれた人に惚れる・ 紅屍もそのパタ―ンである。 では、終わります |
28434 | どーなるんだろ、この2人。 | 夜宵 吹雪 E-mail | 2003/12/1 21:11:42 |
記事番号28414へのコメント >≪さあさあ、今回は、ディスティア・ペシュテルと上條司の邂逅のお話だ。 > 2人が結ばれれば、馴れ初め話となるお話だねぇい。 > 時は、本編より一年前の春休みも間近のある放課後。 > 場所はある橋の下であった。 > それでは、開演と相成ります〜るぅ。≫ 白亜:なんか笑点みたい。 >+恋は、一目見た時からは始まった+ 吹雪:人目見たその日から恋の花咲くこともある(笑)いい言葉だよなぁ。 >それは、前回話したお話よりも2週間前のこと。 >高校も春休み間近という放課後の事だった。 >いつでも何処でも、女の子にいけないことしようとする輩入るもので。 >そんな下衆に、ヒロイン・ディスティアは橋の下へだまされ連れて行かれてしまった。 吹雪:美しさは時として罪になるかもしれない。 B:・・・・少々納得できないんですけど。それ。 >「大人しくしていれば、悪いようにはしないぜぇ、くっくく・・・・」 >げひたた笑い声とともに、10数人の男は、一気にディスティアに迫る。 吹雪:その意力を勉学へ向ければ・・・・。ご両親は泣いておりますよ。チンピラさん(笑) >「・・・・血・・・・」 >「・・刺されちまったんだな。 > くそ、こんな事ならくそ兄貴、もっと張った押しておくんだった。」 >「・・・哀しんでくれる家族がいるんだ。」 >「・・えっ?」 吹雪:クソ兄貴だけですが。 司:マルヒ設定なんだが。俺の両親はいない。つーか殺された。 吹雪:んでその敵を討つために、兄貴は暗殺者家業をしている、と。 司:一応カタキは取った設定だ。まー、大したことないんだが。 >「俺、どうしようもねえ兄貴が家族なんすけど、先輩の家族ってどんな人らなんすか?」 >司がそう言った瞬間、ディスティアの顔から笑顔が消える。 吹雪:ええ。どうしようもない兄貴ですね(笑) 司:あー!やけに財布が軽いって思ったら・・・、中身がねぇ!!競馬に言ったかクソ兄貴!! 吹雪:気付けよ(笑) >「いいのよ。 > 10年ぐらい前から、『足長おじさん』がお金を出してくれたから、生活には困らなかったし、 > 三ヶ月前に、交換留学生に決まったって、手紙に書いたら喜んでくれたから、『足長おじさん』も家族みたいな物かな。」 >ディスティアは、知るよしもないが、『足長おじさん』とは、スレ学・高等部・現国教師であり、異母兄の志崎涼一である。 >彼は、匿名で10年前からお金を送りつづけているのである。 >麗しき兄妹愛である。 吹雪:そして校長を脅して学校に潜入している(笑) 白亜:詳しいことは吹雪が書くから。 >ぐぅぅぅ〜〜 >しんみりとしてしまった雰囲気の中に司のお腹の音が鳴り響く。 >「・・・・っあははっははは。」 >思わず、ディスティアは吹き出してしまった。 >「・・・ねぇ、お腹の傷は終わっているけど他の場所まだだし、手当てついでにご飯食べてってくれませんか? > ・・・1人だと寂しいですから。」 >最後の呟きにほだされたか、それとも夕食に釣られてか司は付いて行った 吹雪:いいなぁ、ほのぼのしてて。 >「一昨日の定期連絡の資料の中に、今度の一年の要注意リストの中にそんなのがあったからね。 > ・・まぁ、なんとなくリストからは抜いておいたけど。」 吹雪:まあ、つかちゃんは一応不良っぽいんですよね。だけどとっつきやすい理由はやっぱ・・・。 白亜:お金がない。びんぼーだから。 >「・・・・・・よかった。」 >ディスティアはほっと胸を撫で下ろす。 >「・・好きなの?」 >「えっ・・あの・・・・その。」 >ディスティアは、赤くなりしどろもどろになりながらこう答えた。 >「・・うん、そうみたい。」 >「じゃ、応援するわね。」 > > > > >この10日後の日曜日に、 > >由亜と司は出会い > >そして、その一年後 > >スク―ル・オブ・ミステリ−ワ―ルドが始まる。 吹雪:そして。物語は幕を開ける・・・・。 >ユア:コメントの仕様がないと言うか、 > ディスティアの傾向に自己分析して眩暈がしたので、にげたいです > ディスの傾向は、自分がピンチになったときに助けてくれた人に惚れる・ > 紅屍もそのパタ―ンである。 吹雪:ああ、何かお姫様みたい。眠れる森の美女が好きです。私は。 > では、終わります 吹雪:はい!ありがとーございました!!(深々と礼)では本編でお会いしましょうねー! |
28437 | 私と同じ理由か・・・・・・(by・永蓮) | 煌天由亜 | 2003/12/1 22:33:45 |
記事番号28434へのコメント >>≪さあさあ、今回は、ディスティア・ペシュテルと上條司の邂逅のお話だ。 >> 2人が結ばれれば、馴れ初め話となるお話だねぇい。 >> 時は、本編より一年前の春休みも間近のある放課後。 >> 場所はある橋の下であった。 >> それでは、開演と相成ります〜るぅ。≫ > >白亜:なんか笑点みたい。 由亜;講談調をめざしらしい > >>+恋は、一目見た時からは始まった+ > >吹雪:人目見たその日から恋の花咲くこともある(笑)いい言葉だよなぁ。 ユア:彼女の場合は、本気で速攻一目惚れ > >>それは、前回話したお話よりも2週間前のこと。 >>高校も春休み間近という放課後の事だった。 >>いつでも何処でも、女の子にいけないことしようとする輩入るもので。 >>そんな下衆に、ヒロイン・ディスティアは橋の下へだまされ連れて行かれてしまった。 > >吹雪:美しさは時として罪になるかもしれない。 >B:・・・・少々納得できないんですけど。それ。 永蓮:それを言ったら、ビルトさんもそうでしょう? > >>「大人しくしていれば、悪いようにはしないぜぇ、くっくく・・・・」 >>げひたた笑い声とともに、10数人の男は、一気にディスティアに迫る。 > >吹雪:その意力を勉学へ向ければ・・・・。ご両親は泣いておりますよ。チンピラさん(笑) チンピラ―ズ:るせいやい。 > >>「・・・・血・・・・」 >>「・・刺されちまったんだな。 >> くそ、こんな事ならくそ兄貴、もっと張った押しておくんだった。」 >>「・・・哀しんでくれる家族がいるんだ。」 >>「・・えっ?」 > >吹雪:クソ兄貴だけですが。 >司:マルヒ設定なんだが。俺の両親はいない。つーか殺された。 >吹雪:んでその敵を討つために、兄貴は暗殺者家業をしている、と。 >司:一応カタキは取った設定だ。まー、大したことないんだが。 ユア:あはははっははっはっは 永蓮(こっち版)の裏家業に染まった理由は、両親の敵討ちなんです。 > >>「俺、どうしようもねえ兄貴が家族なんすけど、先輩の家族ってどんな人らなんすか?」 >>司がそう言った瞬間、ディスティアの顔から笑顔が消える。 > >吹雪:ええ。どうしようもない兄貴ですね(笑) >司:あー!やけに財布が軽いって思ったら・・・、中身がねぇ!!競馬に言ったかクソ兄貴!! >吹雪:気付けよ(笑) 由亜:なか良いな、お前ら > >>「いいのよ。 >> 10年ぐらい前から、『足長おじさん』がお金を出してくれたから、生活には困らなかったし、 >> 三ヶ月前に、交換留学生に決まったって、手紙に書いたら喜んでくれたから、『足長おじさん』も家族みたいな物かな。」 >>ディスティアは、知るよしもないが、『足長おじさん』とは、スレ学・高等部・現国教師であり、異母兄の志崎涼一である。 >>彼は、匿名で10年前からお金を送りつづけているのである。 >>麗しき兄妹愛である。 > >吹雪:そして校長を脅して学校に潜入している(笑) >白亜:詳しいことは吹雪が書くから。 ユア:これをべ―スにしてくれたらいいです。 > >>ぐぅぅぅ〜〜 >>しんみりとしてしまった雰囲気の中に司のお腹の音が鳴り響く。 >>「・・・・っあははっははは。」 >>思わず、ディスティアは吹き出してしまった。 >>「・・・ねぇ、お腹の傷は終わっているけど他の場所まだだし、手当てついでにご飯食べてってくれませんか? >> ・・・1人だと寂しいですから。」 >>最後の呟きにほだされたか、それとも夕食に釣られてか司は付いて行った > >吹雪:いいなぁ、ほのぼのしてて。 ユア:このディスちゃんもほのぼのですしね☆ > >>「一昨日の定期連絡の資料の中に、今度の一年の要注意リストの中にそんなのがあったからね。 >> ・・まぁ、なんとなくリストからは抜いておいたけど。」 > >吹雪:まあ、つかちゃんは一応不良っぽいんですよね。だけどとっつきやすい理由はやっぱ・・・。 >白亜:お金がない。びんぼーだから。 由亜:いや、簡単な身辺調査で私達の敵に回りそうになかったからはずした > >>「・・・・・・よかった。」 >>ディスティアはほっと胸を撫で下ろす。 >>「・・好きなの?」 >>「えっ・・あの・・・・その。」 >>ディスティアは、赤くなりしどろもどろになりながらこう答えた。 >>「・・うん、そうみたい。」 >>「じゃ、応援するわね。」 >> >> >> >> >>この10日後の日曜日に、 >> >>由亜と司は出会い >> >>そして、その一年後 >> >>スク―ル・オブ・ミステリ−ワ―ルドが始まる。 > >吹雪:そして。物語は幕を開ける・・・・。 ユア;順番逆になっちゃいましたね > >>ユア:コメントの仕様がないと言うか、 >> ディスティアの傾向に自己分析して眩暈がしたので、にげたいです >> ディスの傾向は、自分がピンチになったときに助けてくれた人に惚れる・ >> 紅屍もそのパタ―ンである。 > >吹雪:ああ、何かお姫様みたい。眠れる森の美女が好きです。私は。 ユア:戦えるお姫さまね、ディスティアは。 > >> では、終わります > >吹雪:はい!ありがとーございました!!(深々と礼)では本編でお会いしましょうねー! > ユア:あと一編、おまけで、水曜日に投稿します |
28464 | 夜宵さん、例のものです(おまけ)(ギャグ150%+ドシリアス85%(?)) | 煌天由亜 | 2003/12/3 23:49:04 |
記事番号28380へのコメント 永蓮的不忘事象+遥か遠い日々+ 「いらっしゃい、ご注文は?」 ある日の正午過ぎ。 スレイヤ―ズ学園の近くにある古いバ―を思わせるような喫茶店。 そこの女主人・永蓮は、お客に声を掛ける。 「おや、華月か。 今日は、手芸屋の方だったんだね。 いつものとランチセットでいいかい?」 「ええ、それで。」 客は、隣りでもバイトをしている雪鳥院華月。 「それ、よく吸ってますけど、好きなんですか?」 「これ、のこと?」 『これ』とは、シガリロ(細葉巻)のことである。 一箱八十本入りを4日で開けるヘビ―スモ−カ−の永蓮。 「高校生の子が来るまで、3時間ちょいか。 ・・・・話してあげるよ。 喫煙否定者だった私が、喫煙肯定者になった理由をね・・・・・。」 それは、今から20年近く前のこと―――。 欧州のある町のあるアパ−トでの朝の事。 ≪アサ―アサ―、オキロ―オキロ―、アサ―アサ―、オキロ―オキロ―・・・≫ 目覚ましのアラ―ムが鳴り響く 「まだ、7時か。 ・・・あと30分。」 永蓮は、当時17歳の何でも屋だった。 本名は、風条幻陽。 14歳の時、両親が裏の人間に殺され、その仇の為にこの世界に入った少女だった。 敵は、つい先日終わっており、それでも裏にいるのは、『今更、女子高生って言うのも』ということらしい。 今日は、仕事の依頼人に会う予定だが、低血圧の為起きれないようだ。 誰かが部屋に入ってきたようだった。 彼の名前は、レイリダル・ヴァイス ドイツ系の欧州人である。 薄い金髪と空色の瞳が、スタジアムジャンバ―とジ―パンにマッチした23歳の青年である。 彼も裏生活の長い情報屋である。 「幻陽。 ≪ムタ・ハリ≫のマスタ―からの差し入れだぜ。」 手には、海老ピラフのパックと魔法瓶を持っていた。 「・・あと・・・・もう少し。」 頭から、被られた布団からそんな声がした。 「しょうがねえな。」 喜々として、近くの机に手に持っていたものをおいた、彼は、幻陽の布団に潜り込む。 寝ぼけた幻陽は、あったか抱き枕だと勘違いして、彼に抱きつく。 「いっただきっま−す。」 彼は、自分のを永蓮の物に重ねた。 「・・・・んっ・・・・・。」 二十五秒後――――。 彼は、永連に殴られ床との接吻を果たした。 「なっ、何をする。」 「今日は、依頼人と会う日だろ。」 「はいはい。 ・・・・・・・出ってくれ、着替えたい。」 レイリダルが出た後、淡い紺色のパンツス―ツに、きがえた。 「要約して、口述。」 「はいはいvv」 惚れた弱みで、彼は、彼女に弱いのだ。 「・・・というわけで、アテネとヘスティアの瞳・・・・ ようは、サファイアとスタルビ−をサタネルファミリ―から取り帰して、Mr・コルティオに、渡せばいいんだ。 ・・・・ただなぁ、コルティオ氏の仕事を受けた同業が何人か死んでいるらしいんだ。 どう思う。」 「・・・口封じだろう?」 「それが、妥当だな。」 「・・食後に一服が美味いのはわかる。 少しは、遠慮しろ。」 4本目に手を伸ばしたレイリダルに、幻陽はげんなりそう言った。 「そろそろ、時間だな。 そういうわけだから、S装備な。」 S装備とは、拳銃+短剣+精霊召喚具の事である。 レイリダルは、光の精霊使いである。 幻陽は、自分の部屋に戻ると必要な物の簡単な整備の後、それらを所定の位置に装備した。 ちなみに、彼女の精霊召喚用具は、オキニスの銀細工の指輪と黒水晶の雫型のピアス。 この日の依頼を正式に受けなければ、喫茶店のマスタ―は、生まれなかった 商談そのものは、すぐに済み、受渡日は一ヵ月後になった。 そして、その前日――。 アパ−トの近くの高級の部類に入るレストランに2人はいた。 2人は、端から見れば、お嬢さまとその婚約者という雰囲気。 「今回の仕事のお祝い? いつものでよかったのに。」 「・・・今日誕生日だろ?」 レイリダルは、服の合わせから箱を出す。 「誕生日おめでとう、幻陽。」 「・・・・私も忘れてたのに。」 「とにかく開けてみろって。 お前がキレ―だってった、俺の精霊具と同じ色の石だぜ。」 その中には、黄橙・・南国の夕日色のアパラチアサファイアのリング・ピアス・ネックレスのセットだった。 「ありがとう。 とても、うれしい。」 そんな、幸せな日。 あの事象は起きた。 念のために、影に行かせた2人だったが、影はコルティオに殺された。 そんな時に、一本の電話が入った。 『やはり、ネズミはネズミだったな。 君たちの自宅に今日届いた荷物。 ・・・私が送った物だ。 それが、一時間後爆発する。 他の場所に動かそうとするなよ? それでも、爆発するぞ。 せいぜい、足掻くんだな、ネズミらしく。』 というような電話だった。 「幻陽、荷物一応まとめておけ。 住人たちが留守でよかったぜ。 ...。俺は、解体を試みる。」 「・・・・・・・わかった。」 四十五分後。 「レイ!!」 「駄目だ。」 時間まで、あとわずか。 「こいつを持って、張爺のところに行きな。 俺は、ぎりぎりまで残る。」 精霊リング―幻陽に送った物と同じ石の―を彼女に投げ渡す。 彼の持っているうちの1つだ。 「もう行け。 俺も、後から行く。」 幻陽にはなんとなく、わかっていた。 今、別れればもう二度と会えないということが。 「幻陽、こんな時だけど、言うぜ。 俺は、お前が好きだ。 ガキ扱いばっかしてきたが、お前は俺の女神さまだよ。」 最後のキスは、とても冷たい味がした。 「必ず行く。」 それは、残酷な嘘。 それでも、幻陽は、アパ−トを出た。 その瞬間にアパ−トは崩れた。 爆発のショックで崩れた。 ・・レイリダル=ヴァイスを飲み込んで。 幻陽は、張爺から一通の手紙を渡された。 俺の女神・風条幻陽様へ 張爺に、この手紙を預けてある。 これを幻陽が見ているってことは、俺が幻陽の側に居ない時だろうと思う。 お前に渡しているはずの指輪の光が消えたときは、俺が死んだときだ。 幻陽、とても残酷かも知れないけど君には生きて欲しい、俺の分まで。 最後に。 俺の生涯で一番愛した女性だよ、君は。 愛してる、幻陽。 君の騎士・レイリダル・ヴァイス 「これは?」 「レイ坊に渡すようにいわれていた、香水だよ。」 それは、蓮・・・・アパラチアサファイアの故郷に咲く蓮の香だった。 「・・・・・・っ。」 幻陽は気が付いた、自分もレイのことが大好きだったことを。 なくして気が付いた思いだった。 それから幻陽は、3年後、コルティオ氏の組織を完全抹殺した。 などなどの功績により、裏世界の重鎮となった。 26歳の頃に、永蓮・・・・・永蓮の蓮と名前を変え、日本に戻り喫茶店を開いたのだった。 「・・・それで、私は喫煙者になったわけ。 ・・あの人の匂いでもあるしね。」 「・・・・すみません。」 「謝らなくてもいいよ。 それにね、あの人は生きてるわ。 石の光が消えていないから。」 「・・・・・・・・・。」 寂しく笑う永蓮に華月は掛ける言葉が見つからない。 「・・・華月、時間はいいのか?」 「あっ、いくらですか?」 「今日はいいよ。 私の話を聞いてくれたしね。」 余談: スク―ルオブミステリ−ワ―ルドのエピソ―ド終了から数え、約3年後。 この喫茶店に、薄い金髪・空色瞳の男性が訪れた。 3ヵ月後には、店の主人は2人になっていた。 ―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+― ユア:・・・・・・この作品の質問ありましたら、どうぞ では、夜も遅いので、失礼します それでは・・・・。 |
28471 | 成分表示が235%!100%を越えている!! | 夜宵 吹雪 E-mail | 2003/12/4 19:52:50 |
記事番号28464へのコメント >『これ』とは、シガリロ(細葉巻)のことである。 >一箱八十本入りを4日で開けるヘビ―スモ−カ−の永蓮。 吹雪:げほっ・・・、タバコは嫌いです、 R:・・・・ふぃぃー・・・(煙管を吸ってる) 吹雪:嫌がらせか?(涙)部屋が黄色くなるー。 >欧州のある町のあるアパ−トでの朝の事。 >≪アサ―アサ―、オキロ―オキロ―、アサ―アサ―、オキロ―オキロ―・・・≫ >目覚ましのアラ―ムが鳴り響く 吹雪:に、日本語!? 白亜:うあ、こってこて。 >14歳の時、両親が裏の人間に殺され、その仇の為にこの世界に入った少女だった。 >敵は、つい先日終わっており、それでも裏にいるのは、『今更、女子高生って言うのも』ということらしい。 吹雪:上條さんちの長男の暗殺志願理由と一緒なんですよね。 司:すげぇ偶然。 吹雪:まあ、この設定が日に当たるようなことは二度とないだろう。何てたってもう解決済みの設定だから(おひ) >二十五秒後――――。 >彼は、永連に殴られ床との接吻を果たした。 >「なっ、何をする。」 吹雪:思い当たるフシがないとは言わせない。 B:ご自分の胸に聞いてはいかがです?わからないようでしたらカメラに録画したこの映像で確かめてみては? 吹雪:何時取ったんだそんなもの。 B:・・・女性と言うものは秘密は自分の力で隠したがるものなんですよ。 吹雪:わけわかんねぇ。 >この日の依頼を正式に受けなければ、喫茶店のマスタ―は、生まれなかった 吹雪:喜ぶべきか悲しむべきか・・・・・。 白亜:複雑な大人の事情。 >「とにかく開けてみろって。 > お前がキレ―だってった、俺の精霊具と同じ色の石だぜ。」 >その中には、黄橙・・南国の夕日色のアパラチアサファイアのリング・ピアス・ネックレスのセットだった。 吹雪:あれか。黄色と緑とオレンジの合わさったよーな色のサファイヤ。別名アパラチアの蓮だったかな? A:あー、結構貴重なヤツやん。奮発したなー。・・・・いや、ピアスみたいなちっちゃいのは安いか? 吹雪:おひ。情緒のないこと言うなよ。 >「幻陽、荷物一応まとめておけ。 > 住人たちが留守でよかったぜ。 > ...。俺は、解体を試みる。」 >「・・・・・・・わかった。」 吹雪:試みるのか!逃げろよ!! 白亜:命あってのモトダネだよ。 >俺の女神・風条幻陽様へ > >張爺に、この手紙を預けてある。 >これを幻陽が見ているってことは、俺が幻陽の側に居ない時だろうと思う。 >お前に渡しているはずの指輪の光が消えたときは、俺が死んだときだ。 >幻陽、とても残酷かも知れないけど君には生きて欲しい、俺の分まで。 >最後に。 >俺の生涯で一番愛した女性だよ、君は。 >愛してる、幻陽。 > 君の騎士・レイリダル・ヴァイス 吹雪:またまたロマンチックなお手紙を・・・・(↑こーゆーのに弱い) >「これは?」 >「レイ坊に渡すようにいわれていた、香水だよ。」 >それは、蓮・・・・アパラチアサファイアの故郷に咲く蓮の香だった。 >「・・・・・・っ。」 >幻陽は気が付いた、自分もレイのことが大好きだったことを。 >なくして気が付いた思いだった。 吹雪:失って気付く思い。それは何よりも得がたく、悲しい思い。 白亜:なんかあったね。そーゆーの。 吹雪:聖剣LOMのサフォーとアクアだな。主従関係の中で、見つけた思い。アクアが死んで初めて彼女が好きだったことに気づくんだよね。 白亜:吹雪は聖剣LOMを今も現在進行形で執筆してるからねー。新約が出たのに・・・。 吹雪:げぇむぼぉいあどばんすが切実にほしい・・・。 >それから幻陽は、3年後、コルティオ氏の組織を完全抹殺した。 >などなどの功績により、裏世界の重鎮となった。 >26歳の頃に、永蓮・・・・・永蓮の蓮と名前を変え、日本に戻り喫茶店を開いたのだった。 吹雪:をを。なるほど、それでか。ロマンチック。 >「・・・それで、私は喫煙者になったわけ。 > ・・あの人の匂いでもあるしね。」 >「・・・・すみません。」 >「謝らなくてもいいよ。 > それにね、あの人は生きてるわ。 > 石の光が消えていないから。」 >「・・・・・・・・・。」 >寂しく笑う永蓮に華月は掛ける言葉が見つからない。 吹雪:え!?生きてるんですか!? 白亜:・・・(読み返して)ああ、確かに死んでるとは言ってない。紛らわしいことは連発してるけど。 >余談: >スク―ルオブミステリ−ワ―ルドのエピソ―ド終了から数え、約3年後。 >この喫茶店に、薄い金髪・空色瞳の男性が訪れた。 >3ヵ月後には、店の主人は2人になっていた。 吹雪:あれは・・・時間軸的に1年間で終わらせます。 白亜:その間に色々イベントがあるんだって。 >ユア:・・・・・・この作品の質問ありましたら、どうぞ > では、夜も遅いので、失礼します > それでは・・・・。 吹雪:すてきなエピソードありがとーございました!それではまた次回で!! |
28477 | Re:成分表示, 間違えてる!!(正確には、15%と85%です) | 煌天由亜 | 2003/12/4 21:12:16 |
記事番号28471へのコメント > >>『これ』とは、シガリロ(細葉巻)のことである。 >>一箱八十本入りを4日で開けるヘビ―スモ−カ−の永蓮。 > >吹雪:げほっ・・・、タバコは嫌いです、 >R:・・・・ふぃぃー・・・(煙管を吸ってる) >吹雪:嫌がらせか?(涙)部屋が黄色くなるー。 永蓮:元々、私も嫌いだ。 それと、リュシカ、一応未成年なんだから止めなさいね > > >>欧州のある町のあるアパ−トでの朝の事。 >>≪アサ―アサ―、オキロ―オキロ―、アサ―アサ―、オキロ―オキロ―・・・≫ >>目覚ましのアラ―ムが鳴り響く > >吹雪:に、日本語!? >白亜:うあ、こってこて。 ユア:死んだ、父母に最後に買ってもらった誕生日プレゼント > >>14歳の時、両親が裏の人間に殺され、その仇の為にこの世界に入った少女だった。 >>敵は、つい先日終わっており、それでも裏にいるのは、『今更、女子高生って言うのも』ということらしい。 > >吹雪:上條さんちの長男の暗殺志願理由と一緒なんですよね。 >司:すげぇ偶然。 永蓮:だな、まあお前の兄貴の噂もよく聞いたけどね >吹雪:まあ、この設定が日に当たるようなことは二度とないだろう。何てたってもう解決済みの設定だから(おひ) 永蓮:・・直接は出さないでくれ > >>二十五秒後――――。 >>彼は、永連に殴られ床との接吻を果たした。 >>「なっ、何をする。」 > >吹雪:思い当たるフシがないとは言わせない。 レイ:あんなもん、日常だぜ? >B:ご自分の胸に聞いてはいかがです?わからないようでしたらカメラに録画したこの映像で確かめてみては? >吹雪:何時取ったんだそんなもの。 >B:・・・女性と言うものは秘密は自分の力で隠したがるものなんですよ。 >吹雪:わけわかんねぇ。 永蓮:後は、謎は女性をキレイにする(by・名探偵コナン) > >>この日の依頼を正式に受けなければ、喫茶店のマスタ―は、生まれなかった > >吹雪:喜ぶべきか悲しむべきか・・・・・。 >白亜:複雑な大人の事情。 永蓮:今の方が、割と性にあっているな > >>「とにかく開けてみろって。 >> お前がキレ―だってった、俺の精霊具と同じ色の石だぜ。」 >>その中には、黄橙・・南国の夕日色のアパラチアサファイアのリング・ピアス・ネックレスのセットだった。 > >吹雪:あれか。黄色と緑とオレンジの合わさったよーな色のサファイヤ。別名アパラチアの蓮だったかな? ユア:そうです、お姉さん。 >A:あー、結構貴重なヤツやん。奮発したなー。・・・・いや、ピアスみたいなちっちゃいのは安いか? >吹雪:おひ。情緒のないこと言うなよ。 レイ:ヘそくり全部使っちまったけどな。 > >>「幻陽、荷物一応まとめておけ。 >> 住人たちが留守でよかったぜ。 >> ...。俺は、解体を試みる。」 >>「・・・・・・・わかった。」 > >吹雪:試みるのか!逃げろよ!! >白亜:命あってのモトダネだよ。 レイ:一応、それが得意技なんでな > >>俺の女神・風条幻陽様へ >> >>張爺に、この手紙を預けてある。 >>これを幻陽が見ているってことは、俺が幻陽の側に居ない時だろうと思う。 >>お前に渡しているはずの指輪の光が消えたときは、俺が死んだときだ。 >>幻陽、とても残酷かも知れないけど君には生きて欲しい、俺の分まで。 >>最後に。 >>俺の生涯で一番愛した女性だよ、君は。 >>愛してる、幻陽。 >> 君の騎士・レイリダル・ヴァイス > >吹雪:またまたロマンチックなお手紙を・・・・(↑こーゆーのに弱い) レイ:そ―か? ユア:こちは天然少し入っています。 > >>「これは?」 >>「レイ坊に渡すようにいわれていた、香水だよ。」 >>それは、蓮・・・・アパラチアサファイアの故郷に咲く蓮の香だった。 >>「・・・・・・っ。」 >>幻陽は気が付いた、自分もレイのことが大好きだったことを。 >>なくして気が付いた思いだった。 > >吹雪:失って気付く思い。それは何よりも得がたく、悲しい思い。 ゆあ:・・・・・プロポ―ズされても、受けないだろうな。 >白亜:なんかあったね。そーゆーの。 >吹雪:聖剣LOMのサフォーとアクアだな。主従関係の中で、見つけた思い。アクアが死んで初めて彼女が好きだったことに気づくんだよね。 >白亜:吹雪は聖剣LOMを今も現在進行形で執筆してるからねー。新約が出たのに・・・。 >吹雪:げぇむぼぉいあどばんすが切実にほしい・・・。 ユア:私は、プレステ欲しいですよ、GBのやつしたいし > >>それから幻陽は、3年後、コルティオ氏の組織を完全抹殺した。 >>などなどの功績により、裏世界の重鎮となった。 >>26歳の頃に、永蓮・・・・・永蓮の蓮と名前を変え、日本に戻り喫茶店を開いたのだった。 > >吹雪:をを。なるほど、それでか。ロマンチック。 ユア:上の理由はあとずけですけど(苦笑) > >>「・・・それで、私は喫煙者になったわけ。 >> ・・あの人の匂いでもあるしね。」 >>「・・・・すみません。」 >>「謝らなくてもいいよ。 >> それにね、あの人は生きてるわ。 >> 石の光が消えていないから。」 >>「・・・・・・・・・。」 >>寂しく笑う永蓮に華月は掛ける言葉が見つからない。 > >吹雪:え!?生きてるんですか!? >白亜:・・・(読み返して)ああ、確かに死んでるとは言ってない。紛らわしいことは連発してるけど。 ユア:殺すのには、惜しいやつでしたので。 > >>余談: >>スク―ルオブミステリ−ワ―ルドのエピソ―ド終了から数え、約3年後。 >>この喫茶店に、薄い金髪・空色瞳の男性が訪れた。 >>3ヵ月後には、店の主人は2人になっていた。 > >吹雪:あれは・・・時間軸的に1年間で終わらせます。 >白亜:その間に色々イベントがあるんだって。 ユア:すると、約4年後か。 > >>ユア:・・・・・・この作品の質問ありましたら、どうぞ >> では、夜も遅いので、失礼します >> それでは・・・・。 > >吹雪:すてきなエピソードありがとーございました!それではまた次回で!! ユア:はい、次回で。 上のやつにも協力お願いします > > |