◆−恋愛における正義とは。−遙 琥珀 (2003/12/22 17:51:16) No.28739 ┣Re:こんばんは。−桜月梓 (2003/12/22 19:03:13) No.28742 ┃┗きゃー…レス返し遅れちゃいましたっ!−遙 琥珀 (2003/12/31 20:56:38) No.28878 ┗ゼルアメにおける想いとは(待てぃ)−久賀みのる (2004/1/1 20:32:11) No.28902
28739 | 恋愛における正義とは。 | 遙 琥珀 E-mail | 2003/12/22 17:51:16 |
今時 恋愛抜きの結婚なんて ナンセンス 「だから!嫌です!」 アメリアは、ぷくぅ、と頬を膨らませた。 「怒りますよ、もう! いくら父さんだって言って良いことと悪いことがあります!」 「そんなことを言わずに…逢ってみるだけでも…」 ぽんぽん物を投げ付けられながら、めげずに言うフィリオネル。 「嫌です!ぜーったいに嫌です! 嫌がることを強いてさせるなんて正義じゃありません!」 「むっ…」 正義じゃない、という一言が効いたのか、言葉に詰まる。 父の背中をぐいぐい押し、部屋から押し出すアメリア。 「私だって好きなひとくらいいるんですから!」 ばたむとドアを閉め、扉の外の父に向かって言う。 やがて、彼が行ってしまったのを確認して…はぁ、と溜息を付いた。 「…いつかは来ると思ってたけど…」 何せ一国の姫なのだ。 見合いの量も質も半端ではない。 断る理由を考えるのも大変なのである。 「…このままだと無理矢理結婚させられちゃうかもしれません!」 (短絡的な)可能性に気づき、愕然とする。 「そんなの正義じゃありません!逃げなくては!」 バルコニーに通じる窓を開け、外に出る。 浮遊の呪文を唱え始めた所で… 「―――――――なにやってんの?」 不意に横手から、良く知った声が掛けられる。 「り…リナさん!?」 「はぁい」 手摺りに腰掛けたまま、軽く手を挙げるリナ。 「どうしてこんな所に!?」 「近くまで来たから寄ってみたのよ。 そしたらフィルさんに頼まれて」 厚紙を冊子状にしたものを数枚取り出してみせる。 「…それは…」 「写真だけでも見る様に言ってくれないか、ってね」 アメリアの部屋の扉が閉まっていたので…外から飛行術でバルコニーに降り立った訳である。 「長い付き合いなんだから。考えることくらいお見通しよ」 言いながら、見合い写真に順番に目を通し始める。 「大富豪の息子、領主の息子…ひゃー、すごい面々ねー…」 「…私には関係ありません!」 「ゼルがいるから?」 「…解ってるなら、見せになんて来ないでください!」 「まぁまぁ、そうカタいこと言わずに♪ …コレなんてなかなかイイ男だと思うけどなー」 ひとつの冊子をひらひら振って見せる。 「知りません、そんなの」 「あ、そう。…じゃ、この話あたしに譲ってくれる?」 「好きにしてくださいっ!」 「……………………………………あ、そう。 アメリア、ゼルを待ってるのよね」 「何度言ったら…」 「でもさ。これ、ゼルだよ。ほれ。」 「…っえええええええええええええええ!?」 ぱっ、とリナから写真を引ったくるアメリア。 岩の肌でも針金の髪でも無いが…見間違えるはずもない。 ゼルガディス=グレイワーズ。 赤法師レゾの孫…という面目で、王女の元に見合い写真が廻ってきていたのである。 「あたしに譲るの?」 「と、取り消し!取り消しですっっっ!!!」 ぶんぶん首を横に振るアメリア。 「んもう、父さんってばー!」 写真を大切そうに抱えたまま、ぱたぱた奥へと走っていく。 「…全く、世話が焼けるんだから」 リナは、半分呆れた風に、半分楽しそうに笑った。 今時 恋愛抜きの結婚なんて ナンセンス だけど、恋愛込みならいかがです? 言い訳あんど言い逃れ。 白状します。 初めてです。魔族出てこない話書いたの(汗) アメリアはアニメ風ですね。個人的にアニメあめりんの方がスキなのです。ノリが。 しかしリナ…キャラが違うぜ…赤い糸切ってないし。 恐らく、年齢的には…アメリア十九前後、って所でしょう。 他の設定は全く無し。かなりの突発型小説です(滝汗) それではまた何処かでお逢いしましょう… 幕。 |
28742 | Re:こんばんは。 | 桜月梓 | 2003/12/22 19:03:13 |
記事番号28739へのコメント 梓:桜月梓と申す者です^^このたび「正義」という文字が目に飛び込んできて(笑)読みました。 そしてレスしなくてはと意気込んだしだいですっ! K:どうもこんばんは。オリキャラKです。 >「だから!嫌です!」 >アメリアは、ぷくぅ、と頬を膨らませた。 >「怒りますよ、もう! > いくら父さんだって言って良いことと悪いことがあります!」 >「そんなことを言わずに…逢ってみるだけでも…」 >ぽんぽん物を投げ付けられながら、めげずに言うフィリオネル。 >「嫌です!ぜーったいに嫌です! > 嫌がることを強いてさせるなんて正義じゃありません!」 梓:あぁ・・・「政略結婚」、という奴ですねぇ・・・(苦笑) ましてやセイルーンの姫ならば、避けられない試練というものですか。 K:王制や領制などはいつまでも娘息子を1人にさせておきたがらないからな・・・。 早く結婚させて後を継いでもらわなければという信念。つまらないものだが。 梓:アメリアも大事だという事は、ちゃんと分かってると思いますよ?(姉がアレだし) ただ・・・ねぇ・・・。 >「むっ…」 >正義じゃない、という一言が効いたのか、言葉に詰まる。 梓:これじゃああのフィルさんでも対抗出来ないですよね・・・(笑) >父の背中をぐいぐい押し、部屋から押し出すアメリア。 >「私だって好きなひとくらいいるんですから!」 >ばたむとドアを閉め、扉の外の父に向かって言う。 梓:それはもちろんゼルの事ですねvvv? ゼルアメFANな私にとっては、この1言は十大な事ですvvv K:1番TRYで騒いでたからな・・・梓・・・。 >「そんなの正義じゃありません!逃げなくては!」 >バルコニーに通じる窓を開け、外に出る。 >浮遊の呪文を唱え始めた所で… >「―――――――なにやってんの?」 >不意に横手から、良く知った声が掛けられる。 >「り…リナさん!?」 >「はぁい」 >手摺りに腰掛けたまま、軽く手を挙げるリナ。 梓:お得意の(笑)でも、魔法が使える物としては簡単ですね・・・脱出なんて。 それにしても・・・をををっ!!アメリアの良き理解者(?)リナ!!! K:・・・でも赤い糸切り・・・。 梓:ここでそれ言っちゃぁ駄目ですよK様・・・。 >「ゼルがいるから?」 >「…解ってるなら、見せになんて来ないでください!」 >「まぁまぁ、そうカタいこと言わずに♪ > …コレなんてなかなかイイ男だと思うけどなー」 >ひとつの冊子をひらひら振って見せる。 >「知りません、そんなの」 >「あ、そう。…じゃ、この話あたしに譲ってくれる?」 >「好きにしてくださいっ!」 梓:もしや・・・・この展開は・・・っvvv?! >「……………………………………あ、そう。 > アメリア、ゼルを待ってるのよね」 >「何度言ったら…」 >「でもさ。これ、ゼルだよ。ほれ。」 >「…っえええええええええええええええ!?」 >ぱっ、とリナから写真を引ったくるアメリア。 >岩の肌でも針金の髪でも無いが…見間違えるはずもない。 >ゼルガディス=グレイワーズ。 >赤法師レゾの孫…という面目で、王女の元に見合い写真が廻ってきていたのである。 梓:イエァ!出た出た出たー!!!ゼルが出たー!!!写真だけど・・・(笑) ふふふ、このお見合い写真はレゾが生前勝手に送りつけたモノなのか? それとも元に戻ったゼルが勇気を振り絞って自分で送ったモノなのか? K:レゾ・・・。今はLの中庭掃除、フィブと頑張ってやっているぞ。 梓:・・・あ・・・・そう・・・っていうかL様の中庭の面積って一体・・・;;; >「あたしに譲るの?」 >「と、取り消し!取り消しですっっっ!!!」 >ぶんぶん首を横に振るアメリア。 >「んもう、父さんってばー!」 >写真を大切そうに抱えたまま、ぱたぱた奥へと走っていく。 >「…全く、世話が焼けるんだから」 >リナは、半分呆れた風に、半分楽しそうに笑った。 梓:リナにはガウリイがいるから譲られても困るんでは?譲られるワケないけど。 それにしてもリナも良いおねーさん的しちゃってますねぇ(笑) 近くを通りかかったっていうのは嘘で、アメリアのこと心配してセイルーンまで 来たからかも?あのアメリアが政略結婚なんて承諾するよしもないし。 これからどうなったのか、かなり気になる所ですが・・・。 ゼルと再開した場面、見たかったですv続き希望していいですか?(待待待) 長々とレスしてしまいましたが、こんな美味しい小説書けるなんて羨ましいですっ!!! これからも頑張って下さいねっ^^ では、桜月梓でした♪ K:最後に、ゲストのKでした。 |
28878 | きゃー…レス返し遅れちゃいましたっ! | 遙 琥珀 E-mail | 2003/12/31 20:56:38 |
記事番号28742へのコメント こんばんはっ!そして初めまして! すみませんレス遅れちゃいましたっ! と…取り敢えず返しますね。 >梓:桜月梓と申す者です^^このたび「正義」という文字が目に飛び込んできて(笑)読みました。 > そしてレスしなくてはと意気込んだしだいですっ! >K:どうもこんばんは。オリキャラKです。 こんばんは。 …タイトル… 初め『イマドキ乙女』とか言うのを考えてたんですが(汗) 『正義』入れて良かった。 >>「嫌です!ぜーったいに嫌です! >> 嫌がることを強いてさせるなんて正義じゃありません!」 > >梓:あぁ・・・「政略結婚」、という奴ですねぇ・・・(苦笑) > ましてやセイルーンの姫ならば、避けられない試練というものですか。 まぁ、そうですね。 お見合い話とかもう星の数程あるんでしょうねぇ… >>「私だって好きなひとくらいいるんですから!」 >>ばたむとドアを閉め、扉の外の父に向かって言う。 > >梓:それはもちろんゼルの事ですねvvv? > ゼルアメFANな私にとっては、この1言は十大な事ですvvv >K:1番TRYで騒いでたからな・・・梓・・・。 私もゼルアメ好きですv 滅多に書きませんけどね。 >>「はぁい」 >>手摺りに腰掛けたまま、軽く手を挙げるリナ。 > >梓:お得意の(笑)でも、魔法が使える物としては簡単ですね・・・脱出なんて。 > それにしても・・・をををっ!!アメリアの良き理解者(?)リナ!!! >K:・・・でも赤い糸切り・・・。 >梓:ここでそれ言っちゃぁ駄目ですよK様・・・。 ここでは『赤い糸切り』の設定は無視しましょう(笑) …気にするとなんか穿った目でしかこの話を読めなくなります(汗) >>「ゼルがいるから?」 >>「…解ってるなら、見せになんて来ないでください!」 >>「まぁまぁ、そうカタいこと言わずに♪ >> …コレなんてなかなかイイ男だと思うけどなー」 >>ひとつの冊子をひらひら振って見せる。 >>「知りません、そんなの」 >>「あ、そう。…じゃ、この話あたしに譲ってくれる?」 >>「好きにしてくださいっ!」 > >梓:もしや・・・・この展開は・・・っvvv?! うふふvv >>>ゼルガディス=グレイワーズ。 >>赤法師レゾの孫…という面目で、王女の元に見合い写真が廻ってきていたのである。 > >梓:イエァ!出た出た出たー!!!ゼルが出たー!!!写真だけど・・・(笑) 出ましたー! > ふふふ、このお見合い写真はレゾが生前勝手に送りつけたモノなのか? > それとも元に戻ったゼルが勇気を振り絞って自分で送ったモノなのか? >K:レゾ・・・。今はLの中庭掃除、フィブと頑張ってやっているぞ。 >梓:・・・あ・・・・そう・・・っていうかL様の中庭の面積って一体・・・;;; 計測してみましょう。三千年くらいかけて(笑) >>リナは、半分呆れた風に、半分楽しそうに笑った。 > >梓:リナにはガウリイがいるから譲られても困るんでは?譲られるワケないけど。 > それにしてもリナも良いおねーさん的しちゃってますねぇ(笑) > 近くを通りかかったっていうのは嘘で、アメリアのこと心配してセイルーンまで > 来たからかも?あのアメリアが政略結婚なんて承諾するよしもないし。 うーん。それ希望(笑) > これからどうなったのか、かなり気になる所ですが・・・。 > ゼルと再開した場面、見たかったですv続き希望していいですか?(待待待) つ…続き… その予定は無いんですが(汗) 気が向いたら…! > > 長々とレスしてしまいましたが、こんな美味しい小説書けるなんて羨ましいですっ!!! > これからも頑張って下さいねっ^^ > では、桜月梓でした♪ >K:最後に、ゲストのKでした。 ありがとうございましたっ! それでは♪ |
28902 | ゼルアメにおける想いとは(待てぃ) | 久賀みのる E-mail URL | 2004/1/1 20:32:11 |
記事番号28739へのコメント 思わず妙なタイトル返しをしてしまいました。 チャットでお世話になっておりますのりぃこと久賀みのるでございます。こんばんは。 久々に地に足のついたいい話を読ませて頂きました♪ 見合い騒動で、ドアやら窓やらへぱたぱたくるくる走っていくアメリアが、かわいらしくていいですねー。 個人的に、フィルさんの役回りがわりと好きです。娘に縫いぐるみやら何やらぽかぽか投げつけられた上で追い出されて、しゅーんとしながら廊下を去っていくちょっと寂しげな背中が連想されてみたり(笑) >「長い付き合いなんだから。考えることくらいお見通しよ」 >「…全く、世話が焼けるんだから」 この辺のリナのセリフも好きです(笑) 自分だけかも知れませんが、リナって結構アメリアの面倒見てるイメージがあるので。 赤い糸切ってない……ほら、アメリア19歳前後って事はリナも20歳ぐらいですから、ちょっとは成長したとか(こら) もしくは、「糸」は切れても「鋼鉄娘特製超合金含有赤色ロープ」なら切れなかったとか(←そこはかとなくヤな運命です) それでは、妙な感想ばかり押し付けてしまった気がしますが(汗)、 今回はこのあたりで失礼いたします。 楽しいお話ありがとうございました♪ |