◆−行事は突然に プロローグ−桜月梓 (2003/12/24 17:43:46) No.28777 ┣行事は突然に 1−桜月梓 (2003/12/24 22:39:36) No.28781 ┗行事は突然に 2−桜月梓 (2003/12/25 22:50:39) No.28805
28777 | 行事は突然に プロローグ | 桜月梓 | 2003/12/24 17:43:46 |
梓:こんばんは?(何故疑問系。) 桜月梓です。 K:今回の主人公「K」です。 そういえばお前、新年会まで書かないと言っていなかったか? 梓:うーん、書かないんじゃなくて、ネタがないから、が正しいんですけどね。 世の中イヴイヴ・イヴ・クリスマスムードなのでやっぱ書こうかな?と。 K:私という事は、やはり全て違う世界なのか? 梓:いえ、L様も出てきますよ。もちろん赤の世界が舞台です。 短編のつもりだったんですが、続く事になっちゃいました・・・あはは(苦笑) 後、K様が主なので殆ど魔族出張ってるかと思います。(っつか出張ってる) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 行事は突然に プロローグ 「そういえばゴドリック?今日は“クリスマスイヴ”という行事があったな」 書類からふと目を上げ、近くにいた自分の側近に話し掛ける。 「?はい。最も俺達の世界とオーディンの世界下ですが・・・って、K様が1番分かってるはずです」 それもそうだ、と頷きながらK、と呼ばれた人物はまた書類へと目線を戻す。 ここは時空宮。 混沌宮と対なす場所にあり、またここの主も混沌宮の主と対なす人物。 クロノス=カオス=オーシャン、もといK様の住まいである。 又違う時空で、世界の創造主なのだが、一言で言いえない雄大な性格ゆえに。 ・・・やはり部下は苦労しているのである。 そして、冒頭の言葉に行く。 ゴドリックの言葉を聞いたK様は、違う紙を取り出しサラサラと文字を書き込んできく。 書き終えたのかペンをおいて、おもむろに立ち上がった。 「よし・・・。ゴドリック、私は出かけるとしよう。後は頼んだ」 「は?!」 言うが早いK様は、そう言い残して一瞬のうちに消える。 呆然としている哀れゴドリック。 同僚に話し掛けられて我に返り、慌てて机を見るとちゃんと書類は置いてあった――― が、白紙だった。 「・・・(涙)」 「やられたわね・・・(肩ポン)」 「K様の事、またあの御方の所なのだとは思うが・・・」 「私達には止められないだろう」 所変わって。 「失礼しても構わないかな、L」 「あら、シャディ。もちろん構わないけど、どうしたの?」 イスに座り、大きな鏡を見ていた金髪の女性がK様の言葉に振り返る。 「L向きの面白い事があったんだが、どうかな?」 すっ、と先ほどの紙をL様に渡す。 それを受け取って、何事かと一通り目を通すと、L様は口はしを軽く上げた。 「いいじゃない♪コレv気に入ったわvそれじゃあ部下Sの世界にしましょーか」 「赤の世界か。・・・しかしそこはその行事がないはずだが?」 「だからよv」 不思議そうな声とは反対に顔は笑っているK様を見て、L様も笑う。 「Lの気に入っている人間たちも呼ぶんだろう?」 「リナ達がいた方が面白い事倍増よvついでにルナも呼んじゃおうかしら」 「Sの驚きようが目に浮かぶな。では、さっそく行くか」 「えぇv」 最初は、魔族たちを。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 梓:・・・あはは・・・K様・側近・L様しか出てない・・・(汗) プロローグなんで。プロローグなんで仕方ないんですよね!!?はい!! K:その言葉に開き直るんじゃない。 梓:はい、すみません。次はちゃんと魔族とリナ達出します。 K:当たり前だ。ちなみに私のネタバレ搭載してるが・・・他はどうするんだ? 梓:側近に対しても2つ3つネタバレしてますね(苦笑) 読んでくれてる人がいれば、側近は出します。 K:いるのか? 梓:・・・さぁ(ぇ)「行事は突然に 1 」に続きます。それではここで。 |
28781 | 行事は突然に 1 | 桜月梓 | 2003/12/24 22:39:36 |
記事番号28777へのコメント 梓:1です。 K:・・・言う事はそれだけか・・・? 梓:本当は「前夜祭」という事でオチつきにしようかと思ったから。 K:突発だからな・・・。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「L様ぁあああああああ?!!!K様ぁあああああああああ?!!!」 「うるさいわよ」 ゴスッ! 哀れルビーアイ・シャブラニクドゥ (いつもながら) 行事は突然に 1 L様とK様が最初として、一緒に来たのは赤の世界では皆様ご存じ、魔族の拠点カタート山脈。 もとは水竜王・ラグラディアの霊山だったのだが・・・まぁそれはおいといて。 叫んだ瞬間殴られた(詳しく説明すると、虚無から出たスコップで刺された)大きな氷の中の人物。 人と見えるが、実は無能中間管理職魔王(L様談)、北の魔王こと部下Sである(ぇ) L様はともかく、K様まで来たという事態に驚愕している部下Sは、頭から だくだくと赤いモノを流しながら丁寧に丁寧に2人に尋ねる。 「あの・・・今日は一体どういうご用件でいらしたのでありますのでしょうか?」 丁寧すぎて逆に変だ。 嫌な予感が的中しなければいいんですが・・・(汗)by部下S 「実は、Kの所では「クリスマスイヴ」と「クリスマス」っていう行事があるのv 面白そうだからあんたの世界でも造る事にしたわvちなみに今日がイヴねv」 的中。 聞きなれない、というか聞いたことのない言葉に、部下Sは内心首をかしげながらも 素直に「分かりました」と頷いた。そう、それが最善の行動である。 「それで、あんたの所に来たのは仕事持ってきたからよv今日から「イヴ」と「クリスマス」の制度が出来るわ。 そのお祝いを明日やろうと思うの♪場所は・・・そうね、ゼフィーリアで。決まり。 あんたは、魔族全員にこの事を告げ、腹心をつれて明日ゼフィーリアに来なさい。そうねー・・・ 将軍・神官クラスまでなら連れてきていーわ。その下は礼儀ないからいらない。 それじゃあ、今からちゃんとやるのよvちなみに書類とかの仕事は今日中に仕上げなさいね」 L様はそう部下Sに言い渡すと、K様をつれて消えてしまった。 一瞬我を忘れかけた部下S。 何とか自我を保ち、L様の最も重要な言葉を思い返してみる。 @ 「イヴ」と「クリスマス」の日の制度 A そのお祝いを “ゼフィーリア” で “明日” 行う B 腹心(とその部下)を連れて、明日ゼフィーリアへ C 書類とかの仕事は “今日中に仕上げること” 「(滝汗)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 その後部下Sは、緊急に腹心を呼び出し、書類仕事に励んだそうな・・・(待) 「ルナv」 「えええけけけっ?!!・・・コホン。あの・・・な、何故ここに・・・?!」 部下Sよりは良く分かっているルナ=インバース。スィーフィード・ナイトだ。 ちなみに3人が話しているのは、ゼフィーリアのリアランサーというレストランである。 「いい?今日から「イヴ」と「クリスマス」の制度を造ったわ。 そのお祝いを明日やろうと思うの♪場所は、このゼフィーリアでv 魔族達も参加ねvいざこざはおこさせないから♪(というかゼフィーリアではおこせない) あたし達はこれから、リナ達に会いに行くわ♪参加してもらうようにv それじゃあ、頼んだわよ〜♪」 さすがゼフィーリア。いきなり人が呪文もなしに消えたのを気にせず・・・。 ルナは硬直していたが、急いで店長に許可をもらうと、わたわたと準備を始めていった・・・。 次は、リナたち ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 梓:・・・あー・・・結局リナ達次になっちゃった・・・・(汗) K:?ルナはリナ達の次に登場させる予定じゃなかったか? 梓:あ、そうだったんですけどね。場所ゼフィーリアなんで、ルナの頑張りが必要になるなと。 K:まぁ、ゼフィーリアの王妃はルナを信頼しているからな。元々ゼフィーリアは イベントに魔族が来る事を拒む事はしないし。 梓:っつか、ゼフィーリアで悪さは出来ないでしょう?L様、K様もいますし。 K:多分な。 梓:(多分じゃない、多分じゃ。) |
28805 | 行事は突然に 2 | 桜月梓 | 2003/12/25 22:50:39 |
記事番号28777へのコメント K:・・・おい?これ昨日終わらせる予定じゃなかったか? 梓:ははは。さぁ言ってみましょう(無視?! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 行事は突然に 2 「やっほー☆リ・ナv」 「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」」」」 そんなに深くない森の道を歩いていたリナ達一行は、突然話かけられ、後ろを振り向いた。 そこに立っていたのは、魔道士のような格好をした金髪美女と、かなり長く伸ばした黒髪の男性。 知り合いなのか?とガウリイ・アメリア・ゼルガディスの3人は、ちらりとリナを見るが リナ自身その2人を見て困惑している。 ちなみに・・・・リナ達の元へ丁度遊びに来ていたゼロスは、みごとに硬直している。 「・・・誰?」 訝しげな顔はするものの、リナほどの人物であれば分かる、滲み出ている威厳。 本能的に、逆らったり敵意は向けてはいけないと悟ったリナ。 くすくすと笑う女性―――L様は“仕方ないけどね”と独り言を呟く。 「一応初めまして、なのかしらねv?直接あたしと会うのはv」 「だから、だ―――」 「りりりりりっリナさぁんっっっ!!!!!!!この御方達にそんな口を利かないで下さぁい!!!」 誰なの、と聞こうとしたリナに、ようやく硬直が解けたゼロスが言葉を遮って叫んだ。 わたわたと慌てるゼロスを見て、K様もL様のようにくすりと笑う。 「久しぶりだな、ゼロス。あの時以来か?」 「あぅっ、はいっ(汗)!!!どうもお久しぶりですっ!!!」 ぴしっ!と背筋を伸ばすゼロスに、リナが顔をしかめる。 あのゼロスがこんなにも慌てているという事は・・・もしかして―――? 1つの考えが心に浮かぶ。「この御方達」。それでも有り得ないと願いたい。 それでも、ゼロスがこんな行動をとるのは上司だけか、それとも。 ディルスの文献で読んだのが、あれと対等なものなれば。 クレアバイブルの知識は全て本物。 となれば。それでも、しかし、と否定したい・・・。 「あら、リナv正解v」 「だぁぁあああああ!!!!!!!!!??やっぱしぃぃいいいいいい!!!!!???」 さらりと肯定をとったL様に、リナは悲鳴を上げて頭を抱え込む。 まだ分かっていない3人は、リナとL様とK様、そしてゼロスを見やる。 「「リナ(さん)?誰(なん)だ(ですか)?」」 リナはジロリとゼロスを睨む―――が、ゼロスも慌てきっているので今回は絡んでいないと推定した。 はぁーーーーーーーっと、かなり深い溜息をついてやや数秒。 「金色の魔王と時空の魔王よ」 森の中に3人の悲鳴(嘆き)の声が響き渡ったのは言うまでもないのだろうけれども。 「・・・と、いうわけで、明日ゼフィーリアでお祝いするからvvv」 「では、私達は一足先に向かうとしよう。明日を楽しみにしているからな?」 呆然としていたリナ達を残し、帰ってしまったL様とK様・・・。 だが、 “ゼフィーリア” という言葉に反応が早いのは、やはりというかリナだった。 ゼフィーリア = 郷里 = 実家 = 姉ちゃん 戦闘 < 平穏 < 盗賊いぢめ < お宝 < 姉ちゃん 上記、リナの頭の中で、瞬時に計算された方程式(?)である。 とたんに真っ青になったリナは、皆をせかして、郷里・ゼフィーリアへと走り急ぎ始めた。 ひとえに思うのは 「明日までに行かなければ姉ちゃんに殺される」 だけ。 その前にL様とK様の事を考えろ、と言いたい所だがそれは無理なようだ。 ガウリイ(はいつものこと)・アメリア・ゼルガディスは、いまだ事の次第を整理できていないようだが、 リナ・ゼロスにとっては命、または存在自体に関わることなのだ。 彼女らのいる場所から、はたして明日までにゼフィーリアまで行けるかどうか定かではないが この私には1言、頑張れ・・・としか言いようが、ない。 目指すは、明日までにゼフィーリア ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― K:・・・1つ、聞きたい事があるんだが・・・。 梓:なんでしょう。 K今日は何日で、何の行事で、明日は何日で、何の行事があるんだ? 梓:お答えしましょう。 今日は25日、世間一般でいうクリスマスです。 明日は26日、世間一般でいうただの平日です。 K:・・・・ほう・・・・・・? 梓:今日で終わらせる事が出来ませんでした・・・すみません・・・(汗) |