◆−Got help the out cacast 2−かぼちゃ (2004/1/7 10:06:48) No.28947 ┗Re:Got help the outcast 2−アオイツキ (2004/1/8 13:38:06) No.28954 ┗Re:Got help the outcast 2−かぼちゃ (2004/1/10 22:02:16) No.28969
28947 | Got help the out cacast 2 | かぼちゃ | 2004/1/7 10:06:48 |
Got help the outcast 虐げられし者に救いを 蒼空を切り裂くように黄金の翼が飛んだ。背負わされた物の大きさにも押しつぶされる事なく力強く竜の峰を目指した。やがて切り立った山々が見え始める。フィリアはその一角で着陸した。 タイミングを計ったように一等の黄金竜がやってきてフィリアの前に降り立った。互いに人間の姿をとると深々と頭を下げた。 「貴女はその昔栄えた火竜王の手の者ですね。用件を聞きましょう。」 「ことは重大です。そして急を要します。ミルガズィア翁と直接お話したいのですが・・・。」 フィリアの言葉に黄金竜は僅かの顔をしかめた。フィリアは図々しいと思われたのかと思い黄金竜の顔を注意深くうかがった。 「そうでしたか。貴女は御存じないのですね。」 溜息をつきつつ黄金竜は言った。 「どう言う事でしょうか?」 「残念な事にミルガズィア翁は病にかかりすでに隠居されました。そして現在竜の峰の長は空席になっております。あの偉大な長老の後を継げる器の者などここにはおりません故。」 「そうですか。」 フィリアは深い溜息をついた。竜の峰がこのまま衰退していく未来がはっきりと見えた気がしたのだ。 「して、要件とは?」 「はい。こんな事を言っては正気を疑われるかもしれませんが魔族達の計画の一部が明らかになりました。奴らはカタートに封じられた赤眼の魔王を開放するつもりです。その前にこちらから攻めなければ・・・」 「お待ちください・・・。」 一気に話してしまおうとしたフィリアだったがやはりこの黄金竜にはにわかに信じられる者ではなかったのか戸惑いの表情でフィリアを見ていた。明らかに混乱しているのが見て取れる。フィリアの言葉を受け入れるべきか悩んでいるようにも見えた。 フィリアはその態度に不安を覚えた。ゼロスもなかなか意見を受け入れなかった自分にこんな不安を抱えたのかと思うとやりきれない思いがこみ上げた。 「そんな情報をどこで・・・?」 「それは・・・・・・。」 ここである魔族から直接聞いたなどといえば間違いなく罠と判断されてしまうだろう。フィリアは言い訳を考えるように必死で考えた。黄金竜はフィリアをやはり疑っているようだ。居心地の悪さにフィリアは吐き気すら感じた。 「確かな情報でないのならこちらも対策の仕様がないんです。」 「そんな・・・。」 「ただでさえ我々は長となる者がいないため混乱の最中にあります。その上、情報源のわからない話にまで振り回されるわけにはいかないのです。」 完全に道は断たれたようなものだった。フィリアは絶望し同時に意を決した。 「では、お話します。この情報は獣王に属する高位魔族から直接得た情報です。」 声を張り上げて何処か怒りを吐き出すように言ったフィリアだったが黄金竜はぽかんとしていた。 「えぇ・・・っと・・・・・・。」 困ったように黄金竜は何やら色々と思考をめぐらせていた。 「魔族から直接・・・・・・ですか・・・。信じたんですか?」 「はい!」 妙に自信満々に答えるフィリアに黄金竜は呆けた顔をするばかりだった。 「とにかく対策を!」 「わかりました。その話、私が聞き入れましょう。」 突然、威勢の良い女性の声が響いた。フィリアだけでなくその黄金竜までが驚いた様子で固まった。 「その話詳しく聞かせてもらいましょう。」 金色の長い髪。白い鎧。顔立ちからいって種族はエルフ。 「私はメンフィス・ラインソード。メフィで構いませんわ。」 「は・・・はぁ・・・?」 フィリアは何となくその勢いに飲まれていた。 「ですが、何でそんなにあっさりと???」 「ええ。確かにこれは罠と言う可能性が高いですがだからといって放っておくべきではない内容でしょう?こういった状況に全く怯むことなく向かっていく人を昔、見たことがあるので私もそれに習ってみようと思いましたの。」 「何だか私も似たような人にあった気が・・・・・・・。」 「命知らずならここにもまだ沢山います。かき集めて軍を作りましょう。寄せ集めですが・・・。」 「ありがとうございます!」 ************************************* お久しゅうございます。そして明けましておめでとうございます。 冬休みに入ったから書ける気でいたのに年末年始は忙しくて結局、冬休み終わっちゃいました(泣)。 情けないです。話自体はもう書き終わってるんですがどうも最近パソコンに向かっていません。これで机に向かう時間が増えてるなら問題ないんですがねぇ・・・。大部分が部活がらみですからねぇ・・・。良いのかなぁ。もうすぐ受験生なのに。 こんな私ですがなにとぞよろしくお願いします。 |
28954 | Re:Got help the outcast 2 | アオイツキ URL | 2004/1/8 13:38:06 |
記事番号28947へのコメント かぼちゃさん あけましておめでとうございます。 お待ちしておりました〜っ! あああ、続きが気になります。 もう完成されているのですよね。 アップされるのを楽しみにしております! |
28969 | Re:Got help the outcast 2 | かぼちゃ | 2004/1/10 22:02:16 |
記事番号28954へのコメント >かぼちゃさん >あけましておめでとうございます。 どーも。あけましておめでとうございます! >お待ちしておりました〜っ! >あああ、続きが気になります。 >もう完成されているのですよね。 >アップされるのを楽しみにしております! はい。完成しております! 一月は部活が少なかったり、授業が減ってたりと早く帰れる日が多いので今度こそどんどん打ち込んでいけたらと思います。 御期待に沿えるかわかりませんが頑張ります! |