◆−リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 プロローグ−スティック (2004/1/7 16:04:51) No.28950 ┣Re:リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 プロローグ−神高 紅 (2004/1/7 17:40:07) No.28951 ┃┗Re:ありがとうございます。−スティック (2004/1/7 18:41:23) No.28953 ┣リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 1話−スティック (2004/1/9 14:17:08) No.28961 ┗リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 2話−スティック (2004/1/11 14:03:03) No.28975 ┣Re:リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 2話−神高 紅 (2004/1/11 21:40:09) No.28978 ┃┗Re:ありがとうございます。−スティック (2004/1/12 12:19:36) No.28987 ┗Re:リナのぢごく日記−はるか (2004/1/12 12:27:56) No.28988 ┗Re:リナのぢごく日記−スティック (2004/1/12 21:11:25) No.28994
28950 | リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 プロローグ | スティック | 2004/1/7 16:04:51 |
前書き 思いつきでやっていきます!!(おいおい ***************************************: プロローグ 「へ?あたしの過去?」 「なんかたまに話を聞いてると、やたらすごい日常っぽいからな」 「・・・・・(まぁ、すごいっちゃすごいけど・・)」 「やっぱり嫌か?」 とある午後の昼下がり・・・どこぞの町にてティータイムしていたリナは相棒のガウリィに突然質問された 過去のことを聞かれるリナはかならず瞳に恐怖の色を映し出す・・・ しかも全部が「お姉さん関係」・・・一体どーゆう姉なのか?リナがそこまで恐がる姉とは? と、いうわけで聞いてみたガウリィさんであった。 「・・・・・・・しない?」 「は?」 「後悔しない?」 どんよりとした嫌〜な感じの目で問うてくるリナ ・・・まずいこと聞いたな・・・こりゃ・・・ と、思いつつもどうやら話してくれそうなので了解サイン?を出す ふかぁぁいため息をつき、ティーカップの中に残っている紅茶をスプーンでかき混ぜながら リナはゆっくりと語りだした。 「・・・そうね〜・・・あたしが本格的な姉ちゃんのしごき・・もとい修行を受けたのは確か・・・」 リナ・3才の春 「リナ、あんたも3才になったから・・・お姉ちゃんが本格的に鍛えてあげるねv」 ピク・・・3才年上(という設定です)の姉・ルナ=インバースはニッコリと妹のリナに言った すぐさま反応するリナ 「・・・ほんかくてき?・・・いままでのは?じゅーぶんほんかくてきだと思うよ?」 冷や汗タラタラで姉に聞くリナ 「甘いわね・・・その程度じゃ旅に出る時世の中やってけないわよ?大丈夫vお姉ちゃんにまかせなさい!」 「・・・・・・(それがしんぱいなのよ・・・)」 生まれて数ヶ月の時、姉の手で実家の庭にある池(得体の知れない魚が泳いでます)に放り込まれ 自力で這い上がったと思ったら今度は近くの湖(シードラゴン住んでますv)に1人ボート(タライ)に乗せられ 襲い掛かってくるジードラゴンをどうやってか退けたと思ったら今度はトロルの群れの中 何故か姉はまだ五歳にも満たないのにやたら強い・・という・・・ 物心つく前からそんな色んなことをやらされていたリナはルナのこの言葉に硬直した 「と、いうわけでいらっしゃい、母さん!父さん!リナとお出かけしてくるね!!」 玄関口に立ち、そう叫ぶルナ・・・置くから「いってらっしゃ〜いv」「リナ〜生きて帰ってこいよ〜!」 と二通りの答えが返ってきた 「・・・・・・・(汗)」 「ほら、はやくしなさい!」 「はいぃぃ!!」 トテトテ・・・ 「おや?ルナちゃんにリナちゃん今日もお出かけかい?」 「ちょっと・・ねv」 「あっれ〜?りなちゃんお姉さんとどこ行くの?」 「・・・おねがい、きかないで・・・(泣)」 「相変わらずインバースさんの所の娘さんは元気だね〜」 「まったくですわね、ほほほほ」 ゼフィーリアの首都・・・かなりの観光客が来るためお店もたくさんあり 知り合いや近所の人たちがルナとリナを見て上記のように色々と話し掛けてくる ・・・・・ひとの気もしらないで〜・・・・・ 決して口には出さぬまま、ルナの後に大人しくついて行くリナ やがて、ゼフィーリアを抜けその近くの茶色い部分の目立つ山にとついた 「・・・・ねーちゃん、まさか・・・(滝汗)」 「そ、正解v」 満足そうに言うルナ・・・しかし、リナは「うそでしょー・・・いやだよ〜・・」 と弱音をはいている ・・・・・もちろん、その直後ルナの鉄拳をくらったのは言うまでもない 「じゃ、いっしゅうかんでいいから頑張ってね♪お母さんとお父さんや魔道士教会の人達には山ごもりってちゃんとつたえておくからv」 スタスタ・・・さっさと言ってしまうルナ しばらく放心状態が続くリナ・・・気づいた時には姉の姿はなく白いティーシャツに黒いズボンという格好の自分が残っていた ショートの栗色の髪を風に揺らせながら、1人、リナは 「・・・・いっしゅーかんって・・・わーん、酷いよ〜!ねーちゃん!!」 今は亡き姉・・・じゃなかった・・・家へと戻った姉に向って抗議している はっきりいって、何にも無い、リナも手ぶら あちこちに木は生えているが、やはり、土が丸出しの部分が多い 木には花が咲いており、鳥なんかがいるが、いまのリナにとってはそんなのはどうでもいいことだった。 「・・・かえったらねーちゃんに殺されるからなぁ〜・・・まずはじゅーきょさがし・・・」 とぼとぼと、頼りない足取りで歩く少女 唯一の救いは、少々魔術を覚えていたこと・・・なるべく草木の多い場所を探し近くの土肌にトンネルを作る ぽっかりとあいたけっして大きくは無い穴・・しかし、今のリナにとってそれで十分だった。 「・・・まほーならっといてよかったぁ〜・・・」 リナは他の子に比べて魔術を扱う才能に長けていたため丸暗記の魔術意外にも少なからず使える 初めて行った魔法は「炎の矢(フレア・アロー)」これをとある近所の子供に試したという・・・ まか、これは余談だが・・・ 「トンネル堀の術もけっこーやくにたつんだぁ〜・・・と、かんしんしてるばあいじゃないよね ・・・・・・・・たべものどーしよー・・・」 かぁーかぁー 茜色に染まった空にはカラスが鳴いている とりあえず、いける範囲のところまで歩いてく 「あ、川はっけーん!」 さらさらと流れる川・・・緩やかな山伝いをすべるように流れて行く ついでにリナがいるのは山の中腹の少し下あたり 「おっさかなおっさかな〜♪」 そこいらへんにあるしなりの良い木の枝を拾ってきて幹にくっついているツルを結びつける さらに、岩をひっくり返し虫をくくりつける ・・・・・・・このころから生活力があったリナ これもルナのおかげ釣は父親から教わったもの チャプン ぴくぴく 「きたぁ!!おりゃぁ!!」 気合一発竿(枝)を引く、10センチほどの魚がつれた 3才の子供とってそれだけでも十分なのだが・・・それは普通の子供にたいして・・・ 何故か生まれた時からオオぐらいのリナはこれだけじゃ足らなかった。 「〜♪・・・またきたぁ!!」 天性の素質・・・というのだろうか?次々とつれる魚 10匹ほどとった所でいったんやめにする 「えっと、これをこーしてこーやって・・・・よし、ふれあ・あろー!」 ボヒュ メラメラ 集めた薪に呪文一発木が燃える 今のリナは全力でうっても大人に焼けどを負わせる程度なので少し加減してうてば薪にほどよい火がつく 枝に刺された魚がいい感じに焼けて行く 「・・・でっきたぁ〜!いったっだきま〜す!」 ・・・・30分たつかたたないかで10匹の魚かんしょく そのころには空には星が出ていた 水(汲む道具が無いので、浄化水)で煙も完全に消す 時間が会ったら、煙で燻してくんせいでも作ろうかと考えていたらしいが今日は切り上げて寝床に戻った 今日は何事もなかったが、明日からリナは大変な目に会う 朝 「ふあぁぁ〜・・・ん?」 ことりがさえずる中、落ち葉・・ではなく花びらを拾ってそれを穴に敷き詰めて寝ていたりナは 頭に花びらをつけたまま外へ出る そして・・・ 「きゃああぁぁぁぁ!!!!!」 響き渡る悲鳴・・・外の様子が変だったのでちょっと歩いてみるといたのはゴブリンの群れ 朝起きたらいきなりゴブリンと会う・・・3才のリナにとってはビックリする出来事だった 「ぎぇ〜?」 一斉に振り向くゴブリン(15匹くらい) 「にゃあぁぁ!!!ふぁいあー・ぼーる!!」 火の玉を全力投球・・あたって弾け、あたりに炎を撒き散らす 人という物はピンチになった時潜在能力が引き出されると言う・・・ 二発うった所でゴブリンは全滅した。 「はぁ・・はぁ・・・びっくりしたぁ〜・・・」 後に残るはくろく焼け焦げた地面にゴブリンであった。 そんなこんなで一週間 その間、ゴブリンは当たり前、さらには大きな洞窟に入って探検したらオーガは出るわトロルは出るわ 蛇は出るわでっかい蝙蝠はでるわでそのたびに悲鳴をあげながら簡単な攻撃呪文をぶち込む 「フリーズ・アロー!!」 ぴっきぃぃん 「ぜぇ、ぜぇ・・・今日で一週間・・・・」 蝙蝠(普通の)の大群を氷の矢で氷付けにし、いっきに山を駆け下りる ・・・・・つーか昼に蝙蝠って・・・? 「たまにいるのよ・・昼に出てくるこうもり・・・」 あ、そうなんですか・・って、ナレーターに話し掛けちゃだめですってば! っていうか、聞こえたの!?聞こえるモンなの!?ねぇ、作者!! (・・・ただのノリっす・・リナに突っ込んでほしかったんで・・・) ・・・・・あんたねぇ〜・・・・ 「・・いいからなれーしょん・・・」 あ、ごめんごめん・・・さて、駆け降りたリナは、見慣れた姿を認める 「ねーちゃあぁぁん!!」 「あ、リナ、どう?体力も精神力もついたでしょ?」 「・・・・うん、まぁ・・・たぶん・・・」 ルナはにっこりとして妹の手を引っ張った 「とりあえずお風呂に入って着替えなさい・・あ、服は自分であらうんだよ?」 「はーい・・・」 「・・・ん〜・・・あの時初めて両親と離れて一人で過ごしたのよね〜・・・いや〜びっくりしたわぁ〜・・」 「・・・・・・なぁ、でっかい蝙蝠って・・・」 「・・・・あ、ヴァンパイア・・・?もしかして?」 沈黙するガウリィ・・・ヴァンパイアは人間の遥かに凌ぐ魔力をもっていて、魔法おぼえたての3才幼児の少女が敵うわけないのだが・・・ 「・・・お前・・・」 「・・・まぁ、あの時あたしも混乱してたし・・・とりあえず出てくる物をあたりかまわずぶっ飛ばして・・・」 「・・・・・・・火事場のバカ力・・ってやつか?」 ガウリィが言う・・・リナは驚いた顔をして 「へぇ〜・・・ガウリィでもそんな言葉しってたんだぁ〜・・・」 「・・・・・・おい・・・・」 「まぁ、冗談はおいといて・・・あれからよ・・ねーちゃんのしご・・修行がさらに激しさを増したのは・・・」 「冗談じゃなくて本気だったろ・・・」 ガウリィを無視してリナは昔をいやいや思出だす顔をして残りの紅茶を飲み干し、再び語りだした **************************************: 後書き L様:・・・・突然の思いつき・・・大丈夫なの? ・・・たぶん・・・・ L様:信用無いわね〜・・・ まぁ、それはともかく前々からやりたかったルナ姉さんのしごき しかし、内容が思いつかなかった・・・なので、とりあえずこんなふうな感じでいいかなぁ〜? と思いつつ当時のことを述べております。 L様:次回は二年後、リナが五歳の時・・って、今考えたらしいわよ? ・・・・・・いちいち言わなくても・・・ L様:うっさい! ずごぉん! うわぁ!!・・・いきなり鉄球なんか落とさないで下さいよ L様:っち、はずしたか・・・じゃ、また次回ね〜♪ ・・っち、・・って・・・(汗 |
28951 | Re:リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 プロローグ | 神高 紅 | 2004/1/7 17:40:07 |
記事番号28950へのコメント こんばんは今かなりやばい状況な紅です。 コ(それは自業自得ってなもんだろ) こ(遊びほうけて・・ましたから・・) 反論の余地がない・・・・ コ(まあこんな馬鹿はほっといてレスへ行くとするか) > とある午後の昼下がり・・・どこぞの町にてティータイムしていたリナは相棒のガウリィに突然質問された > 過去のことを聞かれるリナはかならず瞳に恐怖の色を映し出す・・・ > しかも全部が「お姉さん関係」・・・一体どーゆう姉なのか?リナがそこまで恐がる姉とは? > と、いうわけで聞いてみたガウリィさんであった。 命知らずな・・・・ こ(あとで絶対後悔しますよ・・) >「・・・そうね〜・・・あたしが本格的な姉ちゃんのしごき・・もとい修行を受けたのは確か・・・」 > > > > > > > リナ・3才の春 はやっ!3歳ってちょっと・・・ コ(そうなのか?俺はもっと早いかと思ってたが) お前もかい・・・・ > 生まれて数ヶ月の時、姉の手で実家の庭にある池(得体の知れない魚が泳いでます)に放り込まれ > 自力で這い上がったと思ったら今度は近くの湖(シードラゴン住んでますv)に1人ボート(タライ)に乗せられ > 襲い掛かってくるジードラゴンをどうやってか退けたと思ったら今度はトロルの群れの中 > 何故か姉はまだ五歳にも満たないのにやたら強い・・という・・・ > 物心つく前からそんな色んなことをやらされていたリナはルナのこの言葉に硬直した 数ヶ月でそこまでするのかおい・・・ こ(確かにちょっとやりすぎかも・・) > リナは他の子に比べて魔術を扱う才能に長けていたため丸暗記の魔術意外にも少なからず使える > 初めて行った魔法は「炎の矢(フレア・アロー)」これをとある近所の子供に試したという・・・ > まか、これは余談だが・・・ 確かその後ぐれて犯罪結社を作った方ですよね。 コ(炎の矢なんて可愛いもんだろ) こ(そうですよ・・まだ竜破斬よりはいいですよ・・) そりゃそんなもんと比べたら・・・・ > 響き渡る悲鳴・・・外の様子が変だったのでちょっと歩いてみるといたのはゴブリンの群れ > 朝起きたらいきなりゴブリンと会う・・・3才のリナにとってはビックリする出来事だった 普通は3歳児のかた以外でも驚くと思いますが・・・ コ(普通の奴ならな) > 火の玉を全力投球・・あたって弾け、あたりに炎を撒き散らす > 人という物はピンチになった時潜在能力が引き出されると言う・・・ > 二発うった所でゴブリンは全滅した。 > >「はぁ・・はぁ・・・びっくりしたぁ〜・・・」 > > 後に残るはくろく焼け焦げた地面にゴブリンであった。 こ(ほほえましい光景ですね・・) どこがだ! >L様:っち、はずしたか・・・じゃ、また次回ね〜♪ > > ・・っち、・・って・・・(汗 とりあえずではこのへんでさよーならー。 コ(また今度) こ(ばいばい・・) |
28953 | Re:ありがとうございます。 | スティック | 2004/1/7 18:41:23 |
記事番号28951へのコメント 明日からついに学校!そしてその翌日課題テスト!何もやってない♪ ニセ:なに逃げてるんですか? 分かりました・・? ニセ:だめですよちゃんとやんなきゃ・・・ コメントありがとうございました!いつからしごきを始めたかわかんないのでもう適当な設定で・・・ ニセ:・・・・・無視・・? ・・・生まれてから数ヶ月で池に・・・とかは普通の人からしてみればありえない話ですが ルナさんならありえると思います!! ルナ:どういういみかしら? ・・・いえ、特別な意味は・・・っていうかルナさん、何故ここに? ルナ:なんとなくよv ・・・・・(ルナさんとL様ってどこか似ているような気が・・・) ニセ:・・・部下達とかに恐怖心を持たせてるところとか? ・・・・うん・・・っていうか、・・あ、ニセだから分かるのか・・・ ニセ:とりあえず、私はニセだけど、元はスティックだから考えていることは分かりますよ? ・・・・・さて、とりあえずここまでにしまして、次回は次回やるときに考えながら打ち込みます。 ニセ&ルナ:おいおい では♪ |
28961 | リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 1話 | スティック | 2004/1/9 14:17:08 |
記事番号28950へのコメント 第一話「決死のサバイバル」 リナ・五歳の秋 只今、午前三時 すやすや気持ち良さそうに寝ている少女は、突然起こされる 「リナ、ちょっとおきなさい」 「ひゃいぃ!!」 条件反射とでもいうのだろうか?姉の声によりバっと起き上がる 今までウソ寝してたんじゃァ?っと思うほどに 「今すぐ着替えて、30秒以内に降りてきなさい」 「はいいぃぃ!!」 バタン・・扉が閉まる と、思いきや猛烈な速さでタンスから服を取り出し、パジャマをたたむ ショートの髪をとかして、時間を見ながらテキパキとこなして行く もはや、そこいらの五歳児と比較にならないほど・・・・。 どたどたどた 階段を駆け降りてリビングへ入る そこには、タイムウォッチ(秒数単位で動く時計)を持った姉の姿が・・・・ 「うん、28秒・・・よかったわね間に合ってv」 ぞくぅ・・・背筋に悪寒が走る 「はぁ、はぁ・・で?朝早くからなに?」 息を整え、ソファの上でなにかしている姉に向って疑問をぶつけた 「日の出〜夕刻までの約12時間(半日)とある場所で向かい来る追っ手から逃げるサバイバルゲームをやってもらうわ」 ぶぷぅぅ!! おもいっきり噴出す 「さ・・さばいばるぅ〜!!??ちょっと、まじで?(滝汗)」 ニッコリと無理した笑みを向けて言うリナに、ルナはいたって爽やかな笑みで 「もちろんv嫌・・・なら・・・」 よいっしょっと・・・そう言って、どっからかロング・ソードを取り出す姉・・只今八歳 きらり〜ん☆と刃先が光る 「これで・・・・」 「わかったわかったわかりました!!リナ、やります!!」 みなまで聞くのが恐いので速効で答える ルナは満足そうに頷き剣を磨き始める・・・ シャッシャッシャ 「・・・・・・(だから恐いよ)・・・」 「はい、これもって・・・あ、追っ手から逃げるって言っても、正当防衛で倒すのも有り ようするに、半日の間生き延びればいいのよ」 ことも何気におき楽にいうルナ リナは、・・・ねーちゃんって、一体?・・いくら赤の竜神の力の一部があるから・・? という考えをよくおこす よく解かれたロング・ソードを渡され・・もちろん今のリナにとって大きいのでバランスが取れない・・ フラフラしながら受けとった 「・・・扱いにくいんだけど・・・」 「背中に背負えば大丈夫よ」 そういい、背にくくりつける・・・もともと標準よりも背が低いリナ、剣は地面をかすかに引きずることになった 歩くたびにリビングに傷がつき・・・・ 「歩くな!!傷をつけるな!!」 バコぉ!! 姉の制裁をくらう、前かがみになりながら外へ出る 姉に引っ張られて着いた場所は、密林・・と呼ぶに相応しい場所 ・・・・近くにあたっけ?・・・・ と首を傾げるが、まぁあたってことで・・・と勝手に納得 「ここで半日過ごしてもらうから、もちろん自給自足v・・・死んだらダメよ?」 「・・・・・はい。」 ねえちゃんならあの世までおっかけて絶対お仕置きにくる・・・と、本気で思っているリナであった。 午前五時、東の方が薄っすらと明るみを増す 「じゃ、日が暮れたら1人で戻ってきてねvくれてから一時間以内に戻ってこれないと晩御飯ぬきだから」 「・・・・はい・・・。」 それ以外にも絶対にお仕置きするな・・姉ちゃんなら・・・・ と心で付け足しておく 「じゃぁ〜ね〜♪」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 姉の姿が見えなくなる ・・・二年前もたしか、とある山でこういうふうに過ごしたことがあったけ・・・ 今現在のことでいっぱいいっぱいなリナは過去のことをおもいかえしている余裕はなかったが ふいになんの前触れもなく思い出すことは有る 「・・・追ってって誰だろう?姉ちゃんの知り合いかな?」 とてつもなく嫌な予感がする とりあえず、全体が見渡せそうな場所を探しに出かけた。 とりあえず木の上 かすかに引きずる剣が邪魔だが、これを捨てたら姉に殺されかねない という本能がつげているので、木の上にはレビテーションでゆっくり上っていった ちょうど抜きやすい高さに剣の柄があるのでずらすわけにはいかない 「んっと・・・ん?なんだあの・・あらかさまに怪しいのは・・・」 たまたま目線にあった所で木々が揺れている その間から、わずかにダークグリーンの服を着た複数の人間がこちらにやってくる ・・・・まぁ、剣の引きずった目に見えるか見えないかの跡を偶然でも見つければそれをたどってこれるのだから 別に驚くこともないのだが・・・ 「・・・・っていうか、なんでまだ五歳のあたしがこんなことするんだ?」 がさがさぁ!! 「んっきゃああぁぁぁ!!!ウィンドブリッドぉぉ!!!」 空気の弾丸が飛ぶ 「ぎょええぇぇぇ!!!」 いきなり目の前に現われた男は落下 「はぁ・・はぁ・・・いきなり出てこないでよ・・・っていうか木の上にいても無意味?」 そうおもうと同時にまた、別・・・と思われる(全員覆面つき)男たち3人が来た 「レビテーション!」 フワフワとけっして早くない・・・っというか遅いスピードでその場を離れる その謎の男たちの持っていたダガーが今さっきリナのいた幹に突き刺さる 「・・・・・まぢ?」 本気でリナを殺そうとしているのかどうかはともかく、まだまだ子供のリナにとってひたすら恐いんで ひたすら逃げる 「ああぁぁ!レビテーションって便利だけど遅いのよぉ!!おいつかれるぅぅ!」 「はぁ!」 びゅん! ひょい 「いきなり探検をなげるなぁぁ!!幼児虐待だああぁぁ!!!」 その間にもあちこちから弓やら果ては魔術・・フレア・アローなんかも飛んでくるしまつ スピードはのろいがなんとか致命傷は避けながら岩山に降り立つ 5人ほどの人が岩山を登ってくるが・・・ 「てぃ!」 ゲシ!ごろごろごろ・・・ 「「「ぴええぇぇぇぇぇっるぃぅ!!!」」」 意味不明な叫び声をあげながら、リナが蹴り落とした石ころや岩にあたってつぶれて行く リナがいるのは、岩山の天辺で大きさは普通の御宅一軒ほど高さもそれくらいでボコボコしている 「しばらくここにいいたほうがいいかも・・・ここなら見晴らしもいいし何かがきてもわかるし」 そして、腰を落ち着かせる 剣が邪魔なんで外して手元に・・・・ 「・・・・・はぁ・・あたしって一体・・・」 生まれてまもなくから姉のスパルタ教育が始まり、それは減る所かどんどんエスカレートしていく ・・・リナ、只今見習い魔道士・・・魔道士としての勉強をしながら姉の教育・・・ 普通であるはずがない・・・・ 「っていうか、姉ちゃん事態普通じゃないし・・・」 はぁぁぁ・・・深いため息 「お仕事お仕事・・・っと?」 『彼』は上司の命令である書物を処分している 彼は、岩山の天辺で憂鬱に浸っている栗色の髪の短い少女を発見 「・・・・っていうか、こんな所にこんな場所ありましたっけ?」 少女の上空でフワフワ浮いている彼は、突然出来たようなこの場所に違和感を覚えながらも本来の仕事を思い出し まぁいいか・・・と呟いて消え去ろうとするが・・・ 「・・・わぁ!!」 「どわぁ!!」 おもいっきり驚く・・・いつのまにか目の前には栗色ショートの少女が・・・ 紅の瞳が珍しそうに輝く 「こーんな場所でなにやってるの?」 「・・・・あなたこそなにやってるんですか?」 逆に問い返す、少女は困った顔をしながら一言 「・・・・しゅぎょーだよ・・・修行・・・サバイバルだってさ」 「さばいばるぅぅ?五歳児が?」 みためからして五歳児か四歳児か迷ったが、とりあえずそういっとく 少女は頷きながら 「そうだよ・・・・・・・ちょっとお兄さん肩かしてね」 「はい?」 ふわり・・・と少女は青年?の肩に足をおき、もう片方の足を頭の上に置く 「・・・・・・・あの?僕仕事が・・・・」 「うっさい!下から飛んでくる連中蹴散らさないとあたしが危ないの!幼児には協力する!! ってことで・・・・ガーヴ・フレアあぁぁ!!」 ボン! 炎の塊がしたから飛んでくる謎の男を撃墜する 今のリナの実力なら、全身大火傷程度ですむのでご心配なくv 「さらに、ディム・ウィン!!」 びゅうぅぅん! 風が吹き、残りの男たちはバランスを崩して落下 「「ああぁぁれぇぇぇ〜!!!」」 「よっしゃぁぁ!!見たかぁ!幼児虐待するからこーなるんだよ・・ね?お兄ちゃん」 「・・・・・・・・人間って・・世の中って奥深いんですね・・・」 しみじみとそう思う青年であった。 謎の少女を岩山へ送ってから仕事の続きを始めた青年は少女の放ったエルメキア・ランスをくらいながら飛んでった ・・・・・・・なにゆえ・・? 「さってと、おぉ?また誰か来た」 謎の男たちが誰なのかは知らぬまま、今度はリナと同じ高さを浮遊する人を見つけた 青い長い髪の少女だった。青い髪の少女は、リナを見つけると 「ねぇ、こんな所にこんな場所ってあったけ?」 と聞く 「・・・・さぁ?あたしもおかしいなぁ〜・・って」 「それよりも何してるの?」 たぶん五歳児の少女が1人、こんな場所にいるのはおかしい と思う青い髪の少女、しかも・・・ 「・・・恐くないの?負の感情が少ない・・・下からはほどよい負の感情があるのに・・」 「・・・負の感情?・・・下にはさっき撃墜した謎のおじさん達がいるけど・・・あたしは修行だよ」 「・・・ふぅ〜ん・・・じゃ、下にいる人たちからちょっとお食事でも・・v」 ひゅぅん・・と高度を下げて行く青い髪の少女 リナは、「変なの・・」と呟き、自分もおなかがへっていることに気づいて食料を調達しに出かけた ・・・岩山のふもとから、悲鳴が聞こえたような気がしたが、どーせ悪人だからいいか・・・ ということで完璧に無視するリナであった。 「うーん、一般人?」 リナが食料を調達しに出かけた直後、青い髪の少女は男たちの覆面を引っぺがし ちょこっと魔力弾を近くに飛ばして、その時発する恐怖の感情をいただいていたのだが・・・ 「ひぃぃ・・・まったまった!俺たちは、ルナちゃんに頼まれてリナちゃんをおっかけて殺すまねをするように 頼まれただけなんだよ!」 「そうそう、でもまさか、まだ五歳の子供があんなに術を使えるなんてなァ〜・・・ さすがはルナちゃんの妹だね〜・・・」 「・・・ルナ・・?妹・・あの子がリナ?・・・ふーん、まさか自分の姉が仕掛けたことなんて思ってないみたいね ・・・・・楽しい♪」 「「・・・こっちは楽しくないんだが?」」 ・・・こんなやりとりがあったことをもちろんリナは知らない ついでに悪党のふりしていたのは、近所の暇なおじさん達であった。 今のところ重傷者はいても死傷者はいない・・・もっとも、普通にやっててもリナが人を殺せるだけの魔力は持ち合わせていないのが現実 「よっと・・・」 剣で木の実を切り落とす 木の根元には、様々な木の実やキノコがある 「キノコは・・・にて食べるか・・・」 アクアクリエイトで水を自作の鍋(土にふくまれるねんどをコネテ火球弾で焼いたもの)にキノコをいれ 取れた薬味(木の実やつぼみなど)を入れて煮る ・・・・・・本当に五歳児のやることか?・・なんて突っ込まないで下さい。 リナちゃんなので何でもありなのです!!(んな無茶な 「ルンルンルン♪」 鼻歌を歌いながら出来たてのキノコ鍋?を食べる なんだかんだやっていて今は昼・・・朝ごはんを食べていなかったのでいつもの倍昼ごはんを食べる と、そこへ・・・ 「子供がなにやってんだ・・?」 「うみゅ?・・・また別のお兄さん・・・今日は多いなぁ〜・・・」 銀髪の青年が木々の間から出てくる 少女のそんな言葉は無視して 「おい、青い髪の女をみなかったか?あいつ、完全に切り離ししてるせいでなかなかいる場所がつかめん」 「・・・切り離し?」 キョトンとするリナ・・・青年は首をふり 「いや、とにかく知らないか?」 「・・・あっちの岩山のふもとに下りてったよ・・・まだいるかどうかわかんないけど・・・」 素直にそう答えるが、青年は「そうか・・・」と言って、礼もなしにそちらへ向った 「・・・・・・・礼くらいいえよ・・・子供だからって・・・(怒)」 とりあえず、やけ食いのごとく残っている果物や木の実を全部食べる 「・・・そっか、まずはあいつらの正体を・・・」 食べてから、そう思うリナ・・早速、撃墜した男達のいる場所・・・ 先ほど銀髪の青年が向った場所へ行く 「だから、ちょっと休んでただけよ!」 「お前のちょっとはちょっとじゃないんだ!とっとといくぞ!」 「えぇ〜・・・だってぇ〜・・・」 「だってじゃない!」 突然来た銀髪の青年と青い髪の少女は鉢合わせるや否やくちげんか 謎の男達・・・もとい、暇人のおじさんお兄さん方は世間話を始めている 「最近インバースさんの所の賞品がバカ売れしてるみたいだな」 「バカ、それは前からだろ?」 「それにしてもルナちゃんは八歳とは思えないほどしっかりしてるな〜・・よいことだ」 「・・・・しっかりしすぎじゃないか?」 などなど・・・他にも、最近晴れが多いだの雨が降らないだの話している 「それに、ここ・・・絶対今まで無かったよ?」 「・・あぁ、そうだな・・・さっき偶然・・・」 口喧嘩はやめて、この密林について話始めたこの二人 銀髪の青年が最後まで言う前に、おじさん1が 「あぁ、これな・・・ルナちゃんやあたりの国のお偉いさんたちが作ったそうだ」 「なんでも、緑化運動とかいってたな」 「そうそう」 おじさん2、3も話に加わる 「いや、でも緑化運動というよりは・・・リナちゃんの修行場所として作られたって言う噂も・・・」 今度はお兄さん1、その言葉に何故か納得する一同 銀髪の青年と青い髪の少女は「?」を浮かべている 「・・でも、作っている所も・・・」 青い髪の少女が質問する 「あぁ、それなんだが、永遠の女王・エターナルクィーン様率いる精鋭部隊と」 「聖王都・セイルーンに使える司祭様達がそうでで結界を張ったとかなんとか」 「「・・・・・・・・何故そこまで?極秘ってわけでもなさそうなのに・・・」」 青年と少女の言葉がはもる・・・と、ちょうどその時 「ああぁぁ!!近所のおじちゃん!!におにいちゃん!!」 「「げ!ばれた・・・・」」 リナ登場・・・リナはしばらく考えて唐突に・・・ 「・・・ねーちゃんか・・・・おじちゃんたちも大変だね・・・」 と、納得したように言った 「まったく、リナちゃんには驚かされるばかりだよ・・・」 うんうん・・・頷く一同 「・・・姉ちゃんのおかげだね・・・(汗)」 「「はははは・・・・(汗)」」 冷や汗を流しながら笑っている それを見て 「そのルナって何者だ?」 「今までの話が本当だとすると・・・結構お偉いさん達に知り合いがいるみたいね」 「っていうか、リナちゃんとこの店がかなり有名だから・・その関係だろ?」 横でリナが頷く ときたま、かなり偉いとおもわれる人たちが護衛をともない買い物にくることもある あながちウソではないだろう 「・・・・ま、どーでもいいか私達には関係無いし・・・」 「分かったら帰るぞ・・・」 「はーいはい、じゃ、がんばってねぇ〜♪」 手を振りながら空に浮かびそのままどこかへ飛び去る青年と少女だった。 きづけば夕暮れ・・・そろそろ帰ってもいいだろう 近所の暇なおじさん達と一緒に、たまに出現する怪物を倒しながら家路につく ***************************************: 後書き L様:・・・・出したわね うん、なんか出したい気分になりました。 L様:2人の謎の青年と少女が誰なのかはいわないわよ? ・・まぁ分かる人には分かるかもしれないし・・どっちにしろ、そのうちの2人は私のオリジナルキャラです。 L様:今回はたいしたことなかった?リナは? いいえ、家に着いた時点でリナはボロボロでしたよ? 密林の中でいろんな物に遭遇してたんですから L様:・・・・近所の人たちは重傷者が多かったからたいして役に立ってないとか? その通りです。まぁ、これに書いてある意外にもリナはなにかと苦労してます なんたってこの計画を考えたのはルナと母親なんですから・・・ L様:・・・で?具体的にはどういう計画なのかしら? ・・・・・・・考えたなかったです、書いていくうちにどんどんこーなってしまって・・・ 自分でも何がなんだか・・・ L様:無責任 ばこぉぉん!! ぐ・・やっぱり・・そうきましたか・・・ぐふぅ! L様:・・・じゃ、次回期待しないで待っててねv |
28975 | リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 2話 | スティック | 2004/1/11 14:03:03 |
記事番号28950へのコメント リナ・七歳の夏 「えっと、魔術の基礎は・・・・」 机に向かい、熱心にレポートを書いていく栗色の肩すれすれの髪の少女 リナ 「・・・・・・・・・で、本来あるべきの無い力を・・・」 カリカリ ペンを走らせ羊皮紙に丁寧に書いていく 「・・・・・・・・・よし、完成〜!これを提出すれば楽しい夏休み♪」 ルンルン気分のリナでったが!その気分を一瞬にしてぶち壊す存在がリナの部屋に入ってきた ふりむくリナの顔は青ざめている 「リナ、レポートは終わったの?だったら・・・・」 「・・・だったら?今日は何するの・・・・?」 冷や汗をかきながら恐る恐る聞く いつまでたっても姉であるルナ=インバースには頭が上がらないリナであった 「ふふv女の子たるもの家事くらいできなきゃね〜・・・ってことで今日からその他の特訓を含めて みっちり教えてあげるv」 「・・・・・・・・・お・・おねがいしますぅぅ〜・・(涙」 断るわけにはいかない、理由も無いがそれ以前に断りでもしたら、カタート山脈に放り込まれる可能性もある 実際は大体のことならできるが、どうやら本格的にやるらしい 場所は移ってゼフィーリアでもお金持ちの部類に入る、オ得意客でもあるとある屋敷 そこの主人が観光で、サイラーグにいくことになり、いい機会だとルナがリナの修行の場に選んで 預かることとなった。 もちろん、ただで預かるわけじゃない、屋敷の主人はぼったくりともおもえる報酬を前払いで払い出かけていった。 「他の人達も休養日だからこの屋敷にはあんたとあたし、じゃ、早速・・・・ まずは、お昼御飯の準備」 で、ルナの厳しい指導を受けながら、包丁の持ち方から鍋の扱い方といった基本的なことから 材料のきり方や魚の下ろし方など、その他もろもろのことをみっちり教え込まれることに なお、1回しか説明しないのでちゃんと聞いてないと 「・・・・あれ、この後どうするんだっけ?・・・って、ちょっと待ってねえちゃぁぁん!!!」 ザクぅぅ!! と、いうことになる。 グツグツ コトコト 2人分の料理を1人で全てやっているリナを本を見ながらイスに座って見ているルナ 今回のお昼のメニューは、スパゲッティーと野菜スープといったポピュラーなもの だったが、ルナの指導のもと、ここまでやるか!?と思うほど細かい配慮を行う やっぱり決め手は隠し味 「・・・・・・ふむ、まぁまぁね・・・」 パクパク 「そぅ・・なんだ・・・」 「とりあえず、基本的なことは全部教えたから、次からはもっと手早くね」 「・・・・はい・・・・・」 食後、ちゃっちゃと洗い物をすませたリナは、今度は庭で攻撃呪文の練習を始めた 自然に優しい風系の呪文から精神系呪文 痛みに耐える修行と称したルナの一方的な攻撃 「はいはい、もっと早く走る!」 「ひええぇっぇ〜ん」 情けないと自分で思いつつ剣を振り回す姉から必死で逃げる ・・・重りつきで・・・v 「はい、夕食!!」 夜、1人、台所で材料を切ってオーブンで肉を焼いている、白いエプロン姿のリナ なお、ルナは 「明日は庭の手入れと・・・そろそろ毒味もいいわね・・・」 と、今後の計画を立てていた 「出来たよ〜、ねーちゃん」 「ん〜・・・鶏肉のハーブ焼き・・・焼き方が甘い!それに、スープのマカロニ、もうちょっと硬めに これじゃぁふにゃふにゃ・・・・」 「・・・・すいません・・・・」 初めてにしては上出来・・・と、世間一般様では思うだろうが、相手がルナじゃ仕方ない 食べ終わった後、ひたすら洗い物・・・・・。 深夜 「リナ、面白い話聞かせてあげようか?」 「面白い話?」 怪しさ大爆発の笑みを浮かべてルナは話し出す 「・・・で、女性が横になったとたん自分以外誰もいないはずの部屋の中からなにかのすすり泣くような声が・・・」 話すのは怪談・・・この時はまだこういう手の話は恐くは無かったのだが 「・・・・風じゃないの?」 バキッ!! 「情緒が無い!!」 現実的突っ込みをするたびに鉄拳制裁・・・・ 泣く泣く、制裁と怪談話を聞くはめになったリナは、これ以後、何故か恐い話が嫌いになったと言う・・・ そんなこんなで三日後 今日は、ここの主が帰って来る日・・・特訓もおおずめになる 「ほらほら、まだ埃が残ってる!」 「はいぃ!!」 「ここ水ぶきした!?」 「いまするぅー!」 「拭き方が甘い!!」 「ごめんなさあぁぁい!!」 屋敷全体の掃除・・・ てきぱきと指示をするルナに従いテキパキとこなしていくリナ・・・・だが、時間が限られているため どこか雑になってしまう それを見逃さないルナは制裁を加えながら指摘する 大きい屋敷をたった一人で(もちろんリナ)・・・6時間という時間内でこなしていくのは骨である 朝五時に起きて、掃除を始めたのが六時、主が帰って来るのは正午 12時までにおわらせなかったらお仕置きv・・・と笑顔で言われもうスピードでやっていく 姿は、あわれとしか言いようが無かった。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 「どうです?」 絶句する主とその家族、そして休養日が終わってやってくるお手伝いさん方 ルナは黙って唖然としている主にニッコリと子供らしい笑みを向けた ・・・ルナの横では、全身疲労感がたまりまくったまるで死人のようなリナがひっそりとたたずんでいた。 「・・・ルナちゃんとリナちゃんでやったのかい?」 ようやく発した第一声 「いいえ、リナ1人でやったんです、じゃないと特訓になりませんし・・・」 幽霊のようなリナを一斉に見る 薄っすらと疲れたような笑みを浮かべるリナ 妙に納得した主達・・・ 天使のように笑見を浮かべているルナ 「リナちゃん、ご苦労様・・・・」 リナと同い年くらいの女の子(主の娘)が同情する 立て替えたようになっている屋敷をみて、満足と言うよりもリナに同情する心情が多かったようである。 「リナ、ルナと止まりに言ってたあそこの主人、今まで以上に家事に専念しているみたいだぞ?」 「おほほほvお手伝いさん達も大変ね♪」 その数日後、両親から聞かされた言葉にリナは複雑な気分になった。 ***************************************: 後書き 次回はリナが10歳の時の話です。 そろそろ上級呪文を覚え始めたあたりですね L様:ルナの脅威の実力があきらかになるとかならないとか ま、けっきょくはその場の思い付きね・・・短くなる可能性もあるわよv ・・・大いにありえる、今回もいつもと比べて少ないですから・・・ L様:で? はい? L様:あたしの出番はあるの? あるわけないじゃないですかぁ〜・・・もうL様が主役のものや登場したものはやり尽くしてネタがないんですか・・ら? L様:・・・・・・・・・・・・・そんなにさわやかに否定? ・・・・・・・・・え、ええっと・・・・ L様:んふっふっふ・・・まぁ期待はしてなかったけどね・・・ なんかむしゃくしゃするから・・・ストレス発散〜♪ にょおぉぉぉぉ!!!! ぼひゅん!! L様:スティックが闇に消えたみたいだから・・・・シメはあたしがv 次回も期待しないで待って無くてもいいからね〜♪ |
28978 | Re:リナの過去〜ルナ姉ちゃんの恐怖〜 2話 | 神高 紅 | 2004/1/11 21:40:09 |
記事番号28975へのコメント スティックさんこんばんは紅でーす。 では早速行ってみよー。 > 冷や汗をかきながら恐る恐る聞く > いつまでたっても姉であるルナ=インバースには頭が上がらないリナであった 多分いつまでたっても上がらないでしょうね。 コ(力の差は歴然だからな) > 場所は移ってゼフィーリアでもお金持ちの部類に入る、オ得意客でもあるとある屋敷 > そこの主人が観光で、サイラーグにいくことになり、いい機会だとルナがリナの修行の場に選んで > 預かることとなった。 > もちろん、ただで預かるわけじゃない、屋敷の主人はぼったくりともおもえる報酬を前払いで払い出かけていった。 一体いくらなんでしょうか・・・・・ コ(とんでもない額であることは間違いないな。さすが商家の娘) そーゆー問題なのか? > 2人分の料理を1人で全てやっているリナを本を見ながらイスに座って見ているルナ > 今回のお昼のメニューは、スパゲッティーと野菜スープといったポピュラーなもの > だったが、ルナの指導のもと、ここまでやるか!?と思うほど細かい配慮を行う > やっぱり決め手は隠し味 こ(私もなにか・・作りましょうか・・?) コ(やめろ・・・お前が作ると死人が出る・・) >「出来たよ〜、ねーちゃん」 > >「ん〜・・・鶏肉のハーブ焼き・・・焼き方が甘い!それに、スープのマカロニ、もうちょっと硬めに > これじゃぁふにゃふにゃ・・・・」 > >「・・・・すいません・・・・」 > > 初めてにしては上出来・・・と、世間一般様では思うだろうが、相手がルナじゃ仕方ない > 食べ終わった後、ひたすら洗い物・・・・・。 注文が細かいですね。 こ(確かに・・) > 大きい屋敷をたった一人で(もちろんリナ)・・・6時間という時間内でこなしていくのは骨である > 朝五時に起きて、掃除を始めたのが六時、主が帰って来るのは正午 > 12時までにおわらせなかったらお仕置きv・・・と笑顔で言われもうスピードでやっていく > 姿は、あわれとしか言いようが無かった。 思わず同情してしまいます。 こ(ファイトですね・・) >L様:スティックが闇に消えたみたいだから・・・・シメはあたしがv > > 次回も期待しないで待って無くてもいいからね〜♪ ええ・・・そそれじゃ・・さよなら・・ コ(ま、またな・・) こ(ばいばい・・・・・・) |
28987 | Re:ありがとうございます。 | スティック | 2004/1/12 12:19:36 |
記事番号28978へのコメント こんにちわ、ニセです。 オリジナルの作品にコメントいただきありがとうございます。 ただいまオリジナルは、・・・・・不在のため代わりに私が・・と、いうわけです。 リナさんは、これからも一生苦労が耐えないでしょうね、ゼフィーリアにいる間は・・・。 これからのルナさんの動向に注目?するのもまぁ風情があるかもしれません。 では、オリジナルがいなくてすいません。 |
28988 | Re:リナのぢごく日記 | はるか E-mail | 2004/1/12 12:27:56 |
記事番号28975へのコメント はるか:うっわぁ〜。見事にツボですねぇ〜。 リナ:大変ですねぇ〜。ぢゃないのッ!?あんたはッ!? ゼロス:さりげに僕でてますし。 リナ:あのときはあんただとは思わなかったわ・・・・・・・・・・。 はるか:知らぬが花ってやつ? ゼロス:なんとなくさらっとけなされているよぉなきがします・・・・・・。 リナ:確かにね〜。でもゼロスだし。 はるか:恐るべし人外魔境の地。ゼフィーリア。 ゼロス:いやぁ。僕、腹心の方々や魔王様がなぜあんまりゼフィーリアに行きたくないかが分かりましたよ。 リナ:そりゃぁ良かったねぇ・・・・・・・・・・・・・。 はるか:リナさんどんよりオーラだしまくりですね・・・・・・・。 ゼロス:それにしても・・・・よく生きてこれましたねぇリナさん。 リナ:ふっ。人間の対応能力とは怖いものよ・・・・・・・。 はるか:L様までもが『怪獣無法地帯』と称したゼフィーリア! リナ:あたしの血の涙の物語! ゼロス:そのまんまですねぇ。 リナ:うっさいっ!! はるか:まぁ、こんなリナさんの苦労話というか、ルナねぇちゃんの怪獣さ話、結構私のフボです。 リナ:なんかあんたのセンスを根本的に疑いたくなってきたわ・・・・・・・・・・・・。 ゼロス:ある意味魔族みたいですね。 はるか:ふっふっふ。私は弱い雑魚キャラじゃなくて強いのがでてきて、 散々苦労したあげく、やっとこさ倒すとゆーのがすきなのさっ!! リナ:趣味悪。 はるか:一言で切り捨てないでっ!!(涙) ゼロス:バットエンドも大丈夫、と。 はるか:そぉです。そのかわり大泣きしますけど。 リナ:ここはバットエンドだけです。と書いてあるコーナーにいって、大泣きしてるって・・・・・・ はるか:ちょっぴし切ないリナさんの物語も好き♪ リナ:切ないって・・・・・? ゼロス:一番リナさんに合わない言葉ですね。 はるか:いやぁ。でもそこからガウリイやらアメリアやらゼルガディスやらL様やらが出てきて、 無理やりハッピーエンドにしちゃいます♪(汗) リナ:バットエンドの意味なし・・・・・・・・。 ゼロス:ま、そこが歪んだ性格の自己中心的な感情のあらわれでしょう。 はるか:ひどひ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 リナ:そうそう、って、いつのまにくだらんはるかの怪しい趣味のノウハウの話題になってるのよ・・・・・・・。 ゼロス:そ・・・・そういう話題だったんですか・・・・・・?(汗) はるか:ノウハウって・・・・・・・・?(滝汗) リナ:なんか長々とした割には中身がとことんないレスになっちゃったけどっ! はるか:誰のせいだ誰の! ゼロス:さぁ。それではここらへんで♪ 3人:し〜ゆ〜あげいんっ!!! ――――――了―――――― |
28994 | Re:リナのぢごく日記 | スティック | 2004/1/12 21:11:25 |
記事番号28988へのコメント コメントありがとうございます。 あ、ついでに私はニセです。オリジナル(スティック)は只今不在なので・・・大変申し訳ありません。 オリジナル曰く「リナの過去でもなんでも魔族(高位orラギアソーン)を出したくなる」そうです。 とにかく毎日が地獄だったと思われるリナの過去はどんなものかと思い描いたのがこの作品みたいですけど リナを不幸にするのが好きらしいですね、オリジナルは・・・ 私はそんな悪趣味は持ち合わせてませんけどvニセなんで・・・♪ では、この辺で・・・。 |