◆−限度知らずのらぶ・こめでぃ−海月 (2004/1/16 17:52:50) No.29027 ┣Re:初めまして−イチヤ クアン (2004/1/16 19:12:08) No.29029 ┣Re:始めまして−すぅ (2004/1/17 19:44:31) No.29041 ┃┗こちらこそはじめまして−海月 (2004/1/28 14:20:52) No.29207 ┃ ┗Re:別にゼンゼンおっけぃですー−すぅ (2004/1/28 21:01:01) No.29211 ┃ ┗Re:別にゼンゼンおっけぃですー−海月 (2004/1/30 16:16:34) NEW No.29221 ┣限度知らずのらぶ・こめでぃ☆2−海月 (2004/1/19 18:11:49) No.29085 ┣限度知らずのらぶ・こめでぃ☆3−海月 (2004/1/23 11:49:56) No.29133 ┣限度知らずのらぶ・こめでぃ☆4−海月 (2004/1/23 13:53:45) No.29134 ┣限度知らずのらぶ・こめでぃ☆5−海月 (2004/1/28 14:09:41) No.29205 ┗限度知らずのらぶ・こめでぃ☆6−海月 (2004/1/31 10:37:45) NEW No.29226
29027 | 限度知らずのらぶ・こめでぃ | 海月 | 2004/1/16 17:52:50 |
その男は、いきなりやって来た。 とある町のメシ屋で、いつものごとくあたし───リナ・インバースと、その旅の連れである 白蛇のナーガが激しい食料争奪戦・・・・もとい、優雅なランチタイムを満喫していたときのこと。 突然メシ屋の戸が開き、そこに一人の男が現れた。 瞬間的に中の客・・・・それも特に女性の視線が彼に集まる。 年のころなら21、2。 上も下も黒ずくめの動きやすそうな服装に、これまた黒いブーツ。 いたって普通の格好だが、来ている人物が普通じゃない。 服装と同じ黒髪に、それとは対照的な真っ白い肌。 スラリと背が高く、怜悧な瞳は金色で細く長い真っ白な指に以下後略。 まぁ、つまり、だ。 一言で言えば超美形。 彼は視線など気にも留めずメシ屋の中をぐるりと見回しあたしたちに目を止めて── 一瞬ためらった後こっちに向かって歩いてくる。 「何の用?」 片手でお皿の上のチキンさんを奪おうと襲ってくるナーガのフォークをさばきながら、あたしは彼に尋ねた。 「一応聞いておくが・・・・・・貴様らはこの町の人間ではないな?」 かっちーん。 『貴様ら』?この天才美少女魔道士にして戦士であるあたしに向かってあろうことか『貴様ら』? 「それがどうかした?」 おもいっきしつっけんどんに答えてやる。 ・・・・・・もちろんナーガから死守したチキンを口に入れる前に。 「ならばいい。貴様らに依頼したいことがある。」 うっわ。また言いやがったよこいつ。ハラたつなー。 「あのねぇ。行っとくけど、初対面の人を貴様ら呼ばわりする奴の依頼なんか受けるつもりなんかないわよ」 「ム。すまない」 あり? 男は意外なほど素直に謝った。 おっかしーなー。あたしの経験だとこーゆータイプの奴って決まって自分の非を認めたがらないんだけど・・・・。 「ずいぶんと素直じゃない」 あたしと同じことを思ったのか、ナーガが問いかける。 「他意があったわけではない。ついいつもの口調が出てしまっただけだ。非礼をわびよう」 う〜みゅ。 ・・・・・・まあ、素直に謝ったことだし許してやるか。 「とりあえず座りなさいよ。話だけなら聞いてあげるから」 「礼を言う」 そういってあたしたちのテーブルについた彼は、オルゴと名乗った。 「で?依頼の内容は?」 手に持ったフォークをぴこぴこ振りながら言うあたしに、オルゴは一言。 「人を・・・・・探してほしい」 「人探し、ねぇ」 ナーガが少し困ったように言う。 う〜・・・・、あたしもちょっぴし困ったなこりゃ。 依頼としてはそう珍しくない人探しだが、この仕事実は労力の割りに報酬がひじょーに少ない。 「イヤとは言わないけど・・・・・」 そうは言いつつも嫌そうなニュアンスが含まれたあたしの言葉に気づいたのだろう、オルゴが言う。 「報酬は・・・・・これでどうだろうか」 言葉とともにあたしとナーガの目の前に投げられたのは、小さめの皮袋。 『・・・・・・・?』 いぶかしげに袋を空ける、あたしとナーガ。 中に入っていたのは───。 「これってまさか・・・・・!」 「オリハルコン!?」 そう。 袋の中に入っていたのはオリハルコン。 小さ目とはいっても片手にぎりぎり乗るくらいの大きさの皮袋。 それに一杯に詰まったオリハルコンなんて、それこそ国の要人暗殺くらいしなきゃ手に入らない。 「それは前金がわりだ。依頼が完了したらもう一袋ずつ。どうだろうか」 あたしたちが力いっぱい頷いたのは言うまでもない。 ─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─ こんにちは。初投稿です。(どきどき) えーっと、しょーもない駄文です。(いやわかってるから) 学校も忙しいので投稿は不定期になると思いますが、お付き合いいただけるとうれしいかぎりです。 |
29029 | Re:初めまして | イチヤ クアン E-mail | 2004/1/16 19:12:08 |
記事番号29027へのコメント 初めまして!海月さんですねぇ。クアンと言います、よろしく! タイトルからして、面白そうだと思いましたが、案の定。 人探しですかぁ。どんな人を探すのかとても楽しみですぅ。 続きが、まちどおしいですねぇ。 それでわ、さ〜よ〜な〜ら〜(^.^)/~~~ |
29041 | Re:始めまして | すぅ E-mail | 2004/1/17 19:44:31 |
記事番号29027へのコメント 始めまして。 すぅと申します。 >こんにちは。初投稿です。(どきどき) >えーっと、しょーもない駄文です。(いやわかってるから) >学校も忙しいので投稿は不定期になると思いますが、お付き合いいただけるとうれしいかぎりです。 だいじょーぶです。 最初はみんなドキドキしますから。 私も、今はまあまあ小説載せてますけどね、最初は誰だって緊張するんです。 ですから、いっぱい乗せてれば自然にほぐれてきますよ。 それに、私の初小説も連載物でしたし。 だいじょーぶですよっ!小学生の私が初小説の長編で、ちゃんとエピローグまでたどり着いたんですから! ってことで、新人さんにプレゼントでーす。 小説リクエスト券を差し上げます。 と、言うよりリクエストしてもらえればそれでいいですし、しないのならしないで良いですし。 私が得意なのは、カップリングナシです。 一人称もいいですよぉー まあ、一人称は、私にとって難しいですし、短くなっちゃいますけどね。 それでも良いのならってところです。 でわ、すぅでした。 |
29207 | こちらこそはじめまして | 海月 | 2004/1/28 14:20:52 |
記事番号29041へのコメント すみません! コメントへの返事をどこにすればいいのかわかりませんで・・・。 トオンデモナクおくれてしまいました! >始めまして。 >すぅと申します。 こちらこそはじめましてです。 ふつつかものですがよろしくお願いいたします。(いつの時代だ) >小説リクエスト券を差し上げます。 返事遅すぎですよね・・・。 くすん。せっかくリク券もらったのに・・・。 やっぱりもうダメでしょうか・・・・? しゅん。 |
29211 | Re:別にゼンゼンおっけぃですー | すぅ E-mail URL | 2004/1/28 21:01:01 |
記事番号29207へのコメント こんばんわー >返事遅すぎですよね・・・。 >くすん。せっかくリク券もらったのに・・・。 >やっぱりもうダメでしょうか・・・・? ゼンゼンおっけぃでーすっ><b 私もそれなりにがんばりますので(笑) とりあえず、このツリーが落ちるまでに何とかリクエストしてもらいたいかなぁーっと思いつつ・・・無理ですよね^^; まあ、いつでも言っちゃって下さいっ! でわ、すぅでしたぁー |
29221 | Re:別にゼンゼンおっけぃですー | 海月 | 2004/1/30 16:16:34 |
記事番号29211へのコメント どうもありがとうござます! うわぁ、どうしよう・・・!(うれしさのあまり半溶け状態) 『不思議の国のアリス』のスレイ版パロ・・・・、お願いできますでしょうかっ!? |
29085 | 限度知らずのらぶ・こめでぃ☆2 | 海月 | 2004/1/19 18:11:49 |
記事番号29027へのコメント 「それで、探す人物ってどんな人なの?」 そそくさと皮袋を懐にしまい、あたしは尋ねた。 「特徴は・・・・そうだな。まず、青い髪」 ふむふむ。 「青といってもただの青ではない。これ以上無い、というくらいに美しい瑠璃色だ」 「瑠璃色の髪、っと。それから?」 「後は・・・・・、常識を逸したほど綺麗だな」 ・・・・・・・はい? 「あのー・・・?」 「肌は真っ白。それこそ血がかよっていないのかと思うほど頬も唇も真っ白」 これって・・・・・。 「瞳は髪と同じ瑠璃色で、口調は常に敬語。料理が得意でちょっぴり照れ屋さんだな」 もんのすっごく嬉しそうな顔。てゆーか顔半分ふやけてるよオイ。 ・・・・・たぶん、間違いないだろう。 「その探し人って、もしかして・・・・・恋人?」 あたしの質問に予想通りオルゴは赤くなる。 「ま、まぁ・・・。そういうことになるのだろう」 はいそこ。 顔を赤らめて右斜め45度うつむくのはやめなさい。 「まあノロケるのは勝手だけどね・・・・」 ため息を一つついて、あたしは先を促す。 「居場所とかに心当たりは?」 「ああ。多分この辺りに居るだろう」 「あら?ずいぶん自信ありげじゃない」 横からナーガが口をはさむ。 「家のある場所から目撃証言がここまで続いている。シュラの容貌はかなり目立つからな」 「シュラ?」 「探し人の名前だ。シュラリア=ローレル」 あ。そーいや名前聞くの忘れてた・・・・・。 「目立つ容貌、ってのは?」 気を取り直して聞いてみる。 「さっき言っただろう?シュラは綺麗だ、と。さすがにずいぶん人目を引いたらしい」 え。さっきのってただのノロケじゃなかったんだ。 あたしはてっきりアバタもエクボ思考なだけかと思ってたけど。 「ねぇねぇリナ?」 つまりキレーな人だってことは信じていいわけか、などと考えていると、 ナーガが袖をくいくい引っ張ってきた。 「なによ」 「ちょっと思ったんだけど。人に目撃されてるってことは、行方不明じゃないわよね?」 そーいえば。 たしかに、何かの事件にまき込まれて行方不明、というのなら人に目撃されるはずが無い。 つーことは、だ。 「オルゴ。もしかして、シュラさんが居ないのは旅行とか買い物とかそーいうのだったりしない?」 どうやら彼はそのシュラさんに随分ホれこんでるみたいだし、心配しすぎの勘違いってこともありうるのでは、と思ったのだが。 「旅行や買い物で、書置き一つ残さずに朝私が起きるまえに居なくなったりすると思うか?」 帰ってきたのは意外に冷静な言葉。 そりゃそうだけど・・・・・。 「まぁ一番可能性があるのは家出だろうな」 「なるほど家出ねぇ・・・。ってはいぃっ!?」 家出ぇっ!? 「ああ。以前にも何度かあったし・・・」 ヲイヲイヲイヲイ!そーゆーことは先に言えぇっっ!! 「なんで家出なんかするのよ・・・・。ケンカでもした?」 「私はシュラがいなくなる前日会いにいっただけだ。なぜかシュラはとてつもなく怒っていたが」 な・・・・、な・・・・・、な・・・・・・。 「つまり、私たち痴話ゲンカの仲裁するわけ・・・?」 またもあたしの袖をくいくいしながら、ナーガが心底イヤそーに言う。 「あたしもイヤよ!でももう前金もらっちゃったし、今から返すのヤだし・・・・」 後ろをむいてこそこそこそ。 あ〜ホントよりによって家を訪ねただけで怒り出すようなワガママ女を連れ戻さなきゃなんないとは。 なんかいきなりだヤル気大幅ダウンだけど・・・・・しょーがないかぁ。 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 第二段です。 あいも変わらずよくわかんない雑文ですね…。 とりあえず、早く次を書けるようがんばります |
29133 | 限度知らずのらぶ・こめでぃ☆3 | 海月 | 2004/1/23 11:49:56 |
記事番号29027へのコメント 「さて、と。」 言ってあたしは立ち上がった。 「ご飯もすんだことだしそろそろ行きましょうか」 「そうね。人探しってことならまずは町の人に聞き込みを・・・」 言ったナーガの言葉はオルゴに遮られる。 「無駄だ」 「・・・・・・どーいうこと?」 いぶかしげに尋ねるあたし。 「聞き込みならばこの町に着いてすぐにやった。」 ち・・・。 『ちょっと待てえぇぇっっ!!』 見事にハモるあたしとナーガの声。 「聞き込み・・・もう終わってるの!?」 「ああ。その通りだが、それがどうか・・・?」 どうもこうもないわぁっ! 「そーいうことは最初に言いなさいよ!」 思わずちからいっぱいツッコミをいれて息を切らしているあたしの肩を叩きながら、オルゴは一言。 「何を怒っているのかわからないが、とりあえず落ち着いたらどうだ?」 そのままあたしに水の入ったコップを手渡す。 くっそぅ・・・。 おそらく本人に悪気は無いのだろうが、腹立つことに変わりはない。 げんにナーガもあたしと同じく後ろを向いてコブシぷるぷるさせている。 ま、・・・まぁ気を取り直して。 「町の人の話はどうだったの?」 「それが、な。『人探しだ』と言うと協力してくれるのだが、特徴が青い髪ということになると皆一様に口を閉ざすのだ」 「・・・・・・なにかありそうね」 自信満々に言うナーガ。 それくらい誰でもわかるわぃ。 「ま、早い話町の人たちは何かを隠してる、と。それなら話は早いわ」 「・・・・・・まさか、脅して聞き出すなどとは言わないだろうな?」 ぎくぅっっ!! 「やっぱダメかな〜?」 いい手だと思ったんだけど。 「駄目だ。私は別に町の人間どもがどうなろうが知ったことではないのだが、なにぶんシュラが嫌がるからな」 いいのかオイ。 ってゆーかなにげにソレってノロケ? 「強行手段が駄目なら、やっぱ地道に聞き込みするしかないわね・・・・」 めんどくさそうな顔で言うナーガ。 っふ。まだまだ甘い。 「だいじょぶよ。すぐなんとかなるから」 「え・・・?なんとかなるってどういう・・・」 そんなナーガの言葉を遮って。 「あんたら青い髪の人を探してるのかい?」 話しかけてきたのはすぐ後ろの席に座っていた町人A。 おっしゃあやっぱり! こーゆー時っていうのはたいていその辺の人が話題を振ってくる! これすなわち『ふぁんたじーの鉄則』! 「ええそうよ。おっちゃん何か知ってるの?」 尋ねるあたしにおっちゃんは渋い顔をして言う。 「・・・・・わるいことは言わねぇ。やめといたほうがいい」 「そーいわれても、ね。こっちも仕事だし・・・・」 とりあえず、この町で何がおきてるのか教えてくれない? そうあたしが言おうとした、その時。 おっちゃんの目の前にキラリと光るものが突き出された。 「知っていることをすべて言え。さもなくば・・・・どうなるかは理解できるな?」 周りがゆがんで見えそーなほどコワい雰囲気をだしながら、オルゴがおっちゃんに言う。 手には、どこから出したのか氷でできた短剣がにぎられ、おっちゃんの鼻先すれすれに構えられている。 動きが完全に止まったおっちゃんは、ガタガタブルブルしながら今この街で何が起きているかをぜーんぶ話してれた。 ─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─ 嗚呼、やっと3話目・・・。 話が浮かんでもなかなか文にするのって大変ですねぇ(しみじみ) 皆さんすごいな・・・(あえて本文については触れない) |
29134 | 限度知らずのらぶ・こめでぃ☆4 | 海月 | 2004/1/23 13:53:45 |
記事番号29027へのコメント さっきのおっちゃんに話を聞いて、しばし。 とりあえず適当に宿を取り、その一室にて作戦会議。 椅子に座ったナーガ、壁にもたれかかって立っているオルゴ。 あたしはベットの端に腰掛けて情報の確認をする。 「それで、さっきのおっちゃんの言ってたことだけど・・・・」 この町にはラーディーという名の大金持ちが住んでいる。 その人物、大金持ちにはありがちの成金趣味で、青い色が大好き。 いつも青い服を身にまとい、屋敷の壁から調度類まで全部ぎっとぎとの青で埋め尽くし、 それでも飽き足らずこんどは青い髪の人間を、それこそ男女問わずに片っ端から雇い入れているらしい。 もちろん・・・・強制的に。 おかげで町の若い人も攫われるわ付近の村からも行方不明者が出るわで町の人もかなり迷惑。 そのうえ中の人たちとは連絡も取れないらしく、心配で仕方が無い。 しかし逆らえば確実にタダでは済まないだろうし、どうにもできないでいる、ということだった。 「あのおっちゃんが嘘ついてるとは思えないし、実際町の中にどこもかしこも真っ青な屋敷があったし・・・・」 「シュラはほぼ間違いなくそこに居る、というわけか」 あたしの言葉を引き継いで、オルゴが言う。 「そうと決まったら行動あるのみ!早速そのラーディーとかいう奴の屋敷に乗り込むわよ!」 胸を大きく張ってナーガが言う。 お腹いっぱい元気満タンもちろんあたしたちに異存はない! 「さーてそれじゃぁ、殴りこみにいきますか!」 ─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・──・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─ 海)なんだか短いですね(汗)。 でもちょうど区切りがいいので今回はここまでです。 ふにゃぁ。(ごろごろ) ?)ひなたで溶けてる猫でも出さないような声を発するな。 海)おんやアナタはオルゴさんじゃないですか(うだうだ) 何でこんなところに? オ)貴様が猫をかぶっているようだからな。 本性を引きずり出しに来た。 海)げ。 オ)だいたい敬語こそ使えどいつも頭の中に何も入ってなさそうな馬鹿なことを言っている貴様が 前回や前々回のように半分死にかけたコメントをしていると逆に違和感しか感じないぞ? 海)え〜。でも〜(口に手を当てぶりっ子ぽぅず)。 オ)だいたい貴様月曜日には入試があるのだろう。 海)う゛。そっ、それは言わないお約束〜(冷汗) オ)さりげなく逃げようとしたな、今。 逃がさないぞ?さて、まずは貴様の苦手な気象についてと明治以降の時代の流れについて・・・。 海)ひょえぇぇぇ〜〜〜。 |
29205 | 限度知らずのらぶ・こめでぃ☆5 | 海月 | 2004/1/28 14:09:41 |
記事番号29027へのコメント 「メガ・ブラントォッッ!!」 ちゅごーん。 (わああぁぁ──>遠い悲鳴) 「バスート・ロンドッッ!!」 ちゅごどこーん。 (ひええぇぇ>遠い悲鳴ぱぁと2) 「・・・・・・・・・」 ぶんっ。 しゅッ!! (ぎゃあああああ>遠い悲鳴3(オプションに鮮血つき) ・・・・・・んで、だ。 ラーディーとか言うおやぢの屋敷に殴りこみに来たあたしたちに、見張りの傭兵が襲い掛かってくるのはわかる。 その傭兵たちがあたしたちの呪文でどこか遠くのお山の向こうまですっ飛ばされていくのもわかる。 そして、オルゴが少し離れたところで成り行きをみてるのも(ちょいと癪だけど)わかる。 でも。でも、よ。 今あたしたちが戦ってる変なカッコの奴だけはあたしの理解の範囲を超えてるっちゅーかなんちゅーか・・・・・。 屋敷に着いたあたしたちを最初に出迎えたのは、やっぱり傭兵たちだった。 「止まれ! オマエら何者だ!?」 腰の剣に手をかけ、こっちを警戒の眼差しで見やる傭兵たち。 警戒されても仕方なさそうなコスチュームのナーガが、あたしに聞く。 「どうするのリナ? 交渉に応じてくれそうな気配じゃないわよ?」 「ま、ハナっから交渉しようとは思ってなかったけどね。・・・・・しかたないか。実力行使でいくわよ」 その言葉を聞いて色めき立つ傭兵さんたちに向かって、あたしはファイアー・ボールをぶちかます! 「ほーっほっほっほっほ! それなら私も負けていられないわねっ! ・・・・・フレア・アロー!」 しょせんたかだか傭兵ごとき。あたしとナーガの敵ではない。 勝負はあっさり決まると思ったのだが・・・・・・・。 「────ッ!?」 呪文でぱかぱか傭兵をふっ飛ばしていたあたしは、後ろに感じた気配に思わず横に飛びのいた。 たった今まであたしあたっていた場所の後ろには───うしろ、には。 ・・・・・こ、・・・・・これをどう説明しろとッ!? たとえて言うなら魔道士の黒いローブを引きずるくらいに長くして、それを捻るように体に巻きつけフードをかぶり。 顔に白い仮面をかぶった・・・・・・・死神と道化師をたして2で割ったような格好をした奴。 そでにはギザギザふち飾り、手には黒い手袋、はいてる靴は先っぽがまるまったぴえろルック。 そのくせ手には片刃の大鎌を持ち、かぶった仮面は三日月形の、め・め・くち。 こ・・・・・・・、怖ッッ・・・・・!!! フードが二股に分かれて先っちょにまぁるいぽんぽんがついてる所が余計にコワさを増してるよーな。 これにはさすがに驚いたか、あたしだけじゃなくナーガも傭兵たちも動きが止まっている。 「な・・・・・、なんだオマエはッッ!!」 ボーゼンとしていた傭兵の一人が、その・・・・変な奴に誰何する。 変な奴は、問いには答えず傭兵のほうを向いて・・・・ ひゅん。 変な奴の大鎌攻撃炸裂。 傭兵が誰何したことと吹っ飛ばされたことをあわせて考えると、どうやらあっちの味方ではないらしい。 ・・・・・・ま、こっちの味方とも言えないけど。 思ったとおり、その変な奴(めんどくさいので以後死神くん)は邪魔な傭兵一人を吹っ飛ばすと今度はあたしたちのほうに向かってきた。 「っく・・!フリーズ・ブリット!」 ナーガのはなったフリーズ・ブリットを難なくかわした死神くん。 もちろんその威力は後ろの傭兵さんにあたり、何人かをふっ飛ばす。 「・・・・・・」 あたしも死神くんがはなった呪文を回避し、またもや飛んでく傭兵さん。 そんなことがしばらく続き・・・・冒頭部分になるわけである。 ─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─ 海)・・・・・・・。 オ)戻ってきたな。ノリが。 海)うん。そだね。戻っちゃったね。(遠い目) オ)やはり貴様がおとなしくするなど無理だったようだな。(そらみたことか、と言わんばかりの顔) 海)くっ・・・・! オ)そういえば、月曜日の入試はどうだった? 海)くくぅっ・・・!! オルゴがいぢめるぅっっ!!(メソメソ) オ)フン。今回私を出さなかった罰だ。 海)仕方ないじゃんか。どうしても死神くん出す必要あったし思いのほか長くなっちゃたんだから! オ)その『死神くん』という名前は何とかならんのか? 海)えー。でもホントの名前言っちゃったら面白くないし。 オ)ム。だが気になる。 海)へへーんだ。ナイショだよ〜。(さっきのしかえし) オ)教えろ。 海)やだ。 オ)お・し・え・ろ。 海)や・だ。 オ)おーしーえーろ。 海)やーだ。 ・・・・・えんどれす。 |
29226 | 限度知らずのらぶ・こめでぃ☆6 | 海月 | 2004/1/31 10:37:45 |
記事番号29027へのコメント ひゅんひゅんしゅんしゅん襲い掛かる鎌の刃をナーガとともにかわしながら、あたしは尋ねる。 「だいたいアンタ何者なのよ!」 死神くんはそれには答えずあたしに向かって手を伸ばし─── 「のひゃああああああ!?」 あたしはいきなり放たれた魔力の光──色から判断しておそらくはエルメキア・ランス──をすんでの所でかわした。 仮面に遮られ声がくぐもっているのかよっぽど小声で詠唱しているのか、呪文を唱える声ははっきりとは聞こえなかった。 なんで声小さくしてるんだろ? ・・・・・・そういや顔も隠してるし、ひょっとしたらあたしたちの知り合いかなんかだろーか。 あたしはちらりと後ろを振り返る。 そこにいるのは、小技をちょこちょこ出しながらあたしと一緒に死神くんを牽制しているナーガ。 いっちゃんアヤシイやつはここにいるし・・・・。 そうすると特に思い当たる人物は居ない。 んーーむ・・・・・。 「リナ!!」 「へ・・・・・っ!?」 唐突に聞こえたオルゴの声が、あたしを現実に引き戻した。 いきなりかけられた声に驚いて少しバランスを崩したその瞬間。 たった今まであたしの頭があった場所を、唸りをあげて大鎌が通り過ぎていった。 「ひょ・・・・ひょええええええええええ」 あ・・・・・・あぶなきゃったよおぉぉ。 心臓バクバクしてられるのもつかの間のこと。 離れた所にいたオルゴの声が気に障ったのか、はたまた邪魔な見物人を先に始末するためか。 なんにせよ死神くんはオルゴのほうに進路を変えて、とてもじゃないけどマネできないような速さでつっぱしる。 「く・・・・・・・っ!」 とても間に合わないと悟ったのか、よこからナーガの呻きがもれる。 死神くんの大鎌がオルゴに向かって振り下ろされ─── オルゴをまっぷたつに!・・・・とおもいきや。 『・・・・・・・・・・・・・』 な・・・・・、何が起こってるんだろう・・・・? 見ればナーガも、あたしと一緒にほうけている。 あたしやナーガですら攻めあぐねるほどの速さを持つ攻撃。 常人には見切ることすらできないであろうその大鎌を、オルゴは素手で受け止めていた。 とゆーか・・・・、アレは大鎌の刃を右手の親指と人差し指ではさんで受け止めたとしか思えないんデスガ。 真剣白刃取り・・・・・? 一瞬しょーもないことを考えたあたしに顔だけを向けて、彼は言う。 「何を驚いている?私は確かに戦闘向きには見えないかもしれんが・・・・・戦力にならないと言った覚えはないぞ?」 言いながら、彼は鎌の刃をつかんだままの右手をひょいっ、と振って、死神くんごと鎌を放り投げた。 戦力にならないどころか、今のだけでも人間ワザじゃない実力がじゅーぶんに伝わってくるって。 「そっ・・・・・そんなに強いんだったら私たちに依頼しなくても一人でここに乗り込むくらい出来たんじゃなくて?」 ちょっぴし気おされながら言うナーガに、投げられて警戒態勢をとる死神くんに目を向けながらオルゴは答える。 「まぁ・・・・・・確かにそうだが。しかしいくらなんでも生きていたという痕跡一つ残さずに消し去るのは酷かと思ってな」 た・・・たしかにオルゴくらいの力があれば一介の傭兵なんぞアッサリこの世から抹消することもできそうだが・・・。 「さて。久しぶりにずいぶん手ごたえがありそうな奴も見つけたし・・・・・こいつの相手は私に任せてくれないか?」 足元に落っこちていた剣──たぶんその辺でノビてる傭兵の──を拾うと楽しそーに言うオルゴ。 「別にかまわないけど・・・・・・」 「では残りの雑魚は任せた」 彼のその言葉を幕切りに、刃物がぶつかり合う音が辺りの空気を震わせた。 ─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・──・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・ 海)ふー。やっとここまでいったねー。 オ)無駄に時間をかけすぎだ。 海)うっ・・・・・。 オ)なんだ?何か文句があるなら聞いてやるぞ? 海)ふーんだ!なんでもないよー! オ)貴様日に日に言動が幼児化しているな。 海)大きなお世話だい!ったく・・・・。 オ)で?このあとはどうするつもりだ?まさか・・・・・オチを考えていないなどとは言わないだろうな。 海)ぎくぅっっ。 オ)おい・・・・? 海)なーんってね!冗談冗談。もちろん考えてあるって。 オ)(本当か・・・?)ならばいいが。・・さて。では今回はどうする? 海)はい? オ)溶けたモチを顔に張り付かせて窒息死とわき腹をくすぐられて笑死、どちらがいい? 海)いや〜、どちらも遠慮したいんですが。 オ)ム。では両方ということか。 海)いやいやいやいやいや。 オ)クックックック。覚悟してもらおう・・・。 海)(声にならない悲鳴。そしてくぐもった笑い声) ────まく。 |