◆−どうせ同じ一本道−ぷか (2004/1/21 15:19:31) No.29108
 ┣いいないいな...−ねこめぐ (2004/1/21 22:17:02) No.29119
 ┃┗ありがとうございます。−ぷか (2004/1/25 20:26:51) No.29179
 ┣身悶え返し−G.O. (2004/1/22 01:53:32) No.29124
 ┃┗ど・どうも。−ぷか (2004/1/25 20:38:20) No.29180
 ┗姫が!!(><)−B.BALL (2004/1/26 15:57:47) No.29184
  ┗ヒィィィ。−ぷか (2004/2/3 01:42:38) No.29255


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29108どうせ同じ一本道ぷか 2004/1/21 15:19:31


初めまして。いつも皆様の素敵小説に身悶えさせて頂いております。
そんな自分もない知恵を絞り上げて、末期なくらいにハマっているゼルアメをば(笑)
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 真っ赤な夕日を背にして仄かに朱色に染まった彼のマントに、自然と目がいく。
 今日の遺跡も、彼にとっては無駄足に過ぎませんでした。
 来る日も来る日も、舞い込む情報はハズレばかり。
 それでも、真っ直ぐに、諦めずに、ずっと前を歩く。
 街への一本道は長くて、宿につく頃には夕日は月にすりかわっていることでしょう。
 この人が何かに怯えている姿をわたしは知らない。
 コワイものなんてないのかしら。
 ふと、不思議に思った。
 だから、口を開いた。
「ゼルガディスさんに怖いものってないんですか?」
「あぁ?」
「だって、いつも淡々と頑張ってるじゃないですか」
「何の話だ?」
 足も止めずに、淡々とわたしの話を聞き流す。いや、聞いてくれてはいますね。
 流石にあからさまに聞くのはやるせない。
 大丈夫、きっといつかは見つかる、とわたしは信じているし、彼だってそう思って、こうして歩き続けていることだとは思う。
 けれど、こんなに薄幸な人が、近頃はあまりそのことに触れなくなりました。
 彼が焦っていたときは、その焦りに囚われて。今は気長に構える彼に囚われて。
 こうなって欲しかったんじゃなかったのかしら、わたしは。
「怖いと思ってどうなるものでもあるまい。」
 しっかりとした足取りのまま、一本道を進む。
「恐怖は何にもならない。 そんなものを感じる間があるなら、もっと有効に時間を使ったほうが幾分かマシだ」
「そりゃ、そうですけど。 最近のゼルガディスさんって、以前にも増して何考えてるか分かんないですよ。 付添い人としては相談くらいして欲しいもんなんですけどね。 悩みがない人になったんですか?」
「それこそ愚問だ。 世の中、なるようにしかならん。 だったら、どう行動すべきか考えて、自分のすべきことをしていればいい」
「ごめんなさい。 わたし、嘘つきました。 ゼルガディスさん、頑張ってはいますけど一生懸命じゃないですね」
「何だと?」
「100パーセントでは頑張ってますけど、120パーセントじゃ頑張ってないっていってるんです。 どこかで見切りつけてますよね。」
 少し早足で追いかけていたコンパスが止まった。
 腕を組み、肩を落としてわたしに目を向ける。
「いつからそんな生意気な口を叩くようになったんだ、お前は」
 二人の間に、スッと風が疾る。
「物事を計らない思考は、生憎持ち合わせていなくてな」
 そう吐き捨てながら、わたしに手を伸ばした。
 少しだけ、出すぎたことを言ってしまったかもしれない。
 それに気付くと、両手を口に被せて、自然に俯いていました。
「残りの20パーセントとやらは、お前が補ってくれるんじゃなかったのか?」
 頭にポン、と乗せられた大きな手のひらに、思わず目を見開く。
 ――ゼルガディスさんの方が、一枚上手でした。

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29119いいないいな...ねこめぐ 2004/1/21 22:17:02
記事番号29108へのコメント

はじめまして、ぷかさん。
わたくし、あなたみたいなひとがうらやましいでございますでございますでございますですよ〜!(ほかのみなさまもそうですが。)
リナ:あんた、今回くるってない?
そうですか?リナさん。
リ:敬語つかっとる...
こっちにもいろいろあるにょー。
り:にょ!?
にょ?そんなこと言ったか?
リ:身体までおとこになっとるぅっ!
なんのことだい?(歯:キラーン!)
リ:ハンサムボーイ!?
すみません、とりみだしてしまいました。かんそうのほうですが、文章がいいッスね!(後輩気取り2)このホームページで勉強をいっぱいして、小説家になります!
リ:文章が悪いのよ。
わかってますわ!お姉様!そのために、このホームページに通っているんです!
リ:あたしはあんたの姉か!?(っつーことは、ルナねえちゃんの妹がふたり...)
ゼルアメいいっすね!ゼルにとって、恐いものは...敬語を使った(自分に向かって。)リナと、クラスで計算が一番早い、ガウリイと、不登校のアメリアと、大悪党を見つけたアメリアとか。その他いろいろ...
リ:ねえ、一番最初に言ったやつ、聞き取りにくかったんだけど、もう一回言ってくれる?(半ギレ)
では、さよなら。(このやろうが狂ったわけは、またこんど。)
リ:逃げる気か?オラ(怒)
ぎくっ
リ:がぁぶふれあは使えないから、ぜらすぶりっとv
ずがしゃあん。(この駄文の中に、おかしなところがあるとおもいますが、がまんしてください。)

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29179ありがとうございます。ぷか 2004/1/25 20:26:51
記事番号29119へのコメント

はじめまして、こんにちわ。
お褒め頂き、ありがとうございます。
当人、妄想の嗜み程度なので小説というには程遠いですけど;
夢を持てるのが羨ましいです。
小説家目指して頑張って下さいませv

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29124身悶え返しG.O. 2004/1/22 01:53:32
記事番号29108へのコメント

はじめまして「ぷか」さん。
私もここで毎度素晴らしいゼルアメ文の恩恵に預かっている一人です。
もちろん「ぷか」さんの『どうせ同じ一本道』も素敵小説!
まさに身悶え返しといった感じです(笑)

こんな魔剣士もいいですね。やたらめったら前向き、もはや前しか見ていないといったゼルは非常に貴重ではないかと思います。エエです、大好きです。日頃からおそらく、お前60%も頑張っとらんやろ?な私が言っても説得力無いですが、100%頑張っているのなら、たとえ一生懸命でなかろうと、どこかで見切りをつけていようと、充分なのでは!?と、魔剣士には頭が上がらない思いです。しかし、そこに「120%」を持ってくる姫が、もう、すごく姫らしくて魅力的です。

最後のセリフにあるように、残りの20パーセントを補ってくれる彼女が居ればこそ、前向きに頑張れるんだろうな、としみじみゼルアメを感じてしまいました。私の目には(そりゃ口じゃ魔剣士が一枚上手でしょうが、実際のところ)「ぷか」さんの姫は、彼より二枚も三枚も上手ではないかと思えます。ストレートな姫と、それを受け止めている魔剣士、すごく素敵です。

美味なゼルアメ文を、ありがとうございました!

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29180ど・どうも。ぷか 2004/1/25 20:38:20
記事番号29124へのコメント

純粋なオ○○心を弄んでしまってごめんなさい(笑
G.O.さんに便乗してゼルアメを献上してみたまでですのに。
ポジティブ魔剣士さんの時点で絶対バレると思ってました……(ニヤ

はてさて。小話のほうですが、姫の方が上手、まで読んで頂けて書き手としては血涙モノです。
姫視点だから、姫は勝ったわ!なんて思わないので書けませんし。
自分の二人の感覚読み取って頂けて感涙です。有難うございますv

G.O.さんの作品も楽しみにしておりますv

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29184姫が!!(><)B.BALL 2004/1/26 15:57:47
記事番号29108へのコメント

こんにちは初めまして、B.BALLです。

拝読いたしました!!
とにかく姫が素敵です。
ゼルガディスに何もいえない可愛いだけの姫でなくて、
惚れ惚れなのに、あえて苦言を呈することのできる姫というのは
理想型の一つです。

ゼルもいいですよね…言葉尻だけで激昂せず、理屈の応酬で逃げず、
姫への信頼を示すことで姫の誠意に応えるというのは…いい男だぁ。

幸せに、幸せになってくれ〜と心から祈らずにおられません。
そんな二人を見せてくださって、ありがとうございました。
タイトルのセンスもあやかりたいほど秀逸で…尊敬します!!

次作を心よりお待ちしております。






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29255ヒィィィ。ぷか 2004/2/3 01:42:38
記事番号29184へのコメント

はじめまして・こんにちわ。

考えは曲げなくとも、お互い認め合ってるのがゼルアメかなぁとか。
伝わればいいなぁと願ってた部分を読み込んで頂けて光栄でございます。
ハッピーエンド主義なので、書きながら祈ってます(笑
感想、ありがとうございました!