◆−チルドレン 第一章:一話−○かほ○ (2004/2/8 16:54:21) No.29299 ┣Re:リナか!?伊勢海・・・・違うっ!!異世界の少女か!?−はるか (2004/2/9 19:07:49) No.29307 ┃┗いえ…、どちらも違います(笑)−○かほ○ (2004/2/10 19:32:55) No.29314 ┃ ┗Re:続きでしたか!−はるか (2004/2/11 20:50:12) No.29318 ┣チルドレン 第一章:二話−○かほ○ (2004/2/14 12:29:10) No.29337 ┗チルドレン 第一章:三話−○かほ○ (2004/2/22 20:44:09) No.29414
29299 | チルドレン 第一章:一話 | ○かほ○ | 2004/2/8 16:54:21 |
〜第一章:Lina's child〜 −出会い− あたしは、追われていた。 …ちょっと、今『だから何?』とか思ったでしょ …いや、確かにこんな事は世間一般でもたいして珍しいことではないわけだし、それこそあたしにしてみれば、日常生活の一部といっても仮言では、ないくらいのことである、大したことでは、ないのだが… そう、いつもの『日常生活』だったら… というと、今は、いつもと同じ日常生活ではないのである。 実はあたし、先程も述べたようにトラブルなどに巻き込まれることは、常なのだが… 自分では、一度も解決、もとい戦ったことがないのである。 なんつ−か、周りが何でもひょいひょいしてくれる、お嬢様環境だったわけだ。 というわけで周りの人々…『守ってくれる人』がいない今、あたしは大ピンチだった。 しかも、追われている相手がこれまた酷い。 巨大レッサ−・デ−モン。 最下級とはいえ、魔族である彼らに生半可な術は通用しない そんなすごい奴に森で出会ってしまったあたしは、とりあえず…逃げることにした 我ながらナイス判断! …結果、追いかけられてるけど…… さて、そんなことを思っている間にも、巨大レッサ−君とあたしとの距離は確実にせまくなっていっていた 歩幅的な問題である。 あっちの歩幅の方が、あたしよりも数倍でかいし、なによりあっちは四本足 追いつかれるのは、時間の問題。 とりあえず、走っていれば街にでて、人がいると思ったのだが… 意外に、この森は大きいようである もう、かれこれ20分くらい走っているのだが一向に外にでられる気配はない ――――――と、その時、光が見えた。 外である! あたしは、喜び勇んで猛ダッシュをかける そして、昼の太陽の光りにつつまれ、あたしは外にでた ――――――――が!外にでたあたしは、足に逆に急ブレ−キをかけた。 目の前に、巨大な崖がそびえ立っていたのだ。 行き止まり! 慌てて、後ろを振り向くと、もうすでにそこには、巨大レッサ−君がいた まぢっ! 思った次の瞬間 巨大レッサ−君の周りに数本の炎の矢が出現し、そして放たれた 「うわぇぉっ!?」 とっさに、横に飛んで交わすが、砂埃が舞い上がると同時に足首に激痛がはしる 「………うっ!」 ずざ−っ、と地面にスライングしながら、慌てて体勢を立て直す ――――が、時既に遅し。 もう、巨大レッサ−君の周りにはすでに新しい炎の矢が出現していた。 おまけに、あたしは足を怪我していて 次は、確実によけきれないだろう 『死』 その文字があたしの頭の中を駆け抜けた… いやだ。心の中でその言葉が満たされる… ―――その時。 ぐるるらぁぁあぁああぁあぁぁぁあああぁあぁあ! 突如、巨大レッサ−・デ−モンの叫び声が森中に響き渡った。 見るといつの間にか、一本後ろ足がなくなっている あたしは、驚きに目を見張った いつの間に…ていうか、何が起こっているのかさえ分からない そうしている間にも、レッサ−・デ−モンの足がなくなった部分からは、どす黒い血がどくどくとあふれ出して辺りの地面を染めていっていた 数秒しかたっていないのに、その瞬間はまるでスロ−モ−ションの様に長かった 何秒たっただろうか 呆然と立っているあたしの目の前に 一人の少女が降りてきた――――――― −続く− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− はい。復活しました−choice of child! 誰か祝って−! ●:いねぇよそんな奴! ○:てか、タイトル英語からカタカナって… だめですかぁ? ○&●:いや、別どうでもいいけど、プロロ−グじゃないよね?これ。 ハモってせめないでください…。なんとなく一話じゃなくてプロロ−グにしたかったんです! ●:ばかじゃ ○:あほじゃ …悪かったですね。 すいません…では、こんなまる達ほっといて、皆様さようなら〜! がんばって近い内に続き書きます! |
29307 | Re:リナか!?伊勢海・・・・違うっ!!異世界の少女か!? | はるか E-mail | 2004/2/9 19:07:49 |
記事番号29299へのコメント >あたしは、追われていた。 >…ちょっと、今『だから何?』とか思ったでしょ >…いや、確かにこんな事は世間一般でもたいして珍しいことではないわけだし、それこそあたしにしてみれば、日常生活の一部といっても仮言では、ないくらいのことである、大したことでは、ないのだが… はるか:リナか!?でもあれ?これだったら本編再生・・・・・? ゼロス:いやそんなことする人は居ないと思いますが・・・・・・・。 >そう、いつもの『日常生活』だったら… >というと、今は、いつもと同じ日常生活ではないのである。 >実はあたし、先程も述べたようにトラブルなどに巻き込まれることは、常なのだが… >自分では、一度も解決、もとい戦ったことがないのである。 >なんつ−か、周りが何でもひょいひょいしてくれる、お嬢様環境だったわけだ。 >というわけで周りの人々…『守ってくれる人』がいない今、あたしは大ピンチだった。 >しかも、追われている相手がこれまた酷い。 >巨大レッサ−・デ−モン。 >最下級とはいえ、魔族である彼らに生半可な術は通用しない >そんなすごい奴に森で出会ってしまったあたしは、とりあえず…逃げることにした >我ながらナイス判断! >…結果、追いかけられてるけど…… はるか:あ。ぜってぇ違う。 ゼロス:まぁそりゃそうでしょうねぇ。 はるか:レッサー・デーモンに追いかけられるリナ・・・・・・・・・・想像できねぇや。 ゼロス:おやそんな言葉遣いだと男の人に間違えられますよ?文字だけですし。 はるか:あ゛あ゛!?女ですよ私はっ!!ヲホホホホホホ!! ゼロス:いやそのしゃべりかたはやめてください・・・・・・。お願いしますから・・・・・・・。 はるか:私もいや。 >さて、そんなことを思っている間にも、巨大レッサ−君とあたしとの距離は確実にせまくなっていっていた >歩幅的な問題である。 >あっちの歩幅の方が、あたしよりも数倍でかいし、なによりあっちは四本足 >追いつかれるのは、時間の問題。 >とりあえず、走っていれば街にでて、人がいると思ったのだが… >意外に、この森は大きいようである >もう、かれこれ20分くらい走っているのだが一向に外にでられる気配はない はるか:結構体力あんじゃん。 ゼロス:あなたでは到底無理ですね。 はるか:どーせどーせ私は運動不足ですよーだ。 >――――――と、その時、光が見えた。 >外である! >あたしは、喜び勇んで猛ダッシュをかける >そして、昼の太陽の光りにつつまれ、あたしは外にでた >――――――――が!外にでたあたしは、足に逆に急ブレ−キをかけた。 >目の前に、巨大な崖がそびえ立っていたのだ。 >行き止まり! >慌てて、後ろを振り向くと、もうすでにそこには、巨大レッサ−君がいた >まぢっ! >思った次の瞬間 >巨大レッサ−君の周りに数本の炎の矢が出現し、そして放たれた >「うわぇぉっ!?」 >とっさに、横に飛んで交わすが、砂埃が舞い上がると同時に足首に激痛がはしる >「………うっ!」 >ずざ−っ、と地面にスライングしながら、慌てて体勢を立て直す >――――が、時既に遅し。 >もう、巨大レッサ−君の周りにはすでに新しい炎の矢が出現していた。 >おまけに、あたしは足を怪我していて 次は、確実によけきれないだろう >『死』 >その文字があたしの頭の中を駆け抜けた… >いやだ。心の中でその言葉が満たされる… >―――その時。 > >ぐるるらぁぁあぁああぁあぁぁぁあああぁあぁあ! > >突如、巨大レッサ−・デ−モンの叫び声が森中に響き渡った。 >見るといつの間にか、一本後ろ足がなくなっている はるか:ガウリイか!? ゼロス:とするとパラレルワールドのリナさん・・・・・・?(ジト汗) >あたしは、驚きに目を見張った >いつの間に…ていうか、何が起こっているのかさえ分からない >そうしている間にも、レッサ−・デ−モンの足がなくなった部分からは、どす黒い血がどくどくとあふれ出して辺りの地面を染めていっていた >数秒しかたっていないのに、その瞬間はまるでスロ−モ−ションの様に長かった >何秒たっただろうか >呆然と立っているあたしの目の前に >一人の少女が降りてきた――――――― はるか:リナか!? ゼロス;アメリアさんだったら笑いますねー。 はるか:いやありえるかも・・・・・・・・・。いやでも・・・・ぶつぶつ・・・・・・・・ ゼロス:と。なんかぶつぶつと妄想・・・・ではなく予想しているみたいなので♪ はるか:これとこれの因果関係から・・・・・・・ ゼロス:(ふりむいて)何を考えていらっしゃるんですか・・・・・・・・?(汗) はるか:いやでもこれは合同だし・・・・・・・ ゼロス:何やらワケのわからないことを書き始めたこの人は放っておいて♪それではここらへんで♪ し〜ゆ〜あげいん♪ ――――――ブラック・アウト―――――― |
29314 | いえ…、どちらも違います(笑) | ○かほ○ | 2004/2/10 19:32:55 |
記事番号29307へのコメント あ−…、お久しぶりです。はるかさんv >>あたしは、追われていた。 >>…ちょっと、今『だから何?』とか思ったでしょ >>…いや、確かにこんな事は世間一般でもたいして珍しいことではないわけだし、それこそあたしにしてみれば、日常生活の一部といっても仮言では、ないくらいのことである、大したことでは、ないのだが… >はるか:リナか!?でもあれ?これだったら本編再生・・・・・? >ゼロス:いやそんなことする人は居ないと思いますが・・・・・・・。 をを!ゼロス君だ〜。 いえ、本編再生ではありませんょ。密かにchoice of childの続編なんです。 > >>…結果、追いかけられてるけど…… >はるか:あ。ぜってぇ違う。 >ゼロス:まぁそりゃそうでしょうねぇ。 >はるか:レッサー・デーモンに追いかけられるリナ・・・・・・・・・・想像できねぇや。 >ゼロス:おやそんな言葉遣いだと男の人に間違えられますよ?文字だけですし。 >はるか:あ゛あ゛!?女ですよ私はっ!!ヲホホホホホホ!! >ゼロス:いやそのしゃべりかたはやめてください・・・・・・。お願いしますから・・・・・・・。 >はるか:私もいや。 失礼ですよゼロス君! はるかさん、男っぽいんですね…! 私もよく間違われますよ…!あはは………! ●:いや、君と一緒にしちゃかわいそうだろ… ○:うん。 >>さて、そんなことを思っている間にも、巨大レッサ−君とあたしとの距離は確実にせまくなっていっていた >>歩幅的な問題である。 >>あっちの歩幅の方が、あたしよりも数倍でかいし、なによりあっちは四本足 >>追いつかれるのは、時間の問題。 >>とりあえず、走っていれば街にでて、人がいると思ったのだが… >>意外に、この森は大きいようである >>もう、かれこれ20分くらい走っているのだが一向に外にでられる気配はない >はるか:結構体力あんじゃん。 >ゼロス:あなたでは到底無理ですね。 >はるか:どーせどーせ私は運動不足ですよーだ。 私も只今運動不足です! テスト近いですしね…、外に出してもらえない! >>突如、巨大レッサ−・デ−モンの叫び声が森中に響き渡った。 >>見るといつの間にか、一本後ろ足がなくなっている >はるか:ガウリイか!? >ゼロス:とするとパラレルワールドのリナさん・・・・・・?(ジト汗) パラレル…、そんな難しい物できませんょ!あはは! ●:君、さっきから笑いすぎ… ○:笑い茸でも食べた? >>一人の少女が降りてきた――――――― >はるか:リナか!? >ゼロス;アメリアさんだったら笑いますねー。 いいかも!笑えますね〜、正義の鉄槌とか言ってね… >はるか:いやありえるかも・・・・・・・・・。いやでも・・・・ぶつぶつ・・・・・・・・ >ゼロス:と。なんかぶつぶつと妄想・・・・ではなく予想しているみたいなので♪ >はるか:これとこれの因果関係から・・・・・・・ >ゼロス:(ふりむいて)何を考えていらっしゃるんですか・・・・・・・・?(汗) >はるか:いやでもこれは合同だし・・・・・・・ ……………………?合同…?因果関係…?すません…、分かりません… >ゼロス:何やらワケのわからないことを書き始めたこの人は放っておいて♪それではここらへんで♪ > し〜ゆ〜あげいん♪ あ、ど−もでしたぁ!ごきげんよぅ! |
29318 | Re:続きでしたか! | はるか E-mail | 2004/2/11 20:50:12 |
記事番号29314へのコメント >あ−…、お久しぶりです。はるかさんv はるか:最近はガウリナサイトめぐりしててあんまりこっちに顔だしてなかったからなー。 ゼロス:いいんですか・・・・・・・・?それで・・・・・・・? >をを!ゼロス君だ〜。 >いえ、本編再生ではありませんょ。密かにchoice of childの続編なんです。 はるか:私の相手は大抵リナかゼロスかアメリアか、またはオールキャラですね♪ ゼロス:choice of childというと、読んでたくせにロクにレスもしなかったという・・・・・・? はるか:あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ごめんなさいいいいいいい!!!! >失礼ですよゼロス君! >はるかさん、男っぽいんですね…! >私もよく間違われますよ…!あはは………! >●:いや、君と一緒にしちゃかわいそうだろ… >○:うん。 はるか:普段はそーでもないんですけどね。 ゼロス:見た目は、がぬけてますよ。 はるか:あう。確かにこっちの方が本性(?)だしいつも心の中はこんな調子だけど・・・・・・・。 ゼロス:同じじゃないですか。 >私も只今運動不足です! >テスト近いですしね…、外に出してもらえない! はるか:一日中部屋にこもってやっているのは勉強――――― ゼロス:――ではなくパソコン。 はるか:そのたうりでごぜぇます・・・・・・・・。(涙) >パラレル…、そんな難しい物できませんょ!あはは! >●:君、さっきから笑いすぎ… >○:笑い茸でも食べた? はるか:私は現代版が読めません。はい。きっぱりと。 ゼロス:魔法がないと嫌なんですか?? はるか:まぁそれもあるけどなんか想像できない・・・・・・。 ゼロス:現代となるといろいろと縛られますもんねー。 >……………………?合同…?因果関係…?すません…、分かりません… ゼロス:僕にも分かりません・・・・・・・。 はるか:・・・・・・・・・・・・(汗)それは秘密です♪(滝汗) >あ、ど−もでしたぁ!ごきげんよぅ! はるか:ごきげんよう!! はるか&ゼロス:し〜ゆ〜あげいんっ!! ――――珍しくまともに幕―――― |
29337 | チルドレン 第一章:二話 | ○かほ○ | 2004/2/14 12:29:10 |
記事番号29299へのコメント −『インバ−ス』− 「名前は?」 降りてきた少女は、開口一番に尋ねてきた 「へ、あ?あ、あぁ、ミナです!」 ぼうっとしてたのが、我に返り、慌てて返事をするあたし 少女は、ミナか…。と小さく呟き、眉をひそめ何か一瞬考えると びちゃ―――… ふいに、自分の足下に広がる血の水たまりに足を踏み出した。 少女が足を踏み出したところから、波紋が広がっていく そして、また一歩。 また波紋が広がる また一歩 近づいてくる 気づくと、もう目の前に少女がいた。 年の頃なら12か13ぐらい。 透き通る様に白い肌に金色の瞳、そしてその瞳と同じ金色の長いゆるくウェ−ブした髪 ―――――綺麗 少女の美しさに、その時初めて気づいた。 まるで天使みたい……… あたしは、思わず少女に見入っていた ―――と、言うのもだ。 あたしはさっきまで、少女の格好の方にしか目がいっていなかったのだ。 ロ−ブに、地につかんまでのマント。 それらの色は、全て黒。 おまけに手には大鎌。 魔道師スタイル――――と、言えないこともないのだが… はっきり言ってしまえば………死神。 「……………ふむぅ。」 何やらぶつぶつ呟きながら、じろじろとあたしを見渡す少女 「本当に、ミナ。なの?」 「………うん。そうだけど…」 再度、問いかけてくる 「本当に?」 「本当に。」 「嘘じゃない?」 「嘘じゃない。」 「呆けてない?」 「呆けてない。」 「マジで?」 「マジで。」 「へ〜?」 「へ〜。」 「嘘だったら、先生言うわよ」 「……あ−−!もう!ミナです!とにかくミナ!あたしは、ミナ=インバ−ス!」 森の中に声がこだまする。 あたしは、叫び、はぁはぁ、と息を切らした ……………………………………………………………… はぁ。唐突に、少女はため息を付いた 「違ったかぁ…。確かに似てるんだけどなぁ…。」 腕を組み、残念そうに言う 「ほんと。確かに似てるのに…」 でもま、食事にはありつけるし… 聞こえなかったが、ぼそっと呟き、少女はあたしを見た まだあたしは、さっきの叫びで息を切らしている 『あたしは、ミナ=インバ−スです!』 ―――――と。あたしのさっきの言葉が、少女の頭の中によみがえった。 …………………………………………………… ………………………………え? 少女の頭の中に、何かが引っかかった ………………………………………インバ−ス? −続く− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− いや、すんません。 この間のあとがき意味不明でした… いや、最初はですね、タイトルの所をプロロ−グにしてたんですけど… 最後に、やっぱり一話に変えまして… そういうわけです! すいませんでしたぁ! |
29414 | チルドレン 第一章:三話 | ○かほ○ | 2004/2/22 20:44:09 |
記事番号29299へのコメント −“L2”− 「インバ−ス…!?あなた、もしかしてリナ=インバ−スの子供!?」 「へ?はい。そうですけど…」 少女の問いにおされながら答えるミナ 少女は、その返答を聞いて目を輝かせた そういえば、数年前にリナ=インバ−スが子供を産んだって聞いた事がある…… 確か、父親が不明で… リナ=インバ−ス。 ただ一人、唯一混沌の力をつかえる人間。 その力は強大で、赤の世界きっての有名人 別名、デモン=スレイヤ−。 まさかその子供に、こんな所で会えるなんて… ――――にしても。 「――――にしても、何でリナ=インバ−スの子供ともあろう者が、たかがレッサ−・デ−モンの一匹くらいに逃げ回ってんの?」 ぐさ。 何かがミナの胸に突き刺さる 「…………まぁ、色々とありまして。」 口ごもりながら、答えるミナ。 自分は戦えない。 最初は、そう言おうと思ったのだが えぇっ、リナ=インバ−スの子供なのになんで? と、またつっこまれそうなのでやめておくことにする。 少女は、その様子をじろじろと見ながら 「ふ−ん…。もしかして、“あの日”?」 ぶっ。 少女の発言に思わず吹き出すミナ 「あ、あのですねぇ!私はまだ8歳ですよっ!?」 「違うの。」 「はい!」 「ふ−ん。で、そういえば、リナ=インバ−スがいないわね。何で?家出したの?」 「あっ………。」 そこで、やっと今の状況を思い出したミナ。 へなへなと、その場に膝をつく。 「………どうしたの?」 「………ま……ご…な…です。」 「は?孫?」 「迷子なんです!」 「迷子ぉ?」 「はい!」 やけくそ気味で、答えるミナ 「あら−…。」 いいながら、少女は、視線を宙に泳がせる と、膝をつき、うなだれているミナに視線を向け 「ルナの所でよかったら、ついでに連れて行ってあげるけど…」 ぼそり。 と、そう言う 「ル…ナ……?おばさんのところ?!」 ぱっ、少女の顔を見上げるミナ 「あ−…、貴方に言わせればそうなるわね。」 「ほんと!?」 「うん。」 「…ありがとう!」 にっこりと笑うミナの顔をみて、少女は、少し戸惑ったような表情を浮かべた。 「そうだ!あなたの名前は?」 「私の…名前…?」 「うん。」 「わたしの名前は………………………………………… L2。」 −続く− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 学年末テスト終了! 部屋に監禁されましたよ(大げさ) あとは、返ってこなければ、いいんですけどね… ○:無理でしょう… あ、すみません。 お風呂なので、では。 |