◆−少女漫画的恋物語/第一話−○かほ○ (2004/2/27 22:12:42) No.29459
 ┣少女漫画的恋物語/第二話−○かほ○ (2004/3/3 17:06:05) No.29501
 ┣少女漫画的恋物語/第三話−○かほ○ (2004/3/4 17:48:16) No.29509
 ┣少女漫画的恋物語/第四話−○かほ○ (2004/3/5 21:39:02) No.29530
 ┃┗いいっすね〜♪−ねこめぐ (2004/3/6 16:04:01) No.29535
 ┃ ┗Re:いいっすね〜♪−○かほ○ (2004/3/9 15:27:19) No.29566
 ┗少女漫画的恋物語/第五話−○かほ○ (2004/3/9 16:23:47) No.29567


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29459少女漫画的恋物語/第一話○かほ○ 2004/2/27 22:12:42



 −優等生は、劣等生−


放課後、夕日が運動場をあかくそめる。
その光景を廊下から眺めながら、たくさんの資料を職員室へと運ぶ少女。
彼女の髪もまた、夕日にそめられている。
「はぁ、重いですねぇ…。」
運動場から、自分の抱えている資料に視線を移し、
少女は、軽くため息を付きながら呟いた。
顔を正面に向けると、職員室まではまだ100メ−トル程、廊下が続いている。
「まったく…、いくら竜とは言え、私も女なんですよ?」
ぶつぶつと愚痴をこぼしながらも、すたすたと進んでいる。
ホントに重いのだろうか…?と疑いたくなるほどに。
「ふぅ、やっと着いた。」
早ッ!!と、つっこみたくなるところだが、ここは我慢しよう。
少女は、職員室の扉の前に立ち、呟いた。
こんこん。
「フィリアです。例の資料持ってきました。」
扉を軽くノックすると、がら、と扉を開け中に入り、
スタスタと、この仕事を押しつけた、にっくき担任の机の所に行く。
どん!
思いっきり音を立て、資料を机の上に置く。
が、よほど本に熱中しているのか、先生は、全く反応しない。
「ミルガズィア先生!」
「あぁ、そこに置いといてくれ。」
「もう置いてます!」
「そうか。」
ぷちっ。
何かが頭の中で切れた。
が、
「失礼しました。」
何事もなかったかのように、職員室の扉に向かうフィリア。
がら、と開けると、普通に出た。
実は、彼女は優等生。
こんな事で切れ、評判を落とすわけにはいかないのだ。
事実―――
「フィリアさん。
 もう少しで会議始まりますから、よろしくお願いしますね。」
生徒会の仕事もしているのだ。
後ろから声をかけられ、振り返る。
と、そこには、にっこりとした笑みを浮かべたガクランの少年が立っていた。
すざっ。
「生ご……!
 ………分かりました、ゼロス会長。」
反射的に、半歩後ろに退き、
出かけた言葉を、慌ててしまう。
「……では、よろしくお願いしますね。」
言いかけた言葉を理解したのか、
こめかみを少し痙攣させながら、ゼロス会長は、去っていった。



                            −続く−

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ゼロフィリですかね…。
もしかしたらヴァルフィリになるかも…
久しぶりですね。カップリング。
いや、今まで産まれてから、少年漫画しか読んで事なかったんですよ。
で、最近初めて、少女漫画という物を読みましてね…
………鼻血が出そうでした。
最近の少女漫画は、進んでますね…。
教育上よくない!
あ、私はそんなヤバイのは、書かないっていうか、書けないのでご安心下さい。
○:チルドレンは−?
うっ!あれは、多分誰も読んでないだろうから、多少遅くても大丈夫!
●:なるほど。
では、さようならv

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29501少女漫画的恋物語/第二話○かほ○ 2004/3/3 17:06:05
記事番号29459へのコメント


  
 −荒れリナ−


生徒会の会議がある。
フィリアは困ったようにぶつぶつ呟きながら、早足で歩いていた。
会議室ではなく自分の教室に向かって―――
「あ−…、資料届けたら帰れるから一緒に帰ろうって約束したのに…
 リナさん怒るだろうなぁ…。」
いきなりドラ・スレぶっ放されたらどうしよう……。
ふと、嫌な考えが頭の中をよぎり、頭を慌てて横に振る。
「いやいや!」
ま、まさか、そこまではいくらリナさんでもしないだろう…。
いっそのこと、もう帰っていてくれたら嬉しいんですけどね…。
そんなことを考えている間に、教室の前についた。
「はぁ…。」
ため息をつき。
ひょい。
中を、覗いてみる。
リナさんは――いた。
机の上に座って、外を眺めていた。
「やっぱり…いますよねぇ……。」
ぽつりと言い。
すっ、と扉に手をかける。
がら。
扉が、音を立てて開く。
リナは、その音で振り返った。
「ふぃりあぁあぁあぁぁぁああ!遅いじゃない!さっさと帰るわよ!」
「す…すみません!」
リナにずずぃ、っと詰め寄られ、謝るフィリア。
人間関係の強弱がまる見えだ。
「まぁ、いいわ…。さっさと帰るわよ。」
リナは、鞄をかつぐと、扉に向かいだした。
「あ、あの、そのことなんですけど…!」
慌てて引き留めるフィリア。
リナは、殺気むき出しで、半目で振り返った。
「何?まさか自分から誘っといて、人をさんざん待たさせたあげく……」
「す…!すみません!ごめんなさい!申し訳ありません!」
「ふぃりあああああぁぁああぁあぁああぁああぁああああぁ!」
あたしが一体何分待ったとおもッてんの!?
せっかく待っといてあげたのに!
今度から、一緒に帰んないわよ!
ふざけすぎじゃない!?
ばか!!
あほ!!
その他 etc..etc..
叫びながら、フィリアの首を締め上げ、がくがく揺らすリナ。
あいっかわらず短気である。
「くるしィ…!リナさん…!」
悲痛な声を上げるフィリア。
苦笑いをしながら、涙を流す。
と、その時。
♪ピ−ンポ−ンパ−ンポ−ン
フィリアを救うように、アナウンスが鳴った。
ガがガッ
√生徒会書記一年のフィリアさん、会議が始まります。至急会議室へ来て下さい。
ピ−ンポ−ンパ−ンポ−ン♪
……ぱっ。
リナが、手を放した。
「けほっけほっ…!」
むせるフィリア。
「…今回だけよ?」
「す!すみません…、けほっ!」
ふぅ、とため息を付き、にっこり笑うリナ。
その笑顔が逆に怖いフィリア。
むせながらも、謝る。
しばしの間。
フィリアの咳がやっと止まった。
…じゃ、がんばってね。
リナは片手を軽く挙げ、言うと、小走りに教室を出た。
廊下に、リナの走る足音が響く。
その音を聞きながら、しばし、ぼうっとするフィリアだった。

「あ!会議!」
そのことを思い出したのは、数分後。
慌てて教室にある時計を見る。
「始まってる−−−−−!」
悲鳴にちかい声を上げるフィリア。
教室を慌ててあとにした。

「遅れてすみません!」
ばたんっ。
扉を開けると同時にフィリアは、叫んだ。
―――――が。
「…………………へ?」
誰もいない。
まさか、もう終わったのでは…。
嫌な予感が頭を駆けめぐる。
「え−−!うそでしょう!?」
そうだ!終わるにしては早すぎる。
思い直し、部屋の中に足を踏み入れたその時だった。
誰かに後ろから抱きつかれたのは……。


                               −続く−

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

塾なんで!
すいません!


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29509少女漫画的恋物語/第三話○かほ○ 2004/3/4 17:48:16
記事番号29459へのコメント



  −2人の少年−


「―――――!?」
ぱたんっ。
後ろからのいきなりの抱擁。
声を上げる間もなく、後ろの扉が閉まった。
「…な……!○△▽♯§&∵√ΤΨ〜〜!!??
 おんぶお化け−−−−−−−!!座敷わらし−−−−−−−!!
 放して下さいっ!成仏してっ!」
叫びながら、暴れるフィリア。
それでも腕は離れない。
叫んでいる言葉の中に変な単語があるが、理由は多分…
先生もほとんど帰ってしまったぐらいの遅い時間の学校の放課後→幽霊・お化け
どうやら相手は、おかっぱらしい→座敷わらし・金太郎
金太郎は、多分いい奴だから、こんな事はしない。
てなわけで、おんぶお化けか、座敷わらしっ!
このように瞬時で判断したらしい。
「放し……―――おかっぱ!?」
と、その時、フィリアはあることの重大さに気づいた。
暴れるのをやめるフィリア。
「――――――……」
おかっぱ。
この学校でおかっぱ、しかも生徒会議室によくいる、ある人物のことを思いだしたのだ。
「……………もしかして…」
声が震えている。
ぎぎぎぃっ、と首を後ろに回すフィリア。
そして、後ろにいる人物を見た。
自分でも顔が青ざめていくのが分かる。
紫色の肩で切りそろえた髪。
整った顔立ち。
意味もなくにこやかな顔。
たとえ世界が彼の存在は、偉大だと答えようとも、
フィリアにとってその存在は、ゴキブリ以下。
その名もまさしく―――――!
「……―――ゼ、ゼロス………………会長――――――――……!」
「いやぁ、こんにちはフィリアさんv遅かったですねぇv」
「んなっ…………!一体この手はなんですか!放してください!」
冷静を取り戻し、あらためて、自分を抱いている腕をはずすフィリア。
そのまま5メ−トルほど距離をとる。
「会議は……終わったんですか?」
「いえ、終わってませんよ、これから始めるんですv」
「でも、誰もいないじゃないですか。」
顔は動かさず、目だけで辺りをうかがうフィリア。
本当に、中には誰もいない。
そんなフィリアを見て、にっこりとするゼロス。
「だーかーらー………」
ひゅんっ。
「な……!」
「2人の今後についての会議だから2人だけでいいんですv」
空間移動であっという間に、フィリアの前に出現するゼロス。
フィリアも後ろに退くが、壁に突き当たる。
「あ………」
後ろが壁ということに気づき、小さく声をあげるフィリア。
ゼロスは、にっこりと笑うと一歩前に踏み出し、フィリアの目の前に出る。
たじろぐフィリア。
「………そ、そんな会議…………」
すっ、と、ゼロスに見えないようにスカ−トの中に隠してある、ある物に手をかけ、
次の瞬間。
「そんな会議ゴメンです!!」
ごっ!
モ−ニングスタ−が一閃し、ゼロスに直撃した。
天井に吹っ飛ばされるゼロス。
それを見もせずに、フィリアは会議室を走り出た。


「はぁ、はぁ………、やっと家に着いた。」
フィリアは、405号室と書かれた扉の前で突っ伏していた。
疲れた様子で、鍵をバックから取り出し、扉に差し込む。
がちゃ。
「ん………?」
まだ鍵を回してないのに、音が鳴った。
ぎぃ。
今度は、扉の開く音。
「へ……?」
ぱ、と横を見るフィリア。
そこで、緑色の髪の少年と目があった。
どうやらお隣さんの家の扉だったようだ。
少年が扉を開け、中に入る途中だった。
「……こんにちは。」
「………………。」
ぱたん。
少年は軽く会釈をすると、無言で家の中に入っていった。


                              −続く−


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

………宿題しなければ……。
では。

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29530少女漫画的恋物語/第四話○かほ○ 2004/3/5 21:39:02
記事番号29459へのコメント



  −火傷−


がちゃ。
「ただいまー…」
靴を脱いで家に上がるフィリア。
返事は、あるわけない。
彼女は、一人暮らしなのだ。
父親と母親は、海外ですごい仕事をしているらしいのだが――。
そんなわけでもうかれこれ10年くらい帰ってきていない。
にしても―――
「にしても…、隣に住んでる人初めてみたなぁ…。」
フィリアは、さっきみた少年の事を考えていた。
歳が私と同じくらいだった…。
何処の学校の生徒なんだろぅ?隣町かなぁ…?
ていうか――――――…
「見覚えがある。」
ぽつりと呟くフィリア。
制服を脱ぎ私服に着替えると、キッチンに向かった。
きゅ、きゅ。
じゃ−−、蛇口を回す、水が流れ出した。
それをヤカンに入れ、コンロにおき火をかける。
「誰だっけ…?」
くいっと、首を傾げるフィリア。
腕を組み、考えながら食器棚に向かう。
棚からマグカップを取り出し、食卓に置く。
「え−−−−っと……。」
確か、最近みたような………。
同じ学校の生徒では、ないことは確かだけど…。
全生徒の顔を覚えているフィリア。
何者だっ!ておもわずつっこみたくなるが、まぁそこは我慢しよう。
食卓の端に置いてあるココアの粉末の入った瓶。
それに手を伸ばす。
――――と。
「ああああぁあぁぁぁああああぁああぁあ!!!!!!!」
叫んだ。
ごとっ。
ぎくっ。
隣から音が聞こえ、
慌てて両手で口をふさぐ。
少しの間。
ずる。
そのまま手をドクドクと鳴る胸の前までおろし、ぽつりと何かを呟く。
「ヴァル………ガ−ヴ………?」
ぴ−−−−−−−っ。
その時、お湯が沸いた。
慌てて火を消し、コンロからヤカンを降ろすフィリア。
鍋敷きの上にとりあえず置く、
食卓に再び向かい、瓶を開けカップの中にココアの粉末を入れる。
そのままヤカンの、お湯を注ぎ………。
「熱……っ。」
お湯が撥ねた。
反射的にヤカンを放してしまった。
そして、
そのままヤカンは――――。

がたたっ!!
じゅわばしゃぁっ!

落ちた。
「きゃぁあ!」
スリッパの上からとは言え、熱湯が足にかかり、しりもちをつくフィリア。
熱湯は、膝ぐらいまでかかってしまった。
足がヒリヒリする。
「痛ぅっ…!」
その時。
どンどン。
「大丈夫か!?」
扉を叩く音と、声とが外から聞こえてきた。
「あ…、大丈夫……」
床に手をつき、立ち上がろうとするフィリア。
ずきぃっ。
途端、足に走る痛み。
よろっ。
ばたっ。
……………………………………。
「………じゃないです。」



「…大丈夫か?」
「えぇ、お陰様で。」
数分後、フィリアは、ソファに座って少年と話していた。
足にはぐるぐると包帯が巻かれている。
結局、助けてもらったのだ。
少年は、隣町の高校―――医者の卵達が通う名門校の生徒だった。
なので、火傷に効く薬も持っていて、処置も完璧だった。
しばしの沈黙。
「……じゃ、俺帰るから。」
そっけなく言うと、少年は玄関に向かって歩き出した。


                             −続く−

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

○:チルドレン〜…
●:チルドレン〜…
………もうすぐ書きますよぉっ!
ていうか、そんな!少ししか間開いてないじゃないですか!
●:お前の少しは、どんくらいじゃぁっ!
すぱ−−−ん!
いたっ!後頭部が−−−−!
○:お前はもう◎んでいる!
まぢ!?
では、さようなら−−−〜…

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29535いいっすね〜♪ねこめぐ E-mail 2004/3/6 16:04:01
記事番号29530へのコメント

 ども、ねこめぐです。○かほ○さん、初めましてなのでしょうか.....
リナ:読み逃げ犯!!
ぎくっ....!!
 ま、それはおいといて、いいっすね〜、ゼロフィリなのか、ヴァルフィリなのか.......2人の間でゆれるフィリアって、とこですかね〜!
 わたし、ゼロフィリとか、ヴァルフィリって、そんなに好きじゃないんですけどね、でも最近、好きになりかけてるんですよ〜。
リ:んなこと言ってる暇があったら、ゼルのやつ書けい!!
びくっ!!
そ、そうだ.....
では、○かほ○さん、さよーなら〜

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29566Re:いいっすね〜♪○かほ○ 2004/3/9 15:27:19
記事番号29535へのコメント


> ども、ねこめぐです。○かほ○さん、初めましてなのでしょうか.....
初めまして(…かなぁ?)ねこめぐさん。かほです。
>リナ:読み逃げ犯!!
>ぎくっ....!!
読んでいる人がいたって事が驚きです…。嬉しいです!
> わたし、ゼロフィリとか、ヴァルフィリって、そんなに好きじゃないんですけどね、でも最近、好きになりかけてるんですよ〜。
あ、私もです!ゼロフィリは相変わらず嫌いなんですけど。(今の言葉でゼロフィリファンを敵に回しちゃったかも…)
○:ていうか、だったら何故書く!って話ですよねぇ〜。
なんとなく思いついたから。(ヲイ)
>リ:んなこと言ってる暇があったら、ゼルのやつ書けい!!
>びくっ!!
リナさん怖い…v
頑張ってくださいね、ねこめぐさん!
>そ、そうだ.....
>では、○かほ○さん、さよーなら〜
さようなら。ありがとうございました。

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29567少女漫画的恋物語/第五話○かほ○ 2004/3/9 16:23:47
記事番号29459へのコメント



  −目があったら敵同士−


 
少年は、玄関の方へと歩き、扉のドアノブに手をかけた。
「あ、待って下さい!」
「あ?」
手は、ドアノブを握ったまま振り返る少年。
フィリアは、一瞬戸惑ったような表情をする。
ある事を聞くかどうか迷ったのだ。
そして―――
「どうも…、ありがとうございました。」
聞くのは、止めた。
口ごもりながらも御礼を言う。
少年は、無言でフィリアを見つめ――――
ドアノブから手を放した。
背をドアに向け、フィリアに向かってゆっくりと一歩踏み出した。
刹那。

ばんっ!!!!

「うぁっ!?」
勢いよく、扉が開かれた。
扉に押し倒される少年。
倒れ伏す。
そして―――
「大丈夫ですか!?フィリアさん!!!」
「ぜっ、ゼロス!」
むぎゅっ、だだだだだ!
扉開けっ放しで、フィリアに駆け寄るゼロス。
第一歩目のむぎゅっ、という音は少年を踏んだ音である。
「大丈夫ですか!?」
「え、えぇ…」
あまりの迫力に押され、ひきながら返事をするフィリア。
「一体、どうし――――」
「いたたたた………。」
その時、少年が身を起こした。
頭をさすりながら、起きあがり―――
二人の少年は、目があった。
「なっ!ゼロス!!?」
「んなっ!ヴァルガ−ヴさんっ!?」
何故ここに!?
同時に声を上げる二人。
「ぼ、僕は、フィリアさんの悲鳴が聞こえて―――
 はっ!まさかヴァルガ−ヴさん、フィリアさんを襲おうとしてましたね!?」
「してねぇよ!!」
「僕のフィリアさんになんということを!!!許しません!!!」
「だから、何にもしてねぇって!」
「よかった襲う前に間に合って、大丈夫ですかフィリアさん!!?」
「だから、何にもしてねぇよ!!」
この口論は、あと数時間も続いたらしい。



                        −続く−


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

では!