◆−☆ゲーム☆(後編)−F-ぽぷり (2004/3/22 15:25:48) No.29670


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29670☆ゲーム☆(後編)F-ぽぷり E-mail 2004/3/22 15:25:48



F)こんにちは幽霊投稿者F-ぽぷりでぇ〜・・・えええええっっ?!!

 ぐわしゃあああ

f)F、抹殺完了!!こんにちは。Fとコンビ組まされてるfです。
  いないとは思いますが、読んでいて下さっていた方。長らくお待たせしました。
  「☆ゲーム☆シリーズ」のプロローグ〜中編は過去ログに落ちてます。
  「どんな話?」という人はそちらを参照してください。
  それでは本編スタート!!



*****☆ゲーム☆(中編)__成功報酬__**********


 あたし――リナ=インバース は今、とてつもなく後悔している。
 セリフィアの依頼を受けてもう三日になる。今日はちょうど依頼終了日。
 にもかかわらず後悔していた。・・・・なぜって? それは―――・・・・

 「お前が連れている子供を渡してもらおうか。」
 『・・・・・・また(か)(ですか)・・・・・・?』

 後ろを振り返ると人型の魔族っぽいのが立っていた・・・そうあの依頼に会った『追っ手』ってのが、
 どーも魔族ばっかりで・・・。デーモンや下級から中級魔族、はたまた上級魔族までもがやってくんのよ・・・。
 1日に何十回もこられるといくらあたし達でも疲労はかくせない。自分でもよく生きてると思う。
 しかもっ!この間から、魔族が現れると――

  トストストストストストスッ
  
 「・・・っっ?!!ぎゃあああああああああっっっっっ!!!!」
 
 叫び声とともに魔族は地面とキスしてぴくぴくしてる。こんな風に怪奇現象がおこるのよね〜・・・。
 ・・・まあ、これが疲労&ストレスの原因でもあるんだけど。
 曰くっ!空から(大量の)スコップが降ってきたっ!
 曰くっ!どこからともなく竜族のギャグが聞こえてきたっ!
 曰くっ!謎の投網が降ってきて魔族(とあたし達)を捕獲っ!
 曰くっ! どこからか超特大サイズのピコピコハンマーが魔族(+あたし達)を襲ったっ!
 曰くっ!追っ手の魔族と仲が悪い魔族がやってきて(周辺の人を巻き込んむ)大げんかを始めたっ!etc・・・
 ――そして今回は・・・大量の竹槍が魔族(+あたし達)に降ってきたっ!!

 「皆さん。大丈夫でしたか?」

 がさがさと近くの草の影からセリフィアが出てくる。

 『・・・これのどこが大丈夫そうに見えるわけ(見えるんだ)(見えるんですか)・・・・?』

 あたし達は降ってきた竹槍で地面に縫い付けられてたり、囲まれてたりして身動きが出来ない状態にいた。

 「ははははは・・・ですよね・・・。」

 こらっ!また笑って済ませる気っ?!
 ・・・こんな状態が続いてるもんだからストレスがどんどん溜まるのよね。
 ガウリイはいつも怒るけど、毎晩盗賊いぢめに出かけるあたしの気持ち、わかってくれるわよねっ?ねっ!?

 「とりあえず、この竹槍とってもらえますか・・・?」
 「は〜い。・・・んしょんしょ。」

 頑張って刺さってる竹槍を抜いてるセリフィア。でも、竹槍のほうが身長より長くて、
 振り回してるもんだから・・・うわっ!!ちょっと!危ないでしょっ?!気をつけてよねっ!
 ・・・コホン・・・・思うように身動きできないあたし達にとって、 とてつもなく危ない。
 あ・・・ゼルに竹槍が刺さった・・・。まあゼルだから大丈夫だろうけど。
 早くこの竹槍とって〜〜〜。まったく!こんな状態じゃまともに動けやしないわよっ!
 
 「はっはっは。リナさん達、新しい遊びでもしてるんですか?竹槍になんか刺さっちゃって。」

 なぬっ!!このむかつく声は・・!!

 「あ〜、お前は確か・・・・」
 「あ、ゼロスさん!!久しぶりです!!・・・この竹槍とるの手伝ってもらえません?」
 「嫌ですV」
 「こら〜っ!断るんじゃないわよ!!このスットコゴキブリ神官〜〜っ!!」
 「だ・・・誰がスットコゴキブリ神官ですかっ?!」
 「お前だ、ゼロス。」
 「ゼロスさんっ!仮にも正義の仲良し四人組+αのメンバーなら、
  正義に乗っ取って人助けをするべきですっ!! 助けてくださいっ!!」
 「何にしろ助けて欲しいんですね・・・(^_^;)それに僕は魔族なので正義に反させてもらいますV」
 「いいえダメですっ!!魔族なんて台所の害虫以下の職業なんてやめて、今すぐ真人間になるんですっ!!」
 「だ・・・だいどころのがいちゅういか・・・・・・・」
 「・・・誰だっけ?」

 ずべえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん・・・・
 こ・・こんの・・・

 「ガ・・・ガウリイさ〜ん、忘れるなんて酷いじゃないですかぁ〜。
  まあ、ガウリイさんらしいと言えばガウリイさんらしいですけど。クスン。」
 「こんのクラゲ〜〜〜っっ!!ゼロスよ、ゼ・ロ・ス!!獣神官とか言いながら、
  どこにでもいるような害虫みたいな後ろ姿したスットコ神官ゼロス!!」
 「リナさん、酷いですぅ・・・」

 木の影でオプションの人魂を浮かせながら「の」の字をかくゼロス。
 何よっ、本当のこと言って何が悪いのよっ!!

 「ところでゼロスさん、何しに来たんですか?」
 「それは秘密です♪」
 「・・・そろそろ時間切れなんじゃない?」

 ゼロスも他の魔族同様、セリフィアを捕まえに来たのだろう。 セリフィアは魔族じゃなさそうだから、なんでセリフィアのお母さんの追っ手で魔族達が出て来るのかはわからないけど。
 こっちだって報酬がかかってるのよっっ!! ちょっとカマをかけてみるくらいいいでしょう?・・・ただ――

 「リナさん、そんなマヌケな格好で言われても・・・;」

 そう。あたし達はまだ竹槍に刺さったままっだたりする。
 
 「う///・・・五月蝿いわねっ!!時間がないのは事実なんでしょっ?!口答えするなっ!!」
 「はいはい。えっと・・・」

 がさがさとどこからか取り出した書類を漁る。

 「あ〜、あとちょっとしかないですね。じゃあ単刀直入に言います。
  リナさん達と一緒にいた金髪赤眼の少女を渡してもらえます?」

 ニコニコといつもと変わらない笑顔で言うゼロス。しかぁし!!今回は運がなかったようねっ!

 「甘いわね・・・。コレを見なさいっっ!!」

 と先程つっぷした魔族を指さす。
     (※人(?)を指さしてはいけません)

 「ああっ!!グロウさんっ!!」
 「よ・・・よお・・・ゼロス・・・。」
 「・・・知りあい・・・・?」
 「えっと・・・はっきり言っちゃうと覇将軍のグロウさんです。」
 
 うわ・・・覇王の安易なネーミングセンスは健在なのね・・・。

 「し・・・しくじったなゼロス・・・あの少女に・・・逃げられた。」
 『えええええええええええええっっっっっっ????!!!』
 
 振り向いて見ればセリフィアがいない。ちょっと!!まだ前金しかもらってないわよっ!!

 「・・・逃げられましたか・・・・しょうがないですね。」

 といってグロウとやらと共に消えるゼロス。・・・はっ!こうしちゃいられないっ!

 「あたし達も探すわよっ!!」
 『おお〜〜〜〜っっっ!!』
 「・・・どうやって?」

 ・・・・・・・・。竹槍は半分ほど刺さったまま、しかも探す当てもなし・・・。
 どうしろって言うのよおおおおおおっっっ!!・・・・ん・・・・・?
 ポト・・・空から1枚の紙と袋が降ってきた。何々・・・

 「『護衛の仕事ありがとうございました。リナさん達が追っ手の気を引きつけている間に
   依頼の期限が過ぎそうですし、捕まりたくないのでトンズラさせてもらいます。
   なお、――』・・・・・・。」
 「?リナさん、どうしたんですか?」
 「セリフィアあああああああああああああああああっっっっっ!!!!!!!!(激怒)」
 「・・・とにかく其の紙を見せてみろ。・・・何々・・・?
  『あまり役に立っていなかったということで、成功報酬は”なし”ということで、あしからずV』」
 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
 『あたし(俺達)(私達)の苦労はなんだったの(なんだったんだ)(なんだったんですか)〜〜っっ!!!!!』
 「契約破棄のお金ぐらい払ってからトンズラしなさいよぉぉ〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!!!!!!」
 
 その後、周辺の盗賊のアジトはことごとく消え去り、生き残り達の話では、
 『獲物を見つけた猛獣のごとく目を光らせた魔道師(猛獣リナ)と
  化け物のごとく頑丈な体をした白づくめの怪しい魔剣士(石膏ゼルガディス)と
  崖から落ちても平気な宇宙人的体力の回復を誇る少女(ゾンビアメリア)と
  唯々 、遠巻きに仲間(?)が暴れる様を見物(?)している剣士(クラゲガウリイ) の四人組が・・・ッ(震)』
  
 らしいですよ♪♪

  

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F)がふっ。
f)・・・・・・・・・・・・・意識不明の重体か。
  今回はここで失礼させていただきます。苦情受け付け中。
  謝罪・弁解などは次回に・・・。それでは。


______ 三途の川へ御招待(?)・・・しません ____