◆−タイセツナモノ <前編>−ねこめぐ (2004/3/30 18:25:12) No.29724


トップに戻る
29724タイセツナモノ <前編>ねこめぐ E-mail 2004/3/30 18:25:12


 どーも、ねこめぐです!やったぁ、懸賞当たった!!
L:そう、よかったわね。
なんですか...その冷たさ....
ま、いいや。えっと、今回、ゼルのが進まないので、気分転換に、前編、中編、後編のみっつに分けた詩&小説を投稿させていただきます。
L:お前に気分転換など必要ない!!
え....どーゆーことですか......
L:だから、アンタ、プロの作家気取りしてるでしょ?
あ、L様、ゼルのやつになかなかださないから、おこってるんでしょう?(ニヤリ)
L:んなことないわよっ!
強がっちゃってェ、では、そうゆうことで、どうぞ。(どーゆーこと??)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 オレには....ココロというものがない

 ココロがないのではなく、捨てたのだ

  悲しみ、怒り、苦しみもなければ、喜び、楽しみすらもない

    それを悲しむことすらもできない

 これには、深いワケがある それは、一ヶ月前のことだった....

 オレは、小学3年生だった。
『宿題を出します!自分の大切なものを考えて来てください!!なんでもいいですよ。家族でも、友達でも、あ、先生の飼っている、ワニのガー君(笑)でもいいですよ。』
先生のハリのある声が教室に響いた。この先生、まだ、29才だからといって、頭がしっかりしているわけではない。
オレは悩んだ。オレには、大切な物と言える物がなかったのだ。下校中も、家に着いても、ずっと考えていて、食事さえも、のどを通らなかった。      
なぜ、そこまで考えるのかと言うと、あの先生、宿題を忘れてくると、大変なことになる。この前も、とある男子が漢字練習を忘れた時、気付くとニコニコ笑った先生と、生徒が残るだけだった。残りの机、椅子、黒板までもが粉々になっていた。
それが理由でその先生のあだなが壊し魔になったのはいうまでもない。
それを恐れて悩むオレは、兄の異常に気付くことさえできなかった.....

 次の日....兄は死んだ。