◆−セレナーデ (ゼルアメ&ヴァルフィリ)−桜月 梓 (2004/5/1 10:05:45) No.29945
 ┣今度はsomewhereを歌ってくれ、ヴァル!−じょぜ (2004/5/4 15:34:22) No.29966
 ┃┗Re:フィリアとかっ?!byヴァル(笑)−桜月 梓 (2004/5/4 17:24:54) No.29967
 ┗激ツボでした。−星村さゆる (2004/5/5 12:59:06) No.29980
  ┗Re:「激」とまで・・・−桜月 梓 (2004/5/5 18:08:35) No.29981


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29945セレナーデ (ゼルアメ&ヴァルフィリ)桜月 梓 2004/5/1 10:05:45






 イメージしたのは白と赤

 汚れない心と 光持つ瞳を見て

 思ったんだ

 「違う世界に住んでる」と



 知らなかったタイプに 惑わされ

 溜息ついてしまうけど

 それでも嫌だと 思わないのは

 居心地が良いからかもしれない



 慣れない仲間と 戯れて

 呆れることが多いけど

 いつしかお前を 目で追いかける

 居場所を見つけてたんだろうな



 イメージしたのは白と赤

 前を見る強さと 歩いてく力を手に

 思っている

 「同じ世界に住みたい」と



 口下手なんだ 許してくれ

 こんな時しか言えないんだ

 いつもお前を助けたい

 いつもお前の傍にいる

 この願いを受け入れてくれるか・・・?



 付きが煌く夜に 歌ってやるよ

 精一杯の セレナーデ










 「・・・・・・・・・ゼルガディスさん・・・・・・・・?どうしたんですか・・・・・・・?」

 眠たそうな声に、小さく奏でていたギターを弾く手を止めてベットを振り向く。

 「何でもない。もう少し寝てろ」

 唇を寄せると少女は数秒もしないうちに眠りに落ちた。

 青年が歌うセレナーデを、夢の中で聞きながら。







――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――










 優しく響く君の声



 目の前に広がるのは 大きな闇で

 与えられた光も黒いまま

 歩き続けようとしてた もがき足掻いた

 苦しくなってくのは俺なのに



 優しく響く君の声

 救ってくれたのは君だけで

 憎むべき相手のはずだった

 俺の胸に呼びかけた



 足の下で干からびてる 大きな荒地

 掴んでいた力も息絶えて

 膝をついて見上げてみた 虚無の空に

 羽ばたいてく翼はいらないさ



 優しく響く君の声

 救ってくれるのは君だけだ

 愛すべき相手になりたい

 俺の耳にささやいた



 暖かな光が差す下で

 俺は今 君の隣に立っている

 今宵は君に送ってみよう

 似合わないが セレナーデを











 「・・・・・ん・・・・・・・ヴァル・・・・・?」

 ゆっくりとまだ重みのある瞼を持ち上げてみる。

 青年は月明かりに髪を照らしながら、ギターを弾く手を止めた。

 「悪い、起こしちまったか?」

 「・・・大丈夫・・・」

 眠そうな表情をそのままに女性は微笑みを浮かべる。

 青年はもう1度ギターを手に取りながら、女性に微笑みを返した。





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


梓:あー・・・またやっちゃったよ・・・歌ネタ・・・歌詞力考えろ、いい加減に私ってば。
  歌詞はもちろんオリジナルなので、作曲は皆さんでどうぞ(ぇ)
  しかしまたもゼルアメ(+ヴァルフィリ)・・・。
  他のカップリングも書きたかったけど、ガウリイがセレナーデはどうかと思ったしね・・・。
  ・・・最後愚痴になってる・・・すみません・・・。
  ではでは。


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29966今度はsomewhereを歌ってくれ、ヴァル!じょぜ 2004/5/4 15:34:22
記事番号29945へのコメント

 高木ボイスでsomewhere……ちょっと拒否反応が出るか……?
 いやあれって和訳を読むとラブソングだしさ。
 bad bloodじゃーセレナーデにはふさわしくないしなー。
 いっそ乙女の祈りをフィリアとデュエットで…………。

 ……はっ、失礼しました、ヴァルフィリの文字に引かれ、読み終わったあと、つい妄想が暴走しまして……お久しぶりです。こんにちは。
 詩や歌詞を書くのがお好きなようですね? 前回のいじいじは笑わせてもらいましたが、今回の詞は素敵のひとことに尽きます。
 ゼルアメとヴァルフィリ、どっちも男のトラウマを女が癒す、という共通点があるせいか、ゼルにとってのアメリア、ヴァルにとってのフィリアは「光」そのものだと思います。いいですねーこういう関係。好き好き。

> イメージしたのは白と赤
> 汚れない心と 光持つ瞳を見て
> 思ったんだ
> 「違う世界に住んでる」と
 最初はそうでしたよね、残酷な魔剣士なはずだったのに……(笑)。
 でも、アメリアやリナやガウリイと関わって、だんだん丸くなってたまに微笑みを見せるようになっていく過程は私も大好きですね。
 ちょっと質問なんですが、白はわかるんですが「赤」というのは……? アメリアのことなんですか? それともリナも混じってるのかな?

> 優しく響く君の声
> 救ってくれるのは君だけだ
> 愛すべき相手になりたい
> 俺の耳にささやいた
 えーと、私はかなりのヴァルフィリ狂いというか、バカなんですが。
 ここの部分、私的にかなり身悶えました。ええもう。
 月の光の下で歌うなんて……妄想が……妄想が……広がる。

 これ以上書くとだんだんヤバくなるので失礼します。素敵なお話ありがとうございました!

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29967Re:フィリアとかっ?!byヴァル(笑)桜月 梓 2004/5/4 17:24:54
記事番号29966へのコメント


> いっそ乙女の祈りをフィリアとデュエットで…………。

梓:この部分に大爆笑してる途中なので手が震えてます(笑)
  どーもお久しぶりです、じょぜさん。このたびはレスありがとうございます♪

> 詩や歌詞を書くのがお好きなようですね? 前回のいじいじは笑わせてもらいましたが、今回の詞は素敵のひとことに尽きます。

梓:あはは、そうなんですよ(汗)
  歌詞力がないのに、聞くよりは書くのと歌うのが好きなんですよね。
  あぁ、あれですか。あれは笑ってもらってナンボです(笑)
  素敵ですか?!速攻で一気に書き上げました。
  辞書詮索してる時に「セレナーデ」の文字とその説明が妄想突入してしまい・・・。

> ちょっと質問なんですが、白はわかるんですが「赤」というのは……? アメリアのことなんですか? それともリナも混じってるのかな?

梓:アメリアの心の純白さで「白」、アメリアの正義の熱意で「赤」にしました。
  つまり、「赤」の方もアメリアの事です。
  書き終わると何だかゼルアメの方は現代風味に見える・・・(ぉぃ)

> えーと、私はかなりのヴァルフィリ狂いというか、バカなんですが。
> ここの部分、私的にかなり身悶えました。ええもう。
> 月の光の下で歌うなんて……妄想が……妄想が……広がる。

梓:私もヴァルフィリ好きですよーv
  どっちかって言ったらゼロスの場合はちょっかいかける人で。(聞いてない)
  私の話で妄想が広がったり暴走になったりしてくれるのは嬉しいですねv
  ではでは、じょぜさんの次のお話楽しみにしてますねv

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29980激ツボでした。星村さゆる 2004/5/5 12:59:06
記事番号29945へのコメント

 桜月さん、はじめまして。星村と申します。前々から「ゼルアメ」の文字に心を惹かれ、ああ読みたい読みたいと思っていたのですが、今日ついに読めました!おめでとう私!

 あの・・・それで、拝読したんですよ、はい。それで・・・
 激ツボでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
 「セレナーデ」というタイトルもそうなんですが・とにかく・すべてが・・・。作詞は桜月さんがなさったんですよね?私も作詞というものにチャレンジしたことがあるのですが・・・キーワード掘り出すところで終わっています・・・;好きな作詞家さんの歌を聴いて参考にしたりしてるんですがね。難しいですネ(^^;

> 口下手なんだ 許してくれ
>
> こんな時しか言えないんだ
>
> いつもお前を助けたい
>
> いつもお前の傍にいる
>
> この願いを受け入れてくれるか・・・?
>
>
>
> 付きが煌く夜に 歌ってやるよ
>
> 精一杯の セレナーデ
 特にこのフレーズにグッときてしまいました(><)「口下手なんだ許してくれ」なんて・・・っっこんな風に言われたら私なら許しちゃいますっ!(力説)ゼルガディスさん、甲斐性発揮してますね!(笑)
 ゼルって、すごく優しいんですよね、本当は。でも照れ屋さんだから、面と向かってガウリイみたいに「傍にいる」なんて正直に言えない。だから、アメリアが眠っているときにそっと歌で伝えて・・・なんてロマンチスト!!しかもギターですかっ!!ゼルは楽器が似合いますよねvv個人的にはヴァイオリンとかピアノでもOKですv「月が煌く夜に」っていうのもゼルらしいです。
 
> 「何でもない。もう少し寝てろ」
>
> 唇を寄せると少女は数秒もしないうちに眠りに落ちた。
>
> 青年が歌うセレナーデを、夢の中で聞きながら。

 終わり方も素敵ですっ!もうもうゼル、一生懸命で不器用で可愛いし、震えるくらい男前でカッコイイですし!言うことありませんっ!!残念ながら作曲はできませんが、きっと、穏やかで切ない旋律なんでしょうね♪
 静かな月夜の、静かな街の、静かな部屋の静かな歌と静かな想い。
 桜月さん、本当に良いもの読ませていただきました!ありがとうございましたっ!!>▼<
  

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29981Re:「激」とまで・・・桜月 梓 2004/5/5 18:08:35
記事番号29980へのコメント


梓:こんばんは、こちらこそ初めまして星村さん、おめでとうございました。
  桜月梓と申す者です。
  このたびはレスどうもありがとうございました!!
  しかも「激」ツボにまでハマってくれたとは畏れ多くも嬉しいです。

> 「セレナーデ」というタイトルもそうなんですが・とにかく・すべてが・・・。作詞は桜月さんがなさったんですよね?

梓:はい、そうです。歌詞力ないのが丸見えな作品ですね(汗)
  星村さんも作詞を?ぜひぜひ後で小説の方に取り入れて下さいなvvv
  もし書いてくれるなら速攻で読みに行きますよ、私は。

> ゼルって、すごく優しいんですよね、本当は。でも照れ屋さんだから、面と向かってガウリイみたいに「傍にいる」なんて正直に言えない。だから、アメリアが眠っているときにそっと歌で伝えて・・・なんてロマンチスト!!しかもギターですかっ!!ゼルは楽器が似合いますよねvv個人的にはヴァイオリンとかピアノでもOKですv「月が煌く夜に」っていうのもゼルらしいです。

梓:ですね、ゼルの場合はアメリアに面と向かってずばっ!と言えないでしょう。
  ギターはTVアニメの方で弾いてた事を覚えてたのでこれだ!と思いました。
  ゼルには1番最後の「精一杯のセレナーデ」という所を言わせたかったんですよねぇ。

  ではでは、本当にレスありがとうございました。