◆−竜剣抄 第1話 −棒太郎 (2004/5/16 00:13:02) No.30028 ┣新作ですね♪−エモーション (2004/5/16 21:39:09) No.30031 ┃┗始まりました−棒太郎 (2004/5/17 10:05:08) No.30035 ┣竜剣抄 第2話 −棒太郎 (2004/5/18 11:22:14) No.30040 ┃┗Re:竜剣抄 第2話 −エモーション (2004/5/19 21:59:47) No.30046 ┃ ┗”愛”は難しい・・・・・−棒太郎 (2004/5/21 21:59:09) No.30048 ┣竜剣抄 第3話 −棒太郎 (2004/5/21 23:34:51) No.30050 ┃┗最強の漢(^.^;)−エモーション (2004/5/22 23:01:18) No.30062 ┃ ┗ぶっちぎりの最強です−棒太郎 (2004/5/24 21:49:15) No.30076 ┗竜剣抄 第4話 −棒太郎 (2004/6/5 01:30:07) No.30137 ┗♪月の光に導かれ 何度も巡り会う♪(違う)−エモーション (2004/6/6 22:24:00) No.30158 ┗過去の因縁話はいつも疲れます−棒太郎 (2004/6/7 12:14:55) No.30161
30028 | 竜剣抄 第1話 | 棒太郎 | 2004/5/16 00:13:02 |
こんばんは。 最近、小笠原諸島に行きたくなってる棒太郎です。 また新たに長編を書かせて頂こうと思います。 前に言ってた通り、ルナねーちゃんを主役にいこうと思っとります。 どうなるかまだわかりませんが、よろしければお付き合いください。 では本編どうぞ。 ************************************* 『竜剣抄』 第1話 ハッ、ハッ、ハッ、ハッ 人気の無い小路を一人の女性が駆けていた。 その後には小さな血の跡が所々に続いていた。 やがて女性は路の側の大樹に駆け寄り、一息つくかのようにもたれかかった。 「くっ」と眉をしかめ、押さえていた右肩に引きちぎったスカートの裾を縛り付けた。その生地はすぐにジワリと血に染まった。 どこから見ても普通の主婦であるが、その右手にはその姿には似つかわしくない両刃の剣が握られていた。 「!?」 何かに気付いたのか、女性は駆けてきた小路を振り返った。 その向こうから、ゆっくりとひとつの影がやって来るのが見えた。 それを認めると女性は再び剣を構えた。 向かってくる影の右手にも大剣が握られていた。 「前世での因縁だとしても――――」 キッと影を見据える。 「私は私よ!」 女性の脳裏に、夫と二人の娘の顔が思い浮かぶ。自分の大切な宝だ。 「”赤の竜神の騎士”の宿命を背負っていても!」 女性が影に向かっていった。 影もまた応えるように突進し、火花を上げつつ二つの影がぶつかった。 同時に剣の切っ先が宙を飛び、地面に突き刺さった。 それを確認する間もなく、女性の体は糸が切れたように地面に倒れた。 左の肩口から、右の脇腹にかけて大きく走る袈裟切りの傷から大量の血が止め処なく流れ、大地を紅く染めていった。 「お疲れ様でーーーーす」 本日の営業が終了した『リアランサー』から、バイトたちのあがる声が聞こえてきた。 その中の一人、ルナ=インバースも業務を終え、制服を着替えようとしたとき、同じバイトの女の子に声をかけられた。 「あの〜、ルナさん。週末のシフトのことでお願いがあるんですが〜」 「なにかしら?」 「申し訳ないんですけど、休みを交代して貰っていいですか?週末どうしてもいかなきゃならない用事があって――――」 「別にいいわよ」 「え!?本当ですか!?ありがとうございます!!」 ルナのあっさりとした即答に一瞬キョトンとしながらも、喜びの声をあげた。 「ふふ、ゆっくりデート楽しんできないね」 「!?ル、ルナさんっ!?」 図星をつかれ真っ赤になっている女の子を尻目に、クスクスと微笑みながらルナは『リアランサー』を後にした。 (彼とデート・・・・・・か) 帰り道の途中でルナは心の中で呟いた。 (リナも彼氏を連れて帰ってくるし・・・・・・結構周りは春が来てるのねぇ) ふと夜空を見上げ、彼方へと目を向けた。 (自分が望んで選んだ・・道だもの・・・・・自分が・・・・・・・) そう呟きながら、そっと左手のブレスレットを握り締めた。 「お帰り、ルナ。お風呂沸いてるわよ」 帰宅したルナを母フィルアが出迎えた。手に帳簿を持っているので、入荷品のチェックでもしていたものと思われる。 フィルアの言葉に頷くと、荷物を置きに自分の部屋へと向かった。 途中、リビングのテラスの椅子に腰掛ける祖父ベルベインと祖母ファルネーゼの姿が見えた。 寄り添うように座る二人の姿は、幼いころから変わらないものだった。 寧ろ、月日を経るごとにより深くなっていっているように思えた。 ベルベインも、若いころの激しい、炎のような愛恋に代わって、深く静かな情愛を以って、限りなく恋妻を愛し得る境地になっていた。 ルナは幼いころから理想の夫婦像として、憧れの念を持っていた。それは今も変わらない。 (もし・・・・あのとき――――) ふと浮かんだ思いに、ルナは振り払うように小さく首を振った。 「あなた――――」 寄り添うように隣に座っていたファルネーゼが、ベルベインを呼んだ。 「何だ?」 「私・・・・・時折不安になるんです・・・・・・この今までの幸せな時間、ひょっとして全部夢なんじゃないか―――って」 「夢――――?」 「ええ・・・・・これは全部夢で・・・・・目を覚ましたら、私は今もあの孤独な部屋にいるんじゃないかって・・・・・そう思ってしまうんです」 ファルネーゼの言葉に、ベルベインはフッと小さく笑った。 「夢じゃねえよ。今までの時間は確かな現実だ。これからの時間もな」 それに―――とベルベインは言葉を続けた。 「もし夢だとしても、また俺があそこに現われてやるさ」 そう言い、ファルネーゼの肩を抱き寄せ、ニッと笑った。 ベルベインの胸に顔を埋めながら、ファルネーゼは小さく頷いた。 リナがこの場に居たら、全身を襲う痒さに悶えていそうだった。歳を経るごとに強まっていくラヴのパワーに、未だに耐性が出来ないでいるのだった。いや、耐性ができてもそれを上回るパワーになるので、追いつかないのだ。 そのラヴオーラが放出されている時、 「お〜〜い、おやっさん。いるぅ〜?」 レンドールがベルベインを呼びに来た。 リビングの戸を開けた瞬間、 シュッ! ガッ! 高速で顔面に向かって飛んできたグラスを、目の前で受け止めた。 見ると、ベルベインがギロリと目を向けて、軽く顎をしゃくった。 「へ〜、へ〜。わかってますよ。俺も馬に蹴られて殺されるような野暮はしませんよ」 軽く肩を竦め、レンドールはリビングをあとにした。 ガキン! 火花を上げて刃がぶつかり合った。 ギリギリと鍔迫り合いとなっているが、片方は苦しそうだった。 「ぐ、ぐおぉぉぉ」 押されている方の剣―――それを握る青年が歯を食いしばり唸り声を上げる。 だが青年を押す剣は、ゆっくりとその力を増してゆく。 「おお、おのれぇぇぇぇぇぇぇっ!!」 シュッと銀光が空を疾った。 「グレンーーーーーーーッ!!!」 叫びとともに、真っ赤な血が吹き上がり、青年の首が宙を飛んだ。 ************************************* とりあえず第1話でした。 どうなっていくんでしょうね、ほんとに。 なんかラヴがこれでもかっていうくらい出てますが・・・・・・・・ まあ、まだ出だしということで。 それではまた次回。 |
30031 | 新作ですね♪ | エモーション E-mail | 2004/5/16 21:39:09 |
記事番号30028へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 ルナねーちゃん主役の新作ですね♪ 早いペースに喜んでます(^.^) ……そーいえば、私の方は全然書き上がらないなあ……(遠い目)←今回は全部書き上げてから、 投稿する予定。おかげで季節感ずれるのは確定です(汗) 私のことはさておき、さっそく謎と(主にベルベインじーちゃんとファルネーゼお祖母様の) ラブラブパワーが詰まってますね。 ルナねーちゃんもどうやら誰かさんを引きずっているようで……。 誰かさん(笑)の出番が楽しみです♪ >「前世での因縁だとしても――――」 >キッと影を見据える。 >「私は私よ!」 >女性の脳裏に、夫と二人の娘の顔が思い浮かぶ。自分の大切な宝だ。 >「”赤の竜神の騎士”の宿命を背負っていても!」 >女性が影に向かっていった。 >影もまた応えるように突進し、火花を上げつつ二つの影がぶつかった。 >同時に剣の切っ先が宙を飛び、地面に突き刺さった。 >それを確認する間もなく、女性の体は糸が切れたように地面に倒れた。 >左の肩口から、右の脇腹にかけて大きく走る袈裟切りの傷から大量の血が止め処なく流れ、大地を紅く染めていった。 のっけからハードな場面です。〃赤の竜神の騎士〃としての、 ルナさんの〃前世〃のひとつでしょうか。 前世で絡んでいても、普通に主婦をしている女性を〃赤の竜神の騎士〃であるが故に(?)倒す……。 魔族ならまだ納得いきますが、そうではなさそうに見えますので、 何やら、ややこしい因縁があるようですね。 >「ふふ、ゆっくりデート楽しんできないね」 >「!?ル、ルナさんっ!?」 >図星をつかれ真っ赤になっている女の子を尻目に、クスクスと微笑みながらルナは『リアランサー』を後にした。 恋する乙女だけに、傍目にも分かりやすかったのでしょうけれど、 相手がルナさんではさらに誤魔化しが利かないでしょうね。 >(リナも彼氏を連れて帰ってくるし・・・・・・結構周りは春が来てるのねぇ) >ふと夜空を見上げ、彼方へと目を向けた。 >(自分が望んで選んだ・・道だもの・・・・・自分が・・・・・・・) >そう呟きながら、そっと左手のブレスレットを握り締めた。 本当に……引きずっているようですね、ルナさん。 もしかして、冒頭の記憶が漠然とでも残っていて、それで敢えてその方面に関しては、 避けているのでしょうか。 >寄り添うように座る二人の姿は、幼いころから変わらないものだった。 >寧ろ、月日を経るごとにより深くなっていっているように思えた。 >ベルベインも、若いころの激しい、炎のような愛恋に代わって、深く静かな情愛を以って、限りなく恋妻を愛し得る境地になっていた。 >ルナは幼いころから理想の夫婦像として、憧れの念を持っていた。それは今も変わらない。 確かに、このご夫婦は理想的ですね。年月を重ねるほど深くなるのですから、尚更でしょう。 >(もし・・・・あのとき――――) >ふと浮かんだ思いに、ルナは振り払うように小さく首を振った。 ちょっと心に、隙間風が染みてますね。 自分で決めた、と言っても、まだ若くて、しかも年頃の女性なのですから、 ちょっと辛いでしょう。 >「ええ・・・・・これは全部夢で・・・・・目を覚ましたら、私は今もあの孤独な部屋にいるんじゃないかって・・・・・そう思ってしまうんです」 >ファルネーゼの言葉に、ベルベインはフッと小さく笑った。 >「夢じゃねえよ。今までの時間は確かな現実だ。これからの時間もな」 >それに―――とベルベインは言葉を続けた。 >「もし夢だとしても、また俺があそこに現われてやるさ」 >そう言い、ファルネーゼの肩を抱き寄せ、ニッと笑った。 >ベルベインの胸に顔を埋めながら、ファルネーゼは小さく頷いた。 「……効いたぜ……今のは……」と言う感じですね(^_^;) 深い深いファルネーゼさんへの愛情には、本当に誰も勝てませんね。 >リナがこの場に居たら、全身を襲う痒さに悶えていそうだった。歳を経るごとに強まっていくラヴのパワーに、未だに耐性が出来ないでいるのだった。いや、耐性ができてもそれを上回るパワーになるので、追いつかないのだ。 うーん。大変ですね、リナも。しかし、このお二人のパワーにある程度耐性が出来れば、 大概のバカップル程度なら平気になりそうだと思うのですが……リナには 逆効果にしかならなかったのかな、もしかして(笑) >高速で顔面に向かって飛んできたグラスを、目の前で受け止めた。 >見ると、ベルベインがギロリと目を向けて、軽く顎をしゃくった。 >「へ〜、へ〜。わかってますよ。俺も馬に蹴られて殺されるような野暮はしませんよ」 >軽く肩を竦め、レンドールはリビングをあとにした。 馬と言うよりも、「触らぬ神に祟りなし」ですね、ほとんど。 緊急重大事でもないなら邪魔すんな、というノリですね。 ……レンドールさん、フィルアさんと結婚するの、苦労したのでしょうねー(汗) でもある意味フィルアさんは、父親と似たタイプを選んだような気も……。 >押されている方の剣―――それを握る青年が歯を食いしばり唸り声を上げる。 >だが青年を押す剣は、ゆっくりとその力を増してゆく。 >「おお、おのれぇぇぇぇぇぇぇっ!!」 >シュッと銀光が空を疾った。 >「グレンーーーーーーーッ!!!」 >叫びとともに、真っ赤な血が吹き上がり、青年の首が宙を飛んだ。 そしてさらにまた、謎の斬り合い場面。 ここで斬られてしまったのは、一体どなたなのでしょう。 じわじわと、ルナさんにも危機が訪れているのでしょうか。 >とりあえず第1話でした。 >どうなっていくんでしょうね、ほんとに。 >なんかラヴがこれでもかっていうくらい出てますが・・・・・・・・ >まあ、まだ出だしということで。 >それではまた次回。 多分、リナがガウリイを連れてきたこともあるのでしょうけれど、 何となく寂しさを感じているらしいルナさん。 普段から周囲にあったラブラブパワー(?)に、余計に敏感になっているのかもしれないですね。 そんな中、起きている謎の斬り合い。この先、ルナさんにどんな事が起きるのでしょうか。 ……危機一髪のところで、某フェ○ックス○輝(笑)の如く現れるタイタスさんを希望!(←おい!) それでは、続きをお待ちしています。私の戯言はお気になさらずに(笑) では失礼します。 |
30035 | 始まりました | 棒太郎 | 2004/5/17 10:05:08 |
記事番号30031へのコメント >棒太郎様、こんばんは。 > >ルナねーちゃん主役の新作ですね♪ 早いペースに喜んでます(^.^) >……そーいえば、私の方は全然書き上がらないなあ……(遠い目)←今回は全部書き上げてから、 >投稿する予定。おかげで季節感ずれるのは確定です(汗) こんにちは、エモーションさん。 ついに始まりました。今回も何分に見切り発車ですが・・・・・・ エモーションさんの新作のほうも、楽しみにしています。 >私のことはさておき、さっそく謎と(主にベルベインじーちゃんとファルネーゼお祖母様の) >ラブラブパワーが詰まってますね。 >ルナねーちゃんもどうやら誰かさんを引きずっているようで……。 >誰かさん(笑)の出番が楽しみです♪ 謎はともかく、何故かラヴの度合いが強いです。もしかしたらこれからも強まっていくかもしれません。 そして誰かさんもいずれ出てきますよ。 >>影もまた応えるように突進し、火花を上げつつ二つの影がぶつかった。 >>同時に剣の切っ先が宙を飛び、地面に突き刺さった。 >>それを確認する間もなく、女性の体は糸が切れたように地面に倒れた。 >>左の肩口から、右の脇腹にかけて大きく走る袈裟切りの傷から大量の血が止め処なく流れ、大地を紅く染めていった。 > >のっけからハードな場面です。〃赤の竜神の騎士〃としての、 >ルナさんの〃前世〃のひとつでしょうか。 >前世で絡んでいても、普通に主婦をしている女性を〃赤の竜神の騎士〃であるが故に(?)倒す……。 >魔族ならまだ納得いきますが、そうではなさそうに見えますので、 >何やら、ややこしい因縁があるようですね。 彼女も現代に生きる”赤の竜神の騎士”の一人です。 この作中では、”赤の竜神の騎士”はルナ一人ではなく、何人かいる設定になってます。まあ、欠片の大小で力の差はありますが。 >>「ふふ、ゆっくりデート楽しんできないね」 >>「!?ル、ルナさんっ!?」 >>図星をつかれ真っ赤になっている女の子を尻目に、クスクスと微笑みながらルナは『リアランサー』を後にした。 > >恋する乙女だけに、傍目にも分かりやすかったのでしょうけれど、 >相手がルナさんではさらに誤魔化しが利かないでしょうね。 剣術も凄まじいレベルですから、洞察力も優れてますし。 下手な誤魔化しはききませんね。 >>(自分が望んで選んだ・・道だもの・・・・・自分が・・・・・・・) >>そう呟きながら、そっと左手のブレスレットを握り締めた。 > >本当に……引きずっているようですね、ルナさん。 >もしかして、冒頭の記憶が漠然とでも残っていて、それで敢えてその方面に関しては、 >避けているのでしょうか。 引きずっている理由は、後ほど出る予定です。 >>寄り添うように座る二人の姿は、幼いころから変わらないものだった。 >>寧ろ、月日を経るごとにより深くなっていっているように思えた。 >>ベルベインも、若いころの激しい、炎のような愛恋に代わって、深く静かな情愛を以って、限りなく恋妻を愛し得る境地になっていた。 >>ルナは幼いころから理想の夫婦像として、憧れの念を持っていた。それは今も変わらない。 > >確かに、このご夫婦は理想的ですね。年月を重ねるほど深くなるのですから、尚更でしょう。 まさに万年新婚夫婦です。 >>(もし・・・・あのとき――――) >>ふと浮かんだ思いに、ルナは振り払うように小さく首を振った。 > >ちょっと心に、隙間風が染みてますね。 >自分で決めた、と言っても、まだ若くて、しかも年頃の女性なのですから、 >ちょっと辛いでしょう。 意識的に忘れさせていたのですが、リナたちをみて過去が思い出されています。 >>「もし夢だとしても、また俺があそこに現われてやるさ」 >>そう言い、ファルネーゼの肩を抱き寄せ、ニッと笑った。 >>ベルベインの胸に顔を埋めながら、ファルネーゼは小さく頷いた。 > >「……効いたぜ……今のは……」と言う感じですね(^_^;) >深い深いファルネーゼさんへの愛情には、本当に誰も勝てませんね。 バッカプル万歳、です。ゼフィーリア一のおしどり夫婦ですから(美女と野獣という話も) >>リナがこの場に居たら、全身を襲う痒さに悶えていそうだった。歳を経るごとに強まっていくラヴのパワーに、未だに耐性が出来ないでいるのだった。いや、耐性ができてもそれを上回るパワーになるので、追いつかないのだ。 > >うーん。大変ですね、リナも。しかし、このお二人のパワーにある程度耐性が出来れば、 >大概のバカップル程度なら平気になりそうだと思うのですが……リナには >逆効果にしかならなかったのかな、もしかして(笑) アナフィラキーショックみたいなものですね(笑) >>高速で顔面に向かって飛んできたグラスを、目の前で受け止めた。 >>見ると、ベルベインがギロリと目を向けて、軽く顎をしゃくった。 >>「へ〜、へ〜。わかってますよ。俺も馬に蹴られて殺されるような野暮はしませんよ」 >>軽く肩を竦め、レンドールはリビングをあとにした。 > >馬と言うよりも、「触らぬ神に祟りなし」ですね、ほとんど。 >緊急重大事でもないなら邪魔すんな、というノリですね。 >……レンドールさん、フィルアさんと結婚するの、苦労したのでしょうねー(汗) >でもある意味フィルアさんは、父親と似たタイプを選んだような気も……。 いい雰囲気なんだから邪魔すんな、ということです。 レンドールも結婚は苦労したと思います。それに娘は父親に似たタイプを選ぶと言いますし。 >>「おお、おのれぇぇぇぇぇぇぇっ!!」 >>シュッと銀光が空を疾った。 >>「グレンーーーーーーーッ!!!」 >>叫びとともに、真っ赤な血が吹き上がり、青年の首が宙を飛んだ。 > >そしてさらにまた、謎の斬り合い場面。 >ここで斬られてしまったのは、一体どなたなのでしょう。 >じわじわと、ルナさんにも危機が訪れているのでしょうか。 この青年も”赤の竜神の騎士”です。 やがてルナのほうにもやってきます。 >>とりあえず第1話でした。 >>どうなっていくんでしょうね、ほんとに。 >>なんかラヴがこれでもかっていうくらい出てますが・・・・・・・・ >>まあ、まだ出だしということで。 >>それではまた次回。 > >多分、リナがガウリイを連れてきたこともあるのでしょうけれど、 >何となく寂しさを感じているらしいルナさん。 >普段から周囲にあったラブラブパワー(?)に、余計に敏感になっているのかもしれないですね。 >そんな中、起きている謎の斬り合い。この先、ルナさんにどんな事が起きるのでしょうか。 >……危機一髪のところで、某フェ○ックス○輝(笑)の如く現れるタイタスさんを希望!(←おい!) > >それでは、続きをお待ちしています。私の戯言はお気になさらずに(笑) >では失礼します。 まだ始まりですからどうなるかわかりませんが、緩やかな流れから一気に急展開!といういつものような感じになると思います。 そして噂の彼(笑)登場シーンは大体そんな感じであってると思います(笑) それではどうもありがとうございました。 |
30040 | 竜剣抄 第2話 | 棒太郎 | 2004/5/18 11:22:14 |
記事番号30028へのコメント こんにちは、棒太郎です。 小笠原旅行を計画しておりましたが、調べてみると船便が週に一往復で、25時間半の船旅とのこと。一週間もの休みがとれる目処などないので、早くも挫折気味です。仕事辞めるしか今のところ途がないよ・・・・・ それでは続きどうぞ。 ************************************* 『竜剣抄』 第2話 どこまでも続く青く茂った草原 風が優しく草々を撫でつけてゆく その流れに任せるがままに進んでいくと、一人の青年が立っている 鎧に身を包み、手に見事な大剣を握っていた 青年も気付くと、微笑を浮べた そして手をさし伸ばした時―――― 突如景色は一変した 重く心に圧し掛かるような灰色の荒野 先ほどの青年が、彼を取り囲むようにして並ぶ5人の騎士が結ぶ魔法陣の中央で半ば膝をついていた 『グレン――――!!』 搾り出すように叫ぶや、青年に向かって剣を振り下ろした 「はっ!?」 唐突に覚醒した意識に身を起こすと、ルナはまだぼんやりとする思考を揺り起こすように軽く頭を振った。 体は軽い寝汗にまみれていた。 「今のは・・・・・・夢?」 先ほど見たものを思い返す。夢というには何か現実感がありすぎた。 遠い遠い過去の映像が脳裏に映し出されたように思えた。 「何なのかしら・・・・・・・欠片の・・・前世の記憶・・・・・?」 いずれにせよこのようなことは初めてだった。 ひとつ息をつくと、再び身を横たえ、眠りに就いた。 だが脳裏の片隅に、先ほどの悲痛ともいえる叫びが小さく残っていた。 空は雲ひとつない爽やかな快晴だった。 空の青さが目に染みるようだった。 その青空の下、一人の青年が外れにある小さな墓を訪れていた。 三月ほど前に建てられたまだ新しい墓で、あまり人の来ない静かな場所にあるが、添えられた小さい花が絶えることはなかった。 「よお、今日はいい天気だな」 金色の長髪を靡かせた青年が、墓に向かって挨拶した。 「早いもんだな。あれから3ヶ月か」 そう言い、墓に新しい花を添えた。 そして、持ってきた小さな酒瓶を開けようとしたとき、 「あら、ガウリイさん」 そう声がし、青年――ガウリイが振り返ると、 「あ、ルナさん」 ルナも花を持って立っていた。 「貴方もここへ?」 「ええ、ちょくちょく来てます。なんかこいつはもう一人の俺みたいなもんですから」 この墓に眠る人物とは、3ヶ月前のとある事件で、奇妙な縁で出遭った。 そして死合の果てにガウリイが倒したのであった。 「よく・・・勝てたわね」 「どっちが勝ってもおかしくはなかったですねどね。あのときは偶々俺が勝っただけですよ。けど正直言って、やりたくはなかったですけどね」 この墓に共に眠る女性の姿が浮かんだ。 「けど・・・・こいつはこうなることを望んでたのかもしれませんね。自分の無力を嘆き、修羅の道へと身を堕とした者として、屍山血河の果てに倒れることをけじめとしたんじゃないか、ってね」 「・・・彼女への想い故に修羅の業を背負った・・・・・か」 かつて互角の戦いを繰り広げた好敵手に、静かに思いを馳せた。 「じゃあ、俺はこれで。店の手伝いにいかないとまたリナにどやされますんで」 そう言って立ち去ろうとした時、 「ガウリイさん、あなたもおかしな人ね。ずっと愚者を装ってしんどくはない?」 「いえ・・・・・これが今の俺ですよ。修羅道から抜け出せた」 ニッと笑ってガウリイは去っていった。 ルナは花を墓に添えると、じっと墓標を見つめた。 「誰かへの想いのため・・・か。あなたもガウリイさんも心にそれを持っているわよね・・・・・・」 左手のブレスレットをそっと握り締めた。 「でも・・・私は逃げ出した・・・・・・」 脳裏の果てに一人の青年の顔が浮かんだ。 「だからかしらね。リナに余計なまでにおせっかいするのは」 ま、あの鈍感娘はそれぐらいしないと気が付かないでしょうけど―――フッと小さく笑うと立ち上がり、墓を後にした。 「ふ〜〜〜む。ど〜〜にも変よねぇ」 む〜〜ん、とフィルアは口を尖らせて疑問を口にした。 「何が変なの?フィルア」 横で裁縫をしていたファルネーゼが、娘の言葉に聞き返した。 「うん、ルナのことなんだけどね。ここんとこなんかおかしいのよねぇ」 「ルナが?」 「そうなのよ。なんか思い悩んでいるというか、思いつめているというかそんな感じなのよねぇ。いつもと変わんないんだけど、心の奥底がそうなってるように感じるのよ。漠然とだけどね」 フィルアの言葉にファルネーゼも手を止めた。 「昔、廻国の旅から帰ってきたときもそうだったわね。お父さんが『剣に何かの迷いが出ている』って言っていたし。あの子は強い子だから、なにか溜め込んでしまっているのかしら?」 「わかんないけどさ。目に余るようなら一度聞いてみるわ」 「そうね・・・・・そうしたほうがいいわね」 ”赤の竜神の騎士”と周りが呼ぼうと、自分達にとっては娘や孫。まだ年頃の女の子である。人が言うほど強くはない――そう思っている。 「特別でもなんでもない・・・・・普通の女の子よ」 「まさかっ!?本当にヤツが!?」 「恐らく間違いはないだろう。既に二人もその刃に掛かっている」 驚きの声を上げた若者に、老人が静かに言った。 「しかし・・・還って来たというのですか?次元の狭間の封印から」 「そうとしか言えまい。魔族が奴を解き放つ訳がないし、人間が解くことのできるものでもない」 「”彼女”は知っているのですか?」 「そうですよ!奴が復活したのなら行き着くところは―――」 「いや知るまい。記憶も出てはいまい」 老人は腕を組んだ。 「いずれにせよ、奴の始末は我々がつけねばなるまいて。”赤の竜神の騎士”として」 ************************************* 続きでした。 思った以上に話がシリアスに、そして”愛””想い”が前に出てきそうです。 これはちょっと難産の予感が・・・・・・・ それではまた次回。 |
30046 | Re:竜剣抄 第2話 | エモーション E-mail | 2004/5/19 21:59:47 |
記事番号30040へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 >小笠原旅行を計画しておりましたが、調べてみると船便が週に一往復で、25時間半の船旅とのこと。一週間もの休みがとれる目処などないので、早くも挫折気味です。仕事辞めるしか今のところ途がないよ・・・・・ うーん(^_^;) 下手に海外へ行くより時間が掛かりますね。 しかも船しかないのでは、運が悪いと天候の具合で欠航などにもなりそうですし……。 (そしてミステリー小説だと、そこで殺人事件が起きて、素人探偵が大活躍する大義名分に……。 ミステリー小説好きには、「辺鄙な場所に建つ豪邸」と同じくらいツボな環境です) どうも、かなり時間に余裕がないと行くのが大変そうですね。 >「何なのかしら・・・・・・・欠片の・・・前世の記憶・・・・・?」 >いずれにせよこのようなことは初めてだった。 >ひとつ息をつくと、再び身を横たえ、眠りに就いた。 >だが脳裏の片隅に、先ほどの悲痛ともいえる叫びが小さく残っていた。 先に亡くなった方々の異変を、欠片が無意識に同調して察知したのか、 〃警告〃のような形で因縁の部分を夢を見たようですね。 この中で、前世のルナさん(?)と青年(グレンさん……でいいのでしょうか)は どんな関係だったのでしょう。何だかルナさんにとって、精神的にも重そうな事態に なりそうですね。 >その青空の下、一人の青年が外れにある小さな墓を訪れていた。 >三月ほど前に建てられたまだ新しい墓で、あまり人の来ない静かな場所にあるが、添えられた小さい花が絶えることはなかった。 >「よお、今日はいい天気だな」 >金色の長髪を靡かせた青年が、墓に向かって挨拶した。 >「早いもんだな。あれから3ヶ月か」 >そう言い、墓に新しい花を添えた。 リュウゼンさんとミヤリさんのお墓ですね。 ガウリイにとっては、絶対に忘れられない相手。まめにお墓参りしていたんですね。 >「どっちが勝ってもおかしくはなかったですねどね。あのときは偶々俺が勝っただけですよ。けど正直言って、やりたくはなかったですけどね」 >この墓に共に眠る女性の姿が浮かんだ。 >「けど・・・・こいつはこうなることを望んでたのかもしれませんね。自分の無力を嘆き、修羅の道へと身を堕とした者として、屍山血河の果てに倒れることをけじめとしたんじゃないか、ってね」 >「・・・彼女への想い故に修羅の業を背負った・・・・・か」 不器用で生真面目すぎ、だったのでしょうね。もう少し、ずるくても良いのに、 それができない。だから余計にミヤリさんは、そんなリュウゼンさんを止めたくて、 そしてほうっておけなかったのでしょうね。 >「いえ・・・・・これが今の俺ですよ。修羅道から抜け出せた」 >ニッと笑ってガウリイは去っていった。 >ルナは花を墓に添えると、じっと墓標を見つめた。 >「誰かへの想いのため・・・か。あなたもガウリイさんも心にそれを持っているわよね・・・・・・」 >左手のブレスレットをそっと握り締めた。 >「でも・・・私は逃げ出した・・・・・・」 >脳裏の果てに一人の青年の顔が浮かんだ。 >「だからかしらね。リナに余計なまでにおせっかいするのは」 >ま、あの鈍感娘はそれぐらいしないと気が付かないでしょうけど―――フッと小さく笑うと立ち上がり、墓を後にした。 修羅道に陥らない自分。違う生き方が出来る自分を、リナと会って見つけたガウリイ。 あんな悲劇さえなければ、リュウゼンさんもミヤリさんと、そんな生き方を 見つけたのだろうと、つくづくそう思うのでしょうね。 ルナさんは……自分と相手の〃想い〃の強さに躊躇してしまったのでしょうか。 それにしても……当然と言えば当然でしょうけれど、ガウリイ、すっかり入り婿状態ですね(^.^) >「うん、ルナのことなんだけどね。ここんとこなんかおかしいのよねぇ」 >「ルナが?」 >「そうなのよ。なんか思い悩んでいるというか、思いつめているというかそんな感じなのよねぇ。いつもと変わんないんだけど、心の奥底がそうなってるように感じるのよ。漠然とだけどね」 さすが〃母親〃ですね、フィルアさん。普段のさりげない行動から、娘の様子に 感づいているのですね。 さすがに男親には、分かりづらい部分でしょうし。 >”赤の竜神の騎士”と周りが呼ぼうと、自分達にとっては娘や孫。まだ年頃の女の子である。人が言うほど強くはない――そう思っている。 >「特別でもなんでもない・・・・・普通の女の子よ」 〃神の力〃を持っていても、精神面は普通の人間、普通の女の子には変わりない……。 そう見て貰えないのが、ある意味彼女の〃不幸〃ですが、ちゃんと「それは違う」と 家族が思ってくれるのは、幸せなのだと思います。 >「しかし・・・還って来たというのですか?次元の狭間の封印から」 >「そうとしか言えまい。魔族が奴を解き放つ訳がないし、人間が解くことのできるものでもない」 >「”彼女”は知っているのですか?」 >「そうですよ!奴が復活したのなら行き着くところは―――」 >「いや知るまい。記憶も出てはいまい」 >老人は腕を組んだ。 >「いずれにせよ、奴の始末は我々がつけねばなるまいて。”赤の竜神の騎士”として」 ルナさんを除外して5人(故人二人含む)の〃赤の竜神の騎士〃……。 ここに出てくる〃彼女〃はルナさんのこととして、夢に出た前世と関わりのある方々なのですね。 何やら、ルナさんが関わるのを極力避けたいように見えますね。 それにしても次元の狭間の封印が解けた……。 ふと、もしかして「異郷の彼方から」で、プレートが使われた影響とか、 某姫を守って、感動的にどこぞへ落ちていった某黒子(笑)が、落ちた先で 何か余計なことをしたのかとか、色々妄想してしまいました。 >続きでした。 >思った以上に話がシリアスに、そして”愛””想い”が前に出てきそうです。 >これはちょっと難産の予感が・・・・・・・ >それではまた次回。 〃愛〃とか〃想い〃が中心に絡むと、確かに書くのは大変だと……(実感中) 男女の恋愛系は特に(^_^;) ギャグ調ならまだ何とかなるのにぃ……。 一昔前の、ピンクの背表紙の某少女文庫で恋愛小説を書いていた作家さんたちが、 天才に思えて仕方がない今日この頃……。 それはともかく、前世絡みの人間関係が、現在に大きく影響していそうですね。 これからルナさんに何が待ち受けているのでしょうか。 それでは、続きを楽しみにお待ちしています。 |
30048 | ”愛”は難しい・・・・・ | 棒太郎 | 2004/5/21 21:59:09 |
記事番号30046へのコメント >棒太郎様、こんばんは。 > >>小笠原旅行を計画しておりましたが、調べてみると船便が週に一往復で、25時間半の船旅とのこと。一週間もの休みがとれる目処などないので、早くも挫折気味です。仕事辞めるしか今のところ途がないよ・・・・・ > >うーん(^_^;) 下手に海外へ行くより時間が掛かりますね。 >しかも船しかないのでは、運が悪いと天候の具合で欠航などにもなりそうですし……。 >(そしてミステリー小説だと、そこで殺人事件が起きて、素人探偵が大活躍する大義名分に……。 >ミステリー小説好きには、「辺鄙な場所に建つ豪邸」と同じくらいツボな環境です) >どうも、かなり時間に余裕がないと行くのが大変そうですね。 こんばんは、エモーションさん。 そうなんですよ。交通手段の少なさがなんとも・・・・・ 本当に一週間以上の時間が取れないと無理そうです。 >>ひとつ息をつくと、再び身を横たえ、眠りに就いた。 >>だが脳裏の片隅に、先ほどの悲痛ともいえる叫びが小さく残っていた。 > >先に亡くなった方々の異変を、欠片が無意識に同調して察知したのか、 >〃警告〃のような形で因縁の部分を夢を見たようですね。 >この中で、前世のルナさん(?)と青年(グレンさん……でいいのでしょうか)は >どんな関係だったのでしょう。何だかルナさんにとって、精神的にも重そうな事態に >なりそうですね。 封印が解かれて彼が還ってきたのと、二人の”赤の竜神の騎士”が斃されたのに欠片が反応して、前世の記憶が出てきました。 >>金色の長髪を靡かせた青年が、墓に向かって挨拶した。 >>「早いもんだな。あれから3ヶ月か」 >>そう言い、墓に新しい花を添えた。 > >リュウゼンさんとミヤリさんのお墓ですね。 >ガウリイにとっては、絶対に忘れられない相手。まめにお墓参りしていたんですね。 ある意味もうひとりの”自分”ですからね。 >>「けど・・・・こいつはこうなることを望んでたのかもしれませんね。自分の無力を嘆き、修羅の道へと身を堕とした者として、屍山血河の果てに倒れることをけじめとしたんじゃないか、ってね」 >>「・・・彼女への想い故に修羅の業を背負った・・・・・か」 > >不器用で生真面目すぎ、だったのでしょうね。もう少し、ずるくても良いのに、 >それができない。だから余計にミヤリさんは、そんなリュウゼンさんを止めたくて、 >そしてほうっておけなかったのでしょうね。 例え彼女がどう言おうとも、自分自身が許せなかったと思います。 >>「だからかしらね。リナに余計なまでにおせっかいするのは」 >>ま、あの鈍感娘はそれぐらいしないと気が付かないでしょうけど―――フッと小さく笑うと立ち上がり、墓を後にした。 > >修羅道に陥らない自分。違う生き方が出来る自分を、リナと会って見つけたガウリイ。 >あんな悲劇さえなければ、リュウゼンさんもミヤリさんと、そんな生き方を >見つけたのだろうと、つくづくそう思うのでしょうね。 >ルナさんは……自分と相手の〃想い〃の強さに躊躇してしまったのでしょうか。 >それにしても……当然と言えば当然でしょうけれど、ガウリイ、すっかり入り婿状態ですね(^.^) 合わせ鏡のようなふたりと言えますね。 ガウリイもあのような道を歩んでいた可能性もありますし。 そして、もうすっかり入り婿です(笑) >>「そうなのよ。なんか思い悩んでいるというか、思いつめているというかそんな感じなのよねぇ。いつもと変わんないんだけど、心の奥底がそうなってるように感じるのよ。漠然とだけどね」 > >さすが〃母親〃ですね、フィルアさん。普段のさりげない行動から、娘の様子に >感づいているのですね。 >さすがに男親には、分かりづらい部分でしょうし。 お腹を痛めて産んだといいうこともありますし、やっぱりこういうことは母親が一番よく気が付くでしょう。 >>”赤の竜神の騎士”と周りが呼ぼうと、自分達にとっては娘や孫。まだ年頃の女の子である。人が言うほど強くはない――そう思っている。 >>「特別でもなんでもない・・・・・普通の女の子よ」 > >〃神の力〃を持っていても、精神面は普通の人間、普通の女の子には変わりない……。 >そう見て貰えないのが、ある意味彼女の〃不幸〃ですが、ちゃんと「それは違う」と >家族が思ってくれるのは、幸せなのだと思います。 ”神の力”を持っているとは言っても、中身は人間ですから。完璧ではありませんし。 >>「そうですよ!奴が復活したのなら行き着くところは―――」 >>「いや知るまい。記憶も出てはいまい」 >>老人は腕を組んだ。 >>「いずれにせよ、奴の始末は我々がつけねばなるまいて。”赤の竜神の騎士”として」 > >ルナさんを除外して5人(故人二人含む)の〃赤の竜神の騎士〃……。 >ここに出てくる〃彼女〃はルナさんのこととして、夢に出た前世と関わりのある方々なのですね。 >何やら、ルナさんが関わるのを極力避けたいように見えますね。 > >それにしても次元の狭間の封印が解けた……。 >ふと、もしかして「異郷の彼方から」で、プレートが使われた影響とか、 >某姫を守って、感動的にどこぞへ落ちていった某黒子(笑)が、落ちた先で >何か余計なことをしたのかとか、色々妄想してしまいました。 はい。彼らは前世と関わりがあります。前世の記憶もばっちり持ってます。 一応、封印は自力で破って還ってきたんですが、エモーションさんの某黒子説(笑)を見て、それもありかも――なんて思ったりもしました(笑) >>続きでした。 >>思った以上に話がシリアスに、そして”愛””想い”が前に出てきそうです。 >>これはちょっと難産の予感が・・・・・・・ >>それではまた次回。 > >〃愛〃とか〃想い〃が中心に絡むと、確かに書くのは大変だと……(実感中) >男女の恋愛系は特に(^_^;) ギャグ調ならまだ何とかなるのにぃ……。 >一昔前の、ピンクの背表紙の某少女文庫で恋愛小説を書いていた作家さんたちが、 >天才に思えて仕方がない今日この頃……。 >それはともかく、前世絡みの人間関係が、現在に大きく影響していそうですね。 >これからルナさんに何が待ち受けているのでしょうか。 >それでは、続きを楽しみにお待ちしています。 シリアスの恋愛系は本当に大変です。読む分にはいいのですが。 『ある愛の光景』みたいなのならなんとかなるんですが。 これから先も苦労しそうです。 それでは、どうもありがとうございました。 |
30050 | 竜剣抄 第3話 | 棒太郎 | 2004/5/21 23:34:51 |
記事番号30028へのコメント こんばんは、棒太郎です。 今回は中篇程度にまとまるよう善処したいですが、どうなるかな〜・・・ それでは、続きどうぞ。 ************************************* 『竜剣抄』 第3話 晴天の空の下、ルナとベルベインが木剣を構えて対峙していた。 その横で、リナとガウリイが観戦していた。 互いに青眼に構え、ゆっくりと間合いを詰めながら、やがて剣を動かした。 それは本当にスローモーションな動きだった。 近づいてきた剣を捌き、そしてまたゆっくりと剣を返していく。 その組太刀の型がしばらく続けられてゆく。 「な〜〜んか見てるこっちが眠たくなりそうよね〜〜」 顎に手をついてリナが呟いた。 「でも、あれは見た目ほど簡単なもんじゃないぜ?」 リナの横に腰掛けるガウリイが応えた。 「そうなの?」 「ああ、ゆっくりした動きだけどな、それでも追い詰められてしまうときもあるんだよ。何度かじいさんとやったけど、結構神経使うぜ」 そうこう言っているうちに、互いの喉元に木剣を突きつけた形で二人は止まった。 「ふむ、きちんと修行は積んでるな。ルナ」 「ありがとう、おじいちゃん」 ベルベインの言葉にルナがにっこりと笑う。 「しかし、久しぶりだな。ルナのほうから稽古をつけてくれなんてよ」 「ううん―――ちょっと、ね」 「・・・・・・そうか。ま、俺もここんところ退屈しないですむからいいがな」 そう言うと、ベルベインはガウリイのほうを向いた。 「おい、若いの。次、いっちょいくかぁ?」 その祖父を見ながら、ルナは日ごとに見る夢のことを思い返した。 あの日以来よく夢に現われてくるが、その度にあの叫びがルナの心をかき乱す様だった。 それゆえ、心身を磨きなおすためにベルベインに稽古を頼んだのだった。 ガウリイとベルベインが剣を構えて対峙しようとした時――― 「お〜〜い、ルナ〜」 と、レンドールがやって来た。 「お前に客だぞ」 客間には一人の老人と、一組の若い男女がいた。 「初めまして、ルナ=インバース殿。私の名はヨハネス=レディミトゥスと申す。そしてこのふたりがベルナードとリルカ―――」 老人――ヨハネスの言葉にベルナードとリルカは会釈をした。 「私は君と同じ”赤の竜神の騎士”だ。現在に生きる”赤の竜神の騎士”の中で古株だがね。そしてこのふたりもそうなのだ」 「・・・・・その方々が私にどういった御用なのですか?」 「うむ・・・・・実は我々の前任者――――すなわち欠片の前世の騎士たちが封じた者が、再び現在に還ってきたのだ」 欠片の前世という言葉に、ルナがピクリと反応した。 「・・・それを再び封印、もしくは斃すために私のところにも?」 「まあ、そうなるかな」 その応えに、ルナはひとつ息をついた。 そのやれやれといった空気にベルナードが反応した。 「なんだ、その態度は!?」 隣のリルカがベルナードを宥めようとするが、ベルナードはルナに突っかかった。 「これはお前にも関係があることだぞ!?」 「関係あろうがなかろうが、私は私の意志で動くわ」 「貴様!!」 ダンッと大きく床を踏み鳴らした。 「お前は今まで魔族の策謀に対して、動く気配も見せなかった。それでも”赤の竜神の騎士”か!!」 どうやら今まで”赤の竜神の騎士”らしい動きを見せなかったルナに不満を持っているようだった。 「”赤の竜神の騎士”である前に私はルナ=インバースなのよ。自分の道は自分で歩くわ」 「光を害成すものを滅するのが我らの使命だ!!」 ベルナードがそう吠えた時、 「おい、若いの。そこまでにしとけや」 ベルベインが客間へと入ってきた。ソファに腰掛け、ベルナードに目を向けた。 「お前さんよ。魔族をぶち殺すのが嬉しくて”赤の竜神の騎士”となったか?」 「なに―――」 「神の騎士たらんと志すならよ―――そういった無軌道な、青春時代に抱きがちな妄想(ゆめ)は卒業しろよ」 クックックと笑みを浮かべ、ベルナードを見据える。 「貴様――!?侮辱する気か!!」 ベルナードが腰の剣に手を掛けた。 「おいおい、物騒だな。それが天下の”赤の竜神の騎士”様がすること―――」 ――か、という言葉と共に、前に置かれたテーブルが蹴り上げられた。 「!?」 飛んできたテーブルをしゃがんで避け、立ち上がった瞬間、目の前に遮るように掌が突き出されていた。 「っ!?」 顔面を叩くわけでもなく、ただ目の前に置かれただけの掌にベルナードの動きが一瞬止まった。 そのとき、腹部に強烈な衝撃が襲い掛かり、ベルナードは後ろの壁に吹き飛んだ。 「ガハッ!?」 ベルベインの横蹴りがもろに決まったのだった。 「あ〜〜あ、派手にやったなぁ。おやっさん」 レンドールが呆れたように声を上げながらやって来た。 「それにしてもおやっさんも歳のせいか丸くなったもんだ」 レンドールは壁に倒れているベルナードのところにやって来てそう言った。 「お前さん、運が良かったな。昔のおやっさんなら両膝蹴り砕かれてるぜ」 そう言うとベルナードを担ぎ上げ、別室へ運んでいった。 「あんまり特権意識振りかざすなよ。おやっさんはそういう連中大っ嫌いなんでね」 「ベルベイン殿。ベルナードの無礼、お許しくだされ。アレはまだ若いゆえ」 「まあ、いいってことよ。若さってのはそんなもんだろ?」 ニッと笑うベルベインであったが、ヨハネスは彼の実力に目を見張った。 (この男・・・恐ろしく戦い慣れている・・・・・・どれほどの修羅場を潜ってきたのか・・・・・) ひとつ息をついて落ち着くや、再びルナのほうを向いた。 「話が逸れてしまったが・・・・・今回のことは君も関わりがあるのだよ。いや・・・君の前世が」 「私の・・・・前世が・・・・?」 「そうだ。まだ記憶も目覚めてはいまい。プロテクトをかけられているのだからな」 だから一から話そう―――ヨハネスは言った。 「前任者が封じた者というのは、グレンという一人の男だ。彼もまた”赤の竜神の騎士”のひとりだった」 ************************************* 続きでした。 今回はじーちゃん大暴れでした。 反体制ではないですが、じーちゃんは特権階級意識を振りかざす連中は嫌いです。 問答無用でシメてます。 さて、いよいよ事件のきっかけが語られると思います。 それではまた次回。 |
30062 | 最強の漢(^.^;) | エモーション E-mail | 2004/5/22 23:01:18 |
記事番号30050へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 最強ですね、ベルベインじーちゃん。力に個人差があるとは言え、〃赤の竜神の騎士〃を 蹴り倒す……(汗) ある意味「人外魔境」なゼフィーリアでも、最強ランキングぶっちぎり1位かもしれませんね。 >「ああ、ゆっくりした動きだけどな、それでも追い詰められてしまうときもあるんだよ。何度かじいさんとやったけど、結構神経使うぜ」 >そうこう言っているうちに、互いの喉元に木剣を突きつけた形で二人は止まった。 剣技そのものより、精神面を特に鍛えるためのものでしょうか。 ゆっくりと行う分、気力や神経を通常より、ずっと維持しなくてはならない、 という感じですね。 >「・・・・・・そうか。ま、俺もここんところ退屈しないですむからいいがな」 >そう言うと、ベルベインはガウリイのほうを向いた。 >「おい、若いの。次、いっちょいくかぁ?」 もしかしてガウリイが入り婿(笑)で、一番喜んでいるのは、ベルベインじーちゃんでは……(笑) 若くて体力あるし、超一流レベルの剣の腕だから遠慮無く稽古できて、 しかも鍛えがいがあるし。 >「・・・それを再び封印、もしくは斃すために私のところにも?」 >「まあ、そうなるかな」 >その応えに、ルナはひとつ息をついた。 ルナさんからすれば、いくら前世で関わったこととはいえ、「ちょっと待ってよ」と 言う気分なのでしょうね。そうする必要性が、自分には分からないのなら、尚更。 普通の依頼でも、理由もろくに言わずに、「そうしなくてはならない、だからやれ」としか 言われなかったら、「(°д°)ハア? 何それ? 断るわ、そんな怪しげな依頼」ですし。 >「お前は今まで魔族の策謀に対して、動く気配も見せなかった。それでも”赤の竜神の騎士”か!!」 >どうやら今まで”赤の竜神の騎士”らしい動きを見せなかったルナに不満を持っているようだった。 >「”赤の竜神の騎士”である前に私はルナ=インバースなのよ。自分の道は自分で歩くわ」 >「光を害成すものを滅するのが我らの使命だ!!」 うーん、使命感に燃えて(「萌え」だったら嫌だなあ(笑))いる方のようですが、 「私は前世からの使命を持つ、選ばれた戦士♪」とか言っているデンパさんと 大差なく見えるのは何故なのでしょう……。デンパさんと違って間違いなく 〃欠片〃と前世の記憶を持つ〃赤の竜神の騎士〃なのに……(^_^;) >「お前さんよ。魔族をぶち殺すのが嬉しくて”赤の竜神の騎士”となったか?」 >「なに―――」 >「神の騎士たらんと志すならよ―――そういった無軌道な、青春時代に抱きがちな妄想(ゆめ)は卒業しろよ」 >クックックと笑みを浮かべ、ベルナードを見据える。 さすがに……一刀両断ですね、ベルベインじーちゃん。 〃赤の竜神の騎士〃が、「魔族死ね死ね団」になってどーする、と。 >「あ〜〜あ、派手にやったなぁ。おやっさん」 >レンドールが呆れたように声を上げながらやって来た。 >「それにしてもおやっさんも歳のせいか丸くなったもんだ」 >レンドールは壁に倒れているベルナードのところにやって来てそう言った。 >「お前さん、運が良かったな。昔のおやっさんなら両膝蹴り砕かれてるぜ」 >そう言うとベルナードを担ぎ上げ、別室へ運んでいった。 >「あんまり特権意識振りかざすなよ。おやっさんはそういう連中大っ嫌いなんでね」 すっかり慣れていますね、レンドールさん……(^_^;) でも、ベルベインじーちゃんの言い分は、自分も肯定というより、完全に同意なのでしょうね。 ベルベインじーちゃんがこの場にいなかったら、レンドールさんが暴れてたのかも……。 それでも、このレベルで「丸くなった」のですから、若い頃は一体……。 >「話が逸れてしまったが・・・・・今回のことは君も関わりがあるのだよ。いや・・・君の前世が」 >「私の・・・・前世が・・・・?」 >「そうだ。まだ記憶も目覚めてはいまい。プロテクトをかけられているのだからな」 >だから一から話そう―――ヨハネスは言った。 > >「前任者が封じた者というのは、グレンという一人の男だ。彼もまた”赤の竜神の騎士”のひとりだった」 さすがにヨハネスさんは、ちゃんと弁えてますね。 本題を先に出しただけで、説明をきちんとする前に、この騒ぎになっただけで。 プロテクトがかかっている……。封印された〃赤の竜神の騎士〃グレンさんは、 どうやらかなりルナさんの前世とは、特別な関わりがあったようですね。 某誰かさんが、焼きもちを妬くような関係かな?(笑) >続きでした。 >今回はじーちゃん大暴れでした。 >反体制ではないですが、じーちゃんは特権階級意識を振りかざす連中は嫌いです。 >問答無用でシメてます。 >さて、いよいよ事件のきっかけが語られると思います。 >それではまた次回。 まあ、一般的に、無駄に特権意識を振りかざすような方々は、嫌われますしね。 実際、やたらとそれを振りかざす方は大概、「特権持つに値しない」方が多いですし。 ベルベインじーちゃんの場合、ファルネーゼさん絡みで、更に嫌いになったのでしょうね。 ルナさんを悩ませていた、「夢」に絡む「前世の事件」。どこまで正確か、 という問題はあるにしても、何故、同じ〃赤の竜神の騎士〃を封印することになったのか、 続きを楽しみにお待ちいたします。 それでは、今日はこの辺で失礼します。 |
30076 | ぶっちぎりの最強です | 棒太郎 | 2004/5/24 21:49:15 |
記事番号30062へのコメント > >棒太郎様、こんばんは。 > >最強ですね、ベルベインじーちゃん。力に個人差があるとは言え、〃赤の竜神の騎士〃を >蹴り倒す……(汗) >ある意味「人外魔境」なゼフィーリアでも、最強ランキングぶっちぎり1位かもしれませんね。 こんばんは、エモーションさん。 ベルベインじーちゃん。あの人はまさしくゼフィーリア最強です。なんたってルナの剣の師でもありますし。 ”力”を振りかざすだけの奴は、じーちゃんには勝てません。 >>「ああ、ゆっくりした動きだけどな、それでも追い詰められてしまうときもあるんだよ。何度かじいさんとやったけど、結構神経使うぜ」 >>そうこう言っているうちに、互いの喉元に木剣を突きつけた形で二人は止まった。 > >剣技そのものより、精神面を特に鍛えるためのものでしょうか。 >ゆっくりと行う分、気力や神経を通常より、ずっと維持しなくてはならない、 >という感じですね。 相手の意を感じ取り、また力の流れを感じ取るためのものです。 身体の内外の両方を鍛えるものです。 >>「おい、若いの。次、いっちょいくかぁ?」 > >もしかしてガウリイが入り婿(笑)で、一番喜んでいるのは、ベルベインじーちゃんでは……(笑) >若くて体力あるし、超一流レベルの剣の腕だから遠慮無く稽古できて、 >しかも鍛えがいがあるし。 確かに(笑) 愛妻とのラブラブタイムを過ごすのもいいけど、剣のほうも生涯現役ですから。 >>「・・・それを再び封印、もしくは斃すために私のところにも?」 >>「まあ、そうなるかな」 >>その応えに、ルナはひとつ息をついた。 > >ルナさんからすれば、いくら前世で関わったこととはいえ、「ちょっと待ってよ」と >言う気分なのでしょうね。そうする必要性が、自分には分からないのなら、尚更。 >普通の依頼でも、理由もろくに言わずに、「そうしなくてはならない、だからやれ」としか >言われなかったら、「(°д°)ハア? 何それ? 断るわ、そんな怪しげな依頼」ですし。 ”赤の竜神の騎士”だから、という理由だけでやらなくてはならないというのが、彼女の心情に合わないですので。 >>「”赤の竜神の騎士”である前に私はルナ=インバースなのよ。自分の道は自分で歩くわ」 >>「光を害成すものを滅するのが我らの使命だ!!」 > >うーん、使命感に燃えて(「萌え」だったら嫌だなあ(笑))いる方のようですが、 >「私は前世からの使命を持つ、選ばれた戦士♪」とか言っているデンパさんと >大差なく見えるのは何故なのでしょう……。デンパさんと違って間違いなく >〃欠片〃と前世の記憶を持つ〃赤の竜神の騎士〃なのに……(^_^;) ”赤の竜神の騎士”として誇りをもっているのですが・・・・・・なにしろまだ若いので、若さゆえの情熱が少し過剰に出ています。 >>「神の騎士たらんと志すならよ―――そういった無軌道な、青春時代に抱きがちな妄想(ゆめ)は卒業しろよ」 >>クックックと笑みを浮かべ、ベルナードを見据える。 > >さすがに……一刀両断ですね、ベルベインじーちゃん。 >〃赤の竜神の騎士〃が、「魔族死ね死ね団」になってどーする、と。 過剰気味な情熱を走らせるベルナードに向けての一言ですが・・・・・半分からかいも入ってます。 >>「お前さん、運が良かったな。昔のおやっさんなら両膝蹴り砕かれてるぜ」 >>そう言うとベルナードを担ぎ上げ、別室へ運んでいった。 >>「あんまり特権意識振りかざすなよ。おやっさんはそういう連中大っ嫌いなんでね」 > >すっかり慣れていますね、レンドールさん……(^_^;) >でも、ベルベインじーちゃんの言い分は、自分も肯定というより、完全に同意なのでしょうね。 >ベルベインじーちゃんがこの場にいなかったら、レンドールさんが暴れてたのかも……。 >それでも、このレベルで「丸くなった」のですから、若い頃は一体……。 伊達に長年じーちゃんと同居してませんので。彼はここまでは暴れませんが。 じーちゃんも若い頃はもっと過激にやってました。(一国の城に乗り込んでいくなんてこともやってますから) >>「そうだ。まだ記憶も目覚めてはいまい。プロテクトをかけられているのだからな」 >>だから一から話そう―――ヨハネスは言った。 >> >>「前任者が封じた者というのは、グレンという一人の男だ。彼もまた”赤の竜神の騎士”のひとりだった」 > >さすがにヨハネスさんは、ちゃんと弁えてますね。 >本題を先に出しただけで、説明をきちんとする前に、この騒ぎになっただけで。 >プロテクトがかかっている……。封印された〃赤の竜神の騎士〃グレンさんは、 >どうやらかなりルナさんの前世とは、特別な関わりがあったようですね。 >某誰かさんが、焼きもちを妬くような関係かな?(笑) ベルナードが先走りしてしまいましたからね。 ルナの前世とグレンの関係はそんなところです(笑) >>続きでした。 >>今回はじーちゃん大暴れでした。 >>反体制ではないですが、じーちゃんは特権階級意識を振りかざす連中は嫌いです。 >>問答無用でシメてます。 >>さて、いよいよ事件のきっかけが語られると思います。 >>それではまた次回。 > >まあ、一般的に、無駄に特権意識を振りかざすような方々は、嫌われますしね。 >実際、やたらとそれを振りかざす方は大概、「特権持つに値しない」方が多いですし。 >ベルベインじーちゃんの場合、ファルネーゼさん絡みで、更に嫌いになったのでしょうね。 >ルナさんを悩ませていた、「夢」に絡む「前世の事件」。どこまで正確か、 >という問題はあるにしても、何故、同じ〃赤の竜神の騎士〃を封印することになったのか、 >続きを楽しみにお待ちいたします。 >それでは、今日はこの辺で失礼します。 「特権持つに値する人」ってほんと、少ないですからね。 じーちゃんも子供の頃のことが原因で嫌いになっていますが、奥さんのことで余計に拍車が掛かってます。 特権階級は嫌いですが、人間的にできてる人とは交友を持ってます。 「前世の事件」がこれから絡んできますが、あまり長くならないようにまとめたいと思います。 それでは、どうもありがとうございました。 |
30137 | 竜剣抄 第4話 | 棒太郎 | 2004/6/5 01:30:07 |
記事番号30028へのコメント こんばんわ、棒太郎です。 急な社内コンペの作品の提出で、ヒーコラ言ってましたので、しばらく投稿できませんでした。作品出す気なんて全くなかったもんですから、苦労しました。 それでは続きをどうぞ。 ************************************* 『竜剣抄』 第4話 「グレンという男は、当時の”赤の竜神の騎士”の中でも屈指の実力者であり、当代一流の剣士だったそうだ」 ヨハネスが静かに、封じられた者について語り始めた。 「それこそ魔族の”神官”、”将軍”クラスのものも及ばぬほどのものだったらしい」 「それほどの――――」 「うむ。そしてグレンの側にはもうひとり、”赤の竜神の騎士”がいた。それが君の欠片の前世だよ。」 ヨハネスの言葉に応えるかのように、ルナの脳裏にゆっくりとひとつのビジョンが浮かび上がってくる。 一組の男女が互いに微笑みあっていた。 「二人は”赤の竜神の騎士”として目覚める以前からの馴染みだったらしい。”赤の竜神の騎士”となってからも、それは変わらなかった。そのコンビぶりは他のものが追従できぬほど見事なものだったようだ」 ヨハネスの言葉の一つ一つに、ルナの脳裏に次々と様々な場面のビジョンが浮かんでは消え、消えては浮かんでいく。 「それで・・・・・何故グレンは封じられたのですか?」 「うむ、グレンの強さは”赤の竜神の騎士”の中でも右に出る者はいないだろうと言われていた。グレンもそこに納まらず、より高みを目指していたが・・・・・・・・・・やがて力に魅入られるようになっていった。いわば、修羅へと堕ちてしまった・・・・・・・というのが近いかも知れんな。とにかくグレンは戦いを求め、そして力を求め、剣を振るった。”赤の竜神の騎士”の務めなどもはやグレンの内にはない―――――」 「よくある話だな―――――」 フア〜ァ〜ァ、と大きく欠伸をしながら、ベルベインが言った。 失礼といえば失礼な態度であるが、ヨハネスはさして気には留めていないようだった。 「やがて神族・魔族の区別なく剣を振るい、もはや凶剣となってしまったグレンを倒すべく、その他の”赤の竜神の騎士”たちは彼との血戦に臨むことにした」 「身内の恥は身内で始末するってことか―――」 「・・・・・・・・・だが、君の前世だけが最後まで戦いを抑えようとした。グレンを信じようとした。しかし、グレンの凶剣は止まることはなかった・・・・・・・」 (―――――っ!?) その瞬間、ルナの脳裏に強烈なフラッシュバックが起こった。 魂を削るような、悲痛な叫びをあげる女性。 前には以前と変わらぬ笑みを浮べながら、以前と変わってしまった一人の男の姿。 そして周りに倒れる無数の屍。 これまでにも増して、強くそれが出てくる。 「グレンと対峙した騎士達が苦戦を強いられたのは必然だが・・・・・・その果てにグレンの力を分断し、それぞれの騎士の身に封印し、グレン本人を次元の狭間へと封印することに成功した。その騎士達が私やベルナードたち5人の前世だ」 そう言うと、ヨハネスはルナに視線を向けた。 「そして君の前世もまた、その欠片のうちにグレンの力の大本を封じた。しかし、その後彼女はグレンを救えなかったことへの自己嫌悪と罪悪感とに生涯苛まれ、それが自らの生命を縮めることになってしまった。残りの5人の騎士達は、後任者がその欠片に篭る彼女のその念に侵されぬよう、プロテクトをかけたのだ」 (・・・・・・それじゃぁ、そのプロテクトの一部が解け掛かっている―――のかしら・・・・・) ルナは最近見るようになった夢を思い返し、心の中で呟いた。 「我々もまさかグレンが封印が破るとは思っても見なかった。グレンは己の力を取り戻しに必ず、あのときの騎士たちの後任者のもとへやって来る。現にすでに二人の”赤の竜神の騎士”が斃された」 ヨハネスの手に力が篭る。 「グレンは必ず君の許にも現われる。我々の中でも一番縁が深いからな」 「―――で、グレンを斃せ、と――――」 「ああ。奴を野放しにするわけにはいかぬ。それが我らの――――」 「失礼ですが―――私は私の意志で動きます。例え、私の前世と因縁があろうとも」 きっぱりとそう言ったルナの言葉に、ヨハネスはしばし言葉を失った。 「――――――君は・・・・・自分が何を言っているのか――――」 「ええ。きちんと理解しています。”赤の竜神の騎士”の道を選んだといえ、私は私です」 ベルナードが聞いたらまた怒鳴り声をあげそうな言葉だった。もっともまたベルベインの制裁も喰らうだろうが。 「そういうこった、ヨハネスさんよ。俺は子どもにも孫にも自分の思うようにやらせてるんでな。勿論それに伴う責任もきちんと背負うこともな」 愉快そうに笑みを浮べるベルベインにヨハネスは言葉が出なかった。 神の騎士たる”赤の竜神の騎士”。ほとんどの人々が畏敬の念を払うというのに、ここの一家はそこいらの雑多なものと同じような感じでいるようだった。 「ま、あんたらはあんたらで動いたらいいさ。勝手に居る分には別段どうでもいいからな」 そう言うと、呆気に取られているヨハネスを残してベルベインたちは部屋を出て行った。 ************************************* 続きでした。 インバース家は世間一般の物差しでは測れませんね。 取りあえず過去の因縁が明らかになりました。 次辺りから登場してもらう予定です。 それではまた次回。 |
30158 | ♪月の光に導かれ 何度も巡り会う♪(違う) | エモーション E-mail | 2004/6/6 22:24:00 |
記事番号30137へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 明かされた過去の因縁は、ルナさんにかなりきっつい精神的ダメージを、 与えそうな代物ですね。 前世の自分と現世の自分は、魂は同じでも人格は別と言っても、感情の強い部分は 多少引きずってしまうところはあるでしょうし。 >「それこそ魔族の”神官”、”将軍”クラスのものも及ばぬほどのものだったらしい」 本人の腕もあったのでしょうけれど、〃赤の竜神の騎士〃としても、欠片の力は ほぼ最強レベルだったのですね。 >「うむ、グレンの強さは”赤の竜神の騎士”の中でも右に出る者はいないだろうと言われていた。グレンもそこに納まらず、より高みを目指していたが・・・・・・・・・・やがて力に魅入られるようになっていった。いわば、修羅へと堕ちてしまった・・・・・・・というのが近いかも知れんな。とにかくグレンは戦いを求め、そして力を求め、剣を振るった。”赤の竜神の騎士”の務めなどもはやグレンの内にはない―――――」 >「よくある話だな―――――」 >フア〜ァ〜ァ、と大きく欠伸をしながら、ベルベインが言った。 確かに、ベルベインじーちゃんの言うように、「極めていく段階で陥りがちな事」 なのでしょうね。 単純に力に溺れてしまったのか、それとも、リュウゼンさんのようなケースとまでは いかなくても、何か「きっかけになったこと」があったのでしょうか。 >その瞬間、ルナの脳裏に強烈なフラッシュバックが起こった。 >魂を削るような、悲痛な叫びをあげる女性。 >前には以前と変わらぬ笑みを浮べながら、以前と変わってしまった一人の男の姿。 >そして周りに倒れる無数の屍。 プロテクトされていても、話を聞くだけでフラッシュバックが起きてしまうくらい、 ルナさんの〃前世の自分〃にとっては、感情に強く残っているんですね。 >「そして君の前世もまた、その欠片のうちにグレンの力の大本を封じた。しかし、その後彼女はグレンを救えなかったことへの自己嫌悪と罪悪感とに生涯苛まれ、それが自らの生命を縮めることになってしまった。残りの5人の騎士達は、後任者がその欠片に篭る彼女のその念に侵されぬよう、プロテクトをかけたのだ」 これはもう、プロテクトかかるのは仕方ないのかも……。 普通なら特に何もしなくても、それ程強烈に影響与えることはないのでしょうけれど、 生きる気力を殺ぐくらいの感情なんて、まだ自我がきちんと確立していない、 小さな子どものうちに影響受けたら、とんでもないことになりそうですし。 (下手すれば、生まれても10年持たない、というか、耐えられないでしょうから) >「ええ。きちんと理解しています。”赤の竜神の騎士”の道を選んだといえ、私は私です」 >ベルナードが聞いたらまた怒鳴り声をあげそうな言葉だった。もっともまたベルベインの制裁も喰らうだろうが。 >「そういうこった、ヨハネスさんよ。俺は子どもにも孫にも自分の思うようにやらせてるんでな。勿論それに伴う責任もきちんと背負うこともな」 >愉快そうに笑みを浮べるベルベインにヨハネスは言葉が出なかった。 >神の騎士たる”赤の竜神の騎士”。ほとんどの人々が畏敬の念を払うというのに、ここの一家はそこいらの雑多なものと同じような感じでいるようだった。 一通りの事情を聞いて、ある程度状況は理解したけれど、自分の意思で動く事は変わらない。 さすがと言いますか、教育が行き届いていると言いますか。でも、当たり前のことなのですが、 ある種権威があるものが絡むと、実行出来る人は案外少ないんですよね。 個人的に〃赤の竜神の騎士〃のようなものって、「当人にとって厄介なだけの役割」 のような気がしますが、インバース家にとっては「ちと厄介かもしれないが、 まあ役割と気楽に上手くつきあってけ」という認識のようですね。 > >続きでした。 >インバース家は世間一般の物差しでは測れませんね。 >取りあえず過去の因縁が明らかになりました。 >次辺りから登場してもらう予定です。 >それではまた次回。 インバース家は「自分の物差しで自分を測る」という感じですね。 「他人の物差し」を使ったり、「他人を計らない」のが、良くも悪くもポイントでしょうか(笑) ルナさんの〃前世〃の因縁……。 もしかしたらリュウゼンさんとミヤリさんの一件は、水面下でルナさんのプロテクトに 影響していたのかもしれないですね。 次回から話題の人物、前世の相方グレンさんご登場でしょうか。 どのような展開になるのか、楽しみにしています。 それでは、今日はこの辺で失礼します。 |
30161 | 過去の因縁話はいつも疲れます | 棒太郎 | 2004/6/7 12:14:55 |
記事番号30158へのコメント >棒太郎様、こんばんは。 > >明かされた過去の因縁は、ルナさんにかなりきっつい精神的ダメージを、 >与えそうな代物ですね。 >前世の自分と現世の自分は、魂は同じでも人格は別と言っても、感情の強い部分は >多少引きずってしまうところはあるでしょうし。 こんにちは、エモーションさん。 前世の因縁が明かされましたが、多かれ少なかれ、前世の影響は受けるでしょうから、これからが大変です。 >>「それこそ魔族の”神官”、”将軍”クラスのものも及ばぬほどのものだったらしい」 > >本人の腕もあったのでしょうけれど、〃赤の竜神の騎士〃としても、欠片の力は >ほぼ最強レベルだったのですね。 力のレベルは最強ですね。 >>「うむ、グレンの強さは”赤の竜神の騎士”の中でも右に出る者はいないだろうと言われていた。グレンもそこに納まらず、より高みを目指していたが・・・・・・・・・・やがて力に魅入られるようになっていった。いわば、修羅へと堕ちてしまった・・・・・・・というのが近いかも知れんな。とにかくグレンは戦いを求め、そして力を求め、剣を振るった。”赤の竜神の騎士”の務めなどもはやグレンの内にはない―――――」 >>「よくある話だな―――――」 >>フア〜ァ〜ァ、と大きく欠伸をしながら、ベルベインが言った。 > >確かに、ベルベインじーちゃんの言うように、「極めていく段階で陥りがちな事」 >なのでしょうね。 >単純に力に溺れてしまったのか、それとも、リュウゼンさんのようなケースとまでは >いかなくても、何か「きっかけになったこと」があったのでしょうか。 リュウゼンのようなケースではなく、単に力に飲み込まれていったんですね。 >>前には以前と変わらぬ笑みを浮べながら、以前と変わってしまった一人の男の姿。 >>そして周りに倒れる無数の屍。 > >プロテクトされていても、話を聞くだけでフラッシュバックが起きてしまうくらい、 >ルナさんの〃前世の自分〃にとっては、感情に強く残っているんですね。 慙愧の念で命を縮めるほどのものですから。よほど強烈なものです。 >>「そして君の前世もまた、その欠片のうちにグレンの力の大本を封じた。しかし、その後彼女はグレンを救えなかったことへの自己嫌悪と罪悪感とに生涯苛まれ、それが自らの生命を縮めることになってしまった。残りの5人の騎士達は、後任者がその欠片に篭る彼女のその念に侵されぬよう、プロテクトをかけたのだ」 > >これはもう、プロテクトかかるのは仕方ないのかも……。 >普通なら特に何もしなくても、それ程強烈に影響与えることはないのでしょうけれど、 >生きる気力を殺ぐくらいの感情なんて、まだ自我がきちんと確立していない、 >小さな子どものうちに影響受けたら、とんでもないことになりそうですし。 >(下手すれば、生まれても10年持たない、というか、耐えられないでしょうから) 幼い子どもの精神では耐えられませんしね。プロテクトをかけざるを得なかったんです。 >>「そういうこった、ヨハネスさんよ。俺は子どもにも孫にも自分の思うようにやらせてるんでな。勿論それに伴う責任もきちんと背負うこともな」 >>愉快そうに笑みを浮べるベルベインにヨハネスは言葉が出なかった。 >>神の騎士たる”赤の竜神の騎士”。ほとんどの人々が畏敬の念を払うというのに、ここの一家はそこいらの雑多なものと同じような感じでいるようだった。 > >一通りの事情を聞いて、ある程度状況は理解したけれど、自分の意思で動く事は変わらない。 >さすがと言いますか、教育が行き届いていると言いますか。でも、当たり前のことなのですが、 >ある種権威があるものが絡むと、実行出来る人は案外少ないんですよね。 >個人的に〃赤の竜神の騎士〃のようなものって、「当人にとって厄介なだけの役割」 >のような気がしますが、インバース家にとっては「ちと厄介かもしれないが、 >まあ役割と気楽に上手くつきあってけ」という認識のようですね。 「役目とかそういったものに縛られずに自分の思うように生きたらいい」と教育しています。 まあ、じーちゃんが特権意識嫌いなので、そんな風にならないようにもしてますが。 >> >>続きでした。 >>インバース家は世間一般の物差しでは測れませんね。 >>取りあえず過去の因縁が明らかになりました。 >>次辺りから登場してもらう予定です。 >>それではまた次回。 > >インバース家は「自分の物差しで自分を測る」という感じですね。 >「他人の物差し」を使ったり、「他人を計らない」のが、良くも悪くもポイントでしょうか(笑) >ルナさんの〃前世〃の因縁……。 >もしかしたらリュウゼンさんとミヤリさんの一件は、水面下でルナさんのプロテクトに >影響していたのかもしれないですね。 >次回から話題の人物、前世の相方グレンさんご登場でしょうか。 >どのような展開になるのか、楽しみにしています。 >それでは、今日はこの辺で失礼します。 ひとつの物差しだけで物事を測らない、感じですね。下手をすれば独善的になりますが、うまくやっているようです。 グレンは次に登場する予定です。 そして近いうちにあの人物も・・・・・ それではどうもありがとうございました。 |