◆−花―TRUE HEART―C−星村さゆる (2004/6/7 23:13:14) No.30167 ┣Re:花―TRUE HEART―C−TAX (2004/6/8 00:17:08) No.30168 ┃┗初めましてvv−星村さゆる (2004/6/8 10:02:20) No.30172 ┣Re:お久しぶりですv−桜月 梓 (2004/6/8 16:33:30) No.30175 ┃┗またお会いできて嬉しいです♪−星村さゆる (2004/6/8 21:57:07) No.30180 ┣遅レスすみません;−祭 蛍詩 (2004/6/13 17:54:01) No.30200 ┃┗遅遅遅レスすみません〜〜っ!!−星村さゆる (2004/6/24 23:37:51) No.30286 ┣おひさしぶりでございます−RAI (2004/6/23 21:53:29) No.30272 ┃┗お久し振りですvvV−星村さゆる (2004/6/25 03:02:55) No.30287 ┗花―TRUE HEART―D−星村さゆる (2004/6/26 22:05:56) No.30301 ┗Re:最終回。−桜月 梓 (2004/6/28 17:42:27) No.30311 ┗最後までありがとうございました。−星村さゆる (2004/6/30 20:51:56) No.30321
30167 | 花―TRUE HEART―C | 星村さゆる | 2004/6/7 23:13:14 |
大っっっ変長らくお待たせ致しました。待ってくださった方もそうでない方も、今晩は、星村です。「花―TRUE HEART―」の続きをお送りします。少し長いですが、では、どうぞ。 ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ 月光の下、漆黒の髪に咲く白い花は、ただ黙っていた。 花―TRUE HEART― 痛い。 痛い。 痛むのは、どこだろう? 痛みの原因を、この歪んだ沈黙のせいにできれば、どんなに楽だろう。 分かってる。 痛いのは、――。 痛い。 痛い。 耐えれない。 だから、早く、行ってくれ。 目の前からいなくなってくれ。 アメリアは泣いていた。 俺が泣かせた。 少女の心のように澄んだ色の涙が流れるたび、 その透明さを傷つけたことの罪の深さに狂いそうになる。 傷は元に戻らない。 溝は埋まらない。 アメリアは泣いていた。 決してしゃくり上げたりしないで、じっとしながら。 泣きながら、健気に俺を見つめ返していた。 決して視線を逸らさないで、じっと、真っ直ぐに。 そのアメリアを、棘のように無礼な視線で刺す。 この娘がどんな反応を見せるのか、予想しながら。 閉じられていたアメリアの口が、開く。 「・・・私・・・は・・・」 迷いを含んだ小さな唇はそこで止まり・・・ 意を決したように、動き出す。 「私は、ゼルガディスさんがそんなに傷ついていることが、あなたが人である証拠だと思います」 「―――――!!」 躊躇いを捨てた凛とした声が、耳を打った。 心臓に直接電流を打ち込まれたように、全身が硬直する。 跳ね上がった心臓に、肺が震えた。 思わずむせ返りそうになった呼吸を必死で整える。 完全だと思っていた防壁を、一瞬で吹き飛ばされたようだった。 反論したかった。できなかった。 今話そうとすれば、かすれた声しか出ない。 アメリアは手でごしごし目をぬぐっている。 まだ濡れている頬のまま、動けない俺に話しかける。 「ゼルガディスさん、問題です」 少しだけ砕けた表情と声で、得意気に人差し指を立てた。 「人にあって、悪魔にないものは何でしょう?」 「・・・・・・・・・・・・?」 それは唐突な問いだと思わずにはいられなかった。 散々罵ったこのお姫サマが、一体どんな反応を見せるのか。 予想していたことといえば。 激怒するか、泣き喚くか、手を上げるか。 怯えるか、逃げ出すか、言い繕うか。 そんなつまらないことばかりだった。 カケラほども浮かばなかった。 まさか、クイズを出してくるなどとは。 不可解に目を険しくしていると、不意に手を握られた。 ちょうど先ほど俺がしたように、そっと両手首を掴む。 ゆっくりした動作を見ながら、小さい手だな、と無意識に思った。 そしてアメリアは、右手を自分の左胸に当てた。 右手から伝わる柔らかい感触に、ギクリと背筋が鳴る。 戸惑っていると、左手を俺の左胸に当てさせた。 「・・・わかりますか?『心』です」 振動が、伝わってくる。 アメリアの胸から。自分の胸から。 トクン、トクン、トクン・・・ 正確に刻まれるリズムを聴いて、彼女の心臓と自分の心臓が同じ速さで動いていることに気づく。 その速さになぜか安心してしまいそうになって、手を振り払った。 「心臓なら、獣にだってある」 顔を背け、皮肉を吐き出す。 だがアメリアは捻くれた言葉に気分を害した様子もなく、言う。 明るい声で。 「心臓じゃありません。心です。 悪魔にあるはずもないものを、ゼルガディスさんは持ってるんです。 だから――」 そこで右手をあげると、そっと髪に触れた。 いや、髪にではない。 部屋に来たときから少女と共にいる、小さな花に。 楽しそうに頬をゆるめながら、アメリア。 「この間、私にこの花を買ってくださいましたよね?」 さほど遠くもない記憶。 天気のいい街道に花売りの老人がいた。 籠からあふれそうに入っている、真っ白な花々。 老人は、星の光の色だと表現していた。 記憶に映る花の姿が、目の前の花と重なる。 「綺麗、ですよね。この花」 変わらず、と言うか、ますます機嫌が良くなっている。 「私、嬉しかったんです。とても、とっても!」 まるで踊るように花を撫でる指先を見つめる。 手を離し、ひざの上に置くと。 「私がねだったわけじゃないのに、ゼルガディスさんがこの花を買って下さったのは・・・ この花が、綺麗だと思ったからでしょう?」 尋ねられても返答できない。 無視したわけではないが。 ただ、声がつまって出てこない。 「『悪魔は芸術を解さない』という言葉をご存知ですか? あ、これはとーさんの受け売りなんですけど」 えへへ、と笑ってから顔を引き締め、 「悪魔は、どんなに美しいものを見ても、聴いても。 綺麗だとか、可愛いとか、愛しいと思う感情が浮かばないんです。 逆に、壊したり、踏みにじったりするんです。 でも、ゼルガディスさんは違います。 ゼルガディスさんは・・・この花が、綺麗だと思ったのでしょう? だから・・・私が、喜ぶと思ってくださったから・・・だから、私にくださったんですよね・・・?」 微笑むアメリアを見て、 昼下がりの宿で、花を渡したときのアメリアの顔がよみがえる。 「あの時、ゼルガディスさんは照れて目を合わせてくれませんでしたけど、とっても優しい目をしてたの、覚えてます」 何も、言えなかった。 覚えていなかった。そんなことなど。 気づいてすらいなかった。 自分が優しい目をしていた、などと。 「それから」 アメリアの声の調子が変わる。 顔つきも、すっと真剣なものになった。 「誤解されたままだと悔しいので、これだけは言っておきます。 私の正義は盲目ではありません ・・・あなたが過去にしたことすべてに目をつぶることはできません」 つらそうに言っているように聞こえたのは、自身の思い上がりか。 すこし弱くなった声を再び強くして、 「・・・でも、こんなに傷ついているあなたを、責めることもできません。 きっとゼルガディスさんは、ずっと、ずっと、ずっと。苦しんでいたはずです。 私には分からないくらい。そんなゼルガディスさんを裁くのは、私の正義ではありません」 一気に続け―そこで言葉が途切れた。 アメリアの揺れる瞳が、月光に煌く。 そして、もう一度俺の両手を握る。 今度はしっかりと、力いっぱい。 「私は、花を買ってくださったあなたの優しさを知っています。 あなたがどんな罪を犯したとしても――それでも。 それでも・・・私は・・・あなたの手を、放しません」 青い瞳が、柔らかな光を放つ。 「ずっと、一緒にいたいんです」 微笑んだアメリアの両目から、ボロボロ涙がこぼれ落ちた。 ―次回、最終回 |
30168 | Re:花―TRUE HEART―C | TAX URL | 2004/6/8 00:17:08 |
記事番号30167へのコメント 「あなたはあの花が綺麗だと思ったから・・・だからあの花をわたしにくださったんですよね?」 うおおっ! すごいです! 素敵です! アメリアの正義はゼルの過去を許せないけど、それでも一緒にいたいなん て・・・ アメリアは健気なコだけど、それだけじゃない部分もやはりあって、でも いろいろ悩んで考えた結果、それでも一緒にいたいと。 あの爆裂に可愛いアメリアにそんなこと言われたら、ゼルじゃなくとも 普通じゃいられないでしょう。けれど、やっぱりそこは魔剣士さん。どんな 風に返すのかなと、最終話が今から楽しみです! 本当に、素敵な作品を書いてくださって、ありがとうございました。 |
30172 | 初めましてvv | 星村さゆる | 2004/6/8 10:02:20 |
記事番号30168へのコメント TAXさん、初めまして。星村と申しまする。早速のレス、ありがとうございます♪ >「あなたはあの花が綺麗だと思ったから・・・だからあの花をわたしにくださったんですよね?」 > うおおっ! > すごいです! > 素敵です! い・いやぁ(照)この台詞が書きたかったんです!だから題名が「花」なんじゃいと(笑)好意を抱かないものを買おうとする人なんて、いませんよね。 > アメリアの正義はゼルの過去を許せないけど、それでも一緒にいたいなん >て・・・ > アメリアは健気なコだけど、それだけじゃない部分もやはりあって、でも >いろいろ悩んで考えた結果、それでも一緒にいたいと。 そうなんです!!言いたいことを分かってくださってありがとうございます><いくら好きな人でも、罪を大目に見ることなんかできないと思うんです。アメリアは「悪いことは悪いんだ」、ってケジメをつけられる子だ思います。 アメリアはとことん・生粋の・根っからの・ともすると生まれつき?正義娘ですから、半端な気持ちでゼルに告白したわけじゃないんです。過去に何があったとしても、私はゼルガディスさんが大好きなんだ、って。 > あの爆裂に可愛いアメリアにそんなこと言われたら、ゼルじゃなくとも >普通じゃいられないでしょう。けれど、やっぱりそこは魔剣士さん。どんな >風に返すのかなと、最終話が今から楽しみです! ・・・どんな風に返すんでしょうか?(訊くな)ヤツも私も姫の涙には弱いのです。(え)最終話、近いうちにアップしようと企んでますので、どうぞよろしくお願いしますv > 本当に、素敵な作品を書いてくださって、ありがとうございました。 うわわわ////ん〜やっだぁもぅv(蹴)・・・すみません;; す・素敵ですか?嬉しいです>▼<書いた甲斐がありましたvvv こちらこそ、どうもありがとうございましたvvVVV |
30175 | Re:お久しぶりですv | 桜月 梓 | 2004/6/8 16:33:30 |
記事番号30167へのコメント 梓:さゆるさん、こんにちは♪ 最近カタツムリより更新が遅くなっている桜月梓です(どんな挨拶の仕方だ・・・) ををっ!という事で、久々の続き物更新ですねv待ってましたv > アメリアは泣いていた。 > 俺が泣かせた。 > 少女の心のように澄んだ色の涙が流れるたび、 > その透明さを傷つけたことの罪の深さに狂いそうになる。 > 傷は元に戻らない。 > 溝は埋まらない。 梓:表現が本当に切な過ぎて痛いです・・・。 アメリアの心って本当に“透明”って言えるくらい純粋ですよね? 無意識に誰かを救えるような白さに、真っ直ぐ前を向ける赤さ。 その2つにはちゃんとした色があるけれど、透き通るくらいの透明さ。 その“色”は、ゼロに等しいほど滲んだりはしない。 だけど、間違った色を塗り重ねてしまう事は、誰もが時としてしてしまう行い。 その行為をしないように気をつける事は出来るけれど、塗る手は止められない。 > 完全だと思っていた防壁を、一瞬で吹き飛ばされたようだった。 梓:すごく硬い壁だろうとかなり頑丈な鍵をかけた扉だろうと、それは絶対じゃない。 壁には一突きすれば全てが壊れる場所がある。 頑丈な鍵にはその扉に合う鍵が1つある。 たとえそれが見えなくても見つからなくても、それが仲間であり想う人なのであれば アメリアには、それを創る、創り上げる権利が与えられているんですね。 >「私は、花を買ってくださったあなたの優しさを知っています。 > あなたがどんな罪を犯したとしても――それでも。 > それでも・・・私は・・・あなたの手を、放しません」 > > > 青い瞳が、柔らかな光を放つ。 > > > > 「ずっと、一緒にいたいんです」 > > > > 微笑んだアメリアの両目から、ボロボロ涙がこぼれ落ちた。 梓:ゼルガディスは、確かに過去に目を覆いきれない罪を犯した。 だけど、リナやガウリイ、そしてアメリアに出会えたからこそ変われた。 気づかないうちにゼルガディスの心の色をたくさん塗り替えたのは、 アメリア。 世界の中心でさゆるさんのゼルアメ最高だと叫びました(映画見れました?) 次回はいよいよ最終回ですね。 もちろん私も待たせてもらいますので、頑張って下さい。 ではでは、桜月梓でした。 |
30180 | またお会いできて嬉しいです♪ | 星村さゆる | 2004/6/8 21:57:07 |
記事番号30175へのコメント 梓さん、コンバンハ♪「君の言うことはとりあえず突っ込み所は満載なんだけどどこから突っ込んだらいいのか分からない」と友人多数に言われた星村です。まぁ褒められたということにしておきます。その方がきっと楽しいですし♪梓さんもそう思いますよネ!(訊くな) >梓:表現が本当に切な過ぎて痛いです・・・。 > アメリアの心って本当に“透明”って言えるくらい純粋ですよね? > 無意識に誰かを救えるような白さに、真っ直ぐ前を向ける赤さ。 > その2つにはちゃんとした色があるけれど、透き通るくらいの透明さ。 ゼルの辛さを表現できてよかったです。そして感じ取ってくださって嬉しいです。 梓さんの書かれた詩で、「イメージしたのは白と赤」というフレーズがありましたよね。アメリアは透明な輝きを持っていますが、鮮やかな色があります。決して濁っていません。かと言って軽薄でもありません。梓さんのおっしゃる通りだと思います。アメリアの中を流れる血って、熱くて赤いんだろうなぁ、って思うのです。 アメリアを馬鹿だのガキだの言う輩がおりますが、それは立派な間違いです。アメリアは、子供が大人になったような子です。「正義」を堂々と掲げて、傷つくことを恐れずに全力で頑張ってる。すごく真面目な子なんです。そして、明るい。だからゼルにとっても眩しいんじゃないでしょうか。 > その“色”は、ゼロに等しいほど滲んだりはしない。 > だけど、間違った色を塗り重ねてしまう事は、誰もが時としてしてしまう行い。 > その行為をしないように気をつける事は出来るけれど、塗る手は止められない。 人間は不完全ですので、誰だってしちゃうものですよね。あえてそれを望むような人にはなりたくありませんが。でも、そう思っても、どうにもならないこともあるのも事実で・・・。 >梓:すごく硬い壁だろうとかなり頑丈な鍵をかけた扉だろうと、それは絶対じゃない。 > 壁には一突きすれば全てが壊れる場所がある。 > 頑丈な鍵にはその扉に合う鍵が1つある。 > たとえそれが見えなくても見つからなくても、それが仲間であり想う人なのであれば > アメリアには、それを創る、創り上げる権利が与えられているんですね。 難攻不落と言われる強固な砦でも、絶対崩せないという保証はないのです。 当然ですが、砦を守る本人が扉を開くことなど絶対にしません。でも、本当は救いを求めていて、でも開きたくないと言うのなら、扉の外の人が開かなくてはいけません。 「お前にそんなことをされる筋合いはない」というのはよく聴く言葉ですが、仲間であり大事な人ならそうしたいと思うのは当然だと思います。権利は充分にあります。 >梓:ゼルガディスは、確かに過去に目を覆いきれない罪を犯した。 > だけど、リナやガウリイ、そしてアメリアに出会えたからこそ変われた。 > 気づかないうちにゼルガディスの心の色をたくさん塗り替えたのは、 > アメリア。 ゼルが彼らと出会わないで、今でも血塗れの姿だとしたら、それは何の償いにもならないと思います。ゼルは、リナ、ガウリイ、そしてアメリアに出会えたから、優しくなれたんです。アメリアと一緒にいることで、ゼルの心は和らぎ、無色だった心は色づき、人を愛しく思えるようになったんです。もちろんリナやガウリイの影響も巨大だったと思いますが(笑)梓さんのおっしゃる通り、たくさん塗り替えたのはアメリアですよねv > 世界の中心でさゆるさんのゼルアメ最高だと叫びました(映画見れました?) くっ・・・いや、まだです。ちきしょー(泣)あ、デイ・アフター・トゥモローも気になってます(笑)いやンなことより、さ・最高だなんて/////くぅぅ、嬉しいです><この話は、自分でも特別思い入れのある作品なので、感激もひとしおなのですvvvVVでも、梓さんのご感想も丁寧ですごく嬉しかったです!さすがに作詞家だなぁと。表現が詩的で素敵ですvvv > 次回はいよいよ最終回ですね。 > もちろん私も待たせてもらいますので、頑張って下さい。 > ではでは、桜月梓でした。 最終回!まだまとまってな(ばきっ)いえ、8割6分1厘は出来てます!あと1割3分9厘分頑張ります!梓さんも待ってくださってますし♪(嬉) なるべく早いうちにアップしますので、最後までお付き合いして頂ければ夜中に台所でフラメンコを踊っちゃったりします(やめなさい) ではでは、どうもありがとうございましたvv |
30200 | 遅レスすみません; | 祭 蛍詩 | 2004/6/13 17:54:01 |
記事番号30167へのコメント こんにちは、お久しぶりでございます。 遅レスになってしまってすみません; ちょっと中間テストの成績が悪くてネット禁止されてしまったものですから; 楽しみにしておりましたよ〜v 姫が健気で、魔剣士がマイナス思考で、はらはらドキドキしておりましたv ―というわけで、レスさせて頂きます! > 大っっっ変長らくお待たせ致しました。待ってくださった方もそうでない方も、今晩は、星村です。「花―TRUE HEART―」の続きをお送りします。少し長いですが、では、どうぞ。 ふふふv待っておりましたとも! >◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ > > 月光の下、漆黒の髪に咲く白い花は、ただ黙っていた。 > > 花―TRUE HEART― > > > 痛い。 > 痛い。 > > 痛むのは、どこだろう? > 痛みの原因を、この歪んだ沈黙のせいにできれば、どんなに楽だろう。 > > 分かってる。 > 痛いのは、――。 > > > 痛い。 > 痛い。 > 耐えれない。 > だから、早く、行ってくれ。 > 目の前からいなくなってくれ。 ゼルさんもこんなに真っ直ぐな好意を受けることに、慣れてないから痛いと感じるんでしょうね…。 > アメリアは泣いていた。 > 俺が泣かせた。 > 少女の心のように澄んだ色の涙が流れるたび、 > その透明さを傷つけたことの罪の深さに狂いそうになる。 > 傷は元に戻らない。 > 溝は埋まらない。 本当に不器用な人ですよね。 しかも優しさがあるからかえって…。 > アメリアは泣いていた。 > 決してしゃくり上げたりしないで、じっとしながら。 > 泣きながら、健気に俺を見つめ返していた。 > 決して視線を逸らさないで、じっと、真っ直ぐに。 > そのアメリアを、棘のように無礼な視線で刺す。 > この娘がどんな反応を見せるのか、予想しながら。 頑張れアメリアちゃん! > 閉じられていたアメリアの口が、開く。 >「・・・私・・・は・・・」 > 迷いを含んだ小さな唇はそこで止まり・・・ > 意を決したように、動き出す。 > > >「私は、ゼルガディスさんがそんなに傷ついていることが、あなたが人である証拠だと思います」 そうですよね、本当に。 人じゃなかったら傷つきませんものね。 >「―――――!!」 > > 躊躇いを捨てた凛とした声が、耳を打った。 > > > 心臓に直接電流を打ち込まれたように、全身が硬直する。 > 跳ね上がった心臓に、肺が震えた。 > 思わずむせ返りそうになった呼吸を必死で整える。 > > 完全だと思っていた防壁を、一瞬で吹き飛ばされたようだった。 > > 反論したかった。できなかった。 > 今話そうとすれば、かすれた声しか出ない。 > アメリアは手でごしごし目をぬぐっている。 > まだ濡れている頬のまま、動けない俺に話しかける。 姫には勝てそうに無いですね、魔剣士さん。 >「ゼルガディスさん、問題です」 > 少しだけ砕けた表情と声で、得意気に人差し指を立てた。 > >「人にあって、悪魔にないものは何でしょう?」 心臓、とか心とか…? >「・・・・・・・・・・・・?」 > それは唐突な問いだと思わずにはいられなかった。 > 散々罵ったこのお姫サマが、一体どんな反応を見せるのか。 > 予想していたことといえば。 > 激怒するか、泣き喚くか、手を上げるか。 > 怯えるか、逃げ出すか、言い繕うか。 > そんなつまらないことばかりだった。 > カケラほども浮かばなかった。 > まさか、クイズを出してくるなどとは。 確かに予想できないですよね(苦笑) ゼルさんが思っていたより、アメリアちゃんは強かったんですね。 > 不可解に目を険しくしていると、不意に手を握られた。 > ちょうど先ほど俺がしたように、そっと両手首を掴む。 > ゆっくりした動作を見ながら、小さい手だな、と無意識に思った。 > そしてアメリアは、右手を自分の左胸に当てた。 > 右手から伝わる柔らかい感触に、ギクリと背筋が鳴る。 > 戸惑っていると、左手を俺の左胸に当てさせた。 > > >「・・・わかりますか?『心』です」 心…悪魔は確かに人を慈しむ心とかもってないですもんね。 > 振動が、伝わってくる。 > アメリアの胸から。自分の胸から。 > > トクン、トクン、トクン・・・ > > > 正確に刻まれるリズムを聴いて、彼女の心臓と自分の心臓が同じ速さで動いていることに気づく。 > その速さになぜか安心してしまいそうになって、手を振り払った。 心臓の音ってなんか安心しますよね。 >「心臓なら、獣にだってある」 > 顔を背け、皮肉を吐き出す。 > だがアメリアは捻くれた言葉に気分を害した様子もなく、言う。 > 明るい声で。 >「心臓じゃありません。心です。 > 悪魔にあるはずもないものを、ゼルガディスさんは持ってるんです。 > だから――」 > そこで右手をあげると、そっと髪に触れた。 > いや、髪にではない。 > 部屋に来たときから少女と共にいる、小さな花に。 > 楽しそうに頬をゆるめながら、アメリア。 >「この間、私にこの花を買ってくださいましたよね?」 魔剣士にしては珍しいですね! 女の子になにかかってあげるほどの甲斐性があったとは(失礼 > さほど遠くもない記憶。 > 天気のいい街道に花売りの老人がいた。 > 籠からあふれそうに入っている、真っ白な花々。 > 老人は、星の光の色だと表現していた。 星の光の色! 綺麗ですね、とても。 > 記憶に映る花の姿が、目の前の花と重なる。 > > >「綺麗、ですよね。この花」 > 変わらず、と言うか、ますます機嫌が良くなっている。 無邪気で可愛らしいですv >「私、嬉しかったんです。とても、とっても!」 > まるで踊るように花を撫でる指先を見つめる。 > 手を離し、ひざの上に置くと。 >「私がねだったわけじゃないのに、ゼルガディスさんがこの花を買って下さったのは・・・ > この花が、綺麗だと思ったからでしょう?」 > > 尋ねられても返答できない。 > 無視したわけではないが。 > ただ、声がつまって出てこない。 > >「『悪魔は芸術を解さない』という言葉をご存知ですか? > あ、これはとーさんの受け売りなんですけど」 > えへへ、と笑ってから顔を引き締め、 >「悪魔は、どんなに美しいものを見ても、聴いても。 > 綺麗だとか、可愛いとか、愛しいと思う感情が浮かばないんです。 > 逆に、壊したり、踏みにじったりするんです。 > でも、ゼルガディスさんは違います。 > ゼルガディスさんは・・・この花が、綺麗だと思ったのでしょう? > だから・・・私が、喜ぶと思ってくださったから・・・だから、私にくださったんですよね・・・?」 > > 微笑むアメリアを見て、 > > 昼下がりの宿で、花を渡したときのアメリアの顔がよみがえる。 きっと最高に良い笑顔だったんでしょう…。 >「あの時、ゼルガディスさんは照れて目を合わせてくれませんでしたけど、とっても優しい目をしてたの、覚えてます」 > > 何も、言えなかった。 > 覚えていなかった。そんなことなど。 > 気づいてすらいなかった。 > 自分が優しい目をしていた、などと。 認めたくなかっただけかもしれませんね、優しい自分を。 >「それから」 > アメリアの声の調子が変わる。 > 顔つきも、すっと真剣なものになった。 >「誤解されたままだと悔しいので、これだけは言っておきます。 > 私の正義は盲目ではありません > ・・・あなたが過去にしたことすべてに目をつぶることはできません」 > つらそうに言っているように聞こえたのは、自身の思い上がりか。 > すこし弱くなった声を再び強くして、 >「・・・でも、こんなに傷ついているあなたを、責めることもできません。 > きっとゼルガディスさんは、ずっと、ずっと、ずっと。苦しんでいたはずです。 > 私には分からないくらい。そんなゼルガディスさんを裁くのは、私の正義ではありません」 > 一気に続け―そこで言葉が途切れた。 > アメリアの揺れる瞳が、月光に煌く。 姫が可愛らしくて、同時にかっこいいですね! もう十分罰を受けてますよね、ゼルさんは。 > そして、もう一度俺の両手を握る。 > 今度はしっかりと、力いっぱい。 > >「私は、花を買ってくださったあなたの優しさを知っています。 > あなたがどんな罪を犯したとしても――それでも。 > それでも・・・私は・・・あなたの手を、放しません」 > > > 青い瞳が、柔らかな光を放つ。 > > > > 「ずっと、一緒にいたいんです」 > > > > 微笑んだアメリアの両目から、ボロボロ涙がこぼれ落ちた。 本当に良い子ですね、アメリアちゃん。 さぁ魔剣士さんの反応は如何に! では、感想が短くて申し訳ないのですが、今回はこの辺で! 続きを楽しみにしております! |
30286 | 遅遅遅レスすみません〜〜っ!! | 星村さゆる | 2004/6/24 23:37:51 |
記事番号30200へのコメント > こんにちは、お久しぶりでございます。 > 遅レスになってしまってすみません; ちょっと中間テストの成績が悪くてネット禁止されてしまったものですから; 今晩は、蛍詩さんvvいえ、そんな遅レスだなんてvレス頂けるだけで私はすごくすごく嬉しいので、どうぞお気になさらずっ><いつもありがとうございますvvv(ほろり) ・・・って、その蛍詩さんに対して返事が遅れまくったことを気にしろ私。たくさん「v」つけたところで誤魔化せないぜぇ。 あああああああああっっ!!!!!も・申し訳ございません・・・;;;最低でも1週間以内、って決めてたのに・・・(決めてたのか)ごめんなさいごめんなさいっっ!!!m(_ _)m > 楽しみにしておりましたよ〜v 姫が健気で、魔剣士がマイナス思考で、はらはらドキドキしておりましたv ううっ、こんな私になんて勿体なさ過ぎて申し訳ないお言葉・・・。実はこの話の目標の一つは、「外道なゼル」だったんですよ(え)。いや本当に。ゼルを徹っっっ底的にマイナス思考に、って。どこまで冷徹にするかが課題だったんです。だから書いててツラかったです・・・;もう二度とやらない。多分きっと。・・・とか言ってやるかも(バキッ) 姫も褒めて頂けて嬉しいですv姫の健気な強さ、可愛らしさも課題だったのでv >> 痛い。 >> 痛い。 >> 耐えれない。 >> だから、早く、行ってくれ。 >> 目の前からいなくなってくれ。 > ゼルさんもこんなに真っ直ぐな好意を受けることに、慣れてないから痛いと感じるんでしょうね…。 おおっ!なるほどっ!そうだったのですねvv ・・・すいません、このアホ作者、人様のご意見聴いてやぁっと新たに気づくことが多すぎまして。自分で書いといてなんなんだ、ですね;まぁいいじゃないか。なんか得した気分だし。 真っ直ぐなだけに、それを突っぱねる方もつらいんでしょうね。 >> 傷は元に戻らない。 >> 溝は埋まらない。 > 本当に不器用な人ですよね。 しかも優しさがあるからかえって…。 おっしゃる通りで。優しいから不器用なのかも知れません。ゼルって、合成獣にされてから、誰かに「好き」って言ってもらったことないと思うんです。だから、余計にそうなるのかも知れません・・・。その不器用さが好きなんですが、それゆえに自分も他人も傷つけてしまって。やっぱり、「不器用な人」と言ってしまうんですよね。 >>「私は、ゼルガディスさんがそんなに傷ついていることが、あなたが人である証拠だと思います」 > そうですよね、本当に。 > 人じゃなかったら傷つきませんものね。 最近、人か獣か分からない人が多いですおね。え、なんでそんなこと出来るの?っていう。人が傷つこうと、どうでもいい。自分は縛られないで生きる。そんな風にすることで、自分を縛っていることに気づいていない人。この人本当に人間なの?って。私はそうはなりたくありません。 そんな人に比べれば、ゼルはよっぽど人間らしい人間です。見た目は違っても、立派な人間なんです。人間じゃなかったら、アメリアの痛みなんかわかりません。それに、人を殺したことに対して後悔もしないでしょう。蛍詩さんのおっしゃる通り、「傷つくのは人間の証拠」ですよね。 > 姫には勝てそうに無いですね、魔剣士さん。 ですよね!!色んな意味で、姫は魔剣士にとって最大の弱点ですから。姫の涙も、笑顔も、無邪気も、信念の強さも。真っ直ぐな心も、嘘のない気持ちも。 精神年齢は姫の方が上だと思ってるので、姫の方が一枚上手だと思います。 >>「人にあって、悪魔にないものは何でしょう?」 > 心臓、とか心とか…? ピーンポーン♪正解です!よぅしでは、お祝いに、不肖星村手作りのこの直径1mの巨大くす玉を割りましょう!せーの! 『祝・全国盆栽大会優勝』 ・・・ごめんなさい、違いました。(なぜに盆栽?) >> まさか、クイズを出してくるなどとは。 > 確かに予想できないですよね(苦笑) > ゼルさんが思っていたより、アメリアちゃんは強かったんですね。 そーですよね♪(すごく嬉しそうですね)アメリアはゼルに罵倒されて、泣き寝入りするような子じゃありません!引き下がりません。だって、アメリアは何一つ悪いことはしていないのですから。自分は真実の気持ちを言っているんだから、堂々とできるんですよね。ゼルはまだまだアメリアを甘く見ていたようです。ケッ、ざまぁ見ろゼル!ほーほっほっほ!(←注:モノ凄まじく信じられないと思いますが彼女はゼルファンです) >>「・・・わかりますか?『心』です」 > 心…悪魔は確かに人を慈しむ心とかもってないですもんね。 ですよねーー・・・。ゼロスは人間臭いのでついつい忘れがちですが、立派な「魔族」ですもんね。リナ曰く、「笑いながら談笑してる相手の首を掻っ切るタイプ」らしいので(でもゼロスって元人間って噂ありますよね)。 人を愛せるのは、素晴らしい特権だと思うのです。 > 心臓の音ってなんか安心しますよね。 鼓動は、命の奏でる旋律ですからね。生きてるなぁ、って実感できます。 心臓って、ただの臓器って思えないんです。 >>「この間、私にこの花を買ってくださいましたよね?」 > 魔剣士にしては珍しいですね! 女の子になにかかってあげるほどの甲斐性があったとは(失礼 おお!そう言えばそうですね!「スレイヤーズ・甲斐性ナシ選手権」を開催すれば、絶対トップに躍り出ること間違いなしの、あのゼルガディス・グレイワーズ氏推定年齢18歳ただしなんか嘘くさくない?が「女の子」に「花」を「買って」あげるなんて、こりゃあもう世界7不思議こんにちはですねv(冷酷) 多分なけなしの甲斐性だったんですよ・・・。これで半年くらいは甲斐性0ですね(え)。 >> 籠からあふれそうに入っている、真っ白な花々。 >> 老人は、星の光の色だと表現していた。 > 星の光の色! 綺麗ですね、とても。 ふっ、と思いついたので使ってみました。自分でも気に入ってます^^ 多分その白さが姫の服の色とダブったのでしょうv >>「綺麗、ですよね。この花」 >> 変わらず、と言うか、ますます機嫌が良くなっている。 > 無邪気で可愛らしいですv 純粋に花を綺麗だ、と言って笑える無邪気さって、貴重だと思うのです。 姫は無邪気で可愛いですよねv数ある魅力のひとつvv >>「私、嬉しかったんです。とても、とっても!」 >> まるで踊るように花を撫でる指先を見つめる。 >> 手を離し、ひざの上に置くと。 >>「私がねだったわけじゃないのに、ゼルガディスさんがこの花を買って下さったのは・・・ >> この花が、綺麗だと思ったからでしょう?」 >> 微笑むアメリアを見て、 >> >> 昼下がりの宿で、花を渡したときのアメリアの顔がよみがえる。 > きっと最高に良い笑顔だったんでしょう…。 「えっ・・・?」と信じられないように目を見開いた顔に、見る見る喜びが溢れて、極上の笑顔を見せたことでしょう・・・。 >> 自分が優しい目をしていた、などと。 > 認めたくなかっただけかもしれませんね、優しい自分を。 ゼルって真面目ですから、優しさの意味、ってすごく深く考える人だと思います。だから、人に優しいって言われても、「違う、俺は全然優しくなんかない」って、自分の中に咲いている花に目を背けてしまって。認めるのを恐れる必要なんかないのに・・・って思いますが、でもなんとなく、分かるんです。認めたくないって気持ち。・・・複雑ですね; > 姫が可愛らしくて、同時にかっこいいですね! > もう十分罰を受けてますよね、ゼルさんは。 うわあっ、ありがとうございます><上でちょろっと書きましたが、「姫の強さ」もテーマのひとつだったんです。かっこいい姫。姫は「可愛い」イメージが強いのですが(それは思いっきり同意しますし否定するきは毛頭ありませんv)、それ「だけ」じゃないってことを言いたかったんです。能天気で天真爛漫で天然ボケなアメリアですけど、物事の本質を見抜ける子だと思っています。毅然としたかっこよさを持っているアメリアが大好きです♪ ゼル、罰受けてますよね。苦しみにのた打ち回って、後悔して、自己嫌悪して。それでも逃げないで、必死で生きてきたんですから。自殺すれば逃げられることに耐えて、ジッと奥歯をかみ締めて。ゼルが罪人でも、幸せになる権利はあります。ゼルも強いですよね。独りきりでも、めげずに頑張ってきたんですから。私だったらムリかもしれません。 >> 「ずっと、一緒にいたいんです」 >> 微笑んだアメリアの両目から、ボロボロ涙がこぼれ落ちた。 > 本当に良い子ですね、アメリアちゃん。 > さぁ魔剣士さんの反応は如何に! アメリアはいい子ですよねvvvさぁて魔剣士、どう反応するのでしょうか!ここまで言われてなおグダグダ文句言うようでしたら、リナに頼んで竜破斬100連発大サービス頼みます(怖)。 姫の健気な強さ、分かってくださって嬉しいですvvv > では、感想が短くて申し訳ないのですが、今回はこの辺で! > 続きを楽しみにしております! いえいえ、いつもありがとうございます><ご感想頂けるのって、本当に嬉しいのですよvvv次回もまた、ご期待に沿えるようがんばりますので、愛想を突かされていなけらばお読みください。その時は・ちゃんと早くレスを・・・!!もう、本当に遅れまくって申し訳ございませんです・・・; それでは、またお会いできることを願って。 どうもありがとうございましたーーーーvvvv |
30272 | おひさしぶりでございます | RAI | 2004/6/23 21:53:29 |
記事番号30167へのコメント さゆるさんこんにちは〜お久しぶりの登場のRAIで〜す まってましたよ、この時を!! 「花−TRUE HEART−」第四話!! ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち(拍手〜) それでは感想行ってみます!!GO→ 〜*〜*〜*〜*〜 ゼルが心を痛める理由はよくわかります。 アメリアを泣かしたことはあまりよくはおもいませんけど、 ゼルのほうが実は一番傷ついているんですよね。 でも、その後からアメリアからの言葉! すごく感動しました!!心の中で(天使様の降臨じゃ〜)って叫んじゃいましたよ そしてそのままアメリアから出されるクイズ 「人にあって悪魔にないもの」 それは 「心」 一瞬、羽根とか尻尾って考えた自分を心より恥じましたよ(このばかやろー(泣) さてこんな馬鹿話はほっといて あの、いままで謎となっていた花 じつはゼルがかってくれていたんですね。アメリアが喜ぶと思って買ってあげた花 悪魔だったらそんな事できませんもんね。 それにしても・・・・ フィルさん最高!「悪魔は芸術を解さない」 すっごく言い言葉ですよね。さすがアメリアのとーさん!! その言葉をきちんと覚えているアメリアも良い子ですよね。 そして第四話の三話目より感動度がましているラストシーン 正義を愛するアメリアには決して目をつぶる事ができない ゼルガディスが犯してきた罪、しかし優しいゼルガディスを知っているからこそ 一緒にいたいと言うアメリア 次回の最終回とっても楽しみです おそレスになるかもしれませんがこれからもよろしくおねがいします。 |
30287 | お久し振りですvvV | 星村さゆる | 2004/6/25 03:02:55 |
記事番号30272へのコメント >さゆるさんこんにちは〜お久しぶりの登場のRAIで〜す >まってましたよ、この時を!! きゃあああ、RAIっさ〜ん!(その妙なアクセントは何)コンバンハ&お久し振りです♪ううっ、会いたかったゼ。しばらくお会いできなくてちょっと寂しい思いをしてたのですが、やっとお会いできてヨカッタですv > 「花−TRUE HEART−」第四話!! >ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち(拍手〜) はっはっは、いやぁ。照れるじゃないか、コーデリアス。(誰だ) かなり遅くなってすみません;でも待っててくださって嬉しいですーーv >ゼルが心を痛める理由はよくわかります。 >アメリアを泣かしたことはあまりよくはおもいませんけど、 >ゼルのほうが実は一番傷ついているんですよね。 ゼルの痛みを分かってくださってありがとうございます><確かにアメリアを泣かすのは褒められたことではありませんね・・・と言うかむしろ後で体育倉庫来いみたいな事態ですが(え)。Bで、「アメリアが傷つくのが楽しくて仕方ない」って書きましたけど、あれは嘘ですから。アメリアを傷つけて、悲しませたことで、身を尖った刃で裂かれるような痛みを感じてるんです。RAIさんのおっしゃる通り、ゼルもすごく傷ついてるんですよね。痛みの度合いというのは人それぞれなのですが、ゼルの痛みはアメリア以上かも知れません。 ・・・ややこしくてすみません;私もよく分からな(バキッ) >でも、その後からアメリアからの言葉! >すごく感動しました!!心の中で(天使様の降臨じゃ〜)って叫んじゃいましたよ >そしてそのままアメリアから出されるクイズ >「人にあって悪魔にないもの」 >それは 「心」 >一瞬、羽根とか尻尾って考えた自分を心より恥じましたよ(このばかやろー(泣) もう、RAIさんってば可愛いvお茶目さん♪確かに悪魔の絵って、変な羽と尻尾生えてますもんね。そう言えば悪魔の存在より天使の存在を信じる人の方が多いらしいですよ。(へーへーへー)3へぇ?(笑) いや、んなこたどうでもいいんです(ホントにな)。 感動されたのですかっ・・・!うわああ、いやそれはむしろ私の文とかじゃなくRAIさんの素直なお心に拍手、でございます。感受性が豊なことは良いことですっ!と・いうワケで私はこの辺でっ!(どこへ行く?) ああすみません、ちょっと幸せなことがあるとコレでして;気に入って頂けて嬉しいです///ありがとうございますv「感動した」って言って下さるの、本気で嬉しいですvv恐縮です・・・>< >あの、いままで謎となっていた花 >じつはゼルがかってくれていたんですね。アメリアが喜ぶと思って買ってあげた花 >悪魔だったらそんな事できませんもんね。 そうですよっ!悪魔だったら「花なんざくだらねぇ」ですよね。確かに花ではお腹も膨れませんし、攻撃の役に立つわけでもありません。でも、見ていて綺麗、可愛いって思えます。そういう、実益(生活に絶対必要なもの)とは関係ないものを好きになれるって、楽しいですよね。 >それにしても・・・・ >フィルさん最高!「悪魔は芸術を解さない」 >すっごく言い言葉ですよね。さすがアメリアのとーさん!! >その言葉をきちんと覚えているアメリアも良い子ですよね。 実は、これドイツの格言なんです。誰が言ったか忘れましたが(おい)。テレビで言ってて、「これは使えるっ!!」って即座に反応しまして、頭にメモしておいたのです。私もこの言葉好きなんですvRAIさんにも気に入っていただけてよかったです^▼^ フィルさんもあれで案外ロマンチストだと信じているので(笑)言いそうなだなぁ、と。アメリアは家族の言葉なら何でも覚えてると思います^^ >そして第四話の三話目より感動度がましているラストシーン >正義を愛するアメリアには決して目をつぶる事ができない >ゼルガディスが犯してきた罪、しかし優しいゼルガディスを知っているからこそ >一緒にいたいと言うアメリア そうなんです!罪を犯したから悪い人、と決め付けるのでもなく、でも罪から目を背けるでもなく。すべて考えた結果、この人が好きだ、って思えたんです。だから一緒にいたいって。一緒にいてくれる人がいるって、泣いてしまうほど嬉しいことですよね・・・。 >次回の最終回とっても楽しみです >おそレスになるかもしれませんがこれからもよろしくおねがいします。 ああ、ありがとうございます><ガンバリます、最終回・・・! そんな、遅レスだなんてっ!RAIさんもお忙しいでしょうから、お暇なときにどうぞっ。レス頂けるだけで嬉しいのですよv元気100倍バイキンマン!(アンパンマンじゃなく?!) こちらこそこれからもよろしくお願いします♪どうもありがとうございましたーーーvvv |
30301 | 花―TRUE HEART―D | 星村さゆる | 2004/6/26 22:05:56 |
記事番号30167へのコメント Cから随分時間が経ってしまいましたが、いよいよ最終回です。 最後までお付き合いくださると嬉しいです。では、どうぞ。 花―TRUE HEART―D ポツ・・・ポツ・・・ 大粒の涙が雨のようなリズムを刻んで手に落ちる。 顔中を真っ赤にしたアメリアの目から、 静かに、静かに。 ・・・痛い。 ズキズキと、疼くような痛みが響く。 痛い。 痛い。 身が裂かれるほどに。 頭が割れるほどに。 だが痛むのは身体ではなく。 分かってた。 痛いのは、ココロだと。 まだ実感が湧かないことが情けない。 あれだけの暴言を叩きつけ、 ひどく冷たい視線で刺して。 傷つけて。泣かせて。 傷つけて、傷つけて、傷つけて。 それなのに。 この少女は。 自分の中にある、たった1欠片の優しさを信じると言うのか。 ポツリ、と新しい雫が手に弾けた。 その瞬間、必死で守っていた何かが砕け散る。 渇いた心が、温もりを求めて叫び出す。 一瞬だったと思う。 自分でも識別できないほどの速さと力で握られた手を振り解き、 アメリアを掻き抱いたのは。 勢いのついたまま、ベッドに倒れこむ。 だが放さなかった。 放せなかった。 激しく肩が震えた。 引きつった喉から不安定な呼吸が漏れる。 身体が壊れたように。 あるいは―、再生の瞬間のように。 自制を失い、止まらない震えが全身に広がる。 それを隠すように、アメリアを抱く手に腕を込めた。 強く、強く。 歯を食いしばっても、乱れた息は収まらず、激しくなっていく。 拒もうとする意思とは関係なしに、鼻の奥をツンとした痛みが走る。 喉が熱い。 口元が緩み、目の奥が溶けていく。 遠ざかる意識の中で、自分が泣いていることを認めた。 散々流すことを避け続けた涙は、意外なほどに熱く、心地よいものだった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「バケモノ」 暗く淀んだ声が、つぶやく。 耳元で聞くように近く、脳に直接話しかけるように響く。 「違う」 姿を見せないそれに答える。 「うそ。あなたは、バケモノ」 声は、低く囁く。 繰り返す。 ・・・頭痛がする。 「違うと言っている」 静かに否定する。 「・・・バケモノのくせに」 ―しつこく、陰湿に罵る。 「やめろっ!!」 声を荒げ怒鳴りつける。 姿を探して振り仰いでも、真っ暗なだけで、何もないように見える。 じっとりとした汗が滴り落ちる感触に、寒気がする。 「バ・ケ・モ・ノ・・・」 声は楽しそうに嘲る。 実に楽しそうに。 笑みの形に歪んだ口から、真っ赤な舌が見えるようだった。 フッと。生ぬるい風のようなものが身体を貫いた。 上昇していた体温が、みるみる下がってゆく。 嘘のように頭が冴え渡る。 思わず口元が緩んで、クッ、と笑いが漏れた。 目を見開いて、不敵に睨みやる。 「そうさ。俺はバケモノだ」 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ アメリアも、「声」と同じだと思っていた。 笑ってくれても、話しかけてくれても、触れてくれても。 安心できず。 いつも恐れていた。 アメリアもいつか、離れていくと。 その方がいいんだと、知っていた。 その方がいい。分かってる。 分かっているから、それを悲しく思って感傷に浸ることもない。 自分は納得している。 そう自分を騙し続けた。 本当は。 叫びに気づいてほしかった。 『違う!俺はバケモノじゃないんだ!!』 認めてほしかった。 受け入れてほしかった。 傍にいてほしかった。 冷め切った群集の中で独りきり。 孤独に嘆くことはとうに止めた。 そんなものが何にある? 誰も、自分のことなど見ていないのだから。 この世界に、自分はいないのだから。 未だ捨てきれない愚かな期待が、自分を食いちぎるのに吐き気がした。 だが、・・・いた。 髪に飾った花のように白い服を着た、 花のように可愛らしく、 花のように優しく、 花よりも・・・愛しい少女が。 狂った視界の中で、一生懸命咲いていた花。 どれだけ泥に塗れた靴で踏みつけても、笑ってくれた、花。 いつも、本当のことを言ってくれた、花――。 目を開いたとき思ったことは、静かだということだ。 あまりにも静かなため、ここが現実の世界だと思えなかった。 まるで止まったように、ゆるやかに流れる時。 今なら時の流れも見えるかも知れないなと思ったとき、あごを何かがくすぐった。 顔をずらして覗き込むと、甘い匂いのする黒髪が見えた。 あの後眠ってしまったらしい。 ―しっかりと、アメリアを抱きしめながら。 その事実に急に気恥ずかしくなり、苦笑が浮かぶ。 ふと、目を上げて窓の外を見ると、月は沈んでいた。 月はいなくなっても、少女は腕の中にいた。 もう、満月の夜も平気だ。 アメリアが、一緒にいてくれるなら。 「・・・ありがとう」 小さく囁いて、寝息をたてるアメリアの額にキスを落とした。 END 皆様、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。 何とか完結にまでこぎつけることが出来ました。まだまだなところも多々あり過ぎてどーしましょなのですが、私にとって思い出深い話となりました。 ここまで頑張れたのは、皆様の応援のおかげです。沢山の励ましのお言葉を、いつもいつもありがとうございました! 改めまして、本当に、ありがとうございました・・・。 |
30311 | Re:最終回。 | 桜月 梓 | 2004/6/28 17:42:27 |
記事番号30301へのコメント 梓:どうもさゆるさん、こんばんは。桜月梓です。 いよいよ最終回ですね。 もちろん最後まで突き合わさせてもらいます!! > だが痛むのは身体ではなく。 > 分かってた。 > 痛いのは、ココロだと。 > > > まだ実感が湧かないことが情けない。 > あれだけの暴言を叩きつけ、 > ひどく冷たい視線で刺して。 > 傷つけて。泣かせて。 > 傷つけて、傷つけて、傷つけて。 > > それなのに。 > この少女は。 > 自分の中にある、たった1欠片の優しさを信じると言うのか。 梓:相手を傷つける言葉だと分かっていて口にする。 相手が痛がる視線だと分かっていて目にする。 それは思っていた以上に相手を傷つけ、想像以上に自分の心を傷つける。 前話に出たように、心をもたない悪魔などはそれを簡単にしてのける。 だけど心を持っているから、人間はその痛みが分かる。 自分の痛みは自分にしか分からない。 でも人間なら分かろうとすることは出来る。 痛みを安らげてあげたいと思うことが出来る。 痛みを包み込んであげることが出来る。 それを彼が望んでいなくても、癒したいと思う人がいる。 アメリアは、ゼルの強さも、辛さも包みこむ事が出来る人ですね。 > 歯を食いしばっても、乱れた息は収まらず、激しくなっていく。 > 拒もうとする意思とは関係なしに、鼻の奥をツンとした痛みが走る。 > 喉が熱い。 > 口元が緩み、目の奥が溶けていく。 > > 遠ざかる意識の中で、自分が泣いていることを認めた。 > 散々流すことを避け続けた涙は、意外なほどに熱く、心地よいものだった。 梓:涙を流す事は、弱いという事じゃないですよね。 泣きたい時に泣ける強さもあるって言う人だっています。 > その方がいいんだと、知っていた。 > その方がいい。分かってる。 > 分かっているから、それを悲しく思って感傷に浸ることもない。 > 自分は納得している。 > > そう自分を騙し続けた。 梓:過去の辛さや心の痛みを隠して冷静にすることが強さ。 真っ直ぐ前を見て自分の進みたい道に歩いて行くことも強さ。 自分の成し遂げたいことの為に走ることも強さ。 だけど弱い自分をさらけ出したくなくて突っぱねるということだけは、 私の場合、正直強さというより意地だと思う時があります。 > 狂った視界の中で、一生懸命咲いていた花。 > どれだけ泥に塗れた靴で踏みつけても、笑ってくれた、花。 > いつも、本当のことを言ってくれた、花――。 梓:それは例えて言うなら どんな場所でもどんな雨が降っていても明るく太陽を見る赤い花より、 綺麗だけど案外ひょろひょろとしてて、でも芯が強い青い花より、 ゼルにとっては、いつも自分を偽りなく真っ直ぐ見て咲いている 優しくて暖かくて笑顔を向けてくれる、白い花が一番目に入ったんでしょうね。 >「・・・ありがとう」 > 小さく囁いて、寝息をたてるアメリアの額にキスを落とした。 梓:彼女がいるからもうこれからは、満月に惑わされる事はないですね。 何を求めていたか 何を求めたかったか 自分の本当の心に気がつけたんですから。 最後まで本当に切なくて、でも本当に素敵なお話でした・・・! 私も次にゼルアメを書く時はさゆるさんのゼルアメを目指して書きたいと思います。 さゆるさんはゼルアメの師匠ですね!(ぇ) 最後になりましたが。 花―TRUE HEART―、完結おめでとうございます&お疲れさまでした。 テスト勉強放って拝読させていただいたかいがありましたよ(激待) また変な語りを入れてしまったコメントですが、それではでは。 |
30321 | 最後までありがとうございました。 | 星村さゆる | 2004/6/30 20:51:56 |
記事番号30311へのコメント > >梓:どうもさゆるさん、こんばんは。桜月梓です。 > いよいよ最終回ですね。 > もちろん最後まで突き合わさせてもらいます!! 今晩は梓さん!はい、去年から細々と続けてきて、やっと完結できました!連載初完結・・・他の2つも終わらせなきゃあ・・・では。 ってどこいくねん!ビシッ!(殴打)←悲しい独りツッコミ (本当に)どーでもいいコントは放っておいて、ご感想ありがとうございました>< >梓:相手を傷つける言葉だと分かっていて口にする。 > 相手が痛がる視線だと分かっていて目にする。 > それは思っていた以上に相手を傷つけ、想像以上に自分の心を傷つける。 > 前話に出たように、心をもたない悪魔などはそれを簡単にしてのける。 > だけど心を持っているから、人間はその痛みが分かる。 > 自分の痛みは自分にしか分からない。 「人の痛みが分かる子になれ」と、よく親に言われてました。人の痛みを完璧に解かることなどできません。でもこれって、そういう意味じゃないんですよね。人を傷つけたとき、自分も嫌な思いになること。決して愉快となど思わないこと。人の傷ついた顔、悲しい顔。そんな顔させるのは嫌だなって。 > でも人間なら分かろうとすることは出来る。 > 痛みを安らげてあげたいと思うことが出来る。 > 痛みを包み込んであげることが出来る。 > それを彼が望んでいなくても、癒したいと思う人がいる。 > アメリアは、ゼルの強さも、辛さも包みこむ事が出来る人ですね。 完全に解かることが出来ると思うのは、思いあがりかも知れない。でも、分かりたい、痛みを包んであげたいと思うことに、何の罪があるでしょう?好きな人が目の前で大怪我をしていたら、すぐにでも癒したいと思うように。その人は治す術を持っていなくて血を流していたら、手を差し伸べたいと思うのは間違っているでしょうか。 差し出された手を跳ね除けないで、すがってみればいい。頼ればいい。人間なんだから。 アメリアは、ゼルを優しく包んでくれます。きっと。 >梓:涙を流す事は、弱いという事じゃないですよね。 > 泣きたい時に泣ける強さもあるって言う人だっています。 「泣きたいときに泣けないことほど悲しいことはないよ」という言葉が、「スパイラル〜推理の絆〜」という漫画にありました。泣けるって、特権だと思うんですよ。カラカラに渇いた心で、一体何が見えるというのでしょう。 梓さんのおっしゃる通り、自分の弱さを素直に認めるのも強さですよね。 >梓:過去の辛さや心の痛みを隠して冷静にすることが強さ。 > 真っ直ぐ前を見て自分の進みたい道に歩いて行くことも強さ。 > 自分の成し遂げたいことの為に走ることも強さ。 > だけど弱い自分をさらけ出したくなくて突っぱねるということだけは、 > 私の場合、正直強さというより意地だと思う時があります。 鋭いですね。「強さ」じゃなくて「意地」ですか・・・その通りだと思います。ゼルは究極の意地っ張りですから(苦笑)。弱い自分を受け入れることは弱さだって、思ってるのかも知れません。ゼルの場合今までが今までで、精神的にギリギリの生活してましたから、甘えが許されなかったのかも知れません。泣いてる暇があったら少しでも前に進まないと、って。それも間違ってはいないかも知れません。でも、大事なもの幾つも失くしてしまいます。 >梓:それは例えて言うなら > どんな場所でもどんな雨が降っていても明るく太陽を見る赤い花より、 > 綺麗だけど案外ひょろひょろとしてて、でも芯が強い青い花より、 > ゼルにとっては、いつも自分を偽りなく真っ直ぐ見て咲いている > 優しくて暖かくて笑顔を向けてくれる、白い花が一番目に入ったんでしょうね。 派手じゃなくても、大きくなくても。優しくて、暖かい白い花が。いつも傍にいて、笑顔をくれる花が、ゼルは大好きなんです。 >梓:彼女がいるからもうこれからは、満月に惑わされる事はないですね。 > 何を求めていたか > 何を求めたかったか > 自分の本当の心に気がつけたんですから。 満月=過去を象徴するもの。自分を愛してくれる人がいる、それが力になる。彼女が自分の手を握ってくれる、一緒に歩いてくれる。時々は迷っても、過去に逆戻りすることはないでしょう。アメリアが引っ張ってってくれますから(笑) > 最後まで本当に切なくて、でも本当に素敵なお話でした・・・! > 私も次にゼルアメを書く時はさゆるさんのゼルアメを目指して書きたいと思います。 > さゆるさんはゼルアメの師匠ですね!(ぇ) やぁだ梓さんってばお上手なんだからぁ♪私なんざまだまだですよ・・・。でも、そう言ってくださって嬉しいですvv少しでも気に入って頂けたのなら本望です! > 最後になりましたが。 > 花―TRUE HEART―、完結おめでとうございます&お疲れさまでした。 > テスト勉強放って拝読させていただいたかいがありましたよ(激待) ありがとうございます〜〜〜っ!!ありきたりな言葉ですが、本当に暖かいレスを下さり励ましてくださった皆様のお陰です。梓さんの下さった数々の嬉しいお言葉、心に飾ってあります。 梓さんのレスは、本当に鋭くて繊細で、こちらの言いたいことをすべて分かってくださっていて、拝読する度にニヤニヤしてました(←妖怪?) 今回もまた、素敵なレスをありがとうございましたっ!テスト勉強放ってまで読んでくださってなんかすみません(笑;) さぁ!フラメンコの準備だー!(やめろ) |