◆−声の消える日。−琴見奈々 (2004/7/5 00:09:06) No.30358 ┣相変わらずお上手ですねぇ〜☆−紗希 (2004/7/5 18:36:03) No.30365 ┃┗細々とやっていこうと思います…−琴見奈々 (2004/7/6 21:59:23) No.30376 ┃ ┗テグスみたいな感じですか?−紗希 (2004/7/7 18:33:45) No.30386 ┃ ┗テグスってなんですか?(バカバカ)−琴見奈々 (2004/7/7 22:19:11) No.30390 ┗凄いですね!−ソニア (2004/7/5 23:36:32) No.30369 ┗ありがとうございますvv−琴見奈々 (2004/7/6 22:12:10) No.30377
30358 | 声の消える日。 | 琴見奈々 E-mail | 2004/7/5 00:09:06 |
こんにちはー琴見です。 今回は詩というより短文、短文というより作文、作文というより散文、散文というより文、文というより文節、文節というより単語、単語よりは長い小話です。←真面目に聞いたらあかんです なんか不思議な感じのする文が書きたいなあと思いまして。世にも奇妙な物語を目指して、なんかただの奇妙な話。 このお話の『私』はスレイの誰かに当てはめても(当てはまる人はあの人ぐらいだけど…)、オリジナルとして見てもいいです。でも現代。に、近いところ。 ちなみに『あたし』『私』二つ出てきますが、話言葉があたしなだけです。 普段自分のこと『あたし』でも作文とかは『私』ですよね?そんな感じです。……ん?何か違う;;まあ、『私』じゃ違和感あったので……。。 もう少ししたら止まったままの連載をやりたいと思います。 まずは血継を完結!!んで虚像!! 『声の消える日。』 朝、目を覚ますと、声が出なくなっていた。 一人暮らしの、お世辞にもキレイとはいえない部屋。一週間ぶんのほこりがたまっている。 日曜日の午前、掃除をしてから出かけようとしてたのに。 伸びをして、感じた違和感。『あー』っと声を出したつもりが、まったく応答なし。 洗面台まで走っていって、鏡の前で口を開く。 独り言が多いとよく言われる私は、一人でも平然と―かつパニックを起こしつつ。 『なんでなんで!?どうしたの!?何かした?あたし!!?』 そう言っているつもりなのに、口はぱくぱくと動くだけ。 そうだ!!もしかしたら耳が悪くなったのかもしれない。それはそれで困るのだが。 しかし目を覚ました原因が、朝っぱらから始まった、マンションの前の道路工事だったことを認めて、素直に問題と向き合うことにした。 声は出ない。 携帯電話のメールで、彼氏だといってやってもいいやつに助けを求める。 『どうしよう!!!』 『いつから七月四日がエイプリルフールになったんだ』 『冗談じゃないってば!!』 『わかったわかった。今度ゆっくり聞いてやるから。今からバイトなんだ、じゃあな』 それでメールは終わってしまった。 すごく、ものすごく悲しい。 しかたなく、メモとペンを持って病院へ行く。 午後から遊ぶ約束をしていた大学の友達に、断りのメールを送った。 何科にいけばいいのかわからなかったが、内科に行ってみた。 「声があなたを嫌ってどこかに行ったか、 あなたが声を追い出したか。 前者なら、声の帰りを待つしかない。 後者ならあなたは声を探しに行くべきだ」 イカレてんのか!!! そう言おうとしたけど、声が出ない。 私はイスを蹴って病院を出た。 街を歩くと、急に不安になってきた。 いつもは通り過ぎるだけの路上占い師。 そこにメモを突き出す。 「声がお前さんを見捨てたか、 お前さんが声に見捨てられたか―」 そこまで聞いて、やっぱりイスを蹴ってやった。 精神科でも進められた方がよかった。 外にいるのが恐かった。 逃げるように家に帰る。まだお昼だった。 この鳴らない喉に物を押し込む気はわかなかった。 羽毛布団にくるまって、このままずっと声が出なかったらどうしようと、そればかり考えていた。 ぴーんぽーーん。 のんきに来客を知らせるベル。 無視。 ぴーんぽーーん。 二回目。 無視無視。布団に顔を押し付けて耳をふさぐ。 …………………。 帰ったことを確認して、様子を見に行くと、新聞受けに宅配便の不在届が入っていた。 一時から、二時間のサスペンスドラマを見た。 好きなシリーズのだったけど、気分がのらなかった。 三時から、別の局のサスペンスをだらだら見た。 殺人の動機がいまいちだな。 五時からだらーっと寝て、 六時からテレビを見た。 日曜の六時、久しぶりに見て、少し懐かしかった。 朝から何も食べていないけど、どうしても食べる気になれなかった。 食べるのが恐かった。 八時から大河ドラマを見た。 内容が頭に入らなかった。いつもの独り言もない。あっても声は出ないのだが。 九時からお風呂に入って、喉の調子がよくなるかも、といつもよりも長く入った。効果無し。 特にやることなし。 夜、ベッドに入ったところで、 声が帰ってきたのがわかった。 「おかえり」 と声を出してみた。ちゃんと聞こえる。 低くはない、わたしの声だ。 「ただいま」、と、 私の耳以外の場所で、 私の体の一部で、確かにその声を聞いた。 |
30365 | 相変わらずお上手ですねぇ〜☆ | 紗希 | 2004/7/5 18:36:03 |
記事番号30358へのコメント >こんにちはー琴見です。 こんばんわ、紗希でーすv >今回は詩というより短文、短文というより作文、作文というより散文、散文というより文、文というより文節、文節というより単語、単語よりは長い小話です。←真面目に聞いたらあかんです むしろ、短編小説じゃないですか?今回のは… >もう少ししたら止まったままの連載をやりたいと思います。 >まずは血継を完結!!んで虚像!! わーいv もう少ししたら、師匠の小説がみえるーv リギさんとまた再会出来るーv >「声があなたを嫌ってどこかに行ったか、 > あなたが声を追い出したか。 > 前者なら、声の帰りを待つしかない。 > 後者ならあなたは声を探しに行くべきだ」 好きです、ここ♪ 何だか、師匠っぽさが滲み出てます☆ 日が空いた割には良いじゃないですか☆ これからも師匠らしさを出しまくって下さい♪ でわでわv |
30376 | 細々とやっていこうと思います… | 琴見奈々 E-mail | 2004/7/6 21:59:23 |
記事番号30365へのコメント >こんばんわ、紗希でーすv こんばんは〜♪♪ >>今回は詩というより短文、短文というより作文、作文というより散文、散文というより文、文というより文節、文節というより単語、単語よりは長い小話です。←真面目に聞いたらあかんです >むしろ、短編小説じゃないですか?今回のは… でも小説っていうにはセリフが無さすぎ…… >>もう少ししたら止まったままの連載をやりたいと思います。 >>まずは血継を完結!!んで虚像!! >わーいv >もう少ししたら、師匠の小説がみえるーv >リギさんとまた再会出来るーv うーーん……期待を裏切らないよう、努力します!! でも今連載スランプにはいっちゃって短編でくいつないでます;;; てか!!だから私はそんな立派なもんじゃないですよ〜(///)!! >>「声があなたを嫌ってどこかに行ったか、 >> あなたが声を追い出したか。 >> 前者なら、声の帰りを待つしかない。 >> 後者ならあなたは声を探しに行くべきだ」 >好きです、ここ♪ ありがとうございますっvv >何だか、師匠っぽさが滲み出てます☆ だから私は以下同文で!! >日が空いた割には良いじゃないですか☆ >これからも師匠らしさを出しまくって下さい♪ >でわでわv ししょうらしさってのには応えられる自信がありませんが;;頑張ります!! ではでは、レスどうもでしたvv |
30386 | テグスみたいな感じですか? | 紗希 | 2004/7/7 18:33:45 |
記事番号30376へのコメント >>こんばんわ、紗希でーすv >こんばんは〜♪♪ こんばんみー。 返しちゃったv >>むしろ、短編小説じゃないですか?今回のは… >でも小説っていうにはセリフが無さすぎ…… そんな事、私よりはかなりましですよv そーぞーりょくを巡らしますからv >うーーん……期待を裏切らないよう、努力します!! >でも今連載スランプにはいっちゃって短編でくいつないでます;;; >てか!!だから私はそんな立派なもんじゃないですよ〜(///)!! 大丈夫じゃないですか? 年齢や感じ方、間が空いている以上、変わらない訳がないし。 短編と長編が一緒かどうかは分かりませんが、書けるんだから気にする事は無し。 感覚があったなら、その時にやれば良いんでしょうし。 というより、私は師匠の半分しか長編が書けなかったし(ルーベットの災難参考)。 …何を語ってるんだ、と突っ込みは入れるべからず! いや、貴方は立派です! >ししょうらしさってのには応えられる自信がありませんが;;頑張ります!! いや、もう滲み出てますから大丈夫っすよ♪ >ではでは、レスどうもでしたvv いえ、こちらこそv |
30390 | テグスってなんですか?(バカバカ) | 琴見奈々 E-mail | 2004/7/7 22:19:11 |
記事番号30386へのコメント >こんばんみー。 >返しちゃったv 返されちゃったvv >>でも小説っていうにはセリフが無さすぎ…… >そんな事、私よりはかなりましですよv >そーぞーりょくを巡らしますからv そおですか!??よくいえば……って感じですね;; >年齢や感じ方、間が空いている以上、変わらない訳がないし。 >短編と長編が一緒かどうかは分かりませんが、書けるんだから気にする事は無し。 >感覚があったなら、その時にやれば良いんでしょうし。 うぬー…なんかペースというか書き方がつかめなくなっちゃってて;; あせらずやらせていただきたいと思います!! >というより、私は師匠の半分しか長編が書けなかったし(ルーベットの災難参考)。 いや、量より質で良いじゃないですか☆ 私は元来質より量でして;;;; >…何を語ってるんだ、と突っ込みは入れるべからず! >いや、貴方は立派です! んな(´□`)!!! >>ししょうらしさってのには応えられる自信がありませんが;;頑張ります!! >いや、もう滲み出てますから大丈夫っすよ♪ シミ!!まずはシミを目指して!! >>ではでは、レスどうもでしたvv >いえ、こちらこそv いつもお世話なってますvvありがとうございましたvv |
30369 | 凄いですね! | ソニア | 2004/7/5 23:36:32 |
記事番号30358へのコメント 何か面白くって一気に読んじゃいました!話の構成がホントうまくて楽しかったです♪イカレてんのか!とかイスを蹴った、とか読んでて笑っちゃいました^^とっても楽しく読ませて頂きました♪ |
30377 | ありがとうございますvv | 琴見奈々 E-mail | 2004/7/6 22:12:10 |
記事番号30369へのコメント はああっっ!!!あのソニアさんからのレスが!! ありがとうございます!! >何か面白くって一気に読んじゃいました!話の構成がホントうまくて楽しかったです♪イカレてんのか!とかイスを蹴った、とか読んでて笑っちゃいました^^とっても楽しく読ませて頂きました♪ そう言ってもらえるとすごく嬉しいです(><)まだまだつたない文だけど頑張ります。 ではでは感想ありがとうございました♪♪ |