◆−セイルーン姉妹珍道中 31−神高 紅 (2004/7/15 17:47:10) No.30423


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30423セイルーン姉妹珍道中 31神高 紅 2004/7/15 17:47:10


コ(どうもこんばんはみなさん。コウだ)
こ(こうです・・あれ・・紅はどうしたんです・・?)
コ(紅誰だそれは?更新が遅れに遅れまくって俺にぼこぼこにされた馬鹿ならそこにいるが)
なにかが血まみれでうめいている。
こ(自業自得ですね・・)
コ(そーゆーこった。では紅に代わりタイトルコールだ第31話『仁義無き戦い!ブラスラケッツ決勝戦!』始めるぞ)

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ブラスラケッツの大会が行われている競技場の外で不穏な動きをする影2つ。
その内の1人怪しいフードを被った男がもう1人の女のほうに話し掛ける。

「手筈は抜かりなくととのえているだろうな・・・」

「大丈夫よ問題ないわ」

「そうかそれならよい。しかしいざというときは・・・頼むぞ?」

「まかせて頂戴。もう少しよ・・・もう少しで人が斬れる・・・うふふ・・・ふふふふふふ・・・」

「・・・・・・間違っても味方は斬らんでくれよ・・・」

平和な大会の裏で何かが動き出していた。


第31話『仁義無き戦い!ブラスラケッツ決勝戦!』


「ぐわああああぁああ!!」

きりもみ回転しながら5mほど吹っ飛ぶ出場者A。
観客席から上がるわれんばかりの歓声。

「決まりました・・マルチナ選手見事決勝進出です・・!」

「今のは完璧なショットだったな。球が分裂して相手の急所全てに突き刺さっていた」

どんな魔球だそれは・・・大リー○ボールか?
ちなみに今回の大会はシングルスで実況&解説はおなじみコウとこうのコンビでお送りしています。

「おっと・・第2コートのほうでも・・どうやら勝負がつきそうです・・」

「ハウリングソードアタァァック!!」

ずぎゅうるるるる!!どばきゃああ!!

「ぴきゃあああー!!」

「吹っ飛んでいきます・・たまたまこの国を通りすがって参加した・・レニヨン選手・・不運としか言いようがないですね・・」

「野良犬に噛まれたと思ってあきらめろ」

そんな身もふたもなくきっぱりと・・・

「さあ不幸な方続出のこの大会ですが・・とにもかくにも・・決勝戦のカードが決まりました・・」

「どっちもほぼ瞬殺で残ったカードだからなどうなるか楽しみだな」

「決勝戦開始は・・今から30分後です・・」


こちらマルチナ側の控え室

「やりましたね!マルチナさん決勝戦進出ですよ!」

「当然ね。ほほほほほほ!」

「次はいよいよザングルスよ」

「負けないわよーふふふふ・・・ゾアメルグスター様私に力を・・・」

いきなり手に持っていた人形に話し掛けるマルチナ。端から見てるとかなり怪しいぞおい・・・


そしていよいよ決勝戦2人が歓声を浴びて入場してくる。

「さーあ・・いよいよ始まります・・決勝戦です・・今回はなんと特別ゲストとして・・マルチナ王妃ザングルス王とも親交あるアメリア王女グレイシア王女に来てもらっています・・」

「どうも」

「ほーっほっほっほっほっほ!」

「そして決勝戦はかなりの戦いになると予想されますので・・審判はさっきからコウに代わっています・・」

「なーんか俺に嫌な役押し付けてないか?」

「気のせいです・・では決勝戦始めてください・・」

「わーったよ!じゃあサーブ権ザングルスからはじめ!」

「悪いけど手加減なしだぜマルチナちゃん。はあっ!」

強烈なサーブを打つザングルス。ボールはジャイロ回転をしつつマルチナ目掛け飛んでいく。
だがしかし、

「ふっ望むところですわザングルスさま。とおっ!」

ぼこ!
見事これを打ち返す。

「甘いぜ!」

どこ!

「そちらこそ!」

ぼこぉ!

「だりゃ!」

ばし!

「えい!」

ばき!

両者一歩も引かない互角の打ち合い。

「これはまさしく・・決勝戦といった感じです・・」

「これは一瞬でも気を抜いたほうの負けね・・・」

そう言った矢先マルチナが球を返した瞬間バランスを崩す。
それを好機と見たか

「これで決めさせてもらう」

ザングルスは大きくバックステップをして必殺の一撃の構えに入る。

「これは決まってしまうのかあ・・!」

「マルチナさん!?」

「はああ・・・あ?」

捕らえた!誰もがそう思った瞬間ザングルス動きが突然スローになる。そして、

ばきい!

「入ったー・・顔面直撃です・・」

あっさりとマルチナの放った一撃がザングルスの顔に直撃する。

「まだやれるか?」

「まだ・・・まだだ」

かろうじて立ち上がるがダメージは大きいようだ。

「しかし一体急にどうしたんでしょうか・・?」

「原因はあれね」

びしっとナーガが実況席からマルチナの背中を指差す。

「さすがナーガお姉さまね」

そしてマルチナは髪の巻きついた怪しげなナイフを取り出す。

「えーっとこれはどーゆーことですか姉さん?」

「ずばり呪いよ!」

その言葉に一瞬会場に沈黙が訪れる。

「な・・なんとマルチナ選手・・呪いでザングルス選手の動きを封じていたー・・!!」

「効果が出るまで時間がかかるということなんですね・・・でもこれはルール上ありなんでしょうか?」

するとコウは少し悩んで、

「ありだ!」

「審判これを了承したー!?・・よってマルチナからサーブ再開です・・」





ザングルスサンドバッグ中にてしばらくお待ちください。





「試合終了!マルチナの勝ち!」

わあああああ!!!
大歓声が巻き起こる。

「いやーすごい試合でした・・」

「なかなかやるわね。おーっほっほっほっほ!」

「いいんでしょうかこれで・・・」

どっかあん!
そこに突然大歓声の声をも掻き消すような爆音が響き渡る。

きゃあああー!!
あちこちで悲鳴があがる。

「なんですかいきなり?」

急な展開に戸惑いを見せるアメリア。

「誰かがこの会場を爆破したようね」

慣れているのか冷静に答えるナーガ。

「何のためにですか?」

「この手のパターンは1つしかないわね・・・」

ナーガの言葉に反応してかまだ立ち込めている煙の中から声が響いた。

「マルチナ王妃は預かった。返して欲しくばザングルス王とともに城まで来い・・・」

(つづきます)

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あー死ぬかと思った・・・
コ(生きてたか)
残念そうな顔で言うんじゃねえ!
コ(実際残念だし)
あーもー話が進まん!とにかく皆様お久しぶりです。神高紅です。
こ(まあそれはそうと・・また続くですねえ・・)
コ(次はどうなるんだ?)
それは次回のお楽しみってことで。
こ(何も・・考えてないだけだったりして・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
コ(なぜそこで押し黙る・・・)
ではさよーなら(Bダッシュで逃げ去る紅)
コ(あっこらてめえ無理やり終わるんじゃねえ)(追っかけるコウ)
こ(言っちゃったですね・・ではさよなら・・)(1人残り礼をするこう)