◆−生か死か CESE 5―1 アル―ヴ・ファルセティへ−煌天由亜 (2004/8/18 21:07:16) No.30578
 ┣生か死か CESE 5―1 二人からの紹介−煌天由亜 (2004/8/18 22:42:06) No.30582
 ┃┗仲の悪さはまさにモス○とゴ○ラ並み。−夜宵吹雪 (2004/8/21 22:12:03) No.30615
 ┃ ┗Re:猿と犬ともいえますね。−煌天由亜 (2004/8/21 23:53:28) No.30617
 ┣生か死かが、五十回を迎えるにあたり−煌天 由亜 (2004/8/23 14:42:57) No.30626
 ┃┗そうですね−GURE−TO MASA (2004/8/23 15:42:32) No.30627
 ┃ ┗Re:そうですね−煌天由亜 (2004/8/23 20:11:39) No.30631
 ┣生か死か CESE 5−3 ≪誰が駒鳥を殺したの?≫−煌天由亜 (2004/8/24 23:25:34) No.30635
 ┣生か死か 五十回突破記念座談会Part 1−煌天由亜 (2004/8/25 22:25:42) No.30639
 ┣生か死か CESE 5―4 久遠とお菓子−煌天由亜 (2004/8/27 21:19:04) No.30647
 ┣生か死か CESE 5―5 六年ぶりの涙−煌天由亜 (2004/8/30 23:21:44) No.30666
 ┗生か死か CESE 5―6 悪戯なやつ!!−煌天由亜 (2004/9/2 22:25:29) No.30673


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30578生か死か CESE 5―1 アル―ヴ・ファルセティへ煌天由亜 2004/8/18 21:07:16



アル―ヴへ

最近、こっちでは冷え込んでるけどそっちはどう?

ベルも、元気にしてるわ。

もちろん私もね。

夏の件なんだけど。

今、面倒なことが持ち上がってのだ。

その本が、私とあるやつとが絡んでる本らしくて。

そのことさえ終われば、夏といわず今すぐにでも来ても良いわ。

そのときは、ルヴァンとレイラさんもいっしょにね。

                            3月末日

                    ルナ


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30582生か死か CESE 5―1 二人からの紹介煌天由亜 2004/8/18 22:42:06
記事番号30578へのコメント



さて、今は4月―。
私とレイと白亜、ベルは、先月マリアさんの下宿を出て、ロンロンでも有名な幽霊ビルを買い、新しい住居兼事務所にした。
表向きは、一階は喫茶店と花屋さん二階三階は、貸しアパ−トになっている。
現在八部屋中五部屋が埋まっている。
四階が事務所、5回が居住フロアである。
現在、次兄の月陽は、怪我の為今だ、身体に戻れる状況ではないのであった。




そして、今日というこの日。
なぜか、ヴァ―スさん達・・・だけならば良かったのだが、彼女と犬猿の仲と言おうか、龍虎の仲と言うか仲の悪いケレルとガル―ダさんも同時にこの事務所を訪れたのだった。
「どう―も、ヴァ―ス久しぶりだね。」
「おや、ケレル。
 確かに、久しぶりですね。」
言葉だけなら、かなり友好的なのだが、背景には雷が舞い、虎と龍が睨みあっているのでそうは絶対に言えない。
「ケレルくんは、相変わらずだね。」
「あれが無ければ、かなり良い方なんですけど。」
苦労人同士のせいか、雇い主たちとは違い割と仲がいいリュシカとガル―ダさん。
ちなみに、絶対に、アズルとレイは白亜とベルの遊び相手もとい・・・犠牲になっているだろう。
「・・・・ケレルくん、ヴァ―スさん。
 二人に知り合いに、情報屋っている? 
 シ−ニンさんに解読頼んでも返事がかんばしくなくて。」
私の問いかけに、二人は友好的かつ非友好的な会話を止め少し思案したあとこう答えた。
「二人いる。」
「二人いますよ。
 国内でですが。
 でも、片方はお奨めできませんね。」
「月森はなぁ・・・・。」
「おや、やっぱりあの人ですか?」
「情報力は良いんだけどな。」
「もう片方の名前は?」
『リ二−アスティア・バルフォイド』
「私の・・・大伯母さんの一人ね・・・。」
『はい?』
仲が悪いのに、割と良くハモる二人。
「私のお祖母ちゃんの7つ上の姉よ。
 たしか、永蓮さんと同じで九十近いのに二十代ぐらいの外見の人よ。」
「リ二−さんの親戚ですか。」
「あの気紛れ女の・・・・・・。」
私は、名前と住所しかしらないが、永蓮さん曰く『かなり気紛れでわがままだが、気に入った相手には世話を焼くやつだ。』・・・・おまけに変人だそうだ。
「会ったのは、5歳ぐらいの時だよ。」
「とにかく、行って見なさい。」








―+―+―+―+―+―+―+


ユア;と言うことで、CESE5の始まり始まり。
久遠;ねぇ、作者ちゃん。  
   何で私をださないのよ。
ユア;お前だと危ないと思ったんじゃないの?
久遠;それって、酷くない?
ユア;安心しろ、すぐ出番だから。
久遠;じゃあ、此処から十話までの予告させて。
ユア;勝手にしろ。



『この本の事を教えて欲しい。』
―その本の招待とは?


『ファウストって、あのファウスト?』
―本をたどり行き着いたその人とは?


『肩に力入れすぎだよ』
―掛けられた優しい言葉。

『月夜、久しぶりだな。』
―ルナにとっての本当の兄のような存在。


『お前会いに行ったのか?』
―ケ―プの男に問われること。


『俺たちを殺す?』
―ケ―プの男の秘めたる決意。


『じゃあ、説明してやれよ、先代タロウ・マスタ―?』
―明かされる永蓮とファウストのかかわりの原点。


『人を思って・・・愛して幸せだった?』
『幸せかどうかわかんないけど・・・とてもとても心が暖かったよ。』
―交わされた切ない会話。




久遠;こんなものかしら?
ユア;・・でしょうね。
   それでは、また次回。



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30615仲の悪さはまさにモス○とゴ○ラ並み。夜宵吹雪 E-mail 2004/8/21 22:12:03
記事番号30582へのコメント

B:・・・作者がなぜか不在なのでレスは私と・・・。
K:僕で。すっごい不本意だけどね。
B:おや、それは残念です。
K:・・・・・ふん、じゃあ行くよ。

>さて、今は4月―。
>私とレイと白亜、ベルは、先月マリアさんの下宿を出て、ロンロンでも有名な幽霊ビルを買い、新しい住居兼事務所にした。
>表向きは、一階は喫茶店と花屋さん二階三階は、貸しアパ−トになっている。
>現在八部屋中五部屋が埋まっている。

K:残った部屋に誰か絶対入る!と見た。
B:誰が入るんでしょうねぇ。

>四階が事務所、5回が居住フロアである。
>現在、次兄の月陽は、怪我の為今だ、身体に戻れる状況ではないのであった。

K:前回のケガがまだひきずってるのか。
B:まあ、常人並みの回復量かどうかはおいて置いて。しばらく退場ですかね。残念です。

>そして、今日というこの日。
>なぜか、ヴァ―スさん達・・・だけならば良かったのだが、彼女と犬猿の仲と言おうか、龍虎の仲と言うか仲の悪いケレルとガル―ダさんも同時にこの事務所を訪れたのだった。
>「どう―も、ヴァ―ス久しぶりだね。」
>「おや、ケレル。
> 確かに、久しぶりですね。」

K:ステキに僕という人格(魔格?)を理解しているなぁ。
B:私は別にKに敵意なんてないんですけどねぇ。いじめてみたいなぁって思っているだけで。
K:うるさい!だからお前が嫌いなんだ!!

>言葉だけなら、かなり友好的なのだが、背景には雷が舞い、虎と龍が睨みあっているのでそうは絶対に言えない。
>「ケレルくんは、相変わらずだね。」
>「あれが無ければ、かなり良い方なんですけど。」
>苦労人同士のせいか、雇い主たちとは違い割と仲がいいリュシカとガル―ダさん。

K:ふふふー、どーゆー意味かな二人ともー?
B:・・・減給ですね。

>ちなみに、絶対に、アズルとレイは白亜とベルの遊び相手もとい・・・犠牲になっているだろう。

B:白亜君・・・手作り料理は私、食べれませんからね?(微笑)
K:それに関しては同感だ・・・。

>ユア;と言うことで、CESE5の始まり始まり。
>久遠;ねぇ、作者ちゃん。  
>   何で私をださないのよ。

K:・・・僕としては・・・なんだか嫌な予感するな・・・、この人でたら。
B:オモチャにされそうですね。
K:やかましい!!

>久遠;じゃあ、此処から十話までの予告させて。
>ユア;勝手にしろ。

K:吹雪と同じような次回予告・・・か。
B:では見てみましょう。

>『ファウストって、あのファウスト?』
>―本をたどり行き着いたその人とは?

K:・・・ファウストって言うとマンキンの彼を思い出すよ。
B:声がレゾさんと一緒の彼ですか。

>『お前会いに行ったのか?』
>―ケ―プの男に問われること。
>
>
>『俺たちを殺す?』
>―ケ―プの男の秘めたる決意。

K:ケープの男・・・敵かな?
B:賭けてみますか?そうですね、負けた方は勝った方の奴隷になる・・・でどうです?
K:・・・・・・・・・・・(呆れている)

>久遠;こんなものかしら?
>ユア;・・でしょうね。
>   それでは、また次回。

吹雪:はい、では次回で。
K:わ!どっから出てきたお前!?
吹雪:秘密だ。



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30617Re:猿と犬ともいえますね。煌天由亜 2004/8/21 23:53:28
記事番号30615へのコメント


>B:・・・作者がなぜか不在なのでレスは私と・・・。
>K:僕で。すっごい不本意だけどね。
>B:おや、それは残念です。
>K:・・・・・ふん、じゃあ行くよ。

ルナ;こちらも、私と
久遠;私で行くわね。

>
>>さて、今は4月―。
>>私とレイと白亜、ベルは、先月マリアさんの下宿を出て、ロンロンでも有名な幽霊ビルを買い、新しい住居兼事務所にした。
>>表向きは、一階は喫茶店と花屋さん二階三階は、貸しアパ−トになっている。
>>現在八部屋中五部屋が埋まっている。
>
>K:残った部屋に誰か絶対入る!と見た。
>B:誰が入るんでしょうねぇ。

久遠;秘密。
   一部屋は、絶対に敵方だけどね。

>
>>四階が事務所、5回が居住フロアである。
>>現在、次兄の月陽は、怪我の為今だ、身体に戻れる状況ではないのであった。
>
>K:前回のケガがまだひきずってるのか。
>B:まあ、常人並みの回復量かどうかはおいて置いて。しばらく退場ですかね。残念です。

ルナ;普通の人間より少し上ぐらいの回復力しかないのに?
久遠;私が、房術しましょうか?
ルナ;兄に代わって断る。
   それ以前に、久遠さんは、男でしょ?
久遠;心は女よ。

>
>>そして、今日というこの日。
>>なぜか、ヴァ―スさん達・・・だけならば良かったのだが、彼女と犬猿の仲と言おうか、龍虎の仲と言うか仲の悪いケレルとガル―ダさんも同時にこの事務所を訪れたのだった。
>>「どう―も、ヴァ―ス久しぶりだね。」
>>「おや、ケレル。
>> 確かに、久しぶりですね。」
>
>K:ステキに僕という人格(魔格?)を理解しているなぁ。
>B:私は別にKに敵意なんてないんですけどねぇ。いじめてみたいなぁって思っているだけで。
>K:うるさい!だからお前が嫌いなんだ!!

久遠;いやよいやよも好きのうちよ、坊や?
ルナ;私の友人は襲うなよ?


>
>>言葉だけなら、かなり友好的なのだが、背景には雷が舞い、虎と龍が睨みあっているのでそうは絶対に言えない。
>>「ケレルくんは、相変わらずだね。」
>>「あれが無ければ、かなり良い方なんですけど。」
>>苦労人同士のせいか、雇い主たちとは違い割と仲がいいリュシカとガル―ダさん。
>
>K:ふふふー、どーゆー意味かな二人ともー?
>B:・・・減給ですね。

久遠;がんばってね、二人とも。

>
>>ちなみに、絶対に、アズルとレイは白亜とベルの遊び相手もとい・・・犠牲になっているだろう。
>
>B:白亜君・・・手作り料理は私、食べれませんからね?(微笑)
>K:それに関しては同感だ・・・。

ルナ;自殺志願者しか、食べんな。
久遠:(一口味見)結構美味しいわ。
ルナ;えっ!!

>
>>ユア;と言うことで、CESE5の始まり始まり。
>>久遠;ねぇ、作者ちゃん。  
>>   何で私をださないのよ。
>
>K:・・・僕としては・・・なんだか嫌な予感するな・・・、この人でたら。
>B:オモチャにされそうですね。
>K:やかましい!!

ユア:される話あとあとでてきますよん。
ルナ;どっから出た
ユア;秘密。

>
>>久遠;じゃあ、此処から十話までの予告させて。
>>ユア;勝手にしろ。
>
>K:吹雪と同じような次回予告・・・か。
>B:では見てみましょう。

久遠;私の台詞はないけどね。

>
>>『ファウストって、あのファウスト?』
>>―本をたどり行き着いたその人とは?
>
>K:・・・ファウストって言うとマンキンの彼を思い出すよ。
>B:声がレゾさんと一緒の彼ですか。

ルナ;その後先祖さまから名前が来ているからね。

>
>>『お前会いに行ったのか?』
>>―ケ―プの男に問われること。
>>
>>
>>『俺たちを殺す?』
>>―ケ―プの男の秘めたる決意。
>
>K:ケープの男・・・敵かな?
>B:賭けてみますか?そうですね、負けた方は勝った方の奴隷になる・・・でどうです?
>K:・・・・・・・・・・・(呆れている)

ユア;CESE4のラストの謎の男です。

>
>>久遠;こんなものかしら?
>>ユア;・・でしょうね。
>>   それでは、また次回。
>
>吹雪:はい、では次回で。
>K:わ!どっから出てきたお前!?
>吹雪:秘密だ。
>

久遠;またね、レス待ってるわ。
   上のお話のね。
ルナ;それでは、また次回でな。


>
>

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30626生か死かが、五十回を迎えるにあたり煌天 由亜 2004/8/23 14:42:57
記事番号30578へのコメント


ども、ユアです。
本編と詩を合わせて、次回で五十回を迎えます。
それにあたりまして、座談会をしようかと思います。
その座談会に出る決定要員は、ルナと私です。
その他で、座談会に出てほしいキャラをどうぞリクエストしてください。
そして、ついでに聞きたいことがあるのならいっしょにどうぞ。

それでは。


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30627そうですねGURE−TO MASA E-mail 2004/8/23 15:42:32
記事番号30626へのコメント

出て欲しいキャラですか。
では、セフィクス、ブラス、そしてシ−ニン=ラセルトですね。
他も登場して欲しいキャラもいますが、今回は彼らで。

聞きたい事と言えば、シーニン=ラセルトが日ごろ何をしているのかなとか
セフィクスが行った中でももっとも難しかった暗殺とか
ブラスのアマスガム時代とシーズとの詳しい関係が聞きたいですね。

では、短いですがお願いします!!

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30631Re:そうですね煌天由亜 2004/8/23 20:11:39
記事番号30627へのコメント


はいわかりました。

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30635生か死か CESE 5−3 ≪誰が駒鳥を殺したの?≫煌天由亜 2004/8/24 23:25:34
記事番号30578へのコメント


二人に照会してもらった情報屋に向かったのは、翌日のこと。
私は、ベルのみを連れ、ロンロンの市外のはずれにあるビルトビルの間に埋もれた奥行きのかなりありそうな2階建ての前にいた。
私は、十数年前にきたときとお同じ印象をもっていた。
すなわち、お化け屋敷みたいだと。
・・ランカラン。
意を決し中に入ると、カビとほこりのブレンドされた臭いとドアベルが私達を迎えた。
「いらっしゃい。
≪誰が駒鳥を殺したの?≫へ。」
「お久しぶりです。朱音(あかね)大伯母様。」
「月夜か。よく来たね、ボクもキチンと覚えているよ。」
奥の会計台にいたのは、一人の妙齢の女性。
褐色の肌の豊な身体をジャストフィットのバ−デン系の服で包み、闇のように濃い夜色の波打つ髪を黒に近い水色のカチュ−シャで止め、濃い赤紫色の瞳、厚い唇には淡い色の紅がひいてある、自称26歳のリ二−アスティア=バルフォイドがいた。
「元気そうでな何よりだよ、月夜。」
「この本の事を教えて欲しい。
 ヴァ−スさん達に聞いたら、此処だと言われた。」
「なんだい、不躾だねぇ。
 慎一郎と同じだね。」
彼女は懐かしげに目を細める。
私の数倍以上の人生を生きてきた彼女の琴田私の知らない過去もあるだろう。
しかし、彼女は、私の持ってきた淡緑のハ−ドカバ−の本に視線を落とすなり強い驚きに懐かしさを織り交ぜような表情になる。
「この本か・・。
 戻ってきてしまったか。」
「知ってるの?」
「この本はね、30年程前にまだ新米だったボクの甥夫婦に・・・君の両親に売った本だ。
 10年前の事件の後に、≪愚者≫のアクセスに渡ったきりだったが・・・。
 今回の件は、あいつか・・・もう一人の本の継承者の思惑があっての事だろう。」
「これが、父さんと母さんの?」
「そうだ。
 同時に、≪ウィスパ−≫の歴史を自動的に書き込みつづけている魔本だ。」
朱音が、そう断言した本は、私のとって、今は亡き両親とを繋ぐものであり、≪ウィスパ−ズ≫やあの時のケ−プの男を繋ぐものだった、皮肉なことだったが。
「残念だが、ぼくが語れるのはここまでだ。
 店名どおり、ここまでしか語れないのだよ。」
「・・・・・・。」
「その代わりと言うわけではないが、ボクの知り合いの凄腕の情報屋とそこにいるファウストを紹介しよう。
 二人とも性格はともかく、情報力は凄いからね。」
「ファウストって、『あの』ファウスト?」
ファウスト−彼は、生まれた時の身体のまま数百年を生き続けているという人間だ。
 大昔の話のメフィスト=フェレスに永遠の命をもらった博士なぞらえて、ファウストと渾名されている相手だった。
「そうだ。」
「場所は?」
「ベイルドネ通りの≪マリン・ディ−プ≫というお店だ。
 海関係のアンティ−クの販売もしている骨董喫茶だ。
 ボクの方から、話を通してい置こう。」
「ありがとう、朱音さん。」
「幸運を祈っているよ、月夜。」









−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+


久遠;ファ−ちゃんってば、ずる―い。
F;何がだよ?
ユア;いきなりなんですか?
久遠;ファ―ちゃん、もう登場してるじゃない。
F:実際の登場するのは、君のほうが先だろ?
久遠:名前が先に出てるからよ。
F;本名じゃない。
ユア;はい、そこまで!
久遠;は―い。
F;作者、朱音について話して終わるのか?
ユア;そうですね。
   彼女は、ここに来ている朱音様とは、同姓同名であるだけです。
久遠;永連ちゃんの双子の姉でもあるわね。
F:髪と瞳の色は、永連の暗紫の髪の淡紫の瞳と正反対だしね。
  いわれなきゃ、気が付かない双子だね。
ユア;まあ、90歳近いお婆さんが本性です。
久遠;命知らずね、作者ちゃん。
朱音;ああ、まったくだ。
   作者、ちょっと来い。

(朱音に引きずられて、隣の部屋にユアは入った。
 少し後、ユアの悲鳴が少々漏れた。)

F;・・・・・・・・言わんこっちゃない。
久遠;ご愁傷様、作者ちゃん。
F;終わるか?
久遠;一応、一つ掲示し終わってからね。
F;ああ、そうだな。
久遠;今回で、死などをふくめまして五十回を数えましたこのお話。
   記念座談会を近日開きますので、それに参加させたい人物と話して欲しい話題がありましたら、ここか上のツリ−にレスしてください。
F;まともな口調で喋れただね。
久遠;一応よ。
二人;それでは、また次回。

(ユアの悲鳴が大きくなりながら、幕)





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30639生か死か 五十回突破記念座談会Part 1煌天由亜 2004/8/25 22:25:42
記事番号30578へのコメント


(白を基調にした落ち着いた雰囲気の応接室)

−生か死かもついに、上の記事で五十回を迎えました。
 一重に、皆々様の応援のおかげです。
ルナ;一回目のゲストもう部屋に入れていい?
−どうぞ。

(入ってきたのは、4人。)

シ−ニン;『お招きに預かり光栄だよ。私を出そうとしない作者さん?』
−出す、タイミングが難しいのです。
セフィクス;私も、最初の方に出たきりよね?
ブラス;私も、出番ないです。
−あははははは。(ひたすら、乾いた笑い)
????;初めましてですぅ。
−えっと、貴方は?
????:僕は、オブシディアンと言いますぅ。
     黒曜石の精霊ですぅ。
     シディって呼んで貰えると嬉しいです。
−・・・ともかく、おかけ下さい。
ルナ;(作者に耳打ち)あのシディって言うの、永蓮大伯母さんの元・部下だよ。
−なるほど。




−さて、GURE−TO=MASAさまからいくつか質問を
 賜わっておりますので、早速行きたいと思います。 
ルナ;裏設定も話すのか?
−そこは、話に直接大きく関わらない限りは。 
シディ;あはははぁ、いい加減だぁ。
−うっさい。
シ−ニン;(作者メモを見て)『私が出るのは、かなりあとだな。』
セフィクス;先生、落ち込まないで下さい。
シ−ニン;『いやね、出てきても少しだと読者に忘れられて哀しいなと。
     どちらが、良いかと考えたのだが、少しでもある方がいいと思ってね。』
ルナ;すみません、シ−ニンさん。
   此処半年ほど満足に訪問できなくて。
   (そのせいで、作者が出番を作らなかったら・・・申し訳ない)
シ−ニン;『でも、すぐに来る事になりますよ、必ずね。』
−さくさく行きましょう。
 一つ目の質問。
 シ−ニンさんは、普段は何していますか?
シ−ニン;『そうだね、住処で瞑想している時間が1番長いかな。
     後は、二代目の所業を探ったり、情報を集めたり、本を読んでるかな。』
シディ;うわわわぁ、僕だったら、一時間もそんなことをしてらんないよぅ。
シ−ニン;『では、簡単な本を貸してもいいよ。』
シディ;わ−い、おじさんありがとう。
ルナ;シディ、年齢それほど変らないだろう?
シディ;でも、おじさんの方が年上だもんね。
ブラス:せめて、お兄さんにしましょうね。
シ−ニン;『構いませんよ、シディ君が決めてください。』
シディ;今度ぉ、僕から行くね、シ−ニンお兄ちゃん。
セフィクス:じゃ、私は?
ブラス;私は、どうなるでしょう?
シディ;セフィ。
    ブラス。
二人(セ&ブ):せめて、さんぐらいはつけ(ろ)(てください。)
−では、次の質問、行きましょうか。
セフィクス;スル−するな。
−いきます。
 セフィクスさんが今までしてきた暗殺で1番難しかったのは?
せフィクス;私の魅力に惹かれない人種のね−オカマとか。
      その上、用心深かったら、最悪ね。
シディ;それでも、セフィって全部成功してるんでしょ?
セフィクス;ほとんどな。
ブラス;それに、暗殺は生活のためが・・・。
セフィクス;・・・・・・・・
ブラス;なんでもないです。
シ−ニン:『笑顔で脅すものじゃないよ』
セフィクス:すみません。
ルナ;セフィって、凄腕だったんだ。
セフィクス;まあね。
シディ;セフィって凄いねぇ。
−次の質問で最後かな。
 ブラスさんとシ−ズのアマスガス時代の関係は?
シディ;ブラスが、シ−ズさんのツバメ?
ブラス;じゃないです。
    一応上司と部下の関係でしたよ。
シディ;オフィスラブ?
ブラス;アホですか?
    私が、13歳の時に異例の人事で戦闘部門の部門長になった時の補佐が彼女です。
−ちなみに、新人育成も部門長の仕事でした。
シディ;すご−いぃ。
シ−ニン;『それで、ある事件がきっかけで粛清されて死にかけの所を
      セフィに助けてもらったんだったな。』
シディ;ねぇねぇ、ブラスとセフィってコイビトドウシなのぉ?
二人;違う。
シディ;即答する所が、妖しい〜。
ルナ;聞かれたくないことの一つや二つあるものだろう。
シディ:でもぉ。


−盛り上がってるようなので、このまま終わります。
 座談会リクがまたあれば、2回目もあるでしょう。



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30647生か死か CESE 5―4 久遠とお菓子煌天由亜 2004/8/27 21:19:04
記事番号30578へのコメント


ちょうどお茶の時間に、そのお店についた。
その店は、老若男女の人々でほぼ満席状態だった。
朱音さん曰く『私のオススメの中華風パインパイとゴマ団子とジャスミンティ−を頼んだのを目印にしてもらうから、それを頼みなさいね。』と言うことらしい。
「かしこまりました。」
私は、それを注文し終わるとベルが眠っているのを確認して椅子に寝かせる。
メニュ−をあらためて見たが、古今東西のお菓子とお茶が揃っている。
よくよく見ると、来ている人種も 白人 黒人 アジア系など様々だった。
「お待たせいたしました。」
ウェイトレスの置いていったトレイとお菓子の沙羅の間に一枚のカ−ド。
≪裏の青のほうの勝手口から入ってね。
        間違っても、オレンジの方には入らないでね。
                        久遠より      ≫

「こいつか。」
何は、ともあれティ−タイムと洒落込みますか。





「さて・・・・。」
私は、会計を済ませ、カ−ドの指示通りに扉に入り、廊下を抜け、そして入った部屋にその人はいた。
「いらぁしゃい、ルナちゃん。」
その人は、私には、馴染みの薄い職種の人だった。
まずは、声。
高いのだが、女言葉なのだが、明らかに成年男子の声。
瞳は、見えている方は澄んだ青で綺麗なのだが、いわゆる悪党がするような紫色のレンズのサングラスをしていた。
髪は、ピンクに近いような赤紫色の髪、それの前髪の部分の半分で左眼を覆い、残りを後ろで淡い青紫色の紐でまとめていた。
服は、基本は、白の長袖と黒のスラックスでそれの手首と足首の部分を黒ずんだ鮮紅色で染め、それの一部は色もあいまって血飛沫の点々模様にも見えた。
いわゆる、一言で言ってしまえば、新宿歌舞伎町の二丁目のお姉さんだ、彼は男ではあるが。
「どうも。」
「座ってて、今お茶を入れてくるわ。
 ベルくんは、おねむなの?クッションでも持ってくるわね。」




「あらためて、初めまして。
 アタシが、月森久遠よ。
 人間としては、20年以上前から≪シャドウ・アイ≫って呼ばれてるわ。」
私は一瞬めまいを覚えた。
その能力は、かなり有名で(通常なら攻略が簡単そうになるものだが。)ランダムに邪眼の能力(幻惑・魅了・石化・麻痺など)を出せるという幻の能力で、なかでもその能力名を渾名とする奴が1番強い。
そして、私の尊敬の対象だった。
「本当よ。
 ・・・・・・それにしても、大変だった見たいね、今まで。」
「・・・・?」
「怖い怖い。
 そんなに睨まないでよ。
 情報屋として・・・・というよ利、永蓮ちゃんの手紙にあったのよ。」
「・・・そうか。
 この本の詳しい内容が知りたい。」
「≪シルフィ−ズバイブル≫じゃない。
 でも、これは、ファ−ちゃんの専門ね。
 ・・・・ファ−ちゃん、ファ−ちゃんにお客さんよ。」
――――-−−反応がない。
「ファ−ちゃん。
 ・・・んもぉ、ファ−ちゃんたら。
 ちょっと待ってて呼んでくるから。」








−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+


ユア;明日早いので今回の後書きは割愛します。
久遠;やっと、アタシが出たのに?
ユア;五十回記念座談会リクは受付中です。
   それではまた次回。
久遠;・・・無視しないでよ。

                         幕



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30666生か死か CESE 5―5 六年ぶりの涙煌天由亜 2004/8/30 23:21:44
記事番号30578へのコメント


「君が、624代目の≪ウィスパ−≫かい?」
居丈高な言葉を発したのは、『偉そう』よりも『生意気』の方が似合いそうな外見年齢の少年だった。
詳しく言うならば、服装は仕立てのいいマリノス風のス−ツ、髪は濃い金髪、瞳は澄んだ紫で、夢に出てきたら天使とでも間違いそうな綺麗な顔立ち。
年齢は、せいぜい13歳か14歳ぐらいだろう。
「そうです。」
「僕のことは、ファウストかFと呼んでくれ。
 本名を知るのは、ほとんどいないからな。」
「ルナ・ジャスティです。」
「いや、若槻総一郎とアスティアナ・ファティオンの娘・若槻月夜だろう?」
「そうだけど・・・・あいつを殺すまではその名前は名乗れない。」
私は、思わず穏やかではない視線で彼を睨んでしまった。
彼はそう気にすることもなく、私の横に座り、私を抱き締めて、耳元でこう囁いた。
「若いのに、肩に力入れすぎだよ。
 辛かったろうに・・・・・謝まない。」
その声はとても優しかった。思い出の中の声と似ていないのに、父さんを思い出すぐらい懐かしかった。
「・・・・とぉ・・・さん・・・・。」
私は、泣いた。
私は、六年振りにないた。
私は、3年前のあの時も泣けなかったのに泣いた。
私は、6年前のあの晩アイツに女にされて以来初めて泣いた。
ファウストは、それを黙って受け入れてくれた。







「こら、ファ−ちゃん、女の子を泣かせちゃダメよ。」
しばらく泣いたあと、新しいお菓子とお茶を持ってきた久遠さんが部屋に入ってきた。
「ちがうよ。
 ・・ルナ、大丈夫?」
「あ、はい。」
恥かしすぎるぞ、この状況。
「それで・・この本の内容が知りたいんだね。」
「ええ。それを読めないほどの半人前の言術師が、一人前にしか読めない・・・・≪ウィスパ−ズ≫が出てきたヒントがその本にあると思って。」
「へぇ〜、凄いじゃないのルナちゃん。
 アタシみたいに物事を受け入れるだけじゃないのね。」
私の希望にすぐに久遠さんは感嘆を漏らしたが、ファウストは少々悩んでからこう答えた。
「じゃあ、僕を君のところにしばらく住まわせてよ。 
 それと引換えにそれの内容と僕が知りうる限りの≪ウィスパ−≫の情報をやろう。
 僕が愛し、僕を愛してくれた女性の遺言でもあるからね。」
「・・・いいわ。」
「ファ−ちゃん、行っちゃうんだ。」





こうして、居候が一人増えることになった。







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ユア;はい、くせもの二人組こと久遠とFのコンビ両名とも登場しました。
久遠;ちょっと待って、なにその呼び名?
ユア;二人とも一癖も二癖も三癖もあるでしょう?
F;あのな。
久遠;レスがなくて凹んでた割には、口が結構廻るじゃない?
ユア;言わないで。
   ともかく、明日は、朝一番でバイトなのです。
   それでは、また次回。



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30673生か死か CESE 5―6 悪戯なやつ!!煌天由亜 2004/9/2 22:25:29
記事番号30578へのコメント


私とベルとファウストは大通りを歩いていた。

「ファウスト、さっき泣いたのは誰にも喋るなよ。」
「なんで?
 結構可愛かったのに?」
多分、私たちは、歳の離れた姉弟か従姉弟に見られているのだろう。
実際は、逆なのだから奇妙なトリオだ。
「それでもだ。」
「じゃ、すこし屈んで。」
彼と私は、145センチと175センチという身長があるので内緒話などのときは、私がかがまないといけないのだ。
チュッ
「これで黙っててあげるね。」
内緒話だと思っていたのに、木が付いたときには、唇を重ねられていた。
「・・・・・・・。」
「怒った?」
「・・当たり前だ。」
「交換条件だよ、ルナ。」
キスしたことに、悪びれもせずそう答えた彼。
「ところで・・君の血縁にタロウマスタ―ている?」
「いる。
今は日本で隠居している。」
「そうか・・生きてるのか。
 ・・・・ねぇ、ソフトクリ−ム食べたいな。」
「すこし此処で待ってろ。
 ミックスでいいか?」




「僕が出した条件覚えてる?」
「私の家に居候させること
 ・・日本へ連れて行くことも付け加えられたわね。」
「そうだよ。」
「で、こっちも聞きたいんだけど。
 あんた、ナニモン?
 シ−ニンさんよりは希薄だけど同じ感じがする。」
「あの人、まだこっちにいるんだ。
 ・・僕は、不完全だけど不老不死だよ。
 ガウルンやレリオンはもっと不完全だけど。」
「それって哀しくなかった?」
ソフトクリ−ムを舐めつつ、さらに話は続く。
「なんで?」
「知り合いがね。・・その子は人じゃなかったけど、人になじもうとして、大好きな人・・愛する人が出来て・・・・。
 その人が年老いて死んで思ったんだって。
 『何ひとつ川らないのに、あの人だけがいない・・それが寂しい』って。
 アンタも、いたんだろ?愛したやつ。」
「まあ、淋しくはあったね。
 そのあと2、封じられたから、あんま感じなかったかな。」






余談――。

「ところで、その赤ん坊って君の子供?」
「預かってるだけよ。」


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ユア:レスナシ期間を更新しつつ終わります。
   それでは、また次回。