◆−導かれちゃった者たち 冒険をする ディオル Lv14−助さん核酸 (2004/11/6 23:57:12) No.30866
 ┣導かれちゃった者たち 第八話 お転婆姫様御一行−助さん核酸 (2004/11/7 00:05:17) No.30867
 ┃┗Re:導かれちゃった者たち 第八話 お転婆姫様御一行−エモーション (2004/11/7 21:56:17) No.30870
 ┃ ┗ランガーシャの姫たる……もとい、秘めたる使命−助さん核酸 (2004/11/14 11:41:22) No.30906
 ┗導かれちゃった者たち 第九話 命の種は氷に眠る−助さん核酸 (2004/11/28 22:42:21) No.30930
  ┗最強の呪文(汗)−エモーション (2004/11/29 21:11:59) No.30933
   ┗『魔性の女』無断使用申し訳ありません−助さん核酸 (2004/12/2 01:17:27) No.30938
    ┗いえ、普通にある言葉ですし。−エモーション (2004/12/2 21:23:55) No.30940
     ┗別にマジ謝罪ではなかったのですが……−助さん核酸 (2004/12/12 17:47:45) No.30963


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30866導かれちゃった者たち 冒険をする ディオル Lv14助さん核酸 2004/11/6 23:57:12


 神父:戻らなさすぎですぞ。


今までのあらすじ(久し振りなのでお忘れの方は始めから読むことを推奨)

 山々と樹海に囲まれたとある村で、ディオルは家族や村人の愛情を受け、幼なじみのウィニーとともに幸せな時間を過ごしていた、しかし、ディオルは自分が伝説の勇者の血を引いていることをまだ知らず、母親より背丈が大きくなった日に見た夢の意味も分からなかった。
 人間の殲滅を望む若き魔族の王ガウリイ=ガブリエルは、人間界でいう神が住まう場所とも言うべき天空城を陥落させ、ディオルの十七歳の誕生日に彼の隠れ里を襲来した。ディオルが愛し、ディオルを愛した村人たちは息絶え、ウィニーはディオルの身代わりとなってその命を散らした。突然訪れた悲しみに打ちひしがれながらも、ウィニーと結んだ約束『この世界を救う』を守るべく、ディオルは旅立った。
 魔物に占領された大灯台に乗り込んだディオルたちは、最上階で待ち構えていた白虎、火蜥蜴、真紅の破壊者との戦いに苦戦を強いられる。しかし、ギザンの加勢のおかげで何とか白虎たちを撃破し、大灯台に聖なる灯火を取り戻したディオルたちは、そのギザンを仲間に加え、ギザンの船で大海原の旅に出るのであった。

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30867導かれちゃった者たち 第八話 お転婆姫様御一行助さん核酸 2004/11/7 00:05:17
記事番号30866へのコメント


 ソレッタ異常気象を起こした呪力の影響で二ヶ月ほど早く到来した冬将軍に、昆布一枚で挑まざるをえなかったガウリイ=ガブリエルは、当然の帰結ではあるが、病に犯されてしまった。
『何故だ!? 何故オレはこうなんだ!?』
 八年にも及ぶ大捜索の末に勇者の居場所をつきとめ、いざ勇者を征伐せんと意気込んでその隠れ里を訪れれば、勇者はすでに天寿をまっとうしており、トキメキと言う恐るべき覚醒を遂げた村の老婆たちに死の淵に追い込まれ、何故か魔法を封じられてアジトに帰還できなくなり、部下に大灯台を占拠させたために大荒れになった海を渡るはめになり、海で出くわしたサメの群れに根こそぎ服を破られ、しぶしぶ昆布を身に纏わなくてはならなくなったところに、以前ソレッタに仕掛けた天候の呪いの余波による大寒波をまともに食らい……。
 老いた魔女が調理する紫色の液体のように煮えた大脳で己の行為を反芻しながら、それが裏目裏目に出ることに嘆き悲しんでいた。
『その上……こんな難病に犯されるとは!!』
 さらに、厳しい寒さにさらされたせいか、『左目のまぶたから爪が生え、右の鼻孔から牙が生え、舌から脇毛が生え、ヘソが勝手にしゃべる』という、意味不明な病気が彼の身を蝕んでいた。
「知らん」
 医師からの返答は決まってこうだった。今回で実に十四軒目である。
「こんなことになるなら、もっとアイレウスを大切にするんだった……」
 若き魔族の王は、待合室で自分の診察の番が回ってくるのを待ちながら、病魔と自らの過ちに加え、一緒に順番を待っているお歳を召した女性たちによる、悪意のない間接的な精神攻撃と格闘していた。

 コナンベリーから海を隔てて南に位置するミントスの町は、五つ星ホテル『ネクサリア』で有名である。
 ネクサリアは元々は小さな民宿であったが、今や再生復興の神様と謳われているベルギスが経営に乗り出してから、大きく発展した。
 そんなホテルの最高級の部屋を、ランガーシャという名の老女を連れた若い男女が無料で借りることになったのは、今から五日ほど前のことだった。
 だが、それを幸運という言葉で表現するのは適切ではない。彼女らが部屋を無料で借りられた理由は、全焼した病院の再建中にランガーシャが急病を患ったからである。
『…………………………………………』
 老女の脈を計り終え、医師は彼女の腕をそっと放し、口を閉ざして意味深な沈黙を生む。
「先生、具合のほどはいかがなのでしょうか?」
 不安に駆られた二十歳くらいの若い優男が、医師に恐る恐る尋ねた。
 彼の名はガードナー。産声を上げた誕生の日に洗礼を受け、幼い頃から神に仕える道を選んだ神官である。
「それが……」
 医師の唇は、医師がかもし出す雰囲気以上に動きが重い。
「まさか、先はもう長くはないと言うのですの!?」
「ちょっ、ちょっと!」
 方程式を解くが如くの典型的な状況に、青年と同年代くらいの真紅の目をした銀髪の美女が医師の襟首を掴む。
 彼女の名はマリアテーゼ。彼女の洗練された仕草や振る舞いは、まるでお姫様のそれである。
「ああっ! 落ち着いて下さい!」
 冷静さを欠いたマリアテーゼの肩をガードナーが取り押さえ、必死になだめた。
「はっ! いけませんわ! わたくしとしたことが、こんなハイソでないようなことをしてしまうなんて……」
 醜態というほどでもないが、マリアテーゼは頬に軽く手をあてて、取り乱した自分を反省する。
「それで、ランガーシャ様のご容態はいかがなのですか?」
「それが……、皮膚が黄色や紫、蒼色などに変色するなどという症状は、聞いたこともないのですよ」
 ランガーシャの皮膚に異常が起こったのは、五日前にここのホテルのレストランで取った夕食の直後であった。しかも、自覚症状のような前兆や虫に刺されたというような心当たりも全く見当たらない、突然の発病である。
「おそらく潜伏期間の長い病気だったのでしょうが、それ以上のことは分かりません」
「……そうですか」
 立ち塞がる容赦のない現実に、マリアテーゼの声は陽炎のように落ちていった。

「朗報ですわ!」
 何人もの医師にさじを投げられたマリアテーゼが、そんな絶望は微塵も感じさせず、むしろ目を輝かせながら図書館から帰ってきた。
「ど、どうしたんですか?」
「見つけましたわ! ランガーシャ様を治す方法を!」
「えっ!? ホ、ホントですか!?」
 マリアテーゼのその言葉に、ガードナーの顔からも笑みがこぼれる。
「でも、一体どうやって?」
「アイレウスですわ!」
「アイレウス? でも、それって確か干ばつのせいで最近全滅したはずでは……」
 全ての責任が干ばつにあるわけではないが……。
「ところがそうではありませんの。パデキアについて調べてみましたら、二十年ほど前に、ソレッタの人々が余った種を地下に保存しておいたみたいですわ」
「保存ですか?」
「ええ! ソレッタの南方にある洞窟に。その洞窟は天然氷ができるほど温度が低くて、保存には最適なのだそうですわ」
「でも、だったらソレッタの人々もアイレウスを栽培できるはずじゃないですか?」
 ガードナーの疑問はもっともである。二十年の月日は決して人間の記憶を超える時間ではない。
「干ばつが始まった翌年にソレッタの人々は洞窟に行かれたそうです。でも、そこは魔物の棲家と化していたそうですわ」
 ガードナーの疑問にマリアテーゼはそう答えた。
「一般の方々では魔物は手におえる代物ではございません。でも、わたくしでしたら何とかなりますわ」
「そうですね。では、僕はランガーシャ様の面倒を見ていますので――」
「あ、ランガーシャ様の面倒はネクサリアの方々が見てくれるそうですわ。ですから――」
「えぇっ!!」
 マリアテーゼの言葉を遮り、突然ガードナーが絶叫する。
「僕も一緒に行くんですかあぁぁぁっ!?」
 ガードナーが見事に裏返った声を上げた。その態度は抗議めいた匂いと脅えの響きが溶け込んでいる。
「もしかして、魔物が棲みつく洞窟にこのわたくし一人に行けとおっしゃるのですか? それはハイソではありませんわね」
 いつも通り根性のないガードナーに、彼女は思わずハイソではない視線を射た。
「い、いえ、あのその……。お、お腹が、あいたたたた……」
 左脇腹を押さえてうずくまりながら、ガードナーが上目遣いで必死にマリアテーゼに卑屈に媚びを売る。
「仮病を使って逃れようとするなんて、ますますもってハイソじゃありませんわね」
 だが、相変わらず彼女の口調は凍てついている。
「ホ、ホ、ホントですって。ほんとに……」
 それからガードナーが立ち上がることはなく、結局、洞窟にはマリアテーゼ一人で行くことになった。

「最高のスパイスは空腹というが、全くその通りだ」
 ソレッタでの包囲網を何とか抜け出し、ばれぬように変装した第十五代マスタードラゴン・スィーフィードが、ネクサリアの片隅で、いつもとさして変わらぬテーブルマナーで、詰め込めるだけの残飯をむさぼっていた。
「しかし、一体何だこの量は! 食べ物を粗末にしおって! 人間は何て傲慢な生き物なんだ!! ……もしかすると、本当の悪は我々が守ってきた人間なのかもしれんな」
 いつもはくしゃみに見せかけてピーマンを床に吐き出すスィーフィードが、今回は正々堂々とピーマンを排除しながら、言い表せぬ悲しみに黄昏る。
 だが、そんなシリアスィーフィードは長くは続かなかった。
「――むっ!?」
 背後からこちらに向かってくる、ただならぬ何かを察したスィーフィード。人間の気配ではない。とてつもない悪が放つそれに似ていた。
「このわたしに何か用か?」
 安物の威厳を纏い、振り向くスィーフィードが見たものは、
「いえぇ、特にないですがぁ」
「声をかけるべきかどうかは迷っていましたが」
 ディオルたちであった。
 ……………………………………………………………………………………
「を、を、を、をををををををををををををををををーーーーーーーーーーーーっ!!」
 ずざざざざざっ
 導かれ(ちゃっ)た者たちを目の前に、マスタードラゴンが逃げ出した。

 ネクサリアには、皇族・王族用の部屋から疲労困憊の旅人用まで、様々な用途、金額の部屋が用意されているが、サービス業の基本と五つ星の誇りゆえに、誰に対しても失礼な接客をせぬよう、日々従業員に厳しい教育が行き届いている。
 それ故に、
「に、に、に、259号室へ案内します」
 あの導かれ(ちゃっ)た者たちですら宿泊を許容するという、無限のキャパシティを持つのである。ただ、259号室は要注意人物用ルームではあるが……。
 大灯台での一件で船を没収されたため、ディオルたちは即席の自家製いかだに乗ってミントスを訪れた。そして、そのいかだの動力源にされたフィリアが馬使いの荒いオーナーたちにレーザー・ブレスをぶっ放そうとしたが、逆にそれに感づいたラティーナが馬小屋で天誅……もとい、調教している。
「お荷物を――」
 従業員が恐る恐るディオルたちの荷物を持とうとした時、
「きゃあぁぁっ!!」
 エントランスホールに絹を裂くような悲鳴が響き渡った。
「ひったくりっ!!」
 そこには、助けを求める二十代くらいの女性と、彼女の財布を片手にトンズラするザコオーラに満ち溢れたコソ泥A。
「背徳者め! このようなホテルで堂々と引ったくりとは!」
 と、マイルズ。
『背徳者め! このようなホテルで堂々と宿泊とは!』
 と、従業員の心の叫び。
「ここは拙者が」
 コソ泥Aを捕まえるべく、ギザンが音もなく駈け出そうとするが、
「いや、その必要はないようだ」
 ギザンをディオルが手で制する。
「ラファス・シード」
「――!?――」
 コソ泥Aの体がどこかから唱えられたラファス・シードに縛められた。
「人様の金品を奪うなんて、ハイソではありませんわ」
 わし掴まれた体を振り解くようにもがこうとするが、ピクリとも動かないどころか声すら上げられないコソ泥Aに、黒いドレスに身を包んだ銀髪の美女が歩み寄る。
「どうあがいても無駄ですわ」
 コソ泥Aの心理を見透かしたような口調でそう言った彼女は、彼から財布を奪い取り、
「お気をつけて下さいね」
「あ、ありがとうございます」
 それを持ち主に返した。その何の変哲のない動作に、高貴な身分特有の優雅さと洗練さがさり気なく姿を現す。
「いやー、お見事。素晴らしいの一言につきますな」
「いえいえ、そんなことあ――」
 さりげなく駈け付けたディオルの姿を視細胞に焼き付けた瞬間、彼女の意識が濁り切った白色で埋め尽くされた。
「そんなご謙遜を」
「いえいえ、滅相もございませんわ。急いでいるので失礼いたします」
 ハイソさを保とうとしつつも、所々に『一刻も早くこの場を離れたい』的なものを漏らしながら、彼女は速攻で立ち去った。
「むぅ。……どことなく不自然だったような気が」
「まあ、先ほど道端で出くわした人のように、人には事情というものがあるからな。そっとしておいた方がいいかもしれん」
 と、わけあり大爆発のディオル。妙に凄まじい説得力がある。
「さて、とりあえず部屋に――」
「あれぇ」
 部屋に行こうとしたところで、ウィニーが落ちていたナイフを拾う。
「どうやらナイフを落としたようだな。うぅん、どうしたものか」
 どこへ届ければいいのか分からず、途方にくれるディオル。
「くっくっくっ……、ご心配には及びません」
 ディオルたちが困っていたところに、フィリアの教育指導を終えたラティーナがやって来た。
「彼女の部屋なら分かります。お連れも方もいらっしゃるそうなので、その方にお渡しすればいいでしょう。それよりも……」
「それよりも?」
「くっくっくっ……、このナイフ、サントハイムの王族に代々伝わるものです」
『――!?――』
 その一言に、ディオルたちは息をするのも忘れそうになった。まあ、ディオルは息しなくてもいいけど……。

「はうああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 オカルト中毒占い師、踊り子肉団子、闇の商人、ゾンビキノコ、ある意味復興のスペシャリストによる奇襲、もとい突然の訪問に、ガードナーはすぐさま悲鳴を上げた。
「ななななななななんででですすすすすかあああああああああなたガタガタがたは!?」
「あの……」
「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 ギザンが一歩歩み寄った途端、ガードナーはその場から逃げ出した。
「ひいいぃぃっ! 神様!! お助けあれ!!」
 クローゼットの中に隠れ、ガードナーが神のご加護をねだる。
「もしもし……」
「この人ぉ、完全に脅えちゃってますよぉ」
「困ったなあ。これでは話もできん」
 ディオルたちがクローゼットを開けようとすると、開けられてはなるまいと内側から必死に閉ざそうとするガードナー。
 するとそこへ、
「やれやれ……。ガードナーは相変わらず情けないぞえ」
 騒ぎを聞きつけたのか、よろよろのランガーシャが四つん這いでディオルたちのもとへやって来た。
「ぬっ、お主らは昼頃の……」
「ああっ!? ランガーシャ様!! お助け下さい!!」
 ガードナーがお歳を召した重病人の後ろで打ち震える。
「……ラティーナ、間違いないのか?」
 そのガードナーの姿に呆れたマイルズが、ラティーナに疑問の声を投げかける。
「くっくっくっ……。間違いありません。導かれ(ちゃっ)た者たちかどうかの区別はつきませんが、それでも素性くらいならわかります」
 マイルズにそう言うと、ラティーナはランガーシャに向かって深く頭を下げ、
「突然の謁見をお許し下さいませ、ランガーシャ姫様」










 練りに走りすぎたおかげで、お久し振りとなってしまいました。まあ、その代償が結果に繁栄されているかどうかは分かりませんが。
 何故『アリーナ=ランガーシャ』なのか分からないアリーナファンの方、理由はお転『婆』だからです(某国の王子の正体も同じような展開ですし)。なので、そのお怒りのお鎮め下さい。

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30870Re:導かれちゃった者たち 第八話 お転婆姫様御一行エモーション E-mail 2004/11/7 21:56:17
記事番号30867へのコメント

お久しぶりです〜。

ひたすら不幸な魔族の王ガウリイ=ガブリエ「ル」と、一般人にとっては、
よりにもよってとんでもない連中が導かれちゃってるよ(とほほ)な、
勇者ディオルと愉快な仲間達の物語。
とうとう元ネタの姫&神官カップリング好きにとっての最重要イベントの地、
ミントスにご到着〜♪
……ここ半年ほど、ちょっとドラクエ4の小説サイトを見て回っていたら、
ついうっかりそのカプがツボになってしまったおバカが約一名……ill orz lll……。
マーニャとライアンの組み合わせも好きですが。
(でも一番気に入ったサイト様は、特定のキャラ&カプ中心サイトではなく、
ブライとトルネコの扱いがぞんざいじゃないサイト様でしたが)
それはともかく、ついうっかりツボになってから改めてこのキャストを見ますと……
……………………破壊力抜群です………………(^_^;)

さて、リニューアル版のランガーシャさんたちとの出会い。
出会った瞬間、滅ぼされなかっただけ、リニューアル前よりマシな扱いを
受けてますね、勇者様(笑)
ガードナーの反応は……これは前も彼らを見たのでは仕方ないよなあ、と思いましたが、
反応が以前よりグレードアップしていて……(笑)
でもやはり、まあ、無理もないかなあと思うのは何故でしょう?(笑)
そしてそれを「情けない」で一刀両断するランガーシャさん。さすが魔性の女(滝汗)は
ひと味も二味も違います。……何だか病気の割りに元気そうに見えますが。

ひとまず邂逅を果たした導かれちゃった者たち。
次はランガーシャさんの病気を治すために、あの洞窟へ出かけるのですね。
こちらの展開もどう違いが出てくるのか、楽しみにしています。
もちろん、不幸な魔王ガウリイ=ガブリエ「ル」と、動物愛護団体の保護を
熱烈に待ち望んでいそうなフィリアの経過報告(……?)も。

何だか変な感想になってしまいまして、すみません。
それでは、続きを楽しみにしつつ、今日はこれで失礼します。

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30906ランガーシャの姫たる……もとい、秘めたる使命助さん核酸 2004/11/14 11:41:22
記事番号30870へのコメント



 ごぶさたです。

>……ここ半年ほど、ちょっとドラクエ4の小説サイトを見て回っていたら、
>ついうっかりそのカプがツボになってしまったおバカが約一名……ill orz lll……。
>マーニャとライアンの組み合わせも好きですが。
>(でも一番気に入ったサイト様は、特定のキャラ&カプ中心サイトではなく、
>ブライとトルネコの扱いがぞんざいじゃないサイト様でしたが)
>それはともかく、ついうっかりツボになってから改めてこのキャストを見ますと……
>……………………破壊力抜群です………………(^_^;)

 確かに、ココでのアリーナ・クリフトとマーニャ・ライアンは恋……もとい、濃いですから。
 ご愁傷様です。 byディオル

>さて、リニューアル版のランガーシャさんたちとの出会い。
>出会った瞬間、滅ぼされなかっただけ、リニューアル前よりマシな扱いを
>受けてますね、勇者様(笑)

 まあ、今回は人前でしたし、ディオル以外もいたので。

>ガードナーの反応は……これは前も彼らを見たのでは仕方ないよなあ、と思いましたが、
>反応が以前よりグレードアップしていて……(笑)
>でもやはり、まあ、無理もないかなあと思うのは何故でしょう?(笑)
>そしてそれを「情けない」で一刀両断するランガーシャさん。さすが魔性の女(滝汗)は
>ひと味も二味も違います。……何だか病気の割りに元気そうに見えますが。

 ランガーシャ姫はまだ若さで乗りきっています。

>ひとまず邂逅を果たした導かれちゃった者たち。
>次はランガーシャさんの病気を治すために、あの洞窟へ出かけるのですね。
>こちらの展開もどう違いが出てくるのか、楽しみにしています。

 このあたりは前回とは全然違う展開を用意しています。用意した通りになるかどうかは分かりませんが。(こらこら)

>もちろん、不幸な魔王ガウリイ=ガブリエ「ル」と、動物愛護団体の保護を
>熱烈に待ち望んでいそうなフィリアの経過報告(……?)も。

 現状報告
  ガウリイ=ガブリエル:病状悪化。眉間にキノコ発生。
  フィリア:酒を覚え始める。
 
>何だか変な感想になってしまいまして、すみません。
>それでは、続きを楽しみにしつつ、今日はこれで失礼します。

 それではまた、なるべく近いうちに。

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30930導かれちゃった者たち 第九話 命の種は氷に眠る助さん核酸 2004/11/28 22:42:21
記事番号30866へのコメント


 ランガーシャ六十五歳=プリンセス・オブ・サントハイム。
 悪夢か? 奇蹟か?
『どええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーっ!!』
 空前絶後の真実を目の前に、魚が月面に立ったのを目撃したかのようにディオルたちが絶叫した。……ってお前ら驚愕できる立場か? 特に勇者と踊り子。
 ……………………………………………………………………………………
 圧倒的な真実が凍てつかせた彼らの体内時計の歯車を再び回したのは、やはりラティーナだった。
「――ウソです」
 ズガタタタタタアアアアアァァァーーーン
 ノーガードのボディを痛烈にえぐる不意打ちに、喜劇王もかくやというコケを披露するディオルたち。
「――というのがウソです」
 ドラタタタタタアアアアアァァァーーーン
 さらにたたみ掛けるラティーナ。
「どっちです?」
 自力で起き上がれないのか、じたばたもがきながらディオルが尋ねた。
「ランガーシャ様はお姫様ですよ。サントハイムの」
 やっぱり本当だったらしい。
「では、さっきのウソは一体?」
「幽体離脱が直すためです」
 ショック療法だったらしい。
「ミニコントは終わったかえ?」
 と、ランガーシャ。……あんたもミニコントだろ。
「さっきから訊こうかと思ったのじゃが、一体お主たちは何者で、わしらに何の用ぞえ?」
 ランガーシャの問いに、自分たちは導かれ(ちゃっ)た者であること、ランガーシャたちも導かれ(ちゃっ)た者たち可能性が高いこと、そして、自分たちと共に戦ってほしいことを手短に説明する。
「我がお主たちと同じじゃと? ホンマかえ?」
 疑うなよ。
「まあよい。面白そうぞえ。病が治ったら共に旅をするのも一興ぞえ」
「ということは、ご協力いただけるのですか?」
「うむ。じゃが、それは持ちつ持たれつぞえ」
「と、言いますと?」
「わしらもただの観光で旅をしているわけではないぞえ」
 ランガーシャの話によると、彼女がエンドールの武術会に出場していたころ、何者かに城の金品が全て奪われてしまった。そのため彼女らの一族じゃ破産し、あえなく城は担保に出されたのである。ランガーシャたちは、その窃盗犯を追う旅をしているというのだ。
「というわけで、わしらもその導かれ(ちゃっ)た者の使命につきあうかわりに、お主らもわしらに協力してほしいのだが、どうかえ?」
 ランガーシャの申し出にうなずくディオルたち。
「よし。なら交渉成立ぞえ」
 ランガーシャが弱々しくもうなずいた。
「ということで、すまぬが、ベッドまで運んでくれぬかえ」
「御意」
 ギザンがランガーシャに肩を貸す。
「ああ、その前に、テーブルにある瓶を取ってくれぬかえ」
 ランガーシャが震えた手で怪しさの純度が高い色の粉末が入った瓶を指差した。
「美人になる秘薬『魔性の女』ぞえ。毎日欠かさず飲んどるぞえ」
 ……左様ですか。
「確かレイクナバとかいったかえ、一年ほど前にそこで買ったものぞえ」
「ええぇっ! レイクナバって、ギザンさんの村じゃないですかぁ」
 ――その瞬間、
「うっ!!」
 何故かギザンが突然うめき声を上げた。

 顔見知りのソレッタ王グランド=マスターの許可を得て、マリアテーゼはアイレウスの種が眠る洞窟の奥深くへと進んでいた。
 ランプを用意する時間はなかったが、彼女は『フランソワ』というヴァンパイアに近い民族で、夜目が利くのでランプはいらない。
「上着を持ってくればよかったですわ」
 しかし寒さはどうにもならない。薄手の服を二枚しか着てこなかった彼女は、真っ白な息で冷えきった両手を温めた。
 保存場所に選ばれるだけあり、冬の真夜中並みに温度が低く、足元一面に張られた氷も完全に凍っているために逆に滑らない。
 一部の文献には、黄金の竜が吐いた氷の吐息が原因という説や、何者かがこの洞窟に残した呪詛に由来するものであるといった説があるが、真実は闇の中である。
「スリーピング」
 ドサッ
 出くわす魔物を片っ端から眠らせながら、マリアテーゼがさらに奥へ奥へと進んでいく。
「でも、こんなに奥に保存しておく必要なんてあるのかしら?」
 地図を片手に彼女は洞窟のかなり奥まで進んでいたが、ここまで奥深くに蓄えておかなくとも、入り口から少し歩いたあたりでも保存には十分事足りるはずである。
 そんな疑問を抱えながら、しばらく歩くと、簡素な木製の扉があった。
「きっとここですわ」
 扉の向こうに何が待っているか分からない。今にも飛び出しそうな気持ちを抑えながら、マリアテーゼが慎重に扉を開ける。
 そこにぽつんとあったのは、オルゴールくらいの小さな箱。
「これかしら?」
 マリアテーゼが箱を上下に振ると、豆のような物が攪拌される音がする。
「きっとこれですわ!」
 その音で中にアイレウスの種が入っていることを確信したマリアテーゼが、その箱をそっと開ける。
 すると、そこからアイレウスの種らしきものが姿を現す。
 だが、彼女の歓喜は続かなかった。
 ――となりの空き地に囲いが――
 箱の壁面にそんな文字が彫ってあるのが、マリアテーゼの目に映った。
「あら? 何ですの?」
 気になったマリアテーゼが、その文字列を読み進めていく。
 ――――――――
 不意に、彼女の脳細胞をこの世の果てとしか思えないほどの極寒が訪れた。
 バタン
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
 壊れそうな勢いで箱を閉めるマリアテーゼ。
「冷凍保存するためにあんな恐るべき呪詛を使うなんて……」
 パンドラの箱を開けた時、ありとあらゆる絶望が世界中に飛び散り、希望だけが残ったという。しかし、この箱には、希望がすぐそこにあるにもかかわらず、常に絶望を撒き散らし続けている。
「……いざ使う時のことを考えたのですの?」
 アイレウスの種どころか精神さえも凍てつかせる呪詛の断片を直視してしまい、その場にうずくまるマリアテーゼが抱いた謎は、この洞窟の氷と同じく永遠に解けることはないだろう。
 ……お後がよろしくないようで。

「んっ!? どうなさった!?」
 ギザンの異変を察知し、ディオルが尋ねる。
「ま、まさか!? ランガーシャ様の病気が移ったとか……」
「い、いや、そうではござらん……」
 体をわなわなと震わせながら、その瓶を力強く握り締めるギザン。
「こ、こ、これは失敗作でござる!!」
「ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーっ!!」
 ギザンが一思いに告白した真実に、一同が驚愕の声を上げる。
「服用後数日くらいで、高熱が出て、体中の皮膚が変色してしまうでござる」
 ギザンによれば、魔性の女は、実験段階では成功していたが、大量生産の際、過去使用していた暗殺用毒薬が混入してしまったのである。秘薬の成分が何らかの作用をしたのか、幸運にも死に至ることはないが、適切な治療を施さない限り熱が全く下がらないという、なかなか厄介な症状になるのである。
「ランガーシャ姫に中毒症状が現れたのが一年以上経ってからというのは、おそらく姫が導かれ(ちゃっ)た者だからでござろう……」
 何故かすごい納得。
「もしすぐに中毒症状が出ていれば、近場故に何らかの処置ができたかもしれん」
 毒薬混入発覚後、ギザンたちはその中毒症状が見られる人を片っ端から探し出し、解毒剤を配っていたとのことである。
 ……『格安』で。
「やれやれ。迷惑な運命ぞえ」
 確かに迷惑な運命である。
「でもぉ、逆に考えればぁ、ギザンさんなら解毒剤を作れるってことじゃないですかぁ」
「確かに、マスターの言う通りだ。ならばギザ――」
「ぬおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! よりによって……よりによってかけがえのない仲間に毒を盛ってしまうとはあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 ディオルの声を遮って、ギザンがまるで発作のように絶叫する。
「ギザン殿?」
「なんという不祥事!! かくなる上は死をもって償うのみ!!」
 ぴぼおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん
 ネクサリアのスイートルームは粉々に砕け散った。

 日も昇り始め、ニワトリが朝の訪れを告げ始めたころ、マリアテーゼがミントスに着いていた。
「はぁ……、ランガーシャ様に一体何と申し上げれば……」
 失望感で満たされたマリアテーゼの足取りは鉛のように重かったが、わずかでも希望を捨てない彼女は、アイレウスの箱を大事に抱えていた。
 そんな彼女の目に、不意に煙を上げているネクサリアが映った。
「――!?――」
 何がどうなっているのかは全く分からなかったが、マリアテーゼが一目散にネクサリアへと駈け出す。
「ランガーシャ様!!」
 ハイソさ追究故に走るのに適さない服装であることを呪いながら、それほどの距離ではないはずの道を、時間が遅くなったかのような感覚を覚えながら、なりふり構わず走った。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
 やっとのことマリアテーゼが人盛りのするネクサリアへ辿り着く。
 そこで彼女が見たものは、隅から隅まで真っ黒なスイートルームと、
「このわしが中毒で苦しんでいるその下で、よもやこんな悪事を働いていようとはな」
「五つ星ホテルの名誉をオーナー自らで汚しおって! ベルギス!!」
「確かに得体の知れぬ連中が泊まりに来たとは聞いていたが、まさかその万国びっくり人間ショーに我らの計画を暴露されるとはな」
 洞窟に行く前に遭遇した君子危うきに近寄らず的集団と、その中でかろうじてノーマルな少女に支えられているランガーシャ、そして、ベルギスと呼ばれた白い服に赤い髪の男と、取り巻きらしき数人の黒ずくめであった。
『――!?――』
 状況が飲み込めないマリアテーゼ。だが、その空気が穏便でないことは分かっている。
「まあ、愚痴を言ったところでどうなるわけでもない」
 ベルギスがそう言った瞬間、不穏な空気は爆発前の潮の引きを見せ、
「目撃者ともども始末しろ」
 その一言が合図となり、黒ずくめたちが音もなく地を蹴る。
「貴様! 無関係な人間さえ撒き込む気か!?」
 ディオルがそう叫んだところで、黒ずくめたちが考えを改めそうにはない。
「おいおい、ちょっと待ってくれよ!」
「冗談じゃねえぇぇっ!!」
 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
 ただならぬ殺気を感じ取ったやじ馬たちが、悲鳴を上げて雲の子を散らす。
「いけませんわ!」
 主を守るべく、マリアテーゼがやじ馬とは逆の向きに駈け出すが、
 ドン
 一目散に逃げ出すやじ馬と肩がぶつかる。
「きゃっ!」
 思わずバランスを崩し、マリアテーゼ転倒する。その拍子にアイレウスの箱が彼女のもとを離れた。
 その箱は放物線を描き、
「んっ?」
 ベルギスの眼前で箱が開いた。
 ――封印が解かれた――。

 冥界すら凍てつかせる呪詛のおかげで、ベルギス一気に事態が鎮静化(ついでにディオルたちも鎮静化)した後。
「話せば長くなるぞえ……」
 そんな前置きを置きながら、永遠にその姿を保つ氷の彫刻と化したベルギスの前で、ギザンが調合した薬ですっかり元気になったランガーシャが、事情を全く知らないマリアテーゼに事の成り行きを話した。
「……まさか『魔性の女』が元凶だなんて」
 見るからに怪しい薬ではあったが、第一印象だけで判断するのはハイソではないので、購入を思いとどまらせるかどうか迷ったのを後悔するマリアテーゼ。
「――それで、責任を感じたギザン殿がその場で自爆してしまったのじゃが、その時に床に開いた大穴から、妙な部屋が見えたぞえ」
 その部屋はアイレウスに代わる薬草開発の研究室だったのだが、あろうことか、ベルギスと魔道士たちが完成した薬草を人体で試験していたのである。
 そして、ランガーシャたちの侵入に気付いたベルギスたちと一触即発になり、そこにマリアテーゼが現れたのである。
「そういうことでしたか。だからギザンさんが調合した薬で完治なさったのですね」
 一瞬ディオルに目を移しながら、心の中で『どこかの誰かさんみたいにならなくてよかったですわ』と、ハイソならざるつぶやきを発し、その行為を反省するマリアテーゼ。
「というわけで、よろしくお願いします。マリアテーゼ殿」
「……は、はい。こちらこそ……ディオルさん」
 マリアテーゼが、今まで生きてきた中で最も事務的に差し出された手を握り返した。
 こうして、ランガーシャ姫様御一行を仲間に加わったのだが、思わず『冗談じゃねーよ!!』というハイソでない魂の叫びが鳴り止むことはないが、仲間になることを断る正当な理由が見つからないのに断ることがハイソでない故、不承不承許諾したマリアテーゼと、共に旅をするのがとてつもなく恐いが、仲間になることを拒否するのも恐いガードナーの心中は、やはり導かれ(ちゃっ)た者ゆえか、ラティーナにさえ分からないのであった。

 ちなみに、ベルギスに計画を依頼し、旅人を誘拐してアクア・クリエイトで新薬草の水撒きという強制労働をさせたことが国際問題となり、世界中から糾弾されたソレッタ王グランド=マスターが間もなく失脚したことだけは述べておこう。










 まとまりのない第九話です。
 お転婆姫編は前作より一話短くなっていますが、その分王宮の戦士編に割り当てるつもりです。
 ちなみに、ベルギスはラーヴァスの本名ですが、成り行き上名前がそのままになっちゃいました。

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30933最強の呪文(汗)エモーション E-mail 2004/11/29 21:11:59
記事番号30930へのコメント

こんばんは。
リニューアル版、お転婆姫ご一行参入編。
状況に負けず、とても元気そうなお姫さま……元ネタのとおり!(笑)
リニューアル前は、永久凍土に保存されたマンモス状態のアイレウス発掘現場で、
派手に戦いがありましたが、今回はさらりと流したのですね。
それにしても「あの呪文」……最強だなあ……。

>「……いざ使う時のことを考えたのですの?」

マリアテーゼさんのこの疑問は最もだと思いました。
それよりもその呪文を書いた者は平気だったのでしょうか(笑)
何気に、ソレッタには永久凍土でできた彫像がありそうですね。

今回の変更部分では、秘薬「魔性の女」が……(笑)
「美人になる薬」……ま、まあ、お転婆姫とはいえ、ランガーシャさんも女性ですし!(汗)
ギザンさん……こうした数々の失敗が、旅に繋がったのですね……(^_^;)
でも、ある意味では薬の名称どおり、効果がバッチリ(笑)でてるのかも。

無事に揃いつつある、導かれ(ちゃった)者たち。
次はとうとうキングレオ変……じゃなくてキングレオ編。
こちらをさらりとすませた分、前回あっさりとすんでしまったそちらが膨らむのですね。
どのようになるのか、楽しみにしています。

それでは続きをお持ちしつつ、今日はこの辺で失礼します。

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30938『魔性の女』無断使用申し訳ありません助さん核酸 2004/12/2 01:17:27
記事番号30933へのコメント


>こんばんは。
>リニューアル版、お転婆姫ご一行参入編。
>状況に負けず、とても元気そうなお姫さま……元ネタのとおり!(笑)
>リニューアル前は、永久凍土に保存されたマンモス状態のアイレウス発掘現場で、
>派手に戦いがありましたが、今回はさらりと流したのですね。

 どうもこんばんは。
 リニューアル前では、各々の仲間との出会い編は二回で終わらせる予定でしたが、ご存知の通り、ラーヴァス一味のせいで(こいつらを加えたのはわたし自身ですが)お転婆姫様御一行編が3話になってしまいました。
 というわけで、今回は2話で終わらせてみました。(マーニャ・ミネア編とトルネコ編を3話に増やせという説あり)

>それにしても「あの呪文」……最強だなあ……。
>
>「……いざ使う時のことを考えたのですの?」
>
>マリアテーゼさんのこの疑問は最もだと思いました。
>それよりもその呪文を書いた者は平気だったのでしょうか(笑)

 呪詛の全てを見ないよう、何人かで分担して書いたので、何とか死なずにすみました。

>何気に、ソレッタには永久凍土でできた彫像がありそうですね。

 凍れる土偶ゼルとか。(笑)

>今回の変更部分では、秘薬「魔性の女」が……(笑)
>「美人になる薬」……ま、まあ、お転婆姫とはいえ、ランガーシャさんも女性ですし!(汗)

 何気に『魔性の女』がツボにはまっていたので、思わず無断で拝借しちゃいました。すいません。

>ギザンさん……こうした数々の失敗が、旅に繋がったのですね……(^_^;)
>でも、ある意味では薬の名称どおり、効果がバッチリ(笑)でてるのかも。

 その気になれば永遠にティーンエイジぞえ(はぁと) byランガーシャ

>無事に揃いつつある、導かれ(ちゃった)者たち。
>次はとうとうキングレオ変……じゃなくてキングレオ編。
>こちらをさらりとすませた分、前回あっさりとすんでしまったそちらが膨らむのですね。
>どのようになるのか、楽しみにしています。

 リニューアル前がアレなので、それ以上のインパクトを出すのに苦労しておりますが、なるべく早いうちに次回をお届けしたいと思います。

>それでは続きをお持ちしつつ、今日はこの辺で失礼します。

 それでは、出来れば今年中に。

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30940いえ、普通にある言葉ですし。エモーション E-mail 2004/12/2 21:23:55
記事番号30938へのコメント

無断拝借も何も……と、思ったのでさらにレス返しです。
己の魅力で男性を手玉に取ったり、破滅に追いやったりする妖艶な女性には
つきものな言葉ですし。

敵を図らずも(いろんな意味で)手玉に取ったり、破滅に導いている、
(年齢を思いきり重ねまくった)大人の女の魅力全開なランガーシャさんには、
憑き物(←待て、こら。字が違う)な枕詞ですよ、うん(笑)

では、この辺で。
続きを楽しみにしていますね。

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30963別にマジ謝罪ではなかったのですが……助さん核酸 2004/12/12 17:47:45
記事番号30940へのコメント


 紛らわしいことを書いてすいません。

>では、この辺で。
>続きを楽しみにしていますね。

 現在、長さが帯に短したすきに長し状態ですので、次回は来年になるかもしれません。
 それでは。