◆−闇黒の断章 〜第2章〜 「魔道士の挽歌」1−棒太郎 (2004/11/8 01:22:09) No.30871 ┣出た……待遇良くても絶対職員になりたくない図書館!!(笑)−エモーション (2004/11/8 22:55:05) No.30878 ┃┗精神が強くないとここの職員はできませんね−棒太郎 (2004/11/9 09:40:22) No.30882 ┣図書館の中は・・・・様々な怪異が起こっていそうですね(汗)−猫楽者 (2004/11/9 02:17:25) No.30880 ┃┗ヤバげなのは”裏”にあります−棒太郎 (2004/11/9 09:56:06) No.30883 ┣闇黒の断章 〜第2章〜 「魔道士の挽歌」2−棒太郎 (2004/11/10 00:12:43) No.30888 ┃┣秘密図書室は戦場だった(違う)−エモーション (2004/11/10 21:34:15) No.30889 ┃┃┗戦場に駆ける怪異−棒太郎 (2004/11/12 11:06:09) No.30893 ┃┗悪の幹部。登場でしょうか(汗)−猫楽者 (2004/11/11 00:49:18) No.30890 ┃ ┗黒幕(の一部)、ようやく登場です−棒太郎 (2004/11/12 11:42:28) No.30894 ┣闇黒の断章 〜第2章〜 「魔道士の挽歌」3−棒太郎 (2004/11/13 00:36:56) No.30899 ┃┣アルハザードのランプ!?(滝汗)−猫楽者 (2004/11/14 02:01:27) No.30905 ┃┃┗<呪われた廃都>の登場です−棒太郎 (2004/11/15 21:41:24) No.30910 ┃┗天然は最強だ♪−エモーション (2004/11/14 21:28:46) No.30907 ┃ ┗知らないほうが幸せなこともある・・・・・−棒太郎 (2004/11/15 21:55:07) No.30911 ┣闇黒の断章 〜第2章〜 幕間−棒太郎 (2004/11/20 23:13:08) No.30915 ┃┣今回のメインは超豪華な方々ばかり……(滝汗)−エモーション (2004/11/21 22:14:32) No.30916 ┃┃┗雲の上のひとたちの会話−棒太郎 (2004/11/23 20:59:16) No.30921 ┃┗ハルバート・・・・・・って(滝汗)−猫楽者 (2004/11/22 14:07:51) No.30918 ┃ ┗かなり怒ってます−棒太郎 (2004/11/23 21:19:44) No.30922 ┣闇黒の断章 〜第2章〜 「アルゼンスタンを覆う影」 1−棒太郎 (2004/11/27 11:55:38) No.30925 ┃┣さすがだ、アメリア……(笑)−エモーション (2004/11/27 22:14:39) No.30926 ┃┃┗それでこそ、アメリア(笑)−棒太郎 (2004/11/28 20:47:52) No.30929 ┃┗急げ!? 魔剣士!? 姫様が大変です(汗&笑)−猫楽者 (2004/11/28 23:26:38) No.30932 ┃ ┗天然は周りが苦労する−棒太郎 (2004/11/29 21:15:53) No.30934 ┗闇黒の断章 〜第2章〜 「アルゼンスタンを覆う影」 2−棒太郎 (2004/12/3 11:56:48) No.30941 ┣解説はジゴマでお送りいたします……という感じですね。−エモーション (2004/12/3 23:00:07) No.30942 ┃┗もう観劇モードです−棒太郎 (2004/12/4 10:07:31) No.30944 ┗魔剣士さま。もう少しでしたね(笑)−猫楽者 (2004/12/7 12:25:26) No.30952 ┗ベタなコントのようなニアミスです−棒太郎 (2004/12/7 21:13:29) No.30953
30871 | 闇黒の断章 〜第2章〜 「魔道士の挽歌」1 | 棒太郎 | 2004/11/8 01:22:09 |
こんばんは、棒太郎です。 月初めから入れ替わり仕事が入り込んできて、休みもありませんでした。 マジで疲れました・・・・・・・ それでは続きをどうぞ。 ************************************* 『闇黒の断章』 〜第2章〜 「魔道士の挽歌」1 「それじゃ、お姫様。気をつけてね」 城を上手く抜け出し、リナたちの後を追おうとするアメリアに、”エルマ”が見送りの言葉をかけた。 「こっちは上手くやっとくから」 「すみません。よろしくお願いします、エルマさん」 そう言うアメリアに、”エルマ”は懐から小さなアミュレットを取り出して、手渡した。 「これは―――?」 「御守りよ。何かあったら、それに祈るといいわ。ランプの精が出てきてくれるかもね」 ”エルマ”のジョークにひとつ笑みを浮かべると、アメリアはもう一度礼を言って駆けていった」 その後姿が見えなくなるまで見送っていた”エルマ”だったが――――― 「ふむ、お姫様も行きなすったかい」 いつの間にか背後に、あの貴婦人と黒装束の男が立っていた。 「お膳立てはこれぐらいでいいだろう。後は観客に廻るとしようかい」 男が、背負っていた黒塗りの櫃を下ろし蓋を開けると、その中に吸い込まれるように”エルマ”は入っていった。 「では、これ以上は何も?」 「うむ、今回は即興劇だ。それにもうひとつ、何か俺でも持て余しそうなもんがありそうな気がしてな」 しばらくは見物するさね――――そう言うと、男の姿はなく、その声だけがどこかから降ってきた。 リナたちがセイルーンを訪れてから10日後――― リナとガウリイは西方の一国、アスガルドに来ていた。 ベルベインはゼフィーリアに戻っていた。 レンドールやヴェルディオスがいないので、妻や娘だけで長い間留守をさせるわけにはいかないからだった。 アスガルドはミルトニア皇国と同じくらいの国で、さして特産があるというわけでもないが、学問が発達しており、都は学術都市としてそれなりに知られている。 一般人の認識はそうであるが、一部の者たちにとってはアスガルドは極めて名の知れたところであった。 「え〜〜と、この通りを右に真っ直ぐ行って―――――あった、あった。あれね」 道を確認しながら、見えてきた目当ての建物に向かってリナとガウリイは歩いていった。 目の前には、古めかしい石造りの門があり、その向こうに重厚な雰囲気を醸し出す建物があった。 「リナ。ここにその大叔母さんってのがいるのか?」 しげしげと建物を眺めながら、ガウリイが呟いた。 「そうよ。さ、早いところ行きましょ。ここは誰でも来れるってところじゃないんだから」 好奇心に満ちた瞳を輝かせながら、リナはガウリイをせかして門を潜った。 門のアーチ部分には石板がはめられ、そこに『魔道士協会付属ミスカトニック大図書館』と彫られていた。 図書館の中は想像以上のものだった。 ホールは吹き抜けとなっていて、そこに人の背の身長の3〜4倍はあろうかという大きな本棚がずらりと並んでいた。 その光景にリナは目を輝かせながら、アチコチを見回していた。 「あ、これ『大いなる秘法』じゃない!こっちは『金枝篇』!ああ、『ゾハールの書』に『慄然たる神秘』!『ウィアード・テールズ』まで!すごいわ!」 興奮した声をあげるリナであったが、ガウリイにはこれらの本がどのような価値があるのかは分からない。 しかし、リナたち魔道士にとってはまさに宝庫であった。 「なあリナ、そんなに珍しいのか?この本?」 「当たり前じゃない!あんたにとっちゃただの本でしょうけど、あたしらにしてみたら中々お目にかかれない代物ばかりなのよ!」 そう、ここミスカトニック大図書館は、様々な魔術の稀覯書を収蔵している魔道士協会の第1級施設のひとつであった。 数々の書物を見渡しているリナであったがそこへ―――― 「あら〜〜〜〜、リナちゃん!」 ひとりの女性が駆け寄ってきた。 「あ、大叔母さん。お久しぶ――――うぶっ!」 「久しぶりね〜〜〜〜。こ〜〜んなに可愛くなっちゃって、もう〜〜〜〜」 ガバッとリナを抱きしめるや、すりすりすりと物凄い勢いで頬擦りした。 「わぷっ!ちょっ―――大叔母さ――――待っ――――」 なんとか抱擁を外そうともがくが、なかなか外れない。 しばらくの格闘の末、ようやく解放された。 「ごめんね〜〜、リナちゃん。ここしばらく里帰りできなくて、久しぶりに会ったからつい―――」 てへへ、と笑いながらセリシアは謝った。 「でも、リナちゃんもいつの間にか大人になったのね〜〜〜」 「まあ、いろいろと世界廻ってきたから――――」 「こんな立派な彼氏を連れてくるなんて」 「ぶっ!!」 そっちのことだった。 「ち、違うわよ!大叔母さん!こいつは一緒に旅をしてきたパートナーで――――」 「でも実家にまで来てるんでしょ〜〜?おばあちゃんから手紙で聞いてるわよ」 くすくすと笑いながらガウリイのほうを向いた。 「はじめまして。わたしはセリシア=アーミティッジよ。この子のおじいちゃんの妹よ」 「ガウリイ=ガブリエフです」 「へえ、ガブリエフ――――あの光の剣を伝える一族の人間なのね」 「ま、そうです」 ガウリイの姓を聞いて、セリシアはそう言った。 先程、リナの祖父のベルベインの妹だと言ったが、その割には若々しい姿であった。ちょうどリナの母のフィルアと同じ年のようにも見える。 本人曰く、「ちょっと魔法でドーピングしてるの」ということである。 「それでリナちゃん、どうしてここに来たの?何かゼフィーリア王室の文書が来てるし、おじいちゃんからも手紙がきてるし」 「あ、うん。ちょっと大叔母さんの力を借りたくて」 そうして、リナはこれまでのことを話した。 「魔道士キザイア・・・・・・・それに『隠蔽されしものの書』・・・・・・ね」 話を聞いてフィルアはふぅむと考え込んだ。 「その魔道士が本当に本物のキザイアなら、ちょっと厄介かも知れないわね」 「どういうこと?」 「キザイアは魔道士としての腕は一流だったみたいでね。それに彼女は禁呪や禁断の知識を色々と探求していたそうよ」 そう言うと、セリシアは『魔女への鉄槌』と記された一冊の書物を持ってきた。 「これは外法の魔女や妖術師の驚異を説いた――まあちょっと偏見や差別も入った神学文書だけど、この一説にね、キザイアは異次元について研究してたってあるのよ」 「異次元?”闇を撒くもの”とかの異界のこと?」 「そこまではよくわからないけど、でもあの『グラーキの黙示録』を探していたとも言われてるし・・・・・・何にせよ、一筋縄じゃいかない相手ね」 ひとつ息をついて、セリシアは本を閉じた。 「それとそいつが持ってたっていう本――――」 そのとき、なにやら受け付けが騒がしくなった。 「――――――申し訳ありませんが、それは認める事ができません。お引取り下さい」 1人の男が、目の前の巨漢とも言うべき男にはっきりと言った。 その男は一言で言うなら異様であった。 山羊面とも言うべき相貌に、何か得たいの知れない妖気が漂っているように見えた。 二言、三言受付の男と話した後、その男は立ち去った。 「あなた、どうしたの?」 セリシアが受付にいた男に声をかけた。彼がセリシアの夫であり、この図書館の館長でもあるランファード=アーミティッジであった。 「ああ、セリシア。前に言ってた閲覧希望者だよ」 苦々しげにそう言った。 「それもどこで知ったのか分からないが、秘密図書室のものを希望してきた」 「秘密図書室の?」 セリシアも怪訝な表情を浮かべた。 「大叔母さん。秘密図書室って?」 リナが横合いから訊ねた。 「おお、リナちゃんじゃないか。久しぶりだねぇ。おじいさんは元気かい?」 リナに気付いたランファードが、先程までとは打って変わって明るい表情で挨拶した。 「一体どうしたんだい?」 「それはあとで話すわ。ちょうどリナちゃんたちをそこへ連れて行こうと思ってたの。いいでしょ?」 懐からゼフィーリア王室の文書を取り出し、ランファードに渡した。 「何かのっぴきならないことが起こりそうなんだな・・・・・・リナちゃんなら信用できるし、いいだろう」 そうしてランファードとセリシアは、リナとガウリイを図書館の奥へと連れて行った。 廊下の突き当りまで来ると、セリシアが印を結び、なにやら呪文を唱える。 すると、何もなかった壁に薄っすらと筋が浮き出たかと思うと、壁の向こうへと通じる入り口が現われた。その通路には幾重にも結界が張り巡らされていた。 そしてその向こうには、魔術刻印が印され、封をかけられた幾つもの本棚があった。 「ここは・・・・・・?」 リナが呟いた。 「ここがこの図書館のもう一つの顔。世界各地から集められた外法の魔道書や禁書などを封殺する、魔道士協会付属ミスカトニック大図書館秘密図書室よ」 ************************************* 続きでした。 今回の話は、名称などに神話縁のものを使ってます。 しかし、リナたちの情報が少ないので、黒幕のことを知るのに時間がかかりそうです。 早い目に無貌の方に登場してもらわないと・・・・・・・ それではまた次回。 |
30878 | 出た……待遇良くても絶対職員になりたくない図書館!!(笑) | エモーション E-mail | 2004/11/8 22:55:05 |
記事番号30871へのコメント 棒太郎様、こんばんはです。 休みなしでお仕事……キツイ……(T.T) あまり無理をなさらないようにしてくださいませ。 さて、今回は……ああ、とうとうといいますか、満を持して登場といいますか、 天下無敵のあの図書館のご登場……。(^_^;) 「クトゥルー」を読んでいて「ここの職員、要らない苦労が多いんだろうな……」と、 つくづく思っているんですよ(汗) ちょっと内容を知っただけで、ヤバイ方々に付きまとわれたりするのに、彼らは 「基本的に対象物の内容を知らないと仕事ならない」んですから、もう作中、 問い合わせしている場面を見る度に、レファンレンス担当者が気の毒で気の毒で……(^_^;) また、大叔母様夫婦のファミリーネームにもぶっ飛びました。(笑) >「すみません。よろしくお願いします、エルマさん」 >そう言うアメリアに、”エルマ”は懐から小さなアミュレットを取り出して、手渡した。 >「これは―――?」 >「御守りよ。何かあったら、それに祈るといいわ。ランプの精が出てきてくれるかもね」 アメリアに何やら渡した人形のエルマさん。これはジゴマさんの意思でもあるのでしょうか。 どんな効果があるのか分かりませんが、言葉どおり「御守り」になるものなのでしょうね。 やはり〃お気に入り〃だけに、アメリアには親切なのかな(^.^) >「では、これ以上は何も?」 >「うむ、今回は即興劇だ。それにもうひとつ、何か俺でも持て余しそうなもんがありそうな気がしてな」 >しばらくは見物するさね――――そう言うと、男の姿はなく、その声だけがどこかから降ってきた。 ……さすがに、本能で気づいているのですね、ジゴマさん……。(^_^;) >アスガルドはミルトニア皇国と同じくらいの国で、さして特産があるというわけでもないが、学問が発達しており、都は学術都市としてそれなりに知られている。 ある意味、学問を志す者にとっては、憧れの地なのですね。留学しただけでも、 学者としては充分箔がつきそうな感じですね。 リナも来るのは初めてなのでしょうか。 >好奇心に満ちた瞳を輝かせながら、リナはガウリイをせかして門を潜った。 >門のアーチ部分には石板がはめられ、そこに『魔道士協会付属ミスカトニック大図書館』と彫られていた。 ミスカトニック図書館……。(汗)もうさすがにここでなければ、分からないですよね……。(汗) ふと、大図書館ということは、他にも「ミスカトニック◯◯地区図書館」や 分館なんてものあるのかなと思いました。 >図書館の中は想像以上のものだった。 >ホールは吹き抜けとなっていて、そこに人の背の身長の3〜4倍はあろうかという大きな本棚がずらりと並んでいた。 >その光景にリナは目を輝かせながら、アチコチを見回していた。 >「あ、これ『大いなる秘法』じゃない!こっちは『金枝篇』!ああ、『ゾハールの書』に『慄然たる神秘』!『ウィアード・テールズ』まで!すごいわ!」 >興奮した声をあげるリナであったが、ガウリイにはこれらの本がどのような価値があるのかは分からない。 >しかし、リナたち魔道士にとってはまさに宝庫であった。 この辺りのリナの気持ちは分かります。たくさんの本がきちんと分類整頓されて、 配架されていると幸せな気分になりますからねぇ……(うっとり) 読みたかった本や目当ての本があれば尚更です。 >「ち、違うわよ!大叔母さん!こいつは一緒に旅をしてきたパートナーで――――」 >「でも実家にまで来てるんでしょ〜〜?おばあちゃんから手紙で聞いてるわよ」 もはや、全親族公認のようですね。 >「はじめまして。わたしはセリシア=アーミティッジよ。この子のおじいちゃんの妹よ」 >「ガウリイ=ガブリエフです」 >「へえ、ガブリエフ――――あの光の剣を伝える一族の人間なのね」 >「ま、そうです」 >ガウリイの姓を聞いて、セリシアはそう言った。 さすがにセシリアさんは、ガウリイの一族のことも知っているのですね。 ベルベインじーちゃんとは二人兄妹なのでしょうか。 ベルベインじーちゃんとセシリアさんは、それぞれの分野で飛び抜けた才を 持っているのですね。 >「キザイアは魔道士としての腕は一流だったみたいでね。それに彼女は禁呪や禁断の知識を色々と探求していたそうよ」 >そう言うと、セリシアは『魔女への鉄槌』と記された一冊の書物を持ってきた。 >「これは外法の魔女や妖術師の驚異を説いた――まあちょっと偏見や差別も入った神学文書だけど、この一説にね、キザイアは異次元について研究してたってあるのよ」 >「異次元?”闇を撒くもの”とかの異界のこと?」 >「そこまではよくわからないけど、でもあの『グラーキの黙示録』を探していたとも言われてるし・・・・・・何にせよ、一筋縄じゃいかない相手ね」 魔道士としては一流で、禁呪と禁断の知識の探求……。おまけに異次元についても 研究していた……。 セイルーンでの一件だけでも厄介そうと予測がつくのに、かなりキツそうな相手ですね。 >その男は一言で言うなら異様であった。 >山羊面とも言うべき相貌に、何か得たいの知れない妖気が漂っているように見えた。 うわあい(汗)さっそく何やらヤバそうな方が(汗)カエルっぽい人でも嫌ですが。 >そうしてランファードとセリシアは、リナとガウリイを図書館の奥へと連れて行った。 >廊下の突き当りまで来ると、セリシアが印を結び、なにやら呪文を唱える。 >すると、何もなかった壁に薄っすらと筋が浮き出たかと思うと、壁の向こうへと通じる入り口が現われた。その通路には幾重にも結界が張り巡らされていた。 >そしてその向こうには、魔術刻印が印され、封をかけられた幾つもの本棚があった。 >「ここは・・・・・・?」 >リナが呟いた。 >「ここがこの図書館のもう一つの顔。世界各地から集められた外法の魔道書や禁書などを封殺する、魔道士協会付属ミスカトニック大図書館秘密図書室よ」 秘密図書室……。 身元がはっきりしていて、信用おける人にしかその存在を知らせず、厳重に厳重に 禁書などを管理・保管する場所、なのですね。 これはもう魔道の力もですが、人間的にもきちんとした人にしか、任せられないですね。 こんな場所にある書物の知識に関連する出来事……。めちゃくちゃ厄介ですね。 >続きでした。 >今回の話は、名称などに神話縁のものを使ってます。 >しかし、リナたちの情報が少ないので、黒幕のことを知るのに時間がかかりそうです。 >早い目に無貌の方に登場してもらわないと・・・・・・・ >それではまた次回。 出てくる名称に思いっきり楽しませていただきました。 リナはしばらくここに通い詰めになるのでしょうか。また、アメリアは無事に リナたちと合流できるのでしょうか。 それにしてもこの図書館。ふと顔をあげたら、いつの間にかステッキ持った 一種独特で異様な雰囲気の黒服の男性が本を読んでいて、ちょっと目をそらして もう一度見るといなくなっている。なんて光景がナチュラルにありそうですね。 ……すでに利用者の間で、怪談話として噂されていたりして(笑) それでは今日はこの辺で失礼します。 続きを楽しみにお待ちしていますね。 |
30882 | 精神が強くないとここの職員はできませんね | 棒太郎 | 2004/11/9 09:40:22 |
記事番号30878へのコメント >棒太郎様、こんばんはです。 > >休みなしでお仕事……キツイ……(T.T) >あまり無理をなさらないようにしてくださいませ。 > >さて、今回は……ああ、とうとうといいますか、満を持して登場といいますか、 >天下無敵のあの図書館のご登場……。(^_^;) >「クトゥルー」を読んでいて「ここの職員、要らない苦労が多いんだろうな……」と、 >つくづく思っているんですよ(汗) >ちょっと内容を知っただけで、ヤバイ方々に付きまとわれたりするのに、彼らは >「基本的に対象物の内容を知らないと仕事ならない」んですから、もう作中、 >問い合わせしている場面を見る度に、レファンレンス担当者が気の毒で気の毒で……(^_^;) >また、大叔母様夫婦のファミリーネームにもぶっ飛びました。(笑) こんにちは、エモーションさん。 今月は頭から仕事がハイペースでした。 ようやく休みがとれましたよ。 今回はついに出してしまいました。この図書館。 やっぱり魔道書関連の施設ならここだろう、ということで。 セリシア夫婦の姓も関連したものにしました(夫の名前も最初、ヘンリー=アーミティッジにしようかなとも考えてました) >>「これは―――?」 >>「御守りよ。何かあったら、それに祈るといいわ。ランプの精が出てきてくれるかもね」 > >アメリアに何やら渡した人形のエルマさん。これはジゴマさんの意思でもあるのでしょうか。 >どんな効果があるのか分かりませんが、言葉どおり「御守り」になるものなのでしょうね。 >やはり〃お気に入り〃だけに、アメリアには親切なのかな(^.^) ジゴマからのものですから単なる御守りではないですね。 これの効能は後の方で出てくると思います。 >>「うむ、今回は即興劇だ。それにもうひとつ、何か俺でも持て余しそうなもんがありそうな気がしてな」 >>しばらくは見物するさね――――そう言うと、男の姿はなく、その声だけがどこかから降ってきた。 > >……さすがに、本能で気づいているのですね、ジゴマさん……。(^_^;) 直感してますね。序章で受けていた仕事と同じくやばそうなニオイがするので、しばらくは幕外にでてます。 >>アスガルドはミルトニア皇国と同じくらいの国で、さして特産があるというわけでもないが、学問が発達しており、都は学術都市としてそれなりに知られている。 > >ある意味、学問を志す者にとっては、憧れの地なのですね。留学しただけでも、 >学者としては充分箔がつきそうな感じですね。 >リナも来るのは初めてなのでしょうか。 来るのは初めてではないですが、目的地のあの図書館に入るのは初めてです。 >>門のアーチ部分には石板がはめられ、そこに『魔道士協会付属ミスカトニック大図書館』と彫られていた。 > >ミスカトニック図書館……。(汗)もうさすがにここでなければ、分からないですよね……。(汗) >ふと、大図書館ということは、他にも「ミスカトニック◯◯地区図書館」や >分館なんてものあるのかなと思いました。 ほとんど魔道書専門図書館みたいなものですから(笑) 分館もありますが、それはここの表と同じく単なる稀覯本を収蔵しています。 >>「あ、これ『大いなる秘法』じゃない!こっちは『金枝篇』!ああ、『ゾハールの書』に『慄然たる神秘』!『ウィアード・テールズ』まで!すごいわ!」 >>興奮した声をあげるリナであったが、ガウリイにはこれらの本がどのような価値があるのかは分からない。 >>しかし、リナたち魔道士にとってはまさに宝庫であった。 > >この辺りのリナの気持ちは分かります。たくさんの本がきちんと分類整頓されて、 >配架されていると幸せな気分になりますからねぇ……(うっとり) >読みたかった本や目当ての本があれば尚更です。 普段中々見ることの出来ない本が、ずらりと並んでいますからね。 魔道士にとってはまさに宝の山です。 >>「ち、違うわよ!大叔母さん!こいつは一緒に旅をしてきたパートナーで――――」 >>「でも実家にまで来てるんでしょ〜〜?おばあちゃんから手紙で聞いてるわよ」 > >もはや、全親族公認のようですね。 はい、公認ですね(笑) >>「へえ、ガブリエフ――――あの光の剣を伝える一族の人間なのね」 >>「ま、そうです」 >>ガウリイの姓を聞いて、セリシアはそう言った。 > >さすがにセシリアさんは、ガウリイの一族のことも知っているのですね。 >ベルベインじーちゃんとは二人兄妹なのでしょうか。 >ベルベインじーちゃんとセシリアさんは、それぞれの分野で飛び抜けた才を >持っているのですね。 彼女の知識量は並ではありませんからね。 ベルベインとは二人兄妹です。兄は剣の、妹は魔法の超一流です。 >>「キザイアは魔道士としての腕は一流だったみたいでね。それに彼女は禁呪や禁断の知識を色々と探求していたそうよ」 >>そう言うと、セリシアは『魔女への鉄槌』と記された一冊の書物を持ってきた。 >>「これは外法の魔女や妖術師の驚異を説いた――まあちょっと偏見や差別も入った神学文書だけど、この一説にね、キザイアは異次元について研究してたってあるのよ」 >>「異次元?”闇を撒くもの”とかの異界のこと?」 >>「そこまではよくわからないけど、でもあの『グラーキの黙示録』を探していたとも言われてるし・・・・・・何にせよ、一筋縄じゃいかない相手ね」 > >魔道士としては一流で、禁呪と禁断の知識の探求……。おまけに異次元についても >研究していた……。 >セイルーンでの一件だけでも厄介そうと予測がつくのに、かなりキツそうな相手ですね。 ヤバさ爆発な魔道士ですからね。 今後もこんな奴らが出てくる予定です。 >>その男は一言で言うなら異様であった。 >>山羊面とも言うべき相貌に、何か得たいの知れない妖気が漂っているように見えた。 > >うわあい(汗)さっそく何やらヤバそうな方が(汗)カエルっぽい人でも嫌ですが。 さっそく出てきました(笑) モデルはもうまんまあの双子の兄です。 >>そしてその向こうには、魔術刻印が印され、封をかけられた幾つもの本棚があった。 >>「ここは・・・・・・?」 >>リナが呟いた。 >>「ここがこの図書館のもう一つの顔。世界各地から集められた外法の魔道書や禁書などを封殺する、魔道士協会付属ミスカトニック大図書館秘密図書室よ」 > >秘密図書室……。 >身元がはっきりしていて、信用おける人にしかその存在を知らせず、厳重に厳重に >禁書などを管理・保管する場所、なのですね。 >これはもう魔道の力もですが、人間的にもきちんとした人にしか、任せられないですね。 >こんな場所にある書物の知識に関連する出来事……。めちゃくちゃ厄介ですね。 これが第一級施設たる所以ですね。 この図書館の職員になるのは、実力抜群で正義感を有する者に限られます。 >>続きでした。 >>今回の話は、名称などに神話縁のものを使ってます。 >>しかし、リナたちの情報が少ないので、黒幕のことを知るのに時間がかかりそうです。 >>早い目に無貌の方に登場してもらわないと・・・・・・・ >>それではまた次回。 > >出てくる名称に思いっきり楽しませていただきました。 >リナはしばらくここに通い詰めになるのでしょうか。また、アメリアは無事に >リナたちと合流できるのでしょうか。 >それにしてもこの図書館。ふと顔をあげたら、いつの間にかステッキ持った >一種独特で異様な雰囲気の黒服の男性が本を読んでいて、ちょっと目をそらして >もう一度見るといなくなっている。なんて光景がナチュラルにありそうですね。 >……すでに利用者の間で、怪談話として噂されていたりして(笑) > >それでは今日はこの辺で失礼します。 >続きを楽しみにお待ちしていますね。 名称はもう確信犯的に出しています。これからも縁の名称がいろいろと出てきます。 アメリアの方はリナたちと合流する前に、あの人と会わせようかなとも思ってます。 誰かはお楽しみに。 それではどうもありがとうございました。 |
30880 | 図書館の中は・・・・様々な怪異が起こっていそうですね(汗) | 猫楽者 E-mail | 2004/11/9 02:17:25 |
記事番号30871へのコメント >こんばんは、棒太郎です。 >月初めから入れ替わり仕事が入り込んできて、休みもありませんでした。 >マジで疲れました・・・・・・・ こんばんは、棒太郎さん。 お元気ですか、猫楽者です。 休みなしは・・・・きついですね(汗) お仕事が大変そうですが、どうかお体を大切になさってください。 >そう言うアメリアに、”エルマ”は懐から小さなアミュレットを取り出して、手渡した。 >「これは―――?」 >「御守りよ。何かあったら、それに祈るといいわ。ランプの精が出てきてくれるかもね」 >”エルマ”のジョークにひとつ笑みを浮かべると、アメリアはもう一度礼を言って駆けていった」 ランプの精・・・・一瞬・・・アラジ●のジ●ーが出てくるシーンや。 ジ●ーの格好をした魔剣士さまが、出てくるシーンを想像してしまいました(笑) >「ふむ、お姫様も行きなすったかい」 > >いつの間にか背後に、あの貴婦人と黒装束の男が立っていた。 >「お膳立てはこれぐらいでいいだろう。後は観客に廻るとしようかい」 エルマさんを王宮へと、送り届けて、戻ってこられたのでしょうか。 黒子さま・・・・観客に廻るのも結構ですが・・・・・。 目を覚ましたエルマさんは、必死でアメリアさんを探すのでしょうね・・・・・・。 アメリアさんが、どこへ向かったのか。 なにか手掛かりでも、エルマさんに残されていると・・・・良いですね。 >「うむ、今回は即興劇だ。それにもうひとつ、何か俺でも持て余しそうなもんがありそうな気がしてな」 >しばらくは見物するさね――――そう言うと、男の姿はなく、その声だけがどこかから降ってきた。 超大物俳優が舞台に上がることを、感じ取っているのでしょうか(汗) >「そうよ。さ、早いところ行きましょ。ここは誰でも来れるってところじゃないんだから」 >好奇心に満ちた瞳を輝かせながら、リナはガウリイをせかして門を潜った。 >門のアーチ部分には石板がはめられ、そこに『魔道士協会付属ミスカトニック大図書館』と彫られていた。 ミ・・・・ミスカトニック・・・・(滝汗) た・・・・・確かに・・・・膨大な知識を秘めた・・・・いろんな意味で(冷滝汗) ・・・・『凄い』・・・・“本”が・・・・そろっているのでしょうね・・・・。 ある意味・・・・クレア・バイブルよりも・・・・手を出しては・・・・いけないような知識も(汗汗) 満載・・・・されていそうですね(冷汗&脂汗) >「あ、これ『大いなる秘法』じゃない!こっちは『金枝篇』!ああ、『ゾハールの書』に『慄然たる神秘』!『ウィアード・テールズ』まで!すごいわ!」 >興奮した声をあげるリナであったが、ガウリイにはこれらの本がどのような価値があるのかは分からない。 >しかし、リナたち魔道士にとってはまさに宝庫であった。 『普遍的魔術』。『The Golden Bough』。『光輝の書』。『グロッセ侯爵の稀覯書』。『慄然の書』・・・・(滝汗) これだけの稀覯書が・・・・・ごく普通に本棚に並べられている・・・・(汗) その事実だけでも・・・・・この図書館の蔵書の・・・・“凄さ”が伝わってきますね(滝汗) >「なあリナ、そんなに珍しいのか?この本?」 >「当たり前じゃない!あんたにとっちゃただの本でしょうけど、あたしらにしてみたら中々お目にかかれない代物ばかりなのよ!」 >そう、ここミスカトニック大図書館は、様々な魔術の稀覯書を収蔵している魔道士協会の第1級施設のひとつであった。 書物を狙う輩が、後を絶たないのでしょうね・・・・。 警備の方々の苦労がしのばれます・・・・・(汗) 外からは、盗賊などに狙われ・・・・中では・・・・収められた『書』によって・・・・。 様々な怪異が・・・・起こっていそうですし(滝汗) >「ごめんね〜〜、リナちゃん。ここしばらく里帰りできなくて、久しぶりに会ったからつい―――」 >てへへ、と笑いながらセリシアは謝った。 >「でも、リナちゃんもいつの間にか大人になったのね〜〜〜」 >「まあ、いろいろと世界廻ってきたから――――」 >「こんな立派な彼氏を連れてくるなんて」 >「ぶっ!!」 >そっちのことだった。 >「ち、違うわよ!大叔母さん!こいつは一緒に旅をしてきたパートナーで――――」 セシリアさん♪。ナイスです♪ リナさん。またお1人。 親族の方が、ガウリイさんをリナさんが選んだお相手。と認めてくださったようですよ(笑) >「魔道士キザイア・・・・・・・それに『隠蔽されしものの書』・・・・・・ね」 >話を聞いてフィルアはふぅむと考え込んだ。 >「その魔道士が本当に本物のキザイアなら、ちょっと厄介かも知れないわね」 >「どういうこと?」 >「キザイアは魔道士としての腕は一流だったみたいでね。それに彼女は禁呪や禁断の知識を色々と探求していたそうよ」 >そう言うと、セリシアは『魔女への鉄槌』と記された一冊の書物を持ってきた。 >「これは外法の魔女や妖術師の驚異を説いた――まあちょっと偏見や差別も入った神学文書だけど、この一説にね、キザイアは異次元について研究してたってあるのよ」 >「異次元?”闇を撒くもの”とかの異界のこと?」 >「そこまではよくわからないけど、でもあの『グラーキの黙示録』を探していたとも言われてるし・・・・・・何にせよ、一筋縄じゃいかない相手ね」 魔道士キザイアさん + 『隠蔽されしものの書』 + 『グラーキの黙示録』・・・・(汗) なにやら・・・・ものすごく危ない・・・・ことになりそうな気が・・・・ひしひしと(滝汗) 禁断の知識の断片を集めていた・・・・のでしょうか。 ウルム・タト・アウィルのヴェールをめくろう・・・・とでも・・・しているのでしょうか(滝汗) >1人の男が、目の前の巨漢とも言うべき男にはっきりと言った。 >その男は一言で言うなら異様であった。 >山羊面とも言うべき相貌に、何か得たいの知れない妖気が漂っているように見えた。 ・・・・・この方・・・・双子だったり(滝汗) ・・・・・・・・・しませんよね(冷滝汗) >廊下の突き当りまで来ると、セリシアが印を結び、なにやら呪文を唱える。 >すると、何もなかった壁に薄っすらと筋が浮き出たかと思うと、壁の向こうへと通じる入り口が現われた。その通路には幾重にも結界が張り巡らされていた。 >そしてその向こうには、魔術刻印が印され、封をかけられた幾つもの本棚があった。 > >「ここは・・・・・・?」 >リナが呟いた。 >「ここがこの図書館のもう一つの顔。世界各地から集められた外法の魔道書や禁書などを封殺する、魔道士協会付属ミスカトニック大図書館秘密図書室よ」 厳重に守られた秘密図書室。 そこには、どんな『書』が収められているのでしょうか。 そして、あの閲覧希望者の方(汗)は、秘密図書室の存在を、どこで知り。 どんな『書』の閲覧を希望なさったのか。 リナさんたちは、この一種の禁断の地で、どのような知識に触れられるのか。 続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにお待ちしております。 寒暖の差が激しく。 体調を崩しやすい時期ですので、お体にお気をつけて、お元気で。 では、失礼します。 |
30883 | ヤバげなのは”裏”にあります | 棒太郎 | 2004/11/9 09:56:06 |
記事番号30880へのコメント >こんばんは、棒太郎さん。 >お元気ですか、猫楽者です。 >休みなしは・・・・きついですね(汗) >お仕事が大変そうですが、どうかお体を大切になさってください。 こんにちは、猫楽者さん。 今月はまだ始まったばかりですが、本当に疲れました。 >>「御守りよ。何かあったら、それに祈るといいわ。ランプの精が出てきてくれるかもね」 >>”エルマ”のジョークにひとつ笑みを浮かべると、アメリアはもう一度礼を言って駆けていった」 > >ランプの精・・・・一瞬・・・アラジ●のジ●ーが出てくるシーンや。 >ジ●ーの格好をした魔剣士さまが、出てくるシーンを想像してしまいました(笑) そんな精が出てきてくれたらいいですが、奴の代物ですしねぇ・・・・・ >>いつの間にか背後に、あの貴婦人と黒装束の男が立っていた。 >>「お膳立てはこれぐらいでいいだろう。後は観客に廻るとしようかい」 > >エルマさんを王宮へと、送り届けて、戻ってこられたのでしょうか。 >黒子さま・・・・観客に廻るのも結構ですが・・・・・。 >目を覚ましたエルマさんは、必死でアメリアさんを探すのでしょうね・・・・・・。 >アメリアさんが、どこへ向かったのか。 >なにか手掛かりでも、エルマさんに残されていると・・・・良いですね。 今回の舞台が終わるまで、エルマはお休みさせられてます。 >>「うむ、今回は即興劇だ。それにもうひとつ、何か俺でも持て余しそうなもんがありそうな気がしてな」 >>しばらくは見物するさね――――そう言うと、男の姿はなく、その声だけがどこかから降ってきた。 > >超大物俳優が舞台に上がることを、感じ取っているのでしょうか(汗) なにか他にもヤバそうなのがあると直感しています。 >>好奇心に満ちた瞳を輝かせながら、リナはガウリイをせかして門を潜った。 >>門のアーチ部分には石板がはめられ、そこに『魔道士協会付属ミスカトニック大図書館』と彫られていた。 > >ミ・・・・ミスカトニック・・・・(滝汗) >た・・・・・確かに・・・・膨大な知識を秘めた・・・・いろんな意味で(冷滝汗) >・・・・『凄い』・・・・“本”が・・・・そろっているのでしょうね・・・・。 >ある意味・・・・クレア・バイブルよりも・・・・手を出しては・・・・いけないような知識も(汗汗) >満載・・・・されていそうですね(冷汗&脂汗) 魔道書専門ならこの図書館でしょう。 クレア・バイブルも不完全な写本なら置いてるかも知れません。 >>「あ、これ『大いなる秘法』じゃない!こっちは『金枝篇』!ああ、『ゾハールの書』に『慄然たる神秘』!『ウィアード・テールズ』まで!すごいわ!」 >>興奮した声をあげるリナであったが、ガウリイにはこれらの本がどのような価値があるのかは分からない。 >>しかし、リナたち魔道士にとってはまさに宝庫であった。 > >『普遍的魔術』。『The Golden Bough』。『光輝の書』。『グロッセ侯爵の稀覯書』。『慄然の書』・・・・(滝汗) >これだけの稀覯書が・・・・・ごく普通に本棚に並べられている・・・・(汗) >その事実だけでも・・・・・この図書館の蔵書の・・・・“凄さ”が伝わってきますね(滝汗) 例え王侯貴族でも簡単に入館できません。この施設は。 それに”表”に出ているのは単なる稀覯書なので害はありません。 >>「当たり前じゃない!あんたにとっちゃただの本でしょうけど、あたしらにしてみたら中々お目にかかれない代物ばかりなのよ!」 >>そう、ここミスカトニック大図書館は、様々な魔術の稀覯書を収蔵している魔道士協会の第1級施設のひとつであった。 > >書物を狙う輩が、後を絶たないのでしょうね・・・・。 >警備の方々の苦労がしのばれます・・・・・(汗) >外からは、盗賊などに狙われ・・・・中では・・・・収められた『書』によって・・・・。 >様々な怪異が・・・・起こっていそうですし(滝汗) 職員は実力抜群の者しかなれませんので。 下手に手を出したら返り討ちです。 >>「こんな立派な彼氏を連れてくるなんて」 >>「ぶっ!!」 >>そっちのことだった。 >>「ち、違うわよ!大叔母さん!こいつは一緒に旅をしてきたパートナーで――――」 > >セシリアさん♪。ナイスです♪ >リナさん。またお1人。 >親族の方が、ガウリイさんをリナさんが選んだお相手。と認めてくださったようですよ(笑) 彼女もインバース家の人間ですから(笑) >>「これは外法の魔女や妖術師の驚異を説いた――まあちょっと偏見や差別も入った神学文書だけど、この一説にね、キザイアは異次元について研究してたってあるのよ」 >>「異次元?”闇を撒くもの”とかの異界のこと?」 >>「そこまではよくわからないけど、でもあの『グラーキの黙示録』を探していたとも言われてるし・・・・・・何にせよ、一筋縄じゃいかない相手ね」 > >魔道士キザイアさん + 『隠蔽されしものの書』 + 『グラーキの黙示録』・・・・(汗) >なにやら・・・・ものすごく危ない・・・・ことになりそうな気が・・・・ひしひしと(滝汗) >禁断の知識の断片を集めていた・・・・のでしょうか。 >ウルム・タト・アウィルのヴェールをめくろう・・・・とでも・・・しているのでしょうか(滝汗) いやもう危なさ満開ですね。 いろいろとヤバげな研究をしてたようです。 >>1人の男が、目の前の巨漢とも言うべき男にはっきりと言った。 >>その男は一言で言うなら異様であった。 >>山羊面とも言うべき相貌に、何か得たいの知れない妖気が漂っているように見えた。 > >・・・・・この方・・・・双子だったり(滝汗) >・・・・・・・・・しませんよね(冷滝汗) なはは。双子ではありませんが、モデルはあの人です。 >>「ここは・・・・・・?」 >>リナが呟いた。 >>「ここがこの図書館のもう一つの顔。世界各地から集められた外法の魔道書や禁書などを封殺する、魔道士協会付属ミスカトニック大図書館秘密図書室よ」 > >厳重に守られた秘密図書室。 >そこには、どんな『書』が収められているのでしょうか。 >そして、あの閲覧希望者の方(汗)は、秘密図書室の存在を、どこで知り。 >どんな『書』の閲覧を希望なさったのか。 スプリガンの保管庫みたいなところです。 悪用されたらヤバイだろうとか、いろいろなものが封殺されてます。 >リナさんたちは、この一種の禁断の地で、どのような知識に触れられるのか。 > >続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにお待ちしております。 > >寒暖の差が激しく。 >体調を崩しやすい時期ですので、お体にお気をつけて、お元気で。 >では、失礼します。 これから、あの閲覧希望者が絡んできます。 ようやく黒幕のことも分かってくるだろうと思われます。 先は長いですが・・・・・・・ それではどうもありがとうございました。 |
30888 | 闇黒の断章 〜第2章〜 「魔道士の挽歌」2 | 棒太郎 | 2004/11/10 00:12:43 |
記事番号30871へのコメント こんばんは、棒太郎です。 そろそろ敵側の姿も出していかないと思う今日この頃・・・・・ それでは続きをどうぞ。 ************************************* 『闇黒の断章』 〜第2章〜 「魔道士の挽歌」 2 「ここが―――――――」 通された部屋の中を見て、リナは目を奪われた。 魔術による封印を施された本棚に納められた数々の本は、ホールに置かれていたもの以上の存在感を醸しだしていた。 「そう。ここが魔道士協会の最重要施設のひとつよ。世界各地から集められた外法の魔道書や禁書などを封殺しているところよ」 それゆえにその存在は公にはされておらず、また閲覧も厳しく制限、あるいは禁止されている。 「悪用されたらヤバいものだし、例え王侯貴族が望んでも此処に来ることは許されないわ」 ある意味、治外法権の場所である。実力・精神性ともに優れた者でなければ、ここに努めることは許されない。 「こんな施設があったなんて・・・・・・・・」 リナにしてもこの施設の存在は初耳であった。姉のルナならば知っていただろうが、それでも教えてはくれなかっただろう。 本棚に収められた魔道書のひとつひとつに目をやりながら、世間一般の魔道書とは格段に違う存在感を感じ取っていた。 リナの後を歩くガウリイも、専門外ながらそれを感じていた。 「ここは私の祖父、ヘンリー=アーミティッジが魔道士協会に協力を呼びかけて創設されたんだ。祖父は協会のスポンサーのひとりだったしね」 おかげで財産のほとんどをこの施設に使ってしまったけど――――ランファードは笑いながらそう言った。 「旦那が表の館長で、私がこの秘密図書室の室長ってわけ」 「クレア・バイブルみたいなのもここにあるの?」 「流石にそれはないわ。写本はどこも手放したくないみたいね。ある種のステータスだし」 セリシアはおどけるように肩を竦めた。 「でも、ごくたま〜〜〜〜にいるのよ。さっきみたいにここに来たがる奴が」 「ま、この秘密図書室への通路は何重にも結界を張り巡らしているからね。そうは忍び込めないよ」 ランファードは笑ってそういったが、なにかしらの異質な空気がこの街、この図書館を包み込もうとしているようだった。 草木も眠る丑三つ時――― 夜もすっかり更け、闇の静寂が辺りを支配している。 ミスカトニック大図書館も例に洩れず、死者の館のように静まり返っていた。 その図書館の奥からふと、えもいわれぬ臭いが漂った。濃縮された汚水にも似たような耐え難い悪臭であった。 廊下の突き当たりで、その汚臭を放つ影がなにやらごそごそと動いていた。 しばらくしてその影は、現われた入り口の奥へと消えていった。 そして影は奥の部屋、秘密図書室へと姿を現した。 本棚に収められた本を見渡し、とりあえず視界に入った本を何冊か取り出そうとしたとき、 「言ったはずですよ。閲覧は認めませんと」 突如響いた声に影が振り向くと、その向こうにランファードが立っていた。 「!?」 「やはり念のためここに張っておいて正解でしたな。昼間のあれで引き下がるまいと思いましてね」 影は昼間の山羊面の男であった。 「オオオォオォオォォォォォォオオォッ!」 突如男が咆えて、ランファードへ向かっていった。そのとき、 「ったく最近の若い子はすぐキレるんだから」 声がしたかと思うと、男の体は後ろへ吹き飛んだ。 「入り口の結界を潜り抜けてくるなんて大したものね。けど、ここでのそんな行為は懲罰ものよ」 本棚の影からセリシアが姿を現した。 男は起き上がるや、再びランファードとセリシアに襲い掛かった。 セリシアも呪文を唱え、迎え撃とうとした時、ガシンと金属のぶつかる音が響いた。 男とセリシアの間にガウリイが割って入り、男の攻撃を受け止めていた。 「リナッ!!」 叫ぶと同時に男に蹴りを食らわせて後ろへ倒すや、氷系の魔法が男を氷漬けにして、封じ込めた。 「おっけ〜〜〜〜〜。なかなかいいコンビネーションじゃないの〜〜」 セリシアの意味ありげな笑みに、リナはあさっての方向に目をそらす。 「とりあえず、これでしばらく頭冷やしてもらおうかしら」 そのとき、 「エ・エェ・ヤ・ヤァ・ヤァ・ヤハァァァァ―――――トゥフルトゥング、エズファレス・・・・・・・」 地の奥底から紡ぎ出されたかのような、呪詛のごとき言葉が鈍く響いた。 「!?」 沸き起こる異様な気配にリナたちが構えると同時に、男を閉じ込めていた氷が砕け散った。 「イブトゥング・ヘフイエ――――」 男の口から紡ぎだされる呪文に応えるように、禍々しい力が収束する。 「イヤ・イヤァァァッ!!」 「ちっ!」 男から力の衝撃が放たれると、セリシアとリナが障壁を張り、それを防ぐ。 「これはただもんじゃないわね!」 セリシアがニヤリと笑みを浮かべながら言った。 「ハァッ!」 隙を縫って、ガウリイが男に斬りかかった。男は咄嗟に身を躱すが、ガウリイの剣は巧みに男を追い詰めていく。 「ほう、彼なかなかやるもんだ。いずれお義兄さんと並ぶかもな」 ランファードが感嘆の声をあげる中、男はついに追い詰められた。 「さ〜〜て、大人しくしてもらいましょうか」 そう言ったとき、男が懐から一冊の本を取り出した。 「!?まさか、『屍食教典儀』!?」 セリシアの叫びと同時に、魔力を伴った衝撃が襲い掛かった。 「くっ!?フリーズアローッ!!」 リナが魔法を唱えるが、それは何かの壁に阻まれるように防がれた。 「本物の力ある魔道書ってわけね。あなたっ!」 セリシアはランファードの名を呼んだ。 「ちょっと荒っぽくなるけどいいでしょ!?」 「止むを得まい!結界と封印があるから中の本は大丈夫だが、加減はしてくれよ!!」 「まかせときなさい!リナちゃん」 続いてリナの名を呼んだ。 「魔力障壁を張って防御しといてちょうだい!派手にいくわよ!」 そう言うや、セリシアが高速詠唱で呪文を紡ぎ出す。 「オオオォォォォオオォォオオッ!!」 男が再び、力を収束させる。 「イヤ・イヤァァァッ!!」 先程以上の衝撃がセリシアに向かって放たれる。が―――― 「おなめじゃないわよ!”ギガ・インパクト(縮小版)”!!」 セリシアから放たれた金色の衝撃波がそれを呑みこみ、男にぶつかった。 「うがあああァァァァッ!」 男の絶叫が響き渡った。 「安心なさいな。ちゃんと加減はしたから致命傷じゃないわ。さて、その本のこともあるし、ちょっと白状してもらおうかしら」 そう言って床に倒れ臥す男に近づこうとした時、突如男の体を真っ赤な炎が蹂躙した。 「GAhhhhAAHHhhh―――アアアァァァァアアァァ、シャ――ド=メ――ル、サマァァァァaaaaaa!!」 炎は瞬く間に男の全身を包み込み、本もろとも男を消し炭へと変えた。 リナたちはその光景をただ見ているしかなかった。 「おやおやおや。どうやら一足遅かったようだね。ウィルバーはやられてしまったようだ。いや、嘆かわしい。実に嘆かわしい」 鐘楼の上に立つ影が、図書館を見下ろしながら大きく息をついた。 「しかしウィルバーを倒すとはさすが、さすがはミスカトニック大図書館。魔道書のメッカなだけはある。下手な手出しは返り討ちと言うことか」 影はニヤリと笑みを浮かべながら、感嘆の声を上げる。 「まあいい。まあいいさ。秘密図書室ならばと思ったが、必ずしもいう保証もない。それに証拠を残しておくわけにもいくまい。『屍食教典儀』ほどのものならまだ他にもあることだし」 そう言うと、小さく何かを呟き、ぱちりと指を鳴らした。 「さて、これで後始末はすんだ。では行くとしようか」 いつの間にか影の姿は、夜の闇に溶け込んだように消え去っていた。 ************************************* 続きでした。 この山羊面の男のモデルはずばり『ダンウィッチの怪』のウィルバー=ウェイトリーです。 当初は出る予定はなかったのですが、手がかりとなるものが必要なので出ました。 ようやくリナたちも黒幕へ近づけると思います。 あと、弟はでません(扱いが困る) それではまた次回。 |
30889 | 秘密図書室は戦場だった(違う) | エモーション E-mail | 2004/11/10 21:34:15 |
記事番号30888へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 敵さんがリナ達の前にも現れ出しましたね。 それにしても魔道を使った戦いにもきちんと対応していて、蔵書のガードは万全な ミスカトニック大図書館。さすがです。 >魔術による封印を施された本棚に納められた数々の本は、ホールに置かれていたもの以上の存在感を醸しだしていた。 たった一冊だけでも異様な雰囲気を醸し出しそうな本が大量に……(汗) 想像しただけで、必要以上にいたくない部屋かも……。 >「悪用されたらヤバいものだし、例え王侯貴族が望んでも此処に来ることは許されないわ」 >ある意味、治外法権の場所である。実力・精神性ともに優れた者でなければ、ここに努めることは許されない。 身分が通じるような本じゃないですからねぇ……。むしろ王族や貴族などの、 下手に社会的に身分と権力を持っている者であればあるほど、入室禁止にしないと駄目でしょうね。 >本棚に収められた魔道書のひとつひとつに目をやりながら、世間一般の魔道書とは格段に違う存在感を感じ取っていた。 >リナの後を歩くガウリイも、専門外ながらそれを感じていた。 ……普通の本でも、年月が経つと変な風格を持ちますからね。この手のものでは尚更でしょう。 >「ここは私の祖父、ヘンリー=アーミティッジが魔道士協会に協力を呼びかけて創設されたんだ。祖父は協会のスポンサーのひとりだったしね」 >おかげで財産のほとんどをこの施設に使ってしまったけど――――ランファードは笑いながらそう言った。 ほとんど私図書館なので外部の介入を受けない、ということですね。 確かに、こうでもしなければ守りきれないでしょうね。 それにしても……創設者のお名前はこの御方ですか。なるほど(笑) >「クレア・バイブルみたいなのもここにあるの?」 >「流石にそれはないわ。写本はどこも手放したくないみたいね。ある種のステータスだし」 ザナッファーなんかは使い方などを間違えたようなもので、クレアバイブル(の写本)自体は 知識を書き留めたものでしかないですしね。 >その図書館の奥からふと、えもいわれぬ臭いが漂った。濃縮された汚水にも似たような耐え難い悪臭であった。 >廊下の突き当たりで、その汚臭を放つ影がなにやらごそごそと動いていた。 >しばらくしてその影は、現われた入り口の奥へと消えていった。 ……さっそくやってきましたね……。(汗) >「やはり念のためここに張っておいて正解でしたな。昼間のあれで引き下がるまいと思いましてね」 >影は昼間の山羊面の男であった。 >「オオオォオォオォォォォォォオオォッ!」 >突如男が咆えて、ランファードへ向かっていった。そのとき、 >「ったく最近の若い子はすぐキレるんだから」 >声がしたかと思うと、男の体は後ろへ吹き飛んだ。 >「入り口の結界を潜り抜けてくるなんて大したものね。けど、ここでのそんな行為は懲罰ものよ」 >本棚の影からセリシアが姿を現した。 伊達に館長&室長やってませんね。正攻法以外の手段で閲覧(違う)しにくる者が、 なんとなく分かっちゃうのでしょうか。 >男とセリシアの間にガウリイが割って入り、男の攻撃を受け止めていた。 >「リナッ!!」 >叫ぶと同時に男に蹴りを食らわせて後ろへ倒すや、氷系の魔法が男を氷漬けにして、封じ込めた。 >「おっけ〜〜〜〜〜。なかなかいいコンビネーションじゃないの〜〜」 >セリシアの意味ありげな笑みに、リナはあさっての方向に目をそらす。 もうすでに長年連れ添った夫婦のようなコンビネーション(笑) セシリアさんのお言葉に、ちょっと照れているリナが可愛いです。 それにしても……さすがに「彼」は一筋縄ではいきませんね(滝汗) >隙を縫って、ガウリイが男に斬りかかった。男は咄嗟に身を躱すが、ガウリイの剣は巧みに男を追い詰めていく。 >「ほう、彼なかなかやるもんだ。いずれお義兄さんと並ぶかもな」 さすがに義兄のベルベインじーちゃんの剣技を見ていているからか、その辺りの目も利くのですね。 >そう言ったとき、男が懐から一冊の本を取り出した。 >「!?まさか、『屍食教典儀』!?」 や、ヤバイ本が……(汗)すぐに分かるセシリアさんもさすがです。ここにもあるのでしょうか。 >先程以上の衝撃がセリシアに向かって放たれる。が―――― >「おなめじゃないわよ!”ギガ・インパクト(縮小版)”!!」 >セリシアから放たれた金色の衝撃波がそれを呑みこみ、男にぶつかった。 ギガ・インパクト……金色……(^_^;) あの〜もしかしてそれは、リナの「L様カモ〜ンщ(°д°щ)」な禁呪と 同じようなもの……?(汗)使っても大丈夫なんでしょうか……。 >そう言って床に倒れ臥す男に近づこうとした時、突如男の体を真っ赤な炎が蹂躙した。 >「GAhhhhAAHHhhh―――アアアァァァァアアァァ、シャ――ド=メ――ル、サマァァァァaaaaaa!!」 >炎は瞬く間に男の全身を包み込み、本もろとも男を消し炭へと変えた。 >リナたちはその光景をただ見ているしかなかった。 シャード=メール(でいいのかな?)というのが、とりあえず黒幕の名前なのですね。 このレベルの強さの者でも、あっさり使い捨てにする……。何だか本当に大変な相手のようです。 また、ちょっと本が燃えちゃったのは、残念かもしれないですね。 本が無事なら新たな蔵書が増えたかもしれませんから(←おいっ!) >「しかしウィルバーを倒すとはさすが、さすがはミスカトニック大図書館。魔道書のメッカなだけはある。下手な手出しは返り討ちと言うことか」 >影はニヤリと笑みを浮かべながら、感嘆の声を上げる。 >「まあいい。まあいいさ。秘密図書室ならばと思ったが、必ずしもいう保証もない。それに証拠を残しておくわけにもいくまい。『屍食教典儀』ほどのものならまだ他にもあることだし」 彼にとっては「手に入ればラッキー♪」くらいの感覚でしかなかったのですね。 ウィルバーを倒したことで、「しょうがない。手を出すのやめとくか」と判断したようですが……。 ウィルバーをあっさり〃始末〃して消えた〃彼〃。この人も相当とんでもないですね(汗) >続きでした。 >この山羊面の男のモデルはずばり『ダンウィッチの怪』のウィルバー=ウェイトリーです。 >当初は出る予定はなかったのですが、手がかりとなるものが必要なので出ました。 >ようやくリナたちも黒幕へ近づけると思います。 >あと、弟はでません(扱いが困る) >それではまた次回。 今回も楽しませていただきました♪ さすが「鉄壁の守りを見せるミスカトニック図書館!」ですね。 また彼の弟は……出たら半ばラスボスにしかできないような(汗) それはともかく、ウィルバーが最後に叫んだ名前から、リナ達は黒幕の手がかりを探っていくのですね。 どこまで判明するのか、また多少なりとも対抗策は見つかるのでしょうか。 それでは続きを楽しみにしつつ、今日はこの辺で失礼します。 |
30893 | 戦場に駆ける怪異 | 棒太郎 | 2004/11/12 11:06:09 |
記事番号30889へのコメント >棒太郎様、こんばんは。 > >敵さんがリナ達の前にも現れ出しましたね。 >それにしても魔道を使った戦いにもきちんと対応していて、蔵書のガードは万全な >ミスカトニック大図書館。さすがです。 こんにちは、エモーションさん。 ようやくリナたちの前にも敵を出す事ができました。 もうちょっと派手な魔法合戦にしようかとも思ってたんですが、場所が場所だけに押さえ気味になりました。 >>魔術による封印を施された本棚に納められた数々の本は、ホールに置かれていたもの以上の存在感を醸しだしていた。 > >たった一冊だけでも異様な雰囲気を醸し出しそうな本が大量に……(汗) >想像しただけで、必要以上にいたくない部屋かも……。 一般人には物凄いプレッシャーがあるでしょうね。 >>ある意味、治外法権の場所である。実力・精神性ともに優れた者でなければ、ここに努めることは許されない。 > >身分が通じるような本じゃないですからねぇ……。むしろ王族や貴族などの、 >下手に社会的に身分と権力を持っている者であればあるほど、入室禁止にしないと駄目でしょうね。 事物をよく理解していないと、とんでもないことになりますからね。 >>本棚に収められた魔道書のひとつひとつに目をやりながら、世間一般の魔道書とは格段に違う存在感を感じ取っていた。 >>リナの後を歩くガウリイも、専門外ながらそれを感じていた。 > >……普通の本でも、年月が経つと変な風格を持ちますからね。この手のものでは尚更でしょう。 「器物百年を経れば霊を得る」といいますが、これらは別格ですね。 >>おかげで財産のほとんどをこの施設に使ってしまったけど――――ランファードは笑いながらそう言った。 > >ほとんど私図書館なので外部の介入を受けない、ということですね。 >確かに、こうでもしなければ守りきれないでしょうね。 >それにしても……創設者のお名前はこの御方ですか。なるほど(笑) なるだけ独立した存在でないと、下手に干渉されますからね。 今回もお遊びで、創設者の名前をあの人にしました(笑) >>「クレア・バイブルみたいなのもここにあるの?」 >>「流石にそれはないわ。写本はどこも手放したくないみたいね。ある種のステータスだし」 > >ザナッファーなんかは使い方などを間違えたようなもので、クレアバイブル(の写本)自体は >知識を書き留めたものでしかないですしね。 まあ、その国が厳重に保管してるだろうということもあって、無理に此処には置いてません。 >>廊下の突き当たりで、その汚臭を放つ影がなにやらごそごそと動いていた。 >>しばらくしてその影は、現われた入り口の奥へと消えていった。 > >……さっそくやってきましたね……。(汗) はい、さっそくやってきました。 >>声がしたかと思うと、男の体は後ろへ吹き飛んだ。 >>「入り口の結界を潜り抜けてくるなんて大したものね。けど、ここでのそんな行為は懲罰ものよ」 >>本棚の影からセリシアが姿を現した。 > >伊達に館長&室長やってませんね。正攻法以外の手段で閲覧(違う)しにくる者が、 >なんとなく分かっちゃうのでしょうか。 長年こういった閲覧希望者とやりあってきてますからね。 >>「おっけ〜〜〜〜〜。なかなかいいコンビネーションじゃないの〜〜」 >>セリシアの意味ありげな笑みに、リナはあさっての方向に目をそらす。 > >もうすでに長年連れ添った夫婦のようなコンビネーション(笑) >セシリアさんのお言葉に、ちょっと照れているリナが可愛いです。 >それにしても……さすがに「彼」は一筋縄ではいきませんね(滝汗) 伊達に死線は潜り抜けてきてませんからね。 コンビネーションはばっちりです。 >>「ほう、彼なかなかやるもんだ。いずれお義兄さんと並ぶかもな」 > >さすがに義兄のベルベインじーちゃんの剣技を見ていているからか、その辺りの目も利くのですね。 セリシアとつき合うときに身を持ってその剣技を体験してますから。 >>そう言ったとき、男が懐から一冊の本を取り出した。 >>「!?まさか、『屍食教典儀』!?」 > >や、ヤバイ本が……(汗)すぐに分かるセシリアさんもさすがです。ここにもあるのでしょうか。 わりかしポピュラーな本で、ここの他にもいくつかに蔵書があります。 >>先程以上の衝撃がセリシアに向かって放たれる。が―――― >>「おなめじゃないわよ!”ギガ・インパクト(縮小版)”!!」 >>セリシアから放たれた金色の衝撃波がそれを呑みこみ、男にぶつかった。 > >ギガ・インパクト……金色……(^_^;) >あの〜もしかしてそれは、リナの「L様カモ〜ンщ(°д°щ)」な禁呪と >同じようなもの……?(汗)使っても大丈夫なんでしょうか……。 彼女も昔、クレアバイブルの写本を見たことがあるので、そこから呪文を編み出しました。 >>炎は瞬く間に男の全身を包み込み、本もろとも男を消し炭へと変えた。 >>リナたちはその光景をただ見ているしかなかった。 > >シャード=メール(でいいのかな?)というのが、とりあえず黒幕の名前なのですね。 >このレベルの強さの者でも、あっさり使い捨てにする……。何だか本当に大変な相手のようです。 >また、ちょっと本が燃えちゃったのは、残念かもしれないですね。 >本が無事なら新たな蔵書が増えたかもしれませんから(←おいっ!) 正式な名はシャッド=メルです。詳しいことは次で出てくると思います。 本は燃えちゃいましたが、ここにも蔵書がありますし、他にもありますから。 >>「まあいい。まあいいさ。秘密図書室ならばと思ったが、必ずしもいう保証もない。それに証拠を残しておくわけにもいくまい。『屍食教典儀』ほどのものならまだ他にもあることだし」 > >彼にとっては「手に入ればラッキー♪」くらいの感覚でしかなかったのですね。 >ウィルバーを倒したことで、「しょうがない。手を出すのやめとくか」と判断したようですが……。 >ウィルバーをあっさり〃始末〃して消えた〃彼〃。この人も相当とんでもないですね(汗) 秘密図書室だから調べてみようという感じです。 ま、無理することはないかということで、今回は引き下がりました。 >>続きでした。 >>この山羊面の男のモデルはずばり『ダンウィッチの怪』のウィルバー=ウェイトリーです。 >>当初は出る予定はなかったのですが、手がかりとなるものが必要なので出ました。 >>ようやくリナたちも黒幕へ近づけると思います。 >>あと、弟はでません(扱いが困る) >>それではまた次回。 > >今回も楽しませていただきました♪ >さすが「鉄壁の守りを見せるミスカトニック図書館!」ですね。 >また彼の弟は……出たら半ばラスボスにしかできないような(汗) >それはともかく、ウィルバーが最後に叫んだ名前から、リナ達は黒幕の手がかりを探っていくのですね。 >どこまで判明するのか、また多少なりとも対抗策は見つかるのでしょうか。 > >それでは続きを楽しみにしつつ、今日はこの辺で失礼します。 場所が場所だけに警備体制は万全です。 彼の弟はほんと扱いがそんなのしかできませんね(笑) ようやく手がかりも出せましたし、これからですね。 それではどうもありがとうございました。 |
30890 | 悪の幹部。登場でしょうか(汗) | 猫楽者 E-mail | 2004/11/11 00:49:18 |
記事番号30888へのコメント こんばんは。棒太郎さん。 お忙しいなかでの、続けての投稿、すごいですね。 お元気ですか。猫楽者です。 続きを楽しみに、お待ちしておりました。 >魔術による封印を施された本棚に納められた数々の本は、ホールに置かれていたもの以上の存在感を醸しだしていた。 >「そう。ここが魔道士協会の最重要施設のひとつよ。世界各地から集められた外法の魔道書や禁書などを封殺しているところよ」 この封印に挑み、無理やり突破しようとした方々も・・・・居るのでしょうね。 無限に続く迷宮を、永遠に彷徨うようなことになったり(汗) 何処とも知れない場所へ、飛ばされ・・・・消えてしまったり・・・・とか、しているのでしょうか(滝汗) >それゆえにその存在は公にはされておらず、また閲覧も厳しく制限、あるいは禁止されている。 >「悪用されたらヤバいものだし、例え王侯貴族が望んでも此処に来ることは許されないわ」 権力争いや宮廷闘争に使えるような・・・・代物じゃ・・・・ありませんでしょうから(汗) そおいう輩は、近づけないようにしておいた方が、良いのでしょうね。 下手に手を出されたりしたら・・・・どんなことになるか(汗) >本棚に収められた魔道書のひとつひとつに目をやりながら、世間一般の魔道書とは格段に違う存在感を感じ取っていた。 >リナの後を歩くガウリイも、専門外ながらそれを感じていた。 秘密図書室の本たちも、リナさんとガウリイさんのことを。 存在感とか・・・・オーラとかを観察していそうですね(汗) 収められている本と本との相性とかも、ありそうですね。 この本と、この本は近くに置いておいたら・・・・・とんでもないことになる。とか(汗) >「ここは私の祖父、ヘンリー=アーミティッジが魔道士協会に協力を呼びかけて創設されたんだ。祖父は協会のスポンサーのひとりだったしね」 >おかげで財産のほとんどをこの施設に使ってしまったけど――――ランファードは笑いながらそう言った。 >「旦那が表の館長で、私がこの秘密図書室の室長ってわけ」 ランファードさんは、あのお方の一族の方なのですね。 資金援助の名目で、口や手を出されては、たまりませんから。 魔道士協会以外の組織や国などとは、無縁でいた方が良いのでしょうね。 >「クレア・バイブルみたいなのもここにあるの?」 >「流石にそれはないわ。写本はどこも手放したくないみたいね。ある種のステータスだし」 ここに写本が無くて、良かったです。 もし写本があったら・・・・・ゼロスさんが、写本を燃やしに来て・・・・・。 セシリアさん達に・・・・どんな目に遭わされる事になるのか(笑) 少〜し、その場面を見てみたいような、気もします(笑) >草木も眠る丑三つ時――― >夜もすっかり更け、闇の静寂が辺りを支配している。 >ミスカトニック大図書館も例に洩れず、死者の館のように静まり返っていた。 >その図書館の奥からふと、えもいわれぬ臭いが漂った。濃縮された汚水にも似たような耐え難い悪臭であった。 >廊下の突き当たりで、その汚臭を放つ影がなにやらごそごそと動いていた。 >しばらくしてその影は、現われた入り口の奥へと消えていった。 >そして影は奥の部屋、秘密図書室へと姿を現した。 魔術による封印を、苦も無く通り抜けるとは、かなりの『力』を持った方なのですね。 秘密図書室に関する、よほど正確な情報をつかんでいたのでしょうか。 >「やはり念のためここに張っておいて正解でしたな。昼間のあれで引き下がるまいと思いましてね」 >影は昼間の山羊面の男であった。 >「オオオォオォオォォォォォォオオォッ!」 >突如男が咆えて、ランファードへ向かっていった。そのとき、 >「ったく最近の若い子はすぐキレるんだから」 >声がしたかと思うと、男の体は後ろへ吹き飛んだ。 >「入り口の結界を潜り抜けてくるなんて大したものね。けど、ここでのそんな行為は懲罰ものよ」 >本棚の影からセリシアが姿を現した。 ランファードさんとセシリアさん。 この手の危ないお客さんへの対応・・・・・慣れているようですね(汗) やはり、あの手この手で、進入しようとする輩が後を立たないのでしょうか。 >男は起き上がるや、再びランファードとセリシアに襲い掛かった。 >セリシアも呪文を唱え、迎え撃とうとした時、ガシンと金属のぶつかる音が響いた。 >男とセリシアの間にガウリイが割って入り、男の攻撃を受け止めていた。 >「リナッ!!」 >叫ぶと同時に男に蹴りを食らわせて後ろへ倒すや、氷系の魔法が男を氷漬けにして、封じ込めた。 >「おっけ〜〜〜〜〜。なかなかいいコンビネーションじゃないの〜〜」 >セリシアの意味ありげな笑みに、リナはあさっての方向に目をそらす。 ガウリイさんとの、息の会った連携をなさるリナさん。 そして。やはりナイスです♪セシリアさん♪ 流石のリナさんも、セシリアさんにはタジダシですね(笑) >「とりあえず、これでしばらく頭冷やしてもらおうかしら」 >そのとき、 >「エ・エェ・ヤ・ヤァ・ヤァ・ヤハァァァァ―――――トゥフルトゥング、エズファレス・・・・・・・」 >地の奥底から紡ぎ出されたかのような、呪詛のごとき言葉が鈍く響いた。 >「!?」 >沸き起こる異様な気配にリナたちが構えると同時に、男を閉じ込めていた氷が砕け散った。 >「イブトゥング・ヘフイエ――――」 >男の口から紡ぎだされる呪文に応えるように、禍々しい力が収束する。 >「イヤ・イヤァァァッ!!」 エズファレス・・・・・球体の招喚・・・・で出ていたお名前でしたっけ? もしかしまして(汗)・・・・・・・門にして鍵のお方の・・・・・・お力を借りているのでしょうか(冷滝汗) >「さ〜〜て、大人しくしてもらいましょうか」 >そう言ったとき、男が懐から一冊の本を取り出した。 >「!?まさか、『屍食教典儀』!?」 >セリシアの叫びと同時に、魔力を伴った衝撃が襲い掛かった。 >「くっ!?フリーズアローッ!!」 >リナが魔法を唱えるが、それは何かの壁に阻まれるように防がれた。 危ない『書』の力を使いこなしている、手ごわい相手ですね。 >「本物の力ある魔道書ってわけね。あなたっ!」 >セリシアはランファードの名を呼んだ。 >「ちょっと荒っぽくなるけどいいでしょ!?」 >「止むを得まい!結界と封印があるから中の本は大丈夫だが、加減はしてくれよ!!」 >「まかせときなさい!リナちゃん」 >続いてリナの名を呼んだ。 >「魔力障壁を張って防御しといてちょうだい!派手にいくわよ!」 セシリアさんの“荒っぽく”・・・・・“派手”・・・(汗) かなり危険なことに・・・なりそうですね。 >「イヤ・イヤァァァッ!!」 >先程以上の衝撃がセリシアに向かって放たれる。が―――― >「おなめじゃないわよ!”ギガ・インパクト(縮小版)”!!」 >セリシアから放たれた金色の衝撃波がそれを呑みこみ、男にぶつかった。 あのお方(汗)の・・・お力をお借りしての攻撃(汗) この攻撃には、ひとたまりも無いですね(汗) >「おやおやおや。どうやら一足遅かったようだね。ウィルバーはやられてしまったようだ。いや、嘆かわしい。実に嘆かわしい」 >鐘楼の上に立つ影が、図書館を見下ろしながら大きく息をついた。 >「しかしウィルバーを倒すとはさすが、さすがはミスカトニック大図書館。魔道書のメッカなだけはある。下手な手出しは返り討ちと言うことか」 >影はニヤリと笑みを浮かべながら、感嘆の声を上げる。 >「まあいい。まあいいさ。秘密図書室ならばと思ったが、必ずしもいう保証もない。それに証拠を残しておくわけにもいくまい。『屍食教典儀』ほどのものならまだ他にもあることだし」 >そう言うと、小さく何かを呟き、ぱちりと指を鳴らした。 >「さて、これで後始末はすんだ。では行くとしようか」 >いつの間にか影の姿は、夜の闇に溶け込んだように消え去っていた。 偵察、様子を伺うために放った仲間を、あっさりと始末してしまう(汗) この冷酷な方が、敵の幹部なのでしょうか。 それにしても、秘密図書室にも、無いような・・・・『書』を探しているようですが・・・・。 どんな『力』を秘めた『本』なのでしょうか。 >この山羊面の男のモデルはずばり『ダンウィッチの怪』のウィルバー=ウェイトリーです。 >当初は出る予定はなかったのですが、手がかりとなるものが必要なので出ました。 >ようやくリナたちも黒幕へ近づけると思います。 ランファードさんとセシリアさんの協力を得て、黒幕へと近づいて行くのですね。 秘密図書室に納められた『力ある書』の中に、リナさんたちの助けとなるようなものがあると良いのですが。 >あと、弟はでません(扱いが困る) 確かに(汗) 弟さんや・・・・その背後におられる方(滝汗)が、出でこられたりしたら・・・・。 大変なことになってしまいそうですね(汗) 秘密図書室での戦いを、楽しく読ませていただきました。 セシリアさん。本当にナイスです♪ リナさんとガウリイさんと一緒に行動してくださると、リナさんの反応が、とても楽しみですね。 続きを読ませていただけるのを、楽しみにお待ちしております。 段々と寒くなってまいりましたね。 風邪も流行っているようですね。 お体にお気をつけて、お元気で。 では、失礼します。 |
30894 | 黒幕(の一部)、ようやく登場です | 棒太郎 | 2004/11/12 11:42:28 |
記事番号30890へのコメント >こんばんは。棒太郎さん。 >お忙しいなかでの、続けての投稿、すごいですね。 >お元気ですか。猫楽者です。 > >続きを楽しみに、お待ちしておりました。 こんにちは、猫楽者さん。 とりあえず仕事のほうはひと段落しましたので、今は落ち着いています。 まあ、またいつ忙しくなるかわかりませんが。 >>「そう。ここが魔道士協会の最重要施設のひとつよ。世界各地から集められた外法の魔道書や禁書などを封殺しているところよ」 > >この封印に挑み、無理やり突破しようとした方々も・・・・居るのでしょうね。 >無限に続く迷宮を、永遠に彷徨うようなことになったり(汗) >何処とも知れない場所へ、飛ばされ・・・・消えてしまったり・・・・とか、しているのでしょうか(滝汗) この部屋に無理矢理入ろうとした連中はいましたが、全員セリシアたちに叩きのめされています。 >>それゆえにその存在は公にはされておらず、また閲覧も厳しく制限、あるいは禁止されている。 > >権力争いや宮廷闘争に使えるような・・・・代物じゃ・・・・ありませんでしょうから(汗) >そおいう輩は、近づけないようにしておいた方が、良いのでしょうね。 >下手に手を出されたりしたら・・・・どんなことになるか(汗) なにも分かってない子どもに、爆発物あたえるようなものですからね。 >>本棚に収められた魔道書のひとつひとつに目をやりながら、世間一般の魔道書とは格段に違う存在感を感じ取っていた。 >>リナの後を歩くガウリイも、専門外ながらそれを感じていた。 > >秘密図書室の本たちも、リナさんとガウリイさんのことを。 >存在感とか・・・・オーラとかを観察していそうですね(汗) >収められている本と本との相性とかも、ありそうですね。 >この本と、この本は近くに置いておいたら・・・・・とんでもないことになる。とか(汗) 一冊一冊が魔道書としての存在感を出しまくっていますからね。 >>おかげで財産のほとんどをこの施設に使ってしまったけど――――ランファードは笑いながらそう言った。 >>「旦那が表の館長で、私がこの秘密図書室の室長ってわけ」 > >ランファードさんは、あのお方の一族の方なのですね。 >資金援助の名目で、口や手を出されては、たまりませんから。 >魔道士協会以外の組織や国などとは、無縁でいた方が良いのでしょうね。 創設者の名前は、お遊びで縁の人物からつけました。 図書館長といえば、この人でしょう。 >>「クレア・バイブルみたいなのもここにあるの?」 >>「流石にそれはないわ。写本はどこも手放したくないみたいね。ある種のステータスだし」 > >ここに写本が無くて、良かったです。 >もし写本があったら・・・・・ゼロスさんが、写本を燃やしに来て・・・・・。 >セシリアさん達に・・・・どんな目に遭わされる事になるのか(笑) >少〜し、その場面を見てみたいような、気もします(笑) クレアバイブルがここにあったらゼロスもとっくに来てるよな、と思い、写本は収蔵してないことにしました。 >>廊下の突き当たりで、その汚臭を放つ影がなにやらごそごそと動いていた。 >>しばらくしてその影は、現われた入り口の奥へと消えていった。 >>そして影は奥の部屋、秘密図書室へと姿を現した。 > >魔術による封印を、苦も無く通り抜けるとは、かなりの『力』を持った方なのですね。 >秘密図書室に関する、よほど正確な情報をつかんでいたのでしょうか。 この男の持ってる本の力も借りてますが、それなりに力を持っています。 >>声がしたかと思うと、男の体は後ろへ吹き飛んだ。 >>「入り口の結界を潜り抜けてくるなんて大したものね。けど、ここでのそんな行為は懲罰ものよ」 >>本棚の影からセリシアが姿を現した。 > >ランファードさんとセシリアさん。 >この手の危ないお客さんへの対応・・・・・慣れているようですね(汗) >やはり、あの手この手で、進入しようとする輩が後を立たないのでしょうか。 いままでにもいろいろと来てますからね。 対応には慣れてます。 >>叫ぶと同時に男に蹴りを食らわせて後ろへ倒すや、氷系の魔法が男を氷漬けにして、封じ込めた。 >>「おっけ〜〜〜〜〜。なかなかいいコンビネーションじゃないの〜〜」 >>セリシアの意味ありげな笑みに、リナはあさっての方向に目をそらす。 > >ガウリイさんとの、息の会った連携をなさるリナさん。 >そして。やはりナイスです♪セシリアさん♪ >流石のリナさんも、セシリアさんにはタジダシですね(笑) やっぱりあのじーちゃんの妹ですから。 年季も違います。 >>「イブトゥング・ヘフイエ――――」 >>男の口から紡ぎだされる呪文に応えるように、禍々しい力が収束する。 >>「イヤ・イヤァァァッ!!」 > >エズファレス・・・・・球体の招喚・・・・で出ていたお名前でしたっけ? >もしかしまして(汗)・・・・・・・門にして鍵のお方の・・・・・・お力を借りているのでしょうか(冷滝汗) 呪文はヨグ=ソトースのを参考にしていますが、ヨグ=ソトースの力を借りるものではないです。 >>セリシアの叫びと同時に、魔力を伴った衝撃が襲い掛かった。 >>「くっ!?フリーズアローッ!!」 >>リナが魔法を唱えるが、それは何かの壁に阻まれるように防がれた。 > >危ない『書』の力を使いこなしている、手ごわい相手ですね。 キザイアほどではないですが、やはり力はありますから。 >>「まかせときなさい!リナちゃん」 >>続いてリナの名を呼んだ。 >>「魔力障壁を張って防御しといてちょうだい!派手にいくわよ!」 > >セシリアさんの“荒っぽく”・・・・・“派手”・・・(汗) >かなり危険なことに・・・なりそうですね。 やっぱりじーちゃんの妹ですから。 若い頃はじーちゃんと同じく派手にやらかしていましたし。 >>「おなめじゃないわよ!”ギガ・インパクト(縮小版)”!!」 >>セリシアから放たれた金色の衝撃波がそれを呑みこみ、男にぶつかった。 > >あのお方(汗)の・・・お力をお借りしての攻撃(汗) >この攻撃には、ひとたまりも無いですね(汗) ギガスレイブ、ラグナブレードと同じく、金色の魔王の力を借りた呪文です。 彼女も若い頃クレアバイブルの写本を見たことがありますので。 >>「まあいい。まあいいさ。秘密図書室ならばと思ったが、必ずしもいう保証もない。それに証拠を残しておくわけにもいくまい。『屍食教典儀』ほどのものならまだ他にもあることだし」 >>そう言うと、小さく何かを呟き、ぱちりと指を鳴らした。 >>「さて、これで後始末はすんだ。では行くとしようか」 >>いつの間にか影の姿は、夜の闇に溶け込んだように消え去っていた。 > >偵察、様子を伺うために放った仲間を、あっさりと始末してしまう(汗) >この冷酷な方が、敵の幹部なのでしょうか。 >それにしても、秘密図書室にも、無いような・・・・『書』を探しているようですが・・・・。 >どんな『力』を秘めた『本』なのでしょうか。 彼もキザイアと同じ魔道士です。今後登場します。 本はこのあともいろいろと出てきます。 >>この山羊面の男のモデルはずばり『ダンウィッチの怪』のウィルバー=ウェイトリーです。 >>当初は出る予定はなかったのですが、手がかりとなるものが必要なので出ました。 >>ようやくリナたちも黒幕へ近づけると思います。 > >ランファードさんとセシリアさんの協力を得て、黒幕へと近づいて行くのですね。 >秘密図書室に納められた『力ある書』の中に、リナさんたちの助けとなるようなものがあると良いのですが。 次辺りで黒幕の概要が出ると思います。 >>あと、弟はでません(扱いが困る) > >確かに(汗) >弟さんや・・・・その背後におられる方(滝汗)が、出でこられたりしたら・・・・。 >大変なことになってしまいそうですね(汗) 弟はラスボスかその手前ぐらいでしか出せませんからね。 >秘密図書室での戦いを、楽しく読ませていただきました。 >セシリアさん。本当にナイスです♪ >リナさんとガウリイさんと一緒に行動してくださると、リナさんの反応が、とても楽しみですね。 > >続きを読ませていただけるのを、楽しみにお待ちしております。 > >段々と寒くなってまいりましたね。 >風邪も流行っているようですね。 >お体にお気をつけて、お元気で。 >では、失礼します。 セリシアは室長ですからそう長いこと職を空けるわけにはいかないので、リナたちと一緒に行くことは出来ないです。 基本パーティーはいつもの4人組で、それに+αがつく予定です。 それではどうもありがとうございました。 |
30899 | 闇黒の断章 〜第2章〜 「魔道士の挽歌」3 | 棒太郎 | 2004/11/13 00:36:56 |
記事番号30871へのコメント こんばんは、棒太郎です。 なんとか話は次の段階へ移っていけそうです。 それでは続きをどうぞ。 ************************************* 『闇黒の断章』 〜第2章〜 「魔道士の挽歌」3 秘密図書室の攻防から一夜明けた翌日、 リナとガウリイはセリシアに呼ばれ、館長室に来ていた。 「大叔母さん、昨日のヤツのことなにかわかったの?」 「ま〜〜、関係ありそうなことはチラホラとね」 手にした本の山をデスクに積み重ねながら、リナに訊ねた。 「リナちゃん。昨夜のヤツが断末魔に言ってたこと覚えてる?」 「え〜〜〜と、確か・・・・・・シャ――ド=メルって・・・・・・・・」 「そうよ、シャッド=メル――――恐らくはこれと関係があると思うわ」 そう言って一冊の本を手に取り、とあるページを開く。 「え〜〜と・・・・・・”シャッド=メル秘密教団”?なにコレ?めちゃ妖しいんだけど・・・・・・」 「そ、200年前くらいかな?その当時出てきた宗教集団。ま、早い話が秘密宗教結社ね」 「200年前の―――――」 「その教団の創設者にして首領ってのが、シャッド=メルっていうヤツよ。でもすんごい秘密主義だったみたいでね。教団の全貌はよく分かってないの」 「謎の秘密結社か・・・・・・・・」 ペラペラとページをめくりながらリナが呟く。 「でも、しばらくして教団の名はまったく聞かなくなった――――――何者かとの抗争で壊滅した、って話があるわ」 「過去に潰れた宗教結社をなにかしら知って活動する、ということが多いからね」 セリシアの言葉を継いで、ランファードが口を開いた。 「その”シャッド=メル秘密教団”だけど、アルゼンガルトの南部のルブ・アル・ハリ砂漠に拠点を置いていたそうだよ」 「それでね。そこまで調べてたら面白い事が分かったのよ」 「面白いこと?」 「ええ、実はキザイアが、死んだとされる直前にそこに行ってるらしいのよ」 セリシアの言葉にリナは驚きの色を浮かべた。 「キザイアが行った頃には、教団はすでになくなってるんだけどね。ただ―――――」 「ただ―――?」 「キザイアの研究と、そこを照らし合わせるとちょっと気になることがあってね」 そうしてセリシアはリナたちを再び秘密図書室へと連れて行った。 秘密図書室で、セリシアは奥からひとつの文書を持ってきた。 「さっき言ったルブ・アル・ハリ砂漠だけど、その周りの地方には古くからある遺跡の伝説があるの」 「伝説?」 「そ。カラ=シェール(暗黒の都市)とかベレド=エル=ジン(魔物の都市)とか呼ばれてる超古代遺跡よ。禁断の廃都として恐れられてるわ」 そう言って、持ってきた本をリナたちの前に置いた。 「これは『グ=ハーン断章』と呼ばれてるものよ。正式な名前は分からないわ。最初に解読された部分に”グ=ハーン”という名があったから、そう呼ばれてるの。それにこれは断章っていうように、何かの文書の一部とされてるの」 「この本がその遺跡の伝説と関係が?」 「ええ、どうもこれは超古代遺跡に関する情報の宝庫みたいなのよ。ま、解読はあんまり進んでないんだけどね。そこにね、え〜〜とコレね」 その指差されたページを見てみると、 「”Nameless City”・・・・・・無名都市?」 「いつ、誰が建造したのかわからない謎の超古代遺跡。砂漠の奥深くに埋もれた禁断の廃都。誰もその詳しい姿を知るものはいないのよ」 そういった類の話は眉唾物を含めてよく聞くが、今聞いたこの話には知らず唾を飲み込んだ。 「伝説の超古代遺跡・・・・・・その砂漠地帯を拠点とした秘密教団・・・・・キザイアの行動・・・・・・・そして昨夜のヤツが口にした名・・・・・・・・・ど〜〜も引っかかると思わない?」 「そうですね・・・・・・・・」 口元を押さえながらリナは考え込む。 「ただ・・・・・・・思った以上に事は大きくてヤバくなるかも知れないわね」 「でも・・・・・・・行って見ます。折角の手がかりだし」 「そう。私もついて行って上げたいけど、ここを長く離れるわけにはいかないから」 そうね―――と呟き、セリシアは立ち上がった。 「リナちゃんもそこまで成長したことだし―――――餞別に私が編み出した魔法を幾つか授けてあげるわ」 街道筋を、フードを目深に被った男がわき目も振らずに歩いていた。 (しばらく音信不通だったからな。まずはエルマに連絡をつけないと) まだ治りきらぬ体を推して、ゼルガディスは一路セイルーンを目指していた。 (また厄介なことになりそうだ・・・・・・・しかも奴まで向こうにいては―――――) そのとき、 「あら、そこの旅の御方。ちょっとどう?」 横から声がかけられたが、ゼルガディスは振り向くことなく無視した。 「ふふ、つれない御人だこと。折角セイルーンの王女様のことをお話してあげようと思ったのに―――」 「!?」 その言葉に驚き振り向くと、 「はぁい♪」 「貴様はっ!?」 そこには長煙管を咥えた優雅な貴婦人がいた。 その姿を認めるや、ゼルガディスは腰の剣に手を掛けた。 「お待ちなさいな。マスターの仕事は終わりましたもの。別段貴方とやり合うことはありませんわよ」 扇を開いて口元に当て、ホホホと笑った。 「さっきの言葉・・・・・どういう意味だ!?」 「うふふ。たいしたことじゃないわ。貴方のお気に入りのあのお姫様が、旅立たれたというだけだから」 「なにっ!?」 「確かアスガルドといったかしら?その国へ向かっているわ」 そう言うと女性は踵を返し、ウインクをひとつゼルガディスに送って立ち去っていった。 「あ、そうそう。今回はもうマスターは関わりませんわ。安心して旅を続けなさいな」 その声だけが降ってきた。 「くっ!」 ゼルガディスは剣を納めるや、西へ向かって駆け出した。 そして、アメリアは―――――― 「ほほう、アスガルドへおひとりで?それはなかなか大変ですね」 とある街角でアメリアとひとりの男が話していた。 異国の珍しい意匠の服を来た、褐色の肌をした男であった。 「一人旅は大変でしょう。旅は道ずれ、世は情け。私もそちらに向かう途中ですので、よろしければご一緒に如何ですか?」 「え、いいんですか?」 「ええ、結構ですよ。貴女のお名前は?」 「アメリアです」 「ではミス・アメリア。私はチャンドラプトラと申します。よろしく」 ************************************* 続きでした。 次回からまた舞台は移ります。 そろそろ4人も集合すると思います。そして+αも。 分かる人には分かるでしょうが・・・・・・・ それではまた次回。 |
30905 | アルハザードのランプ!?(滝汗) | 猫楽者 E-mail | 2004/11/14 02:01:27 |
記事番号30899へのコメント >こんばんは、棒太郎です。 こんばんは、棒太郎さん。 お仕事の方が、ひと段落して落ち着いたとのこと。 良かったです。 休めるときに、体を休めてリフレッシュしないと。 体よりも先に、精神的に辛くなったりしますから。 お忙しくなる前に、ときには、のんびりゆっくり過ごすのも良いのではないでしょうか。 早いペースで続きを投稿なさって、凄いなあと思っております。 続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにしておりました。 >「え〜〜と・・・・・・”シャッド=メル秘密教団”?なにコレ?めちゃ妖しいんだけど・・・・・・」 >「そ、200年前くらいかな?その当時出てきた宗教集団。ま、早い話が秘密宗教結社ね」 >「200年前の―――――」 >「その教団の創設者にして首領ってのが、シャッド=メルっていうヤツよ。でもすんごい秘密主義だったみたいでね。教団の全貌はよく分かってないの」 「シャッド=メル」(汗) たしか・・・・・「シャッド=メル」は・・・・クトーニアン一族の最大の個体のお名前だったような(滝汗) 創設者で首領の方が・・・・自らそう名乗っていた・・・・。 しかも教団の名称として使用していた・・・・。 リナさんの仰るとおり・・・・妖しい雰囲気・・・・全開ですね(滝汗) >そうしてセリシアはリナたちを再び秘密図書室へと連れて行った。 >秘密図書室で、セリシアは奥からひとつの文書を持ってきた。 >「さっき言ったルブ・アル・ハリ砂漠だけど、その周りの地方には古くからある遺跡の伝説があるの」 >「伝説?」 >「そ。カラ=シェール(暗黒の都市)とかベレド=エル=ジン(魔物の都市)とか呼ばれてる超古代遺跡よ。禁断の廃都として恐れられてるわ」 ルブ・アル・ハリ砂漠(汗) アラビア半島の砂漠・・・・・でしたよね(汗) 『カラ=シェール(暗黒の都市)』(滝汗)・・・・・・『ベレド=エル=ジン(魔物の都市)』(冷滝汗)・・・・。 も・・・もしかしまして・・・・・・・・・。 >そう言って、持ってきた本をリナたちの前に置いた。 >「これは『グ=ハーン断章』と呼ばれてるものよ。正式な名前は分からないわ。最初に解読された部分に”グ=ハーン”という名があったから、そう呼ばれてるの。それにこれは断章っていうように、何かの文書の一部とされてるの」 >「この本がその遺跡の伝説と関係が?」 >「ええ、どうもこれは超古代遺跡に関する情報の宝庫みたいなのよ。ま、解読はあんまり進んでないんだけどね。そこにね、え〜〜とコレね」 流石は、秘密図書室ですね。 『グ=ハーン断章』までも、蔵書としておられるのですね。 これは、本当に秘密図書室の『書』を狙って来るような輩が、後を絶たないのでしょうね(汗) >その指差されたページを見てみると、 >「”Nameless City”・・・・・・無名都市?」 >「いつ、誰が建造したのかわからない謎の超古代遺跡。砂漠の奥深くに埋もれた禁断の廃都。誰もその詳しい姿を知るものはいないのよ」 『無名都市』・・・・って(冷滝汗&涙目) ギザイアさんは、何を求めて・・・・訪れ・・・・何を手にしたのでしょうか(汗) >そういった類の話は眉唾物を含めてよく聞くが、今聞いたこの話には知らず唾を飲み込んだ。 >「伝説の超古代遺跡・・・・・・その砂漠地帯を拠点とした秘密教団・・・・・キザイアの行動・・・・・・・そして昨夜のヤツが口にした名・・・・・・・・・ど〜〜も引っかかると思わない?」 >「そうですね・・・・・・・・」 >口元を押さえながらリナは考え込む。 >「ただ・・・・・・・思った以上に事は大きくてヤバくなるかも知れないわね」 >「でも・・・・・・・行って見ます。折角の手がかりだし」 >「そう。私もついて行って上げたいけど、ここを長く離れるわけにはいかないから」 >そうね―――と呟き、セリシアは立ち上がった。 >「リナちゃんもそこまで成長したことだし―――――餞別に私が編み出した魔法を幾つか授けてあげるわ」 リ・・・リリ・・・リナさんとガウリイさん・・・・・行かれるのですか(滝汗) 確かに・・・・唯一の手掛かり・・・・なのですが・・・・。 “あの”・・・・・『無名都市』へ・・・・・行くのですか(背中に大量の冷汗) セシリアさんのオリジナル魔法。 どんな魔法なのでしょうか。そして、どのような場面でお使いになるのか。 とても楽しみです。 >「あら、そこの旅の御方。ちょっとどう?」 >横から声がかけられたが、ゼルガディスは振り向くことなく無視した。 >「ふふ、つれない御人だこと。折角セイルーンの王女様のことをお話してあげようと思ったのに―――」 >「!?」 ゼルガディスさんにとっては、“セイルーンの王女様”の一言は。 ゼルガディスさんを無条件に振り向かせる、魔法の呪文のようですね(笑) >「さっきの言葉・・・・・どういう意味だ!?」 >「うふふ。たいしたことじゃないわ。貴方のお気に入りのあのお姫様が、旅立たれたというだけだから」 >「なにっ!?」 >「確かアスガルドといったかしら?その国へ向かっているわ」 >そう言うと女性は踵を返し、ウインクをひとつゼルガディスに送って立ち去っていった。 >「あ、そうそう。今回はもうマスターは関わりませんわ。安心して旅を続けなさいな」 >その声だけが降ってきた。 >「くっ!」 >ゼルガディスは剣を納めるや、西へ向かって駆け出した。 ロペティさんは、ゼルガディスさんのことを気に入っていらっしゃるようですね(汗) アメリアさん絡みのお話に、焦るゼルガディスさんの反応を・・・・楽しんでいらっしゃるような(汗) アメリアさんが旅立ち・・・・向かったアスガルド(滝汗)・・・へと。 ゼルガディスさんは、全速力で向かうのですね。 >そして、アメリアは―――――― > >「ほほう、アスガルドへおひとりで?それはなかなか大変ですね」 >とある街角でアメリアとひとりの男が話していた。 >異国の珍しい意匠の服を来た、褐色の肌をした男であった。 >「一人旅は大変でしょう。旅は道ずれ、世は情け。私もそちらに向かう途中ですので、よろしければご一緒に如何ですか?」 >「え、いいんですか?」 >「ええ、結構ですよ。貴女のお名前は?」 >「アメリアです」 >「ではミス・アメリア。私はチャンドラプトラと申します。よろしく」 そして・・・・・アメリアさんとご一緒に旅をなさる・・・・このお方は(汗) 銀の鍵は、持っていらっしゃるのでしょうか? このお方は、恐ろしい敵となってしまうのか。 心強い味方となってくださるのか。 >次回からまた舞台は移ります。 >そろそろ4人も集合すると思います。そして+αも。 >分かる人には分かるでしょうが・・・・・・・ いよいよ。正義の仲良し4人組が勢ぞろいなさるのですね。 『+α』の方々・・・・(汗)・・・・。 お二人は、前回までに出ておられましたから・・・・。 どんな方々が、出でこられるのか。楽しみにしております。 ドキドキしながら読ませていただきました。 ゼルガディスさんは。ロペティさんから声をかけられた場所から。 アスガルドまでの移動時間の世界記録を塗り替えるような(笑) 凄いスピードで移動しそうですね。 次の舞台が、『あの都市』になる。とは、予想もしておりませんでした。 今回の敵。以外にも・・・・厄介なことになりそうですね(汗) 合流なさったリナさんたちが、『あの都市』で。 どんな冒険をなさるのか。 続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにしております。 もう11月の上旬が終わろうとしていますね。 あちこちに大きなツリーが飾られるような時期となり。 寒くなってまいりました。 風邪が大分流行っているようですので、お体にお気をつけて、お元気で。 では、失礼します。 |
30910 | <呪われた廃都>の登場です | 棒太郎 | 2004/11/15 21:41:24 |
記事番号30905へのコメント >こんばんは、棒太郎さん。 >お仕事の方が、ひと段落して落ち着いたとのこと。 >良かったです。 >休めるときに、体を休めてリフレッシュしないと。 >体よりも先に、精神的に辛くなったりしますから。 >お忙しくなる前に、ときには、のんびりゆっくり過ごすのも良いのではないでしょうか。 > >早いペースで続きを投稿なさって、凄いなあと思っております。 >続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにしておりました。 こんばんは、猫楽者さん。 前半と打って変わって、今はヒマヒマプーです。 けれど、そろそろまた忙しくなって食うと思います。 >>「その教団の創設者にして首領ってのが、シャッド=メルっていうヤツよ。でもすんごい秘密主義だったみたいでね。教団の全貌はよく分かってないの」 > >「シャッド=メル」(汗) >たしか・・・・・「シャッド=メル」は・・・・クトーニアン一族の最大の個体のお名前だったような(滝汗) >創設者で首領の方が・・・・自らそう名乗っていた・・・・。 >しかも教団の名称として使用していた・・・・。 >リナさんの仰るとおり・・・・妖しい雰囲気・・・・全開ですね(滝汗) 原作のほうでは、地底都市グ=ハーンに跋扈する異形の生物を率いる悪魔です。 ここでは名前を拝借していますが、妖しいのは変わりないです。 >>「そ。カラ=シェール(暗黒の都市)とかベレド=エル=ジン(魔物の都市)とか呼ばれてる超古代遺跡よ。禁断の廃都として恐れられてるわ」 > >ルブ・アル・ハリ砂漠(汗) >アラビア半島の砂漠・・・・・でしたよね(汗) >『カラ=シェール(暗黒の都市)』(滝汗)・・・・・・『ベレド=エル=ジン(魔物の都市)』(冷滝汗)・・・・。 >も・・・もしかしまして・・・・・・・・・。 はい、アラビア南部のあの砂漠です。 >>「これは『グ=ハーン断章』と呼ばれてるものよ。正式な名前は分からないわ。最初に解読された部分に”グ=ハーン”という名があったから、そう呼ばれてるの。それにこれは断章っていうように、何かの文書の一部とされてるの」 > >流石は、秘密図書室ですね。 >『グ=ハーン断章』までも、蔵書としておられるのですね。 >これは、本当に秘密図書室の『書』を狙って来るような輩が、後を絶たないのでしょうね(汗) 他にもいろいろコレ級の本が収蔵されています。 >>「”Nameless City”・・・・・・無名都市?」 >>「いつ、誰が建造したのかわからない謎の超古代遺跡。砂漠の奥深くに埋もれた禁断の廃都。誰もその詳しい姿を知るものはいないのよ」 > >『無名都市』・・・・って(冷滝汗&涙目) >ギザイアさんは、何を求めて・・・・訪れ・・・・何を手にしたのでしょうか(汗) キザイアの行動についても、今後でてきます。 >>「でも・・・・・・・行って見ます。折角の手がかりだし」 >>「そう。私もついて行って上げたいけど、ここを長く離れるわけにはいかないから」 >>そうね―――と呟き、セリシアは立ち上がった。 >>「リナちゃんもそこまで成長したことだし―――――餞別に私が編み出した魔法を幾つか授けてあげるわ」 > >リ・・・リリ・・・リナさんとガウリイさん・・・・・行かれるのですか(滝汗) >確かに・・・・唯一の手掛かり・・・・なのですが・・・・。 >“あの”・・・・・『無名都市』へ・・・・・行くのですか(背中に大量の冷汗) >セシリアさんのオリジナル魔法。 >どんな魔法なのでしょうか。そして、どのような場面でお使いになるのか。 >とても楽しみです。 今の段階で一番の手がかりですから・・・・・・・・ セリシアオリジナルの魔法・・・・・・これから考えます(←おい) >>「ふふ、つれない御人だこと。折角セイルーンの王女様のことをお話してあげようと思ったのに―――」 >>「!?」 > >ゼルガディスさんにとっては、“セイルーンの王女様”の一言は。 >ゼルガディスさんを無条件に振り向かせる、魔法の呪文のようですね(笑) まさに魔法の呪文ですね。 もう、条件反射じゃないでしょうか(笑) >>「あ、そうそう。今回はもうマスターは関わりませんわ。安心して旅を続けなさいな」 >>その声だけが降ってきた。 >>「くっ!」 >>ゼルガディスは剣を納めるや、西へ向かって駆け出した。 > >ロペティさんは、ゼルガディスさんのことを気に入っていらっしゃるようですね(汗) >アメリアさん絡みのお話に、焦るゼルガディスさんの反応を・・・・楽しんでいらっしゃるような(汗) >アメリアさんが旅立ち・・・・向かったアスガルド(滝汗)・・・へと。 >ゼルガディスさんは、全速力で向かうのですね。 ゼルガディスを気に入るというより、悪戯っ子のように反応を楽しんでます。 アスガルドへは猪突猛進、猛ダッシュで向かうでしょう。 >>「ええ、結構ですよ。貴女のお名前は?」 >>「アメリアです」 >>「ではミス・アメリア。私はチャンドラプトラと申します。よろしく」 > >そして・・・・・アメリアさんとご一緒に旅をなさる・・・・このお方は(汗) >銀の鍵は、持っていらっしゃるのでしょうか? >このお方は、恐ろしい敵となってしまうのか。 >心強い味方となってくださるのか。 アメリアと道中を共にするのは・・・・・・・・・・このひとでした。 銀の鍵は持ってませんが、アレはもってます。 >>次回からまた舞台は移ります。 >>そろそろ4人も集合すると思います。そして+αも。 >>分かる人には分かるでしょうが・・・・・・・ > >いよいよ。正義の仲良し4人組が勢ぞろいなさるのですね。 >『+α』の方々・・・・(汗)・・・・。 >お二人は、前回までに出ておられましたから・・・・。 >どんな方々が、出でこられるのか。楽しみにしております。 > >ドキドキしながら読ませていただきました。 >ゼルガディスさんは。ロペティさんから声をかけられた場所から。 >アスガルドまでの移動時間の世界記録を塗り替えるような(笑) >凄いスピードで移動しそうですね。 とりあえず暗黒の人は出てきたので、もう少し後になりますが、別のキャラが3人ほど出る予定です。 ゼルガディスは世界新記録を叩き出すでしょう(笑) >次の舞台が、『あの都市』になる。とは、予想もしておりませんでした。 >今回の敵。以外にも・・・・厄介なことになりそうですね(汗) > >合流なさったリナさんたちが、『あの都市』で。 >どんな冒険をなさるのか。 >続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにしております。 > >もう11月の上旬が終わろうとしていますね。 >あちこちに大きなツリーが飾られるような時期となり。 >寒くなってまいりました。 >風邪が大分流行っているようですので、お体にお気をつけて、お元気で。 >では、失礼します。 最初に構想を考えた時は遺跡を舞台にと考えてまして、そこから『無名都市』にお出まし願おうという運びになりました。 まだまだ序盤ですが、どうぞお付き合いください。 だんだんと寒くなってきましたし、冬がやってきますね。 寒いのは苦手です。 それではどうもありがとうございました。 |
30907 | 天然は最強だ♪ | エモーション E-mail | 2004/11/14 21:28:46 |
記事番号30899へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 今回は黒幕について、だいたい判明なのですね。 そしてジゴマさんの誘導はとりあえず、今回のゼルで一段落でしょうか。 ラストのアメリアが出会った人物に……(がくがくぶるぶる)。 アメリアはそうと知らずに、その時点で最強のジョーカーと巡り会っちゃうのでしょうか……。 >「え〜〜と・・・・・・”シャッド=メル秘密教団”?なにコレ?めちゃ妖しいんだけど・・・・・・」 >「そ、200年前くらいかな?その当時出てきた宗教集団。ま、早い話が秘密宗教結社ね」 >「200年前の―――――」 >「その教団の創設者にして首領ってのが、シャッド=メルっていうヤツよ。でもすんごい秘密主義だったみたいでね。教団の全貌はよく分かってないの」 秘密主義の謎の宗教団体……(汗)これだけで充分怪しさ大爆発過ぎですよね。 さらに一体何を崇拝していたのか(……遠い目)が、最大の問題ですし(滝汗) >「”Nameless City”・・・・・・無名都市?」 >「いつ、誰が建造したのかわからない謎の超古代遺跡。砂漠の奥深くに埋もれた禁断の廃都。誰もその詳しい姿を知るものはいないのよ」 >そういった類の話は眉唾物を含めてよく聞くが、今聞いたこの話には知らず唾を飲み込んだ。 >「伝説の超古代遺跡・・・・・・その砂漠地帯を拠点とした秘密教団・・・・・キザイアの行動・・・・・・・そして昨夜のヤツが口にした名・・・・・・・・・ど〜〜も引っかかると思わない?」 ……(滝汗) もの凄くとんでもないものを相手にするような……(汗) >「でも・・・・・・・行って見ます。折角の手がかりだし」 >「そう。私もついて行って上げたいけど、ここを長く離れるわけにはいかないから」 >そうね―――と呟き、セリシアは立ち上がった。 >「リナちゃんもそこまで成長したことだし―――――餞別に私が編み出した魔法を幾つか授けてあげるわ」 そう行動するしかないと分かってはいても、うわ〜(汗)な気分ですね。 これは……セシリアさんとしては、選別に呪文を授けないと不安じゃないかという気が。 >横から声がかけられたが、ゼルガディスは振り向くことなく無視した。 >「ふふ、つれない御人だこと。折角セイルーンの王女様のことをお話してあげようと思ったのに―――」 >「!?」 アメリアの事と聞いた途端、反応するゼル。素直ですね。 >「うふふ。たいしたことじゃないわ。貴方のお気に入りのあのお姫様が、旅立たれたというだけだから」 >「なにっ!?」 >「確かアスガルドといったかしら?その国へ向かっているわ」 >そう言うと女性は踵を返し、ウインクをひとつゼルガディスに送って立ち去っていった。 >「あ、そうそう。今回はもうマスターは関わりませんわ。安心して旅を続けなさいな」 >その声だけが降ってきた。 >「くっ!」 >ゼルガディスは剣を納めるや、西へ向かって駆け出した。 ジゴマさんが関わらないと分かっても、「アメリアが旅に出た」と聞いたら、 ゼルは安心なんて出来ませんね(^_^;) さっそくアメリアを追いかけて、アスガルドへ向かうゼル。 ……何だかリナ達に会うより先に、根性でアメリアを探しあてそうですね。 >異国の珍しい意匠の服を来た、褐色の肌をした男であった。 >「一人旅は大変でしょう。旅は道ずれ、世は情け。私もそちらに向かう途中ですので、よろしければご一緒に如何ですか?」 >「え、いいんですか?」 >「ええ、結構ですよ。貴女のお名前は?」 >「アメリアです」 >「ではミス・アメリア。私はチャンドラプトラと申します。よろしく」 でーーーーーーーーたーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!(滝汗) よりにもよってこの方と遭遇ですか、アメリア……(滝汗) 何気に和やかに会話と交渉(?)が成立している辺りに、「天然は最強である」 という言葉を思い出しました。 ゼルが見たら(多分正体分からなくても、ヤバさ加減には気づきそうですから)、 本気でどうしたいいのかと、頭を抱えそうですね。 これもゼルにとっては、ある種の受難のような気がしてきました。(笑) >続きでした。 >次回からまた舞台は移ります。 >そろそろ4人も集合すると思います。そして+αも。 >分かる人には分かるでしょうが・・・・・・・ >それではまた次回。 次回で舞台が移るのですね。 さっそく砂漠になるのか、その道中になるのか。何にせよ、4人と+αの集合が楽しみです。 ここ2〜3日、またいきなり冷え込み出しましたね。風邪など引かないようご注意下さいませ。 それでは、続きを楽しみにお待ちしつつ、今日はこの辺で失礼します。 |
30911 | 知らないほうが幸せなこともある・・・・・ | 棒太郎 | 2004/11/15 21:55:07 |
記事番号30907へのコメント >棒太郎様、こんばんは。 > >今回は黒幕について、だいたい判明なのですね。 >そしてジゴマさんの誘導はとりあえず、今回のゼルで一段落でしょうか。 >ラストのアメリアが出会った人物に……(がくがくぶるぶる)。 >アメリアはそうと知らずに、その時点で最強のジョーカーと巡り会っちゃうのでしょうか……。 こんばんは、エモーションさん。 今回で黒幕についての外枠が判明しました。 ジゴマの干渉はとりあえずはひと段落です。 >>「その教団の創設者にして首領ってのが、シャッド=メルっていうヤツよ。でもすんごい秘密主義だったみたいでね。教団の全貌はよく分かってないの」 > >秘密主義の謎の宗教団体……(汗)これだけで充分怪しさ大爆発過ぎですよね。 >さらに一体何を崇拝していたのか(……遠い目)が、最大の問題ですし(滝汗) 秘密結社は妖しいのが相場ですからね。 この話ですし、とてもイヤンなものを崇拝していたと。 >>「伝説の超古代遺跡・・・・・・その砂漠地帯を拠点とした秘密教団・・・・・キザイアの行動・・・・・・・そして昨夜のヤツが口にした名・・・・・・・・・ど〜〜も引っかかると思わない?」 > >……(滝汗) >もの凄くとんでもないものを相手にするような……(汗) だんだんと事が大きくなってきました。 >>そうね―――と呟き、セリシアは立ち上がった。 >>「リナちゃんもそこまで成長したことだし―――――餞別に私が編み出した魔法を幾つか授けてあげるわ」 > >そう行動するしかないと分かってはいても、うわ〜(汗)な気分ですね。 >これは……セシリアさんとしては、選別に呪文を授けないと不安じゃないかという気が。 『無名都市』を僅かでも知っている者でしたら・・・・・・本当にイヤ〜〜ンな気分ですね。 >>横から声がかけられたが、ゼルガディスは振り向くことなく無視した。 >>「ふふ、つれない御人だこと。折角セイルーンの王女様のことをお話してあげようと思ったのに―――」 >>「!?」 > >アメリアの事と聞いた途端、反応するゼル。素直ですね。 もうほとんど条件反射ですね(笑) >>「あ、そうそう。今回はもうマスターは関わりませんわ。安心して旅を続けなさいな」 >>その声だけが降ってきた。 >>「くっ!」 >>ゼルガディスは剣を納めるや、西へ向かって駆け出した。 > >ジゴマさんが関わらないと分かっても、「アメリアが旅に出た」と聞いたら、 >ゼルは安心なんて出来ませんね(^_^;) >さっそくアメリアを追いかけて、アスガルドへ向かうゼル。 >……何だかリナ達に会うより先に、根性でアメリアを探しあてそうですね。 ジゴマ<<<<<〜〜〜<<<<<アメリアですからね。 これも愛(?)ですね。 >>「ええ、結構ですよ。貴女のお名前は?」 >>「アメリアです」 >>「ではミス・アメリア。私はチャンドラプトラと申します。よろしく」 > >でーーーーーーーーたーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!(滝汗) >よりにもよってこの方と遭遇ですか、アメリア……(滝汗) >何気に和やかに会話と交渉(?)が成立している辺りに、「天然は最強である」 >という言葉を思い出しました。 >ゼルが見たら(多分正体分からなくても、ヤバさ加減には気づきそうですから)、 >本気でどうしたいいのかと、頭を抱えそうですね。 >これもゼルにとっては、ある種の受難のような気がしてきました。(笑) でましたーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!! ポンと登場です。このひと。 ジゴマ以上ですからね。 >>続きでした。 >>次回からまた舞台は移ります。 >>そろそろ4人も集合すると思います。そして+αも。 >>分かる人には分かるでしょうが・・・・・・・ >>それではまた次回。 > >次回で舞台が移るのですね。 >さっそく砂漠になるのか、その道中になるのか。何にせよ、4人と+αの集合が楽しみです。 >ここ2〜3日、またいきなり冷え込み出しましたね。風邪など引かないようご注意下さいませ。 >それでは、続きを楽しみにお待ちしつつ、今日はこの辺で失礼します。 +α、とりあえず1人集合です。 リナ達側にはあと3人予定しております。 ようやく本番の舞台に移っていきます。よろしければお付き合いください。 だいぶ冷えてきました。寒いのは苦手です。冬眠してたいです。 それではどうもありがとうございました。 |
30915 | 闇黒の断章 〜第2章〜 幕間 | 棒太郎 | 2004/11/20 23:13:08 |
記事番号30871へのコメント こんばんは、棒太郎です。 気が付けば今年も残すところ一月半となりました。早いもんです。 なんか毎年、年越し辺りに長編書いてるな〜〜としみじみ思いました。 それでは続きをどうぞ。 ************************************* 『闇黒の断章』 〜第2章〜 ―幕間― 深遠。 深淵。 果てなく続く無限の海。 すべては泡沫。 思い醒ませば儚く消える夢。 そこは始原にして終焉。 終わりにして始まり。 その、虚無であり完全である世界にたゆたう存在(もの) 彼女こそが混沌の海。 混沌の海こそが彼女。 いつ果てるとも知れぬ無限の静寂の意識。 彼女はたゆたう。 「お邪魔いたします」 唐突に。 無限の静寂の世界に。 異形の声が響いた。 瘴気を孕んだ風が吹きぬけ、濃密な、邪悪な闇黒が世界に入ってきた。 彼女はそれに意識を覚醒させた。 「―――――金色の魔王殿」 ニィッと唇の端を吊り上げて、笑みを浮かべながら、漆黒の肌をした長躯の男がそこにいた。 「貴様か―――――”這い寄る混沌”」 そう、声が響くや凄まじいプレッシャーが男にぶつかった。 「いやはや、これはなんとも強烈な御挨拶で。何かお気に召さないことでも?」 例え竜神や魔王といえども、発せられた瞬間に滅んでしまいそうなそれを受けても、男は顔色を変えずに立っていた。 「あんたの道化芝居とかね――――ナイアルラトホテップ」 男の目の前にひとりの女性が現われた。 金色の髪をなびかせる、あらゆる存在を超越する美の結晶と言える美しさであった。 混沌の王―――金色の魔王、ロード・オブ・ナイトメアの化身のひとつであった。 「あんた、確か前のとききちんと後始末していけって言わなかったっけ」 「おや?きちんと掃除しておきましたが?」 「し忘れがおおいにあったわよ」 「それは、それは。申し訳ございません」 慇懃にナイアルラトホテップは頭を下げる。 そのナイアルラトホテップを、L―――と呼称している化身―――は骨の髄まで凍りつかせるような視線を向けていた。 「で?今日は何しに来たわけ?」 「いえなに、随分と前に私どもの次元からそちらに来たものがいますでしょう?それに用がありましてね」 「ああ、あれ?ずっと放っておいたくせに今更?」 Lの言葉に、ナイアルラトホテップの顔に亀裂のような笑みが浮かぶ。 「ふふ、確かに。大人しくしているままでしたら、このまま放っていたのですが―――――」 クカカカカと哄笑が響き渡る。 「どうにもまた事を起こすような感じでしてね。こちらも以前に売られた喧嘩ですし、そういうつもりならきっちり追い込みをかけておかねばいけませんからね」 「・・・・・・・・・・・・」 「それでまあ、そのことで貴女様に許可を戴きに来たのですよ」 「あんた・・・・・前回余計なことしてくれたの憶えてる?」 「ああ、あれですか。あれはまあ、余興――――あ、いえ憶えておりますよ。今回はああいうことはいたしませんよ。我が主に懸けて誓います」 Lがゆらりと手にしたハルバートに、ナイアルラトホテップはそう言った。 「それにしても、貴女様がやつの存在を黙認しておりましとはね」 「・・・・・・・・別に。あたしのところを干渉するってんならぶっ飛ばしてるけど。ただ居る分にはどーってことないじゃない」 「そうですか。まあ、そうしておきましょう。それでは失礼致します―――金色の魔王殿」 燃え盛る闇黒の炎が吹き荒れ、ナイアルラトホテップの存在は混沌の海から消えていった。 抜けるように青い空が広がっている。 その空の下に、同じような蒼髪をなびかせる女性が立っていた。 何かを探るように虚空の彼方を見つめている。 (奴め・・・・・・何処にいる・・・・・・・) 彼女は、あの丘で出遭った暗黒の男を追っていた。 (貴様の好きにはさせないわ・・・・・・・!) 手に持っていた鞘をギュッと握り締めると、射抜くような視線を向ける。 そのとき―――― 「ねえ、おねちゃん。どうしたの?」 不意に声が聞こえてきた。 「!?」 内心驚きを浮かべながら振り向くと、4,5歳ほどの小さな女の子がこちらを見つめていた。 (近くの村の子か・・・・・・・?だが、先程までなんの気配も―――――) 「?」とした表情でダルフィンを見つめる少女をじっと見つめる。 「あなた――――――」 そう言いかけたとき、 「駄目だよ、アイツを追おうなんて考えちゃ。前の時で懲りてないの?」 「!?」 少女の言葉にダルフィンは構えた。 何者だ――――鋭い視線を向け、ダルフィンは力を発そうとした。 「あらら。そう怖い顔しないの♪」 無邪気な声でそう言うや、凄まじい圧迫感が彼女を押さえ込んだ。 「なっ!?」 五大魔族のひとりであるダルフィンが、指ひとつ動かせない。 「もう一度言っておくわ」 年相応の声でありながら、そこに圧倒的な威厳があった。 「アイツを追うのはやめなさい。これは私からの命令よ」 「なっ・・・・・!?お、お前は・・・・・・?」 「今のお前の状態、とりあえずはそのままに置いてあるが・・・・・・だが改竄は許さぬ」 少女の相貌が光る。 そのオーラを見て、ダルフィンは戦慄とともに理解した。 「ま、まままままま、まままさか・・・・・・・・・・お、おおおおおおおかあさ――――」 ヒッと息を飲み込んだ。その身は恐怖に打ち震えていた。 「本来ならばそのような干渉、即刻滅消だが―――――」 少女が目を細める。それを見たダルフィンがびくりと身を震わせた。 滅びる―――――ダルフィンは絶対的な絶望を悟った。 混沌の海に還るのではない。次元からの消滅――真に無に還る、ということを。 知らず鞘を強く抱きしめた。 (もう一度・・・・・・・貴方に・・・・逢いたかった・・・・・・・・・) 次の瞬間、締め上げるような感覚は消えた。 依然、圧迫感はあるが先程のような辛さはなかった。 「――――とりあえずは保留にしておく。これまでと変わらず”海王”であり続けよ」 「は・・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・・・・・・」 震える声でなんとかそれだけ紡ぎだした。 「なれば・・・・これ以上ヤツに関わるは無用。そして今回起こる事も静観していよ」 「は・・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・・・・・・」 いつの間にか少女の姿はなく、風だけが吹き抜けていた。 ダルフィンは精根尽き果てたように膝を突くと、荒く息をついた。 ************************************* 続きでした。 今回は序章の冒頭の続きみたいなものと、L様釘刺し編でした。 そーゆーことでダルフィンもここまでです。 進んで関わろうとするのを咎められてしまいました。 とりあえず、ナイアルラトホテップ訪問についても書いとかなきゃなー、と思いまして、今回の話となりました。 次回から、次の舞台に移ります。 それではまた次回。 |
30916 | 今回のメインは超豪華な方々ばかり……(滝汗) | エモーション E-mail | 2004/11/21 22:14:32 |
記事番号30915へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 本当に、今年もあと一月半ですね。 ……なんとなく、また年賀状をぎりぎりにプリントしてそうな気がする……(^_^;) (去年は12月29日に刷って、投函が30日……) 年賀状を書く暇がないわけじゃないのに……(滝汗) >なんか毎年、年越し辺りに長編書いてるな〜〜としみじみ思いました。 去年はリュウゼンさん、ミヤリさんのお話が一段落して、すぐにゴーメンガースト絡みの 話が始まりましたよね。 さて、今回は……これまたジゴマさんもバックレて当然な、凄まじい大物ばかり……(^_^;) >「お邪魔いたします」 > >唐突に。 >無限の静寂の世界に。 >異形の声が響いた。 >瘴気を孕んだ風が吹きぬけ、濃密な、邪悪な闇黒が世界に入ってきた。 前にダルフィン様に話していたとおり、今回はちゃんと入国(?)前に、ご挨拶ですね。 ……つまり、前回はそれをしなかった上に、余計なことをしたと。 >「貴様か―――――”這い寄る混沌”」 >そう、声が響くや凄まじいプレッシャーが男にぶつかった。 >「いやはや、これはなんとも強烈な御挨拶で。何かお気に召さないことでも?」 >例え竜神や魔王といえども、発せられた瞬間に滅んでしまいそうなそれを受けても、男は顔色を変えずに立っていた。 前回のことでムッとしているのですね。無理もないですが。 >「あんた、確か前のとききちんと後始末していけって言わなかったっけ」 >「おや?きちんと掃除しておきましたが?」 >「し忘れがおおいにあったわよ」 確かに、〃あの知識〃を使う組織が、ついこの間まで残ってましたしね。 >「ふふ、確かに。大人しくしているままでしたら、このまま放っていたのですが―――――」 >クカカカカと哄笑が響き渡る。 >「どうにもまた事を起こすような感じでしてね。こちらも以前に売られた喧嘩ですし、そういうつもりならきっちり追い込みをかけておかねばいけませんからね」 放ってはいたけれど、一応監視のようなことはしていたのでしょうか。 それとも何か前兆のようなものを察したのでしょうか。 >「あんた・・・・・前回余計なことしてくれたの憶えてる?」 >「ああ、あれですか。あれはまあ、余興――――あ、いえ憶えておりますよ。今回はああいうことはいたしませんよ。我が主に懸けて誓います」 >Lがゆらりと手にしたハルバートに、ナイアルラトホテップはそう言った。 さすがにナイの方は、うっかり失言しても、素早く取り繕いますね。 これが魔王様たちならとっくに……(^_^;) >(奴め・・・・・・何処にいる・・・・・・・) >彼女は、あの丘で出遭った暗黒の男を追っていた。 >(貴様の好きにはさせないわ・・・・・・・!) >手に持っていた鞘をギュッと握り締めると、射抜くような視線を向ける。 ダルフィン様……。とことんナイの方が嫌いで、一矢報いたい気分なんですね。 無理もないですが。 >「駄目だよ、アイツを追おうなんて考えちゃ。前の時で懲りてないの?」 >「!?」 >少女の言葉にダルフィンは構えた。 >何者だ――――鋭い視線を向け、ダルフィンは力を発そうとした。 >「あらら。そう怖い顔しないの♪」 >無邪気な声でそう言うや、凄まじい圧迫感が彼女を押さえ込んだ。 >「なっ!?」 >五大魔族のひとりであるダルフィンが、指ひとつ動かせない。 >「もう一度言っておくわ」 >年相応の声でありながら、そこに圧倒的な威厳があった。 >「アイツを追うのはやめなさい。これは私からの命令よ」 >「なっ・・・・・!?お、お前は・・・・・・?」 >「今のお前の状態、とりあえずはそのままに置いてあるが・・・・・・だが改竄は許さぬ」 ダルフィン様に気配すら感じさせずに現れ、淡々と謎の忠告をする少女。 いったいこの子は何者なのかと思っていたら……(滝汗) ダルフィン様、この時の気分は滅ぶ直前のフィブリゾ様と同じだったでしょうね。 >滅びる―――――ダルフィンは絶対的な絶望を悟った。 >混沌の海に還るのではない。次元からの消滅――真に無に還る、ということを。 >知らず鞘を強く抱きしめた。 >(もう一度・・・・・・・貴方に・・・・逢いたかった・・・・・・・・・) スィーフィード様やフィブリゾ様、ガーヴ様のような滅びと違って、 もう欠片すら残さないという形の滅びでしょうか。 そうなったらもう、どんなに望んでもデイルさんと巡り会う機会は訪れない。 ダルフィン様にとって、それは一番辛いことなのですね。 >「――――とりあえずは保留にしておく。これまでと変わらず”海王”であり続けよ」 >「は・・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・・・・・・」 >震える声でなんとかそれだけ紡ぎだした。 >「なれば・・・・これ以上ヤツに関わるは無用。そして今回起こる事も静観していよ」 魔族が持ち得ないはずのものとはいえ、ダルフィン様がデイルさんに向けている 純粋な思いを、L様は苦笑しつつ黙認したのでしょうか。 普通に滅んだ(何か変な表現)わけでもないのに、〃海王〃でなくなることは 認めないということですね。 >続きでした。 >今回は序章の冒頭の続きみたいなものと、L様釘刺し編でした。 >そーゆーことでダルフィンもここまでです。 >進んで関わろうとするのを咎められてしまいました。 >とりあえず、ナイアルラトホテップ訪問についても書いとかなきゃなー、と思いまして、今回の話となりました。 >次回から、次の舞台に移ります。 >それではまた次回。 今回はもう本当に豪華な顔ぶれでしたね……。 L様の釘刺し……確かに今回のダルフィン様の行動は、魔族より人間に 近いものだったのかも……。 さらに相手がナイの方では、またあっさり反撃されて「邪魔されたので、 ちょっとペナルティを与えただけですよv」と、さらに余計なちょっかいを 公然とだされかねない気がしますし……(汗) 次回から次の舞台ですか。 どのような展開になるのか、楽しみです。 それでは、今日はこの辺で失礼します。 続きを楽しみにしていますね。 |
30921 | 雲の上のひとたちの会話 | 棒太郎 | 2004/11/23 20:59:16 |
記事番号30916へのコメント >棒太郎様、こんばんは。 > >本当に、今年もあと一月半ですね。 >……なんとなく、また年賀状をぎりぎりにプリントしてそうな気がする……(^_^;) >(去年は12月29日に刷って、投函が30日……) >年賀状を書く暇がないわけじゃないのに……(滝汗) こんばんは、エモーションさん。 私もそろそろ年賀状のデザイン考えなきゃいけないんですが・・・・・・ 今年は早めにやろう、と思ってもう一月たちました・・・・・・・ >>なんか毎年、年越し辺りに長編書いてるな〜〜としみじみ思いました。 > >去年はリュウゼンさん、ミヤリさんのお話が一段落して、すぐにゴーメンガースト絡みの >話が始まりましたよね。 > >さて、今回は……これまたジゴマさんもバックレて当然な、凄まじい大物ばかり……(^_^;) 『異邦の彼方より』は、思いついた内に書いてこうと思って始めましたが、やっぱり計画はきちんとたてなくてはいけませんね。 >>異形の声が響いた。 >>瘴気を孕んだ風が吹きぬけ、濃密な、邪悪な闇黒が世界に入ってきた。 > >前にダルフィン様に話していたとおり、今回はちゃんと入国(?)前に、ご挨拶ですね。 >……つまり、前回はそれをしなかった上に、余計なことをしたと。 前回の件もありますし、きちんとスジを通しておかないとね。って感じです。 >>例え竜神や魔王といえども、発せられた瞬間に滅んでしまいそうなそれを受けても、男は顔色を変えずに立っていた。 > >前回のことでムッとしているのですね。無理もないですが。 挨拶無しに、勝手してくれましたからね。未だお怒りです。 >>「あんた、確か前のとききちんと後始末していけって言わなかったっけ」 >>「おや?きちんと掃除しておきましたが?」 >>「し忘れがおおいにあったわよ」 > >確かに、〃あの知識〃を使う組織が、ついこの間まで残ってましたしね。 わざとじゃねーかって疑惑もでてきますね。 >>「どうにもまた事を起こすような感じでしてね。こちらも以前に売られた喧嘩ですし、そういうつもりならきっちり追い込みをかけておかねばいけませんからね」 > >放ってはいたけれど、一応監視のようなことはしていたのでしょうか。 >それとも何か前兆のようなものを察したのでしょうか。 たまに様子は見てました。 >>「ああ、あれですか。あれはまあ、余興――――あ、いえ憶えておりますよ。今回はああいうことはいたしませんよ。我が主に懸けて誓います」 >>Lがゆらりと手にしたハルバートに、ナイアルラトホテップはそう言った。 > >さすがにナイの方は、うっかり失言しても、素早く取り繕いますね。 >これが魔王様たちならとっくに……(^_^;) 伊達に”『盲目にして白痴の者』の使者”じゃないですkらね。 >>(貴様の好きにはさせないわ・・・・・・・!) >>手に持っていた鞘をギュッと握り締めると、射抜くような視線を向ける。 > >ダルフィン様……。とことんナイの方が嫌いで、一矢報いたい気分なんですね。 >無理もないですが。 徹底的におちょくられて、虚仮にされたようなもんですから。 >>「アイツを追うのはやめなさい。これは私からの命令よ」 >>「なっ・・・・・!?お、お前は・・・・・・?」 >>「今のお前の状態、とりあえずはそのままに置いてあるが・・・・・・だが改竄は許さぬ」 > >ダルフィン様に気配すら感じさせずに現れ、淡々と謎の忠告をする少女。 >いったいこの子は何者なのかと思っていたら……(滝汗) >ダルフィン様、この時の気分は滅ぶ直前のフィブリゾ様と同じだったでしょうね。 いやもう、まさに気分はそうでしょう。 こんなところに降臨するなんて思いもよりませんからね。 >>滅びる―――――ダルフィンは絶対的な絶望を悟った。 >>混沌の海に還るのではない。次元からの消滅――真に無に還る、ということを。 >>知らず鞘を強く抱きしめた。 >>(もう一度・・・・・・・貴方に・・・・逢いたかった・・・・・・・・・) > >スィーフィード様やフィブリゾ様、ガーヴ様のような滅びと違って、 >もう欠片すら残さないという形の滅びでしょうか。 >そうなったらもう、どんなに望んでもデイルさんと巡り会う機会は訪れない。 >ダルフィン様にとって、それは一番辛いことなのですね。 本当に完全な消滅ですので。 そうなってはもう、望みは叶いませんからね。 >>震える声でなんとかそれだけ紡ぎだした。 >>「なれば・・・・これ以上ヤツに関わるは無用。そして今回起こる事も静観していよ」 > >魔族が持ち得ないはずのものとはいえ、ダルフィン様がデイルさんに向けている >純粋な思いを、L様は苦笑しつつ黙認したのでしょうか。 >普通に滅んだ(何か変な表現)わけでもないのに、〃海王〃でなくなることは >認めないということですね。 とりあえずは仕方がないか、ということで黙認してます。 他にそれほど影響も出てないですので。 >>続きでした。 >>今回は序章の冒頭の続きみたいなものと、L様釘刺し編でした。 >>そーゆーことでダルフィンもここまでです。 >>進んで関わろうとするのを咎められてしまいました。 >>とりあえず、ナイアルラトホテップ訪問についても書いとかなきゃなー、と思いまして、今回の話となりました。 >>次回から、次の舞台に移ります。 >>それではまた次回。 > >今回はもう本当に豪華な顔ぶれでしたね……。 >L様の釘刺し……確かに今回のダルフィン様の行動は、魔族より人間に >近いものだったのかも……。 >さらに相手がナイの方では、またあっさり反撃されて「邪魔されたので、 >ちょっとペナルティを与えただけですよv」と、さらに余計なちょっかいを >公然とだされかねない気がしますし……(汗) >次回から次の舞台ですか。 >どのような展開になるのか、楽しみです。 >それでは、今日はこの辺で失礼します。 >続きを楽しみにしていますね。 まあ、ダルフィンの気持ちも分からないでもないけど、やっぱりあの『這い寄る混沌』相手では・・・・・・・・・という感じですね。 またなにか余計なことされる口実を与えるのも得策ではないですし。 これで次から新しい舞台に移れます。 まだまだこれからですが・・・・・・ それでは、どうもありがとうございました。 |
30918 | ハルバート・・・・・・って(滝汗) | 猫楽者 E-mail | 2004/11/22 14:07:51 |
記事番号30915へのコメント >こんばんは、棒太郎です。 >気が付けば今年も残すところ一月半となりました。早いもんです。 こんばんは、棒太郎さん。 お元気ですか、猫楽者です。 気付けば後1月半、本当に早いですね。 年々1年間が短くなって行くようです。 >深遠。 > >深淵。 > >果てなく続く無限の海。 >すべては泡沫。 >思い醒ませば儚く消える夢。 >そこは始原にして終焉。 >終わりにして始まり。 >その、虚無であり完全である世界にたゆたう存在(もの) >彼女こそが混沌の海。 >混沌の海こそが彼女。 >いつ果てるとも知れぬ無限の静寂の意識。 >彼女はたゆたう。 たゆたいつつ。彼のお方は世界を。子供たちを見守っているのですね。 永遠のときをお過ごしになる。この世界の創造主たる存在。 無限のとき。数え切れない魂が。 彼の御方の元へと帰ってきて。そして旅立ってゆく。 うまく言えないのですが・・・・孤独さとか、御ひとりでいることの寂しさを感じました。 >「―――――金色の魔王殿」 >ニィッと唇の端を吊り上げて、笑みを浮かべながら、漆黒の肌をした長躯の男がそこにいた。 >「貴様か―――――”這い寄る混沌”」 >そう、声が響くや凄まじいプレッシャーが男にぶつかった。 >「いやはや、これはなんとも強烈な御挨拶で。何かお気に召さないことでも?」 >例え竜神や魔王といえども、発せられた瞬間に滅んでしまいそうなそれを受けても、男は顔色を変えずに立っていた。 >「あんたの道化芝居とかね――――ナイアルラトホテップ」 海王さまへの余計なチョッカイ。干渉の件で御怒りなのですね(滝汗) それにしても、これ程までのプレッシャーに平然としておられるとは・・・・さすがは闇の跳梁者さま(汗) >「あんた、確か前のとききちんと後始末していけって言わなかったっけ」 >「おや?きちんと掃除しておきましたが?」 >「し忘れがおおいにあったわよ」 >「それは、それは。申し訳ございません」 >慇懃にナイアルラトホテップは頭を下げる。 エルさまは、掃除のし忘れの後始末をせず、様子を見守っていらっしゃったのですね。 あまり。それぞれの世界には干渉なさらないようにしておられるのでしょうか。 >そのナイアルラトホテップを、L―――と呼称している化身―――は骨の髄まで凍りつかせるような視線を向けていた。 >「で?今日は何しに来たわけ?」 >「いえなに、随分と前に私どもの次元からそちらに来たものがいますでしょう?それに用がありましてね」 >「ああ、あれ?ずっと放っておいたくせに今更?」 >Lの言葉に、ナイアルラトホテップの顔に亀裂のような笑みが浮かぶ。 >「ふふ、確かに。大人しくしているままでしたら、このまま放っていたのですが―――――」 >クカカカカと哄笑が響き渡る。 >「どうにもまた事を起こすような感じでしてね。こちらも以前に売られた喧嘩ですし、そういうつもりならきっちり追い込みをかけておかねばいけませんからね」 『闇黒の断章』の〜序章〜で。嘲笑う神、ナイアルラトホテップ様に撃退され。 赤の世界へと逃げ込んで来た方が、動き出そうとなさっているのですね。 それにしても、“あの”ナイアルラトホテップ様に喧嘩売るとは(滝汗) そして、撃退されたとはいえ・・・・滅ぶことなく逃げ延びる・・・・いったい何者さまなのでしょうか(汗) >「・・・・・・・・・・・・」 >「それでまあ、そのことで貴女様に許可を戴きに来たのですよ」 >「あんた・・・・・前回余計なことしてくれたの憶えてる?」 >「ああ、あれですか。あれはまあ、余興――――あ、いえ憶えておりますよ。今回はああいうことはいたしませんよ。我が主に懸けて誓います」 >Lがゆらりと手にしたハルバートに、ナイアルラトホテップはそう言った。 >「それにしても、貴女様がやつの存在を黙認しておりましとはね」 >「・・・・・・・・別に。あたしのところを干渉するってんならぶっ飛ばしてるけど。ただ居る分にはどーってことないじゃない」 >「そうですか。まあ、そうしておきましょう。それでは失礼致します―――金色の魔王殿」 >燃え盛る闇黒の炎が吹き荒れ、ナイアルラトホテップの存在は混沌の海から消えていった。 流石はナイアルラトホテップ様、交渉がうまいと言いますか。 Sさまとか覇王さんのように、地雷を踏むようなことはなさらないのですね(笑) エルさまのハルバートに叩きのめされるナイアルラトホテップ様のお姿が・・・・。 少〜し見てみたかったような気がします(笑) >「ねえ、おねちゃん。どうしたの?」 > >不意に声が聞こえてきた。 >「!?」 >内心驚きを浮かべながら振り向くと、4,5歳ほどの小さな女の子がこちらを見つめていた。 >(近くの村の子か・・・・・・・?だが、先程までなんの気配も―――――) >「?」とした表情でダルフィンを見つめる少女をじっと見つめる。 >「あなた――――――」 >そう言いかけたとき、 >「駄目だよ、アイツを追おうなんて考えちゃ。前の時で懲りてないの?」 >「!?」 >少女の言葉にダルフィンは構えた。 >何者だ――――鋭い視線を向け、ダルフィンは力を発そうとした。 ナイアルラトホテップ様を探し出し。 過去のケリをつけようとなさっておられる海王様の前に現れた謎の少女・・・・。 新たな勢力の登場か・・・・そう思っていたのですが(汗) >「あらら。そう怖い顔しないの♪」 >無邪気な声でそう言うや、凄まじい圧迫感が彼女を押さえ込んだ。 >「なっ!?」 >五大魔族のひとりであるダルフィンが、指ひとつ動かせない。 >「もう一度言っておくわ」 >年相応の声でありながら、そこに圧倒的な威厳があった。 >「アイツを追うのはやめなさい。これは私からの命令よ」 >「なっ・・・・・!?お、お前は・・・・・・?」 >「今のお前の状態、とりあえずはそのままに置いてあるが・・・・・・だが改竄は許さぬ」 >少女の相貌が光る。 >そのオーラを見て、ダルフィンは戦慄とともに理解した。 >「ま、まままままま、まままさか・・・・・・・・・・お、おおおおおおおかあさ――――」 >ヒッと息を飲み込んだ。その身は恐怖に打ち震えていた。 この世界へと再臨なさり。ご忠告をなさる。 それだけこの世界のことを気に入っておられるのでしょうか。 海王さまにとっては、予想もしておられなかったような事態・・・・・(汗) 流石に固まってしまいまうよね(滝汗) >「本来ならばそのような干渉、即刻滅消だが―――――」 >少女が目を細める。それを見たダルフィンがびくりと身を震わせた。 >滅びる―――――ダルフィンは絶対的な絶望を悟った。 >混沌の海に還るのではない。次元からの消滅――真に無に還る、ということを。 >知らず鞘を強く抱きしめた。 >(もう一度・・・・・・・貴方に・・・・逢いたかった・・・・・・・・・) 魔族は滅びを望むもの。 世界を滅ぼし。自らも混沌の海に還る。 その滅びとは違い。無に還る、消滅とは(汗) 永い時の果てに、いつかはディルさんと再会なさりたい。 そう願っておられる海王さまにとっては、無に帰り消え去ってしまうことが なによりもお辛いことなのでしょうね。 >次の瞬間、締め上げるような感覚は消えた。 >依然、圧迫感はあるが先程のような辛さはなかった。 >「――――とりあえずは保留にしておく。これまでと変わらず”海王”であり続けよ」 >「は・・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・・・・・・」 >震える声でなんとかそれだけ紡ぎだした。 >「なれば・・・・これ以上ヤツに関わるは無用。そして今回起こる事も静観していよ」 >「は・・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・・・・・・」 >いつの間にか少女の姿はなく、風だけが吹き抜けていた。 >ダルフィンは精根尽き果てたように膝を突くと、荒く息をついた。 魔族。魔王様の腹心としての海王としてあり続けること。 それがエルさまの妥協点(うまく言えませんでした。ごめんなさい)なのですね。 愛情。誰かを慈しみ大切に思う。 そんな魔族には無いハズのお気持ちを胸に抱いて。 永い。本当に永い年月をお過ごしになる海王様。 切ないですね。 >続きでした。 >今回は序章の冒頭の続きみたいなものと、L様釘刺し編でした。 >そーゆーことでダルフィンもここまでです。 >進んで関わろうとするのを咎められてしまいました。 >とりあえず、ナイアルラトホテップ訪問についても書いとかなきゃなー、と思いまして、今回の話となりました。 >次回から、次の舞台に移ります。 >それではまた次回。 超大物どうしの会話を楽しませていただきました(汗) ナイお方・・・・・今度・・・・余計な干渉をなさったりしたら・・・・・。 それこそ。エルさまのハルバートに叩きのめされてしまいそうですね。 身をかわすスベに長けておられそうな闇の跳梁者さまですが・・・・・。 金色の御方の前には・・・・・どんな言い訳をなさっても・・・・。 問答無用に叩きのめされてしまいそうな・・・・・イメージが(滝汗) 舞台に集まりつつあるお方たちが、どのような冒険をなつるのか。 読ませていただけるのを、とても楽しみにしております。 寒くなってまいりましたね。 ディズニーランドに大きなツリーを見に行って・・・・ものの見事に・・・・。 風邪を引きました(汗) お体にお気をつけて、お元気で。 では、失礼します。 |
30922 | かなり怒ってます | 棒太郎 | 2004/11/23 21:19:44 |
記事番号30918へのコメント >こんばんは、棒太郎さん。 >お元気ですか、猫楽者です。 > >気付けば後1月半、本当に早いですね。 >年々1年間が短くなって行くようです。 こんばんは、猫楽者さん。 1年が本当にあっという間ですね。 こうしてドンドン年をとっていくんですね・・・・・・・・・ >>彼女こそが混沌の海。 >>混沌の海こそが彼女。 >>いつ果てるとも知れぬ無限の静寂の意識。 >>彼女はたゆたう。 > >たゆたいつつ。彼のお方は世界を。子供たちを見守っているのですね。 >永遠のときをお過ごしになる。この世界の創造主たる存在。 >無限のとき。数え切れない魂が。 >彼の御方の元へと帰ってきて。そして旅立ってゆく。 >うまく言えないのですが・・・・孤独さとか、御ひとりでいることの寂しさを感じました。 すべてのものを超越した存在ですからね。 どれほどの高次元の意識なのかはわかりませんが、少なくともアチラよりは穏やかでしょう。 >>例え竜神や魔王といえども、発せられた瞬間に滅んでしまいそうなそれを受けても、男は顔色を変えずに立っていた。 >>「あんたの道化芝居とかね――――ナイアルラトホテップ」 > >海王さまへの余計なチョッカイ。干渉の件で御怒りなのですね(滝汗) >それにしても、これ程までのプレッシャーに平然としておられるとは・・・・さすがは闇の跳梁者さま(汗) なんの挨拶もなく、あんなことしてくれましたからね。 『這い寄る混沌』も伊達に”『盲目にして白痴の者』の使者”と呼ばれてませんし。 >>「あんた、確か前のとききちんと後始末していけって言わなかったっけ」 >>「おや?きちんと掃除しておきましたが?」 >>「し忘れがおおいにあったわよ」 >>「それは、それは。申し訳ございません」 >>慇懃にナイアルラトホテップは頭を下げる。 > >エルさまは、掃除のし忘れの後始末をせず、様子を見守っていらっしゃったのですね。 >あまり。それぞれの世界には干渉なさらないようにしておられるのでしょうか。 あまり干渉しないようにしてます。 行き過ぎると、次元間での戦争になりますし。 >>クカカカカと哄笑が響き渡る。 >>「どうにもまた事を起こすような感じでしてね。こちらも以前に売られた喧嘩ですし、そういうつもりならきっちり追い込みをかけておかねばいけませんからね」 > >『闇黒の断章』の〜序章〜で。嘲笑う神、ナイアルラトホテップ様に撃退され。 >赤の世界へと逃げ込んで来た方が、動き出そうとなさっているのですね。 >それにしても、“あの”ナイアルラトホテップ様に喧嘩売るとは(滝汗) >そして、撃退されたとはいえ・・・・滅ぶことなく逃げ延びる・・・・いったい何者さまなのでしょうか(汗) 序章のプロローグで撃退されたものが、今回のことにも関わってきます。 まあ、滅ぼされる前になんとか逃げ出した――というところです。 >>「ああ、あれですか。あれはまあ、余興――――あ、いえ憶えておりますよ。今回はああいうことはいたしませんよ。我が主に懸けて誓います」 >>Lがゆらりと手にしたハルバートに、ナイアルラトホテップはそう言った。 > >流石はナイアルラトホテップ様、交渉がうまいと言いますか。 >Sさまとか覇王さんのように、地雷を踏むようなことはなさらないのですね(笑) >エルさまのハルバートに叩きのめされるナイアルラトホテップ様のお姿が・・・・。 >少〜し見てみたかったような気がします(笑) 神話のトリックスター的な存在ですから。 これぐらいのことはお茶の子さいさいでしょう。 >>「駄目だよ、アイツを追おうなんて考えちゃ。前の時で懲りてないの?」 >>「!?」 >>少女の言葉にダルフィンは構えた。 >>何者だ――――鋭い視線を向け、ダルフィンは力を発そうとした。 > >ナイアルラトホテップ様を探し出し。 >過去のケリをつけようとなさっておられる海王様の前に現れた謎の少女・・・・。 >新たな勢力の登場か・・・・そう思っていたのですが(汗) 実はあの御方です。 >>少女の相貌が光る。 >>そのオーラを見て、ダルフィンは戦慄とともに理解した。 >>「ま、まままままま、まままさか・・・・・・・・・・お、おおおおおおおかあさ――――」 >>ヒッと息を飲み込んだ。その身は恐怖に打ち震えていた。 > >この世界へと再臨なさり。ご忠告をなさる。 >それだけこの世界のことを気に入っておられるのでしょうか。 >海王さまにとっては、予想もしておられなかったような事態・・・・・(汗) >流石に固まってしまいまうよね(滝汗) 気に入っているというか、なにかと口実を付けてまた変なことされないように、釘を刺しに来ました。 >>混沌の海に還るのではない。次元からの消滅――真に無に還る、ということを。 >>知らず鞘を強く抱きしめた。 >>(もう一度・・・・・・・貴方に・・・・逢いたかった・・・・・・・・・) > >魔族は滅びを望むもの。 >世界を滅ぼし。自らも混沌の海に還る。 >その滅びとは違い。無に還る、消滅とは(汗) >永い時の果てに、いつかはディルさんと再会なさりたい。 >そう願っておられる海王さまにとっては、無に帰り消え去ってしまうことが >なによりもお辛いことなのでしょうね。 本当に消え去ってしまっては、何もかもそこで終わりですからね。 >>「――――とりあえずは保留にしておく。これまでと変わらず”海王”であり続けよ」 >>「は・・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・・・・・・」 >>震える声でなんとかそれだけ紡ぎだした。 >>「なれば・・・・これ以上ヤツに関わるは無用。そして今回起こる事も静観していよ」 > >魔族。魔王様の腹心としての海王としてあり続けること。 >それがエルさまの妥協点(うまく言えませんでした。ごめんなさい)なのですね。 >愛情。誰かを慈しみ大切に思う。 >そんな魔族には無いハズのお気持ちを胸に抱いて。 >永い。本当に永い年月をお過ごしになる海王様。 >切ないですね。 他のものにはひどい影響はないので、とりあえずはこのままで様子を見るか、ということで処分は無しです。 >>続きでした。 >>今回は序章の冒頭の続きみたいなものと、L様釘刺し編でした。 >>そーゆーことでダルフィンもここまでです。 >>進んで関わろうとするのを咎められてしまいました。 >>とりあえず、ナイアルラトホテップ訪問についても書いとかなきゃなー、と思いまして、今回の話となりました。 >>次回から、次の舞台に移ります。 >>それではまた次回。 > >超大物どうしの会話を楽しませていただきました(汗) > >ナイお方・・・・・今度・・・・余計な干渉をなさったりしたら・・・・・。 >それこそ。エルさまのハルバートに叩きのめされてしまいそうですね。 >身をかわすスベに長けておられそうな闇の跳梁者さまですが・・・・・。 >金色の御方の前には・・・・・どんな言い訳をなさっても・・・・。 >問答無用に叩きのめされてしまいそうな・・・・・イメージが(滝汗) > >舞台に集まりつつあるお方たちが、どのような冒険をなつるのか。 >読ませていただけるのを、とても楽しみにしております。 > >寒くなってまいりましたね。 >ディズニーランドに大きなツリーを見に行って・・・・ものの見事に・・・・。 >風邪を引きました(汗) >お体にお気をつけて、お元気で。 >では、失礼します。 確かに・・・・・・・ 次に何か変なちょっかいかけたら、それこそボコボコにされるでしょうね。 言い訳など問答無用でしょう。 次からはようやく新しい舞台になります。 まだキャラは出てくる予定です。 風邪・・・・・・まだ流行の兆しはありませんが、これからの季節お気をつけて養生してください。 それでは、どうもありがとうございました。 |
30925 | 闇黒の断章 〜第2章〜 「アルゼンスタンを覆う影」 1 | 棒太郎 | 2004/11/27 11:55:38 |
記事番号30871へのコメント こんにちは、棒太郎です。 去年はこの時期、こたつに蹲っていたのに、今年はまだなくても過ごせますね。 今年は暖冬かな? それでは、続きをどうぞ。 ************************************* 『闇黒の断章』 〜第2章〜 「アルゼンスタンを覆う影」 1 「それじゃ、リナちゃん。気をつけてね」 図書館の入り口前で、セリシアとランファードはリナとガウリイに声をかけた。 「こちらからもアルゼンスタンの魔道士協会に連絡はしておくけど・・・・・・・・・ただ、あちらの方はそんなに力がないからね」 「どういうこと?大叔父さん?」 「あそこはね、協会の支部が出来る前から宮廷付きの魔道士団が勢力を持っててね。一応形だけは協会と協力してるけど、実質的には協会の勢力外よ」 夫の言葉を継いで、セリシアが説明した。 「とにかく、用心して慎重に行動して頂戴。ヤバくなったら即、ケツ撒くって逃げなさい。命あっての物だねよ」 そう言って、リナとガウリイを見送った。 アルゼンスタン――――アルゼンガルド地方にある小国であり、これといって目立つところはない国であった。 ミルトニア皇国と違い、それほど資源に恵まれているでもないので、加工貿易が財政の綱である。 また小国であるため、常に周りの国の脅威に警戒しなくてはならず、そのため機嫌伺の外交にも尽力せねばならなかった。 国の南部には広大な大砂漠があり、それだけが南からの外敵の侵入を防いでいるといってよかった。 これまでなんとか国を保ってこれたが、これから先の保障はない。 代々の王にとって、気苦労の絶えないことであった。 アルゼンスタンの城下町の外れ―――古びた家々が連なるオーゼイユ街の一角を、人影がゆっくりと歩いていた。 不思議なことに、その姿はよく目を凝らさなければはっきりしないような印象であった。 狭くて急な坂が続く道を登り、とある古びた酒場へと入っていった。 薄暗い店の中を、その一番奥のテーブルへと進んでいくと、そこにひとりの男がワイングラスの中の酒を愉しんでいた。 右目に片眼鏡をかけた、濃紺の上品なスーツに身を包んだ紳士であった。 「おやおや。これはこれは、お久しぶりですな」 人影を認めた男がそう挨拶した。 「うむ、久しぶりだ。ティリンギャスト師。健勝でなによりだ」 「いやいや、そちらもお変わりなく。ハオン=ドル殿。貴方も一杯如何です?安物ですが、結構いけますよ」 では、いただこう―――と、ハオン=ドルはティリンギャストの言葉に応えた。 「それで――――秘密図書室のほうの首尾はいかがであった?」 「いやはや、流石は秘密図書室。そう簡単にはいかぬ、というところですな。向かったウィルバーもやられてしまった」 大仰に残念と肩を竦めるティリンギャストに、ハオン=ドルはふむと一言頷いた。 「とりあえず証拠は消しておきましたがね。今はまだ事を大きくするわけにはいかんでしょう」 「そうだな。あそこのものならば『屍食教典儀』ほどのもの、わかるであろうが、それだけで全てを掴めるものでもあるまい」 「ところでそちらの首尾は?」 「うむ。例のところから幾つかの書を発掘した。これで大まかなものは揃った。キザイア師もセイルーンから戻ってきたしな」 「”ナハブの魔女”殿・・・・・またお遊びが過ぎなければいいが」 「さして問題はあるまいよ。さて、エズダゴル師もお呼びだ。城のほうへ来てくれ」 その言葉に、ティリンギャストは黒の外套を羽織り、か細いステッキを手にすると二人の姿はいつの間にか消えていた。 アルゼンスタン城の最上階のバルコニー。 そこからひとりの青年が、目の前に広がる城下の街並みを眺めていた。 その向こうには、隣国の山並みが見える。 それを目に留め、青年はひとつ息をついた。と、そこへ――― 「陛下。こちらにおられましたか」 振り返ると、青年より5つか6つほど年上の男がいた。 「エズダゴルか・・・・・・なに、少し城下を眺めていただけだ」 青年の言葉に、男――エズダゴルはただ小さく頭を下げた。 この二人が、アルゼンスタンの若き国王イルファンと、宮廷付き魔道士団のツートップのひとり、エズダゴルであった。 「エズダゴル、なにか用か?」 「はい。おおかたの首尾が整いましたので、そのご報告に」 「そうか・・・・・それではいよいよなのだな?シャッド=メル師はやはりこちらに来られないのか?」 「はい。まことに遺憾ながら、師は砂漠のこの場を離れるわけにはいかぬ、とのことでございまして。陛下にはまことに申し訳ないとお伝えしてくれとのことです」 それを聞き、イルファンはそうか、と一言呟いた。 「それと陛下、こちらを」 エズダゴルの懐から一冊の本が取り出された。 「これは・・・・・?」 「これは『妖精の書』と呼ばれるものです。かつて魔道士エヴァグが所持していたといわれるもので、強力な呪法の書でございます」 「これもお前達が見つけてきたものか?」 「はい。陛下も魔法をよくされますので、必ずやこの書は陛下の御守となりましょう」 そうして、イルファンに『妖精の書』を手渡すと、一礼して退室した。 城の廊下を歩いていたエズダゴルは、向こうから歩いてくる人影を認め、足を止めた。 「おお、これはこれはエズダゴル殿。計画が首尾よく整っているようで何よりですな」 「いえ、細部はこれからですな。ネフレンカ殿。貴方の手も借りねばならぬでしょうから、そのときはよろしくお願いしますよ」 「そう畏まらずとも。すべては陛下の御為よ」 ネフレンカ―――エズダゴルと並ぶ魔道士団のツートップのひとりである。 言葉を交わし、二人はそれぞれ廊下の向こう側へ歩き去っていった。 その途中、ネフレンカが首だけ後ろを振り返り、既に小さくなったエズダゴルの後姿に目をやった。 「ふっ、タヌキめが。まあ、せいぜい頑張ってもらうとするか」 ニヤリと笑みを浮かべるとネフレンカの姿も消えていった。 アスガルドへ続く街道を荷馬車がゴトゴトと揺れていた。 山道に差し掛かったとき、ふとその歩みが止まった。 「おや、着きましたか?」 荷台のほうから声がした。 「ああ・・・・・・・なあ、旅の人。本当にこの道をいきなさるんか?ここいらぁ、最近質の悪い盗賊どもが住み着いた、ってぇ話しだ」 御者は声を潜めながらそう言うが、荷台にいた者は別段意に介さぬように降り立った。 異国の珍しい意匠の服を着た、褐色の肌の男であった。 「ほう、そうですか。それはまた面白そうですね」 そう言って、笑うと男は数枚の金貨を御者に渡した。 「ここまでで結構ですよ。あとは歩いていきますから」 「気をつけなされや」 そう言うや荷馬車はもと来た道を引き返していった。 男はしばらく道を歩いていたが、 「ふむ。これは大当たりといったところかな」 呟く男の周りを山刀をちらつかせた男達が幾人も取り囲んでいた。 「おい、てめえ。ここらじゃみかけねえ服だな」 「結構高そうだぜ。こいつぁ、たんまり持ってんじゃねえか」 「早ぇとこバラしちまおうぜ」 そんな物騒な会話が聞こえてくる中、男は平然と立っていた。 「てめぇ、なにそんなに落ち着いて――――」 盗賊の言葉が途中で止まった。 男の浮かべた笑みを見たためだった。ただ唇の端を吊り上げて笑っただけであったが、それを見た途端背筋に言い知れぬ寒気が走った。 絶句する盗賊たちに、男の手が上がろうとした時、 「お待ちなさい!!!!!」 「?」 突如、木々の上から大音声が響いてきた。 見回すと、一番背の高い樹のてっぺんに、颯爽と立つ人影があった。 「この世を闇が包もうと!!!正義を貫くこの拳!!!強気をくじき、弱きを助ける非道を許さぬこの血潮!!!」 ポカ〜〜ンと見上げるギャラリーをよそに、口上を述べるとトウッ、と樹を蹴り、宙に舞う。 そして、空中で華麗に身を捻りながら華麗に―――――――――――――――――地面に激突した。 『死んだか?』 『死んだな』 誰もが心の中でそう思った。だがしかし――― 「ううう〜〜、また失敗〜〜〜」 車に轢かれたカエルのように、ベタッと地面に張り付いていた少女がむっくりと起き上がった。 周りからどよめきがおきる。 少女は周りの視線に気付くや、ぱんぱんと土を払って、 「愛と正義の使者アメリア、今日も華麗に参上ですっ!!!」 ビシッとポーズを決めた。そして、ギャラリーには寒い風が吹いていた。 「ふ、ふざけたガキだな・・・・・かまわねぇ、纏めてヤッチまえ――――!?」 そう叫んだ瞬間、また盗賊たちは絶句した。 「?」 少女が不思議に思って見ていると、盗賊たちは脂汗を流し、恐怖の表情を浮かべていた。 「ヒ、ヒイイィイイイーーーーーーーッ!!!!」 やがて誰ともなく叫び声を上げると、盗賊たちは凄まじい恐怖に怯えながら我先にと逃げていった。 「え、あれ、ええ?」 あまりの出来事に少女は状況が飲み込めず、ポカ〜ンと戸惑っていた。そこへ―― 「お嬢さん、大丈夫ですか?」 男が声をかけてきた。 「え?あ、はい!大丈夫です!」 「あんなところから落ちたのにですか?」 「慣れてますから!」 元気にそう言った。慣れるとかそういう問題ではないが・・・・・・ 「でもあの人たち、一体どうしたんでしょう?」 「さあ・・・・・何かよほど怖いものでもみたんでしょう」 ニヤッと笑みを浮かべながら男は言った。 「ところでお嬢さんも一人旅ですか?」 「はい、アスガルドまで行くところです」 「ほほう、アスガルドへおひとりで?それはなかなか大変ですね」 男は顎に手をやりながら、感心したように笑った。 「一人旅は大変でしょう。旅は道ずれ、世は情け。私もそちらに向かう途中ですので、よろしければご一緒に如何ですか?」 「え、いいんですか?」 「ええ、結構ですよ。貴女のお名前は?」 「アメリアです」 「ではミス・アメリア。私はチャンドラプトラと申します。よろしく」 そうしてアメリアとチャンドラプトラは街道をアスガルドへ歩いていった。 そのころひとりの魔剣士が、なにかしらのいやんな予感を感じたとか感じなかったとか。 ************************************* 続きでした。 ようやく今回、敵側組織を書く事ができました。 まあ、どうも一枚岩じゃないご様子ですが。 そして、前々回ラストのアメリアとあの御方の出会い編も一緒に。 それではまた次回。 |
30926 | さすがだ、アメリア……(笑) | エモーション E-mail | 2004/11/27 22:14:39 |
記事番号30925へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 確かに今年はまだ、自分の部屋で暖房つけなくても平気なので暖かいのかも。 ここ2〜3日強風が続いて、外での体感温度は低いですが。 今日は特に朝から強風が……。純然たる偶然とはいえ、ハ○ターだのイ○カだのと 書かれた部分を読んでいるときに、強風で窓がガタガタ揺さぶられると、 とってもいや〜んな気分に浸れます……あはは、あはははははははは……(乾いた笑い) >「あそこはね、協会の支部が出来る前から宮廷付きの魔道士団が勢力を持っててね。一応形だけは協会と協力してるけど、実質的には協会の勢力外よ」 >夫の言葉を継いで、セリシアが説明した。 >「とにかく、用心して慎重に行動して頂戴。ヤバくなったら即、ケツ撒くって逃げなさい。命あっての物だねよ」 >そう言って、リナとガウリイを見送った。 一応、公的な連絡場所があるだけマシ、という感じなのですね。 魔道士協会が全国レベルの規模の組織じゃなかったら、支部の設置なんて 絶対認めたくなかったのでしょうから、普通にしててもあたりがキツそうですね。 >アルゼンスタン――――アルゼンガルド地方にある小国であり、これといって目立つところはない国であった。 >ミルトニア皇国と違い、それほど資源に恵まれているでもないので、加工貿易が財政の綱である。 >また小国であるため、常に周りの国の脅威に警戒しなくてはならず、そのため機嫌伺の外交にも尽力せねばならなかった。 >国の南部には広大な大砂漠があり、それだけが南からの外敵の侵入を防いでいるといってよかった。 >これまでなんとか国を保ってこれたが、これから先の保障はない。 >代々の王にとって、気苦労の絶えないことであった。 これは……「国」を保つのがかなり大変ですね。 >「それで――――秘密図書室のほうの首尾はいかがであった?」 >「いやはや、流石は秘密図書室。そう簡単にはいかぬ、というところですな。向かったウィルバーもやられてしまった」 >大仰に残念と肩を竦めるティリンギャストに、ハオン=ドルはふむと一言頷いた。 >「とりあえず証拠は消しておきましたがね。今はまだ事を大きくするわけにはいかんでしょう」 証拠隠滅にウィルバーを燃やした、ハオン=ドルさん。国の外で書物の収集を行い、 冒頭でジゴマさんを雇って、ゼルに攻撃をしたのが彼とその部下たちなのですね。 >「ところでそちらの首尾は?」 >「うむ。例のところから幾つかの書を発掘した。これで大まかなものは揃った。キザイア師もセイルーンから戻ってきたしな」 >「”ナハブの魔女”殿・・・・・またお遊びが過ぎなければいいが」 >「さして問題はあるまいよ。さて、エズダゴル師もお呼びだ。城のほうへ来てくれ」 ……例のところから発掘って……(汗) そしてセイルーンで騒ぎを起こしたギザイアさんも、アルゼンスタンへ来ている……。 この国は、一体何をしようとしているのでしょうか。 >「エズダゴル、なにか用か?」 >「はい。おおかたの首尾が整いましたので、そのご報告に」 >「そうか・・・・・それではいよいよなのだな?シャッド=メル師はやはりこちらに来られないのか?」 >「はい。まことに遺憾ながら、師は砂漠のこの場を離れるわけにはいかぬ、とのことでございまして。陛下にはまことに申し訳ないとお伝えしてくれとのことです」 >それを聞き、イルファンはそうか、と一言呟いた。 たいした資本も力もなく、基本的な外交策は「まず敵を作らないこと」な、 大国の脅威にさらされている小国の王。しかもかなり若いのでは、ついつい 強力な力を欲してしまって当然なのでしょうけれど……♪よ〜く、考えよ〜♪という フレーズが頭の中を駆けめぐってます。 何か体よく利用されているように見えますが、大丈夫でしょうか、王様……。 >「おお、これはこれはエズダゴル殿。計画が首尾よく整っているようで何よりですな」 >「いえ、細部はこれからですな。ネフレンカ殿。貴方の手も借りねばならぬでしょうから、そのときはよろしくお願いしますよ」 >「そう畏まらずとも。すべては陛下の御為よ」 >ネフレンカ―――エズダゴルと並ぶ魔道士団のツートップのひとりである。 >言葉を交わし、二人はそれぞれ廊下の向こう側へ歩き去っていった。 >その途中、ネフレンカが首だけ後ろを振り返り、既に小さくなったエズダゴルの後姿に目をやった。 >「ふっ、タヌキめが。まあ、せいぜい頑張ってもらうとするか」 >ニヤリと笑みを浮かべるとネフレンカの姿も消えていった。 ……思いっきり、キツネとタヌキの化かし合い、という感じですね。この2人……。(^_^;) それぞれ組織のトップともなれば仕方がないのでしょうけれど、何だか互いに 相手を上手く利用しよう、おとしめようというノリのようですね。 >「ああ・・・・・・・なあ、旅の人。本当にこの道をいきなさるんか?ここいらぁ、最近質の悪い盗賊どもが住み着いた、ってぇ話しだ」 >御者は声を潜めながらそう言うが、荷台にいた者は別段意に介さぬように降り立った。 >異国の珍しい意匠の服を着た、褐色の肌の男であった。 >「ほう、そうですか。それはまた面白そうですね」 この方にかかっては、盗賊なんて……(遠い目&滝汗) >男の浮かべた笑みを見たためだった。ただ唇の端を吊り上げて笑っただけであったが、それを見た途端背筋に言い知れぬ寒気が走った。 >絶句する盗賊たちに、男の手が上がろうとした時、 > >「お待ちなさい!!!!!」 > >「?」 >突如、木々の上から大音声が響いてきた。 >見回すと、一番背の高い樹のてっぺんに、颯爽と立つ人影があった。 >「この世を闇が包もうと!!!正義を貫くこの拳!!!強気をくじき、弱きを助ける非道を許さぬこの血潮!!!」 >ポカ〜〜ンと見上げるギャラリーをよそに、口上を述べるとトウッ、と樹を蹴り、宙に舞う。 >そして、空中で華麗に身を捻りながら華麗に―――――――――――――――――地面に激突した。 ああ、盗賊さん達、成仏……できたらいいね、と思っていたら……(笑) やはりこういう場面は逃さないのですね、アメリア。 そしていつものパターンで落下。 さすがのナイの方も、このアメリアの登場に唖然としたのでしょうか。 >「ううう〜〜、また失敗〜〜〜」 >車に轢かれたカエルのように、ベタッと地面に張り付いていた少女がむっくりと起き上がった。 >周りからどよめきがおきる。 >少女は周りの視線に気付くや、ぱんぱんと土を払って、 >「愛と正義の使者アメリア、今日も華麗に参上ですっ!!!」 >ビシッとポーズを決めた。そして、ギャラリーには寒い風が吹いていた。 ……さすがだ、アメリア(笑) 盗賊達もセイルーン原産の超合金娘を前にしては、絶句するしかないですね。 >「お嬢さん、大丈夫ですか?」 >男が声をかけてきた。 >「え?あ、はい!大丈夫です!」 >「あんなところから落ちたのにですか?」 >「慣れてますから!」 さすがのナイの方でも驚く頑丈さ……。 「慣れてますから」ですむのがアメリアですよね……(^_^;) >「でもあの人たち、一体どうしたんでしょう?」 >「さあ・・・・・何かよほど怖いものでもみたんでしょう」 >ニヤッと笑みを浮かべながら男は言った。 一体、何を見せたんでしょう、ナイの方……。何にせよ、彼らはアメリアのおかげで 命拾いしましたね。 そして、この場面が前々回のラスト部分に繋がっていたのですね。 >そのころひとりの魔剣士が、なにかしらのいやんな予感を感じたとか感じなかったとか。 よりにもよって今度はこの御方がアメリアの同行者ですからね……(汗) しかもヤバさ加減と厄介さ加減は∞。ガンバレ、ゼル。道は君の後にできるのだ(笑) >続きでした。 >ようやく今回、敵側組織を書く事ができました。 >まあ、どうも一枚岩じゃないご様子ですが。 >そして、前々回ラストのアメリアとあの御方の出会い編も一緒に。 >それではまた次回。 敵側組織……水面下の争いが、後々とんでもない悪影響を及ぼさないと良いのですが……。 王様は基本的には悪い人ではなさそうですが、とにかく国を守ることに 必死になるあまり、自分の周りの状況等が少し見えなくなっているみたいですね。 無理もないけれど。彼には魔道士団のツートップ以外に、信頼出来るブレーンや 人物がいないのでしょうか。 とうとうでてきた敵側。ジゴマさんじゃないですが、舞台が移り役者が集結して、 これからどう展開していくのでしょうか。続きを楽しみにお待ちしています。 それでは、今日はこの辺で失礼します。 |
30929 | それでこそ、アメリア(笑) | 棒太郎 | 2004/11/28 20:47:52 |
記事番号30926へのコメント >棒太郎様、こんばんは。 > >確かに今年はまだ、自分の部屋で暖房つけなくても平気なので暖かいのかも。 >ここ2〜3日強風が続いて、外での体感温度は低いですが。 >今日は特に朝から強風が……。純然たる偶然とはいえ、ハ○ターだのイ○カだのと >書かれた部分を読んでいるときに、強風で窓がガタガタ揺さぶられると、 >とってもいや〜んな気分に浸れます……あはは、あはははははははは……(乾いた笑い) こんばんは、エモーションさん。 今年はまだ昼は暖かいですね。この時期、そろそろ湯たんぽを出そうかと考えるのですが、まだその必要がまったくありません。 確かに、そんなところ読んでいるときに窓を揺さぶられると、訪問してきたとおもってしまいますね。 >>「とにかく、用心して慎重に行動して頂戴。ヤバくなったら即、ケツ撒くって逃げなさい。命あっての物だねよ」 >>そう言って、リナとガウリイを見送った。 > >一応、公的な連絡場所があるだけマシ、という感じなのですね。 >魔道士協会が全国レベルの規模の組織じゃなかったら、支部の設置なんて >絶対認めたくなかったのでしょうから、普通にしててもあたりがキツそうですね。 とりあえず形だけは――――という感じです。 あんまり言うことは聞いてくれません。 >>これまでなんとか国を保ってこれたが、これから先の保障はない。 >>代々の王にとって、気苦労の絶えないことであった。 > >これは……「国」を保つのがかなり大変ですね。 それほど国力に恵まれていない国は、大国に呑み込まれないようにするのにまず腐心しなければなりませんからね。 >>大仰に残念と肩を竦めるティリンギャストに、ハオン=ドルはふむと一言頷いた。 >>「とりあえず証拠は消しておきましたがね。今はまだ事を大きくするわけにはいかんでしょう」 > >証拠隠滅にウィルバーを燃やした、ハオン=ドルさん。国の外で書物の収集を行い、 >冒頭でジゴマさんを雇って、ゼルに攻撃をしたのが彼とその部下たちなのですね。 それぞれが書を求めて、あちこちに散っています。 ジゴマを雇って探索していたのは、エズダゴルのグループです。 >>「”ナハブの魔女”殿・・・・・またお遊びが過ぎなければいいが」 >>「さして問題はあるまいよ。さて、エズダゴル師もお呼びだ。城のほうへ来てくれ」 > >……例のところから発掘って……(汗) >そしてセイルーンで騒ぎを起こしたギザイアさんも、アルゼンスタンへ来ている……。 >この国は、一体何をしようとしているのでしょうか。 事件の要となるものは、ここに集まってきています。 キザイアも教団と関係がありますので。 >>「そうか・・・・・それではいよいよなのだな?シャッド=メル師はやはりこちらに来られないのか?」 >>「はい。まことに遺憾ながら、師は砂漠のこの場を離れるわけにはいかぬ、とのことでございまして。陛下にはまことに申し訳ないとお伝えしてくれとのことです」 >>それを聞き、イルファンはそうか、と一言呟いた。 > >たいした資本も力もなく、基本的な外交策は「まず敵を作らないこと」な、 >大国の脅威にさらされている小国の王。しかもかなり若いのでは、ついつい >強力な力を欲してしまって当然なのでしょうけれど……♪よ〜く、考えよ〜♪という >フレーズが頭の中を駆けめぐってます。 >何か体よく利用されているように見えますが、大丈夫でしょうか、王様……。 やはり大国と対等に話し合いが出来るだけの力が欲しいと思うのは仕方がないことですが・・・・・ その”力”が、たちが悪いですね。 >>その途中、ネフレンカが首だけ後ろを振り返り、既に小さくなったエズダゴルの後姿に目をやった。 >>「ふっ、タヌキめが。まあ、せいぜい頑張ってもらうとするか」 >>ニヤリと笑みを浮かべるとネフレンカの姿も消えていった。 > >……思いっきり、キツネとタヌキの化かし合い、という感じですね。この2人……。(^_^;) >それぞれ組織のトップともなれば仕方がないのでしょうけれど、何だか互いに >相手を上手く利用しよう、おとしめようというノリのようですね。 そうですね。そんな感じです、この二人。 表面上は取り繕ってますが。 >>御者は声を潜めながらそう言うが、荷台にいた者は別段意に介さぬように降り立った。 >>異国の珍しい意匠の服を着た、褐色の肌の男であった。 >>「ほう、そうですか。それはまた面白そうですね」 > >この方にかかっては、盗賊なんて……(遠い目&滝汗) 飛んで火にいる夏の虫、ですね。 >>見回すと、一番背の高い樹のてっぺんに、颯爽と立つ人影があった。 >>「この世を闇が包もうと!!!正義を貫くこの拳!!!強気をくじき、弱きを助ける非道を許さぬこの血潮!!!」 >>ポカ〜〜ンと見上げるギャラリーをよそに、口上を述べるとトウッ、と樹を蹴り、宙に舞う。 >>そして、空中で華麗に身を捻りながら華麗に―――――――――――――――――地面に激突した。 > >ああ、盗賊さん達、成仏……できたらいいね、と思っていたら……(笑) >やはりこういう場面は逃さないのですね、アメリア。 >そしていつものパターンで落下。 >さすがのナイの方も、このアメリアの登場に唖然としたのでしょうか。 やはりお約束でしょう。このパターン(笑) アメリアの口上は某ゲームから拝借しました。 >>少女は周りの視線に気付くや、ぱんぱんと土を払って、 >>「愛と正義の使者アメリア、今日も華麗に参上ですっ!!!」 >>ビシッとポーズを決めた。そして、ギャラリーには寒い風が吹いていた。 > >……さすがだ、アメリア(笑) >盗賊達もセイルーン原産の超合金娘を前にしては、絶句するしかないですね。 これでこそアメリア(笑) 姉のような頑丈さになるのも時間の問題でしょう。 >>「お嬢さん、大丈夫ですか?」 >>男が声をかけてきた。 >>「え?あ、はい!大丈夫です!」 >>「あんなところから落ちたのにですか?」 >>「慣れてますから!」 > >さすがのナイの方でも驚く頑丈さ……。 >「慣れてますから」ですむのがアメリアですよね……(^_^;) 自分のところにはない頑丈さですからね。 ちょっと興味を持ったのかも。 >>「でもあの人たち、一体どうしたんでしょう?」 >>「さあ・・・・・何かよほど怖いものでもみたんでしょう」 >>ニヤッと笑みを浮かべながら男は言った。 > >一体、何を見せたんでしょう、ナイの方……。何にせよ、彼らはアメリアのおかげで >命拾いしましたね。 >そして、この場面が前々回のラスト部分に繋がっていたのですね。 ほんのちょびっと自分達の世界(超狂気の世界)を垣間見せました。 この後、少し離れたところで全員発狂死しているというのもあったんですが、書けませんでした。 >>そのころひとりの魔剣士が、なにかしらのいやんな予感を感じたとか感じなかったとか。 > >よりにもよって今度はこの御方がアメリアの同行者ですからね……(汗) >しかもヤバさ加減と厄介さ加減は∞。ガンバレ、ゼル。道は君の後にできるのだ(笑) まあ、受難の星の下に生まれてきたひとですから。 今回はあのジゴマすら可愛く思えるほどの御方ですからね。 >>続きでした。 >>ようやく今回、敵側組織を書く事ができました。 >>まあ、どうも一枚岩じゃないご様子ですが。 >>そして、前々回ラストのアメリアとあの御方の出会い編も一緒に。 >>それではまた次回。 > >敵側組織……水面下の争いが、後々とんでもない悪影響を及ぼさないと良いのですが……。 >王様は基本的には悪い人ではなさそうですが、とにかく国を守ることに >必死になるあまり、自分の周りの状況等が少し見えなくなっているみたいですね。 >無理もないけれど。彼には魔道士団のツートップ以外に、信頼出来るブレーンや >人物がいないのでしょうか。 > >とうとうでてきた敵側。ジゴマさんじゃないですが、舞台が移り役者が集結して、 >これからどう展開していくのでしょうか。続きを楽しみにお待ちしています。 >それでは、今日はこの辺で失礼します。 今後、水面下の争いも影響してくると思います。 アルゼンスタンの王はそんな感じです。国を守る、ということに少し必死になりすぎてるところがあります。 でも、国の置かれている状況を鑑みれば仕方のないことですが。 まだまだ役者は何人か出てくる予定です。 どうぞお楽しみに。 それでは、どうもありがとうございました。 |
30932 | 急げ!? 魔剣士!? 姫様が大変です(汗&笑) | 猫楽者 E-mail | 2004/11/28 23:26:38 |
記事番号30925へのコメント >こんにちは、棒太郎です。 こんばんは、棒太郎さん。 お元気ですか、猫楽者です。 昨年に比べたら、今年は暖かい日が続いていますね。 寒いのは苦手なので、暖冬だと嬉しいですね。 >夫の言葉を継いで、セリシアが説明した。 >「とにかく、用心して慎重に行動して頂戴。ヤバくなったら即、ケツ撒くって逃げなさい。命あっての物だねよ」 >そう言って、リナとガウリイを見送った。 アル全巣短・・・・違った(汗) アルゼンスタンでは、後方支援と言いますか。 力になってくれそうな方々や、組織は無いのですね。 セリシアさんが“にげなさい”と仰るとは、セリシアさんも何かただ事ではない、と 感じていらっしゃるのでしょうか。 >「おやおや。これはこれは、お久しぶりですな」 >人影を認めた男がそう挨拶した。 >「うむ、久しぶりだ。ティリンギャスト師。健勝でなによりだ」 >「いやいや、そちらもお変わりなく。ハオン=ドル殿。貴方も一杯如何です?安物ですが、結構いけますよ」 >では、いただこう―――と、ハオン=ドルはティリンギャストの言葉に応えた。 >「それで――――秘密図書室のほうの首尾はいかがであった?」 >「いやはや、流石は秘密図書室。そう簡単にはいかぬ、というところですな。向かったウィルバーもやられてしまった」 >大仰に残念と肩を竦めるティリンギャストに、ハオン=ドルはふむと一言頷いた。 >「とりあえず証拠は消しておきましたがね。今はまだ事を大きくするわけにはいかんでしょう」 >「そうだな。あそこのものならば『屍食教典儀』ほどのもの、わかるであろうが、それだけで全てを掴めるものでもあるまい」 >「ところでそちらの首尾は?」 >「うむ。例のところから幾つかの書を発掘した。これで大まかなものは揃った。キザイア師もセイルーンから戻ってきたしな」 >「”ナハブの魔女”殿・・・・・またお遊びが過ぎなければいいが」 >「さして問題はあるまいよ。さて、エズダゴル師もお呼びだ。城のほうへ来てくれ」 >その言葉に、ティリンギャストは黒の外套を羽織り、か細いステッキを手にすると二人の姿はいつの間にか消えていた。 ティリンギャストさん。ハオン=ドルさん。 どちらも、どこかで聞いたようなお名前の方々ですが(汗) 穏やかにサラッと・・・・恐ろしい内容のお話をされておりますね(汗) キザイアさんの”ナハブの魔女”と言う・・・・二つの名前(汗) “あの”セイルーンでの事件は・・・・この方々にとっては・・・お遊び・・・・なのですね(汗) >この二人が、アルゼンスタンの若き国王イルファンと、宮廷付き魔道士団のツートップのひとり、エズダゴルであった。 >「エズダゴル、なにか用か?」 >「はい。おおかたの首尾が整いましたので、そのご報告に」 >「そうか・・・・・それではいよいよなのだな?シャッド=メル師はやはりこちらに来られないのか?」 >「はい。まことに遺憾ながら、師は砂漠のこの場を離れるわけにはいかぬ、とのことでございまして。陛下にはまことに申し訳ないとお伝えしてくれとのことです」 >それを聞き、イルファンはそうか、と一言呟いた。 妖術師「エズダゴル」さまが、ティリンギャストさん。ハオン=ドルさん。 そして、キザイアさんの上司さまなのですね。 イルファン国王さまが、国の現状を憂い。 大国に飲み込まれないように、なんとかしようとしているのでしょうけど・・・・・・・・・。 大国よりも・・・・・もっと厄介なものと係わり合いになってしまいそうな気が(滝汗) >「それと陛下、こちらを」 >エズダゴルの懐から一冊の本が取り出された。 >「これは・・・・・?」 >「これは『妖精の書』と呼ばれるものです。かつて魔道士エヴァグが所持していたといわれるもので、強力な呪法の書でございます」 >「これもお前達が見つけてきたものか?」 >「はい。陛下も魔法をよくされますので、必ずやこの書は陛下の御守となりましょう」 >そうして、イルファンに『妖精の書』を手渡すと、一礼して退室した。 『妖精の書』・・・・・・・たしか・・・・氷や雪の系列に対抗できる・・・・・強力な魔法が記されていたような(汗) エズダコルさまが、イルファン国王さまの心強いお味方だと良いのですが・・・・。 >城の廊下を歩いていたエズダゴルは、向こうから歩いてくる人影を認め、足を止めた。 >「おお、これはこれはエズダゴル殿。計画が首尾よく整っているようで何よりですな」 >「いえ、細部はこれからですな。ネフレンカ殿。貴方の手も借りねばならぬでしょうから、そのときはよろしくお願いしますよ」 >「そう畏まらずとも。すべては陛下の御為よ」 >ネフレンカ―――エズダゴルと並ぶ魔道士団のツートップのひとりである。 >言葉を交わし、二人はそれぞれ廊下の向こう側へ歩き去っていった。 >その途中、ネフレンカが首だけ後ろを振り返り、既に小さくなったエズダゴルの後姿に目をやった。 >「ふっ、タヌキめが。まあ、せいぜい頑張ってもらうとするか」 >ニヤリと笑みを浮かべるとネフレンカの姿も消えていった。 このお二人(汗) 魔道士団の主導権や、なにやらキナ臭い雰囲気のする今回の計画について。 いろいろと水面下で争っていそうですね。 >男はしばらく道を歩いていたが、 >「ふむ。これは大当たりといったところかな」 >呟く男の周りを山刀をちらつかせた男達が幾人も取り囲んでいた。 >「おい、てめえ。ここらじゃみかけねえ服だな」 >「結構高そうだぜ。こいつぁ、たんまり持ってんじゃねえか」 >「早ぇとこバラしちまおうぜ」 >そんな物騒な会話が聞こえてくる中、男は平然と立っていた。 >「てめぇ、なにそんなに落ち着いて――――」 >盗賊の言葉が途中で止まった。 >男の浮かべた笑みを見たためだった。ただ唇の端を吊り上げて笑っただけであったが、それを見た途端背筋に言い知れぬ寒気が走った。 >絶句する盗賊たちに、男の手が上がろうとした時、 盗賊さんたち(汗) 相手が悪すぎます(滝汗)・・・・・と言うか・・・・せめて楽に逝けます様に・・・・。 などと・・・・呟いてしまいました(冷滝汗) >「お待ちなさい!!!!!」 > >「?」 >突如、木々の上から大音声が響いてきた。 >見回すと、一番背の高い樹のてっぺんに、颯爽と立つ人影があった。 >「この世を闇が包もうと!!!正義を貫くこの拳!!!強気をくじき、弱きを助ける非道を許さぬこの血潮!!!」 >ポカ〜〜ンと見上げるギャラリーをよそに、口上を述べるとトウッ、と樹を蹴り、宙に舞う。 >そして、空中で華麗に身を捻りながら華麗に―――――――――――――――――地面に激突した。 アメリアさん(笑) 某魔剣士さんが側にいれば、激突寸前に抱きしめるなりして(笑) フォローしてくださったでしょうに・・・・・。 まあ。それはそれで周りの盗賊団の方々は。 自分たちの存在を無視されて怒りそうですが(笑) >『死んだか?』 >『死んだな』 >誰もが心の中でそう思った。だがしかし――― >「ううう〜〜、また失敗〜〜〜」 >車に轢かれたカエルのように、ベタッと地面に張り付いていた少女がむっくりと起き上がった。 >周りからどよめきがおきる。 普通は、驚きますよね(笑) 盗賊団の方々、この時点で、相手の『強さ』(いろんな意味で(笑))に気付いて。 逃げましょうよ(笑) >少女は周りの視線に気付くや、ぱんぱんと土を払って、 >「愛と正義の使者アメリア、今日も華麗に参上ですっ!!!」 >ビシッとポーズを決めた。そして、ギャラリーには寒い風が吹いていた。 いやあの(汗) きょうもかれいに・・・・って、・・・・・・いろいろと突っ込みどころ満載のような気が(汗) アメリアさんと・・・・それ以上に魔剣士さまが怖くて・・・・突っ込めませんが(滝汗) >「ふ、ふざけたガキだな・・・・・かまわねぇ、纏めてヤッチまえ――――!?」 >そう叫んだ瞬間、また盗賊たちは絶句した。 >「?」 >少女が不思議に思って見ていると、盗賊たちは脂汗を流し、恐怖の表情を浮かべていた。 >「ヒ、ヒイイィイイイーーーーーーーッ!!!!」 >やがて誰ともなく叫び声を上げると、盗賊たちは凄まじい恐怖に怯えながら我先にと逃げていった。 滝汗・・・・・・と・・・とりあえず・・・・・。 死傷者や発狂者・・・・・『あちら』の世界へ強制的に連れ去られる方が(汗) 出なくて良かったです・・・・。 >「お嬢さん、大丈夫ですか?」 >男が声をかけてきた。 >「え?あ、はい!大丈夫です!」 >「あんなところから落ちたのにですか?」 >「慣れてますから!」 >元気にそう言った。慣れるとかそういう問題ではないが・・・・・・ 流石は、リナさんいわく『超合金娘』さん(笑) 超合金は、超合金Z(マジンガーZに使われていたものです(古い話題でスミマセン(汗)))でしょうか(笑) >「ところでお嬢さんも一人旅ですか?」 >「はい、アスガルドまで行くところです」 >「ほほう、アスガルドへおひとりで?それはなかなか大変ですね」 >男は顎に手をやりながら、感心したように笑った。 >「一人旅は大変でしょう。旅は道ずれ、世は情け。私もそちらに向かう途中ですので、よろしければご一緒に如何ですか?」 >「え、いいんですか?」 >「ええ、結構ですよ。貴女のお名前は?」 >「アメリアです」 >「ではミス・アメリア。私はチャンドラプトラと申します。よろしく」 >そうしてアメリアとチャンドラプトラは街道をアスガルドへ歩いていった。 > >そのころひとりの魔剣士が、なにかしらのいやんな予感を感じたとか感じなかったとか。 アメリアさんと、あのお方・・・・こおいう出会いでしたか(汗) 急げ!? 魔剣士!? 姫様の最大のピンチかもしれません。 音速さえも超えて、姫の元まで、馳せ参じそうですね(笑) >ようやく今回、敵側組織を書く事ができました。 >まあ、どうも一枚岩じゃないご様子ですが。 >そして、前々回ラストのアメリアとあの御方の出会い編も一緒に。 善良で国のことを真剣に考えておられそうな国王さまと。 魔道士団の複雑な力関係・・・・・そして・・・・。 続々とジゴマさんの整えた舞台へと集結なさる方々。 リナさんたちと、最大のジョーカー(滝汗)さまと同行しておられるアメリアさん(滝汗) そして、走り抜けた後にバック・トゥザ・ヒューチャーのタイムトラベル時のような。 炎の後を残して、地を蹴り谷を越え、行く手を阻む障害物は・・・・。 木だろうが建物だろうが、粉砕しながら。 アメリアさんの元へと急いでいるような魔剣士様(笑) 皆さんが、どんな冒険をなさるのか。 続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにしております。 もう11月も後半なのですね。 段々と寒くなってまいりますので、風邪など。 お体にお気をつけて。お元気で。 では、失礼します。 |
30934 | 天然は周りが苦労する | 棒太郎 | 2004/11/29 21:15:53 |
記事番号30932へのコメント >こんばんは、棒太郎さん。 >お元気ですか、猫楽者です。 > >昨年に比べたら、今年は暖かい日が続いていますね。 >寒いのは苦手なので、暖冬だと嬉しいですね。 こんばんは、猫楽者さん。 今年はまだ寒さがそんなに厳しくなく、過ごしやすいです。 木枯らしなんか吹かれた日には、たまったもんじゃありませんからね。 >>「とにかく、用心して慎重に行動して頂戴。ヤバくなったら即、ケツ撒くって逃げなさい。命あっての物だねよ」 >>そう言って、リナとガウリイを見送った。 > >アル全巣短・・・・違った(汗) >アルゼンスタンでは、後方支援と言いますか。 >力になってくれそうな方々や、組織は無いのですね。 >セリシアさんが“にげなさい”と仰るとは、セリシアさんも何かただ事ではない、と >感じていらっしゃるのでしょうか。 そういった組織はある意味、形だけですので。実質的に向こうの支配下ですね。 セリシアも魔道士としてのカンが、ビビビッと訴えているのでしょう。 >>「うむ。例のところから幾つかの書を発掘した。これで大まかなものは揃った。キザイア師もセイルーンから戻ってきたしな」 >>「”ナハブの魔女”殿・・・・・またお遊びが過ぎなければいいが」 >>「さして問題はあるまいよ。さて、エズダゴル師もお呼びだ。城のほうへ来てくれ」 >>その言葉に、ティリンギャストは黒の外套を羽織り、か細いステッキを手にすると二人の姿はいつの間にか消えていた。 > >ティリンギャストさん。ハオン=ドルさん。 >どちらも、どこかで聞いたようなお名前の方々ですが(汗) >穏やかにサラッと・・・・恐ろしい内容のお話をされておりますね(汗) >キザイアさんの”ナハブの魔女”と言う・・・・二つの名前(汗) >“あの”セイルーンでの事件は・・・・この方々にとっては・・・お遊び・・・・なのですね(汗) 彼らの名前も神話のほうから引用してます(笑) キザイアも『魔女の家の夢』の魔道士キザイア=メイスンからです。 セイルーンの騒ぎはちょっとした実験と言うところです。 >>「そうか・・・・・それではいよいよなのだな?シャッド=メル師はやはりこちらに来られないのか?」 >>「はい。まことに遺憾ながら、師は砂漠のこの場を離れるわけにはいかぬ、とのことでございまして。陛下にはまことに申し訳ないとお伝えしてくれとのことです」 >>それを聞き、イルファンはそうか、と一言呟いた。 > >妖術師「エズダゴル」さまが、ティリンギャストさん。ハオン=ドルさん。 >そして、キザイアさんの上司さまなのですね。 >イルファン国王さまが、国の現状を憂い。 >大国に飲み込まれないように、なんとかしようとしているのでしょうけど・・・・・・・・・。 >大国よりも・・・・・もっと厄介なものと係わり合いになってしまいそうな気が(滝汗) エズダゴルが彼らを率いています。秘密教団にも関わりがあります。 イルファンは国のことを思ってのことですが・・・・・・・ >>「これは『妖精の書』と呼ばれるものです。かつて魔道士エヴァグが所持していたといわれるもので、強力な呪法の書でございます」 >>「これもお前達が見つけてきたものか?」 >>「はい。陛下も魔法をよくされますので、必ずやこの書は陛下の御守となりましょう」 >>そうして、イルファンに『妖精の書』を手渡すと、一礼して退室した。 > >『妖精の書』・・・・・・・たしか・・・・氷や雪の系列に対抗できる・・・・・強力な魔法が記されていたような(汗) >エズダコルさまが、イルファン国王さまの心強いお味方だと良いのですが・・・・。 魔法の系列までは知らないのですが、魔道書のひとつということで登場しました。 イルファンにとってエズダゴルは果たして味方なのか―――後々明らかになると思います。 >>ネフレンカ―――エズダゴルと並ぶ魔道士団のツートップのひとりである。 >>言葉を交わし、二人はそれぞれ廊下の向こう側へ歩き去っていった。 >>その途中、ネフレンカが首だけ後ろを振り返り、既に小さくなったエズダゴルの後姿に目をやった。 >>「ふっ、タヌキめが。まあ、せいぜい頑張ってもらうとするか」 >>ニヤリと笑みを浮かべるとネフレンカの姿も消えていった。 > >このお二人(汗) >魔道士団の主導権や、なにやらキナ臭い雰囲気のする今回の計画について。 >いろいろと水面下で争っていそうですね。 外面は笑ってますが、内面では――――― いろいろと腹のうちを探り合ってます。 >>盗賊の言葉が途中で止まった。 >>男の浮かべた笑みを見たためだった。ただ唇の端を吊り上げて笑っただけであったが、それを見た途端背筋に言い知れぬ寒気が走った。 >>絶句する盗賊たちに、男の手が上がろうとした時、 > >盗賊さんたち(汗) >相手が悪すぎます(滝汗)・・・・・と言うか・・・・せめて楽に逝けます様に・・・・。 >などと・・・・呟いてしまいました(冷滝汗) 楽に死ねたら本当に御の字ですよね。 >>「この世を闇が包もうと!!!正義を貫くこの拳!!!強気をくじき、弱きを助ける非道を許さぬこの血潮!!!」 >>ポカ〜〜ンと見上げるギャラリーをよそに、口上を述べるとトウッ、と樹を蹴り、宙に舞う。 >>そして、空中で華麗に身を捻りながら華麗に―――――――――――――――――地面に激突した。 > >アメリアさん(笑) >某魔剣士さんが側にいれば、激突寸前に抱きしめるなりして(笑) >フォローしてくださったでしょうに・・・・・。 >まあ。それはそれで周りの盗賊団の方々は。 >自分たちの存在を無視されて怒りそうですが(笑) やっぱりアメリアですから(笑) 某魔剣士が側にいても、一緒に巻き込まれているような気が・・・・・・ >>車に轢かれたカエルのように、ベタッと地面に張り付いていた少女がむっくりと起き上がった。 >>周りからどよめきがおきる。 > >普通は、驚きますよね(笑) >盗賊団の方々、この時点で、相手の『強さ』(いろんな意味で(笑))に気付いて。 >逃げましょうよ(笑) まあ、普通は驚きますね。間違いなく(笑) ある意味『最強』ですからね。 >>少女は周りの視線に気付くや、ぱんぱんと土を払って、 >>「愛と正義の使者アメリア、今日も華麗に参上ですっ!!!」 >>ビシッとポーズを決めた。そして、ギャラリーには寒い風が吹いていた。 > >いやあの(汗) >きょうもかれいに・・・・って、・・・・・・いろいろと突っ込みどころ満載のような気が(汗) >アメリアさんと・・・・それ以上に魔剣士さまが怖くて・・・・突っ込めませんが(滝汗) いやもう問答無用で場を押し切ってます。 あらゆるツッコミを強制キャンセルです。 >>「ヒ、ヒイイィイイイーーーーーーーッ!!!!」 >>やがて誰ともなく叫び声を上げると、盗賊たちは凄まじい恐怖に怯えながら我先にと逃げていった。 > >滝汗・・・・・・と・・・とりあえず・・・・・。 >死傷者や発狂者・・・・・『あちら』の世界へ強制的に連れ去られる方が(汗) >出なくて良かったです・・・・。 プロットでは少し離れたところで全員発狂死していた、というのがあったのですが・・・・・ >>「あんなところから落ちたのにですか?」 >>「慣れてますから!」 >>元気にそう言った。慣れるとかそういう問題ではないが・・・・・・ > >流石は、リナさんいわく『超合金娘』さん(笑) >超合金は、超合金Z(マジンガーZに使われていたものです(古い話題でスミマセン(汗)))でしょうか(笑) まさに原材料は超合金Zですね。 >>「一人旅は大変でしょう。旅は道ずれ、世は情け。私もそちらに向かう途中ですので、よろしければご一緒に如何ですか?」 >>「え、いいんですか?」 >>「ええ、結構ですよ。貴女のお名前は?」 >>「アメリアです」 >>「ではミス・アメリア。私はチャンドラプトラと申します。よろしく」 >>そうしてアメリアとチャンドラプトラは街道をアスガルドへ歩いていった。 >> >>そのころひとりの魔剣士が、なにかしらのいやんな予感を感じたとか感じなかったとか。 > >アメリアさんと、あのお方・・・・こおいう出会いでしたか(汗) >急げ!? 魔剣士!? 姫様の最大のピンチかもしれません。 >音速さえも超えて、姫の元まで、馳せ参じそうですね(笑) これがアメリアと彼の出会いです。 知らずにジョーカー中のジョーカーが一緒になりました。 某黒子ですらひたすら可愛く思えるほどのものですから。 >>ようやく今回、敵側組織を書く事ができました。 >>まあ、どうも一枚岩じゃないご様子ですが。 >>そして、前々回ラストのアメリアとあの御方の出会い編も一緒に。 > >善良で国のことを真剣に考えておられそうな国王さまと。 >魔道士団の複雑な力関係・・・・・そして・・・・。 >続々とジゴマさんの整えた舞台へと集結なさる方々。 >リナさんたちと、最大のジョーカー(滝汗)さまと同行しておられるアメリアさん(滝汗) >そして、走り抜けた後にバック・トゥザ・ヒューチャーのタイムトラベル時のような。 >炎の後を残して、地を蹴り谷を越え、行く手を阻む障害物は・・・・。 >木だろうが建物だろうが、粉砕しながら。 >アメリアさんの元へと急いでいるような魔剣士様(笑) >皆さんが、どんな冒険をなさるのか。 >続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにしております。 > >もう11月も後半なのですね。 >段々と寒くなってまいりますので、風邪など。 >お体にお気をつけて。お元気で。 > >では、失礼します。 イルファンは国を思ってのことですが・・・・・・・ ただ手に入れようとするものがものですから。 その裏では魔道士団の派閥対立もありそうな予感ですので、もういろいろと絡み合ってます。 大舞台は例の遺跡都市になりますので、取り敢えずはそこに行くまでのことが中心になります。 どれほどの長さになるかはわかりませんが・・・・・・・・ それでは、どうもありがとうございました。 |
30941 | 闇黒の断章 〜第2章〜 「アルゼンスタンを覆う影」 2 | 棒太郎 | 2004/12/3 11:56:48 |
記事番号30871へのコメント こんにちは、棒太郎です。 朝晩の冷え込みがだんだん強くなってきました。一気に冬が来そうな予感です。 それはそうと、明日は『ゴジラ ファイナルウォーズ』の公開日。 再来週は『エイリアンVSプレデター』だし、楽しみ楽しみ。 それでは、続きをどうぞ。 ************************************* 『闇黒の断章』 〜第2章〜 「アルゼンスタンを覆う影」 2 いずことも知れぬ時。 いずことも知れぬ場所。 そこに存在するその世界そのもの。 巨大な石造りの城の一室で、ひとりの青年がなにやら考え込んでいた。 「確かに間違いないんですね?姉上」 前に立つ女性に訊いた。 「ええ。それぞれ報告が届いているけれど、どれもみなそのことを差しているわ」 女性の言葉に青年はひとつ息をついた。 「やれやれ・・・・・・流石の僕たちでもアソコは迂闊に手は出せませんからね」 「それに、貴方も彼女も今ここを離れるのは駄目よ。御老は?」 「お義父さんを連れて、ここしばらく出ています。まだ当分戻らないでしょう」 肩を竦めてそう言った。 「とはいえ、放っておくわけにもいかないでしょう。なにせあの娘たちがそれに関わるようですし」 そう言うと、青年は側の呼び鈴を鳴らした。 「陛下、失礼致します」 扉を開け、ひとりの男が入ってきた。 きっちりとした身なりの、いかにも文官といった男であった。 「なにか緊急のお呼びでしょうか?」 そう訊ねた男に、 「クラーリッツ男爵。かねてより準備を進めていた計画が、だいたい整ったのですよ」 イルファンの側に控えていたエズダゴルが口を開いた。 「は、はあ・・・・計画、ですか」 「うむ。クラーリッツ。今の周りの情勢はどうだ?」 「は、はい。先頃も訪れましたが、やはり北のほうに不穏な空気が窺えます。なんとか凌いできましたが、油断はできません」 手にした書類を見ながら、クラーリッツは報告する。 彼は、由緒ある家柄の貴族で、この国の外務大臣を務めていた。アルゼンスタンの立場を理解し、周りの国との折衝に東奔西走していた。 「エズダゴル・・・・・・少し急がねばならないか」 「いえ、予想の範囲内です。確かにのんびりとしていることはできませんが、急いては事を仕損じます。それに他の者も到着いたしましたので」 エズダゴルがそう言うと、クラーリッツの後ろに3人の人影が現われた。 イルファンの前に来ると、スッと膝をつく。 「お初にお目にかかります。偉大なる国王陛下のご尊顔を拝し奉り、まことに大慶至極にございます。私はティリンギャストと申します」 「ハオン=ドルにございます」 「キザイアです」 3人の挨拶に、イルファンは大仰に頷いた。 「ほほう、そちらも全員到着されましたか。いや、結構結構」 「ネフレンカか」 部屋の中に、ネフレンカとその後ろにつき従う黒い甲冑の騎士が入ってきた。 「エズダゴル殿。私とともにこのボルボックも手伝おう」 黒騎士―――ボルボックが目礼した。 「これはこれは。感謝の念に絶えません」 傍らでクラーリッツはなんとも難しい顔をしていた。 もともと目立たぬ―――悪く言えば、どーでもいいような国だったため、魔道士協会の支部の設置もかなり後まわしになった。そのため、協会よりも城付きの魔道士団が勢力を固めているが、クラーリッツはここに揃った魔道士たちを見ると、言い知れぬ不安が募っていた。 (だが・・・・・周りの国と対等の立場で話し合うには、それなりの力がなければ相手にされないし・・・・・・) ジレンマを感じつつ、 (せめて、国王と王妃様の側にはいて差し上げなければ―――) そう心に誓った。 アスガルドの国境近く。 国境の関所を守る兵士は、その奇妙な二人連れに心の中で首を捻った。 少女のほうは、まだ幼さをどこかに残す可愛らしい雰囲気。どこか旅慣れた空気も見せていた。 そしてもうひとり。 珍しい意匠の服を纏った褐色の肌の男。 いろいろな国の人間を見てきたが、それにおいても珍しかった。 兵士にはどうにもこの二人の組み合わせが、不思議に思えるようだった。 「何か?」 男の言葉に、兵士は慌てて姿勢を正すと、「い、いえ!どうぞお通り下さい!」と関所の門を開けた。 「そういえば、チャンドラプトラさんはアスガルドに何の用事があるんですか?」 「いえなに、私はビブリオ・ディテクティブを生業としていましてね」 「ビブリオ・ディテクティブ?」 「平たく言えばブック・ハンター。本の探し屋ですよ」 ビブリオ・ディテクティブまたはブック・ハンター――――その名の通り、本の探偵・探し屋である。 依頼主の代わりに探している本を探し、手に入れる。しかし、依頼される本のほとんどが稀覯本であり、そうそう簡単には手に入らない。 「じゃあ、アスガルドへはお仕事で?」 「まあ、直接は関係ありませんがね。しかし、ここには世界中の本の蒐集家が羨む場所がありますからね」 「マスター、ただいま戻りました」 数十メートルの大樹の上で、貴婦人が黒尽くめの男の横にやって来た。 「おう、ご苦労。これで役者は揃うか・・・・・・しかし―――」 拳で輪をつくり、望遠鏡のようにそれを覗き込みながら、男が呟いた。 「とんでもねぇもんが来やがったな。ありゃ一体なにもんだ?」 その遥か先にはアスガルドへ向かう二人連れの姿があった。 「ったく世の中広いやね。こんな汗かくなんてどれぐらいぶりかね」 こりゃ、観客に廻って正解だったな。くわばら、くわばら――――との声を残して、男と貴婦人の姿は消えていた。 魔道士協会付属ミスカトニック大図書館。 その奥にある秘密図書室の一角に、ひとつの影が立っていた。 その前にあるのは『グ=ハーン断章』であった。 完全な密閉空間であるのに、まるで風に吹かれるように『グ=ハーン断章』のページがめくれていく。 「ふむ・・・・・」 それを見ながら影が呟いた。 「なるほど・・・・・こんなものを造っていたのか」 パタンとページが閉じられた。 「よくもまあ、金色の御方の制裁を喰らわなかったものよ。いや、あの御方が甘いのか―――――」 そう言うと、影に亀裂が走った。それは凄惨な笑みであった。 そのとき、 「そこまでよ。大人しくなさい」 秘密図書室の入り口に、セリシアと数人の司書がいた。 「この私にも今まで気配を悟らせないなんてね・・・・・あんたも例のところの関係者かしら」 すでに戦闘態勢にあるセリシアは、影を見据えながら魔力を集中させる。 「関係者?まあ、間接的には関係者といえるかも知れませんね」 影がゆらりと動いた。 「全員、対呪防御!!」 セリシアの言葉とともに、司書たちはセリシアと影以外に結界を張り巡らす。 「容赦はしないわよ!ビッグ・バーンッ!!」 凄まじい大爆炎と高熱と衝撃が襲い掛かり、あっという間に影を呑み込んだ。 「ま、かろうじて息の根はあるようにしといたげるわ――――!?」 セリシアが絶句した。 炸裂した魔法の中心から突如として闇が噴き出した。それは瞬く間にセリシアの魔法を蹂躙し、呑み込んだ。 「クカカカカカ―――――なかなかの力でしたが、この程度ではどうもありませんよ。せめてフォマルハウトの炎でも持ってくることですね」 クカカカカカ―――と哄笑が響き渡るや、闇が弾けた。 セリシアたちが顔を上げると、室内は何の気配もなく、また静寂に包まれていた。 コンコンと扉をノックする音が聞こえ、アメリアが扉を開けると、チャンドラプトラが立っていた。 「どうしました?チャンドラプトラさん」 「いえ、ミス・アメリア。街で、貴女の探している御友人らしき人のことを聞きましたのでね」 チャンドラプトラの言葉に、アメリアは目を輝かせた。 「どうやら、この国を出てアルゼンスタンというところに向かったようですよ」 「アルゼンスタン・・・・・え〜と確か」 「アルゼンガルト地方にある小国―――だったと思いますが」 「確かそうです。じゃあ、わたしもそっちへ向かわないと」 「私も依頼のものがそちらのほうに在るようなことを聞きましたのでね。お付き合いしますよ」 そうして、二人は首都を目前にして進路をアルゼンスタンへと変えた。 その翌日、息を切らせて魔剣士が首都に到着したのだった。 「まあ、相変わらず間の悪い御人さね」 ************************************* 続きでした。 今回で敵側の人間は出揃いました。 そして、リナたちにも義兄からの支援が。 ゼルは相変わらずの星のさだめですが(笑) それではまた次回。 |
30942 | 解説はジゴマでお送りいたします……という感じですね。 | エモーション E-mail | 2004/12/3 23:00:07 |
記事番号30941へのコメント 棒太郎様、こんばんは。 今年は映画より「DQ8」を購入しようかどうか、迷ってたり……(笑) 今回はゴーメンガースト、アルゼンスタン、アスガルドと、三箇所での動きがメインですね。 最初はゴーメンガーストと気づかず、この場面はどこの国の話だろうと 思ってしまいました(^_^;) そしてすっかり観客であり、解説者モードでもあるジゴマさん。 ナイの方のご登場には、ひたすら驚きつつも楽しんでいるんでしょうね。 >「確かに間違いないんですね?姉上」 >前に立つ女性に訊いた。 >「ええ。それぞれ報告が届いているけれど、どれもみなそのことを差しているわ」 フューシャ姉さんだ〜!!(^.^) いくつになっても、どこか夢見る少女な彼女が読んでて好きでした。 こちらではスティアパイクとのことは、辛い恋の思い出になっているのでしょうか。 (原作ではスティアパイクとフューシャ姉さんの関係は、スティアパイクが フューシャ姉さんの気持ちを利用している部分が強いけれど、映像化の方では野心とは別に、 スティアパイクは本気でフューシャ姉さんを愛している設定になったそうです) >「やれやれ・・・・・・流石の僕たちでもアソコは迂闊に手は出せませんからね」 >「それに、貴方も彼女も今ここを離れるのは駄目よ。御老は?」 >「お義父さんを連れて、ここしばらく出ています。まだ当分戻らないでしょう」 >肩を竦めてそう言った。 >「とはいえ、放っておくわけにもいかないでしょう。なにせあの娘たちがそれに関わるようですし」 さすがにゴーメンガーストの人間でも、異界のあっちの世界ゾーン(汗)な代物が 関わる場所にはそう簡単に手出し出来ないのですね。 さらに現在は婚姻絡みの儀式の途中……。よりにもよってこんな時に、という気分でしょうね。 身内が関わるということでタイタスさんが出してくれる援軍。どのような方なのでしょう。 >傍らでクラーリッツはなんとも難しい顔をしていた。 >もともと目立たぬ―――悪く言えば、どーでもいいような国だったため、魔道士協会の支部の設置もかなり後まわしになった。そのため、協会よりも城付きの魔道士団が勢力を固めているが、クラーリッツはここに揃った魔道士たちを見ると、言い知れぬ不安が募っていた。 >(だが・・・・・周りの国と対等の立場で話し合うには、それなりの力がなければ相手にされないし・・・・・・) >ジレンマを感じつつ、 >(せめて、国王と王妃様の側にはいて差し上げなければ―――) >そう心に誓った。 どうやら唯一、家臣の中でまともそうな方のご登場ですね。 クラーリッツさんとしては、理屈も状況もとっても良く分かるけれど、 エズダゴルさんたちの計画と、それに関わる魔道士達にはひたすら不安しか 持てないのですね。……それがまともな感覚ですよね……今回は……(^_^;) それにしても、さすがにメンバーの名前が凄いですね(汗) >少女のほうは、まだ幼さをどこかに残す可愛らしい雰囲気。どこか旅慣れた空気も見せていた。 >そしてもうひとり。 >珍しい意匠の服を纏った褐色の肌の男。 >いろいろな国の人間を見てきたが、それにおいても珍しかった。 >兵士にはどうにもこの二人の組み合わせが、不思議に思えるようだった。 単純にアンバランスな組み合わせ、というよりも、本能的にナイの方の異質さを 感じ取っちゃうのでしょうね。……勘の良い方なのかも。 >「じゃあ、アスガルドへはお仕事で?」 >「まあ、直接は関係ありませんがね。しかし、ここには世界中の本の蒐集家が羨む場所がありますからね」 さすがにそういった類の代物が集まっている場所は、あっさり分かっちゃうのですね。 ……ミスカトニック図書館、ぴーんち(笑) >「とんでもねぇもんが来やがったな。ありゃ一体なにもんだ?」 >その遥か先にはアスガルドへ向かう二人連れの姿があった。 >「ったく世の中広いやね。こんな汗かくなんてどれぐらいぶりかね」 >こりゃ、観客に廻って正解だったな。くわばら、くわばら――――との声を残して、男と貴婦人の姿は消えていた。 きっちり観客モードのジゴマさん。さすがのジゴマさんにも、ヤバさ加減以外は 分からないのですね。 ……ナイの方だと知ったら、さすがに絶句するでしょうか……。 >「この私にも今まで気配を悟らせないなんてね・・・・・あんたも例のところの関係者かしら」 >すでに戦闘態勢にあるセリシアは、影を見据えながら魔力を集中させる。 >「関係者?まあ、間接的には関係者といえるかも知れませんね」 >影がゆらりと動いた。 ……この場合、相手がナイの方では、気づいたセシリアさんの方が凄いような気が……(汗) そしてナイの方は……状況を楽しんでますね……(汗) >「クカカカカカ―――――なかなかの力でしたが、この程度ではどうもありませんよ。せめてフォマルハウトの炎でも持ってくることですね」 >クカカカカカ―――と哄笑が響き渡るや、闇が弾けた。 >セリシアたちが顔を上げると、室内は何の気配もなく、また静寂に包まれていた。 正体を知っていると、ひたすら怖いですね、この戦い……(滝汗) ここがL様の世界でなかったらと思うと……もう……(冷や汗) ナイの方としては、「人間としては上出来、楽しませて貰いましたよ」と いうところでしょうか。 >「アルゼンスタン・・・・・え〜と確か」 >「アルゼンガルト地方にある小国―――だったと思いますが」 >「確かそうです。じゃあ、わたしもそっちへ向かわないと」 >「私も依頼のものがそちらのほうに在るようなことを聞きましたのでね。お付き合いしますよ」 >そうして、二人は首都を目前にして進路をアルゼンスタンへと変えた。 ナイの方はさっさと一人(?)ミスカトニック図書館へ来ていたのですね。 それにしてもリナ達の情報をどこで手に入れたのやら(笑) >その翌日、息を切らせて魔剣士が首都に到着したのだった。 > >「まあ、相変わらず間の悪い御人さね」 楽しんでますねぇ、ジゴマさん(笑) でも、その言葉にはひたすら同意します(笑) ガンバレ、ゼル。会えたときの喜びが倍増するぞ(笑) >続きでした。 >今回で敵側の人間は出揃いました。 >そして、リナたちにも義兄からの支援が。 >ゼルは相変わらずの星のさだめですが(笑) >それではまた次回。 フューシャ姉さんに思わず大喜びしてしまいました。 そして唯一まともっぽい、クラーリッツさん。彼がイルファン国王にとって、 最悪の状態に踏み込むのを、押し止めてくれる存在になれると良いのですが……。 そしてゼルの「アメリアを探して三千里(笑)」はもう少し続きそうで……。 是非、ナイの方に祝福されつつ、呪われた都市の中心で愛を叫んでもらいたいものです♪ さて、リナたちはアルゼンスタンで、どんな出来事に出会うのでしょうか。 続きを楽しみにお待ちしています。 それでは、今日はこの辺で失礼します。 |
30944 | もう観劇モードです | 棒太郎 | 2004/12/4 10:07:31 |
記事番号30942へのコメント >棒太郎様、こんばんは。 > >今年は映画より「DQ8」を購入しようかどうか、迷ってたり……(笑) > >今回はゴーメンガースト、アルゼンスタン、アスガルドと、三箇所での動きがメインですね。 >最初はゴーメンガーストと気づかず、この場面はどこの国の話だろうと >思ってしまいました(^_^;) >そしてすっかり観客であり、解説者モードでもあるジゴマさん。 >ナイの方のご登場には、ひたすら驚きつつも楽しんでいるんでしょうね。 こんにちは、エモーションさん。 『DQ8』も発売されましたね。面白いって声を聞くんですが、私は『DQ』シリーズやったことなくて・・・・・ ゴーメンガーストからの参戦も当初から考えていましたので、こちらからも援軍がきます。 ジゴマはもう、舞台の外で観劇という感じですね。 >>「確かに間違いないんですね?姉上」 >>前に立つ女性に訊いた。 >>「ええ。それぞれ報告が届いているけれど、どれもみなそのことを差しているわ」 > >フューシャ姉さんだ〜!!(^.^) >いくつになっても、どこか夢見る少女な彼女が読んでて好きでした。 >こちらではスティアパイクとのことは、辛い恋の思い出になっているのでしょうか。 >(原作ではスティアパイクとフューシャ姉さんの関係は、スティアパイクが >フューシャ姉さんの気持ちを利用している部分が強いけれど、映像化の方では野心とは別に、 >スティアパイクは本気でフューシャ姉さんを愛している設定になったそうです) こんだけ引用してるくせに、未だ原作を読んでいません・・・・・・ BBCのドラマもビデオ屋で見つけたというのに・・・・・・ スティアパイクとはそんな関係なのか・・・・・ >>「お義父さんを連れて、ここしばらく出ています。まだ当分戻らないでしょう」 >>肩を竦めてそう言った。 >>「とはいえ、放っておくわけにもいかないでしょう。なにせあの娘たちがそれに関わるようですし」 > >さすがにゴーメンガーストの人間でも、異界のあっちの世界ゾーン(汗)な代物が >関わる場所にはそう簡単に手出し出来ないのですね。 >さらに現在は婚姻絡みの儀式の途中……。よりにもよってこんな時に、という気分でしょうね。 >身内が関わるということでタイタスさんが出してくれる援軍。どのような方なのでしょう。 クトゥルー神話の次元は迂闊には手出しできません。腐っても邪神、ですし。 それでも恋人の身内がヤバ気なことになりそうなのを無視するわけにはいきませんし。フー・マンチューがいれば、彼に行ってもらうのですが。 とりあえず、援軍キャラは3人を予定しております。 >>(だが・・・・・周りの国と対等の立場で話し合うには、それなりの力がなければ相手にされないし・・・・・・) >>ジレンマを感じつつ、 >>(せめて、国王と王妃様の側にはいて差し上げなければ―――) >>そう心に誓った。 > >どうやら唯一、家臣の中でまともそうな方のご登場ですね。 >クラーリッツさんとしては、理屈も状況もとっても良く分かるけれど、 >エズダゴルさんたちの計画と、それに関わる魔道士達にはひたすら不安しか >持てないのですね。……それがまともな感覚ですよね……今回は……(^_^;) >それにしても、さすがにメンバーの名前が凄いですね(汗) やっぱり良識のある人も出しておかないと。 不安いっぱいあけど、エズダゴルたちに頼らざるを得ない――ひたすら苦労人です、彼。 メンバーの名前はほとんど神話関連のものから拝借してますからね(笑) >>珍しい意匠の服を纏った褐色の肌の男。 >>いろいろな国の人間を見てきたが、それにおいても珍しかった。 >>兵士にはどうにもこの二人の組み合わせが、不思議に思えるようだった。 > >単純にアンバランスな組み合わせ、というよりも、本能的にナイの方の異質さを >感じ取っちゃうのでしょうね。……勘の良い方なのかも。 今まで見てきた人間のデータにないような人物ですので、ちょっと異質に思ったようです。 >>「じゃあ、アスガルドへはお仕事で?」 >>「まあ、直接は関係ありませんがね。しかし、ここには世界中の本の蒐集家が羨む場所がありますからね」 > >さすがにそういった類の代物が集まっている場所は、あっさり分かっちゃうのですね。 >……ミスカトニック図書館、ぴーんち(笑) さりげなく情報収集してますからね。 >>「ったく世の中広いやね。こんな汗かくなんてどれぐらいぶりかね」 >>こりゃ、観客に廻って正解だったな。くわばら、くわばら――――との声を残して、男と貴婦人の姿は消えていた。 > >きっちり観客モードのジゴマさん。さすがのジゴマさんにも、ヤバさ加減以外は >分からないのですね。 >……ナイの方だと知ったら、さすがに絶句するでしょうか……。 流石の彼でもチャンドラプトラの正体までは分からないようです。 一応スレ世界は異界の存在を知っているのはいても、別の次元の存在まで知る人はいないという設定でいってますので。 >>「関係者?まあ、間接的には関係者といえるかも知れませんね」 >>影がゆらりと動いた。 > >……この場合、相手がナイの方では、気づいたセシリアさんの方が凄いような気が……(汗) >そしてナイの方は……状況を楽しんでますね……(汗) セリシアも相当の実力者ですので。 そして、仰るとおり状況を楽しんでます。彼。 >>「クカカカカカ―――――なかなかの力でしたが、この程度ではどうもありませんよ。せめてフォマルハウトの炎でも持ってくることですね」 >>クカカカカカ―――と哄笑が響き渡るや、闇が弾けた。 >>セリシアたちが顔を上げると、室内は何の気配もなく、また静寂に包まれていた。 > >正体を知っていると、ひたすら怖いですね、この戦い……(滝汗) >ここがL様の世界でなかったらと思うと……もう……(冷や汗) >ナイの方としては、「人間としては上出来、楽しませて貰いましたよ」と >いうところでしょうか。 L様に睨まれてますので、何もせずに去っていきました。 いくらセリシアでもコレは相手が悪すぎます。 >>「確かそうです。じゃあ、わたしもそっちへ向かわないと」 >>「私も依頼のものがそちらのほうに在るようなことを聞きましたのでね。お付き合いしますよ」 >>そうして、二人は首都を目前にして進路をアルゼンスタンへと変えた。 > >ナイの方はさっさと一人(?)ミスカトニック図書館へ来ていたのですね。 >それにしてもリナ達の情報をどこで手に入れたのやら(笑) 空間移動もできますしね。旅の道を歩いているのは気まぐれですし。 リナたちの情報――トラペゾヘドロンを覗いたのかも知れませんね。 >>その翌日、息を切らせて魔剣士が首都に到着したのだった。 >> >>「まあ、相変わらず間の悪い御人さね」 > >楽しんでますねぇ、ジゴマさん(笑) >でも、その言葉にはひたすら同意します(笑) >ガンバレ、ゼル。会えたときの喜びが倍増するぞ(笑) 愉快犯ですし(笑) とはいえ、彼もゼルの間の悪さに苦笑してるようです。 >>続きでした。 >>今回で敵側の人間は出揃いました。 >>そして、リナたちにも義兄からの支援が。 >>ゼルは相変わらずの星のさだめですが(笑) >>それではまた次回。 > >フューシャ姉さんに思わず大喜びしてしまいました。 >そして唯一まともっぽい、クラーリッツさん。彼がイルファン国王にとって、 >最悪の状態に踏み込むのを、押し止めてくれる存在になれると良いのですが……。 >そしてゼルの「アメリアを探して三千里(笑)」はもう少し続きそうで……。 >是非、ナイの方に祝福されつつ、呪われた都市の中心で愛を叫んでもらいたいものです♪ >さて、リナたちはアルゼンスタンで、どんな出来事に出会うのでしょうか。 >続きを楽しみにお待ちしています。 >それでは、今日はこの辺で失礼します。 折角だし、フューシャ姉さん出しとこうと思って書きました。 クラーリッツは普通人として、今回の事件の中を駆け回ると思います。 ゼルはもう・・・・(笑) 『呪われた都市の中心で愛を叫ぶ』(笑)ロマンもへったくれもないような場所ですが(笑)不吉以外のなにものでもない。 もうそろそろリナたちと魔道士団の前哨戦が始まると思います。 それでは、どうもありがとうございました。 |
30952 | 魔剣士さま。もう少しでしたね(笑) | 猫楽者 E-mail | 2004/12/7 12:25:26 |
記事番号30941へのコメント >こんにちは、棒太郎です。 >朝晩の冷え込みがだんだん強くなってきました。一気に冬が来そうな予感です。 こんにちは、坊太郎さん。 お元気ですか、猫楽者です。 このところ、子供を寝かしつけて力尽きて一緒に寝てしまい・・・・・。 遅くなってしまいましたが、感想を書かせていただきました。 本当に寒くなって来ましたね。 朝、暖房を入れるようになりました。 >それはそうと、明日は『ゴジラ ファイナルウォーズ』の公開日。 >再来週は『エイリアンVSプレデター』だし、楽しみ楽しみ。 以前、漫画家さんか作家さんのどなたかが。 『『エイリアンVSプレデター』とか面白そうだから、誰か作らないかなぁ』、と冗談交じりに話していたのですが・・・・。 本当に作られたんですね(笑) どんな戦いになるのか、楽しみです。 >「やれやれ・・・・・・流石の僕たちでもアソコは迂闊に手は出せませんからね」 >「それに、貴方も彼女も今ここを離れるのは駄目よ。御老は?」 >「お義父さんを連れて、ここしばらく出ています。まだ当分戻らないでしょう」 >肩を竦めてそう言った。 >「とはいえ、放っておくわけにもいかないでしょう。なにせあの娘たちがそれに関わるようですし」 >そう言うと、青年は側の呼び鈴を鳴らした。 残念ながらゴーメンガーストのことは、ほとんど知らないのですが。 “人”の『力』をハルカに凌ぐフー・マンチューさんのお仲間さんたちが援軍となってくださるのですね。 ゴーメンガストの住人 VS 魔道士団の方々(汗) すごい戦いになりそうですね・・・・・周りで巻き込まれる方々が出ないことを祈ります(魔剣士さんとか巻き込まれそうですね(笑)) >「クラーリッツ男爵。かねてより準備を進めていた計画が、だいたい整ったのですよ」 >イルファンの側に控えていたエズダゴルが口を開いた。 >「は、はあ・・・・計画、ですか」 >「うむ。クラーリッツ。今の周りの情勢はどうだ?」 >「は、はい。先頃も訪れましたが、やはり北のほうに不穏な空気が窺えます。なんとか凌いできましたが、油断はできません」 >手にした書類を見ながら、クラーリッツは報告する。 >彼は、由緒ある家柄の貴族で、この国の外務大臣を務めていた。アルゼンスタンの立場を理解し、周りの国との折衝に東奔西走していた。 なにかと『力』を、ちらつかせる強国との折衝(汗) 大変な苦労なのでしょうね。 >傍らでクラーリッツはなんとも難しい顔をしていた。 >もともと目立たぬ―――悪く言えば、どーでもいいような国だったため、魔道士協会の支部の設置もかなり後まわしになった。そのため、協会よりも城付きの魔道士団が勢力を固めているが、クラーリッツはここに揃った魔道士たちを見ると、言い知れぬ不安が募っていた。 >(だが・・・・・周りの国と対等の立場で話し合うには、それなりの力がなければ相手にされないし・・・・・・) >ジレンマを感じつつ、 >(せめて、国王と王妃様の側にはいて差し上げなければ―――) >そう心に誓った。 国と国に暮らす方々を護りたいと願い、いろいろと苦労なさっておられるクラーリッツ男爵さん。 怖い、と言いますか・・・・怪しい雰囲気の漂う魔道士団の方々に対して。 王様のご意向と、自国の現状を考え、ある程度の『力』を得る為には、仕方がない。 そう思いながらも、本当にこれで良いのだろうか。 そんな風に感じ、悩んでおられるのですね。 >「そういえば、チャンドラプトラさんはアスガルドに何の用事があるんですか?」 >「いえなに、私はビブリオ・ディテクティブを生業としていましてね」 >「ビブリオ・ディテクティブ?」 >「平たく言えばブック・ハンター。本の探し屋ですよ」 >ビブリオ・ディテクティブまたはブック・ハンター――――その名の通り、本の探偵・探し屋である。 >依頼主の代わりに探している本を探し、手に入れる。しかし、依頼される本のほとんどが稀覯本であり、そうそう簡単には手に入らない。 >「じゃあ、アスガルドへはお仕事で?」 >「まあ、直接は関係ありませんがね。しかし、ここには世界中の本の蒐集家が羨む場所がありますからね」 この世界のことを調べるには、書物は有効な情報が記されているでしょうから。 偏った内容も、あるでしょうけど・・・・。 書物の収集・・・・・すいません・・・・・。 書斎で、ゆり椅子に腰掛けて。パイプ片手に、片メガネで本を読んでいる・・・・・。 このお方のお姿を・・・・・想像してしまいました(汗) >「とんでもねぇもんが来やがったな。ありゃ一体なにもんだ?」 >その遥か先にはアスガルドへ向かう二人連れの姿があった。 >「ったく世の中広いやね。こんな汗かくなんてどれぐらいぶりかね」 >こりゃ、観客に廻って正解だったな。くわばら、くわばら――――との声を残して、男と貴婦人の姿は消えていた。 遠く離れた場所から、様子をうかがう黒子さま。 そして、様子を見られている、あのお方は・・・(汗) 見られていることに・・・・気づいていそうで・・・・怖いですね(汗) このお方 VS 黒子さま軍団。 どんな戦いになるのか・・・・少し見てみたいような気がします(汗) >魔道士協会付属ミスカトニック大図書館。 >その奥にある秘密図書室の一角に、ひとつの影が立っていた。 >その前にあるのは『グ=ハーン断章』であった。 >完全な密閉空間であるのに、まるで風に吹かれるように『グ=ハーン断章』のページがめくれていく。 >「ふむ・・・・・」 >それを見ながら影が呟いた。 >「なるほど・・・・・こんなものを造っていたのか」 >パタンとページが閉じられた。 >「よくもまあ、金色の御方の制裁を喰らわなかったものよ。いや、あの御方が甘いのか―――――」 >そう言うと、影に亀裂が走った。それは凄惨な笑みであった。 『グ=ハーン断章』に書き記されていた・・・・造られていたもの(汗) このお方に、「こんなもの」・・・・そう言わせるほどのもの(滝汗) なにやら危ない雰囲気・・・・全開ですね(冷や汗) あ・・・あの〜“甘い”の・・・・お言葉・・・・。 金色のお方に・・・・しっかりと聞き取られて・・・・いそうですが・・・・(汗) >影がゆらりと動いた。 >「全員、対呪防御!!」 >セリシアの言葉とともに、司書たちはセリシアと影以外に結界を張り巡らす。 >「容赦はしないわよ!ビッグ・バーンッ!!」 >凄まじい大爆炎と高熱と衝撃が襲い掛かり、あっという間に影を呑み込んだ。 >「ま、かろうじて息の根はあるようにしといたげるわ――――!?」 >セリシアが絶句した。 >炸裂した魔法の中心から突如として闇が噴き出した。それは瞬く間にセリシアの魔法を蹂躙し、呑み込んだ。 >「クカカカカカ―――――なかなかの力でしたが、この程度ではどうもありませんよ。せめてフォマルハウトの炎でも持ってくることですね」 >クカカカカカ―――と哄笑が響き渡るや、闇が弾けた。 >セリシアたちが顔を上げると、室内は何の気配もなく、また静寂に包まれていた。 セリシアさん(汗) お相手が・・・・・悪すぎます(滝汗) このお方には、ンガイの森においてすら焼き尽くしたことがある・・・・炎でないとダメなのですね(汗) セリシアさん。ご無事で・・・・本当にご無事で良かったです(涙目) >コンコンと扉をノックする音が聞こえ、アメリアが扉を開けると、チャンドラプトラが立っていた。 >「どうしました?チャンドラプトラさん」 >「いえ、ミス・アメリア。街で、貴女の探している御友人らしき人のことを聞きましたのでね」 >チャンドラプトラの言葉に、アメリアは目を輝かせた。 >「どうやら、この国を出てアルゼンスタンというところに向かったようですよ」 >「アルゼンスタン・・・・・え〜と確か」 >「アルゼンガルト地方にある小国―――だったと思いますが」 >「確かそうです。じゃあ、わたしもそっちへ向かわないと」 >「私も依頼のものがそちらのほうに在るようなことを聞きましたのでね。お付き合いしますよ」 >そうして、二人は首都を目前にして進路をアルゼンスタンへと変えた。 このお方とアメリアさんも、アルゼンスタンへと向かわれるのですね。 このお方・・・・アメリアさんとの旅を楽しんでいらっしゃるような(汗) >その翌日、息を切らせて魔剣士が首都に到着したのだった。 > >「まあ、相変わらず間の悪い御人さね」 魔剣士さま(笑) コースレコードを更新しても、追いつきませんでしたか(笑) もう少しでアメリアさんと再会出来そうですが・・・・・・。 アメリアさんとご一緒している・・・・あのお方(汗)に、どんな反応をなさるのでしょうか(汗&笑) >続きでした。 >今回で敵側の人間は出揃いました。 >そして、リナたちにも義兄からの支援が。 >ゼルは相変わらずの星のさだめですが(笑) >それではまた次回。 敵。そして味方と、様子をうかがう黒子さまに、あのお方(汗) 皆さん。続々と集結しつつあるのですね。 敵味方入り乱れての戦い。となってしまうのでしょうか。 不幸。と言いますか・・・・タイミングの悪い魔剣士さま(笑) 一刻も早く、姫様と無事に再会出来ると良いですね。 続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにしております。 早いもので、もう12月に入り、寒くなってまいりましたね。 風邪も流行っているようですので、お体にお気をつけて、お元気で。 では、失礼します。 |
30953 | ベタなコントのようなニアミスです | 棒太郎 | 2004/12/7 21:13:29 |
記事番号30952へのコメント >こんにちは、坊太郎さん。 >お元気ですか、猫楽者です。 >このところ、子供を寝かしつけて力尽きて一緒に寝てしまい・・・・・。 >遅くなってしまいましたが、感想を書かせていただきました。 > >本当に寒くなって来ましたね。 >朝、暖房を入れるようになりました。 こんばんは、エモーションさん。 私も先日風邪を引きかけてへばっておりました。 本当に冷え込みがきつくなってきましたね。 >>それはそうと、明日は『ゴジラ ファイナルウォーズ』の公開日。 >>再来週は『エイリアンVSプレデター』だし、楽しみ楽しみ。 > >以前、漫画家さんか作家さんのどなたかが。 >『『エイリアンVSプレデター』とか面白そうだから、誰か作らないかなぁ』、と冗談交じりに話していたのですが・・・・。 >本当に作られたんですね(笑) >どんな戦いになるのか、楽しみです。 昔から企画は出てると噂はありましたが、ついに製作されました。 『フレディVSジェイソン』が製作されたから、これもあるだろうと思ってましたが。 >>「とはいえ、放っておくわけにもいかないでしょう。なにせあの娘たちがそれに関わるようですし」 >>そう言うと、青年は側の呼び鈴を鳴らした。 > >残念ながらゴーメンガーストのことは、ほとんど知らないのですが。 >“人”の『力』をハルカに凌ぐフー・マンチューさんのお仲間さんたちが援軍となってくださるのですね。 >ゴーメンガストの住人 VS 魔道士団の方々(汗) >すごい戦いになりそうですね・・・・・周りで巻き込まれる方々が出ないことを祈ります(魔剣士さんとか巻き込まれそうですね(笑)) こんだけ引用してるくせに、私も原作をまだ読んでません・・・・・・ 援軍は3人ほど予定しておりますが、リナたちより前に出ないようにしようと思います。 >>手にした書類を見ながら、クラーリッツは報告する。 >>彼は、由緒ある家柄の貴族で、この国の外務大臣を務めていた。アルゼンスタンの立場を理解し、周りの国との折衝に東奔西走していた。 > >なにかと『力』を、ちらつかせる強国との折衝(汗) >大変な苦労なのでしょうね。 国としての立場が弱いですからね。 対等に話をしようにもなかなかそうはいかないでしょうし。 >>(だが・・・・・周りの国と対等の立場で話し合うには、それなりの力がなければ相手にされないし・・・・・・) >>ジレンマを感じつつ、 >>(せめて、国王と王妃様の側にはいて差し上げなければ―――) >>そう心に誓った。 > >国と国に暮らす方々を護りたいと願い、いろいろと苦労なさっておられるクラーリッツ男爵さん。 >怖い、と言いますか・・・・怪しい雰囲気の漂う魔道士団の方々に対して。 >王様のご意向と、自国の現状を考え、ある程度の『力』を得る為には、仕方がない。 >そう思いながらも、本当にこれで良いのだろうか。 >そんな風に感じ、悩んでおられるのですね。 やって来た魔道士たちがひと癖もふた癖もあるような奴らばかりですからね。 彼ならずとも不安になるでしょう。 とはいえ、やはり国のために力は欲しい、とジレンマに悩んでます。 >>依頼主の代わりに探している本を探し、手に入れる。しかし、依頼される本のほとんどが稀覯本であり、そうそう簡単には手に入らない。 >>「じゃあ、アスガルドへはお仕事で?」 >>「まあ、直接は関係ありませんがね。しかし、ここには世界中の本の蒐集家が羨む場所がありますからね」 > >この世界のことを調べるには、書物は有効な情報が記されているでしょうから。 >偏った内容も、あるでしょうけど・・・・。 >書物の収集・・・・・すいません・・・・・。 >書斎で、ゆり椅子に腰掛けて。パイプ片手に、片メガネで本を読んでいる・・・・・。 >このお方のお姿を・・・・・想像してしまいました(汗) 職業をそう名乗ったのは彼の方便ですが、秘密図書室に納められるようなものだったら、情報収集にはうってつけかもしれません。 >>「とんでもねぇもんが来やがったな。ありゃ一体なにもんだ?」 >>その遥か先にはアスガルドへ向かう二人連れの姿があった。 >>「ったく世の中広いやね。こんな汗かくなんてどれぐらいぶりかね」 >>こりゃ、観客に廻って正解だったな。くわばら、くわばら――――との声を残して、男と貴婦人の姿は消えていた。 > >遠く離れた場所から、様子をうかがう黒子さま。 >そして、様子を見られている、あのお方は・・・(汗) >見られていることに・・・・気づいていそうで・・・・怖いですね(汗) >このお方 VS 黒子さま軍団。 >どんな戦いになるのか・・・・少し見てみたいような気がします(汗) まあ、ジゴマが見ていることに気が付いているでしょうね。 ただ、L様への手前、余計な手出しはしません(というかやったらあとが・・・・・) >>「なるほど・・・・・こんなものを造っていたのか」 >>パタンとページが閉じられた。 >>「よくもまあ、金色の御方の制裁を喰らわなかったものよ。いや、あの御方が甘いのか―――――」 >>そう言うと、影に亀裂が走った。それは凄惨な笑みであった。 > >『グ=ハーン断章』に書き記されていた・・・・造られていたもの(汗) >このお方に、「こんなもの」・・・・そう言わせるほどのもの(滝汗) >なにやら危ない雰囲気・・・・全開ですね(冷や汗) >あ・・・あの〜“甘い”の・・・・お言葉・・・・。 >金色のお方に・・・・しっかりと聞き取られて・・・・いそうですが・・・・(汗) おおまかには『無名都市』のことを指して言っていますが。 よく勢力をつくるようなことをしてるな、と思ってます。 >>炸裂した魔法の中心から突如として闇が噴き出した。それは瞬く間にセリシアの魔法を蹂躙し、呑み込んだ。 >>「クカカカカカ―――――なかなかの力でしたが、この程度ではどうもありませんよ。せめてフォマルハウトの炎でも持ってくることですね」 >>クカカカカカ―――と哄笑が響き渡るや、闇が弾けた。 >>セリシアたちが顔を上げると、室内は何の気配もなく、また静寂に包まれていた。 > >セリシアさん(汗) >お相手が・・・・・悪すぎます(滝汗) >このお方には、ンガイの森においてすら焼き尽くしたことがある・・・・炎でないとダメなのですね(汗) >セリシアさん。ご無事で・・・・本当にご無事で良かったです(涙目) 一矢報いようと思うなら、やはり天敵のアレを持ってこないといけないでしょうね。 彼に比べたら、高位の魔族なんか可愛いもんですね。 >>「確かそうです。じゃあ、わたしもそっちへ向かわないと」 >>「私も依頼のものがそちらのほうに在るようなことを聞きましたのでね。お付き合いしますよ」 >>そうして、二人は首都を目前にして進路をアルゼンスタンへと変えた。 > >このお方とアメリアさんも、アルゼンスタンへと向かわれるのですね。 >このお方・・・・アメリアさんとの旅を楽しんでいらっしゃるような(汗) 舞台のほうへと役者が集まって生きます。 この旅、楽しんでいるでしょうね。 >>その翌日、息を切らせて魔剣士が首都に到着したのだった。 >> >>「まあ、相変わらず間の悪い御人さね」 > >魔剣士さま(笑) >コースレコードを更新しても、追いつきませんでしたか(笑) >もう少しでアメリアさんと再会出来そうですが・・・・・・。 >アメリアさんとご一緒している・・・・あのお方(汗)に、どんな反応をなさるのでしょうか(汗&笑) 目標が寸前でコースを変えましたからね。 まさにすれ違いの人生(笑) >>続きでした。 >>今回で敵側の人間は出揃いました。 >>そして、リナたちにも義兄からの支援が。 >>ゼルは相変わらずの星のさだめですが(笑) >>それではまた次回。 > >敵。そして味方と、様子をうかがう黒子さまに、あのお方(汗) >皆さん。続々と集結しつつあるのですね。 >敵味方入り乱れての戦い。となってしまうのでしょうか。 > >不幸。と言いますか・・・・タイミングの悪い魔剣士さま(笑) >一刻も早く、姫様と無事に再会出来ると良いですね。 > >続きを読ませていただけるのを、とても楽しみにしております。 > >早いもので、もう12月に入り、寒くなってまいりましたね。 >風邪も流行っているようですので、お体にお気をつけて、お元気で。 >では、失礼します。 続々と集結する面々。それにまだ、ゴーメンガーストからの援軍もありますから。人数がえらいことになります。 まさに敵味方入り乱れた戦いになると思います。 はやいとこゼルの『姫を尋ねて三千里』も完結させてやらないと(笑) それでは、どうもありがとうございました。 |